JP2005201958A - 電気光学装置用基板、電気光学装置、検査装置、電子機器、検査方法及び電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置用基板、電気光学装置、検査装置、電子機器、検査方法及び電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
接続端子群と検査用端子群とを接続する配線の電気抵抗値が大きくなるのを抑え、配線を容易に形成することができる電気光学装置、その電気光学装置に用いられる電気光学装置用基板、その電気光学装置に用いられる検査装置、その電気光学装置が搭載された電子機器、その電気光学装置の検査方法及びその電気光学装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】
基板2上に設けられ少なくともXドライバIC13が実装された領域内では出力端子群7と接続される検査用端子16aと出力端子群7とは接続されない検査用端子16bとが規則的に配列された検査用端子群16とを具備するので、出力端子群7と検査用端子との間に形成される配線の長さを抑えることができる。これにより、出力端子群7と検査用端子群16とを接続する配線17の電気抵抗値が大きくなるのを抑え、配線17を容易に形成することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば携帯電話、携帯情報端末等に用いられる電気光学装置、その電気光学装置に用いられる電気光学装置用基板、その電気光学装置の検査に用いられる検査装置、その電気光学装置が搭載された電子機器、その電気光学装置の検査方法及びその電気光学装置の製造方法に関する。
携帯電話や携帯情報端末等に搭載される液晶装置等の電気光学装置を形成する工程では、例えば電気光学装置の表示部に形成される電極等のショート検査が行われる(例えば、特許文献1参照。)。このため、電気光学装置にはショート検査用の端子が列設されており、この検査用端子は、検査対象となる電極の接続端子に配線等で接続される。
特開平10−253980号公報
しかしながら、接続端子及び検査用端子のピッチが異なる場合、接続端子と検査用端子との間に形成される配線の長さが長くなってしまい、接続端子・検査用端子間の広さによっては配線を細くする必要があるので、配線の電気抵抗値が大きくなってしまう等の問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、接続端子及び検査用端子のピッチが異なる場合であっても、接続端子群と検査用端子群とを接続する配線の電気抵抗値が大きくなるのを抑え、配線を容易に形成することができる電気光学装置、その電気光学装置に用いられる電気光学装置用基板、その電気光学装置に用いられる検査装置、その電気光学装置が搭載された電子機器、その電気光学装置の検査方法及びその電気光学装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る電気光学装置用基板は、所定の間隔で配列されてなる第1の接続端子群と、前記所定の間隔より狭い間隔で配列されてなる第2の接続端子群と、前記第2の接続端子群の接続端子と同じ間隔で配列され、前記第1及び第2の接続端子群に接続されてなる検査用端子群と、を備え、前記検査用端子群は、前記第1及び第2の接続端子群のいずれかに接続されてなる第1の検査用端子と、前記第1及び第2の接続端子群に接続されていない第2の検査用端子とを有することを特徴とする。
本発明によれば、検査用端子群は、第1及び第2の接続端子群のいずれかに接続されてなる第1の検査用端子と、第1及び第2の接続端子群に接続されていない第2の検査用端子とを有するので、第1及び第2の接続端子群と第1の検査用端子との間に形成される配線の長さを抑えることができる。これにより、接続端子群及び検査用端子群のピッチが異なる場合であっても、接続端子群と検査用端子群とを接続する配線の電気抵抗値が大きくなるのを抑え、配線を容易に形成することができる。
本発明の一の形態によれば、前記検査用端子群は、等間隔に配列され、夫々異なる電圧を印加される複数の検査部材端子を備えるグループが繰り返し配列されてなり、前記検査用端子群に接触させる検査部材端子群に対応して設けられ、前記グループの検査部材端子の数をA、自然数をNとする時、前記第2の検査用端子が、(A×N−1)本連続で配列されないことを特徴とする。第1及び第2の接続端子群には第1の検査端子が漏れなく接続されている。第2の検査用端子が(A×N−1)本連続で配列される場合、この第2の検査用端子の配列の両端に隣接して配置されるそれぞれの第1の検査用端子が同一グループの検査部材端子と接触することとなる。検査部材端子群は、同一グループの検査部材端子が互いに接続されるように形成されている。検査部材端子同士が接続されていると、第1及び第2の接続端子群にそれぞれ接続される電極等にショートが発生していてもこれを検出することができない。本発明によれば、第2の検査用端子が(A×N−1)本連続で配列されないように検査用端子群を配列しているので、第2の検査用端子の配列の両端に隣接して配置されるそれぞれの第1の検査用端子が同一グループの検査部材端子と接触することはない。これにより、検査部材端子群を検査用端子群に接触して電圧を印加した際に、電極等がショートしていても漏れなく検出することができる。
本発明の別の観点に係る電気光学装置用基板は、所定の間隔で配列されてなる第1の接続端子群と、前記所定の間隔より狭い間隔で配列されてなる第2の接続端子群と、前記第1の接続端子群に接続され、等間隔で配列されてなる第1の検査用端子群と、前記第2の接続端子群に接続され、等間隔で配列されてなる第2の検査用端子群と、を備え、前記第1の検査用端子群は、前記第2の検査用端子群の各検査用端子同士の間隔の整数倍の間隔で配列されてなることを特徴とする。
