JP2005215330A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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【課題】Cr層、Al層からなる金属反射層で、Al層のパターン寸法をCr層のパターン寸法よりが小さい形状の金属反射層を形成して、表示不良を防止し、高い動作信頼性を有する液晶表示装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、透明電極層18および金属反射層8を積層してなる反射表示電極20および配向膜9を有する一方の基板と、少なくとも透明表示電極5、配向膜6を有する他方の基板4とを、前記反射表示電極20と透明表示電極5が互いに交差するようにして液晶層を介在させて貼り合わせてなる液晶表示装置において、前記金属反射層8は、透明電極層18側からCr層27、Al層28を順次積層した多層構造とし、Al層28のパターン形状は、Cr層27のパターン形状よりも小さいことを特徴とする液晶表示装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は一方の基板の内面側主面に、金属反射層を有する反射表示電極を形成した反射型または半透過型の液晶表示装置およびその製造方法に関する。
近年、一方の基板の内面側主面に、金属反射層を有する反射表示電極を形成した液晶表示装置は、反射型液晶表示装置や半透過型液晶表示装置など例示できる。
液晶表示装置は、透明表示電極および配向膜を有する一対の基板を、夫々の基板に形成した透明表示電極が互いに直交するように液晶層を介在させて貼り合わせてなり、基板の外側主面に位相フィルム、偏光板を配置して構成されている。ここで、反射型液晶表示装置の1つのタイプとして、表示面と反対側の基板の内面に形成した透明表示電極上に、金属反射層を形成して、例えば、表示面側から入射された光を、この金属反射層で、表示面側基板に反射して液晶表示を行うものであった。ここで、この2つの透明表示電極が交差する領域を画素領域とすると、上述の金属反射層は、少なくとも画素領域に形成される。
また、半透過型液晶表示装置の1つのタイプとして、表示面と反対側の基板の内面に形成した透明表示電極の画素領域の一部に、金属反射層を形成するものである。即ち、各画素領域には、透明表示電極中に、金属反射層が形成された反射部と金属反射層が形成されていない透過部とを有することになる。そして、この基板の外方に、バックライトを配置することにより、表示面側から入射され光を、画素領域の反射部で反射し、また、バックライトの光を画素領域の透過部を介して表示面側の基板に透過させていた。即ち、各画素領域には、反射表示モードと、透過表示モードで表示可能な領域を具備している。このように、反射と透過の両表示モードを兼ね備えることで、半透過型液晶表示装置といわれる。(特開平10−282488号公報)
また、このような液晶表示装置においては、表示面側と反対の基板の表面には、基板の内面側表面に、金属反射層の形状の差異はあるものの透明表示電極層上に金属反射層が積層されている。このように、透明表示電極層は金属反射層ととともに表示電極として機能するため、本発明では、合わせて反射表示電極といい、基板側に位置する透明表示電極を、透明電極層という。
一般に、透明電極層にはITO(酸化インジウム・錫)が用いられ、金属反射層には反射効率を考慮して、Al(アルミニウム)が用いられている。この反射表示電極は、基板の表面に形成したITO被膜を、フォトリソグラフィ技術を用いて所定形状にパターン化して透明電極層を形成し、つついて金属反射層をフォトリソグラフィ技術に基づいて形成する。このとき、透明電極層上Al(アルミニウム)を直接形成すると、ITOからなる透明電極層とAl(アルミニウム)との接合強度が低下してしまう。このため、通常、ITOからなる透明電極層とAl(アルミニウム)との間にCr(クロム)からなる中間層を介在させている。
即ち、反射表示電極は、基板側から、透明電極層上に、Cr(クロム)層、Al(アルミニウム)層を順次積層した構造となっていた。
そして、このようなに所定形状の透明電極層上に、Cr(クロム)層、Al(アルミニウム)層を形成する際には、所定形状にパターン化した透明電極層の全面にCr被膜層、Al被膜層を被着し、このAl被膜層上に、金属反射層の形状に合致したレジスト膜を形成し、Alエッチング液を用いて前記Al被膜層をエッチングして、所定形状のAl層を形成し、Crエッチング液を用いてエッチングしてCr層を形成し、次いでフォトレジストを剥離していた。
