JP2003330385A - 電極パターンおよびその検査方法 - Google Patents

電極パターンおよびその検査方法

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JP2003330385A
JP2003330385A JP2002142356A JP2002142356A JP2003330385A JP 2003330385 A JP2003330385 A JP 2003330385A JP 2002142356 A JP2002142356 A JP 2002142356A JP 2002142356 A JP2002142356 A JP 2002142356A JP 2003330385 A JP2003330385 A JP 2003330385A
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Masanori Fukuda
政典 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査を短時間で行うことができる電極パターン
検査方法と、その検査方法を適用するための電極パター
ンとを提供する。 【解決手段】平面上に平行状態で配列する複数本の帯状
電極の内で、奇数番目の帯状電極については所定数を組
として互いに導通する組導通電極部を有し、偶数番目の
帯状電極については奇数番目の帯状電極に対して排他的
に接触端子として選択できる排他的電極部を有する電極
パターン。またその電極パターンにおいて、組導通電極
部に対応する排他的電極部の組に導電性部材を接触させ
ることにより互いに導通させ組導通電極部と導電性部材
との間の短絡検査を行い、短絡が発見された組の組導通
電極部とそれに対応する排他的電極部の各々との間の短
絡検査を行う電極パターン検査方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレ
イ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、等
の平面型ディスプレイの技術分野に属する。特に、平面
型ディスプレイにおける電極パターンとその検査方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ、プラズマディスプレ
イ、有機ELディスプレイ、等の平面型ディスプレイに
おいてはITOなどの透明電極が用いられる。その透明
電極の検査方法としては、従来は、主として透明電極に
おけるパターンが正常であるか否かを外観形状から検査
する方法が適用される。しかし、透明電極の短絡欠陥に
ついては外観形状からは検出できない微小な短絡欠陥が
ある。そのため電気的な導通の有無により短絡欠陥を検
査する方法を省略することができない。
【0003】この電気的な検査方法は、隣接する電極間
の抵抗値を検出しその抵抗値が所定のしきい値以下であ
るときにその電極間が短絡していると判定する検査方法
である。図4、図5には、平面上に平行状態で配列する
複数本の帯状電極からなる電極パターンとプラス(+)
形状の切断マークが示されている。図4において、ある
帯状電極の右側端部にプローブ41が電気的な接点を形
成し、その帯状電極に隣接する帯状電極の右側端部にプ
ローブ42が電気的な接点を形成する。このプローブ4
1とプローブ42の間の抵抗値を検出して短絡欠陥の有
無を検査する。
【0004】プローブ41とプローブ42が接点を形成
する対象となる2つの隣接する帯状電極は、次に隣接す
る帯状電極へと順次変更する。図4に示す一例では上方
の帯状電極から下方の帯状電極へと順次変更して全帯状
電極が検査の対象となるようにする。
【0005】上述の図4に対して図5においては、ある
帯状電極の右側端部にプローブ51が電気的な接点を形
成し、その帯状電極に隣接する帯状電極の左側端部にプ
ローブ52が電気的な接点を形成する。すなわち帯状電
極の片側からプローブの接点を形成するか、両側からプ
ローブの設定を形成するかにおいて図4と図5とは相異
する。
【0006】上述のように1つのプローブによって1つ
の接点が形成されるが、FPC(flexible print circu
it)によって帯状電極と等間隔となる複数の接点を形成
することができる。このFPCにおける複数の接点の各
