JP2005215271A - トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 着色剤、離型剤、及び極性樹脂を少なくとも含有するトナー粒子と、無機微粉体とを含むトナーにおいて、
該極性樹脂は、触媒として炭素数5〜15のアルキルカルボン酸のスズ化合物を使用して重合したポリエステル樹脂を少なくとも含有しており、
該トナー粒子は水系媒体中で造粒することにより得られたものであることを特徴とするトナー。
【選択図】 なし
Description
(スリーブ・キャリア)や規制部材の全てにダメージを与えてしまう。例えば、トナーにおいては、その表面に添加される外添剤がトナー中に埋め込まれたり、トナー成分が脱落したりする。帯電付与部材や規制部材においては、外添剤を含むトナー成分により汚染されたり、帯電を適正に安定化させるために帯電付与部材上にコートされたコート成分が摩耗したり、破壊されたりする。これらのダメージは、複写回数が増えるにしたがって、現像剤の初期特性が維持できなくなり、カブリや機内汚れ、画像濃度の変動を引き起こす原因となる。この現象は、特に静電潜像の画素単位が細密化するほど目立ちやすいものとなる。
あるイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー又はそれに黒色トナーを加えた4色のトナーを用いて色再現を行うものであり、多色面像を紙上に定着し、且つオーバーヘッドプロジェクターシート(OHT)に定着して、色再現・透過性を満足しなくてはならないため、その技術的難易度は高い。
該極性樹脂は、触媒として炭素数5〜15のアルキルカルボン酸のスズ化合物を使用して重合したポリエステル樹脂を少なくとも含有しており、
該トナー粒子は水系媒体中で造粒することにより得られたものであることを特徴とするトナー。
(2) 前記触媒として炭素数7〜12のアルキルカルボン酸のスズ化合物を使用することを特徴とする(1)に記載のトナー。
(3) 前記極性樹脂の酸価が3〜35(mgKOH/g)であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のトナー。
(4) 前記極性樹脂の酸価が7〜15(mgKOH/g)であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のトナー。
(5) 前記トナーの重量平均粒径は4〜10μmであることを特徴とする(1)〜(4)の何れかに記載のトナー。
(6) 前記トナーの重量平均粒径は6〜7.5μmであることを特徴とする(1)〜(4)の何れかに記載のトナー。
(7) 前記トナー粒子又は前記トナーに対する水/メタノール濡れ性試験において、透過率が初期の50%になるまでのメタノール質量%が下記(1)式〜(3)式の全ての関係を満たすことを特徴とする(1)〜(6)の何れかに記載のトナー。
(8) 前記トナーの示差熱分析(DSC)測定における吸熱曲線において、温度30〜200℃の範囲における最大吸熱ピークのピーク温度が50〜120℃の範囲にあることを特徴とする(1)〜(7)の何れかに記載のトナー。
(9) 前記トナーが、サリチル酸系金属化合物を含有することを特徴とする(1)〜(8)の何れかに記載のトナー。
(10) 前記サリチル酸系金属化合物の金属が、アルミニウム又はジルコニウムであることを特徴とする(9)に記載のトナー。
(11) 前記トナー粒子は、重合性単量体、着色剤、極性樹脂、離型剤及び重合開始剤を少なくとも含有する重合性単量体組成物を水系媒体中に分散し、造粒し、そして重合性単量体を重合することにより得られたものであることを特徴とする(1)〜(10)の何れかに記載のトナー。
(12) 着色剤、離型剤、及び極性樹脂を少なくとも含有するトナー粒子と、無機微粉体とからなるトナーの製造方法において、
該極性樹脂に少なくとも含有されるポリエステル樹脂を、触媒として炭素数5〜15のアルキルカルボン酸のスズ化合物を使用して重合することにより製造し、
該トナー粒子を水系媒体中で造粒することにより製造することを特徴とするトナーの製造方法。
連続プリントを行っても、画像濃度が安定し、カブリのない耐久安定性に優れた画像が得られる。また、このポリエステル樹脂からなる極性樹脂と離型剤との相互作用により、現像性の悪化を招くことなく広い定着領域を有するトナーが提供できる。よって、本発明によれば、長期にわたって安定した画像を供する事が可能となる。
を多量に含まない状態で低分子量化した所謂シャープな分子量を有するポリエステル樹脂を提供することができる。
準の平均円形度の値は、0.96以上、より好ましくは0.97以上、円形度標準偏差の値は、0.04以下、より好ましくは0.035以下にすることができる。
つまり、本発明のトナーは、より好ましくは、フロー式粒子像測定装置で計測される個数基準の円相当径−円形度スキャッタグラムにおける平均円形度が0.960〜0.995、円形度標準偏差が0.01〜0.04であり、さらに好ましくは平均円形度が0.970〜0.990、円形度標準偏差が0.02〜0.035であるトナーとなっている。
プタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、テトラデカン酸、ドデカン酸等のスズ化合物が挙げられる。この中でも2-エチルヘキサン酸スズが特に好ましく用いられる。また
、本発明では、2種以上のアルキルカルボン酸のスズ化合物を用いてもよい。
と同様に、感光体や帯電部材、帯電付与部材を汚染しやすく、かぶりや融着等の画像欠陥を生じ易い。
ポリスチレン;ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン置換体の単重合体;スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体等のスチレン系共重合体;アクリル樹脂;メタクリル樹脂;ポリ酢酸ビニール;シリコーン樹脂;ポリエステル樹脂;ポリアミド樹脂;フラン樹脂;エポキシ樹脂;キシレン樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独で又は混合して使用される。
性単量体組成物を水系媒体中に分散し、造粒し、そして重合性単量体を重合することにより得られたものであるとよい。
タクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、2,2’−ビス(4−(メタクリロキシ・ジエトキシ)フェニル)プロパン、2,2’−ビス(4−(メタクリロキシ・ポリエトキシ)フェニル)プロパン、トリメチロールプロパントリメタクリレート、テトラメチロールメタンテトラメタクリレート、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタリン、ジビニルエーテル等が挙げられる。
.169.177.179.180.181.183.185.191:1.191.192.193.199等が好適に用いられる。染料系としては、例えば、C.I.solvent Yellow33.56.79.82.93.112.162.163、C.I.disperse Yellow42.64.201.211などが挙げられる。このようなイエロー着色剤をトナーに含有させることにより、イエロートナーを得ることができる。
