JP2005229752A - 結束バンドクリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワイヤハーネスを損傷することがなく、耐久性に富み、確実な結束を行なうことができる結束バンドクリップを提供すること。
【解決手段】 結束バンドクリップ10は、第1結束バンド11と、第1結束バンド11に並ぶように設けられた第2結束バンド12と、第1,第2結束バンド11,12を連結する連結部13と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワイヤハーネスを束ねるのに用いられる結束バンドクリップに関する。
従来の結束バンドクリップの一例として、2本の結束バンドを基部に対してスライド移動自在に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9(a)に示すように、特許文献1に開示された結束バンドクリップ100は、2個のバンド挿通係止孔102,103を有する基部101と、2本の第1,第2結束バンド104,105と、からなる。基部101には、取り付けるワイヤハーネスの長手方向に基部101の両側方向に伸びるバンド保持アーム106,107が設けられており、バンド保持アーム106,107に、第1,第2結束バンド104,105の挿着部108,109がスライド自在に挿着されている。
図9(b)に示すように、結束バンドクリップ100は、ワイヤハーネス110の幹線111における分岐部分に基部101が配置され、バンド保持アーム106,107を基端部として第1,第2結束バンド104,105の先端部が、幹線111にそれぞれ巻かれてから枝線112上で交差され、基部101のバンド挿通係止孔103,102に挿着される。
実開平06−084736号公報(第4−5頁、図1)
ところが、各結束バンド104,105を、たすき掛け状に交差させてから基部101に挿着するため、各結束バンドクリップ104,105の側部にあるエッジによって幹線111や枝線112を損傷する虞がある。また、バンド保持アーム106,107から基部101のバンド挿通係止孔102,103までの間で、各結束バンド104,105に大きな捩れ荷重がかかるため、各結束バンド104,105自体が切損する虞がある。加えて、バンド挿通係止孔102,103に対する各結束バンド104,105の挿入方向が孔方向に対して傾斜したものとなるため、バンド挿通係止孔102,103に確実に係止されずに、各結束バンド104,105に緩みを生ずる虞もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイヤハーネスを損傷することがなく、耐久性に富み、確実な結束を行なうことができる結束バンドクリップを提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る結束バンドクリップは、下記(1)〜(7)を特徴としている。
(1)第1結束バンドと、
前記第1結束バンドに並ぶように設けられた第2結束バンドと、
前記第1,第2結束バンドを連結する連結部と、
を備えたこと。
(2)前記連結部が、前記第1結束バンドおよび前記第2結束バンドと一体に形成されており、突起と、当該第1,第2結束バンドの離間距離を設定するために当該突起に係合される複数の孔と、を有すること。
(3)前記連結部が、前記第1結束バンドおよび前記第2結束バンドを分離可能なように形成されており、突起と、当該第1,第2結束バンドの離間距離を設定するために当該突起に係合される複数の孔と、を有すること。
(4)前記連結部が、前記第1,第2結束バンドの離間距離を設定するために折り畳まれる本体を有すること。
(5)前記連結部が、前記第1,第2結束バンドを回動自在に連結すること。
(6)上記(1)記載の前記連結部が、前記第1結束バンドおよび前記第2結束バンドに切れ目無く一体成形されていること。
(7)前記第1,第2結束バンドが、
バンド係止部をバンド挿通孔内に有するロック部と、
可撓性を有し前記ロック部を端部として当該ロック部から延出され、前記ロック部の前記バンド挿通孔内で前記バンド係止部に係止する係合部が長手方向に連続して複数形成されたバンド部と、
を有すること。