々が、複数の帯状電極の各々に接続されるように密着
し、順次電気信号を加えて短絡欠陥の有無、その位置、
等を検査する方法について提案がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直接的
にITOなどの透明電極をプローブで接触する方法で
は、プローブによって透明電極が傷つく恐れがある。ま
たすべての帯状電極について1本々々検査する方式であ
るため帯状電極の数が多くなると、それに比例して多く
の時間を検査のために必要とする。そのため、多数の帯
状電極から成る電極パターンを形成した基板の生産性が
低下するという問題がある。また、電極間距離(電極ピ
ッチ)が異なった基板に対しては、それぞれの基板に合
致するFPCを作成する必要性がある。一枚の大基板を
用いて小基板を多面取りする場合、電極の端子部が小基
板の端にないため、FPCを利用する検査方法を適用す
ることができない、等の問題がある。
【0008】そこで本発明の目的は、基板に形成された
電極パターンの検査を短時間で行うことができ、基板の
生産性を高めることができ、電極間距離が異なる基板で
あっても適用でき、多面付けの基板であっても適用でき
る電極パターン検査方法と、その検査方法を適用するこ
とができる電極パターンとを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の本発
明によって達成される。すなわち、本発明の請求項1に
係る電極パターンは、平面上に平行状態で配列する複数
本の帯状電極の内で、前記配列における奇数番目(また
は偶数番目)の帯状電極については所定数を組として互
いに導通する組導通電極部を有し、前記配列における偶
数番目(または奇数番目)の帯状電極については奇数番
目(または偶数番目)の帯状電極に対して排他的に接触
端子として選択できる排他的電極部を有するようにした
ものである。
【0010】本発明によれば、組導通電極部により奇数
番目(または偶数番目)の帯状電極については所定数を
組として互いに導通され、排他的電極部により偶数番目
(または奇数番目)の帯状電極については奇数番目(ま
たは偶数番目)の帯状電極に対して排他的に接触端子と
して選択できる。すなわち、組導通電極部に対応する排
他的電極部の組に導電性部材を接触させることにより互
いに導通させ組導通電極部と導電性部材との間の短絡検
査を行い、短絡が発見された組についてだけ、その組の
組導通電極部とそれに対応する排他的電極部の各々との
間の短絡検査を行うことができる。また、接点を形成す
る上で制約の小さいプローブを使用することができる。
したがって、本発明が提供する電極パターンによれば、
基板に形成された電極パターンの検査を短時間で行うこ
とができ、基板の生産性を高めることができ、電極間距
離が異なる基板であっても適用でき、多面付けの基板で
あっても適用できる検査方法を適用することができる。
【0011】また本発明の請求項2に係る電極パターン
は、請求項1に係る電極パターンにおいて、前記組導通
電極部と前記排他的電極部とは前記帯状電極の長手方向
の両側に別れて存在するようにしたものである。本発明
によれば、電極パターンを設計する上での制約が小さ
い。
【0012】また本発明の請求項3に係る電極パターン
は、請求項1または2に係る電極パターンにおいて、前
記排他的電極部は前記偶数番目(または奇数番目)の帯
状電極の長手方向の一方の側に前記奇数番目(または偶
数番目)の帯状電極よりも延長した形状を有するように
したものである。本発明によれば、組導通電極部に対応
する排他的電極部の組に導電性部材を接触させることが
容易である。
【0013】また本発明の請求項4に係る電極パターン
は、請求項1〜3のいずれかに係る電極パターンにおい
て、短絡欠陥の発生割合がαの場合、前記組となる帯状
電極の所定数がN√(α/2)個(N:全ライン数)に
最も近い自然数であるようにしたものである。本発明に
よれば、電極パターン検査における短絡検査の回数を極
小化することができる。なお、N√(α/2)は、Nに
対して(α/2)の正の平方根を乗算した値を意味す
る。
【0014】また本発明の請求項5に係る電極パターン
は、請求項1〜4のいずれかに係る電極パターンにおい
て、前記電極パターンは平面型ディスプレイ用の電極パ
ターンであるようにしたものである。本発明によれば、