酸塩、テトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレート等の4級アンモニウム塩、及びこれらの類似体であるホスホニウム塩等のオニウム塩及びこれらのレーキ顔料;トリフェニルメタン染料及びこれらのレーキ顔料(レーキ化剤としては、りんタングステン酸、りんモリブデン酸、りんタングステンモリブデン酸、タンニン酸、ラウリン酸、没食子酸、フェリシアン化物、フェロシアン化物など);高級脂肪酸の金属塩;ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイド等のジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズボレート、ジオクチルスズボレート、ジシクロヘキシルスズボレートの如きジオルガノスズボレート類;樹脂系帯電制御剤等が挙げられる。これらを単独で或いは2種類以上組み合わせて用いることができる。
と、連続通紙時においてトナー上の無機微粒子の存在状態の変化割合が大きくなり、トナー粒子の凝集度が低下する。また、本発明で規定するTB−TAの値が60より大きくな
りやすく、かぶり、飛散、カラー画像での色味変動等の弊害が生じやすくなる。
用いられる。
2個以上のビニル基を有するビニル系モノマー;アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸ヒドロキシブチル、アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシブチル、メタクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル等のヒドロキシ基を有するビニル系モノマーを挙げることができる。
ましく、1×109〜1×1015Ω・cmであることがより好ましい。キャリアの比抵抗
が1×108Ω・cm未満であると、潜像担持体表面へのキャリア付着を起こし易く、潜
像担持体に傷を生じさせたり、直接紙上に転写されたりして画像欠陥を起こし易くなる。さらに、現像バイアスがキャリアを介してリークし、潜像担持体上に描かれた静電潜像を乱してしまうことがある。
形成され易く、さらに、キャリア表面の電荷がリークしづらくなるため、チャージアップ現象による画像濃度の低下や、新たに補給されたトナーへの帯電付与ができなくなくなることによるカブリ及び飛散などを起こしてしまうことがある。さらに、現像器の内壁等の物質と帯電してしまい、本来与えられるべきトナーの帯電量が不均一になってしまうこともある。その他、静電気的な外添剤付着など、画像欠陥を引き起こしやすい。
ード部での剤圧縮が強まり、本発明のトナーを用いた場合においても、離型剤によるキャリアのスペントが生じる。このため、スリーブ上のキャリア搬送性悪化によるコート不良や、トナーへの帯電付与性能低下による耐久後半のかぶり、トナー飛散等を生じることがある。また、キャリア粒径にも関係するが、現像極での現像スリーブ上に形成される磁気ブラシの密度が減少し、穂長が長くなり、かつ剛直化してしまうためコピー画像上に掃き目ムラが生じやすい。
ャリアの磁気力が低下し、キャリア付着が生じやすく、トナー搬送性が低下し易い。
m3以下であることがより好ましい。見かけ密度が2.3g/cm3より大きいと、現像器内での離型剤によるキャリアのスペントが生じ、現像スリーブ上のキャリア搬送性悪化によるコート不良や、トナーへの帯電付与性能低下による耐久後半のかぶり、トナー飛散等を生じる。
トナーの具体的なGPCの測定方法は以下の通りである。予めトナーをソックスレー抽出器を用いてトルエン溶剤で20時間抽出を行った後、ロータリーエバポレーターでトルエンを留去させる。次に、必要により、トナーに含有されるワックスは溶解するが、樹脂成分は溶解し得ない有機溶剤、例えばクロロホルムを加え十分洗浄を行う。その後、この洗浄を行ったトナー成分をTHF(テトラヒドロフラン)に溶解し、得られた溶液をポア径が0.3μmの耐溶剤性メンブランフィルターでろ過したものを測定サンプルとする。ウォーターズ社製150Cを用い、昭和電工製A−801、802、803、804、805、806、807を連結したカラム構成で、標準ポリスチレン樹脂の検量線を用いて、上記サンプルの分子量分布を測定する。得られた分子量分布から重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)を算出する。
ASTM D3418−82に準拠して測定する。本発明においては、「DSC−7」(パーキンエルマー社製)を用いる。装置検出部の温度補正にはインジウムと亜鉛の融点を用い、熱量の補正についてはインジウムの融解熱を用いる。測定試料は、10mgの範囲内で正確に秤量する。測定サンプルをアルミニウム製パンに入れたものと、対照用にアルミニウム製パンのみのもの(空パン)をセットし、30〜2000℃の測定領域を昇温速度10℃/minで昇温した時に得られるDSC曲線から主体吸熱ピーク値を、本発明で用いるトナーの吸熱ピーク値として求める。吸熱ピークの半値幅とは、吸熱ピークにおけるベースラインからピークの高さの2分の1の吸熱チャートの温度幅である。なお、離型剤(ワックス成分)のみを測定する場合には、測定時と同一条件で昇温−高温を行って前履歴を取り除いた後に測定を開始する。また、トナー中に含まれた状態のワックス成分を測定する場合には、前履歴を取り除く操作を行わず、そのままの状態で測定を行う。
GPCにより次の条件で測定する。
装置 :GPC−150C(ウォーターズ社製)
カラム:GMH−MT30cm2連(東ソー社製)
温度 :135℃
溶媒 :o−ジクロロベンゼン(0.1%アイオノール添加)
流速 :1.0ml/min
試料 :0.15%の試料を0.4ml注入
(株)レスカ社製の粉体濡れ性試験機WET−100Pを用い、下記の条件及び手順で測定したメタノール滴下透過率曲線を利用する。
先ず、メタノール/水混合溶媒(メタノール濃度0%)を50ml、フラスコに入れて透過率を測定する。このときの透過率を100%、全く光が透過しない状態を透過率0%として、透過率の測定を行う。即ち、測定時の透過光強度が、メタノール/水混合溶媒(メタノール濃度0%)を透過させた時の透過光強度の半分になった際のメタノール質量%を本発明のTA,TBとする。
メタノール/水混合溶媒(メタノール濃度0%)を50mlいれたフラスコに、マグネティックスターラーをいれる。そして、目開き150μmのメッシュでふるったトナーまたはトナー粒子を0.1g精秤し、それを上記フラスコに入れる。次に、撹拌速度300rpm(5回転/秒)でマグネティックスターラーによって撹拌を開始し、この測定用サンプル液中に、ガラス管によって1.3ml/minの添加速度でメタノールを連続的に加えながら波長780nmの光の透過率を測定し、メタノール滴下透過率曲線を作成する。この際に、メタノールを滴定溶媒としたのは、トナーに含有される染料、顔料、荷電制御剤等の溶出の影響が少なく、トナーの表面状態をより正確に観察できるためである。
離型剤の針入度はJIS K2235に準拠し測定する。測定温度は25℃とする。
