JP5342226B2 - 上下台を上下に移動できる上下機構 - Google Patents

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Description

本発明は、上下台を上下に移動して、所定の高さに停止できる上下機構に関する。とくに、本発明は、上下台を所定の高さに停止させた状態で、上下台を安定して水平姿勢に保持できる上下機構に関する。
座台を上下に移動できるイスは、種々の用途に最適な状態で使用できる。このことを実現するイスは、種々の構造で座台を上下に移動して移動した位置に停止できる構造としている。座台を自在に上下に移動できるイスは開発されている(特許文献1及び2参照)。これらの公報に記載されるイスは、ストッパ機構を介して、座台を支柱に連結している。これらのイスは、ストッパ機構で座台を所定の位置に停止させ、また、ストッパ機構を解除して、座台を上下に移動できるようにしている。
これらのイスは、取っ手を操作してストッパ機構のロック状態を解除し、座台を上下に移動できる。ただ、このイスは、座台を所定の位置に停止するためのストッパ機構が複雑で、製造コストが高くなる。また、複雑なストッパ機構を備えるので、全体をすっきりと美しいデザインにすることができない。さらに、ロック状態を解除するために取っ手を操作する必要があるので、簡単に上下に移動できない欠点もある。とくに、片手で座台を上下に移動するのが難しい。
本発明者は、以上の欠点を解決することを目的として、図1ないし図3に示すイスを開発した(特許文献3参照)。これ等の図に示すイスは、後方に向かって上り勾配に傾斜する姿勢で自立する支柱91と、この支柱91に連結具94を介して上下に移動できるように連結している座台92とを備える。支柱91は、筒状で上下に延長して前面にスリット98を設けている。連結具94は、座台92を連結しているスライド台95と、このスライド台95に連結されて、支柱91のスリット98を貫通して、スリット98の両側で支柱91の内面に当接する内側ストッパ96と、スライド台95に連結されて、支柱91の前面でスリット98の両側に当接する外側ストッパ97とを備える。外側ストッパ97は、内側ストッパ96よりも下方に位置してスライド台95に連結している。内側ストッパ96と外側ストッパ97の間隔(d)は、スライド台95を支柱91に沿って上下に移動できるように支柱91の肉厚(t)よりも大きくしている。このイスは、座台92に荷重がかかると、内側ストッパ96が支柱91の内面に押圧されて、外側ストッパ97が支柱91の前面に押圧されて、座台92を降下しないように所定の高さで停止できるようにしている。
実公昭59−27170号公報 実公昭59−27171号公報 特開2002−282084号公報
図1ないし図3に示すイスは、座台92を上下に移動して最適な高さに固定して便利に使用できる。ただ、このイスは、座台92を水平姿勢とする状態で、座台92が、図1の矢印Aで示す方向に横揺れするのを防止できない。それは、座台92を水平姿勢とする状態で、支柱91の内面に当接する内側ストッパ96が、スライド台95とスリット98を介して支柱91に位置決めされるのに対して、内側ストッパ96よりも下方に位置する外側ストッパ97は、支柱91の前面でスリット98の両側に当接する状態で支柱91に連結されて位置決めされないからである。すなわち、内側ストッパ96は、スリット98で位置決めしながら支柱91に連結されるが、外側ストッパ97は、支柱91との連結位置が特定されない。したがって、座台92が連結されるスライド台95は、支柱91に対して1点で位置決めされる連結状態となって、この位置決め部分を中心として座台92の両端部が上下に揺れ動くのを防止できない。とくに、この横揺れは、座台を大きくするほど大きくなる。このように、水平姿勢において横揺れする座台は、ユーザーが座った状態で座台が揺れ動くので、ユーザーが快適に、安心して使用することができない。
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、極めて簡単な構造としながら、簡単かつ容易に、しかも迅速に上下台の高さを調整して最適な高さに確実に停止できると共に、所定の高さに停止させた上下台の横揺れを防止して、安定して水平姿勢に保持できる上下台を上下に移動できる上下機構を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の請求項1の上下台を上下に移動できる上下機構は、上下に延びる支柱1と、この支柱1に上下に移動できるように連結しているスライド台5と、このスライド台5に回転軸4を介して水平姿勢から折畳姿勢に傾動できるように連結している上下台2とを備えている。支柱1は、上下方向に伸びるスリット8を有しており、スライド台5がスリット8に沿って上下に移動できるように支柱1に連結されている。さらに、上下機構は、上下台2を水平姿勢とする状態で、スライド台5を支柱1の所定の上下位置に停止できるストッパ機構30を備えている。さらに、上下機構は、上下台2をスライド台5に傾動できるように連結すると共に、上下台2が、水平姿勢において支柱1のスリット8に挿入される挿入片16を備えている。上下機構は、この挿入片16が支柱1のスリット8に挿入されて、挿入片16とスリット8でもって、水平姿勢にある上下台2の横揺れを防止している。
本明細書において、「水平姿勢にある上下台の横揺れ」とは、水平姿勢にある上下台の左右の両側部が、シーソーのように互いに反対方向に上下に揺れる状態(図1の矢印A参照)を意味するものとする。
以上の上下機構は、支柱のスリットに沿ってスライド台を上下に移動させて、上下台の高さを自由に変更しながら、上下台を水平姿勢とする状態では、上下台に設けた挿入片が、支柱のスリットに挿入されるので、極めて簡単な構造としながら、水平姿勢にある上下台の横揺れを確実に防止できる。この上下機構は、上下に移動する上下台を、スリットに挿通されたスライド台と、スリットに挿入される挿入片の両方を介して位置決めしながら支柱に連結する。すなわち、水平姿勢にある上下台を、スライド台と挿入片の2点で位置決めしながら支柱に連結するので、上下台の両側部が支柱に対して揺れ動くのを確実に防止して、水平姿勢にある上下台の横揺れを防止できる。
さらに、以上の上下機構は、上下台を水平姿勢から折り畳み方向に傾動させることで、挿入片を簡単にスリットから引き出すことができるので、挿入片がスリットから引き出された上下台を、スライド台を介して移動させて、簡単かつ容易に、しかも迅速に上下台の高さを調整して最適な高さに確実に停止できる特長がある。
本発明の請求項2の上下台を上下に移動できる上下機構は、上下に延びる支柱1と、この支柱1に上下に移動できるように連結しているスライド台5と、このスライド台5に回転軸4を介して水平姿勢から折畳姿勢に傾動できるように連結している上下台2とを備えている。支柱1は、上下方向に伸びるスリット8を有しており、スライド台5がスリット8に沿って上下に移動できるように支柱1に連結されている。さらに、上下機構は、上下台2を水平姿勢とする状態で、スライド台5を支柱1の所定の上下位置に停止できるストッパ機構30を備えている。さらに、上下機構は、上下台2をスライド台5に傾動できるように連結すると共に、スライド台5が、水平姿勢に傾動される上下台2に連動して、支柱1のスリット8に挿入される挿入片16を備えている。上下機構は、この挿入片16が支柱1のスリット8に挿入されて、挿入片16とスリット8でもって、水平姿勢にある上下台2の横揺れを防止している。
