JP2005198991A - 弾球遊技機 - Google Patents

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司 西潟
Toru Shoji
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Abstract

【課題】 特別遊技の実行が開始される条件を異ならしめ、条件毎の遊技状態を遊技者に報知することで、遊技者が遊技状態を容易に理解でき、遊技が単調となるのを防止し得る弾球遊技機を提供すること。
【解決手段】 特別遊技を行うかの判定を行う特別遊技入賞判定装置10と、特別遊技実行手段とを備える弾球遊技機において、遊技状態を遊技者に報知する遊技状態報知手段を有することを特徴としている。これにより、特別遊技の実行が開始される条件を異ならしめ、条件毎の遊技状態を遊技者に報知することで、遊技者が遊技状態を容易に理解でき、遊技が単調となるのを防止し、遊技者により多くの興趣を提供することができる。また、遊技球が特別遊技の入賞判定装置に入球すれば、他の遊技球を必要とすることなく、その入球した遊技球を用いて、特別遊技の利益が得られるか最終的に判定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、大当たりの入賞判定装置を遊技盤面に備える弾球遊技機に関する。
一般に、弾球遊技機の1つであるパチンコ遊技機は、遊技盤面に設けられている始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に大当たりの抽選等を行う。即ち、始動入賞口に遊技球が入賞すると、乱数を取得して抽選を行い、その乱数抽選結果に基づいて遊技盤面に設けられている図柄表示装置に図柄を変動表示した後停止表示する。そして、乱数抽選において、大当たりに当選した場合には、遊技盤面に設けられた大入賞口を入賞容易とする単位特別遊技としての大当たりのラウンドを複数回行うことから成る特別遊技を実行する。
即ち、通常は閉鎖している大入賞口を開放し、例えば、所定時間が経過し又は所定個数の遊技球が大入賞口に入賞したら閉鎖するという動作を、15回(ラウンド)という所定回数だけ繰り返す。このようなパチンコ遊技機(以下「第1種パチンコ遊技機」という)は、例えば、特許文献1に記載されている。
また、遊技盤面に役物領域を配設し、役物領域内に設けられた特定領域へ遊技球が入賞することにより大当たりの権利が発生するパチンコ遊技機(いわゆる権利モノ、以下「第3種パチンコ遊技機」という)もある。このようなパチンコ遊技機は、例えば特許文献2に記載されており、このパチンコ遊技機では、始動入賞口に遊技球が入賞するとそれを契機に抽選を行い、当該抽選で当たりに当選した場合のみ、役物領域への遊技球の入賞が可能となる。
特開平11−299998号公報 特開平2001−276346号公報
上述した従来の第1種パチンコ遊技機では、乱数抽選において大当たりに当選すると、図柄表示装置において図柄を変動表示させた後に大当たりの図柄を停止表示する。大当たりの図柄が停止表示されると、続いて特別遊技が実行される。一般に大当たりに当選する確立は200分の1〜350分の1程度に設定されているので、遊技者は平均して200回から350回ほど始動入賞口に遊技球を入賞させる必要が生じる。その結果、遊技が単調となり、遊技者が飽きてしまうという問題がある。また、長時間大当たりの図柄が表示されないと、遊技者がそのパチンコ遊技機に対して懐疑的な気持ちをもつこともある。
また、上述した従来の第3種パチンコ遊技機では、遊技球が入賞することにより大当たりの権利が発生し、その後、更に特定の入賞口へ遊技球を入球させないと大当たりの利益を得られない形態のため、大当たりの権利が発生した際に持ち球を使い果たした場合には、大当たりの権利発生により特定入賞口が開放している際に遊技球を発射できず、その結果特別遊技による利益を得られないこともある。このように、本来は遊技者に利益還元として与えられた大当たりの権利を遊技者が得られないことで、遊技者と遊技店との間でトラブルが発生することもあった。
本発明は、以上のような課題に鑑みなされたものであり、その第1の目的は、特別遊技の実行が開始される条件を異ならしめ、条件毎に特別遊技が実行される確率を変化させ、更に、条件毎の遊技状態を遊技者に報知することで、遊技者が遊技状態を容易に理解でき、遊技が単調となるのを防止し得る弾球遊技機を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、遊技球が特別遊技の入賞判定装置に入球すれば、他の遊技球を必要とすることなく、その入球した遊技球を用いて、特別遊技の利益が得られるか最終的に判定し得る弾球遊技機を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明では、特別遊技の入賞判定装置に少なくとも第1及び第2の振り分け装置と遊技状態報知手段を設け、この第1及び/又は第2の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態を遊技者に報知するようにしている。
しかして、本発明に係る弾球遊技機では、それぞれ遊技盤面に設けられた入賞部と、少なくとも第1及び第2の振り分け装置と、所定の確率で前記遊技球が前記第2の振り分け装置に誘導される第1の経路と、該第1の経路より低い確率で前記遊技球が前記第2の振り分け装置に誘導される第2の経路を含み、前記第1の振り分け装置は前記遊技球を前記第1の経路と第2の経路のいずれかに振り分け、前記第2の振り分け装置は、当たり領域と非当たり領域とを含み、該第2の振り分け装置に誘導された前記遊技球を前記当たり領域と非当たり領域のいずれかに振り分け、該第1及び第2の振り分け装置の振り分け結果に基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置と、該特別遊技入賞判定装置により特別遊技を行うと判定された場合に、前記遊技盤面に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技を繰り返し実行可能な特別遊技実行手段とを備える弾球遊技機において、前記少なくとも第1及び/又は第2の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態を遊技者に報知する遊技状態報知手段を有することを特徴としている。
これにより、特別遊技の実行が開始される条件を異ならしめ、条件毎の遊技状態を遊技者に報知することで、遊技者が遊技状態を容易に理解でき、遊技が単調となるのを防止し、遊技者により多くの興趣を提供することができる。また、遊技球が特別遊技の入賞判定装置に入球すれば、他の遊技球を必要とすることなく、その入球した遊技球を用いて、特別遊技の利益が得られるか最終的に判定することができる。
また、本発明に係る弾球遊技機では、更に、前記第2の経路中に設けられた第3の振り分け装置を含み、該第3の振り分け装置は、特定領域と非特定領域とを含み、前記遊技球を前記特定領域と非特定領域のいずれかに振り分けることで、前記遊技球が前記第1の経路より低い確率で前記第2の振り分け装置に誘導される弾球遊技機において、前記遊技状態報知手段は、更に、前記第3の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態を遊技者に報知することを特徴としている。