特開平10−282488号公報
液晶表示装置において、金属反射層に用いられるAl層およびCr層は、透明電極層の部分との段差を少なくする必要がある。これは、例えば、特に、半透過型の液晶表示装置において、透過表示モードと反射表示モードとで液晶層を通過する光路長が異なり、反射表示モードと透過表示モードにおける表示ムラが発生してしまうためである。このため、金属反射層は、1500Å以下の膜厚で形成する必要がある。
しかしながら従来の製造方法では、Crをエッチングした際に、Al層に対してCrがオーバーエッチングされ、Alパターンのエッジが、Cr層のエッヂより突出してしまい、その結果、Al層がひさし状の形状になってしまう。
このような形状になると、その後の工程で、ひさし状の部分が、剥れ落ち、電極パターン間をつないでショートが発生したり、また、液晶層に浮遊して表示を不良を発生させたり、また、ひさし状の部分を剥れないようにするため、超音波洗浄などの十分な洗浄が行えず、結果的に異物の付着が増えたりするなどの不具合が発生していた。
また、画素領域が縦横に配列された構成される表示領域には、ポリイミドなどからなる配向膜を形成し、配向膜表面をラビングすることにより液晶分子を配向させている。この金属反射層のAl層の形状がひさし状になっていると、ポリイミドなどからなる配向膜がAl層とITOの透明電極層との境界で塗布されない部分が発生する。そのため、Al層の端部ではラビングによる液晶分子の配向が起こらず、液晶層で光が抜けてしまう不具合が発生している。
これらの問題を解決するために、透明電極層のITOパターン上でAl層とCr層からなる2層構造の金属反射層のパターンを、上層のAl層の形状よりも、下層のCr層の形状が大きくなるように形成しなくてはならないが、Cr層のパターンは、Al層がレジストマスクとなってエッチングされるため、Cr層の形状をAl層の形状よりも大きく形成することは困難であった。
また、ITO膜上でAlとCrの多層構造からなる膜をAl層に続きCr層のエッチングを行った場合、Cr層のエッチング中にITO膜面がエッチング液に露出すると、Cr層とITO間で電池が形成され、Cr層が急激にエッチングされる現象が起こる。そのため、エッチング時間の管理により、Al層に対するCr層のオーバーエッチング量を制御することは困難であった。
このAl層のひさし状の形状をなくすためには、金属反射層となるAl層、Cr層を、それぞれ別々にパターニングすることで可能であるが、例えば、Al層をエッチングした後、Al層用レジスト膜を剥離して、再びCr層用レジスト膜を塗布し、Al層を隠すようにCr層用レジストパターンを形成し、Crをエッチングするという工法を実施した場合には、工数の増加や、Al層とCr層とでパターンの位置ズレが起きる等の問題が発生する。
その結果、液晶表示装置においては、反射表示モードにおいて、金属反射層で反射される光にムラが発生して、表示不良が発生してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みて案出されたものであり、Cr層、Al層からなる金属反射層で、Al層のひさし形状を改善し、Cr膜のパターン寸法に対してAl膜のパターン寸法が小さい形状の金属反射層を形成して、表示不良を防止し、高い動作信頼性を有する液晶表示装置を提供するものである。同時に、そのような金属反射層上で確実に形成される液晶表示装置の製造方法を提供するものである。
本発明は、透明電極層および金属反射層を積層してなる反射表示電極および配向膜を有する一方の基板と、少なくとも透明表示電極、配向膜を有する他方の基板とを、前記反射表示電極と透明表示電極が互いに交差するようにして液晶層を介在させて貼り合わせてなる液晶表示装置において、 前記金属反射層は、透明電極層側からCr(クロム)層、Al(アルミニウム)層を順次積層した多層構造であるとともに、Al層のパターン形状は、Cr層のパターン形状よりも小さいことを特徴とする液晶表示装置である。
このような液晶表示装置の製造方法であって、
前記透明電極層の全面にCr被膜層、Al被膜層を被着する工程
前記Al被膜層上に、前記金属反射層の形状に近似したレジスト膜を形成する工程、