以上の上下機構は、支柱のスリットに沿ってスライド台を上下に移動させて、上下台の高さを自由に変更しながら、上下台を水平姿勢とする状態では、スライド台に設けた挿入片が、水平姿勢に傾動される上下台に連動して支柱のスリットに挿入されるので、極めて簡単な構造としながら、水平姿勢にある上下台の横揺れを確実に防止できる。この上下機構は、スリットに沿って上下に移動できるように支柱に連結されるスライド台を、スリットに挿入される挿入片で位置決めしながら支柱に連結するので、スライド台を2点で位置決めしながら支柱に連結して、スライド台が支柱に対して横揺れするのを防止して、このスライド台に連結される上下台の両側部が支柱に対して揺れ動くのを確実に防止できる。
本発明の請求項3の上下機構は、ストッパ機構30が、スライド台5に連結されて、スリット8の両側で支柱1の内面に接触する内側ストッパ部5aと、この内側ストッパ部5aに連結されてスリット8から支柱1の外側に突出している連結部5bと、この連結部5bに設けている連結穴5xに挿通されて、上下台2をスライド台5に傾動できるように連結してなる回転軸4と、上下台2に連結されて、連結部5bの両側に位置して、上下台2を水平姿勢とする状態で支柱1の外面を押圧するカム7とを備えている。この上下機構は、上下台2が折畳姿勢から水平姿勢に回動される状態で、カム7が支柱1の外面を押圧して、カム7と内側ストッパ部5aとで支柱1を挟着して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。
以上の上下機構は、上下台を水平姿勢に回動する状態で、カムで支柱の外面を押圧して、スライド台を支柱の定位置に固定するので、スライド台が支柱に対して相対的に移動するのを確実に防止して、水平姿勢の上下台の横揺れをより確実に防止できる。とくに、この上下機構は、上下台に荷重が作用しない状態においても、スライド台が支柱に固定されるので、上下台が滑り落ちることがなく、安心して、安全に使用できる特長がある。
本発明の請求項4の上下機構は、スライド台5に、回転軸4を介して、支柱1の外面を押圧する押圧プレート6を連結している。この押圧プレート6は、回転軸4に対して回動自在に連結しており、上下台2を水平姿勢とする状態で、カム7が押圧プレート6を介して支柱1の外面を押圧する。
この構造の上下機構は、カムが直接に支柱の外面を押圧しないので、回転するカムで支柱の外面を傷付けることなくスライド台を固定できる。さらに、カムの押圧力を押圧プレートを介して支柱の外面に作用させるので、押圧プレートの広い面積で支柱の外面を押圧して、スライド台を所定の高さに安定して固定できる。
本発明の請求項5の上下機構は、ストッパ機構30が、スライド台5に連結されて、スリット8の両側で支柱1の内面に接触する内側ストッパ部5aと、スライド台5または上下台2に連結されて、支柱1の前面に当接する外側ストッパ15とを備えている。この外側ストッパ15は、上下台2を水平姿勢とする状態で、内側ストッパ部5aよりも下方に配置している。この上下機構は、上下台2が折畳姿勢から水平姿勢に回動されて、上下台2に荷重がかかる状態で、内側ストッパ部5aが支柱1の内面を押圧すると共に、外側ストッパ15が支柱1の前面を押圧して、スライド台5を降下しないように所定の高さで停止させる。
以上の上下機構は、水平姿勢に回動した上下台に荷重がかかる状態で、内側ストッパ部で支柱の内面を押圧すると共に、外側ストッパで支柱の前面を押圧して、スライド台を降下しないように所定の高さで確実に停止できる。
本発明の請求項6の上下機構は、挿入片16を、先端部に向かって横幅を薄くするテーパー状としている。この上下機構は、上下台2を水平姿勢に傾動させて挿入片16をスリットに挿入するときに、薄い先端部を速やかにスリット8に案内しながら、挿入片16をスムーズにスリット8に挿入できる。
本発明の請求項7の上下機構は、上下台2を水平姿勢とする状態で、挿入片16をスリット8に圧入して、挿入片16とスリット8でもって、上下台2の横揺れを防止している。
この上下機構は、挿入片がスリットに圧入されるので、スリットに挿入される挿入片が支柱に対して相対的に移動するのを確実に防止して、水平姿勢の上下台の横揺れをより確実に防止できる。
本発明の請求項8の上下機構は、上下台2に座部20を設けて、イスの座部20を上下させる機構に利用している。この上下機構は、イスの座部の高さを、簡単かつ容易に調整して、最適な高さに確実に停止でき、座部を上下に移動できるイスとして便利に使用できる特徴がある。
また、請求項9の上下機構は、上下台2に天板40を設けて、テーブルまたは陳列台の天板40を上下に移動する機構に利用している。この上下機構は、天板を備える上下台の高さを、簡単かつ容易に調整して、最適な高さに確実に停止でき、天板を上下に移動できるテーブルまたは陳列棚として便利に使用できる特徴がある。
また、請求項10の上下機構は、上下台2に棚板46を設けて、棚、陳列棚、本立ての棚板46を上下に移動する機構に利用している。この上下機構は、棚板を備える上下台の高さを、簡単かつ容易に調整して、最適な高さに確実に停止でき、天板を上下に移動できる棚、陳列棚、本立てとして便利に使用できる特徴がある。
本発明の請求項11の上下機構は、上下台2が座部20または棚板46の下面に支持アーム9を固定している。この支持アーム9は、上下台2の後方において、上下台2を水平姿勢とする状態で、上下方向に突出する連結部9Aを備えており、この連結部9Aの上端に回転軸4を連結して、連結部9Aの下端部に挿入片16を設けている。
この構造の上下機構は、上下台を水平姿勢とする状態で、連結部を支柱に沿って配置して、連結部の下端部を支柱で支持できるので、上下台を安定して水平姿勢に保持できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための上下台を上下に移動できる上下機構を例示するものであって、本発明は上下機構を以下の構造には特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
本発明の上下機構は、上下に延びる支柱に沿って、上下台を上下に移動できると共に、この上下台を任意の位置で停止して停止位置に確実に保持できる構造としている。この上下機構として、例えば、上下台に座部を設けて、この座部を上下に移動できるイスとすることができ、あるいは、上下台に天板を設けてテーブルとし、あるいはまた、上下台に天板を設けて陳列棚とすることができる。
本発明の一実施例として、座部を有する上下台を上下に移動できるイスとして使用する上下機構を図4ないし図14に示す。これらの図に示す上下機構は、上下に延びる姿勢で自立する支柱1と、この支柱1に上下に移動できるように連結しているスライド台5と、このスライド台5に回転軸4を介して水平姿勢から折畳姿勢に傾動できるように連結している上下台2とを備える。