これにより、遊技球が第2の経路に進んだ場合、第3の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態を遊技者に報知することで、遊技者に更に多くの興趣を提供することができる。
また、本発明に係る弾球遊技機では、前記遊技状態報知手段は、遊技盤面に設けられた画像表示部を含み、該画像表示部に前記遊技状態を表示することを特徴としている。これにより、画像表示部に遊技状態を表示することで、遊技者はより容易かつ確実に遊技状態を理解することができる。
また、本発明に係る弾球遊技機では、前記遊技状態報知手段は、音声出力部を含み、該音声出力部から前記遊技状態を知らせる音声を出力することを特徴としている。これにより、遊技状態を知らせる音声を出力することで、遊技者に遊技状態を確実に報知できる。また、音声出力により遊技者の周囲にも報知することで、遊技者の不正防止効果もある。
また、本発明に係る弾球遊技機では、前記遊技状態報知手段は、更に、前記第1の経路と第2の経路のいずれか一方又は双方に設けられ前記遊技球の通過を検出する入球検出装置を含み、該入球検出装置が前記遊技球の通過を検出した場合に、前記第1の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態として、当該経路を遊技球が通過したことを遊技者に報知することを特徴としている。これにより、遊技者は遊技球の進行状況を容易に理解することができる。
また、前記遊技状態報知手段は、前記第1の振り分け装置により前記遊技球が前記第1の経路に振り分けられ、又は、前記第3の振り分け装置により前記遊技球が前記特定領域に振り分けられた場合に、前記第1及び第3の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態として、特別遊技入賞のチャンスがあることを遊技者に報知することを特徴としている。これにより、遊技者の特別遊技入賞への期待を増加させ、遊技者により多くの興趣を提供することができる。
また、本発明に係る弾球遊技機では、前記遊技状態報知手段は、前記第2の振り分け装置により前記遊技球が前記当たり領域に振り分けられた場合に、前記第2の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態として、特別遊技に入賞したことを遊技者に報知することを特徴としている。これにより、遊技者の特別遊技入賞の歓喜を増加させ、遊技者により多くの興趣を提供することができる。
本発明によれば、特別遊技の実行が開始される条件を異ならしめ、条件毎に特別遊技が実行される確率を変化させ、更に、条件毎の遊技状態を遊技者に報知することで、遊技者が遊技状態を容易に理解でき、遊技が単調となるのを防止し、遊技者により多くの興趣を提供することができる。
また、遊技球が特別遊技の入賞判定装置に入球すれば、他の遊技球を必要とすることなく、その入球した遊技球を用いて、特別遊技の利益が得られるか最終的に判定することができる。
更に、遊技状態を音声出力により遊技者に報知すれば、遊技者の周囲にも報知できるので、遊技者の不正防止効果も期待することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。はじめに、本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機1の構成と遊技球の進行過程について図1乃至図5に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機1の遊技領域2の外観を示す正面図である。遊技領域2は、弾球ハンドル等が設けられた図示しない枠体にはめ込まれている。この弾球遊技機1の遊技領域2の略中央には、特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置10が配設されている。この特別遊技入賞判定装置10の略中央には図柄を変動表示及び停止表示等する図柄表示装置20が配設されている。この図柄表示装置20は、主に液晶ディスプレイが使用されるが、画面上に画像を表示可能であれば、例えば、CRT、ドットマトリックス表示装置等他の表示装置でも良い。
特別遊技入賞判定装置10の下方には、遊技球が入賞可能な特定入賞口3が配設されている。特定入賞口3は、遊技球の通過を契機として特別遊技入賞判定装置10の第2入賞部12を所定の時間開放する機能を有する。この特定入賞口3の上部の開口部には、開口幅を拡大する拡大装置4が配設されている。この拡大装置4は、通常は遊技球が特定入賞口3に入賞するのを困難なものとしているが、拡大時は広い範囲で遊技球を拾うことにより、特定入賞口3への遊技球の入賞を容易なものとする機能を有している。
特定入賞口3の左右両端には、入賞口6が配設され、特定入賞口3と入賞口6の間には、遊技球が通過可能な作動ゲート5が配設されている。入賞口6に遊技球が入賞した場合、遊技者に対し所定数の遊技球の払い出しが行われる。作動ゲート5は、遊技球の通過を契機として普通図柄表示部21における普通図柄の変動表示の開始に係る機能を有している。普通図柄は、普通図柄表示部21に設けられたランプの表示によって行われる。ランプの点灯が所定の状態に点灯されると、特定入賞口3の拡大装置4が所定時間作動して、特定入賞口3の上部の開口幅を拡大する。
特定入賞口3の下方には、アタッカーユニット7が配設されている。このアタッカーユニット7の正面略中央には、特別遊技である大当たりの際に開放する大入賞口8が設けられている。ここで、特別遊技としての大当たりとは、特別遊技入賞判定装置10内に設けられた当たり領域に遊技球が入賞した場合に、その都度遊技者に特別の利益が提供されるような単位特別遊技を複数回行うことから成る遊技をいう。例えば、通常は閉鎖している大入賞口8が30秒という所定時間の経過または10球という所定個数の遊技球の入賞の何れかが起こるまで開放され、この開放の間に大入賞口8の内部に設けられているVゾーンへの入賞があると大入賞口8は一旦閉鎖した後に再度開放されるという単位特別遊技としての大当たりの1ラウンドが、15回(ラウンド)という所定回数だけ繰り返されるような遊技をいう。
遊技領域2の下端には、特別遊技入賞判定装置10、特定入賞口3、入賞口6、大入賞口8の何れにも入賞しなかった遊技球が排出されるアウト口9が配設されている。さらに、遊技領域2には、遊技球の落下方向に変化を付けるための図示しない風車及び釘が配設されている。そして、遊技領域2の前面は、図示しないガラス板で覆われている。さらに、遊技領域2の下方には、遊技球を遊技領域2の下端から上端へ打ち出すための図示しない弾球ハンドルや、特別遊技入賞判定装置10、大入賞口8、入賞口6に遊技球が入賞したときに複数個の遊技球が払い出される図示しない賞球払出口及びそれらの遊技球を受ける球受け皿が配設されている。
