JP2020069836A - 集配用運搬車 - Google Patents

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Abstract

【課題】配送に伴う荷物の積載量の変化に応じて収納空間の容量を簡単に増減調整する。【解決手段】荷台1a,走行車輪1b及び荷台の進行方向後側に起立して設けられる縦杆を有する荷車1と、荷車の荷台に載置される収納箱2と、荷車に対して収納箱を着脱自在に連結する取付具3と、を備え、収納箱は、天井面が開口したケース21と、ケースに対して昇降移動自在に設けられる枠体22と、枠体の天井面を開閉自在に覆う蓋体23と、ケースに対して枠体を高さ調整自在に支持する調整部と、を有し、取付具は、ケース又は枠体のいずれか一方か若しくは両方から縦杆に亘って設けられる取付部33を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、宅配などで用いられる集配用運搬車に関する。
詳しくは、市街地や住宅密集地域などに設置される集配センターからの小荷物の近距離配送に適した、台車などの荷車を備えた集配用運搬車に関する。
従来、この種の集配用運搬車として、積載物を載せる積載部が、必要に応じて内部に物の収容空間を形成するように組み立てられる状態と、フラットな積載面を形成して積載物を載せ得る状態と、を自在に選択可能な複数の面板部材を含むことにより、積載物の大きさ、形状等に対応した形態を自在に選択できるようにした台車装置がある(例えば、特許文献1参照)。
面板部材を組み立てて収容空間を形成することにより、例えば、野菜や部品、小荷物等の比較的小さな積載物を集荷、運搬できるとともに、フラットな積載面を形成することにより、例えば、大型の装置や大荷物等の比較的大きな積載物や重い積載物を安定して載せて運搬できるように構成されている。
特開2004−34757号公報
ところで近年、宅配業者の取り扱う貨物量が増え、集配センターにおける小荷物の配送量が増加したため、集配用運搬車で作業者が一度に運搬する小荷物の量も増加傾向にある。さら宅配業者は、荷物を汚すことや雨などで濡らすことなく配送する必要がある。
このような問題を解決するために特許文献1では、積載部の大型化により物の収容空間を大容量にし、さらに開閉蓋で積載部の天井面を覆うように改良することが考えられる。
しかし、この場合には、大容量な収容空間の底面近くに載置された荷物を作業者が取り出すことが困難で作業性に劣るという問題がある。
このような課題を解決するために本発明に係る集配用運搬車は、荷台,走行車輪及び前記荷台の進行方向後側に起立して設けられる縦杆を有する荷車と、前記荷車の前記荷台に載置される収納箱と、前記荷車に対して前記収納箱を着脱自在に連結する取付具と、を備え、前記収納箱は、天井面が開口したケースと、前記ケースに対して昇降移動自在に設けられる枠体と、前記枠体の天井面を開閉自在に覆う蓋体と、前記ケースに対して前記枠体を高さ調整自在に支持する調整部と、を有し、前記取付具は、前記ケース又は前記枠体のいずれか一方か若しくは両方から前記縦杆に亘って設けられる取付部を有することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る集配用運搬車の全体構成を示す説明図であり、(a)が高位置状態の斜視図、(b)が中間位置状態の斜視図、(c)が低位置状態の斜視図である。 折畳み状態の斜視図である。 蓋体を全開した時の説明図であり、(a)が高位置状態の斜視図、(b)が中間位置状態の斜視図、(c)が低位置状態の斜視図である。 蓋体を部分的に開口した時の説明図であり、(a)が高位置状態の斜視図、(b)が中間位置状態の斜視図、(c)が低位置状態の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る集配用運搬車Aは、主に宅配などで用いられ、特に市街地や住宅密集地域などに設置される集配センターから荷物を近距離配送することに適したものである。
