JP2005204497A - ディスクドライブ用スピンドルモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャフトとスリーブとにより形成されるベアリングが半径方向荷重と軸方向荷重とを同時に支持することができるディスクドライブ用スピンドルモータを提供する。
【解決手段】 ベース100と、該ベース100に固設され、中空部202が形成されたスリーブ102と、該スリーブ102の中空部202内に回転可能に設けられるシャフト110とを備えるハードドライブ用スピンドルモータであって、シャフト110は、長手方向の中心から両端に行く程小径となる形状を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ディスクドライブ用スピンドルモータに係り、詳しくは、空気動圧を用いて回転体を軸方向と半径方向に同時に非接触支持することができるベアリングを備えたディスクドライブ用スピンドルモータに関する。
スピンドルモータは、レーザプリンタ用のレーザビームスキャナーモータ、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:以下、HDD)用モータ、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクドライブ用モータなどに広く使用されている。
HDDは、コンピュータの補助記憶装置中の一つであり、磁気ヘッドにより磁気ディスクに記録された情報を再生する機能および/または磁気ディスクに新しい情報を記録する機能を有する装置である。HDD技術は、最近、高速化、高容量化および低振動化が進んでおり、その要求に応ずるための多様な研究開発が進められている。特に、高速化および低振動化のため、スピンドルモータの回転体を非接触式に支持する流体動圧ベアリングについての研究が活発に進められており、ひいては摩擦力および起動トルクを減少させ、温度によるベアリング特性の変化も最小化させることが可能な空気動圧ベアリングをモバイル用または超高速駆動用HDDに適用するための研究が進められている。
一般的に、ベアリングシステムは、半径方向の荷重を支持するためのラジアルベアリングと軸方向荷重を支持するためのスラストベアリングとから構成される。回転体の振動を抑制するためには、ラジアルベアリングとスラストベアリングの相対位置を適切に調整することが重要である。すなわち、ラジアルベアリングとスラストベアリングが離れている場合には、二つのベアリングの相対位置を望ましい公差内に収まるよう加工する必要がある。
図1に、従来の流体動圧ベアリングを適用したスピンドルモータの一例を示す。図1に示すように、スピンドルモータは、ベース11とスリーブ13とを備える。ベース11の中心部には、シャフト15が固設され、スリーブ13には、シャフト15が挿入される中空部が形成されている。そして、電磁気力を発生させるため、ベース11には、コイル12が設けられており、スリーブ13には、前記コイル12に対応する磁石14が設けられている。
シャフト15の外周面とスリーブ13の内周面との間には、ベアリング間隙が形成されており、こうしたベアリング間隙には、潤滑油やグリースなどのような流体が充填されている。
スリーブ13の内周面には、複数のグルーブ(groove)20がへリングボーン状に形成されている。グルーブ20は、スリーブ13が回転する間、流体動圧を発生させて、シャフト15の半径方向にスリーブ13を支持するためのものであり、スリーブ13の内周面の上部と下部とにそれぞれ形成されている。
一方、図面には示されていないが、シャフト15の上部に形成されたフランジ25の上面および下面とそれぞれ向き合うスリーブ13の内面にも複数のグルーブが形成されている。これらのグルーブは、スリーブ13が回転する間流体動圧を発生させてシャフト15の軸方向にスリーブ13を支持するためのものである。
前述のようなスピンドルモータをHDDに適用する場合、ベアリングに使用される流体の漏れを防止するためのシーリング設計により構造が複雑になり、流体の粘性摩擦力による摩擦損失により消費電力および要求される起動トルクが大きくなる。また、流体動圧ベアリングに使用される流体は、熱による粘性変化がはなはだしいので、ベアリング特性が温度により大きく変動してしまう。これは、HDDの特性が温度変化によって不安定となる原因になっている。実際にHDD作動時に発生する熱によりHDDの内部温度は、常温から最高80℃まで上昇する。一方、低温では、流体の粘性が高いため、低温環境では、モータに必要とされる起動トルクが発生せず、モータが起動されない場合も生じる。
また、前述したようなスピンドルモータは、半径方向荷重と軸方向荷重とを支持するためにラジアルベアリングとスラストベアリングとをそれぞれ使用するが、この場合、高精度の回転のためには、ラジアルベアリングとスラストベアリングの相対位置を精密に合わせる必要がある。しかし、このためには、加工と組立に多くの時間が要求されることになり、結果的に生産性が低下する。
