JP2005213184A - 細胞増殖促進剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 皮膚の新陳代謝の促進効果に優れた天然物由来の薬効成分を安定に配合する皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】 表皮細胞増殖促進剤としてのセイロンテツボク種子抽出物を含有する皮膚外用剤。
【選択図】 なし
【解決手段】 表皮細胞増殖促進剤としてのセイロンテツボク種子抽出物を含有する皮膚外用剤。
【選択図】 なし
Description
本発明は、セイロンテツボクの種子抽出物を表皮細胞増殖促進剤として含有することを特徴とする皮膚外用剤に関するものであり、その利用分野としては、例えば、化粧品、医薬部外品、外用医薬品等の皮膚外用剤に用いることができる。さらに詳細には、セイロンテツボクの種子抽出物を表皮細胞増殖促進剤として含有することを特徴とする皮膚外用剤であり、表皮の新陳代謝を促進することから、優れた老化防止効果と、日焼けなどによる皮膚に沈着した色素を早く排泄する美白効果、創傷治癒促進効果等が期待できる、皮膚外用剤に関するものである。
従来より、乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、洗浄料、軟膏、エアゾール、パップ剤、リニメント剤等の皮膚外用剤には、これらに所定の薬効を付与することを目的として種々の薬効剤が加えられている。
従来、加齢により表皮細胞の代謝機能が低下して、皮膚のターンオーバー速度が遅くなり、皮膚の老化や肌荒れの原因となることや、角層表面から剥がれ落ちる角層細胞が滞留することにより、メラノサイトから表皮細胞に排出されたメラニンの排出がスムーズになされないことから色素沈着や肌のくすみの原因となることや、表皮の創傷治癒が遅くなることなどが知られている。これらの現象の進行を防止あるいは改善するために、表皮細胞の増殖を促進させる成分の探索や、多くの皮膚外用剤の提案がなされてきた。
表皮細胞増殖促進成分としては、アルギン酸オリゴ糖及びその塩(特許文献1参照)、アンチアロール、リオニレシノール、ロドデンドロールおよびプラテフィロノールならびにそれらの配糖体(特許文献2参照)などが知られている。
特開平8−81378号公報
特開平10−236940号公報
しかしながら、従来表皮細胞を増殖させるとして用いられていた成分の中には、皮膚の老化及び肌荒れの防止や改善効果が十分でない場合があった。また、最近の植物志向を反映し、また皮膚への安全性の面から植物抽出物において表皮細胞を増殖させる効果を発揮する成分の開発が望まれていた。
本発明者等は、上記実情に鑑み、表皮細胞の賦活作用のある植物由来成分の探索を行った結果、セイロンテツボク種子抽出物が表皮細胞増殖促進効果を有することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、植物由来成分で皮膚に対する安全性の高いセイロンテツボク種子の抽出物を、表皮細胞増殖促進剤として含有し、表皮の新陳代謝を促進して、優れた老化防止効果と、日焼けなどにより皮膚に沈着したメラニンを早く排泄する美白効果、創傷治癒促進効果が期待できる皮膚外用剤を提供するものである。
本発明で用いるセイロンテツボクは、別名テツザイノキ、インドネシアではナガサリ(Nagasari)と呼ばれており、オトギリソウ科に属する高木で、インドネシア全土、インド、ビルマ、タイ、マライなどに生息する。本発明に用いるセイロンテツボクの栽培方法や産地は特に限定されるものではないが、実施例にて用いたセイロンテツボクは、インドネシアのロンボック島産である。
本発明で用いるセイロンテツボク種子抽出物の調製法は特に限定されないが、例えば、セイロンテツボク種子油を抽出した残分にさらに抽出溶媒を用いて加熱抽出して得られた抽出物から溶媒を留去、加水し合成高分子吸着剤に通液して得られた抽出液を減圧濃縮、凍結乾燥などの方法で乾固させ、乾固させた抽出物とし、溶媒を除去して得られるか、もしくは種子そのままを抽出溶媒を用いて抽出し、抽出液を濾別することにより得られる。
抽出溶媒としては、例えば水、低級1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、低級エステル(酢酸エチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、アセトニトリル等が挙げられ、それらの一種又は二種以上を用いることができる。必要に応じて、本発明の効果に影響のない範囲で更に、脱臭、脱色等の精製処理を行っても良い。更に、必要により防腐防黴剤(フェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸エステル類等)を添加後、低温下に1〜2昼夜保存した後濾過を行ったりして用いても良い。
