JP2005245862A - ウエットシート積層体 - Google Patents
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Abstract
【課題】積み重ねた状態で厚さが均等になる、ウエットシート積層体を提供する。
【解決手段】右側シート1と左側シート2を交互に積み重ねた積層体であって、右側シート1は、Z形に折り畳んでおり、上シート部11の左端は左方向に延びた延長部11aを有し、下シート部13の右端は、上シート部11の右側部上面に折り返された折返し部13aを有し、左側シート2は、S型に折り畳んでおり、上シート部21の右端は右方向に延びた延長部21を有し、下シート部23の左端は、上シート部21の左側部上面に折り返された折返し部23aを有し、右側シート1の上シート部11が、左側シート2の上シート部21と中シート部22との間に差し込まれ、左側シート2の上シート部21が、右側シート1の上シート部11と中シート部12との間に差し込まれており、延長部11a,21aと折返し部23a,13aを合わせた長さは、積層体の全幅にほぼ等しい。
【選択図】図1
【解決手段】右側シート1と左側シート2を交互に積み重ねた積層体であって、右側シート1は、Z形に折り畳んでおり、上シート部11の左端は左方向に延びた延長部11aを有し、下シート部13の右端は、上シート部11の右側部上面に折り返された折返し部13aを有し、左側シート2は、S型に折り畳んでおり、上シート部21の右端は右方向に延びた延長部21を有し、下シート部23の左端は、上シート部21の左側部上面に折り返された折返し部23aを有し、右側シート1の上シート部11が、左側シート2の上シート部21と中シート部22との間に差し込まれ、左側シート2の上シート部21が、右側シート1の上シート部11と中シート部12との間に差し込まれており、延長部11a,21aと折返し部23a,13aを合わせた長さは、積層体の全幅にほぼ等しい。
【選択図】図1
Description
本発明は、ウエットシート積層体に関する。ウエットシートとは洗浄液などの液体を含ませた不織布や紙などのシートをいい、便器などを清掃するための厚みのある清掃用ウエットシートや、赤ちゃんのお尻を拭いたり、油の付いた手から油を拭い取ったりするための薄いウエットティッシュなどがある。これらのウエットシートは、湿っているからこそ汚れや油を良く落とすことができるので、洗浄液などが乾燥しないように、密封可能な容器に収納されて使用される。しかるに、容器に収納されたウエットシート集積物の枚数は数十枚もあるので、いったん使用し始めてから使い切るまでの使い勝手が良くなければならない。通常、容器は、合成樹脂製の硬い容器と軟性の収納袋とがあり、軟性の収納袋は、軟性の合成樹脂シートなどで袋状に成形し、ウエットシートの取出口を1カ所設け、その取出口は繰返し開閉可能なラベルで蓋されている。本発明は、このような軟性の収納袋あるいは硬質の容器の取出口から1枚づつ取出して使用するウエットシート積層体に関する。
ウエットシート積層体に関しては、つぎの従来例がある。
(従来例1)
図4に示す従来例1は、(A)図に示すように、1枚のシートをS字状に折り畳んだ状態で、多数枚を中央部で差込み状態にして積み重ねたものである。S字状に折り畳まれたシートの各部を上シート部101,中シート部102,下シート部103とすると、中シート部102は積層体の全幅と同幅であり、上シート部101は全幅の1/2より少し長く、下シート部103も全幅の1/2より少し長くなっている。したがって、図示の積層状態で、上シート部101の左端部と下シート部103の右端部は、上下に重なっている。
このような折り畳み方をして軟性の収納袋に収容すると、(B)図に示すように、中央付近では三重の重なり部が生じ、その両側では二重にしか重なっていないので、中央付近のみが嵩高になる(いわゆる中高である)。収納袋もフィルムシート製の柔らかいものであるから、収納袋も含めて中高になると、安定性が悪くコロコロと転がるようになり、片手でウエットシートを取出すのが困難になる。このようなとき、赤ちゃんを片手で抱きかかえた母親は、別の片手でしかウエットシートを取出せないので、非常に不便である。
(従来例2)
図5に示す従来例2は、(A)図に示すように、右側シート200と左側シート210に分け、左右に多少ずらせて積み重ねたものである。なお、分かりやすくするため、(A)図でのみ、右側シートを太線で示し、左側シートを点線で示している。前記右側シート200は、Z形に折り畳むと共に、上シート部201の左端を少し左側に延ばしている。延ばした長さは、積層体の全幅の約1/4である。中シート部202と下シート部203の幅は、積層体の全幅の約1/2である。前記左側シート210は左右対称に折り畳むもので、S形に折り畳むと共に、上シート部211の右端を少し右側に延ばしている。延ばした長さは、積層体の全幅の約1/4である。中シート部212と下シート部213の幅は、積層体の全幅の約1/2である。