ここで、第1,第2結束バンドとしては、例えば、可撓性を有する合成樹脂により作成され、ロ字形状をなすロック部からバンド部が延出されたものを例示できる。第1,第2結束バンドは、バンド部がワイヤハーネスの周囲を回されてから、ロック部内を挿通され、引き出されたバンド部が引張されることによって、バンド部の長手方向に形成された係合部が、ロック部内に形成されたバンド係止部に引っ掛り、それによって、テープ巻きを行なうことなくワイヤハーネスをワンタッチで束ねるのに用いられる。また、本発明に係る結束バンドクリップは、その第1,第2結束バンドをワイヤハーネスの分岐部にたすき掛け状に交差させて取り付ける必要がない。
上記(1)に記載の結束バンドクリップによれば、ワイヤハーネスの、例えば幹線が第1結束バンドにより束ねられ、幹線から枝分かれした枝線が第2結束バンドにより束ねられる。このとき、第1,第2結束バンドは、それぞれ独立して結束される。そして、独立して束ねられた第1,第2結束バンドが連結部により一体的に連結される。それにより、ワイヤハーネスの分岐部で幹線と枝線とがX字状やY字状或いはT字状に枝分かれしていたとしても、第1,第2結束バンドがそれぞれ独立して結束されることにより、交差させてから結束されるものと比べて、幹線や枝線等のワイヤハーネスを損傷することがない。また、捩れ荷重がかかることがないので、切損することがない。更に、傾斜して結束されないので、緩みを生ずることがない。従って、ワイヤハーネスを損傷することがなく、耐久性に富み、確実な結束を行なうことができる。
上記(2)に記載の結束バンドクリップによれば、一体に形成された連結部において、突起に孔が係合されることにより、第1,第2結束バンドが、ある距離だけ離れて配置される。それにより、第1結束バンドが結束する幹線の位置と、第2結束バンドが結束する枝線の位置とを予め定めることができるので、結束作業において、作業者による結束位置の誤差をなくして均一な仕上がりを得ることにより、品質の安定化を図ることができる。更に、一体構造であるために、部品管理が複雑になることがないとともに、生産性の向上も図ることができる。
上記(3)に記載の結束バンドクリップによれば、第1結束バンドおよび第2結束バンドを分離可能なように形成された連結部において、突起に孔が係合されることにより、第1,第2結束バンドが、ある距離だけ離れて配置される。それにより、第1結束バンドが結束するワイヤハーネスの位置と、第2結束バンドが結束するワイヤハーネスの位置とを予め定めることができるので、結束作業において、作業者による結束位置の誤差をなくして均一な仕上がりを得ることにより、品質の安定化を図ることができ、万が一に、第1,第2結束バンドの一方が破損した際に、結束バンドクリップ全体を交換することなく、破損した方だけ交換すれば良いので、部品の無駄を少なくすることができる。
上記(4)に記載の結束バンドクリップによれば、連結部の本体が折畳まれることにより、第1,第2結束バンドの離間距離が定められる。そのため、本体の折畳まれる回数を多く設定したり、少なく設定したりすることにより、第1,第2結束バンドの離間距離を任意に変更することができる。
上記(5)に記載の結束バンドクリップによれば、ワイヤハーネスの枝分かれ角度に応じて、第1結束バンドと、第2結束バンドと、が回動してから配置されるために、大きな捩れ荷重がかかることがないので、捩れ荷重がかかるものと比べて、切損等の支障を確実に防止することができる。
上記(6)に記載の結束バンドクリップによれば、第1,第2結束バンドに切れ目無く一体成形された連結部によって、第1,第2結束バンドの離間距離が定められる。それにより、第1結束バンドが結束するワイヤハーネスの位置と、第2結束バンドが結束するワイヤハーネスの位置とを予め定めることができるので、結束作業において、作業者による結束位置の誤差をなくして均一な仕上がりを得ることにより、品質の安定化を図ることができる。更に、一体構造であるために、部品管理が複雑になることがないとともに、生産性の向上も図ることができる。
上記(7)に記載の結束バンドクリップによれば、第1,第2結束バンドの各バンド部が各バンド挿通孔に挿通され、各バンド挿通孔から飛び出した各バンド部を引張することにより、各バンド挿通孔内で各バンド係止部に各係合部が係止されて、ワイヤハーネスの幹線,枝線が強固に結束される。そのため、テープ巻きする場合と比べて、ワンタッチで結束を行なうことができるので、安定した仕上がりを得ることができ、作業性の向上を図ることができる。
