JP2002090305A - 表面欠陥検査装置 - Google Patents

表面欠陥検査装置

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JP2002090305A JP2000284238A JP2000284238A JP2002090305A JP 2002090305 A JP2002090305 A JP 2002090305A JP 2000284238 A JP2000284238 A JP 2000284238A JP 2000284238 A JP2000284238 A JP 2000284238A JP 2002090305 A JP2002090305 A JP 2002090305A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被検査体の両面に現れるような程度の悪い欠陥
の種別、程度を高い精度で判定する。 【解決手段】被検査体の表裏両面に検出された疵の幅方
向位置及び長手方向位置の両方が所定の範囲内に入って
いる場合、表裏両面の疵は同一疵と判定し、同一疵と判
定された二つの疵の特徴量を統合することによって疵の
種別及び程度の少なくとも一方を判定する判定部17を
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板やアルミニウ
ム等の比較的厚さが薄い被検査体表面の欠陥を検出する
表面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板やアルミニウム等の比較的厚さが薄
い薄板に対してプレスやメッキを行う場合、その処理前
に表面欠陥検査装置により薄板表面の疵の検査を行う。
図7に従来の表面欠陥検査装置の概略構成を示す。
【0003】図7に示すように、被検査体10の表面に
画像入力部11(11a,11b)が設置されている。
画像入力部11は、CCDカメラやフォトマル(光電子
増倍管)等の画像入力手段と、画像入力手段に被検査体
表面からの光を導くためのレンズ、ミラーや光学的な補
正を行うためのフィルタから構成されている。
【0004】画像入力部11は、画像処理部12に接続
されている。画像処理部12は、画像入力部からの電気
信号を増幅する増幅器、電気的ノイズをカットするフィ
ルタ、画像入力部からのアナログ出力をデジタル信号に
変換するA/D変換器などの入力手段、入力された信号
に対して地合の影響を除くためのシェーディング補正な
ど各種補正処理や空間フィルタなどの前処理部分、得ら
れた画像から2値以上にクラス分けするn値化や所定の
しきい値により疵候補を抽出する処理部から構成されて
いる。
【0005】画像処理部12が、画像処理部12で得ら
れた疵候補の長さや幅、面積、被検査体基準線から長手
方向の距離、被検査体基準端部からの幅方向の距離など
の特徴量を演算する特徴量演算部13に接続されてい
る。特徴量演算部13は、疵種別判定部14及び疵程度
判定部15に接続されている。疵種別判定部14は、特
徴量演算部13で得られた疵候補の特徴量から所定のア
ルゴリズムにしたがって疵種別を判定する。また、疵種
別判定部14は、疵程度判定部15に接続されている。
疵程度判定部15は、特徴量演算部13で得られた疵の
特徴量及び疵種別判定部14で判定された疵種別から、
疵の程度を判定する。
【0006】疵種別判定部14及び疵程度判定部15
が、疵種別及び疵程度をCRTなどのモニタ、プリン
タ、ランプ、ブザーなどのアナンシエータに出力する結
果出力部18に接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の表面欠
陥検査装置では、片面単位で検査をおこなうのが一般的
であり、両面の検査をおこなう場合には検査装置をそれ
ぞれの面に設置することでおこなっている。
【0008】ところで、鋼板やアルミニウム等の比較的
厚さが薄い被検査体の場合、程度の極めて悪い疵は両面
に現れるのが一般的である。ところが、従来の表面検査
装置では、片面単位で検査しているので、疵程度が悪く
正確に検出を行わなければならない疵であるにもかかわ
らず、疵の種別や程度を正確に判定できない場合があっ
た。
【0009】また一方、鋼板に汚れや処理ムラなどが生
じた場合は、程度の軽い疵であるにもかかわらず、疵の
面積が大きいため程度の悪い疵として誤判定してしまう
場合があった。
