JP5511164B2 - 上下台を上下に移動できる上下機構 - Google Patents

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Description

本発明は、上下台を上下に移動して、所定の高さに停止できる上下機構に関する。
座台を上下に移動できるイスは、種々の用途に最適な状態で使用できる。このことを実現するイスは、種々の構造で座台を上下に移動して移動した位置に停止できる構造としている。座台を自在に上下に移動できるイスは開発されている(特許文献1及び2参照)。これらの公報に記載されるイスは、ストッパ機構を介して、座台を支柱に連結している。これらのイスは、ストッパ機構で座台を所定の位置に停止させ、また、ストッパ機構を解除して、座台を上下に移動できるようにしている。
これらのイスは、取っ手を操作してストッパ機構のロック状態を解除し、座台を上下に移動できる。ただ、このイスは、座台を所定の位置に停止するためのストッパ機構が複雑で、製造コストが高くなる。また、複雑なストッパ機構を備えるので、全体をすっきりと美しいデザインにすることができない。さらに、ロック状態を解除するために取っ手を操作する必要があるので、簡単に上下に移動できない欠点もある。とくに、片手で座台を上下に移動するのが難しい。
本発明者は、以上の欠点を解決することを目的として、図1ないし図3に示すイスを開発した(特許文献3参照)。これ等の図に示すイスは、後方に向かって上り勾配に傾斜する姿勢で自立する支柱91と、この支柱91に連結具94を介して上下に移動できるように連結している座台92とを備える。支柱91は、筒状で上下に延長して前面にスリット98を設けている。連結具94は、座台92を連結しているスライド台95と、このスライド台95に連結されて、支柱91のスリット98を貫通して、スリット98の両側で支柱91の内面に当接する内側ストッパ96と、スライド台95に連結されて、支柱91の前面でスリット98の両側に当接する外側ストッパ97とを備える。外側ストッパ97は、内側ストッパ96よりも下方に位置してスライド台95に連結している。内側ストッパ96と外側ストッパ97の間隔(d)は、スライド台95を支柱91に沿って上下に移動できるように支柱91の肉厚(t)よりも大きくしている。このイスは、座台92に荷重がかかると、内側ストッパ96が支柱91の内面に押圧されて、外側ストッパ97が支柱91の前面に押圧されて、座台92を降下しないように所定の高さで停止できるようにしている。
実公昭59−27170号公報 実公昭59−27171号公報 特開2002−282084号公報
図1ないし図3に示すイスは、座台を上下に移動して最適な高さに固定して便利に使用できる。ただ、この構造のイスは、座台に作用する荷重でストッパ機構を働かせることから、座台に荷重が作用しない状態で、座台が滑り落ちやすい弊害があった。
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、極めて簡単な構造としながら、簡単かつ容易に、しかも迅速に座台等の上下台の高さを調整して最適な高さに確実に停止できる上下台を上下に移動できる上下機構を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の上下台を上下に移動できる上下機構は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
上下台を上下に移動できる上下機構は、上下に延びる姿勢で自立する支柱1と、この支柱1に、上下に移動できるように連結しているスライド台5と、このスライド台5にカム軸4を介して水平姿勢から折畳姿勢に傾動できるように連結している上下台2とを備える。支柱1は、筒状で上下に延長して前面にスリット8を設けている。スライド台5は、スリット8の両側で支柱1の内面に接触する内側ストッパ部5aと、この内側ストッパ部5aに連結されてスリット8から支柱1の外側に突出している連結部5bとを備えている。このスライド台5は、連結部5bに、カム軸4を挿通する連結穴5xを設けており、上下台2に連結されるカム軸4を連結穴5xに挿通して、上下台2をスライド台5に傾動できるように連結している。上下台2は、連結部5bの両側に位置して、上下台2が水平姿勢となる状態で支柱1の外面を押圧する一対のカム7を固定している。一対のカム7は、カム軸4の軸方向に延びる柱状であって、上下台2が備える一対の立ち上がり部9Aの間に配置され、さらに、カム7は、カム軸4の軸方向に延びる突出部7Aを表面に設けている。