JP5263291B2 - 欠陥検査のための画像データの処理装置および方法、これらを用いた欠陥検査装置および方法、これらを用いた板状体の製造方法、並びに記録媒体 - Google Patents
欠陥検査のための画像データの処理装置および方法、これらを用いた欠陥検査装置および方法、これらを用いた板状体の製造方法、並びに記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5263291B2 JP5263291B2 JP2010520903A JP2010520903A JP5263291B2 JP 5263291 B2 JP5263291 B2 JP 5263291B2 JP 2010520903 A JP2010520903 A JP 2010520903A JP 2010520903 A JP2010520903 A JP 2010520903A JP 5263291 B2 JP5263291 B2 JP 5263291B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- defect
- interval
- image
- plate
- defect candidate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000007547 defect Effects 0.000 title claims description 598
- 238000007689 inspection Methods 0.000 title claims description 184
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims description 93
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 78
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 30
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 claims description 78
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims description 70
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims description 59
- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims description 31
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 18
- 238000004088 simulation Methods 0.000 claims description 16
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims description 14
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims 2
- 210000000746 body region Anatomy 0.000 claims 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 100
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 11
- 230000008569 process Effects 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 3
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 3
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 2
- 239000010408 film Substances 0.000 description 2
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 description 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 238000006124 Pilkington process Methods 0.000 description 1
- ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N Tin Chemical compound [Sn] ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000013528 artificial neural network Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/84—Systems specially adapted for particular applications
- G01N21/88—Investigating the presence of flaws or contamination
- G01N21/89—Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles
- G01N21/892—Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles characterised by the flaw, defect or object feature examined
- G01N21/896—Optical defects in or on transparent materials, e.g. distortion, surface flaws in conveyed flat sheet or rod
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Description
ガラス板に存在する欠陥として、ガラス板の表面に形成されるキズが挙げられる。例えば、フロート法においては、溶融炉から一定の厚さの長尺の板状体として取り出され、駆動ローラ上で搬送される。その際、駆動ローラに付着した異物や駆動ローラ上の微小な突起等により、ガラス板の表面が傷つけられることによりキズが生じるものである。ガラス板の搬送に用いる駆動ローラは、多数設けられるので、ガラス板の表面に微小なキズが発生する機会は極めて多い。このようなキズは周期性をもって発生するため、従来から、ガラス板に限らず、長尺状の中間形態を取る製品に関し、その工程内検査において、周期性のある欠陥を検査する方法が種々提案されている。
特許文献2には、被検査体を撮像して得た画像データにおいて検出された欠陥を周期性欠陥と、非周期性欠陥とに分類して、周期性欠陥を検査する方法が記載されている。
一方、特許文献2では、被検査体を撮像して得られた画像データにおいて検出された欠陥を、周期性欠陥と非周期性欠陥とに分類するとき、画像データを2値化し、2値化によって得られた欠陥と見做される部分の面積の大きさが所定値を上回るものを非周期性欠陥として分類する。このため、面積が極めて小さい、ノイズデータに起因する欠陥と見做される部分を、周期性欠陥と誤認して識別する。
つまり、ガラス板に発生する駆動ローラ等による小さなキズの欠陥は小さいため、画像データを2値化するとき、欠陥と誤って見做す部分を低減するために、閾値を下げても、ランダムに発生するノイズデータと区別することは難しい。このため、駆動ローラ等による小さなキズの欠陥の周期性を判別することはきわめて難しい。
このため、周期的な欠陥の存在を、撮影された画像中にノイズ成分が含まれていても判別することができる。
態様3および態様16においては、ランダムに発生するノイズ成分を克服して、すなわち、ノイズ成分が存在しても、ノイズ成分に影響されずに、周期的な欠陥を容易に検出することができる。また、解析的に求めた発生頻度やシミュレーション画像により、簡易に頻度閾値を定めることができる。
態様5においては、検査対象の画像において、発生する欠陥候補の位置ずれを考慮して同一サイズのユニット領域を形成するので、より効率よく、短時間に、周期的な欠陥の存在を判別することができる。
態様6においては、欠陥候補の幅方向発生頻度分布を求め、幅方向に沿った発生頻度のばらつきを用いて、欠陥発生パターンを分類することができるので、欠陥の発生原因の推定に有効に用いることができる他、板状体を安定して連続生産できるかどうか、その状況判別に役立ち、生産工程の管理に大いに役立つ。