本発明の結束バンドクリップによれば、ワイヤハーネスがX字状やY字状或いはT字状に枝分かれしていたとしても、ワイヤハーネスを損傷することがない。また、捩れ荷重がかかることがないので、切損することがない。更に、傾斜して結束されないので、緩みを生ずることがない。これらにより、ワイヤハーネスを損傷することがなく、耐久性に富み、確実な結束を行なうことができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る複数の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る結束バンドクリップの第1実施形態を示す分解状態での外観斜視図、図2は図1に示す結束バンドクリップの組立状態での外観斜視図、図3は図1に示す結束バンドクリップをY字状に枝分かれしたワイヤハーネスに組み付けた場合の外観斜視図、図4は図1に示す結束バンドクリップをX字状に枝分かれしたワイヤハーネスに一個組み付けた場合の外観斜視図、そして図5は図1に示す結束バンドクリップをX字状に枝分かれしたワイヤハーネスに二個組み付けた場合の外観斜視図である。
また、図6は本発明に係る結束バンドクリップの第2実施形態を示す分解状態での外観斜視図、そして図7は図6に示す結束バンドクリップの組立状態での外観斜視図である。また、図8は本発明に係る結束バンドクリップの第3実施形態を示す分解状態での外観斜視図、そして図9は図8に示す結束バンドクリップの組立状態での外観斜視図である。図10は本発明に係る結束バンドクリップの第4実施形態を示す外観斜視図である。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態である結束バンドクリップ10は、第1結束バンド11と、第2結束バンド12と、突起14,複数の孔15を有する連結部13と、から構成されている。
第1結束バンド11は、バンド係止部16をバンド挿通孔17内に有するロ字形状のロック部18と、可撓性を有してロック部18を端部としてロック部18から延出されていてロック部18のバンド挿通孔17内でバンド係止部16に係止する、セレーション形状の係合部19が長手方向に連続して複数形成されたバンド部20と、を有する。
第1結束バンド11は、バンド部20を、ワイヤハーネス(図3に示す)90の、例えば幹線91(枝線92)の周囲に一回巻き付けてからバンド挿通孔17内に挿通し、バンド挿通孔17から飛び出したバンド部20の端部を引張することにより、バンド挿通孔17内でバンド係止部16に係合部19が係止されて、幹線91を強固に結束することができる。
第2結束バンド12は、第1結束バンド11と同様にして、バンド係止部21と、バンド挿通孔22と、ロック部23と、係合部24と、バンド部25と、を有し、第1結束バンド11に並んで設けられている。
第2結束バンド12は、バンド部25を、ワイヤハーネス90の、例えば枝線92(幹線91)の周囲に一回巻き付けてからバンド挿通孔22内に挿通し、バンド挿通孔22から飛び出したバンド部25の端部を引張することにより、バンド挿通孔22内でバンド係止部21に係合部24が係止されて、枝線92を強固に結束することができる。
連結部13は、第1結束バンド11のバンド部20上でロック部18寄りに突出形成された突起14と、第2結束バンド12のバンド部25のロック部23寄りで幅方向に延出するよう第2結束バンド12に一体成形された本体26と、本体26に形成された複数の4個の孔15,15,15,15と、を備えて第1結束バンド11および第2結束バンド12を分離可能なように構成されている。
連結部13は、本体26の4個の孔15,15,15,15のうちの一つを選択して突起14に嵌め入れて係合させることにより、第1結束バンド11と第2結束バンド12とを、予め定められた離間距離を置いて連結することができる。また、連結部13は、突起14を中心にして、第2結束バンド12と第1結束バンド11とを回動自在に連結することができる。例えば、4個の孔15,15,15,15のうちの先端部に設けられた孔15を突起14に嵌め入れることで、第1,第2結束バンド11,12の離間距離を最長に設定できるとともに、基端部に設けられた孔15を突起14に嵌め入れることで、第1,第2結束バンド11,12の離間距離を最短に設定できる。そして、突起14に嵌め入れる孔15を先端部から基端部に変更することにより、第1,第2結束バンド11,12の離間距離を最大から最短まで4段階に変更設定することができる。本体26の孔15の数は、図示した4個に限らず、1個であっても、1個以上の複数個でもよい。
