JP2007286539A - 電気光学装置、電子機器および電気光学装置の検査方法 - Google Patents

電気光学装置、電子機器および電気光学装置の検査方法 Download PDF

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JP2007286539A JP2006116487A JP2006116487A JP2007286539A JP 2007286539 A JP2007286539 A JP 2007286539A JP 2006116487 A JP2006116487 A JP 2006116487A JP 2006116487 A JP2006116487 A JP 2006116487A JP 2007286539 A JP2007286539 A JP 2007286539A
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Abstract

【課題】ICチップ搭載前に実施する点灯検査において、基板検査用器具の位置の誤差が
検査の精度に与える影響を低減する。
【解決手段】電気光学装置Dの基板10には、複数の電気光学素子Eが配列されている。
各電気光学素子EからICチップ搭載領域301に至る配線Rvが形成される。配線Rv
のうち、ICチップ搭載領域301に至った部分には電極部分30aと検査部分30bが
形成される。電極部分30aはICチップ30の出力端子に対向し、各電気光学素子を駆
動する電圧がICチップ30から与えられる。検査部分30bは、前記電極部分30aが
配列される第1のピッチより狭い第2のピッチで配列される。
【選択図】図2

Description

本発明は、有機発光ダイオード素子などの電気光学素子が配列された電気光学装置を検
査するための技術に関する。
複数の電気光学素子が基板に配列された電気光学装置は、画像形成装置における感光体
ドラムなどの像担持体の露光や画像の表示など様々な用途に用いられる。基板には、各電
気光学素子を駆動するための電圧が印加される複数の端子が形成され、各端子は配線を介
して各電気光学素子の電極と電気的に接続されている。これら複数の端子は、電気光学装
置の基板上に実装される駆動用ICチップの出力端子と接続される。
この種の電気光学装置の製造工程においては、ICチップが搭載される前に、各端子に
検査用器具を接触させて電圧を印加することにより各電気光学素子の機能検査(点灯検査
)を行うのが一般的である。例えば、特許文献1には、電気光学装置の各端子にピン状の
検査用器具を接触させるピンプローブ方式の点灯検査が開示されている。
特開2000−137239号公報
しかしながら、ピンプローブ方式の点灯検査においては、ピン状の検査用器具を各端子
に接触させる際に位置のズレが生じ、電気光学素子に所期の電圧が印加されない場合があ
る。その結果、機能的に正常な素子が点灯せずに異常と判定され、適正な検査が行えない
という問題があった。このような事情に鑑みて、本発明は、検査用器具の位置の誤差が検
査の精度に与える影響を低減するという課題の解決を目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、複数の出力端子を備えた
ICチップが実装される基板と、基板上に配列された複数の電気光学素子と、基板上に形
成されて、電極部分(例えば図2における30a)と検査部分(例えば30b)とを各々
が含む複数の配線(例えば図1におけるR)とを具備し、電極部分は、各電気光学素子
を駆動する電圧がICチップから与えられるとともに複数の出力端子の何れかに対向し、
複数の配線にわたる検査部分の配列の両端間の距離(例えば、距離B)が、電極部分の配
列の両端間の距離(例えば、距離A)より短い。
各配線のピッチに着目すると、本発明に係る電気光学装置は、複数の配線の各々におけ
る検査部分の少なくとも一部が、電極部分が配列される第1のピッチ(例えば、ピッチa
)より狭い第2のピッチ(例えば、ピッチb)で配列された構成としても特定される。
本発明の電気光学装置の製造工程においてICチップ搭載前に行われる点灯検査には、
例えば、複数の配線の検査部分に検査端子(例えば、図3におけるプローバ70)を同時
に接触させる過程と、複数の検査部分に対して、検査端子から電圧を印加する過程とを含