【0010】本発明の目的は、被検査体の両面に現れる
ような程度の悪い欠陥の種別、程度を高い精度で判定す
ることができる表面欠陥検査方法を提供することにあ
る。
【0011】また、本発明の別の目的は、程度の軽い欠
陥を程度の悪い欠陥と誤判定することを防ぐことができ
る表面欠陥検査方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明は、上記
目的を達成するために以下のように構成されている。 (1)本発明(請求項1)に係わる表面欠陥装置は、被
検査体の表裏両面をそれぞれ検査する疵検査部と、この
疵検査部の表裏両面の検出信号に基づいて疵を評価する
判定部とを具備してなることを特徴とする。
【0013】(2)本発明(請求項2)は、被検査体の
表裏の表面を検査し、その検出信号から疵の幅、長さな
ど物理的な特徴量、及び該信号のピーク値など物性的な
特徴量の内少なくとも一つ以上の特徴量を検出し、該特
徴量から疵の種別及び程度の少なくとも一方を判定する
表面欠陥検査装置において、前記被検査体の表裏両面に
検出された疵の幅方向位置及び長手方向位置の両方が所
定の範囲内に入っている場合、表裏両面の疵は同一疵と
判定し、表裏両面に検出された疵の検査情報に基づいて
検出された疵を評価する判定部を具備することを特徴と
する。
【0014】(3)本発明(請求項3)は、被検査体の
表裏の表面を検査し、その検出信号から疵の幅、長さな
ど物理的な特徴量、及び該信号のピーク値など物性的な
特徴量の内少なくとも一つ以上の特徴量を検出し、該特
徴量から疵の種別及び程度の少なくとも一方を判定する
表面欠陥検査装置において、前記被検査体の表裏両面に
検出された疵の幅方向位置及び長手方向位置の両方が所
定の範囲内に入っている場合、表裏両面の疵は同一疵と
判定し、同一疵と判定された二つの疵の特徴量を統合す
ることによって疵の種別及び程度の少なくとも一方を判
定する判定部を具備することを特徴とする。
【0015】(4)本発明(請求項4)は、被検査体の
表裏の表面を検査し、その検出信号から疵の幅、長さな
ど物理的な特徴量、及び該信号のピーク値など物性的な
特徴量の内少なくとも一つ以上の特徴量を検出し、該特
徴量から疵の種別及び程度の少なくとも一方を判定する
表面欠陥検査装置において、検出された疵の種別及び程
度の少なくとも一方と、前記被検査体の表裏両面の疵の
分布とに基づいて、疵の種別及び程度の少なくとも一方
を判定する判定部を具備することを特徴とする。
【0016】(5)本発明(請求項5)は、被検査体の
表裏の表面を検査し、その検出信号から疵の幅、長さな
ど物理的な特徴量、及び該信号のピーク値など物性的な
特徴量の内一つ以上の特徴量を検出し、該特徴量から疵
の種別及び程度の少なくとも一方を判定する表面欠陥検
査装置において、前記被検査体の表裏両面に検出された
疵の幅方向位置及び長手方向位置の両方が所定値内の場
合に、表裏の疵は同一疵と判定し、同一疵と判定された
二つの疵の種別及び程度の少なくとも一方から、疵の種
別及び程度の少なくとも一方を判定する判定部を具備す
ることを特徴とする。
【0017】(6)本発明(請求項6)は、被検査体の
表裏の表面欠陥を検査し、その検出信号から疵の幅、長
さなど物理的な特徴量、及び該信号のピーク値など物性
的な特徴量の内一つ以上の特徴量を検出し、該特徴量か
ら疵の種別及び程度の少なくとも一方を判定する表面欠
陥検査装置において、前記被検査体の表裏の一方の面に
疵を検出した場合、検出された疵の幅方向位置及び長手
方向位置に対して、所定範囲内に他方の面に疵が検出さ
れなければ、一方の面で検出された疵の種別及び程度の
少なくとも一方を再判定する判定部を具備することを特
徴とする。
【0018】[作用]本発明は、上記構成によって以下
の作用・効果を有する。
【0019】薄板の場合、疵は表裏両面に現れるので、
同一疵と判定した疵の特徴量を統合することによって、
被検査体の疵の種別、程度の判定を高精度化することが
できる。
【0020】また、表裏の疵の分布と、疵の種別及び程
度の少なくとも一方とから、疵の種別、程度の判定を高
精度化することができる。
【0021】また、同一疵と判定された疵の種別及び程
度の少なくとも一方から、被検査体内部の疵の種別及び
程度の少なくとも一方を推定することができ、被検査体
の疵の種別、程度の判定を高精度化することができる。
【0022】また、程度の悪い疵は、表裏両面に欠陥が
現れるので、検出された疵の位置から所定範囲内に他方
