JP2005237377A - パターニング用基板および細胞培養基板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上記目的を達成するために、本発明は、基材と、前記基材上に形成され、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により変性される細胞接着阻害材料を含有する細胞接着阻害層とを有することを特徴とするパターニング用基板を提供する。
【選択図】 図1
Description
上記細胞接着阻害層と、光触媒を含有する光触媒含有層および基体を有する光触媒含有層側基板とを、上記細胞接着阻害層と上記光触媒含有層とが対向するように配置した後、所定の方向からエネルギー照射し、上記細胞接着阻害層中に含有される細胞接着阻害材料が分解または変性された細胞接着部と、上記細胞接着部以外の細胞接着阻害部とからなるパターンを形成するエネルギー照射工程と
を有することを特徴とする細胞培養用パターニング基板の製造方法を提供する。
まず、本発明のパターニング用基板用コーティング液について説明する。本発明のパターニング用基板用コーティング液は、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有し、かつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される細胞接着阻害材料と、少なくともエネルギー照射された後に、細胞と接着性を有する細胞接着材料とを含有するものである。
以下、上記のようなパターニング用基板用コーティング液に用いられる各材料について説明する。
まず、本発明のパターニング用基板用コーティング液に用いられる細胞接着阻害材料について説明する。本発明のパターニング用基板用コーティング液に用いられる細胞接着阻害材料は、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有し、かつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性されるものであれば、その種類等は特に限定されるものではない。
YnSiX(4−n)
(ここで、Yはアルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基、アミノ基、フェニル基またはエポキシ基、またはこれらを含む有機基であり、Xはアルコキシル基、アセチル基またはハロゲンを示す。nは0〜3までの整数である。)
で示される珪素化合物の1種または2種以上の加水分解縮合物もしくは共加水分解縮合物であるオルガノポリシロキサンであることが好ましい。なお、ここでYで示される基の炭素数は1〜20の範囲内であることが好ましく、また、Xで示されるアルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基であることが好ましい。
CF3(CF2)3CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(CF2)5CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(CF2)7CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(CF2)9CH2CH2Si(OCH3)3;
(CF3)2CF(CF2)4CH2CH2Si(OCH3)3;
(CF3)2CF(CF2)6CH2CH2Si(OCH3)3;
(CF3)2CF(CF2)8CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)3(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)5(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)7(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)3CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)5CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)7CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)9CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
