JP2005212891A - 防護材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 荷物を風雨や埃等の外部雰囲気から保護するカバーを非常に簡易にかつ迅速に取り外すと共に、荷崩れによる荷物の落下を防止する。
【解決手段】 防護材10は、ロールボックス4及び荷物6を外側から囲むことができる大きさを有するフレーム12と、このフレーム12に対して開閉自在に設置される蓋14と、フレーム12に支持される可撓性を有するカバー16とを備えている。防護材10は、蓋14を閉じた状態で荷物6の上方に配置されて、カバー16をフレーム12から落下させることにより垂れ下げて荷物6を防護する。一方、フレーム12は、蓋を開けた状態とすると荷物6及びロールボックス4の外側を自然落下して荷物6を露出させる。カバー16の下端には、カバー16のフレーム12からの落下を補助する重り20が取り付けられている。フレーム12の外面は、ロールボックス4の車輪1が通過することができる。外面を有している。
【選択図】 図2


Description

本発明は、例えば、台車やパレット、また、ロールボックス等に載置された荷物等の被防護物を被覆して、雨や埃等の外部雰囲気から防護する防護材の改良に関し、特に、容易に設置、取り外しをすることができる防護材に関するものである。
流通過程における荷物の集配所等においては、車輪を有するパレットや、またこのパレットの周囲を網で囲んだロールボックス等に一時的に荷物を保管して、配送者の処理を待つことが多い。この場合、これらのパレットやロールボックスは屋外に設置されることが多く、風雨等の悪天候時や粉塵等の埃等に曝されると荷物が汚れたり、場合によっては、破損等するおそれがあるため、何らかの方法で荷物を保護することが必要となる。
また、このような集配所のみならず、配送の現場においても、車輪を有する台車によって、荷物を搬送することが多く、この場合にも、同様に、風雨等の外部環境から荷物を保護する必要性があった。
このための手段として、例えば、ロールボックスの全周囲をカバー等で被覆することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この従来技術では、作業者が、カバーをロールボックスの周囲に沿って下方に引きずり落として布設する必要があり、設置に手間が掛かる問題があった。
この問題点については、例えば、ロールボックス等の上方に支持された支持部材から、可撓性を有するカバーを単に自然落下により垂れ下げることにより、簡単に解消することができる(例えば、特許文献2〜特許文献4参照)。
しかし、可撓性を有する比較的柔軟な保護カバーを単に上方から垂れ下げるだけでは、(1)例えば、カバーが落下の最中にロールボックスの網や、荷物の角等に途中で引っ掛かる等して下方まで確実に覆うことができないおそれがあり、この場合には、上記従来技術と同様に、作業者がカバーを下方まで引きずり降ろす作業が必要となると共に、(2)強風等によりカバーがめくれて保護機能を果たせず、内部の荷物が汚れる危険性も高かった。
のみならず、(3)外形が網で規定されているロールボックスであればともかく、単に荷物を積載するだけのパレットに適用した場合には、単に、カバーを下げるだけでは、荷崩れを起こした場合にパレットからの荷物の落下を簡単に許容してしまい、積み直しや荷物の破損、汚れ等を招来する危険性があった。特に、台車の場合には配送者が台車 を走行させるため、台車上に積載した荷物が荷崩れを起こすことが多く、この点への配慮が非常に望まれていた。
加えて、上記のいずれの従来技術においても、例えば、内部の荷物をトラックに積載等するためにカバーの取り外すためには、カバーをめくり上げて上方に持ち上げて取り外す必要があり、非常に面倒であると共に、迅速に対応することができない問題点を有してた。また、荷物の取り出しのためだけではなく、特に、車輪を有するパレットやロールボックスを移動させるために、カバーを除去する際にも、充分に簡単かつ迅速に対応でき、また、取り外したカバーがロールボックス等の移動の支障とならないように配慮することが望まれる。
特開2001−270552号公報 特開2000−328790号公報 実開平5−95830号公報 特開平6−286519号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、取扱いが容易な防護材、即ち、可撓性を有するカバーを荷物等の被防護物に簡易にかつ確実に被せて被防護物を適切に保護することができるだけではなく、取り外しも簡易迅速かつ円滑に行うことができると共に、荷崩れの抑制にも資することができる防護材を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、被防護物を外側から囲むことができる大きさを有するフレームとこのフレームに対して開閉自在に設置される蓋とフレームに支持される可撓性を有するカバーとを備え、蓋を閉じた状態で被防護物の上方に配置してカバーをフレームから落下させることにより垂れ下げて被防護物を防護する防護材であって、このカバーの下端に取り付けられカバーのフレームからの落下を補助