の面に疵が検出されなかったときに、検出された疵を再
判定することで、程度の軽い欠陥を程度の悪い欠陥と誤
判定することがない。例えば、一方の面に程度の悪いと
判定された疵があった場合、裏面に疵が無ければその判
定は誤りであるということが分かる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。
【0024】[第1実施形態]図1は、本発明の一実施
形態に係わる表面欠陥検査装置の概略構成を示す図であ
る。図1に示すように、鋼板やアルミニウム等の比較的
厚さが薄い被検査体10の表面側及び裏面側にそれぞれ
画像入力部11(11a,11b)が設置されている。
画像入力部11は、CCDカメラやフォトマル(光電子
増倍管)等の画像入力手段と、画像入力手段に被検査体
表面からの光を導くためのレンズ、ミラーや光学的な補
正を行うためのフィルタから構成されている。
【0025】それぞれの画像入力部11は、画像処理部
12(12a,12b)に接続されている。画像処理部
12は、画像入力部からの電気信号を増幅する増幅器、
電気的ノイズをカットするフィルタ、画像入力部からの
アナログ出力をデジタル信号に変換するA/D変換器な
どの入力手段、入力された信号に対して地合の影響を除
くためのシェーディング補正など各種補正処理や空間フ
ィルタなどの前処理部分、得られた画像から2値以上に
クラス分けするn値化や所定のしきい値により疵候補を
抽出する処理部から構成されている。
【0026】画像処理部12が、画像処理部12で得ら
れた疵候補の長さや幅、面積、被検査体基準線から長手
方向の距離、被検査体基準端部からの幅方向の距離など
の特徴量を演算する特徴量演算部13(13a,13
b)に接続されている。
【0027】記憶部16が、特徴量演算部13に接続さ
れている。記憶部16は、疵候補の長さや幅、面積、被
検査体基準線から長手方向の距離、被検査体基準端部か
らの幅方向の距離等の特徴量、並びに疵の種別及び程度
を記憶する。
【0028】判定部17が、記憶部16に接続されてい
る。判定部17は、被検査体基準線から長手方向の距
離、被検査体基準端部からの幅方向の距離から疵の同一
性の判定を行うと共に、同一と判定された疵の特徴量を
統合する。
【0029】疵種別判定部14及び疵程度判定部15が
判定部17に接続されている。疵種別判定部14は、判
定部17で同一と判定された疵の特徴量から、所定のア
ルゴリズムにしたがって疵種別を判定する。また、疵種
別判定部14は、疵程度判定部15に接続されている。
疵程度判定部15は、判定部17で同一と判定された疵
の特徴量、及び疵種別判定部14で判定された疵種別か
ら、疵の程度を判定する。
【0030】判定部17が、判定された結果をCRTな
どのモニタ、プリンタ、ランプ、ブザーなどのアナンシ
エータに出力する結果出力部18に接続されている。
【0031】次に、画像入力部11,画像処理部12,
特徴量演算部13,従来装置と同様なので説明を省略
し、本装置の判定部17の動作について説明する。ここ
では、図2に示すような、疵が被検査体にあった場合を
用いて説明する。
【0032】記憶部16に格納された、被検査体表面1
0aに存在する疵21の被検査体の基準線からの長手方
向の距離をLt、被検査体裏面10bに存在する疵22
の被検査体基準線からの長手方向の距離をLb、疵2
1,22の被検査体基準端からの幅方向の距離をそれぞ
れWt,Wbとする。
【0033】そして、判定部17は、 |Lt−Lb|≦Ls, |Wt−Wb|≦Ws (Ls,Wsは任意の設定値)が成り立つとき、疵21と
疵22とが同一の疵であると判定する。
【0034】次に、同一な疵と判定した疵に対して、例
えば疵長さとして長い方を採用する、又はまたは表裏面
のORをとり合成された幅、長さを採用するなどして疵
の特徴量を統合する。そして、疵疵種別判定部14及び
疵程度判定部15により、同一と判定された疵の統合さ
れた特徴量から、疵の疵種・等級を決定する。
【0035】例えば、疵21及び疵22が、それぞれ
(長さ3,幅1)、(長さ1,幅1)であった場合、疵
21及び疵22を同一の疵として取り扱い、それぞれの
疵の長さ、幅の大きい値ほうを採用し同一の疵として取
り扱い、(長さ3,幅1)の疵として取り扱う。
【0036】裏面の疵が線状形態の疵(ヘゲなど)であ
り、そのうちの特にひどい部分が表面に現れた場合、表
面では点状形態の疵と認識する場合がある。一般的にヘ