好ましい抽出方法の例としては、濃度0〜100vol%の含水エチルアルコール又は1,3−ブチレングリコールを用い、室温で、又は加温して1〜10日間抽出を行った後ろ過し、得られた濾液を更に1週間程放置して熟成させ、再び濾過を行う方法が挙げられる。
本発明のセイロンテツボク種子抽出物の皮膚外用剤への含有量は、乾燥固形分として好ましくは0.0001〜10質量%(以下単に「%」で示す)であり、より好ましくは0.0001〜2%である。この範囲内であれば、該植物抽出物を安定に配合することができ、皮膚への安全性も高く、かつ高い薬効を発揮することができる。又、抽出液を使用する場合は、溶質であるセイロンテツボク種子抽出物の含有量が上記範囲内であれば、その抽出液濃度は何ら限定されるものではない。
また、本発明のセイロンテツボク種子抽出物は、通常用いられる各種の薬効剤、例えば、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、セイロンテツボク以外の他の細胞賦活剤、紫外線防止剤、保湿剤、血行促進剤等から選ばれる薬効剤の一種又は二種以上と併用して皮膚外用剤に含有させることにより、本発明の効果をより高めることが可能である。
これらの薬効剤の具体的なものとしては、それぞれ以下に示すものが例示される。ここで「誘導体」には形成可能なエステルや塩が含まれる。又、ひとつのものが複数の薬効を有する場合があるので、複数の薬効剤に同一名を記載したものもある。(尚、植物の場合、かっこ内に別名の生薬名等を併せて記載した。)
美白剤としては、ビタミンC及びその誘導体、サンザシ抽出物、インチンコウ(カワラヨモギ)抽出物、カンゾウ抽出物、クララ(クジン)抽出物、コムギ抽出物、サイシン抽出物、コメ及びコメヌカ抽出物、ブラックカラント抽出物、イブキトラノオ抽出物、ノイバラ(エイジツ)抽出物、エゾウコギ抽出物、ソウハクヒ抽出物、トウキ抽出物、コーヒー抽出物、ハトムギ(ヨクイニン)抽出物等が挙げられる。
抗酸化剤としては、ビタミンE及びその誘導体、カロチノイド、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ルチン及びその誘導体、グルタチオン及びその誘導体、スーパーオキサイドディスムターゼ、マンニトール、ケイケットウ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、シャクヤク抽出物、スーパーオキサイドディスムターゼ、イチョウ抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナス)抽出物、トルメンチラ抽出物、ブドウ抽出物、ヤシャジツ(ヤシャ)抽出物、ユキノシタ抽出物、ローズマリー(マンネンロウ)抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)等が挙げられる。
抗炎症剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、イオウ及びその誘導体、アロエ抽出物、アシタバ抽出物、イラクサ抽出物、ウコン抽出物、キハダ(オウバク)抽出物、オトギリソウ抽出物、カミツレ抽出物、コンフリー(ヒレハリソウ)抽出物、スイカズラ(キンギンカ)抽出物、クレソン抽出物、サルビア(セージ)抽出物、ワレモコウ(ジユ)抽出物、シソ抽出物、シラカバ抽出物、ニワトコ抽出物、ガマ(ホオウ)抽出物、ムクロジ抽出物、ユーカリ抽出物、ヨモギ抽出物、レンゲソウ抽出物、クマザサ抽出物、酸化亜鉛等が挙げられる。
細胞賦活剤としては、ビタミンA及びその誘導体、アスパラガス抽出物、ダイズ抽出物、ナツメ(タイソウ)抽出物、ニンニク抽出物、ニンジン抽出物、ブナノキ抽出物、ローヤルゼリー、酵母抽出物、微生物醗酵代謝産物、霊芝抽出物等が挙げられる。
紫外線防止剤としては、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン及びその誘導体、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛及び微粒子酸化亜鉛等が挙げられる。酸化チタン、酸化亜鉛等の無機粉体は、微粒子のものを用いるとより高い効果が発揮される。