する重り部材を更に備え、フレームは蓋を開けた状態とすると被防護物の外側を自然落下して被防護物を露出させることを特徴とする防護材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、重り部材は、被防護物を外側から囲むことができる大きさを有し、被防護物の外側を落下することを特徴とする防護材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2のいずれかの解決手段において、蓋、フレーム、カバー、重り部材のうちの全部又は任意の組合せを、重ね合わせた状態又は連結した状態に保持する留め具を備えていることを特徴とする防護材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1乃至第3のいずれかの解決手段において、少なくともフレーム又はフレームと重り部材の双方は、被防護物を搬送する搬送具の車輪が通過することができる外面を有することを特徴とする防護材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、カバーの垂れ下がりの長さを調整することができる長さ調整部材を更に備えていることを特徴とする防護材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手段において、カバーは、周方向に形成された折り目を有することを特徴とする防護材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第1乃至第6のいずれかの解決手段において、持ち手を有していることを特徴とする防護材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第1乃至第7のいずれかの解決手段において、網又は壁面に取り付けられた部材に引っ掛けることができるフックを備えていることを特徴とする防護材を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、カバーの落下を重り部材により補助しているため、蓋を、閉じた状態で荷物等の被防護物の上に設置するだけでカバーが確実に吊り下がり荷物を簡易に保護することができる一方、カバーをたくし上げたりすることなく単に蓋を開けるだけでフレームが被防護物の外側を落下しカバーを取り外すことができるため、非常に簡易に内部の荷物等を露出させて取り出すことができる実益がある。
この場合、同時に、本発明によれば、カバー設置後においても、重り部材がカバーのめくれを抑制するため、内部の荷物を確実に保護することができると共に、重り部材に引っ張られて可撓性を有するカバーの外形が規定されるため、荷崩れを抑制して荷物がパレットや台車等から落下することがない実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、被防護物を外側から囲むことができる大きさの重り部材としているため、カバーのめくれ防止及び荷崩れの抑制をより一層効果的に達成することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、蓋、フレーム、カバー、重り部材の全部又は一部を重ね合わせた状態又は連結した状態に保持する留め具を備えているため、防護材を被防護物に被せる際に一体としてまとめて被防護材の上方に設置することが容易である一方と重り部材のみを留め具から開放するだけでカバーを簡易に垂れ下げることができると共に、その他の運搬や保管も容易となり、また、コンパクトに畳んだ状態を保持することができるため、保管に際しても省スペース化を図ることもできる実益がある。
本発明によれば、上記のように、フレームや重り部材に、被防護物を搬送する搬送具の車輪が通過することができる外面を形成しているため、取り外しのために、フレームを落下させた後、ロールボックスやパレットの周囲に位置するフレームの外面上を、パレット等の車輪を転回させながら通過させることにより、パレット等をフレームの外側へ簡易に移動させることができると共に、これにより、防護材を簡易に取り外すことができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、カバーの垂れ下がりの長さを調整することができる長さ調整部材を更に備えているため、荷物やロールボックス等の高さに柔軟に対応して、荷物を適切に保護することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、カバーの周方向に折り目を形成しているため、防護材の収納や次の設置のための準備等をする際に、折り目に沿ってカバーを簡易に折り畳むことができると同時に、大きな保管スペースを要しない実益がある。