本発明によれば、第1の検査用端子群は第1の接続端子群と接続され、第2の検査用端子群は第2の接続端子群と接続され、第1及び第2の接続端子群の双方ともに接続されないダミーの端子は配列されないので、電気光学装置用基板のスペースを有効に利用することができる。これにより、第1及び第2の検査用端子群と第1及び第2の接続端子群との間に配線を容易に形成することができる。また、第1の検査用端子群の各検査用端子の間隔が、第2の検査用端子群の各検査用端子の間隔の整数倍になっているので、例えば検査を行う際、第1及び第2の検査用端子群に接触させる検査部材端子群を共通して用いることができる。
本発明の別の観点に係る電気光学装置は、電気光学材料を狭持する第1及び第2の基板と、前記第1の基板上に設けられた第1及び第2の接続端子群と、前記第1の基板上に実装され、前記第1及び第2の接続端子群に接続された第3の接続端子群を実装面に有する第1及び第2の電子部品と、前記第1の基板上に設けられ、前記第1及び第2の電子部品のうち少なくとも一方が実装された領域内では第1又は第2の接続端子群と接続される第1の検査用端子と前記第1及び第2の接続端子群とは接続されない第2の検査用端子とが規則的に配列された検査用端子群とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、第1の基板上に設けられ、第1及び第2の電子部品のうち少なくとも一方が実装された領域内では第1又は第2の接続端子群と接続される第1の検査用端子と第1及び第2の接続端子群とは接続されない第2の検査用端子とが規則的に配列された検査用端子群とを具備するので、第1及び第2の接続端子群と第1の検査用端子との間に形成される配線の長さを抑えることができる。これにより、接続端子群及び検査用端子群のピッチが異なる場合であっても、接続端子群と検査用端子群とを接続する配線の電気抵抗値が大きくなるのを抑え、配線を容易に形成することができる。
ここで、「規則的に配列」とは、例えばショート検査の際に検査用端子群に接触させる検査部材端子群の配線の本数に依存して配列することをいう。検査部材端子群が設けられた検査装置内には、検査部材端子群の各検査部材端子に接続される配線が設けられる。この配線は複数に分岐され、それぞれが検査部材端子群のうち例えば1個、2個又は3個ずつ検査部材端子を飛ばすように接続される。また、他の検査部材端子については、分岐された別の配線が同じように1個、2個又は3個ずつ検査部材端子を飛ばすように接続され、隣接する検査部材端子が別の配線に接続されるようになっている。ショート検査の際には、隣接する検査部材端子は隣接する第1又は第2の検査用端子に接触される。ここで、例えばショート検査は、例えば各配線間に所定の電圧を印加して電流の有無を確認することにより行われるので、同一の配線に接続された検査部材端子と接触する検査用端子同士のショートを検出することはできない。また、ショート検査は主として第1の検査用端子に接続された電極等のショートを検出するために行われる。第1及び第2の検査用端子の配列によっては、隣接する第1又は第2の接続端子群に接続される第1の検査用端子がそれぞれ同一の配線に接続された検査部材端子と接触する場合がある。例えば、第2の検査用端子を2個連続で並べ、その両側に第1の接続端子を配置するように検査用端子群を配列した場合、配線が検査部材端子を2個ずつ飛ばすように分岐して接続される検査装置を用いてショート検査を行うと、この配線とは接続されない検査部材端子が第2の検査用端子と接触され、第2の検査用端子を挟んだ両側の第1の検査用端子には、同一の配線に接続された検査部材端子が接触することとなる。このため、この第1の検査用端子に接続された電極間のショートを検出することができない。したがって、検査部材端子群に接続される配線が2本の場合は、例えば2個の第2の検査用端子が第1の検査用端子に挟まれて並ぶように配列すれば、第1の検査用端子に同一の配線に接続された検査部材端子が接触することもなく、電極間のショートを検出することができる。このように第1及び第2の検査用端子を規則的に配列することで、第1及び第2の検査用端子に検査部材端子を接触させたときにショート検出を確実に行うことができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の接続端子群は第1のピッチで配列され、前記第2の接続端子群は前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列されていることを特徴とする。これにより、第1及び第2の接続端子とこの第1及び第2の接続端子に接続する電極とを接続する配線の形成を容易に行うことができ、同時に接続端子及び検査用端子のピッチが異なる場合であっても接続端子群と検査用端子群とを接続する配線を容易に形成することができる。
本発明の一の形態によれば、前記検査用端子群は、各検査用端子が前記第1及び第2のピッチのうち小さい方と同一のピッチで配列されることを特徴とする。これにより、第1の接続端子及び第2の接続端子の何れと検査用端子との配線の引き回しも容易となり、配線も短く接続できる。
本発明の一の形態によれば、前記検査用端子群は、各検査用端子が前記第1及び第2のピッチよりも小さい第3のピッチで配列されることを特徴とする。これにより、他の電気光学装置に使用する検査部材端子との共用化が容易となり、さらに、検査用端子群の形成が容易になる。
本発明の一の形態によれば、前記検査用端子群は、各検査用端子が等ピッチで配列されていることを特徴とする。これにより、検査用端子群が等ピッチで配列されるので、検査用端子の形成が容易になり、また、例えば検査部材端子を当該ピッチに合わせて配列させておけば、異なる電気光学装置についても検査部材端子を共通して用いることができる。
本発明の一の形態によれば、前記検査用端子群は、等間隔に配列され、夫々異なる電圧を印加される複数の検査部材端子を備えるグループが繰り返し配列されてなり、前記検査用端子群に接触させる検査部材端子群に対応して設けられ、前記グループの検査部材端子の数をA、自然数をNとする時、前記第2の検査用端子が、(A×N−1)本連続で配列されないことを特徴とする。本発明によれば、第2の検査用端子が(A×N−1)本連続で配列されないように検査用端子群を配列しているので、第2の検査用端子の配列の両端に隣接して配置されるそれぞれの第1の検査用端子が同一グループの検査部材端子と接触することはない。これにより、検査部材端子群を検査用端子群に接触して電圧を印加した際に、電極等がショートしていても漏れなく検出することができる。