JIS K7210記載の装置を用いて、手動切り取り法で測定を行った。測定条件は、測定温度:135℃、荷重:1.75kg、試料充填量:5〜10gとする。なお、測定値は10分値に換算する。
トナーの平均粒径及び粒度分布はコールターカウンタTA−IIあるいはコールターマルチサイザーII(コールター社製)を用いて測定可能であるが、本発明においてはコールターマルチサイザーII(コールター社製)を用い、個数分布、体積分布を出力するインターフェース(日科機製)及びPC9801パーソナルコンピューター(NEC製)を接続して測定を行う。電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製する。例えば、ISOTON R−II(コールターサイエンティフィックジャパン社製)が使用できる。測定法としては、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記コールターマルチサイザーによりアパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、粒径が2μm以上のトナーの体積、個数を測定して体積分布と個数分布を算出する。これらの値を用いて、重量基準(各チャンネルの代表値をチャンネル毎の代表値とする)の重量平均粒径(D4)、粒径が4.0μm以下のトナーの個数%及び粒径が12.7μm以上のトナーの体積%を求める。
〈酸価〉
(A)試薬
(a)溶剤は、エチルエーテル−エチルアルコール混液(1+1または2+1)またはベンゼン−エチルアルコール混液(1+1または2+1)を用い、これらの溶液は使用直前にフェノールフタレインを指示薬として0.1mol/リットル水酸化カリウムエチルアルコール溶液で中和しておく。
(b)フェノールフタレイン溶液:フェノールフタレイン1gをエチルアルコール(95 vol%)100mlに溶かす。
(c)0.1mol/リットル水酸化カリウム−エチルアルコール溶液:水酸化カリウム7.0gをできるだけ少量の水に溶かしエチルアルコール(95vol%)を加えて1リットルとし、2〜3日放置後ろ過する。標定はJIS K 8006(試薬の含量試験中滴定に関する基本事項)に準じて行う。
A:酸価(mgKOH/g)
B:0.1mol/リットル水酸化カリウムエチルアルコール溶液の使用量(ml)
f:0.1mol/リットル水酸化カリウムエチルアルコール溶液のファクター
S:試料(g)を表す。
(A)試薬
(a)アセチル化試薬:無水酢酸25gをメスフラスコ100mlに入れ、ピリジンを加えて全量を100mlにし、十分に振りまぜる。アセチル化試薬は、湿気、炭酸ガスおよび酸の蒸気に触れないようにし、褐色びんに保存する。
(b)フェノールフタレイン溶液 フェノールフタレイン1gをエチルアルコール(95vol%)100mlに溶かす。
(c)N/2水酸化カリウム−エチルアルコール溶液 水酸化カリウム35gをできるだけ少量の水に溶かし、エチルアルコール(95vol%)を加えて1リットルとし、2〜3日間放置後ろ過する。標定はJIS K 8006によって行う。
A:水酸基価
B:空試験のN/2水酸化カリウムエチルアルコール溶液の使用量(ml)
C:本試験のN/2水酸化カリウムエチルアルコール溶液の使用量(ml)
f:N/2水酸化カリウムエチルアルコール溶液のファクター
S:試料(g)
D:酸価を表す。
日立製作所FE−SEM(S−800)を用い、拡大倍率3000倍でトナー像を無作為に100個サンプリングし、その画像情報をインターフェースを介してニレコ社製画像解析装置(Luzex3)に導入して解析を行い、下式(6−1)、(6−2)より算出して得られた値と定義している。
キャリア粒径測定は、レーザー回折式粒度分布測定装置(ヘロス<HELOS>)を用いて、フィードエア圧力3bar、吸引圧力0.1barの条件で測定する。尚、キャリアの平均粒径とはキャリア粒子の体積基準による50%粒径を示す。
キャリアの磁気特性の測定は、理研電子(株)製の振動磁場型磁気特性自動記録装置BHV−35を用いて行った。測定に際して、1000/4π(kA/m)の外部磁場を作り、そのときの磁化の強さを求めた。キャリアを円筒状のプラスチック容器にキャリア粒子が動かないように十分密になるようにパッキングした状態に作製し、この状態で磁化モーメントを測定し、試料を入れたときの実際の重量を測定して、磁化の強さ(Am2/k
g)を求めた。
現像剤からキャリア物性を測定する場合は、コンタミノンN(界面活性剤)が1%含まれるイオン交換水にて現像剤を洗浄してトナーとキャリアを分離した後、上記測定を行う。
キャリアの比抵抗の測定は、真空理工(株)社製の粉体用絶縁抵抗測定器を用いて測定した。測定条件は、23℃,相対湿度60%の条件下に24時間以上放置したキャリアを直径20mm(0.283cm2)の測定セル中にいれ、120g/cm2の荷重電極で挟み、セルの厚みを2mmとし、印加電圧を500Vで測定した。
JIS−Z02504に従って行う。
以下、本発明のトナーを用いた画像形成方法(以下、本発明の画像形成方法ともいう)について詳述する。
像形成方法は、定着工程において前記定着体は加圧体のみを接触部材として具備し、且つ前記定着体は、表面温度を検知する手段として非接触型の温度検知手段を定着体の長手方向長さをLとした時の、定着体両端からL/6の部分以外の定着体上に有していてもよい。
トナーが現像スリーブに戻される際に、十分な振動が与えられずカブリが生じやすくなる。10000Hzを超えると、電界に対してトナーが追随できず画質低下を招きやすい。
R3から補給されたトナーを撹拌、混合しながら、スクリュー13とは逆方向に撹拌室R2内を搬送し、隔壁17の他方の開口を通って現像剤室R1に送り込む。
68の裏面側に当接する転写ブレード64aから転写バイアスを印加することによって転写材の表面に転写する。
に示すように、上部にデジタルカラー画像リーダ部35、下部にデジタルカラー画像プリンタ部36を有する。
着ローラ9aと加圧ローラ9bによって構成されている。加熱部材としてのこの加熱定着ローラ9aと加圧ローラ9bの圧接部を記録材が通過することにより記録材上に担持されているフルカラー画像が記録材に定着される。すなわち、この定着工程によりトナーの混色、発色および記録材への固定が行われて、フルカラーの永久像とされたのちトレイ10に排紙され、1枚のフルカラー複写が終了する。他方、感光ドラム1は、表面の残留トナーをクリーニング器6で清掃して除去された後、再度、画像形成工程に供せられる。
は発泡肉質の層である。
好ましく、一方、転写ローラの弾性層の硬度は、中間転写体の弾性層の硬度より硬く41〜80度の値を有するものが中間転写体への転写材の巻き付きを防止する上で好ましい。中間転写体と転写ローラの硬度が逆になると、転写ローラ側に凹部が形成され、中間転写体への転写材の巻き付きが発生しやすい。
010Ω・cmの中抵抗に調整した、ソリッドあるいは発泡肉質の層である。
