JP2019216835A - 天板付き什器、および、それを備えた什器システム - Google Patents

天板付き什器、および、それを備えた什器システム Download PDF

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隆雅 山根
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Abstract

【課題】脚部の延出長さが不均等な場合でも、複数の天板付き什器をコンパクトに、かつ安定して積み重ねて載置することができる天板付き什器、および、什器システムを提供する。【解決手段】天板付き什器は、天板部材10と、第1脚部11と、第2脚部12と、補助脚部材21と、を備えている。第1脚部11は、天板部材10から下方に延出し、下端が第1の設置面上に載置可能とされている。第2脚部12は、天板部材10の第1脚部11から離間した位置から第1脚部11よりも長く下方に延出する。第2脚部12は、下端が第1の設置面よりも低い第2の設置面上に載置可能とされている。補助脚部材21は、第1脚部11に対して脱着可能とされている。補助脚部材21は、第1脚部11に取り付けられた状態での天板部材10から下端までの長さが、天板部材10から第2脚部12の下端までの長さと等しくなるように構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、積み重ね載置が可能な天板付き什器、および、それを備えた什器システムに関するものである。
天板部材の下方に複数の脚部が延設された天板付き什器がある。この種の天板付き什器は、講堂や劇場等で複数並べて使用されることがある。この場合、不使用時に複数の天板付き什器をコンパクトに積み重ねて、収納庫等に収納できることが望まれる。
講堂等で使用される天板付き什器として脚部を付根部側から折り畳めるものが一般に知られているが、脚部を折り畳まずに、一の天板付き什器の天板部材の上面に、他の天板付き什器をそのまま積み重ねられるようにしたものも案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の天板付き什器は、天板部材の前側と後側にそれぞれ一対の脚部が設けられている。前側と後側の各一対の脚部は、天板部材の幅方向に離間した位置から下方に突出している。そして、後側の脚部の対は、接続金具を介して天板部材に対する固定位置を移動可能とされている。
この天板付き什器は、通常に使用するときには、後側の一対の脚部を天板部材の内側領域に移動させ、不使用時には、後側の一対の脚部を天板部材の外側領域に移動させる。こうして、後側の一対の脚部を天板部材の外側領域に移動させると、下方の天板付き什器の天板部材の上面に、上方の天板付き什器の天板部材をそのまま重ねて載せ置くことが可能になる。このため、複数の天板付き什器をコンパクトにまとめて収納庫等に収納することができる。
特開2003−304936号公報
特許文献1に記載の天板付き什器は、天板部材から下方に延出する脚部の長さがすべて等しく形成されているため、一の天板付き什器を床面上に正規姿勢で載置した状態で、他の天板付き什器を任意数だけ積み重ねることができる。
講堂や劇場等で使用される天板付き什器として、段床の高位面と低位面を跨いで設置されるものがある。ここで用いられる天板付き什器は、前後の各脚部の延出長さが異なっている。このような天板付き什器において、特許文献1に記載のような積み重ね可能な構造を適用した場合、最下端となる天板付き什器を平坦な床面上に略水平に設置することができない。このため、複数の天板付き什器を斜めに傾斜させた状態のまま積み重ねざるを得ず、不使用時の天板付き什器の安定した収納や取り扱いが難しくなる。
そこで本発明は、脚部の延出長さが不均等な場合でも、複数の天板付き什器をコンパクトに、かつ安定して積み重ねて載置することができる天板付き什器、および、それを備えた什器システムを提供しようとするものである。
