JP2018001769A - 車輪支持用転がり軸受ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
このうちの外輪は、内周面に1乃至複数(例えば複列)の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない。
前記ハブは、例えばハブ本体と内輪とを組み合わせる事により構成されており、外周面に1乃至複数(例えば複列)の内輪軌道を有し、前記外輪の内径側にこの外輪と同軸に支持される。又、前記ハブは、使用時に、前記車輪と共に回転する。
又、前記複数個の転動体(例えば玉、円筒ころ、円すいころ、球面ころ等)は、前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に設けられている。
又、前記キャップは、例えば有底円筒状や円板状に構成されており、前記外輪の軸方向内端部に固定され、この外輪の軸方向内端開口部を塞ぐ。
そして、この様なキャップの外側空間に配置された給電コイル(送電コイル、1次コイル)との間で非接触給電を行う受電コイル(2次コイル)を、前記ハブ(内輪又はハブ本体)の軸方向内端部に支持し、前記キャップの内側空間に配置する。
尚、前記受電コイルと共に非接触給電装置を構成する前記給電コイルは、後述する様に、前記車輪支持用転がり軸受ユニットを構成する部材(例えばキャップや外輪)に支持する事もできるし、車輪支持用転がりユニットとは別の車体側の部材(例えばナックル)に支持する事もできる。
或いは、前記給電コイルは、前記外輪(例えば軸方向内端部、内端面、内周面)に支持する事もできるし、この外輪を支持する懸架装置(ナックル)に支持する事もできる。
具体的には、給電コイルとコネクタと発振回路とを、防水性を確保した状態で、非磁性材製で単一のケース内に収納して設置できる他、給電コイルとコネクタと発振回路とを基板上に配置した状態で、例えばエポキシ樹脂等により一体的にモールド(封止)して設置する事ができる。
又、前記給電コイル及び前記受電コイルは、例えば接着剤を利用した接着手段や、ねじを利用した結合手段等を用いて支持する事ができる。
即ち、本発明の場合には、外輪の軸方向内端開口部を塞ぐキャップを非磁性材製とすると共に、このキャップの外側空間に配置された給電コイルとの間で非接触給電を行う受電コイルを、前記ハブの軸方向内端部に支持し、前記キャップの内側空間に配置している。
この為、本発明の場合には、特許文献2に記載された発明に比べて、前記給電コイルと前記受電コイルとを近接対向させ易くする事が可能になると共に、これら給電コイルと受電コイルとの間に存在する前記キャップが給電の障害になる(磁束の透過を妨げる)事を防止できる。従って、前記給電コイルと前記受電コイルとの間の伝送効率を高くする事が可能になり、この給電コイルからこの受電コイルに大きな電力を伝達する事ができる。
又、本発明の場合には、車両の走行速度の影響を受けずに、前記給電コイルから前記受電コイルに向けて安定して電力を伝達できると共に、バッテリを使用する場合の様に、交換作業や充電作業を行わなくても、電力不足が生じる事がない。
この結果、本発明によれば、タイヤ等の回転部材に設置したセンサ等の電子機器に対し、消費電力に見合う大きな電力を安定して供給する事ができる。
更に、本発明の場合には、給電コイルを、転動体を設置した空間やキャップの内側空間に設置せずに、このキャップの外側空間に配置した状態で、前記給電コイルとこのキャップの内側空間に配置された受電コイルとの間でワイヤレス給電を行う。この為、外輪や前記キャップなどに、前記給電コイルに電力を供給するケーブルを挿通する為の貫通孔を形成しなくて済む。従って、車輪支持用転がり軸受ユニットの防水性や密封性を良好に確保できる。
本発明の実施の形態の第1例に就いて、図1〜2を参照しつつ説明する。本例の車輪支持用転がり軸受ユニット1は、従動輪である車輪を構成するタイヤ2及びホイール3、並びに、制動装置であるディスクブレーキ装置4を構成するロータ5を、懸架装置を構成するナックル6に対して回転自在に支持するものであり、静止側軌道輪である外輪7の内径側に、回転側軌道輪であるハブ8を、複数個の玉9、9を介して、回転自在に支持している。
尚、本明細書及び特許請求の範囲に於いて、軸方向に関して「内」とは、車両への組み付け状態で車両の幅方向中央側となる、図1〜3の右側を言う。反対に、車両の幅方向外側となる、図1〜3の左側を、軸方向に関して「外」と言う。
尚、本発明を実施する場合には、ハブ本体のうち、内輪が外嵌固定された部分よりも軸方向内方に突出した部分に雄ねじ部を形成し、該雄ねじ部にナットを螺合し更に締め付ける事で、内輪をハブ本体に支持固定する構成を採用する事もできる。
即ち、本例の場合には、前記外輪7の軸方向内端開口部を塞いだキャップ25の底板部27の軸方向内側面に支持され、このキャップ25の外側空間32に配置された前記給電コイル33と、前記内輪14の軸方向内端部に支持され、前記キャップ25の内側空間39に配置された前記受電コイル40とを、非磁性材製であるこのキャップ25の底板部27を挟んで対向させている。この為、前記給電コイル33と前記受電コイル40とを、十分に近接対向させる事ができる共に、前記キャップ25(底板部27)が、給電の障害になる(磁束の透過を妨げる)事を防止できる。従って、前記給電コイル33と前記受電コイル40との間の伝送効率を高くする事が可能になり、この給電コイル33からこの受電コイル40に、前記各センサ44、45の消費電力に見合う大きな電力を伝達する事ができる。
この結果、本例によれば、前記各センサ44、45に対し、消費電力に見合う大きな電力を安定して供給する事ができる。
更に、本例の場合には、前記給電コイル33を、前記各玉9、9を設置した空間や前記内側空間39に設置せずに、前記外側空間32に配置した状態で、前記給電コイル33とこの内側空間39に配置された前記受電コイル40とを近接対向させて、ワイヤレス給電を行う事ができる。この為、前記外輪7や前記キャップ25に、前記給電コイル33に電力を供給するケーブルを挿通する為の貫通孔を形成しなくて済む。従って、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1の防水性や密封性を良好に確保できる。又、本例の場合には、前記給電側デバイス30を前記外部空間32に配置する為、この給電側デバイス30を容易に設置する事ができ、前記各玉9、9を設置した空間や前記内側空間39を必要以上に大きくしなくて済む。
尚、本例を実施する場合に、前記受電コイル40に伝達された電力(整流回路42により整流された後の直流電力)は、前記タイヤ側センサ44及び前記ホイール側センサ45に対して直接供給せずに、例えば前記ハブ本体13の内部や前記ホイール3に別途設けた予備バッテリに一次的に蓄えた(充電した)後に供給する事もできる。
本発明の実施の形態の第2例に就いて、図3を参照しつつ説明する。本例の車輪支持用転がり軸受ユニット1aの場合には、前記実施の形態の第1例の構造に対して、非接触給電装置29を構成する給電側デバイス30の支持構造を変更した点にある。その他の構成及び作用効果に就いては、前記第1例の場合と同様である為、重複する説明は省略し、以下、本例の特徴部分を説明する。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
2 タイヤ
3 ホイール
4 ディスクブレーキ装置
5 ロータ
6 ナックル
7 外輪
8 ハブ
9 玉
10a、10b 外輪軌道
11 静止側フランジ
12 取付孔
13 ハブ本体
14 内輪
15a、15b 内輪軌道
16 小径段部
17 かしめ部
18 回転側フランジ
19 結合孔
20 保持器
21 支持孔
22 位置決め筒部
23 結合部材
24 シールリング
25 キャップ
26 嵌合筒部
27 底板部
28 フランジ部
29 非接触給電装置
30 給電側デバイス
31 受電側デバイス
32 外側空間
33 給電コイル
34 発振回路
35 コネクタ
36 ケース
37 バッテリ
38 ケーブル
39 内側空間
40 受電コイル
41 基板
42、42a 配線
43 整流回路
44 タイヤ側センサ
45 ホイール側センサ
46 取付台座
47 台座本体
48 脚部
49 貫通孔
50 密封栓
Claims (2)
- 内周面に外輪軌道を有し、使用時にも回転しない外輪と、
外周面に内輪軌道を有し、使用時に車輪と共に回転するハブと、
前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に設けられた転動体と、
前記外輪の軸方向内端部に固定され、この外輪の軸方向内端開口部を塞ぐキャップと、を備えた車輪支持用転がり軸受ユニットであって、
前記キャップが、非磁性材製であり、
このキャップの外側空間に配置された給電コイルとの間で非接触給電を行う受電コイルが、前記ハブの軸方向内端部に支持され、前記キャップの内側空間に配置されている
事を特徴とする車輪支持用転がり軸受ユニット。 - 前記給電コイルが、前記キャップの外面に支持されている、請求項1に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016126158A JP2018001769A (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 車輪支持用転がり軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018001769A5 JP2018001769A5 (ja) | 2019-05-09 |
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Family Applications (1)
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JP2016126158A Pending JP2018001769A (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 車輪支持用転がり軸受ユニット |
Country Status (1)
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Cited By (3)
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2016
- 2016-06-27 JP JP2016126158A patent/JP2018001769A/ja active Pending
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