ゲ疵(線状〜面状)は母材の疵なので極めて有害である
が、ドロスや異物付着などの点状疵は表面への付着物な
ので有害度は軽く判断される場合がある。
【0037】ここで表面保証の製品については表を重点
的に検査するが、表が点状疵と判断されると実際はヘゲ
であるにもかかわらず見逃してしまう場合がある。本発
明のように表裏の特徴量を統合して判定するとこのよう
な場合でも有害疵を見逃す危険が少なくなる。
【0038】[第2の実施形態]本実施形態では、第1
の実施形態に示した判定部と、異なる判定方法を用いた
判定方法について説明する。
【0039】図4は、本発明の第2の実施形態に係わる
表面欠陥検査装置の概略構成を示す構成図である。図4
において、図1と同一な部分には同一符号を付し、その
詳細な説明を省略する。図4に示す装置が、図1に示し
た装置と異なるのは、特徴量演算部13は、疵種別判定
部14(14a,14b)及び疵程度判定部15が、表
面及び裏面側に設けられた特徴量演算部13(13a,
13b)に接続されていることである。また、後述する
テーブル19が、判定部17に接続されている。
【0040】ここでは、図3に示すような、疵が被検査
体にあった場合を用いて説明する。疵の集合31,32
から所定の疵種別、程度のものを抽出し、検出面(表面
側,裏面側)に係わらず、物理的な位置で統合、再配置
し、その分布から所定のアルゴリズムに従って疵種別、
程度を判定する。具体的には、被検査材の検査面に関わ
らず、特徴量演算部13で得られた特徴量から疵種別判
定部14(14a,14b)及び疵程度判定部15(1
5a,15b)により疵の種別及び程度の少なくとも一
方を判定する。
【0041】隣接する疵との距離が所定値以下である疵
の集合31,32から、それぞれ所定の疵種別、程度の
ものを抽出する。被検査材の検査面に関わらず、疵の種
別及び程度の少なくとも一方の情報が記載された分布図
を作成する。
【0042】被検査体表面10aに存在する疵31の被
検査体の基準線からの長手方向の距離をLt、被検査体
裏面10bに存在する疵集合32の被検査体基準線から
の長手方向の距離をLb、疵集合31,32の被検査体
基準端からの幅方向の距離をそれぞれWt,Wbとする。
【0043】そして、判定部17は、 |Lt−Lb|≦Ls, |Wt−Wb|≦Ws (Ls,Wsは任意の設定値)が成り立つとき、疵集合3
1と疵集合32とが同一の疵集合であると判定する。
【0044】次に、同一な疵集合と判定した疵集合に対
して、所定のアルゴリズムに従って、疵の種別、程度を
判定する。すなわち、同一疵と判定した疵21,22に
対して、それぞれの疵種別、程度からテーブル19に格
納された所定のルールにより、被処理体内部の疵種別、
程度を再判定する。
【0045】次に、より具体的な例をあげて本実施形態
をより詳細に説明する。先ず、第1の例について説明す
る。酸洗ラインでは反応が過剰に進行すると“変色”と
呼ばれる過酸洗が発生する。これは次工程の冷間圧延で
圧延すると判別できなくなり無害である。しかし“変
色”はその名の通り黒っぽく色が変わっており部分的に
見ると“ヘゲ”や“汚れ”など有害欠陥と判定されてし
まう。“変色”は酸洗槽の広い範囲で発生するため本発
明のような疵の分布を考慮した判定を行えば“変色”の
判断が可能となる。また“変色”は表裏同時に発生する
ため、表裏両面の疵による判定を行えばより確実に“変
色”を判定できる。具体的には、例えば表裏のN1m内
に“ヘゲ”または“汚れ”などがN2個以上あれば対象
疵を“変色”に変更する。
【0046】次に、第2の例について説明する。例えば
圧延ロールに異物が付着すると、異物の一部が板に転写
され異物付着等の欠陥が生じる。一方、欠陥が転写され
た面の反対側の面にはこの異物に押し出される形で凸状
の疵が発生するが、圧延ロールの異物がとれるまで周期
的に疵が発生する。CGLラインなどではこのような凸
状の点状疵はドロスと判断するが、本発明を適用すれば
これは異物と判断可能となる。
【0047】一般的に表面検査装置は判定閾値を超えた
信号のうち幅方向または長手方向に連続したものをひと
かたまりとして扱い、このかたまりの特徴量から疵種を
判定する。一方、疵の中にはそれぞれ独立した疵が一定
の範囲内に分布する場合があり、これらをひとまとまり
として疵種・等級を定義するものがある。
【0048】次に、第3の例について説明する。短い
(概ね1mm前後)スリ疵状のものを単独では“スクラ
