JP2005208517A - 閃光発光部内蔵カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】自動移動モードと情報送信発光モードとが同時に動作することにより撮影者の意に反する動作を行ったり、使い勝手が悪くなったりすることのない閃光発光部内蔵カメラを提供する。
【解決手段】撮影モード設定部109により全自動モードが設定されている場合に、その後にコマンド発光モードを設定(S256)したとしても、その設定を無視(S21,S51〜S55,S33)して動作する。また、コマンド発光モードである旨の表示を、照明発光マークAを消灯することによりおこなう。さらに、シンクロモードスイッチSW2を押しながらメインコマンドダイヤルを回転することによりシンクロモードの変更を行い、シンクロモードスイッチSW2を押しながらサブコマンドダイヤルを回転することにより調光補正量を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用位置と格納位置との間を移動可能な閃光発光部を内蔵する閃光発光部内蔵カメラに関するものである。
撮影時に補助照明光として利用するために閃光発光を行う閃光発光部を内蔵したカメラでは、使用位置と格納位置との間を移動可能な閃光発光部を有するものが多くなっている。
そのような閃光発光部内蔵カメラの中には、閃光発光部の格納位置から使用位置への移動(以下、ポップアップと呼ぶ)は、撮影者が意識的に操作することにより行う方式(以下、手動移動モードと呼ぶ)を採用するものがある。
他方で、上述の場合と同様な閃光発光部内蔵カメラであっても、被写体の輝度情報に応じてカメラの制御部等で閃光発光の必要性を判断し、閃光発光が必要な場合にのみ閃光発光部のポップアップをばね付勢力等により行う方式(以下、自動移動モードと呼ぶ)を採用するものもある(例えば、特許文献1)。
自動移動モードを採用しているカメラであっても、撮影者自身の操作により比較的高度な撮影技法を駆使したい場合と、簡単に操作したい場合との両方に対応することができるように、手動移動モード及び自動移動モードの両方を選択的に行うことができるようにすることが多い。
一方、閃光発光装置を利用して被写体を照明する手法として、カメラから離れた位置に配置した遠隔(リモート)閃光発光装置をカメラからの指示により発光させる手法が知られており、このカメラから遠隔閃光発光装置への指示を行う通信を、カメラに取り付けられたマスター閃光発光装置の間欠的なパルス状の発光を利用した光通信により行う手法が知られている。また、特許文献2には、この光通信をカメラに内蔵された閃光発光部により行う形態が記載されている。
しかし、上述の手動移動モード及び自動移動モードの両方を選択的に行うことができるカメラにおいて、自動移動モードを行う設定と、光通信をカメラに内蔵された閃光発光部により行う設定(以下、情報送信発光モード)とが併せて動作してしまうと、以下のような問題が発生する。
例えば、自動移動モードでは、輝度情報を基にして閃光発光部を発光させるか否か、すなわち、閃光発光部をポップアップさせるか否かを判断しているので、撮影者が情報送信発光モードを選択していても、閃光発光部がポップアップを行わず、遠隔閃光発光装置へ光信号を伝えることができないという問題がある。
また、被写界が暗い場合などに自動的にポップアップを行ったとしても、遠隔閃光発光装置が設置されているとは限らず、光通信に用いる間欠的な閃光発光(以下、通信発光)を行ってよいものかカメラとしては判断できず、また、勝手に通信発光を行っても、エネルギーの無駄になり、カメラの電池が消耗してしまうという問題があった。
さらに、自動移動モードにおいて情報送信発光モードが設定された場合には、常に閃光発光部を使用位置に移動しておくという選択肢もあり得るが、そのようにしても、遠隔閃光発光装置が設置されているとは限らず、上述と同様な問題が発生してしまう。
さらにまた、自動移動モードを使用する場合は、簡単に撮影を行いたい場合であったり、初心者等が使用する場合であったりするので、そのような場合に、高度な撮影技法である遠隔閃光発光装置を利用した撮影を行う情報送信発光モードを行えるようにすると、自動移動モードを設けておく利点が薄れ、かえって使い勝手が悪くなってしまうという問題があった。
特開平10−186471号公報 特開2000−89305号公報
本発明の課題は、自動移動モードと情報送信発光モードとが同時に動作することにより撮影者の意に反する動作を行ったり、使い勝手が悪くなったりすることのない閃光発光部内蔵カメラを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、使用位置と格納位置との間を移動可能な閃光発光部(151)を内蔵する閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記閃光発光部を格納位置から使用位置に駆動する駆動手段(104,105)と、被写体の輝度条件に応じて前記駆動手段を駆動して前記閃光発光部を前記格納位置から前記使用位置へと移動させる自動移動モード、又は、撮影者の手動操作により前記駆動手段を駆動して前記閃光発光部を格納位置から使用位置へと移動させる手動移動モードのいずれかを設定する移動モード設定部(109)と、前記閃光発光部により被写体を照明する閃光発光を行う照明発光モード、又は、前記閃光発光部を間欠的に発光させて光信号として情報の送信を行う情報送信発光モードのいずれかを設定する発光モード設定部(118)と、前記移動モード設定部及び前記発光モード設定部による設定内容に従い閃光発光に関する動作を制御する制御部(101)を備え、前記制御部は、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて動作しないように制御を行うこと、を特徴とする閃光発光部内蔵カメラである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記制御部(101)は、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて設定された場合には、後に設定されたモードについて設定が行われなかった場合と同様な動作を行うこと、を特徴とする閃光発光部内蔵カメラである。
請求項3の発明は、請求項1に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記制御部(101)は、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて設定された場合には、後に行われた設定に対応するように先に行われた設定を変更すること、を特徴とする閃光発光部内蔵カメラである。
請求項4の発明は、請求項1に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記制御部(101)は、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて設定された場合には、後に行われた設定を解除すること、を特徴とする閃光発光部内蔵カメラである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記制御部(101)は、前記自動移動モードを優先して制御を行うこと、を特徴とする閃光発光部内蔵カメラである。
請求項6の発明は、使用位置と格納位置との間を移動可能な閃光発光部(151)を内蔵する閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記閃光発光部を格納位置から使用位置に駆動する駆動手段(104,105)と、被写体の輝度条件に応じて前記駆動手段を駆動して前記閃光発光部を格納位置から使用位置へと移動させる自動移動モード、又は、撮影者の手動操作により前記駆動手段を駆動して前記閃光発光部を格納位置から使用位置へと移動させる手動移動モードのいずれかを設定する移動モード設定部(109)と、前記閃光発光部により被写体を照明する閃光発光を行う照明発光モード、又は、前記閃光発光部を間欠的に発光させて光信号として情報の送信を行う情報送信発光モードのいずれかを設定する発光モード設定部(118)と、を備え、前記移動モード設定部及び前記発光モード設定部は、後に行われる設定では、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとを併せて設定できないようにすること、を特徴とする閃光発光部内蔵カメラである。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて設定されようとしたとき、及び/又は、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて設定されたときに、警告を行う警告部を有すること、を特徴とする閃光発光部内蔵カメラである。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記移動モード設定部(109)及び/又は前記発光モード設定部(118)による設定内容を表示する表示部(108)を有し、前記表示部は、前記情報送信発光モードが設定されていることを表示すること、を特徴とする閃光発光部内蔵カメラである。
請求項9の発明は、請求項8に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記表示部(108)は、前記照明発光モードが設定されているときには、その旨を表す照明発光マーク(A)を表示し、前記照明発光マークを表示しないことにより前記情報送信発光モードが設定されていることを表すこと、を特徴とする閃光発光部内蔵カメラである。
請求項10の発明は、使用位置と格納位置との間を移動可能な閃光発光部(151)を内蔵する閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記閃光発光部を格納位置から使用位置に駆動する駆動手段(104,105)と、前記駆動手段を駆動させて前記閃光発光部を格納位置から使用位置に駆動する指示を与えるときに操作する駆動指示操作手段(SW2)と、前記駆動指示操作手段を操作しながら操作することにより前記閃光発光部の動作内容を指示することができる第1の指示操作手段(SW3,SW4)と、前記第1の指示操作手段とは別の操作手段であって、前記駆動指示操作手段を操作しながら操作することにより前記閃光発光部の発光量の過不足量である調光補正量を指示することができる第2の指示操作手段(SW5,SW6)と、を備える閃光発光部内蔵カメラである。
請求項11の発明は、請求項10に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、前記第1の指示操作手段(SW3,SW4)は、前記駆動指示操作手段(SW2)を操作しながら操作することにより、先幕シンクロ発光、赤目現象軽減発光、赤目現象軽減発光スローシンクロ発光、スローシンクロ発光、後幕シンクロ発光、発光禁止の中の少なくとも2つ以上の動作内容から選択的に指示することができること、を特徴とする閃光発光部内蔵カメラである。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)制御部は、自動移動モードと情報送信発光モードとが併せて動作しないように制御を行うので、撮影者の意図に沿った動作をすることができ、使い勝手をよくすることができる。よって、自動移動モード(オートポップアップ)を行うことができる閃光発光部を内蔵したカメラにおいて、適切な発光制御を行うことができる。
