JP3232977U - 荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体 - Google Patents

荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体 Download PDF

Info

Publication number
JP3232977U
JP3232977U JP2021001678U JP2021001678U JP3232977U JP 3232977 U JP3232977 U JP 3232977U JP 2021001678 U JP2021001678 U JP 2021001678U JP 2021001678 U JP2021001678 U JP 2021001678U JP 3232977 U JP3232977 U JP 3232977U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
luggage
opening
cover body
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021001678U
Other languages
English (en)
Inventor
隆匡 石井
隆匡 石井
Original Assignee
株式会社石井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社石井 filed Critical 株式会社石井
Priority to JP2021001678U priority Critical patent/JP3232977U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3232977U publication Critical patent/JP3232977U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wrappers (AREA)

Abstract

【課題】可搬性に優れ、簡単に着脱できる荷物用カバーおよび荷物用カバーに対して容易に付け替え可能なカバー本体を提供する。【解決手段】荷物に被せるカバーであって、開口15を有し、柔らかな袋状に設けられた袋体を備え、荷物の上から少なくとも途中まで被うように被せられるカバー本体10と、カバー本体の開口の縁15aに設けられた環状の芯部材20と、を備える。この荷物用カバー1において、芯部材は、互いに連結および分離可能に設けられた第1芯部分21と第2芯部分22とを有し、第1芯部分と第2芯部分との間には、互いを連結する方向に付勢する弾性部材が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体に関し、より詳しくは、荷物やかご台に被せることで荷物を保護するための荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体に関する。
荷物を効率良く運ぶことができるかご台車は、荷物を積む台車部と、台車部の周囲に設けられた柵部とを備えている。荷物を積んだかご台車は、例えば倉庫からトラックの荷台に運び入れられ、搬送先まで輸送される。搬送先に到着後、トラックの荷台からかご台車を下ろし、作業者が手押しして搬送先に送り届けられる。
このような荷物の搬送、搬入作業において、倉庫からトラックまでの間や、トラックから搬送先の建物までの間において屋根の無い場所で移動することも多い。また、搬送および搬入作業の際に、一時的に荷物を外に置いておく場合もある。このため、天候によっては荷物が雨に濡れてしまうことも起こりえる。そこで、雨の心配がある場合には、荷物やかご台車ごとビニールシートなどで覆うようにしている。
特許文献1には、取り付け、取り外しが容易で雨水が頂幕に溜まらないようにしたキャリア用の防水具が開示されている。この防水具は、荷物運搬用キャリアの上面に装着できる大きさの頂幕と、この頂幕の内側に設けられた取り付け部とを有する防水カバーと、取り付け部に固定される保持体とを備える。この保持体によって、頂幕が上方に突出した状態となり、その結果、防水カバーに降り注いだ雨は頂幕にとどまることなく、地面に雨滴となって落下するようになる。
特許文献2には、手押し台車のカバーが開示される。このカバーとしては、荷物を保護するシートカバー部と、台車に取り付けるための台車取付ユニット部とを有する。そして、台車取付ユニット部と、シートカバー部のシートカバーとが、その台車取付ユニット部の上部で一体に形成されている。
特開2005−082207号公報 特開2001−010505号公報