保湿剤としては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、タンパク質又はそれらの誘導体もしくは加水分解物並びにそれらの塩(コラーゲン、エラスチン等)、ムコ多糖及びその誘導体、アミノ酸及びそれらの誘導体、糖類、D−パンテノール及びその誘導体、糖脂質、リン脂質、セラミド、アーモンド抽出物、アボカド抽出物、アルテア抽出物、温泉水、アロエ抽出物、ウスベニアオイ抽出物、オノニス抽出物、カラスムギ抽出物、クインスシード抽出物、クチナシ抽出物、グレープフルーツ抽出物、クレソン抽出物、ゲンチアナ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ゴボウ抽出物、サボテン抽出物、サボンソウ抽出物、サンザシ抽出物、ジオウ抽出物、シモツケ抽出物、ショウガ抽出物、ゼニアオイ(ウスベニタチアオイ)抽出物、タチジャコウソウ(タイム)抽出物、冬虫夏草抽出物、ドクダミ抽出物、ハッカ抽出物、ハトムギ抽出物、ハマメリス抽出物、バラ抽出物、ヒノキ抽出物、フキタンポポ抽出物、ブドウ抽出物、プルーン抽出物、ヘチマ抽出物、ボダイジュ抽出物、ホップ抽出物、マツ抽出物、マルメロ抽出物、マロニエ抽出物、ムチン、メリッサ抽出物、ヤグルマソウ抽出物、モクツウ抽出物、ユリ抽出物、ライム抽出物、ラベンダー抽出物、リンゴ抽出物、尿素、海藻抽出物等が挙げられる。更に、皮膚表面のシーリングによる保湿(エモリエント)剤として、ホホバ油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、杏仁油、パーシック油、サフラワー油、ヒマワリ油、アボガド油、メドゥホーム油、ツバキ油、アーモンド油、エゴマ油、ゴマ油、ボラージ(ルリジサ)油、カカオ脂、シア脂等が挙げられる。
血行促進剤としては、ユズ抽出物、アルニカ抽出物、トウガラシチンキ、ショウブ抽出物、γ―オリザノール等が挙げられる。
これらの美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤、保湿剤、血行促進剤は、一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
又、本発明の皮膚外用剤には、前記成分以外のもので、化粧料や医薬部外品、外用医薬品等に通常使用される各種の成分、即ち、水、アルコール、多価アルコール、油剤、界面活性剤、増粘剤、粉体、キレート剤、殺菌剤、酵素、pH調整剤、動植物・微生物由来の抽出物、香料等を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜加えることができる。
皮膚外用剤の配合形態の例としては、特に限定されず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、洗浄料、メーキャップ化粧料、軟膏、液剤、エアゾール、貼付剤等から選ばれるいずれの形態の化粧料であっても、外用医薬品等であっても良い。
次に、製造例、試験例、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるものではない。
(製造例1)セイロンテツボク種子抽出物の製造:
セイロンテツボクの種子100gに70%volエタノール1500mLを加え、混合粉砕し、室温にて15日間加温抽出したのち濾過して抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は5%であった。
セイロンテツボクの種子100gに70%volエタノール1500mLを加え、混合粉砕し、室温にて15日間加温抽出したのち濾過して抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は5%であった。
試験例1 表皮細胞増殖促進作用
正常ヒト新生児皮膚表皮角化細胞(クラボウ社製)を、培地としてインスリン、hEGF、ハイドロコーチゾン、抗菌剤、BPEを添加した表皮角化細胞増殖用無血清培地(全てクラボウ社製)を用いて、直径6cmのシャーレに1×104個ずつ播種し、5%volCO2環境下、37℃で24時間培養した。培養後、製造例1で得たセイロンテツボク種子抽出物を表1に示す濃度で3日間培養した。培養後、細胞をトリプシンで剥がして細胞浮遊液とし、血球計算盤を用いて細胞数を計測することにより増殖作用を判定した。対照である薬剤無添加時の細胞数を100とし、セイロンテツボク種子抽出物添加時の細胞増殖率を求めた。細胞増殖率の結果を表1に示す。
正常ヒト新生児皮膚表皮角化細胞(クラボウ社製)を、培地としてインスリン、hEGF、ハイドロコーチゾン、抗菌剤、BPEを添加した表皮角化細胞増殖用無血清培地(全てクラボウ社製)を用いて、直径6cmのシャーレに1×104個ずつ播種し、5%volCO2環境下、37℃で24時間培養した。培養後、製造例1で得たセイロンテツボク種子抽出物を表1に示す濃度で3日間培養した。培養後、細胞をトリプシンで剥がして細胞浮遊液とし、血球計算盤を用いて細胞数を計測することにより増殖作用を判定した。対照である薬剤無添加時の細胞数を100とし、セイロンテツボク種子抽出物添加時の細胞増殖率を求めた。細胞増殖率の結果を表1に示す。
表1から明らかなとおり、セイロンテツボク種子抽出物を添加することにより、表皮細胞増殖促進作用が認められ、セイロンテツボク種子抽出物は有効な表皮細胞増殖剤であることが明らかとなった。
(試験例1)