この上下機構は、上下台2を水平姿勢に回動する状態で、カム7の突出部7Aが支柱1の外面を所定の長さで押圧し、この突出部7Aに押圧される支柱(1)の内面を内側ストッパ部5aが面接触状態で押圧して、このカム7と内側ストッパ部5aとが筒状である支柱1の外面と内面の対向位置を押圧して、カム7と内側ストッパ部5aとで支柱1の対向位置を内外の両面から挟着して、支柱1がスリット8の両側にあって、内外の同じ位置において、内面に面接触状態で押圧する前記ストッパ部5aと所定の長さで押圧する前記の突出部7Aとに挟着されて、上下台2とスライド台5を支柱1の定位置に固定する。
以上の上下機構は、支柱のスリットに沿ってスライド台を上下に移動させて、上下台の高さを自由に変更しながら、上下台を水平姿勢に回動する状態では、カムで支柱の外面を押圧して、カムと内側ストッパ部とで支柱を挟着してスライド台を固定するので、極めて簡単な構造としながら、簡単かつ容易に、しかも迅速に上下台の高さを調整して最適な高さに確実に停止できる特長がある。とくに、本発明の上下機構は、上下台を水平姿勢に回動する状態で、カムで支柱の外面を押圧して、スライド台を支柱の定位置に固定するので、上下台に荷重が作用しない状態においても、上下台が滑り落ちることがなく、安心して、安全に使用できる特長がある。
本発明の請求項2の上下機構は、スライド台5に、カム軸4を介して、支柱1の外面を押圧する押圧プレート6を、カム軸4に対して回動自在に連結しており、上下台2を水平姿勢とする状態で、カム7が押圧プレート6を介して支柱1の外面を押圧する。
この構造の上下機構は、カムが直接に支柱の外面を押圧しないので、回転するカムで支柱の外面を傷付けることなくスライド台を固定できる。さらに、カムの押圧力を押圧プレートを介して支柱の外面に作用させるので、押圧プレートの広い面積で支柱の外面を押圧して、上下台を所定の高さに安定して固定できる。
本発明の請求項3の上下機構は、上下台2が、支柱1と平行な折畳姿勢に折り畳まれる状態で支柱1の外面を押圧するカム7を備えている。この上下機構は、上下台2を折畳姿勢に回動する状態で、カム7が支柱1の外面を押圧して、カム7と内側ストッパ部5aとで支柱1を挟着して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。
この構造の上下機構は、上下台を折り畳んで支柱と平行な折畳姿勢とする状態において、スライド台を移動しないように支柱に固定して、上下台を折り畳んだ位置に固定できる。
本発明の請求項4の上下機構は、上下台2に座部20を設けてイスとしている。
この上下機構は、座部を備える上下台の高さを、簡単かつ容易に調整して、最適な高さに確実に停止でき、座部を上下に移動できるイスとして便利に使用できる特徴がある。
本発明の請求項5の上下機構は、上下台2が座部20の下面に連結アーム9を固定しており、この連結アーム9は、上下台2の後方に突出する部分を上方に折曲する立ち上がり部9Aとして、この立ち上がり部9Aの上端にカム7を固定している。
この構造の上下機構は、上下台を水平姿勢とする状態で、立ち上がり部を支柱に沿って配置して、立ち上がり部の下端部を支柱で支持できるので、上下台の座部を安定して水平姿勢に保持できる。
さらに、本発明の請求項6の上下機構は、連結アーム9が支柱1との対向面にクッション材15を固定している。
この構造の上下機構は、上下台を水平姿勢とする状態で、クッション材を立ち上がり部と支柱との間に挟着させることで、このクッション材を弾性変形させてクッション性を実現できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための上下台を上下に移動できる上下機構を例示するものであって、本発明は上下機構を以下の構造には特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
本発明の上下機構は、上下に延びる支柱に沿って、上下台を上下に移動できると共に、この上下台を任意の位置で停止して停止位置に確実に保持できる構造としている。この上下機構として、例えば、上下台に座部を設けて、この座部を上下に移動できるイスとすることができる。
以下、座部を有する上下台を上下に移動できるイスとして使用する上下機構の実施例を詳述する。
図4ないし図10に示す上下機構は、上下に延びる姿勢で自立する支柱1と、この支柱1に上下に移動できるように連結しているスライド台5と、このスライド台5にカム軸4を介して水平姿勢から折畳姿勢に傾動できるように連結している上下台2とを備える。