態様8においては、発生頻度分布を複数の時系列単位について記録するので、周期的な欠陥が、どのくらいの期間続いて発生しているのか、情報を得ることができる他、生産工程におけるリアルタイム管理に役立つ。
態様9においては、複数の発生頻度の時系列データを同一グラフに重ね書きするので、複雑に変化し得る欠陥の発生要因を、短時間で容易に検出できる。
態様11、態様18、態様25及び態様26においては、注意領域および探索領域を定めて詳細欠陥候補を探索して、周期的な詳細欠陥候補を含むか否かを判別するので、あらかじめ想定した欠陥の発生の有無を、短時間で検出することができる。逆に、検出のための所要時間を相対的に長くとれば、欠陥検出の正確性を高めることができる。
態様12及び態様20においては、欠陥候補の属性や欠陥候補の類似度が設定された条件を満たすとき欠陥候補間の間隔を求めるので、周期的な欠陥を確実に見逃しなく検出することができ、周期的な欠陥であるかの判別の信頼度を向上させることができる。
本発明の態様23の板状体の製造方法においては、従前に比して、搬送ローラ等に欠陥原因があっても、帯状の連続体である板状体を効率よく切断して取り出すことができるので、歩留まりを安定化させることができる。
図1Aの欠陥検査装置1は、本発明の欠陥検査方法を実施する本発明の欠陥検査装置であり、欠陥の周期性の有無を判別するものである。欠陥検査装置1は、主に、欠陥検査ユニット10と、処理部16と、欠陥検査ユニット26とを有する。
また、以下で説明するガラス板Gは、所定のサイズに切断される前の長尺の帯状の連続体であって、搬送状態のものを主に説明する。生産しようとするマザーガラス基板の種別として、例えば、G6、G8、G10、さらには、G12などがあり、より大型サイズ化の傾向を示している。
本発明では、所定のサイズに切断されたガラス板を対象としてもよい。しかし、欠陥候補の周期性の判別をするには、帯状の連続体である長尺のガラス板であって、搬送状態のガラス板を対象とするのが好適である。
ここで、ガラスGを搬送する搬送ローラ11としては、駆動ローラが用いられるが、駆動ローラの間に1つ以上の従動ローラが用いられていても良い。また、搬送ローラ11としては、種々のタイプの搬送ローラが用いることができる。例えば、無垢ローラ、スリーブローラ、鞘つきローラ、コーティングローラ、膜つきローラなどのような、全幅でガラスGと接触する通常の搬送ローラであっても良い。また、鍔つきローラや段つきローラなどの幅方向に間隔を空けてガラスGと接触する搬送ローラであっても良い。
欠陥検査ユニット10は、ガラス板Gの面に投光する光源22と、光源22により投光した板状体の画像を撮影するカメラ14と、周期性のある欠陥候補を判別する処理部16と、を有する。この他に、検査結果等をソフトコピー画像として画面表示するディスプレイ18a、検査結果等をハードコピー画像として出力するプリンタ18bなどの出力系18や、マウスやキーボード等の入力操作系20が、欠陥検査ユニット10に接続されていてもよい。欠陥検査ユニット10は、ガラス板Gを透過した透過光による透過画像内の欠陥候補を検査する装置である。さらに、処理部16には、ガラス板Gの一方の面の側に光源22とカメラ24を配し、カメラ22でガラス板Gの欠陥の像を反射画像とし、欠陥候補の位置を抽出する反射画像の欠陥検査ユニット26が接続されている。
欠陥検査ユニット10は、このようなガラス板Gの画像において、搬送されるガラス板Gの表面に発生する、搬送方向と直交するガラス板Gの幅方向の略同一の位置に周期的に発生する欠陥Dのピッチ間隔Pを、欠陥Xと区別して確実に判別するものである。
カメラ14は、光源12と、ガラス板Gを挟んで対向する位置に設けられ、ガラス板Gを透過した透過光を、直接受光面で読み取るラインセンサ型カメラである。カメラ14のラインセンサのタイプは、CCDタイプであっても、CMOSタイプであっても良く、特に限定されない。カメラ14は、図1A中の紙面に垂直方向に複数台設けられ、搬送方向の同じ位置を撮影し、しかも複数台のカメラは、ガラス板Gの幅方向における視野範囲がお互いに部分的に重なるように設定されている。
カメラ14で撮影された画像信号は、処理部16に送られる。
カメラ24は、ガラス板Gの表面から出射した反射光を集光し、反射画像を撮影するラインセンサ型カメラであり、カメラ14と同様のタイプのカメラを用いることができる。カメラ24は、ガラス板Gから見て光源22と同じ側に設けられている。カメラ24と光源22は、搬送方向の上流側、下流側の位置関係になるように設けられ、光源22の光の出射方向およびカメラ24の視野方向は、ガラス板Gの裏面で反射した光がカメラ24に入射されるように調整されている。
さらに、ガラス板Gの表面に対して傾斜した方向からガラス板Gの表面に入射した入射光が、ガラス板G内の光路中にある欠陥の領域を通過した後、ガラス板Gの裏面で反射してできる欠陥の鏡像が含まれる。
このようにして、カメラ24で得られた画像データは、ライン状に読み取られる度に逐次処理部16に送られる。処理部16では、欠陥検査ユニット10の場合と同様に、送られた画像データを用いて欠陥検査を行う。
図1Aに示す欠陥検査装置1は、2つの欠陥検査ユニット10と26を備えているが、本発明はこれに限定されず、いずれか一方のみを備えているものであっても良い。
まず、検出したい欠陥の検査条件が設定される(ステップS100)。具体的には、周期性のある欠陥候補が検出されるときの幅方向の位置のばらつきの許容量、周期性のある欠陥候補が検出されるときの搬送方向位置の、所定のピッチ間隔からのばらつきの許容量、周期性のある欠陥候補がどの程度の長さ、連続して発生するかの情報、周期性を持って連続して発生する一群の欠陥候補が、どの程度の頻度で発生するかの情報、周期性のある欠陥候補の発生頻度の情報等が入力操作系20(図1A参照)から、オペレータの入力により設定されるのが好ましい。
ユニットサイズとは、図3に示すように、欠陥候補を探索する探索対象の画像を、幅方向および搬送方向(移動方向)に複数分割して同一サイズのユニット領域を複数形成するときの、幅方向および搬送方向のユニット領域の長さをいう。ユニットサイズは、検査条件として設定された、幅方向および搬送方向の位置のばらつきの許容量に基づいて決定される。例えば、幅方向長さ×搬送方向長さを10mm×10mmと決定される。
このようにユニット領域を形成するのは、このユニット領域にある後述する欠陥候補と、別の領域にある欠陥候補との間の搬送方向の間隔を、ユニット領域の間隔(離間距離)によって求めるためである。したがって、欠陥候補が一つのユニット領域内にある限り、どの位置にあっても、欠陥候補の位置は変わらないとして扱われる。周期性のある欠陥候補の位置が幅方向および搬送方向において、許容範囲内でばらついても、ユニットサイズを設けることにより、ユニット領域は、欠陥候補の位置のばらつきを吸収し、あるいは低減または無くすことができるので、安定した欠陥候補間の間隔を取りだすことができる。
検査単位長さは、検査条件として設定された、欠陥がどの程度の長さ、周期性を持って連続して発生するかの情報に基づいて、検査単位長さが決定される。例えば、1時間分や1日分の搬送されるガラス板Gの長さ、あるいは、100mや1000m等の長さが決定される。
このため、本来検査したい微細なキズの周期性の有無を正確に判別することは難しい。一方、後述する第1の信号閾値を低くして欠陥候補の発生密度を小さくした場合、検査したい微細なキズが欠陥候補の暗部として区分けされない場合もある。
このため、検査条件として設定された、周期性のある欠陥候補の発生頻度の情報を用いて、画像中の暗部領域の目標発生密度が決定される。
一般的には、目標発生密度が小さいほど第1の信号閾値は低く設定される。参照テーブルは、欠陥検査ユニット10において、予め所定のガラス板Gの撮影画像について第1の信号閾値と暗部領域の発生密度との関係を求めておきメモリに記憶しておく。
例えば、図4に示すようなヒストグラムが処理部16で作成されたとき、間隔Bについて決定された頻度閾値Aに対して間隔Bの発生頻度が大きいか否かにより、周期性を有するか否かが判別される。頻度閾値Aに対して間隔Bの発生頻度が高い場合、周期性を有すると判別され、間隔Bがピッチ間隔とされる。
このように、頻度閾値を設定するのは、上述したように、欠陥候補には、ノイズ成分に起因する欠陥候補が含まれているので、このノイズ成分に起因する欠陥候補によって生じる周期性の誤判別を防止するためである。
図5Aおよび5Bの縦軸は、いずれも1m2あたりの発生数(発生頻度)を示している。図5Aでは、ノイズ成分の発生密度を3種類変えている(50/m2、100/m2、200/m2)。図5Aによると、いずれの発生密度においても、間隔が小さいほど発生頻度は高くなり、ノイズ成分の発生密度を大きくするほど発生頻度は高くなる。したがって、ノイズ成分による欠陥候補の周期性の誤判別を防止するためには、図5Aに示される縦軸の発生頻度に対して高めに(余裕を持って)頻度閾値を設定することが好ましい。例えば、各間隔の発生頻度の1.1〜2倍の値を頻度閾値とするとよい。