平面型ディスプレイ用の電極パターンにおいて、検査を
短時間で行うことができる等の作用効果が得られる。
【0015】また本発明の請求項6に係る電極パターン
の検査方法は、平面上に平行状態で配列する複数本の帯
状電極の内で、前記配列における奇数番目の帯状電極に
ついては所定数を組として互いに導通する組導通電極部
を有し、前記配列における偶数番目の帯状電極について
は奇数番目の帯状電極に対して排他的に接触端子として
選択できる排他的電極部を有する電極パターンにおい
て、前記組導通電極部に対応する前記排他的電極部の組
に導電性部材を接触させることにより互いに導通させ前
記組導通電極部と前記導電性部材との間の短絡検査を行
い、短絡が発見された組の前記組導通電極部とそれに対
応する前記排他的電極部の各々との間の短絡検査を行う
ことを特徴とする電極パターン検査方法。
【0016】本発明によれば、組導通電極部に対応する
排他的電極部の組に導電性部材を接触させることにより
互いに導通させ組導通電極部と導電性部材との間の短絡
検査を行い、短絡が発見された組についてだけ、その組
の組導通電極部とそれに対応する排他的電極部の各々と
の間の短絡検査が行なわれる。また、接点を形成する上
で制約の小さいプローブを使用することができる。した
がって、基板に形成された電極パターンの検査を短時間
で行うことができ、基板の生産性を高めることができ、
電極間距離が異なる基板であっても適用でき、多面付け
の基板であっても適用できる検査方法が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明について実施の形態により
説明する。まず、本発明の電極パターンについて図1に
示す一例を参照して説明する。図1において、1は電極
パターン(全体)、1a,1b,・・・は帯状電極(電
極パターン1の1本々々)、2a,2b,・・・は組導
通電極部、3は排他的電極部、4a,4b,・・・は切
断マークである。作製する基板100は、無アルカリガ
ラス、ソーダライムガラス、SiO2基板、PETフィ
ルム等の透明基板を用いることができる。厚さは0.2
〜3.0mm程度のものが多く用いられる。
【0018】電極パターン1は、クロム、ニッケル、モ
リブデン等の金属薄膜またはITO、IZO等の透明導
電薄膜、または、それら金属薄膜と導電薄膜の両者の積
層膜を適用して所定のパターンに形成したものである。
金属薄膜、導電薄膜、あるいはそれらの積層膜は、めっ
き法、スパッタ法、蒸着法、イオンプレーティング法、
CVD法等を適用して基板100の上に成膜することが
できる。電極パターン1は、図1に示すように、帯状電
極1a,1b,・・・が並行して形成されストライプ状
の部分が主要な部分であり、その部分とともに、組導通
電極部2a,2b,・・・の部分と排他的電極部3の部
分から構成される。
【0019】帯状電極1a,1b,・・・は、平面状に
平行状態で配列する複数本の帯状電極である。帯状電極
1a,1b,・・・は、平面型ディスプレイにおいて水
平方向または垂直方向に延びる電極である。平面型ディ
スプレイにおいては、水平方向の電極と垂直方向の電極
の交差する部位において画素を形成する。電極の交差す
る部位がマトリックスを形成すれば画素もマトリックス
を形成する。水平方向および垂直方向の各々において電
極の1つを選択することによりマトリックスにおける1
つの画素を特定することができる。画素を特定しながら
その画素の輝度や濃度(透過率)を制御する。これをマ
トリックスの全画素に対して行うことで画像が再現され
る。
【0020】組導通電極部2a,2b,・・・は、電極
パターン1の部分である。平面状に平行状態で配列する
複数本の帯状電極の内で、その配列における奇数番目
(または偶数番目)の帯状電極については所定数を組と
して互いに導通する部分として、組導通電極部2a,2
b,・・・を形成する。たとえば、図1に示す一例にお
いては、組導通電極部2aについては、帯状電極1b,
1d,1fが組として互いに導通する部分を形成してい
る。
【0021】ここで、配列における奇数番目(または偶
数番目)と配列における偶数番目(または奇数番目)と
いう表現は、配列における1つ置きの一方の集合と他方
の集合とを区別する表現である。奇数番目と偶数番目の
別は、配列の先頭を何処にするかによるから相対的な意
味だけを有する。
