JP2005200606A - 表面保護シート - Google Patents

表面保護シート Download PDF

Info

Publication number
JP2005200606A
JP2005200606A JP2004010496A JP2004010496A JP2005200606A JP 2005200606 A JP2005200606 A JP 2005200606A JP 2004010496 A JP2004010496 A JP 2004010496A JP 2004010496 A JP2004010496 A JP 2004010496A JP 2005200606 A JP2005200606 A JP 2005200606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
acrylic
styrene
silicone
adhesive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004010496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4993651B2 (ja
Inventor
Keiji Hayashi
圭治 林
Mitsuru Horata
満 洞田
Kenichi Shibata
健一 柴田
Kazuto Okumura
和人 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2004010496A priority Critical patent/JP4993651B2/ja
Publication of JP2005200606A publication Critical patent/JP2005200606A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4993651B2 publication Critical patent/JP4993651B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

【課題】 表面粗度の粗い塗装板に対しても良好な接着性を有し、かつ経時保存後の剥離性も良好な表面保護シートを提供すること。
【解決手段】 支持基材の片面又は両面に、スチレン系熱可塑性エラストマーをベースポリマーとして含有する粘着層が設けられた表面保護シートであって、前記粘着層は、(a):(メタ)アクリル酸エステルおよび(b):ラジカル重合性シリコーンをモノマー単位として含有するアクリル・シリコーン系共重合体を含有することを特徴とする表面保護シート。
【選択図】 なし

Description

本発明は表面保護シートに関する。本発明の表面保護シートは、たとえば、金属板、塗装した金属板、アルミサッシ、樹脂板、化粧鋼板、塩化ビニルラミネート鋼板、ガラス板等の部材を運搬、加工または養生する際等に、それら部材表面に貼り付け保護する用途等に用いられる。
表面保護シートに必要な特性としては、被着体に貼り付けた後に加工や運搬等において被着体に傷がつかず、表面保護シートの浮きや剥がれがなく、剥離したときに糊残り等が発生しないことが要求される。
従来より、一般に用いられてきた表面保護シートとしては、軟質ポリ塩化ビニルやポリオレフィン系樹脂等を支持基材とし、粘着層にはアクリル系共重合体をイソシアネート化合物やメチロール化合物で架橋三次元化して凝集力を高めたアクリル系粘着剤や、天然ゴムまたは変性天然ゴムに、適量の粘着付与剤等を配合したゴム系粘着剤を使用したものが知られている。
アクリル系粘着剤は、一般的に被着体が表面粗度の粗いものである場合には、当該被着体に対して良好な接着性を得るために、粘着剤の弾性率を低下させたり、凝集力を低くすることで良好が接着力が得られるように工夫されている。しかしながら、前記工夫されたアクリル系粘着剤であっても、被着体の表面粗度が粗い塗装品の場合には、接着後、経時的に表面保護シートの剥離不良が発生する場合が多い。特に被着体がアクリル系、ポリエステル系、アクリルフッ素系塗料を塗布した塗装品の場合にはアクリル系粘着剤との親和性が高く、剥離不良を発生する。また、被着体が自動車内装材等のポリオレフィン樹脂をベースとした粗面成形品の場合には、アクリル系粘着剤はSP値(溶解度パラメーター)がポリオレフィン樹脂のSP値と大きく異なるために殆ど接着しない。
一方、ゴム系粘着剤のSP値は、ポリオレフィン樹脂のSP値と近いため、ポリオレフィン系粗面板に対してはゴム系粘着剤が有効であると考えられる。また、ゴム系粘着剤は、アクリル系塗料を用いた塗装品に対しては剥離不良を発生しない。しかしながら、天然ゴム系粘着剤を用いた場合には紫外線が照射されるような環境において糊残りが発生しやすく耐候性の点で使用できない。
また耐候性が良好なゴム系粘着剤としてスチレン系熱可塑性エラストマーを粘着剤の主成分とした表面保護シートが提案されている。かかる表面保護シートであればアクリル系塗料を用いた塗装品に対する剥離不良に関して問題ない。これら表面保護シートの粘着層は、被着体の表面粗度が粗い場合には、粘着付与剤や軟化剤を併用することが提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等参照)。しかしながら、これらの表面保護シートを、アクリル系塗料を用いた粗面塗装品やポリオレフィン系粗面板に適用し、経時的に充分な接着面積が得られた場合には剥離不良が発生したり、剥離不良が発生しない程度の適度な接着性に調節した場合には太陽光の熱による影響から浮きが発生し、輸送中に剥がれが生じることによって、本来の表面保護効果を発揮しない問題があった。