図2に示すように、例えば、本体26の先端部に設けられた孔15を突起14に嵌め入れることにより、第1,第2結束バンド11,12を最長の離間距離に設定して、一体的に組み立てられた結束バンドクリップ10を得ることができる。
次に、図3、図4、図5を参照して、結束バンドクリップ10の使用方法について説明する。
図3に示すように、枝線92と幹線91とがY字状に枝分かれしているワイヤハーネス90に用いる場合には、まず、第1結束バンド11のバンド部20を枝線92の周囲に一回巻き付けてからバンド挿通孔17内に挿通し、バンド挿通孔17から飛び出したバンド部20の端部を引張して、バンド挿通孔17内でバンド係止部16に係合部19を係止させ、バンド挿通孔17から飛び出した、余りのバンド部20を切断する。これにより、第1結束バンド11が枝線91を強固に結束する。このとき、第1結束バンド11は、第1結束バンド11のロック部18におけるバンド係止部16にバンド部20の係合部19が係止されるために単独で結束される。第1結束バンド11が枝線92に結束されたところで、第1結束バンド11から幹線91の軸方向に沿って所定位置まで回動された位置に第2結束バンド12が配置される。
次に、第2結束バンド12のバンド部25を幹線91の周囲に一回巻き付けてからバンド挿通孔22内に挿通し、バンド挿通孔22から飛び出したバンド部25の端部を引張して、バンド挿通孔22内でバンド係止部21に係合部24を係止させ、バンド挿通孔21から飛び出した、余りのバンド部25を切断する。これにより、第2結束バンド12が幹線91を強固に結束する。このとき、第2結束バンド12は、第2結束バンド12のロック部23におけるバンド係止部21にバンド部25の係合部24が係止されるために単独で結束される。そのため、交差させてから結束されるものと比べて、ワイヤハーネス90の幹線91や枝線92を損傷することがない。また、捩れ荷重がかかることがないので切損することがない。そして、傾斜して結束されないので、緩みを生ずることがない
上述したように、幹線91から枝分かれした枝線92の分岐部根元付近において、幹線91が、第1結束バンド11により、テープ巻きすることなく強固に結束されるとともに、連結部13によって第1結束バンド11から予め定められた位置に配置された第2結束バンド12により、枝線92が、テープ巻きすることなく強固に結束される。このとき、連結部13により、第1結束バンド11に対して第2結束バンド12が回動自在に連結されているために、枝線92の幹線91からの分岐角度に対応して第2結束バンド12を回動させて配置することができる。
図4に示すように、枝線92,92,92と幹線91とがX字状に枝分かれしているワイヤハーネス90において、幹線91と、幹線91の軸方向に設けられた枝線92と、に用いる場合には、まず、図3と同様にして、第1結束バンド11により、幹線91を単独で結束する。第1結束バンド11が幹線91に結束されたところで、第1結束バンド11から幹線91の軸方向に沿った枝線92の根元付近における所定の位置に第2結束バンド12が配置される。
次に、枝線92の根元付近における所定位置に設けられた第2結束バンド12により、枝線92を単独で結束する。このとき、第1,第2結束バンド11,12は、単独で結束されるために、交差させてから結束されるものと比べて、ワイヤハーネス90の幹線91や枝線92を損傷することがない。また、捩れ荷重がかかることがないので切損することがない。そして、傾斜して結束されないので、緩みを生ずることがない
これにより、X字状に枝分かれしたワイヤハーネス90において、幹線91が、第1結束バンド11により、テープ巻きすることなく強固に結束されるとともに、連結部13によって第1結束バンド11から予め定められた位置に配置された第2結束バンド12により、枝線92が、テープ巻きすることなく強固に結束される。
図5に示すように、枝線92,92,92と幹線91とがX字状に枝分かれしているワイヤハーネス90において、幹線91と、幹線91の軸方向に設けられた枝線92と、を結束した図4に加えて、もう一つの結束バンドクリップ10を、幹線91に対して直交状に枝分かれしている残りの2本の枝線92,92に用いる場合には、まず、第1結束バンド11により、残りの2本のうちの一方の枝線92を単独で結束する。第1結束バンド11が一方の枝線92に結束されたところで、第1結束バンド11から枝線92の軸方向に沿った他方の枝線92の根元付近における所定の位置に第2結束バンド12が配置される。