表2に示す組成及び下記製法でクリームを調製し、セイロンテツボク種子抽出物の肌あれ改善効果を調べた。その結果を表2に併せて示す。
実施例1 クリーム
(製法)
A.成分(1)〜(6)を混合し、加熱して70℃に保つ。
B.成分(10)を加熱して70℃に保つ。
C.AにBを加えて乳化する。
D.Cに成分(7)〜(9)を加えた後、冷却してクリームを得た。
表2に示す組成及び下記製法でクリームを調製し、セイロンテツボク種子抽出物の肌あれ改善効果を調べた。その結果を表2に併せて示す。
実施例1 クリーム
(製法)
A.成分(1)〜(6)を混合し、加熱して70℃に保つ。
B.成分(10)を加熱して70℃に保つ。
C.AにBを加えて乳化する。
D.Cに成分(7)〜(9)を加えた後、冷却してクリームを得た。
(試験方法)
落屑などの肌荒れが顕著に認められる女性を対象とし、被験クリーム1品につき28〜45才の女性10名のパネルを用い、毎日朝と夜の2回、8週間にわたって洗顔後に被験クリームの適量を塗布した。塗布による肌荒れ改善効果を以下の基準によって評価した。
落屑などの肌荒れが顕著に認められる女性を対象とし、被験クリーム1品につき28〜45才の女性10名のパネルを用い、毎日朝と夜の2回、8週間にわたって洗顔後に被験クリームの適量を塗布した。塗布による肌荒れ改善効果を以下の基準によって評価した。
(評価基準)
<評価> <内容>
有 効 肌荒れが目立たなくなった。
やや有効 肌荒れがあまり目立たなくなった。
無 効 使用前と変化なし。
<評価> <内容>
有 効 肌荒れが目立たなくなった。
やや有効 肌荒れがあまり目立たなくなった。
無 効 使用前と変化なし。
表2から明らかなように、セイロンテツボク種子抽出物を配合した本発明品1及び2のクリームは、皮膚に適用することにより顕著な肌荒れ改善効果が認められ、試験終了時において皮膚の状態はほぼ良好な状態まで改善されていた。それらに対し、比較例1のクリームは、肌荒れの改善が認められた場合もあるものの、その程度は本発明品使用群と比べて小さいものであった。
以下に本発明のセイロンテツボク種子抽出物を含有した各種剤型の皮膚外用剤を例示する。
(実施例2)化粧水
(成分) (%)
(1)グリセリン 3.0
(2)1,3−ブチレングリコール 2.0
(3)プロピレングリコール 4.0
(4)オレイルアルコール 0.1
(5)モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)
ソルビタン 1.5
(6)ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル 0.5
(7)オリーブ油*1 0.2
(8)エチルアルコール 20.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)酢酸dl−α−トコフェロール*2 0.2
(11)グリチルリチン酸ジカリウム*3 0.5
(12)ワレモコウ抽出物*4 0.5
(13)dl‐ピロリドンカルボン酸*5 0.2
(14)セリン*6 0.2
(15)ヒアルロン酸ナトリウム1%溶液*7 1.0
(16)セイロンテツボク種子抽出物*8 1.0
(17)精製水 残量
*1 日本油脂社製
*2 エーザイ社製
*3 丸善製薬社製
*4 丸善製薬社製
*5 味の素社製
*6 味の素社製
*7 日光ケミカルズ社製
*8 製造例1で製造したもの
(実施例2)化粧水
(成分) (%)
(1)グリセリン 3.0
(2)1,3−ブチレングリコール 2.0
(3)プロピレングリコール 4.0
(4)オレイルアルコール 0.1
(5)モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)
ソルビタン 1.5
(6)ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル 0.5
(7)オリーブ油*1 0.2
(8)エチルアルコール 20.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)酢酸dl−α−トコフェロール*2 0.2
(11)グリチルリチン酸ジカリウム*3 0.5
(12)ワレモコウ抽出物*4 0.5
(13)dl‐ピロリドンカルボン酸*5 0.2
(14)セリン*6 0.2
(15)ヒアルロン酸ナトリウム1%溶液*7 1.0
(16)セイロンテツボク種子抽出物*8 1.0
(17)精製水 残量
*1 日本油脂社製
*2 エーザイ社製
*3 丸善製薬社製
*4 丸善製薬社製
*5 味の素社製
*6 味の素社製
*7 日光ケミカルズ社製
*8 製造例1で製造したもの
(製法)
A.成分(1)〜(10)を混合溶解する。
B.成分(11)〜(17)を混合溶解する。
C.AにBを加え均一に混合して化粧水を得た。
A.成分(1)〜(10)を混合溶解する。
B.成分(11)〜(17)を混合溶解する。
