JP2005238379A - 工作機械とnc自動旋盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 正面加工と背面加工を同時に行うことを可能にし、それによって、加工時間の短縮ひいては加工効率の向上を図ることが可能なNC自動旋盤を提供すること。
【解決手段】 相互に直交するX1軸方向、Y1軸方向、Z1軸方向に移動制御する第1制御系統と、相互に直交すると共に上記第1制御系統のX1軸方向、Y1軸方向、Z1軸方向に夫々平行なX2軸方向、Y2軸方向、Z2軸方向に移動制御する第2制御系統と、相互に平行な(X1軸方向、X2軸方向)、(Y1軸方向、Y2軸方向)、(Z1軸方向、Z2軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して同期制御又は重畳制御を行わせる制御手段と、を具備したもの。
【選択図】 図4

Description

本発明は、工作機械とNC自動旋盤に係り、特に、相互に平行な(X1軸方向、X2軸方向)、(Y1軸方向、Y2軸方向)、(Z1軸方向、Z2軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して同期制御又は重畳制御を行わせることにより、加工時間の短縮ひいては加工効率の向上を図ることができるように工夫したものに関する。
NC自動旋盤としては、例えば、特許文献1、特許文献2に開示されているようなものがある。
特開昭62−130103号公報 特開平2−48101号公報
上記特許文献1にはNC自動旋盤の機械構成が開示されていると共に、特許文献2にはその制御方法が開示されている。
まず、NC自動旋盤は、Z1軸制御の主軸台、X1軸制御の刃物台、X2、Z2軸制御の刃物台、及びZ3軸制御の背面主軸台から構成されている。そして、上記刃物台に取り付けられた正面加工用工具と背面加工用工具により正面穴加工と背面穴加工を同時に実行する例が開示されている。この加工例の場合には、Z1軸と、Z2軸、Z3軸の3つの平行軸を重量制御することにより実施されるものである。
又、複雑形状部品に対応して回転工具を用いて効率よく2次加工を行うNC自動旋盤が、例えば、特許文献3に開示されている。
特開平10−15702号公報
上記特許文献3に開示されているNC自動旋盤は、Z1軸制御の主軸台、X1、Y1軸制御の刃物台、X2、Y2、Z2軸制御の刃物台、及びZ3軸制御の背面主軸台から構成されている。そして、両刃物台のY軸制御を利用して効率よく正面側の2次加工を行うものである。又、X2、Y2、Z2軸制御の刃物台に取り付けられた正面加工用工具と背面加工用工具とによって正面穴加工と背面穴加工を同時に実施することも可能であると考えられる。
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、X2、Y2、Z2軸制御の刃物台において、複雑形状部品を効率よく加工するために、X2、Y2、Z2軸の2軸又は3軸の補間制御で正面側の2次加工を行う場合、Z軸方向のみの重量制御では正面側加工と背面側加工を同時に行うことはできず、正面側加工を行った後に背面側加工を行う必要があった。その為、加工時間が長くなってしまって加工効率が低下してしまうという問題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、正面側加工と背面側加工を同時に行うことを可能にし、それによって、加工時間の短縮ひいては加工効率の向上を図ることが可能な工作機械とNC自動旋盤を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による工作機械は、相互に直交するX1軸方向、Y1軸方向、Z1軸方向に移動制御する第1制御系統と、 相互に直交すると共に上記第1制御系統のX1軸方向、Y1軸方向、Z1軸方向に夫々平行なX2軸方向、Y2軸方向、Z2軸方向に移動制御する第2制御系統と、相互に平行な(X1軸方向、X2軸方向)、(Y1軸方向、Y2軸方向)、(Z1軸方向、Z2軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して同期制御又は重畳制御を行わせる制御手段と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2によるNC自動旋盤は、基台と、上記基台上にあって主軸を備えた主軸台と、上記基台上にあって上記主軸台に対向するように配置され背面主軸を備え上記主軸軸心方向に平行なZ2軸方向、該Z2軸方向に直交すると共に相互に直交するX2軸方向、Y2軸方向に移動可能に配置された背面主軸台と、上記基台上にあって上記主軸の側方に上記主軸軸心方向に平行なZ3軸方向、該Z3軸方向に直交すると共に相互に直交するX3軸方向、Y3軸方向に移動可能に配置された刃物台と、相互に平行な(X2軸方向、X3軸方向)、(Y2軸方向、Y3軸方向)、(Z2軸方向、Z3軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して同期制御又は重畳制御を行わせる制御手段と、具備したことを特徴とするものである。