本発明に係る天板付き什器は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る天板付き什器は、天板部材と、前記天板部材から下方に延出し、下端が第1の設置面上に載置可能な第1脚部と、前記天板部材の前記第1脚部から離間した位置から前記第1脚部よりも長く下方に延出し、下端が前記第1の設置面よりも低い第2の設置面上に載置可能な第2脚部と、前記第1脚部に対して脱着可能な補助脚部材と、を備え、前記補助脚部材は、前記第1脚部に取り付けられた状態での前記天板部材から下端までの長さが、前記天板部材から前記第2脚部の下端までの長さと等しくなるように構成されていることを特徴とする。
上記の構成により、天板付き什器を施設内に設置する場合には、第1脚部の下端を高位の第1の設置面上に載置し、第2脚部の下端を低位の第2の設置面上に載置する。また、天板付き什器を施設内で使用しないときには、一の天板付き什器の第1脚部に補助脚部材を取り付ける。第1脚部に補助脚部材が取り付けられると、補助脚部材の下端と第2脚部の下端の高さが等しくなる。この状態で天板付き什器が補助脚部材とともに平坦な床面上に載置されると、天板付き什器は、傾斜することなく安定姿勢に維持される。この後に、起立した一の天板付き什器の天板部材の上面に、他の天板付き什器を積み重ねて載置する。
天板付き什器は、前記第1脚部を複数有する構成とし、前記補助脚部材は、各前記第1脚部に脱着可能に取り付けられる複数の補助脚柱と、複数の前記補助脚柱を相互に連結する脚柱連結部と、を有する構成としても良い。
この場合、補助脚部材の複数の補助脚柱が脚柱連結部によって相互に連結されているため、補助脚部材を複数の第1脚部に容易に脱着することができるうえ、補助脚部材の管理も容易になる。
前記補助脚柱の少なくとも上部は、前記第1脚部の下端を嵌入可能な筒状部材によって構成され、前記補助脚柱は、前記第1脚部を嵌入した状態で、前記第1脚部に固定部材によって位置固定されるようにしても良い。
この場合、第1脚部に補助脚部材を取り付けるに際しては、第1脚部の下端を対応する補助脚柱の上部に嵌入し、その状態で固定部材によって補助脚柱を第1脚部に対して位置固定する。この構成を採用した場合には、第1脚部に対して補助脚部材を容易に取りけることができる。また、第1脚部と補助脚柱の嵌入深さと固定位置を自由に調整できるようにしておけば、第1脚部と第2脚部の延出長さの差の異なる複数の仕様の天板付き什器に対し、共通の補助脚部材を適用することができる。
前記補助脚部材の下端部には、床面上を転動可能な転動部材が設けられるようにしても良い。
この場合、補助脚部材を取り付けた天板付き什器の上部に他の天板付き什器を積み重ねて載置し、その状態で転動部材を使って複数の天板什器を移動させることができる。したがって、この構成を採用した場合には、天板付き什器の収納作業が容易になる。
前記第2脚部の下端部にも、床面上を転動可能な転動部材が設けられるようにしても良い。
この場合、補助脚部材の下端部だけでなく、補助脚部材の取り付けられていない第2脚部の下端にも転動部材が設けられているため、複数の天板付き什器を積み重ねた状態でこれらを安定して移動させることができる。
また、本発明に係る什器システムは、上記のいずれかの天板付き什器と、前記第1の設置面に設置された第1の椅子と、前記第2の設置面に設置された第2の椅子と、を備え、前記天板付き什器は、前記天板部材が前記第2の椅子の上方に配置されるようにして、前記第1の設置面と前記第2の設置面とに載置されることを特徴とする。
この什器システムの場合、天板付き什器は、天板部材が前方の第2の椅子の上方に配置されるようにして、第1脚部と第2脚部が高さの異なる第1の設置面と第2の設置面とに載置される。これにより、後側の第1の椅子に着座した使用者が、天板付き什器の天板部材を物品置き場やテーブル等として使用することが可能になる。
前記第2の椅子は、着座した使用者の背部を支持する背凭れを有し、前記背凭れの背面から前記第1の設置面上の前記第1脚部までの距離は、前記第1の設置面の前端部から前記第1の設置面上の前記第1脚部までの距離よりも短く設定されるようにしても良い。
この場合、天板付き什器の第1脚部が高位の第1の設置面の前端部近くまでずれ動くと、第1脚部が前方の第2の椅子の背凭れの背面に当接する。これにより、第1脚部が第1の設置面の前端部から前方にずれ落ちるのを規制される。
前記天板付き什器は、前記第2の椅子に連結部材によって固定されるようにしても良い。
この場合、連結部材によって天板付き什器の移動が規制されるため、第1脚部が第1の設置面の前端部から前方にずれ落ちるのを規制される。