このような折り畳み方をして軟性の収納袋に収容すると、(B)図に示すように、全体の約1/2を占める中央部分では両端部より重なり枚数が多いので、中高の形態となる。したがって、この従来例も、安定性が悪くコロコロ転がる包装容器からウエットシートを片手で取出すのが困難になる。
(従来例3)
前記従来例1,2は、いずれも中高になるという欠点があったが、これを解決しようとするものが、従来例3である。
図6に示す従来例3は、(A)図に示すように、右側シート300と左側シート310に分け、積み重ねたものである。なお、分かりやすくするため、(A)図でのみ、右側シートを太線で示し、左側シートを点線で示している。前記右側シート300はZ形に折り畳んだもので、上シート部301と中シート部302と下シート部303からなる。中シート部302は積層体の全幅に等しい幅であり、上シート部301と下シート部303は、それぞれ約1/3の幅を有している。前記左側シートはS形に折り畳んだもので、上シート部311と中シート部312と下シート部313とからなる。中シート部312は積層体の全幅に等しい幅であり、上シート部311と下シート部313は、それぞれ約1/3の幅を有している(特許文献1)。
このような折り畳み方をして、軟性の収納袋に収容すると、(B)図に示すように、中央部が両端部より薄くなり、取出口から手指を差し込んでつまみとるのが困難になるので、やはり片手では使いづらい。
(従来例4)
前記従来例3の問題を解決しようと工夫したのが、図7に示す従来例4である。
この従来例4は、前記従来例3と基本構造は同じであるが、右側シート400はZ折りの上シート部401のシート端を積層体の左端まで延ばし、左側シート410はS折りの上シート部411のシート端を積層体の右端まで延ばした点で異なっているものである。なお、分かりやすくするため、右側シートを太線で示し、左側シートを点線で示している。
このような折り方をした場合、重なり厚さが積層体の全幅で同じとなるため、中高にも中低にもならないという利点が生じる。しかしながら、右側シート400と左側シート410の重なり領域、すなわち、上シート部401と中シート部412との接触領域、そして、上シート部411と中シート部402との接触領域が、いずれも積層体の全幅の1/2と大きくなるので、互いの摩擦も大きくなる。このため、1枚目のウエットシートを取出すと、2枚目のシートも引きずり出され、ズルズルと連続して引き出すようになったり、またこのため、取出口を蓋やラベルにより密封できなくなるという問題がある。
(従来例1)
図4に示す従来例1は、(A)図に示すように、1枚のシートをS字状に折り畳んだ状態で、多数枚を中央部で差込み状態にして積み重ねたものである。S字状に折り畳まれたシートの各部を上シート部101,中シート部102,下シート部103とすると、中シート部102は積層体の全幅と同幅であり、上シート部101は全幅の1/2より少し長く、下シート部103も全幅の1/2より少し長くなっている。したがって、図示の積層状態で、上シート部101の左端部と下シート部103の右端部は、上下に重なっている。
このような折り畳み方をして軟性の収納袋に収容すると、(B)図に示すように、中央付近では三重の重なり部が生じ、その両側では二重にしか重なっていないので、中央付近のみが嵩高になる(いわゆる中高である)。収納袋もフィルムシート製の柔らかいものであるから、収納袋も含めて中高になると、安定性が悪くコロコロと転がるようになり、片手でウエットシートを取出すのが困難になる。このようなとき、赤ちゃんを片手で抱きかかえた母親は、別の片手でしかウエットシートを取出せないので、非常に不便である。
(従来例2)
図5に示す従来例2は、(A)図に示すように、右側シート200と左側シート210に分け、左右に多少ずらせて積み重ねたものである。なお、分かりやすくするため、(A)図でのみ、右側シートを太線で示し、左側シートを点線で示している。前記右側シート200は、Z形に折り畳むと共に、上シート部201の左端を少し左側に延ばしている。延ばした長さは、積層体の全幅の約1/4である。中シート部202と下シート部203の幅は、積層体の全幅の約1/2である。前記左側シート210は左右対称に折り畳むもので、S形に折り畳むと共に、上シート部211の右端を少し右側に延ばしている。延ばした長さは、積層体の全幅の約1/4である。中シート部212と下シート部213の幅は、積層体の全幅の約1/2である。