又、請求項3によるNC自動旋盤は、請求項2記載のNC自動旋盤において、 上記刃物台には正面加工用工具と背面加工用工具が取り付けられていて、上記制御手段によって、相互に平行な(X2軸方向、X3軸方向)、(Y2軸方向、Y3軸方向)、(Z2軸方向、Z3軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して同期制御又は重畳制御を行わせることにより、上記正面加工用工具による正面加工と上記背面加工用工具による背面加工を同時に実行するようにしたことを特徴とするものである。
以上述べたように、本発明による工作機械によると、相互に直交するX1軸方向、Y1軸方向、Z1軸方向に移動制御する第1制御系統と、相互に直交すると共に上記第1制御系統のX1軸方向、Y1軸方向、Z1軸方向に夫々平行なX2軸方向、Y2軸方向、Z2軸方向に移動制御する第2制御系統と、相互に平行な(X1軸方向、X2軸方向)、(Y1軸方向、Y2軸方向)、(Z1軸方向、Z2軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して同期制御又は重畳制御を行わせる制御手段と、を具備した構成になっているので、様々な加工に対して容易に対応することが可能になる。特に、第1制御系統、第2制御系統には、相互に直交するX、Y、Z軸が設けられており、よって、その中から少なくとも2組を選択して同期制御又は重畳制御を実行させるものであり、よって、組み合わせのパターンは多種・多様であり、それによって、様々な加工に対して容易に対応することができるものである。
又、請求項2に規定するようにNC自動旋盤に適用した場合には、例えば、正面側加工と背面側加工を同時に実行することが可能となり、それによって、加工時間の短縮ひいては加工効率の向上を図ることが可能になる。
以下、図1乃至図13を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
図1は本実施の形態によるNC自動旋盤の全体の構成を示す平面図、図2は図1のII−II断面図、図3は図1のIII−III断面図である。まず、基台1があり、この基台1上にはテーブル3が設けられている。上記テーブル3は、図2及び図3に示すように、傾斜した状態で設けられている。
因みに、この実施の形態の場合は、図2、図3に示すように、傾斜角度が45°となっている。
上記テーブル3上であって図1中左側には主軸台5が設置されている。この主軸台5は先端側(図1中右端)に主軸7を回転可能に備えていて、該主軸7によって、図示しないワークを把持するものである。上記主軸台5は、主軸7の軸心方向に平行なZ1軸方向に移動可能に構成されている。
すなわち、主軸台5の両側にはZ1軸ガイドレール9、9が敷設されている。一方、主軸台5側には上記Z1軸ガイドレール9、9に移動可能に係合したZ1軸ガイド部材11、11、11、11が左右に2個ずつ設けられている。又、主軸台5の図1中左側にはサーボモータ13が設置されていて、該サーボモータ13の回転軸には図示しないボールネジが連結されている。又、上記ボールネジには図示しないボールナットが螺合していて、該ボールナットが上記主軸台5に固着されている。よって、サーボモータ13を適宜の方向に回転させることにより、ボールネジ・ボールナットを介して、主軸台5がZ1軸方向に移動することになる。
上記主軸7の前方(図1中右側)にはガイドブッシュ15が設置されている。このガイドブッシュ15により、主軸7によって把持されたワークの先端部を保持するものである。
上記ガイドブッシュ15を挟んで主軸台5の反対側には背面主軸台17が設置されている。この背面主軸台17は先端(図1中左端)に背面主軸19を備えている。又、この背面主軸台17は、主軸7の軸心方向と平行なZ2軸方向、該Z2軸方向に直交し、且つ、相互に直交するX2軸方向、Y2軸方向に夫々移動可能に構成されている。
すなわち、図1、図3に示すように、テーブル3上には、Z2軸ガイドレール21、21が敷設されている。上記Z2軸ガイドレール21、21の上には第1ベース部材23が配置されていて、この第1ベース部材23の下面には左右2個ずつのZ2軸ガイド部材25、25、25、25が取り付けられていて、これらZ2軸ガイド部材25、25、25、25は上記Z2軸ガイドレール21、21に対して移動可能に係合している。又、サーボモータ27が設置されていて、このサーボモータ27の回転軸には図示しないボールネジが連結されている。上記ボールネジには図示しないボールナットが螺合していて、このボールナットが上記第1ベース部材23に固着されている。そして、サーボモータ27が適宜の方向に回転することにより、ボールネジ・ボールナットを介して、第1ベース部材23がZ2軸方向に移動することになる。
上記第1ベース部材23上には、図3に示すように、X2軸ガイドレール29、29が敷設されている。上記X2軸ガイドレール29、29上には第2ベース部材31が配置されていて、この第2ベース部材31の下面には、左右に2個ずつのX2軸ガイド部材33、33、33、33が取り付けられていて、これらX2軸ガイド部材33、33、33、33は、上記X2軸ガイドレール29、29に対して移動可能な状態で係合している。又、サーボモータ35が設置されていて、このサーボモータ35の回転軸には図示しないボールネジが連結されている。上記ボールネジには図示しないボールナットが螺合していて、このボールナットが上記第2ベース部材31に固着されている。そして、サーボモータ35が適宜の方向に回転することにより、ボールネジ・ボールナットを介して、第2ベース部材31がX2軸方向に移動することになる。
