JP2000350090A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000350090A
JP2000350090A JP11159575A JP15957599A JP2000350090A JP 2000350090 A JP2000350090 A JP 2000350090A JP 11159575 A JP11159575 A JP 11159575A JP 15957599 A JP15957599 A JP 15957599A JP 2000350090 A JP2000350090 A JP 2000350090A
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JP
Japan
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light emission
image
camera
flash device
photographing
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JP11159575A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Saito
竜夫 斉藤
Yasuhiro Nishitani
泰浩 西谷
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低照度時であっても本撮影前に被写体画像を確
認することができる電子スチル写真カメラを提供する。 【解決手段】電子スチル写真カメラにおいて、本撮影前
の閃光装置予備発光時(ステップS220)にも、撮影
した画像を表示(ステップS218取込画像表示)する
ようにしたので、低照度時であっても本撮影前に被写体
画像を確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特に
閃光装置を発光して被写体像を電子画像として取り込む
ことができる電子スチル写真タイプのカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】被写体像をCCD等の撮像素子を用いて
撮像し、光学像を電子画像データに変換して取り込む光
学系と、取り込んだ画像を表示する表示部と、閃光装置
とを有する電子スチル写真カメラが提案されている。
【0003】従来の電子スチル写真カメラで約LV=9
程度の低照度の所の撮影を行う場合には、表示部に表示
されている被写体像を見ながら撮影するアングルを確認
し、閃光装置を発光して撮影していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一般にC
CDの出力値はラチチュードが狭いので、更に暗い低照
度のLV=4程度になると暗すぎて撮影すべき画像が表
示部に現れなくなってしまう。従って従来の電子スチル
写真カメラでは、低照度時に撮影する被写体の確認が出
来ないという不具合があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、低照度の撮影に際して、本撮影を行う前に予め
被写体像の確認が可能な電子スチル写真カメラを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
るために、被写体像を撮像素子の受光面に結像させる電
子スチル写真カメラにおいて、閃光装置の予備発光を指
令する第1の指令手段と、閃光装置の予備発光時に撮影
した画像を表示する表示手段と、閃光装置の本発光と本
撮影を指令する第2の指令手段とを備えたことを特徴と
している。
【0007】本発明によれば電子スチル写真カメラにお
いて、閃光装置の予備発光を指令する第1の指令手段
と、閃光装置の予備発光時に撮影した画像を表示する表
示手段と、閃光装置の本発光と本撮影を指令する第2の
指令手段とを備えたので、低照度の撮影に際しても記録
前に予め被写体像の確認が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る電子スチル写真カメラの好ましい実施の形態について
詳説する。 〔電子スチル写真カメラの外観及び全体構成〕図1は本
発明に係る電子スチル写真カメラの実施の形態を示す正
面図である。
【0009】かかるカメラは、CCD固体撮像素子(以
下、CCDという)を用いて光学像を電子画像データに
変換してこれを記録媒体に記録する電子スチル写真カメ
ラである。
【0010】カメラ10(電子スチル写真カメラ)の正
面中央部には光学像をCCDの受光面に被写体像を結像
させる撮影レンズ12が備えられている。レンズ12の
上部にはAF受光部17、及びAF投光部18が配置さ
れる。また、符号22は被写体に向かって光を当てて、