Alエッチング液を用いて前記Al被膜層をエッチングして、所定形状のAl被膜層を形成する工程
Crエッチング液を用いて前記Cr被膜層をエッチングして、前記Cr層を形成する工程
Alエッチング液を用いて前記所定形状のAl被膜層を、再エッチングしてAl層を形成する工程を含む液晶表示装置の製造方法である。
本発明では、一方の基板の透明電極上に、Cr層、Al層が順次積層され、しかも、それぞれの形状が、Al層のパターン寸法(形状)が、Cr層のパターン寸法(形状)よりも小さい形状の金属反射層とあっている。即ち、Al層がCr層のエッヂより突出することがないため、反射効率のムラを防止し、また、配向膜の配向不良が発生することがなく、安定した液晶表示が可能となる。また、従来のように、Al層の一部が欠落してしまい、電極間のショートや液晶層に浮遊したりすることがないため、表示動作の信頼性が高い液晶表示装置となる。
また、所定形状にパターンした透明電極上に、Cr被着膜、Al被着膜を順次形成し、次いで、Al被着膜上に金属反射層の形状に相似したレジスト膜を形成し、Al被着膜をエッチングし、次いでCr被着膜をエッチングし、次いで再びAl被着膜をエッチングすることで、確実に、Cr層の形状に対してAl層の形状が小さい形状の金属反射層を形成している。これにより、従来のようなひさし状の部分が形成されることがない。即ち、1つのレジスト膜(1回の露光処理)によって、単に、Al被着膜のエッチング工程を付加するだけで、非常に安定し、且つ動作信頼性の高い液晶表示装置が達成できるものとなる。
以下、本発明の液晶表示装置およびその製造方法を図面に基づいて詳説する。尚、液晶表示装置として、1つの画素領域に反射部と透過部とを有する半透過型液晶表示装置を用いて説明する。
以下、本発明の半透過型液晶表示装置を図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の半透過型液晶表示装置の概略構造を示す断面図であり、図2は、一方の基板(表示面と反対側の基板)の構造を示す部分断面図である。 本発明の半透過型液晶表示装置は、液晶表示素子とバックライト手段とから構成されている。
液晶表示素子22は、ストライプ状の透明表示電極5、配向膜6を有する表示側基板(他方の基板)4と、反射表示電極20、配向膜9を有する裏面側基板(一方の基板)12と、液晶層16とから構成されている。尚、反射表示電極20は、透明電極層18と金属反射層8とが一部積層されて構成されている。
基板4に形成された透明表示電極5と、一方の基板12の反射表示電極20は互いに直交する方向に延びており、平面視したとき、両表示電極5、20が互いに直交する。この表示電極5、20が交差する領域が画素領域となる。
また、バックライト手段15は、面発光される導光板と、冷陰極管、蛍光管、発光ダイオードなどからなる光源とから構成されている。
バックライト手段15は、液晶表示素子22の裏面側基板12の外側に配置されている。
液晶表示素子22を構成する他方の基板4の内面側主面には、カラーフィルタ10、平滑層7、透明表示電極5、配向膜6が順次形成されている。このカラーフィルタは、例えば、R(赤)、G(緑)、B(青)の3つ色素または顔料を有する樹脂膜からなり、夫々の1色のカラーフィルタ10が、画素領域に対応して形成される。尚、カラーフィルタ10は、例えば、画素領域間に埋設するように黒色のカラーフィルタを配置される場合がある。
また、平滑層7はアクリル樹脂などの透明樹脂からなり、主にカラーフィルタ10の厚み方向のバラツキを緩和し、透明表示電極5、配向膜6を安定的に被着させるために形成されている。
また、透明表示電極5は図面の左右方向に延びるものであり、例えば、酸化インジウム・錫(ITO)などから構成されている。この透明表示電極5の端部は、表示領域から延出され、引回し電極となり、電極引回し領域に形成される。
また、透明表示電極5を覆うように少なくとも表示領域には、配向膜6が形成されている。配向膜6は、ポリイミド樹脂などからなり、ラビングローラーなどを用いて配向処理されている。
一方の基板12の内面側主面には、表示領域となる領域に各画素領域の一部にストライプ状の透明電極層18、Cr層、Al層を順次に積層した金属反射層8が形成されている。この金属反射層8と透明電極層18によって反射表示電極20が構成され、反射表示電極20の厚みは、0.05〜1.0μm、好適には0.1〜0.4μmであり、金属反射層8の厚みは、たとえば、金属反射層は、1500Å以下である。