そして、上記第1ベース部材23に、既に説明した背面主軸台17が設置されているものである。すなわち、図3に示すように、第2ベース部材31にはY2軸ガイドレール37、37が敷設されている。一方、背面主軸台17側には左右に2個ずつのY2軸ガイド部材39、39、39、39が取り付けられていて、これらY2軸ガイド部材39、39、39、39は、上記Y2軸ガイドレール37、37に対して移動可能な状態で係合している。又、サーボモータ41が設置されていて、このサーボモータ41の回転軸には図示しないボールネジが連結されている。上記ボールネジには図示しないボールナットが螺合していて、このボールナットが上記背面主軸台17に固着されている。そして、サーボモータ41が適宜の方向に回転することにより、ボールネジ・ボールナットを介して、背面主軸台17がY2軸方向に移動することになる。
上記構成によって、背面主軸台17は、Z2軸方向、X2軸方向、Y2軸方向に移動するものである。
図1、図2に示すように、上記ガイドブッシュ15の周囲には、第1タレット型刃物台43と、第2タレット型刃物台45が対向・配置されている。上記第1タレット型刃物台43は、主軸7の軸心方向に直交し、且つ、相互に直交するX1軸方向、Y1軸方向に移動可能に構成されている。
すなわち、図1、図2に示すように、テーブル3上にはX1軸ガイドレール47、47が敷設されている。上記X1軸ガイドレール47、47の上方にはベース部材49が設置されていて、このベース部材49の下面には、左右2個ずつのX1軸ガイド部材51、51、51、51が設けられている。これら4個のX1軸ガイド部材51、51、51、51は上記一対のX1軸ガイドレール47、47に対して移動可能に係合している。又、サーボモータ48が設置されていて、該サーボモータ48の回転軸には図示しないボールネジが連結されていて、該ボールネジには図示しないボールナットが螺合している。このボールナットが上記ベース部材49に固着されている。そして、サーボモータ48を適宜の方向に回転させることにより、ボールネジ・ボールナットを介して、ベース部材49がX1軸方向に移動することになる。
そして、既に述べた第1タレット刃物台43は、上記ベース部材49に対して、Y1軸方向に移動可能に取り付けられているものである。すなわち、図1に示すように、ベース部材49には、Y1軸ガイドレール50、50が敷設されている。一方、第1タレット型刃物台43にはY1軸ガイド部材52、52が取り付けられていて、上記Y1軸ガイドレール50、50に移動可能に係合している。又、サーボモータ54が設置されていて、このサーボモータ54の回転軸には図示しないボールネジが連結されている。このボールネジにはボールナットが螺合していて、このボールナットが上記第1タレット型刃物台43に固着されている。そして、サーボモータ54を適宜の方向に回転させることにより、ボールネジ・ボールナットを介して、第1タレット型刃物台43をY1軸方向に移動させるものである。
次に、上記第2タレット型刃物台45について説明する。この第2タレット型刃物台45は、主軸7の軸心方向に平行なZ3軸方向、該Z3軸方向に直交し、且つ、相互に直交するX3軸方向、Y3軸方向に移動可能に構成されている。
すなわち、図1、図2に示すように、テーブル3上にはZ3軸ガイドレール53、53が敷設されている。上記Z3軸ガイドレール53、53の上方には第1ベース部材55が設置されていて、この第1ベース部材55の下面には、左右2個ずつのZ3軸ガイド部材57、57、57、57が設けられている。これら4個のZ3軸ガイド部材57、57、57、57は上記一対のZ3軸ガイドレール53、53に対して移動可能に係合している。又、サーボモータ56が設置されていて、該サーボモータ56の回転軸には図示しないボールネジが連結されていて、該ボールネジには図示しないボールナットが螺合している。このボールナットが上記第1ベース部材55に固着されている。そして、サーボモータ56を適宜の方向に回転させることにより、ボールネジ・ボールナットを介して、第1ベース部材55がZ3軸方向に移動することになる。
又、上記第1ベース部材55上には、一対のX3軸ガイドレール59、59が敷設されている。上記X3軸ガイドレール59、59の上方には第2ベース部材61が設置されていて、この第2ベース部材61の下面には、左右2個ずつのX3軸ガイド部材63、63、63、63が設けられている。これら4個のX3軸ガイド部材63、63、63、63は上記一対のX3軸ガイドレール59、59に対して移動可能に係合している。又、サーボモータ60が設置されていて、該サーボモータ60の回転軸には図示しないボールネジが連結されていて、該ボールネジには図示しないボールナットが螺合している。このボールナットが上記第2ベース部材61に固着されている。そして、サーボモータ60を適宜の方向に回転させることにより、ボールネジ・ボールナットを介して、第2ベース部材61がX3軸方向に移動することになる。