勿論、検査する条件によって上記値は大きく設定される。したがって、このような頻度閾値は、間隔が大きくなるほど、ノイズ成分の発生密度が小さくなるほど概略低く設定される。ここで、概略低く設定されるとは、注目する間隔が異なっても、頻度閾値が変化しない(等しい)場合を含むことを意味する。
例えば、注目する間隔が200mmの頻度閾値は、間隔が500mm、1000mmの頻度閾値より大きいが、間隔500mmの頻度閾値と1000mmの頻度閾値とが等しいような場合を言う。本発明では、二つの頻度閾値が異なるとき、大きい方の頻度閾値を定める注目する間隔は、小さい方の頻度閾値を定める注目する間隔に比べて小さい値となるように、頻度閾値は設定されている。
なお、図5Bからわかるように、ノイズ成分の発生密度がある程度以上になると、発生頻度は逆に低下する。すなわち、発生頻度は、ノイズ成分の発生密度に対してピークを持つ。これは、ノイズ成分の発生密度が大きくなることによって、1000mm、750mm、500mmの各設定間隔の間に、ノイズ成分が入り、この結果、1000mm、750mm、500mmの各設定間隔の発生頻度を低下させるからである。
したがって、上述の欠陥候補の目標発生密度は、周期性の有無を判別しようとする注目する間隔において、上記ピーク位置の発生密度の値より小さくなるように定められる。
例えば、ノイズ成分が領域中にランダムに分布したことを想定して、この領域中の幅方向の位置が同一の位置にあるノイズ成分を欠陥候補として、ノイズ成分の発生頻度を解析的に求め、この求めた発生頻度に基づいて頻度閾値を決定することもできる。
解析的に求め発生頻度を求めるとは、数式を用いて発生頻度を算出することである。例えば、1次元の領域において、n組の間隔が求められる確率ppは、下記式のように表される。このとき、nを1からN/P(Pはユニット単位で表されたピッチ長)まで変化させて確率ppを算出し、期待値を加算することで、ピッチPに対する発生頻度を求めることができる。
pp = {p2・(1−p)(P-1)}n・(N-n・P)Cn
ここで、pは1ユニットにノイズ成分が発生する確率であり、Nはユニット総数であり、Pはユニット単位で表されたピッチ長である。(N-n・P)CnのCは、コンビネーションによる組み合わせを意味する。
このため、実際のガラス板Gを用いた実測により、上記ばらつきを考慮した頻度閾値を定めることができる。この点で、実測結果の間隔と欠陥候補の発生頻度との間の関係を予め求めておき、この関係を用いて頻度閾値を定めることは好ましい。なお、この場合においても、頻度閾値は、間隔が小さくなるほど概略大きくなるように設定される。
図6Aからわかるように、欠陥候補の間隔が500mm以下では、実測による発生頻度とシミュレーションによる発生頻度の間には乖離がある。これは、シミュレーション画像中のノイズ成分の平均発生密度が実測の平均発生密度と同じであっても、実測で得られる検査対象の画像では、領域によって欠陥候補の発生密度にばらつきがあることによると考えられる。実際、実測により得られた検査対象の画像に対して、小領域に区分けして欠陥候補の個数を数えることにより、欠陥候補の発生する確率密度関数をしらべたとき、図6Bに示すように、確率密度関数は分布を持つ。
上述したように、周期性を持つキズが存在しないガラス板Gを用いた実測により、間隔と欠陥候補の発生頻度との関係を予め作成し、この関係を用いて頻度閾値を決定することもできる。
画像の区画化は、欠陥候補を探索する探索対象の画像に対して決定されたユニットサイズに応じて行われ、同一のユニットサイズのユニット領域が複数形成される。この複数の欠陥候補が含まれる複数のユニット領域が、幅方向において同一の位置にある場合、これらの欠陥候補は、互いに前記幅方向の位置が同一であるとして、後述する欠陥候補間の間隔および発生頻度を求める。
次に、単位長さの領域の画像は、決定された信号閾値(第1の信号閾値)を用いて2値化され、複数の暗部の領域が欠陥候補として抽出され、画像中の搬送方向の端部から、搬送方向に沿って欠陥候補の探索および検出が繰り返される。欠陥候補の検出は、ユニットサイズの区画単位で行われ、ユニットサイズの区画内に欠陥候補があると、この区画の代表点(区画の中心点、あるいは、矩形区画の頂点)の幅方向位置と搬送方向の位置が処理部16の図示されないメモリに記憶される。
そして、処理部16の図示されないメモリに設けられている、幅方向の位置ごとに定められ、かつ、間隔ごとに定められた発生頻度を表すカウント値を一つ繰り上げる。搬送方向の位置および幅方向の位置は、いずれもユニットサイズに区分けされた区画の代表点の値を用いて表される。こうして、検査対象の画像全体が探索されるまで、上記欠陥候補の探索、検出が行われる。最後に、メモリに記憶されたカウント値を用いて、各幅方向の位置と、間隔毎の欠陥候補の発生頻度が得られる。
このヒストグラムにおける注目する間隔毎の発生頻度をまとめることにより、決定された頻度閾値(図4では、頻度閾値A)に比べて、注目する間隔の発生頻度が高いか否かが調べられる。発生頻度が頻度閾値より高い場合、この発生頻度に対応する間隔は、周期性のある欠陥によりつくられるピッチ間隔と判断され、ガラス板Gは周期的な欠陥を有すると、判別される(ステップS180)。
このような欠陥検査は、ガラス板Gが搬送方向に連続した長尺形状のものであるので、決定された検査単位長さの画像を1単位として複数単位の画像に対して行われ、時系列に発生頻度が検査単位長さ毎に作成される。勿論、作成された複数単位の画像についてそれぞれ欠陥検査の対象とされる。
こうして、搬送経路上を搬送される長尺のガラス板Gの欠陥検査が行われる。
まず、ステップS180で判断され定められたピッチ間隔における、幅方向の発生頻度分布が算出され、この分布の特徴量が算出される(ステップS181)。分布の特徴量として、例えば、最大発生頻度の幅方向の位置や、幅方向の発生頻度分布における発生頻度の標準偏差が挙げられる。
処理部16のメモリには、各間隔と、幅方向の各位置における発生頻度が記憶されているので、間隔を、定められたピッチ間隔に固定して、幅方向の位置における発生頻度分布を得ることができる。図8A、8B及び8Cには、所定のピッチ間隔における幅方向の発生分布の例が3つ示されている。このような幅方向の発生分布は、ディスプレイ18a(図1A参照)に画面表示されることが好ましい。図8Aの例では、一つの幅方向の位置で発生頻度が突出している発生パターンである。図8Bの例では、幅方向の一定の範囲で発生頻度が支配的に発生し、この範囲で分布が形成されている発生パターンである。図8Cの例では、発生頻度が幅方向の広範囲でばらついている発生パターンである。
このように、幅方向の位置における発生頻度分布は、分布の標準偏差(ばらつき)に加えて最大発生頻度の幅方向の位置等の特徴量を用いて複数の欠陥発生パターンに分類される。
図9には、特定のピッチ間隔の発生密度(発生頻度)と、全欠陥候補の発生密度、および、特定のピッチ間隔における幅方向の発生頻度のばらつき(標準偏差)の時系列分布の例を一つのグラフに重ね書きした例示している。
なお、分布の特徴量として、各時系列分布に対して設定された値を設け、この値を発生密度が上回る継続時間が求められる。あるいは、各時系列分布の相関係数が求められる。あるいは、分布の特徴量として、各時系列分布の標準偏差が求められる。なお、図9の時系列分布の縦軸の値の範囲は凡例毎に異なる。このような時系列分布は、ディスプレイ18aに画面表示されることが好ましい。
また、欠陥候補の発生頻度の時系列分布(時系列データ)について、注目するピッチ間隔および幅方向の位置の少なくとも一方を変えた複数の発生頻度の時系列分布(時系列データ)を同一グラフに重ね書きしてディスプレイ18aに画面表示することができる。
なお、欠陥候補の発生頻度等の表示方法、例えば、欠陥候補の発生頻度等の時系列分布の表示方法や、欠陥候補の発生頻度等の時系列表示方法については、後述する。
具体的には、幅方向の発生頻度分布と時系列分布のそれぞれについて相関係数が求められる。また、上記他のピッチ間隔の欠陥候補における幅方向の発生頻度分布の特徴量と時系列分布の特徴量を算出し、ステップ181、182で算出された特徴量と比較される。
さらに、周期性があると判別された複数の欠陥候補の画像の複数の特徴量α(欠陥候補の画像サイズ、形状、画像データの値等)が算出され、この特徴量αの平均値や標準偏差等を含む特徴量βが算出される(ステップS184)。