詳しく説明すると、本発明の実施形態に係る集配用運搬車Aは、図1〜図4に示すように、荷台1aを有する荷車1と、この荷車1の荷台1aに載置される収納箱2と、荷車1に対して収納箱2を着脱自在に連結する取付具3と、を主要な構成要素として備えている。
収納箱2内に形成される収納空間Sには、集配物となる荷物(図示しない)が積載される。
荷車1は、荷台1a,複数の走行車輪1b,及び荷台1aの進行方向後側に起立して設けられる縦杆1cを有し、荷台1aと縦杆1cに対して後述する収納箱2が着脱自在に取り付けられる。
荷車1の具体例として図1〜図4に示される場合には、荷車1が縦杆1cとして押手(ハンドル)を有する台車であり、詳しくは図2の二点鎖線で示されるように、縦杆1cとなる押手(ハンドル)が荷台1aに対して折畳み自在に設けられるものが好ましい。
また、その他の例として図示しないが、荷車1が台車に代えてリヤカーなどであってもよい。リヤカーの場合には、リヤカーの荷台と、荷台の進行方向後側に起立して設けられる縦杆に対して、後述する収納箱2が着脱自在に取り付けられる。
収納箱2は、荷台1aと略同じ大きさの底面部21aを有するケース21と、ケース21に対して昇降移動自在に設けられる枠体22と、枠体22の天井面を開閉自在に覆うように設けられる蓋体23と、ケース21に対して枠体22を高さ調整自在に支持するために設けられる調整部24と、を有する。
収納箱2のケース21は、中空構造に形成された複数の板材と、複数の板材に亘って設けられる外部シートなどとからなる底面部21aと側面部21bによって、天井面が開口した直方体などの六面体に形成した内箱である。
ケース21は、図2に示されるように、底面部21a及び側面部21bを折り曲げることにより、全てが重なり合って平板状に折畳まれるように構成されている。
ケース21の側面部21bの外側面21c又は内側面に対しては、後述する枠体22が昇降移動自在に設けられる。
収納箱2の枠体22は、ケース21と同様な複数の板材及び外部シートなどからなる側板部22aによって、天井面及び底面が開口した直方体などの六面体に形成した外枠である。
枠体22は、図2に示されるように、側板部22aを折り曲げることで平板状に折畳まれるように構成されている。
さらに枠体22は、側板部22aが四角形となるように展開した状態で、ケース21のの側面部21bの外側面21c又は内側面に沿って昇降移動可能なサイズに設定されている。
また枠体22は、ケース21に対して単数又は複数個用意され、ケース21の側面部21bの外側面21c又は内側面に沿って入れ子式にそれぞれが重なり合うように組み付けられる。この組み付け状態において、ケース21や枠体22の天井面は荷物の出入口Eとなる。
なお、必要に応じて枠体22には、図2や図3(a)(b)及び図4(a)(b)に一点鎖線で示されるように、側板部22aの一部に荷物の補助出入口E1を形成してもよい。
収納箱2の具体例として図1〜図4に示される場合には、ケース21に対して枠体22が一つ用意され、ケース21の側面部21bの外側面21cに沿って枠体22の内面22bが入れ子式に重なり合うように組み付けている。
荷物の補助出入口E1としては、枠体22において荷車1の進行方向と交差する左右方向に配置される側板部22aのいずれか一方か又は両方に、可動板部22cを下方へ折り返し自在となるように形成し、可動板部22cの折り返しによって側板部22aの一部からも荷物の出し入れを可能に構成している。
また、その他の例として図示しないが、ケース21に対して二つ以上の枠体22を用意することや、ケース21の内側面に沿って枠体22の外面を入れ子式に重なり合うように組み付けることなどの変更が可能である。
さらに荷物の補助出入口E1となる可動板部22cの形状や位置も図示例以外に変更可能である。