間に働く電界によってエッジ効果のない画像が得られると同時にクリーニングが行われる。現像剤担持体としての弾性ローラー表面或いは、表面近傍が電位を持ち感光体表面と弾性ローラー表面との間で電界を有する必要性がある。このため、弾性ローラーの弾性ゴムが中抵抗領域に抵抗制御されて感光体表面との導通を防ぎつつ電界を保つか、又は導電性ローラーの表面層に薄層の誘電層を設ける方法も利用できる。さらには、導電性ローラー上に感光体表面と接触する側の面を絶縁性物質により被覆した導電性樹脂スリーブ或いは、絶縁性スリーブで感光体と接触しない側の面に導電層を設けた構成も可能である。
式的断面図であり、図9は図8の定着ローラーおよび加圧ローラーを示す斜視図である。
る場合の定着速度が、白黒機の場合は100〜700mm/s、フルカラー機の場合は100〜400mm/sであることが好ましい。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン3.65mol、イソフタル酸6.21mol、無水トリメット酸0.14molを測りとった。これら酸・アルコール100部と、炭素数8のアルキルカルボン酸のスズ化合物(2エチルヘキサン酸スズ:[CH3(CH2)3CHC2H5COO]2Sn)を0.2部、ガラス製4リットルの4つ口フラスコに入れ、温度計,撹拌棒,コンデンサー及び窒素導入管を取りつけマントルヒーター内においた。窒素雰囲気下で、220℃で反応させ、酸価が12になった時点で加熱を停止し徐々に冷却する事で、極性樹脂1を得た。この樹脂は、水酸基価15、Mw1.0万、Mn5000、Tg:64.6℃であった。
極性樹脂製造例1のアルキルカルボン酸スズ化合物を、炭素数15のアルキルカルボン酸のスズ化合物(ペンタデカン酸スズ:[CH3(CH2)13COO]2Sn)の0.4部に変更する以外は、同様にして極性樹脂2を得た。この樹脂は、酸価15、水酸基価
18、Mw2.3万、Mn4700、Tg:63.6℃であった。
極性樹脂製造例1のアルキルカルボン酸スズ化合物を、炭素数5のアルキルカルボン酸のスズ化合物(2,2−ジメチルプロパン酸スズ:[CH3C(CH3)2COO]2Sn)
に変更する以外は、同様にして極性樹脂3を得た。この樹脂は、酸価14、水酸基価16、Mw1.1万、Mn5200、Tg:64.7℃であった。
ビニル系共重合体として、スチレン1.1mol、2−エチルヘキシルアクリレート0.14mol、アクリル酸0.1mol、ジクミルパーオキサイド0.05molを滴下ロートに入れる。また、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2.3mol、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2.8mol、テレフタル酸3.1mol、イソフタル酸1.6mol、無水トリメリット酸0.2molをはかりとり、これら100部と、炭素数8のアルキルカルボン酸のスズ化合物(2エチルヘキサン酸スズ:[CH3(CH2)3CHC2H5COO]2Sn)を0.26部、ガラス製4リットルの4つ口フラスコに入れ、温度計,撹拌棒,コンデンサー及び窒素導入管を取りつけマントルヒーター内においた。次にフラスコ内を窒素ガスで置換した後、撹拌しながら徐々に昇温し、145℃の温度で撹拌しつつ、先の滴下ロートよりビニル系樹脂の単量体、架橋剤及び重合開始剤を4時間かけて滴下した。次いで220℃に昇温を行い5時間の反応を行い、ポリエステルユニット成分を有する樹脂4を得た。この樹脂は、酸価18、水酸基価18、Mw6.9万、Mn6200、Tg:67.4℃であった。
極性樹脂製造例1のアルキルカルボン酸スズ化合物を、炭素数12のアルキルカルボン酸のスズ化合物(ドデカン酸スズ:[CH3(CH2)10COO]2Sn)の0.3部に変更する以外は、同様にして極性樹脂5を得た。この樹脂は、酸価14、水酸基価17、Mw2.0万、Mn4900、Tg:64.2℃であった。
極性樹脂製造例1において、酸価が2になる時点で反応をとめる事以外は、同様にしてポリエステルユニット成分を有する極性樹脂6を得た。この樹脂は、酸価2、水酸基価8、Mw2.0万、Mn7600、Tg:65.7℃であった。
極性樹脂製造例1において、酸価が6になる時点で反応をとめる事以外は、同様にしてポリエス成分を有する極性樹脂7を得た。この樹脂は、酸価6、水酸基価13、Mw1.9万、Mn6700、Tg:65.7℃であった。
極性樹脂製造例1において、酸価が20になる時点で反応をとめる事以外は、同様にしてポリエステルユニット成分を有する極性樹脂8を得た。この樹脂は、酸価20、水酸基価29、Mw1.1万、Mn3800、Tg:66.3℃であった。
極性樹脂製造例1において、酸価が38になる時点で反応をとめる事以外は、同様にしてポリエステルユニット成分を有する極性樹脂9を得た。この樹脂は、酸価38、水酸基価39、Mw0.8万、Mn3400、Tg:65.8℃であった。
極性樹脂製造例1のアルキルカルボン酸スズ化合物を、炭素数3のアルキルカルボン酸のスズ化合物(プロパン酸スズ:[CH3CH2COO]2Sn)に変更する以外は、同様にして比較樹脂1を得た。この樹脂は、酸価15、水酸基価18、Mw1.3万、Mn5400、Tg:64.7℃であった。
極性樹脂製造例1のアルキルカルボン酸スズ化合物を、炭素数19のアルキルカルボン酸
のスズ化合物(ノナデカン酸スズ:[CH3(CH2)17COO]2Sn)の0.5部に添加する以外は、同様にして比較樹脂2を得た。この樹脂は、酸価17、水酸基価20、Mw2.8万、Mn4500、Tg:62.6℃であった。
樹脂製造例1において、アルキルカルボン酸のスズ化合物1を、ジブチルスズオキサイドに変更する以外は同様にして、ポリエステルユニット成分を有する比較樹脂3を得た。この樹脂は、酸価15、水酸基価19、Mw1.4万、Mn5800、Tg:67.6℃であった。
スチレン単量体100部に対して、シアン着色剤の銅フタロシアニン(C.I.ピグメントブルー15:3)を14部、ジ−ターシャリーブチルサリチル酸のアルミニウム化合物を1.8部を用意した。これらを、アトライターに導入し、1.25mmのジルコニアビーズを用いて200rpmにて25℃で180分間撹拌を行い、マスターバッチ分散液1を調製した。
一方、イオン交換水710部に0.1M−Na3PO4水溶液450部を投入し60℃に加温した後、1.0M−CaCl2水溶液67.7部を徐々に添加してリン酸カルシウム化合物を含む水系媒体を得た。
・マスターバッチ分散液1 53 部
・スチレン単量体 12 部
・n−ブチルアクリレート単量体 35 部
・エステルワックス 20 部
(総炭素数:34、半値幅:4℃、DSC吸熱ピーク:70℃、Mw:800、 Mn:600、針入度:6度)
・極性樹脂1 5 部
・ジビニルベンゼン 0.065部
を60℃に加温し、撹拌して均一に溶解、分散した。これに重合開始剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)3部を溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
単量体組成物を造粒した。その後、反応容器に移し、水系媒体中をpH6に維持し、パドル撹拌翼で撹拌しつつ、63℃に昇温し、5時間反応させた。さらに、過リン酸カリウム
1部を添加して80℃に昇温し5時間反応させた。重合反応終了後、真空乾燥を十分に行った後、冷却後、塩酸を加えリン酸カルシウム化合物を溶解させた後、ろ過、水洗、真空下で乾燥をし、多段分割式分級機にて分級してシアン色トナー粒子を得た。