(2)制御部は、自動移動モードと情報送信発光モードとが併せて設定された場合には、後に設定されたモードについて設定が行われなかった場合と同様な動作を行うので、撮影者に意識させることなく、自然に動作をすることができる。
(3)制御部は、自動移動モードと情報送信発光モードとが併せて設定された場合には、後に行われた設定に対応するように先に行われた設定を変更するので、直前の操作が優先されるという点で、使い勝手のよいカメラとすることができる。
(4)制御部は、自動移動モードと情報送信発光モードとが併せて設定された場合には、後に行われた設定を解除することができるので、設定を誤って行ったとしてもその設定がされていない状態と同じ状態となり、初心者等にとって使いやすいカメラとすることができる。
(5)制御部は、自動移動モードを優先して制御を行うので、初心者等にとって使いやすいカメラとすることができる。
(6)移動モード設定部及び発光モード設定部は、後に行われる設定では、自動移動モードと情報送信発光モードとを併せて設定できないようにするので、誤った設定をしてしまうことを防止できる。
(7)自動移動モードと情報送信発光モードとが併せて設定されようとしたとき、及び/又は、自動移動モードと情報送信発光モードとが併せて設定されたときに、警告を行う警告部を有するので、撮影者は、自分の設定操作に問題があるということを認識できる。
(8)表示部は、情報送信発光モードが設定されていることを表示するので、通常の使い方とは異なる情報送信発光モードであるということを撮影者が簡単に把握することができる。
(9)表示部は、照明発光モードが設定されているときには、その旨を表す照明発光マークを表示し、照明発光マークを表示しないことにより情報送信発光モードが設定されていることを表すので、新たな表示パターンを用意しなくとも、情報送信発光モードが設定されていることを表示することができる。
(10)駆動指示操作手段を操作しながら操作することにより閃光発光部の動作内容を指示することができる第1の指示操作手段と、第1の指示操作手段とは別の操作手段であって、駆動指示操作手段を操作しながら操作することにより閃光発光部の発光量の過不足量である調光補正量を指示することができる第2の指示操作手段とを備えるので、操作部材を減らすことによりコストダウンを図ることができ、また、操作性の向上も図ることができる。
(11)第1の指示操作手段は、駆動指示操作手段を操作しながら操作することにより、先幕シンクロ発光、赤目現象軽減発光、赤目現象軽減発光スローシンクロ発光、スローシンクロ発光、後幕シンクロ発光、発光禁止の中の少なくとも2つ以上の動作内容から選択的に指示することができるので、閃光発光に関する主な操作を簡単に設定することができる。
自動移動モードと情報送信発光モードとが同時に動作することにより撮影者の意に反する動作を行ったり、使い勝手が悪くなったりすることのないようにするという目的を、簡単かつ確実に実現した。
図1は、本実施例における閃光発光部内蔵カメラ(以下、単にカメラとする)の構成を示すブロック図である。
本実施例におけるカメラは、撮像素子を用いて画像を電子的に撮影する所謂デジタルカメラである。一般的に、撮像素子を有するデジタルカメラにおいて、閃光発光部が発光した閃光が被写体によって反射し、カメラに戻ってきた反射光を撮影レンズLを透過して受光して閃光発光部の発光量を制御するためには、本発光前に閃光発光部を微少光量で予備発光(プリ発光)を行い、本発光量を決定する必要がある。
閃光発光部151は、使用位置と格納位置との間を移動可能なようにカメラに内蔵されているストロボ発光部である。閃光発光部151は、不図示の付勢ばねにより使用位置方向へ付勢されているが、格納位置にあるときには、不図示の係止手段により係止されて格納位置に保持されている。閃光発光部151が格納位置にあるときに後述のマグネット104が動作すると、その駆動力によって係止手段による係止が解除され、付勢ばねによる使用位置方向への付勢力により使用位置へポップアップを行う。なお、本実施例では、使用位置から格納位置への移動は、手動でも行うが、この移動についてもアクチュエータを用いて駆動する。
演算回路101は、マイクロコンピュータなどによって構成される回路であり、後述する各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づいて制御信号を各ブロックへ出力する。演算回路101は、閃光発光を伴わない撮影時におけるカメラ制御の他に、閃光発光を伴う撮影時には、閃光発光に関する動作を制御する機能も有した制御部である。
閃光発光部発光回路102は、演算回路101の指示により充電を開始するとともに、充電完了を演算回路101に出力し、さらに演算回路101からの発光開始、及び、発光停止の指示により発光部151の発光、及び、その停止を制御する。
ポップアップ検知スイッチSW1は、閃光発光部151のポップアップを検出する検出部であり、一端は接地され、他端は演算回路101に入力されている。
測光部103は、演算回路101からの指示により撮影レンズLを透過した被写体光量を検出し、この検出結果を演算回路101に入力する。また、この測光部103は、閃光発光部151の発光した閃光が被写体から反射した反射光を、撮影レンズLを透過して受光し、この受光信号を時間積分し、その時間積分値を演算回路101へ出力する。
マグネット104は、閃光発光部151をポップアップさせるときに動作するアクチュエータであり、駆動回路105により駆動されて作動する。マグネット104,駆動回路105及び先に説明した不図示の付勢ばね等によって閃光発光部151をポップアップさせる駆動手段が形成されている。
ランプ106は、閃光発光部151の発光前に赤目現象を軽減するために発光するランプであり、駆動回路107により駆動されて発光する。
表示部108は、シンクロモード、マニュアル発光モード、コマンド発光モード、調光補正マーク、調光補正値、シャッタ速度、絞り値などを表示する液晶表示部である。
ここで、表示部108の表示内容について説明する。
図11は、表示部108の表示セグメントを全て表示した図である。
図12は、Pモード時に不図示のシンクロモードボタンを押下した時の表示部108の表示を示す図である。
この場合に表示されるのは、シンクロモード、調光補正マーク及び調光補正値である。この図12では、先幕シンクロモードで調光補正値が0.0の場合を示している。
図13は、Pモードにおけるシンクロモード毎の表示を示す図である。
図12に示した状態で、さらに不図示のメインコマンドダイヤルを回転すると図12のシンクロモード部分が変更され、図13(a)赤目軽減シンクロモード、図13(b)赤目軽減スローシンクロモード、図13(c)スローシンクロモード、図13(d)後幕シンクロモード及び図12の先幕シンクロモードを含めた表示のいずれかとなる。
また、表示例は示さないが、図12の状態で不図示のサブコマンドダイヤルを回転すると調光補正値を変更することができる。
図14は、全自動モード時に不図示のシンクロモードボタンを押下した時の表示部108の表示を示す図である。
この場合に表示されるのは、シンクロモードのみである。この図14では、自動発光モードの場合を示している。
図14の状態で、さらに不図示のメインコマンドダイヤルを回転すると図14のシンクロモード部分が変更され、図15(a)赤目軽減自動発光モード、図15(b)発光禁止モード及び図14の自動発光モードを含めた表示のいずれかになる。
図15は、全自動モードにおけるシンクロモード毎の表示を示す図である。
図16は、コマンド発光モード時の表示を示す図である。
コマンド発光モードを示す表示は、シンクロモードセグメントの枠のみを点灯することでコマンド発光モードであることを表示する。別の言い方をすると、閃光発光部151が照明光として閃光を発光する発光モードでは、図12中の矢印が途中で折れ曲がった稲妻のような図形で照明発光を行う旨を表示する照明発光マークAと枠Bとが表示されるが、コマンド発光モードでは、照明発光マークAを消灯する。なお、全自動モードにおいて閃光発光部151を全く発光させない発光禁止では、上述の図15(b)の表示を行い、Pモードにおいて閃光発光部151をポップアップさせずに格納位置にあることにより発光を行わない場合には、照明発光マークA,枠B,図15(b)の表示のいずれも表示しない。したがって、すべての状態を確実に表示することができる。
このようにすることで、液晶表示のセグメントを増やすことなくコマンド発光モードであることを表示することができる。
図17は、発光モードがマニュアル発光モード時に点灯するセグメントを示す図である。
図18は、撮影モードがPモード、シンクロモードが赤目軽減スローシンクロモードであり、発光モードは、TTL調光モードであり、調光補正を設定した場合の表示例を示す図である。
図19は、全自動モードでシンクロモードが自動発光モードの表示例を示す図である。
なお、全自動モードでは、発光モードは、必ずTTL調光モードとなる。
図20は、撮影モードがPモード、シンクロモードが先幕シンクロモードであり、発光モードは、マニュアル発光モードである場合の表示例を示す図である。
図21は、全自動モードでシンクロモードが発光禁止モードの表示例を示す図である。
図22は、撮影モードがPモード、発光モードがコマンド発光モードの表示例を示す図である。
撮影モード設定部109は、撮影モードダイヤル、ブラシ、撮影モードダイヤル位置検出パターン等から構成され、撮影者が回転操作した撮影モードダイヤルの位置により選択された撮影モードを演算回路101へ出力する。
撮影モードとは、撮影時の露出値決定をどのように行うのかという点を主な観点としてカメラの撮影時の動作形態を複数種類に分けたものであり、本実施例では、プログラムオートモード(以下、Pモード)、シャッタ優先オートモード、絞り優先オートモード、マニュアルモード、全自動モード、イメージプログラムモードを備えている。
Pモードは、被写体輝度毎にあらかじめ設定されている絞り値及びシャッタ速度の組み合わせ(プログラム線図)に従い撮影時の絞り値及びシャッタ速度を決定するモードである。また、Pモードでは、プログラムシフト、露出補正、オートブラケッティング、多重露出、スローシンクロ、後幕シンクロ等を使用できるようになっている。さらに、Pモードでは、閃光発光部151のポップアップは、撮影者が必要であると判断したときに、手動操作を行うことによりマグネット104を駆動させてポップアップを行う手動移動モードとなる。
一方、全自動モードは、カメラが自動的にセットする絞り値及びシャッタ速度の組み合わせは同じであるが、被写体輝度に応じて必要なときに閃光発光部151を自動的にポップアップさせる(自動移動モードが設定される)ようになっている。
したがって、撮影モード設定部109は、閃光発光部151の移動モードを実質的に設定する移動モード設定部の機能も有している。
