JP2005241356A - 周期性疵検出方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 周期性疵の検出能の高い疵検出方法を提供する。
【解決手段】 搬送される帯状体の表面の画像を光学的に撮像する工程と、撮像した像に基づく出力と予め設定した疵検出の閾値とに基いて搬送される帯状体の表面の周期性疵候補を弁別する工程と、前記工程で弁別した周期性疵候補について帯状体長手方向位置を記憶装置に記憶する工程と、前記弁別する工程で周期性疵候補を弁別したときに、前記弁別した周期性疵候補より上流の所定区間内にある前記記憶装置に記憶されている周期性疵候補の中から、前記弁別する工程で弁別した周期性疵候補と前記記憶装置に記憶されている周期性疵候補との間隔が、予め設定したロール周期長の整数倍となるロール倍周期長に対して、予め設定した許容長さずれ範囲内にある周期性疵候補を再弁別する工程と、再弁別した周期性疵候補の出現率を求め、求めた出現率に基き、前記再弁した周期性疵候補が周期性疵であるか否かを判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、走行する帯状物表面の周期性疵を検出する方法および装置に関する。
冷延鋼板、表面処理鋼板等の鋼板の製造ラインでは、鋼板表面の疵を検出するために、レーザ及びCCD装置を用いた光学式の表面欠陥計が使用されている。これらは、疵部に於て光が散乱することで生じる受光光量の差に基づいて疵を検出している。
圧延鋼板の場合、ロール表面の付着物、あるいは疵が板材に転写されて発生するロール疵は、鋼ストリップの全長に渡ってある周期をもって発生するので一旦発生すると大量発生につながり、極めて有害であるにもかかわらず、個々の疵は非常に微小なため、その検出は容易でない。ストリップの通板速度が速い高速ラインではロール疵の検出が一層困難になる。
このような微小な疵を検出するためには、光量変化に対する検出感度を高める必要があるが、検出感度を高めると、ノイズを疵と判定してしまう(過検出)ため、実際に使用することは不可能であった。そこで、このような問題点を改善し、ロール疵を検出する方法が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、板の流れ方向に対して垂直な方向(以下幅方向と称す)の受光信号の板の流れ方向(以下長さ方向と称す)の自己相関係数を演算して周期性疵を検出する方法が提案され、特許文献2には、受光信号のノイズレベルに対応した感度を設定する方法が提案されている。
また、特許文献3には、疵の種別毎に欠陥の評価値と該疵種が周期性疵種であるか否かを予め設定し、さらに周期性疵種の場合は、前記評価値の合計値の閾値を予め設定する。そして、疵を検出する信号レベル(疵検出の閾値)をノイズレベル近くに設定し、検出した疵の疵種を決定し、該疵種が周期性疵と判断されたときは、該疵が同じピッチで一定回数以上連続して発生し、その評価値の合計値が前記評価値合計値の閾値以上になったときに該疵を周期性疵と判断することが提案されている。
特開昭58−156842号公報(第1頁、第2頁) 特開平1−232258号公報(第1頁) 特開平7−198627号公報(第2〜5頁、図3)
特許文献1及び特許文献2に提案された方法は、幅方向の全信号を記憶し、それを検出すべきロールピッチの全てについて自己相関をとる演算を必要とすることから、極めて多大な記憶容量と演算時間とを要するため、計算装置が高価になってしまう。また、特許文献1に提案された方法で感度を調整すると、多量に疵が発生した場合には、感度が低下して見逃しにつながることがあり、更にその影響が自己相関演算にも及ぶため、周期性疵を見逃すおそれがある。