そして、他方の枝線92の根元付近における所定位置に設けられた第2結束バンド12により、枝線92を単独で結束する。これにより、X字状に枝分かれしたワイヤハーネス90において、一方の枝線92が、第1結束バンド11により、テープ巻きすることなく強固に結束されるとともに、連結部13によって第1結束バンド11から予め定められた位置に配置された第2結束バンド12により、他方の枝線92が、テープ巻きすることなく強固に結束される。ここで、一方,他方の枝線92,92を結束する、もう一つの結束バンドクリップ10の連結部13は、図5中の裏側に配置される。尚、連結部13は、表面に配置されてもよい。
本実施形態の結束バンドクリップ10によれば、ワイヤハーネス90の幹線91が第1結束バンド11により束ねられ、幹線91から枝分かれした枝線92が第2結束バンド12により束ねられる。このとき、第1,第2結束バンド11,12は、それぞれ独立して結束される。そして、独立して束ねられた第1,第2結束バンド11,12が連結部13により一体的に連結される。それにより、幹線91と枝線92とがX字状やY字状或いはT字状に枝分かれしていたとしても、第1,第2結束バンド11,12がそれぞれ独立して結束されることにより、交差させてから結束されるものと比べて、ワイヤハーネス90の幹線91や枝線92を損傷することがない。また、捩れ荷重がかかることがないので、切損することがない。更に、傾斜して結束されないので、緩みを生ずることがない。従って、ワイヤハーネス90を損傷することがなく、耐久性に富み、確実な結束を行なうことができる。
また、本実施形態の結束バンドクリップ10によれば、第1結束バンド11および第2結束バンド12を分離可能なように形成された連結部13において、突起14に孔15が係合されることにより、第1,第2結束バンド11,12が、ある距離だけ離れて配置される。それにより、第1結束バンド11が結束するワイヤハーネス90の位置と、第2結束バンド12が結束するワイヤハーネス90の位置とを予め定めることができるので、結束作業において、作業者による結束位置の誤差をなくして均一な仕上がりを得ることにより、品質の安定化を図ることができ、万が一に、第1,第2結束バンド11,12の一方が破損した際に、結束バンドクリップ10の全体を交換することなく、破損した方だけ交換すれば良いので、部品の無駄を少なくすることができる。
また、本実施形態の結束バンドクリップ10によれば、第1,第2結束バンド11,12の各バンド部20,25が各バンド挿通孔17,22に挿通され、各バンド挿通孔17,22から飛び出した各バンド部20,25を引張することにより、各バンド挿通孔17,22内で各バンド係止部16,21に各係合部19,24が係止されることにより、ワイヤハーネス90の幹線91,枝線92が強固に結束される。そのため、テープ巻きする場合と比べて、ワンタッチで結束を行なうことができるので、安定した仕上がりを得ることができ、作業性の向上を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、図6,図7を参照して、本発明に係る結束バンドクリップの第2実施形態について説明する。尚、第2実施形態以下の各実施形態において、既に説明した部材等と同様な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号または相当符号を付することにより、説明を簡略化或いは省略する。
図6に示すように、第2実施形態の結束バンドクリップ30は、第1,第2結束バンド11,12の間に一体成形された連結部31を有し、連結部31が、突起14と、突起14に係合される孔15と、を有する。そして、連結部31が、第1,第2結束バンド11,12の離間距離を設定するために折り畳まれる本体32を有する。
本体32は、厚さが比較的薄く成形されており、第1結束バンド11寄りに突起14が突出形成され、本体32の長手方向に2個の孔15,15が並べて形成されている。2個の孔15,15は、本体32が折り畳まれた際に重ねて配置されて突起14に嵌め入れられる。
図7に示すように、第1,第2結束バンド11,12を所定の離間距離に配置するに際し、突起14を一番下に形成し、真ん中の孔15、第2結束バンド12寄りの孔15の順になるように本体32が折り畳まれ、重ねられた2個の孔15,15が突起14に嵌め入れられる。結束バンドクリップ30は、図4,図5に示すワイヤハーネス90に適用される。