例えば、複数の搬送ローラ11のうち、同じ搬送ローラの表面に同じ時期に、同じ粒径、同じ材質の二つの異物が周上の異なる位置に付着したため、欠陥が発生したとき、欠陥候補の間に二つのピッチ間隔ができる。しかし、欠陥候補の幅方向の発生頻度分布や時系列分布の特徴量を算出し、比較することにより、同じような発生頻度分布を持ち、同じような時系列分布を持つ。
このため、ステップS183により相関が高いと評価された他のピッチ間隔の欠陥候補は、ステップ181において対象とする欠陥候補とともに、同じ搬送ローラに起因して発生したと推定することができる。
なお、上記特徴量の比較(一致、不一致)は、特徴量毎の条件分岐を設けることにより、行ってもよく、特徴量についてのマハラノビス空間とマハラノビス距離を用いて行ってもよく、ニューラルネットワークを構築することにより、行ってもよい。
この場合、求める間隔の上限は、搬送ローラ11のうち最大の周長を限度とする。このとき、1〜N個前の欠陥候補の全組み合わせに関する間隔の発生頻度を求めてヒストグラムを作成し、この発生頻度に対して、別途設定された頻度閾値を用いて周期的な欠陥を有するか否かを判別するように構成してもよい、この構成により、搬送ローラ11の周長が1000mmの場合、欠陥候補の間隔が300mmと700mmの発生頻度が頻度閾値を超えたとき、同時に1000mmの発生頻度には、300mmと700mmの発生頻度の和が加わるため、設定された頻度閾値を超える発生頻度が出現することになる。これにより、欠陥候補は同じ搬送ローラに起因して発生したことをより正確に推定することができる。
図2に示すステップS160において上述したように、欠陥検査では、カメラ14から送られて作成された検査対象の画像が検査単位長さの領域に区分けされ、単位長さの領域の画像について、図3に示すように、ユニットサイズに画像が区画化される(ステップS161)。次に、単位長さの領域の画像は、決定された第1の信号閾値を用いて2値化され、暗部側の領域を欠陥候補とし、画像中の搬送方向の端部から、搬送方向に沿って欠陥候補を探索し、検出した欠陥候補の幅方向の位置を抽出していく(ステップS162)。
その際、欠陥候補が検出されると、この欠陥候補の属性が判別される(ステップS163)。属性として、例えば、欠陥候補の画像信号の値がすべて所定の値より小さいか否か、欠陥候補の画像の面積や欠陥候補の形状が設定された条件を満足するか否かが挙げられる。また、欠陥候補が、ガラス板Gの裏面(搬送ローラ11の側の面)にあるものか、否かが挙げられる。欠陥候補が裏面にあるか、表面にあるかの属性は、欠陥検査ユニット26で得られた反射画像を用いて判別される。
すなわち、反射画像は、ガラス板Gの内部を照射した光が裏面で反射してカメラ24で撮影されるので、上述したように、裏面にある欠陥の場合、反射画像には実像と鏡像との位置ずれがない。一方、表面にある欠陥は、実像と鏡像が存在し、位置ずれ量がガラス板Gの厚さに応じて定まる一定の値に一致する。このことを利用して、欠陥候補に対応する位置にある反射画像の欠陥候補が、裏面にあるのか否かが判別される。この判別結果を用いて、属性が判別される。
この他に、属性として欠陥種も挙げられる。欠陥種は、反射画像で得られる対応する欠陥候補の画像の形状によって識別することができる。
このとき、求めたい属性として検出された欠陥候補の画像領域と、メモリにすでに記憶されている欠陥候補の画像領域との間で、サイズや画像領域の形状の相関係数等の相関を求め、この相関結果が類似度として評価される(ステップS165)。例えば、相関係数を用いて評価するとき、相関係数の値が所定の値を超える場合、類似度が高いと判断される。類似度の評価対象とされる検出された欠陥候補とメモリに記憶されている欠陥候補は、例えば、所定の間隔で発生する欠陥候補同士、あるいは、検出された欠陥候補とこの検出以前に検出されて記憶された欠陥候補を母集団として平均された欠陥候補、あるいは、検出された欠陥候補と事前に定められた欠陥候補モデル、等である。相関の対象は、欠陥候補の特徴量、欠陥候補の画像データ、あるいは、欠陥候補の画像特徴量(形状の特徴量等)が挙げられる。
類似度が高いと判断された欠陥候補の搬送方向の位置に対して、メモリに記憶され、呼び出された同じ幅方向の位置における欠陥候補の搬送方向の位置との間で差分が求められる。この差分である間隔に対して、幅方向の各位置および間隔毎に定められる発生頻度を表すカウント値を一つ繰り上げる(ステップS166)。
このような欠陥候補の探査、検出が、検査対象の画像全体に為されたか否かが判断され(ステップS167)、否定された場合、ステップS162に戻る。上記判断において肯定された場合、ステップS170に進む。
このように、欠陥候補の検出を行うとき、求めたい欠陥候補の属性および欠陥候補の画像領域の類似度を用いて条件を厳しく設定し、検出しようとする欠陥候補を制限することができる。勿論、欠陥候補の属性および欠陥候補の画像領域の類似度のいずれか一方を条件として設定することもできる。
ステップS180で周期性のある欠陥候補が存在すると判別されると、この欠陥候補のピッチ間隔における幅方向の発生頻度分布、時系列分布を上述したように求め、発生パターンの特徴を、求めた発生頻度分布および時系列分布の特徴量から抽出することにより、周期性のある欠陥候補が評価される。あるいは、欠陥候補の欠陥種が識別される(ステップS191)。欠陥種とは、欠陥検査ユニット26で撮影され得られた反射画像における欠陥候補の画像の形状や、光強度の程度を表す画像データの値を用いて判断される欠陥の種類、例えば、ガラス板Gの面に生じたキズ、あるいは、ガラス板Gの面の付着物等である。
こうして得られた発生原因と発生パターンや欠陥種とが対応付けられて上記データベースに追加登録される(ステップS194)。勿論、推定された発生原因が誤っていた場合、オペレータの入力により修正が加えられデータベースに登録される。このデータベースは、ステップS182における発生原因の推定に用いられる。
あるいは、搬送後のガラス板Gの切り出し工程において、切断機は、周期的な欠陥を有すると判別された欠陥の前記幅方向位置を避けるように指令を受けて、ガラス板Gは所定のサイズに切断され切り出されるように構成してもよい。
すなわち、処理部16は、ピッチ間隔を持つ欠陥候補の位置する幅方向の位置を含む注意領域を定める。この注意領域において、カメラ14で撮影して得られた画像の中から、第2の信号閾値を用いて、画像の端から詳細欠陥候補を抽出する。
この抽出して得られた詳細欠陥候補の位置から、搬送方向にピッチ間隔離れた位置を中心とした探索領域について、第2の信号閾値を用いて詳細欠陥候補を探索し、探索して得られた詳細欠陥候補と抽出して得られた詳細欠陥候補との間の画像の類似度を評価する。この類似度の評価結果に応じて、注意領域には、搬送方向に周期的な欠陥があると判別する。第2の信号閾値は、図2中のステップS150で決定された第1の信号閾値に比べて低い値に設定してもよい。
次に、この検出された欠陥候補D1の搬送方向の位置を基に、図13Bに示すように、この位置から、上記ピッチ間隔分、搬送方向に離れた地点を中心として一定の範囲の探索領域AYが設定される(ステップS196)。
次に、ステップS195で検出した詳細欠陥候補と、詳細欠陥候補の属性が、それぞれ評価される(ステップS198)。属性として、例えば欠陥の発生位置(表面側または裏面側)が判別される。この判別は、上述したように、処理部16に供給された欠陥検査ユニット26の画像データから、表面に位置する欠陥候補と、裏面に位置する欠陥候補の、実像と鏡像の位置ずれ量の違いを用いて行われる。
次に、上記属性が一致する場合、周期的な欠陥が検査対象のガラス板Gの領域に存在すると確定される(ステップS199)。
このように、先に取得されたピッチ間隔を用いて注意領域AXを定め、この領域において正確な欠陥候補を探索して、周期性の欠陥の有無を確定する検査を行う。
なお、この検査方法は、搬送中の長尺状のガラス板Gの他、所定のサイズに切断された枚葉状のガラス板Gに対して適用することができる。特に、枚葉状のガラス板Gの場合、ピッチ間隔を用いて個別に周期性のある欠陥の有無を判別することができる。
本発明では、欠陥候補の発生頻度の時系列分布(時系列データ)を、図14Aに示すように、発生頻度を濃度で表す2次元の密度画像として、ディスプレイ18aに画面表示するようにしても良い。この2次元の密度画像は、一方の軸、例えば縦軸に時間、他方の軸、例えば横軸に幅方向位置をとり、各々の検査条件に該当する注目ピッチ(例えば、着目する搬送ローラの周長に相当)における欠陥候補の発生頻度を、色または濃度(明暗)で表す2次元の密度画像である。なお、この2次元の密度画像の代わりに、図14Bに示すように、時間を一方の軸とし、幅方向位置を他方の軸とする2次元座標に直交する方向の高さで表す3次元グラフとして、ディスプレイ18aに画面表示するようにしても良い。
図14Aに示す2次元の密度画像の黒点で表される時間および幅方向位置において欠陥候補の発生頻度が高いことを示しており、この黒点は、図14Bに示す3次元グラフの頻度のピークと対応していることが分かる。