(CF3)2CF(CF2)4CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
(CF3)2CF(CF2)6CH2CH2Si CH3(OCH3)2;
(CF3)2CF(CF2)8CH2CH2Si CH3(OCH3)2;
CF3(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)3(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)5(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)7(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)3CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)5CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)7CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)9CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)7SO2N(C2H5)C2H4CH2Si(OCH3)3。
また、上記細胞接着阻害材料は、界面活性を有するものであることが好ましい。パターニング用基板用コーティング液の塗布、乾燥過程において、塗膜表面に偏在する割合が高まり、結果として良好な細胞接着阻害性を得られるからである。
次に、本発明のパターニング用基板用コーティング液に用いられる細胞接着材料について説明する。本発明に用いられる細胞接着材料は、少なくともエネルギー照射された後に、細胞と接着性を有するものであれば、特に限定されるものではなく、バインダとして用いられるものであってもよく、また上記バインダと別に、使用されるものであってもよい。また例えば、エネルギー照射される前から細胞と良好な接着性を有するものであってもよく、エネルギー照射に伴う光触媒の作用によって、細胞と良好な接着性を有するものとなるものであってもよい。ここで、上記細胞と接着性を有するとは、細胞と良好に接着することをいい、細胞との接着性が細胞の種類によって異なる場合等には、目的とする細胞と良好に接着することをいう。
次に、本発明のパターニング用基板用コーティング液について説明する。本発明のパターニング用基板用コーティング液は、上記細胞接着材料と、上記細胞接着阻害材料とを含有するものであれば、特に限定されるものではなく、必要に応じて適宜バインダ等の成分を含有しているものであってもよい。バインダを含有させることにより、パターニング用基板用コーティング液を、例えば基材等の上に塗布する際の塗工が容易なものとすることや、形成された層に強度や耐性を付与する等、様々な特性を付与することが可能となるからである。このようなバインダとしては、パターニング用基板用コーティング液が必要とされる目的に応じて適宜選択される。なお、本発明においては、このバインダとしての役割を、上記細胞接着阻害材料や細胞接着材料が果たすものとすることができる。
また、本発明のパターニング用基板用コーティング液には、光触媒が含有されていないことが好ましい。これにより、例えばパターニング用基板用コーティング液が塗布された層上に、細胞を接着した場合に、経時で光触媒が細胞に影響を及ぼす可能性のないものとすることが可能となるからである。
次に、本発明のパターニング用基板について説明する。本発明のパターニング用基板には、細胞接着阻害層の構成によって二つの実施態様がある。いずれの実施態様においても、例えば図1に示すように、基材1と、その基材1上に形成され、細胞との接着阻害性を有し、かつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により変性等される細胞接着阻害層2とを有するものである。以下、それぞれの実施態様ごとに詳しく説明する。
まず、本発明のパターニング用基板の第1実施態様について説明する。本実施態様のパターニング用基板は、基材と、上記基材上に形成され、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により変性される細胞接着阻害材料を含有する細胞接着阻害層とを有するものである。
以下、本実施態様のパターニング用基板の各構成について説明する。
まず、本実施態様に用いられる細胞接着阻害層について説明する。本実施態様に用いられる細胞接着阻害層は、後述する基材上に形成され、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有し、かつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により変性される細胞接着阻害材料を含有するものである。