またスチレン系熱可塑性エラストマーを粘着剤の主成分とし、これにアクリル系重合体を配合した粘着層を設けた表面保護シートが提案されている(特許文献4参照)。当該表面保護シートは、アクリル系塗料を用いた粗面塗装品に対しては良好な接着性と剥離性を示すが、ポリオレフィン系粗面板に対しては接着性が十分でなく浮きが発生しやすい。
特開昭61−103975号公報 特開平8−12956号公報 特開2003−113354号公報 特開2000−351952号公報
本発明は、支持基材の片面又は両面に、スチレン系熱可塑性エラストマーをベースポリマーとして含有する粘着層が設けられた表面保護シートであって、表面粗度の粗い塗装板に対しても良好な接着性を有し、かつ経時保存後の剥離性も良好な表面保護シートを提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下に示す表面保護シートを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、支持基材の片面又は両面に、スチレン系熱可塑性エラストマーをベースポリマーとして含有する粘着層が設けられた表面保護シートであって、
前記粘着層は、(a):(メタ)アクリル酸エステルおよび(b):ラジカル重合性シリコーンをモノマー単位として含有するアクリル・シリコーン系共重合体を含有することを特徴とする表面保護シート、に関する。
また前記表面保護シートにおいて、アクリル・シリコーン系共重合体は、モノマー単位として、(a):(メタ)アクリル酸エステルを50〜95重量%および(b):ラジカル重合性シリコーンを5〜50重量%を含有することが好ましい。
また前記粘着層は、スチレン系熱可塑性エラストマー100重量部に対して、アクリル・シリコーン系共重合体0.05〜10重量部を含有することが好ましい。
また前記表面保護シートにおいて、(b):ラジカル重合性シリコーンが、一般式(1):
Figure 2005200606
(式中、Rは同一又は異なる炭素数1〜8の非置換又は置換の1価炭化水素基を表し、R1 はラジカル重合性官能基を表し、R2 は炭素数1〜6の非置換又は置換の2価炭化水素基または単結合を表し、nは2以上200以下の整数を表す。)で示される化合物であることが好ましい。
本発明の表面保護シートの粘着層は、ベースポリマーであるスチレン系熱可塑性エラストマーに対してアクリル・シリコーン系共重合体が配合されており、アクリル系塗料を用いた粗面塗装品やポリオレフィン系粗面板等の粗面被着体に対する良好な接着性と経時保存後の剥離性が得られている。その理由は定かではないが、アクリル・シリコーン系共重合体を用いることにより、適度な界面結合力により良好な接着力が得られ、夏場等に屋外等に放置した場合にも浮きの発生を抑制しているものと考えられる。また被着体と粘着層との界面にアクリル・シリコーン系共重合体が介在することにより、経時的な接着性の上昇を抑制でき、経時保存後の剥離も良好で行なうことでできているものと考えられる。
本発明の表面保護シートは、支持基材の片面又は両面に、スチレン系熱可塑性エラストマーをベースポリマーとして含有する粘着層が設けられた表面保護シートである。
支持基材は高分子を含有するポリマーフィルムが用いられる。高分子としては、例えばオレフィン系樹脂があげられる。オレフィン系樹脂としては、ポリプロピレンまたはプロピレン成分とエチレン成分からなるブロック系、ランダム系等のプロピレン系ポリマー、ゴム成分とリアクターブレンドされたプロピレン系ポリマー;低密度、高密度、リニア低密度ポリエチレン等のエチレン系ポリマー;エチレン・αオレフィン共重合体、プロピレン・αオレフィン共重合体、エチレン・プロピレン・αオレフィン共重合体などのαオレフイン系ポリマー;エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体などのエチレン成分と他モノマーとのオレフィン系ポリマー等があげられる。また高分子としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等からなるエステル系ポリマー、6−ナイロン、6,6−ナイロン、12−ナイロン等からなるアミド系ポリマー等があげられる。これら高分子は1種を単独でまたは2種以上を用いることができる。また、ポリマーフィルムは延伸されたものであっても無延伸のものでもよい。
また支持基材には、劣化防止等を目的に、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤等の光安定剤、帯電防止剤、その他に、例えば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン等の充填剤、着色を目的とした有機または無機顔料、目ヤニ防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、発泡剤、ポリエチレンイミン等の添加剤を適宜に添加することができる。また、背面処理剤、粘着剤、下塗り剤との密着性向上を目的として支持基材面にはコロナ処理等の表面処理を施してもよい。