このような問題点を解決するためのベアリング構造体の一例を、図2に示す。そして、図3は、図2に示すベアリング構造体の分解図であり、図4Aないし図4Cは、図2に示すベアリング構造体の組立工程を示す図面である。
図2に示すように、ベアリング構造体は、上部円錐形軸30aおよび下部円錐形軸30bよりなる回転軸30と、回転軸30の側面および下面をそれぞれ取り囲むスリーブ32a,32bとを備える。回転軸は、長手方向の中心から両端に行く程断面が大径となる形態を有する。このような構造のベアリング構造体は、半径方向荷重と軸方向荷重とを同時に支持することができるという長所がある。しかしながら、前述したようなベアリング構造体を組み立てるためには、図3に示すように、スリーブ32は、最小でも二つの部品32a,32bに、回転軸30は、最少でも二つの部品30a,30bに加工しなければならず、その組立工程においても、図4Aないし図4Cに示すように、最少でも3段階の組立工程が必要なので、加工性および組立性に問題がある。
本発明が解決しようとする技術的課題は、空気動圧を用いて回転体を軸方向と半径方向に同時に非接触支持することができるベアリングを備えたディスクドライブ用スピンドルモータを提供することである。
前記技術的課題を解決するために、本発明に係るディスクドライブ用スピンドルモータは、ベースと、前記ベースに固設され、中空部が形成されたスリーブと、前記スリーブの中空部内に回転可能に設けられ、長手方向(または軸方向)の中心(軸の両端から略等距離にある点)から両端に行く程小径となる形状を有したシャフトと、を備える。
前記シャフトは、円錐形傾斜面を有する第1の円錐形シャフトおよび円錐形傾斜面を有する第2の円錐形シャフトが結合されて形成されることが望ましい。また、このとき、前記シャフトは、一体型で形成されることが望ましい。
前記スリーブは、前記第1の円錐形シャフトに対応する形状の第1の中空部が形成された第1のスリーブと、前記第2の円錐形シャフトに対応する形状の第2の中空部が形成された第2のスリーブと、を含むものとすることができる。
前記シャフトの外周面と前記スリーブの内周面との間に形成されるベアリング間隙には空気が充填されることが望ましい。
前記シャフトの外周面または前記スリーブの内周面には、複数のグルーブがへリングボーン状に形成されることが望ましく、このとき、前記グルーブの断面状は、略長方形(コの字形)または一側面が底面部から傾きを有するように形成されたテーパーフラット状(taper-flat)であることが望ましい。
前記スリーブは、セラミックより成ることが望ましく、このとき、前記セラミックは、アルミナまたはジルコニアが望ましい。
前記シャフトは、セラミックより成ることが望ましく、このとき、前記セラミックは、アルミナまたはジルコニアが望ましい。
本発明に係るディスクドライブ用スピンドルモータによると、次の通りの効果がある。
第1に、シャフトが長手方向の中心から両端に行く程小径となる形状を有することにより、シャフトとスリーブとにより形成されるベアリングが半径方向荷重と軸方向荷重とを同時に支持することができる。
第2に、空気動圧ベアリングを使用することにより、ベアリングの摩擦損失と起動トルクとを低減することができ、温度によるベアリング特性変化を最小化することができる。
第3に、シャフトの外周面にへリングボーン状の複数のグルーブを形成することにより、HDDの広い運転領域で高い剛性および大きい負荷容量を得ることができ、高い回転安定性を確保することができる。
第4に、シャフトを一体型に形成することができるため、加工性および組立性(加工および組立の容易度)が向上される。
以下、添付した図面に基づき本発明に係る望ましい実施形態を詳細に説明する。以下の図面で同一な参照符号は同一な構成要素を指す。
図5は、本発明の実施形態によるHDD用スピンドルモータを示す図面である。
図5に示すように、スピンドルモータは、ベース100と、スリーブ102と、シャフト110とを備える。ベース100の両側には、コア(core)とコイル(coil)とから構成された固定子104が設けられている。スリーブ102は、ベース100に固設され、その中心部には、シャフト110が挿入される中空部202が形成されている。このスリーブ102は、第1のスリーブ102aおよび第2のスリーブ102bが上下に結合されて形成されている。ここで、スリーブ102は、耐磨耗性と耐衝撃性にすぐれるベアリング用セラミックより成ることが望ましい。そして、こうしたセラミックとしては、アルミナ、ジルコニアなどを使用することができる。