そして、既に述べた第2タレット刃物台45は、上記第2ベース部材61に対して、Y3軸方向に移動可能に取り付けられているものである。すなわち、図1に示すように、第2ベース部材61には、Y3軸ガイドレール60、60が敷設されている。一方、第2タレット型刃物台45にはY3軸ガイド部材62、62が取り付けられていて、上記Y3軸ガイドレール60、60に移動可能に係合している。又、サーボモータ64が設置されていて、このサーボモータ64の回転軸には図示しないボールネジが連結されている。このボールネジにはボールナットが螺合していて、このボールナットが上記第2タレット型刃物台45に固着されている。そして、サーボモータ64を適宜の方向に回転させることにより、ボールネジ・ボールナットを介して、第2タレット型刃物台45をY3軸方向に移動させるものである。
上記第1タレット型刃物台43は、第1タレット65を備えていて、該第1タレット65には円周部に複数個の工具ホルダ取付部が設けられている。これら工具ホルダ取付部に任意の工具を保持した工具ホルダが着脱可能に取り付けられることになる。
又、上記第2タレット型刃物台45は、第2タレット67を備えていて、該第2タレット67には円周部に複数個の工具ホルダ取付部が設けられている。これら工具ホルダ取付部に任意の工具を保持した工具ホルダが取り付けられることになる。
上記第2タレット型刃物台45については、正面加工用工具と背面加工用工具の両方が取付可能に構成されている。その具体例に関しては、加工例を説明する際に併せて説明する。
上記テーブル3上であって、上記第1タレット型刃物台43、第2タレット型刃物台45に対して、主軸7の軸心方向であって背面主軸台17側に所定量だけオフセットされた位置には、背面加工用固定刃物台77が設置されている。この背面加工用固定刃物台77には、図3に示すように、X軸方向に2列、Y軸方向に4行にわたって、合計8個の背面加工用工具79が着脱可能に取り付けられている。この実施の形態の場合には、上記したように、背面加工用固定刃物台77が、上記第1タレット型刃物台43、第2タレット型刃物台45に対して、主軸7の軸心方向であって背面主軸台17側に所定量だけオフセットされた位置に設置されており、よって、装置の奥行方向又は高さ方向に大きく離間させることなく背面加工用工具79の本数の増加が可能になっているものである。
又、本実施の形態の場合には制御手段が設けられていて、この制御手段によって、主軸台5、背面主軸台17、第2タレット型刃物台45の3者の同期制御又は重畳制御を実行させるように構成されている。それによって、第2タレット67に取り付けられた正面加工用工具と背面加工用工具の夫々が、主軸台5の主軸7に把持された棒材91と背面主軸台17の背面主軸19に把持された製品101の夫々に対して有効に作用し、正面側加工と背面側加工の同時加工が可能になるものである。
その為、上記制御手段は次のような構成になっている。すなわち、3チャンネル制御の数値制御装置が採用されており、主軸台5と第1タレット刃物台43による加工動作は、チャンネル1に記述されるNCプログラムで動作される。又、背面主軸台17と第2タレット刃物台による加工動作は、チャンネル2に記述されるNCプログラムで動作される。さらに、主軸台5と第2タレット刃物台による加工動作は、チャンネル3に記述されるNCプログラムで動作される。それらのチャンネルに記述されるNCプログラム相互間で、同期制御、重畳制御が実行される際には、まず、NCプログラムにおいて、所定の記述形式にて記述された同期制御、重畳制御を意味するコード(例えば、Mコード)を、数値制御装置が解釈すると、チャンネル1、2、3のそれぞれがコントロールしている制御軸への制御パルスの処理形態が同期制御、重畳制御時用の処理形態に変更される。
そして、変更時に起動されたファームウエアにより、チャンネル毎に記述されたNCプログラムに指定される制御軸への制御パルスの供給は、具体的には、次のように変更される。すなわち、Z1、Z2、Z3軸の重畳がNCプログラムにて指定された場合を例として説明すると、チャンネル1によりコントロールされるZ1軸(主軸台5)の為のサーボモータへは、NCプログラムにて指定された量そのものの制御パルスが供給される。次に、チャンネル3によりコントロールされるZ3軸(第2タレット型刃物台45)の為のサーボモータへは、NCプログラムにて指定された量そのものの制御パルスに対し、Z1軸へ供給されたサーボパルスと同じサーボパルスが加えられた上で、Z3軸の為の制御パルスとして、サーボモータへ供給されて、Z1軸に対するZ3軸の相対動作が達成される。更に、チャンネル2によりコントロールされるZ2軸(背面主軸台19)の為のサーボモータへは、NCプログラムにて指定された量そのものの制御パルスに対し、実際にZ3軸制御用にサーボモータへ供給されたサーボパルスが加えられた上で、Z2軸の為の制御パルスとして、サーボモータへ供給されて、Z3軸に対するZ2軸の相対動作が達成される。