支持基材の厚さは特に制限されないが、通常5〜300μm程度、好ましくは20〜100μmである。なお、支持基材は、単層でもよく二層以上の多層からなっていてもよい。基材層の背面側には、耐スリップ性やハンディカット性の付与を目的として凹凸加工を施してもよい。
粘着層にはベースポリマーとしてスチレン系熱可塑性エラストマーが用いられる。スチレン系熱可塑性エラストマーとしては、例えば、スチレン・ブタジエン(SB)、スチレン・イソプレン(SI)等のスチレン系AB型ジブロック共重合体(ジブロック共重合体);スチレン・ブタジエン・スチレン(SBS)、スチレン・イソプレン・スチレン(SIS)等のスチレン系ABA型ブロック共重合体(トリブロック共重合体);スチレン・ブタジエン・スチレン・ブタジエン(SBSB)、スチレン・イソプレン・スチレン・イソプレン(SISI)等のスチレン系ABAB型ブロック共重合体(テトラブロック共重合体);スチレン・ブタジエン・スチレン・ブタジエン・スチレン(SBSBS)、スチレン・イソプレン・スチレン・イソプレン・スチレン(SISIS)等のスチレン系ABABA型ブロック共重合体(ペンタブロック共重合体)、さらには、これ以上の繰り返し単位を有するマルチブロックポリマーやスチレン・ブタジエン、スチレン・イソプレンランダム共重合体等があげられる。
またスチレン系熱可塑性エラストマーとしては、耐候性の観点からエチレン性二重結合を水添した水添物を用いるのが好ましい。たとえば、スチレン・エチレン−ブチレン共重合体(SEB)、スチレン・エチレン−プロピレン共重合体(SEP)等のAB型ジブロック共重合体の水添物;スチレン・エチレン−ブチレン共重合体・スチレン(SEBS)、スチレン・エチレン−プロピレン共重合体・スチレン(SEPS)、スチレン・エチレン−ブチレン共重合体・スチレン・エチレン−ブチレン共重合体(SEBSEB)等のABA型トリブロック共重合体やABAB型テトラブロック共重合体の水添物等、さらにはスチレン・エチレン−ブチレンランダム共重合体(HSBR)等があげられる。
さらにはスチレン系熱可塑性エラストマーとしては、スチレン・ブタジエンラバー(SBR)等のスチレン系ランダム共重合体、スチレン・エチレン−ブチレン共重合体・オレフィン結晶(SEBC)等のA−B−C型のスチレン・オレフィン結晶系ブロックポリマー、さらには、これらの水添物があげられる。
これらスチレン系熱可塑性エラストマーは1種を単独でまたは2種以上を用いることができる。通常、スチレン系熱可塑性エラストマーのスチレン含量が少なくなると、粘着層の凝集力不足による糊残りが発生しやすくなる。一方、スチレンブロック含量が多くなると、スチレン系ブロック共重合体単独で形成した粘着層が硬くなり、粗面に対して良好な接着性を得ることはできない。かかる観点から、スチレン系熱可塑性エラストマーにおけるスチレン含量は5〜40重量%程度のものが好ましい。より好ましくは7〜30重量%、特に9〜20重量%のものが好ましく用いられる。
粘着層は前記スチレン系熱可塑性エラストマーに加えて、アクリル・シリコーン系共重合体を含有する。アクリル・シリコーン系共重合体は、(a):(メタ)アクリル酸エステルおよび(b):ラジカル重合性シリコーンをモノマー単位として含有するものである。
(a):(メタ)アクリル酸エステルとしては、炭素数1〜18のアルコール類またはフェノール類とアクリル酸またはメタクリル酸とのエステルがあげられる。このような(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては、たとえば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート類;メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレート類;シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等が例示され、その1種のみまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、(b):ラジカル重合性シリコーンは、シリコーン骨格を基本骨格として有し、かつラジカル重合開始剤によって重合可能な官能基を有する化合物があげられる。(b):ラジカル重合性シリコーンとしては、たとえば、一般式(1):
Figure 2005200606
(式中、Rは同一又は異なる炭素数1〜8の非置換又は置換の1価炭化水素基を表し、R1 はラジカル重合性官能基を表し、R2 は炭素数1〜6の非置換又は置換の2価炭化水素基または単結合を表し、nは2以上200以下の整数を表す。)で示される化合物があげられる。当該化合物は、例えば、特開平6−228316号公報に開示されている方法により製造することができる。
一般式(1)中のRとしては、たとえばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、ナフチル基等のアリール基;α−フェネチル基、ベンジル基等のアラルキル基;これらの基の炭素原子に結合した水素原子がハロゲン原子等で置換された基などが例示される。これらのなかでも工業的にはメチル基、ブチル基、フェニル基が好ましい。