次に、本実施態様に用いられる基材について説明する。本実施態様に用いられる基材は、上記細胞接着阻害層を形成可能な層であれば、特に限定されるものではなく、例えば金属、ガラス、シリコン等の無機材料、およびプラスチックで代表される有機材料等を用いることができる。
なお、上記遮光部は、基材の上記細胞接着阻害層が形成される側の面に形成されるものであってもよく、また反対側の面に形成されるものであってもよい。
次に、本実施態様のパターニング用基板について説明する。本実施態様のパターニング用基板は、上述した基材上に細胞接着阻害層が形成されたものであれば、特に限定されるものではなく、例えば必要に応じて他の層が積層されたもの等であってもよい。
次に、本発明のパターニング用基板における第2実施態様について説明する。本実施態様におけるパターニング用基板は、基材と、上記基材上に形成され、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される細胞接着阻害材料、およびバインダを含有する細胞接着阻害層とを有するものである。
本実施態様における細胞接着阻害層は、少なくとも上記細胞接着阻害材料およびバインダを含有するものであれば、特に限定されるものではない。なお、本実施態様に用いられる細胞接着阻害材料は、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性されるものであることから、細胞接着阻害層に光触媒含有層等を用いてエネルギー照射が行われた場合、エネルギーが照射された領域においては、細胞接着阻害材料が変性または分解されて、細胞接着阻害性が低下し、細胞との接着性を有するものとなるのである。このようなエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される細胞接着阻害材料として具体的には、「A.パターニング用基板用コーティング液」の細胞接着阻害材料の項で説明したもの等を用いることができる。
次に、本実施態様のパターニング用基板について説明する。本実施態様のパターニング用基板においても、上記基材上に上述したような細胞接着阻害層が形成されたものであれば、特に限定されるものではなく、必要に応じて例えば遮光層等、他の層が積層されたもの等であってもよい。
次に、本発明の細胞培養用パターニング基板について説明する。本発明の細胞培養用パターニング基板は、上述したパターニング用基板の上記細胞接着阻害層が、パターン状に上記細胞接着阻害材料が分解または変性された細胞接着部と、上記細胞接着部以外の領域である細胞接着阻害部とを有するものである。
まず、光触媒を含有する光触媒含有層を有する光触媒含有層側基板について説明する。本発明に用いられる光触媒含有層側基板としては、通常、光触媒を含有する光触媒含有層を有するものであり、通常、基体と、その基体上に光触媒含有層が形成されているものである。この光触媒含有層側基板は、例えばパターン状に形成された光触媒含有層側遮光部やプライマー層等を有していてもよい。以下、本工程に用いられる光触媒含有層側基板の各構成について説明する。
まず、光触媒含有層側基板に用いられる光触媒含有層について説明する。本発明に用いられる光触媒含有層は、光触媒含有層中の光触媒が、近接する細胞接着阻害層中の細胞接着阻害材料を分解または変性させるような構成であれば、特に限定されるものではなく、光触媒とバインダとから構成されているものであってもよく、光触媒単体で製膜されたものであってもよい。また、その表面の特性は特に親液性であっても撥液性であってもよい。
この光触媒含有層のパターニング方法は、特に限定されるものではないが、例えばフォトリソグラフィー法等により行うことが可能である。
光触媒の粒径は小さいほど光触媒反応が効果的に起こるので好ましく、平均粒径が50nm以下であることが好ましく、20nm以下の光触媒を使用するのが特に好ましい。
このようにオルガノポリシロキサンをバインダとして用いた場合は、上記光触媒含有層は、光触媒とバインダであるオルガノポリシロキサンとを必要に応じて他の添加剤とともに溶剤中に分散して塗布液を調製し、この塗布液を基体上に塗布することにより形成することができる。使用する溶剤としては、エタノール、イソプロパノール等のアルコール系の有機溶剤が好ましい。塗布はスピンコート、スプレーコート、ディッブコート、ロールコート、ビードコート等の公知の塗布方法により行うことができる。バインダとして紫外線硬化型の成分を含有している場合、紫外線を照射して硬化処理を行うことにより光触媒含有層を形成することができる。