支柱1は、後方に支持ロッド3を連結して、この支持ロッド3で支えて、上下に延びる姿勢としている。図の支柱1は、後方を支持ロッド3で支持して、後方に向かって上り勾配に傾斜する姿勢で自立するようにしている。支持ロッド3は、支柱1と平行な方向に折り畳みできるように、支柱1に固定した保持金具17に、ピン18を介して回動できように連結している。支柱1の下端には、左右に広がる湾曲ロッド11を固定している。湾曲ロッド11は、略半円形状に湾曲された金属パイプで、両端が下方に、中間が上方に位置する姿勢として、中間を支柱1の下端に連結して、両端を支柱1の左右に突出させて、全体の形状を逆Y字状としている。さらに、支持ロッド3の下端には、左右に突出して水平ロッド12を固定している。この湾曲ロッド11と水平ロッド12は、支柱1が横に転倒するのを防止する。支柱1は、支持ロッド3と湾曲ロッド11と水平ロッド12とで前後左右に転倒しないように自立される。さらに、図に示す上下機構は、湾曲ロッド11の両端である下端と水平ロッド12の両端に、ゴム製のキャップ13を設けている。この上下機構は、支持ロッド3を開いて支柱1を自立させる姿勢において、四隅に設けたキャップ13により、床面を傷つけないように保護しながら、湾曲ロッド11と水平ロッド12が床面に対して滑るのを防止している。さらに、図の支柱1は、上端に取手10を設けている。図に示す取手10は、円形の環状のループで、ここをもって上下機構を持ち運びできる。
図の支柱は、以上の構造により、上下に延びる姿勢で自立するようにしている。ただ、上下機構は、支柱を自立姿勢に保持する構造を以上に特定しない。上下機構は、支柱を上下に延びる自立姿勢に保持できる種々の構造で支持することができる。さらに、以上の上下機構は、支柱を後方に向かって上り勾配に傾斜する姿勢で自立するようにしている。ただ、支柱は、垂直姿勢で自立させることもできる。
支柱1は、1本の金属製の角筒、すなわち、角パイプである。この支柱1は、前面にスリット8を設けている。スリット8は、上下台2を上下に移動させるもので、上下方向に延長して前面の中央部に設けている。角筒である支柱1は、上下台2の水平面における回動を阻止して、しっかりと支柱1に連結できる特長がある。ただ、支柱は、円筒または楕円筒とすることもできる。円筒または楕円筒の支柱も、上下台を実用レベルにおいて、水平面内の回転を阻止する構造とすることができる。
スライド台5は、支柱1に設けたスリット8に沿って上下に移動できるように、支柱1に連結している。このスライド台5は、上下台2を水平姿勢とする状態で、ストッパ機構30を介して支柱1の所定の位置に停止される。
ストッパ機構30は、図7ないし図9に示すように、スライド台5に連結されて、スリット8の両側で支柱1の内面に接触する内側ストッパ部5aと、この内側ストッパ部5aに連結されてスリット8から支柱1の外側に突出している連結部5bと、この連結部5bに設けている連結穴5xに挿通されて、上下台2をスライド台5に傾動できるように連結してなる回転軸4と、上下台2に連結されて、連結部5bの両側に位置して、上下台2を水平姿勢とする状態で支柱1の外面を押圧するカム7とを備えている。このストッパ機構30は、上下台2が折畳姿勢から水平姿勢に回動される状態で、カム7が支柱1の外面を押圧して、カム7と内側ストッパ部5aとで支柱1を挟着して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。
図のスライド台5は、2枚のL金具5Aを背中合わせに連結して、内側ストッパ部5aと連結部5bとを設けている。2枚のL金具5Aは、支柱1のスリット8を貫通して、支柱1の内部で内側ストッパ部5aとなり、支柱1の外側に突出する部分を連結部5bとしている。この構造のスライド台5は、スリット8を支柱1の上端まで延長することなく、スリット8から支柱1の内部に配置できる。2枚のL金具5Aを別々にスリット8から支柱1の内部に入れた後、連結部5bを固定してスライド台5となるからである。スリット8を上端まで延長しない支柱1は、上端で筒状に連結されて強靭な構造にできる。
スライド台5の連結部5bは、上下台2に連結している回転軸4を挿通して連結する連結穴5xを設けている。連結穴5xの内径は、回転軸4の外径よりも大きくしている。連結穴5xは、回転軸4を回転できるように挿通して、回転軸4を介して上下台2を傾動できるように連結している。
さらに、図7ないし図9のストッパ機構30は、スライド台5に、支柱1の外面を押圧する押圧プレート6を、回転軸4を介して連結している。この押圧プレート6は、回転軸4に対して回動できるように連結している。この押圧プレート6も、スライド台5と同じように2枚のL金具を背中合わせに連結して、支柱1の外面を押圧する押圧部6aと連結プレート部6bとを設けている。L金具からなる押圧プレート6は、連結プレート部6bをスライド台5の連結部5bの外側に積層して、回転軸4でもってスライド台5の連結部5bに連結している。連結プレート部6bは、回転軸4を挿通する貫通孔6xを設けており、この貫通孔6xに回転軸4を挿通して、スライド台5に連結している。貫通孔6xの内径は回転軸4の外径よりも大きくしている。この押圧プレート6は、押圧部6aを支柱1の外面に接近し、また離れる方向に移動できる。詳細には、図9に示すように、押圧プレート6が回転軸4を中心として回動することにより、押圧部6aが部分的に支柱1の外面に接近して接触し、また、支柱1の外面と接触しない位置に移動する。このため、上下台2を停止する状態では、押圧部6aを支柱1の外面に密着し、上下台2を上下に移動させる状態では押圧部6aを支柱1の外面から離れるように移動できる。ただ、押圧プレート6は、図8の鎖線で示すように、回転軸4を挿通する貫通孔6xを、支柱1に接近し、また離れる方向に長い長孔として、回転軸4に沿って長孔を移動させて、押圧プレート6の押圧部6aを支柱1の外面に接近し、また離れる方向に移動させることもできる。
押圧プレート6を設けているストッパ機構30は、上下台2を水平姿勢とする状態で、図6の一部拡大図に示すように、カム7が押圧プレート6を介して支柱1の外面を押圧して、上下台2を所定の高さに固定できる。すなわち、カム7が押圧プレート6を支柱1の外面に押圧して、上下台2を所定の高さに固定する。この構造のストッパ機構30は、カム7が直接に支柱1の外面を押圧しないので、回転するカム7が支柱1の外面に傷を付けることがなく、カム7の押圧力が押圧プレート6で広い面積で支柱1の外面を押圧して、上下台2を所定の高さに固定できる。ただ、ストッパ機構は、図10に示すように、カム7が直接に支柱1の外面を押圧して、上下台2を所定の高さに固定することもできる。