このような折り畳み方をして軟性の収納袋に収容すると、(B)図に示すように、全体の約1/2を占める中央部分では両端部より重なり枚数が多いので、中高の形態となる。したがって、この従来例も、安定性が悪くコロコロ転がる包装容器からウエットシートを片手で取出すのが困難になる。
(従来例3)
前記従来例1,2は、いずれも中高になるという欠点があったが、これを解決しようとするものが、従来例3である。
図6に示す従来例3は、(A)図に示すように、右側シート300と左側シート310に分け、積み重ねたものである。なお、分かりやすくするため、(A)図でのみ、右側シートを太線で示し、左側シートを点線で示している。前記右側シート300はZ形に折り畳んだもので、上シート部301と中シート部302と下シート部303からなる。中シート部302は積層体の全幅に等しい幅であり、上シート部301と下シート部303は、それぞれ約1/3の幅を有している。前記左側シートはS形に折り畳んだもので、上シート部311と中シート部312と下シート部313とからなる。中シート部312は積層体の全幅に等しい幅であり、上シート部311と下シート部313は、それぞれ約1/3の幅を有している(特許文献1)。
このような折り畳み方をして、軟性の収納袋に収容すると、(B)図に示すように、中央部が両端部より薄くなり、取出口から手指を差し込んでつまみとるのが困難になるので、やはり片手では使いづらい。
(従来例4)
前記従来例3の問題を解決しようと工夫したのが、図7に示す従来例4である。
この従来例4は、前記従来例3と基本構造は同じであるが、右側シート400はZ折りの上シート部401のシート端を積層体の左端まで延ばし、左側シート410はS折りの上シート部411のシート端を積層体の右端まで延ばした点で異なっているものである。なお、分かりやすくするため、右側シートを太線で示し、左側シートを点線で示している。
このような折り方をした場合、重なり厚さが積層体の全幅で同じとなるため、中高にも中低にもならないという利点が生じる。しかしながら、右側シート400と左側シート410の重なり領域、すなわち、上シート部401と中シート部412との接触領域、そして、上シート部411と中シート部402との接触領域が、いずれも積層体の全幅の1/2と大きくなるので、互いの摩擦も大きくなる。このため、1枚目のウエットシートを取出すと、2枚目のシートも引きずり出され、ズルズルと連続して引き出すようになったり、またこのため、取出口を蓋やラベルにより密封できなくなるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑み、積み重ねた状態で厚さが均等になり、かつウエットシートを1枚づつ取出せ、2枚目のシートを引きずり出すことがないウエットシート積層体を提供することを目的とする。
第1発明のウエットシート積層体は、右側シートと左側シートを交互に積み重ねた積層体であって、前記右側シートは、Z形に折り畳んで、上シート部と中シート部と下シート部が重なった折畳み部を有しており、前記上シート部の左端は、左方向に延びた延長部を有し、前記下シート部の右端は、更に延びて前記上シート部の右側部上面に折り返された折返し部を有し、前記左側シートは、S型に折り畳んで、上シート部と中シート部と下シート部が重なった折畳み部を有しており、前記上シート部の右端は、右方向に延びた延長部を有し、前記下シート部の左端は、更に延びて前記上シート部の左側部上面に折り返された折返し部を有し、前記右側シートと前記左側シートは、前記右側シートの上シート部が、前記左側シートの上シート部と中シート部との間に差し込まれ、前記左側シートの上シート部が、前記右側シートの上シート部と中シート部との間に差し込まれており、前記左右シートの両折畳み部の幅は、いずれも積層体の全幅の約1/2であり、前記左右いずれか一方のシートの延長部と前記左右いずれか他方のシートの折返し部を合わせた長さは、積層体の全幅の約1/2であることを特徴とする。
第2発明のウエットシート積層体は、第1発明において、前記延長部は、前記折返し部より長いことを特徴とする。
第2発明のウエットシート積層体は、第1発明において、前記延長部は、前記折返し部より長いことを特徴とする。