む検査方法が採用される。この検査方法によれば、検査端子(プローバ)を複数の検査部
分に同時に(一括的に)接触させて検査端子から電源電位を一斉に印加するから、ピンプ
ローブ方式で点灯検査を行う場合と比較して、プローバの位置のズレ(誤差)が検査の精
度に与える影響が低減される。換言すると、基板に対するプローバの位置を高い精度で調
整する作業が不要となるから、例えばプローバの配置に要する時間が短縮されて効率的に
検査を行うことが可能となる。
ところで、近年、電気光学素子の高精細化が急速に進みつつある。配線の電極部分が高
度に狭ピッチ化された構成のもとでは、ピン状のプローバを用いて点灯検査を行う方式で
はプローバの位置合わせに高い精度が要求される。しかしながら、本発明の電気光学装置
の検査方法によれば、総ての検査部分に対して同時に接触可能な寸法のプローバを用いる
ので、素子がさらに小型化した場合にも高精度な位置合わせを行う必要がなく、検査効率
が損なわれる可能性が少ない。
本発明の好適な態様によれば、各検査部分は、各電極部分よりも長い寸法に形成される
。この構成によれば、プローバを各電極部分の配列に接触させる場合と比較して、プロー
バを検査部分の配列に接触させる際の位置合わせ(特に、図1から図3におけるY方向に
沿った位置合わせ)が容易となる。
本発明の好適な態様においては、検査部分は、基板の表面のうち、ICチップが配置さ
れる領域(例えば、図1におけるICチップ搭載領域301)内にある。この構成によれ
ば、基板上におけるICチップ搭載領域以外の領域に検査部分を設ける場合と比較して、
基板上のスペースを有効に利用することが可能となり、ひいては電気光学装置の小型化が
実現可能となる。
本発明の好適な態様においては、検査部分は、配線のうち、電極部分を挟んで電気光学
素子とは反対側に延在した末端部である。この構成においては、検査部分は点灯検査の際
にのみ利用されるので、電気光学素子を駆動する電圧は検査部分を経由することなくIC
チップから電気光学素子に伝達される。一方、検査部分を電極部分よりも電気光学素子側
に配置した構成(例えば図4)においては、ピッチが狭くなった検査部分の配線抵抗が高
くなって電気光学装置の機能に影響を与え得る。また、検査部分の配線幅が削減されると
断線し易くなる。電極部分を挟んで電気光学素子とは反対側に検査部分を配置させた態様
によれば、これらの不具合を回避することが可能になる。
本発明の好適な態様においては、複数の配線にわたる検査部分の配列の延長線上に導電
体(例えば図2における30g)が形成されている。本発明においては検査部分の配列の
両端間の距離(例えば、距離B)が電極部分の配列の両端間の距離(距離A)よりも短い
から、配列の端部に位置する検査部分と導電体との距離(距離C)が十分に確保される。
よって、点灯検査の際にプローバの位置(図1から図3におけるX方向における位置)に
多少ズレが生じた場合でも、プローバが導電体と接触する可能性が少なくなる。したがっ
て、点灯検査の精度を向上させることが可能である。また、機種間で検査部分の数(配線
の本数)や配列のピッチが異なる場合にも、周辺の導電体との距離(距離C)が十分に確
保されていれば機種毎にプローバを用意する必要がない。すなわち、プローバの汎用性が
高まるから、検査のコストが抑制される。
好ましくは、各電気光学素子は第1電極(例えば、陽極)と第2電極(例えば、陰極)
とを含み、第1電極は各配線に接続され、第2電極は導電体に導通する。この構成におい
ては、第2電極とプローバとの距離(距離C)が十分に確保されるので、点灯検査に際し
てプローバと第2電極との短絡(すなわち第1電極と第2電極との短絡)を防止し、これ
により検査の精度を向上させることが可能となる。
本発明に係る電気光学装置は各種の電子機器に利用される。電子機器の典型例は、電気
光学装置を感光体ドラムなどの像担持体の露光に利用した画像形成装置である。また、電
気光学素子がマトリクス状に配列された電気光学装置は、パーソナルコンピュータや携帯
電話機など各種の電子機器の表示装置として利用される。さらに、スキャナなどの画像読
取装置においては、本発明に係る電気光学装置を原稿の照明に利用することが可能である
。この画像読取装置は、本発明の電気光学装置と、電気光学装置から出射して読取対象(
原稿)で反射した光を電気信号に変換する受光装置(例えばCCD(Charge Coupled Dev