本発明によれば、延出長さの短い第1脚部に補助脚部材を取り付けることで、天板付き什器を平坦な床面上に安定姿勢で載置できるため、脚部の延出長さが不均等な場合でも、複数の天板付き什器をコンパクトに、かつ安定して積み重ねて載置することができる。
本発明の一実施形態の天板付き什器と連結椅子の側面図である。 本発明の一実施形態の天板付き什器と連結椅子の正面図である。 本発明の一実施形態の天板付き什器と連結椅子の平面図である。 本発明の一実施形態の天板付き什器を積み重ねたときの斜視図である。 本発明の一実施形態の天板付き什器を積み重ねたときの背面図である。 本発明の一実施形態の天板付き什器を積み重ねたときの側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、講堂等の施設内に設置された天板付き什器1と連結椅子30の側面を示す図である。図2は、天板付き什器1と連結椅子30の正面図であり、図3は、天板付き什器1と連結椅子30の平面図である。なお、図1〜図3において、連結椅子30は仮想線で示されている。以下の説明において、前後、左右、上下等の各呼称は、特別に断らない限り、使用者が正規姿勢で連結椅子30に着座したときにおける使用者を中心とした向きと合致する向きを意味する。
連結椅子30の設置される施設内の床は、前方に向かって階段状に次第に低位になる段床2によって構成されている。連結椅子30は、段床2の高さの異なる各床面上に設置されている。また、天板付き什器1は、段床2の高位の床面と、その前方の低位の床面とに跨って載置されている。本実施形態では、高位の床面が第1の設置面2aを構成し、低位の床面が第2の設置面2bを構成している。
連結椅子30は、複数(例えば、4つ)の椅子が横並びに一体に連結されて構成されている。連結椅子30は、左右方向に所定の間隔をおいて床面上に固定設置された複数(例えば、5つ)の支持脚3と、隣接する支持脚3に架設されて着座した使用者の臀部を支持する複数(例えば、4つ)の座4と、隣接した支持脚3に支持されて着座した使用者の背部を支持する複数(例えば、4つ)の背凭れ5と、を備えている。連結椅子30は、隣接する支持脚3の間に、各単体椅子の座4と背凭れ5とが配置されている。座4は、隣接する支持脚3に架設された支持軸6に跳ね上げ回動可能に支持されている。座4は、使用時には前方に略水平に倒され、不使用時には図示しないリターンスプリングの力によって後方側に跳ね上げられる。
天板付き什器1は、一方向に長尺な長方形状の天板部材10と、天板部材10の後端部(一側部)の近傍から下方に延出する左右一対の第1脚部11と、天板部材10の前端部(一側部から離間した位置)から下方に延出する左右一対の第2脚部12と、を有している。
第1脚部11は、天板部材10の後端側の左右の角部の近傍から下方に延出している。各第1脚部11の下端部には、滑り止め部材13が設けられている。左右の第1脚部11の下端は、滑り止め部材13を介して段床2の高位の床面(第1の設置面2a)上に載置される。
第2脚部12は、天板部材10の前端側の左右の角部の近傍から下方に延出している。第2脚部12は、第1脚部11よりも所定長さ長く下方に延出している。第2脚部12の下端部には、転動部材であるキャスター14が設けられている。キャスター14は、転動部の回転をロックするストッパー15を有している。左右の第2脚部12の下端は、キャスター14を介して段床2の低位の床面(第2の設置面2b)上に載置される。
左右の第1脚部11は、パイプ材等を折曲、溶接等してなり、後方から視認した状態において下向き略コ字状をなす後脚部材16によって構成されている。後脚部材16は、左右の第1脚部11と、これらの第1脚部11を上部側で相互に連結する連結部17と、を有している。連結部17は、天板部材10の後端側の辺に沿って配置され、天板部材10の下面に結合されている。連結部17の左右の端部は、天板部材10の幅方向の端部よりも外側に所定量突出している。連結部17の左右の端部に接続された第1脚部11は、天板部材10の幅方向の端部よりも外側位置において下方に延出している。