収納箱2の蓋体23は、ケース21と同様な複数の板材及び外部シートなどからなる天板部23aによって、ケース21や枠体22の天井面となる荷物の出入口Eを覆う四角形状に形成され、枠体22の側板部22aのいずれか一つの端部(上端部)22a′に沿って着脱自在又は着脱不能に連結される。
蓋体23は、その一辺に枠体22の側板部22aの端部(上端部)22a′に対する連結部23bを有し、連結部23bや天板部23aを折り返し変形させることにより、荷物の出入口Eが全開するか、又は荷物の出入口Eの一部のみが部分的に開口するように構成されている。
蓋体23の具体例として図1〜図4に示される場合には、図4(a)(b)(c)などに示されるように、天板部23aにおいて荷車1の進行方向と交差する左右方向に二分割して折り返し可能に構成している。これにより、図3(a)(b)(c)に示されるように、天板部23aを全開しなくとも荷物の出入口Eが部分的に開口して、作業者の伸長が比較的に低い場合であっても荷物の出し入れが容易に行えるようにしている。
また、その他の例として図示しないが、天板部23aの分割方向へ分割比率は図示例以外に変更することが可能である。
さらに蓋体23において連結部23bを除く三辺には、フラップ23cをそれぞれ連設し、フラップ23c同士を例えば面ファスナーなどの固着手段(図示しない)で着脱自在に連結することにより、枠体22の側板部22aとの間に隙間が空かないように構成することが好ましい。
また蓋体23の開閉先端には、枠体22の側板部22aとに亘り錠23dを設けて、作業者が収納箱2から離れた時における荷物の盗難を防止することが好ましい。
収納箱2の調整部24は、ケース21又は枠体22のいずれか一方から他方に向けて設けられる留め具や面ファスナーなどからなり、ケース21に対して枠体22を所定の高さ位置で仮止め支持するものである。
留め具としては、先端が鉤状に曲がったフックなどの係止部位24aを用い、係止部位24aの先端部分をケース21の縁部21dや外側面21cなどと係合させることが好ましい。
調整部24の具体例として図1〜図4に示される場合には、図3(a)(b)などに示されるように、枠体22の内面22bに複数の係止部位24aがそれぞれ上下方向へ複数段配置され、係止部位24aの先端部分をケース21の縁部(上縁部)21dと係合させることにより、ケース21に対して枠体22が所望の高さ位置で下降不能に支持されている。
図示例では、複数の係止部位24aを上下方向へ二段配置し、ケース21に対して枠体22が図1(a),図3(a)及び図4(a)に示される「高(上段)位置」と、図1(b),図3(b)及び図4(b)に示される「中間(中段)位置」と、図1(c),図3(c)及び図4(c)に示される「低(下段)位置」との三段階で調整可能にしている。
さらに、ケース21の外側面21cには、枠体22の内面22bから突出する係止部位24aと接触により外側面21cが損傷しないように補強部24bを設けている。
また、その他の例として図示しないが、ケース21に対して枠体22を四段階以上に調整可能することや、ケース21の縁部(上縁部)21dに沿って損傷防止用の補強部材を設けるなどの変更が可能である。
なお、調整部24の変形例として、枠体22の内面22bの下縁近くに係止部位24aを配置し、係止部位24aの先端部分と上下方向へ嵌り合う被係止部位をケース21の外側面21cに上下方向へ複数段配置することも可能である。
荷車1に対する収納箱2の取付具3は、ケース21又は枠体22のいずれか一方か、若しくはケース21及び枠体22の両方と縦杆1cとに亘って設けられる取付部を有する。
詳しく説明すると、取付具3の取付部としては、ケース21から荷台1a及び縦杆1cに亘って設けられるケース用取付部か、又は枠体22から縦杆1cに亘って設けられる枠用取付部のいずれか一方か、若しくはケース用取付部及び枠用取付部の両方を有している。
取付具3のケース用取付部は、荷台1aと対向するケース21の底面部21aから荷台1aに亘って巻き付けられる荷台用締結部位31と、縦杆1cと対向するケース21の進行方向後面21c′から縦杆1cに亘って巻き付けられる第一締結部位32と、を有している。