ice)素子などの受光素子)とを具備する。
<電気光学装置>
図1は、本発明の一実施形態に係る電気光学装置Dの構成を例示する平面図である。図
1に示されるように、電気光学装置Dは、基板10と、基板10の表面に図中X方向に配
列されたn個(nは自然数)の電気光学素子Eを含む素子アレイ部20とを有する。各電
気光学素子E(E,E,…,E)は、電気的な作用に応じて階調が変化する要素で
ある。本実施形態の電気光学素子Eは、有機EL(Electroluminescence)材料から形成
された発光層とこの発光層を挟む陽極および陰極とを有する有機発光ダイオード素子であ
り、発光層に供給される電流に応じた輝度で発光する。
図1に示されるように、基板10の表面には、電気光学素子Eの総数に相当するn本の
配線R(RV1,RV2,…,RVn)が形成される。配線RVi(iは1≦i≦nを
満たす整数)は電気光学素子Eの陽極に接続される。また、各電気光学素子Eの陰極は
、基板10の表面に形成された配線Rに対して共通に接続される。
図1に示されるように、基板10の表面には各電気光学素子Eを駆動するICチップ3
0が実装される。ICチップ30の実装には、異方性導電膜(ACF)を用いたCOG(
Chip On Glass)実装方式が採用される。
図2は、基板10の表面のうちICチップ30が実装される領域(以下「ICチップ搭
載領域」という)301とその周辺部分の配線パターンとを示す平面図である。図1およ
び図2に示されるように、各配線Rは、ICチップ搭載領域301の内側に至った部分
(以下「電極部分」という)30a(30a,30a,…,30a)を含む。電極
部分30a,30a,…,30aは、ICチップ搭載領域301のうち素子アレイ
部20側の上辺縁3011に沿う領域内にてX方向に沿って直線状に配列する。各電極部
分30a,30a,30a,…30an−1,30aは、ICチップ30が実装
された状態において、ICチップ30の各出力端子(図示せず)に対向するとともに各出
力端子と電気的に接続される。
図1に示されるように、基板10には、コントローラ40が配設されたフレキシブル基
板50が実装される。コントローラ40は、画像信号やクロック信号といった各種の信号
(以下「制御信号」という)と電源(電源電位VELおよび接地電位GND)とを出力する。フ
レキシブル基板50と基板10とは、例えば、異方性伝導膜を用いて接続される。
図1および図2に示されるように、基板10のうちフレキシブル基板50側の周縁11
に沿う領域には、複数の外部用接続端子41がX方向に沿って直線状に配列される。さら
に、外部用接続端子41の配列の延長線上には接地端子42が形成される。フレキシブル
基板50が基板10に実装された状態において、各外部用接続端子41と接地端子42は
、コントローラ40の各出力端子と電気的に接続される。接地端子42はコントローラ4
0における接地電位GNDの出力端子と電気的に接続される。
基板10の表面には、各外部用接続端子41からICチップ搭載領域301の内側に至
る配線S(S,S,…,S)が形成される。図2に示されるように、各配線Sのう
ちICチップ搭載領域301の内側に至った末端部(以下「電極部分」という)30cは
、ICチップ30が実装された状態において、ICチップ30の各入力端子(図示せず)
に対向するとともに各入力端子と電気的に接続される。各電極部分30cは、ICチップ
搭載領域301の下辺縁3012と左辺縁3013と右辺縁3014に沿って配列する。
配線Rは、素子アレイ部20からICチップ搭載領域301の外側の領域にて左辺縁
3013に沿って延在するとともに端部が接地端子42に連結される。また、図2に示す
ように、配線Rから分岐してICチップ搭載領域301の内側に至った端部には接地端
子30gが形成される。接地端子30gは、ICチップ30が搭載された状態において、
ICチップ30の入力端子(図示せず)に対向して電気的に接続される。図2に示される
ように、接地端子30gは、ICチップ搭載領域301のうち、左辺縁3013に沿う領
域に形成される。
以上の構成において、コントローラ40から出力された制御信号は外部用接続端子41
と電極部分30cとを介してICチップ30の入力端子に供給される。ICチップ30は
、コントローラ40から供給された制御信号に基づいて、電源電位VELおよび接地電位GND