上下台2は、水平姿勢とする状態における上面に、座部20を備えている。この座部20は、イスとして使用する時に腰を下ろす部分で、たとえば、クッション材の表面をシート材で被覆して座り心地を良くしている。ただ、座部は、必ずしもクッション性を有する必要はなく、木製の板材等も使用できる。さらに、上下台2は、座部20の下面に支持アーム9を固定している。この支持アーム9は、上下台2の後方において、上下台2を水平姿勢とする状態で上下方向に突出する連結部9Aを備えている。図の支持アーム9は、上下台2の後方に突出する部分を上方に折曲して連結部9Aとしている。この連結部9Aの上端に、回転軸4を連結している。支持アーム9は、金属板を溝型に折曲加工したもので、両側の側壁を上方に延長して、一対の連結部9Aを設けている。一対の連結部9Aを貫通して回転軸4を配設して、回転軸4の両端を支持アーム9の連結部9Aに連結している。すなわち、一対の連結部9Aの対向する位置に貫通孔9xを設けて、この貫通孔9xに回転軸4を挿通して連結している。貫通孔9xの内径は回転軸4の外径よりも大きくしている。この回転軸4は、両端に軸方向に雌ネジ孔4Aを設けており、この雌ネジ孔4Aに止ネジ14をねじ込んで、回転軸4が連結部9Aから抜けないように連結している。
さらに、上下台2は、スライド台5の連結部5bの両側に位置して、支柱1の外面を押圧する一対のカム7を配設している。図の上下台2は、回転軸4が挿通される一対の連結部9Aの内面であって、互いに対向する位置に、一対のカム7を固定している。一対のカム7は、回転軸4を挿通する挿通孔7xを設けており、この挿通孔7xに回転軸4を挿通して、一対のカム7をスライド台5の両側に連結している。挿通孔7xの内径は回転軸4の外径よりも大きくしている。挿通孔7xは、回転軸4を回転できるように挿通しており、上下台2を傾動させる状態で、支持アーム9に固定したカム7を、回転軸4を中心として回動できるようにしている。一対のカム7は、上下台2を傾動させる状態で支柱1の外面を押圧する突出部7Aを外周面から突出して設けている。
回転軸4は、スライド台5の連結部5bに設けた連結穴5xと、押圧プレート6の連結プレート部6bに設けた貫通孔6xと、カム7に設けた挿通孔7xと、連結部9Aに設けた貫通孔9xに挿通して、スライド台5と押圧プレート6をカム7と連結部9Aに連結している。この回転軸4は、その中央部にスライド台5の連結部5bを連結し、さらに、その両側に積層している押圧プレート6の連結プレート部6bを連結し、さらにまた、その両側において、カム7と連結部9Aを連結している。したがって、回転軸4は、上下台2を傾動できるようにスライド台5に連結している。支持アーム9に固定しているカム7は、上下台2を水平姿勢とする状態で突出部7Aで支柱1の外面を押圧して、カム7と内側ストッパ部5aとで支柱1を両面から挟着して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。図7ないし図9のストッパ機構30は、カム7が押圧プレート6を介して支柱1の外面を押圧するので、カム7で押圧される押圧プレート6と内側ストッパ部5aとで支柱1を両面から挟着して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。
さらに、図11のカム7は、上下台2を折畳姿勢とする状態、すなわち支柱1と平行な姿勢に折り畳む状態で、押圧プレート6を押圧して、この位置に固定する。したがって、図のカム7は、上下台2を水平な姿勢とする状態で、押圧プレート6を支柱1の外面に押圧する突出部7aと、上下台2を折畳姿勢に折り畳む状態で、押圧プレート6を支柱1の外面に押圧する突出部7bのふたつの突出部7Aを設けている。このストッパ機構30は、上下台2を水平姿勢とする状態では、図6と図9に示すように、カム7の突出部7aが押圧プレート6を介して支柱1の外面を押圧して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。また、このストッパ機構30は、上下台2を折畳姿勢とする状態では、図11に示すように、カム7の突出部7bが押圧プレート6を介して支柱1の外面を押圧して、スライド台5を支柱1の定位置に固定する。図のストッパ機構30は、スライド台5の両側に同じ形状のカム7を設けている。したがって、上下台2が折畳姿勢と水平姿勢にあるとき、両方のカム7の突出部7Aがスリット8の両側に設けている押圧プレート6の押圧部6aを支柱1の外面に押圧して、上下台2を所定の位置に固定する。
以上のカム7は、上下台2を水平姿勢と折畳姿勢とする状態で、押圧プレート6を支柱1の外面に押圧するが、上下台2を水平姿勢から折畳姿勢に、また、折畳姿勢から水平姿勢に傾動させる途中にあっては、図12に示すように、突出部7Aで押圧プレート6を支柱1の外面に押圧しない。したがって、上下台2を水平姿勢と折畳姿勢の中間とする状態では、押圧プレート6と内側ストッパ部5aとで支柱1を両面から挟着することなく、支柱1との間に隙間を設けて、スライド台5を支柱1のスリット8に沿ってスムーズに上下に移動できる。
上下台2は、回転軸4を介して、スライド台5に傾動できるように連結している。さらに、上下台2は、水平姿勢に傾動される状態で、支柱1のスリット8に挿入される挿入片16を備えている。図6、図9、及び図13の上下台2は、水平姿勢において、支柱1の前面と対向する背面に、支柱1に向かって突出する挿入片16を設けている。この挿入片16は、上下台2を水平姿勢とする状態では、支柱1のスリット8に挿入されて、上下台2を水平姿勢から折り畳み方向に傾動させる状態では、支柱1のスリット8から抜き取られるように配設している。図の上下台2は、スライド台5との連結部分である回転軸4から離れた位置であって、上下台2を水平姿勢とする状態で、スライド台5よりも下方に位置して挿入片16を設けている。図の上下台2は、支持アーム9の連結部9Aの上端に回転軸4を連結して、連結部9Aの下端部に挿入片16を固定している。
挿入片16は、上下台2を水平姿勢とする状態で、支柱1のスリット8に挿入されて上下台2を定位置に保持する。図13に示す挿入片16は、支柱1に向かって突出する板状として、上下台2の背面に固定している。この挿入片16は、スリット8に挿入される部分の断面であって、支柱1の前面に平行な面における断面形状をスリット8の延長方向に細長い長方形としている。このように、断面形状を長方形とする挿入片16は、両側の側面をスリット8の内面に、より広い面で嵌合させて、確実に位置決めしながら連結できる。ただ、挿入片は、必ずしも断面形状を長方形とする必要はなく、円形や楕円形状とすることも、多角形状とすることも、部分的に幅広部を備える形状とすることもできる。
さらに、挿入片16は、図13と図14に示すように、この挿入片16は、スリットに圧入できる形状としている。この挿入片16は、長方形の短辺である横幅(W)を、スリット8の内幅(S)に等しく、あるいは内幅(S)よりもわずか狭くして、挿入片16を支柱1のスリット8に圧入されるようにしている。図示しないが、断面形状を、円形、楕円形、多角形、あるいは部分的に幅広部を備える形状とする挿入片は、スリットの幅方向の最大の横幅をスリットの内幅に等しくし、あるいは内幅よりも狭くして、スリットに圧入することができる。このように、スリット8に圧入される挿入片16は、両側面をスリット8の内側縁に密着する状態で嵌合されて、上下台2の下端部を支柱1に確実に固定できる特徴がある。ただ、挿入片は、必ずしもスリットに圧入する必要はない。それは、スリットに挿入される挿入片で、上下台の下端部を支柱に対して位置決めしながら連結して、上下台の横揺れを防止できるからである。