gであるシリコーンオイル処理した疎水性シリカ1.1部と、比表面積が90m2/gで
あるイソブチルトリメトキシシラン処理した酸化アルミニウムを0.3部とをヘンシェルミキサーで外添した後、#400メッシュを具備したターボスクリーナーで粗粒を除去し、シアン色非磁性のトナーNo.1を得た。このトナーの質量平均粒径は6.8μm、TA値は44、TB値は63であった。その他のトナー物性として、表1に記すように、DSCにおける吸熱ピーク温度は70℃、その反値幅は4℃、GPC分子量分布測定においてMn:1.7万、Mw:11万、MI測定において、MI:13、DSCにおけるガラス転移点(Tg):59.8℃、SF−1:112、SF−2:107であった。
トナーの製造例1において、用いる極性樹脂を極性樹脂2に変更する以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、シアン色のトナーNo.2を得た。得られたトナーNo.2の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1において、用いる極性樹脂を極性樹脂3に変更し、10部添加する以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、シアン色のトナーNo.3を得た。得られたトナーNo.3の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1において、用いる極性樹脂を極性樹脂4に変更する以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、シアン色のトナーNo.4を得た。得られたトナーNo.4の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1において、用いる極性樹脂を極性樹脂5に変更する以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、シアン色のトナーNo.5を得た。得られたトナーNo.5の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1において、用いる極性樹脂を極性樹脂6に変更する以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、シアン色のトナーNo.6を得た。得られたトナーNo.6の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1において、用いる極性樹脂を極性樹脂7に変更する以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、シアン色のトナーNo.7を得た。得られたトナーNo.7の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1において、用いる極性樹脂を極性樹脂8に変更する以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、シアン色のトナーNo.8を得た。得られたトナーNo.8の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1において、用いる極性樹脂を極性樹脂9に変更する以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、シアン色のトナーNo.9を得た。得られたトナーNo.9の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例7において、0.1M−Na3PO4水溶液の使用量を600部、ホモミキサーの回転数を13000rpmとし、多段分割式分級機の分級条件をそれぞれ変更し、疎水性シリカを1.5部とした以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、質量平均粒径3.5μm(4μm以下:62.0個数%、12.7μm以上:0体積%)のシアン色比較トナーNo.10を得た。得られたトナーNo.10の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例7において、0.1M−Na3PO4水溶液の使用量を570部、ホモミキサーの回転数を12000rpmとし、多段分割式分級機の分級条件をそれぞれ変更し、疎水性シリカを1.3部とした以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、質量平均粒径4.9μm(4μm以下:50.0個数%、12.7μm以上:0体積%)のシアン色比較トナーNo.11を得た。得られたトナーNo.11の組成及び物性を表1に示す
。
トナーの製造例8において、0.1M−Na3PO4水溶液の使用量を210部、ホモミキサーの回転数を5000rpmとし、多段分割式分級機の分級条件をそれぞれ変更し、疎水性シリカを0.8部とした以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、質量平均粒径9.2μm(4μm以下:2.7個数%、12.7μm以上:1.4体積%)のシアン色比較トナーNo.12を得た。得られたトナーNo.12の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例8において、0.1M−Na3PO4水溶液の使用量を180部、ホモミキサーの回転数を4000rpmとし、多段分割式分級機の分級条件をそれぞれ変更し、疎水性シリカを0.6部とした以外は上記製造例1と同様の方法を用いて、質量平均粒径11.0μm(4μm以下:1.8個数%、12.7μm以上:3.6体積%)のシアン色比較トナーNo.13を得た。得られたトナーNo.13の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1において、極性樹脂1の代わりに比較樹脂1〜3を用い、無機微粉体をシリカのみ0.9質量%にすること以外は同様にして比較トナーNo.1〜比較トナーNo.3を得た。
得られた比較トナーNo.1〜No.3の組成及び物性を表1に示す。
トナー製造例1において、用いる極性樹脂を極性樹脂No.7とし、添加するエステルワックスを35部とし、疎水性シリカ添加量を1.8部、疎水性酸化アルミニウム添加量を0.5部とする事以外は同様にしてシアン色比較トナーNo.14を得た。得られたトナーNo.14の組成及び物性を表1に示す。特にTA値:71、TB値:91と両者とも高い値を示していた。
トナー製造例1において、用いる極性樹脂を極性樹脂No.8とし、添加するエステルワックスを3部とし、疎水性シリカ添加量を1.0部、疎水性酸化アルミニウム添加量を0.2部する事以外は同様にしてシアン色比較トナーNo.15を得た。得られたトナーNo.15の組成及び物性を表1に示す。特にTA値:7、TB値:28と低い値を示していた。
トナー製造例15において、疎水性シリカ添加量を1.5部、疎水性酸化アルミニウム添加量を0.4部する事以外は同様にしてシアン色比較トナーNo.16を得た。得られたトナーNo.16の組成及び物性を表1に示す。特にTB−TAが48と高い値を示していた。