特許文献3に提案された方法は、以下の問題点がある。周期性疵種であるにも係わらず、検出された疵の表面状態の差異により非周期性疵種と判定されると、該疵については評価値合計値による判定が行われないため、周期性疵種であるにも係わらず、疵検出されないことになる。また、周期性疵種と判定されても、周期性疵は、低S/N域では疵信号が不安定で疵検出の閾値未満となることが起こるため、疵信号の変動の大きい周期性疵については一定回数以上連続して疵検出されないことがあるため、周期性疵の検出能が劣る。さらに、幅方向位置に着目し、疵の幅方向のずれ量を評価しているので、高速ラインでは、処理が複雑になり、検査装置が高価になる。
本発明は、上記問題点を考慮し、周期性疵の検出能の高い疵検出方法及び装置を提供することが課題である。
上記課題を解決する本発明の要旨は以下の通りである。
第1発明は、連続的に搬送される帯状体の表面に生ずる周期性疵を検出する方法において、
前記搬送される帯状体の表面の画像を継ぎ目なく光学的に撮像する撮像工程と、
前記撮像工程で撮像した像に基づく出力と予め設定した疵検出の閾値とに基いて搬送される帯状体の表面の周期性疵候補を弁別する弁別工程と、
前記弁別工程で弁別した周期性疵候補について帯状体長手方向位置を記憶装置に記憶する記憶工程と、
前記弁別工程で周期性疵候補を弁別したときに、前記弁別工程で弁別した周期性疵候補より上流の所定区間内にある前記記憶装置に記憶されている周期性疵候補の中から、前記弁別工程で弁別した周期性疵候補と前記記憶装置に記憶されている周期性疵候補との間隔が、予め設定したロール周期長の整数倍となるロール倍周期長に対して、予め設定した許容長さずれ範囲内にある周期性疵候補を弁別する再弁別工程と、
前記再弁別工程で弁別した周期性疵候補の出現率を求め、求めた出現率に基き、前記再弁別工程で弁別した周期性疵候補が周期性疵であるか否かを判定する周期性判定工程と、
を備えることを特徴とする周期性疵検出方法である。
第2発明は、第1発明において、前記記憶工程は、前記弁別工程で弁別した周期性疵候補について、さらに帯状体幅方向位置を記憶装置に記憶することを特徴とする周期性疵検出方法である。
第3発明は、連続的に搬送される帯状体の表面に生じる周期性疵を検出する装置において、
前記搬送される帯状体の表面の画像を継ぎ目なく光学的に撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像した像に基づく出力と予め設定した疵検出の閾値とに基いて搬送される帯状体の表面の周期性疵候補を弁別する弁別部と、
前記弁別部で弁別した周期性疵候補について帯状体長手方向位置を記憶する記憶部と、
前記弁別部で弁別した周期性疵候補より上流の所定区間内にある前記記憶部に記憶されている周期性疵候補の中から、前記弁別部で弁別した周期性疵候補と前記記憶部に記憶されている周期性疵候補との間隔が、予め設定したロール周期長の整数倍となるロール倍周期長に対して、予め設定した許容長さずれ範囲内にある周期性疵候補を弁別する再弁別部と、
前記再弁別部で弁別した周期性疵候補の出現率を求め、さらに前記で求めた周期性疵候補の出現率に基き、前記再弁別部で弁別した周期性疵候補が周期性疵であるか否かを判定する周期性判定部と、
を備えることを特徴とする周期性疵検出装置である。
第4発明は、第3発明において、前記記憶部は、前記弁別部で弁別した周期性疵候補について、さらに帯状体幅方向位置を記憶することを特徴とする周期性疵検出装置である。
本発明によれば、圧延ラインや調質圧延ライン等の高速ラインにおいても周期性疵に対して高い疵検出能を発現できる。
冷延鋼板の調質圧延設備では、調圧液を使用しないドライ調圧が実施されることから、圧延中に異物の飛び込みによるロール疵が発生しやすい。そこで、本発明者らは、冷延鋼板の調質圧延設備において鋼板表面に発生するロール疵の形態について詳しく検討した。その結果、(i)疵発生源が同一のロール疵であっても鋼板長手方向で疵の信号レベルは一定でなく、著しく低い信号レベルになるロール疵も多数発生していること、また(ii)ロール疵であっても疵信号はロール疵と判定されないことがあること、が明らかになった。