図2は、特別遊技入賞判定装置10の概要を示す正面図である。前述したように、特別遊技入賞判定装置10の略中央には図柄を変動表示及び停止表示等する図柄表示装置20が配設されている。特別遊技入賞判定装置10の上端付近には、遊技球の特別遊技入賞判定装置10への入球を可能とする第1入賞部11と第2入賞部12が配設されている。第1入賞部11は、常時遊技球の入賞が可能であるのに対して、第2入賞部12は左右の可動片12aにより通常は遊技球の入賞ができない構成となっている。前述したように、遊技球の特定入賞口3への入賞を契機として左右の可動片12aが所定時間だけ開放駆動され、遊技球が第2入賞部12へ容易に入賞される状態が形成される。
図柄表示装置20の上方には、本発明の特徴部分を構成する第1振り分け装置30が配設されている。第1振り分け装置30は、第1振り分け装置駆動源31(図8参照)により時計方向又は半時計方向に回動可能である。
第1振り分け装置30の上方には、第1入賞部11、第2入賞部12より入賞した遊技球を検出する第1遊技球検出装置13が配設されている。
図柄表示装置20の下方には、同様に本発明の特徴部分を構成する第2振り分け装置40が配設されている。第2振り分け装置40は、クルーンと呼ばれる3個の穴が設けられた皿状の役物で、一つの穴が当たり領域41、他の二つの穴が非当たり領域42となっている。
図柄表示装置20の右方向には、第3振り分け装置50が配設されている。第3振り分け装置50は、遊技球を収容可能に構成された複数の球受部を備えた略円板回転体で、第3振り分け装置駆動源53により時計方向又は半時計方向に回動可能である。尚、第3振り分け装置50の構成については後述する。
図柄表示装置20の左方向には、図柄表示装置20を迂回するように、第1振り分け装置30から第2振り分け装置40まで延びる、第1の経路14が配設されている。第1の経路14は、第1振り分け装置30と第2振り分け装置40を直接結ぶ、遊技球を誘導する経路である。第1の経路14には、遊技球の通過を検出する第2遊技球検出装置16が配設されている。
また、図柄表示装置20の右方向には、第3の振り分け装置50を介して第1振り分け装置30と第2振り分け装置40を結ぶ第2の経路15が配設されている。第2の経路15は、第1振り分け装置30から第3振り分け装置50まで延びる第1部分15aと、第3振り分け装置50から第2振り分け装置40まで延びる第2部分15bから構成される。第1部分15aには、遊技球の通過を検出する第3遊技球検出装置17aが配設され、第2部分15bには第4遊技球検出装置17bがそれぞれ配設されている。
図3は、特別遊技入賞判定装置10の第1振り分け装置30付近を示す正面図である。図3(a)は遊技球が球受部30aに収容された状態を示し、図3(b)は遊技球を収容後第1振り分け装置30が時計方向、反時計方向に所定の角度回転駆動された状態を示し、図3(c)は遊技球が連続して入賞した状態を示す。
第1振り分け装置30は、遊技球を収容可能に構成された一の球受部30aを備えた略円板回転体で、前述したように第1振り分け装置駆動源31により時計方向又は半時計方向に回転駆動される。
第1振り分け装置30の上方から左方向にかけて第1の予備経路18が配設され、第1振り分け装置30の上方から右方向にかけて第2の予備経路19が配設されている。第1の予備経路18は、第1遊技球検出装置13と第1振り分け装置30に挟まれた部分から略水平左方向に延びた後屈曲し、鉛直下方向に延びて、第1の経路14に連通されている。第2の予備経路19は、同じく第1遊技球検出装置13と第1振り分け装置30に挟まれた部分から略水平右方向に延びた後屈曲し、鉛直下方向に延びて、第2の経路15の第1部分15aに連通されている。第1の予備経路18、第2の予備経路19の略水平方向に延びる部分は、遊技球を確実に誘導できるように所定の傾きが設けられている。
次に、第1振り分け装置30の回転動作について図3(a)、(b)、(c)を参照して説明する。
図3(a)に示すように、第1振り分け装置30は、通常は球受部30aを上に向けた状態で停止している。そこで、第1入賞部11、第2入賞部12より入賞した遊技球は、第1遊技球検出装置13を通過後第1振り分け装置30の球受部30aに収容される。そして、後述するように、第1遊技球検出装置13の通過を契機として当選乱数が取得され、取得された当選乱数に基づいて、第1振り分け装置30は時計方向又は反時計方向に所定の角度回転駆動される(図3(b)参照)。
図3(b)に実線で示される遊技球Aは、第1振り分け装置30が時計方向に所定の角度回転駆動され、第2の経路15に誘導される。図3(b)に破線で示される遊技球Aは、第1振り分け装置30が反時計方向に所定の角度回転駆動され、第1の経路14に誘導される。
遊技球が連続して入賞した場合について、図3(c)を参照して説明する。遊技球Aと遊技球Bが連続して入賞すると、遊技球Aは球受部30aに収容された後、前述したように第1の経路14又は第2の経路15の何れかに振り分けられる。一方、遊技球Bは遊技球Aに衝突後、第1振り分け装置30に収容されることなく、第1の予備経路18又は第2の予備経路19のいずれかに誘導される。第1の予備経路18に誘導された遊技球Bは、第1の経路14に案内され、その後は第1振り分け装置30により第1の経路14に誘導された遊技球と同じ運命をたどる。同様に、第2の予備経路19に誘導された遊技球Bは、第2の経路に案内され、その後は第1振り分け装置30により第2の経路に誘導された遊技球と同じ運命をたどる。
次に、第3振り分け装置50の構成と回転動作について図4及び図5を参照して説明する。図4は、第3振り分け装置50を上方向より見た第1の平面図である。第3振り分け装置50は、図4(a)に示すように、それぞれ遊技球を収容可能に構成された4つの球受部(50a、50b)を備えた略円板回転体である。4つの球受部は、一つの特定球受部50aと三つの非特定球受部50bから構成される。特定球受部50aは遊技球がスムースに通過できる貫通孔であるのに対し、3つの非特定球受部50bは非貫通穴である。第3振り分け装置50は、第3振り分け装置駆動源53(図2、図8参照)に結合され、時計方向又は反時計方向に回転駆動される。
図4(a)に示す第3振り分け装置50の下方には、導入口51が配設されている。導入口51は、第1の経路15の第1部分15aに連通され、第1の経路15により誘導された遊技球は、第3振り分け装置50の球受部に収容される際に導入口51を通過する。図4(a)に示す第3振り分け装置50の左方向には、非特定球受部50bに収容された遊技球を、非特定領域に誘導する非特定領域口52(図2参照)が配設されている。
次に、第3振り分け装置50の回転動作と遊技球の振り分け方法について説明する。図4(a)に示す遊技球Dは、導入口51を通過し、非特定球受部50bに収容される。導入口51付近には、遊技球が第3振り分け装置50の球受部に確実に収納されるように所定の傾斜が設けられている。また、既に他の非特定球受部50bに収容された遊技球Cは、第3振り分け装置50が所定の角度回転駆動された後、非特定領域口52へ誘導される。非特定領域口52に誘導された遊技球は、遊技領域2の裏面方向に排出され、特定遊技入賞判定装置10による判定は終了する。
これに対し、図4(b)に示す遊技球Eは、導入口51を通過し、特定球受部50aに収容される。特定球受部50aは前述したように貫通孔であるので、遊技球Eは、第3振り分け装置50の鉛直下方向に設けられた図2に示す特定領域口54を経由し、第1の経路15の第2部分15bに誘導される。すなわち、第3振り分け装置50の特定球受部50aに収容された遊技球は、第1の経路15の第2部分15bを経由して、第2振り分け装置40に誘導される。