さらに、図13と図14の挿入片16は、先端に向かって横幅を狭くするテーパー状としている。この挿入片16は、先端部の横幅(Ws)を狭く成形している。とくに、図の挿入片16は、中間部から先端に向かって横幅が次第に狭くなるように成形して、すなわち、先端部を薄く成形して、スリット8に挿入しやすくしている。この挿入片16は、先端部の両側に、先端に向かって横幅が狭くなる形状のテーパー面16Aを設けて先端部の横幅(Ws)を狭くしている。この形状の挿入片16は、上下台2を水平姿勢に傾動させてスリット8に挿入する状態で、薄い先端部を速やかにスリット8に案内してスムーズに挿入できる。さらに、挿入片16をスリット8に深く挿入する状態では、後端部をスリット8の開口縁に嵌合できる。とくに、後端部の横幅(W)がスリット8の内幅(S)に等しい挿入片16をスリット8に圧入して、上下台2を確実に支柱1に固定できる。さらに、図示しないが、断面形状を円形や多角形状とする挿入片は、先端部の形状を、先端に向かって細く成形してなる円錐や円錐台、角錐や角推台の形状とし、あるいは、球面状、砲弾型として、速やかにスリットに案内してスムーズに挿入できる。
以上の上下台2は、水平姿勢に傾動する状態において、挿入片16が支柱1のスリット8に挿入されて定位置に保持される。水平姿勢にある上下台2は、連結部9Aの上端が、ストッパ機構30で所定の位置に停止されるスライド台5を介して、位置決めしながら支柱1に連結されると共に、連結部9Aの下端部が、挿入片16とスリット8とを介して位置決めしながら支柱1に連結される。したがって、水平姿勢にある上下台2は、スライド台5と挿入片16とを介して、上下の2点で位置決めしながら支柱1に連結されることによって、上下台2の両側部が上下に揺れ動くのが極減されて横揺れが防止される。さらに、上下台2を水平姿勢から折畳方向に傾動させることで、挿入片16をスリット8から引き出すと共に、カム7の突出部7Aで支柱1の外面を押圧する状態を解除して、カム7と内側ストッパ部5aとで支柱1を両面から挟着するストッパ機構30の停止状態を解除して、上下台2を、簡単かつ容易に、しかも迅速に上下に移動させて、最適な高さに確実に停止できる。
以上の上下機構は、ストッパ機構30がカム7を備えており、カム7で支柱1の表面を押圧して、カム7と内側ストッパ部5aとで支柱1を挟着してスライド台5を固定するので、上下台2を最適な高さとして水平姿勢に傾動する状態において、スライド台5を支柱1に確実に固定できる。このように、スライド台5を支柱1に固定できるストッパ機構30は、上下台2に荷重が作用しない状態においても、上下台2が滑り落ちるのを確実に阻止しながら、上下台2を安定して所定の位置に保持できる特長がある。さらに、スライド台5を支柱1に固定できる上下機構は、水平姿勢にある上下台2の横揺れをより確実に防止できる特徴もある。ただ、本発明の上下機構は、ストッパ機構を、カムで支柱の表面を押圧して上下台を固定する構造には特定しない。
図15と図16に示すストッパ機構30は、スライド台5に連結されて、スリット8の両側で支柱1の内面に接触する内側ストッパ部5aと、上下台2に連結されて、支柱1の前面に当接する外側ストッパ15とを備えている。この上下機構は、上下台2にカムを設けることなく、回転軸4を介して上下台2をスライド台5に連結すると共に、上下台2の下端部には、支柱1のスリット8に挿入される挿入片16と、外側ストッパ15とを設けている。図の上下台2は、座部20を支持する支持アーム9の連結部9Aの上端に回転軸4を連結すると共に、下端部の背面に挿入片16と外側ストッパ15とを固定して設けている。外側ストッパ15は、上下台2を水平姿勢とする状態で、内側ストッパ部5aよりも下方に配置している。
図の上下台2は、水平姿勢において支柱1の前面と対向する背面の下端部に、難スリップ材であるゴム板19を固定して外側ストッパ15としている。図16に示す上下台2は、挿入片16の両側に位置してゴム板19を設けている。この上下台2は、水平姿勢に傾動させて挿入片16を支柱1のスリット8に挿入する状態で、挿入片16の両側のゴム板19を、支柱1の前面であってスリット8の両側に当接させる。ゴム板19は、支柱1の表面に押圧される状態で、上下台2が降下するのを確実に阻止すると共に、支柱1の表面に傷がつくのを防止できる特長もある。ゴム板19は、永久磁石のゴム板を使用することができる。このゴム板19は、鉄製の支柱1に吸着されて、上下台2と支柱1の表面との滑りを防止できる。回転軸4を中心として回動する上下台2は、背面に固定されるゴム板19を支柱1に当接させる位置で停止されて傾動が阻止される。この状態において、上下台2は、図15に示すように、水平姿勢で停止される。ゴム板19である外側ストッパ15は、図15に示すように、支柱1に当接する状態で、支柱1の表面に沿って面接触するように配設される。この上下台2は、水平姿勢において、ゴム板19を支柱1の表面に広い面積で面接触させる。
このストッパ機構30は、上下台2を水平姿勢に傾動させて、上下台2に荷重がかかる状態では、上下台2に矢印Aで示す方向に回転モーメントが作用する。この回転モーメントは、外側ストッパ15を支柱1の前面に押し付けると共に、回転軸4を介して上下台2に連結されるスライド台5の内側ストッパ部5aを支柱1の内面に押圧する。この状態において、ストッパ機構30は、内側ストッパ部5aが支柱1の内面を押圧すると共に、外側ストッパ15が支柱1の前面を押圧して、上下台2を降下しないように所定の高さで停止する。さらに、このストッパ機構30は、上下台2を水平姿勢から折り畳み方向に傾動させると、外側ストッパ15が支柱1の前面を押圧しなくなり、上下台2を支柱1に沿って上下に移動できる。
この上下機構は、上下台2を水平姿勢に傾動する状態では、連結部9Aの上端がスライド台5とスリット8とを介して、位置決めしながら支柱1に連結されて、連結部9Aの下端部が挿入片16とスリット8とを介して位置決めしながら支柱1に連結される。したがって、水平姿勢にある上下台2は、スリット8で位置決めされるスライド台5と挿入片16とを介して、上下の2点で位置決めしながら支柱1に連結されることによって、上下台2の両側部が上下に揺れ動くのが極減されて横揺れが防止される。さらに、上下台2を水平姿勢から折畳方向に傾動させることで、挿入片16をスリット8から引き出すと共に、外側ストッパ15を支柱1の表面から離してストッパ機構30の停止状態を解除して、上下台2を、簡単かつ容易に、しかも迅速に上下に移動させて、最適な高さに確実に停止できる。
さらに、図17ないし図19に示す上下機構のストッパ機構30は、外側ストッパ15を、上下台ではなくスライド台5に連結している。外側ストッパ15は、内側ストッパ部5aよりも下方に位置してスライド台5に連結している。図に示すスライド台5は、スリット8から支柱1の外側に突出している連結部5bを下方に延長して突出部5cを設けており、この突出部5cに外側ストッパ15を連結している。図のスライド台5は、突出部5cの背面側に、支柱1の前面と対向する押圧プレート31を固定しており、この押圧プレート31の表面に、難スリップ材であるゴム板19を固定して外側ストッパ15としている。ゴム板19である外側ストッパ15は、図18に示すように、支柱1に当接する状態で、支柱1の表面に面接触するように配置される。この外側ストッパ15は、上下台2を水平姿勢に傾動させて、上下台2に荷重がかかる状態で、上下台2の支持アーム9に押圧されて、支柱1の前面に押し付けられる。この外側ストッパ15は、支柱1の表面に押圧される状態で、スライド台5が降下するのを確実に阻止すると共に、支柱1の表面に傷がつくのを防止する。このゴム板19には、前述のゴム板と同じものが使用できる。図のストッパ機構30は、外側ストッパ15をスライド台5に固定しているが、外側ストッパは、回動できるようにスライド台に連結することもできる。