前記で知見したロール疵の形態を考慮して、本発明者らは、ロール疵の検出能を向上させるには、特許文献3が行ったような疵種判定は行わないで、疵発生に周期性があるか否かを判断するのが有効と考え、また疵発生の周期性は、特定周期の疵が連続して発生するか否かで評価するのでなく、鋼板長手方向における特定周期長に対応する位置に発生する疵の出現割合(出現率)で評価することが有効と考え、さらに検討を加えることで本発明に至った。
以下、図面に基いて本発明について詳しく説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る疵検出装置が設置された2スタンド調質圧延機を示す概略構成図である。図1において、1は鋼板、2は巻戻し装置、3は入側テンションロール、4はNo.1スタンド、5はNo.2スタンド、6は出側テンションロール、7は巻取り装置、8は疵検出装置である。疵検出装置8は、冷延鋼板等の鋼板1表面を照明する光源装置9と、これの反射光を捕らえる受光装置10を備え、光源装置9としては、高周波蛍光灯やハロゲンランプ等が用いられ、受光装置10としては、CCDカメラが用いられている。19は板送り長検出のためのPLC(パルスカウンタ)である。
図2は、図1の疵検出装置8の信号処理部11における周期性疵判定処理の内容を説明する図である。図2において、12は周期性疵候補を弁別する2値化処理部、13は周期性疵候補を記録するメモリ部、14は周期性疵候補を再弁別する再弁別部、15は再弁別した周期性疵候補の出現率を評価して周期性を判定する周期性判定部、16は警報装置、17はCRT、18は集中制御盤である。
PLC19は出側テンションロール6に設置されたパルス発生器の出力をカウントして集中制御盤18に出力し、集中制御盤18は鋼板の長手方向位置を演算して求める。鋼板長手方向位置情報は、集中制御盤18から信号処理部11の2値化処理部12に送られる。
鋼板1表面に疵があると、無疵部では概略鏡面反射状態で光が反射されるのに対し、有疵部では光が拡散反射される。この反射光の拡散状態の画像をCCDカメラで採取する。
CCDカメラ10で採取された画像情報は、疵検出装置8の信号処理部11の2値化処理部12に送られ、そこで明暗の画像に階調化され、階調化された画像の明暗レベルを予め設定した閾値と比べ、該閾値を外れた信号部分を周期性疵候補と判定する。2値化処理部12では、疵検出の信号の閾値は、ノイズレベル近くまたはノイズレベルに設定される。これによって、疵部の出力信号が弱いロール疵に対しても疵検出が可能となる。周期性疵検出能を良好にする観点から、疵検出の信号の閾値は、ノイズレベルに設定することがより好ましい。以下の説明では、疵検出の信号の閾値は、ノイズレベルに設定されている場合を説明する。
ノイズの信号レベルはある範囲内で変動し、ノイズ信号には高い信号や低い信号が混在している。従来の疵検出装置では、疵検出の信号の閾値は、全てのノイズ信号より高い信号レベルに設定していた。本明細書において、「閾値をノイズレベル近くに設定」とは、閾値を、全てのノイズ信号より高い信号レベルの範囲内で、高信号ノイズの信号レベルに近い信号レベルに設定することを意味しており、「閾値をノイズレベルに設定」とは、閾値を、高い信号と低い信号が混在するノイズ信号レベルの範囲内で、その高信号ノイズの信号レベルに対応する信号レベルに設定することを意味している。
図3は信号処理部11に入力される受光信号と2値化処理のための閾値との関係を先行技術と対比して説明する図である。横軸は鋼板長手方向の位置を示し、縦軸は階調化した明暗レベルを示している。図中の符号「○」は微小なロール疵に対応する信号、その他はノイズ信号である。