の何れかを、各電極部分30aと各配線Rとを介して各電気光学素子Eの陽極に供給す
る。一方、コントローラ40から出力された接地電位GNDは、接地端子42から接地端子
30gを介してICチップ30に供給されるとともに、配線Rを介して各電気光学素子
Eの陰極に供給される。したがって、素子アレイ部20のうちICチップ30から陽極に
対して電源電位VELが供給された電気光学素子Eのみが選択的に発光し、陽極に接地電位G
NDが供給された電気光学素子Eは消灯する。
図2に示されるように、各配線RのうちICチップ搭載領域301の内側に至った部
分は、各電極部分30aからICチップ搭載領域301の中心部分に向かって集束するよ
うに延在し、その末端部分には検査部分30b(30b,30b,…,30b)が
形成される。すなわち、検査部分30bは、各配線Rのうち電極部分30aを挟んで電
気光学素子Eとは反対側に延在した部分の末端部である。図示されるように、複数の配線
の各々における各検査部分30bはX方向に沿って直線状に配列する。
図2に示されるように、各検査部分30bが配列されるピッチbは各電極部分30aが
配列されるピッチaよりも狭い。したがって、n本の配線Rv1〜Rvnにわたる検査部
分30bの配列の両端間の距離B(検査部分30bと検査部分30bとの距離)は、
n本の配線Rv1〜Rvnにわたる電極部分30aの配列の両端間の距離A(電極部分3
0aと電極部分30aとの距離)よりも小さい。また、各検査部分30bの長さ(Y
方向の寸法)は、各電極部分30aの長さよりも長い。
図3は、電気光学装置Dの製造工程において基板10にICチップ30が搭載される前
に行われる点灯検査の様子を示す平面図である。同図に示されるように、電気光学装置D
の点灯検査には、プローバ70と給電回路72とを含む検査装置が使用される。プローバ
70は、検査部分30b,30b,…,30bの配列における両端間の距離Aより
も大きい寸法(X方向の寸法)に成形された長方形状の導電体である。給電回路72は、
プローバ70に対して電源電位VELを供給する。
検査工程においては、図3に示すように、検査装置を基板10の面上に配置し、複数の
検査部分30b,30b,…,30bに対してプローバ70を同時に接触させる。
次いで、総ての検査部分30bに対し、給電回路72からプローバ70を介して一括的に
電源電位VELを供給する。電源電位VELは、各電極部分30a1〜30anと配線Rv1〜R
vnとを介して各電気光学素子E〜Eの陽極に到達する。一方、電気光学素子E
の陰極には配線Rを介して接地電位GNDが供給される。検査者は、各電気光学素子
Eの点灯の有無を確認し、総ての電気光学素子E〜Eが発光すれば電気光学装置Dを
正常であると判定する。配線Rの短絡・断線や電気光学素子Eの各層の欠陥が存在する
場合には、何れかの電気光学素子Eが所期の輝度に発光しない。この場合には、検査者は
電気光学装置Dを不良と判定する。
以上に説明したように、本実施形態においては、長方形状のプローバ70を複数の検査
部分30bに一括的に接触させて同時に電源電位VELを印加するので、プローバ70のX
方向における位置のズレ(誤差)が検査の精度に与える影響が低減される。
ところで、総ての検査部分30bに接触するに十分な幅のプローバ70を用いた場合、
検査部分30bの配列の延長線上にある他の導電体とプローバ70が接触する場合が起こ
り得る。例えば、図2や図3に示すように、ICチップ搭載領域301のうち検査部分3
0bの配列の延長線上(左辺縁3013に沿った領域)には接地端子30gが形成されて
いる。このため、検査部分30bの配列に対するプローバ70のX方向の位置にズレが生
じると、プローバ70が接地端子30gに接触する場合がある。この場合には配線R
介して検査部分30bに接続された電気光学素子Eの陽極と配線RGを介して接地端子3
0gに接続された陰極とが短絡するから、所期の電圧が電気光学素子Eに印加されない。
その結果、実際には正常である電気光学素子Eが発光せず異常だと判定される。
本実施形態の電気光学装置においては、各検査部分30bが配列されるピッチbが、各
電極部分30aのピッチよりも狭くなるように構成されている。この構成とすることによ
り、電極部分30aの配列の両端に位置する電極部分30aと電極部分30a間の距
離Aと比較して、検査部分30bの配列の両端に位置する検査部分30bと検査部分3