また、第3振り分け装置50は時計方向又は反時計方向に回転駆動が可能で、通常は、特定球受部50aが導入口51と重なる状態(図4b参照)にはならないような往復回転動作を行っている。
図5は、第3振り分け装置50を上方向より見た第2の平面図であって、通常時における第3振り分け装置50の回転動作を示している。通常、第3振り分け装置50は図5(a)、図5(b)、図5(c)に示す所定の往復回転動作を行っている。例えば、第3振り分け装置50が、図5(a)に示す所定の角度まで反時計方向に回転駆動されると、第3振り分け装置50は、図5(c)に示す所定の角度まで時計方向に回転駆動される。図5(c)に示す所定の角度まで回転駆動されると、今度は図5(a)に示す所定の角度まで反時計方向に回転駆動される。
通常、第3振り分け装置50はこのような往復回転動作を繰り返し、遊技球が特定球受部50aに収容されることを困難としている。これにより、ほとんどの遊技球は非特定球受部50bに収容された後、非特定領域口52に誘導される。そこで、第1の実施形態に係る弾球遊技機1では、通常の回転動作とは別に、第3遊技球検出装置17aの遊技球の検出を契機に抽選を行い、当該抽選に当選した場合、第3振り分け装置50の回転動作を変化させることとしている。例えば、第3振り分け装置50を所定の回数だけ全回転させ、遊技球が特定球受部50aに収容される確率を高くさせている。このように、第3振り分け装置50の回転動作を変化させることにより、遊技球が第2振り分け装置40に誘導される確率を変化させることが可能となる。
以上のような構成の弾球遊技機1の遊技の概要を図1乃至図7を参照して説明する。遊技者が弾球ハンドルを操作すると、遊技球が発射されガイドレール22に案内されて遊技領域2の上方に放出される。遊技球は、風車や釘等に接触して落下方向が変化しながら、一部は第1入賞部11あるいは入賞口6に入り、第1入賞部11あるいは入賞口6に入らなかった遊技球は、アウト口9に入る。遊技球が入賞口6に入賞すると、賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出される。
また、遊技球が作動ゲート5を通過すると、作動ゲート通過検出装置5a(図8参照)からの通過信号を契機として普通図柄表示部21における普通図柄の変動表示が開始される。そして、普通図柄表示部21のランプの点灯が所定の状態に点灯すると、特定入賞口3の拡大装置4が所定時間作動する。これにより、特定入賞口3が開放され、特定入賞口3への入賞が容易となる。
特定入賞口3に遊技球が入賞すると、入賞検出装置3a(図8参照)からの通過信号を契機に第2入賞部12の可動片12aが例えば0.5秒間作動する。これにより、第2入賞部12が開放され、第2入賞部12への入賞が容易となる。
第1入賞部11、第2入賞部12に入賞した遊技球は、第1遊技球検出装置13を通過後、第1振り分け装置30の球受部30aに収容される。遊技球が第1遊技球検出装置13を通過すると、第1遊技球検出装置13からの検出信号を契機に当選乱数が取得され、取得された当選乱数に基づいて、第1の経路14、又は第2の経路15の判定がされる。また、同じく第1遊技球検出装置13からの検出信号を契機に賞球払出口から、例えば4球の賞球が遊技者に払い出される。
このような当選乱数による判定結果に基づいて、図柄表示装置20に図柄を変動表示させた後に所定の図柄を停止表示させる図柄変動演出、例えば第1の経路14変動、第2の経路15変動を示す図柄変動演出が行われる。
このとき停止表示される図柄が第1の経路14に対応する図柄である場合(例えば、「0」「0」、「3」「3」、「7」「7」等、いわゆるゾロ目の図柄とし、これら以外は第2の経路15に対応する図柄とする等)、第1振り分け装置30は反時計方向に回転駆動され、第1振り分け装置30が所定の角度回転駆動されると、球受部30aに収容された遊技球は第1の経路14に誘導される。
一方、停止表示される図柄が第2の経路15図柄である場合、第1振り分け装置30は反時計方向に回転駆動され、第1振り分け装置30が所定の角度回転駆動されると、球受部30aに収容された遊技球は第2の経路15の第1部分15aに誘導される。
なお、遊技球が、第1入賞部11、第2入賞部12に連続して入賞した場合、後に入賞した遊技球は第1振り分け装置30に収容されることなく、第1の予備経路18又は第2の予備経路19の何れかに誘導される。第1の予備経路18に誘導された遊技球は第1の経路14に案内され、第2の予備経路19に誘導された遊技球は第2の経路15の第1部分15aに案内される。
第1の経路14に案内された遊技球は、第2遊技球検出装置16を通過し、第1の経路14により第2振り分け装置40に誘導される。第2遊技球検出装置16の遊技球通過を契機として、後述する遊技状態報知手段130(図8参照)により、遊技球が第1の経路14に振り分けられたことが遊技者に報知される。具体的な報知手段の例について、図6、図7を参照して説明する。
図6は、図柄表示装置20に表示される図柄の例を示す第1の説明図であって、第1の経路と第2の経路を示す図柄の各例を示している。図7は、図柄表示装置20に表示される図柄の例を示す第2の説明図であって、チャンス表示、外れ表示、大当たり表示の各例を示している。
本実施形態では第1の経路14は「鶴ゾーン」と称され、第2の経路15は「亀ゾーン」と称される。第1の経路14(鶴ゾーン)は、第2の経路15(亀ゾーン)に比べ、遊技球を早く確実に第2振り分け装置40に到達させることができる。鶴ゾーン(第1の経路14)は遊技者にとって有利な経路であるので、遊技球が鶴ゾーン(第1の経路14)に入球した場合、遊技球が鶴ゾーン(第1の経路14)に入球し、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを遊技者に報知する。例えば、図柄表示装置20に、鶴ゾーン(第1の経路14)を想起させるような、鶴が飛翔する図柄(図6(a)参照)を表示させ、鶴ゾーン(第1の経路14)への遊技球の入球を報知した後に、チャンス到来を示すチャンス表示図柄(図7(a)参照)を図柄表示装置20に表示させる。更に、音声出力部20a(図8参照)より、遊技球が鶴ゾーン(第1の経路14)に入球し、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを音声でも報知する。
これにより、遊技者は、遊技球が鶴ゾーン(第1の経路14)に入球し、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを容易に理解でき、特別遊技が実行されることを強く期待できることとなる。また、音声出力により遊技者に報知すれば、遊技者の周囲にも遊技球が鶴ゾーン(第1の経路14)に入球し、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを報知することができる。遊技者の周囲に報知することで、遊技者の、例えば、弾球遊技機1をたたいたり等の不正行為を防止する効果も期待することが可能となる。