CCDカメラ10で採取された画像情報を明暗の画像に階調化すると、ロール疵の疵部は、明るい画像として識別されるものと、暗い画像として識別されるものがあるので、2値化の閾値には上限閾値と下限閾値がある。図3は、ロール疵の疵部は、明るい画像として識別されるものだけが示されている。
図3において、(a)は従来技術の一般的な疵弁別レベルを説明する。有疵部と無疵部を弁別する疵検出の上限閾値は微小なロール疵の疵信号レベルより高いため、微小なロール疵は有疵部として検出されない。
図3(b)は、特許文献3に示される方法で、疵検出の上限閾値がノイズレベル近傍に設定される場合である。ロール疵の疵信号レベルが疵検出の上限閾値より大きければ有疵部として検出されるが、ロール疵の疵信号レベルが疵検出の上限閾値より小さいと有疵部として検出されない。前記で検出された信号に基いて鋼板長手方向の周期性判定をすると、一定周期の疵が連続して発生しないので、ロール疵の周期が検出できないため、ロール疵の検出能が劣る。
図3(c)は、本発明法における疵弁別レベルを説明する図である。(c)では、疵検出の上限閾値は(b)の場合よりも低く、ノイズレベルに設定されている。その結果、微小なロール疵が有疵部として検出されるものの、ノイズ信号も検出されるようになる。
なお、鋼板の表面仕上げが異なるとノイズ信号が異なるので、必要に応じて疵検出の閾値(上限閾値、下限閾値)は、表面仕上げ毎に設定してもよい。
2値化処理部12は、信号が疵検出の閾値を超えたものを弁別し、弁別結果は、周期性疵候補として、その位置情報(鋼板長手方向位置、鋼板幅方向位置)とともにメモリ部13に送られる。メモリ部13は、周期性疵候補の場所(鋼板長手方向位置、鋼板幅方向位置)を内蔵する記憶装置に記録する。周期性疵候補には、周期性疵、非周期性疵及び高ノイズ部(無疵部)が含まれている。
再弁別部14には周期性チェックの対象ロールのロール周期長が予め入力して記録されている。周期性チェックの対象となるロールは調質圧延機内に配置されている全ロールを対象としてもよいが、周期性疵が発生しやすいロールが経験的に知得されているので、周期性疵が発生しやすいロールを選び、再弁別部14にはそれに対応するロール周期長を予め入力して記録しておくのが効率的である
調質圧延機では、圧延ロールの上流に配置されているロールのロール周期長は、圧延で付与される伸長率に対応して圧延前後で異なるので、圧延後のロール周期長は圧延前のロール周期長を伸長率補正することが好ましい。伸長率をε、圧延ロール上流のロールのロール径をDとすると、伸長率補正したときのロール周期長は、π×D×(1+ε)となる。
図4は、再弁別部14にロール周期長が記録されているロールのロール周期長の入力テーブルの構成例を説明する図である。No.1圧延ロールのロール周期長は、No.2圧延スタンドでの伸長率補正がなされている。
鋼板走行位置のトラッキング精度等の点から、周期性疵は、ロール周期長の整数倍に対応する位置から若干ずれた位置で検出されることもある。そこで、再弁別部14は、予め設定されたロール周期長の整数倍となる長さ、すなわちロール周期長の1倍、2倍、…、N倍となる長さ(ロール倍周期長)を算出し、さらに前記で算出した各ロール倍周期長に対して、前後一定の長さ区間を許容長さずれ範囲として設定し、メモリ部13に記録されている周期性疵候補の位置がこの許容長さずれ範囲内にあれば、当該ロール周期長の周期性疵候補と判定する。
例えば、ロール周期長をL、前後一定の長さ区間の各長さをL0とした場合、ロール周期長Lの1倍、2倍、…、N倍となる長さ(ロール倍周期長)を各々算出し、さらに前記で算出した各ロール倍周期長の各々に対して許容長さずれ範囲を設定する。ロール周期長Lのi倍となるロール倍周期長に対しては、i×Lを基準とし、i×L±L0範囲が許容長さずれ範囲となる。周期性疵候補の位置がi×L±L0の範囲内にあれば、当該周期性疵候補は当該ロール周期長Lの周期性疵候補と判定する。