0b間の距離Bが短くなる。すなわち、例えば接地端子30gのような導電体と検査部
分30bとの距離C(図2参照)を十分に確保することができるから、点灯検査に際し
てプローバ70の位置に多少のズレが生じた場合でもプローバ70が接地端子30gと接
触する可能性が少なくなる。したがって、点灯検査の精度を向上させることが可能である
。換言すると、基板10に対するプローバ70の位置を高い精度で調整する作業が不要と
なるから、例えばプローバ70の配置に要する時間が短縮されて効率的に検査を行うこと
が可能となる。
また、各検査部分30bは、各電極部分30aよりも長い寸法に形成されているので、
例えばプローバ70を各電極部分30aの配列に接触させる場合と比較して、プローバ7
0を検査部分30bの配列に接触させる際のY方向に沿った位置合わせが容易となる。
さらに、検査部分30bはICチップ搭載領域301内に形成されるから、基板10上
におけるICチップ搭載領域301以外の領域に検査部分30bを設ける場合と比較して
、基板10上のスペースを有効に利用することが可能となり、ひいては、基板10におけ
る素子アレイ部20やICチップ搭載領域301を除く領域の小型化(狭額縁化)が実現
可能となる。
<変形例>
以上の形態には様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様を例示すれば以
下の通りである。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
上記実施形態では、検査部分30bがICチップ搭載領域301内に配置される構成に
ついて説明した。しかしながら、検査部分を基板10上におけるICチップ搭載領域30
1の外側に配置する構成としてもよい。
図4は、本変形例における基板10上の配線パターンを示す平面図である。なお、本変
形例において上記実施形態と共通する部分については同一の符号を付し、その説明を適宜
に省略する。
図4に示されるように、配線Rのうち、素子アレイ部20とICチップ搭載領域30
1との中途の部分に検査部分300b(300b,300b,…,300b)が形
成される。図示されるように、複数の配線Rの各々における各検査部分300bはX方
向に沿って直線状に配列する。各検査部分300bの長さ(Y方向の寸法)は、各電極部
分30aの長さよりも長い。上記実施形態と同様に、検査部分300bが配列されるピッ
チb2は各電極部分30aが配列されるピッチaよりも狭い。したがって、複数の配線R
にわたる検査部分300bの配列の両端間の距離(検査部分300bと検査部分30
0bとの距離)は、複数の配線Rにわたる電極部分30aの配列の両端間の距離A(
電極部分30aと電極部分30aとの距離)よりも小さい。この構成によれば配線R
と検査部分300bとの距離Cが十分に確保されるから、上記実施形態と同様の効果
が奏される。
(2)変形例2
上記実施形態では、電気光学素子EがX方向に一列に配置された構成について説明した
が、電気光学素子の配列の態様はこれに限られない。
図5は、本変形例における電気光学装置Dの概略構成を示す平面図である。なお、本変
形例において上記実施形態と共通する部分については同一の参照符号を付し、その説明は
省略する。
図5に示されるように、本変形例の電気光学装置Dにおいては、X方向に延在する複数
の走査線Y(Y,Y1,…,Ym)とY方向に延在する複数のデータ線X(X,X1
…,X)とが基板100の表面に形成される。複数の電気光学素子Eは、走査線Yとデ
ータ線Xとの各交差に配置されてマトリクス状に配列する。基板100の表面のうち、左
辺縁1002に沿う領域には走査線駆動回路230がY方向に沿って実装され、コントロ
ーラ40からの信号に応じて各走査線Yを順番に選択する。一方、下辺縁1001に沿う
領域には、データ線駆動回路130がX方向に沿って実装され、コントローラ40からの
信号に応じて各データ線Xにデータ信号を出力する。各電気光学素子Eは、走査線Yが走
査線駆動回路230によって選択されているときにデータ線Xに供給されているデータ信
号に応じた輝度に駆動される。なお、電気光学装置Dは、電気光学素子Eが走査線Yとデ
ータ線Xとの間に介在するパッシブマトリクス方式、および、走査線Yとデータ線Xとの
交差に配置されたトランジスタによって電気光学素子Eが駆動されるアクティブマトリク