また、左右の各第2脚部12は、パイプ材等を折曲、溶接等してなり、側方から視認した状態において略L字状をなす前脚部材18によって構成されている。前脚部材18は、第2脚部12と、第2脚部12の上端部から後方側に略直角に曲がって延びる後方延出部19と、を有している。後方延出部19は、天板部材10の左右の側端部の辺に沿って配置され、天板部材10の下面に結合されている。各後方延出部19の後端部は、後脚部材16の連結部17に溶接等に連結されている。左右の第2脚部12は、天板部材10の幅方向の端部よりも内側位置において下方に延出している。また、左右の第2脚部12の下方領域同士は連結パイプ20によって相互に連結されている。
なお、図2,図3においては、端部に配置される天板付き什器1Aは、他の天板付き什器1に比較して天板部材10の幅が狭くなっている。この端部の天板付き什器1Aは、天板部材10の幅が狭いだけで、基本構造は他の天板付き什器1と同様とされている。ただし、施設内のレイアウトによっては、天板部材10の幅の広い天板付き什器1のみを用いることも可能である。
また、天板付き什器1,1Aを施設内で使用する場合には、例えば、図1に示すように、段床2に設置された一列の連結椅子30の上方を天板部材10が跨ぐように設置することができる。この場合、天板付き什器1,1Aの後方の連結椅子30に着座した利用者が、天板付き什器1,1Aの天板部材10の上面を物品置き場や執務テーブル等として使用することができる。
本実施形態においては、段床2の高位の第1の設置面2aに設置される後側の連結椅子30が第1の椅子を構成し、段床2の低位の第2の設置面2bに設置される前側の連結椅子30が第2の椅子を構成している。また、第1の設置面2aと第2の設置面2bに設置される各連結椅子30と、天板部材10が前側の連結椅子30の上方に配置される天板付き什器1,1Aとは、本実施形態における什器システムを構成している。
天板付き什器1,1Aを、図1に示すように施設内に設置する場合、天板付き什器1,1Aの第1脚部11の下端が高位の第1の設置面2a上に載置され、第2脚部12の下端(キャスター14)が低位の第2の設置面2b上に載置される。このとき、天板付き什器1,1Aの第1脚部11の前部側には、前方の連結椅子30の背凭れ5の背面が近接して対向する。連結椅子30の背凭れ5の背面は、第1の設置面2a上に載置された第1脚部11の過大な前方変位を規制するように機能する。具体的には、図1に示すように、連結椅子30の背凭れ5の背面から第1の設置面2a上の第1脚部11までの距離L1は、第1の設置面2aの前端部から第1の設置面2a上の第1脚部11までの距離L2よりも短く設定されている。これにより、第1脚部11が高位の第1の設置面2aから前方にずれ落ちそうになると、第1脚部11が前方の連結椅子30の背凭れ5の背面に先に当接し、それによって第1脚部11の過大な前方変位が規制される。
また、第1の設置面2aと第2の設置面2bとに跨って配置される天板付き什器1,1Aは、図1に示すように、第2の設置面2bに固定設置された前方の連結椅子10に対し、連結部材であるバンド35等によって固定するようにしても良い。この場合、バンド34によって天板付き什器1の移動が規制されるため、第1脚部11が第1の設置面2aの前端部から前方にずれ落ちるのを規制することができる。
図4は、複数の天板付き什器1を平坦な床面上に積み重ねて載置した状態を示す斜視図である。図5,図6は、積み重ねられた天板付き什器1の背面図と側面図である。なお、図5,図6では、以下で説明する補助脚部材21以外の部分が仮想線で示されている。
少なくとも一つの天板付き什器1は補助脚部材21を備えている。補助脚部材21は、左右の各第1脚部11の下部領域が嵌入される左右一対の補助脚柱22と、左右の補助脚柱22を相互に連結する上下一対の連結パイプ23(脚柱連結部)と、を備えている。補助脚柱22の主要部は、筒状部材(パイプ材)によって構成されている。
各補助脚柱22の上下に離間した二位置には、操作用頭部24aを有する固定ねじ24(固定部材)が取り付けられている。固定ねじ24の図示しない軸部は、補助脚柱22の周壁を貫通し、補助脚柱22に嵌入された対応する第1脚部11の外周壁の所定位置と係脱可能に固定される。第1脚部11の周壁には、固定ねじ24の軸部が螺合されるナットを設けるようにしても良い。また、第1脚部11の外周壁には、固定ねじ24の軸部の先端部が当接する窪み部を設けるようにしても良い。窪み部を設けた場合には、固定ねじ24の軸部の先端面が窪み部内に圧接されることにより、補助脚柱22が第1脚部11に対して位置固定される。