シャフト110は、スリーブ102の中空部202内に回転可能に設けられ、長手方向(図5の上下方向)の中心から両端へ行く程小径となる形状を有する。このようなシャフト110は、円錐形傾斜面を有する第1の円錐形シャフト110aおよび第2の円錐形シャフト110bが上下に結合して形成することができる。また、この際、シャフト110は、一体型に形成することができる。ここで、シャフト110は、耐磨耗性と耐衝撃性にすぐれるベアリング用セラミックより成るものとすることが望ましく、こうしたセラミックとしては、アルミナ、ジルコニアなどを使用することができる。一方、第1のスリーブ102aの中心部には、第1の円錐形シャフト110aに対応する形状の第1の中空部202aが形成され、第2のスリーブ102bの中心部には、第2の円錐形シャフト110bに対応する形状の第2の中空部202bが形成される。
シャフト110の外周面とスリーブ102の内周面との間には、シャフト110の回転時スリーブ102との摩擦を防止するためのベアリング間隙が形成され、このベアリング間隙には、潤滑流体が充填される。ここで、ベアリング間隙のサイズは、ほぼ1〜2μmとするのが好ましい。潤滑流体は、シャフト110とスリーブ102との間を分離させて、シャフト110をスリーブ102に接触せずに回転させる。これにより、ハードディスクの記録および再生に悪影響を与える非再現性ラン−アウト(Non-Repeatable Run Out:NRRO)が発生しない。一方、本実施形態では、潤滑流体として空気が使用されるが、これは摩擦損失および起動トルクを低減することができ、温度によるベアリング特性変化を最小化することができるためである。本発明に適用可能な潤滑流体は、本実施形態で例示した空気に限られず、他の公知の流体が利用可能である。
以上のように、シャフト110は、長手方向の中心から両端に行く程小径となる形状を有することにより、シャフト110とスリーブ102とにより形成される空気動圧ベアリングが半径方向荷重と軸方向荷重とを同時に支持することができる。図6Bに、本発明の実施形態によるHDD用スピンドルモータで、シャフト110の外周面の傾斜角度θ(図6A参照)に対する空気動圧ベアリングの半径方向の負荷容量(radial:破線)と軸方向の負荷容量(thrust:実線)の変化を示す。
図5を再び参照して本実施形態のスピンドルモータの構成をさらに説明すると、シャフト110の上部には、ディスクが載置されるハブ120が結合されており、このハブ120の両側下部には、固定子104に対応する位置に、磁石とヨークとから構成された回転子122が設けられている。前記固定子104および前記回転子122は、互いの相互作用により電磁気力を発生させてシャフト110を回転させる。
シャフト110の外周面には、空気動圧を発生させるための複数のグルーブ130がへリングボーン状に形成されている。図7には、シャフト110の外周面に形成されたグルーブ130の断面が示されている。図7を参照すれば、グルーブ130は、その断面が長方形(コの字形状)に形成されていることがわかる。このように、シャフト110の外周面にグルーブ130がへリングボーン状に形成されれば、潤滑流体のポンピング効果(pumping effect)により高速運転領域で高い剛性および大きい負荷容量を得ることができ、回転安定性も確保することができる。一方、図8に示すように、へリングボーン状のグルーブ130’は、スリーブ102の内周面に形成されることもある。
図9は、シャフト110の外周面に図7に示したグルーブ130とは違う断面状のグルーブ230を示す図面であり、図10は、図9のA部分を拡大して示した図面である。図9および図10を参照すれば、グルーブ230の断面は、一側面が底面部230aから所定角度で傾斜を有するように形成された傾斜部230bとなるテーパーフラット状に形成されている。このように、グルーブ230がテーパーフラット状で形成されれば、へリングボーン状のグルーブ230による流体のポンピング効果だけではなく、グルーブ230の傾斜部230bによる楔効果(wedge effect)も得ることができる。これにより、低速から高速までの広い運転領域で高剛性および大きい負荷容量を得ることができ、高い回転安定性を確保することができる。一方、図11に示すように、テーパーフラット状のグルーブ230’は、スリーブ102の内周面に形成されることもある。
図12Aおよび図12Bは、長方形断面状およびテーパーフラット断面状のグルーブを有する空気動圧ベアリングの偏心率に対する負荷容量を比較した図面であって、それぞれのベアリングについて潤滑方程式であるレイノルズの方程式(Reynolds equation)を有限差分法(Finite Difference Method:FDM)で計算した結果を示したものである。ここで、図12Aは、回転速度を10,000rpm、ベアリング間隙を2μmとした場合を示すグラフであり、図12Bは、回転速度を15,000rpm、ベアリング間隙を1μmとした場合を示すグラフである。図12Aおよび図12Bを参照すれば、一般的なHDDの運転領域である15,000rpm以下の全領域で、テーパーフラット断面状を有する空気動圧ベアリングのほうが長方形断面状を有する空気動圧ベアリングよりも大きい負荷容量を有することがわかる。