これに対し、第2の経路15の第1部分15aに案内された遊技球は、第3遊技球検出装置17aを通過し、第1部分15aにより第3振り分け装置50に誘導される。遊技球の第3遊技球検出装置17aの通過を契機として、遊技状態報知手段130により、遊技球が第2の経路15に振り分けられたことが遊技者に報知される。具体的な報知手段の例について、以下説明する。
前述したように、本実施形態では、第2の経路15は「亀ゾーン」と称される。第2の経路15(亀ゾーン)は、その途中に第3振り分け装置50が配設され、第2の経路15に誘導された遊技球は第2振り分け装置40に到達することが困難である構成となっている。亀ゾーン(第2の経路15)は、鶴ゾーンに比べ遊技者にとって不利な経路であるが、遊技球の第3遊技球検出装置17の通過を契機として、遊技球が亀ゾーン(第2の経路15)に入球したことを遊技者に報知する。例えば、図柄表示装置20に亀ゾーン(第2の経路15)を想起させるような、亀が遊泳する図柄(図6(b)参照)を表示させ、更に、音声出力部20aより、遊技球が亀ゾーン(第2の経路15)に入球したことを音声でも報知する。
これにより、遊技者は、遊技球が亀ゾーン(第2の経路15)に入球し、遊技球が第3振り分け装置50に誘導されたことを容易に理解することができる。そして、鶴ゾーン(第1の経路14)に比較すれば低い確率ながら、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを理解でき、第3振り分け装置50に誘導された遊技球に注目することとなる。また、音声出力により遊技者に報知することで、前述した、遊技者の不正行為を防止する効果も同様に期待することができる。
第3振り分け装置50に誘導された遊技球は、第3振り分け装置50に設けられた1個の特定球受部50a又は3個の非特定球受部50bのいずれかに収容される。通常、第3振り分け装置50は、遊技球が特定球受部50aに収容されるのが困難なように所定の往復回転動作を繰り返し行っている。しかし、第3遊技球検出装置17aの遊技球通過を契機として抽選が行なわれ、当該抽選に当選した場合、第3振り分け装置50の回転動作を変化させ、例えば第3振り分け装置50を所定の回数だけ全回転させる。
特定球受部50aに収容された遊技球は、特定領域口54を経由し、第1の経路15の第2部分15bに案内される。第2部分15bに案内された遊技球は、第4遊技球検出装置17bを通過し、第2の部分15bにより第2振り分け装置40に誘導される。
遊技球の第4遊技球検出装置17bの通過を契機として、遊技状態報知手段130により、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことが遊技者に報知される。具体的な報知手段の例について、以下説明する。
第2部分15bを通過した遊技球は、第2振り分け装置40に誘導されるので、鶴ゾーンに入球した場合と同様に、特別遊技が実行されるチャンスである。そこで、遊技球が鶴ゾーン(第1の経路14)に入球した場合と同様に、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことが遊技者に報知される。例えば、前述したチャンス表示図柄を図柄表示装置20に表示させ、更に、音声出力部20aより、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを音声でも報知する。
これにより、遊技者は、遊技球が第2振り分け装置40に誘導され、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを容易に理解でき、特別遊技が実行されることを強く期待できることとなる。また、音声出力により遊技者に報知することで、前述した、遊技者の不正行為を防止する効果も同様に期待することができる。
一方、非特定球受部50bに収容された遊技球は、第3振り分け装置50が所定の角度回転駆動された後、非特定領域口52へ誘導される。非特定領域口52に誘導された遊技球は、非特定領域入賞検出装置52a(図8参照)を通過後、遊技領域2の裏面方向に排出され、特別遊技入賞判定装置10での判定は終了する。
遊技球の非特定領域入賞検出装置52aの通過を契機として、遊技状態報知手段130により、特別遊技入賞判定装置10での判定は終了したことが遊技者に報知される。具体的な報知手段は、例えば、図柄表示装置20に、特別遊技が実行されることなく特別遊技入賞判定装置10での判定は終了したことを示す外れ表示図柄(図7(b)参照)を表示させ、更に、音声出力部20aより、特別遊技が実行されることなく特別遊技入賞判定装置10での判定は終了したことを音声でも報知する。
これにより、遊技者は、特別遊技が実行されることなく特別遊技入賞判定装置10での判定は終了したことを容易に理解でき、再び、特別遊技が実行されることを期待して遊技を継続することができる。また、音声出力により遊技者に報知することで、前述した、遊技者の不正行為を防止する効果も同様に期待することができる。
第2振り分け装置40はクルーンで構成されており、第2振り分け装置40に誘導された遊技球がクルーンに設けられた当たり領域41に入賞し、遊技球が当たり領域入賞検出装置41a(図8参照)を通過すると、後述する特別遊技が実行される。
遊技球の当たり領域入賞検出装置41aの通過を契機として、遊技状態報知手段130により、いわゆる「大当たり」となったことが遊技者に報知される。具体的な報知手段は、例えば、図柄表示装置20に、図7(c)に示す大当たり表示図柄を表示させ、更に、音声出力部20aより、大当たりとなったことを音声でも報知する。
これにより、遊技者は、大当たりとなり特別遊技が実行されることを容易に理解でき、大当たりとなった興趣をより多く享受することが可能となる。また、音声出力により遊技者に報知することで、前述した、遊技者の不正行為を防止する効果もあり、特に、不正行為により大当たりを頻繁に誘発させている場合にはその発見に有効である。
これに対し、第2振り分け装置40に誘導された遊技球がクルーンに設けられた非当たり領域42に入賞すると、非当たり領域入賞検出装置42a(図8参照)を通過後、遊技領域2の裏面方向に排出される。遊技球が排出され、特別遊技入賞判定装置10での判定処理は終了する。
遊技球の非当たり領域入賞検出装置42aの通過を契機として、遊技状態報知手段130により、特別遊技入賞判定装置10での判定は終了したことが遊技者に報知される。具体的な報知手段は、前述した外れ表示図柄を図柄表示装置20に表示させ、更に、音声出力部20aより、特別遊技が実行されることなく特別遊技入賞判定装置10での判定は終了したことを音声でも報知する。これにより、前述した効果を同様に期待することができる。
当たり領域41に入賞した遊技球が当たり領域入賞検出装置41aを通過すると、特別遊技が実行され、まず、普段は閉鎖している大入賞口8が開放される。そして、遊技球が大入賞口8に入賞すると、賞球払出口から例えば15球の賞球が遊技者に払い出される。この大入賞口8は、例えば開放してから30秒経過するか、10球の入賞があるかの何れかにより一旦閉鎖される。そして、この大入賞口8が開放されている間に、この大入賞口8の内部に設けられているVゾーンへの入賞があると、大入賞口8は一旦閉鎖した後、再度開放されるようになっている。このような大入賞口8の開放及び閉鎖を単位特別遊技とすれば、特別遊技としての大当たりは、この単位特別遊技を複数回繰り返すことから成る。例えば、最大で15回(ラウンド)という固定された回数だけ単位特別遊技を繰り返せば特別遊技は終了するが、大入賞口8の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合にも特別遊技は終了する。
特別遊技が終了すると、続いて確率変動遊技を実行するか否かの抽選が行われる。当該抽選に当選すると、確率変動状態での遊技が実行され、確立変動状態は、遊技球が第2振り分け装置40の当たり領域40aに再び入賞するまで継続される。確率変動遊技の詳細については後述する。
このように、特別遊技の実行が開始される条件を異ならしめ、条件毎に特別遊技が実行される確率を変化させ、更に、各条件毎の遊技状態を逐次遊技者に報知することで、遊技者が遊技状態を容易に理解でき、遊技者により多くの興趣を提供することが可能となる。
また、遊技球が特別遊技の入賞判定装置に入球すれば、他の遊技球を必要とすることなく、その入球した遊技球を用いて、特別遊技の利益が得られるか最終的に判定することも可能である。
更に、遊技状態を音声出力により遊技者に報知すれば、遊技者の周囲にも報知するので、遊技者の不正防止効果も期待することが可能である。
続いて、本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機の制御とその処理について、図8乃至図17を参照して説明する。
図8は、上記弾球遊技機1に係る機能を制御する装置のブロック図である。左側に遊技制御装置100の構成が示され、右側には大入賞口8、特別遊技入賞判定装置10、作動ゲート通過検出装置5a、及び、特定入賞口3が示されている。左側の遊技制御装置100の各構成手段は、主に、ソフトウエア(プログラム)から構成され、右側の大入賞口8、特別遊技入賞判定装置(役物)10、作動ゲート通過検出装置5a、及び特定入賞口3は、主に、ハードウエアから構成されている。
遊技制御装置100の各構成手段は、大入賞口8、特別遊技入賞判定装置10に設けられた各種検出装置、作動ゲート通過検出装置5a、及び、入賞検出装置3aからの検出信号に基づいて、後述する各種処理を行う。また、遊技制御装置100の各構成手段は、大入賞口8、特別遊技入賞判定装置10、及び、特定入賞口3に設けられた各種駆動源の制御処理を行う。以下、遊技制御装置100について、説明を行う。
遊技制御装置100は、入賞判定手段110、当たり決定手段120、遊技状態報知手段130、特別遊技制御手段140、及び、確率変動遊技制御手段150を備えている。
入賞判定手段110は、特定入賞口3の入賞検出装置3aからの検出信号により、遊技球が特定入賞口3に入賞したか否かを判定する。特定入賞口3に遊技球が入賞すると、第2入賞部開放駆動源12bが制御され、第2入賞部12の可動片12aが作動される。
次に、当たり決定手段120は、図柄変動判定処理手段121、第1振り分け装置作動判定手段122、及び、第3振り分け装置作動判定手段123を備えている。更に、図柄変動判定処理手段121は、第1遊技球検出判定手段121a、変動図柄決定手段121b、遊技状況判定手段121cを含んで構成されている。
第1遊技球検出判定手段121aは、第1遊技球検出装置13からの検出信号により、当選乱数を取得すべき否かを判定する。変動図柄決定手段121bは、当選乱数を取得し、図柄表示装置20に表示される図柄変動を当該当選乱数に基づいて決定する。遊技状況判定手段121cは、遊技状況に応じた図柄変動を判定する。
第1振り分け装置作動判定手段122は、第1振り分け装置30の回転動作のタイミングを制御する作動タイミング判定手段122aと、第1振り分け装置30の回転駆動方向を制御する作動方向決定手段122bを備えている。
第3振り分け装置作動判定手段123は、第3振り分け装置50の回転動作のタイミングを制御する作動タイミング判定手段123aと、第3振り分け装置50の回転駆動方向を制御する作動方向決定手段123bを備えている。
遊技状態報知手段130は、図柄表示制御手段131と音声出力制御手段132を備え、特別遊技入賞判定装置10に設けられた各検出装置からの検出信号を契機にして、図柄表示装置20や音声出力部20aを制御し、遊技者に遊技状態を報知する。また、図柄表示制御手段131により普通図柄表示部21に表示される普通図柄の制御もされる。
次に、特別遊技制御手段140は、特別遊技実行判定手段141、サイクル遊技実行手段142、継続判定手段143、特別遊技終了判定手段144を備えている。特別遊技実行判定手段141は、当たり領域入賞検出装置41aからの検出信号に基づき特別遊技を実行するか否かの判定を行う。サイクル遊技実行手段142は、特別遊技を構成する単位特別遊技を実行する。継続判定手段143は、単位特別遊技を継続させるか否かの判定を行う。特別遊技終了判定手段144は、特別遊技を終了させるか否かの判定を行う。次に、確率変動遊技制御手段150は、確率変動遊技実行判定手段151を備え、特別遊技終了後に確率変動遊技を実行させるか否かの判定を行う。
このような構成において、上記弾球遊技機において遊技球が第1入賞部11、第2入賞部に入賞した時より確率変動遊技が実行され終了するまでの制御方法(動作)を、図9乃至図17のフローチャートを参照して説明する。先ず、図9に示すように、当該制御処理は当たり決定処理(ステップS1)、特別遊技制御処理(ステップS2)、確率変動遊技制御処理(ステップS3)より略構成される。当たり決定処理(ステップS1)は、特別遊技入賞判定装置10内に入賞した遊技球に基づいて、特別遊技を実行するか否かの決定がされる処理である。特別遊技制御処理(ステップS2)は、ステップS1において特別遊技の実行が決定された場合に特別遊技を実行させる制御処理である。確率変動遊技制御処理(ステップS3)は、特別遊技終了後に抽選がされ、その抽選に当選した場合に開始される確率変動遊技を実行させる制御処理である。
図10は、ステップS1の当たり決定処理のフローを示している。すなわち、当たり決定処理S1は、図11に示す図柄変動判定処理(ステップS11)がされ、次に図13に示す振り分け装置作動判定処理(ステップS12)に続き、図14に示す振り分け表示制御処理(ステップS13)、図15に示す当たり領域入賞判定処理(ステップS14)が行われる。
次に、図11、図12に示す図柄変動判定処理(ステップS11)について説明する。先ず、遊技球が第1入賞部11又は第2入賞部12に入賞したか否かの判定がされる(ステップS111)。すなわち、遊技球が第1遊技球検出装置13を通過すれば、遊技球が第1入賞部11又は第2入賞部12に入賞したと判定される。
ステップS111において入賞と判定されると、所定の数(例えば4個)の賞球を遊技者に行うために賞球カウンタに4が加算される(ステップS112)。続いて、第1振り分け装置30は停止されているか否かの判定がされる(ステップS113)。すなわち、第1振り分け装置30が回転動作中であれば、遊技球は第1振り分け装置30の球受部30aに収容されることなく、第1の予備経路18又は第2の予備経路19に誘導されるので、図柄変動判定処理(ステップS11)は終了される。
ステップS113において第1振り分け装置30は停止と判定されると、図柄変動判定手段121が当選乱数を取得する(ステップS114)。当選乱数が取得されると、続いて図柄表示装置20に図柄変動を行うための図柄変動許可の判定が行われる(ステップS115)。すなわち、現在図柄が変動中である場合には、後述するように図柄変動禁止フラグがオンされ(ステップS1168)、図柄変動禁止状態となっている。そこで、ステップS116に示す図柄変動処理がされる前に、図柄変動禁止状態であるか否かの判定が行われる。図柄変動禁止フラグがオンされていなければ図柄変動許可がされ、図12に示す図柄変動処理(ステップS116)が開始される。
図12に示す図柄変動処理(ステップS116)では、図柄変動判定手段121がステップS114で取得した当選乱数が第1の経路であるか否か判定する(ステップS1161)。第1の経路と判定された場合には、第1の経路フラグがオンされ(ステップS1162)、第1の経路に対応する停止図柄が決定され(ステップS1163)、第1の経路に対応する図柄変動パターン群から図柄変動パターンが決定される(ステップS1164)。
ステップS1161において、第1の経路ではないと判定された場合には、第2の経路に対応する停止図柄が決定され(ステップS1165)、第2の経路に対応する図柄変動パターン群から図柄変動パターンが決定される(ステップS1166)。
次に、ステップS1164、ステップS1166により決定された各変動パターンのコマンドが送信され(ステップS1167)、続いて、図柄変動禁止フラグがオンされ、図柄変動禁止状態となる(ステップS1168)。そして、図柄変動タイマがゼロ(0)にセットされ(ステップS1169)、図11、図12に示す図柄変動判定処理(ステップS11)は終了する。
次に、図13に示す振り分け装置作動判定処理(ステップS12)について図13のフローチャートに基づき説明する。先ず、図柄変動タイマがゼロ(0)であるか否かの判定がされる(ステップS121)。ステップS1168により図柄変動タイマがゼロ(0)にセットされていれば、次に第1の経路フラグがオンされているか否の判定がされる(ステップS122)。
第1の経路フラグがオンされている場合、第1振り分け装置30を半時計方向に所定の角度回転駆動させる(正回転)処理が行なわれ(ステップS123)、遊技球は第1の経路14側に振り分けられる。これに対し、ステップS122において第1の経路フラグがオンされていないと判定された場合、第1振り分け装置30を時計方向に所定の角度回転駆動させる(逆回転)処理が行われ(ステップS124)、遊技球は第2の経路15側に振り分けられる。続いて、第3遊技球検出装置17aによる遊技球の入賞検出を契機に、第3振り分け装置作動判定手段123により、第3振り分け装置50の回転動作を変更するか否かの抽選が行なわれる。当該抽選に当選すると、第3振り分け装置50は通常の往復回転動作(図5参照)を中止され、例えば所定の時間又は所定の回数だけ時計方向への回転動作に変更される。
次に、図10に示す振り分け表示制御処理(ステップS13)について図14のフローチャートに基づき説明する。先ず、第1の経路14(鶴ゾーン)への入球の有無が判定される。(ステップS131)。すなわち、遊技球の通過が第2遊技球検出装置16により検出され、第1の経路14(鶴ゾーン)への入球の有無の判定処理がされる。
遊技球の入球が確認されると、鶴が飛翔する図柄(図6(a)参照)が図柄表示装置20に表示され、遊技球が第1の経路14(鶴ゾーン)に振り分けられたことが、遊技者に報知される(ステップS132)。続いて、チャンス表示図柄(図7(a)参照)が図柄表示装置20に表示され、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことが、遊技者に報知される(ステップS133)。
これに対し、ステップS131において第1の経路14(鶴ゾーン)への入球が判定されなかった場合、第2の経路15(亀ゾーン)への入球の有無が判定される(ステップS134)。すなわち、遊技球の通過が第3遊技球検出装置17aにより検出され、第2の経路15(亀ゾーン)への入球の有無の判定処理がされる。
遊技球の入球が確認されると、亀が遊泳する図柄(図6(b)参照)が図柄表示装置20に表示され、遊技球が第2の経路15(亀ゾーン)に振り分けられたことが、遊技者に報知される(ステップS135)。
続いて、遊技球が第3振り分け装置50により特定領域に振り分けられたか否かの判定がされる(ステップS136)。すなわち、遊技球の通過が第4遊技球検出装置17bにより検出され、特定領域入賞の有無の判定処理がされる。特定領域入賞有りと判定されると、前述したように図柄表示装置20にチャンス表示図柄が表示される(ステップS133)。これに対し、特定領域入賞なし(非特定領域に入賞)と判定されると、外れ表示図柄(図7(b)参照)が図柄表示装置20に表示され、特別遊技が実行されることなく特別遊技入賞判定装置10での判定は終了したことが、遊技者に報知される(ステップS137)。
次に、図10に示す当たり領域入賞判定処理(ステップS14)について図15のフローチャートに基づき説明する。先ず、当たり領域入賞の有無が判定される(ステップS141)。すなわち、遊技球の通過が当たり領域検出装置41aにより検出され、当たり領域入賞の有無の判定処理がされる。当たり領域入賞があった場合、特別遊技の実行が開始されるので、特別遊技開始フラグがオンされ(ステップS142)、図柄表示装置20に大当たり表示図柄(図7(c)参照)が表示される(ステップS1421)。これに対し、ステップS141において当たり領域入賞が判定されなかった場合、非当たり領域入賞の有無が判定される(ステップS143)。すなわち、遊技球の通過が非当たり領域検出装置42aにより検出され、非当たり領域入賞の有無の判定処理がされる。非当たり領域入賞があった場合、図柄変動禁止フラグがオフされ、ステップS1168にてされた、図柄変動禁止状態が解除され(ステップS144)、図柄表示装置20に外れ表示図柄(図7(b)参照)が表示される(ステップS1441)。
ステップS142において特別遊技開始フラグがオンされるか、又はステップS144において図柄変動禁止フラグがオフされることにより、ステップS14の当たり領域入賞判定処理は終了する。ステップS14の当たり領域入賞判定処理が終了すると、図10に示すように当たり決定処理(ステップS1)も終了し、ステップS142において特別遊技開始フラグがオンされていれば、特別遊技が実行されるので、図9に示す特別制御処理(ステップS2)が開始される。
特別遊技制御処理(ステップS2)について、図16のフローチャートに基づき説明する。先ず、単位特別遊技が開始される(ステップS21)。すなわち、アタッカーユニット7の大入賞口駆動源8d(図8参照)が駆動制御され大入賞口8の入口の開放が開始される。そして、特別遊技制御手段140は、大入賞口8の入口を開放させてから規定球数(例えば10球)が入賞したか、または規定時間(例えば30秒)が経過したか等により(ステップS22)、一旦大入賞口8の入口の開放等を終了させる(ステップS23)。以上の単位特別遊技(ラウンド)は、例えば最大15回連続するようになっているが、大入賞口8の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合には、そのラウンドで特別遊技は終了する。