次に、X3、X2軸の重畳がNCプログラムにて指定された場合を例として説明すると、チャンネル3のX3軸(第2タレット型刃物台45)の為のサーボモータへは、NCプログラムにて指定された量そのものの制御パルスが供給される。次に、チャンネル2によりコントロールされるX2軸(背面主軸台19)の為のサーボモータへは、NCプログラムにて指定された量そのものの制御パルスに対し、X3軸へ供給されたサーボパルスと同じサーボパルスが加えられた上で、X2軸の為の制御パルスとして、サーボモータへ供給されて、X3軸に対するX2軸の相対動作が達成される。
同様に、Y3、Y2軸の重畳がNCプログラムにて指定された場合を例として説明すると、チャンネル3のY3軸(第2タレット型刃物台45)の為のサーボモータへは、NCプログラムにて指定された量そのものの制御パルスが供給される。次に、チャンネル2によりコントロールされるY2軸(背面主軸台19)の為のサーボモータへは、NCプログラムにて指定された量そのものの制御パルスに対し、Y3軸へ供給されたサーボパルスと同じサーボパルスが加えられた上で、Y2軸の為の制御パルスとして、サーボモータへ供給されて、Y3軸に対するY2軸の相対動作が達成される。
このようにして、主軸台5に対する、第3タレット型刃物台45、背面主軸台17相互のZ軸重畳制御、第3タレット型刃物台45、背面主軸台17相互のX、Y、Z軸の同期制御、重畳制御が実行されるものである。
又、図3に示すように、上記背面加工用固定刃物台77の直下には、チップタンク81が設置されている。このチップタンク81内には、テーブル3上に落下した切り屑等が落下・回集されることになる。その際、背面加工用固定刃物台77は、文字通り固定であって特に駆動機構を備えた構成にはなっていないので、その構成も簡単であり、且つ、小型である。したがって、切り屑等が引っ掛かってしまうようなことを極力防止することができる。
尚、図2、図3中符号66はカバーを示す。
以上の構成を基にその作用を簡単に説明する。
まず、図1に示すように、主軸7に把持されると共にガイドブッシュ15にその先端を保持されたワーク(棒材91)に対する正面側加工であるが、これは、主軸台5のZ1軸制御、第1タレット型刃物台43のX1軸制御、Y1軸制御、第2タレット型刃物台45のZ3軸制御、X3軸制御、Y3軸制御を適宜使用しながら行う。
又、背面主軸19に把持されているワーク(製品101)に対する背面側加工であるが、図1に示すように、背面主軸台17のZ2軸制御、X2軸制御、Y2軸制御、第2タレット型刃物台45のZ3軸制御、X3軸制御、Y3軸制御、背面加工用固定刃物台77を適宜使用しながら行うことになる。
次に、図4及び図5を参照して正面側加工と背面側加工を同時に実行する第1の加工例を説明する。まず、図4に示すように、まず、棒材91が主軸7に把持されていて、その状態での棒材91の外径部に対して、第1タレット65に取り付けられた回転工具93によって、キー溝加工が施されている。上記回転工具93は工具ホルダ95を介して第1タレット65に取り付けられている。又、上記キー溝加工は主軸台5のZ1軸方向の移動により行われる。
一方、上記棒材20の先端面に対しては四角面加工が施されている。この四角面加工は、第2タレット67に設けられた回転工具73を使用して行われ、図5にも示すように、第2タレット型刃物台45のX3、Y3軸方向の移動制御により行われる。上記回転工具73は工具ホルダ69を介して第2タレット67に取り付けられている。
又、上記キー溝加工に伴い主軸台5がZ1軸方向に移動する。この主軸台5の移動によって主軸7に把持されている棒材91がガイドブッシュ装置15の前方に押し出される。そこで、回転工具73と棒材91との間にZ軸方向の相対的な移動が発生しないように、第2タレット型刃物台45のZ3軸は、Z1軸の移動量、送り速度、加減速度と同一になるように移動制御される。これが、Z1軸とZ3軸の同期制御である。
尚、このキー溝加工は第1タレット型刃物台43を用いたが、第2タレット型刃物台45を使用しても良い。この場合、棒材91の四角面加工とキー溝加工とを同時に行うことはできないが、Z1軸とZ3軸の重畳制御を実行することにより可能になる。この場合は、Z2軸はZ3軸に対して必要に応じて重畳制御又は同期制御されることになる。Z1軸をZ3軸に同期又は重畳制御することによって加工の多様化をさらに向上させることができる。
一方、背面主軸台17の背面主軸19により取り上げられた製品101の背面への偏芯穴加工は、第2タレット67に取り付けられた回転工具75を使用し、背面主軸台17のZ2軸方向への移動により行われる。その際、背面主軸台17のZ2軸は、四角面加工に伴い第2タレット型刃物台45の回転工具73がZ3軸方向に移動するため、回転工具75と製品101との間のZ軸方向の相対的な移動の差が偏芯穴加工の移動量、送り速度、加減速度となるように移動制御される。これがZ2軸とZ3軸の重量制御である。
尚、上記回転工具75は工具ホルダ69に取り付けられている。
さらに、図5に示すように、四角面加工に伴い第2タレット型刃物台45の回転工具75がX3軸、Y3軸方向に移動するため、回転工具75と製品101との間にX・Y軸方向の相対的な移動が発生しないように、背面主軸台17のX2軸、Y2軸は、X3軸、Y3軸の移動量、送り速度、加減速度と同一になるように移動制御される。これが(X2軸、Y2軸)と(X3軸、Y3軸)の2組同期制御である。従来の技術では、第2タレット型刃物台におけるX3、Y3、Z3軸の内の2軸又は3軸を用いた補間制御を行った正面加工とした場合は、Z軸方向の重畳加工のみ許されるだけであった為、背面の加工を同時に行うことはできなかった。