さらに、ストッパ機構30は、図19に示すように、内側ストッパ部5aと外側ストッパ15の間隔(d)を、スライド台5を支柱1に沿って上下に移動できるように、支柱1の肉厚(t)よりも大きくしている。このストッパ機構30は、図18に示すように、水平姿勢にある上下台2に荷重がかかる状態では、上下台2の支持アーム9に押圧される外側ストッパ15が支柱1の前面に押し付けられると共に、その反作用で、上下台2の上端に連結されるスライド台5の内側ストッパ部5aが支柱1の内面を押圧して、スライド台5を降下しないように所定の高さで停止させる。この状態において、上下台2は、水平姿勢に保持される。したがって、上下台2は、支持アーム9の連結部9Aが外側ストッパ15を支柱1に押圧する状態で、座部20が水平姿勢となるように配置している。さらに、このストッパ機構30は、図19に示すように、上下台2を水平姿勢から折り畳み方向に傾動させると、外側ストッパ15が支柱1の前面を押圧しなくなり、スライド台5を支柱1に沿って上下に移動できる。
さらに、図の上下台2は、座部20の下面を支持する支持アーム9の後端に、上下に突出する連結部9Aを設けており、この連結部9Aの上端を回転軸4を介してスライド台5に連結すると共に、連結部9Aの下端に、支柱1に向かって突出する挿入片16を固定している。この挿入片16は、上下台2を水平姿勢に傾動させる状態で、支柱1のスリット8に挿入できるように、外側ストッパ15の下方に配置している。さらに、図17の上下台2は、支持アーム9の連結部9Aを、スライド台5の連結部5bの両側に積層してなる2枚のプレートで構成している。2枚のプレートは、その間にスリット9aを設ける状態で連結している。この上下機構は、上下台2を水平姿勢とする状態で、連結部9Aに形成されるスリット9aにスライド台5の連結部5bと突出部5cを案内して、水平姿勢の上下台2をスライド台5に対して横揺れしないように位置決めしている。
以上の上下台2は、図18に示すように、水平姿勢に傾動する状態において、ストッパ機構30でもってスライド台5が所定の高さに停止されると共に、連結部9Aの下端に設けた挿入片16が支柱1のスリット8に挿入されて定位置に保持される。水平姿勢にある上下台2は、連結部9Aの上端が、所定の位置に停止されるスライド台5を介して、位置決めしながら支柱1に連結されると共に、連結部9Aの下端部が、挿入片16とスリット8とを介して位置決めしながら支柱1に連結される。したがって、水平姿勢にある上下台2は、スライド台5と挿入片16とを介して、上下の2点で位置決めしながら支柱1に連結されることによって、上下台2の両側部が上下に揺れ動くのが極減されて横揺れが防止される。さらに、上下台2を水平姿勢から折り畳み方向に傾動させることで、挿入片16をスリット8から引き出すと共に、外側ストッパ15が支柱1の前面を押圧する押圧状態を解除して、スライド台5を支柱1に沿って上下に移動させて上下台2を最適な高さに移動できる。
さらに、図20ないし図22に示す上下機構のストッパ機構30は、外側ストッパ15を、垂直面内で回動できるようにアーム32を介してスライド台5に連結している。このアーム32は、スライド台5の突出部5cの両側に位置して、回動ピン33を介して回動自在にスライド台5に連結している。アーム32は、支柱1の前面と対向する押圧プレート31を固定しており、この押圧プレート31の表面に、難スリップ材であるゴム板19を固定して外側ストッパ15としている。この外側ストッパ15は、上下台2を水平姿勢に傾動させて、上下台2に荷重がかかる状態で、上下台2の支持アーム9に押圧されて、支柱1の前面に押し付けられる。回動できる外側ストッパ15は、ゴム板19を支柱1の表面に沿わせて面接触できる。ゴム板19を面接触させる状態で、外側ストッパ15の回動は阻止される。したがって、外側ストッパ15は回動できるが、自由に回動できるわけではなく、支持アーム9に押圧されて、ゴム板19を支柱1に当接させる位置で停止される。ゴム板19である外側ストッパ15は、図21に示すように、支柱1の表面に押圧される状態で、スライド台5が降下するのを確実に阻止すると共に、支柱1の表面に傷がつくのを防止する。このゴム板19にも、前述のゴム板と同じものが使用できる。
図の上下台2は、座部20の下面を支持する支持アーム9の後端部を上方に折曲して連結部9Aを設けている。上下台2は、この連結部9Aの上端を回転軸4を介してスライド台5に連結すると共に、水平姿勢においては、連結部9Aの下端部でアーム32を押圧して、外側ストッパ15を支柱1の前面に押圧するようにしている。したがって、上下台2は、支持アーム9の連結部9Aが外側ストッパ15を支柱1に押圧する状態で、座部20が水平姿勢となるように支持アーム9の後端部を折曲している。図のアーム32は、支持アーム9の連結部9Aに押圧される部分を傾斜面32Aとしており、傾動する連結部9Aの下端部でこの傾斜面32Aを押圧することにより、水平姿勢に傾動される上下台2に連動して、外側ストッパ15が支柱1の前面を押圧するようにしている。ただ、支持アームは、アームを介することなく、直接に外側ストッパを押圧することもできる。さらに、図の上下台2は、支持アーム9の連結部9Aを、スライド台5の連結部5bの両側に積層してなる2枚のプレートで構成し、2枚のプレートの間にスリット9aを設ける状態で連結している。この上下機構は、上下台2を水平姿勢とする状態で、連結部9Aに形成されるスリット9aにスライド台5の連結部5bと突出部5cを案内して、水平姿勢の上下台2をスライド台5に対して横揺れしないように位置決めしている。
さらに、図のストッパ機構30は、スライド台5に挿入片16を連結している。図のスライド台5は、アーム31を介して連結される外側ストッパ15に挿入片16を設けている。図の外側ストッパ15は、押圧プレート31の中央部において、支柱1に向かって突出する挿入片16を固定しており、この挿入片16の両側にゴム板19を配置している。この挿入片16は、上下台2を水平姿勢に傾動させて外側ストッパ15を支柱1の前面に押圧する状態で、支柱1のスリット8に挿入できるように、外側ストッパ15に固定している。図のスライド台は、回動できるアームを介して挿入片を連結しているが、挿入片は、スライド台に、直接に連結することもできる。
以上のストッパ機構は、図20に示すように、上下台2を水平姿勢に傾動する状態において、スライド台5の上部が、連結部5bとスリット8を介して位置決めしながら支柱1に連結されると共に、スライド台5の下部が、挿入片16とスリット8とを介して位置決めしながら支柱1に連結される。スライド台5は、スリット8で位置決めされる連結部5bと挿入片16とを介して、上下の2点で位置決めしながら支柱1に連結されて、支柱1に対する横揺れが防止される。したがって、水平姿勢にある上下台2は、スライド台5の横揺れが防止されることによって、横揺れが防止される。