ス方式の何れであってもよい。
図2の構成と同様に、各データ線Xは、データ線駆動回路130が実装されるICチッ
プ搭載領域301データ線Xの内側に位置する電極部分30aと、電極部分30aからさ
らに延長された部分の末端部分である検査部分30bとを含む。本変形例においても、検
査部分30bが配列されるピッチbは電極部分30aが配列されるピッチaよりも狭い。
すなわち、検査部分30bの配列の両端間の距離は、電極部分30aの配列の両端間の距
離より短い。また、検査部分30bの長さ(Y方向の寸法)は電極部分30aの長さ(Y
方向の寸法)より長い。
基板100の表面における左辺縁1002に沿う領域のうち、ICチップ搭載領域30
1の外側には、フレキシブル基板50から走査線駆動回路230に至る複数の配線が形成
される。これらの配線は、コントローラ40から供給される電源電位VEL、接地電位GND、
クロック信号などの制御信号を走査線駆動回路230に伝達する。例えば、図5には、接
地電位GNDを走査線駆動回路230およびデータ線駆動回路130に供給する配線Gが図
示されている。
本変形例に係る電気光学装置Dの点灯検査においては、総ての走査線Yに対して選択電
圧(走査線を選択する電圧)を印加する。次いで、図3の例示と同様に、n本の検査部分
30b〜30bに対してプローバ70を同時に接触させる。次に、総ての検査部分3
0bに対し、給電回路72からプローバ70を介して一括的に電源電位VELを供給する。
したがって、総ての正常な電気光学素子Eは点灯し、何らかの欠陥が存在する電気光学素
子Eは消灯する。本変形例においては、各検査部分30bと配線Gとの距離が十分に確保
されるから、プローバ70のX方向の位置にズレが発生した場合であっても、プローバ7
0と配線Gとの接触を防止することが可能である。
以上、データ線に本発明の構成を適用した場合を例示したが、走査線にも同様の構成が
適用される。
<応用例>
次に、本発明に係る電気光学装置を利用した電子機器について説明する。図6ないし図
8には、以上の何れかの形態に係る電気光学装置を表示装置として採用した電子機器の形
態が図示されている。
図6は、電気光学装置を採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜
視図である。パーソナルコンピュータ2000は、各種の画像を表示する電気光学装置D
と、電源スイッチ2001やキーボード2002が設置された本体部2010とを具備す
る。電気光学装置Dは有機発光ダイオード素子を電気光学素子Eとして使用しているので
、視野角が広く見易い画面を表示できる。
図7は、電気光学装置を適用した携帯電話機の構成を示す斜視図である。携帯電話機3
000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002と、各種の画像を
表示する電気光学装置Dとを備える。スクロールボタン3002を操作することによって
、電気光学装置Dに表示される画面がスクロールされる。
図8は、電気光学装置を適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant
s)の構成を示す斜視図である。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001お
よび電源スイッチ4002と、各種の画像を表示する電気光学装置Dとを備える。電源ス
イッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった様々な情報が電気光学装
置Dに表示される。
なお、本発明に係る電気光学装置が適用される電子機器としては、図6から図8に示し
た機器のほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置
、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、
テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネル
を備えた機器等などが挙げられる。また、本発明に係る電気光学装置の用途は画像の表示
に限定されない。例えば、光書込型のプリンタや電子複写機といった画像形成装置におい
ては、用紙に形成されるべき画像に応じて感光体を露光する光ヘッド(書込ヘッド)が使