本発明によれば、上記のように、持ち手を備えているため、設置や保管、また、袋等への収納等のために、防護材を容易に運搬することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、網や壁面等に引っ掛けることができるフックを備えているため、ロールボックスの網や壁等に簡易に引っ掛けて保管することができる実益がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明すると、図1、図2及び図5は、本発明の防護材10を示し、この防護材10は、例えば、図1及び図2に示すように車輪1を有するパレット2の周囲を網3で囲んだロールボックス4や、図5に示すように車輪1を有する台車5等に積載された荷物6等の被防護物を覆って、この荷物6を風雨や埃等の外部環境から防護するものである。
この防護材10は、図1及び図2に示すように、フレーム12と、このフレーム12に対して開閉自在に設置された蓋14と、フレーム10に支持される可撓性を有するカバー16とを備えている。
フレーム12は、図1及び図2に示す実施の形態では、ロールボックス4の形状に合わせて正方形状に形成されている。もっとも、フレーム12の形状には、特に限定はなく、必要に応じて、例えば、長方形や円形、楕円形、また、三角形等の任意の形状とすることができる。但し、フレーム12は、いずれの形状であっても、ロールボックス4や荷物6等の被防護物を外側から囲むことができる大きさに形成することが必要である。従って、フレーム12は、ロールボックス4や荷物6等の被防護物を囲みながら、その外側を上下に移動することができる。
また、このフレーム12は、カバー16を垂れ下げても塑性変形したり破壊しない程度の強度や剛性を有するプラスチックやまた、紙製の芯材が封入された綿、ポリエステル布等から形成することができる。一般に、これらのプラスチック等であれば、充分な軽量を有しつつ同時にある程度の強度も有するため、材料として望ましいが、カバー16の垂れ下げにより塑性変形や破壊等しなければ、特に材料の限定はなく、他に例えば、比較的軽量なアルミニウム等の金属材料から形成することができる。
蓋14は、図1に示すように、ロールボックス4や荷物6等の被防護材の上に載置されて、上方より被防護材を外部雰囲気から防護するものである。この場合、蓋14も、被防護物を外側から囲む大きさを有するフレーム12の蓋として機能するものであるため、同様に、被防護物を外側から囲む大きさに形成される。従って、図1に示す実施の形態のように、防護材10をロールボックス4に適用して、ロールボックス4ごと覆う場合であれば、図1(B)〜(D)に示すように、カバー16を垂れ下げてロールボックス4や荷物6を覆っている状態では、この蓋14が、ロールボックス4の上面に係合して、フレーム12や、このフレーム12に支持されるカバー16、また、重り部材18等を支持する。
このため、図1に示す実施の形態では、ある程度の強度を確保するため、蓋14は、自己保形性を有する天板から形成されているのが示されており、この天板から成る蓋14は、ヒンジ18によりフレーム12に揺動自在に取り付けられ、これによりフレーム12を開閉することができる。なお、図示の実施の形態では単数のヒンジ18が示されているが、接合強度や円滑な開閉を確保するため、複数のヒンジ18を使用することもできる。なお、このように、蓋14を自己保形性を有する形態とする場合には、フレーム12と同様の材質から形成することができる。
但し、蓋14は、図示の実施の形態のように、特に天板に限定されるものではない。即ち、蓋14は、上述したように、荷物6等の被防護物に被せられた場合に、フレーム12等を確実に支持することができれば、特に材質に限定はなく、他に、例えば、後述するカバー16と同じ材質から形成して、カバー16と一体的に形成され、又は、カバー16に一体的に取付け又は縫い付けられた可撓性を有する天布とすることもできる。この場合には、蓋14は、可撓性を有するため、特にヒンジ18を設置しなくても、フレーム12に対して開閉自在とすることができる。
カバー16は、例えば、ポリエステル布やナイロン布等のある程度の強度と可撓性を有しつつ、風雨や埃等の外部環境から荷物6を防護することができる材質から形成する。また、このカバー16は、可撓性を有するため、図1及び図2に示すように、折り畳むことも、また、フレーム12から垂れ下がることもできる。このため、本発明の防護材10は、図1(A)に示すように、蓋14を閉じた状態で被防護物の上方に配置して、カバーをフレーム12から落下させることにより垂れ下げて被防護物を防護することができる。
この場合、本発明の防護材10では、図1及び図2に示すように、このカバー16の下端に取り付けられ、カバー16のフレーム12からの落下を補助する重り部材20を更に備えている。この重り部材20は、自重により確実に下方まで落下して、カバー16の落下を補助することができる程度の重量を有すれば、特に材質は問わないが、フレーム12と同じ材質、同じ形状に形成すると、製造工程を簡易化することができると共にコストを抑制することができる。
従ってまた、この重り部材20も、フレーム12と同様、図1及び図2に示すように、被防護物を外側から囲むことができる大きさを有し、被防護物を囲みながら被防護物の外側を落下することができる。なお、この重り部材20は、カバー16の下端において、その内部に縫合等により収納することができる。