さらに、図の上下機構は、上下台2が水平姿勢から折り畳み方向に傾動される状態で、外側ストッパ15が支柱1の前面を押圧する押圧状態が解除されると共に、挿入片16がスリット8から引き出されて、スライド台5を支柱1に沿って上下に移動させて上下台2を最適な高さに移動できる。アーム32を介してスライド台5に連結している外側ストッパ15は、支持アーム9による押圧状態が解除されると、支柱1の前面から離れる方向にアーム32が回動されて、挿入片16がスリット8から引き出されると共に、外側ストッパ15の押圧状態が解除される。このアーム32は、たとえば、手で操作して、あるいは、折り畳み方向に傾動される上下台に連動して、外側ストッパ15が支柱1の前面から離れる方向に回動される。上下台に連動してアームを回動させる構造は、図示しないが、アームを弾性体でもって支柱の前面から離れる方向に付勢し、あるいは、アームをリンク等を介して支持アームに連結することで実現できる。
さらに、本発明の他の実施例として、天板を有する上下台を上下に移動できるテーブルとして使用する上下機構を図23と図24に、天板を有する上下台を上下に移動できる陳列棚として使用する上下機構を図25と図26に示している。これらの図に示す上下機構は、上下に延びる支柱1を垂直姿勢で自立させると共に、天板40を有する上下台2を回転軸4を介してスライド台5に連結しており、このスライド台5をスリット8に沿って上下に移動できるように支柱1に連結している。このスライド台5は、上下台2を水平姿勢とする状態で、ストッパ機構30を介して支柱1の所定の位置に停止される。このストッパ機構30には、前述の図7ないし図9に示すストッパ機構としている。したがって、ストッパ機構の詳細な説明は省略する。
図23と図24に示す上下機構は、支柱1の下端を支持脚41で支持して、支柱1を垂直姿勢で自立するようにしている。図の支持脚41は、支柱1の下端に連結された水平ロッド42と、この水平ロッド42の両端に連結している支持ロッド43とを備えている。支持ロッド43は、水平な姿勢であって、水平ロッド42に対して垂直に固定している。このように水平ロッド42と支持ロッド43とからなる支持脚41は、支柱1が横に転倒するのを防止する。さらに、図の支持脚41は、支持ロッド43の両端に、ゴム製のキャップ44を設けている。この上下機構は、支持脚41の四隅に設けたキャップ44により、床面を傷つけないように保護しながら、支持脚41が床面に対して滑るのを防止している。
上下台2は、水平姿勢とする状態における上面に、天板40を備えている。図に示す上下台2は、天板40をガラス板としている。ただ、天板は、必ずしもガラス板とする必要はなく、木製の板材等も使用できる。さらに、上下台2は、天板40の外周に沿って天板40を支持する支持枠49を備えている。この支持枠49は、天板40の外周面に沿う周壁49aと、天板40の外周縁部の下面を支持する支持部49bとを備えている。この支持枠49は、周壁49aと支持部49bを連結して、断面形状をL字状としている。さらに、支持枠49は、その後方において、上下台2を水平姿勢とする状態で上下方向に突出する連結部49Aを備えている。図の支持枠49は、支持枠49の背面に、上下に突出する連結部49Aを固定しており、この連結部49Aの上端を、回転軸4を介して、スライド台5に傾動できるように連結している。さらに、支持枠49は、連結部49Aの背面であって水平姿勢において、支柱1の前面と対向する背面に、支柱1に向かって突出する挿入片16を設けている。
図25と図26は、棚、陳列棚、本立てなどの棚板46を上下に移動する上下機構に利用する具体例を示している。この上下機構は、2本の支柱1を互いに平行に連結して、垂直姿勢で自立させている。2本の支柱1は、上下を連結ロッド45で連結すると共に、下端の両側に支持脚43を固定している。支柱1は支持脚43で垂直姿勢で自立する。両側の支柱1に固定している支持脚43は、互いに平行であって、水平な方向に伸びるロッドで、支柱1の下端に固定している。
各々の支柱には上下台を連結している。上下台を支柱に沿って上下に移動させて、所定の高さで固定する上下機構は、前述した図6ないし図16に示すイスの上下機構と同じ機構としている。上下台2は、支持アーム9の上に棚板46を固定している。左右の支柱1に連結している上下台2は、支柱1に沿って上下に移動されて所定の高さに停止される。ことき、棚板46を外して上下台2の支持アーム9を上下に移動して所定の高さに固定し、この状態で支持アーム9の上に棚板46を載せる。左右の支柱1に連結している上下台2は、同じ高さとなる位置で支柱1に固定される。この上下台2に、棚板46を載せて棚、陳列棚、本立てなどに使用される。左右の支柱1に連結している上下台2は、棚板46を水平とするように支柱1に固定されるが、上下台2を異なる高さで固定して、棚板46を傾斜する姿勢で支柱に連結することもできる。
本発明者が先に開発したイスの斜視図である。 図1に示すイスの連結具を示す水平断面図である。 図1に示すイスの連結具を示す垂直断面図である。 本発明の一実施例にかかる上下機構の斜視図である。 図4に示す上下機構の背面斜視図である。 図4に示す上下機構の一部拡大側面図である。 図4に示す上下機構のストッパ機構を示す拡大断面図であって、支柱とスライド台と上下台の連結構造を示す図である。 図4に示す上下機構のストッパ機構を示す分解斜視図である。 上下台を水平姿勢とする状態で、ストッパ機構がスライド台を停止する状態を示す拡大断面図である。 ストッパ機構の他の一例を示す拡大断面図である。 図6に示す上下機構の上下台を折畳姿勢とする状態を示す一部拡大側面図である 上下台を水平姿勢と折畳姿勢の中間とする状態を示す拡大断面図である。 支柱と上下台の連結構造を示す底面斜視図である。 図12に示す支柱と上下台のA−A線断面図である。 ストッパ機構の他の一例を示す拡大断面図である。 図15に示すストッパ機構を備える上下機構の支柱と上下台の連結構造を示す底面斜視図である。 ストッパ機構の他の一例を示す斜視図である。 図17に示すストッパ機構を備える上下機構の上下台を水平姿勢とする状態を示す拡大断面図である。 図18に示す上下機構の上下台を折り畳み方向に傾動させる状態を示す拡大断面図である。 ストッパ機構の他の一例を示す斜視図である。 図20に示すストッパ機構を備える上下機構の上下台を水平姿勢とする状態を示す拡大断面図である。 図21に示す上下機構の上下台を折り畳み方向に傾動させる状態を示す拡大断面図である。 本発明の他の実施例にかかる上下機構の斜視図である。 図23に示す上下機構の上下台を水平姿勢とする状態を示す拡大断面図である。 本発明の他の実施例にかかる上下機構の斜視図である。 図25に示す上下機構の上下台を水平姿勢とする状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
1…支柱
2…上下台
3…支持脚
4…回転軸 4A…雌ネジ孔
5…スライド台 5A…L金具
5a…内側ストッパ部
5b…連結部
5c…突出部
5x…連結穴
6…押圧プレート 6a…押圧部
6b…連結プレート部
6x…貫通孔