荷台用締結部位31は、ケース21の底面部21aに沿って設けられ、荷台1aに巻き付けることにより、底面部21aが荷台1aに対して一体的に取り付けられる。
第一締結部位32は、ケース21の側面部21bの外側面21cのうち、荷車1の進行方向後面21c′から縦杆1cに向けて設けられる。第一締結部位32の中間を縦杆1cに巻き付けるとともに、ケース21の進行方向と交差する左右の進行方向側面21c″に対して第一締結部位32の先端を取り付けることが好ましい。
取付具3の枠用取付部は、縦杆1cと対向する枠体22の進行方向後面22dから縦杆1cに亘って巻き付けられる第二締結部位33を有している。
第二締結部位33は、枠体22の側板部22aの外側面のうち、荷車1の進行方向後面22dから縦杆1cに向けて設けられる。第二締結部位33の中間を縦杆1cに巻き付けるとともに、枠体22の進行方向と交差する左右の進行方向側面22eに対して第二締結部位33の先端を取り付けることが好ましい。
取付具3の具体例として図1〜図4に示される場合には、取付具3としてケース用取付部及び枠用取付部の両方を有し、ケース用取付部の荷台用締結部位31及び第一締結部位32と、枠用取付部の第二締結部位33がそれぞれ締結ベルトで構成されている。
荷台用締結部位31となる締結ベルトは、図2などに示されるように、ケース21の底面部21aに沿った環状に形成されてその中に荷台1aを挿入して巻き付けるか、又は先端に固着した例えば面ファスナーなどの固着手段(図示しない)で荷台1aに巻き付けることにより、底面部21aが荷台1aに対して一体的に取り付けられる。
図示例では、荷台用締結部位31となる締結ベルトを一本のみ設けている。その他の例として図示しないが、必要に応じて荷台用締結部位31となる締結ベルトを2本以上設けることも可能である。
第一締結部位32となる締結ベルトは、図2などに示されるように、その基端がケース21の進行方向後面21c′に固着され、中間部分を縦杆1cに巻き付けてから、先端部分を進行方向側面21c″に対して例えば面ファスナーなどの仮止め手段32aで着脱自在に取り付けている。
第二締結部位33となる締結ベルトは、図2などに示されるように、その基端が枠体22の進行方向後面22dに固着され、中間部分を縦杆1cに巻き付けてから、先端部分を進行方向側面22eに対して例えば面ファスナーなどの仮止め手段33aで着脱自在に取り付けている。
図示例では、ケース21の進行方向後面21c′において下方位置に、第一締結部位32となる締結ベルトを一本のみ設け、枠体22の進行方向後面22dにおいて上下中間位置に、第二締結部位33となる締結ベルトを三本設けている。第一締結部位32及び第二締結部位33となる締結ベルトの中間部分は、縦杆1cに対して斜め上向きに巻き付けられ、第一締結部位32及び第二締結部位33の基端位置よりも高い位置で先端を取り付けている。
また、その他の例として図示しないが、第一締結部位32となる締結ベルトを複数本設けることや、第二締結部位33となる締結ベルトを二本以下又は四本以上設けることや、第一締結部位32及び第二締結部位33となる締結ベルトの中間部分が、縦杆1cに対して斜め下向きに巻き付けられ、第一締結部位32及び第二締結部位33の基端位置よりも低い位置で先端を取り付けるなどの変更が可能である。加えて第一締結部位32となる締結ベルトの先端部分を、ケース21の進行方向後面21c′に対して例えば面ファスナーなどの仮止め手段で着脱自在に取り付けることや、第二締結部位33となる締結ベルトの先端部分を、枠体22の進行方向後面22dに対して例えば面ファスナーなどの仮止め手段で着脱自在に取り付けるなどの変更が可能である。
そして本発明の実施形態に係る集配用運搬車Aを用い、集配センターから荷物を近距離配送する場合の使用方法について説明する。
先ず集配センターからスタート時は、図1(a),図3(a),図4(a)に示されるように、収納箱2のケース21に対して枠体22を調整部24で「高位置」に取り付ける。