また、防護材10は、図1及び図2に示すように、蓋14、フレーム12、カバー16、重り部材20のうちの全部又は任意の組合せを、重ね合わせた状態又は連結した状態に保持することができる留め具22を有している。この留め具22としては、具体的には、蓋14に固定的に取り付けられ、蓋14、フレーム12、可撓性を有するカバー16、重り部材20を重ね合わせた状態で、これらに跨って配置される面ファスナーを使用することができる。
従って、この留め具22により、蓋14等の全てを重ね合わせた状態(図4参照)に保持して、コンパクトに畳み運搬可能とすることができると共に大きなスペースを要することなく保管や収納をすることもできる。また、図1(C)(D)に示すように、蓋14とフレーム12を重ね合わせた状態に、あるいは、蓋14とカバー16の上方とを(蓋14とカバー16との間に存在するフレーム12を跨いで)連結することにより、蓋14をフレーム12に対して閉じた状態に保持することができる。一方、図2(B)〜(D)に示すように、留め具22による連結を全て開放することにより、蓋14をフレーム12に対して開けた状態とすることができる。
このため、この留め具22により蓋14等を全て重ね合わせた状態で、図1(A)に示すように、防護材10をロールボックス4の上面に載置し、図1(B)に示すように、蓋14をフレームに対して閉じた状態としつつ、この留め具22から重り部材20を開放するだけで、重り部材20がロールボックス4の外側を落下し、これに伴ってカバー16も落下によりフレーム12から垂れ下がる。即ち、防護材10の載置、留め具22の一部開放だけで、図1(C)及び(D)に示すように、防護材10を簡易に設置することができる。なお、図1(C)及び(D)に示す、カバー16がフレーム12から垂れ下がった状態においては、重り部材20が、カバー16のめくれを抑制するため、内部の荷物6を確実に保護することができる。
この場合、防護材が設置される荷物6や荷物6の積み高さ、また、ロールボックス4の高さは、必ずしも一定とは限らず、場合によっては、カバー16が長すぎて、図1(C)に示すように、地面に接してしまう場合もある。このため、本発明では、図1(C)及び(D)に示すように、このカバー16の垂れ下がりの長さを調整することができる長さ調整部材24を更に備えている。この長さ調整部材24としては、具体的には、留め具22と同様に、カバー16に取り付けられる面ファスナーを使用することができる。この面ファスナーから成る長さ調整部材24により、カバー16の上下方向のうちの任意の箇所同士を連結することにより、カバー16の垂れ長さを適切に調節することができる。これにより、荷物6やロールボックス4等の高さに柔軟に対応して、荷物6を適切に保護することができる。
このカバー16の長さ調整に際しては、図1(D)に示すように、重り部材20が空中に浮く程度の状態とすることが望ましい。これにより、図1(D)に示すように、重り部材20に引っ張られて可撓性を有するカバー16の外形がある程度、規定乃至は規制されるため、荷崩れを抑制して、荷物6がロールボックス4の取り出し面から落下することがない。
一方、図1に示す蓋14が閉じた状態から、図2(A)に示すように、この留め具22による重ね合わせ状態乃至は連結状態を解除して、蓋14を開けた状態とすると、図2(B)に示すように、フレーム14が被防護物の外側を自然落下し、図2(C)に示すように、被防護物を露出させて、荷物6等の被防護物を取り出すことができる。即ち、留め具22を開放するだけで、防護材10を簡易に取り外すことができる。
この場合、図1及び図2に示すように、カバー16の周方向に折り目26を形成すると、防護材10の収納や次の設置のための準備等をする際に、この折り目26に沿ってカバー16を簡易にか適切に折り畳むことができると同時に、大きな保管スペースを要しないので、好適である。
また、本発明においては、特に、図3に示すように、フレーム12は、被防護物を搬送する搬送具(ロールボックス4やパレット2、台車5等)の車輪1が通過することができる外面を有する。具体的には、図示の実施の形態では、図3に示すように、フレーム12の外面を凸状の曲面状に形成している。
従って、ロールボックス4等の車輪1が、このフレーム12の凸状の曲面状の外面上を容易に乗り越えることでき、図2(D)に示すように、防護材10の取り外しのためにフレーム12を落下させた後、ロールボックス4の周囲に位置するフレーム12の外面上を、ロールボックス4の車輪1を転回させながら通過させることにより、ロールボックス4をフレーム12の外側へ簡易に移動させることができると共に、これにより、防護材10を簡易に取り外すことができる。
この場合、この凸状の曲面の湾曲半径等は、車輪1の乗り越えに適した値に設計する。また、図示の実施の形態では、凸状の曲面としたが、車輪1が容易に乗り越えることができれば、必ずしも、これに限定される物ではなく、他に、例えば、斜度をもって地面に交差する両端面の間に凹状の曲面を形成することにより対応することもできる。また、図示のように、フレーム12のみならず、フレーム12にに合わせて重り部材20も、同様の外面とすることもできる。