以上のように、第2タレット型刃物台45に対して、背面主軸台17をX軸方向、Y軸方向の2組同期制御とZ軸方向の重量制御することにより、棒材91に対する正面の四角面加工と製品101の背面への偏芯穴加工を同時に実行することができる。つまり、従来別々に行うしかなかった第2タレット型刃物台45に取り付けられた正面用、背面用工具を用いた加工を同時に行うことができ、加工時間の短縮化を図ることができるのである。
次に、図6を参照して第2の加工例を説明する。まず、棒材91の外径部への斜め穴加工は、第2タレット67に取り付けられた回転工具103を使用し、第2タレット型刃物台45のX3軸方向、Z3軸方向への移動により実行される。上記回転工具103は工具ホルダ104を介して第2タレット67に取り付けられている。
一方、背面主軸台17の背面主軸19により取り上げられた製品101の背面への穴加工は、第2タレット67に取り付けられた固定工具105を用いて行われ、背面主軸台17のZ2軸方向への移動と背面主軸19の回転とにより行われる。上記固定工具105は工具ホルダ108を介して第2タレット67に取り付けられている。背面主軸台17側のZ2軸は、斜め穴加工に伴い第2タレット67の回転工具103がZ3軸方向に移動するため、回転工具105と製品101との間のZ軸方向の相対的な移動の差が穴加工の移動量、送り速度、加減速度となるように重量制御される(Z3軸とZ2軸の重畳制御)。
又、斜め穴加工に伴い第2タレット67の回転工具103がX3軸に移動するため、回転工具105と製品101との間にX軸方向の相対的な移動が発生しないように、背面主軸台17のX2軸は、X3軸の移動量、送り速度、加減速度と同一になるように同期制御される(X3軸とX2軸の同期制御)。
このようにして、第2タレット方刃物台45に対して、背面主軸台17をX軸方向の同期制御とZ軸方向の重量制御により、棒材91に対する正面の斜め穴加工と製品101の背面への穴加工を同時に実行することが可能になる。
次に、図7乃至図10を参照して第3の加工例を説明する。まず、棒材91の正面穴加工は、第2タレット67に取り付けられた固定工具107を用いて、主軸台5の主軸7の回転と、第2タレット型刃物台45のZ3軸方向の移動により行われる。又、上記固定工具107の横には回転工具109が取り付けられている。これら固定工具107、109は、工具ホルダ114を介して、第2タレット67に取り付けられている。
一方、背面主軸台17の背面主軸19により取り上げられた製品101の背面穴加工は、第2タレット67に取り付けられた固定工具111を用いて、背面主軸台17のZ2軸方向への移動と背面主軸19の回転とにより行われる。又、上記固定工具111の横には回転工具113が取り付けられている。これら固定工具111、113も上記工具ホルダ114を介して第2タレット67に取り付けられている。又、背面主軸台17のZ2軸は、正面穴加工に伴い、第2タレット67の固定工具107がZ3軸方向に移動するため、固定工具111と製品101の間のZ軸方向の相対的な移動の差が背面穴加工の移動量、送り速度、加減速度となるように重量制御される(Z3軸とZ2軸の重畳制御)。
その後、固定工具107による正面穴加工が終了した状態を図8に示す。この時、固定工具111による背面穴加工は継続している。又、固定工具107がZ3軸方向の移動により棒材91から抜け出た状態を図9に示す。この時、固定工具111による背面穴加工は継続している。更に、固定工具109がX3軸方向の移動により棒材91の中心に位置決めし正面穴加工を開始する状態を図10に示す。この時も固定工具111による背面穴加工は継続している。
このように固定工具107から固定工具109への工具交換には、棒材91から固定工具107をZ軸方向に外した後、X3軸方向に移動して行われる。又、工具交換に伴い、第2タレット型刃物台45が、X3、Z3軸方向に移動するため、背面主軸台17のZ2軸は固定工具111と製品101との間のZ軸方向の相対的な移動の差が背面穴加工の移動量、送り速度、加減速度となるように重量制御されると共に、背面主軸台17のX2軸はX軸方向の相対的な移動が発生しないようにX3軸の移動量、送り速度、加減速度と同一になるように同期制御される。従って、第2タレット型刃物台45に対して、背面主軸台17をX軸方向の同期制御とZ軸方向の重量制御させることにより、正面加工工具の交換中においても背面穴加工を継続することができる。
このように、タレット面に正面用、背面用加工工具をX方向に複数(少なくとも2本)備えさせるようにしたことにより、タレットを旋回させることなしに、新たな工具を用いた加工を、刃物台をX方向に移動させることのみで可能となる。
工具変換に要する時間を大幅に削減することが可能になり、その上さらにその工具交換を行っている時間をも加工に用いることができるという実用上極めて大きな相乗効果が得られるものである。