上述のその他の撮影モードを選択した場合の閃光発光部151の移動モードは、シャッタ優先オートモード、絞り優先オートモード、マニュアルモードでは、手動移動モードとなる。
また、イメージプログラムモードは、さらに、ポートレートモード、風景モード、クローズアップモード、スポーツモード、夜景ポートレートモードに細かく分かれており、そのうち、風景モード及びスポーツモードは、手動移動モードとなり、残るポートレートモード、クローズアップモード、夜景ポートレートモードは、自動移動モードとなる。
なお、本発明では、この移動モード設定部としての動作が重要になり、撮影モードが異なることによる他の差異については本発明に大きな影響を与えないので、以下の説明では、理解を容易にするために、Pモードと全自動モードの2つのモードについてのみ説明を行う。
シンクロモードスイッチSW2は、不図示のシンクロモードボタンの押下げに連動してオンし、押下げの解除に連動してオフするスイッチである。不図示のシンクロモードボタンを押し下げてシンクロモードスイッチSW2がオンすると、閃光発光部151のポップアップを行うことができる。すなわち、不図示のシンクロモードボタン及びシンクロモードスイッチSW2により、駆動手段105に閃光発光部151をポップアップさせる指示を与えるときに操作する駆動指示操作手段の機能を有していることになる。また、シンクロモードボタンを押し下げた状態でメインコマンドダイヤル又はサブコマンドダイヤルを回転することにより、シンクロモード又は調光補正量の変更及び設定をすることができる(詳細は、後述する)。
スイッチSW3,SW4は、不図示のメインコマンドダイヤルの回転に連動してオン、オフするスイッチであり、演算回路101に接続されている。そして演算回路101は、スイッチSW3,SW4の出力から得られる信号の位相差によって不図示のメインコマンドダイヤルの回転方向を判定する。なお、不図示のメインコマンドダイヤル及びスイッチSW3,SW4により、第1の指示操作手段が形成されている。
スイッチSW5,SW6は、不図示のサブコマンドダイヤルの回転に連動してオン、オフするスイッチであり、演算回路101に接続されている。そして演算回路101は、スイッチSW5,SW6の出力から得られる信号の位相差によって不図示のサブコマンドダイヤルの回転方向を判定する。なお、不図示のサブコマンドダイヤル及びスイッチSW5,SW6により、第2の指示操作手段が形成されている。
モータ制御回路112は、シーケンスモータ113の回転を制御する部分である。シーケンスモータ113は、すでに公知のシーケンス駆動装置に組み込まれ、このシーケンス駆動装置を駆動することによりミラーのアップ・ダウン、絞りの絞り込み・開放復帰、シャッタチャージを行う。なお、このシーケンス駆動装置には、シーケンススイッチSW7が配設されてミラーアップ動作開始直後からオフし、ミラーアップ完了直前からミラーアップ中にオンとなる。また、ミラーダウン開始直後からオフし、ミラーダウン直前からミラーダウン中オンとなる。こうしたタイミングでオン・オフするこのシーケンススイッチSW7の状態によりシーケンスモータ113の駆動及びブレーキの制御を行うことでシーケンス駆動装置の動作を制御することが以下のように可能となる。
まず、シーケンス駆動装置がミラーダウン状態でシーケンスモータ113が停止している状態では、シーケンススイッチSW7は、オン状態を保っている。ミラーアップのためにシーケンスモータ113を正転すると、シーケンス駆動装置が作動して若干の時間遅れでシーケンススイッチSW7がオフする。シーケンスモータ113の正転を継続するとシーケンス駆動装置の作動によりミラーアップ及び絞りの絞込みが行われる。さらにシーケンスモータ113の正転を継続すると、シーケンス駆動装置の作動によってミラーアップ完了の直前にシーケンススイッチ113がオンするので、ここで、シーケンスモータ113のブレーキ制御を行ってシーケンスモータ113を停止してシーケンス駆動装置によるミラーアップ動作を停止する。なお、絞りの絞込み動作は、ミラーアップ完了までには終了するようにシーケンス駆動装置が構成されている。
一方、ミラーアップ状態では、シーケンススイッチSW7は、オン状態を維持している。ミラーダウンのためにシーケンスモータ113を逆転すると、シーケンス駆動装置が作動して若干の時間遅れでシーケンススイッチSW7がオフする。シーケンスモータ113の逆転を継続すると、シーケンス駆動装置の作動によりミラーダウンが行われ、また、絞りが係止されている場合には、係止の解除がなされるとともに絞りの開放への復帰が行われ、さらに後述のシャッタ115のチャージが行われる。さらにシーケンスモータ113の逆転を継続すると、シーケンス駆動装置の作動によってミラーダウン完了の直前にシーケンススイッチSW7がオンするので、ここで、シーケンスモータ113のブレーキ制御を行ってシーケンスモータ113を停止してシーケンス駆動装置によるミラーダウン動作を停止する。なお、絞りの開放復帰及びシャッタ115のチャージはミラーダウン完了までには終了するようにシーケンス駆動装置が構成されている。
シャッタ制御回路114は、シャッタ115の先幕及び後幕の保持及びそれぞれの解除を制御する。なお、シャッタ115は、シーケンス駆動装置のミラーアップ途中でチャージの解除がなされるので、シーケンス駆動装置によるミラーアップ動作前にシャッタ115の先幕及び後幕の保持を行う必要がある。
なお、X接点スイッチSW8は、シャッタ115の先幕が走行を完了するとオンし、シャッタ115のチャージ途中でオフする。
絞り位置検出装置116は、シーケンス駆動装置により絞りが絞り込まれるときの絞りの位置を検出する。
絞り係止装置117は、この絞り係止装置117を作動させることにより絞りが係止されて絞りの絞込みが停止するようになっている。なお、この絞り係止装置117による絞りの係止は、シーケンス駆動装置のミラーダウン途中に解除されるようにシーケンス駆動装置が構成されている。
半押しスイッチSW9は、不図示のレリーズボタンの全ストロークの半分程度までのストロークの押し下げに連動してオンし、全ストロークの半分程度までのストロークの押し下げを解除するとオフするスイッチであり、閃光発光部151のオートポップアップのための判定をするタイミングを図るときにも利用される。
レリーズスイッチSW10は、不図示のレリーズボタンの全ストロークの押し下げに連動してオンし、全ストロークの押し下げの解除によりオフするスイッチであり、撮影開始の指示のトリガとなる。
発光モード設定操作部材118は、TTLモード、マニュアル発光モード、コマンド発光モードの3種類の発光モードのいずれか一つを選択する発光モード設定部である。発光モード設定操作部材118は、コマンド発光モードを選択した場合には、遠隔操作する遠隔(リモート)閃光発光装置の発光モードとしてTTLモード、マニュアル発光モード、外部調光モードの3種類の発光モードのいずれか一つを選択するようになっている。
ここで、TTLモード、及び、マニュアル発光モードは、被写体を照明する照明光を閃光発光部151により発光する照明発光モードであり、コマンド発光モードは、閃光発光部151を間欠的に発光させて光信号として不図示の遠隔(リモート)閃光発光装置へ情報の送信を行う情報送信発光モードである。
撮像素子121は、CCDなどの受光センサであって、撮影レンズLを透過した被写体光を受光して撮像して画像信号を出力する。
A/D変換回路122は、撮像装置121から出力されるアナログ画像信号をデジタル信号に変換する回路である。
ASIC123は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などで構成される画像処理回路であり、デジタル信号に対してホワイトバランス(WB)調整などの画像処理、画像処理後の画像データを所定の形式で圧縮する圧縮処理、圧縮されたデータを伸長する伸長処理などの一連の処理に特化したLSI(Large Scale Integration)である。
タイミング回路124は、タイミング信号を発生して撮像装置121及びA/D変換回路122に駆動信号を出力する回路である。
バッファメモリ125は、画像処理、圧縮処理及び伸長処理など各種の処理を施す画像データを一時的に格納するメモリである。
記録媒体126は、圧縮処理後の画像データが記録されるメモリカード等などの媒体であり、カメラ本体に対して着脱可能に設けられている。
次に、本実施例のカメラの動作について、図2〜図9を用いて説明する。
図2〜図5は、演算回路101の動作を示すメインルーチンのフローチャートである。
カメラに不図示の電池が装填されるとプログラムがスタートし、図2のステップ(以下、単にSとする)1以降の動作を実行する。
S1では、初期リセットとして調光補正量Hに0.0を代入し、撮影モードフラグMを0にセットし、発光モードパラメータCに1を代入し、遠隔閃光発光装置発光モードパラメータCCに1を代入し、発光モード保存パラメータMCに0を代入し、Pモード(プログラムモード)のシンクロモードパラメータSに1を代入し、全自動モードのシンクロモードパラメータSSに1を代入する。
ここで、各パラメータについて説明する。
図23は、本実施例の説明中で使用するパラメータを説明する図である。
調光補正量Hは、0.5段ステップで±3.0段の範囲で設定可能な値であり、プラスの大きな値に設定されるほど閃光発光部の発光量が多くなって被写体をより明るく照明し、マイナスで絶対値が大きくなるほど閃光発光部151の発光量が少なくなって被写体が暗く照明されることになる。
撮影モードフラグMは、全自動モードのときに0となり、Pモードのときに1となるフラグである。
発光モードパラメータCは、発光モードを示し、TTL調光モードのときに1となり、マニュアル発光モードのときに2となり、コマンド発光モードのときに3となるパラメータである。
遠隔閃光発光装置発光モードパラメータCCは、遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードを示し、TTL調光モードのときに1となり、外部調光モードのときに2となり、マニュアル発光モードのときに3となるパラメータである。
発光モード保存パラメータMCは、全自動モードになった際にPモードで設定された発光モードを保存するパラメータであり、Pモードから全自動モードに設定が変更されたときにPモードにおいて設定された発光モードを保存する。
PモードのシンクロモードパラメータSは、Pモードにおけるシンクロモードを示し、先幕シンクロモードのときに1となり、赤目軽減シンクロモードのときに2となり、赤目軽減スローシンクロモードのときに3となり、スローシンクロモードのときに4となり、後幕シンクロモードのときに5となるパラメータである。
全自動モードのシンクロモードパラメータSSは、全自動モードにおけるシンクロモードを示し、自動発光モードのときに1となり、赤目軽減自動発光モードのときに2となり、発光禁止モードのときに3となるパラメータである。
なお、本明細書中において、シンクロモードとは、上述のPモード時の先幕シンクロモード,赤目軽減シンクロモード,赤目軽減スローシンクロモード,スローシンクロモード,後幕シンクロモード、及び、全自動モード時の自動発光モード,赤目軽減自動発光モード,発光禁止モードの総称として使用している。一方、発光モードとは、TTL調光モード,マニュアル発光モード,コマンド発光モードの総称として使用している。