なお、本発明の防護材10には、図4(A)に示すように、持ち手28を設置することができる。具体的には、持ち手28をフレーム12と一体に形成するか、又は、フレーム12に持ち手28を取り付けることにより、対応することができる。この持ち手28により、設置や保管、また、袋等への収納のために、防護材10を容易に運搬することができる
あるいは、図4(B)に示すように、ロールボックス4の網3や、壁面に取り付けられた部材に引っ掛けることができるフック30を取り付けることもできる。このフック30により、図4(B)に示すように、ロールボックス4の網3や壁等に簡易に引っ掛けて、防護材10を保管することができる。
なお、図1及び図2に示す実施の形態では、ロールボックス4自体が汚れてその後に積載される荷物6が汚れないように、防護材10をロールボックス4の外側に被せて、ロールボックス4内の荷物6を防護したが、防護材10によりロールボックス4内の荷物6を直接覆うこともできる。この場合には、カバー16の垂れ下げ後は、蓋14が荷物6の上面に係合してカバー16等を支持する。
また、このことから、防護材10は、必ずしもロールボックス4のみに適用されるものではなく、他に、例えば、網3のないパレット2や、また、図5に示すように、台車5に積載される荷物6に適用することもできる。特に、これらのパレット2や台車5の場合には、防護材10が、荷物6を風雨等から保護するのみならず、同時に荷崩れの防止にも役立ち、荷物6が、パレット2や台車5から落下するのを防止することができる。更には、本発明の防護材10は、これらのパレット2等のように車輪1を有しない簀の子部材の上に設置された荷物6、また、地面上に直接置かれた荷物6等にも適用することができるのは勿論である。なお、特に、このように防護材10を荷物6に直接被せる場合には、その荷崩れ防止作用を高めるため、例えば、カバー16の側面に締め付け可能なベルトや紐等を取り付けることもできる。
本発明は、風雨や埃等の外部環境から防護することが必要な物品であれば、特に種類を問わず、広く、その防護に適用することができる。
本発明の防護材を設置する状態を示す概略斜視図である。 本発明の防護材を取り外す状態を示す概略斜視図である。 本発明に用いられるフレームの外面形状を示す拡大図である。 本発明の防護材を保管する状態を示す側面図及び正面図である。 本発明の防護材を台車に適用した状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 車輪
2 パレット
3 網
4 ロールボックス
5 台車
6 荷物
10 防護材
12 フレーム
14 蓋
16 カバー
18 ヒンジ
20 重り部材
22 留め具
24 長さ調整部材
26 折り目
28 持ち手
30 フック

Claims (8)

  1. 被防護物を外側から囲むことができる大きさを有するフレームと前記フレームに対して開閉自在に設置される蓋と前記フレームに支持される可撓性を有するカバーとを備え、前記蓋を閉じた状態で前記被防護物の上方に配置して前記カバーを前記フレームから落下させることにより垂れ下げて前記被防護物を防護する防護材であって、前記カバーの下端に取り付けられ前記カバーの前記フレームからの落下を補助する重り部材を更に備え、前記フレームは前記蓋を開けた状態とすると前記被防護物の外側を自然落下して前記被防護物を露出させることを特徴とする防護材。
  2. 請求項1に記載された防護材であって、前記重り部材は、前記被防護物を外側から囲むことができる大きさを有し、前記被防護物の外側を落下することを特徴とする防護材。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された防護材であって、前記蓋、前記フレーム、前記カバー、前記重り部材のうちの全部又は任意の組合せを、重ね合わせた状態又は連結した状態に保持する留め具を備えていることを特徴とする防護材。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された防護材であって、少なくとも前記フレーム又は前記フレームと前記重り部材の双方は、前記被防護物を搬送する搬送具の車輪が通過することができる外面を有することを特徴とする防護材。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか記載された防護材であって、前記カバーの垂れ下がりの長さを調整することができる長さ調整部材を更に備えていることを特徴とする防護材。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された防護材であって、前記カバーは、周方向に形成された折り目を有することを特徴とする防護材。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された防護材であって、持ち手を有していることを特徴とする防護材。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載された防護材であって、網又は壁面に取り付けられた部材に引っ掛けることができるフックを備えていることを特徴とする防護材。
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