【0022】排他的電極部3は、配列における偶数番目
(または奇数番目)の帯状電極については奇数番目(ま
たは偶数番目)の帯状電極に対して排他的に接触端子と
して選択できる排他的電極部である。排他的電極部3
は、図1に示す一例においては、偶数番目(または奇数
番目)の帯状電極の長手方向の一方の側に奇数番目(ま
たは偶数番目)の帯状電極よりも延長した形状を有す
る。
【0023】切断マーク4a,4b,4c,4dは、検
査によって抽出した短絡欠陥をレーザリペア装置で修正
する等により基板作製の全プロセスを終了後、基板10
0を所定の寸法に切断するときの切断位置を示す基準マ
ークである。図1に示すように、切断マーク4a,4
b,4c,4dの位置において切断することにより組導
通電極部2a,2b,・・・と排他的電極部3は除去さ
れる。
【0024】上述の電極パターンの構成において、次
に、本発明の電極パターン検査方法における原理につい
て説明しておく。基板上にN本の帯状電極から成る電極
パターンを形成する際に、偶数番目(または奇数番目)
の帯状電極1a,1c,・・・については所定の基板の
左側の範囲外まで帯状電極を延長させ、奇数番目(また
は偶数番目)の帯状電極1b,1d,・・・については
所定の基板の右側の範囲外まで帯状電極を延長させる。
すなわち、1本置きにそれぞれ両側に帯状電極を延長さ
せる。そして左側の延長部分は排他的電極部3とし、右
側の延長部分はM個のブロック、すなわち組導通電極部
2a,2b,・・・にまとめておく。
【0025】このような電極パターンを持つ基板の短絡
検査において、図2に示すように、まず組導通電極部2
a,2b,・・・にまとめられていない左側の帯状電極
1a,1c,・・・の延長部分、すなわち排他的電極部
3に導電性バー5を接触させすべて短絡させる。図2は
短絡検査のため片方の電極の延長部分、すなわち排他的
電極部3を導電性バー5を用いて短絡させたことを示す
図である。
【0026】この状態で短絡させた導電性バー5と組導
通電極部2a,2b,・・・の端に各々プローブ6a,
6bで接点を形成し短絡検査を行うものとする。ここで
製造ラインにおける短絡欠陥の発生割合をαとする。こ
のときプローブ6bを移動させる回数はM回で、平均N
×α個のブロック(組導通電極部)において短絡が発生
することとなる(以下、組導通電極部のことをブロック
と呼ぶ)。
【0027】引き続き導電性のバーを外し短絡が発生し
た組導通電極部(平均N×α個が存在する)において、
図3に示すように、その組導通電極部端とそれに対応す
る左側の帯状電極1a,1c,・・・の延長部分、すな
わち排他的電極部3との間で短絡検査を行う。このと
き、プローブ6aの移動回数は(N/2M)×N×αで
あらわされる。したがってプローブ6a,6bの全移動
回数f(M)は、f(M)=M+(N/2M)×N×α
であらわされる。
【0028】プローブ6a,6bの移動回数を最小にす
るためには全移動回数f(M)をMで微分した値が0と
なるような、すなわち全移動回数f(M)が極値をとる
ようなMの値を用いればよい。そのときに電極検査を最
も効率的に行うことができる。f’(M)=0として計
算するとブロックの数MはN√(α/2)となる。ここ
でMの値は自然数でなければならないため、四捨五入し
て適当なMの値を求める必要がある。ブロック中の本数
N/Mの値も自然数である必要があるためブロック内の
電極の本数はすべて同じである必要性はない。なお、N
√(α/2)は、Nに対して(α/2)の正の平方根を
乗算した値を意味する。
【0029】
【実施例1】次に、本発明について実施例(その1)を
説明する。ITO被膜の電極パターンを製造するライン
であって、約1000本の帯状電極に対して1個所の割
合で短絡欠陥が発生するものとする。このラインにおい
て960本の帯状電極を有する電極パターンが1枚の基
板面内に12個存在する実施例について説明する。
【0030】(フォトマスク設計)所定の基板サイズの
外側まで帯状電極の端子部分を1本おきに交互に延長さ
せ、片側の延長部分を、M=N√(α/2)=960×
√(0.001/2)=21.5に基づいて、22個の
ブロックにまとめるマスクパターンを設計する。すなわ
ち1ブロックの延長部分のの本数は14個のブロックに
おいて44本、8個のブロックにおいて43本である。
【0031】(基板作製)縦300×横400×厚0.