1 はラジカル重合性官能基であり、ラジカル重合開始剤によって重合可能な官能基を指す。具体的には、(メタ)アクリル酸エステルから誘導される重合性官能基(CH2 =CHR−COO−,Rは前記と同じ)やスチレン系モノマーから誘導される重合性官能基(CH2 =CR−Ar−,Rは前記と同じ,Arはフェニレン基またはその誘導体)等があげられる。ラジカル重合性官能基としては、特に(メタ)アクリル酸エステルから誘導される重合性官能基が好ましく、(a):(メタ)アクリル酸エステルとの共重合性が良好である。R2 としてはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等を例示できる。
(b):ラジカル重合性シリコーンは信越化学工業社、東レダウコーニングシリコーン社、チッソ社等から市販されており、それらのものを使用してもよい。
アクリル・シリコーン系共重合体における、(a):(メタ)アクリル酸エステルと(b):ラジカル重合性シリコーンの共重合割合は、(a):(メタ)アクリル酸エステル50〜95重量%、(b):ラジカル重合性シリコーン5〜50重量%、であるのが好ましい。(b):ラジカル重合性シリコーンの割合を5重量%以上とした場合が、剥離性を改良するうえで好ましい。一方、50重量%を超えると(a):(メタ)アクリル酸エステルとの共重合が進みにくくなり、未反応ラジカル重合性シリコーンモノマーが発生するため、逆に浮きが発生しやすくなる。かかる点から前記共重合割合は、(a):(メタ)アクリル酸エステル60〜90重量%、(b):ラジカル重合性シリコーン重量10〜40%であるのがより好ましい。
なお、アクリル・シリコーン系共重合体には、前記(a):(メタ)アクリル酸エステル、(b):ラジカル重合性シリコーンの他に、これら共重合可能な単量体を必要に応じて共重合させることができる。共重合可能な単量体としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニルなどがあげられる。これら共重合可能な単量体の割合は、アクリル・シリコーン系共重合体におけるモノマー単位の50重量%以下、さらには30重量%以下である。
アクリル・シリコーン系共重合体の重合法は乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法など公知の重合法を採用することができる。また、分子量の調節を目的として連鎖移動剤等を使用してもよい。アクリル・シリコーン系共重合体の分子量は剥離性、接着性(浮き性)とのバランスから、テトラヒドロフラン溶媒中でのGPC法によるポリスチレン換算の重量平均分子量が500〜10万に範囲にすることが好ましい。より好ましくは1000〜2万である。重量平均分子量が500未満の場合には被着体−粘着層界面に介在するアクリル・シリコーン系共重合体の強度が弱く、浮きが発生しやすくなる。一方、重量平均分子量が10万以上の場合には被着体−粘着層界面に介在するアクリル・シリコーン系共重合体の強度が強く、剥離性改良効果が十分でなかったり、粘着層表面へのブリード効果が低減し、浮き抑制効果を発揮しにくくなる。
スチレン系熱可塑性エラストマーに対するアクリル・シリコーン系共重合体の含有量は、表面粗度の粗い塗装板に対する接着性と経時保存後の剥離性の点から、スチレン系熱可塑性エラストマー100重量部に対して、0.05〜10重量部であるのが好ましい。さらに、好ましくは0.1〜5重量部である。アクリル・シリコーン系共重合体の含有量を0.05重量部未満では、十分な効果を発現しない場合がある。一方、10重量部を超え場合には、アクリル・シリコーン系共重合体が粘着層表面に多く存在することにより接着性が低下する傾向がある。
粘着層の形成に際しては、粘着特性の制御等を目的に、必要に応じて、例えば軟化剤、オレフィン系樹脂、シリコーン系ポリマー、液状アクリル系共重合体、粘着付与剤、老化防止剤、ヒンダードアミン系光安定剤、紫外線吸収剤、ポリエチレンイミン、脂肪酸アミド、リン酸エステル、その他に、例えば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、シリカや酸化亜鉛、酸化チタンの等の充填剤や顔料などの添加剤を適宜に添加することができる。なお、粘着層表面には、例えばコロナ放電処理、紫外線照射処理、火炎処理、プラズマ処理やスパッタエッチング処理などの、粘着性の制御や貼付作業性等を目的とした表面処理を必要に応じて施すこともできる。
粘着付与剤の配合は接着力の向上、特に粗面被着体への接着性向上に有効である。その配合量は凝集力の低下による糊残り問題の発生を回避するため、表面保護シートが適用される被着体に応じて適宜に決定される。通常、スチレン系熱可塑性エラストマー100重量部に対し5〜200重量部程度、さらには10〜100重量部、特に20〜80重量部が好ましい。配合量を5重量部以上とすることで粗面への接着性が向上し、浮き抑制効果がよい。配合量を200重量部以上では高温時での糊残りが顕著となり好ましくない。
粘着付与剤としては、例えば、脂肪族系共重合体、芳香族系共重合体、脂肪族・芳香族系共重合体系や脂環式系共重合体等の石油系樹脂、クマロン−インデン系樹脂、テルぺン系樹脂、テルぺンフェノール系樹脂、重合ロジン等のロジン系樹脂、(アルキル)フェノール系樹脂、キシレン系樹脂またはこれらの水添物などの、一般的に粘着剤に使用されるものを特に制限なく使用できる。これら粘着付与剤は1種を単独でまたは2種以上を用いることができる。剥離性や耐候性などの点から水添系の粘着付与剤が好ましい。なお、粘着付与剤は、オレフィン樹脂とのブレンド物として市販されているものを使用することもできる。