ッチ”と呼ぶが、これは板と何かが接触してこすられて
発生する。“スクラッチ”は極めて小さい疵であるため
ブリキのような極薄板では有害であるが、冷延鋼板など
では単独の場合あまり問題とならない場合がある。しか
し、この“スクラッチ”がコイルの先端または尾端に密
集して発生すると、通常これはPOR(巻き戻しリー
ル)で板と板が接触して発生する“ヒッキマーク”と呼
ばれる疵となる。
【0049】“スクラッチ”は概ね上流工程での疵であ
るが、“ヒッキマーク”は自ラインでの機械または制御
設備の不具合によるものであるので疵種を正確に当てる
ことはトラブルの早期発見に役立つ。本発明のような疵
の位置情報、分布などから疵種を判定すれば“スクラッ
チ”と“ヒッキマーク”とを区別して判定することが可
能となる。
【0050】具体的にはコイルの先端N1mまたは尾端
2m内にN3個以上の“スクラッチ”があればこれを
“ヒッキマーク”に変更する。等級は例えばN4個(N4
>N3)以上検出すればD級、それ以下ならC級などと
判定する。なお、“スクラッチ”と“ヒッキマーク”と
を区別して判定する場合、あえて表裏両面の疵情報を統
合して判定する必要は無い。
【0051】[第3の実施形態]本実施形態では、第1
の実施形態に示した疵判定部と、異なる判定方法を用い
た判定方法について説明する。
【0052】図4は、本発明の第3実施形態に係わる表
面欠陥検査装置の概略構成を示す構成図である。図4に
おいて、図1と同一な部分には同一符号を付し、その詳
細な説明を省略する。図4に示す装置が、図1に示した
装置と異なるのは、特徴量演算部13は、疵種別判定部
14(14a,14b)及び疵程度判定部15が、表面
及び裏面側に設けられた特徴量演算部13(13a,1
3b)に接続されていることである。また、後述するテ
ーブル19が、判定部17に接続されている。
【0053】次に、本装置の動作を、図2に示すよう
な、疵が被検査体にあった場合を用いて説明する。それ
ぞれの、被検査材の検査面に関わらず、特徴量演算部1
3で得られた特徴量から疵種別判定部14(14a,1
4b)及び疵程度判定部15により疵の種別及び程度の
少なくとも一方を判定する。
【0054】被検査体表面10aに存在する疵21の被
検査体の基準線からの長手方向の距離をLt、被検査体
裏面10bに存在する疵22の被検査体基準線からの長
手方向の距離をLb、疵21,22の被検査体基準端か
らの幅方向の距離をそれぞれWt,Wbとする。そして、
判定部17は、 |Lt−Lb|≦Ls, |Wt−Wb|≦Ws (Ls,Wsは任意の設定値)が成り立つとき、疵21と
疵22とが同一の疵であると判定する。
【0055】次に、判定部17は、同一疵と判定した疵
21,22に対して、それぞれの疵種別、程度からテー
ブル19に格納された所定のルールにより、被処理体内
部の疵種別、程度を再判定する。
【0056】例えば、表面側の疵種及び程度がA,D
級、裏面側の疵種及び程度がB,C級であった場合に、
表1に示すようなテーブルを参照して、被処理対内部の
疵種及び程度がA,D級と判断することができる。
【0057】
【表1】
【0058】このようにすれば、疵21と疵22との両
方が共に程度の悪い疵であった場合、表裏共に程度が悪
いので疵部表面のみならず内部の品質の程度も悪いと推
定することができる。このようにして被検査体の疵の種
別、程度の判定を高精度化することができる。
【0059】疵検査で例えばA〜D級にランク分けする
が、穴や大ヘゲなどをさらにひどい疵としてE級判定す
る場合がある。このE級の疵は、単に信号レベルが高い
とか面積が大きいなどでは判断できないが、例えば表裏
ともにD級以下であればE級である確率は高くなるの
で、このような場合を判断するのに有効である。
【0060】あるいは片面が「ヘゲ」、「帯ヘゲ」、
「線ヘゲ」など比較的面積の広いヘゲ系欠陥と判定し、
反対面が点状欠陥である場合、これはヘゲの特にひどい
部分が反対面に現れたものである可能性が極めて高いた
め反対面の点状欠陥を「ヘゲ」として疵種別、程度を再
判定する。
【0061】本実施形態は、表裏の疵を判定する方法と
しては、第1の実施形態で説明した方法が理想的であ
る。しかし、現実問題としては処理能力の問題等から本
発明の処理を使用しても、同等の効果が得られる。
【0062】[第4の実施形態]本実施形態では、第
1,第2,及び第3の実施形態に示した疵判定部と、異