7mmのソーダライムガラス基板にスパッタ法を用いて
厚さ0.15μmのITO膜を成膜し、フォトレジスト
(東京応化製OFPR−800)を0.6μmの厚さに
塗布して所定の条件でプリベークを行った後、上記のフ
ォトマスクを介して露光を行い、現像液(東京応化製N
MD−3)を用いて現像を行い、所定の条件でポストベ
ークを行った。引き続き、塩酸:硝酸:純水=1:0.
08:1の酸を用いてエッチングを行った。エッチング
後の、4%NaOH水溶液を用いてフォトレジストの剥
離を行い電極のパターニングを完成させる。上記の方法
を用いて同一の基板を100枚作製した。
【0032】(電極検査)まず、ブロックごとにまとめ
られていない側の帯状電極の延長部分を導電性バーを用
いて導通させ、各ブロックと短絡検査を行った。検査に
は接触式の電極検査装置を用いた。このときのプローブ
の移動回数は1枚の基板当たり22×12=264回で
あり、100枚の基板では26400回である。100
枚の基板の短絡検査で、1ブロック中の電極本数が44
本のブロックで733個、43本のブロックで419
個、合計1152個のブロックで短絡が発見された。次
に、短絡が発見されたブロックについてだけ、ブロック
の端と帯状電極の端で短絡検査を行った。このとき、プ
ローブの移動回数は44×733+43×419=50
269回であり、合計26400+50269=766
69回のプローブの移動で全ラインの短絡検査を済ませ
ることができた。
【0033】
【実施例2】次に、本発明について実施例(その2)を
説明する。ITO被膜の電極パターンを製造するライン
であって、約10000本の帯状電極に対して1個所の
割合で短絡欠陥が発生するものとする。このラインにお
いて960本の帯状電極を有する電極パターンが1枚の
基板面内に12個存在する実施例について説明する。
【0034】(フォトマスク設計)所定の基板サイズの
外側まで帯状電極の端子部分を1本おきに交互に延長さ
せ、片側の延長部分を、M=N√(α/2)=960×
√(0.0001/2)=6.8に基づいて、7個のブ
ロックにまとめるマスクパターンを設計する。すなわち
1ブロックの延長部分のの本数は4個のブロックにおい
て138本、3個のブロックにおいて136本である。
【0035】(基板作製)縦300×横400×厚0.
7mmのソーダライムガラス基板にスパッタ法を用いて
厚さ0.15μmのITO膜を成膜し、フォトレジスト
(東京応化製OFPR−800)を0.6μmの厚さに
塗布して所定の条件でプリベークを行った後、上記のフ
ォトマスクを介して露光を行い、現像液(東京応化製N
MD−3)を用いて現像を行い、所定の条件でポストベ
ークを行った。引き続き、塩酸:硝酸:純水=1:0.
