JP2006324757A - デジタルカメラの遠隔操作手段 - Google Patents

デジタルカメラの遠隔操作手段 Download PDF

Info

Publication number
JP2006324757A
JP2006324757A JP2005143930A JP2005143930A JP2006324757A JP 2006324757 A JP2006324757 A JP 2006324757A JP 2005143930 A JP2005143930 A JP 2005143930A JP 2005143930 A JP2005143930 A JP 2005143930A JP 2006324757 A JP2006324757 A JP 2006324757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remote control
shooting
digital camera
control mode
flash
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005143930A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kageyama
貴史 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005143930A priority Critical patent/JP2006324757A/ja
Publication of JP2006324757A publication Critical patent/JP2006324757A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】 デジタルカメラにおいて、専用のリモコン操作機を用いることなく、リモコン操作により確実に撮影制御動作を開始させる。
【解決手段】 メニューからフラッシュリモコンモードを選択する。フラッシュリモコンモードでは、繰り返し測光している画像から、少なくとも一部分における短時間の高輝度側への輝度変化を認識すると、撮影制御動作を開始する。撮影制御動作では高輝度側への輝度変化が観測された位置またはその付近にAF及びAEを合わせ、予め設定したタイミングで撮影を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタルカメラの遠隔操作の構成に関する。
過去に、専用の遠隔制御装置の送信機の代わりに別のカメラのストロボを用いて撮影動作を起動するカメラは提案されている(特許文献1)。特許文献1では、応答速度の速い測光手段を持つカメラにおける本特許のフラッシュリモコンモードに相当するストロボレリーズモードにおいて、前記測光手段で繰り返し測光された当該測光値が定常光によるものか他のストロボから発せられたストロボ光によるものかを判別する外光判定手段を有し、ストロボ光と判定するとシャッタレリーズを実行するとしている。
特許文献2では、被写体の特定部の色と形の少なくとも一方に基づいて撮影制御動作を行うカメラを提案している。また、被写体の振り返り動作などを想定して、被写体輝度の所定の変化を認識することによって撮影制御動作を行うことも提案している。
他に特許文献3などでは、音声トリガ撮影により本提案と同様の課題に対処する提案がなされている。
特開平5−61109号公報(第1頁、図3) 特開2003−116050号公報(第2頁、図9) 特開2002−354335号公報(第2頁、図13)
集まった仲間全員の集合写真を撮影する際に、周囲にシャッターを押してくれるよう頼める人がいない場合などは、セルフタイマー機能を利用することが多い。しかしセルフタイマー機能を用いる場合、セルフタイマーの設定者は、セルフタイマーを設定してから数秒の間にカメラの前面に移動し、自分の立ち位置に入り、ポーズをとらなければならない。限られた時間内に移動することは焦りを生み、転倒などの予期せぬ事故が起こることもある。また撮影されるだけの人はその間ただ待っていなければならず、場合によっては飽きて余所見をはじめる人が出てくることもあり、撮影のタイミングがわからず変な表情で写ってしまう人もいる。加えて、撮影の瞬間に目をつぶってしまうなど普通の失敗もあり、セルフタイマーで失敗写真を撮影してしまう確率は通常撮影に比べて高い。しかし撮り直しするにしても再度セルフタイマーの設定からやり直さねばならず、作業は面倒臭く、撮影されるだけの人の飽きもピークに達する。さらに言うならば、セルフタイマーを設定する人は、これほどの労を厭わない働きにも関わらず、集合写真では端の方で中途半端なポーズで写っている場合が多々見られる。リモコン撮影が可能であれば、全員のポーズを決めてから撮影指示ができ、もう一枚撮りたいなどという場合にもすぐに取り直すことができるため、前記のセルフタイマー利用の場合に比べてストレスの軽減ができると考えられる。
リモコン付きデジタルカメラは従来から存在する。しかしデジタルカメラの付属品としてのリモコンは昨今のデジタルカメラの小型化の流れに沿うものではなく、紛失の恐れがあるのみならずコスト上昇も招く。そもそも一般ユーザーの大半にとって、デジタルカメラのリモコンは必要なものではなく、時としてあると便利と感じることがある程度であると思われる。