ここで、許容長さずれ範囲(±L0)は、鋼板位置のトラッキング精度等を考慮して決定される。例えば、ロール周期長Lを基準として、L0=L×αから求める。αはトラッキング精度等を考慮して決定される係数で、通常0.1以下の値が採用される。
再弁別部14は、メモリ部13に記録されている周期性疵候補の鋼板長手方向位置データの記録を今回の周期性疵候補の位置から鋼板長方向にある一定長さ区間(ロール周期長のN倍の長さ区間)を遡って参照し、その区間内に記録されている全ての周期性疵候補について、今回の周期性疵候補との鋼板長手方向の間隔を演算する。
また、再弁別部14に予め入力されているロール周期長に基き、前記ある一定長さ区間内において、ロール周期長の整数倍となる全てのロール倍周期長を演算して算出し、さらに算出した各ロール倍周期長に対する許容長さずれ範囲を演算して算出する。
次に、記憶装置に記録されている周期性疵候補と今回の周期性疵候補との鋼板長手方向の間隔が、各ロール倍周期長に対して、その許容長さずれ範囲内にあるか否かを判定し、その許容長さ範囲内にある周期性疵候補を弁別する。
図5は、弁別工程で弁別された周期性疵候補の位置を基準として、当該周期性疵候補からロール周期長のX周期分の長さ区間を遡ったときに、当該ロール周期長の整数倍となる位置における周期性疵候補の発生状態を説明する図である。ロール周期長の整数倍に対応する位置に周期性疵候補がある場合該位置は「■」で表示され、周期性疵候補がない場合該位置は「□」で表示されている。いずれの場合でも、周期性疵候補は連続的に検出されていないことが分かる。
周期性判定部15は、再弁別部14が弁別した当該ロール周期長の疵候補の数nを算出し、これを当該ロール周期長の疵候補とする。さらにある一定長さ区間(ロール周期長のN倍の長さ区間)における当該ロール周期長の疵候補の出現率、すなわちn/Nの値を求めて、弁別した疵候補が周期性疵であるか否かを判定する。具体的には、n/Nの値が予め設定した値以上であると弁別した疵候補を周期性疵と判定し、n/Nの値が予め設定した値未満であると弁別した疵候補を周期性疵でないと判定する。このようにして周期性疵の発生有無を判定することで、周期性疵候補が連続して検出されない場合であっても周期性疵の発生有無を的確に判定できる。
ロール疵などの周期性疵の検出能を高める点から、ある一定長さ区間は対象とするロールのロール周期長の20倍以上(N≧20)の長さとすることが好ましく、ロール周期長の30倍以上(N≧30)の長さとすることがより好ましい。また出現率n/Nは、例えば2/3以上であれば周期性疵と判定する。
周期性判定部15が、前記ある一定長さ区間において、ロール周期長Lに対応する周期性疵候補を周期性疵と判定したら、その結果をメモリ部13に送る。メモリ部13は、前記ある一定長さ区間内の最初(鋼板上流側)の周期性疵候補を周期性疵として記録する。以下、この処理を繰り返し行う。周期性をチェックするロール周期長のロールが複数あるときは、前記と同様の手順で、残りのロールについてロール周期長の周期性疵の発生有無を判定する。
周期性判定部15は、周期性疵候補を周期性疵と判定したら、警報装置16に周期性疵発生の情報を送る。警報装置16は操作盤の疵発生を表示するパトライトを点灯し、またスピーカで周期性疵発生の旨のアナウンスをする。
なお、疵検出装置8は、鋼板1の幅方向蛇行量が大きくなると、疵検出に支障がでる。鋼板の蛇行量はCCDカメラで計測でき、基準となる鋼板通板位置に対して±10mmを超える蛇行量となると、警報装置16で警報を発し、疵判定を中断する。
CRT17は、メモリ部13に記録されている疵情報を表示可能である。周期性疵情報表示は、周期性疵と判定された疵のみの表示、メモリー部13に記録されている全周期性疵候補の表示、のいずれかを選択可能である。全周期性疵候補を表示したときは、周期性疵と判定されたものは、当該疵の位置(幅方向位置、長さ方向位置)を点滅して表示する。