支柱1は、後方に支持ロッド3を連結して、この支持ロッド3で支えて、上下に延びる姿勢としている。図の支柱1は、後方を支持ロッド3で支持して、後方に向かって上り勾配に傾斜する姿勢で自立するようにしている。支持ロッド3は、支柱1と平行な方向に折り畳みできるように、支柱1に固定した保持金具17に、ピン18を介して回動できように連結している。支柱1の下端には、左右に広がる湾曲ロッド11を固定している。湾曲ロッド11は、略半円形状に湾曲された金属パイプで、両端が下方に、中間が上方に位置する姿勢として、中間を支柱1の下端に連結して、両端を支柱1の左右に突出させて、全体の形状を逆Y字状としている。さらに、支持ロッド3の下端には、左右に突出して水平ロッド12を固定している。この湾曲ロッド11と水平ロッド12は、支柱1が横に転倒するのを防止する。支柱1は、支持ロッド3と湾曲ロッド11と水平ロッド12とで前後左右に転倒しないように自立される。さらに、図に示す上下機構は、湾曲ロッド11の両端である下端と水平ロッド12の両端に、ゴム製のキャップ13を設けている。この上下機構は、支持ロッド3を開いて支柱1を自立させる姿勢において、四隅に設けたキャップ13により、床面を傷つけないように保護しながら、湾曲ロッド11と水平ロッド12が床面に対して滑るのを防止している。さらに、図の支柱1は、上端に取手10を設けている。図に示す取手10は、円形の環状のループで、ここをもって上下機構を持ち運びできる。
支柱1は、1本の金属製の角筒、すなわち、角パイプである。この支柱1は、前面にスリット8を設けている。スリット8は、上下台2を上下に移動させるもので、上下方向に延長して前面の中央部に設けている。角筒である支柱1は、上下台2の水平面における回動を阻止して、しっかりと支柱1に連結できる特長がある。ただ、支柱は、円筒または楕円筒とすることもできる。円筒または楕円筒の支柱も、上下台を実用レベルにおいて、水平面内の回転を阻止する構造とすることができる。
スライド台5は、図7の拡大断面図と図8の分解斜視図に示すように、スリット8の両側で支柱1の内面に接触する内側ストッパ部5aと、この内側ストッパ部5aに連結されてスリット8から支柱1の外側に突出している連結部5bとを備える。図のスライド台5は、2枚のL金具5Aを背中合わせに連結して、内側ストッパ部5aと連結部5bとを設けている。2枚のL金具5Aは、支柱1のスリット8を貫通して、支柱1の内部で内側ストッパ部5aとなり、支柱1の外側に突出する部分を連結部5bとしている。この構造のスライド台5は、スリット8を支柱1の上端まで延長することなく、スリット8から支柱1の内部に配置できる。2枚のL金具5Aを別々にスリット8から支柱1の内部に入れた後、連結部5bを固定してスライド台5となるからである。スリット8を上端まで延長しない支柱1は、上端で筒状に連結されて強靭な構造にできる。
スライド台5の連結部5bは、上下台2に連結しているカム軸4を挿通して連結する連結穴5xを設けている。連結穴5xの内径は、カム軸4の外径よりも大きくしている。連結穴5xは、カム軸4を回転できるように挿通して、カム軸4を介して上下台2を傾動できるように連結している。
さらに、図7と図8の上下機構は、スライド台5に、支柱1の外面を押圧する押圧プレート6を、カム軸4を介して連結している。この押圧プレート6は、カム軸4に対して回動できるように連結している。この押圧プレート6も、スライド台5と同じように2枚のL金具を背中合わせに連結して、支柱1の外面を押圧する押圧部6aと連結プレート部6bとを設けている。L金具からなる押圧プレート6は、連結プレート部6bをスライド台5の連結部5bの外側に積層して、カム軸4でもってスライド台5の連結部5bに連結している。連結プレート部6bは、カム軸4を挿通する貫通孔6xを設けており、この貫通孔6xにカム軸4を挿通して、スライド台5に連結している。貫通孔6xの内径はカム軸4の外径よりも大きくしている。この押圧プレート6は、押圧部6aを支柱1の外面に接近し、また離れる方向に移動できる。詳細には、図9に示すように、押圧プレート6がカム軸4を中心として回動することにより、押圧部6aが部分的に支柱1の外面に接近して接触し、また、支柱1の外面と接触しない位置に移動する。このため、上下台2を停止する状態では、押圧部6aを支柱1の外面に密着し、上下台2を上下に移動させる状態では押圧部6aを支柱1の外面から離れるように移動できる。ただ、押圧プレート6は、図8の鎖線で示すように、カム軸4を挿通する貫通孔6xを、支柱1に接近し、また離れる方向に長い長孔として、カム軸4に沿って長孔を移動させて、押圧プレート6の押圧部6aを支柱1の外面に接近し、また離れる方向に移動させることもできる。