なる判定方法を用いた判定方法について説明する。
【0063】図5は、本発明の第4実施形態に係わる表
面欠陥検査装置の概略構成を示す構成図である。図5に
おいて、図4と同一な部分には同一符号を付し、その詳
細な説明を省略する。ただし、判定部17の動作は、図
4に示した装置と異なる本実施形態では、図6に示すよ
うな、疵が被検査体にあった場合の判定部17の動作に
ついて説明する。被検査体表面10aに存在する疵51
の被検査体基準位置からの長手方向の距離をLt、被検
査体裏面10bに存在する疵の被検査体基準位置からの
長手方向の距離をLb、疵の被検査体基準部からの幅方
向の距離をそれぞれWt、Wbとする。そして、反対面
のLt±Ls又はWt±Ws(Ls,Wsは任意の設定値)
の少なくとも一つの条件を満足する範囲に所定の疵種
別、程度の疵が存在するか調べ、この有無により被検査
体表面10aの疵51の疵種別、程度を再判定する。
【0064】例えば、被検査体の片側の面のみに疵を検
出した場合には、誤検出であると判定する。このように
すれば、疵51が何らかの要因により程度の悪い疵と判
定されても、反対面に所定の疵種別又は程度の疵が存在
しないとき、疵51の疵種別、程度を再判定することが
できる。例えば、鋼板のエッジ部に「線状マーク」と呼
ばれるマークが発生することがあるがこれはほとんどの
場合無害である。しかし表面検査装置によってはこれを
「帯ヘゲ」と判定してしまうことがある。この場合、
「線状マーク」は連続して発生するため疵長さが長くな
り極めて有害な等級として判定されてしまう。このよう
なケースの場合、程度の悪い帯ヘゲであれば反対面にも
何らかの疵が現れるが、「線状マーク」の場合反対面に
も疵があるケースはまれである。
【0065】したがって本発明を適用すれば、例えば反
対面に疵がないので検出された疵は程度の軽い「帯ヘ
ゲ」または第2の実施形態に記載した処理(疵の分布に
よる判定)を利用して「線状マーク」に変更することが
可能となる。
【0066】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、光学手段による疵の検出装置
に限らず、磁気や渦電流を用いた探傷装置など、疵の種
別及び程度の少なくとも一方を判定可能なすべての装置
に本発明を適用することができる。その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが可
能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、薄
板の場合、程度の悪い疵は表裏両面に現れるので、同一
疵と判定した疵の特徴量を統合することによって、被検
査体の疵の種別、程度の判定を高精度化することができ
る。
【0068】また、表裏の疵の分布と、疵の種別及び程
度の少なくとも一方と、疵の種別、程度の判定を高精度
化することができる。
【0069】また、同一疵と判定された疵の種別及び程
度の少なくとも一方から、被検査体内部の疵の種別及び
程度の少なくとも一方を推定することができ、被検査体
の疵の種別、程度の判定を高精度化することができる。
【0070】また、程度の悪い疵は、表裏両面に欠陥が
現れるので、検出された疵の位置から所定範囲内に他方
の面に疵が検出されなかったときに、検出された疵を再
判定することで、程度の軽い欠陥を程度の悪い欠陥と誤
判定することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる表面欠陥検査装置の概
略構成を示す図。
【図2】第1の実施形態に係わる検査方法の説明に用い
た、被検査体の疵を示す図。
【図3】第2の実施形態に係わる検査方法の説明に用い
た、被検査体の疵を示す図。
【図4】第2及び3実施形態に係わる表面欠陥検査装置
の概略構成を示す図。
【図5】第4実施形態に係わる表面欠陥検査装置の概略
構成を示す図。
【図6】第4の実施形態に係わる検査方法の説明に用い
た、被検査体の疵を示す図。
【図7】従来の表面欠陥検査装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