次に、光触媒含有層側基板に用いられる基体について説明する。本発明においては、図5(b)に示すように、光触媒含有層側基板は、少なくとも基体11とこの基体11上に形成された光触媒含有層12とを有するものである。この際、用いられる基体を構成する材料は、後述するエネルギーの照射方向や、得られるパターン形成体が透明性を必要とするか等により適宜選択される。
また本発明に用いられる基体は、可撓性を有するもの、例えば樹脂製フィルム等であってもよいし、可撓性を有しないもの、例えばガラス基板等であってもよい。これは、エネルギー照射方法により適宜選択されるものである。
本発明に用いられる光触媒含有層側基板には、パターン状に形成された光触媒含有層側遮光部が形成されたものを用いても良い。このように光触媒含有層側遮光部を有する光触媒含有層側基板を用いることにより、エネルギー照射に際して、フォトマスクを用いたり、レーザ光による描画照射を行う必要がない。したがって、光触媒含有層側基板とフォトマスクとの位置合わせが不要であることから、簡便な工程とすることが可能であり、また描画照射に必要な高価な装置も不必要であることから、コスト的に有利となるという利点を有する。
ここで、本発明においては、図8に示すような光触媒含有層12上に光触媒含有層側遮光部14を形成する態様である場合には、光触媒含有層と細胞接着阻害層とを所定の位置に配置する際に、この光触媒含有層側遮光部の膜厚をこの間隙の幅と一致させておくことにより、上記光触媒含有層側遮光部を上記間隙を一定のものとするためのスペーサとしても用いることができるという利点を有する。
なお、上記説明においては、光触媒含有層側遮光部の形成位置として、基体と光触媒含有層との間、および光触媒含有層表面の二つの場合について説明したが、その他、基体の光触媒含有層が形成されていない側の表面に光触媒含有層側遮光部を形成する態様も採ることが可能である。この態様においては、例えばフォトマスクをこの表面に着脱可能な程度に密着させる場合等が考えられ、細胞接着部のパターンを小ロットで変更するような場合に好適に用いることができる。
次に、本発明の光触媒含有層側基板に用いられるプライマー層について説明する。本発明において、上述したように基体上に光触媒含有層側遮光部をパターン状に形成して、その上に光触媒含有層を形成して光触媒含有層側基板とする場合においては、上記光触媒含有層側遮光部と光触媒含有層との間にプライマー層を形成してもよい。
本発明におけるプライマー層は、光触媒含有層側基板の光触媒含有層側遮光部と光触媒含有層とが接触しないようにプライマー層が形成された構造であれば特に限定されるものではない。
また、プライマー層の膜厚は、0.001μmから1μmの範囲内であることが好ましく、特に0.001μmから0.1μmの範囲内であることが好ましい。
次に、上記細胞接着部を形成する際のエネルギー照射について説明する。エネルギー照射は、上記細胞接着阻害層と、上記光触媒含有層側基板における光触媒含有層とを、所定の間隙をおいて配置し、所定の方向からエネルギーを照射することにより行うことができる。
本発明においては、このような光触媒含有層側基板の配置状態は、少なくともエネルギー照射の間だけ維持されればよい。
通常このようなエネルギー照射に用いる光の波長は、400nm以下の範囲、好ましくは380nm以下の範囲から設定される。これは、上述したように光触媒として用いられる好ましい光触媒が二酸化チタンであり、この二酸化チタンにより光触媒作用を活性化させるエネルギーとして、上述した波長の光が好ましいからである。
このようなエネルギー照射に用いることができる光源としては、水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、エキシマランプ、その他種々の光源を挙げることができる。
なお、上記凹部の側壁にエネルギーが照射されないように、例えば筒状のマスク等を用い、上記凹部の底面のみ露光を行う方法を用いてもよい。
この際、光触媒含有層を加熱しながらエネルギー照射することにより、感度を上昇させることが可能となり、効率的に細胞接着阻害材料を分解または変性させることができる点で好ましい。具体的には30℃〜80℃の範囲内で加熱することが好ましい。
次に、本発明の細胞培養用パターニング基板について説明する。本発明の細胞培養用パターニング基板は、上記基材上に、上記細胞接着部および細胞接着阻害部を有する細胞接着阻害層が形成されているものであれば、特に限定されるものではなく、必要に応じて適宜他の層が形成されているもの等であってもよい。