押圧プレート6を設けている上下機構は、上下台2を水平姿勢とする状態で、図6の一部拡大図に示すように、カム7が押圧プレート6を介して支柱1の外面を押圧して、上下台2を所定の高さに固定できる。すなわち、カム7が押圧プレート6を支柱1の外面に押圧して、上下台2を所定の高さに固定する。この構造の上下機構は、カム7が直接に支柱1の外面を押圧しないので、回転するカム7が支柱1の外面に傷を付けることがなく、カム7の押圧力が押圧プレート6で広い面積で支柱1の外面を押圧して、上下台2を所定の高さに固定できる。ただ、本発明の上下機構は、図10に示すように、カム7が直接に支柱1の外面を押圧して、上下台2を所定の高さに固定することもできる。
上下台2は、水平姿勢とする状態における上面に、座部20を備えている。この座部20は、イスとして使用する時に腰を下ろす部分で、たとえば、クッション材の表面をシート材で被覆して座り心地を良くしている。ただ、座部は、必ずしもクッション性を有する必要はなく、木製の板材等も使用できる。さらに、上下台2は、座部20の下面に連結アーム9を固定している。この連結アーム9は、上下台2の後方に突出する部分を上方に折曲する立ち上がり部9Aとしている。この立ち上がり部9Aの上端に、カム軸4を連結している。連結アーム9は、金属板を溝型に折曲加工したもので、両側の側壁を上方に延長して、一対の立ち上がり部9Aを設けている。一対の立ち上がり部9Aを貫通してカム軸4を配設して、カム軸4の両端を連結アーム9の立ち上がり部9Aに連結している。すなわち、一対の立ち上がり部9Aの対向する位置に貫通孔9xを設けて、この貫通孔9xにカム軸4を挿通して連結している。貫通孔9xの内径はカム軸4の外径よりも大きくしている。このカム軸4は、両端に軸方向に雌ネジ孔4Aを設けており、この雌ネジ孔4Aに止ネジ14をねじ込んで、カム軸4が立ち上がり部9Aから抜けないように連結している。
さらに、上下台2は、スライド台5の連結部5bの両側に位置して、支柱1の外面を押圧する一対のカム7を配設している。図の上下台2は、カム軸4が挿通される一対の立ち上がり部9Aの内面であって、互いに対向する位置に、一対のカム7を固定している。一対のカム7は、カム軸4を挿通する挿通孔7xを設けており、この挿通孔7xにカム軸4を挿通して、一対のカム7をスライド台5の両側に連結している。挿通孔7xの内径はカム軸4の外径よりも大きくしている。挿通孔7xは、カム軸4を回転できるように挿通しており、上下台2を傾動させる状態で、連結アーム9に固定したカム7を、カム軸4を中心として回動できるようにしている。一対のカム7は、上下台2を傾動させる状態で支柱1の外面を押圧する突出部7Aを外周面から突出して設けている。
カム軸4は、スライド台5の連結部5bに設けた連結穴5xと、押圧プレート6の連結プレート部6bに設けた貫通孔6xと、カム7に設けた挿通孔7xと、立ち上がり部9Aに設けた貫通孔9xに挿通して、スライド台5と押圧プレート6をカム7と立ち上がり部9Aに連結している。このカム軸4は、その中央部にスライド台5の連結部5bを連結し、さらに、その両側に積層している押圧プレート6の連結プレート部6bを連結し、さらにまた、その両側において、カム7と立ち上がり部9Aを連結している。したがって、カム軸4は、上下台2を傾動できるようにスライド台5に連結している。連結アーム9に固定しているカム7は、上下台2を水平姿勢とする状態で突出部7Aで支柱1の外面を押圧して、カム7と内側ストッパ部5aとで支柱1を両面から挟着して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。図7ないし図9の上下機構は、カム7が押圧プレート6を介して支柱1の外面を押圧するので、カム7で押圧される押圧プレート6と内側ストッパ部5aとで支柱1を両面から挟着して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。