また、左右の各補助脚柱22の下端部には、転動部材であるキャスター25が設けられている。
固定ねじ24による第1脚部11に対する補助脚柱22の固定位置は以下のように設定されている。
即ち、固定ねじ24による補助脚柱22の固定位置は、補助脚部材21が左右の第1脚部11に取り付けられた状態で、天板部材10から各補助脚柱22の下端のキャスター接地部までの長さが、天板部材10から第2脚部12の下端のキャスター接地部までの長さと等しくなるように設定されている。このため、補助脚部材21が左右の第1脚部11に取り付けられた状態で、天板付き什器1が平坦な床面上に載置されると、天板付き什器1の底部の高さが前後で同じになる。この結果、天板付き什器1は、天板部材10の上面が略水平になった状態で、床面上に安定して支持される。
天板付き什器1を使用しないときには、上記のように一の天板付き什器1に補助脚部材21を取り付け、天板付き什器1の前後の下端の高さを揃えた状態で、平坦な床面上に載置する。この状態で他の天板付き什器1を一の天板付き什器1の天板部材10の上に載置する。このとき、第1脚部11の位置が、下方の天板付き什器1の第1脚部11の前方側にずれるようにして、下方の天板付き什器1の天板部材10上に上方側の天板付き什器1の天板部材10を載せ置く。この後同様にして、さらに他の天板付き什器1を天板付き什器1の上に載せ置く。
こうして積み重ねられた複数の天板付き什器1は、下端の天板付き什器1の前後のキャスター14,25によって床面上に支持される。このため、複数の天板付き什器1は、積み重ねられた状態のまま床面上を移動させることができる。
以上のように、本実施形態の天板付き什器1は、延出長さの短い第1脚部11に対して脱着自在な補助脚部材21を備えている。そして、補助脚部材21は、第1脚部11に取り付けられた状態での天板部材10から下端までの長さが、天板部材10から第2脚部12の下端までの長さと等しくなるように構成されている。このため、本実施形態の天板付き什器1は、延出長さの短い第1脚部11に補助脚部材21を取り付けることで、天板付き什器1を平坦な床面上に安定姿勢で載置することができる。したがって、脚部の延出長さが不均等な場合でも、複数の天板付き什器1をコンパクトに、かつ安定して積み重ねて載置することができる。よって、本実施形態の天板付き什器1を採用した場合には、天板付き什器1を収納庫等に安定して収納することが可能になるとともに、不使用時における天板付き什器1の取り扱いも容易になる。
また、本実施形態の天板付き什器1は、補助脚部材21の一対の補助脚柱22が脚柱連結部である上下の連結パイプ23によって相互に連結されている。補助脚部材21は、左右の第1脚部11毎に個別の設けることも可能であるが、本実施形態のように一対の補助脚柱22を持つ一体部品として補助脚部材21を構成した場合には、各補助脚柱22を左右の第1脚部11に容易に脱着することができ、しかも、補助脚部材21の管理も容易になる。
さらに、本実施形態の天板付き什器1は、補助脚部材21の補助脚柱22の主要部が筒状部材によって構成され、補助脚柱22の上部に第1脚部11の下端を嵌入した状態で、補助脚柱22が第1脚部11に固定ねじ24によって位置固定される。このため、第1脚部11に対して補助脚部材21の対応する補助脚柱22を容易に取り付けることができる。
なお、第1脚部11と補助脚柱22の固定位置を、何段階かに、若しくは、無段階に調整できるようにしておけば、第1脚部11と第2脚部12の延出長さの差の異なる複数の仕様の天板付き什器1に対し、共通の補助脚部材21を適用することができる。
また、本実施形態の天板付き什器1は、補助脚部材21の各補助脚柱22の下端に、転動部材であるキャスター25が設けられている。このため、補助脚部材21を取り付けた天板付き什器1に、他の天板付き什器1を重ねて載置し、その状態で複数の天板付き什器1を所望の位置に移動させるときに、キャスター25によってその移動を容易にすることができる。
さらに、本実施形態の天板付き什器1は、補助脚部材21の下端だけでなく、第2脚部12の下端部にもキャスター14が設けられているため、積み重ねた複数の天板付き什器1を、安定姿勢のまま前後のキャスター14,25を用いて容易に移動させることができる。