図16A〜16Cは、一方の軸に幅方向位置を、他方の軸にピッチをとり、各々の検査条件に該当する単位時間における欠陥候補の発生頻度を高さで表す3次元グラフであり、それぞれ1日毎の発生頻度データを時系列的に示されるものである。
もちろん、図16A〜16Cの3次元グラフに示す代わりに、図17A〜17Cに示すように、一方の軸(縦軸)にピッチを、他方の軸(横軸)に幅方向位置をとり、各々の検査条件に該当する単位時間の頻度を色または濃度(明暗)で表す2次元密度画像を時系列に変化させて表示しても良い。
ここで、図16A〜16Cおよび図17A〜17Cは、1日毎の発生頻度データを時系列的に示されるが、これらをディスプレイ18aに連続的に切り替えて動画として表示しても良い。発生頻度データを生成する時間間隔は、特に制限はなく、1日より長くても、短くても良いし、いわゆる動画として連続していても良い。
以上の欠陥検査方法を、ガラス板G等の製造方法に好適に用いることができる。すなわち、上述の欠陥検査方法を用いて、ガラス板G等の板状体を搬送中、欠陥検査をし、検査した結果に応じて、板状体の搬送経路上で発生する原因を推定する。推定結果は、ディスプレイ18a(図1A参照)に画面表示されることが好ましい。
あるいは、この推定結果に応じて、搬送経路上の発生原因の対策をとることもできる。例えば、搬送ローラに付着した異物により、周期性のある欠陥候補が形成される場合、この搬送ローラを搬送経路から離脱させるように構成する。あるいは、このように、傷等の欠陥をガラスに発生させる搬送ローラを補修したり、別の搬送ローラと交換するようにする。さらには、搬送後のガラス板Gの切り出し工程において、周期的な欠陥を有すると判別された欠陥の幅方向位置を避けるように、ガラス板Gは所定のサイズに切断され切り出されるように処置してもよい。
その場合、ガラスGの下表面には、図1Bに示す汚れ領域Yが周期的に発生することになる。そこで、フロートバス等のガラスの製造の環境を、ガラスGの下表面で検出された周期性のある欠陥点(汚れ)の多寡で評価することが可能である。
このように、ドロス等の製造環境に起因する欠陥検査に、本発明の欠陥検査方法及び装置を適用することにより、ガラス等の製造環境を評価し、その評価結果をガラスの製造にフィードバックすることもできる。
例えば 本発明の欠陥検査のための画像データの処理プログラムは、上述した欠陥検査のための画像データの処理方法の各ステップをコンピュータ、具体的にはそのCPUに行わせる手順を有するものである。これらの手順からなるプログラムは、1つまたは複数のプログラムモジュールとして構成されていても良い。
これらのコンピュータが実行する手順からなる欠陥検査のための画像データの処理プログラムは、コンピュータまたはサーバのメモリ(記憶装置)内に記憶されるものであっても良いし、記録媒体に記憶されるものであっても良く、実行時に、当該コンピュータ(CPU)または他のコンピュータによって、メモリまたは記録媒体から読み出されて実行されるものである。したがって、本発明は、上記態様14の欠陥検査のための画像データの処理方法をコンピュータに実行させるための欠陥検査のための画像データの処理プログラムを記憶したコンピュータに読み取り可能なメモリもしくは記録媒体であっても良い。
10,26 欠陥検査ユニット
11 搬送ローラ
12,22 光源
14,24 カメラ
16 処理部
18 出力系
18a ディスプレイ
18b プリンタ
20 入力操作系
Claims (28)
- 板状体を所定の方向に相対移動しながら撮影して得られた画像を用いて、前記板状体に存在する欠陥を検査する欠陥検査のための画像データの処理装置であって、
前記画像の中から、第1の信号閾値を用いて複数の欠陥候補を抽出し、抽出された複数の欠陥候補の中から、前記所定の方向である移動方向と直交する幅方向の位置が同一である欠陥候補を前記移動方向に探索し、探索により検出された欠陥候補の、前記板状体における移動方向の位置と、前記検出された欠陥候補と移動方向において隣り合う欠陥候補の移動方向の位置との間の間隔を求めることを繰り返すことにより、複数の間隔を取得し、この複数の間隔における発生頻度を求め、注目する間隔の発生頻度が、設定される頻度閾値を超えるとき、前記板状体は、前記移動方向に周期的な欠陥を有すると判別する処理部を有し、
前記処理部で用いる前記頻度閾値は、前記注目する間隔に応じて定まり、二つの頻度閾値が異なる値として定まるとき、大きい方の頻度閾値を定める前記注目する間隔は、小さい方の頻度閾値を定める前記注目する間隔に比べて小さい値となるように、前記頻度閾値は設定されていることを特徴とする処理装置。 - 前記処理部は、前記欠陥候補の発生密度と前記第1の信号閾値との関係を表す参照テーブルを有し、欠陥候補の発生密度が、設定された目標発生密度になるように、前記参照テーブルを用いて前記第1の信号閾値を設定し、
前記頻度閾値は、前記注目する間隔の他に、前記目標発生密度の値に応じて変化する値である請求項1に記載の処理装置。 - 前記処理部で用いる前記頻度閾値は、ノイズ成分が領域中にランダムに分布したことを想定し、前記幅方向の位置が同一の位置にあるノイズ成分を前記欠陥候補として、前記間隔に対する前記ノイズ成分の発生頻度を解析的に求め、あるいは、ノイズ成分で形成されるシミュレーション画像における前記ノイズ成分の画像を欠陥候補として、前記間隔に対する前記ノイズ成分の発生頻度を求め、この求めた発生頻度に基づいて定められたものである請求項1に記載の処理装置。
- 前記シミュレーション画像は、画像中のノイズ成分の発生密度が、画像の領域に応じて異なるように作成されたものである請求項3に記載の処理装置。
- 前記処理部は、前記欠陥候補を探索する探索対象の画像を、前記幅方向および前記移動方向に複数分割して同一サイズのユニット領域を複数形成し、複数の欠陥候補が含まれる複数のユニット領域が前記幅方向において同一の位置にある場合、これらの欠陥候補は互いに前記幅方向の位置が同一であるとして、前記間隔および前記発生頻度を求める請求項1に記載の処理装置。
- 前記処理部は、さらに、周期的な結果を有すると判別された前記欠陥候補の前記注目する間隔に関して、前記幅方向の位置における前記発生頻度の分布を表す幅方向発生頻度分布を求め、この幅方向発生頻度分布における、前記幅方向に沿った前記発生頻度のばらつきを用いて欠陥発生パターンを分類する請求項1に記載の処理装置。
- 前記板状体は前記移動方向に連続した長尺形状のものであり、
前記処理部は、前記板状体を、設定された長さの板状体の領域に分け、この領域の画像を1時系列単位の検査対象として、複数の時系列単位について前記判別をする請求項1に記載の処理装置。 - 前記処理部は、前記間隔と前記幅方向の位置とによって定まる前記間隔の発生頻度分布を、前記複数の時系列単位について記録し、記録した発生頻度分布から、注目する間隔と前記幅方向の位置を定めて発生頻度を求め、この発生頻度を時系列データとして表すことによって、欠陥の発生情報を画面表示する請求項7に記載の処理装置。
- 前記処理部は、前記発生頻度の時系列データについて、前記注目する間隔および前記幅方向の位置の少なくとも一方を変えた複数の発生頻度の時系列データを同一グラフに重ね書きして画面表示する請求項8に記載の処理装置。
- 前記処理部は、前記幅方向の位置が同一の欠陥候補を、前記移動方向に探索し検出するとき、隣り合う欠陥候補を一つ前の欠陥候補として前記移動方向の間隔を求める他に、複数個前の欠陥候補との間の移動方向の間隔を求めることを繰り返すことにより、複数の間隔を取得し、この複数の間隔における発生頻度を求め、注目する間隔の発生頻度が、設定される頻度閾値を超えるとき、前記板状体は、前記移動方向に周期的な欠陥を有すると判別する請求項1に記載の処理装置。
- 前記間隔のうち、前記移動方向に周期的な欠陥を有すると判別した間隔をピッチ間隔というとき、
前記処理部は、さらに、前記ピッチ間隔を持つ欠陥候補の位置する前記幅方向の位置を含む注意領域を定め、この注意領域の画像の中から、第2の信号閾値を用いて、画像の端から詳細欠陥候補を抽出し、この抽出して得られた詳細欠陥候補の位置から、前記移動方向に前記ピッチ間隔離れた位置を中心とした探索領域を定め、この探索領域について、前記第2の信号閾値を用いて詳細欠陥候補を探索し、探索して検出された詳細欠陥候補と、前記抽出して得られた詳細欠陥候補の属性をそれぞれ評価し、この評価結果に応じて、前記注意領域は、前記移動方向に周期的な詳細欠陥候補を含むか否かを判別する請求項1に記載の処理装置。 - 前記間隔のうち、前記移動方向に周期的な欠陥を有すると判別した間隔をピッチ間隔というとき、前記処理部は、さらに、前記ピッチ間隔を持つ欠陥候補の位置する前記幅方向の位置を含む注意領域を定め、この注意領域の画像の中から、第2の信号閾値を用いて、画像の端から詳細欠陥候補を抽出し、この抽出して得られた詳細欠陥候補の位置から、前記移動方向に前記板状体を搬送する搬送ローラの周長に相当する距離離れた位置を中心とした探索領域を定め、この探索領域について、前記第2の信号閾値を用いて詳細欠陥候補を探索し、探索して検出された詳細欠陥候補と、前記抽出して得られた詳細欠陥候補の属性をそれぞれ評価し、この評価結果に応じて、前記注意領域は、前記移動方向に周期的な詳細欠陥候補を含むか否かを判別する請求項1に記載の処理装置。