さらに、図11のカム7は、上下台2を折畳姿勢とする状態、すなわち支柱1と平行な姿勢に折り畳む状態で、押圧プレート6を押圧して、この位置に固定する。したがって、図のカム7は、上下台2を水平な姿勢とする状態で、押圧プレート6を支柱1の外面に押圧する突出部7aと、上下台2を折畳姿勢に折り畳む状態で、押圧プレート6を支柱1の外面に押圧する突出部7bのふたつの突出部7Aを設けている。この上下機構は、上下台2を水平姿勢とする状態では、図6と図9に示すように、カム7の突出部7aが押圧プレート6を介して支柱1の外面を押圧して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。また、この上下機構は、上下台2を折畳姿勢とする状態では、図11に示すように、カム7の突出部7bが押圧プレート6を介して支柱1の外面を押圧して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。図の上下機構は、スライド台5の両側に同じ形状のカム7を設けている。したがって、上下台2が折畳姿勢と水平姿勢にあるとき、両方のカム7の突出部7Aがスリット8の両側に設けている押圧プレート6の押圧部6aを支柱1の外面に押圧して、上下台2を所定の位置に固定する。
以上のカム7は、上下台2を水平姿勢と折畳姿勢とする状態で、押圧プレート6を支柱1の外面に押圧するが、上下台2を水平姿勢から折畳姿勢に、また、折畳姿勢から水平姿勢に傾動させる途中にあっては、図12に示すように、突出部7Aで押圧プレート6を支柱1の外面に押圧しない。したがって、上下台2を水平姿勢と折畳姿勢の中間とする状態では、押圧プレート6と内側ストッパ部5aとで支柱1を両面から挟着することなく、支柱1との間に隙間を設けて、スライド台5を支柱1のスリット8に沿ってスムーズに上下に移動できる。
さらに、図6と図8に示す上下機構は、連結アーム9の立ち上がり部9Aの表面であって、支柱1との対向面にクッション材15を固定している。この上下機構は、上下台2を水平姿勢とする状態で、クッション材15が立ち上がり部9Aと支柱1との間に挟着される。挟着されるクッション材15は、弾性変形して、クッション性を実現する。
以上の実施例の上下機構は、上下台に座部を設けて、この座部を上下に移動できるイスとしている。ただ、本発明の上下機構は、その用途をイスに特定しない。本発明の上下機構は、図示しないが、上下台に照明具を設けて、この照明具を上下に移動できる電気スタンドとすることができる。電気スタンドである上下機構は、照明具を備える上下台の上下位置を調整して、照明具の高さを自由に変更しながら便利に使用できる。さらに、本発明の上下機構は、図示しないが、上下台に棚部を設けて、この棚部を上下に移動できる陳列棚とすることもできる。陳列棚である上下機構は、棚部を備える上下台の上下位置を調整して、陳列物を配置する高さを自由に変更できる。さらに、陳列棚である上下機構は、棚部を備える上下台を複数配設することもできる。この陳列棚は、複数の上下台の上下位置を種々に変更して、複数の陳列物を最適な高さに調整しながら陳列できる。
以上のように、本発明の上下機構は、目的に応じた機能、すなわち座部や照明具や棚部等の機能部を上下台に設けると共に、この上下台を、上下に延びる支柱に沿って上下に移動させて任意の位置で停止させることで、上下台に設けた機能部の高さを自由に調整して極めて便利に使用できる。したがって、本発明の上下機構は、その用途に応じて、種々の機能を上下台に設けて、この上下台の上下位置を自由に変更して、極めて便利に使用できる。
本発明者が先に開発したイスの斜視図である。 図1に示すイスの連結具を示す水平断面図である。 図1に示すイスの連結具を示す垂直断面図である。 本発明の一実施例にかかる上下機構の斜視図である。 図4に示す上下機構の背面斜視図である。 図4に示す上下機構の一部拡大側面図である。 支柱とスライド台と連結アームの連結構造を示す拡大断面図である。 支柱とスライド台と連結アームの連結構造を示す分解斜視図である。 上下台を水平姿勢とする状態でカムが支柱の外面を押圧する状態を示す拡大断面図である。 本発明の他の実施例にかかる上下機構のカムが支柱の外面を押圧する状態を示す拡大断面図である。 図6に示す上下機構の上下台を折畳姿勢とする状態を示す一部拡大側面図である 上下台を水平姿勢と折畳姿勢の中間とする状態のカムを示す拡大断面図である。
1…支柱
2…上下台
3…支持ロッド
4…カム軸 4A…雌ネジ孔
5…スライド台 5A…L金具
5a…内側ストッパ部
5b…連結部
5x…連結穴
6…押圧プレート 6a…押圧部
6b…連結プレート部
6x…貫通孔
7…カム 7A…突出部
7a…突出部
7b…突出部
7x…挿通孔
8…スリット