また、段床2に設置される本実施形態の什器システムは、補助脚部材21を脱着可能な天板付き什器1と、高位の第1の設置面2aに設置される後側の連結椅子30(第1の椅子)と、低位の第2の設置面2bに設置される前側の連結椅子30(第2の椅子)と、を備えている。そして、天板付き什器1は、天板部材10が前側の連結椅子30の上方に配置されるようにして、段床2の第1の設置面2aと第2の設置面2bとに載置されている。このため、後側の連結位置30に着座する使用者は、天板付き什器1の天板部材10を物品置き場やテーブル等として使用することができる。
そして、本実施形態の什器システムでは、天板付き什器1を使用しないときには、天板付き什器1を一か所に集め、一の天板付き什器1の第1脚部11に補助脚部材21を取り付け、上述のように一の天板付き什器1の天板部材10に他の天板付き什器1を積み重ねることができる。こうして積み重ねた複数の天板付き什器1は、上述のようにキャスター14,25を利用して必要位置に移動させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
1 天板付き什器
2a 第1の設置面
2b 第2の設置面
10 天板部材
11 第1脚部
12 第2脚部
14 キャスター(転動部材)
21 補助脚部材
22 補助脚柱
23 連結パイプ(脚柱連結部)
24 固定ねじ(固定部材)
25 キャスター(転動部材)
35 バンド(連結部材)

Claims (8)

  1. 天板部材と、
    前記天板部材から下方に延出し、下端が第1の設置面上に載置可能な第1脚部と、
    前記天板部材の前記第1脚部から離間した位置から前記第1脚部よりも長く下方に延出し、下端が前記第1の設置面よりも低い第2の設置面上に載置可能な第2脚部と、
    前記第1脚部に対して脱着可能な補助脚部材と、を備え、
    前記補助脚部材は、前記第1脚部に取り付けられた状態での前記天板部材から下端までの長さが、前記天板部材から前記第2脚部の下端までの長さと等しくなるように構成されていることを特徴とする天板付き什器。
  2. 前記第1脚部を複数有し、
    前記補助脚部材は、各前記第1脚部に脱着可能に取り付けられる複数の補助脚柱と、複数の前記補助脚柱を相互に連結する脚柱連結部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の天板付き什器。
  3. 前記補助脚柱の少なくとも上部は、前記第1脚部の下端を嵌入可能な筒状部材によって構成され、
    前記補助脚柱は、前記第1脚部を嵌入した状態で、前記第1脚部に固定部材によって位置固定されていることを特徴とする請求項2に記載の天板付き什器。
  4. 前記補助脚部材の下端部には、床面上を転動可能な転動部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の天板付き什器。
  5. 前記第2脚部の下端部にも、床面上を転動可能な転動部材が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の天板付き什器。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の天板付き什器と、
    前記第1の設置面に設置された第1の椅子と、
    前記第2の設置面に設置された第2の椅子と、を備え、
    前記天板付き什器は、前記天板部材が前記第2の椅子の上方に配置されるようにして、前記第1の設置面と前記第2の設置面とに載置されることを特徴とする什器システム。
  7. 前記第2の椅子は、着座した使用者の背部を支持する背凭れを有し、
    前記背凭れの背面から前記第1の設置面上の前記第1脚部までの距離は、前記第1の設置面の前端部から前記第1の設置面上の前記第1脚部までの距離よりも短く設定されていることを特徴とする請求項6に記載の什器システム。
  8. 前記天板付き什器は、前記第2の椅子に連結部材によって固定されていることを特徴とする請求項6または7に記載の什器システム。
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