次に、図11及び図12を参照して第4の加工例を説明する。この場合には、まず、棒材91の円筒部に対して、第2タレット67に取り付けられた回転工具115によって斜め方向に延長された溝加工を施す。図12はその溝120を示すものである。この溝加工は、第2タレット型刃物第台45を、Z3軸方向・Y3軸方向に二次元的に移動させることにより実行される。上記回転工具115は工具ホルダ116を介して第2タレット67に取り付けられている。
一方、背面主軸台17側の背面主軸19によって把持されている製品101に対しては、背面穴明け加工が実行される。これは、第2タレット67に取り付けられた固定工具117を用いて背面主軸台17のZ2軸方向への移動と背面主軸19の回転とにより行われる。上記固定工具117は工具ホルダ118を介して第タレット67に取り付けられている。その際、回転工具117は、第2タレット型刃物台45がZ3軸方向・Y3軸方向に二次元的に移動させる関係で、同方向にずれていく。
そこで、背面主軸台17側をX3軸方向・Y3軸方向に同期させるように、Z2軸方向・Y2軸方向に二次元的に移動させていくものである。つまり、Z3軸方向・Y3軸方向に対してZ2軸方向・Y2軸方向をそれぞれ同期させていくものである。それによって、正面側の溝加工と背面側の穴明け加工を同時に実行することができるものである。
次に、図13及び図14を参照して第5の加工例を説明する。この場合は、前記第3の加工例で説明した工具ホルダ114の正面側には、3個の固定工具121、123、125が配置されている。そして、最初の加工時には固定工具121を使用し、次いで、固定工具123を使用した加工に移行するものとする。
図7乃至図10に示した第3の加工例の場合には、工具選択、すなわち、固定工具107から固定工具109に交換する場合に、固定工具107をZ軸方向に外した後、X3軸方向に移動して行うようにした。これに対し、この第5の加工例の場合には、固定工具121から固定工具123に交換する場合に、固定工具121をZ軸方向に外した後、第2タレット型刃物台45をX3・Y3軸方向に移動して行うことになる。
その際、背面主軸台17のZ2軸は固定工具111と製品101との間のZ軸方向の相対的な移動の差が背面穴加工の移動量、送り速度、加減速度となるように重量制御されると共に、背面主軸台17のX2軸、Y2軸はX軸方向、Y軸方向の相対的な移動が発生しないように、X3軸、Y3軸の移動量、送り速度、加減速度と同一になるように同期制御されることになる。
第3の加工例にあっては、単一のタレット面に対して、正面用、背面用の加工工具をX方向のみに複数配置可能というものであったが、本例にあっては、X方向ばかりではなくY方向にも複数(少なくとも2本以上)配置可能としたことによって、X3、Y3方向への補間動作をさせることによって、タレットの旋回をさせることなしに、新たな工具を用いての加工が可能になる。これによって、工具交換に要する時間を削減できるばかりではなく、加工種別をさらに大幅に増やすことができる上、さらに工具交換中にも加工が行える実用上極めて大きな効果を得ることができるものである。
以上、本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
すなわち、X2軸方向、Y2軸方向、Z2軸方向に移動可能な背面主軸台17と、X3軸方向、Y3軸方向、Z3軸方向に移動可能な第2タレット型刃物台45との間において、相互に平行な(X2軸方向、X3軸方向)、(Y2軸方向、Y3軸方向)、(Z2軸方向、Z3軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して、同期制御又は重畳制御を行わせるようにしているので、様々な正面側加工と背面側加工を同時に実行することが可能となり、それによって、加工時間の短縮ひいては加工効率の向上を図ることが可能になる。
特に、この実施の形態の場合には、(X2軸方向、X3軸方向)、(Y2軸方向、Y3軸方向)、(Z2軸方向、Z3軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組を選択して同期制御又は重畳制御を実行させるものであり、よって、組み合わせのパターンは多種・多様であり、それによって、様々な加工に対して容易に対応することができるものである。
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
まず、NC自動旋盤の基本構成としては、図示したものに限定されず、様々な構成のものが想定される。
又、加工例として挙げたものはあくまで例であって、それ以外にも様々な加工例が想定される。
又、NC自動旋盤以外の工作機械に対しても適用可能である。
本発明は、相互に平行な(X1軸方向、X2軸方向)、(Y1軸方向、Y2軸方向)、(Z1軸方向、Z2軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して同期制御又は重畳制御を行わせることにより、加工時間の短縮ひいては加工効率の向上を図ることができるように工夫した工作機械であり、例えば、NC自動旋盤に好適である。