- 前記処理部は、前記幅方向の位置が同一の欠陥候補を、前記移動方向に探索し検出し、前記間隔を求めるとき、検出した欠陥候補の属性、または欠陥候補の、所定の欠陥候補との間の類似度を評価し、この属性および類似度の少なくとも一方が設定された条件を満たすとき、前記間隔を求める請求項1に記載の処理装置。
- 板状体に存在する欠陥を検査する欠陥検査装置であって、
前記板状体の面に投光する光源と、
前記板状体との間で、前記光源とともに相対移動をしながら、前記光源で投光した板状体の画像を撮影するカメラと、
請求項1に記載の処理装置と、を有し、
前記処理装置の前記処理部は、前記カメラで撮影して得られた前記画像の中から、前記第1の信号閾値を用いて前記複数の欠陥候補を抽出し、抽出した前記複数の欠陥候補の中から、前記カメラと前記板状体との間の相対移動の方向である前記移動方向と直交する前記幅方向の位置が同一の欠陥候補を前記移動方向に探索することを特徴とする欠陥検査装置。 - 搬送ローラによって搬送される帯状の連続体である板状体の製造方法であって、
請求項14に記載の欠陥検査装置を用いて、前記板状体を、移動中に検査し、
検査された結果に応じて、前記板状体の移動経路上で欠陥を発生させる搬送ローラを特定し、
特定された搬送ローラを除去する、あるいは補修することを特徴とする板状体の製造方法。 - 搬送ローラによって搬送される帯状の連続体である板状体の製造方法であって、
請求項14に記載の欠陥検査装置を用いて、前記板状体を、移動中に検査し、
前記周期的な欠陥を有すると判別された欠陥の前記幅方向位置を避けて前記板状体を切断して取り出すことを特徴とする板状体の製造方法。 - 板状体を所定の方向に相対移動しながら撮影して得られた画像を用いて、前記板状体に存在する欠陥を検査する欠陥検査のための画像データの処理方法であって、
撮影して得られた画像の中から、第1の信号閾値を用いて複数の欠陥候補を抽出し、
抽出された複数の欠陥候補の中から、前記所定の方向である移動方向と直交する幅方向の位置が同一である欠陥候補を前記移動方向に探索し、探索により検出された欠陥候補の移動方向の位置と、この欠陥候補と移動方向において隣り合う欠陥候補の移動方向の位置との間の間隔を求めることを繰り返すことにより、複数の間隔を取得し、
この複数の間隔における発生頻度を求め、
注目する間隔の発生頻度が、設定される頻度閾値を超えるとき、前記板状体は、移動方向に周期的な欠陥を有すると判別し、
前記頻度閾値は、前記注目する間隔に応じて定まり、二つの頻度閾値が異なるとき、大きい方の頻度閾値を定める前記注目する間隔は、小さい方の頻度閾値を定める前記注目する間隔に比べて小さい値となるように、前記頻度閾値は設定されていることを特徴とする処理方法。 - 前記判別する前に、検査条件を設定し、
前記検査条件を設定するステップでは、欠陥候補の発生密度が、設定された目標発生密度になるように、参照テーブルを用いて前記第1の信号閾値が設定され、
前記頻度閾値は、前記注目する間隔の他に、前記目標発生密度の値に応じて変化する値である請求項17に記載の処理方法。 - 前記頻度閾値は、ノイズ成分により形成されるシミュレーション画像における前記ノイズ成分の画像を欠陥候補として、前記間隔に対する前記ノイズ成分の発生頻度を求め、この発生頻度に基づいて定められたものである請求項17に記載の処理方法。
- 前記シミュレーション画像は、画像中のノイズ成分の発生密度が、画像の領域に応じて異なるように作成されたものである請求項19に記載の処理方法。
- 前記注目する間隔のうち、前記移動方向に周期的な欠陥候補を有すると判別した間隔をピッチ間隔というとき、前記判別をするステップの後に、さらに、前記ピッチ間隔を持つ欠陥候補の位置する前記幅方向の位置を含む注意領域を定め、
この注意領域の画像の中から、第2の信号閾値を用いて、画像の端から詳細欠陥候補を抽出し、
この抽出して得られた詳細欠陥候補の位置から、前記移動方向に前記ピッチ間隔離れた位置を中心とした探索領域を定め、
この探査領域について、前記第2の信号閾値を用いて詳細欠陥候補を探索し、
探索して検出された詳細欠陥候補と、前記抽出して得られた詳細欠陥候補の属性をそれぞれ評価し、
この評価結果に応じて、前記注意領域は、前記移動方向に周期的な欠陥候補を含むか否かを判別する請求項17に記載の処理方法。 - 前記注意領域の周期的な欠陥候補の判別に用いる画像は、前記板状体を、一定のサイズに切断した後の板の画像である請求項21に記載の処理方法。
- 前記注目する間隔のうち、前記移動方向に周期的な欠陥候補を有すると判別した間隔をピッチ間隔というとき、前記判別をするステップの後に、さらに、前記ピッチ間隔を持つ欠陥候補の位置する前記幅方向の位置を含む注意領域を定め、
この注意領域の画像の中から、第2の信号閾値を用いて、画像の端から詳細欠陥候補を抽出し、
この抽出して得られた詳細欠陥候補の位置から、前記移動方向に前記板状体を搬送する搬送ローラの周長に相当する距離離れた位置を中心とした探索領域を定め、
この探査領域について、前記第2の信号閾値を用いて詳細欠陥候補を探索し、
探索して検出された詳細欠陥候補と、前記抽出して得られた詳細欠陥候補の属性をそれぞれ評価し、
この評価結果に応じて、前記注意領域は、前記移動方向に周期的な欠陥候補を含むか否かを判別する請求項17に記載の処理方法。 - 前記幅方向の位置が同一の欠陥候補を、前記移動方向に探索し検出し、前記間隔を求めるとき、検出した欠陥候補の属性、または欠陥候補の、所定の欠陥候補との間の類似度を評価し、この属性および類似度の少なくとも一方が設定された条件を満たすとき、前記間隔を求める請求項17に記載の処理方法。
- 板状体に存在する欠陥を検査する欠陥検査方法であって、
前記板状体の面に光を投光し、前記板状体を相対的に移動させながら、投光した板状体の画像を撮影し、
撮影して得られた前記画像を用いて、請求項17に記載の処理方法を行うことを特徴とする欠陥検査方法。 - 搬送ローラによって搬送される帯状の連続体である板状体の製造方法であって、
請求項25に記載の欠陥検査方法を用いて、前記板状体を、移動中に検査し、
検査された結果に応じて、前記板状体の移動経路上で欠陥を発生させる搬送ローラを特定し、
特定された搬送ローラを除去する、あるいは補修することを特徴とする板状体の製造方法。 - 搬送ローラによって搬送される帯状の連続体である板状体の製造方法であって、
請求項25に記載の欠陥検査方法を用いて、前記板状体を、移動中に検査し、
前記周期的な欠陥を有すると判別された欠陥の前記幅方向位置を避けて前記板状体を切断して取り出すことを特徴とする板状体の製造方法。 - 請求項17に記載の欠陥検査のための画像データの処理方法を実行するコンピュータが実行可能なプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010520903A JP5263291B2 (ja) | 2008-07-18 | 2009-07-17 | 欠陥検査のための画像データの処理装置および方法、これらを用いた欠陥検査装置および方法、これらを用いた板状体の製造方法、並びに記録媒体 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008187450 | 2008-07-18 | ||
JP2008187450 | 2008-07-18 | ||
JP2010520903A JP5263291B2 (ja) | 2008-07-18 | 2009-07-17 | 欠陥検査のための画像データの処理装置および方法、これらを用いた欠陥検査装置および方法、これらを用いた板状体の製造方法、並びに記録媒体 |
PCT/JP2009/062960 WO2010008067A1 (ja) | 2008-07-18 | 2009-07-17 | 欠陥検査のための画像データの処理装置および方法、これらを用いた欠陥検査装置および方法、これらを用いた板状体の製造方法、並びに記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2010008067A1 JPWO2010008067A1 (ja) | 2012-01-05 |
JP5263291B2 true JP5263291B2 (ja) | 2013-08-14 |
Family