しかしながら、比較的大きな荷物にカバーを掛けたり、かご台車ごとカバーを被せたりする作業は容易ではない。例えば、カバーの素材が柔らかいと保形性が悪いため、袋状のカバーの開口を広げ、かご台車や荷物の上から被せる作業に手間がかかる。一方、硬い素材で形成された箱形のカバーでは、重くて持ち上げるのに力が必要である。また、カバーをコンパクトにまとめることができず、カバーを収納しておくために十分なスペースが必要となる。さらに、カバー本体が破損した場合など、交換が必要な場合に対応できることも望まれる。
本考案は、可搬性に優れ、簡単に着脱できる荷物用カバーおよび荷物用カバーに対して容易に付け替え可能なカバー本体を提供することを目的とする。
本考案の一態様に係る荷物用カバーは、荷物に被せるカバーであって、開口を有し、柔らかな袋状に設けられた袋体を備え、荷物の上から少なくとも途中まで被うように被せられるカバー本体と、カバー本体の開口の縁に設けられた環状の芯部材と、を備える。この荷物用カバーにおいて、芯部材は、互いに連結および分離可能に設けられた第1芯部分と第2芯部分とを有し、第1芯部分と第2芯部分との間には、互いを連結する方向に付勢する弾性部材が設けられている。
このような構成によれば、カバー本体の開口の縁に環状の芯部材が設けられているため、芯部材によって開口の形状を保持することができ、使用する際には芯部材を手で持って開口から荷物にカバー本体を容易に被せることができる。また、被せたカバー本体を取り外す際には、芯部材を手で持って引き上げるだけで簡単に取り外すことができる。また、カバー本体が柔らかな袋状に設けられているため、可搬性に優れ、使用しないときにはコンパクトに折りたたむことができる。また、芯部材を構成する第1芯部分と第2芯部分とを連結箇所で分離すれば、環状の芯部材を折り畳んでコンパクトにすることができるとともに、連結する際には弾性部材の付勢力によって第1芯部分と第2芯部分との連結動作がサポートされ、確実に組み立てることができる。
上記荷物用カバーにおいて、カバー本体は、袋体を芯部材に着脱可能に取り付けるためのファスナを備えていてもよい。このファスナによって、環状の芯部材への袋体の取り付け作業、および環状の芯部材からの袋体の取り外し作業を容易かつ確実に行うことができる。
本考案の一態様は、開口を有し、柔らかな袋状に設けられた袋体を備え、環状に設けられた芯部材に袋体を着脱可能に取り付けられる付け替え用のカバー本体である。この付け替え用のカバー本体においては、袋体の開口の側の端部と、端部を折り返すことで対向する袋体の面とに、付け剥がし可能なファスナが設けられている。
このような構成によれば、袋体の開口の側の端部を開いた状態でこの端部を芯部材に巻き付けてファスナを閉じるだけで、環状の芯部材を分解することなく袋体を簡単かつ確実に取り付けることができる。また、ファスナを開けることで、環状の芯部材を分解せずに袋体を簡単に取り外すことができる。
上記付け替え用のカバー本体において、ファスナは、開口の周方向に延在するジッパーテープであってもよい。これにより、ジッパーテープを閉じることで袋体の開口を周方向に確実に取り付けることができる。
上記付け替え用のカバー本体において、袋体は平面材を袋状にするための繋ぎ目を有し、ジッパーテープは、繋ぎ目の上の跨ぐように設けられていてもよい。これにより、袋体の繋ぎ目の上にもジッパーテープが設けられ、袋体を枠部材へ取り付けることで、繋ぎ目の剥がれを効果的に防止することができる。
本考案によれば、可搬性に優れ、簡単に着脱できる荷物用カバーおよび荷物用カバーに対して容易に付け替え可能なカバー本体を提供することが可能になる。
(a)および(b)は、本実施形態に係る荷物用カバーを例示する模式斜視図である。 本実施形態に係る荷物用カバーの使用例を示す模式斜視図である。 (a)および(b)は、本実施形態に係る荷物用カバーをかご台車に使用した例を示す模式斜視図である。 (a)および(b)は、芯部材の構成を例示する模式斜視図である。 (a)および(b)は、連結部の拡大斜視図である。 芯部材を折り畳んだ状態を例示する模式斜視図である。 (a)〜(c)は、付け替え可能なカバー本体について例示する模式図である。 (a)および(b)は、カバー本体の作製方法の一例を示す模式図である。 (a)および(b)は、カバー本体の作製方法の一例を示す模式図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(荷物用カバーの構成)
図1(a)および(b)は、本実施形態に係る荷物用カバーを例示する模式斜視図である。図1(a)には開口側から見た斜視図が示され、図1(b)はカバー本体10が潰れた状態を示す斜視図が示される。
図2は、本実施形態に係る荷物用カバーの使用例を示す模式斜視図である。
図3(a)および(b)は、本実施形態に係る荷物用カバーをかご台車に使用した例を示す模式斜視図である。図3(a)には荷物用カバー1をかご台車100に被せる前の状態が示され、図3(b)には荷物用カバー1をかご台車100に被せた後の状態が示される。
荷物Cとしては、例えば複数段に重ねられたコンテナ、段ボール、ばんじゅう(番重)などが挙げられる。なお、荷物Cはこれらに限定されない。
また、かご台車100は、荷物Cを載置する台車部110と、台車部110の周囲に設けられた柵部120とを有する。台車部110は平板状の床板111を有し、床板111の下面に複数のキャスタ112が設けられている。キャスタ112によって荷物Cを積載したかご台車100を容易に移動させることができる。一般的にかご台車100は1人の作業者によって運搬可能であり、外形寸法としては、間口約80cm〜110cm程度、奥行き約50cm〜110cm程度、高さ約170cm程度で各種サイズが用意されている。
本実施形態に係る荷物用カバー1は、上記のような荷物Cやかご台車100の柵部120の上からカバー本体10を被せることで、荷物Cに雨や塵が付着することを防止したり、荷物Cを保護したりするものである。
図1に示すように、本実施形態に係る荷物用カバー1は、カバー本体10と、芯部材20とを有する。カバー本体10は柔らかい袋状に設けられており、開口15を有する。カバー本体10には、防水性の高い素材が用いられる。カバー本体10の素材には、例えば、ポリエチレンや、ナイロン布地の表面にウレタン加工を施したシート生地などが用いられる。ポリエチレンの場合には、荷物Cの視認性を高めるため透光性を有するものが好ましい。カバー本体10は、これらの素材を袋状に構成したものである。
カバー本体10は頂部11と囲い部12とを有する。頂部11は略四角形に設けられ、この各辺に囲い部12の一端が接続される。囲い部12の他端側にカバー本体10の開口15が構成される。カバー本体10を広げると略直方体となり、頂部11から囲い部12が垂れ下がり、頂部11の反対側に開口15が設けられる。これにより、カバー本体10は、開口15から荷物Cやかご台車100の柵部120に被せられる。カバー本体10は、荷物Cや柵部120の上から少なくとも途中までを覆うように被せられる。
芯部材20は、カバー本体10の開口15の縁15aに設けられる棒状の部材である。芯部材20によって、開口15の形状を保持することができる。図1(a)に示す例では、芯部材20は、開口15の縁15aに沿って矩形状に設けられている。矩形状の芯部材20によって開口15の縁15aに保形作用が働き、開口15を矩形状に広げた状態で維持できることになる。
一方、カバー本体10の囲い部12の他端以外には芯部材20の保形作用が働かない。したがって、カバー本体10を荷物Cなどに被せないときは、柔らかい素材によるカバー本体10は、囲い部12の部分で潰れてコンパクトな状態になる(図1(b)参照)。
荷物用カバー1において、芯部材20は、互いに連結および分離可能に設けられた第1芯部分21と第2芯部分22とを有する。すなわち、芯部材20は、連結部25において第1芯部分21と第2芯部分22とが互いに組み合わされ、必要に応じて分解できるようになっている。
連結部25は、枠型の芯部材20の対向する2箇所に設けられている。矩形枠型の芯部材20においては、互いに対向する辺の略中央にそれぞれ連結部25が設けられる。これらの連結部25で第1芯部分21および第2芯部分22を分離することで枠型の芯部材20を略半分の大きさに折り畳むことができる。なお、袋体101の連結部25の部分には窓10aが設けられていてもよい。この窓10aから芯部材20の連結部25が露出するため、第1芯部分21と第2芯部分22との連結および分離の状態を把握しやすくなる。
図4(a)および(b)は、芯部材の構成を例示する模式斜視図である。図4(a)には第1芯部分21と第2芯部分22とを連結した状態が示され、図4(b)には第1芯部分21と第2芯部分22とを分離した状態が示される。なお、説明の都合上、図4ではカバー本体10を二点鎖線で示している。
本実施形態に係る荷物用カバー1における芯部材20においては、第1芯部分21と第2芯部分22との間に、互いを連結する方向に付勢する弾性部材27が設けられている。弾性部材27としては、ゴム紐やスプリングが用いられる。
図5(a)および(b)は、連結部の拡大斜視図である。図5(a)には連結した状態が示され、図5(b)には分離した状態が示される。
第1芯部分21および第2芯部分22の一方(図示する例では第2芯部分22)の連結部25側の端部には凸部25aが設けられ、他方(図示する例では第1芯部分21)の連結部25側の端部には凹部25bが設けられる。図5(a)に示すように、この凸部25aが凹部25bに嵌合することで、第1芯部分21および第2芯部分22が連結して、枠型の芯部材20が構成される。
一方、図5(b)に示すように、凸部25aを凹部25bから引き抜くことで、第1芯部分21および第2芯部分22が互いに分離する状態となる。この際、連結部25における第1芯部分21と第2芯部分22との間には弾性部材27が設けられているため、第1芯部分21と第2芯部分22とが個別に分離してしまうことはない。
また、弾性部材27によって第1芯部分21と第2芯部分22とが互いに連結する方向に付勢されているため、分離した状態から連結しようとする際には、弾性部材27の付勢力によって凸部25aと凹部25bとの嵌め込み動作がサポートされることになる。
図6は、芯部材を折り畳んだ状態を例示する模式斜視図である。
芯部材20の連結部25において、弾性部材27の付勢力を超えて第1芯部分21と第2芯部分22とを分離すると、凸部25aと凹部25bとの嵌合が外れて第1芯部分21と第2芯部分22とを引き離すことができる。この状態で折り曲げることで、第1芯部分21と第2芯部分22とを重ねるようにして折り畳むことができる。このように芯部材20を折り畳めば、荷物用カバー1がコンパクトになり持ち運びが容易となる。
荷物用カバー1を使用する際には、重ねられた第1芯部分21と第2芯部分22とを拡げると、弾性部材27の付勢力によって凸部25aが凹部25bに導かれ、容易に嵌め込むことができる。芯部材20が枠型に組み立てられることで、作業者は芯部材20を持ってカバー本体10を荷物Cやかご台車100の柵部120の上から簡単に被せることができる。
図3(a)に示すように、荷物用カバー1をかご台車100に被せるには、作業者は荷物用カバー1の芯部材20を両手で持ち、カバー本体10の開口15を柵部120の上から被せるようにする。芯部材20が設けられているため、作業者は芯部材20を持ち手として利用することができる。また、芯部材20の保形作用によって開口15が広げられている。したがって、柔らかいカバー本体10であっても開口15を広げる手間をかけずに袋状のカバー本体10を柵部120の上から被せることができる。
また、芯部材20の形状を、柵部120を上から見たときの形状に合わせておき、芯部材20の大きさを、柵部120を上から見たときの大きさよりも僅かに大きくしておくことで、作業者は芯部材20を持ってカバー本体10を柵部120の上から簡単に被せることができる。
例えば、カバー本体10の開口15を広げると矩形状であり、開口15に矩形状の芯部材20を設けることで、1人の作業者によって本実施形態に係る荷物用カバー1を簡単に取り付け、取り外しすることができる。
ここで、カバー本体10の開口15の対向する2辺の間隔が50cm以上120cm以下であれば、一般的な大きさのかご台車100について作業者1人だけで本実施形態の荷物用カバー1を柵部120に速やかに被せたり、簡単に取り外したりすることができる。
すなわち、袋状カバーの開口の対向する2辺の間隔が50cm未満のような小さな袋状カバーでは、作業者1人が両手で開口15を広げて対象物に被せることができる。一方、袋状カバーの開口の対向する2辺の間隔が120cmを超えるような大きな袋状カバーでは、少なくとも2人の作業者によって開口を広げて対象物に被せるようにする。つまり、袋状カバーの開口の対向する2辺の間隔が50cm以上120cm以下の袋状カバーを作業者1人で対象物に被せようとした場合、袋状カバーの開口の一辺または二辺を対象物に引っ掛け、そのまま開口を引っ張りながら対象物の反対側に回って開口の他の辺を対象物に引っ掛けた後、袋状カバーの裾を下ろして被せるようにする必要がある。
本実施形態に係る荷物用カバー1では、開口15に芯部材20が設けられているため、作業者1人では手間のかかる大きさのかご台車100であっても、芯部材20を持って被せたり、取り外したりする作業を簡単かつ迅速に行うことができる。また、カバー本体10が柔らかい材料で設けられているため、使わないときはカバー本体10を潰しておき、コンパクトに収納しておくことができる。
また、芯部材20を開口15の縁15aに沿って環状に設けることで、環状の形に合わせて開口15をしっかり開いておくことができ、様々な形の柵部120に簡単に被せることができる。
また、カバー本体10の深さを10cmから30cm程度にしておくことで、非常にコンパクトに収納できるとともに、カバー本体10を荷物Cに被せた際、少しの雨であれば十分対応することができる。
通常、荷物はコンテナに小分けされており、かご台車100には複数のコンテナが積み重ねられる。上下に積み重なるコンテナにおいて、上側のコンテナは下側のコンテナの蓋の役目も果たす。一方、最上段のコンテナには蓋がなく開いていることが多い。したがって、上記のようにカバー本体10の深さが10cmから30cm程度あれば、柵部120の上からカバー本体10を被せることで、少なくとも最上段のコンテナの蓋としての役目を十分に果たすことができる。また、カバー本体10の深さが10cmから30cm程度あれば、被せた際に柵部120に確実に引っ掛かり、かご台車100の搬送中に風などで外れてしまうことを抑制することができる。
(付け替え可能なカバー本体の構成)
次に、付け替え可能なカバー本体10の構成について説明する。
図7(a)〜(c)は、付け替え可能なカバー本体について例示する模式図である。図7(a)には開口側から見た斜視図が示され、図7(b)にはファスナ30を留めた状態が示され、図7(c)にはファスナ30を外した状態が示される。
付け替え用のカバー本体10は、開口15を有し、柔らかな袋状に設けられた袋体101を備えており、環状に設けられた芯部材20に袋体101を着脱可能に取り付けられるようになっている。
このような着脱を実現するため、付け替え用のカバー本体10においては、袋体101の開口15の側の端部151と、端部151を折り返すことで対向する袋体101の面152とに、付け剥がし可能なファスナ(留め具)30が設けられている。
ファスナ30としては、例えば、開口15の周方向に延在するジッパーテープが用いられる。図7(a)に示すように、ファスナ30は、袋体101の内側の面152に設けられる。ファスナ30は面152のほぼ全周にわたり取り付けられることが好ましい。
ジッパーテープの場合、ファスナ30は凸側テープ31と、凹側テープ32とを有する。凸側テープ31は例えば袋体101の端部151に近い位置に周方向に沿って取り付けられ、凹側テープ32は例えば袋体101の端部151よりも少し離れた位置に周方向に取り付けられる。なお、凸側テープ31および凹側テープ32の取り付け関係は逆であってもよい。これにより、端部151を内側に折り返すことで凸側テープ31と凹側テープ32とが対向して嵌合可能となり、袋体101の端部151に芯部材20を囲む収容部157が構成される(図7(a)参照)。
すなわち、袋体101を芯部材20に取り付ける際には、凸側テープ31と凹側テープ32とを外して袋体101の端部151を開いた状態にしておき、端部151を芯部材20に巻き付けて凸側テープ31と凹側テープ32とを嵌合させる(ファスナ30を閉じる)。これにより、環状の芯部材20を分解することなく袋体101を簡単かつ確実に取り付けることができる。
一方、凸側テープ31と凹側テープ32とを外す(ファスナ30を開く)ことで、袋体101の端部151が開く状態となる。端部151が開くことで、袋体101を枠型の芯部材20から容易に取り外すことができる。これにより、環状の芯部材20を分解せずに袋体101を簡単に取り外すことができる。
ここで、ファスナ30は、袋体101の内側の面152に設けられていることが好ましい。これにより、袋体101の端部151を内折りにして収容部157を構成することができ、端部151の縁を袋体101の内側にして、外側から雨水やゴミなど収容部157に入ることを防止できる。
また、通常の袋体101は、平面材(シート状の材料)を袋状にするための繋ぎ目155を有している。ファスナ30としてジッパーテープを用いる場合、この繋ぎ目155の上の跨ぐように設けられることが好ましい。この場合、凸側テープ31および凹側テープ32が互いに所定間隔で平行に面152に取り付けられ、それぞれが繋ぎ目155を跨ぐように設けられる。これにより、袋体の繋ぎ目155の上にもジッパーテープ(ファスナ30)が設けられ、袋体を芯部材20へ取り付けることで、繋ぎ目155の剥がれを効果的に防止することが可能となる。
図8(a)から図9(b)は、カバー本体の作製方法の一例を示す模式図である。
先ず、図8(a)に示すように、矩形のシート材150を用意し、対向する2つの辺1501のそれぞれの中央部分に凹部150aを形成する。凹部150aの深さとなる辺1511と幅となる辺1512との比率は1:2とする。2つの凹部150aの間となる矩形部分がカバー本体10の頂部11になる部分であり、それ以外の部分が囲い部12になる部分である。
次に、図8(b)に示すように、シート材150の両端(端部151)にそれぞれファスナ30を取り付ける。ジッパーテープの場合、凸側テープ31および凹側テープ32の一方をシート材150の端部151の縁に近い位置に取り付け、他方を少し離れたて内側に平行に取り付ける。ここで、シート材150がポリエチレンの場合、同じポリエチレンのジッパーテープを熱溶着で取り付けられる。なお、ファスナ30は接着剤によってシート材150に取り付けてもよい。シート材150が平坦な状態であれば、長いファスナ30を取り付ける際の作業が容易である。
次に、図9(a)に示すように、シート材150の凹部150aの短い側の辺1511を長い側の辺1512に合わせるように組み立てる。そして、合わせられた各辺を溶着することで、図9(b)に示すような袋型のカバー本体10が完成する。このような作製方法によって、袋体101の開口15側の端部151の縁に沿って周方向に延在するファスナ30が設けられたカバー本体10を作製することができる。
なお、上記の作製方法では、図8(b)に示すようなシート材150が平坦な状態でファスナ30を取り付けているが、この段階ではファスナ30を取り付けず、図9(b)に示すように袋体101に組み立てた後に、開口15側に端部151の縁に沿ってファスナ30を取り付けるようにしてもよい。これによれば、袋体101を組み立てる際にできる繋ぎ目155の上を跨ぐようにファスナ30を取り付けることが可能となる。
このように、付け剥がし可能なファスナ30を用いることで、環状の芯部材20を分解することなく、カバー本体10を簡単に着脱することができる。したがって、カバー本体10が破損したり、汚れたり、別素材のカバー本体10を利用したい場合など、利用者の要望に応えることが可能となる。
なお、カバー本体10の芯部材20への着脱については、ファスナ30を用いることなく行うようにしてもよい。例えば、カバー本体10の開口15の縁15aを折り曲げて芯部材20を差し込める袋部を設けておき、袋部の少なくとも一箇所に穴を設けておく。また、環状の芯部材20の一部(例えば、隅部)を分離できるようにしておく。そして、カバー本体10を取り付ける際には、芯部材20の一部を分離して、分離端を袋部の穴から袋内に通していく。芯部材20の全体を袋内に通した後、分離端を再び接続して環状に戻すようにすればよい。芯部材20の分離部分は、接続後にネジなどによって固定しておくとよい。
以上説明したように、本実施形態に係る荷物用カバー1によれば、荷物Cやかご台車100への被せ、および取り外しを簡単かつ迅速に行うことができる。しかも、使用しないときはコンパクトになって持ち運びしやすい形態にすることができる。したがって、突然の雨など天気が急変した場合でも簡単に被せることができ、雨から荷物を保護することが可能になる。また、不要になった場合には簡単に取り外してコンパクトにして、例えば作業者1人であっても容易に持ち運びすることが可能になる。また、カバー本体10が破損した場合や、他の素材のカバー本体10を利用したい場合など、容易かつ確実にカバー本体10のみを付け外しすることが可能となる。
なお、上記に本実施形態及びその他の例を説明したが、本考案はこれらの例に限定されるものではない。例えば、柵部120の外形が略直方体でなくてもよい。例えば、ファスナ30は、ジッパーテープ以外の留め具(例えば、面ファスナ、ホック)であってもよい。また、芯部材20は、矩形以外の円形など他の形状であってもよい。また、荷物用カバー1は、自転車等のかごや、リヤカーの荷台など、他の対象物にかけることも可能である。また、前述の各実施形態またはその他の例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本考案の要旨を備えている限り、本考案の範囲に含有される。
1…荷物用カバー
10…カバー本体
10a…窓
11…頂部
12…囲い部
15…開口
15a…縁
20…芯部材
21…第1芯部分
22…第2芯部分
25…連結部
25a…凸部
25b…凹部
27…弾性部材
30…ファスナ
31…凸側テープ
32…凹側テープ
100…かご台車
101…袋体
110…台車部
111…床板
112…キャスタ
120…柵部
150…シート材
150a…凹部
151…端部
152…面
155…繋ぎ目
157…収容部
1501…辺
1511…辺
1512…辺
C…荷物

Claims (5)

  1. 荷物に被せるカバーであって、
    開口を有し、柔らかな袋状に設けられた袋体を備え、前記荷物の上から少なくとも途中まで被うように被せられるカバー本体と、
    前記カバー本体の前記開口の縁に設けられた環状の芯部材と、
    を備え、
    前記芯部材は、互いに連結および分離可能に設けられた第1芯部分と第2芯部分とを有し、
    前記第1芯部分と前記第2芯部分との間には、互いを連結する方向に付勢する弾性部材が設けられたことを特徴とする荷物用カバー。
  2. 前記カバー本体は、前記袋体を前記芯部材に着脱可能に取り付けるためのファスナを備えた、請求項1記載の荷物用カバー。
  3. 開口を有し、柔らかな袋状に設けられた袋体を備え、環状に設けられた芯部材に前記袋体を着脱可能に取り付けられる付け替え用のカバー本体であって、
    前記袋体の前記開口の側の端部と、前記端部を折り返すことで対向する前記袋体の面とに、付け剥がし可能なファスナが設けられたことを特徴とする付け替え用のカバー本体。
  4. 前記ファスナは、前記開口の周方向に延在するジッパーテープである、請求項3記載の付け替え用のカバー本体。
  5. 前記袋体は平面材を袋状にするための繋ぎ目を有し、
    前記ジッパーテープは、前記繋ぎ目の上の跨ぐように設けられた、請求項4記載の付け替え用のカバー本体。
JP2021001678U 2021-05-07 2021-05-07 荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体 Active JP3232977U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001678U JP3232977U (ja) 2021-05-07 2021-05-07 荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001678U JP3232977U (ja) 2021-05-07 2021-05-07 荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018090887A Continuation JP2019196205A (ja) 2018-05-09 2018-05-09 荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3232977U true JP3232977U (ja) 2021-07-15

Family

ID=76751053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021001678U Active JP3232977U (ja) 2021-05-07 2021-05-07 荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3232977U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8342587B2 (en) Carryable plastic mattress bag
US20160251155A1 (en) Transportation container retention device
US9333978B2 (en) Transportation container retention device
JP2013233970A (ja) 搬送台車用カバー及びカバー付き搬送台車
US7175010B1 (en) Collapsible luggage
JP3232977U (ja) 荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体
JP5100435B2 (ja) 粒状物搬送容器
JP2019196205A (ja) 荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体
JP2009023623A (ja) 手押し台車上の荷崩れ防止具
JP7351562B2 (ja) かご台車用カバーおよび荷物用カバー
JP3511028B1 (ja) 防水具
JP4948264B2 (ja) 自転車用荷籠カバー
JP3105741U (ja) 物流台車の物品離脱防止ベルト
JP2003026168A (ja) パレット用保護カバー
JP3239757U (ja) かご台車用カバー
JP2022134776A (ja) 運搬用台車
JP2004142811A (ja) 荷くずれ防止装置
KR102192427B1 (ko) 유턴 상자
AU2020102846A4 (en) Device for Storage of Cargo
JP3211109U (ja) カバー
KR20240062767A (ko) 애완동물 이동용 캐리어 가방
JP4091818B2 (ja) ネット併用型運搬物用荷くずれ防止装置
JP3133865U (ja) 自転車用荷籠カバー
JP6990418B2 (ja) 荷崩れ防止具
JP2006290217A (ja) 二輪車用カバー

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3232977

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150