また本発明においては、上記細胞接着部を形成した後、上記細胞培養用パターニング基板の一部を切り取り、この細胞培養用パターニング基板の一部を凹状の基材の底部等に貼り付けたもの等を細胞培養用パターニング基板としてもよい。
次に、本発明の細胞培養基板について説明する。本発明の細胞培養基板は、上述した細胞培養用パターニング基板における細胞接着部上に、細胞が接着したものである。
以下、本発明の細胞培養基板に用いられる細胞について説明する。ここで、細胞培養用パターニング基板については、上記「C.細胞培養用パターニング基板」で説明したものであるので、ここでの説明は省略する。
本発明の細胞培養基板に用いられる細胞としては、上記細胞培養用パターニング基板の細胞接着部上に接着するものであり、細胞接着阻害部上には接着しないものであれば特に限定されるものではない。
次に、本発明の細胞培養用パターニング基板の製造方法について説明する。本発明の細胞培養用パターニング基板の製造方法は、基材上に、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される細胞接着阻害材料を含有する細胞接着阻害層を形成する細胞接着阻害層形成工程と、
上記細胞接着阻害層と、光触媒を含有する光触媒含有層および基体を有する光触媒含有層側基板とを、上記細胞接着阻害層と上記光触媒含有層とが対向するように配置した後、所定の方向からエネルギー照射し、上記細胞接着阻害層中に含有される細胞接着阻害材料が分解または変性された細胞接着部と、上記細胞接着部以外の細胞接着阻害部とからなるパターンを形成するエネルギー照射工程と
を有するものである。
以下、本発明の各工程について説明する。
まず、本発明の細胞接着阻害層形成工程について説明する。本発明の細胞接着阻害層形成工程は、基材上に、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される細胞接着阻害材料を含有する細胞接着阻害層を形成する工程である。本発明においては、少なくとも上記細胞接着阻害材料を含有する塗工液等を用いて、基材上に塗布することにより行うことができ、その塗布方法やその材料等については、特に限定されるものではないが、少なくともエネルギー照射された後に、細胞と接着性が良好な細胞接着性を有する細胞接着材料が含有されていることが好ましい。これにより、後述するエネルギー照射工程において、エネルギー照射された領域である細胞接着部の細胞との接着性を高いものとすることができ、高精細なパターン状に細胞を接着することが可能な細胞培養用パターニング基板とすることができるからである。
なお、本工程に用いられる細胞接着阻害材料、細胞接着材料、および基材や、細胞接着阻害層の形成方法については、上述した「B.パターニング用基板」の項で説明したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明におけるエネルギー照射工程について説明する。本発明におけるエネルギー照射工程においては、上記細胞接着阻害層と、光触媒を含有する光触媒含有層および基体を有する光触媒含有層側基板とを、上記細胞接着阻害層と上記光触媒含有層とが対向するように配置した後、所定の方向からエネルギー照射し、上記細胞接着阻害層中に含有される細胞接着阻害材料が分解または変性された細胞接着阻害部と、上記細胞接着阻害部以外の細胞接着部とからなるパターンを形成する工程である。
ここで、本工程に用いられる光触媒含有層側基板や、エネルギー照射の方法については、上述した「C.細胞培養用パターニング基板」の項で説明したようなものを用いることが可能であるので、ここでの詳しい説明は省略する。
次に、本発明の細胞培養基板の製造方法について説明する。本発明の細胞培養基板の製造方法は、上記細胞培養用パターニング基板の製造方法により製造された細胞培養用パターニング基板の細胞接着部上に、細胞を接着させる細胞接着工程を有するものである。
(細胞接着阻害層の形成)
イソプロピルアルコール3g、オルガノシランTSL8114(GE東芝シリコーン)0.4g、およびフルオロアルキルシランXC95-A9715(GE東芝シリコーン)0.1gを混合し、攪拌しながら20分間、100℃で加温した。この溶液をスピンコーティング法により予めアルカリ処理を施した厚さ0.7mmのガラス基板に塗布し、その基板を150℃の温度で10分間乾燥することにより、加水分解、重縮合反応を進行させ、膜厚が約40nmの、フルオロアルキル基を含むオルガノポリシロキサン層からなる細胞接着阻害層を基板上に形成し、パターニング用基板を形成した。