C.AにBを加え均一に混合して化粧水を得た。
(実施例3)クリーム
(成分) (%)
(1)スクワラン 20.0
(2)ミツロウ 5.0
(3)ホホバ油 5.0
(4)モノステアリン酸グリセリル 2.0
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)
ソルビタン 2.0
(6)モノステアリン酸ソルビタン 2.0
(7)フィトステロール*1 0.5
(8)キャンデリラロウ 1.0
(9)グリセリン 5.0
(10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(11)ハマメリス抽出物*2 1.0
(12)モクツウ抽出物*3 1.0
(13)ニンジン抽出物*4 1.0
(14)イチョウ抽出物*5 1.0
(15)加水分解米抽出物*6 1.0
(16)カンゾウ抽出物*7 1.0
(17)セイロンテツボク種子抽出物*8 10.0
(18)精製水 残量
(19)香料 適量
*1 エーザイ社製
*2 ドラゴコ社製
*3 日本油脂社製
*4 丸善製薬社製
*5 常磐植物化学研究所社製
*6 テクノーブル社製
*7 丸善製薬社製
*8 製造例1で製造したもの
(成分) (%)
(1)スクワラン 20.0
(2)ミツロウ 5.0
(3)ホホバ油 5.0
(4)モノステアリン酸グリセリル 2.0
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)
ソルビタン 2.0
(6)モノステアリン酸ソルビタン 2.0
(7)フィトステロール*1 0.5
(8)キャンデリラロウ 1.0
(9)グリセリン 5.0
(10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(11)ハマメリス抽出物*2 1.0
(12)モクツウ抽出物*3 1.0
(13)ニンジン抽出物*4 1.0
(14)イチョウ抽出物*5 1.0
(15)加水分解米抽出物*6 1.0
(16)カンゾウ抽出物*7 1.0
(17)セイロンテツボク種子抽出物*8 10.0
(18)精製水 残量
(19)香料 適量
*1 エーザイ社製
*2 ドラゴコ社製
*3 日本油脂社製
*4 丸善製薬社製
*5 常磐植物化学研究所社製
*6 テクノーブル社製
*7 丸善製薬社製
*8 製造例1で製造したもの
(製法)
A.成分(1)〜(10)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(18)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.AにBを加えて乳化し、冷却する。
D.冷却後、Cに成分(11)〜(17)、(19)を加えてクリームを得た。
A.成分(1)〜(10)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(18)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.AにBを加えて乳化し、冷却する。
D.冷却後、Cに成分(11)〜(17)、(19)を加えてクリームを得た。
(実施例4)乳液
(成分) (%)
(1)モノステアリン酸ソルビタン 0.3
(2)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)
ソルビタン 0.1
(3)親油型モノステアリン酸グリセリル 0.2
(4)ステアリン酸 0.5
(5)セタノール 0.5
(6)スクワラン 3.0
(7)流動パラフィン 4.0
(8)ブドウ種子油*1 0.2
(9)トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
(10)ジメチルポリシロキサン 1.0
(11)水素添加大豆リン脂質 0.1
(12)ニコチン酸dl−α−トコフェロール*2 0.1
(13)パラオキシ安息香酸エチル 0.1
(14)カルボキシビニルポリマー 0.1
(15)水酸化ナトリウム 0.05
(16)グリセリン 5.0
(17)1,3−ブチレングリコール 7.0
(18)エチルアルコール 5.0
(19)セイロンテツボク種子抽出物*3 3.0
(20)酵母抽出物*4 2.0
(21)シラカバ抽出物*5 2.0
(22)マルトース*6 0.2
(23)精製水 残量
(24)香料 適量
*1 長岡香料社製
*2 エーザイ社製
*3 製造例1で製造したもの
*4 丸善製薬社製
*5 丸善製薬社社製
*6 林原商事社製
(成分) (%)
(1)モノステアリン酸ソルビタン 0.3
(2)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)
ソルビタン 0.1
(3)親油型モノステアリン酸グリセリル 0.2