用されるが、この種の光ヘッドとしても本発明の電気光学装置は利用される。
本発明の一実施形態に係る電気光学装置の構成を例示する平面図である。 電気光学装置におけるICチップ搭載領域とその周辺部分の配線パターンとを示す図である。 電気光学装置Dの点灯検査の様子を示す平面図である。 電気光学装置における配線パターンの変形例を示す平面図である。 電気光学装置の変形例を示す平面図である。 電気光学装置を利用した電子機器の一例を示す図である。 電気光学装置を利用した電子機器の一例を示す図である。 電気光学装置を利用した電子機器の一例を示す図である。
符号の説明
10…基板、20…素子アレイ部、30…ICチップ、30a…電極部分、30b…検査
部分、30c…電極部分、30g,42…接地端子、40…コントローラ、41…外部用
接続端子、50…フレキシブル基板、70…プローバ、100…基板、130…データ線
駆動回路、230…走査線駆動回路、300b…検査部分、301…ICチップ搭載領域
、D…電気光学装置、E…電気光学素子、G,S,R,R…配線、X…データ線、Y
…走査線。

Claims (8)

  1. 複数の出力端子を備えたICチップが実装される基板と、
    前記基板上に配列された複数の電気光学素子と、
    前記基板上に形成されて、電極部分と検査部分とを各々が含む複数の配線と
    を具備し、
    前記電極部分は、前記各電気光学素子を駆動する電圧が前記ICチップから与えられる
    とともに前記複数の出力端子の何れかに対向し、
    前記複数の配線にわたる前記検査部分の配列の両端間の距離が、前記電極部分の配列の
    両端間の距離より短い
    電気光学装置。
  2. 複数の出力端子を備えるICチップが実装される基板と、
    前記基板上に配列された複数の電気光学素子と、
    前記基板上に形成されて、電極部分と検査部分とを各々が含む複数の配線と
    を具備し、
    前記電極部分は、前記各電気光学素子を駆動する電圧が前記ICチップから与えられる
    とともに前記複数の出力端子の何れかに対向し、
    前記複数の配線の各々における前記検査部分の少なくとも一部は、前記電極部分が配列
    される第1のピッチより狭い第2のピッチで配列される
    電気光学装置。
  3. 前記検査部分は、前記基板の表面のうち、前記ICチップが配置される領域内にある
    請求項1または請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記検査部分は、前記配線のうち、前記電極部分を挟んで前記電気光学素子とは反対側
    に延在した末端部である
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の電気光学装置。
  5. 前記複数の配線にわたる前記検査部分の配列の延長線上に導電体が形成されている
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の電気光学装置。
  6. 前記各電気光学素子は第1電極と第2電極とを含み、前記第1電極は前記各配線に接続
    され、前記第2電極は前記導電体に導通する
    請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の電気光学装置を具備する電子機器。
  8. 電気光学装置の検査方法であって、
    前記電気光学装置は、複数の出力端子を備えるICチップが実装される基板と、前記基
    板上に配列された複数の電気光学素子と、前記基板上に形成されて、電極部分と検査部分
    とを各々が含む複数の配線とを具備し、前記電極部分は、前記各電気光学素子を駆動する
    電圧が前記ICチップから与えられるとともに前記複数の出力端子のいずれかに対向し、
    前記複数の配線にわたる前記検査部分の少なくとも一部は、前記電極部分が配列される第
    1のピッチより狭い第2のピッチで配列され、
    前記複数の配線の前記検査部分に検査端子を同時に接触させる過程と、
    前記複数の検査部分に対して、前記検査端子から電圧を印加する過程と
    を含む電気光学装置の検査方法。
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