トナー製造例15において、疎水性シリカ添加量を1.8部、疎水性酸化アルミニウム添加量を0.5部する事以外は同様にしてシアン色比較トナーNo.17を得た。得られたトナーNo.17の組成及び物性を表1に示す。特にTB−TAが62と高い値を示していた。
<磁性体1の製造>
硫酸第一鉄水溶液中に、鉄イオンに対してl.0〜1.1当量の苛性ソーダ溶液及び珪酸ソーダを混合し、水酸化第一鉄を含む水溶液を調製した。
イオン交換水710部に0.1M−Na3PO4水溶液450部を投入し60℃に加温した後、1.0M−CaCl2水溶液67.7部を徐々に添加してリン酸カルシウム化合物を含む水系媒体を得た。
・n−ブチルアクリレート 23 部
・エステルワックス 17 部
(総炭素数:34、半値幅:4℃、DSC吸熱ピーク:70℃、Mw:800、 Mn:600、針入度:6度)
・極性樹脂1 7 部
・ジビニルベンゼン 0.075部
・ジターシャリブチルサリチル酸のアルミニウム錯体 1 部
・磁性体1 100 部
を60℃に加温した前記水系媒体中に添加し、撹拌して均一に溶解、分散した。これに重合開始剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)3部を溶解し、重合性単量体組成物を調製した。これ以外はトナー製造例1と同様にして、トナーNo.18を得た。得られたトナーNo.18の組成及び物性を表1に示す。
分散液(A)の調製
極性樹脂5 50g
塩化メチレン 100g
以上をボールミルにて混合し、溶解し、10%のポリエチレングリコール及び0.7%のカチオン性界面活性剤(花王(株)製:サニゾールB50)を含有する純水155g中に分散し、ローターステータータイプのホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックス)を用いて強く剪断力を印加して分散し、62℃に加熱して1時間保持し、平均粒径が820nmである樹脂粒子を分散させてなる分散液(A)を調製した。
銅フタロシアニン顔料 100g
(BASF社製:PV FAST BLUE)
アニオン性界面活性剤 5g
(第一工業製薬(株)製:ネオゲンSC)
イオン交換水 200g
以上を混合し、溶解し、ローターステータータイプのホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックス)を用いて10分間分散し、さらに超音波ホモジナイザーで5分間分散し、平均粒径が100nmである着色剤を分散させてなる着色剤分散液(B)を調製した。
ポリプロピレンワックス(半値幅:22℃、DSC吸熱ピーク:129℃、Mw:1.7万、Mn:1350、針入度:0.5度) 5g
カチオン性界面活性剤 5g
(花王(株)製:サニゾールB50)
イオン交換水 200g
以上を95℃に加熱して、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、平均粒径が550nmである離型剤を分散させてなる離型剤分散液(C)を調製した。
分散液(A) 183g
着色剤分散液(B) 12g
離型剤分散液(C) 5g
カチオン性界面活性剤 2g
(花王(株)製:サニゾールB50)
以上を丸型ステンレス製フラスコ中で、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて混合し、分散した後、フラスコ内を攪拌しながら、加熱用オイルバスで48℃まで加熱した。48℃で30分間保持した後、光学顕微鏡にて観察すると、平均粒径が約5.8μmである凝集粒子が形成されているのが確認された。
ここに、着色剤微粒子分散液としての着色剤分散液(B)を緩やかに5g追加し、さらに加熱用オイルバスの温度を50℃に上げて30分間保持した。さらに温度を52℃に上げて1時間保持した。
その後、ここにアニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)製:ネオゲンSC)2gを追加した後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用い、攪拌を継続した。そして、110℃まで加熱し、3時間保持した。冷却後、反応生成物をろ過し、イオン交換水で十分に洗浄して、静電荷像現像用トナーを得た。それ以外は表1に記載の構成でトナーNo.19を得た。得られたトナーNo.19の組成及び物性を表1に示す。
[混合工程]
下記組成をボールミルで24時間分散することにより、極性樹脂5を溶解したトナー組成物混合液200部を得た。
・極性樹脂5 89 部
・C.I.ピグメントブルー(15:3) 6.5部
・ポリプロピレンワックス
(半値幅:22℃、DSC吸熱ピーク:129℃、M w:1.7万、Mn:1350、針入度:0.5度) 2.5部
・ジターシャリブチルサリチル酸のアルミニウム錯体 1 部
・酢酸エチル(溶媒) 100 部
下記組成をボールミルで24時間分散することにより、カルボキシメチルセルロースを溶解し、水系媒体を得た。
・炭酸カルシウム(アクリル酸系共重合体で被覆) 20 部
・カルボキシメチルセルロース 0.5部
(商品名:セロゲンBS−H,第一工業(株)製)
・イオン交換水 99.5部
上記より得られた水系媒体1200gを、TKホモミキサーに入れ、回転羽根を周速度20m/secで撹拌しながら、前記トナー組成物混合液1000gを投入し、25℃一定に維持しながら1分間撹拌して懸濁液を得た。
分散懸濁工程で得られた懸濁液2200gをフルゾーン翼(神鋼パンテック社製)により周速度45m/minで撹拌しながら、温度を40℃一定に保ち、プロワーを用いて上記懸濁液面上の気相を強制更新し、溶媒除去を開始した。その際、溶媒除去開始から15分後に、イオン性物質として1%に希釈したアンモニア水75gを添加し、続いて溶媒除去開始から1時間後に該アンモニア水25gを添加し、続いて溶媒除去開始から2時間後に該アンモニア水25gを添加し、最後に溶媒除去開始から3時間後に該アンモニア水25gを添加し、総添加量を150gとした。更に温度を40℃に保ったまま、溶媒除去開始から17時間保持し、懸濁粒子から溶媒(酢酸エチル)を除去したトナー分散液を得た。
溶媒除去工程で得られたトナー分散液300部に、10mol/l塩酸80部を加え、更に0.1mol/l水酸化ナトリウム水溶液により中和処理後、吸引濾過によるイオン交換水洗浄を4回繰り返して、トナーケーキを得た。
上記より得られたトナーケークを真空乾燥機で乾燥し、45μmメッシュで篩分した。それ以外は、トナー1と同様にして、表1に記載の構成でトナーNo.20を得た。得られたトナーNo.20の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1で用いたC.I.ピグメントブルー15:3に代えてピグメントイエロー93を14質量部用いたことを除いては、トナーの製造例1と同様にしてイエロートナーNo.21を得た。得られたトナーNo.21の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1で用いたC.I.ピグメントブルー15:3に代えてジメチルキナクリドンを14質量部用いたことを除いては、トナーの製造例1と同様にしてマゼンタトナーNo.22を得た。得られたトナーNo.22の組成及び物性を表1に示す。