本発明の別の観点に係る電子機器は、上記の電気光学装置(電気光学装置用基板を用いた電気光学装置を含む。)を搭載したことを特徴とする。
本発明の別の観点に係る検査装置は、上記の電気光学装置(電気光学装置用基板を用いた電気光学装置を含む。)の検査用端子群のピッチと同一のピッチで配列された検査部材端子群を具備することを特徴とする。
本発明によれば、検査部材端子群のピッチが上記の電気光学装置の検査用端子群のピッチと同一のピッチで配列されているので、検査部材端子群を全検査用端子群に確実に接続することができ、また、検査の際に各電気光学装置で共通の検査部材端子を用いることができる。これにより、一つ一つの検査装置について検査用端子群の間隔に合わせて検査部材端子を配列する手間及びコストを軽減することができる。
本発明の別の観点に係る検査方法は、一対の基板を備える電気光学装置の検査方法であって、一方の前記基板は、所定の間隔で配列されてなる第1の接続端子群と、前記所定の間隔より狭い間隔で配列されてなる第2の接続端子群と、前記第2の接続端子群の接続端子と同じ間隔で配列され、前記第1及び第2の接続端子群のいずれかに接続されてなる第1の検査用端子と、前記第1及び第2の接続端子群に接続されていない第2の検査用端子とを有する検査用端子群と、を備え、検査部材端子群を、前記検査用端子群に接触させる工程と、前記検査部材端子群に所定の電圧を印加する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、検査用端子群の検査用端子は、第2接続端子群の接続端子の間隔と同じ間隔で等間隔で配列されているので、検査部材端子群を確実に接触させることができる。また、第1の検査用端子に同一の配線に接続された検査部材端子が接触することなく、例えば第1の基板等に形成され第1及び第2の接続端子と接続される電極等のショートを検出することができる。
本発明の別の観点に係る検査方法は、電気光学材料を狭持する第1及び第2の基板と、前記第1の基板上に設けられた第1及び第2の接続端子群と、前記第1の基板上に設けられ少なくとも第1及び第2の電子部品が実装される領域では前記第1又は第2の接続端子群と接続される第1の検査用端子と前記第1の基板上に設けられ前記第1又は第2の接続端子群とは接続されない第2の検査用端子とが規則的に配列された検査用端子群と、を有する電気光学パネルの前記検査用端子群と、前記検査用端子群のピッチと同一のピッチで配列された検査部材端子群との位置合わせをする工程と、前記検査部材端子群を前記検査用端子群に接触させる工程と、前記検査部材端子群に所定の電圧を印加することにより、電気的良否を検出する工程とを具備することを特徴とする。
ここで、電気光学パネルとは、電子部品が実装されない状態の電気光学パネルをいうものとする。
本発明によれば、第1及び第2の接続端子群と接続された電気光学パネルの検査用端子群と、この検査用端子群のピッチと同一のピッチで配列された検査部材端子群との位置合わせをする工程と、検査部材端子群を検査用端子群に接触させる工程と、検査部材端子群に所定の電圧を印加することにより、電気的良否を検出する工程とを具備するので、第1の検査用端子に同一の配線に接続された検査部材端子が接触することなく、例えば電気光学パネル上に形成され第1及び第2の接続端子と接続される電極等のショートを検出することができる。
本発明の一の形態によれば、前記検査用端子群は前記検査部材端子群に接続される配線の数に依存して配列されることを特徴とする。
本発明の別の観点に係る電気光学装置の製造方法は、第1及び第2の基板間に電気光学材料を狭持する電気光学装置の製造方法であって、前記第1の基板上に第1及び第2の接続端子群を形成する工程と、前記第1及び第2の接続端子群に接続された第3の接続端子群を実装面に有する第1及び第2の電子部品のうち少なくとも一方が実装される領域内では第1又は第2の接続端子群と接続される第1の検査用端子と、前記第1及び第2の接続端子群とは接続されない第2の検査用端子とが規則的に配列された検査用端子群を前記第1の基板上に形成する工程と、前記検査用端子群のピッチと同一のピッチで配列された検査部材端子群を前記検査用端子群に接触させて電気的検査を行う工程と、前記第1及び第2の電子部品を前記第1の基板上に実装する工程とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2の接続端子群に接続された第3の接続端子群を実装面に有する第1及び第2の電子部品のうち少なくとも一方が実装される領域内では第1又は第2の接続端子群と接続される第1の検査用端子と、第1及び第2の接続端子群とは接続されない第2の検査用端子とが規則的に配列された検査用端子群を第1の基板上に形成する工程と、検査用端子群のピッチと同一のピッチで配列された検査部材端子群を検査用端子群に接触させて電気的検査を行う工程とを具備するので、接続端子及び検査用端子のピッチが異なる場合であっても、電気抵抗値が大きくなるのを抑えることができ、第1及び第2の検査用端子に検査部材端子を接触させたときにショート検出を確実に行うことができる。
以上のように、本発明によれば、接続端子及び検査用端子のピッチが異なる場合であっても、接続端子群と検査用端子群とを接続する配線の電気抵抗値が大きくなるのを抑え、配線を容易に形成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る液晶装置1の構成を示す斜視図である。
液晶装置1は、シール材4を介して対向するように貼り合わされた第1の基板としての基板2及び第2の基板としての基板3と、両基板及びシール材4の間隙に封止された液晶(図示省略)とを有する。必要に応じてバックライト等の照明装置やその他の付帯機器が付設される(図示省略)。ここで、液晶装置1としては、TFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス型、パッシブマトリクス型、TFD(Thin Film Diord:薄膜ダイオード)アクティブマトリクス型の液晶装置などのいずれであってもよく、更に本発明は液晶装置に限らず他の電気光学装置、例えば無機あるいは有機のエレクトロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、電気泳動ディスプレイ装置、電子放出素子を用いた装置などにも適用可能である。