10…被検査体 11…画像入力部 12…画像処理部 13…特徴量演算部 14…疵種別判定部 15…疵程度判定部 16…記憶部 17…判定部 18…結果出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陶山 恒夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA37 AB01 AB02 AB07 AC01 CA03 CA04 CA07 EA11 EA12 EA14 EB01 EB02 EC01 EC05 ED03 FA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査体の表裏両面をそれぞれ検査する疵
    検査部と、 この疵検査部の表裏両面の検出信号に基づいて疵を評価
    する判定部とを具備してなることを特徴とする表面欠陥
    検査装置。
  2. 【請求項2】被検査体の表裏の表面を検査し、その検出
    信号から疵の幅、長さなど物理的な特徴量、及び該信号
    のピーク値など物性的な特徴量の内少なくとも一つ以上
    の特徴量を検出し、該特徴量から疵の種別及び程度の少
    なくとも一方を判定する表面欠陥検査装置において、 前記被検査体の表裏両面に検出された疵の幅方向位置及
    び長手方向位置の両方が所定の範囲内に入っている場
    合、表裏両面の疵は同一疵と判定し、 表裏両面に検出された疵の検査情報に基づいて検出され
    た疵を評価する判定部を具備することを特徴とする表面
    欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】被検査体の表裏の表面を検査し、その検出
    信号から疵の幅、長さなど物理的な特徴量、及び該信号
    のピーク値など物性的な特徴量の内少なくとも一つ以上
    の特徴量を検出し、該特徴量から疵の種別及び程度の少
    なくとも一方を判定する表面欠陥検査装置において、 前記被検査体の表裏両面に検出された疵の幅方向位置及
    び長手方向位置の両方が所定の範囲内に入っている場
    合、表裏両面の疵は同一疵と判定し、同一疵と判定され
    た二つの疵の特徴量を統合する判定部と、 この判定部で同一と判定された二つの疵の統合された特
    徴量から疵の種別及び程度の少なくとも一方を判定する
    疵種/疵程度判定部とを具備することを特徴とする表面
    欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】被検査体の表裏の表面を検査し、その検出
    信号から疵の幅、長さなど物理的な特徴量、及び該信号
    のピーク値など物性的な特徴量の内少なくとも一つ以上
    の特徴量を検出し、該特徴量から疵の種別及び程度の少
    なくとも一方を判定する表面欠陥検査装置において、 検出された疵の種別及び程度の少なくとも一方と、前記
    被検査体の表裏両面の疵の分布とに基づいて、疵の種別
    及び程度の少なくとも一方を判定する判定部を具備する
    ことを特徴とする表面欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】被検査体の表裏の表面を検査し、その検出
    信号から疵の幅、長さなど物理的な特徴量、及び該信号
    のピーク値など物性的な特徴量の内少なくとも一つ以上
    の特徴量を検出し、該特徴量から疵の種別及び程度の少
    なくとも一方を判定する表面欠陥検査装置において、 前記被検査体の表裏両面に検出された疵の幅方向位置及
    び長手方向位置の両方が所定値内の場合に、表裏の疵は
    同一疵と判定し、同一疵と判定された二つの疵の種別及
    び程度の少なくとも一方から、疵の種別及び程度の少な
    くとも一方を判定する判定部を具備することを特徴とす
    る表面欠陥検査装置。
  6. 【請求項6】被検査体の表裏の表面欠陥を検査し、その
    検出信号から疵の幅、長さなど物理的な特徴量、及び該
    信号のピーク値など物性的な特徴量の内一つ以上の特徴
    量を検出し、該特徴量から疵の種別及び程度の少なくと
    も一方を判定する表面欠陥検査装置において、 前記被検査体の表裏の一方の面に疵が検出された場合、
    検出された疵の幅方向位置及び長手方向位置から、所定
    範囲内の他方の面に疵が検出されなければ、一方の面で
    検出された疵の種別及び程度の少なくとも一方を再判定
    する判定部を具備することを特徴とする表面欠陥検査装
    置。
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