(4)ステアリン酸 0.5
(5)セタノール 0.5
(6)スクワラン 3.0
(7)流動パラフィン 4.0
(8)ブドウ種子油*1 0.2
(9)トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
(10)ジメチルポリシロキサン 1.0
(11)水素添加大豆リン脂質 0.1
(12)ニコチン酸dl−α−トコフェロール*2 0.1
(13)パラオキシ安息香酸エチル 0.1
(14)カルボキシビニルポリマー 0.1
(15)水酸化ナトリウム 0.05
(16)グリセリン 5.0
(17)1,3−ブチレングリコール 7.0
(18)エチルアルコール 5.0
(19)セイロンテツボク種子抽出物*3 3.0
(20)酵母抽出物*4 2.0
(21)シラカバ抽出物*5 2.0
(22)マルトース*6 0.2
(23)精製水 残量
(24)香料 適量
*1 長岡香料社製
*2 エーザイ社製
*3 製造例1で製造したもの
*4 丸善製薬社製
*5 丸善製薬社社製
*6 林原商事社製
(製法)
A.成分(14)〜(17)、(23)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(1)〜(13)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.AにBを加えて混合し、均一に乳化する。
D.冷却後、Cに成分(18)〜(22)、(24)を加えて乳液を得た。
A.成分(14)〜(17)、(23)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(1)〜(13)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.AにBを加えて混合し、均一に乳化する。
D.冷却後、Cに成分(18)〜(22)、(24)を加えて乳液を得た。
実施例2、実施例3及び実施例4は、皮膚に対する安全性が高く、皮膚に適用することにより、しっとりとして滑らかで、生き生きとしたくすみのない美しい肌にする効果のある化粧水、クリーム、乳液であった。
(実施例5)パック
(成分) (%)
(1)ポリビニルアルコール 15.0
(2)無水ケイ酸 0.5
(3)ポリエチレングリコール 0.5
(4)マカデミアナッツ油*1 0.5
(5)ポリオキシプロピレン(10)メチルグルコシド 5.0
(6)グリセリン 5.0
(7)セイロンテツボク種子抽出物*2 0.5
(8)茶抽出物*3 0.5
(9)アボカド抽出物*4 0.5
(10)海藻抽出物*5 0.5
(11)エチルアルコール 20.0
(12)パラオキシ安息香酸エチル 0.1
(13)リン酸−L−アスコルビルマグネシウム*6 3.0
(14)精製水 残量
*1 日本サーファクタント工業社製
*2 製造例1で製造したもの
*3 丸善製薬社製
*4 一丸ファルコス社製
*5 丸善製薬社製
*6 日光ケミカルズ社製
(成分) (%)
(1)ポリビニルアルコール 15.0
(2)無水ケイ酸 0.5
(3)ポリエチレングリコール 0.5
(4)マカデミアナッツ油*1 0.5
(5)ポリオキシプロピレン(10)メチルグルコシド 5.0
(6)グリセリン 5.0
(7)セイロンテツボク種子抽出物*2 0.5
(8)茶抽出物*3 0.5
(9)アボカド抽出物*4 0.5
(10)海藻抽出物*5 0.5
(11)エチルアルコール 20.0
(12)パラオキシ安息香酸エチル 0.1
(13)リン酸−L−アスコルビルマグネシウム*6 3.0
(14)精製水 残量
*1 日本サーファクタント工業社製
*2 製造例1で製造したもの
*3 丸善製薬社製
*4 一丸ファルコス社製
*5 丸善製薬社製
*6 日光ケミカルズ社製
(製法)
A.成分(1)〜(6)を混合し、70℃に加熱し溶解する。
B.成分(7)〜(14)を混合溶解する。
C.BをAに加え、混合した後、冷却してパックを得た。
A.成分(1)〜(6)を混合し、70℃に加熱し溶解する。
B.成分(7)〜(14)を混合溶解する。
C.BをAに加え、混合した後、冷却してパックを得た。
実施例5は、皮膚に対する安全性が高く、また適用した結果、肌に潤いとハリを与え、くすみのない肌にする効果のあるパックであった。
(実施例6)リキッドファンデーション
(成分) (%)
(1)液状ラノリン 2.0
(2)流動パラフィン 5.0
(3)ステアリン酸 2.0
(4)セタノール 1.0
(5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(6)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 8.0
(7)4−tert−ブチル−4’−メトキシ
ジベンゾイルメタン 2.0
(8)パルミチン酸レチノール*1 0.2