以下、液晶装置1としてTFDアクティブマトリクス型を例にあげて説明する。
基板2及び基板3は、例えばガラスや合成樹脂といった透光性を有する材料からなる板状部材である。基板2の内側(液晶側)表面にはX方向に信号電極5が形成され、図示しない画素電極が画素ごとに形成されている。一方、基板3の内側表面には、Y方向に走査電極6が形成されている。走査電極6は、例えば図1に示すように上半分が左側に、下半分が右側に引き廻されて形成される。信号電極5及び走査電極6は、例えばITO(Indium Tin Oxide:インジウムスズ酸化物)などの透明導電材料によって形成される。また、各画素ごとに、信号電極5及び画素電極に接続された薄膜ダイオードDが設けられる。
また、基板2は、基板3の外周縁から張り出した領域(以下、「張り出し部」と表記する)2aを有する。張り出し部2aの面上には、第1の接続端子群としての出力端子群7、第2の接続端子群としての出力端子群8、9、入力端子群10、11、12等が形成され、第1及び第2の電子部品としての液晶駆動用のXドライバIC13、YドライバIC14、15が実装されている。信号電極5はそれぞれ出力端子群7に延在して接続され、走査電極6はそれぞれ延在して出力端子群8、9に接続される。
図2は、液晶装置1の張り出し部2aを拡大した平面図である。説明の便宜上、XドライバIC13及びYドライバIC14、15は、破線で示してある。
XドライバIC13及びYドライバIC14、15は、第3の接続端子群としてのバンプ電極群(13a〜15a、13b〜15b)を介して出力端子群7、8、9及び入力端子群10、11、12と接続される。出力端子群7は隣接する出力端子が張り出し部2a上に等ピッチとなるように例えば間隔d1で配列される。出力端子群8、9は、隣接する出力端子同士の間隔が出力端子群7の出力端子同士の間隔d1よりも狭い間隔d2となるように等ピッチで配列される。検査用端子群16は、例えば短冊状に形成されており、それぞれの検査用端子は、例えば基板2の上に下地層としてタンタルによる層を形成し、その上に検査用端子の本体としてクロムによる層を積層し、更にその上をITOによる層で被覆する構造となっている。タンタルの層を形成することによりクロムの層をより安定して形成できると共に、ITOの層で覆うことにより検査用のプローブ端子の接触が良好となり、クロムの層に傷がつくことを防ぐことができる。勿論検査用端子群16はこの構成に限られるものではない。
また、検査用端子群16は、隣接する検査用端子同士の間隔が出力端子群8、9の出力端子同士の間隔d2と等しくなるように等ピッチで配列され、配線17によりそれぞれ出力端子群7、8、9に接続されている。XドライバIC13が実装される領域では、配線17により出力端子群7と接続される第1の検査用端子としての検査用端子16aが例えば3本並んで配列され、その隣には出力端子群7とは接続されない第2の検査用端子としての検査用端子16bが例えば1本配列される。このように検査用端子16bが検査用端子16aの間に飛び飛びに配列されている。YドライバIC14、15が実装される領域では、出力端子群8、9の各出力端子と検査用端子群16の各検査用端子とが一対一で配線17に接続されるように配列される。
図3は、検査装置19の概略図である。
検査装置19は、上記の液晶装置1の例えば出力端子群7や、信号電極5等の配線間に電気的短絡(ショート)が生じているかどうかを検査するものであり、本体20と、検査部材端子群としてのプローブ端子群21とを有する。本体20には、検査用の駆動信号を供給する回路基板(図示せず)や、例えば出力端子群7や、信号電極5等の配線間に電気的短絡がある場合に点灯するランプ(図示せず)等が設けられる。プローブ端子群21は、例えばタングステン等の導電性材料によりピン状に形成され、一端が回路基板に接続される。プローブ端子群21は、検査用端子群16のピッチと等ピッチd2となるように配列される。
図4は、検査装置19の配線について模式的に示す図である。
配線F1は、例えば図中左端のプローブ端子E1とそれから3本のプローブ端子E2、E3、E4を飛ばしてプローブ端子E5、同様にプローブ端子E9等に分岐して接続されている。配線F2は、プローブ端子E2、E6等に分岐して接続されている。配線F3は、プローブ端子E3、E7等に分岐して接続されている。配線F4は、プローブ端子E4、E8等に分岐して接続されている。配線F1〜F4は、配線に所定の電圧を印加する電圧印加部23に接続されている。制御部24は、配線を流れる電流の有無により電気的良否(この場合は、ショートの有無)を判定する。
尚、検査用のプローブ端子としては上述のようにピン状になっているものに限られるものではなく、例えば図5に示すようにフレキシブル基板F上に検査用端子群16のピッチと同一のピッチd2となるように配線30を形成し、その上にプローブ端子であるプローブ端子バンプ群31が形成されているようにしてもよい。一つの配線及びプローブ端子バンプとその隣の配線及びプローブ端子バンプとの間には例えばポリイミド等からなる絶縁層32が形成された構造となっている。このプローブ端子バンプ群31を検査用端子群16に接触させて電気的検査を行うことも可能である。例えば検査用端子群16が精細に形成される場合にはプローブ端子バンプ群31も精細に形成する必要があるが、特にフレキシブル基板F2上にプローブ端子バンプ群31を形成することで、容易にかつ低コストで製造できる。
ここで、検査用端子16a及び検査用端子16bの配列の規則について説明する。検査用端子16a及び検査用端子16bは、例えば配線21aがA本であった場合、検査用端子16bを(A×N−1)本連続で配列すると(Nは自然数)、同一の配線21aから分岐して接続されるプローブ端子が、隣接する出力端子と接続される検査用端子に接触されることになるので、この出力端子と接続される信号電極5又は走査電極6同士のショートを検出することができない。