第1発明によれば、前記左右シートの両折畳み部の幅は、互いに同一で、積層体の全幅の約1/2であり、前記左右いずれか一方のシートの延長部と前記左右いずれか他方のシートの折返し部を合わせた長さも、積層体の全幅にほぼ等しいので、重なり枚数が全幅で等しくなり、積み重ねた状態で中高にも中低にもならない。このため、軟性の収納袋を安定的に置けるので、ウエットシートの取出しが容易に行なえ、片手でも可能となる。また、1枚目のシートと2枚目のシートの重なり部分は、上シート部が中シート部の一部に重なった部分であるので、積層体の全幅の1/2よりも折返し部の長さだけ短くなっている。よって、摩擦力が過大でもなく過小でもないので、2枚目のシートの一部を引きずり出すことはない。よって、1枚1枚の取出しが可能で、連続取出しを防止するので使い勝手がよくなる。
第2発明によれば、延長部が折返し部より長いので、右側シートと左側シート間の接触領域がちょうどよい長さになり、1枚目のシートを取出すとき、2枚目のシートの上部を一緒に引き出すが、全体は引き出さないだけの摩擦力を発揮することになる。よって、1枚ずつの取出しが可能で、連続取出しを防止することができる。
第2発明によれば、延長部が折返し部より長いので、右側シートと左側シート間の接触領域がちょうどよい長さになり、1枚目のシートを取出すとき、2枚目のシートの上部を一緒に引き出すが、全体は引き出さないだけの摩擦力を発揮することになる。よって、1枚ずつの取出しが可能で、連続取出しを防止することができる。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るウエットシート積層体を示し、(A)図は上下に少し分離した状態で示す説明図、(B)図は収納袋に収納した状態の説明図である。図2は本発明の他の実施形態に係るウエットシート積層体を示し、(A)図は上下に少し分離した状態で示す説明図、(B)図は収納袋に収納した状態の説明図である。図3は本発明のウエットシート積層体の取出し作用の説明図である。なお、図1および図2においては、分かりやすくするため、(A)図でのみ、右側シートを太線で示し、左側シートを点線で示している。
図1は本発明の一実施形態に係るウエットシート積層体を示し、(A)図は上下に少し分離した状態で示す説明図、(B)図は収納袋に収納した状態の説明図である。図2は本発明の他の実施形態に係るウエットシート積層体を示し、(A)図は上下に少し分離した状態で示す説明図、(B)図は収納袋に収納した状態の説明図である。図3は本発明のウエットシート積層体の取出し作用の説明図である。なお、図1および図2においては、分かりやすくするため、(A)図でのみ、右側シートを太線で示し、左側シートを点線で示している。
本実施形態のウエットシート積層体Aは、図1の(A)図に示すように、右側シート1と左側シート2を交互に積み重ねて積層体に構成したものである。前記右側シート1は、基本形態は、アルファベットのZ字形に似たZ形に折り畳んだもので、これに後述する延長部11aと折返し部13aが付加されたものである。したがって、1枚のシートがZ形に折り畳まれることにより、三つの部分に分けられるが、それぞれは上シート部11と中シート部12と下シート部13となっている。これらの上シート部11と中シート部12と下シート部13が重なった部分は、折畳み部10という。前記上シート部11の左端は、左方向に延びた延長部11aを有している。この延長部11aの長さは、折畳み部10の約1/2の幅である。また、前記下シート部13の右端はさらに延びており、前記上シート部11の右側部上面に折り返された折返し部13aを有している。この折返し部13aの長さは、折畳み部10の約1/2の幅である。
前記左側シート2は、基本形態は、アルファベットのS字形に似たS型に折り畳んだもので、これに後述する延長部21aと折返し部23aが付加されたものである。したがって、1枚のシートがS形に折り畳まれることにより、三つの部分に分けられ、それぞれを上シート部21,中シート部22,下シート部23という。これらの上シート部21と中シート部22と下シート部23が重なった部分は、折畳み部20という。前記上シート部21の右端は、右方向に延びた延長部21aを有している。この延長部21aの長さは、折畳み部20の約1/2の幅である。また、前記下シート部23の左端はさらに延びており、前記上シート部21の左側部上面に折り返された折返し部23aを有している。この折返し部23aの長さは、折畳み部の約1/2の幅である。
前記右側シート1と前記左側シート2は、前記右側シート1の上シート部11の延長部11aが、前記左側シート2の上シート部21と中シート部22との間に差し込まれ、前記左側シート2の上シート部21の延長部21aが、前記右側シート1の上シート部11と中シート部12との間に差し込まれている。前記左右シート1,2の両折畳み部10,20の幅は、互いに同一で、積層体の全幅の約1/2である。また、前記右シート1の延長部11aと左シート2の折返し部23aを合わせた長さは、積層体の全幅の約1/2にほぼ等しく、左シート2の延長部21aと右シート1の折返し部13aを合わせた長さは、積層体の全幅の約1/2にほぼ等しくなっている。