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)グリセリン 5.0
(11)トリエタノールアミン 1.0
(12)カルボキシメチルセルロース 0.2
(13)ベントナイト 0.5
(14)酸化チタン 6.0
(15)微粒子酸化チタン 2.0
(16)微粒子酸化亜鉛 5.0
(17)マイカ 2.0
(18)タルク 4.0
(19)着色顔料 4.0
(20)セイロンテツボク種子抽出物*1 0.5
(21)ローズマリー抽出物*2 0.5
(22)オウゴン抽出物*3 0.5
(23)精製水 残量
(24)香料 適量
*1 製造例1で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 一丸ファルコス社製
(成分) (%)
(1)液状ラノリン 2.0
(2)流動パラフィン 5.0
(3)ステアリン酸 2.0
(4)セタノール 1.0
(5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(6)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 8.0
(7)4−tert−ブチル−4’−メトキシ
ジベンゾイルメタン 2.0
(8)パルミチン酸レチノール*1 0.2
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)グリセリン 5.0
(11)トリエタノールアミン 1.0
(12)カルボキシメチルセルロース 0.2
(13)ベントナイト 0.5
(14)酸化チタン 6.0
(15)微粒子酸化チタン 2.0
(16)微粒子酸化亜鉛 5.0
(17)マイカ 2.0
(18)タルク 4.0
(19)着色顔料 4.0
(20)セイロンテツボク種子抽出物*1 0.5
(21)ローズマリー抽出物*2 0.5
(22)オウゴン抽出物*3 0.5
(23)精製水 残量
(24)香料 適量
*1 製造例1で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 一丸ファルコス社製
(製法)
A.成分(1)〜(9)を混合溶解する。
B.Aに成分(14)〜(19)を加え、均一に混合し、70℃に保つ。
C.成分(10)〜(13)、(23)を均一に溶解し、70℃に保つ。
D.CにBを添加して、均一に乳化する。
E.Dを冷却後、成分(20)〜(22)、(24)を添加してリキッドファンデーションを得た。
A.成分(1)〜(9)を混合溶解する。
B.Aに成分(14)〜(19)を加え、均一に混合し、70℃に保つ。
C.成分(10)〜(13)、(23)を均一に溶解し、70℃に保つ。
D.CにBを添加して、均一に乳化する。
E.Dを冷却後、成分(20)〜(22)、(24)を添加してリキッドファンデーションを得た。
(実施例7)日焼け止め乳液
(成分) (%)
(1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.0
(2)ジメチルポリシロキサン 5.0
(3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0
(4)イソノナン酸イソトリデシル 5.0
(5)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5.0
(6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(7)シリコーン処理微粒子酸化チタン 10.0
(8)シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 10.0
(9)ポリスチレン末 3.0
(10)トリメチルシロキシケイ酸 0.5
(11)ジプロピレングリコール 3.0
(12)エチルアルコール 10.0
(13)セイロンテツボク種子抽出物*1 5.0
(14)塩化ナトリウム 0.2
(15)ワレモコウ抽出物*2 1.0
(16)アルテア抽出物*3 1.0
(17)スイカズラ抽出物*4 1.0
(18)精製水 残量
(19)香料 適量
*1 製造例1で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 丸善製薬社製
*4 長岡香料社製
(成分) (%)
(1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.0
(2)ジメチルポリシロキサン 5.0
(3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0
(4)イソノナン酸イソトリデシル 5.0
(5)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5.0