7…カム 7A…突出部
7a…突出部
7b…突出部
7x…挿通孔
8…スリット
9…支持アーム 9A…連結部
9a…スリット
9x…貫通孔
10…取手
11…湾曲ロッド
12…水平ロッド
13…キャップ
14…止ネジ
15…外側ストッパ
16…挿入片 16A…テーパー面
17…保持金具
18…ピン
19…ゴム板
20…座部
30…ストッパ機構
31…押圧プレート
32…アーム 32A…傾斜面
33…回動ピン
40…天板
41…支持脚
42…水平ロッド
43…支持脚
44…キャップ
45…連結ロッド
46…棚板
49…支持枠 49A…連結部
49a…周壁
49b…支持部
91…支柱
92…座台
94…連結具
95…スライド台
96…内側ストッパ
97…外側ストッパ
98…スリット

Claims (11)

  1. 上下に延びる支柱(1)と、この支柱(1)に上下に移動できるように連結しているスライド台(5)と、このスライド台(5)に回転軸(4)を介して水平姿勢から折畳姿勢に傾動できるように連結している上下台(2)とを備え、
    前記支柱(1)は、上下方向に伸びるスリット(8)を有し、前記スライド台(5)がスリット(8)に沿って上下に移動できるように支柱(1)に連結されると共に、前記上下台(2)を水平姿勢とする状態で、前記スライド台(5)を支柱(1)の所定の上下位置に停止できるストッパ機構(30)を備えており、
    前記上下台(2)は、スライド台(5)に傾動できるように連結されると共に、水平姿勢において、前記支柱(1)のスリット(8)に挿入される挿入片(16)を備えており、この挿入片(16)が前記支柱(1)のスリット(8)に挿入されて、挿入片(16)とスリット(8)でもって、水平姿勢にある上下台(2)の横揺れを防止するようにしてなる上下台を上下に移動できる上下機構。
  2. 上下に延びる支柱(1)と、この支柱(1)に上下に移動できるように連結しているスライド台(5)と、このスライド台(5)に回転軸(4)を介して水平姿勢から折畳姿勢に傾動できるように連結している上下台(2)とを備え、
    前記支柱(1)は、上下方向に伸びるスリット(8)を有し、前記スライド台(5)がスリット(8)に沿って上下に移動できるように支柱(1)に連結されると共に、前記上下台(2)を水平姿勢とする状態で、前記スライド台(5)を支柱(1)の所定の上下位置に停止できるストッパ機構(30)を備えており、
    前記上下台(2)が、スライド台(5)に傾動できるように連結されると共に、前記スライド台(5)が、水平姿勢に傾動される上下台(2)に連動して、前記支柱(1)のスリット(8)に挿入される挿入片(16)を備えており、この挿入片(16)が前記支柱(1)のスリット(8)に挿入されて、挿入片(16)とスリット(8)でもって、水平姿勢にある上下台(2)の横揺れを防止するようにしてなる上下台を上下に移動できる上下機構。
  3. 前記ストッパ機構(30)が、前記スライド台(5)に連結されて、前記スリット(8)の両側で支柱(1)の内面に接触する内側ストッパ部(5a)と、この内側ストッパ部(5a)に連結されてスリット(8)から支柱(1)の外側に突出している連結部(5b)と、この連結部(5b)に設けている連結穴(5x)に挿通されて、上下台(2)をスライド台(5)に傾動できるように連結してなる回転軸(4)と、前記上下台(2)に連結されて、前記連結部(5b)の両側に位置して、上下台(2)を水平姿勢とする状態で前記支柱(1)の外面を押圧するカム(7)とを備えており、
    上下台(2)が折畳姿勢から水平姿勢に回動される状態で、前記カム(7)が支柱(1)の外面を押圧して、カム(7)と内側ストッパ部(5a)とで支柱(1)を挟着して、スライド台(5)を支柱(1)の定位置に固定するようにしてなる請求項1に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  4. 前記スライド台(5)に、回転軸(4)を介して、支柱(1)の外面を押圧する押圧プレート(6)を連結しており、この押圧プレート(6)は回転軸(4)に対して回動自在に連結しており、前記上下台(2)を水平姿勢とする状態で、カム(7)が押圧プレート(6)を介して支柱(1)の外面を押圧する請求項3に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  5. 前記ストッパ機構(30)が、前記スライド台(5)に連結されて、前記スリット(8)の両側で支柱(1)の内面に接触する内側ストッパ部(5a)と、スライド台(5)または上下台(2)に連結されて、支柱(1)の前面に当接する外側ストッパ(15)とを備え、この外側ストッパ(15)は、上下台(2)を水平姿勢とする状態で、内側ストッパ部(5a)よりも下方に配置されており、
    上下台(2)が折畳姿勢から水平姿勢に回動されて、上下台(2)に荷重がかかる状態で、内側ストッパ部(5a)が支柱(1)の内面に押圧されると共に、外側ストッパ(15)が支柱(1)の前面に押圧されて、スライド台(5)を降下しないように所定の高さで停止するようにしてなる請求項1または2に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  6. 前記挿入片(16)が、先端部に向かって横幅を薄くするテーパー状である請求項1または2に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  7. 前記上下台(2)を水平姿勢とする状態で、前記挿入片(16)が前記スリット(8)に圧入されて、挿入片(16)とスリット(8)でもって、前記上下台(2)の横揺れを防止するようにしてなる請求項1または2に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  8. 前記上下台(2)が座部(20)を備え、上下機構がイスの座部(20)を上下させる機構である請求項1または2に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  9. 前記上下台(2)が天板(40)を備え、前記上下機構が天板(40)を上下させるテーブルまたは陳列台の上下機構である請求項1または2に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  10. 前記上下台(2)が棚板(46)を備え、前記上下機構が棚板(46)を上下させる棚、陳列棚、本立てのいずれかの上下機構である請求項1または2に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
  11. 前記上下台(2)が座部(20)または棚板(46)の下面に支持アーム(9)を固定しており、この支持アーム(9)は、上下台(2)の後方において、上下台(2)を水平姿勢とする状態で、上下方向に突出する連結部(9A)を備えており、この連結部(9A)の上端に回転軸(4)を連結して、連結部(9A)の下端部に挿入片(16)を設けている請求項8または10に記載される上下台を上下に移動できる上下機構。
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