軟化剤の配合は、接着力の向上、特に粗面被着体への接着性向上に有効である。軟化剤としては、例えば、低分子量のジエン系ポリマー、ポリイソブチレン、水添ポリイソプレン、水添ポリブタジエンやそれらの誘導体があげられる。前記誘導体としては、たとえば、片末端または両末端にOH基やCOOH基を有するものを例示でき、具体的には水添ポリブタジエンジオール、水添ポリブタジエンモノオール、水添ポリイソプレンジオール、水添ポリイソプレンモノオールなどがあげられる。特に、被着体に対する接着性の向上を抑制する目的からは、水添ポリブタジエンや水添ポリイソプレン等のジエン系ポリマーの水添物やオレフィン系軟化剤等が好ましい。具体的には出光石油化学社製の商品名「ポリブテン」、クラレ社製の商品名「クラプレン」等が入手可能である。これら軟化剤は1種を単独でまたは2種以上を用いることができる。
なお、軟化剤の分子量は特に制限されず適宣に設定できるが、分子量が小さくなると粘着層からの被着体への物質移行や重剥離化等の原因となるおそれがあり、一方、分子量が大きくなると接着力の向上効果に乏しくなる傾向があることから、軟化剤の数平均分子量は1000〜10万程度、特に3000〜5万のものが好ましい。
軟化剤の配合量は特に制限されないが、スチレン系熱可塑性エラストマー100重量部に対して5〜150重量部程度、さらには10〜100重量部、特に20〜80重量部が好ましい。配合量を5重量部以上とすることで粗面への接着性が向上し、浮き抑制効果がよい。配合量を150重量部以上では高温時での糊残りが顕著となり好ましくない。
粘着層の厚さは、特に制限されず、要求される接着力などに応じて適宜に決定すればよい。粘着層の厚さは、通常1〜50μm程度であり、好ましくは2〜40μm、さらに好ましくは5〜20μmである。粘着層は必要に応じて、実用に供されるまでの間、セパレータなどを仮着して保護することもできる。
表面保護シートの形成は、例えば、粘着剤組成物の溶剤による溶液や熱溶融液を支持基材に塗布する方法や、それに準じセパレータ上に塗布形成した粘着層を支持基材に移着する方法、粘着層形成材を支持基材上に押出成形塗布する方法、支持基材と粘着層を二層もしくは多層にて共押出しする方法、支持基材上に粘着層を単層ラミネートする方法又はラミネート層と共に粘着層を二層ラミネートする方法、粘着層とフィルムやラミネート層等の支持基材形成材とを二層又は多層ラミネートする方法などの、公知の接着シートの形成方法に準じて行うことができる。またこれらの方法を組み合わせて行なうことができる。粘着層を二層以上とする場合には、少なくとも最表面の粘着層が、スチレン系熱可塑性エラストマーおよびアクリル・シリコーン系共重合体を含有するものとする。また表面保護シートの形成にあたっては、糊残り防止の観点から、下塗り等を施しても構わない。
離型層に用いる背面処理剤としては溶剤型や無溶剤型からなるシリコーン系ポリマーや長鎖アルキル系ポリマーからなるものが一般的である。具体的にはピーロイル(一方社油脂社製)、信越シリコーン(信越化学工業社製)等が入手可能である。離型層の形成方法としては、例えばグラビアロール等のロールコーターによる塗布方式やスプレー等による噴霧方式など公知の塗工方式にて行えばよい。
以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<アクリル・シリコーン系共重合体の重合>
酢酸ブチル100重量部、3−メトキシブチルアクリレート70重量部、メタクリロイルオキシ基含有シリコーンマクロモノマー(チッソ社製,サイラプレーンFM−0711)30重量部、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエイト2重量部を含有する溶液を調整した。当該溶液を、130℃に昇温した酢酸ブチル中に滴下した。滴下終了し、1時間経過後にt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエイト1重量部を加え、さらに、130℃に調節しつつ2時間反応させた。反応終了後、アクリル・シリコーン系共重合体を得た。合成したアクリル・シリコーン系共重合体のポリスチレン換算の重量平均分子量は5600であった。なお、前記メタクリロイルオキシ基含有シリコーンマクロモノマーは、一般式(1)のR:メチル基、R1 :メタクリロイルオキシ基、R2 :プロピレン基、n:2、の化合物である。
実施例1
(支持基材)
ポリプロピレン(住友化学社製,ノーブレンAS171)100重量部をTダイ法にてダイス温度250℃にて成膜し、厚さ40μmの支持基材を作成した。
(粘着剤)
スチレン・エチレンブチレン・スチレンポリマー(旭化成社製,タフテックH1221)100重量部に対して、水添ポリブテン(出光石油化学社製,ポリブテン2000H)30重量部、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル社製,クリアロンP−125)50重量部および前記アクリル・シリコーン系共重合体0.5重量部を配合したトルエン溶液(粘着剤溶液)を調製した。
(表面保護シート)
前記支持基材に、乾燥後の粘着層の厚さが15μmになるように上記粘着剤溶液を塗布し、乾燥して表面保護シートを得た。
実施例2
(支持基材)