撮影時の光量を補助するための発光源である閃光装置
窓、23は閃光装置調光センサ、24は被写体の輝度を
測定するための測光窓である。
【0011】カメラ10の上面には、撮影時に撮影の準
備と、撮影を開始するためのレリーズボタン(撮影開始
指令手段に相当)30が設けられ、その半押し操作で前
記測光窓24を通して被写体の輝度の測定が行われると
ともに、前記AF投光部18から赤外線を投光して被写
体から反射した赤外線をAF受光部17で受光すること
により測距が行われ、この測距した距離データに基づい
て自動でピント合わせが行われる。
【0012】また、約LV=9程度以下の低照度時には
レリーズボタン30の半押し操作で、人物撮影時の赤目
軽減と、被写体に閃光を照射して液晶モニタ40(図2
参照)に表示される画像を明るく見やすくするために、
閃光装置の予備発光を指令する(第1の指令手段に相
当)。
【0013】前記閃光装置の予備発光時に撮影した画像
を、レリーズボタン30を半押ししている間フリーズ表
示(画像を更新せずに同じ画像を表示し続ける表示)さ
せると、低照度時であっても本撮影に移る前に画像を確
認することができる。
【0014】前記半押しの状態のレリーズボタンを更に
押し込んで全押しの状態(本撮影を指令する第2の指令
手段に相当)にすると、本撮影が行われ、撮影データは
記録される。また、低照度時には閃光装置が本発光す
る。
【0015】図2はカメラ10の背面図である。カメラ
10の背面には、カメラ部の各種のモードや状態、時
計、バッテリー残量等の情報を表示するための状態表示
部32と、電子スチル写真カメラによって取得した画像
や各種情報を表示する液晶モニタ40(液晶ファインダ
ー)とが設けられている。液晶モニタ40はヒンジ42
を介して適度なフリクションのもとにカメラ本体に回動
自在に取り付けられており、液晶モニタ40の表示面の
向きを調節することにより、カメラ10の背面からも前
面からも液晶モニタ40に映し出された映像を確認する
ことができるようになっている。
【0016】カメラ10の背面には各種の操作スイッチ
が配置されており、液晶モニタ40の表示(モード)を
切り換えるためのLCDスイッチ44、カメラに備えら
れている時計日付機能のデータを変更する時に時計日付
変更モードを設定するためのDATEスイッチ46、後
記マルチファンクションスイッチ52の機能を切り換え
るためのSHIFTスイッチ48、マルチファンクショ
ンスイッチ52等が設けられている。
【0017】マルチファンクションスイッチ52は、4
分割された4つの独立したスイッチから構成されるとと
もに、各スイッチの内部に設けられている発光部材であ
るランプの点灯・消灯が確認できるようになっている。
【0018】右上スイッチ54の内部には右上ランプ6
4が、右下スイッチ56の内部には右下ランプ66が、
左上スイッチ58の内部には左上ランプ68が、左下ス
イッチ60の内部には左下ランプ70が設けられてい
る。このマルチファンクションスイッチ52は、各々の
使用モードに於いて異なった機能が割り当てられる。マ
ルチファンクションスイッチ52内部の各ランプは、点
灯の状態と、消灯の状態と、点滅の状態を作りだすこと
ができる。
【0019】図3はカメラ10の平面図である。同図に
示されるように、カメラ10上面の前記レリーズボタン
30の外周には回転自在に構成されたモード切換ダイヤ
ル72、が設けられているモード切換ダイヤル72はカ
メラの各種モードを切り換えるための操作部であり、本
例のカメラ10の場合、撮影や表示の動作を行わないモ
ードである「OFF」の設定と、電子スチル写真カメラ
による撮影を行うモードである「撮影」の設定と、撮影
によって得た画像を表示(再生及び編集)するモードで
ある「PLAY」の設定とがある。
【0020】図4はカメラ10の底面図である。同図に
よれば、カメラ10の下面には、電子スチル写真カメラ
撮影用のバッテリー84と、該バッテリー84の設置空
間(収納室)の蓋であるバッテリー蓋88とから構成さ
れている。
【0021】図5はカメラ10の右側面図である。同図
によればカメラ10の右側面には、バッテリー84に代
わってカメラ10に電源を供給する外部電源接続用端子
(DC電源コネクタ)90と、撮影した画像データをビ
デオ信号として出力するための出力ポートであるビデオ
信号出力部92と、撮影した画像データをデジタル信号
として出力するための入出力ポートであるデジタル信号
入出力部94とが設けられるとともに、撮影した画像デ
ータを記憶するためのメモリカード等の記録媒体96が
挿抜されるカードインターフェースが設けられている。
なお、記録媒体の形態は特に限定するものではなく、ス
マートメディア、PCカード、フラッシュメモリーカー
ド、ICカード、光磁気ディスク、メモリスティック
等、種々の形態が可能であり、着脱自在な外部記録媒体
に限らずカメラ本体に内蔵された内部メモリでもよい。
【0022】図6に、カメラ10の背面に設けられてい
る状態表示部32の表示内容を示す。
【0023】同図によれば、状態表示部32には、年月
日を表示するDATE表示部100が設けられ、このD
ATE表示部100における表示順序は月日年の順番
や、日月年の順番に変更することが可能である。
【0024】リモコンモード表示部106が表示されて
いる場合には、リモコンが使用可能なモードであること
を示す。
【0025】セルフタイマーに関する表示として、セル
フタイマーのモードであるか否かを表示するセルフタイ
マー表示部108が設けられている。セルフタイマーの
モードを表示する場合には、セルフタイマーモード表示
部102に表示する。
【0026】撮影のモードとして、遠景モードを設定し
た場合に表示される遠景モード表示部112と、夜景を
撮影するモードであることを表示する夜景モード表示部
114と、撮影時に光量を補助する閃光装置が発光する
ことを示す閃光装置表示部116と、閃光装置の発光を
禁止するモードであることを表示する閃光装置発光禁止
表示部117と、閃光装置の発光の際にプレ発光(予備
発光)を数回行って被撮影者の目の瞳孔を閉じることに
よって撮影時の赤目現象を低減させるモードであること
を表示する赤目モード表示部118とが設けられてい
る。
【0027】また、カメラ10のバッテリーの残量に関
する情報として、バッテリー84の残量を表示するバッ
テリー残量表示部120が設けられている。なお、液晶
表示不可モニタ122は、バッテリー84の残量が減少
して液晶モニタ40に画像の表示を行うことが不可能に
なった場合に表示される。
【0028】図7は、マルチファンクションスイッチ5
2に割り当てられる機能を説明している図である。な
お、プログラム中では右上ランプ64は/MFR1LEDという
名称で呼ばれており、同図のLED 表示凡例に示すよう
に、LEDの点灯状態を示す。同様に、右下ランプ66
は/MFR2LED、左上ランプ68は/MFL1LED、左下ランプ7
0は/MFL2LEDと呼んでいる。同図に示したLEDは、全
て消灯状態を示している。
【0029】右上スイッチ54と右下スイッチ56は、
通常の割り当てではテレ側にズーミングするためのスイ
ッチ/STELE1 と、/STELE2 に割り当てられている。
【0030】左上スイッチ58と左下スイッチ60は、
通常の割り当てではワイド側にズーミングするためのス
イッチ/SWIDE1 と、/SWIDE2 に割り当てられている。S
HIFTスイッチ48が押された状態では、右上スイッ
チ54は撮影した画像にタイトルを設定するためのモー
ド設定スイッチ/STITLE として割り当てられ、左上スイ
ッチ58はプリント枚数を予め設定するためのモード設
定スイッチ/SPQとして割り当てられる。
【0031】モード切換ダイヤル72の設定が「撮影」
である場合にSHIFTスイッチ48を押すと、右下ス
イッチ56はセルフタイマー及びリモコンのモードを切
り換えるスイッチ/SSELFとして割り当てられる。/SSELF
に割り当てられたスイッチを押すごとにセルフタイマー
1ショット、セルフタイマー2ショット、リモコンモー
ド、ノーマルモードと、サイクリックにモードを切り換
えることができる。
【0032】モード切換ダイヤル72の設定が「撮影」
である場合にSHIFTスイッチ48を押すと、左下ス
イッチ60は閃光状態の各種モード設定するためのスイ
ッチ/SMODEとして割り当てられる。/SMODEスイッチは、
測光した明るさと被写体までの距離に応じて閃光装置の
発光量を自動で決定するDPモード(デジタルプログラ
ムモード)と、閃光時に予め瞳孔を収縮させるためのP
REモード(赤目軽減モード)と、閃光装置の強制発光
を行うONモードと、閃光装置を発光しないOFFモー
ドと、遠景撮影を行うためのINFモード(遠景モー
ド)と、夜景を撮影するためのNVPモード(ナイトビ
ューポートレートモード)とをサイクリックローテーシ
ョンで切り換えるためのスイッチである。
【0033】タイトル設定モードとプリント枚数設定モ
ード等においては、右下スイッチ56及び左下スイッチ
60は各モードを移動選択するためのモード移動スイッ
チ/SUP、/SDOWNとして割り当てられる。
【0034】また、モード切換ダイヤル72の設定が
「PLAY」の設定の場合には撮影を行わないので、セ
ルフタイマーを設定するモードと閃光装置のモードを切
り換えるモードとは不要である。そこでモード切換ダイ
ヤル72で「PLAY」が設定され、かつSHIFTス
イッチ48が押された状態では、左下スイッチ60はD
SCで撮影した画像をデジタル信号入出力部94からデ
ジタル出力するためのスイッチ/SPLAYOUT として割り当
てられる。また、右下スイッチ56は、プリントフォー
マット磁気情報を編集する際に用いるモードを設定する
スイッチ/SCHP として割り当てられる。
【0035】さらに、モード切換ダイヤル72が「PL
AY」の位置に設定されていてSHIFTスイッチ48
が押されていない場合に、左上スイッチ58は、液晶モ
ニタ40での表示を1画面表示と4つの画像からなるマ
ルチ画面(以下、4分割表示という)とを切り換えるた
めスイッチ/SDISPCHG として割り当てられる。
【0036】図8は本発明に係るカメラ10の制御部の
実施の形態を示すブロック図である。
【0037】CPU150はカメラ全体を統括する主導
的な役割を有する。AF回路152は図1で説明したA
F投光部及び受光部を含み、被写体にピントを合わせる
ための測距処理を行う。鏡胴駆動部154は撮影の動作
に入る際に撮影用のレンズ鏡胴を撮影可能な状態の位置
まで繰り出したり、撮影終了後に沈胴させる制御を行
う。測光部162は被写体の光量を測光する。
【0038】リセット指示部(RESET)166は電
源電圧を監視してCPU150に対してリセットをかけ
る機能を持つ。電源部168は、バッテリー84の電圧
を昇降圧させるとともに安定化させるレギュレータであ
る。
【0039】スイッチ群174はレリーズボタン30や
マルチファンクションスイッチ52等の各種操作スイッ
チを含むブロックであり、各スイッチの状態(操作され
たか否か)が監視され、その状態に応じた信号がCPU
150に入力される。LED群176はマルチファンク
ションスイッチ52内部に設けられている各LED等に
相当し、これらLED群による表示はCPU150によ
り制御される。
【0040】閃光装置回路180は撮影モードスイッチ
で設定される撮影モードや測光部162において検出さ
れる外光輝度にしたがって閃光装置の発光を制御する。
なおCPU150はROMとRAMを有し、ROMには
カメラ制御用プログラム等が格納されており、RAMは
CPU150の作業領域として活用される。
【0041】CCD回路部188はCCDの駆動を制御
するとともにCCDから得られる画像データをCPU1
50に転送する。
【0042】LCD表示部190は図2で説明した液晶
モニタ40に相当しており、CCDを介して取得した画
像(撮影した映像)や各種の情報が表示される。フラッ
シュROM(FLASHROM)192は図5で説明し
た記録媒体96の制御を行うコントローラを含む。 〔電子スチル写真カメラの各モードでの動作概要〕次
に、本カメラ10の各モードでの動作の概要について説
明する。
【0043】前述したように撮影を行う場合には、モー
ド切替えダイヤル72(図3参照)を「撮影」の場所に
設定する。すると、撮影レンズ12の鏡胴が繰り出し、
撮影が可能な状態になる。
【0044】ここで、被写体にカメラ10を向けて希望
するアングルでレリーズボタン30を押す。するとカメ
ラ内部の各種エラーを監視したのちに測光、測距処理を
行い、必要に応じて閃光装置の発光を行って撮影を行
う。なお、撮影によって得られた画像データは記録媒体
96に記憶される。
【0045】撮影が終了すると、撮影画像は確認のため
に撮影終了後に液晶モニタ40に一定時間フリーズ表示
される。
【0046】撮影によって記憶した画像を表示させた
り、撮影時のデータを編集する場合にはモード切替えダ
イヤル72を「PLAY」の場所に設定する。カメラ1
0の液晶モニタ40には、最新の撮影画像が表示され、
また、「PLAY」モード時に割り当てられた右下スイ
ッチ56又は左下スイッチ60の操作により、駒送り又
は駒戻しされた画像が表示される。左上スイッチ58は
液晶モニタ40の表示を1画面表示と4分割表示等のサ
ムネイル表示に切り替えるための/DISPCHGスイッチに割
り当てられている。
【0047】また、この「PLAY」のモードでSHI
FTスイッチ48を押すと、表示された画像を見ながら
フイルムのプリント枚数を切り替えるモード(/PQ スイ
ッチを押した場合)や、タイトル等の磁気情報を書き換
えるモード(/STITLE スイッチを押した場合)に移るこ
とが可能となっている。 〔閃光装置の説明〕図9に本発明に係る閃光装置の実施
の形態のフローチャートを示す。
【0048】同図に示す「S1=ON 」のルーチンは、撮影
を行うためにレリーズボタン30の1段目(閃光装置の
予備発光を指令する第1の指令手段)が押されたときに
機能するサブルーチンである。
【0049】レリーズボタンの1段目が押されるとS2
00「S1=ON 」のサブルーチンにジャンプしてくる。
【0050】先ず、S202「測光処理」では、カメラ
の測光部(例えば、CdSセンサ)の検知結果に基づい
てAE値の演算及び閃光装置の発光の判断等を行う。続
くS204「測距処理」ではAF受光部の受光信号を基
に三角測量の原理を利用して被写体までの距離の演算等
を行う。そして、測距演算で得た測距値と現在の鏡胴位
置とから適正ピント位置を求め、S206「レンズセッ
ト」にて鏡胴を所定の位置まで繰り出してピントを合わ
せる。
【0051】次のS208「閃光装置発光?」ではS2
02の測光処理の結果、閃光装置を発光する状況である
か否かの判断を行っている。閃光装置を発光する状況で
ある場合には、閃光装置発光回数「n回」(例えば5
回)をセットして次のS210「閃光装置予備発光」へ
進み、閃光装置を発光する状況でない場合にはS230
「S2=ON 」に分岐する。
【0052】S210「閃光装置予備発光」では、本発
光と同等又は光量を少なくした予備発光を行い、この発
光と同時にS212「撮像素子画像取込」で電子スチル
写真カメラによる撮影を行う。
【0053】次に214「n=0?」で閃光装置の発光
回数が当初設定したn回に達したか否かの判断を行って
いる。もし閃光装置発光回数がn回に達していない場合
(n≠0の場合)にはS216「n=n−1」に分岐し
て再びS210に戻り、再び予備発光を行う。もし閃光
装置発光回数がn回に達している場合(n=0の場合)
にはS218「取込画像表示」に進む。
【0054】次にS218「取込画像表示」で撮影した
画像を液晶モニタ40に表示する。1回の予備発光によ
る撮影で光量が不足している場合には、複数回の予備発
光による撮影した画像を蓄積して表示する。また、複数
回の撮影画像を蓄積して表示する代わりに、発光量に応
じて撮像素子から得られる信号の増幅率を増減して画像
を表示してもよい。この予備発光時に於いて撮影した画
像を表示することにより、光量が不足している暗い被写
体であっても予備撮影した画像が液晶モニタ40に表示
されるので、撮影者は本撮影を行う以前に被写体画像の
確認ができる。また、この予備発光を、瞳を撮影した場
合に、大きく開いた瞳孔を通して赤く撮影されることを
軽減する「赤目軽減機能」と兼用することによって無駄
な発光を減らすことが可能となる。
【0055】次のS230「S2=ON 」及びS232「S1
=ON 」では、レリーズボタン30の2段目のスイッチ
(本撮影を指令する第2の指令手段)が押されているか
否かの判断と、1段目のスイッチが離されたか否かの判
断を行っている。
【0056】もし、2段目のスイッチが押されている場
合にはS234「閃光装置発光?」へ進み、もし2段目
のスイッチが押されていなくて1段目のスイッチが離さ
れた場合には撮影を破棄したことになるのでS248
「終了」へ進み、本S200「S1=ON 」のサブルーチン
の処理を終了する。もし1段目のスイッチのみが押され
続けている場合には再びS230「S2=ON 」に戻る。
【0057】S234「閃光装置発光?」では、S20
2の測光処理の結果、閃光装置を発光する状況であるか
否かの判断を行っている。閃光装置を発光する状況であ
る場合には次のS240「閃光装置本発光」へ進み閃光
装置を発光するが、閃光装置を発光する状況でない場合
にはS242「撮像素子画像取込」に分岐して、本撮影
を行う。
【0058】S242で撮影した本撮影の画像をS24
4「取込画像表示」で液晶モニタ40に表示した後、S
246「取込画像保存」にて撮影した画像データをFL
ASHROM192に記憶する処理を行う。
【0059】次にS248「終了」では、本S200
「S1=ON 」のサブルーチンを終了してジャンプ元のルー
チンへ戻る。
【0060】次に図10に本発明に係る他の実施の形態
を示す。
【0061】同図に示す閃光装置の実施の形態は、図9
に示した「S1=ON 」の処理に対して、第2の指令手段に
よる指令がなされた後に赤目軽減発光を行う処理を追加
したフローチャートである。予備発光が終了し、予め定
められた時間を超過した後に第2の本発光と本撮影を指
令された場合に、赤目軽減のための発光をS238「赤
目軽減発光m回」にて実行している。
【0062】以下に図10に示す閃光装置の実施の形態
のフローチャートの説明を行う。ただし、図9の処理と
同じ処理の説明については省略する。
【0063】S212「撮像素子画像取込」で予備発光
時の撮影画像を取り込んだ後S220で「取込画像たし
合わせ表示」の処理を行う。次のS222「n=0」で
n回の発光のループ処理を行っている。この複数回の予
備発光により撮影した画像を撮影毎にたし合わせて蓄積
表示する。
【0064】次のS226で「赤目軽減1秒タイマー」
を起動する。この赤目軽減タイマーは、予備発光後すぐ
に本撮影を指令するレリーズボタンの2段目(第2の指
令手段に相当)が押されなかった場合に、予備発光で閉
じた瞳孔が再び開いてしまっていることを判定するため
のタイマーである。本実施の形態では閉じた瞳孔は1秒
程度で再び開いてしまうので1秒の閾値を設定してい
る。後方のステップS236「赤目軽減1秒タイマー判
定」でS226以降1秒経過しているか否かの判断を行
い、1秒経過している場合にはS238で「赤目軽減発
光m回」を実行する。また、1秒経過していない場合に
は直接S240「閃光装置本発光」へ分岐する。
【0065】上記にて説明した例では、1つの光学系を
持つ電子スチル写真カメラに本発明のカメラの閃光装置
を用いた例で説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、電子スチル写真カメラの第1の光学系と、
被写体像を銀塩フイルムに結像させる第2の光学系とを
併せ持つ複合カメラに用いても、本発明の目的を達成す
ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子スチル写真カメラにおいて、本撮影前の閃光装置予備
発光時に予め被写体像を撮影し、表示するようにしたの
で、低照度時であっても記録前に撮影予定の被写体画像
を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子スチル写真カメラの実施の形
態を示す正面図
【図2】図1に示した電子スチル写真カメラの背面図
【図3】図1に示した電子スチル写真カメラの平面図
【図4】図1に示した電子スチル写真カメラの底面図
【図5】図1に示した電子スチル写真カメラの右側面図
【図6】図1に示した電子スチル写真カメラの背面に設
けられている状態表示部の表示内容を示す図
【図7】図1に示した電子スチル写真カメラに設けられ
ているマルチファンクションスイッチに割り当てられる
機能を説明するために用いた図
【図8】図1に示した電子スチル写真カメラの構成の実
施の形態を示すブロック図
【図9】本発明に係る閃光装置の実施の形態を示すフロ
ーチャート
【図10】本発明に係る閃光装置の他の実施の形態を示
すフローチャート
【符号の説明】
10…電子スチル写真カメラ、12…撮影レンズ、17
…AF受光部、18…AF投光部、22…閃光装置窓、
30…レリーズボタン、84…バッテリー、150…C
PU、162…測光部、180…閃光装置回路、190
…LCD表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 泰浩 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社 Fターム(参考) 2H053 AC11 AD23 DA03 DA09 2H054 AA01 5C022 AA13 AB15 AB68 AC01 AC32 AC42 AC54 AC69

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を撮像素子の受光面に結像させ
    る電子スチル写真カメラと閃光装置とを備えたカメラに
    おいて、 前記閃光装置の予備発光を指令する第1の指令手段と、 前記閃光装置の予備発光時に撮影した画像を表示する表
    示手段と、 前記閃光装置の本発光と本撮影を指令する第2の指令手
    段と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 被写体像を撮像素子の受光面に結像させ
    る電子スチル写真カメラと閃光装置とを備えたカメラに
    おいて、 前記閃光装置の予備発光を指令する第1の指令手段と、 前記閃光装置の予備発光時に撮影した画像を表示する表
    示手段と、 前記閃光装置を赤目軽減発光させた後に本発光と本撮影
    とを指令する、第2の指令手段と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 前記予備発光の終了時点から第2の指令
    手段による指令までの時間を検出し、この検出した時間
    が前記予備発光による赤目軽減効果が維持可能な所定の
    時間以内かどうかを判断する手段と、 前記所定の時間を越えたと判断されたときのみ、前記第
    2の指令手段による閃光装置の本発光と本撮影の前に前
    記閃光装置を赤目軽減発光させる手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記予備発光は複数回行われるととも
    に、複数回の予備発光において複数回撮影した画像をた
    し合わせて一つの画像として表示するようにしたことを
    特徴とする請求項1、2又は3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記予備発光は、閃光撮影時に瞳が赤く
    写ることを軽減するための赤目軽減発光機能を用いたこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のカメ
    ラ。
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