光触媒層が形成されたフォトマスクを、光触媒層と上記パターニング用基板の細胞接着阻害層が対向するように静置し、フォトマスク越しに水銀ランプにより6J/cm2(測定波長254nm)の紫外線照射を行い、未露光部が細胞接着阻害性で露光部が細胞接着性にパターン化された細胞接着性表面を有する細胞培養用パターニング基板を得た。
各種組織に由来する細胞の培養実験手順については、例えば“組織培養の技術 第三版 基礎編”, 日本組織培養学会編,朝倉書店等にその詳細が述べられている。
本出願においては、ラット肝実質細胞を用いて基板を評価した。
まず、ラットより摘出した肝臓をシャーレに移してメスで5mm大に細分し、20mlのDMEM培地を加えてピペットで軽く懸濁した後、細胞濾過器で濾過した。得られた粗分散細胞浮遊液を500〜600rpmで90秒間遠心処理し、上清を吸引して除去した。残留した細胞に新たにDMEM培地を加えて再び遠心処理した。この操作を3回繰り返すことにより、ほぼ均一な肝実質細胞を得た。得られた肝実質細胞に、DMEM培地20mlを加えて懸濁し、肝実質細胞懸濁液を調製した。
次にWaymouth MB752/1培地(L-グルタミン含有、NaHCO3非含有) (ギブコ) 14.12gに蒸留水900mlを添加した。これにNaHCO3 2.24g、アンホテリシンB液(ICN)10ml、ペニシリンストレプトマイシン液(ギブコ)10mlを加えて攪拌した。これをpH7.4に調整した後、全量を1000mlとし、0.22μmのメンブレンフィルターで濾過滅菌したものをWaymouth MB752/1培地液とした。
先に作成した肝実質細胞懸濁液を、同じく作成したWaymouth MB752/1培地液に懸濁した上で、細胞接着部と細胞接着阻害部を有する、上述した細胞培養用パターニング基板上に播種した。この基板を37℃,5%CO2付与したインキュベータ内に24時間静置し、基板上全面に肝実質細胞を接着させた。この基板をPBSで2回洗浄することで非接着細胞や死細胞を除去した後、新しい培地液と交換した。培地液を交換しながら48時間まで細胞の培養を続け光学顕微鏡で細胞を観察したところ、細胞が細胞培養用パターニング基板上の細胞接着部に沿いながら接着している事を確認した。
(細胞接着阻害層の形成)
イソプロピルアルコール6g、トルエン2g、オルガノシランTSL8114(GE東芝シリコーン)0.4g、およびポリ(2−メトキシエチル)アクリレート0.1gを混合し、攪拌しながら20分間、100℃で加温した。この溶液をスピンコーティング法により予めアルカリ処理を施した厚さ0.7mmのガラス基板に塗布し、その基板を150℃の温度で10分間乾燥することにより、加水分解、重縮合反応を進行させ、膜厚が約60nmの、フルオロアルキル基を含むオルガノポリシロキサン層を基板上に形成し、細胞接着阻害層を有するパターニング用基板とした。
光触媒層が形成されたフォトマスクを、光触媒層と上記パターニング用基板の細胞接着阻害層が相対するように静置し、フォトマスク越しに水銀ランプにより5J/cm2(測定波長254nm)の紫外線照射を行い、未露光部が細胞接着阻害性で露光部が細胞接着性にパターン化された細胞接着性表面を有する細胞培養用パターニング基板を得た。
(細胞接着工程)
実施例1と同様の手順で実験を行い、細胞が細胞培養用パターニング基板上の細胞接着部に沿いながら接着している事を確認した。
市販の直径35mmのプラスチックディッシュ(コーニング社製)の底面の中央部に、直径14mmの穴をあけた。続いて、厚さ約0.1mmのガラス基板を用いて上記実施例1と同様に、細胞培養用パターニング基板を形成し、この細胞培養用パターニング基板を21mm角に切断した。その後、切断された細胞培養用パターニング基板のガラス基板を、上記プラスチックディッシュに、接着剤KE45T(信越シリコーン社製)を用いて貼りつけた。
(細胞の接着)
上記プラスチックディッシュを、70%エタノールで滅菌し、PBSで洗浄した後、DMEM培地で洗浄した。その後、実施例1と同様に、細胞を培養したところ、細胞がプラスチックディッシュ内の細胞接着部に沿いながら接着している事を確認した。
厚さ約0.1mmのガラス基板を用いて実施例2と同様に、細胞接着阻害層を有する細胞培養用パターニング基板を形成し、この細胞培養用パターニング基板を21mm角に切断した。その後、実施例3と同様の手順により、切断された細胞培養用パターニング基板のガラス基板を、上記プラスチックディッシュに貼りつけた。
(細胞の培養)
実施例3と同様の方法により、プラスチックディッシュ内で細胞を培養したところ、細胞がプラスチックディッシュ内の細胞接着部に沿いながら接着している事を確認した。
(パターニング用基板の形成)