08:1の酸を用いてエッチングを行った。エッチング
後の、4%NaOH水溶液を用いてフォトレジストの剥
離を行い電極のパターニングを完成させる。上記の方法
を用いて同一の基板を100枚作製した。
【0036】(電極検査)まず、ブロックごとにまとめ
られていない側の帯状電極の延長部分を導電性バーを用
いて導通させ、各ブロックと短絡検査を行った。検査に
は接触式の電極検査装置を用いた。このときのプローブ
の移動回数は1枚の基板当たり7×12=84回であ
り、100枚の基板では8400回である。100枚の
基板の短絡検査で、1ブロック中の電極本数が138本
のブロックで66個、136本のブロックで49個、合
計115個のブロックで短絡が発見された。次に、短絡
が発見されたブロックについてだけ、ブロックの端と帯
状電極の端で短絡検査を行った。このとき、プローブの
移動回数は138×66+136×49=15772回
であり、合計8400+15772=24172回のプ
ローブの移動で全ラインの短絡検査を済ませることがで
きた。
【0037】
【実施例3】次に、本発明について実施例(その3)を
説明する。実施例1のラインにおいて実施例2のフォト
マスクを用いて基板を100枚作製した。 (電極検査)まず、ブロックごとにまとめられていない
側の帯状電極の延長部分を導電性バーを用いて導通さ
せ、各ブロックと短絡検査を行った。検査には接触式の
電極検査装置を用いた。このときのプローブの移動回数
は1枚の基板当たり7×12=84回であり、100枚
の基板では8400回である。100枚の基板の短絡検
査で、1ブロック中の電極本数が138本のブロックで
658個、136本のブロックで494個、合計115
2個のブロックで短絡が発見された。次に、短絡が発見
されたブロックについてだけ、ブロックの端と帯状電極
の端で短絡検査を行った。このとき、プローブの移動回
数は138×656+136×494=159470回
となり、合計8400+159470=167870回
のプローブの移動で全ラインの短絡検査を済ませること
ができた。
【0038】
【実施例4】次に、本発明について実施例(その4)を
説明する。実施例2のラインにおいて実施例1のフォト
マスクを用いて基板を100枚作製した。 (電極検査)まず、ブロックごとにまとめられていない
側の帯状電極の延長部分を導電性バーを用いて導通さ
せ、各ブロックと短絡検査を行った。検査には接触式の
電極検査装置を用いた。このときのプローブの移動回数
は1枚の基板当たり22×12=264回であり、10
0枚の基板では26400回である。100枚の基板の
短絡検査で、1ブロック中の電極本数が44本のブロッ
クで73個、43本のブロックで42個、合計115個
のブロックで短絡が発見された。次に、短絡が発見され
たブロックについてだけ、ブロックの端と帯状電極の端
で短絡検査を行った。このとき、プローブの移動回数は
44×73+43×42=5018回となり、合計26
400+5018=31418回のプローブの移動で全
ラインの短絡検査を済ませることができた。
【0039】
【比較例1】次に、従来方法について比較例(その1)
を説明する。ITO被膜の電極パターンを製造するライ
ンにおいて960本の帯状電極を有する電極パターンが
1枚の基板面内に12個存在する基板を100枚作製し
た。 (電極検査)プローブを1本づつ移動させる従来方法で
は、電極パターンを製造するラインにおける短絡欠陥の
発生する割合に係わらず、プローブの移動回数は1枚の
基板当たり960×12=11520回である。したが
って、100枚の基板における全ラインの短絡検査を済
ませるためには1152000回プローブの移動を行う
必要性がある。
【0040】
【発明の効果】以上のとおりであるから、本発明の請求
項1に係る電極パターンによれば、基板に形成された電
極パターンの検査を短時間で行うことができ、基板の生
産性を高めることができ、電極間距離が異なる基板であ
っても適用でき、多面付けの基板であっても適用できる
検査方法を適用することができる。また本発明の請求項
2に係る電極パターンによれば、電極パターンを設計す
る上での制約が小さい。また本発明の請求項3に係る電
極パターンによれば、組導通電極部に対応する排他的電
極部の組に導電性部材を接触させることが容易である。
また本発明の請求項4に係る電極パターンによれば、電
極パターン検査における短絡検査の回数を極小化するこ
とができる。また本発明の請求項5に係る電極パターン
によれば、平面型ディスプレイ用の電極パターンにおい
て、検査を短時間で行うことができる等の作用効果が得
られる。また本発明の請求項6に係る電極パターンの検