図13は、長方形断面状およびテーパーフラット断面状のグルーブを有する空気動圧ベアリングの回転速度に対する剛性を比較した図面であって、それぞれのベアリングについて潤滑方程式であるレイノルズ方程式を有限差分法で計算した結果を示したものである。ここで、ベアリング間隙は、1μmとした。図13を参照すれば、テーパーフラット断面状を有する空気動圧ベアリングのほうが長方形断面状を有する空気動圧ベアリングよりも高い剛性を有することがわかる。
表1に、従来の流体動圧ベアリングと本発明によるテーパーフラット断面状のグルーブを有する空気動圧ベアリングの作動温度による半径方向の剛性変化を示す。また、表2に、従来の流体動圧ベアリングと本発明によるテーパーフラット断面状を有する空気動圧ベアリングの作動温度による摩擦損失を示す。表1および表2は、それぞれのベアリングについて潤滑方程式であるレイノルズ方程式を有限差分法で計算した結果である。
Figure 2005204497
Figure 2005204497
まず、表1を参照すれば、作動温度が20℃から60℃へ上昇することにより従来の流体動圧ベアリングは、剛性が67.8%低下したが、本発明による空気動圧ベアリングは、剛性が11.6%向上した。このように、本発明に係る空気動圧ベアリングは、温度変化により発生する剛性変化が小さいため、温度変化によるモータの固有周波数変化も小さくなる。従って、本発明に係る空気動圧ベアリングを使用したスピンドルモータは、作動温度の変化による回転精度についての信頼性が従来の流体動圧ベアリングを使用したスピンドルモータより高い。
次に、表2を参照すれば、本発明による空気動圧ベアリングの摩擦損失は、20℃で従来の流体動圧ベアリングの摩擦損失の0.252%、60℃で従来の流体動圧ベアリングの摩擦損失の0.810%であった。このように、本発明に係る空気動圧ベアリングは、その摩擦損失が従来の流体動圧ベアリングの摩擦損失に比べて顕著に小さいので、消費電力および起動トルクが非常に小さくなるという長所がある。
図14は、本発明の実施形態によるHDD用スピンドルモータのシャフトとスリーブとを分解して示した図面である。
図14に示すように、シャフト110は、円錐形傾斜面を有した第1の円錐形シャフト110aおよび第2の円錐形シャフト110bが上下に互いに結合されて形成されている。ここで、シャフト110は、一体型に加工して形成することができる。そして、シャフト110の上部と下部とから、それぞれ第1のスリーブ102aおよび第2のスリーブ102bが組み付けられる。このとき、第1のスリーブ102aには、第1の円錐形シャフト110aに対応する形状の第1の中空部202aが形成されており、第2のスリーブ102bには、第2の円錐形シャフト110bに対応する形状の第2の中空部202bが形成されている。このように、本発明の実施形態によるHDD用スピンドルモータでは、スリーブ102は最少で二つの部分で、シャフト110は最少で一つの部分で加工形成することができる。
図15Aおよび図15Bは、本発明の実施形態によるディスクドライブ用スピンドルモータのシャフトとスリーブとを組み立てる過程を説明するための図面である。
シャフト110とスリーブ102とを組み立てるために、まず、図15Aに示すように、シャフト110の第1の円錐形シャフト110aを、第1の中空部202aが形成された第1のスリーブ102aに、矢印方向に嵌め込んだ後、図15Bに示すように、第2の中空部202bに、シャフト110の第2の円錐形シャフト110bが嵌め込まれるように第2のスリーブ102bを第1のスリーブ102aに矢印方向に組み付ける。このように、本発明の実施形態によるHDD用スピンドルモータでは、最少で2段階の組立工程によりシャフト110とスリーブ102とを組み立てることができる。
以上、本発明に係る望ましい実施形態が説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当該技術分野における技術者であれば、多様な変形および均等な他の実施形態が可能である。従って、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲により決められるものである。
本発明のスピンドルモータは、例えばレーザプリンタ、HDD、CDやDVDのような光ディスクドライブに効果的に適用可能である。