そこで専用のリモコン装置を用いない手段が考えられる。そのような手段の一つとして、他のカメラのフラッシュ光をトリガとして撮影を行うのが特許文献1の提案である。しかし、特許文献1では、1〜3msecのストロボ光を識別するために応答速度の速い測光手段をカメラに備えることを前提としており、コスト上昇は免れない。
別の手段として、被写体の特定部の色と形の変化、即ち、被写体の特定のポーズや動作によって撮影制御動作を開始するトリガとしようとするものである。しかし被写体の特定部分をトリガとする場合、被写体距離や構図の任意性に対応するためには画像認識の複雑なアルゴリズムが必要であり、誤動作の確率も高くなってしまうことが予想される。
一方特許文献3などでは音声トリガによる撮影が提案されているが、被写体としてカメラからやや離れた位置にいる撮影者が音声トリガを発動可能な大きな音を立てることは、場所によっては他人に迷惑が及ぶ可能性があり、撮影者の性格によっては羞恥を感じる場合もある。
市場ニーズが大きいとは言い難いリモコン機能をデジタルカメラに持たせるためには、もともとデジタルカメラに具備している装置のみで、専用のリモコン装置を用いないリモコン機能を構成することが望ましい。
本出願に係る発明の第一の構成は、光を電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部により得られた電気信号を信号処理する信号処理部を含む撮像装置を備えたデジタルカメラにおいて、前記撮像装置によって、撮影画面内の少なくとも一部分の短時間の高輝度側への輝度変化を認識すると撮影制御動作を行うフラッシュリモコンモードが選択可能であって、前記フラッシュリモコンモードは、撮影モード時にメニュー表示指示手段により表示されるメニューの中から選択して設定することを特徴とするものである。(請求項1)
本出願に係る発明の第二の構成は、画像表示装置を備え、再生モードが選択可能な前記第一の構成のデジタルカメラにおいて、前記フラッシュリモコンモードは、再生モード選択手段により解除されることを特徴とするものである。(請求項2)
本出願に係る発明の第三の構成は、撮影モードにおいて撮影準備動作を指示するSW1を備えた前記第一の構成のデジタルカメラにおいて、前記フラッシュリモコンモードは、SW1押下により解除されることを特徴とするものである。(請求項3)
本出願に係る発明の第四の構成は、撮影モードにおいて撮影動作を指示するSW2を備えた前記第一の構成のデジタルカメラにおいて、前記フラッシュリモコンモードは、SW2押下により解除されることを特徴とするものである。(請求項4)
本出願に係る発明の第五の構成は、光を電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部により得られた電気信号を信号処理する信号処理部を含む撮像装置を備えたデジタルカメラにおいて、前記撮像装置によって、撮影画面内の少なくとも一部分の、短時間の高輝度側への輝度変化を認識すると撮影制御動作を行うフラッシュリモコンモードが選択可能であって、前記フラッシュリモコンモードにおける撮影動作では、撮影画面内の、前記輝度変化が認められた部分またはその付近にオートフォーカスを合わせて撮影することを特徴とするものである。(請求項5)
本出願に係る発明の第六の構成は、光を電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部により得られた電気信号を信号処理する信号処理部を含む撮像装置を備えたデジタルカメラにおいて、前記撮像装置によって、撮影画面内の少なくとも一部分の、短時間の高輝度側への輝度変化を認識すると撮影制御動作を行うフラッシュリモコンモードが選択可能であって、前記フラッシュリモコンモードにおける撮影動作では、撮影画面内の、前記輝度変化が認められた部分周辺の重み付けを大きくして自動露出設定を行って撮影することを特徴とするものである。(請求項6)
本出願に係る発明の第七の構成は、メニュー表示指示手段により表示されるメニューの中で、前記フラッシュリモコンモードのタイミング設定が可能である前記第一、第五、第六の構成のデジタルカメラにおいて、前記フラッシュリモコンモードにおける撮影動作は前記タイミング設定に基づいた時間の後に行われることを特徴とするものである。(請求項7)
本出願に係る発明の第八の構成は、情報表示装置を備えた前記第一、第五、第六の構成のデジタルカメラにおいて、前記フラッシュリモコンモード中は、フラッシュリモコンモードであることを示す記号を前記情報表示装置に表示することを特徴とするものである。(請求項8)
本出願に係る発明の第九の構成は、発光部材を備えた前記第一、第五、第六の構成のデジタルカメラにおいて、前記フラッシュリモコンモード時に前記短時間の高輝度側への輝度変化を認識して撮影制御動作を開始すると、前記発光部材を発光または点滅させることを特徴とするものである。
昨今のデジタルカメラの普及は著しく、数人集まれば複数人が内蔵ストロボ付きのデジタルカメラを持っているということはよくある。そのような場面を鑑み、本発明に拠れば、全員の集合写真を撮影する際に、別のカメラのストロボ光を発光させることにより、任意のタイミングで撮影することが可能となり、取り直しも容易に行うことができる。また請求項第五、第六に記載の手法に拠れば、ストロボ光を発光させた人の位置即ち集合写真の主被写体の代表位置が特定され、その周辺にAE、AFが合わせられる効果がある。さらに請求項第七に記載の手法に拠れば、ストロボ光を発光させた後1、2秒のタイミングで撮影されるように設定しておき、その間にストロボ光を発光させたカメラを隠すことで不要なカメラの写りこみを回避することが可能である。本発明は、設定から解除まで全て従来のデジタルカメラ構成の範疇で搭載可能であり、デジタルカメラのコストアップを招かない。