結束バンドクリップ30では、第1,第2結束バンド11,12に一体に形成された連結部31の本体32が折り畳まれることにより、第1,第2結束バンド11,12の離間距離が定められる。そのため、本体32の折畳まれる回数を多く設定したり、少なく設定したりすることにより、第1,第2結束バンド11,12の離間距離を任意に変更することができる。また、本体32が折り畳まれてから、突起14に孔15,15が係合されることにより、第1,第2結束バンド11,12が、ある距離だけ離れて配置される。それにより、第1結束バンド11が結束するワイヤハーネス90の位置と、第2結束バンド12が結束するワイヤハーネス90の位置とを予め定めることができるので、結束作業において、作業者による結束位置の誤差をなくして均一な仕上がりを得ることにより、品質の安定化を図ることができる。更に、一体構造であるために、部品管理が複雑になることがないとともに、生産性の向上も図ることができる。
結束バンドクリップ30の他の作用や効果については第1実施形態(結束バンドクリップ10)の上記説明から類推可能であるため説明を省略する。
(第3実施形態)
次に、図8,図9を参照して、本発明に係る結束バンドクリップの第3実施形態について説明する。
図8に示すように、第3実施形態の結束バンドクリップ40は、第1実施形態の構造と第2実施形態の構造とを合わせた構成を有し、第1結束バンド11のバンド部20上でロック部18寄りに突出形成された突起14と、第2結束バンド12のバンド部25のロック部23寄りで幅方向に延出するよう第2結束バンド12に一体成形されていて折り畳まれる本体42と、本体42に形成された複数の2個の孔15,15と、から連結部41が構成されている。
図9に示すように、第1,第2結束バンド11,12を所定の離間距離に配置するに際しては、まず、本体42の先端部が下方に折り曲げられて2個の孔15,15が重ねられてから、重ねられた孔15,15が第1結束バンド11上の突起14に嵌め入れられる。結束バンドクリップ40は、第1,第2結束バンド11,12が、連結部41を介して回動自在に連結されるために、図3,図4,図5に示すワイヤハーネス90に適用される。
結束バンドクリップ40では、第2結束バンド12に形成された本体42が折り畳まれて、重ねられた孔15,15が、第1結束バンド11の突起14に嵌め入れられることにより、第1,第2結束バンド11,12の離間距離が定められる。そのため、本体42の折畳まれる回数を多く設定したり、少なく設定したりすることにより、第1,第2結束バンド11,12の離間距離を任意に変更することができる。また、本体42が折り畳まれてから、突起14に孔15,15が係合されることにより、第1,第2結束バンド11,12が、ある距離だけ離れて配置される。それにより、第1結束バンド11が結束するワイヤハーネス90の位置と、第2結束バンド12が結束するワイヤハーネス90の位置とを予め定めることができるので、結束作業において、作業者による結束位置の誤差をなくして均一な仕上がりを得ることにより、品質の安定化を図ることができ、万が一に、第1,第2結束バンド11,12の一方が破損した際に、結束バンドクリップ40の全体を交換することなく、破損した方だけ交換すれば良いので、部品の無駄を少なくすることができる。
結束バンドクリップ40の他の作用や効果については第1実施形態(結束バンドクリップ10)および第2実施形態(結束バンドクリップ30)の上記説明から類推可能であるため説明を省略する。
(第4実施形態)
次に、図10を参照して、本発明に係る結束バンドクリップの第4実施形態について説明する。
図10に示すように、第4実施形態の結束バンドクリップ50は、第2実施形態の構造を簡素化したものであり、第1,第2結束バンド11,12の間に切れ目が無いように連結部51の本体52を一体成形している。結束バンドクリップ50は、図4,図5に示すワイヤハーネス90に、主に適用される。
結束バンドクリップ50では、第1,第2結束バンド11,12に切れ目無く一体成形された連結部51の本体52によって、第1,第2結束バンド11,12の離間距離が定められる。それにより、第1結束バンド11が結束するワイヤハーネス90の位置と、第2結束バンド12が結束するワイヤハーネス90の位置とを予め定めることができるので、結束作業において、作業者による結束位置の誤差をなくして均一な仕上がりを得ることにより、品質の安定化を図ることができる。更に、一体構造であるために、部品管理が複雑になることがないとともに、生産性の向上も図ることができる。
結束バンドクリップ50の他の作用や効果については第1実施形態(結束バンドクリップ10)、第2実施形態(結束バンドクリップ30)および第3実施形態(結束バンドクリップ40)の上記説明から類推可能であるため説明を省略する。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
例えば、第1,第2結束バンドにおけるバンド部の長さや幅は、採用されるワイヤハーネスの径に応じて適宜選択設定されればよい。
また、連結部は、バンド部の一部に代えて、ロック部に一体的に形成してもよい。
また、結束バンドのロック部に有するバンド挿通孔は、図示したバンド部に直交するものに代えて、バンド部に平行に設けられていてもよい。そうすれば、ワイヤハーネスの外周上にロック部が突出する寸法を、より小さくすることができる。
本発明に係る結束バンドクリップの第1実施形態を示す分解状態での外観斜視図である。 図1に示した結束バンドクリップの組立状態での外観斜視図である。 図1に示した結束バンドクリップをY字状に枝分かれしたワイヤハーネスに組み付けた場合の外観斜視図である。 図1に示した結束バンドクリップをX字状に枝分かれしたワイヤハーネスに一個組み付けた場合の外観斜視図である。 図1に示した結束バンドクリップをX字状に枝分かれしたワイヤハーネスに二個組み付けた場合の外観斜視図である。 本発明に係る結束バンドクリップの第2実施形態を示す分解状態での外観斜視図である。 図6に示した結束バンドクリップの組立状態での外観斜視図である。 本発明に係る結束バンドクリップの第3実施形態を示す分解状態での外観斜視図である。 図8に示した結束バンドクリップの組立状態での外観斜視図である。 本発明に係る結束バンドクリップの第4実施形態を示す外観斜視図である。 (a)は従来の結束バンドクリップの斜視図、(b)は(a)の平面図である。
符号の説明
10 結束バンドクリップ
11 第1結束バンド
12 第2結束バンド
13,31,41,51 連結部
14 突起
15 孔
16,21 バンド係止部
17,22 バンド挿通孔
18,23 ロック部
19,24 係合部
20,25 バンド部
32,42 本体

Claims (7)

  1. 第1結束バンドと、
    前記第1結束バンドに並ぶように設けられた第2結束バンドと、
    前記第1,第2結束バンドを連結する連結部と、
    を備えたことを特徴とする結束バンドクリップ。
  2. 前記連結部が、前記第1結束バンドおよび前記第2結束バンドと一体に形成されており、突起と、当該第1,第2結束バンドの離間距離を設定するために当該突起に係合される複数の孔と、を有することを特徴とする請求項1に記載した結束バンドクリップ。
  3. 前記連結部が、前記第1結束バンドおよび前記第2結束バンドを分離可能なように形成されており、突起と、当該第1,第2結束バンドの離間距離を設定するために当該突起に係合される複数の孔と、を有することを特徴とする請求項1に記載した結束バンドクリップ。
  4. 前記連結部が、前記第1,第2結束バンドの離間距離を設定するために折り畳まれる本体を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載した結束バンドクリップ。
  5. 前記連結部が、前記第1,第2結束バンドを回動自在に連結することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載した結束バンドクリップ。
  6. 前記連結部が、前記第1結束バンドおよび前記第2結束バンドに切れ目無く一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載した結束バンドクリップ。
  7. 前記第1,第2結束バンドが、
    バンド係止部をバンド挿通孔内に有するロック部と、
    可撓性を有し前記ロック部を端部として当該ロック部から延出され、前記ロック部の前記バンド挿通孔内で前記バンド係止部に係止する係合部が長手方向に連続して複数形成されたバンド部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載した結束バンドクリップ。
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