図6を参照して、具体的に説明する。図6では、実線で示した端子は検査用端子16aを表し、破線で示した端子は検査用端子16bを表している。
図6(a)は、配線21aが2本の場合について示している。検査用端子G1〜G8には、それぞれプローブ端子H1〜H8が接触される。配線J1は、プローブ端子H1、H3、H5及びH7に分岐されて接続され、配線J2は、プローブ端子H2、H4、H6及びH8に分岐されて接続されている。
例えば、検査用端子16aの間に検査用端子16bを(2×N−1)本、例えば1本ずつ配置して配列した場合(G4が検査用端子16b、他は検査用端子16a)、検査用端子G4を挟んで配列される検査用端子G3及びG5がそれぞれ隣接する出力端子に接続される。この検査用端子G3及びG5に接触されるプローブ端子H3及びH5は同一の配線J1に接続されているので、プローブ端子H1〜H8を検査用端子G1〜G8に接触させると、検査用端子G3及びG5に接続された信号電極5や走査電極6等のショートを検出することができない。同様に、例えば検査用端子16aの間に検査用端子16bを3本連続で配置して配列した場合(G4、G5及びG6が検査用端子16b、他は検査用端子16a)、検査用端子G4、G5及びG6を挟んで配列される検査用端子G3及びG7がそれぞれ隣接する出力端子に接続される。この検査用端子G3及びG7に接触されるプローブ端子H3及びH7は同一の配線J1に接続されているので、プローブ端子H1〜H8を検査用端子G1〜G8に接触させても、検査用端子G3及びG7に接続された信号電極5や走査電極6等のショートを検出することができない。
また、検査用端子16bを2本連続で配置した場合(G4及びG5が検査用端子16b、他は検査用端子16a)、検査用端子G3及びG6がそれぞれ隣接する出力端子に接続される。検査用端子G3と接触されるプローブ端子H3は配線J1に接続されており、検査用端子G6と接触されるプローブ端子H6は配線J2に接続されているので、プローブ端子H1〜H8を検査用端子G1〜G8に接触させると、検査用端子G3及びG6に接続された信号電極5や走査電極6等のショートを検出することができる。同様に、検査用端子16bを4本連続で配置した場合(G4、G5、G6及びG7が検査用端子16b、他は検査用端子16a)、検査用端子G3及びG8がそれぞれ隣接する出力端子に接続される。検査用端子G3と接触されるプローブ端子H3は配線J1に接続され、検査用端子G8と接触されるプローブ端子H8は配線J2に接続されるので、プローブ端子H1〜H8を検査用端子G1〜G8に接触させると、検査用端子G3及びG8に接続された信号電極5や走査電極6等のショートを検出することができる。
また、図6(b)は、配線21aが3本の場合について示している。検査用端子G1〜G9には、それぞれプローブ端子H1〜H9が接触される。配線J1は、プローブ端子H1、H4及びH7に分岐されて接続され、配線J2は、プローブ端子H2、H5及びH8に分岐されて接続され、配線J3は、プローブ端子H3、H6及びH9に分岐されて接続されている。
例えば、検査用端子16aの間に検査用端子16bを(3×N−1)本、例えば2本連続で配置して配列した場合(G4及びG5が検査用端子16b、他は検査用端子16a)、検査用端子G4及びG5を挟んで配列される検査用端子G3及びG6がそれぞれ隣接する出力端子に接続される。この検査用端子G3及びG6に接触されるプローブ端子H3及びH6は同一の配線J3に接続されているので、プローブ端子H1〜H8を検査用端子G1〜G8に接触させても、検査用端子G3及びG6に接続された信号電極5や走査電極6等のショートを検出することができない。
また、検査用端子16aの間に検査用端子16bを1本ずつ配置して配列した場合(G4が検査用端子16b、他は検査用端子16a)、3本ずつ配置して配列した場合(G4、G5及びG6が検査用端子16b、他は検査用端子16a)、4本連続で配置して配列した場合(G4、G5、G6及びG7が検査用端子16b、他は検査用端子16a)には、それぞれ検査用端子16bを挟んで配列される2つの検査用端子16aがそれぞれ隣接する出力端子に接続される。この2つの検査用端子16aに接触されるプローブ端子群21の各プローブ端子はそれぞれ異なる配線21aに接続されているので、プローブ端子群21を検査用端子群16に接触させると、2つの検査用端子16aに接続された信号電極5や走査電極6等のショートを検出することができる。
また、図6(c)は、配線21aが4本の場合について示している。検査用端子G1〜G12には、それぞれプローブ端子H1〜H12が接触される。配線J1は、プローブ端子H1、H5及びH9に分岐されて接続され、配線J2は、プローブ端子H2、H6及びH10に分岐されて接続され、配線J3は、プローブ端子H3、H7及びH11に分岐されて接続され、配線J4は、プローブ端子H4、H8及びH12に分岐されて接続されている。
例えば、検査用端子16aの間に検査用端子16bを(4×N−1)本、例えば3本配置して配列した場合(G4、G5及びG6が検査用端子16b、他は検査用端子16a)、検査用端子G4、G5及びG6を挟んで配列される検査用端子G3及びG7がそれぞれ隣接する出力端子に接続される。この検査用端子G3及びG7に接触されるプローブ端子H3及びH7は同一の配線J3に接続されているので、プローブ端子H1〜H12を検査用端子G1〜G12に接触させても、検査用端子G3及びG7に接続された信号電極5や走査電極6等のショートを検出することができない。
また、検査用端子16aの間に検査用端子16bを1本ずつ配置して配列した場合(G4が検査用端子16b、他は検査用端子16a)、2本ずつ配置して配列した場合(G4及びG5が検査用端子16b、他は検査用端子16a)、4本連続で配置して配列した場合(G4、G5、G6及びG7が検査用端子16b、他は検査用端子16a)には、それぞれ検査用端子16bを挟んで配列される2つの検査用端子16aがそれぞれ隣接する出力端子に接続される。この2つの検査用端子16aに接触されるプローブ端子群21の各プローブ端子はそれぞれ異なる配線21aに接続されているので、プローブ端子群21を検査用端子群16に接触させると、2つの検査用端子16aに接続された信号電極5や走査電極6等のショートを検出することができる。