(6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(7)シリコーン処理微粒子酸化チタン 10.0
(8)シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 10.0
(9)ポリスチレン末 3.0
(10)トリメチルシロキシケイ酸 0.5
(11)ジプロピレングリコール 3.0
(12)エチルアルコール 10.0
(13)セイロンテツボク種子抽出物*1 5.0
(14)塩化ナトリウム 0.2
(15)ワレモコウ抽出物*2 1.0
(16)アルテア抽出物*3 1.0
(17)スイカズラ抽出物*4 1.0
(18)精製水 残量
(19)香料 適量
*1 製造例1で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 丸善製薬社製
*4 長岡香料社製
(製法)
A.成分(1)〜(10)を混合し、70℃に保つ。
B.成分(11)〜(14)、(18)を混合し、70℃に保つ。
C.AにBを添加して、均一に乳化する。
D.冷後、Cに成分(15)〜(17)、(19)を加えて日焼け止め乳液を得た。
A.成分(1)〜(10)を混合し、70℃に保つ。
B.成分(11)〜(14)、(18)を混合し、70℃に保つ。
C.AにBを添加して、均一に乳化する。
D.冷後、Cに成分(15)〜(17)、(19)を加えて日焼け止め乳液を得た。
実施例6及び7は皮膚に対する安全性が高く、皮膚に適用した結果、日焼け等による肌荒れを防止し、美しい肌を保つ効果のあるリキッドファンデーション及び日焼け止め乳液であった。
Claims (3)
- オトギリソウ科(Guttiferrae)のセイロンテツボク(Mesua ferrea L.)の種子抽出物を有効成分とする表皮細胞増殖促進剤。
- オトギリソウ科(Guttiferrae)のセイロンテツボク(Mesua ferrea L.)の種子抽出物を表皮細胞増殖促進剤として含有する皮膚外用剤。
- オトギリソウ科(Guttiferrae)のセイロンテツボク(Mesua ferrea L.)の種子抽出物を供給することによって、表皮細胞の増殖を促進する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004021022A JP2005213184A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 細胞増殖促進剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004021022A JP2005213184A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 細胞増殖促進剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005213184A true JP2005213184A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34904783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004021022A Pending JP2005213184A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 細胞増殖促進剤 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005213184A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007204449A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Pias Arise Kk | マトリックスメタロプロテアーゼ−9及びエンドセリン−1の産生抑制剤、並びにその産生抑制剤を配合した炎症後色素沈着の予防・改善剤、化粧料 |
-
2004
- 2004-01-29 JP JP2004021022A patent/JP2005213184A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007204449A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Pias Arise Kk | マトリックスメタロプロテアーゼ−9及びエンドセリン−1の産生抑制剤、並びにその産生抑制剤を配合した炎症後色素沈着の予防・改善剤、化粧料 |
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