ID=41550467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010520903A Active JP5263291B2 (ja) | 2008-07-18 | 2009-07-17 | 欠陥検査のための画像データの処理装置および方法、これらを用いた欠陥検査装置および方法、これらを用いた板状体の製造方法、並びに記録媒体 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5263291B2 (ja) |
KR (1) | KR101609007B1 (ja) |
CN (1) | CN102099672B (ja) |
TW (1) | TWI420098B (ja) |
WO (1) | WO2010008067A1 (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011083405A1 (de) * | 2010-12-21 | 2012-06-21 | Sms Siemag Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Oberflächeninspektion von Bandstücken |
JP5796430B2 (ja) * | 2011-09-15 | 2015-10-21 | 日本電気硝子株式会社 | 板ガラス検査装置、板ガラス検査方法、板ガラス製造装置、及び板ガラス製造方法 |
JP5862522B2 (ja) * | 2012-09-06 | 2016-02-16 | 株式会社島津製作所 | 検査装置 |
JP6358002B2 (ja) * | 2014-09-16 | 2018-07-18 | 旭硝子株式会社 | 不具合搬送用ロールの特定方法、およびガラスリボンにおける疵発生防止方法 |
KR101733017B1 (ko) * | 2015-02-25 | 2017-05-24 | 동우 화인켐 주식회사 | 광학 필름의 불량 검출 장치 및 방법 |
JP6723633B2 (ja) * | 2015-12-10 | 2020-07-15 | 株式会社ディスコ | 検査装置 |
CN105572143B (zh) * | 2015-12-17 | 2018-05-25 | 湖北第二师范学院 | 压延过程中压延材料表面周期性缺陷的检测方法 |
CN105548211B (zh) * | 2015-12-29 | 2019-02-19 | 芜湖东旭光电科技有限公司 | 玻璃基板划伤缺陷的产生位置的查找方法 |
JP6743492B2 (ja) * | 2016-06-01 | 2020-08-19 | 住友ゴム工業株式会社 | 生タイヤの異物付着判別方法 |
KR102475056B1 (ko) * | 2017-03-03 | 2022-12-06 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 결함 마킹 방법 및 결함 마킹 장치, 원반의 제조 방법 및 원반, 그리고 시트의 제조 방법 및 시트 |
CN106959296A (zh) * | 2017-03-22 | 2017-07-18 | 东旭科技集团有限公司 | 玻璃基板生产用牵引辊缺陷检测方法 |
JP6918583B2 (ja) * | 2017-06-08 | 2021-08-11 | Juki株式会社 | 検査装置、実装装置、検査方法 |
FR3076618B1 (fr) * | 2018-01-05 | 2023-11-24 | Unity Semiconductor | Procede et systeme d'inspection optique d'un substrat |
JP2019129514A (ja) | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 株式会社リコー | 画像読取装置、画像形成装置および濃度補正方法 |
JP6981352B2 (ja) * | 2018-04-20 | 2021-12-15 | オムロン株式会社 | 検査管理システム、検査管理装置及び検査管理方法 |
JP7098111B2 (ja) * | 2018-06-12 | 2022-07-11 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 表面検査装置および表面検査方法 |
WO2019244946A1 (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | コニカミノルタ株式会社 | 欠陥判別方法、欠陥判別装置、欠陥判別プログラム及び記録媒体 |
CN109959666B (zh) * | 2019-04-11 | 2021-08-03 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种阵列基板缺陷判定方法、处理器及判定系统 |
CN112710669A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-04-27 | 北方华锦化学工业股份有限公司 | 一种快速评价均聚聚丙烯锂电池硬弹性隔膜晶点的方法 |
CN112986259B (zh) * | 2021-02-09 | 2022-05-24 | 清华大学 | 智能终端oled面板制造工艺的缺陷检测方法以及装置 |
CN115100208B (zh) * | 2022-08-26 | 2024-01-12 | 山东蓝海晶体科技有限公司 | 一种基于直方图和动态光源的薄膜表面缺陷评估方法 |
KR102541925B1 (ko) * | 2022-12-23 | 2023-06-13 | 성균관대학교산학협력단 | 파라미터 설정 없이 결함 데이터에서 노이즈 결함을 추출하는 방법 및 장치 |
WO2024196055A1 (ko) * | 2023-03-22 | 2024-09-26 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 이차 전지를 제조하는 장치 및 이를 이용한 이차 전지를 제조하는 방법 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0274852A (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 欠陥周期の測定方法 |
JPH06294759A (ja) * | 1993-04-09 | 1994-10-21 | Nippon Steel Corp | 圧延工程におけるロール転写疵の検出方法 |
JPH07198627A (ja) * | 1994-01-06 | 1995-08-01 | Nippon Steel Corp | 金属表面欠陥検査装置 |
JPH10132536A (ja) * | 1996-07-05 | 1998-05-22 | Toray Ind Inc | 周期欠陥検出方法および装置 |
JP2002372499A (ja) * | 2001-06-14 | 2002-12-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 周期性欠陥検査方法及び装置 |
JP2004245720A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 欠陥検査装置および欠陥検査方法 |
JP2005241356A (ja) * | 2004-02-25 | 2005-09-08 | Jfe Steel Kk | 周期性疵検出方法および装置 |
JP2006153614A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Nippon Steel Corp | 帯状体や柱状体の周期疵検出方法およびその装置 |
JP2006308473A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Nippon Steel Corp | 周期性欠陥検査方法及び装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6947587B1 (en) * | 1998-04-21 | 2005-09-20 | Hitachi, Ltd. | Defect inspection method and apparatus |
US6115092A (en) * | 1999-09-15 | 2000-09-05 | Rainbow Displays, Inc. | Compensation for edge effects and cell gap variation in tiled flat-panel, liquid crystal displays |