ポリエチレン(出光石油化学社製,モアテック0168)100重量部に対してポリプロピレン(出光石油化学社製,T−310E)50重量部、酸化チタン(石原産業社製,CR−63)15重量部、耐光安定剤(チバスペシャリティケミカルズ社製,キマソーブ944)0.4重量部を配合した混合物をインフレーション法にてダイス温度200℃にて成膜し、厚さ50μmの支持基材を作成した。その後、下塗り剤付設面にコロナ処理を施した。下塗り剤はエポキシ基含有スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(重量平均分子量=30000,エポキシ当量(g/equiv.)=1200)のトルエン溶液を用いた。下塗り剤は、支持基材のコロナ処理面に乾燥後の厚さが0.5μmになるように塗布し、乾燥した。
(粘着剤)
スチレン・エチレンプロピレン・スチレンポリマー(クラレ社製,セプトン2063)100重量部に対して、水添ポリイソプレン(クラレ社製,クラプレンLIR−200)40重量部、水添石油樹脂(荒川化学社製、アルコンP−100)50重量部、および前記アクリル・シリコーン系共重合体0.2重量部配合したトルエン溶液を配合したトルエン溶液(粘着剤溶液)を調製した。
(表面保護シート)
前記支持基材の下塗り層に、乾燥後の粘着層の厚さが20μmになるように上記粘着剤溶液を塗布し、乾燥して表面保護シートを得た。
実施例3
(支持基材層形成材)
ポリプロピレン(住友化学社製,ノーブレンAS171)を用いた。
(粘着層形成材)
スチレン・エチレンブチレン・スチレンポリマー(旭化成社製,タフテックH1221)100重量部に対して、水添ポリブテン(出光石油化学社製,ポリブテン2000H)30重量部、水添石油樹脂(荒川化学社製,アルコンP−100)50重量部および前記アクリル・シリコーン系共重合体1重量部を配合した粘着樹脂混合物を調製した。
(表面保護シート)
上記支持基材層形成材と粘着層形成材を、Tダイ法にて上記基材層厚みが45μm、上記粘着層厚みが25μmになるように共押出しにより成膜し、表面保護シートを得た。
実施例4
(支持基材)
ポリプロピレン(住友化学社製,ノーブレンAS171)層の厚みを40μmとスチレン・エチレンブチレン・スチレンポリマー(旭化成社製,タフテックH1053)層(下塗り層)の厚みを5μmとした共押出しフィルムを用いた。
(粘着層)
スチレン・エチレンブチレン・スチレンポリマー(JSR社製,ダイナロン8600P)100重量部に対して、水添スチレン・エチレンプロピレンポリマー(クラレ社製,KL−230)40重量部、水添石油樹脂(荒川化学社製,アルコンP−125)50重量部および前記アクリル・シリコーン系共重合体0.7重量部を配合した粘着樹脂混合物を調製した。
(表面保護シート)
前記支持基材のスチレン・エチレンブチレン・スチレンポリマー層に、ホットメルトコーターにて粘着層の厚さが30μmになるように上記粘着樹脂混合物を塗布し、表面保護シートを得た。
比較例1
実施例1(粘着剤)において、アクリル・シリコーン系共重合体を添加しなかったこと以外は実施例1と同様の方法により粘着剤溶液を調製し、また実施例1と同様の方法により表面保護シートを作成した。
比較例2
実施例2(粘着剤)において、アクリル・シリコーン系共重合体に代えたアクリル系共重合体(2−エチルヘキシルアクリレート:メタクリル酸メチル=60重量%:40重量%,重量平均分子量15000)を用いたこと以外は実施例2と同様の方法により粘着剤溶液を調製し、また実施例2と同様の方法により表面保護シートを作成した。
比較例3
実施例2(粘着剤)において、アクリル・シリコーン系共重合体に代えてシリコーン樹脂(信越化学工業社製,KP323)を用いたこと以外は実施例2と同様の方法により粘着剤溶液を調製し、また実施例2と同様の方法により表面保護シートを作成した。
比較例4
(粘着剤)
フラスコに100重量部のトルエンを入れ、このトルエン中に、2−エチルヘキシルアクリレートとメタクリル酸とを96:4の重量比で合計100重量部配合して、撹拌下に70℃に加熱した。その後、この溶液に、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.3重量部を添加し、70℃にて10時間重合を行ってアクリル系共重合物を製造した。このアクリル系重合物の重量平均分子量は50万であり、トルエン不溶分として測定したゲル分率は0%であった。得られたアクリル系重合体100重量部に対してトルエン100重量部、硬化剤としてエポキシ系硬化剤(三菱瓦斯化学社製,商品名:テトラッドX)を0.8重量部添加し、アクリル系粘着剤溶液を作製した。
(表面保護シート)
実施例1で用いた支持基材に、乾燥後の粘着層の厚さが15μmになるように上記アクリル系粘着剤溶液を塗布し、乾燥して表面保護シートを得た。
実施例および比較例で得られた表面保護シートについて以下の評価を行った。結果を表1に示す。
<接着性(浮き性)の測定方法>
表面保護シートを、グロス8のアクリル系塗装板及び平均表面粗さが0.8mmのポリプロピレン(PP)樹脂板に貼りつけた後、線圧2kg/cmにてラミネート処理を行ない、サンプルを作製した。そのサンプルを50℃にて1日間放置し、下記基準で浮きの有無を確認した。
○:問題なし。
×:浮きにより不具合発生。
<剥離力の測定方法>