操作員は、警報装置16からの周期性疵発生情報に基き、メモリ部13に記録されている周期性疵情報をCRT17に表示し、必要に応じてその内容を印刷する。そして、周期性疵の発生状況(鋼板幅方向の位置、周期)を確認し、さらに該周期の疵を発生するロール(複数のロールの場合もある)を特定し、特定したロールから発生するロール疵を解消するアクションをとる。ロール疵解消作業は、疵発生場所に応じて、また疵程度に応じて、ストリップを走行させならが行い、またはストリップの走行を停止してから行う。
メモリ部13の周期性判定結果の記録は、集中制御盤18に送られる。集中制御盤18は必要に応じて欠陥発生マップ(逆展開)を作成し、電子情報としてまたは印刷して次工程に周期性疵発生情報を送る。図6は欠陥マップの一例を示す図である。図中、周期性疵発生部は符号「◇」で示され、符号「◇」1個は30〜40mの区間で周期性疵発生と判定されたことを示している。
本実施の形態に係る疵検出装置は、疵発生部について鋼板長手方向位置情報に加え、鋼板幅方向位置情報を有することで、当該調質圧延機における疵発生の解消を迅速且つ適切に行うことが可能になり、また次工程においても疵の検査を的確に行うことが可能になる。
本発明によれば、従来技術に比べて以下の利点がある。
(1)疵種判定を行わないで、全ての疵を対象として周期性有無をチェックするので、従来技術に比べて高い周期性疵検出能を確保できる。
(2)疵部が連続発生したときの間隔を評価する代わりに、一定長さ区間において一定周期を有する疵の出現率で周期性疵の発生有無を評価することで、部分的に疵部の信号が低い疵が発生していても周期性疵を検出できるので、従来技術に比べて高い周期性疵検出能を確保できる。
(3)疵の周期性を判定する際に、疵部の鋼板幅方向位置のずれ量を評価する機能が不要なので、これによって処理が容易となり高速化ならびに低廉化可能となる。
(4)本発明に、さらに警報表示手段、疵部画像の表示手段を付加することで、周期性疵が検出されたとき、迅速で適切な疵解消対策が可能になる。
(本発明法)
図1に示した調質圧延機を用いて、鋼板を調質圧延した。当該圧延機では、ロール疵(周期性疵)は、鋼板との接触圧の高いNo.1スタンド及びNo.2スタンドの各圧延ロールから発生しやすい。そこで、周期性判定部15には、No.1スタンド及びNo.2スタンドの各圧延ロール径に対応するロール周期長が入力され、No.1スタンドの圧延ロールのロール周期長はNo.2スタンドの圧延伸長率を1.5%(0.015)としてロール周期長が補正されている。また、許容長さずれ範囲は、ロール周期長Lを基準として、±L×αで求め、係数α=0.1とした。ロール周期長の30倍(N=30)の長さ区間で周期性疵の出現率を求め、n/Nの値が2/3以上の場合は周期性疵と判定した。鋼板の圧延は、所定の通板速度で圧延し、周期性疵を検出したら、その時点で周期性疵の発生を解消するように対処した。
(従来法)
疵検出装置が配置されていない点を除くと、図1の調質圧延機と同様の構成の調質圧延機を用いて鋼帯を調質圧延した。その際、装入コイル5本毎に、コイルの先端部分及び尾端部分を低速(50mpm)で通板してロール疵の発生有無を検査し、ロール疵の発生があった場合、当該ロール疵発生源のロール表面を手入れした後圧延作業を行った。
従来法におけるロール疵による格落ち量及び本発明法によるロール疵による格落ち量の推移を図7に示す。格落ち量は、従来法の4ヶ月間の格落ち量の平均値を基準(=1)とし、各月毎の格落ち量で表した。格落ち量は当該調質圧延工程と次工程の合計格落ち量である。従来法に比べて、本発明法による格落ち量は、約62%低減されている。
本発明は、金属板、樹脂板等の帯状体表面に発生する周期性疵の検出に利用することができる。