9…連結アーム 9A…立ち上がり部
9x…貫通孔
10…取手
11…湾曲ロッド
12…水平ロッド
13…キャップ
14…止ネジ
15…クッション材
17…保持金具
18…ピン
20…座部
91…支柱
92…座台
94…連結具
95…スライド台
96…内側ストッパ
97…外側ストッパ
98…スリット

Claims (6)

  1. 上下に延びる姿勢で自立する支柱(1)と、この支柱(1)に上下に移動できるように連結しているスライド台(5)と、このスライド台(5)にカム軸(4)を介して水平姿勢から折畳姿勢に傾動できるように連結している上下台(2)とを備え、
    前記支柱(1)は、筒状で上下に延長して前面にスリット(8)を設けており、
    前記スライド台(5)は、スリット(8)の両側で支柱(1)の内面に接触する内側ストッパ部(5a)と、この内側ストッパ部(5a)に連結されてスリット(8)から支柱(1)の外側に突出している連結部(5b)とを備え、この連結部(5b)にはカム軸(4)を挿通する連結穴(5x)を設けており、前記上下台(2)に連結されるカム軸(4)が連結穴(5x)に挿通されて、上下台(2)をスライド台(5)に傾動できるように連結しており、
    前記上下台(2)は、前記連結部(5b)の両側に位置して、上下台(2)が水平姿勢となる状態で支柱(1)の外面を押圧する一対のカム(7)を固定しており、
    前記連結部(5b)の両側に配置される一対のカム(7)は、前記カム軸(4)の軸方向に延びる柱状であって、前記上下台(2)が備える一対の立ち上がり部(9A)の間に配置され、
    さらに、前記カム(7)は、前記カム軸(4)の軸方向に延びる突出部(7A)を表面に設けており、
    上下台(2)が水平姿勢に回動される状態で、カム(7)の突出部(7A)が支柱(1)の外面を所定の長さで押圧して、この突出部(7A)に押圧される前記支柱(1)の内面を前記内側ストッパ部(5a)が面接触状態で押圧して、このカム(7)と内側ストッパ部(5a)とが筒状である支柱(1)の外面と内面の対向位置を押圧して、カム(7)と内側ストッパ部(5a)とで支柱(1)の対向位置を内外の両面から挟着して、
    前記支柱(1)が前記スリット(8)の両側にあって、内外の同じ位置において、内面に面接触状態で押圧する前記内側ストッパ部(5a)と所定の長さで押圧する前記カムの突出部(7A)とに挟着されて、前記上下台(2)とスライド台(5)を支柱(1)の定位置に固定するようにしてなる上下台を上下に移動できる上下機構。
  2. 前記スライド台(5)に、カム軸(4)を介して、支柱(1)の外面を押圧する押圧プレート(6)を連結しており、この押圧プレート(6)はカム軸(4)に対して回動自在に連結しており、前記上下台(2)を水平姿勢とする状態で、カム(7)が押圧プレート(6)を介して支柱(1)の外面を押圧する請求項1に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  3. 前記上下台(2)が、支柱(1)と平行な折畳姿勢に折り畳まれる状態で支柱(1)の外面を押圧するカム(7)を備えており、上下台(2)が折畳姿勢に回動される状態で、カム(7)が支柱(1)の外面を押圧して、カム(7)と内側ストッパ部(5a)とで支柱(1)を挟着して、スライド台(5)を支柱(1)の定位置に固定するようにしてなる請求項1に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  4. 上下機構が、前記上下台(2)に座部(20)を備えるイスである請求項1ないし3のいずれかに記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  5. 前記上下台(2)が前記座部(20)の下面に連結アーム(9)を固定しており、この連結アーム(9)は、上下台(2)の後方に突出する部分を上方に折曲する立ち上がり部(9A)としており、この立ち上がり部(9A)の上端にカム(7)を固定している請求項4に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  6. 前記連結アーム(9)が、支柱(1)との対向面にクッション材(15)を固定している請求項5に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
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