表面保護シートを、グロス8のアクリル系塗装板及び平均表面粗さが0.8mmのポリプロピレン(PP)樹脂板に貼りつけた後、線圧2kg/cmにてラミネート処理を行なった。その後、50℃にて7日間放置し、引張速度30m/min、剥離角度180°、23℃/50%RHで剥離したときの剥離力(N/25mm)を測定した。剥離性の観点から、前記剥離力は、1.5〜12N/25mm、さらには2〜10N/25mmであるのが好ましい。1.5N/25mm未満では浮きが発生し易く軽剥離になり、12N/25mmを超えると重剥離になり剥離不可能である。
Figure 2005200606
表1中、*1:浮き発生により軽剥離、*2:重剥離により剥離不可能を示す。本発明の表面保護シートは、接着性がよく浮きに関する問題がなく、また経時保存後の剥離性にも優れていることがわかる。

Claims (4)

  1. 支持基材の片面又は両面に、スチレン系熱可塑性エラストマーをベースポリマーとして含有する粘着層が設けられた表面保護シートであって、
    前記粘着層は、(a):(メタ)アクリル酸エステルおよび(b):ラジカル重合性シリコーンをモノマー単位として含有するアクリル・シリコーン系共重合体を含有することを特徴とする表面保護シート。
  2. アクリル・シリコーン系共重合体が、モノマー単位として、
    (a):(メタ)アクリル酸エステルを50〜95重量%、および
    (b):ラジカル重合性シリコーンを5〜50重量%、を含有することを特徴とする請求項1記載の表面保護シート。
  3. 粘着層は、スチレン系熱可塑性エラストマー100重量部に対して、アクリル・シリコーン系共重合体0.05〜10重量部を含有することを特徴とする請求項1または2記載の表面保護シート。
  4. (b):ラジカル重合性シリコーンが、一般式(1):
    Figure 2005200606
    (式中、Rは同一又は異なる炭素数1〜8の非置換又は置換の1価炭化水素基を表し、R1 はラジカル重合性官能基を表し、R2 は炭素数1〜6の非置換又は置換の2価炭化水素基または単結合を表し、nは2以上200以下の整数を表す。)で示される化合物であることを特徴とする表面保護シート。


JP2004010496A 2004-01-19 2004-01-19 表面保護シート Expired - Fee Related JP4993651B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004010496A JP4993651B2 (ja) 2004-01-19 2004-01-19 表面保護シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004010496A JP4993651B2 (ja) 2004-01-19 2004-01-19 表面保護シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005200606A true JP2005200606A (ja) 2005-07-28
JP4993651B2 JP4993651B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=34823208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004010496A Expired - Fee Related JP4993651B2 (ja) 2004-01-19 2004-01-19 表面保護シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4993651B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136624A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Kurashiki Laser Kk 化粧鋼板の加工方法
WO2008133117A1 (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Nitto Denko Corporation アクリル系粘着剤組成物、アクリル系粘着シートおよび該粘着シートの自動車塗膜面への接着方法
WO2012105413A1 (ja) * 2011-02-02 2012-08-09 日東電工株式会社 ガラス用保護シート
WO2013105525A1 (ja) 2012-01-13 2013-07-18 株式会社タイカ 光学用透明粘着シートの製造方法、光学用透明粘着シート及びそれを用いた表示装置
WO2016030737A1 (ja) * 2014-08-26 2016-03-03 王子ホールディングス株式会社 粘着シート
CN109749674A (zh) * 2019-01-25 2019-05-14 苏州义铠轩电子科技有限公司 可重复利用的高强度热失粘胶带及其制备方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63291971A (ja) * 1987-05-23 1988-11-29 Nitto Electric Ind Co Ltd 感圧接着剤
JPH021785A (ja) * 1988-03-31 1990-01-08 Sanyo Chem Ind Ltd 感圧接着剤組成物
JPH0673352A (ja) * 1991-06-19 1994-03-15 Kansai Paint Co Ltd 自動車塗膜保護用シート
JP2000351952A (ja) * 1999-04-05 2000-12-19 Nitto Denko Corp 塗膜保護用シート