このように、検査用端子16bが(A×N−1)本連続で配列されないように、検査用端子16a、検査用端子16bを配列する。例えば図2の場合だと、検査用端子16bが1本ずつ配列されているので、配線21aが2本の検査装置19を用いると、図6(a)の1本の場合に該当し、ショートを検出することができない。このため、検査の際には、例えば配線21aが3本又は4本の検査装置19を用いて検査を行う。これにより、検査用端子群16にプローブ端子群21を接触させたときにショート検出を確実に行うことができる。
図7は、検査装置19を用いたショート検査の工程を含む液晶装置1の製造工程を示すフローチャートである。
液晶装置1の製造工程は、電気光学パネルを形成する工程(ステップ701)と、検査用端子群16及びプローブ端子群21を位置合わせする工程(ステップ702)と、プローブ端子群21を検査用端子群16に接触する工程(ステップ703)と、ショートの有無を判断する工程(ステップ704)と、電気光学パネルに駆動用ドライバを実装する工程(ステップ705)とを有する。
ステップ701では、基板2上に信号電極5、出力端子群7、8、9、入力端子群10、11、12及び検査用端子群16を形成し、基板3上に走査電極6を形成した後、基板2上にスペーサを散布し、シール材4を介して基板2及び3を貼り合わせて電気光学パネルを形成する。ここで電気光学パネルとは、XドライバIC13やYドライバIC14、15等を実装していない状態の電気光学パネルをいうものとする。
ステップ702からステップ704までは、検査工程である。プローブ端子群21と検査用端子群16との位置が対応するように位置合わせをする。そして、図8に示すように、プローブ端子群21をそれぞれ検査用端子群16に接触させる。この状態で、プローブ端子群21に所定の電圧を印加し、上述したランプが点灯するかどうかを検出する。例えば、F1とF2の間に所定の電圧が印加され、プローブ端子E1、E2とに当接している検査用端子間で信号電極5等がショートしていると、電流が流れ電圧印加部23はその情報を制御部24に伝える。制御部24はその情報等により電気的良否(この場合は、ショートの有無)を判定し例えば上述のランプ等(図示せず)に表示する。また、例えば、K1〜K3、K5〜K7、K9及びK10が検査用端子16aであり、K4及びK8が検査用端子16bである場合、K3及びK5、K7及びK9がそれぞれ隣接する出力端子に接続されるが、K3及びK5と接触するプローブ端子E3及びE5はそれぞれF3及びF1に接続され、K7及びK9と接触するプローブ端子E7及びE9はそれぞれF3及びF1に接続されているので、K3、K5、K7及びK9と接続される信号電極5や走査電極6等の間のショートを検出することができる。
ステップ705では、例えば図示しないACF等を介してXドライバIC13及びYドライバIC14、15を張り出し部2aの所定の位置に熱圧着する。
この後、必要に応じてバックライト等の照明装置やその他の付帯機器が付設して液晶装置1が完成する。
このように、本実施形態によれば、基板2上に設けられ少なくともXドライバIC13が実装された領域内では出力端子群7と接続される検査用端子16aと出力端子群7とは接続されない検査用端子16bとが規則的に配列された検査用端子群16とを具備するので、出力端子群7と検査用端子16aとの間に形成される配線の長さを抑えることができる。従来では、図9に示すように、出力端子群7と検査用端子群16とのピッチが異なる場合、出力端子群7と検査用端子群16との間に形成される配線17の長さが長くなってしまい、出力端子群7や検査用端子群16の広さによっては配線17を細く形成する必要がある。そうなると、配線17の電気抵抗値が大きくなるという問題が生じる。本実施形態のような構成であれば、例えば出力端子群7及び検査用端子群16のピッチが異なる場合であっても、出力端子群7と検査用端子群16とを接続する配線17の電気抵抗値が大きくなるのを抑え、配線17を容易に形成することができる。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態に係る液晶装置を示す図である。
本実施形態においては、出力端子群8、9の出力端子同士の間隔d2が出力端子群7の出力端子同士の間隔d1よりも広くなっている。XドライバIC13が実装される領域では、出力端子群7の各出力端子と検査用端子群16の各検査用端子とが一対一で配線17に接続されるように配列される。YドライバIC14、15が実装される領域では、配線17により出力端子群8、9と接続される検査用端子16aが例えば3本並んで配列され、その隣には出力端子群8、9とは接続されない検査用端子16bが例えば1本配列される。
本実施形態の構成であっても、基板2上に設けられ少なくともYドライバIC14、15が実装された領域内で出力端子群8、9に接続される検査用端子16aと、出力端子群8、9には接続されない検査用端子16bとが規則的に配列された検査用端子群16を具備するので、出力端子群8、9と検査用端子との間に形成される配線17の長さを抑えることができる。これにより、出力端子群8、9と検査用端子群16とを接続する配線17の電気抵抗値が大きくなるのを抑えることができ、また、例えば出力端子群8、9及び検査用端子群16のピッチが異なる場合であっても、出力端子群8、9と検査用端子群16とを接続する配線17の引き回しも容易となり、配線17を短く接続できる。
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態に係る液晶装置を示す図である。
本実施形態においては、検査用端子群16のピッチd3が、出力端子群7のピッチd1及び出力端子8、9のピッチd2のうちいずれのピッチよりも狭くなっている。また、XドライバIC13が実装される領域では、配線17により出力端子群7と接続される検査用端子16aが例えば3本並んで配列され、その隣には出力端子群7とは接続されない検査用端子16bが例えば2本配列される。YドライバIC14、15が実装される領域では、配線17により出力端子群8、9と接続される検査用端子16aが例えば4本並んで配列され、その隣には出力端子群8、9とは接続されない検査用端子16bが例えば2本配列される。
