JP2005221125A - 冷却庫の排水構造 - Google Patents

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正樹 春日井
Etsuo Sugiyama
悦男 杉山
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Abstract


【課題】 凍結防止用のヒータを排水口に設けるに当たり、加熱効率を高め、また組み付け作業性にも優れたものとする。
【解決手段】 排水口45の底壁45A上に一対の支持リブ70が立てられる。排水口45の入口49から回り込んだ位置には、ドレンパン30の奥壁40の手前に、受け部76を張り出した支持壁75が立てられる。ベルトヒータ60の前接続部65が両支持リブ70の間に嵌められて段付部72で受けられ、後接続部66が支持壁75の裏側に嵌められて受け部76で受けられる。ベルトヒータ60の発熱部64は両接続部65,66の間にあって、排水口45内に入り込んだ位置から奥壁40に沿って回り込んだ位置にわたって配されるが、排水口45の底壁45A並びにドレンパン30の最深部の底面から浮いた状態で支持される。前接続部65はさらに、パッキン55の挟持リブ58との間で挟持される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、冷却貯蔵庫等の冷却庫において冷却器の除霜水を排水する構造に関する。
業務用の冷蔵庫では、冷却器に付着した霜を除去するべく適宜に除霜運転が行われるようになっている。そのため、冷却器の下面側には除霜水を受けるドレンパンが設けられ、このドレンパンから突設された排水口が、冷蔵庫の庫壁に設けられた排水路に挿入されて庫外に排水されるようになっている。ここで、霜が塊となってドレンパン上に落下した場合、溶け切らない塊が排水口に残ったりすることがあり、そうすると引き続く冷却運転時にこれが凍結して排水口を塞ぎ、次の除霜運転時等にドレンパンから除霜水が溢れる事態を招くおそれがある。
そのため、ヒータを用いて排水口の近辺を加熱し、排水口に残った霜塊の溶解を促進して、排水口の詰まりを防止している。従来その一例として特許文献1に記載されたものが知られており、これは、排水口の外周にヒータ線を螺旋巻きし、アルミ箔テープを貼り付けて固定した構造となっている。
特開2001−330363公報
しかるに上記従来構造のものでは、ヒータ線を固定するのにアルミ箔テープで貼り付けるようにしていたため、交換も含めて組み付けの作業性が良いとは言えない。また、ヒータ線が排水口の外周に設けられ、排水口の内部を加熱するについては効率が悪いため、ヒータの容量を大きくすることが余儀なくされる等の問題があり、さらなる改良が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、凍結防止用のヒータを設けるに当たって加熱効率を高めることができ、かつ組み付け作業性にも優れたものとすることを目的とする。また他の目的は、ヒータから引き出されたリード線の耐久性を向上させるところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る冷却庫の排水構造は、冷却器の下面側には除霜水を受けるドレンパンが設けられ、このドレンパンから突設された排水口が庫壁に設けられた排水路に挿入されて庫外に排水可能とされるとともに、少なくとも前記排水口を含む前記ドレンパン内に凍結防止用のヒータが設けられたものにおいて、前記排水口内には、前記ヒータを嵌めてこの排水口の壁面から浮いた状態で支持する支持部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記排水口には、前記排水路の庫内側の開口縁をシールするパッキンが装着され、このパッキンに前記ヒータを前記支持部との間で挟持する挟持部が設けられているところに特徴を有する。
また、請求項3の発明に係る冷却庫の排水構造は、冷却器の下面側には除霜水を受けるドレンパンが設けられ、このドレンパンから突設された排水口が庫壁に設けられた排水路に挿入されて庫外に排水可能とされるとともに、少なくとも前記排水口を含む前記ドレンパン内に凍結防止用のヒータが設けられたものにおいて、前記ドレンパンには、前記ヒータから引き出されたリード線の途中位置を止めてこのリード線を前記ドレンパンの底面から浮いた状態で配線可能としたリード線取付部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記リード線取付部は、前記ドレンパンの周壁の内面において、前記リード線を上方から挿入可能で、かつ溝底が前記ドレンパンの底面よりも高位置にある溝部を形成した構造となっているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ヒータは支持部に嵌められることで、排水口内においてその壁面から浮いた状態で支持される。
ヒータが排水口の内部に配されることから、排水口に残った霜や排水口を流れる除霜水等を直接加熱でき、加熱効率がよい。しかも、ヒータは壁面から浮いていることで排水口が熱変形することが抑えられる。また、ヒータは支持部に嵌められて取り付けられるのであるから、初めに組み付ける際や交換する際も、簡単にかつ能率良く組み付けることができる。
<請求項2の発明>
ヒータを排水口内の所定位置により安定して支持することができる。
<請求項3の発明>
ヒータから引き出されたリード線がドレンパン内に配線される場合、リード線は途中位置をリード線取付部に止められつつ、ドレンパンの底面から浮いた状態で配線される。リード線がドレンパンに溜まった除霜水に触れることが回避され、その劣化が防止される。
<請求項4の発明>
リード線は、その途中位置をドレンパンの周壁に設けられた溝部に挿入されることで、ドレンパンの底面から浮いた状態で配線される。ドレンパンの周壁を利用して、リード線をドレンパンの底面から浮かして取り付けることに機能するリード線取付部を簡易に形成できる。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図13に基づいて説明する。
図1において、符号10は冷蔵庫本体であって、内箱11と外箱12との間に発泡樹脂等からなる断熱材13が充填された前面開口の縦長の断熱箱体から構成されており、4本の脚14で支持されているとともに、内部が貯蔵室15となっている。貯蔵室15内には、棚受部材16を介して棚網17が多段に設置できるようになっている。貯蔵室15の前面には仕切枠19で仕切られることにより、上下2つの開口部20が形成され、各開口部20には断熱扉21が揺動開閉可能に装着されている。
冷蔵庫本体10の上面には、上面開放の機械室23が設けられ、その中に冷凍装置25が設置されている。この冷凍装置25は、圧縮機26、凝縮器27及び凝縮器ファン27A等を備え、断熱性の基台28上に取り付けられてユニット化されており、基台28が貯蔵室15の天井面の開口15Aを塞ぐようにして取り付けられている。
貯蔵室15の天井部分における開口15Aの下面側には、詳しくは後記するように、エアダクトを兼ねたドレンパン30が張設され、その上方に冷却器室32が形成されている。ドレンパン30の底面は、奥縁(図1の左側)に向けて下り勾配となるように形成され、手前側の領域に吸込口33が開口されているとともに、奥縁側には吹出口34が切り欠き形成されている。
冷却器室32内には、冷却器36(蒸発器)と、吸込口33に臨んで庫内ファン37が装備されている。冷却器36は上記した冷凍装置25と冷媒配管で循環接続され、周知の冷凍サイクルを構成している。そして、冷凍装置25(圧縮機26)を運転しつつ庫内ファン37を駆動すると、貯蔵室15の室内空気が庫内ファン37によって吸込口33から冷却器室32内に吸引され、その空気が冷却器36を流通する間に熱交換によって冷気が生成され、その冷気が吹出口34から貯蔵室15の奥面に沿うようにして吹き出され、貯蔵室15内に冷気が循環供給される。また、図示しない庫内センサにより庫内温度が検知され、庫内温度に応じて冷凍装置25の運転と停止とが制御されて、庫内温度が略一定の冷却温度に維持されるようになっている。
また、冷却器36等に付着した霜を除去するために、適宜に除霜運転が行われる。この除霜運転は、冷却器36に装備された除霜用のヒータ(図示せず)に通電して加熱することによって行われ、除霜水は上記したドレンパン30で受けられたのち、冷蔵庫本体10の背面壁10A内に設けられた排水路38を通って庫外に排水されるようになっている。
以下、除霜水の排水部分の構造を詳細に説明する。
ドレンパン30はABS樹脂等の合成樹脂製であって、図2ないし図4に示すように、平面方形の皿状に形成され、ただし手前側(図3の右側)から奥側に向けて次第に深さが大きくされるとともに、奥壁40は、下部の所定高さを除いて上部側が切除されている。ドレンパン30の内底面における左右の両側縁に寄った位置には、左右の側壁41との間に所定間隔を開けて取付板42が立ち上がって形成され、それぞれの上縁にフック43が形成されている。ドレンパン30は、両取付板42のフック43を、上記した開口15Aにおける下面側の左右の口縁に沿って形成された掛止溝(図示せず)に掛止することにより、図2に示すように、その開口15Aの下面側を塞ぐようにして取り付けられ、ドレンパン30の底面は、奥縁(同図の左側)に向けて下り勾配となった姿勢を取る。
ドレンパン30の底面における手前側の領域(同図の右側)には、上記した吸込口33が左右に2個の並んで設けられ、それぞれに庫内ファン37が装備されている。一方、ドレンパン30における背の低い奥壁40の上方の切除された部分が、上記した吹出口34となっている。
ドレンパン30は言い換えると、奥縁側が最深部となっており、図4に示すように、この奥縁における幅方向の中央よりも正面から見て少し左側に寄った位置に、排水口45が形成されている。この排水口45は、底部側が円弧状となったU字形断面の溝状に形成され(図10参照)、奥側に向けて先下がりの姿勢で形成されている。より詳細には、図9に示すように、排水口45の底壁45Aは、ドレンパン30の底面と同じ傾斜で連続して形成されている。一方、側壁45Bは、付け根側がドレンパン30の奥壁40と同じ高さで、先端側が一段低くなった段付き状に形成され、さらに先端の角の部分は、逃がし用に切除されている。また、排水口45の底壁45Aの先端部は、急角度で下方に向けて曲げられている。
上記したドレンパン30の排水口45が、冷蔵庫本体10の背面壁10A内に形成された排水路38と接続されている。この排水路38は背面壁10A内において略々縦向きに形成され、その上端にはエルボ50の一端が接続され、他端のフランジ51A付きの接続口51が、背面壁10Aの内面に開口している。このエルボ50の接続口51内に、上記したドレンパン30の排水口45が差し込まれるようになっている。
排水路38の下端部は、詳しくは図示しないが、冷蔵庫本体10の側面壁内を通って底面に設けられたドレン口に向けて配管され、このドレン口に接続されたドレンホースが、排水溝等の排水箇所に導かれている。
また、断熱扉21の開閉や冷却運転に伴って貯蔵室15内が負圧に傾いた場合に、排水路38を通って外気が貯蔵室15内に逆流しないように、排水口45の差し込み部分を塞ぐパッキン55が備えられている。このパッキン55は、シリコーンゴム等のゴム製であって、図5に示すように、上記したドレンパン30の排水口45における前側の外周に緊密に嵌まる短寸の筒状本体部56を備え、排水口45の断面形状に整合して、底部側が円弧状をなすU字形断面に形成されている。筒状本体部56の前面の外周縁からは、ラッパ状に広がった密着環57が形成されている。ただし密着環57は、筒状本体部56に対して軸線が傾いていて、図9に示すように、先下がりの排水口45に嵌装された場合に、密着環57の開口面が鉛直姿勢を取るようになっている。
一方、排水口45における底壁45Aから両側壁45Bにわたる外面には、側壁45Bの上縁の段付部47の位置と対応して、ストッパ突条48が周設されている。パッキン55は、U字形同士が合うようにしてその姿勢が整えられ、排水口45に対して先端側から緊密に挿入され、筒状本体部56の後面が、ストッパ突条48並びに段付部47に当たったところで押し込みが停止され、このとき密着環57の前面が鉛直姿勢を取る。
パッキン55が装着された状態で、排水口45がエルボ50の接続口51内に正規量挿入されると、密着環57が弾性変形しつつ接続口51における背面壁10Aの内面への開口縁に押し付けられて密着し、排水口45の差し込み部分がシールされるようになっている。
さて、上記したドレンパン30の排水口45内並びにその入口49付近には、凍結防止用のヒータが装着されるようになっており、この実施形態ではベルトヒータ60が採用されている。
このベルトヒータ60は、図6及び図7に示すように、2本のガラス芯61にそれぞれ抵抗線62を粗巻きし、これを耐熱シリコーンゴム等の絶縁体63でモールドすることによって、厚肉で縦向きの帯状をなす発熱部64が形成されており(図11も参照)、発熱部64は適度の可撓性を有している。また発熱部64の長さは、図8に参照して示すように、排水口45内にこの排水口45の全長の1/3程度入り込み、かつ入口49の外に同寸法程度突出する長さで、60mm程度である。
発熱部64の先端側には、両抵抗線62の先端同士を接続端子によって接続し、その回りを同じく耐熱シリコーンゴム等のモールドゴムによってモールドしてなる前側接続端子部65(以下、単に前接続部65という)が形成されている。この前接続部65は剛性が高く、上記した発熱部64よりも一回り大きいほぼ長方形断面の棒状に形成され(図10参照)、発熱部64よりも少し短い例えば40mm程度の長さを有している。
発熱部64の基端側には、各抵抗線62を接続端子を介して被覆電線からなるリード線69と個別に接続し、同様のモールドゴムでモールドしてなる後側接続端子部66(以下、単に後接続部66という)が形成されている。この後接続部66も剛性が高く、長さ寸法は前接続部65と同程度であるが、断面形状は前接続部65よりもさらに一回り大きくされている(図11参照)。
なお、両リード線69の後接続部66との繋ぎ部の外周は、収縮チューブ67で覆われている。
上記したベルトヒータ60は、図4に示すように、発熱部64が排水口45内に挿入され、発熱部64の途中位置が排水口45の入口49で正面から見て右側に湾曲されてドレンパン30の奥壁40に沿うように配され、ベルトヒータ60から引き出されたリード線69は、引き続いて奥壁40に沿って右側に向けられ、さらに右側壁41と取付板42との間を手前に向けて配線されたのち、例えば上記した庫内ファン37のリード線69Aとともに一束にまとめられ、基台28に形成された貫通孔(図示せず)を通って機械室23内に導かれるようになっている。
排水口45内には、ベルトヒータ60を支持する部分が形成されている。詳細には、図5及び図9,10に示すように、排水口45の底壁45Aにおける先端側の位置に、一対の前後方向を向いた支持リブ70が間隔を開けて互いに平行に立てられている。両支持リブ70は、それぞれ対向面の上部側が薄肉に削成された段付き状に形成されている。そして、ベルトヒータ60における前接続部65が、両削成面71の間にほぼ緊密に挿入され、かつ段付部72で受けられるようになっている。
それとともに、上記したパッキン55における筒状本体部56内の天井面からは、一対の前後方向を向いた挟持リブ58が、互いに平行姿勢で垂下状に形成されている。この一対の挟持リブ58は、ベルトヒータ60の前接続部65の上面側を弾性的に挟持可能となっている。
また、排水口45の入口49から右側に所定寸法回り込んだ位置には、図8及び図9に示すように、ベルトヒータ60の後接続部66を支持する部分が設けられている。詳細には図11に示すように、ドレンパン30の底面から、左右方向に長い支持壁75が奥壁40の手前側に位置して形成されている。支持壁75は、奥壁40とほぼ同じ高さで、かつ奥壁40との間に後接続部66の厚さとほぼ等しい間隔を開けて形成されている。それに加え、支持壁75における奥壁40との対向面の下部位置には、受け部76が張り出し形成されている。
したがって、ベルトヒータ60の後接続部66は、受け部76で受けられつつ支持壁75と奥壁40との間に嵌められ、また受け部76と奥壁40との間には、流水路77が確保されるようになっている。
図8に示すように、奥壁40に沿った位置のうちの、上記した支持壁75が設けられた位置よりも少し右側に寄った位置と、右端に近い位置、及び右側壁41の内側における奥縁位置の都合3箇所には、ベルトヒータ60から引き出されたリード線69の途中位置をそれぞれ支持する部分が設けられている。
まず、奥壁40に沿った2箇所の支持位置の構造について説明すると、奥壁40側における両位置にわたる領域では、図12に示すように、奥壁40のほぼ上半分に当たる上壁部40Aが外側に張り出した段差状に形成されている。そして、両支持位置では、奥壁40の上壁部40Aと対向するようにして、段差部分から下半分の壁部と面一に縦壁80が所定幅にわたって立ち上がり形成されている。これにより、奥壁40の上壁部40Aと縦壁80との間に、リード線69を上方から嵌合可能な支持溝81が形成されている。
また、右側壁41の奥側の支持位置では、図13に示すように、右側壁41の下端部における所定高さ領域に、内側に張り出した厚肉部83が形成されており、この厚肉部83の上面から、壁面と平行に支持溝84が切り込み形成されている。支持溝84の深さ寸法は、厚肉部83の高さ寸法のほぼ半分に留められ、リード線69が上方から嵌合可能となっている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
ドレンパン30には、庫内ファン37とともにベルトヒータ60が予め装着される。ベルトヒータ60を取り付けるに当たっては、図9及び図10に示すように、排水口45の底壁45A上に設けられた一対の支持リブ70の削成面71の間に、前接続部65の先端側が嵌められ、段付部72に当たって受けられる。そうしたら、排水口45の先端側からパッキン55が差し込まれ、筒状本体部56の後面が、ストッパ突条48並びに段付部47に当たったところで押し込みが停止される。そのとき、筒状本体部56内の天井面に設けられた一対の挟持リブ58が、ベルトヒータ60の前接続部65における後端側の上面側を弾性的に挟持し、併せて支持リブ70との間で前接続部65を上下方向に挟むこととなり、したがって前接続部65は、排水口45の底壁45Aから浮いた状態で安定して支持される。
次に、ベルトヒータ60の発熱部64が、図8に示すように、排水口45の入口49から右側に曲げられる。そして後接続部66が、図11に示すように、支持壁75と奥壁40との間に差し込まれ、受け部76に当たって受けられる。したがって後接続部66も、ドレンパン30の底面との間に流水路77を確保しつつ、同底面から浮いた状態で支持される。
ベルトヒータ60の発熱部64は、排水口45の入口49側から右側に湾曲されて奥壁40に沿うように配されるが、発熱部64よりも大きい断面形状をなして発熱部64の前後に設けられた前接続部65と後接続部66とが、それぞれ排水口45の底壁45A並びにドレンパン30の最深部の底面から浮いた状態で支持されていることから、発熱部64も底壁45A及び最深部の底面から浮いた状態で支持されることになる。また、発熱部64が奥壁40と接触することも回避される。
続いて、ベルトヒータ60から引き出されたリード線69が、ドレンパン30の奥壁40に沿って右側に向けられ、さらに右側壁41に沿って手前側に向けて配線されるが、まず排水口45に近い側において、図12に示すように、縦壁80の裏側に形成された支持溝81内に、リード線69の途中の被支持部が上方から入れられ、続いて奥壁40の右端に寄った位置において同じく縦壁80の裏側に形成された支持溝81内に、リード線69の次の被支持部が上方から入れられる。さらに、右側壁41に沿うように曲げられた直後で、厚肉部83に形成された支持溝84に上方から入れられる。その後は、右側壁41と取付板42との間を通って手前側に配線される。
ドレンパン30の奥壁40の手前側は最深部であり、除霜水が溜まりやすい箇所であって、この最深部に沿うようにしてリード線69が配線されるのであるが、上記のようにリード線69の都合3箇所がドレンパン30の底面よりも高い位置にある支持溝81,84に嵌って受けられていることから、少なくともドレンパン30の最深部に沿った位置では、リード線69は全長にわたって底面から浮いた状態で支持される。
ベルトヒータ60並びにリード線69の装着が完了したら、ドレンパン30は、既述したように、冷蔵庫本体10における天井面の開口15Aの下面側を塞ぐようにして取り付けられる。それとともに、排水口45が、冷蔵庫本体10の背面壁10Aの排水路38の上端に接続されたエルボ50の接続口51内に挿入され、また、パッキン55の密着環57が接続口51における背面壁10Aの内面への開口縁に押し付けられて密着し、排水口45の差し込み部分がシールされる。
ベルトヒータ60は、冷却運転の途中で適宜に行われる除霜運転時に通電されて使用される。
除霜運転は、冷却器36に設けられた除霜ヒータ(図示せず)に通電して加熱することで行われ、冷却器36等に付着した霜が溶けて除霜水となってドレンパン30上に滴下し、底面の傾斜に倣って奥縁の最深部に流下したのち、排水口45を通って背面壁10Aの排水路38に流入される。なお、ベルトヒータ60の後接続部66を支持した支持壁75の裏側にも流水路77は確保されているから、排水口45に向かう手前で除霜水が滞ることはない。排水路38に流入した除霜水は、排水路38中を流下したのち、ドレンホースを介して所定の排水箇所に排水される。
この除霜運転の間、冷却器36から霜の塊が落下し、それが排水口45の入口49付近に詰まるおそれがあるが、その塊はベルトヒータ60の熱で溶かされ、除霜水となって速やかに排水口45から排出される。特にベルトヒータ60の発熱部64は排水口45の内部から入口49付近にわたって配されていて、霜の塊と直接に接触し得るから、効率良く迅速に霜を溶かすことができる。
また、ドレンパン30の底面の奥縁側、すなわち最深部には除霜水が一時的に貯まる傾向にあり、その最深部にベルトヒータ60のリード線69が配線されているが、このリード線69は底面から浮いた状態で支持されているから、溜まった除霜水中に浸漬されることが防止される。
除霜運転が終了すると、冷却運転が再開される。上記の除霜運転の間、排水口45の付近に霜の塊が残ろうとした場合に、ベルトヒータ60で溶かされてすべて排出されるから、冷却運転が再開して排水口45の付近が低温雰囲気となっても凍結が生じるおそれがない。
なお除霜運転の間に、ドレンパン30上に霜が大きな塊となって落下し、除霜運転の終了時にも溶け切らずにドレンパン30上に塊のまま残って、後から次第に溶けて除霜水として流下することがあり得、そうすると引き続く冷却運転時にこれが凍結して排水口45を詰まらせるおそれがある。
それに対しては、例えば冷却運転中においても適宜にベルトヒータ60に通電するようにすると、ベルトヒータ60の熱によって除霜水が凍結することが防止される。
以上のように本実施形態では、ベルトヒータ60の発熱部64が排水口45の内部に配されることから、排水口45に残った霜やそこを流れる除霜水等を直接または間近で加熱することができ、加熱効率が良い。そのため、容量の小さいヒータで対応でき、それに伴いランニングコストも抑えることができる。しかも、ベルトヒータ60の発熱部64は、排水口45の底壁45Aやドレンパン30の底面から浮いた状態で支持されているから、合成樹脂製である排水口45やドレンパン30の底面が熱変形することが抑えられる。また発熱部64が浮いていることは、排水口45を正常に除霜水が流れているときには、逆に除霜水に触れ難いことも意味し、ベルトヒータ60側の劣化も抑えられる。
ベルトヒータ60は、前後の接続部65,66を、排水口45の底壁45Aに立てられた一対の支持リブ70と、ドレンパン30の底面から立てられた支持壁75の裏に上方から嵌められて取り付けられるのであるから、初めに組み付ける際や、あるいは新たなものと交換する際も、簡単にかつ能率良く組み付けることができる。
特にベルトヒータ60の前接続部65については、パッキン55に形成された挟持リブ58と支持リブ70との間に挟まれているから、排水口45内の所定位置により安定して支持することができる。パッキン55の挟持リブ58が接触しているのは、ベルトヒータ60の発熱部64ではなくて前接続部65であるから、パッキン55が熱により劣化することも回避される。
ベルトヒータ60から引き出されたリード線69は、除霜水が貯まりやすいドレンパン30の底面の奥縁側、すなわち最深部に沿って配線されるが、リード線69は都合3箇所を、溝底がドレンパン30の底面よりも高い位置にある支持溝81,84に入れられて支持され、すなわちドレンパン30の底面から浮いた状態で配線されているから、溜まった除霜水中に浸漬されることが回避される。もって劣化が防止され、耐用寿命を延ばすことができる。
上記の支持溝81,84を形成するに当たっては、ドレンパン30の奥壁40や側壁41を利用しているから、簡易な構造で支持溝81,84を形成することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)ヒータとしては、上記実施形態に例示したベルトヒータに限らず、例えば複数本のコードヒータを束ねる等、他の形式のヒータを用いてもよい。
(2)上記実施形態では、排水口が溝形状である場合を例示したが、パイプ状に形成されていてもよい。
(3)本発明は冷蔵庫に限らず、冷凍庫、急速凍結庫等、要は冷却器からの除霜水を受けるドレンパンの排水口に凍結防止用のヒータを備えた冷却庫全般に広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図 冷却器室付近の拡大断面図 ドレンパンの縦断面図 同平面図 ベルトヒータの支持構造を示す一部切欠分解斜視図 ベルトヒータの正面図 その発熱部の端部構造を示す正面図 ドレンパンの奥縁から排水口付近を示す一部切欠平面図 排水口付近の縦断面図 排水口の正面図 図8のX−X線拡大断面図 図8のY−Y線拡大断面図 図8のZ−Z線拡大断面図
符号の説明
10…冷蔵庫本体 10A…(冷蔵庫本体10の)背面壁 30…ドレンパン 36…冷却器 38…排水路 40…(ドレンパン30の)奥壁 41…(同)側壁 45…排水口 45A…(排水口45の)底壁 49…入口 51…(排水路38の)接続口 55…パッキン 58…挟持リブ(挟持部) 60…ベルトヒータ 64…発熱部 65,66…接続部 69…リード線 70…支持リブ(支持部) 72…段付部 75…支持壁 76…受け部 81,84…支持溝(溝部:リード線取付部)

Claims (4)

  1. 冷却器の下面側には除霜水を受けるドレンパンが設けられ、このドレンパンから突設された排水口が庫壁に設けられた排水路に挿入されて庫外に排水可能とされるとともに、少なくとも前記排水口を含む前記ドレンパン内に凍結防止用のヒータが設けられたものにおいて、
    前記排水口内には、前記ヒータを嵌めてこの排水口の壁面から浮いた状態で支持する支持部が設けられていることを特徴とする冷却庫の排水構造。
  2. 前記排水口には、前記排水路の庫内側の開口縁をシールするパッキンが装着され、このパッキンに前記ヒータを前記支持部との間で挟持する挟持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の冷却庫の排水構造。
  3. 冷却器の下面側には除霜水を受けるドレンパンが設けられ、このドレンパンから突設された排水口が庫壁に設けられた排水路に挿入されて庫外に排水可能とされるとともに、少なくとも前記排水口を含む前記ドレンパン内に凍結防止用のヒータが設けられたものにおいて、
    前記ドレンパンには、前記ヒータから引き出されたリード線の途中位置を止めてこのリード線を前記ドレンパンの底面から浮いた状態で配線可能としたリード線取付部が設けられていることを特徴とする冷却庫の排水構造。
  4. 前記リード線取付部は、前記ドレンパンの周壁の内面において、前記リード線を上方から挿入可能で、かつ溝底が前記ドレンパンの底面よりも高位置にある溝部を形成した構造となっていることを特徴とする請求項3記載の冷却庫の排水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008134012A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Noritz Corp 温水装置

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