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63291971A (ja) * 1987-05-23 1988-11-29 Nitto Electric Ind Co Ltd 感圧接着剤
JPH021785A (ja) * 1988-03-31 1990-01-08 Sanyo Chem Ind Ltd 感圧接着剤組成物
JPH0673352A (ja) * 1991-06-19 1994-03-15 Kansai Paint Co Ltd 自動車塗膜保護用シート
JP2000351952A (ja) * 1999-04-05 2000-12-19 Nitto Denko Corp 塗膜保護用シート

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136624A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Kurashiki Laser Kk 化粧鋼板の加工方法
WO2008133117A1 (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Nitto Denko Corporation アクリル系粘着剤組成物、アクリル系粘着シートおよび該粘着シートの自動車塗膜面への接着方法
WO2012105413A1 (ja) * 2011-02-02 2012-08-09 日東電工株式会社 ガラス用保護シート
CN103339078A (zh) * 2011-02-02 2013-10-02 日东电工株式会社 玻璃用保护片
WO2013105525A1 (ja) 2012-01-13 2013-07-18 株式会社タイカ 光学用透明粘着シートの製造方法、光学用透明粘着シート及びそれを用いた表示装置
US9776387B2 (en) 2012-01-13 2017-10-03 Taica Corporation Method for producing transparent adhesive sheet for optical applications, transparent adhesive sheet for optical applications, and display device using same
WO2016030737A1 (ja) * 2014-08-26 2016-03-03 王子ホールディングス株式会社 粘着シート
JP2016047904A (ja) * 2014-08-26 2016-04-07 王子ホールディングス株式会社 粘着シート
CN109749674A (zh) * 2019-01-25 2019-05-14 苏州义铠轩电子科技有限公司 可重复利用的高强度热失粘胶带及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4993651B2 (ja) 2012-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4115787B2 (ja) 表面保護シート
JP2012528919A (ja) 引き伸ばし剥離可能な感圧接着剤
JP5558074B2 (ja) 塗膜保護シート
JP5868748B2 (ja) 表面保護シート
JP5155527B2 (ja) 表面保護フィルム
WO2012111358A1 (ja) 粘着シート
JP5586928B2 (ja) 表面保護シート
KR20110010068A (ko) 점착 테이프
JP4694061B2 (ja) 表面保護シートおよびその製造方法
JP2011201983A (ja) 表面保護シート用基材および表面保護シート
JP2012177095A (ja) 粘着剤および粘着テープ
JP2011116809A (ja) 表面保護シート
JP4115791B2 (ja) 表面保護シート
JP2007238746A (ja) 塗膜保護用シート
JP2011042777A (ja) 粘着テープ
JP2013194130A (ja) 塗膜保護シート
JP2011042779A (ja) 粘着テープ
WO2011155533A1 (ja) 粘着シート
JP4993651B2 (ja) 表面保護シート
JP4500027B2 (ja) 表面保護シート
JP2012177096A (ja) 表面保護用粘着テープ
JP2011042776A (ja) 粘着テープ
JP2011102400A (ja) 表面保護シートおよびその製造方法
JP5674391B2 (ja) 表面保護フィルム
JP2012172004A (ja) 粘着シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061106

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20091221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120502

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4993651

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees