JP2005210816A - 発電装置 - Google Patents

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圭勇 金
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Abstract

【課題】 本発明では、車体側のバッテリの消耗を抑えることができ、かつ車両の走行中においてタイヤ側のバッテリを充電することができる発電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 発電装置として機能するセンタバルブユニット2は、水平となる中心軸を中心に回転するホイール1の中央部に設けられるケース部3と、ケース部3に対して前記中心軸を中心に回転自在であり、かつ前記中心軸とは偏心した位置に設けられる磁石部42と、前記中心軸の周りであり、かつ磁石部42の近傍である位置に配設されてケース部3に固定されるコイル部5と、を備えている。そして、ホイール1とともに回転するケース部3に対して磁石部42が静止状態となることにより、コイル部5と磁石部42とに回転差が生じて、コイル部5に交流電流が生じることとなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気を発生させる発電装置に関し、特に車両に設けられるタイヤなどの既設の回転体による回転力を利用して発電する発電装置に関するものである。
近年、タイヤの空気圧異常を早期に発見する装置として、例えば車両の各タイヤの空気圧を検出するために各タイヤに設けられる空気圧検出ユニットと、空気圧検出ユニットから無線送信される信号を受信し、その信号に基づいてタイヤの空気圧の低下を判定する車体側に設けられる受信ユニットとを備えるものがある。このような装置において、タイヤ側に設けられる空気圧検出ユニットの構成部品である圧力センサやCPUなどは、同じくタイヤ側に設けられるバッテリからの電力供給によって動作するようになっている。そのため、このタイヤ側のバッテリが切れた場合はその都度、バッテリを交換する必要があるが、このような交換作業の煩雑さを解消する技術として、従来、以下のような技術が知られている。
第1の技術としては、車両の停車中において、タイヤ側のバッテリを、車両外部に設けられる充電用の設備によって充電する方法がある。この技術によれば、バッテリをタイヤ側に付けたままの状態で充電できるので、バッテリを取り外し、新たなバッテリを装着するといった交換作業の煩雑さを解消することができる。
第2の技術としては、トランク内のスペアタイヤ(テンポラリタイヤ)に設けたバッテリを、常時非接触で充電する方法がある。この技術によれば、空気圧検出ユニットを分解し、その中からバッテリを取り外し、新たなバッテリを装着するといった細かな作業の代わりに、常に充電された状態のバッテリを備えたスペアタイヤを既存のタイヤと交換すればよいので、バッテリの交換作業の煩雑さを解消することができる。
第3の技術としては、車体側に設けた非接触型給電部からタイヤに設けた非接触型受電部に電波(エネルギ)を飛ばすことで、非接触型受電部がそのエネルギに基づいて直流電流を生成するものがある(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、タイヤ側に設けた非接触型受電部で常に直流電流が生成されるので、タイヤ側のバッテリが切れるという問題自体が起こらなくなり、バッテリの交換作業の煩雑さも当然解消されることとなる。
特開2003−151064号公報(段落0010、図1)
しかしながら、第1の技術では、バッテリを充電するために、車両を一旦停車させなければならないという問題があった。また、第2の技術でも同様に、タイヤを交換するために、車両を一旦停車させなければならないという問題があった。
第3の技術では、前記のような車両を一旦停車させなければならないといった問題はないが、車体側の非接触型給電部が車体側のバッテリにより動作するので、その分車体側のバッテリが消耗してしまうといった問題があった。また、雨などの水によるリークが大きい環境下では、電波の送受信がうまくいかないおそれもあった。
そこで、本発明では、車体側のバッテリの消耗を抑えることができ、かつ車両の走行中においてタイヤ側のバッテリを充電することができる発電装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明のうち請求項1に記載の発電装置は、中心軸を中心に回転する第1の回転体と、この第1の回転体に対して前記中心軸を中心にして回転自在な第2の回転体との間に生じる回転差を利用して発電を行う発電装置であって、前記第1の回転体と第2の回転体は近接して配設され、前記第1の回転体にはコイル部が設けられるとともに、前記第2の回転体には磁石が設けられ、前記第2の回転体は、その重心が前記中心軸から偏心するように形成されることで、その回転が抑制され、前記第1の回転体のコイル部が、回転抑制された前記第2の回転体の磁石に対して相対運動することで電力を発生させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1の回転体が回転すると、重心が偏心するように形成された第2の回転体の回転が抑制されることによって、第1の回転体と第2の回転体との間に回転差が生じるようになる。これにより、第2の回転体に設けられる磁石に対して第1の回転体に固定されたコイル部が相対的に回ることになるので、コイル部内の磁束量の変化によってコイル部に誘導起電力が生じることとなる。そのため、例えば交流電流を直流電流に整流する整流回路や空気圧検出ユニットのバッテリを第1の回転体に設け、その第1の回転体を車両のタイヤを保持するホイールの中央部にセットすることで、コイル部から発生させる誘導起電力によってバッテリを充電することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発電装置であって、前記コイル部から発生する交流電流を直流電流に整流する整流回路を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、コイル部から発生する交流電流は、整流回路で直流電流に整流されることとなる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発電装置であって、前記第1の回転体は、車両に設けられるタイヤを保持するホイールの中央部に設けられることで前記ホイールとともに回転するケース部であり、前記ケース部には、前記タイヤの空気圧を検出するための圧力センサと、前記圧力センサで検出した信号を車体側に送信する送信手段と、前記圧力センサおよび前記送信手段に電力を供給するバッテリとが設けられるとともに、前記バッテリに前記整流回路が接続されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、車両の走行中においては、コイル部が常に磁石部に対して相対的に回ることとなるので、このコイル部からは常に交流電流が発生し、その交流電流が整流回路で整流されてバッテリの充電に利用されることとなる。
請求項1に記載の発明によれば、例えば車両のタイヤを保持するホイールの中央部にセットした第1の回転体に整流回路や空気圧検出ユニットのバッテリを設けることで、このバッテリを車両の走行中において充電することが可能となる。また、このようにタイヤ側に設けた発電装置でバッテリを充電することにより、従来のように車体側から電波を飛ばして充電する必要がなくなるので車体側のバッテリの消耗を抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、整流回路によってコイル部で発生した交流電流が直流電流に整流されるので、この整流した直流電流を例えばバッテリの充電用に利用することができる。
請求項3に記載の発明によれば、車両の走行中においてタイヤ側のバッテリをタイヤ側に設けた発電装置によって常に充電することができるとともに、従来のように車体側から電波を飛ばして充電する必要がなくなるので車体側のバッテリの消耗を抑えることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は本実施形態に係る発電装置の機能を有したセンタバルブユニットがホイールに取り付けられている状態を示す斜視図、図2は図1中のA−A断面図である。また、図3は図2中のB部拡大図、図4はセンタバルブユニットを示す分解斜視図、図5はセンタバルブユニットの収容凹部内を示す平面図である。
図1に示すように、水平となる中心軸を中心に回転するタイヤT、具体的にはタイヤTを保持するためのホイール1の中央部には、発電装置として機能するセンタバルブユニット2が設けられている。
ホイール1は、アルミニウム合金を素材とする鋳造成形品(いわゆる、アルミホイール)であり、図示しない車両のハブに締結されるホイールディスク11と、ホイールディスク11の外周側に設けられてタイヤTが装着されるリム12とからなっている。ホイールディスク11には、4本の連結部13が形成されるとともに、ハブ側の4本のスタッドボルトとの締結に供される4個(スタッドボルトに対応した数)のスタッド孔14が形成されている。なお、本実施形態では、ハブ側のスタッドボルトを4本としているが、スタッドボルトの数は5本以上(例えば、普通車では5本や6本、中大型車では8本や10本)であってもよい。また、このスタッドボルトの本数に応じて前記したスタッド孔14の数も適宜設定される。
また、ホイールディスク11の軸心(中央部)には、センタバルブユニット2を保持するための孔状の保持部15が形成されている。保持部15は、図2および図3に示すように、ホイール1の表面から裏面に向けて径が段階的に小さくなる第一円筒面15a、第二円筒面15bと、この第一円筒面15a、第二円筒面15bの間にホイール1の軸心と直交するように形成される係止面15cとからなっている。そして、大径となる第一円筒面15aには、センタバルブユニット2の後記する爪部31aを引っ掛けるための環状の係合溝15dが形成されている。また、小径となる第二円筒面15bには、後記する各中空部16に連通する連通孔15eが形成されている。
図2に示すように、ホイールディスク11の各連結部13には、重量軽減用およびエア流通用の中空部16が各連結部13に沿って形成されている。そして、各中空部16は、それぞれタイヤTの内面に臨むように開口するとともに、前記した連通孔15eを介して保持部15に開口するように形成されている。
リム12は、タイヤTの内面とともに空気室Aを形成する環状壁12a(リム面とも呼ばれている)と、環状壁12aの両側に形成される嵌着部12bとで主に構成されている。そして、この嵌着部12bには、タイヤTのビード部Taが嵌着されている。
図4に示すように、センタバルブユニット2は、発電装置の回転子として機能するケース部(第1の回転体)3、ケース部3に対して回転差が生じる固定子として機能する磁石ユニット(第2の回転体)4、コイル部5、充電器6、空気圧検出ユニット7およびタイヤバルブ8を主に備えている。ケース部3は、ホイール1の保持部15の第一円筒面15a(図3参照)と密接する大径部31と、第二円筒面15bと密接する小径部32とを備えた段付きの円柱状部材であり、ホイール1に対して同心状に固定されるようになっている。
なお、このケース部3の材質としては、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂、変性PPE(Polyphenilene Eter)樹脂等の合成樹脂が挙げられる。中でも、ノリル(登録商標)樹脂といった変性PPE樹脂は好ましい。また、ケース部3の材質は、前記した合成樹脂に限らないが、発電の効率の観点から非磁性体の材料を利用するのが望ましく、また、絶縁性の観点から電気を流し難い材料を利用するのが望ましい。
大径部31の外周面には、保持部15の係合溝15d(図3参照)に弾性変形しながら嵌まり込む爪部31aが形成されている。なお、大径部31の裏面(小径部32側の面)は、保持部15の係止面15c(図3参照)に当接することで、センタバルブユニット2の取付時における軸方向の位置決めに寄与している。
また、大径部31の表面側には、図3に示すように、蓋33を嵌合させるために浅めに形成された嵌合凹部31bと、充電器6や空気圧検出ユニット7などを収容するために深めに形成された収容凹部31cとが設けられている。嵌合凹部31bには、その底面にシール部材S1を取り付けるための環状の取付溝31dが形成されている。収容凹部31cには、その中心(ケース部3の中心)にタイヤバルブ8を圧入するための圧入用孔31eが形成されている。そして、この圧入用孔31eと後記する環状溝32aとの間にこれらに連通する連通孔31fが形成されるとともに、この連通孔31fと収容凹部31cとの間にこれらに連通する空気圧検出用孔31gが形成されている。
図4に示すように、小径部32の外周面には、環状溝32aと、この環状溝32aを挟んで配設されるシール部材S2を取り付けるための環状の取付溝32b(図3参照)とが外周に沿って形成されている。ここで、環状溝32aは、図3に示すように、センタバルブユニット2を保持部15に取り付けた際(大径部31の裏面が係止面15cに当接した際)に保持部15に形成された連通孔15eと一致するような位置に形成されている。これにより、図3に示すタイヤバルブ8から導入された空気が、連通孔31f、環状溝32a、連通孔15e、中空部16を通ってタイヤT内に供給されるようになっている。
また、図4に示すように、小径部32の裏面側には、磁石ユニット4を収容するための磁石収容部32cと、二つのコイル部5を収容するための二つのコイル収容部32dとが形成されている。磁石収容部32cは、その内周面がベアリングBの外径と略同じ大きさで形成されるとともに、その深さがベアリングBおよび磁石ユニット4の厚さと略同じ大きさで形成されている。また、この磁石収容部32cの開口端には、磁石ユニット4やベアリングBを磁石収容部32c内に閉じ込めておくための蓋部34が接合されるようになっている。
コイル収容部32dは、ケース部3の中心軸の周り(詳しくは、中心軸から所定距離離れた位置)に位置するように、磁石収容部32cの底面に形成されている。また、図3に示すように、このコイル収容部32dには、その開口側に仕切り板Pを嵌め込むための段状部32eが形成されるとともに、コイル部5の両端部51,52(図5参照)を収容凹部31c内に引き出すための引出口32fがコイル収容部32d内と収容凹部31c内とに連通するように形成されている。なお、このようなコイル収容部32dに収容されたコイル部5は、仕切り板Pを介して磁石ユニット4の近傍に配設されることになる。
図4に示すように、磁石ユニット4は、半円状となる樹脂製の樹脂部41と、この樹脂部41よりも重量が大きい半円状の磁石部(錘部)42とを接合させることで、円板状に形成されている。磁石部42は、径方向に沿った線を境として片側半分がN極になるとともに、残りの半分がS極になるように形成されている。そして、このように構成される磁石ユニット4は、ベアリングBを介して磁石収容部32cに固定されることで、ケース部3に対してその中心軸を中心に回転自在となっている。また、このように磁石収容部32cに収容された状態において磁石部42は、ケース部3の中心軸とは偏心した位置に位置することとなるので、ケース部3をホイール1に取り付けた際は、磁石部42は、その重さによって常に下側に位置することとなる。言い換えると、磁石ユニット4は、中心軸から偏心した位置に配置される磁石部42によって重心が偏心しており、このような重心の偏心によってケース部3の回転に伴う回転が抑制され、ケース部3に対して回転差を生じるようになっている。ちなみに、この回転差を大きくするために、磁石収容部32と磁石ユニット4との接触面や、磁石ユニット4と蓋部34との接触面は、極めて低摩擦となる状態に形成されている。
図5に示すように、二つのコイル部5は、それぞれ両端部51,52が前記した各引出口32fから収容凹部31c内に引き出されている。そして、これらのコイル部5のうち一方のコイル部5の一端部51と他方のコイル部5の他端部52が接続され、また、一方のコイル部5の他端部52と他方のコイル部5の一端部51が接続されている。さらに、二つのコイル部5の接続部53は、導線を介して充電器6に接続されている。
充電器6は、携帯電話などに利用されるガム型のバッテリBaが着脱自在に装着されるバッテリ装着部61と、このバッテリ装着部61に装着されたバッテリBaを充電するための整流回路62とを主に備えている。バッテリ装着部61は、バッテリBaを着脱するための爪部61aを主に有している。また、このようにバッテリ装着部61にバッテリBaが装着されることにより、整流回路62からバッテリBaに直流電流が供給されるとともに、バッテリBaから空気圧検出ユニット7に電流が供給されている。
なお、整流回路62の一例としては、例えば図6に示すように、トランス62a、整流部62b、レギュレータIC62c、トランジスタ62d、過充電防止素子62eを主に備えるものが挙げられる。ここで、トランス62aは電圧を変える機能を有し、整流部62bはダイオードによって交流電流を直流電流に整流する機能を有する。また、レギュレータIC62cは発電電圧を一定に保つとともに、バッテリBaの充電状況(別途設けた電圧センサで検出する電圧値)やタイヤTの回転数(別途設けた回転数検出センサで検出する回転数)に応じてトランジスタ62dに充電・放電を切り替えるための制御信号を出力する機能を有している。トランジスタ62dは、レギュレータIC62cからの制御信号に基づいてバッテリBaへの充電・放電を切り替える機能を有している。さらに、過充電防止素子62e(例えば、ツェナダイオード等)は、バッテリBaへの過充電を防止する機能を有している。
空気圧検出ユニット7は、圧力センサ、CPU、メモリおよび送受信機(送受信アンテナ含む)を主に備えたものであり、その圧力センサの検知面が空気圧検出用孔31g(図3参照)に臨むように配設されている。なお、CPUは、車体側のECUから送信されてくる信号に基づいて圧力センサをONさせてタイヤTの空気圧の検出を開始させる機能や、圧力センサで検出した信号をメモリに予め記録させているタイヤIDと一緒に車体側のECUへ送信する機能を有している。また、圧力センサ、CPUおよび送受信機には、バッテリBaから電力が供給されている。
図3に示すように、タイヤバルブ8は、主にバルブボディ81とバルブコア82とからなり、そのバルブボディ81が圧入用孔31eに圧入されることでケース部3の中心に固定されている。また、タイヤバルブ8には、タイヤTに空気を注入しない通常のとき(例えば、車両の走行時)におけるバルブボディ81内への塵埃の進入を防止するための防塵キャップ83が被せられている。なお、蓋33の中心には、防塵キャップ83を着脱するための孔部33aが形成されている。
次に、センタバルブユニット2による発電について図面を参照して説明する。参照する図面において、図7は、コイル部が磁石部の近傍に近づくように回転する動作を示す説明図(a)と、コイル部が磁石部の近傍から遠ざかるように回転する動作を示す説明図(b)であり、図8は、整流回路における反転工程を示すグラフ(a)と、なまし工程を示すグラフ(b)と、交流電流が反転工程やなまし工程を経て直流電流となった状態を示すグラフ(c)である。
図1に示すように、車両が走行することでタイヤTが回転すると、センタバルブユニット2も一緒に回転する。ただし、このときタイヤTとともに回転するのは、図3に示すホイール1に固定されたケース部3だけであり、このケース部3に対して回転自在となり、かつ片側半分の磁石部42が錘となっている磁石ユニット4は回転せずに静止したままの状態となっているか、あるいはケース部3との間に大きな回転差が生じている。ちなみに、この現象は、磁石ユニット4の重心が中心軸からずれていること(磁石ユニット4の回転が抑制されていること)と、磁石ユニット4とケース部3とが低摩擦となっていることに起因している。
これにより、図7(a)に示すように、静止した状態の磁石部42の近傍(磁石部42から発生する磁界中)にコイル部5(一つのみ図示)が向かっていくように回転(相対運動)することで、コイル部5内の磁束量が増加するように変化して、+(プラス)の電流がコイル部5に流れることとなる。また、図7(b)に示すように、磁石部42の近傍から遠ざかるように回転することで、コイル部5内の磁束量が減少するように変化して、−(マイナス)の電流がコイル部5に流れることとなる。
なお、図7では、コイル部5を一つしか図示していないが、実際には二つのコイル部5が設けられているため、一方のコイル部5が磁石部42の近傍から抜け出すと、他方のコイル部5が磁石部42の近傍に入り込んでいく。そのため、図8に示す一方のコイル部5で生じた交流電流(一周期の波)のすぐ後に、他方のコイル部5で生じた交流電流(一周期の波)が続くようになり、発電のスムーズ化を図ることが可能となっている。また、本実施形態では、コイル部5を二つとしたが、例えば四つ、八つというようにコイル部5はいくつ設けても構わない。
このようにしてコイル部5に生じた交流電流は、図5に示す充電器6の整流回路62によって整流される。具体的には、正弦波として入力される交流電流は、図8(a)に示すように、例えばそのマイナスの成分がプラスの成分に反転され、その後図8(b)に示すなまし工程を経て、図8(c)に示すような直流電流へと整流される。そして、このように整流された直流電流が、図5に示すバッテリBaの充電に利用されることとなる。
以上によれば、本実施形態において、次のような効果を得ることができる。
車両の走行中においてタイヤT側のバッテリBaをタイヤT側に設けた発電装置(ケース部3、磁石ユニット4、コイル部5、充電器6)によって常に充電することができるとともに、従来のように車体側から電波を飛ばして充電する必要がなくなるので車体側のバッテリの消耗も抑えることができる。
以上、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
本実施形態では、自動車のタイヤTに発電装置(ケース部3、磁石ユニット4、コイル部5、充電器6)を設けたが、本発明はこれに限定されず、例えば自転車の車輪の中央に発電装置をセットすることで、前輪に設けられるライトに電力を与えるようにしてもよい。なお、この場合は、コイル部5に生じる交流電流を直接、または整流回路を介してライトに供給させればよい。
本実施形態では、ホイール1の中央部に空気圧検出ユニット7を設ける構造に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、例えば従来のような空気圧検出ユニットがホイールのリムにある構造に本発明を適用してもよい。この場合であっても、例えばリム側にある空気圧検出ユニットに電力を供給するバッテリを、ホイールの中央に設けた発電装置のケース部内に設けることで、発電装置によってバッテリを充電することができる。また、本実施形態では、タイヤバルブ8を備えたセンタバルブユニット2に発電装置の機能を持たせたが、本発明はこれに限定されず、例えば従来のようなホイールのリム側にタイヤバルブが設けられる構造においては、発電装置のみをホイール1の中央部に設ければよい。
本実施形態では、磁石部42が錘部を兼ねる構造について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図9に示すように、磁石ユニット9は、N極とS極とが交互に配列されたリング状の磁石部91と、磁石ユニット9の中心軸から偏心した位置に配置されて磁石部91に固定される錘部92と、この錘部92よりも重量の小さな樹脂部93とで構成されるものであってもよい。このような構造であっても、回転するケース部3に対して磁石部91が静止した状態に維持されるので、磁石部91とコイル部5とに回転差が生じて、コイル部5に交流電流が生じることとなる。
本実施形態では、磁石ユニット4の外周部をベアリングBのインナに固定させることで、磁石ユニット4をケース部3に対して回転自在としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、磁石ユニット4の中心に、ケース部3の中心に固定したピンと回転自在に係合する孔を設けることで、磁石ユニット4をケース部3に対して回転自在としてもよい。
本実施形態に係る発電装置の機能を有したセンタバルブユニットがホイールに取り付けられている状態を示す斜視図である。 図1中のA−A断面図である。 図2中のB部拡大図である。 センタバルブユニットを示す分解斜視図である。 センタバルブユニットの収容凹部内を示す平面図である。 整流回路の一例を示すブロック図である。 コイル部が磁石部の近傍に近づくように回転する動作を示す説明図(a)と、コイル部が磁石部の近傍から遠ざかるように回転する動作を示す説明図(b)である。 整流回路における反転工程を示すグラフ(a)と、なまし工程を示すグラフ(b)と、交流電流が反転工程やなまし工程を経て直流電流となった状態を示すグラフ(c)である。 磁石ユニットの他の形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ホイール
2 センタバルブユニット
3 ケース部
4 磁石ユニット
41 樹脂部
42 磁石部
5 コイル部
6 充電器
61 バッテリ装着部
62 整流回路
7 空気圧検出ユニット
9 磁石ユニット
91 磁石部
92 錘部
93 樹脂部
B ベアリング
Ba バッテリ
T タイヤ

Claims (3)

  1. 中心軸を中心に回転する第1の回転体と、この第1の回転体に対して前記中心軸を中心にして回転自在な第2の回転体との間に生じる回転差を利用して発電を行う発電装置であって、
    前記第1の回転体と第2の回転体は近接して配設され、
    前記第1の回転体にはコイル部が設けられるとともに、前記第2の回転体には磁石が設けられ、
    前記第2の回転体は、その重心が前記中心軸から偏心するように形成されることで、その回転が抑制され、
    前記第1の回転体のコイル部が、回転抑制された前記第2の回転体の磁石に対して相対運動することで電力を発生させることを特徴とする発電装置。
  2. 請求項1に記載の発電装置であって、
    前記コイル部から発生する交流電流を直流電流に整流する整流回路を設けたことを特徴とする発電装置。
  3. 請求項2に記載の発電装置であって、
    前記第1の回転体は、車両に設けられるタイヤを保持するホイールの中央部に設けられることで前記ホイールとともに回転するケース部であり、
    前記ケース部には、前記タイヤの空気圧を検出するための圧力センサと、前記圧力センサで検出した信号を車体側に送信する送信手段と、前記圧力センサおよび前記送信手段に電力を供給するバッテリとが設けられるとともに、
    前記バッテリに前記整流回路が接続されることを特徴とする発電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101225668B1 (ko) 2009-12-24 2013-01-24 최성현 자가 발전형 차량
WO2013062254A1 (ko) * 2011-10-27 2013-05-02 Lee Seung-Wook 차량용 발전장치
JP2013207941A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Brother Ind Ltd 発電機
WO2014054380A1 (ja) * 2012-10-04 2014-04-10 株式会社マキタ 発電機を有する充電器

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