イソプロピルアルコール3g、オルガノシランTSL8114(GE東芝シリコーン)0.2g、およびPEG−シラン(Methoxypolyethylene glycol 5,000 trimethylsilyl ether、Fluka)0.2gを混合し、攪拌しながら20分間100℃で加温した。この溶液をスピンコーティング法により、洗浄済みガラス基板(厚さ0.7mm)上に塗布し、続いて上記基板を150℃で10分間加熱処理を行った。これにより、膜厚が160nmの、ポリエチレングリコールを含むオルガノポリシロキサン層からなる細胞接着阻害層が基板上に形成されたパターニング用基板を得た。
(パターニング用基板のパターニング、および細胞の接着)
実施例1と同様に、パターニング用基板のパターニングを行って、細胞培養用パターニング基板を形成した。その後、上記細胞培養用パターニング基板上に、実施例1と同様に細胞を接着させたところ、本実施例においても細胞が細胞培養用パターニング基板上の細胞接着部に沿って接着していることを確認した。
厚さ約0.1mmのガラス基板を用いて実施例5と同様に、細胞接着阻害層を有する細胞培養用パターニング基板を形成し、この細胞培養用パターニング基板を21mm角に切断した。その後、実施例3と同様の手順により、切断された細胞培養用パターニング基板のガラス基板を、上記プラスチックディッシュに貼りつけた。
(細胞の培養)
実施例3と同様の方法により、プラスチックディッシュ内で細胞を培養したところ、細胞がプラスチックディッシュ内の細胞接着部に沿いながら接着している事を確認した。
2 … 細胞接着阻害層
2´… 細胞接着阻害部
3 … 遮光部
4 … 細胞接着部
5 … フォトマスク
6 … エネルギー
11… 基体
12… 光触媒含有層
13… 光触媒含有層側基板
Claims (9)
- 基材と、前記基材上に形成され、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により変性される細胞接着阻害材料を含有する細胞接着阻害層とを有することを特徴とするパターニング用基板。
- 基材と、前記基材上に形成され、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される細胞接着阻害材料、およびバインダを含有する細胞接着阻害層とを有することを特徴とするパターニング用基板。
- 前記細胞接着阻害層が、少なくともエネルギー照射された後に、細胞と接着性を有する細胞接着材料を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパターニング用基板。
- 前記基材上に遮光部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載のパターニング用基板。
- 請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載のパターニング用基板の前記細胞接着阻害層が、パターン状に前記細胞接着阻害材料が分解または変性された細胞接着部と、前記細胞接着部以外の領域である細胞接着阻害部とを有することを特徴とする細胞培養用パターニング基板。
- 請求項5に記載の細胞培養用パターニング基板の、前記細胞接着部上に、細胞が接着していることを特徴とする細胞培養基板。
- 細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有し、かつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される細胞接着阻害材料と、少なくともエネルギー照射された後に、細胞と接着性を有する細胞接着材料とを含有することを特徴とするパターニング用基板用コーティング液。
- 基材上に、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される細胞接着阻害材料を含有する細胞接着阻害層を形成する細胞接着阻害層形成工程と、
前記細胞接着阻害層と、光触媒を含有する光触媒含有層および基体を有する光触媒含有層側基板とを、前記細胞接着阻害層と前記光触媒含有層とが対向するように配置した後、所定の方向からエネルギー照射し、前記細胞接着阻害層中に含有される細胞接着阻害材料が分解または変性された細胞接着部と、前記細胞接着部以外の細胞接着阻害部とからなるパターンを形成するエネルギー照射工程と
を有することを特徴とする細胞培養用パターニング基板の製造方法。 - 請求項8に記載の細胞培養用パターニング基板の製造方法により製造された細胞培養用パターニング基板の前記細胞接着部上に、細胞を接着させる細胞接着工程を有することを特徴とする細胞培養基板の製造方法。
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