査方法によれば、基板に形成された電極パターンの検査
を短時間で行うことができ、基板の生産性を高めること
ができ、電極間距離が異なる基板であっても適用でき、
多面付けの基板であっても適用できる検査方法が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極パターンの一例を示す上面図であ
る。
【図2】短絡検査のため片方の電極の延長部分、すなわ
ち排他的電極部を導電性バーを用いて短絡させたことを
示す図である。
【図3】組導通電極部端とそれに対応する排他的電極部
との間における短絡検査を示す図である。
【図4】従来の電極パターンと短絡検査方法(その1)
を示す図である。
【図5】従来の電極パターンと短絡検査方法(その2)
を示す図である。
【符号の説明】
1 電極パターン(全体) 1a,1b,・・・ 帯状電極(電極パターン1の1本
々々) 2a,2b,・・・ 組導通電極部 3 排他的電極部 4a,4b,・・・ 切断マーク 5 導電性バー 6a,6b,41,42,51,52 プローブ 100 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/3205 H01L 21/66 S 5F033 21/66 21/88 Z 5G435 Fターム(参考) 2G014 AA03 AB21 AC10 2H088 FA13 HA02 MA20 2H092 GA05 GA41 HA04 MA47 MA57 NA30 4M106 AA01 BA01 CA16 5C094 AA32 AA43 CA19 EA03 EA05 GB10 5F033 GG04 HH38 VV12 VV15 XX37 5G435 AA17 AA19 CC09 KK09 KK10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面上に平行状態で配列する複数本の帯状
    電極の内で、前記配列における奇数番目(または偶数番
    目)の帯状電極については所定数を組として互いに導通
    する組導通電極部を有し、前記配列における偶数番目
    (または奇数番目)の帯状電極については奇数番目(ま
    たは偶数番目)の帯状電極に対して排他的に接触端子と
    して選択できる排他的電極部を有することを特徴とする
    電極パターン。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電極パターンにおいて、前
    記組導通電極部と前記排他的電極部とは前記帯状電極の
    長手方向の両側に別れて存在することを特徴とする電極
    パターン。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の電極パターンにお
    いて、前記排他的電極部は前記偶数番目(または奇数番
    目)の帯状電極の長手方向の一方の側に前記奇数番目
    (または偶数番目)の帯状電極よりも延長した形状を有
    することを特徴とする電極パターン。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の電極パタ
    ーンにおいて、短絡欠陥の発生割合がαの場合、前記組
    となる帯状電極の所定数がN√(α/2)個(N:全ラ
    イン数)に最も近い自然数であることを特徴とする電極
    パターン。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の電極パタ
    ーンにおいて、前記電極パターンは平面型ディスプレイ
    用の電極パターンであることを特徴とする電極パター
    ン。
  6. 【請求項6】平面上に平行状態で配列する複数本の帯状
    電極の内で、前記配列における奇数番目(または偶数番
    目)の帯状電極については所定数を組として互いに導通
    する組導通電極部を有し、前記配列における偶数番目
    (または奇数番目)の帯状電極については奇数番目(ま
    たは偶数番目)の帯状電極に対して排他的に接触端子と
    して選択できる排他的電極部を有する電極パターンにお
    いて、前記組導通電極部に対応する前記排他的電極部の
    組に導電性部材を接触させることにより互いに導通させ
    前記組導通電極部と前記導電性部材との間の短絡検査を
    行い、短絡が発見された組の前記組導通電極部とそれに
    対応する前記排他的電極部の各々との間の短絡検査を行
    うことを特徴とする電極パターン検査方法。
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