本発明の実施の形態に係る周期性疵検出装置が設置された2スタンド調質圧延機を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る周期性疵検出装置の信号処理部における周期性疵判定処理の内容を説明する図である。 信号処理部に入力される受光信号と2値化処理のための閾値との関係を先行技術と対比して説明する図である。 周期性判定部のロール周期長が設定されたテーブルの一例を説明する図である。 周期性疵候補の位置を基準として、当該周期性疵候補からロール周期長のX周期分の長さ区間を遡ったときに、当該ロール周期長の整数倍となる位置における周期性疵候補の発生状態を説明する図である。 欠陥マップの一例を示す図である。 本発明法によるロール疵の低減効果を説明する図である。
符号の説明
1 鋼板
2 巻戻し装置
3 入側テンションロール
4 No.1スタンド
5 No.2スタンド
6 出側テンションロール
7 巻取り装置
8 疵検出装置
9 光源装置
10 受光装置(CCDカメラ)
11 信号処理部
12 2値化処理部
13 メモリ部(記憶部)
14 再弁別部
15 周期性判定部
16 警報装置
17 CRT
18 集中制御盤
19 PLC(パルスカウンタ)

Claims (4)

  1. 連続的に搬送される帯状体の表面に生ずる周期性疵を検出する方法において、
    前記搬送される帯状体の表面の画像を継ぎ目なく光学的に撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程で撮像した像に基づく出力と予め設定した疵検出の閾値とに基いて搬送される帯状体の表面の周期性疵候補を弁別する弁別工程と、
    前記弁別工程で弁別した周期性疵候補について帯状体長手方向位置を記憶装置に記憶する記憶工程と、
    前記弁別工程で周期性疵候補を弁別したときに、前記弁別工程で弁別した周期性疵候補より上流の所定区間内にある前記記憶装置に記憶されている周期性疵候補の中から、前記弁別工程で弁別した周期性疵候補と前記記憶装置に記憶されている周期性疵候補との間隔が、予め設定したロール周期長の整数倍となるロール倍周期長に対して、予め設定した許容長さずれ範囲内にある周期性疵候補を弁別する再弁別工程と、
    前記再弁別工程で弁別した周期性疵候補の出現率を求め、求めた出現率に基き、前記再弁別工程で弁別した周期性疵候補が周期性疵であるか否かを判定する周期性判定工程と、
    を備えることを特徴とする周期性疵検出方法。
  2. 前記記憶工程は、前記弁別工程で弁別した周期性疵候補について、さらに帯状体幅方向位置を記憶装置に記憶することを特徴とする請求項1に記載の周期性疵検出方法。
  3. 連続的に搬送される帯状体の表面に生じる周期性疵を検出する装置において、
    前記搬送される帯状体の表面の画像を継ぎ目なく光学的に撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像した像に基づく出力と予め設定した疵検出の閾値とに基いて搬送される帯状体の表面の周期性疵候補を弁別する弁別部と、
    前記弁別部で弁別した周期性疵候補について帯状体長手方向位置を記憶する記憶部と、
    前記弁別部で弁別した周期性疵候補より上流の所定区間内にある前記記憶部に記憶されている周期性疵候補の中から、前記弁別部で弁別した周期性疵候補と前記記憶部に記憶されている周期性疵候補との間隔が、予め設定したロール周期長の整数倍となるロール倍周期長に対して、予め設定した許容長さずれ範囲内にある周期性疵候補を弁別する再弁別部と、
    前記再弁別部で弁別した周期性疵候補の出現率を求め、さらに前記で求めた周期性疵候補の出現率に基き、前記再弁別部で弁別した周期性疵候補が周期性疵であるか否かを判定する周期性判定部と、
    を備えることを特徴とする周期性疵検出装置。
  4. 前記記憶部は、前記弁別部で弁別した周期性疵候補について、さらに帯状体幅方向位置を記憶することを特徴とする請求項3に記載の周期性疵検出装置。
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