そして、この反射表示電極20は、図面の奥行き方向に延びて形成されている。このような反射表示電極20を覆うように、表示領域となる領域には、配向膜9が形成され、他方の基板4側と同様に、配向処理されている。
また、このような一対の基板4、12の間には、たとえば200〜260°の角度でツイストされたカイラルネマチック液晶からなる液晶層16を介して挟持される。具体的には、どちらかの基板4または12の表示領域の一回り大きい形状に、開口を有し且つ例えば導電性フィラーを含有したシール部材21を形成し、その基板のシール部21内にスペーサを均一に散布し、両基板4、12を貼り合わせる。そして、そのシール部21の開口から液晶層16を注入して、開口を封止する。
また、一方の基板4の外側主面にポリカーボネイト等からなる第1位相差フィルム3と第2位相差フィルム2とヨウ素系の偏光板1とを順次配設する。これらの配設については、アクリル系の材料からなる粘着材を介することで貼り付ける。また、必要に応じて光散乱層が形成される。
また、他方の基板12の外側主面にポリカーボネイト等からなる位相差フィルム13とヨウ素系の偏光板14とを順次配設し、その下方にバックライト15を配設する。
そして、液晶表示素子22に対して、この他方の基板12の外方領域には、バックライト15を配設されて、液晶表示装置が完成する。
図3(a)〜(d)は、図1、2の液晶表示装置の製造方法の主要部分、即ち、基板12の製造方法を示している。
図3(a)は、所定形状のITOからなる透明電極層18が形成された基板12に、スパッタリング等の成膜方法を用いて、Cr被着膜23、Al被着膜24を成膜する。そして、Al被着膜24上、金属反射層8の形状に相似し、若干大きい形状のレジスト膜25を形成する。このレジスト膜25は、感光性樹脂を塗布し、所定形状に露光・現像することにより形成される。
次いで図3(b)に示すように、この基板4を、リン酸、硝酸、酢酸、水からなるAl用エッチング液にて処理し、レジスト膜25から露出するAl被着膜24を除去し、水洗乾燥を行う。これにより、Al被着層24は、レジスト膜25の対応した形状のAl被着膜26となる。
次いで図3(c)に示すように、硝酸セリウムアンモニウム、硝酸、過塩素酸、水等からなるCr用エッチング液にて、レジスト膜25(Al被着膜26)から露出するCr被着膜23を除去し、水洗乾燥を行う。
このとき、Cr被着膜23はCr層27となる。このCr層27の端面はオーバーエッチングにより、Al被着膜26よりも端面厚み方向が凹んでしまい、Al被着膜26のエッヂ部分がひさし状になる。
次いで、図3(d)に、リン酸、硝酸、酢酸、水からなるAl用エッチング液にて処理を行ない、Al被着膜を再度エッチング処理して、Al被着膜26のエッジ部に形成されたひさし部が除去されて、同時にCr膜27よりも形状が小さくなるAl層28が形成される。その後、水洗乾燥を行ない、
最後に、レジスト膜25を剥離する。これにより、所定形状、例えば、各画素領域を構成する透明電極層18上に、Cr層27、Al層28からなる金属反射層8が形成される。この多層構造の金属反射層8は、透明電極層18側のCr層27の形状が大きく、上層側のAl層28の形状が小さくなる。尚、レジスト膜25の形状は、最終的に形成されるAl層28(金属反射層8)よりも若干大きい形状とするのは、Al被着膜24を合計2回エッチング処理して、Cr層27よりも小さくするため、金属反射層8の形状をこのAl層28の形状と規定したときである。
(実施例1)
ITOからなる透明電極18が形成されたガラス基板12に、スパッタリングにより、Cr被着膜23(350Å)、次いでAl被着膜24(1150Å)を成膜した。
これに、ポジ型フォトレジスト膜25(RC−300;シプレイ)を2.4μm塗布し、露光・現像により金属反射層パターンよりも若干大きく形成し、ホットプレート上で、140℃2分間ベークした。
リン酸、硝酸、酢酸、水からなるAl用エッチング液にて60秒エッチングし、Al被着膜23の一部を除去後、水洗しエアーナイフで乾燥した。次いで硝酸セリウムアンモニウム、硝酸、過塩素酸、水等からなるCr用エッチング液にて、35℃で60秒エッチングし、Cr被着膜24の一部を除去後、水洗しエアーナイフで乾燥した。次いでリン酸、硝酸、酢酸、水からなるAl用エッチング液にて再度、Al被着膜26を30秒エッチングを行った。その後、レジスト膜25を剥離後した。その結果、金属反射層パターンの形状は、Cr層パターンに対してAl層28パターンが0.5μm小さくなった形状であった。