トナーの製造例1で用いたC.I.ピグメントブルー15:3に代えてカーボンブラックを20質量部用いたことを除いては、トナーの製造例1と同様にしてブラックトナーNo.23を得た。得られたトナーNo.23の組成及び物性を表1に示す。
・フェノール(ヒドロキシベンゼン) 50部
・37質量%のホルマリン水溶液 80部
・水 50部
・エポキシ基を有するシラン系カップリング剤 KBM403(信越化学工業(株)製)で表面処理されたアルミナ含有マグネタイト微粒子1 280部
(個数平均粒径0.22μm、比抵抗4×105Ω・cm)
・KBM403で表面処理されたα−Fe2O3微粒子1 120部
(個数平均粒径0.40μm、比抵抗値8×109Ω・cm)
・25質量%のアンモニア水 15部
上記材料を四ツ口フラスコに入れ、撹拌混合しながら60分間で85℃まで昇温保持し、120分間反応、硬化させた。その後30℃まで冷却し500部の水を添加した後、上澄み液を除去し、沈殿物を水洗し、風乾した。次いでこれを24時間真空乾燥して、フェノール樹脂を結着樹脂とする磁性キャリアコア(A)を得た。磁性キャリアコア(A)には、30℃/相対湿度80%で24時間放置後0.4質量%の吸着水が存在していた。
Li2CO3 14.0mol%、Fe2O3 77.0mol%、Mg(OH)26.8mol%およびCaCO32.2mol%を湿式ボールミルで5時間粉砕、混合し、乾燥させた後、900℃で1時間保持し、仮焼成を行なった。これを湿式ボールミルで7時間粉砕し、3μm以下とした。このスラリーに分散剤およびバインダーを適量添加し、
次いでスプレードライヤーにより造粒、乾燥し、電気炉にて、1240℃で4時間保持し、本焼成を行なった。その後、解砕し、さらに分級して平均粒径40μmのフェライト粒子の磁性キャリア2を得た。
トナー製造例1において、疎水性シリカ添加量を0.8部、疎水性酸化アルミニウム添加量を0.2部にする事以外は同様にしてシアン色比較トナーNo.24を得た。得られたトナーNo.24の組成及び物性を表1に示す。
トナー製造例21において、疎水性シリカ添加量を0.8部、疎水性酸化アルミニウム添加量を0.2部にする事以外は同様にしてイエロー色比較トナーNo.25を得た。得られたトナーNo.25の組成及び物性を表1に示す。
トナー製造例22において、疎水性シリカ添加量を0.8部、疎水性酸化アルミニウム添加量を0.2部にする事以外は同様にしてマゼンタ色比較トナーNo.26を得た。得られたトナーNo.26の組成及び物性を表1に示す。
トナー製造例23において、疎水性シリカ添加量を0.8部、疎水性酸化アルミニウム添加量を0.2部にする事以外は同様にして黒色比較トナーNo.27を得た。得られたトナーNo.27の組成及び物性を表1に示す。
トナー製造例3において、用いる離型剤を吸熱ピーク温度48℃のエステルワックスを用いること以外は同様にしてトナーNo.28を得た。得られたトナーNo.28の組成及び物性を表1に示す。
トナー製造例3において、用いる離型剤を吸熱ピーク温度122℃のポリエチレンワックスを用いること以外は同様にしてトナーNo.29を得た。得られたトナーNo.29の組成及び物性を表1に示す。
トナーNo.24、25、26、27と磁性キャリア1をトナー/キャリア質量比で8%となるように現像剤を調整し、それぞれ現像剤No.24、25、26、27を得た。
トナーNo.24と磁性キャリア2をトナー/キャリア質量比で8%となるように現像剤を調整し、それぞれ現像剤No.30を得た。
トナー製造例1において、ジ−ターシャリーブチルサリチル酸のアルミ化合物用いないこと以外は同様にしてトナーNo.30を得た。得られたトナーNo.30の組成及び物性を表1に示す。
トナー製造例1において、ジ−ターシャリーブチルサリチル酸のアルミ化合物に代え、ジ−ターシャリーブチルサリチル酸のジルコニウム化合物を用いること以外は同様にして
トナーNo.31を得た。得られたトナーNo.31の組成及び物性を表1に示す。
トナー製造例1において、ジ−ターシャリーブチルサリチル酸のアルミ化合物に代え、ジ−ターシャリーブチルサリチル酸の亜鉛化合物を用いること以外は同様にしてトナーNo.32を得た。得られたトナーNo.32の組成及び物性を表1に示す。
画像形成装置として、市販のカラーレーザープリンターCP2810(キヤノン社製)の定着スピードを150mm/sとし、20枚/分を出力し得るプリンターに改造した。
トナーNo.1からなる現像剤1を用いて、X−Rite社製504型反射濃度計で測定される画像濃度が1.5である直径20mmの円を5箇所設けた印字率10%画像パターンを、23℃/相対湿度5%(N/L)、32.5℃/相対湿度92%(H/H)の各環境でそれぞれ10000枚の通紙試験を行い、以下の評価方法に基づいて評価した。ここで、用いた材料を表1に、評価結果を表2に示す。表2から分かるように全ての評価項目において概ね良好な結果が得られた。
L/L(15℃,10%RH)環境下にてXx64g紙を用いて、評価を行った。A4紙中に5cm角のベタ画像を9点出力させた。この際の未定着画像ののり量は0.6mmg/cm2とした。その画像を4.9kPaの荷重をかけたシルボン紙で5回往復し、濃度低下率が20%以上となる温度を定着下限温度として評価した。
CP2810の専用トランスペアレンシーを用い、N/N環境下でベタ画像(転写紙上0.6mmg/cm2)を出力させた。それを透過型OHTプロッジェクターを用い、下記の様に5段階で目視評価した。
B:透明性が良好である。
C:若干くすみがあるが実使用上問題ない。
D:かなりくすんでおり、若干問題となるレベル。
E:くすみがひどい。
N/N(23.5℃,60%RH)環境下にてXx64g紙を用いて、評価を行った。ベタ白画像をA4縦置きで50枚通紙した後、A4横置きで先端から5cmの全域が画像濃度0.5のハーフトーン、それ以外がベタ白という画像を両面複写した。この際の白地部に現れるオフセットのレベルを目視確認した。
B:A4縦置きで通紙した部分以外の端部に、うっすらとオフセットが発生したが、使用上問題となるレベルではない。
C:A4縦置きで通紙した部分以外の端部に、若干オフセットが発生した、実使用上ぎりぎりのレベルであるが、通常の複写においては問題とならない。
D:長手方向全域に、オフセットが発生し、実使用上問題となるレベル。
E:長手方向全域に1面目からオフセットが発生する。
N/L及びH/H環境下での1万枚耐久試験において、かぶりを測定した。方法として
は、画出し前の普通紙の平均反射率Dr(%)を、測定色の補色のフィルターを搭載したリフレクトメーター(東京電色株式会社製の「REFLECTOMETER ODEL TC−6DS」)によって測定した。一方、普通紙上にベタ白画像を画出しし、次いでベタ白画像の反射率Ds(%)を測定した。カブリ(%)は下記式(7)から算出する。
X−Rite社製504型反射濃度計で画像濃度を測定した。
H/H環境下での1万枚耐久試験において、ドラム上への融着物の発生の有無を下記評価基準に従って目視及びルーペで6段階評価した。