(実施例1)
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、100はデジタルカメラである。10は撮影レンズ、12は絞り、13はシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、120は撮像素子14のアナログ信号出力を増幅してカメラの感度を設定するゲインアンプ、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行ない、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行なう、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ発光)処理を行っている。
さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行ない、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
システム制御回路50は露出制御手段122、輝度レベル演算手段123、補正ゲイン演算手段124、輝度変化判定手段125を含み、122はメモリ制御回路22を介してTTLによって測光された輝度レベルを基に適正露出値を演算し露光制御手段40を制御する。123はメモリ制御回路22を介して撮像した画像データから輝度レベルを演算し、124は122によって測光された輝度レベルと123によって演算された輝度レベルを比較し適正レベルとなるよう補正値を演算して画像処理回路20によりデジタルゲイン補正を加える。125は、フラッシュリモコンモードにおいて、123によって演算される輝度レベルを元に、画面内の少なくとも一部分における、瞬時的な高輝度側への輝度変化(以後高輝度パルス)が起こったかどうかを判定し、高輝度パルスが認められると画面内のどの部分で高輝度パルスが起こったかをシステム制御回路50に伝達する。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はLCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データをD/A変換器26を介して表示する。
画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能である。30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。そのため、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影や動画撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みを行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。40はシャッター12及び絞り13を制御する露光制御手段であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段である。
露光制御手段40、測距制御手段42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う。50は画像処理装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部であり、デジタルカメラ100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、日付け・時刻表示、フラッシュリモコンモード表示等がある。またLED等の点灯または点滅により表示するものとして、電源ON、再生モード、撮影モード、合焦、非合焦、ストロボ充電中、メディア書き込み中、セルフタイマー動作中通知及びセルフタイマー動作中の撮影直前通知、フラッシュリモコンモードの撮影制御動作中通知などがある。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60、62、64、66及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルで、Autoモード、プログラムモード、Av優先モード、Tv優先モードなどのクリエイティブモードと、ポートレート、夜景、スポーツなどのシーンモードのなかから所望の撮影モードを設定できる。
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッタースイッチの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始指示、及びフラッシュリモコンモードの解除を指示する。64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッタースイッチの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、画像表示部への電流供給を遮断することにより省電力を図ることが可能となる。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、ファンクションボタン、及び、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、マクロ/通常/風景切り替えボタン、測光方式切り替えボタンを兼ねた十字ボタンと、再生、静止画撮影、動画切り替えスイッチなどがある。
80は電源制御手段で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。
82はコネクタ、86は電池またはACアダプター等からなる電源手段である。
90はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、デジタルカメラ100等の機器とのインタフェース204を備えている。
110は通信手段で、USB、無線通信等の通信機能を有する。
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。
図2は、本発明に係るフローを示す。図2について具体的に説明する。S201は、撮影モードにおけるメニューからのフラッシュリモコンモード選択を示す。S202は、同じくメニューからのタイミング設定を示す。ここで設定するタイミングはS207で示す高輝度高輝度パルスが発生してから撮影が行われるまでの時間を示す。初期値を持っており、S202は省略可能である。尚、一度設定したタイミングはフラッシュリモコンモードを解除しても有効であり、次回フラッシュリモコンモードを使用するときにもそのタイミング設定が有効となる。S203、S208、S212は、高輝度パルスまたはフラッシュリモコンモード解除待ちのループである。SW1入力が為されたとき、撮影者がSW1、SW2のレリーズ釦により撮影すべきシャッターチャンスが訪れたことが考えられ、その後偶発的なフラッシュ映り込みによるフラッシュリモコンの誤動作が起こることを防ぐべく、フラッシュリモコンモードはS209、S210、S211のフローに従って通常の撮影モードに移行する。再生スイッチ入力が為されたときはフラッシュリモコンモードを継続する必要性がないため、S213、S214のフローに従ってフラッシュリモコンモードは解除される。図中表記されていないが、メニューからもフラッシュリモコンモードは解除可能であり、メニューで解除されると通常の撮影モードの状態となる。
S203において、輝度変化判定手段による高輝度パルスが認識されると撮影制御動作に入り、S204で高輝度パルスのあった位置またはその付近にAE、AFを合わせる。S205において、S202で設定されたタイミングが0ならばすぐにS206の撮影を行うが、タイミング設定が0でない場合はS207で設定されたタイミングだけ待機した後、S206の撮影を行う。この間に、高輝度パルスを発する手段(例えば他のカメラのフラッシュ)を操作した人は、前記高輝度パルスを発する手段を撮影画像の画角外に移動することが可能であり、不要なものの写り込みを避けることができる。
続いて、実際の撮影シーンを想定して時間の流れを追いつつ、高輝度パルスの検出方法について具体的に説明する。図3は本発明を用いた撮影シーンのイメージである。左側に三脚に取り付けられているデジタルカメラがあり、このデジタルカメラが本発明の構成となっており、フラッシュリモコンモードの状態にある(以後フラッシュリモコンカメラと称す)。中央にいる二人の人物が主被写体であり、高輝度パルスを発する手段として用いる別のフラッシュ内蔵カメラを持っている。当然このフラッシュ内蔵カメラは本発明の構成である必要はない。図3右側には主被写体の背景となる山がある。図3におけるフラッシュリモコンカメラの画面(構図)を示したイメージ図が図4である。
フラッシュリモコンカメラはトリガとなる高輝度パルスの待機中、繰り返し画像を読み込み、AEのための測光を行っている。前記AEは分割測光方式であり、画面を複数の測光枠に分割し、各測光枠内の輝度と、予め枠ごとに定められた重みから画面全体として適切な露出を演算する方式である。このときの測光枠が例えば図5に示すようなものであったとする。
主被写体の人物が、フラッシュリモコンカメラに撮影動作をさせるべく手元のフラッシュ内蔵カメラのフラッシュを発光(強制フラッシュ撮影など)させたとき、フラッシュリモコンカメラの該当測光枠(図6の斜線部)においてパルス状の輝度変化が観測される。図7は、観測される高輝度パルスを模式的に表したものである。輝度変化判定手段はこの輝度を観測して定常状態よりもあるスレッショルドレベル以上の輝度変化が起こり、短時間の後にもとの定常状態の輝度レベルに戻ったことを高輝度パルス検出の要因としてもよいが、図8に示すように繰り返し測定している輝度の前回測定時との差分を観測しておき、短時間に正方向及び負方向にあるスレッショルドレベル以上の輝度変化が生じたことを高輝度パルス検出の要因としてもよい。通常カメラのフラッシュは1〜3msec程度の時間であるのに対し、繰り返し測光が行われる周期は10〜数10msec程度であるが、輝度変化の検出は十分に可能である。
フラッシュリモコンカメラは高輝度パルスをトリガとして撮影制御動作に移り、高輝度パルスが検出された測光枠付近の被写体にAFを合わせ、AEもその周辺の重みを大きくする。この手法に拠れば、図4のような主被写体が端の方にいて中央付近に背景が広がっている構図であっても主被写体を適切に撮影することが可能となる。
タイミング設定機能に拠れば、フラッシュリモコンモード設定時に例えば2秒程度のタイミング設定をしておくことで、主被写体の人物は撮影トリガとして発光させた手元のフラッシュ内蔵カメラを撮影画面から外すことが可能である。高輝度パルス検出したことを示すカメラ前面の発光部の点灯または点滅により、主被写体の人物は高輝度パルスが検出されたことを確認できる。その直後に手元のフラッシュ内蔵カメラを撮影画面から外せば、図9のように余計なものが写りこんでいない写真を撮影できる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの概略構成を示したブロック図 本発明の実施形態に係るフロー 本発明の実施形態に係る、撮影シーンのイメージ図 図3におけるフラッシュリモコンカメラの構図イメージ図 図4における分割測光枠イメージ図 本発明の実施形態に係る、高輝度パルス検知測光枠イメージ図 本発明の実施形態に係る高輝度パルス模式図 本発明の実施形態に係る高輝度パルス検知時の輝度変化模式図 本発明の実施形態に係る撮影画像のイメージ図
符号の説明
10 撮影レンズ
12 シャッター
13 絞り
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 画像圧縮・伸長回路
40 露光制御手段
42 測距制御手段
44 ズーム制御手段
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタースイッチSW1
64 シャッタースイッチSW2
66 画像表示ON/OFFスイッチ
70 操作部
80 電源制御手段
82 コネクタ
86 電源手段
90 インタフェース
92 コネクタ
100 デジタルカメラ
104 光学ファインダ
110 通信手段
120 ゲインアンプ
121 計時部
122 露出演算手段
123 輝度レベル演算手段
125 輝度変化判定手段
200 記録媒体
202 記録部
204 インタフェース

Claims (9)

  1. 光を電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部により得られた電気信号を信号処理する信号処理部を含む撮像装置を備えたデジタルカメラにおいて、前記撮像装置によって、撮影画面内の少なくとも一部分の短時間の高輝度側への輝度変化を認識すると撮影制御動作を行うフラッシュリモコンモードが選択可能であって、前記フラッシュリモコンモードは、撮影モード時にメニュー表示指示手段により表示されるメニューの中から選択して設定することを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 画像表示装置を備え、再生モードが選択可能であって、前記フラッシュリモコンモードは、再生モード選択手段により解除されることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 撮影モードにおいて撮影準備動作を指示するSW1を備え、前記フラッシュリモコンモードは、SW1押下により解除されることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  4. 撮影モードにおいて撮影動作を指示するSW2を備え、前記フラッシュリモコンモードは、SW2押下により解除されることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  5. 光を電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部により得られた電気信号を信号処理する信号処理部を含む撮像装置を備えたデジタルカメラにおいて、前記撮像装置によって、撮影画面内の少なくとも一部分の、短時間の高輝度側への輝度変化を認識すると撮影制御動作を行うフラッシュリモコンモードが選択可能であって、前記フラッシュリモコンモードにおける撮影動作では、撮影画面内の、前記輝度変化が認められた部分またはその付近にオートフォーカスを合わせて撮影することを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 光を電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部により得られた電気信号を信号処理する信号処理部を含む撮像装置を備えたデジタルカメラにおいて、前記撮像装置によって、撮影画面内の少なくとも一部分の、短時間の高輝度側への輝度変化を認識すると撮影制御動作を行うフラッシュリモコンモードが選択可能であって、前記フラッシュリモコンモードにおける撮影動作では、撮影画面内の、前記輝度変化が認められた部分周辺の重み付けを大きくして自動露出設定を行って撮影することを特徴とするデジタルカメラ。
  7. メニュー表示指示手段により表示されるメニューの中で、前記フラッシュリモコンモードのタイミング設定が可能であり、前記フラッシュリモコンモードにおける撮影は前記タイミング設定に基づいた時間の後に行われることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項6に記載のデジタルカメラ。
  8. 情報表示装置を備えており、前記フラッシュリモコンモード中は、フラッシュリモコンモードであることを示す記号を前記情報表示装置に表示することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項6に記載のデジタルカメラ。
  9. 発光部材を備えており、前記フラッシュリモコンモード時に前記短時間の高輝度側への輝度変化を認識して撮影制御動作を開始すると、前記発光部材を発光または点滅させることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項6に記載のデジタルカメラ。
JP2005143930A 2005-05-17 2005-05-17 デジタルカメラの遠隔操作手段 Withdrawn JP2006324757A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005143930A JP2006324757A (ja) 2005-05-17 2005-05-17 デジタルカメラの遠隔操作手段

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005143930A JP2006324757A (ja) 2005-05-17 2005-05-17 デジタルカメラの遠隔操作手段

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006324757A true JP2006324757A (ja) 2006-11-30

Family

ID=37544132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005143930A Withdrawn JP2006324757A (ja) 2005-05-17 2005-05-17 デジタルカメラの遠隔操作手段

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006324757A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015097379A (ja) * 2013-10-08 2015-05-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015097379A (ja) * 2013-10-08 2015-05-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101670222B1 (ko) 촬상장치 및 그 제어 방법
US7848633B2 (en) Image taking system
JP5061188B2 (ja) デジタル一眼レフカメラ
JP5004726B2 (ja) 撮像装置、レンズユニットおよび制御方法
JP5173453B2 (ja) 撮像装置及び該撮像装置の表示制御方法
JP5258531B2 (ja) 撮像装置、ズーム制御方法
US9681048B2 (en) Image capturing apparatus and method for controlling the same
JP2006238076A (ja) 撮影装置
JP4509081B2 (ja) デジタルカメラ及びデジタルカメラのプログラム
JP4906632B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP4182864B2 (ja) 電子カメラ
JP2004032524A (ja) デジタルカメラ
JPWO2018193698A1 (ja) 表示制御装置、撮像装置及び表示制御方法
JP4750616B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2006270426A (ja) 撮像装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム
JP2007049417A (ja) 撮像装置および焦点調節装置
JP2006303967A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP6410416B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2005354606A (ja) デジタルカメラ
JP2006324757A (ja) デジタルカメラの遠隔操作手段
JP4345668B2 (ja) 撮像装置
JP5414411B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP5414412B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP5889507B2 (ja) カメラ装置、及び撮影タイミング報知方法、撮影タイミング報知プログラム
JP2007173985A (ja) 撮像装置及び撮像方法及びプログラム及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805