これにより、ケース21及び枠体22内の収納空間Sが最大容量となって、ケース21の底面部21aに、最終に配送される予定の荷物から順番に積載する。
この積載状態で集配センターなどから出発して、荷物の配送を繰り返し行う。これに伴い、収納空間Sの荷物の積載量が減少して、未配送の荷物に作業者の手が届き難くなった時には、図1(b),図3(b),図4(b)や図1(c),図3(c),図4(c)に示されるように、調整部24によりケース21に対する枠体22の高さ位置を下げる。
これにより、収納空間Sの容量が減少する。このため、出入口Eとなる枠体22の端部(上端部)22a′からケース21の底面部21aまでの距離が短縮化され、最後の荷物に作業者の手が届くようになる。
図示例では、図1(b),図3(b)及び図4(b)に示されるように、枠体22が「中段(中間位置)」に仮止めされた状態において、第二締結部位33となる三本の締結ベルトのうち、上下中央の締結ベルトと下方の締結ベルトを縦杆1cに巻き付けている。図1(c),図3(c)及び図4(c)示されるように、枠体22が「下段(低位置)」に仮止めされた状態では、第二締結部位33となる三本の締結ベルトのすべてを縦杆1cに巻き付けている。
また、その他の例として図示しないが、「中段(中間位置)」状態では、第二締結部位33となる三本の締結ベルトのうち、上下中央の締結ベルトのみを縦杆1cに巻き付けることや、「下段(低位置)」状態では、第二締結部位33となる三本の締結ベルトのうち、上下中央の締結ベルトを除く残り二本の締結ベルトを縦杆1cに巻き付けるなどの変更も可能である。
このような本発明の実施形態に係る集配用運搬車Aによると、荷車1の縦杆1cに対して少なくとも収納箱2のケース21又は枠体22のいずれか一方か若しくは両方が取付具3の取付部(ケース用取付部,枠用取付部)で取り付けられる。この取り付け状態においてケース21に対して枠体22を調整部24で最高高さ位置に取り付けることにより、ケース21及び枠体22内の収納空間Sが最大容量となって、多量の荷物が積載可能になる。
荷物の配送に伴い収納空間Sの荷物の積載量が減少して、未配送の荷物に作業者の手が届き難くなった時に、ケース21に対する枠体22の高さ位置を調整部24で下げることにより、収納空間Sの高さ寸法及び容量が減少する。このため、枠体22の端部(上端部)22a′からケース21の内底面(底面部21a)までの距離が短くなり、最下位の荷物に作業者の手が届く。
したがって、配送に伴う荷物の積載量の変化に応じて収納空間Sの容量を簡単に増減調整することができる。
その結果、大容量な収容空間の底面近くの荷物を作業者が取り出し難い従来のものに比べ、ケース21の内底面近くに載置された荷物であっても作業者の手が容易に届いて取り出すことができる。このため、作業性の向上が図れて宅配などに適した集配用運搬車Aを提供できる。
特に、ケース21の外側面21cと枠体22の内面22bが重なり合うように配置することが好ましい。
この場合には、ケース21の外側に枠体22が配置されるため、枠体22の天井面を覆う蓋体23により、ケース21の外側面21cと枠体22の内面22bとの隙間が覆われる。
ケース21に対して枠体22を高さ調整しても、ケース21の外側面21cに沿って枠体22の内面22bが昇降移動するため、枠体22がケース21内(収納空間S)の荷物と干渉しない。
したがって、ケース21及び枠体22の隙間への雨水の浸入を防止するとともに、枠体22の昇降移動に伴う荷物との接触を防止することができる。
その結果、荷物を雨水で濡らすことや傷付けることなく安全に運搬することができる。
さらに、調整部24が、枠体22の内面22bに設けられる係止部位24aを有し、係止部位24aをケース21の縁部(上縁部)21d又は外側面21cと係合させることが好ましい。
この場合には、枠体22の係止部位24aと、ケース21の縁部(上縁部)21d又は外側面21cとの係合により、ケース21に対して枠体22が所定の高さ位置に支持される。