この基板12を、超音波洗浄行ったところ、Al層28の剥れによるパターン間ショートの発生は無かった。
また、Al層28とITOからなる透明電極18の境界部で配向膜9が途切れることはなく、液晶が配向しないことによる光漏れの発生も見られなかった。
(比較例1)
ITOからなる信号側透明電極が形成された信号側ガラス基板に、スパッタリングにより、Cr被着膜(350Å)、次いでAl被着膜(1150Å)を成膜した。
これに、ポジ型フォトレジスト(RC−300;シプレイ)を2.4μm塗布し、露光・現像により金属反射層のパターンを形成し、ホットプレート上で、140℃2分間ベークした。
リン酸、硝酸、酢酸、水からなるAl用エッチング液にて60秒エッチングし、Al被着膜の一部を除去し、その後、水洗しエアーナイフで乾燥した。次いで硝酸セリウムアンモニウム、硝酸、過塩素酸、水等からなるCr用エッチング液にて、35℃で60秒エッチングし、Cr被着膜を除去し、その後、水洗しエアーナイフで乾燥した。レジスト膜剥離後の金属反射層の形状は、0.5μmから1μmAl層のエッヂにひさし状に飛び出した形状で有った。この基板を、超音波洗浄行ったところ、ひさし状の部分でAl層エッヂの剥れが見られた。
また、ひさし状のAl層が残った部分では、配向膜がないために、液晶が配向せず光り漏れの現象が見られた。
尚、上述の実施例では、各画素領域の一部に反射部を形成した半透過型液晶表示装置で説明したが、例えば、各画素領域を反射部として反射型液表示装置でもあっても構わない。
本発明の液晶表示装置の概略断面図である。 本発明に液晶表示装置の一方の基板の部分断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の液晶表示装置の製造方法を説明するための主要工程における一方の基板の断面図である。
符号の説明
1、14・・・偏向板
2・・・第二位相差フィルム
3・・・第一位相差フィルム
4・・・他方の基板
12・・一方の基板
5・・・透明表示電極
20・・反射表示電極
8・・・金属反射層
18・・透明電極
6、9・・・配向膜
7・・・・平滑層
10・・・カラーフィルタ
13・・・位相差フィルム
15・・・バックライト
16・・・液晶層
21・・・シール部材
23・・・Cr被着膜
24・・・Al被着膜
25・・・レジスト膜
26・・・Al被着膜
27・・・Cr層
28・・・Al層

Claims (2)

  1. 透明電極層および金属反射層を積層してなる反射表示電極および配向膜を有する一方の基板と、
    少なくとも透明表示電極、配向膜を有する他方の基板とを、
    前記反射表示電極と透明表示電極が互いに交差するようにして液晶層を介在させて貼り合わせてなる液晶表示装置において、
    前記金属反射層は、透明電極層側からCr(クロム)層、Al(アルミニウム)層を順次積層した多層構造であるとともに、Al層のパターン形状は、Cr層のパターン形状よりも小さいことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 透明電極層上に、Cr(クロム)層、Al(アルミニウム)層を順次積層するとともに、該Al層のパターン形状をCr層のパターン形状よりも小さくして積層した反射表示電極および配向膜を有する一方の基板と、少なくとも透明表示電極層、配向膜を有する他方の基板とを、前記反射表示電極と透明表示電極が互いに交差するようにして液晶層を介在させて貼り合わせてなる液晶表示装置の製造方法であって、
    前記透明電極層の全面にCr被膜層、Al被膜層を被着する工程
    前記Al被膜層上に、前記金属反射層の形状に近似したレジスト膜を形成する工程、
    Alエッチング液を用いて前記Al被膜層をエッチングして、所定形状のAl被膜層を形成する工程、
    Crエッチング液を用いて前記Cr被膜層をエッチングして、前記Cr層を形成する工程、
    Alエッチング液を用いて前記所定形状のAl被膜層を、再エッチングしてAl層を形成する工程、とを含む液晶表示装置の製造方法。
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