従来HDD用スピンドルモータを示した図面である。 従来ベアリング構造体を示した図面である。 図2に示されたベアリング構造体の分解図である。 図2に示されたベアリング構造体の組立過程を説明するための図面である。 図2に示されたベアリング構造体の組立過程を説明するための図面である。 図2に示されたベアリング構造体の組立過程を説明するための図面である。 本発明の実施形態によるHDD用スピンドルモータを示した図面である。 シャフト外周面の傾斜角による空気動圧ベアリングの軸方向荷重および半径方向荷重の変化を示すグラフである。 シャフト外周面の傾斜角による空気動圧ベアリングの軸方向荷重および半径方向荷重の変化を示すグラフである。 シャフトの外周面に形成されたグルーブの断面を示した図面である。 スリーブの内周面に形成されたグルーブの断面を示した図面である。 シャフトの外周面に形成された他の断面状のグルーブを示した図面である。 図9のA部分を拡大して示した図面である。 スリーブの内周面に形成された他の断面状のグルーブを示した図面である。 長方形断面状およびテーパーフラット断面状を有する空気動圧ベアリングの負荷容量を比較した図面である。 長方形断面状およびテーパーフラット断面状を有する空気動圧ベアリングの負荷容量を比較した図面である。 長方形断面状およびテーパーフラット断面状を有する空気動圧ベアリングの回転速度による剛性を比較した図面である。 本発明の実施形態によるHDD用スピンドルモータのシャフトとスリーブとを分解して示した図面である。 本発明の実施形態によるHDD用スピンドルモータのシャフトとスリーブとを組み立てる過程を説明するための図面である。 本発明の実施形態によるHDD用スピンドルモータのシャフトとスリーブとを組み立てる過程を説明するための図面である。
符号の説明
100 ベース
102 スリーブ
102a 第1のスリーブ
102b 第2のスリーブ
104 固定子
110 シャフト
110a 第1の円錐形シャフト
110b 第2の円錐形シャフト
130 グルーブ
202 中空部
202a 第1の中空部
202b 第2の中空部

Claims (12)

  1. ベースと、
    前記ベースに固設され、中空部が形成されたスリーブと、
    前記スリーブの中空部内に回転可能に設けられ、長手方向の中心から両端に行く程小径となる形状を有するシャフトと、を備えることを特徴とするディスクドライブ用スピンドルモータ。
  2. 前記シャフトは、それぞれ円錐形の傾斜面を有する第1の円錐形シャフトおよび第2の円錐形シャフトが結合された形状を有することを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
  3. 前記シャフトは、一体型で形成されることを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
  4. 前記スリーブは、
    前記第1の円錐形シャフトに対応する形状の第1の中空部が形成された第1のスリーブと、
    前記第2の円錐形シャフトに対応する形状の第2の中空部が形成された第2のスリーブと、を含むことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
  5. 前記シャフトの外周面と前記スリーブの内周面との間に形成されるベアリング間隙には空気が充填されることを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
  6. 前記シャフトの外周面または前記スリーブの内周面には、複数のグルーブがへリングボーン状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
  7. 前記グルーブの断面状は、長方形であることを特徴とする請求項6に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
  8. 前記グルーブの断面状は、一側面が底面部から傾いて形成されたテーパーフラット状であることを特徴とする請求項6に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
  9. 前記スリーブは、セラミックより成ることを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
  10. 前記セラミックは、アルミナまたはジルコニアであることを特徴とする請求項9に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
  11. 前記シャフトは、セラミックより成ることを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
  12. 前記セラミックは、アルミナまたはジルコニアであることを特徴とする請求項11に記載のディスクドライブ用スピンドルモータ。
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