この場合、検査用端子16bの本数はXドライバIC13の実装領域、YドライバIC14、15の実装領域でともに2本であるので、検査装置19の配線21aの本数を3本とすると、図6(b)の2本の場合に該当しショートを検出することができない。このため、検査の際には、配線21aが例えば2本、4本の検査装置19を用いて行う。
本実施形態の構成であっても、基板2上に設けられ少なくともXドライバIC13、YドライバIC14、15が実装された領域内では出力端子群7、8、9に接続される検査用端子16aと出力端子群7、8、9には接続されない検査用端子16bとが規則的に配列された検査用端子群16を具備するので、他の液晶装置1に使用するプローブ端子群21と共用化がよりしやすくなり、さらに、検査用端子群16の形成が容易になる。
また、検査用端子群16の各検査用端子が出力端子群7のピッチd1及び出力端子8、9のピッチd2のうちいずれのピッチよりも狭いピッチd3で配列されるので、プローブ端子群17のピッチは出力端子7、8、9のピッチに合わせる必要が無く、検査用端子群16のピッチd3に合わせれば良い。これにより、プローブ端子群17の共用化が一層容易となる。
本発明は、以上説明した実施形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば図12に示すように、張り出し部2aには、それぞれの間隔がD1となるように配列された出力端子群7と、それぞれの間隔がD1よりも狭いD2となるように配列された出力端子群8、9と、出力端子群7に接続され、等間隔d1となるように配列された第1の検査用端子群としての検査用端子群16aと、出力端子群8、9にそれぞれ接続され、等間隔d2となるように配列された第2の検査用端子群としての検査用端子群16cとが形成されている。ここで、検査用端子群16aの検査用端子同士の間隔d1は、検査用端子群16cの検査用端子同士の間隔d2の整数倍(ここでは2倍)となっている。検査端子群16a、16cと出力端子群7、8、9との間には、検査端子群16aと出力端子群7とを接続し検査端子群16cと出力端子群8、9とを接続するように、配線17が形成される。
このような構成によれば、検査用端子群16aはすべて出力端子群7と接続され、検査用端子群16cはすべて出力端子群8、9と接続され、出力端子群7、8、9のいずれに接続されないダミーの検査用端子は配列されないので、張り出し部2aのスペースを有効に利用することができる。これにより、検査用端子群16a、16cと出力端子群7、8、9との間に配線17を容易に形成することができる。また、検査用端子群16aの各検査用端子の間隔が、検査用端子群16cの各検査用端子の間隔の整数倍になっているので、例えば検査を行う際、検査用端子群16a、16cに接触させる例えばプローブ端子群等を各液晶装置1について共通して用いることができる。
(電子機器)
図13は、本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話を示す。この携帯電話600は、操作部601と、表示部602とを有する。操作部601の前面には複数の操作ボタンが配列され、送話部の内部にマイクが内蔵されている。また、表示部602の受話部の内部にはスピーカが配置されている。
上記の表示部602においては、ケース体603の内部に上述の液晶装置1が実装されている。ケース体603内に設置された液晶装置1は、表示窓60Aを通して表示面を視認することができるように構成されている。
なお、本発明に係る液晶装置を適用可能な他の電子機器としては、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置,ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
本発明に係る液晶装置の実施形態の全体構成を示す概略斜視図である。 本実施形態に係る液晶装置の張り出し部を示す概略平面図である。 本実施形態に係る検査装置の構成を示す概略平面図である。 本実施形態に係る検査装置の構成を示す概略断面図である。 本実施形態に係る他の検査装置の構成を示す概略断面図である。 本実施形態に係る検査装置の配線の説明図である。 液晶装置の製造工程を示すフローチャートである。 プローブ端子を検査用端子に接触させた様子を示す概略側面図である。 従来の液晶装置の張り出し部を示す概略平面図である。 本発明の別の実施形態に係る液晶装置及び検査装置の概略側面図である。 本発明の別の実施形態に係る液晶装置及び検査装置の概略平面図である。 本発明に係る液晶装置についての変形例を示す概略平面図である。 本発明に係る電子機器の全体構成を示す概略斜視図である。
符号の説明
1…液晶装置 5…信号電極 6…走査電極 7、8、9…出力端子群 16…検査用端子群 17…配線 19…検査装置 21…プローブ端子群 21a…配線 600…携帯電話

Claims (15)

  1. 所定の間隔で配列されてなる第1の接続端子群と、
    前記所定の間隔より狭い間隔で配列されてなる第2の接続端子群と、
    前記第2の接続端子群の接続端子と同じ間隔で配列され、前記第1及び第2の接続端子群に接続されてなる検査用端子群と、を備え、
    前記検査用端子群は、前記第1及び第2の接続端子群のいずれかに接続されてなる第1の検査用端子と、前記第1及び第2の接続端子群に接続されていない第2の検査用端子とを有することを特徴とする電気光学装置用基板。
  2. 前記検査用端子群は、
    等間隔に配列され、夫々異なる電圧を印加される複数の検査部材端子を備えるグループが繰り返し配列されてなり、前記検査用端子群に接触させる検査部材端子群に対応して設けられ、
    前記グループの検査部材端子の数をA、自然数をNとする時、
    前記第2の検査用端子が、(A×N−1)本連続で配列されないことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置用基板。