JP3788279B2 (ja) * | 2001-07-09 | 2006-06-21 | 株式会社日立製作所 | パターン検査方法及び装置 |
JP2004222776A (ja) * | 2003-01-20 | 2004-08-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | 異常陰影候補検出装置 |
US7203431B2 (en) * | 2003-12-26 | 2007-04-10 | Ricoh Company, Ltd. | Abnormality determining method, abnormality determining apparatus, and image forming apparatus |
-
2009
- 2009-07-17 WO PCT/JP2009/062960 patent/WO2010008067A1/ja active Application Filing
- 2009-07-17 JP JP2010520903A patent/JP5263291B2/ja active Active
- 2009-07-17 TW TW98124293A patent/TWI420098B/zh active
- 2009-07-17 KR KR1020117001255A patent/KR101609007B1/ko active IP Right Grant
- 2009-07-17 CN CN200980128203.6A patent/CN102099672B/zh active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0274852A (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 欠陥周期の測定方法 |
JPH06294759A (ja) * | 1993-04-09 | 1994-10-21 | Nippon Steel Corp | 圧延工程におけるロール転写疵の検出方法 |
JPH07198627A (ja) * | 1994-01-06 | 1995-08-01 | Nippon Steel Corp | 金属表面欠陥検査装置 |
JPH10132536A (ja) * | 1996-07-05 | 1998-05-22 | Toray Ind Inc | 周期欠陥検出方法および装置 |
JP2002372499A (ja) * | 2001-06-14 | 2002-12-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 周期性欠陥検査方法及び装置 |
JP2004245720A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 欠陥検査装置および欠陥検査方法 |
JP2005241356A (ja) * | 2004-02-25 | 2005-09-08 | Jfe Steel Kk | 周期性疵検出方法および装置 |
JP2006153614A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Nippon Steel Corp | 帯状体や柱状体の周期疵検出方法およびその装置 |
JP2006308473A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Nippon Steel Corp | 周期性欠陥検査方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN102099672B (zh) | 2013-01-30 |
KR101609007B1 (ko) | 2016-04-04 |
TWI420098B (zh) | 2013-12-21 |
JPWO2010008067A1 (ja) | 2012-01-05 |
WO2010008067A1 (ja) | 2010-01-21 |
CN102099672A (zh) | 2011-06-15 |
TW201009328A (en) | 2010-03-01 |
KR20110040847A (ko) | 2011-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5263291B2 (ja) | 欠陥検査のための画像データの処理装置および方法、これらを用いた欠陥検査装置および方法、これらを用いた板状体の製造方法、並びに記録媒体 | |
KR102613277B1 (ko) | 표면 결함 검출 방법, 표면 결함 검출 장치, 강재의 제조 방법, 강재의 품질 관리 방법, 강재의 제조 설비, 표면 결함 판정 모델의 생성 방법 및, 표면 결함 판정 모델 | |
TWI557650B (zh) | 用於識別材料中之缺陷之系統及方法 | |
JP6549396B2 (ja) | 領域検出装置および領域検出方法 | |
CN110390661A (zh) | 检查管理系统、检查管理装置及检查管理方法 | |
US20220044383A1 (en) | Learned model generation method, learned model, surface defect inspection method, steel manufacturing method, pass/fail determination method, grade determination method, surface defect determination program, pass/fail determination program, determination system, and steel manufacturing equipment | |
CN107709977B (zh) | 表面缺陷检测装置及表面缺陷检测方法 | |
Wu et al. | Automated visual inspection of surface mounted chip components | |
JP2015081844A (ja) | 透明体検査方法および透明体検査装置 | |
JP2013140050A (ja) | 欠陥検査装置および欠陥検査方法 | |
KR20170071978A (ko) | 글래스 크랙 검사 시스템 | |
WO2020175666A1 (ja) | カラーフィルタ検査装置、検査装置、カラーフィルタ検査方法および検査方法 | |
JP2006292615A (ja) | 外観検査装置、外観検査方法、コンピュータを外観検査装置として機能させるためのプログラムおよび記録媒体 | |
US12063442B2 (en) | Optimized path planning for defect inspection based on effective region coverage | |
JP5214290B2 (ja) | 食品用x線異物検査装置およびその方法 | |
JP2010038723A (ja) | 欠陥検査方法 | |
CN110646432A (zh) | 玻璃裂纹检查系统及方法 | |
JP6666171B2 (ja) | 欠陥検査装置 | |
CN112213315A (zh) | 外观检查管理系统、装置、方法以及存储介质 | |
CN112129768A (zh) | 外观检查管理系统、装置、方法以及存储介质 | |
JP2006226834A (ja) | 表面検査装置、表面検査の方法 | |
JP6769447B2 (ja) | 鋼板の疵検査装置及び疵検査方法 | |
JP3917431B2 (ja) | 光学部材検査方法 | |
JP4109630B2 (ja) | 良否判定装置、良否判定プログラムおよび良否判定方法 | |
JP4863117B2 (ja) | 高温鋼材の表面検査装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130402 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130415 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5263291 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R154 | Certificate of patent or utility model (reissue) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |