JP2003202611A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003202611A
JP2003202611A JP2002001293A JP2002001293A JP2003202611A JP 2003202611 A JP2003202611 A JP 2003202611A JP 2002001293 A JP2002001293 A JP 2002001293A JP 2002001293 A JP2002001293 A JP 2002001293A JP 2003202611 A JP2003202611 A JP 2003202611A
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determination
strobe
brightness
camera
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JP2002001293A
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Yukio Odaka
幸雄 小高
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体輝度が所定の輝度付近の明るさで変動
があった場合にも、ストロボ撮影を行うか否かの判別結
果が安定するようにしたカメラを提供することを目的と
する。 【解決手段】 ストロボ装置と、被写体の明るさを測定
する測光手段と、前記測光手段の測定輝度値と判定値と
を比較し、前記ストロボ装置を発光させたストロボ撮影
を行うか否かを判別する判別手段とを有し、前記測定輝
度値が前記判定値より小さい場合に前記ストロボ装置を
発光させたストロボ撮影を行うカメラにおいて、前回の
前記判別手段による判別結果とその後の前記判別手段に
よる判別結果とが異なる場合には、前記判別手段による
前記判定値の値を変化させる制御回路を有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置(閃
光装置)あるいは、ストロボ装置を備えたカメラに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来からストロボ装置を備えたカメラが
多数市販されている。このようなストロボ装置を備えた
カメラにおいて、撮影者が任意にストロボ撮影を行うか
否かを設定することができるカメラも多数市販されてい
る。また、被写体輝度(明るさ)に応じてストロボ撮影
を行うか否かをカメラが自動的に判別するカメラも多数
市販されている。
【0003】被写体輝度(明るさ)に応じてストロボ撮
影を行うか否かを判別する方法として、測光による被写
体輝度と判定基準輝度を比較する方法がある。判定輝度
を例えばBV4に設定した場合、被写体輝度がBV4以
上の明るさである場合はストロボ撮影を行わないとみな
し、被写体輝度BV4未満の明るさの場合はストロボ撮
影を行うとする方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、被写
体輝度が所定の輝度(BV4)より明るいか暗いかでス
トロボ撮影を行うようにしているため、被写体輝度が所
定の輝度(BV4)付近であった場合、殆ど同一撮影条
件下であるにも関わらず、ストロボ撮影すると判別した
りストロボ撮影しないと判別したりというように判別結
果が安定しないという問題点があった。この場合、撮影
者に不安を与えてしまうばかりか、カメラが故障してい
るのではないかと勘違いしてしまうことがある。
【0005】本発明の目的は、被写体輝度が所定の輝度
付近の明るさで変動があった場合にも、ストロボ撮影を
行うか否かの判別結果が安定するようにしたカメラを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ための発明の構成は、ストロボ装置と、被写体の明るさ
を測定する測光手段と、前記測光手段の測定輝度値と判
定値とを比較し、前記ストロボ装置を発光させたストロ
ボ撮影を行うか否かを判別する判別手段(マイクロコン
ピュータ)とを有し、前記測定輝度値が前記判定値より
小さい場合に前記ストロボ装置を発光させたストロボ撮
影を行うカメラにおいて、前回の前記判別手段による判
別結果とその後の前記判別手段による判別結果とが異な
る場合に、前記判別手段による前記判定値の値を変化さ
せる制御回路(マイクロコンピュータ・・♯301から
♯305)を有することを特徴とする。
【0007】特に、変化した判定値は、変化する前の判
定値よりも高くしている。また、測定輝度値が変化させ
た後の判定値以上の場合に、前記制御回路は変化する前
の判定値に戻す様にしている。また制御手段は、前記判
別手段の判別結果に応じてストロボ撮影を行った後の、
前記判別手段による前記判定値の値を変化させるもので
ある。
【0008】あるいは、ストロボ装置と、被写体の明る
さを測定する測光手段と、前記測光手段の測定輝度値と
判定値とを比較し、前記ストロボ装置を発光させたスト
ロボ撮影を行うか否かを判別する判別手段とを有し、前
記測定輝度値が前記判定値より小さい場合に前記ストロ
ボ装置を発光させたストロボ撮影を行うカメラにおい
て、前回の前記判別手段による判別結果とその後の前記
判別手段による判別結果とが異なる場合に、異なる判別
結果が所定回数に達したら、あるいは所定時間にわたり
出力されたら、前記判別手段による判別結果を変更する
制御回路(マイクロコンピュータ・・♯351から♯3
80)を有することを特徴としている。
【0009】特に制御手段は、前記測光手段の測定輝度
値の変化に応じて、前記所定回数または前記所定時間を
変えることにある。
【0010】更には、ストロボ装置と、被写体の明るさ
を測定する測光手段と、前記測光手段の測定輝度値と判
定値とを比較し、前記ストロボ装置を発光させたストロ
ボ撮影を行うか否かを判別する判別手段とを有し、前記
測定輝度値が前記判定値より小さい場合に前記ストロボ
装置を発光させたストロボ撮影を行うカメラにおいて、
前回の前記判別手段による判別結果とその後の前記判別
手段による判別結果とが異なる場合に、前回の測定輝度
値とその後の測定輝度値との差が所定値以上になった
ら、前記判別手段による判別結果を変更する制御回路
(マイクロコンピュータ)を有することを特徴としてい
る。
【0011】上記した構成によれば、被写体輝度が所定
の輝度付近の明るさで変動があった場合にも、安定した
判定結果を得ることができる。また、被写体輝度と判定
値を比較する際、前回を含む少なくとも過去1回の判定
手段の出力に基づいて判定値を変えるようなヒステリシ
ス特性を備えた事によって、詳しくは、ストロボ撮影す
る状態からストロボ撮影しない状態への切り替わりのた
めの判定値と、ストロボ撮影しない状態からストロボ撮
影する状態への切り替わりの判定値とを異ならせること
で、被写体輝度が所定の輝度付近の明るさで変動があっ
た場合にも、安定した判定結果を得ることができる。
【0012】更には、被写体の明るさの変化に応じて前
記所定回数または前記所定時間を変える事で、被写体の
明るさが急激に変化した時における、判定結果の更新の
遅れを改善することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施形態について図面に沿って詳細に説明す
る。
【0014】図1は本実施の形態のカメラを前面から見
た図、図2は本実施の形態のカメラを上面から見た図、
図3は本実施の形態のカメラを背面から見た図、図4は
本実施の形態のカメラを横から見た図で、図4(a)は
内蔵ストロボを収納した状態、図4(b)は内蔵ストロ
ボをポップアップした状態を示す。
【0015】1は本実施の形態におけるカメラ本体、2
はカメラ本体1に着脱可能な交換レンズ、3はカメラ本
体1から交換レンズを取り外すためのレンズ取り外しボ
タンである。4はカメラ本体1に収納された内蔵ストロ
ボ、5はカメラ本体1に外付けストロボなどのアクセサ
リーを取り付けるためのアクセサリーシュー、6は撮影
被写体を確認するためのファインダーである。
【0016】7はカメラの動作、非動作を切り替えるメ
インスイッチ、8はカメラの各種撮影モードを切り替え
るモードダイヤル、9はカメラのシャッター速度や絞り
値など各種の値を入力するための電子ダイヤルである。
10は測光、測距を開始するためと、レリーズを行なう
ための二段階スイッチであるレリーズスイッチ、11は
フィルム現像後にプリントされるプリントタイプを切り
替えるためのプリントタイプスイッチである。
【0017】12はAEロック撮影を行うためのAEロ
ックスイッチ、13は電子ダイヤル9との組み合わせ
で、露出補正を行うための露出補正スイッチ、14は内
蔵ストロボ4を使用するための内蔵ストロボスイッチ、
15はカメラに内蔵されたセルフタイマーを使用するた
めのセルフタイマースイッチ、16は装着されたフィル
ムを巻き戻すためのフィルム巻き戻しスイッチである。
【0018】17は自動焦点検出モードを、焦点の合っ
た位置で固定するワンショットモードか、動いている被
写体を連続的に焦点検出し常に合焦位置を追いかけるサ
ーボモードか、手動で焦点を合わせるマニュアルモード
かを切り替えるための自動焦点検出モードスイッチ(A
Fモードスイッチ)である。18は自動露出ずらし撮影
を行うための自動露光ずらしスイッチ(AEBスイッ
チ)、19は全駒同一条件プリントを指定するための全
駒同一プリントスイッチ(FTPMスイッチ)である。
20はカメラの各種設定状態や、撮影枚数、内蔵ストロ
ボを使用するか使用しないかなどを表示するための液晶
表示部材からなる外部液晶表示部、21はストロボ撮影
時に発生する赤目現象を緩和するための赤目緩和ランプ
である。
【0019】22はカートリッジ室蓋であり、23はカ
ートリッジ室蓋を開閉するためのカートリッジ室蓋つま
みである。
【0020】さて、図4(b)はカメラ本体1に内蔵さ
れたストロボ4をストロボ撮影のために使用するときの
状態を示す図であり、内蔵ストロボがポップアップされ
た状態の図を示している。
【0021】次に、図5は本実施の形態に係るカメラの
電気制御ブロックを示す図であり、30はカメラ全体の
制御を行うマイクロコンピュータ、31はマイクロコン
ピュータ30に内蔵もしくは外付けされたメモリ手段で
あるRAM、32はマイクロコンピュータ30に内蔵も
しくは外付けされた不揮発性メモリ手段であるEEPR
OMである。
【0022】33はマイクロコンピュータ30に接続さ
れ、被写体の輝度を測定するための測光回路である。測
光回路33は、測光センサー33(a)からの出力を増
幅後、対数圧縮、A/D変換し、センサーの輝度情報と
してマイクロコンピュータ30に伝えられる。測光セン
サー33(a)は、公知のフォトダイオードから構成さ
れている。
【0023】34はマイクロコンピュータ30に接続さ
れ、撮影レンズの焦点状態を検出してオートフォーカス
を行うための測距回路である。測距回路34は、ライン
センサ34(a)からの出力をA/D変換し、マイクロ
コンピュータ30に送る。ラインセンサ34(a)は、
公知のCCDラインセンサから構成されている。
【0024】35はマイロコンピュータ30に接続さ
れ、撮影時にシャッターを駆動するためのシャッター駆
動回路、36は交換レンズ2内に設置された不図示の絞
りを絞り込んだり開放に戻したりするための絞り駆動回
路である。
【0025】37はカメラ本体1の背面に設置された液
晶表示部20の表示素子部分である表示部である。
【0026】38はマイクロコンピュータ30の制御に
従って、カメラ本体1の内蔵ストロボ4の発光制御を行
うためのストロボ制御回路、39はストロボ制御回路3
8により発光制御されるストロボ発光回路、40はマイ
クロコンピュータ30に制御され、カメラ本体1から内
蔵ストロボ4をポップアップさせるためのストロボポッ
プアップ回路であり、不図示のマグネットにより、内蔵
ストロボ4をポップアップさせるものである。41はス
トロボ発光回路39により発光制御され、ストロボポッ
プアップ回路40によりカメラ本体1よりポップアップ
制御されるストロボ発光部である。
【0027】42はカメラ本体1に装填されたフィル
ム、43はマイクロコンピュータ30により制御され、
フィルム42の位置を検出するためのフィルム検出回
路、44はフィルム検出回路43により駆動されフィル
ム42の位置を検出するフォトセンサ、45はマイクロ
コンピュータ30により制御されフィルム42を巻き上
げ、巻き戻しするためのフィルム給送回路、46はフィ
ルム給送回路45により駆動され、フィルム42を巻き
上げ、巻き戻しするためのフィルム給送用モータであ
る。
【0028】50は電子ダイヤル9のダイヤル回転状態
を電気的に検出する電気的検出部であり、マイクロコン
ピュータ30はこの検出部50の動きを検出して、各種
情報を変更する。51は2段スイッチであるレリーズス
イッチ10の半押し状態でオンし、測光や測距を開始す
るためのレリーズ第一スイッチであり、以降SW1とす
る。52はレリーズスイッチ10を全押しした時にオン
して、露光を開始するためのレリーズ第二スイッチであ
り、以降SW2とする。
【0029】53は内蔵ストロボ4を使用と非使用を切
り替えるためのストロボスイッチであり、マイクロコン
ピュータ30は、このストロボスイッチ53のオンを検
出して、内蔵ストロボ4を露光時に使用するか使用しな
いかを切り替える。この切り替え動作により、ストロボ
撮影モードと、非ストロボ撮影モードを切り替えること
になる。
【0030】54はカートリッジ室蓋22の開閉操作に
連動してオンオフするスイッチであり、カートリッジ室
蓋22を開けるとオンし、閉じるとオフするようになっ
ている。以降、SWCTCLとする。55はカートリッ
ジ室にカートリッジがあるか否かを検知するスイッチで
あり、カートリッジがあるとオフし、カートリッジがな
いとオンするようになっている。以降、SWCTINと
する。
【0031】57はモードダイヤル8の電気的検出部で
あり、マイクロコンピュータ30はこの検出部57の状
態を検出して、撮影モードを設定する。
【0032】図7は、図1から図4に示す、モードダイ
ヤル8の詳細を示す図であり、各種撮影モードを指標に
あわせて設定するようになっている。
【0033】ここで、機能設定ゾーンは撮影のための各
種データを設定、確認するゾーン、クリエイティブゾー
ンは、プログラムAEモード、シャッター優先AEモー
ド、絞り優先AEモード、マニュアル露出モード、深度
優先AEモードであり、撮影者が撮影意図に従って各種
の設定が出来るゾーン、全自動モードはすべての撮影機
能が全自動で設定されるモード、イメージゾーンは、ポ
ートレート、風景、マクロ、スポーツ、夜景などの撮影
者が撮影したいモードにあわせることでそれぞれに最適
な設定を自動的に行うモードである。
【0034】本実施例で示すカメラは、撮影時のストロ
ボ発光モードが、撮影者が任意に内蔵ストロボを使用す
るか、使用しないかを決定するストロボマニュアル発光
モードと、カメラが自動的に内蔵ストロボを使用するか
使用しないかを判断する自動発光モードを設けている。
これらのモードのうち、クリエイティブゾーンは、撮影
者の作画意図を反映させるために、内蔵ストロボを使用
した撮影を行うか否かを任意に設定できる、ストロボマ
ニュアル発光モードとなっている。
【0035】また、全自動モードおよびイメージゾーン
では、それぞれのモードに従って、撮影時にストロボ撮
影を行うか否かを、カメラのマイクロコンピュータ30
が判断して自動的にストロボ発光を行うストロボ自動発
光モードとなっている。
【0036】図6は外部表示部材の表示の状態を示す図
であり、内蔵ストロボを発光する場合の表示が図6
(a)、内蔵ストロボの発光を禁止している場合の表示
が図6(b)である。尚、ストロボ自動発光モードにお
いては、ストロボ撮影と判断された場合は図6(a)の
表示となり、ストロボ撮影でない判断された場合は図6
(b)の右側の表示となる。以降、図6(a)に示すス
トロボ撮影を示す表示部(稲妻の部分)をストロボマー
クとする。
【0037】図8、図9は、本実施の形態に係るマイク
ロコンピュータ30の動作のフローチャートであり、こ
れらの図を用いて本実施形態のカメラの動作を説明す
る。
【0038】尚、説明の便宜上、撮影モードはポートレ
ートモード、自動焦点検出モードはマニュアルモードの
場合とする。前述の通り、撮影モードがポートレートモ
ードである場合、撮影時にストロボ撮影を行うか否か
を、カメラのマイクロコンピュータ30が判断して自動
的にストロボ発光を行うストロボ自動発光モードとなっ
ている。
【0039】マイクロコンピュータ30は、カメラ本体
1のメインスイッチ10が、L(ロック)からA(オー
ト)の位置に変化すると、#101から動作を開始す
る。
【0040】#(ステップ)101では、RAM31や
各種制御回路等の初期化動作を行って#102に進む。
#102では、カートリッジ室蓋22の開閉状態を検知
する。カートリッジ室蓋22が開いていてスイッチSW
CTCLがオンであれば#104に進み、カートリッジ
室蓋22が閉じていてスイッチSWCTCLがオフであ
れば#103に進む。
【0041】#103では、カートリッジ室にカートリ
ッジが存在するか否かを検知する。カートリッジ室にカ
ートリッジがありスイッチSWCTINがオフしていれ
ば#105に進み、カートリッジ室にカートリッジがな
くスイッチSWCTINがオンしていれば#104に進
む。
【0042】#104では、撮影枚数FRAMERを0
にして、#107に進む。尚、撮影枚数FRAMERは
撮影枚数を表すものであり、撮影枚数FRAMERは、
フィルムがない場合は0であり、フィルムの空送り後に
1とし、1駒撮影する毎に1づつ増加され、また、フィ
ルムの巻き戻し時は、1駒分巻き戻す度に1づつ減算さ
れる。
【0043】#105では、撮影枚数FRAMERが0
か否かを判別する。撮影枚数FRAMERが0であれば
フィルムの空送りを行わせるべく#106に進み、撮影
枚数FRAMERが0でなければ#107に進む。#1
06では、フィルムの空送りを実行し、#102に戻
る。尚、ここで、フィルムの空送り動作について簡単に
説明する。まず、マイクロコンピュータ30は、フィル
ム検出回路43を制御してフォトセンサ44によりフィ
ルム42の位置が検出できるようにする。次に、マイク
ロコンピュータ30は、フィルム給送回路45を制御し
てフィルム給送用モータ46を駆動しフィルムの巻き上
げを開始する。
【0044】フォトセンサ44の信号を監視して、1駒
目までフィルム42の巻き上げが終わるのを待ち、1駒
目までフィルム42を巻き上げ終わったら、フィルム給
送回路45を制御して、フィルム給送用モータ46を停
止させる。そして、撮影枚数FRAMERを1にセット
する。
【0045】#107では、レリーズスイッチ10の第
一ストロークスイッチであるSW1がオンになっている
かどうかを判断して、オンになっていれば#108に進
み、オンになっていなければ、#102に戻る。
【0046】#108では、測光動作を開始するに先立
ち、フラグSTONをクリアし、#120に進む。尚、
フラグSTONは、ストロボ自動発光モードにおけるス
トロボ発光の判定結果を示すフラグであり、フラグST
ONが1の場合は「ストロボ発光する」ことを意味し、
フラグSTONが0の場合は「ストロボ発光しない」こ
とを意味する。
【0047】#120では、測光回路25を動作させて
被写体輝度を測定し、#121に進む。ここで測光回路
25の動作時間について説明する。室内の照明のひとつ
に蛍光灯があるが、50Hzの蛍光灯は10ms周期で
点滅を繰り返している。また、60Hzの蛍光灯は約
8.33ms周期で点滅を繰り返している。このため、
蛍光灯によるフリッカー誤差を最小限に抑えるため、公
知のように両者のフリッカー誤差が同時に0になるよう
な時間を設定するのが好ましい。本実施の形態では、公
知の通り両者のフリッカー誤差が同時に0になる最小時
間である50msを設定している。
【0048】#121では、サブルーチン「ストロボ発
光判定1」を実行する。前述の#120で得られた被写
体輝度を基に、ストロボ発光の判定動作を行い、#12
2に進む。尚、ここでのストロボ発光の判定動作につい
ての詳細は後述する。
【0049】#122では、前述の#121で行われた
ストロボ発光の判定結果を判別し、「ストロボ発光す
る」と判定されている場合、すなわち、フラグSTON
が1の場合は、#123に進み、「ストロボ発光しな
い」と判定されている場合、すなわち、フラグSTON
が0の場合は#128に進む。
【0050】#123では、カメラ本体1に内蔵された
内蔵ストロボ4が、ポップアップ状態になっているか否
かを判断し、ポップアップ状態になっていれば(ストロ
ボポップアップ中)#125にすすみ、ポップアップ中
でなければ#124に進む。#124では、ストロボポ
ップアップ回路40を動作させて、内蔵ストロボ4をポ
ップアップさせて、#125に進む。
【0051】#125では、まだ内蔵ストロボの充電が
なされていない場合は、ストロボ制御回路38を動作さ
せて、ストロボ充電動作を行い、#126に進む。#1
26では、被写体輝度を基に、ストロボ使用時(ストロ
ボ発光する場合)に適したシャッター速度(TV値)と
絞り値(AV値)を求め、表示部37に表示を行い、#
127に進む。#127では、ストロボ発光することを
撮影者に知らせるべく、表示部37にストロボマークを
点灯させる表示を行い、#130に進む。
【0052】#128では、被写体輝度を基に、ストロ
ボ未使用時(ストロボ発光しない場合)に適したシャッ
ター速度(TV値)と絞り値(AV値)を求め、表示部
37に表示を行い、#129に進む。#129では、ス
トロボ発光しないことを撮影者に知らせるべく、表示部
37にストロボマークを消灯させる表示を行い、#13
0に進む。#130では、レリーズスイッチ10の第一
ストロークスイッチであるSW1がオンになっているか
否かを判断し、オンになっていれば#131に進み、オ
ンになっていなければ#102に戻る。
【0053】#131では、レリーズスイッチ10の第
二ストロークスイッチであるSW2がオンになっている
か否かを判断し、オンになっていれば#132に進み、
オンになっていなければ#120に戻る。#132で
は、前述の#121で行われたストロボ発光の判定結果
を判別し、「ストロボ発光する」と判定されている場
合、すなわち、フラグSTONが1の場合は、#133
に進み、「ストロボ発光しない」と判定されている場
合、すなわち、フラグSTONが0の場合は#134に
進む。
【0054】#133では、ストロボ発光するため、ス
トロボの発光許可をストロボ制御回路38に出して、#
135に進む。#134では、ストロボ発光しないた
め、ストロボの発光禁止をストロボ制御回路38に出し
て、#135に進む。#135では、レリーズ動作を行
うべく、レリーズ動作にジャンプする。
【0055】次に、レリーズ動作の詳細について、図1
0、図11に基づきに説明する。#201では、絞り駆
動回路36を動作させて、#126、#128、あるい
は、後述の#226、#228により求めた絞り値まで
絞りを絞り込んで#202に進む。
【0056】#202では、シャッター制御回路35を
動作させて、#126、#128、あるいは、後述の#
226、#228により求めたシャッター速度でシャッ
ターの開閉動作を行いフィルム42への露光を行い#2
03に進む。ここで、ストロボ発光が許可状態となって
いれば、ストロボ制御回路38は、シャッターが全開と
なった時点でストロボ発光回路39を動作させて所定の
発光量の発光を行う。
【0057】#203では、絞り制御回路36を動作さ
せて、#201で絞り込んだ絞りを開放に戻し、#20
4に進む。#204では、フィルムの巻き上げ動作を行
い、#205に進む。
【0058】ここで、フィルムの巻き上げ動作について
簡単に説明する。まず、マイクロコンピュータ30は、
フィルム検出回路43を制御してフォトセンサ44によ
りフィルム42の位置が検出できるようにする。次に、
マイクロコンピュータ30は、フィルム給送回路45を
制御してフィルム給送用モータ46を駆動しフィルムの
巻き上げを開始する。フォトセンサ44の信号を監視し
て、1駒分フィルム42の巻き上げが終わるのを待ち、
1駒分フィルム42を巻き上げ終わったら、フィルム給
送回路45を制御して、フィルム給送用モータ46を停
止させる。そして、撮影枚数FRAMERに1を加算す
る。#205では、フィルムの最終駒であるか否かの判
定を行い、フィルムの最終駒の撮影終了後であれば#2
06に進み、そうでなければ#220に進む。#206
では、フィルムの巻き戻し動作を行い、#102に戻
る。
【0059】ここで、フィルムの巻き戻し動作について
簡単に説明する。まず、マイクロコンピュータ30は、
フィルム検出回路43を制御してフォトセンサ44によ
りフィルム42の位置が検出できるようにする。次に、
マイクロコンピュータ30は、フィルム給送回路45を
制御してフィルム給送用モータ46を駆動しフィルムの
巻き戻し動作を開始する。フォトセンサ44の信号を監
視して、1駒分フィルム42を巻き戻すたびに、撮影枚
数FRAMERを1つ減算しながら、フィルム42の巻
き戻しが終了するまで待機する。そして、フィルム42
の巻き戻しが終了したら、フィルム給送回路45を制御
して、フィルム給送用モータ46を停止し、カートリッ
ジ室蓋22が開けられフィルムが取り出されるまで待機
し、フィルムが取り出されたら#102に戻る。
【0060】#207では、レリーズスイッチ10の第
二ストロークスイッチであるSW2がオンになっている
か否かを判断し、オンになっていれば撮影動作を継続す
るため#220に進み、オンになっていなければ#10
2に戻る。#220では、測光回路25を動作させて被
写体輝度を測定し、#221に進む。測光回路25の動
作時間は、前述の#120と同様である。
【0061】#221では、サブルーチン「ストロボ発
光判定1」を実行する。前述の#220で得られた被写
体輝度を基に、ストロボ発光の判定動作を行い、#22
2に進む。
【0062】ここでのストロボ発光判定動作についての
詳細は後述する。#222では、前述の#221で行わ
れたストロボ発光の判定結果を判別し、「ストロボ発光
する」と判定されている場合、すなわち、フラグSTO
Nが1の場合は、#223に進み、「ストロボ発光しな
い」と判定されている場合、すなわち、フラグSTON
が0の場合は#228に進む。
【0063】#223では、カメラ本体1に内蔵された
内蔵ストロボ4が、ポップアップ状態になっているか否
かを判断し、ポップアップ状態になっていれば(ストロ
ボポップアップ中)#225にすすみ、ポップアップ中
でなければ#224に進む。#224では、ストロボポ
ップアップ回路40を動作させて、内蔵ストロボ4をポ
ップアップさせて、#225に進む。#225では、ス
トロボ制御回路38を動作させて、ストロボ充電動作を
行い、#226に進む。
【0064】#226では、被写体輝度を基に、ストロ
ボ使用時(ストロボ発光する場合)に適したシャッター
速度(TV値)と絞り値(AV値)を求め、表示部37
に表示を行い、#227に進む。#227では、ストロ
ボ発光することを撮影者に知らせるべく、表示部37に
ストロボマークを点灯させる表示を行い、#230に進
む。#228では、ストロボ発光しないため、ストロボ
の発光禁止をストロボ制御回路38に出して、#201
に進む。
【0065】#229では、被写体輝度を基に、ストロ
ボ未使用時(ストロボ発光しない場合)に適したシャッ
ター速度(TV値)と絞り値(AV値)を求め、表示部
37に表示を行い、#230に進む。#230では、ス
トロボ発光しないことを撮影者に知らせるべく、表示部
37にストロボマークを消灯させる表示を行い、#23
1に進む。#231では、ストロボ発光しないため、ス
トロボの発光禁止をストロボ制御回路38に出して、#
201に進む。
【0066】次に、サブルーチン「ストロボ発光判定
1」について説明する。#121、または、#221に
て行われたストロボ発光判定動作の詳細について、図1
2に基づきに説明する。ここでは、前回の判別結果とそ
の後の判別結果とが異なる場合には、判定値の値を変化
させるように制御するものである。特に、変化した判定
値は、変化する前の判定値よりも高くすることにある。
また、測光輝度値が変化させた後の判定値以上の場合
に、変化する前の判定値に戻すことにある。また、判別
結果に応じてストロボ撮影を行った後の、判定値の値を
変化させるようにしたものである。
【0067】具体的に、#301では、ストロボ発光す
るか否かを判定する判定値をBV4とする。#302で
は、更新前の現時点での判定結果、すなわち、前回に行
われたストロボ発光の判定結果を判別し、前回「ストロ
ボ発光する」と判定されている場合、すなわち、フラグ
STONが1の場合は、#303に進み、前回「ストロ
ボ発光しない」と判定されている場合、すなわち、フラ
グSTONが0の場合は#304に進む。
【0068】#303では、ストロボ発光するか否かを
判定する判定値をBV5とする。#304では、被写体
輝度と前述の#301と#302にて設定された判定値
を比較して、被写体輝度が判定値以上の輝度である(明
るい)場合は#305に進み、被写体輝度が判定値未満
の輝度である(暗い)場合は、#306に進む。
【0069】#305では、判定結果を「ストロボ発光
しない」状態に更新し、フラグSTONを0にして、#
307に進む。#306では、判定結果を「ストロボ発
光する」状態に更新し、フラグSTONを1にして、#
307に進む。#307では、ストロボ発光判定動作を
終了する。
【0070】以上述べたように、前回のストロボ発光の
判定結果が、「ストロボ発光する」と判定されている場
合は判定値をBV5に設定し、そうでない場合はBV4
に設定される。(#301〜#303)、その判定値と
被写体輝度を比較して(#304)、被写体輝度が判定
値以上の明るさである場合は、「ストロボ発光しない」
状態に更新し(#305)、被写体輝度が判定値未満の
明るさである場合は、「ストロボ発光する」状態に更新
する(#306)。
【0071】すなわち、「ストロボ発光する」状態から
「ストロボ発光しない」状態への切り替わりの判定値
(BV5)と、「ストロボ発光しない」状態から「スト
ロボ発光する」状態への切り替わりの判定値(BV4)
とを異ならせることで、被写体輝度が判定輝度付近で微
妙に変動しても、ストロボ発光判定の判定結果を安定さ
せることができる。
【0072】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施形態について説明する。本実施形態のカメラの構
成は、第1の実施の形態で示した図1から図7と同等で
あり、その説明を省略する。また、本実施の形態に係る
カメラのマイクロコンピュータ30の動作のフローチャ
ートは一部を除き、図8と図9と同等であるため異なる
部分のみ説明する。図9の#121にて実行される、ス
トロボ発光判定動作の内容が異なるだけである。すなわ
ち、サブルーチン「ストロボ発光判定2」が実行され
る。
【0073】また、レリーズ動作のフローチャートも一
部を除き、図10と図11と同等であるため異なる部分
のみ説明する。図11の#221にて実行される、スト
ロボ発光判定の内容が異なるだけである。すなわち、サ
ブルーチン「ストロボ発光判定2」が実行される。
【0074】次に、サブルーチン「ストロボ発光判定
2」について説明する。本実施の形態における、ストロ
ボ発光判定動作の詳細について、図13に基づきに説明
する。
【0075】因みにこの実施例は、前回の判別結果とそ
の後の判別結果とが異なる場合に、異なる判別結果が所
定回数に達したら、あるいは所定時間にわたり出力され
たら、初めて判別結果を変更するものである。また、測
光手段の測定輝度値の変化に応じて、この所定回数また
はこの所定時間を変えるものである。
【0076】更には、前回の判別結果とその後の判別結
果とが異なる場合に、前回の測定輝度値とその後の測定
輝度値との差が所定値以上になったら、判別結果を変更
するようにしたものである。
【0077】具体的に説明していく。#351では、被
写体輝度を判定値であるBV4と比較して、被写体輝度
がBV4未満の明るさである場合は#352に進み、被
写体輝度がBV4以上の明るさである場合は、#370
に進む。#352では、レリーズスイッチ10の第一ス
トロークスイッチであるSW1がオンになった後の最初
の測光動作であるか否かを判断し、最初(1回目)の測
光動作である場合は、#358に進み、そうでなければ
#353に進む。
【0078】#353では、現時点での状態が「ストロ
ボ発光する」状態であるか否かを判別し、「ストロボ発
光する」状態であれば、#359に進み、そうでなけれ
ば、#354に進む。#354では、変数CNTの値に
1を加算して、#355に進む。尚、変数CNTは、ス
トロボ発光の判定結果を変更する条件を満たす回数をカ
ウントする変数であり、0〜+3の範囲の値である。判
定結果を変更する必要がない場合は、変数CNTの値は
0になる。判定結果を変更する条件が満たされていれば
変数CNTの値は1づつカウントアップされる。変数C
NTの値が3以上にあったら、判定結果が変更されるよ
うになっている。
【0079】#355では、前回の被写体輝度と今回の
被写体輝度から被写体輝度の輝度変化を求めて被写体輝
度の輝度変化が2段以上であるか否かを判断して、輝度
変化が2段以上であれば#356に進み、そうでなけれ
ば#357に進む。これにより、被写体輝度が大きく変
化した場合に、判定結果が変更されやすくしている。
【0080】#356では、変数CNTの値に1を加算
して、#357に進む。#357では、変数CNTの値
を参照して変数CNTの値が3以上であるか否かを判断
して、変数CNTが3以上である場合は#358に進
み、そうでない場合は#380に進む。#358では、
判定結果を「ストロボ発光する」状態に変更し、フラグ
STONを1にして、#359に進む。#359では、
変数CNTの値を0にして、#380に進む。
【0081】#370では、レリーズスイッチ10の第
一ストロークスイッチであるSW1がオンになった後の
最初の測光動作であるか否かを判断し、最初(1回目)
の測光動作である場合は、#376に進み、そうでなけ
れば#371に進む。#371では、現時点での状態が
「ストロボ発光しない」状態であるか否かを判別し、
「ストロボ発光しない」状態であれば、#377に進
み、そうでなければ、#372に進む。#372では、
変数CNTの値に1を加算して、#373に進む。
【0082】#373では、前回の被写体輝度と今回の
被写体輝度から被写体輝度の輝度変化を求めて被写体輝
度の輝度変化が2段以上であるか否かを判断して、輝度
変化が2段以上であれば#374に進み、そうでなけれ
ば#375に進む。
【0083】これにより、被写体輝度が大きく変化した
場合に、判定結果が変更されやすくしている。#374
では、変数CNTの値に1を加算して、#375に進
む。
【0084】#375では、変数CNTの値を参照して
変数CNTの値が3以上であるか否かを判断して、変数
CNTが3以上である場合は#376に進み、そうでな
い場合は#380に進む。#376では、判定結果を
「ストロボ発光しない」状態に変更し、フラグSTON
を0にして、#380に進む。#377では、変数CN
Tの値を0にして、#380に進む。#380では、ス
トロボ発光判定動作を終了する。
【0085】以上述べたように、レリーズスイッチ10
の第一ストロークスイッチであるSW1がオンになった
後の最初の測光動作である場合は(#352、#37
0)、その時に得られた被写体輝度と判定値であるBV
4との比較した結果により(#351)、直ちに判定結
果を下すことになるが、レリーズスイッチ10の第一ス
トロークスイッチであるSW1がオンになった後のその
後の測光動作では、以下のようになる。
【0086】被写体輝度がBV4未満の場合で、現時点
での状態が「ストロボ発光する」状態の場合は、変数C
NTは0になるので、判定結果は変更されない。被写体
輝度がBV4未満の場合で、現時点での状態が「ストロ
ボ発光しない」状態の場合は、変数CNTの値に1が加
算され、また、被写体輝度の輝度変化が大きい場合は更
に、変数CNTに1が加算される。その結果、変数CN
Tの値が3以上になったら、判定結果を「ストロボ発光
する」状態に変更する。
【0087】すなわち、「ストロボ発光しない」状態か
ら「ストロボ発光する」状態に変更されるのは、被写体
輝度がBV4未満の条件が3回連続した場合となる。た
だし、輝度変化が大きい場合は、3回連続しなくても変
更されることになる。被写体輝度がBV4以上の場合
で、現時点での状態が「ストロボ発光しない」状態の場
合は、変数CNTは0になるので、判定結果は変更され
ない。
【0088】被写体輝度がBV4以上の場合で、現時点
での状態が「ストロボ発光する」状態の場合は、変数C
NTの値に1が加算され、また、被写体輝度の輝度変化
が大きい場合は更に、変数CNTに1が加算される。そ
の結果、変数CNTの値が3以上になったら、判定結果
を「ストロボ発光しない」状態に変更する。
【0089】すなわち、「ストロボ発光する」状態から
「ストロボ発光しない」状態に変更されるのは、被写体
輝度がBV4以上の条件が3回連続した場合となる。た
だし、輝度変化が大きい場合は、3回連続しなくても変
更されることになる。
【0090】このように、被写体輝度と判定値との比較
結果が例えば3回連続しないと、判定結果を変更しない
ようにしたので、被写体輝度が判定値付近の輝度で変動
しても安定した判定結果が得られるようになる。また、
被写体輝度の輝度変化が大きい場合は、判定結果の変更
を行われやすいようにしたので、被写体輝度が大きく変
化した時に判別結果の変更タイミングが遅れることも改
善できるようになる。
【0091】また、図13に示したように、これまでの
実施の形態では、所定回数を3と設定した。また、前述
の#120、#220における測光回路の動作時間は5
0msに設定している。また、図9でも明らかなよう
に、レリーズスイッチ10が半押し状態である場合、す
なわち、SW1がオンされている状態では、被写体の明
るさの測定(#120)とストロボ発光判定(#12
1)が繰り返し行われていることになる。このため、所
定回数を所定時間と置き換えることができる。従って、
所定回数が3回の場合は、50msの3回分である15
0msが所定時間と見なすことができる。
【0092】また、前述のように、被写体輝度の輝度変
化が大きい(2段以上)場合は、変数CNT1に更に1
を加算して(#356、#374)、判定結果の更新が
行われやすいようにしているが、#356と#374の
内容を「変数CNTの値に3を加算する」ように変更し
て、被写体輝度の輝度変化が大きい(2段以上)場合
に、即ち前回の測定輝度値とその後の測定輝度値との差
が所定値以上になったら判定結果を変更する様に制御し
ても差支えない。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、被写
体輝度と判定値を比較する際、被写体輝度が所定の輝度
付近の明るさで変動があった場合にも、安定した判定結
果をえることができ、また安定した発光動作が可能とな
る。
【0094】また、被写体輝度と判定値を比較する際、
前回を含む少なくとも過去1回の判定手段の出力に基づ
いて判定値を変えることによって、詳しくは、ストロボ
撮影する状態からストロボ撮影しない状態への切り替わ
りのための判定値と、ストロボ撮影しない状態からスト
ロボ撮影する状態への切り替わりの判定値とを異ならせ
ることで、被写体輝度が所定の輝度付近の明るさで変動
があった場合にも、安定した判定結果をえることができ
るようになった。
【0095】被写体輝度と判定値との比較によりストロ
ボ撮影を行うか否かを判定する際、比較した結果が所定
回数または所定時間にわたり連続して同一であった場合
において判定結果を更新するようにした、または前回と
今回の輝度値の変化が大きい場合に限って判定結果を変
更するようになしたので、被写体輝度が所定の輝度付近
の明るさで変動があった場合にも、安定した判定結果を
えることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すカメラの正面図
【図2】本発明の第1の実施形態を示すカメラの上面図
【図3】本発明の第1の実施形態を示すカメラの背面図
【図4】本発明の第1の実施形態を示すカメラの側面図
【図5】本発明の第1の実施形態を示すカメラシステム
の電気制御ブラック図
【図6】本発明の第1の実施形態を示すカメラの表示部
を表す図
【図7】本発明の第1の実施形態を示すカメラのモード
ダイヤルを示す図
【図8】本発明の第1の実施形態を示すマイクロコンピ
ュータの動作を示すフローチャート
【図9】本発明の第1の実施形態を示すマイクロコンピ
ュータの動作を示すフローチャート
【図10】本発明の第1の実施形態を示す「レリーズ動
作」のフローチャート
【図11】本発明の第1の実施形態を示す「レリーズ動
作」のフローチャート
【図12】本発明の第1の実施形態を示す、サブルーチ
ン「ストロボ発光判定1」のフローチャート
【図13】本発明の第2の実施形態を示す、サブルーチ
ン「ストロボ発光判定2」のフローチャート
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 撮影レンズ 3 レンズ取り外しボタン 4 内蔵ストロボ 5 アクセサリーシュー 6 ファインダー 7 メインスイッチ 8 モードダイヤル 9 電子ダイヤル 10 レリーズスイッチ 11 プリントタイプスイッチ 12 AEロックスイッチ 13 露出補正スイッチ 14 内蔵ストロボスイッチ 15 セルフタイマースイッチ 16 フィルム巻き戻しスイッチ 17 AFモードスイッチ 18 AEBスイッチ 19 FTPMスイッチ 20 外部液晶表示部 21 赤目緩和ランプ 22 カートリッジ室蓋 23 カートリッジ室開閉つまみ 30 マイクロコンピュータ 31 RAM 32 EEPROM 33 測光回路 34 測距回路 35 シャッター制御回路 36 絞り制御回路 37 表示部 38 ストロボ制御回路 39 ストロボ発光回路 40 ストロボポップアップ回路 41 ストロボ発光部 42 フィルム 43 フィルム検出回路 44 フォトセンサ 45 フィルム給送回路 46 フィルム給送用モータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ装置と、被写体の明るさを測定
    する測光手段と、前記測光手段の測定輝度値と判定値と
    を比較し、前記ストロボ装置を発光させたストロボ撮影
    を行うか否かを判別する判別手段とを有し、前記測定輝
    度値が前記判定値より小さい場合に前記ストロボ装置を
    発光させたストロボ撮影を行うカメラにおいて、前回の
    前記判別手段による判別結果とその後の前記判別手段に
    よる判別結果とが異なる場合に、前記判別手段による前
    記判定値の値を変化させる制御回路を有することを特徴
    とするカメラ。
  2. 【請求項2】 変化した判定値は、変化する前の判定値
    よりも高いことを特徴とする請求項1に従うカメラ。
  3. 【請求項3】 測定輝度値が変化させた後の判定値以上
    の場合に、前記制御回路は変化する前の判定値に戻すこ
    とを特徴とする請求項1に従うカメラ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記判別手段の判別結
    果に応じてストロボ撮影を行った後の、前記判別手段に
    よる前記判定値の値を変化させることを特徴とする請求
    項1に従うカメラ。
  5. 【請求項5】 ストロボ装置と、被写体の明るさを測定
    する測光手段と、前記測光手段の測定輝度値と判定値と
    を比較し、前記ストロボ装置を発光させたストロボ撮影
    を行うか否かを判別する判別手段とを有し、前記測定輝
    度値が前記判定値より小さい場合に前記ストロボ装置を
    発光させたストロボ撮影を行うカメラにおいて、前回の
    前記判別手段による判別結果とその後の前記判別手段に
    よる判別結果とが異なる場合に、異なる判別結果が所定
    回数に達したら、あるいは所定時間にわたり出力された
    ら、前記判別手段による判別結果を変更する制御回路を
    有することを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記測光手段の測定輝
    度値の変化に応じて、前記所定回数または前記所定時間
    を変えることを特徴とする請求項5に従属するカメラ。
  7. 【請求項7】 ストロボ装置と、被写体の明るさを測定
    する測光手段と、前記測光手段の測定輝度値と判定値と
    を比較し、前記ストロボ装置を発光させたストロボ撮影
    を行うか否かを判別する判別手段とを有し、前記測定輝
    度値が前記判定値より小さい場合に前記ストロボ装置を
    発光させたストロボ撮影を行うカメラにおいて、前回の
    前記判別手段による判別結果とその後の前記判別手段に
    よる判別結果とが異なる場合に、前回の測定輝度値とそ
    の後の測定輝度値との差が所定値以上になったら、前記
    判別手段による判別結果を変更する制御回路を有するこ
    とを特徴とするカメラ。
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