S2では、測光部103によって撮影レンズLを透過した光量を検出する。ここで、アペックス値を用いて表示すると被写体輝度BVは、撮影レンズLの開放絞り値AV0を透過するため測光部103としては撮影領域をあらかじめ所定の領域に分割した各領域においてBV−AV0として検出し、この測光情報を演算回路101へ出力する。
S3では、上記検出された各領域の測光情報BV−AV0ごとにあらかじめ判明している開放絞り値F2.8すなわちAV0=3を加算(式1)して領域毎の被写体輝度BVを求めるとともに被写体全体をまとめた輝度BVも算出する。
BV=(BV−AV0)+AV0 ・・・(式1)
S4では、被写体輝度BVが5以下の低輝度であるか否かの判定を行う。低輝度と判定するとS7へ進み、そうでないと判定するとS5へ進む。
S5では、領域毎の被写体輝度BVから逆光であるか否かの判定を行う。逆光であると判定するとS7へ進み、そうでないと判定するとS6へ進む。
S6では、マグネット駆動フラグMGを0にセットしてS8へ進む。なお、マグネット駆動フラグMGは、0のときに閃光発光部151をポップアップさせるための駆動源となるマグネット104を作動させず、1のときにマグネット104を作動させる。
S7では、マグネット駆動フラグMGを1にセットしてS8へ進む。
S8では、露出演算を行い、シャッタ速度TVと絞り値AVを決定する。露出演算の詳細については、後述する。
S9では、各種操作部材による設定を行う。設定の詳細については、後述する。
S10では、表示部108による表示を行う。表示の詳細については、後述する。
S11では、半押しスイッチSW9のオン、オフにより半押し状態であるか否かを判定する。半押し状態の場合は、S12へ進み、そうでない場合には、S2へ戻る。
S12では、撮影モードフラグMが0であるか否かにより撮影モードが全自動モードかPモードかを判定する。撮影モードフラグMが0であり撮影モードが全自動モードになっている場合には、S13へ進み、撮影モードフラグMが1であり撮影モードがPモードになっているの場合には、S17へ進む。
S13では、SS=3であるか否か、すなわち全自動モードにおけるシンクロモードが発光禁止モードであるか否かの判定を行う。SS=3であって全自動モードにおけるシンクロモードが発光禁止モードである場合には、S17へ進む。一方、そうでない場合には、S14へ進む。
S14では、マグネット駆動フラグMGが1であるか否か、すなわちマグネット104を作動させるのか否かの判定を行う。MG=1であってマグネット104を作動させる場合には、S15へ進み、MG=0であってマグネット104を作動させない場合には、S17へ進む。
S15では、ポップアップ検知スイッチSW1のオン、オフにより閃光発光部151がポップアップしているか否かを判定する。ポップアップしていると判定するとS17へ進み、ポップアップしていない場合は、S16へ進む。
S16では、駆動回路105によりマグネット104を作動させて閃光発光部151をポップアップさせる。
S17では、S8と同様に露出演算を行う。なお、露出演算の詳細については、後述する。
S18では、S10と同様に表示部108による表示を行う。なお、表示の詳細については、後述する。
S19では、レリーズスイッチSW10のオン、オフによりレリーズ指示であるか否かを判定する。レリーズ指示の場合には、S20へ進み、そうでない場合には、S2へ戻る。
図3に進んで、S20では、ポップアップ検知スイッチSW1のオン、オフにより閃光発光部151がポップアップしているか否かを判定する。閃光発光部151がポップアップしていると判定するとS21へ進み、ポップアップしていない場合は、S33へ進む。
S21では、撮影モードフラグMが0であるか否かの判定を行う。撮影モードフラグMが0であり撮影モードが全自動モードの場合には、S51(図5)へ進み、撮影モードフラグMが1であり撮影モードがPモードの場合には、S22へ進む。
S22では、発光モードパラメータCが3であるか否か、すなわちコマンド発光モードであるか否かの判定を行う。発光モードパラメータCが3でコマンド発光モードの場合にはS34へ進み、発光モードがコマンド発光モードでない場合はS23へ進む。
S23では、発光モードパラメータCが2であるか否か、すなわちマニュアル発光モードであるか否かの判定を行う。発光モードパラメータCが2でありマニュアル発光モードとなっている場合には、S24へ進み、発光モードがマニュアル発光モードでない場合、すなわち発光モードがTTL調光モードの場合には、S41(図4)へ進む。
S24では、PモードのシンクロモードパラメータSが5であるか否か、すなわち後幕シンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSが5であり後幕シンクロモードとなっている場合には、S32へ進み、そうでない場合には、S25へ進む。
S25では、PモードのシンクロモードパラメータSが4であるか否か、すなわちスローシンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSが4でありスローシンクロモードとなっている場合には、S31へ進み、そうでない場合には、S26へ進む。
S26では、PモードのシンクロモードパラメータSが3であるか否か、すなわち赤目軽減スローシンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSが3であり赤目軽減スローシンクロモードとなっている場合には、S30へ進み、そうでない場合には、S27へ進む。
S27では、PモードのシンクロモードパラメータSが2であるか否か、すなわち赤目軽減シンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSが2であり赤目軽減シンクロモードとなっている場合には、S29へ進み、そうでない場合にはS28へ進む。
S28では、撮影モードがPモード、閃光発光部151がマニュアル発光モード、かつ、先幕シンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S29では、撮影モードがPモード、閃光発光部151がマニュアル発光モード、かつ、赤目軽減シンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S30では、撮影モードがPモード、閃光発光部151がマニュアル発光モード、かつ、赤目軽減スローシンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S31では、撮影モードがPモード、閃光発光部151がマニュアル発光モード、かつ、スローシンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S32では、撮影モードがPモード、閃光発光部151がマニュアル発光モード、かつ、後幕シンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S33では、閃光発光を行わずに撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S34では、遠隔閃光発光装置発光モードパラメータCCが3であるか否か、すなわち遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードがマニュアル発光モードであるか否かの判定を行う。遠隔閃光発光装置発光モードパラメータCCが3であり遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードがマニュアル発光モードとなっている場合には、S35へ進み、そうでない場合には、S36へ進む。
S35では、閃光発光部151より遠隔閃光発光装置へマニュアル発光モードを指示するコマンド(間欠的な閃光発光による光信号)を送信し、遠隔閃光発光装置がマニュアル発光モードで発光する撮影モードがPモードの撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S36では、遠隔閃光発光装置発光モードパラメータCCが2であるか否か、すなわち遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードが外部調光モードであるか否かの判定を行う。遠隔閃光発光装置発光モードパラメータCCが2であり遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードが外部調光モードとなっている場合には、S37へ進み、そうでない場合、すなわち遠隔閃光発光装置発光モードパラメータCCが1であり遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードがTTL調光モードとなっている場合には、S38へ進む。
S37では、閃光発光部151より遠隔閃光発光装置へ外部調光モードを指示するコマンド(間欠的な閃光発光による光信号)を送信して遠隔閃光発光装置が外部調光モードで発光する撮影モードがPモードの撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S38では、閃光発光部151より遠隔閃光発光装置へTTL調光モードを指示するコマンド(間欠的な閃光発光による光信号)を送信して遠隔閃光発光装置がTTL調光モードで発光する撮影モードがPモードの撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
図4に進んで、S41では、PモードのシンクロモードパラメータSが5であるか否か、すなわち後幕シンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSが5であり後幕シンクロモードとなっている場合には、S4へ進み、そうでない場合には、S42へ進む。
S42では、PモードのシンクロモードパラメータSが4であるか否か、すなわちスローシンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSが4でありスローシンクロモードとなっている場合には、S48へ進み、そうでない場合には、S43へ進む。
S43では、PモードのシンクロモードパラメータSが3であるか否か、すなわち赤目軽減スローシンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSが3であり赤目軽減スローシンクロモードとなっている場合には、S47へ進み、そうでない場合には、S44へ進む。
S44では、PモードのシンクロモードパラメータSが2であるか否か、すなわち赤目軽減シンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSが2であり赤目軽減シンクロモードとなっている場合には、S46へ進み、そうでない場合には、S45へ進む。
S45では、撮影モードがPモード、閃光発光部151がTTL調光モード、かつ、先幕シンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S46では、撮影モードがPモード、閃光発光部151がTTL調光モード、かつ、赤目軽減シンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S47では、撮影モードがPモード、閃光発光部151がTTL調光モード、かつ、赤目軽減スローシンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S48では、撮影モードがPモード、閃光発光部151がTTL調光モード、かつ、スローシンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
S49では、撮影モードがPモード、閃光発光部151がTTL調光モード、かつ、後幕シンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。
図5に進んで、S51では、マグネット駆動フラグMGが0であるか否か、すなわちS4からS5、S6へと進むフローにおいて低輝度でもなく逆光でもない判定がなされているか否かの判定を行う。マグネット駆動フラグMGが0であり低輝度でもなく逆光でもない場合には、S33(図3)へ進み、そうでない場合にはS52へ進む。
S52では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSが3であるか否か、すなわち発光禁止モードであるか否かの判定を行う。全自動モードのシンクロモードパラメータSSが3であり発光禁止モードとなっている場合には、S33(図3)へ進み、そうでない場合には、S53へ進む。
S53では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSが2であるか否か、すなわち赤目軽減自動発光モードであるか否かの判定を行う。全自動モードのシンクロモードパラメータSSが2であり赤目軽減自動発光モードとなっている場合には、S55へ進み、そうでない場合、すなわち自動発光モードとなっている場合には、S54へ進む。
S54では、撮影モードが全自動モード、閃光発光部151がTTL調光モード、かつ、先幕シンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。なお、撮影モードが全自動モードの自動発光モードでは、オートポップアップする点を除いて撮影モードがPモードの先幕シンクロモードと同一の露出及び発光制御となり、そのためシンクロモードが先幕シンクロモードの閃光発光をする閃光発光部151を使用した撮影となる。
S55では、撮影モードが全自動モード、閃光発光部151がTTL調光モード、かつ、赤目軽減シンクロモードの閃光発光をする撮影を行い、S2(図2)へ戻る。なお、撮影モードが全自動モードの赤目軽減自動発光モードでは、オートポップアップする点を除いて撮影モードがPモードの赤目軽減シンクロモードと同一の露出及び発光制御となり、そのためシンクロモードが先幕シンクロモードの閃光発光部151を使用した撮影となる。
次にS8及びS17に示した露出演算について図6を用いて説明する。
図6は、図2におけるS8及びS17の露出演算のサブルーチンを示すフローチャートである。
S101では、S3において得られた被写体全体をまとめた輝度BVに撮像感度SVを加算して露出値EVを算出する。ここで、撮像感度SVは、ISO100相当、すなわちSVの値は、5とする。
S102では、ポップアップ検知スイッチSW1のオン、オフにより閃光発光部151がポップアップしているか否かを判定する。閃光発光部151がポップアップしていると判定するとS103へ進み、ポップアップしていないと判定するとS109へ進む。
S103では、シャッタ速度TVの値を7、すなわち閃光発光部151の同調秒時1/125秒にセットする。
S104では、絞り値AVの値を露出値EVからシャッタ速度TVを減算することにより求める。
S105では、絞り値AVの値が3未満であるか否か、すなわち絞り値がF2.8よりも小さいか否かの判定を行う。絞り値AVの値が3未満、すなわちF2.8よりも小さいと判定するとS106へ進み、そうでない場合にはS107へ進む。
S106では、絞り値AVの値を3、すなわちF2.8にセットして図2へリターンする。
ここで、絞り値AVの値が3未満の場合に絞り値AVの値を3、すなわちF2.8にセットするのは、本実施例における撮影レンズLの絞り値の範囲は、F2.8からF22、すなわち絞り値AVの値の範囲が3から9となっているからである。
S107では、絞り値AVの値が9より大か否か、すなわち絞り値がF22よりも大きいか否かの判定を行う。絞り値AVの値が9より大きい、すなわちF22よりも大きいと判定するとS108へ進み、そうでない場合には、図2へリターンする。
S108では、絞り値AVの値を9、すなわちF22にセットして図2へリターンする。
ここで、絞り値AVの値が9より大きい場合に絞り値AVの値を9、すなわちF22にセットするのは、撮影レンズLの絞り値の範囲は、F2.8からF22、すなわち絞り値AVの値の範囲が3から9となっているからである。
S109では、絞り値AVの値に露出値EVを2で除した値から1を減算した値を代入する。
S110〜S113は、前述のS105〜S108と同一であるので、説明を省略する。ただし、S105〜S108では、図2へリターンしたが、S110〜S113ではS114へ進む点が異なる。
S114では、シャッタ速度TVの値に露出値EVから絞り値AVを減算した値を代入する。
S115では、シャッタ速度TVの値が0未満であるか否か、すなわち1秒より長秒時であるか否かの判定を行う。シャッタ速度TVの値が0未満、すなわち1秒より長秒時の場合には、S116へ進み、そうでない場合には、S117へ進む。
S116では、シャッタ速度TVの値を0、すなわち1秒にセットして図2へリターンする。ここで、シャッタ速度TVの値が0未満の場合にシャッタ速度TVの値を0、すなわち1秒にセットするのは、本実施例におけるシャッタ115のシャッタ速度制御可能な範囲が1秒から1/1000秒、すなわちシャッタ速度TVの値の範囲が0から10となっているからである。
S117では、シャッタ速度TVの値が10より大きいか否か、すなわち1/1000秒よりも高速秒時であるか否かの判定を行う。シャッタ速度TVの値が10より大きい、すなわち1/1000秒よりも高速秒時の場合には、S118に進み、そうでない場合には、図2へリターンする。
S118では、シャッタ速度TVの値を10、すなわち1/1000秒にセットして図2へリターンする。ここで、シャッタ速度TVの値が10より大きい場合にシャッタ速度TVの値を10、すなわち1/1000秒にセットするのは、本実施例におけるシャッタ115のシャッタ速度制御可能な範囲が1秒から1/1000秒、すなわちシャッタ速度TVの値の範囲が0から10となっているからである。
次に、S9に示した設定について図7,8,9を用いて説明する。
図7〜図9は、図2におけるS9の設定のサブルーチンを示すフローチャートである。
S201では、撮影モード設定部109により撮影モードがPモードに設定されているか否かの判定を行う。Pモードに設定されていると判定するとS202へ進み、そうでない場合、すなわち全自動モードに設定されている場合にはS206へ進む。
S202では、撮影モードフラグMが0であるか否かの判定を行う。撮影モードフラグMが0である場合は、撮影モード設定部109により撮影モードが全自動モードからPモードに変更された直後と判断してS203へ進み、撮影モードフラグMが1である場合は、S211へ進む。
S203では、発光モードパラメータCの値に発光モード保存パラメータMCの値を代入する。
S204では、発光モード保存パラメータMCの値を0にセットする。
S205では、撮影モードフラグMの値を1にセット、すなわち撮影モードをPモードに設定してS211へ進む。
S206では、撮影モードフラグMが1であるか否かの判定を行う。撮影モードフラグMが1である場合は、撮影モード設定部109により撮影モードがPモードから全自動モードに変更された直後と判断してS207へ進み、撮影モードフラグMが0である場合は、S211へ進む。
S207では、発光モード保存パラメータMCの値に発光モードパラメータCの値を代入してPモードにおいてセットした発光モードを記憶する。
S208では、発光モードパラメータCに1を代入して全自動モードの発光モードをTTL調光モードに設定する。
S209では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSを1にセットして撮影モード設定部109により撮影モードがPモードから全自動モードに変更された直後には、シンクロモードを自動発光モードに設定する。
S210では、撮影モードフラグMの値を0にセット、すなわち撮影モードを全自動モードに設定してS211へ進む。
S211では、シンクロモードスイッチSW2のオン、オフにより不図示のシンクロモードボタンの押下げか否かを判定する。シンクロモードスイッチSW2のオンにより不図示のシンクロモードボタンが押し下げられていると判定するとS212へ進み、そうでない場合は、図9のS251へ進む。
S212では、撮影モードフラグMが0であるか1であるかにより撮影モードが全自動モードであるのかPモードであるのかを判定する。撮影モードフラグMが0であり撮影モードが全自動モードとなっていると判定するとS213へ進み、撮影モードフラグMが1であり撮影モードがPモードとなっていると判定するとS231(図8)へ進む。
S213では、スイッチSW3,SW4の出力から不図示のメインコマンドダイヤルが反時計方向に回転したか否かを判定し、反時計方向に回転したと判定するとS214へ進み、そうでないと判定した場合はS217へ進む。
S214では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSが3であるか否か、すなわち全自動モードのシンクロモードが発光禁止モードであるか否かを判定する。全自動モードのシンクロモードパラメータSSが3であり全自動モードのシンクロモードが発光禁止モードとなっている場合には。S215へ進み、そうでない場合には、S216へ進む。
S215では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSを1、すなわち全自動モードのシンクロモードを自動発光モードに設定してS221へ進む。
S216では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSの値に1を加算してS221へ進む。これにより全自動モードのシンクロモードが自動発光モード(SS=1)の場合には、パラメータSSの値が2、すなわち赤目軽減自動発光モードとなる。また、全自動モードのシンクロモードが赤目軽減自動発光モード(SS=2)の場合には、パラメータSSの値が3、すなわち発光禁止モードとなる。
上述のS211〜S215及びS211〜S216のフローにより全自動モードにおいて不図示のシンクロモードボタンを押しながら不図示のメインコマンドダイヤルを反時計方向に回転すると、全自動モードのシンクロモードが自動発光モード,赤目軽減自動発光モード,発光禁止モードの順に変化し、また自動発光モードへ戻り、その後も同じパターンでサイクリックに変化する。
S217では、スイッチSW3,SW4の出力から不図示のメインコマンドダイヤルが時計方向に回転したか否かを判定し、時計方向に回転したと判定するとS218へ進み、そうでないと判定した場合は、不図示のメインコマンドダイヤルは回転していないと判断してS221へ進む。
S218では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSが1であるか否か、すなわち全自動モードのシンクロモードが自動発光モードであるか否かを判定する。全自動モードのシンクロモードパラメータSSが1で全自動モードのシンクロモードが自動発光モードの場合には、S219へ進み、そうでない場合には、S220へ進む。
S219では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSを3、すなわち全自動モードのシンクロモードを発光禁止モードに設定してS221へ進む。
S220では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSの値から1を減算してS221へ進む。これにより全自動モードのシンクロモードが赤目軽減自動発光モード(SS=2)の場合には、パラメータSSの値が1、すなわち自動発光モードとなる。また、全自動モードのシンクロモードが発光禁止モード(SS=3)の場合には、パラメータSSの値が2、すなわち赤目軽減自動発光モードとなる。
上述のS211〜S213,S217〜S219及びS211〜S213,S217,S218,S220のフローにより全自動モードにおいて不図示のシンクロモードボタンを押しながら不図示のメインコマンドダイヤルを時計方向に回転すると、全自動モードのシンクロモードが自動発光モード,発光禁止モード,赤目軽減自動発光モードの順に変化し、また自動発光モードへ戻り、その後も同じパターンでサイクリックに変化する。
S221では、表示部108にシンクロモードを表示してS222へ進む。
S222では、撮影モードフラグMが0であるか否かにより撮影モードが全自動モードであるのかPモードであるのかを判定する。撮影モードフラグが0であり撮影モードが全自動モードになっていると判定するとS224へ進み、撮影モードフラグが1であり撮影モードフラグがPモードとなっていると判定するとS223へ進む。
S223では、表示部108に調光補正値、調光補正マークを表示してS224へ進む。
S224では、S211と同様に不図示のシンクロモードボタンの押し下げを判定し、押し下げを判定するとS212へ戻り、押し下げを判定しないとS10(図2)へリターンする。
図8に進んで、S231では、ポップアップ検知スイッチSW1のオン、オフにより閃光発光部151がポップアップしているか否かを判定する。閃光発光部151がポップアップしていると判定するとマグネット104を作動させて閃光発光部151をポップアップさせる必要はないのでS233へ進み、ポップアップしていないと判定すると閃光発光部151をポップアップさせるためにS232へ進む。
S232では、駆動回路105によりマグネット104を作動させて閃光発光部151をポップアップさせる。
以上のように、S211,S212,S231(S232)とステップを進むことにより、Pモードにおいて不図示のシンクロモードボタンを押下すると、閃光発光部151がポップアップしていない場合には、マグネット104を作動させて閃光発光部151をポップアップさせるようになっている。
S233では、スイッチSW3,SW4の出力から不図示のメインコマンドダイヤルが反時計方向に回転したか否かを判定し、反時計方向に回転したと判定するとS234へ進み、そうでないと判定した場合は、S237へ進む。
S234では、PモードのシンクロモードパラメータSが5であるか否か、すなわちPモードのシンクロモードが後幕シンクロモードであるか否かを判定する。PモードのシンクロモードパラメータSが5でありPモードのシンクロモードが後幕シンクロモードとなっている場合には、S235へ進み、そうでない場合には、S236へ進む。
S235では、PモードのシンクロモードパラメータSを1、すなわちPモードのシンクロモードを先幕シンクロモードに設定してS221(図7)へ進む。
S236では、PモードのシンクロモードパラメータSの値に1を加算してS221(図7)へ進む。これによりPモードのシンクロモードが先幕シンクロモード(S=1)の場合には、パラメータSの値が2、すなわち赤目軽減シンクロモードとなる。また、Pモードのシンクロモードが赤目軽減シンクロモード(S=2)の場合には、パラメータSの値が3、すなわち赤目軽減スローシンクロモードとなる。さらに、Pモードのシンクロモードが赤目軽減スローシンクロモード(S=3)の場合には、パラメータSの値が4、すなわちスローシンクロモードとなる。さらにまた、Pモードのシンクロモードがスローシンクロモード(S=4)の場合には、パラメータSの値が5、すなわち後幕シンクロモードとなる。
以上のように、S211,S212,S231(232),S233〜S235及びS211,S212,S231(232),S233,S234,S236とステップを進むことにより、Pモードにおいて不図示のシンクロモードボタンを押しながら不図示のメインコマンドダイヤルを反時計方向に回転すると、Pモードのシンクロモードが先幕シンクロモード,赤目軽減シンクロモード,赤目軽減スローシンクロモード,スローシンクロモード,後幕シンクロモードの順に変化し、また先幕シンクロモードへ戻り、その後も同じパターンでサイクリックに変化する。
S237では、スイッチSW3,SW4の出力から不図示のメインコマンドダイヤルが時計方向に回転したか否かを判定し、時計方向に回転したと判定するとS238へ進み、そうでないと判定した場合は、不図示のメインコマンドダイヤルは、回転していないと判断してS241へ進む。
S238では、PモードのシンクロモードパラメータSが1であるか否か、すなわちPモードのシンクロモードが先幕シンクロモードであるか否かを判定する。PモードのシンクロモードパラメータSが1でありPモードのシンクロモードが先幕シンクロモードになっている場合には、S239へ進み、そうでない場合には、S240へ進む。
S239では、PモードのシンクロモードパラメータSを5、すなわちPモードのシンクロモードを後幕シンクロモードに設定してS221(図7)へ進む。
S240では、PモードのシンクロモードパラメータSの値から1を減算してS221(図7)へ進む。これによりPモードのシンクロモードが赤目軽減シンクロモード(S=2)の場合には、パラメータSの値が1、すなわち先幕シンクロモードとなる。また、Pモードのシンクロモードが赤目軽減スローシンクロモード(S=3)の場合には、パラメータSの値が2、すなわち赤目軽減シンクロモードとなる。さらに、Pモードのシンクロモードがスローシンクロモード(S=4)の場合には、パラメータSの値が3、すなわち赤目軽減スローシンクロモードとなる。さらにまた、Pモードのシンクロモードが後幕シンクロモード(S=5)の場合には、パラメータSの値が4、すなわちスローシンクロモードとなる。
以上のように、S211,S212,S231(S232),S233,S237〜S239及びS211,S212,S231(S232),S233,S237,S238,S240とステップを進むことにより、Pモードにおいて不図示のシンクロモードボタンを押しながら不図示のメインコマンドダイヤルを時計方向に回転すると、Pモードのシンクロモードが先幕シンクロモード,後幕シンクロモード,スローシンクロモード,赤目軽減スローシンクロモード,赤目軽減シンクロモードの順に変化し、また先幕シンクロモードへ戻り、その後も同じパターンでサイクリックに変化する。
S241では、スイッチSW5,SW6の出力から不図示のサブコマンドダイヤルが反時計方向に回転したか否かを判定し、反時計方向に回転したと判定するとS242へ進み、そうでないと判定した場合は、S244へ進む。
S242では、調光補正値Hの値が3.0であるか否かの判定を行う。調光補正値Hの値が3.0でない場合には、S243へ進み、調光補正値Hの値が3.0の場合には、S221(図7)へ進む。
S243では、調光補正値Hの値に0.5を加算してS221(図7)へ進む。
以上のように、S211,S212,S231(S232),S233,S237,S241,S242,S221及びS211,S212,S231(S232),S233,S237,S241〜S243とステップを進むことにより、Pモードにおいて不図示のシンクロモードボタンを押しながら不図示のサブコマンドダイヤルを反時計方向に回転すると、調光補正値が、−3.0から+3.0まで0.5ずつ増加して3.0よりも大きくならないようになっている。
S244では、スイッチSW5,SW6の出力から不図示のサブコマンドダイヤルが時計方向に回転したか否かを判定し、時計方向に回転したと判定するとS245へ進み、そうでないと判定した場合は、S221(図7)へ進む。
S245では、調光補正値Hの値が−3.0であるか否かの判定を行う。調光補正値Hの値が−3.0でない場合には、S246へ進み、調光補正値Hの値が−3.0の場合には、S221(図7)へ進む。
S246では、調光補正値Hの値から0.5を減算してS221(図7)へ進む。
以上のように、S211,S212,S231(S232),S233,S237,S241,S244,S245,S221及びS211,S212,S231(S232),S233,S237,S241,S244〜S246とステップを進むことにより、Pモードにおいて不図示のシンクロモードボタンを押しながら不図示のサブコマンドダイヤルを時計方向に回転すると、調光補正値が3.0から−3.0まで0.5ずつ減少して−3.0よりも小さくならないようになっている。
図9に進んで、S251では、発光モード設定操作部材118により発光モードの設定操作が行われたか否かの判定を行う。発光モード設定操作部材118により発光モードの設定操作が行われたと判定するとS252へ進み、そうでないと判定するとS10(図2)へリターンする。
S252では、発光モード設定操作部材118によりマニュアル発光モードに設定されたか否かの判定を行う。発光モード設定操作部材118によりマニュアル発光モードに設定されたと判定するとS253へ進み、そうでないと判定するとS254へ進む。
S253では、発光モードパラメータCを2にセット、すなわち発光モードをマニュアル発光モードへセットしてS10(図2)へリターンする。
S254では、発光モード設定操作部材118によりコマンド発光モードに設定されたか否かの判定を行う。発光モード設定操作部材118によりコマンド発光モードに設定されたと判定するとS256へ進み、そうでないと判定するとS255へ進む。
S255では、発光モードパラメータCを1にセット、すなわち発光モードをTTL調光モードへセットしてS10(図2)へリターンする。
S256では、発光モードパラメータCを3にセット、すなわち発光モードをコマンド発光モードへセットしてS257へ進む。
S257では、発光モード設定操作部材118により遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードが外部調光モードに設定されたか否かの判定を行う。発光モード設定操作部材118により遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードが外部調光モードに設定されたと判定するとS258へ進み、そうでないと判定した場合には、S259へ進む。
S258では、遠隔閃光発光装置発光モードパラメータCCに2をセット、すなわち遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードを外部調光モードに設定してS10(図2)へリターンする。
S259では、発光モード設定操作部材118により遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードがマニュアル発光モードに設定されたか否かの判定を行う。発光モード設定操作部材118により遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードがマニュアル発光モードに設定されたと判定するとS260へ進み、TTL調光モードに設定されたと判定した場合には、S261へ進む。
S260では、遠隔閃光発光装置発光モードパラメータCCに3をセット、すなわち遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードをマニュアル発光モードに設定してS10(図2)へリターンする。
S261では、遠隔閃光発光装置発光モードパラメータCCに1をセット、すなわち遠隔閃光発光装置へ指示する発光モードをTTL調光モードに設定してS10(図2)へリターンする。
次に、S10及びS18に示した表示について図10を用いて説明する。
図10は、図2におけるS10及びS18の表示のサブルーチンを示すフローチャートである。
S301では、撮影モードフラグMが1であるか否か、すなわち撮影モード設定部109により撮影モードがPモードに設定されているか否かを判定する。撮影モードフラグMが1であり撮影モードがPモードに設定されていると判定するとS302へ進み、撮影モードが全自動モードに設定されていると判定するとS315へ進む。
S302では、発光モードパラメータCの値が3であるか否か、すなわち発光モードがコマンド発光モードであるか否かの判定を行う。発光モードパラメータCの値が3であり発光モードがコマンド発光モードとなっている場合は、S314へ進み、そうでない場合は、S303へ進む。
S303では、発光モードパラメータCの値が2であるか否か、すなわち発光モードがマニュアル発光モードであるか否かの判定を行う。発光モードパラメータCの値が2であり発光モードがマニュアル発光モードとなっている場合は、S304へ進み、そうでない場合、すなわちTTL調光モードとなっている場合は、S305へ進む。
S304では、表示部108にマニュアル発光モードの表示を行ってS305へ進む。
ここで、例えばマニュアル発光モードの表示は、図17に示したマークを点灯する。
S305では、PモードのシンクロモードパラメータSの値が1であるか否か、すなわちPモードのシンクロモードが先幕シンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSの値が1でありPモードのシンクロモードが先幕シンクロモードになっていると判定した場合にはS306へ進み、そうでないと判定した場合には、S307へ進む。
S306では、表示部108に先幕シンクロモードの表示(図12参照)を行ってS320へ進む。
S307では、PモードのシンクロモードパラメータSの値が2であるか否か、すなわちPモードのシンクロモードが赤目軽減シンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSの値が2でありPモードのシンクロモードが赤目軽減シンクロモードになっていると判定した場合には、S308へ進み、そうでないと判定した場合には、S309へ進む。
S308では、表示部108に赤目軽減シンクロモードの表示[図13(a)]を行ってS320へ進む。
S309では、PモードのシンクロモードパラメータSの値が3であるか否か、すなわちPモードのシンクロモードが赤目軽減スローシンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSの値が3でありPモードのシンクロモードが赤目軽減スローシンクロモードになっていると判定した場合には、S310へ進み、そうでないと判定した場合には、S311へ進む。
S310では、表示部108に赤目軽減スローシンクロモードの表示[図13(b)]を行ってS320へ進む。
S311では、PモードのシンクロモードパラメータSの値が4であるか否か、すなわちPモードのシンクロモードがスローシンクロモードであるか否かの判定を行う。PモードのシンクロモードパラメータSの値が4でありPモードのシンクロモードがスローシンクロモードになっていると判定した場合には、S312へ進み、そうでない場合、すなわちPモードのシンクロモードパラメータSの値が5でありPモードのシンクロモードが後幕シンクロモードになっていると判定した場合には、S313へ進む。
S312では、表示部108にスローシンクロモードの表示[図13(c)]を行ってS320へ進む。
S313では、表示部108に後幕シンクロモードの表示[図13(d)]を行ってS320へ進む。
S314では、表示部108にコマンド発光モードの表示(図16)を行ってS320へ進む。
S315では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSの値が1であるか否か、すなわち全自動モードのシンクロモードが自動発光モードであるか否かの判定を行う。全自動モードのシンクロモードパラメータSSの値が1であり全自動モードのシンクロモードが自動発光モードになっていると判定した場合には、S316へ進み、そうでないと判定した場合には、S317へ進む。
S316では、表示部108に自動発光モードの表示(図14)を行ってS322へ進む。
S317では、全自動モードのシンクロモードパラメータSSの値が2であるか否か、すなわち全自動モードのシンクロモードが赤目軽減自動発光モードであるか否かの判定を行う。全自動モードのシンクロモードパラメータSSの値が2であり全自動モードのシンクロモードが赤目軽減自動発光モードになっていると判定した場合には、S318へ進み、そうでない場合、すなわち全自動モードのシンクロモードパラメータSSの値が3であり全自動モードのシンクロモードが発光禁止モードになっていると判定した場合には、S319へ進む。
S318では、表示部108に赤目軽減自動発光モードの表示[図15(a)]を行ってS322へ進む。
S319では、表示部108に発光禁止モードの表示[図15(b)]を行ってS322へ進む。
S320では、調光補正値Hの値が0.0であるか否かの判定を行う。調光補正値Hの値が0.0の場合には、S322へ進み、調光補正値Hの値が0.0以外の場合には、S321へ進む。
S321では、表示部108に調光補正マークを点灯表示してS322へ進む。本実施例における調光補正マークは、図12中に示したマークCである。
S322では、表示部108にシャッタ速度、絞り値を表示して(図18〜図22参照)図2へリターンする。
本実施例によれば、撮影モード設定部109により全自動モードが設定されている場合に、その後にコマンド発光モードを設定(S256)したとしても、その設定を無視(S21,S51〜S55,S33)して動作するので、全自動モードとコマンド発光モードとが同時に動作することを防止できるようになり、撮影者の意図する動作を自然に行うことができ、使い勝手をよくすることができる。全自動モードを選択しているということは、撮影者が初心者であったり、簡単に撮影を行いたい場合であったりすることが多い。そういった場合には、比較的高度な撮影技法であるコマンド発光モードを誤って設定してしまう恐れもあり、そのような場合、コマンド発光モードを実行してしまうと、撮影を失敗してしまう可能性が高くなる。そこで、本実施例では、全自動モードが設定されている場合には、コマンド発光モードの設定を無視して撮影者に意識させることなくTTL調光モードを実行し、撮影を失敗してしまうことを防止している。
また、コマンド発光モードである旨の表示を、照明発光マークAを消灯することにより行ったので、液晶表示のセグメントを増やすことなく、撮影者にコマンド発光モードに設定されていることを伝えることができる。
さらに、シンクロモードスイッチSW2を押しながらメインコマンドダイヤルを回転することによりシンクロモードの変更を行い、シンクロモードスイッチSW2を押しながらサブコマンドダイヤルを回転することにより調光補正量を変更することができるので、スイッチの数を減らすことができ、コストダウンを図ることができるとともに、撮影者が操作する必要のある操作部材の数が減り、閃光発光部の設定に関する大部分の設定を上述の操作で行うことができることから、より使い易くすることができる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施例では、全自動モードが設定されている場合に、その後にコマンド発光モードを設定したとしても、その設定を無視して動作する例を示したが、これに限らず、例えば、あらかじめコマンド発光モードが設定されていて、その後に全自動モードが設定された場合に、後にされた設定、すなわち、全自動モードを無視して動作するようにしてもよい。
(2)本実施例、及び、上記変形例(1)では、全自動モード又はコマンド発光モードの内で後にされた設定を無視するようにしている例を示したが、これに限らず、例えば、以下に列挙する変形例(2−1)〜(2−4)のようにして全自動モードとコマンド発光モードとが同時に動作しないようにしてもよい。
(2−1)全自動モードとコマンド発光モードとが併せて設定された場合に、後に行われた設定に対応するように先に行われた設定を変更するようにしてもよい。すなわち、最初に全自動モードが設定されていたとしても、後でコマンド発光モードが設定された場合には、全自動モードをPモードに変更したり、その逆に、コマンド発光モードが設定されていたとしても、後で全自動モードが設定された場合には、コマンド発光モードをTTL調光モードに変更したりしてもよい。なお、全自動モードをPモードに変更するような場合、すなわち、撮影モードをカメラ自身の判断で変更する必要があるような場合(上述の変形例に限らず、他の変形例の場合等も含む)には、実施例に示した撮影モード設定部109のようなダイヤル式の機械的な選択操作部材とせず、押しボタンを押す毎に設定内容が変化する方式や、表示部を利用したメニュー選択方式等を採用するとよい。
(2−2)全自動モードとコマンド発光モードとが併せて設定された場合には、後に行われた設定を解除するようにしてもよい。すなわち、最初に全自動モードが設定されていた場合、後でコマンド発光モードが設定されたとしても、その設定を強制的に解除したり、その逆に、最初にコマンド発光モードが設定されていた場合、後で全自動モードが設定されたとしても、その設定を強制的に解除したりしてもよい。
(2−3)撮影モード設定部109及び発光モード設定操作部材118は、後に行われる設定では、全自動モードとコマンド発光モードとを併せて設定できないようにしてもよい。すなわち、あらかじめ撮影モード設定部109により全自動モードが設定されている場合には、その後で発光モード設定操作部材118によりコマンド発光モードを設定できないようにしたり、その逆に、あらかじめ発光モード設定操作部材118によりコマンド発光モードが設定されている場合には、その後で撮影モード設定部109により全自動モードを設定できないようにしたりしてもよい。
(2−4)全自動モードとコマンド発光モードとが併せて設定されようとしたときや、全自動モードとコマンド発光モードとが併せて設定されたときに、警告音、警告を告げる音声、表示部に警告表示を行うなど、撮影者に対して何らかの警告を行う警告部を設けてもよい。なお、この警告部は、上述の実施例及び変形例とともに実施してもよいし、警告部だけをカメラに設けるようにしてもよい。
(3)本実施例において、撮影モード設定部109によりPモードと全自動モードを選択可能として、Pモードでは、閃光発光部151をマニュアル(手動操作)でポップアップする(手動移動モード)ようにし、全自動モードでは、閃光発光部151がオートポップアップ(自動移動モード)する例を示したが、これに限らず、例えば、撮影モード設定部109をオートポップアップするか否かの設定を行うオートポップアップ設定部(移動モード設定部)と置き換えて、全自動モードをオートポップアップモード、Pモードをマニュアルポップアップモードとするようにしてもよい。
(4)本実施例において、デジタルカメラを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、フィルムを用いた従来からの銀塩カメラであってもよい。
本実施例における閃光発光部内蔵カメラの構成を示すブロック図である。 演算回路101の動作を示すメインルーチンのフローチャート(S1〜S19)である。 演算回路101の動作を示すメインルーチンのフローチャート(S20〜S38)である。 演算回路101の動作を示すメインルーチンのフローチャート(S41〜S49)である。 演算回路101の動作を示すメインルーチンのフローチャート(S51〜S55)である。 図2におけるS8及びS17の露出演算のサブルーチンを示すフローチャートである。 図2におけるS9の設定のサブルーチンを示すフローチャート(S201〜S222)である。 図2におけるS9の設定のサブルーチンを示すフローチャート(S231〜S246)である。 図2におけるS9の設定のサブルーチンを示すフローチャート(S251〜S261)である。 図2におけるS10及びS18の表示のサブルーチンを示すフローチャートである。 表示部108の表示セグメントを全て表示した図である。 Pモード時に不図示のシンクロモードボタンを押下した時の表示部108の表示を示す図である。 Pモードにおけるシンクロモード毎の表示を示す図である。 全自動モード時に不図示のシンクロモードボタンを押下した時の表示部108の表示を示す図である。 全自動モードにおけるシンクロモード毎の表示を示す図である。 コマンド発光モード時の表示を示す図である。 発光モードがマニュアル発光モード時に点灯するセグメントを示す図である。 撮影モードがPモード、シンクロモードが赤目軽減スローシンクロモードであり、発光モードは、TTL調光モードであり、調光補正を設定した場合の表示例を示す図である。 全自動モードでシンクロモードが自動発光モードの表示例を示す図である。 撮影モードがPモード、シンクロモードが先幕シンクロモードであり、発光モードは、マニュアル発光モードである場合の表示例を示す図である。 全自動モードでシンクロモードが発光禁止モードの表示例を示す図である。 撮影モードがPモード、発光モードがコマンド発光モードの表示例を示す図である。 本実施例の説明中で使用するパラメータを説明する図である。
符号の説明
101 演算回路
102 閃光発光部発光回路
103 測光部
104 マグネット
105 駆動回路
106 ランプ
107 駆動回路
108 表示部
109 撮影モード設定部
112 モータ制御回路
113 シーケンスモータ
114 シャッタ制御回路
115 シャッタ
116 絞り位置検出装置
117 絞り係止装置
118 発光モード設定操作部材
121 撮像素子
122 A/D変換回路
123 ASIC
124 タイミング回路
125 バッファメモリ
126 記録媒体
151 閃光発光部
SW1 ポップアップ検知スイッチ
SW2 シンクロモードスイッチ
SW3,SW4,SW5,SW6 スイッチ
SW7 シーケンススイッチ
SW8 X接点スイッチ
SW9 半押しスイッチ
SW10 レリーズスイッチ

Claims (11)

  1. 使用位置と格納位置との間を移動可能な閃光発光部を内蔵する閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記閃光発光部を格納位置から使用位置に駆動する駆動手段と、
    被写体の輝度条件に応じて前記駆動手段を駆動して前記閃光発光部を前記格納位置から前記使用位置へと移動させる自動移動モード、又は、撮影者の手動操作により前記駆動手段を駆動して前記閃光発光部を格納位置から使用位置へと移動させる手動移動モードのいずれかを設定する移動モード設定部と、
    前記閃光発光部により被写体を照明する閃光発光を行う照明発光モード、又は、前記閃光発光部を間欠的に発光させて光信号として情報の送信を行う情報送信発光モードのいずれかを設定する発光モード設定部と、
    前記移動モード設定部及び前記発光モード設定部による設定内容に従い閃光発光に関する動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて動作しないように制御を行うこと、
    を特徴とする閃光発光部内蔵カメラ。
  2. 請求項1に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記制御部は、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて設定された場合には、後に設定されたモードについて設定が行われなかった場合と同様な動作を行うこと、
    を特徴とする閃光発光部内蔵カメラ。
  3. 請求項1に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記制御部は、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて設定された場合には、後に行われた設定に対応するように先に行われた設定を変更すること、
    を特徴とする閃光発光部内蔵カメラ。
  4. 請求項1に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記制御部は、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて設定された場合には、後に行われた設定を解除すること、
    を特徴とする閃光発光部内蔵カメラ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記制御部は、前記自動移動モードを優先して制御を行うこと、
    を特徴とする閃光発光部内蔵カメラ。
  6. 使用位置と格納位置との間を移動可能な閃光発光部を内蔵する閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記閃光発光部を格納位置から使用位置に駆動する駆動手段と、
    被写体の輝度条件に応じて前記駆動手段を駆動して前記閃光発光部を格納位置から使用位置へと移動させる自動移動モード、又は、撮影者の手動操作により前記駆動手段を駆動して前記閃光発光部を格納位置から使用位置へと移動させる手動移動モードのいずれかを設定する移動モード設定部と、
    前記閃光発光部により被写体を照明する閃光発光を行う照明発光モード、又は、前記閃光発光部を間欠的に発光させて光信号として情報の送信を行う情報送信発光モードのいずれかを設定する発光モード設定部と、
    を備え、
    前記移動モード設定部及び前記発光モード設定部は、後に行われる設定では、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとを併せて設定できないようにすること、
    を特徴とする閃光発光部内蔵カメラ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて設定されようとしたとき、及び/又は、前記自動移動モードと前記情報送信発光モードとが併せて設定されたときに、警告を行う警告部を有すること、
    を特徴とする閃光発光部内蔵カメラ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記移動モード設定部及び/又は前記発光モード設定部による設定内容を表示する表示部を有し、
    前記表示部は、前記情報送信発光モードが設定されていることを表示すること、
    を特徴とする閃光発光部内蔵カメラ。
  9. 請求項8に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記表示部は、前記照明発光モードが設定されているときには、その旨を表す照明発光マークを表示し、前記照明発光マークを表示しないことにより前記情報送信発光モードが設定されていることを表すこと、
    を特徴とする閃光発光部内蔵カメラ。
  10. 使用位置と格納位置との間を移動可能な閃光発光部を内蔵する閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記閃光発光部を格納位置から使用位置に駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動させて前記閃光発光部を格納位置から使用位置に駆動する指示を与えるときに操作する駆動指示操作手段と、
    前記駆動指示操作手段を操作しながら操作することにより前記閃光発光部の動作内容を指示することができる第1の指示操作手段と、
    前記第1の指示操作手段とは別の操作手段であって、前記駆動指示操作手段を操作しながら操作することにより前記閃光発光部の発光量の過不足量である調光補正量を指示することができる第2の指示操作手段と、
    を備える閃光発光部内蔵カメラ。
  11. 請求項10に記載の閃光発光部内蔵カメラにおいて、
    前記第1の指示操作手段は、前記駆動指示操作手段を操作しながら操作することにより、先幕シンクロ発光、赤目現象軽減発光、赤目現象軽減発光スローシンクロ発光、スローシンクロ発光、後幕シンクロ発光、発光禁止の中の少なくとも2つ以上の動作内容から選択的に指示することができること、
    を特徴とする閃光発光部内蔵カメラ。
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