  3. 所定の間隔で配列されてなる第1の接続端子群と、
    前記所定の間隔より狭い間隔で配列されてなる第2の接続端子群と、
    前記第1の接続端子群に接続され、等間隔で配列されてなる第1の検査用端子群と、
    前記第2の接続端子群に接続され、等間隔で配列されてなる第2の検査用端子群と、を備え、
    前記第1の検査用端子群は、前記第2の検査用端子群の検査用端子同士の間隔の整数倍の間隔で配列されてなることを特徴とする電気光学装置用基板。
  4. 電気光学材料を狭持する第1及び第2の基板と、
    前記第1の基板上に設けられた第1及び第2の接続端子群と、
    前記第1の基板上に実装され、前記第1及び第2の接続端子群に接続された第3の接続端子群を実装面に有する第1及び第2の電子部品と、
    前記第1の基板上に設けられ、前記第1及び第2の電子部品のうち少なくとも一方が実装された領域内では第1又は第2の接続端子群と接続される第1の検査用端子と前記第1及び第2の接続端子群とは接続されない第2の検査用端子とが規則的に配列された検査用端子群と
    を具備することを特徴とする電気光学装置。
  5. 前記第1の接続端子群は第1のピッチで配列され、前記第2の接続端子群は前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列されていることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
  6. 前記検査用端子群は、各検査用端子が前記第1及び第2のピッチのうち小さい方と同一のピッチで配列されることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 前記検査用端子群は、各検査用端子が前記第1及び第2のピッチよりも小さい第3のピッチで配列されることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  8. 前記検査用端子群は、各検査用端子が等ピッチで配列されていることを特徴とする請求項4乃至請求項7のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
  9. 前記検査用端子群は、
    等間隔に配列され、夫々異なる電圧を印加される複数の検査部材端子を備えるグループが繰り返し配列されてなり、前記検査用端子群に接触させる検査部材端子群に対応して設けられ、
    前記グループの検査部材端子の数をA、自然数をNとする時、
    前記第2の検査用端子が、(A×N−1)本連続で配列されないことを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
  10. 請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の電気光学装置用基板を用いた電気光学装置又は請求項4乃至請求項9のうちいずれか一項に記載の電気光学装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
  11. 請求項1若しくは請求項2に記載の電気光学装置用基板を用いた電気光学装置又は請求項4乃至請求項9のいずれか一項に記載の電気光学装置の検査用端子群のピッチと同一のピッチで配列された検査部材端子群を具備することを特徴とする検査装置。
  12. 一対の基板を備える電気光学装置の検査方法であって、
    一方の前記基板は、所定の間隔で配列されてなる第1の接続端子群と、前記所定の間隔より狭い間隔で配列されてなる第2の接続端子群と、前記第2の接続端子群の接続端子と同じ間隔で配列され、前記第1及び第2の接続端子群のいずれかに接続されてなる第1の検査用端子と、前記第1及び第2の接続端子群に接続されていない第2の検査用端子とを有する検査用端子群と、を備え、
    検査部材端子群を、前記検査用端子群に接触させる工程と、
    前記検査部材端子群に所定の電圧を印加する工程と、
    を備えることを特徴とする検査方法。
  13. 電気光学材料を狭持する第1及び第2の基板と、前記第1の基板上に設けられた第1及び第2の接続端子群と、前記第1の基板上に設けられ少なくとも第1及び第2の電子部品が実装される領域では前記第1又は第2の接続端子群と接続される第1の検査用端子と前記第1の基板上に設けられ前記第1及び第2の接続端子群とは接続されない第2の検査用端子とが規則的に配列された検査用端子群と、を有する電気光学パネルの前記検査用端子群と、前記検査用端子群のピッチと同一のピッチで配列された検査部材端子群との位置合わせをする工程と、
    前記検査部材端子群を前記検査用端子群に接触させる工程と、
    前記検査部材端子群に所定の電圧を印加することにより、電気的良否を検出する工程と
    を具備することを特徴とする検査方法。
  14. 前記検査用端子群は前記検査部材端子群に接続される配線の数に依存して配列されることを特徴とする請求項13に記載の検査方法。
  15. 第1及び第2の基板間に電気光学材料を狭持する電気光学装置の製造方法であって、
    前記第1の基板上に第1及び第2の接続端子群を形成する工程と、
    前記第1及び第2の接続端子群に接続された第3の接続端子群を実装面に有する第1及び第2の電子部品のうち少なくとも一方が実装される領域内では第1又は第2の接続端子群と接続される第1の検査用端子と、前記第1及び第2の接続端子群とは接続されない第2の検査用端子とが規則的に配列された検査用端子群を前記第1の基板上に形成する工程と、
    前記検査用端子群のピッチと同一のピッチで配列された検査部材端子群を前記検査用端子群に接触させて電気的検査を行う工程と、
    前記第1及び第2の電子部品を前記第1の基板上に実装する工程と
    を具備することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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