前記左右シート1,2の両折畳み部10の幅は、互いに同一で、積層体の全幅の約1/2であり、前記左右いずれか一方のシートの延長部11a,21aと前記左右いずれか他方のシートの折返し部23a,13aを合わせた長さも、積層体の全幅の約1/2にほぼ等しい。
図1の(B)図は、多数枚の前記各シート1,2を収納袋3に収納した状態を示す断面図である。この(B)図に示すように、各シート1,2間の重なり枚数が積層体の全幅で等しくなり、積み重ねた状態で中高にも中低にもならない。このため、軟性の収納袋であっても安定的に置けるので、ウエットシートの取出しが容易に行なえ、片手でも可能となる。
図2の実施形態は、(A)図に示すように、各シート1,2の延長部11a,21aの長さが、前記実施形態に比べて少し長くなっており、その代わりに、折返し部13a,23aの長さが少し短くなったものであるが、それ以外の基本構成は、図1の実施形態と変わることはない。要するに、延長部11aと折返し部23aを合わせた長さが積層体の全幅の約1/2に等しいか、わずかに短い位であればよく、また、延長部21aと折返し部13aも、それらを合わせた長さが積層体の全幅の約1/2に等しいか、わずかに短い位であればよいのである。
図2の(B)図は、多数枚の前記各シート1,2を収納袋3に収納した状態を示す断面図である。この(B)図に示すように、各シート1,2間の重なり枚数が積層体の全幅で等しくなり、積み重ねた状態で中高にも中低にもならない。このため、軟性の収納袋であっても安定的に置けるので、ウエットシートの取出しが容易に行なえ、片手でも可能となる。
上記に示した図1および図2のいずれの実施形態においても、1枚目のシートと2枚目のシートの重なり部分は、上シート部11a,21aが中シート部12,22の一部に重なった部分であるので、積層体の全幅の1/2よりも折返し部23a,13aの長さだけ短くなっている。よって、摩擦力が過大でもなく過小でもないので、図3に示すように、1枚目のシートを取出すとき、2枚目のシートの一部を引きずり出すことはない。よって、1枚1枚の取出しが可能で、連続取出しを防止するので使い勝手がよくなる。
本発明におけるウエットシート積層体は、左右各シートの折畳み形状に特徴があるもので、その材質や大きさは、任意に選択できるものである。したがって、シート材質としては公知のものを何ら制限なく用いることができ、大きさも制限なく大小様々のものを用いることができる。
1 右側シート
2 左側シート
11 上シート部
12 中シート部
13 下シート部
11a 延長部
13a 折返し部
21 上シート部
22 中シート部
23 下シート部
21a 延長部
23a 折返し部
2 左側シート
11 上シート部
12 中シート部
13 下シート部
11a 延長部
13a 折返し部
21 上シート部
22 中シート部
23 下シート部
21a 延長部
23a 折返し部
Claims (2)
- 右側シートと左側シートを交互に積み重ねた積層体であって、
前記右側シートは、Z形に折り畳んで、上シート部と中シート部と下シート部が重なった折畳み部を有しており、
前記上シート部の左端は、左方向に延びた延長部を有し、
前記下シート部の右端は、更に延びて前記上シート部の右側部上面に折り返された折返し部を有し、
前記左側シートは、S型に折り畳んで、上シート部と中シート部と下シート部が重なった折畳み部を有しており、
前記上シート部の右端は、右方向に延びた延長部を有し、
前記下シート部の左端は、更に延びて前記上シート部の左側部上面に折り返された折返し部を有し、
前記右側シートと前記左側シートは、前記右側シートの上シート部が、前記左側シートの上シート部と中シート部との間に差し込まれ、前記左側シートの上シート部が、前記右側シートの上シート部と中シート部との間に差し込まれており、
前記左右シートの両折畳み部の幅は、いずれも積層体の全幅の約1/2であり、
前記左右いずれか一方のシートの延長部と前記左右いずれか他方のシートの折返し部を合わせた長さは、積層体の全幅の約1/2である
ことを特徴とするウエットシート積層体。 - 前記延長部は、前記折返し部より長い
ことを特徴とする請求項1記載のウエットシート積層体。
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