本発明の一実施の形態を示す図で、NC自動旋盤の全体構成を示す平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のII−II断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のIII−III断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第1の加工例を示すNC自動旋盤一部平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第1の加工例における工具の移動方向を示す図で、図4のV−V断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第2の加工例を示すNC自動旋盤一部平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第3の加工例を示すNC自動旋盤一部平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第3の加工例を示すNC自動旋盤一部平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第3の加工例を示すNC自動旋盤一部平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第3の加工例を示すNC自動旋盤一部平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第4の加工例を示すNC自動旋盤一部平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第4の加工例における工具の移動方向を示す図で、図11のXII−XII断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第5の加工例における工具の選択方向を示す図で、NC自動旋盤の一部平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、第5の加工例を示す図で、図13のXIV−XIV断面図である。
符号の説明
1 基台
3 テーブル
5 主軸台
7 主軸
9 Z1軸ガイドレール
11 Z1軸ガイド部材
17 背面主軸台
19 背面主軸
21 Z2軸ガイドレール
23 第1ベース部材
25 Z2軸ガイド部材
29 X2ガイドレール
31 第2ベース部材
33 X2軸ガイド部材
37 Y2軸ガイドレール
39 Y2軸ガイド部材
47 X1軸ガイドレール
49 ベース部材
51 X1軸ガイド部材
53 Z3軸ガイドレール
55 第1ベース部材
57 Z3軸ガイド部材
59 X3ガイドレール
61 第2ベース部材
63 X3ガイド部材
65 第1タレット
67 第2タレット
69 工具ホルダ
71 正面加工用工具
73 背面加工用工具
77 背面加工用固定刃物台
79 背面加工用工具





































Claims (3)

  1. 相互に直交するX1軸方向、Y1軸方向、Z1軸方向に移動制御する第1制御系統と、
    相互に直交すると共に上記第1制御系統のX1軸方向、Y1軸方向、Z1軸方向に夫々平行なX2軸方向、Y2軸方向、Z2軸方向に移動制御する第2制御系統と、
    相互に平行な(X1軸方向、X2軸方向)、(Y1軸方向、Y2軸方向)、(Z1軸方向、Z2軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して同期制御又は重畳制御を行わせる制御手段と、
    を具備したことを特徴とする工作機械。
  2. 基台と、
    上記基台上にあって主軸を備えた主軸台と、
    上記基台上にあって上記主軸台に対向するように配置され背面主軸を備え上記主軸軸心方向に平行なZ2軸方向、該Z2軸方向に直交すると共に相互に直交するX2軸方向、Y2軸方向に移動可能に配置された背面主軸台と、
    上記基台上にあって上記主軸の側方に上記主軸軸心方向に平行なZ3軸方向、該Z3軸方向に直交すると共に相互に直交するX3軸方向、Y3軸方向に移動可能に配置された刃物台と、
    相互に平行な(X2軸方向、X3軸方向)、(Y2軸方向、Y3軸方向)、(Z2軸方向、Z3軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して同期制御又は重畳制御を行わせる制御手段と、
    を具備したことを特徴とするNC自動旋盤。
  3. 請求項2記載のNC自動旋盤において、
    上記刃物台には正面加工用工具と背面加工用工具が取り付けられていて、
    上記制御手段によって、相互に平行な(X2軸方向、X3軸方向)、(Y2軸方向、Y3軸方向)、(Z2軸方向、Z3軸方向)の組み合わせの内、少なくとも2組に関して同期制御又は重畳制御を行わせることにより、上記正面加工用工具による正面加工と上記背面加工用工具による背面加工を同時に実行するようにしたことを特徴とするNC自動旋盤。
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