したがって、簡単な構造でケース21に対して枠体22を高さ調整することができる。
その結果、全体的な軽量化が図れるとともに、簡単な作業により高さ調整できて作業性に優れる。
また、取付具3の取付部(ケース用取付部,枠用取付部)が、ケース21又は枠体22のいずれか一方か若しくは両方の進行方向後面21c′,22dから縦杆1cに巻き付けられて先端がケース21又は枠体22のいずれか一方か若しくは両方の進行方向側面21c″,22eに取り付けられる締結部位(第一締結部位32,第二締結部位33)を有することが好ましい。
この場合には、走行車輪1bが段差や縁石に突き当たるなどの衝撃により、荷台1aに対し収納箱2のケース21や枠体22を進行方向へ移動させる慣性力が作用しても、ケース用取付部の第一締結部位32や枠用取付部の第二締結部位33において縦杆1cに巻き付いた中間部分に慣性力が集中する。
このため、ケース21の進行方向側面21c″から第一締結部位32の先端を剥離させる方向への力や、枠体22の進行方向側面22eから第二締結部位33の先端を剥離させる方向への力は生じない。
したがって、走行車輪1bが段差や縁石に突き当たるなどの衝撃が生じても収納箱2のケース21や枠体22を位置ズレせずに確実に固定保持することができる。
その結果、路面上に段差や縁石などの凹凸が多くある一般道路であっても、収納箱2のケース21や枠体22を位置ズレを気にせずに素早く走行させることが可能になる。
なお、前示の実施形態において図示例では、荷車1が台車である場合を示したが、これに限定されず、台車に代えてリヤカーなどを用いても良い。リヤカーなどの場合においても、前述した台車と同様な作用や利点が得られる。
さらに、取付具3としてケース用取付部及び枠用取付部の両方を有する場合を示したが、これに限定されず、ケース用取付部又は枠用取付部のいずれか一方であっても良い。この場合にも前述した実施形態と同様な作用効果が得られる。
A 集配用運搬車 1 荷車
1a 荷台 1b 走行車輪
1c 縦杆 2 収納箱
21 ケース 21c 外側面
21c′ 進行方向後面 21c″ 進行方向側面
21d 縁部(上端部) 22 枠体
22b 内面 22d 進行方向後面
22e 進行方向側面 23 蓋体
24 調整部 24a 係止部位
3 取付具 32 ケース用取付部(第一締結部位)
33 枠用取付部(第二締結部位)

Claims (4)

  1. 荷台,走行車輪及び前記荷台の進行方向後側に起立して設けられる縦杆を有する荷車と、
    前記荷車の前記荷台に載置される収納箱と、
    前記荷車に対して前記収納箱を着脱自在に連結する取付具と、を備え、
    前記収納箱は、天井面が開口したケースと、前記ケースに対して昇降移動自在に設けられる枠体と、前記枠体の天井面を開閉自在に覆う蓋体と、前記ケースに対して前記枠体を高さ調整自在に支持する調整部と、を有し、
    前記取付具は、前記ケース又は前記枠体のいずれか一方か若しくは両方から前記縦杆に亘って設けられる取付部を有することを特徴とする集配用運搬車。
  2. 前記ケースの外側面と前記枠体の内面が重なり合うように配置されることを特徴とする請求項1記載の集配用運搬車。
  3. 前記調整部が、前記枠体の前記内面に設けられる係止部位を有し、前記係止部位が前記ケースの縁部又は前記外側面と係合することを特徴とする請求項1又は2記載の集配用運搬車。
  4. 前記取付具の前記取付部が、前記ケース又は前記枠体のいずれか一方か若しくは両方の進行方向後面から前記縦杆に巻き付けられて先端が前記ケース又は前記枠体のいずれか一方か若しくは両方の進行方向側面に取り付けられる締結部位を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の集配用運搬車。
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