B :ドラム上に0.1mm径以下の融着物が数点存在するが、画像上全く問題ない。
C :ドラム上に0.1〜0.4mm径の融着物が数点存在し、画像上うっすら発生しているものの実使用上問題となるレベルではない。
D :ドラム上に0.1〜0.4mm径の融着物が10点以上存在し、画像上にも発生している。
E :ドラム上に0.4mm径より大きい融着物が10〜20点存在し、画像上にも発生している。
F :ドラム上に1mm径より大きい融着物が全面に存在し、画像上も多数発生している。
A :全くクリーニング不良が存在しない。
B :ドラム上に1mm長さ以下のクリーニング不良が数点存在するが、画像上全く問題ない。
C :ドラム上に1〜4mm長さのクリーニング不良が数点存在し、画像上うっすら発生しているものの実使用上問題となるレベルではない。
D :ドラム上に1〜4mm長さのクリーニング不良が10点以上存在し、画像上にも発生している。
E :ドラム上に4mm長さより長いクリーニング不良が10〜20点存在し、画像上にも発生している。
F:ドラム上に1mm径より大きいクリーニング不良が全面に存在し、画像上も多数発生している。
H/H環境下での耐久試験後において、画質評価(5ポイントの文字、ライン画像、べた画像の総合評価)を目視及びルーペで行った。評価基準は下記に順ずる。
B :ルーペ確認にて若干飛び散りが確認されるが、目視確認ではまったく問題なくべた画像も均一で良好。
C :目視にてライン画像及び文字画像に若干飛び散った部分が確認されるが、実
使用上問題となるレベルではない。
D :目視にてライン画像及び文字画像に飛び散った部分が確認されるが、一般使用ではぎりぎりで問題とならないレベル。
E :目視にてライン画像及び文字画像に飛び散りが多く確認される。
F :目視にてライン画像及び文字画像に顕著な飛び散りが確認される。
G :ライン画像、文字画像のみならず、べた画像に関しても均一性がなく貧弱な画像である。
H/H環境下での耐久試験後において、現像スリーブ下及び機内にたまるトナー量でトナー飛散を評価した。
B :現像スリーブ下にうっすらとトナー層が確認されるが、機内には飛散したトナーがなく良好。
C :現像スリーブ下及び機内に若干トナーが飛散しているが、問題となるレベルではない。
D :現像スリーブ下及び機内にトナーが飛散している。
E :現像スリーブ下及び機内にトナーが多く飛散している。
F :機内がトナー色で汚染され、画像欠陥も多発している。
50ccのポリカップにトナーを10g入れた。これを53℃の恒温層に3日(72時間)放置した時のトナーの状態を下記のごとく目視判断した。
B :若干、凝集気味であるが、ポリカップの回転で崩れる状態であり、特に問題とならない。
C :凝集気味であるが、手で崩してほぐれる状態である。
D :凝集が激しい。
E :固形化している。
H/H環境下での耐久試験における末期に転写効率確認を行った。像のり量0.65m
g/cm2のべた画像をドラム上に現像させた後、EN100(64g紙)に転写させ未定着画像を得た。ドラム上のトナー量と転写紙上のトナー量との重量変化から転写効率を求めた(ドラム上トナー量が全量転写紙上に転写された場合を転写効率100%とする。)
B :転写効率が90%以上95%未満
C :転写効率が80%以上90%未満
D :転写効率が70%以上80%未満
E :転写効率が70%未満
Y,M,Cの一次色及びR,G,Bの2次色を含む写真画像を初期及び1万枚の耐久後に各10枚サンプリングした。その際の初期と耐久後の色みを目視確認し書き評価をくだした。
A :色み変動が全くない。
B :色み変動がほとんどない。
C :色み変動が若干有り、厳しいユーザーには指摘されるレベル。
D :色み変動が有り、一般のユーザーに指摘されるレベル。
E :色みが大きく異なる。
表1に示すようにトナーまたはキャリアとの組み合わせにより現像剤2〜33を作製した。現像剤を表2に示すように変更して、実施例1と同様の方法を用いて評価を行った。その結果を表2に示す。なお、実施例21、22、23はフルカラー画像出力した場合の、シアン色で評価を行なった。
なお、二成分現像剤を使用する場合は、下記の様に調整した現像剤と改造装置を用いた。まず、磁性キャリア92部とトナー8部をV型混合機で混合し、二成分現像剤とした。
表1の比較トナー1〜3を用い、表2の画像形成方法に従い、実施例1と同様の実験方法及び評価を行った。その結果を表2に示す。
Claims (12)
- 着色剤、離型剤、及び極性樹脂を少なくとも含有するトナー粒子と、無機微粉体とを含むトナーにおいて、
該極性樹脂は、触媒として炭素数5〜15のアルキルカルボン酸のスズ化合物を使用して重合したポリエステル樹脂を少なくとも含有しており、
該トナー粒子は水系媒体中で造粒することにより得られたものであることを特徴とするトナー。 - 前記触媒として炭素数7〜12のアルキルカルボン酸のスズ化合物を使用することを特徴とする請求項1に記載のトナー。
- 前記極性樹脂の酸価が3〜35(mgKOH/g)であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー。
- 前記極性樹脂の酸価が7〜15(mgKOH/g)であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー。
- 前記トナーの重量平均粒径は4〜10μmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のトナー。
- 前記トナーの重量平均粒径は6〜7.5μmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のトナー。
- 前記トナーの示差熱分析(DSC)測定における吸熱曲線において、温度30〜200℃の範囲における最大吸熱ピークのピーク温度が50〜120℃の範囲にあることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のトナー。
- 前記トナーが、サリチル酸系金属化合物を含有することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のトナー。
- 前記サリチル酸系金属化合物の金属が、アルミニウム又はジルコニウムであることを特徴とする請求項9に記載のトナー。
- 前記トナー粒子は、重合性単量体、着色剤、極性樹脂、離型剤及び重合開始剤を少なくと
も含有する重合性単量体組成物を水系媒体中に分散し、造粒し、そして重合性単量体を重合することにより得られたものであることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のトナー。 - 着色剤、離型剤、及び極性樹脂を少なくとも含有するトナー粒子と、無機微粉体とからなるトナーの製造方法において、
該極性樹脂に少なくとも含有されるポリエステル樹脂を、触媒として炭素数5〜15のアルキルカルボン酸のスズ化合物を使用して重合することにより製造し、
該トナー粒子を水系媒体中で造粒することにより製造することを特徴とするトナーの製造方法。
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