次に、特別遊技終了判定手段144は、上記ラウンドが最終ラウンドか否かを判定し(ステップS24)、このラウンドが最終ラウンドであるときは特別遊技は終了する。一方、ステップS24において、上記ラウンドが最終ラウンドではないときは、ステップS21に戻って続きのラウンドが開始される。
確率変動遊技制御処理(ステップS3)について、図17のフローチャートに基づき説明する。先ず、特別遊技が終了したか否かの判定がされる(ステップS31)。次に確率変動遊技を実行するか否かの抽選がされる(ステップS32)。当該抽選に当選すると、確率変動状態の設定が実行される。確率変更状態とは、例えば、普通図柄抽選確率を高確率に変更、特定入賞口3の拡大時間の延長、可動片12aの作動時間の延長、第1振り分け装置30の回転動作時間の延長、図柄の変動時間の短縮、第1の経路14に対応する図柄が表示される確率を高確率に変更する等である。
確率変動状態での遊技が実行され、遊技球が第2振り分け装置40の当たり領域40aに再び入賞するか否かの判定が行われる(ステップS34)。そして、当たり領域入賞検出装置41aからの検出信号を契機に、確率変動状態を通常の状態に戻す処理がされ(ステップS35)、確率変動遊技制御処理(ステップS35)は終了される。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る弾球遊技機201の構成と遊技球の進行過程について、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と異なる点を中心に図18乃至図19に基づき説明する。
図18は、本発明の第2の実施形態に係る弾球遊技機201の遊技領域202の外観を示す正面図である。この弾球遊技機の遊技領域202の略中央には、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置210が配設されている。その他、この弾球遊技機の遊技領域202には、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、拡大装置204を備えた特定入賞口203、遊技球の通過が可能な作動ゲート205、遊技球の入賞可能な入賞口206、普通図柄を表示する普通図柄表示部221、更にアタッカーユニット227、大入賞口228、アウト口229等が配設され、これらは第1の実施形態に係る弾球遊技機1の対応する部分と同じ機能を有するので、その詳しい説明は省略する。
図19は、特別遊技入賞判定装置210の概要を示す正面図である。第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、特別遊技入賞判定装置210の略中央には図柄表示装置220が配設されている。特別遊技入賞判定装置210の上端付近には、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、第1入賞部211と第2入賞部212が配設されている。第1入賞部211と第2入賞部212の構成も第1の実施形態に係る弾球遊技機1の対応する部分と同様である。
次に、図柄表示装置220の上方には、本発明の第2の実施形態の特徴部分を構成する第1振り分け装置230が配設されている。第1振り分け装置230は、第1の実施形態に係る弾球遊技機1の第1振り分け装置30とは異なり、複数の穴が設けられたクルーンにより構成されている。このクルーンに設けられた一つの穴が後述する第1の経路214に連通され、当該穴に入賞した遊技球は第1の経路214に誘導される。当該穴以外の他の穴は、後述する第2の経路215に連通され、これら他の穴に入賞した遊技球は第2の経路215に誘導される。なお、このクルーンは、遊技球が上記一つの穴に入球するのは困難で、ほとんどの場合、遊技球は上記他の穴に入球する構成となっている。
第1振り分け装置230の上方には、第1入賞部211、第2入賞部212より入賞した遊技球を検出する第1遊技球検出装置213が配設されている。図柄表示装置220の下方には、第1の実施形態に係る弾球遊技機1の第2振り分け装置40と同様に、第2振り分け装置240が配設されており、その構成も第2振り分け装置40と同様のクルーンである。このクルーンには、三つの穴が設けられ、一つの穴が第2振り分け装置240の当たり領域241、他の二つの穴が非当たり領域242となっている。
図柄表示装置220の右方向には、第3の振り分け装置250が配設されている。第3振り分け装置250は、第1の実施形態に係る弾球遊技機1の第3振り分け装置50と同様に、遊技球を収容可能に構成された複数の球受部を備えた略円板回転体で構成されているが、第3振り分け装置50とは異なり、第3振り分け装置駆動源253により時計方向にのみ回動可能である。
図柄表示装置220の左方向には、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、第1の経路214が配設され、第1の経路214は第1振り分け装置230と第2振り分け装置240を直接結んでいる。第1の経路214には、第2遊技球検出装置216が同様に配設されている。
また、図柄表示装置220の右方向には、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、第3の振り分け装置250を介して第1振り分け装置230と第2振り分け装置240を結ぶ第2の経路215が配設されている。第1の実施形態と同様に、第2の経路215は、第1振り分け装置230から第3振り分け装置250まで延びる第1部分215aと、第3振り分け装置250から第2振り分け装置240まで延びる第2部分215bから構成され、第1部分215aには第3遊技球検出装置217aが配設され、第2部分215bには第4遊技球検出装置217bがそれぞれ配設されている。
また、第1部分215aの途中には、本実施形態の特徴の一つである、遊技球が第3の振り分け装置250側に誘導されるのを抑止する遊技球排出孔215cが配設されている。遊技球排出孔215cは、第1部分215aに誘導された遊技球の多くがこの遊技球排出孔215cに落下するように構成されており、これにより、第2の経路215に誘導された遊技球の大当たりの確率を更に低下させることが可能である。本実施形態では、遊技球排出孔215cは、第1部分215aの途中に配設されているが、第2部分215bの途中に配設されていてもよい。
なお、第2の実施形態に係る弾球遊技機201には、第1の実施形態に係る弾球遊技機1に配設されている第1の予備経路18と第2の予備経路19に相当するものは配設されていない。
以上のような構成の第2の実施形態に係る弾球遊技機201の遊技の概要について、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と異なる部分を中心に説明する。
遊技球を第1入賞部211、第2入賞部212に入賞させることは、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様である。第1入賞部211、第2入賞部212に入賞した遊技球は、第1遊技球検出装置213を通過し、第1遊技球検出装置213からの検出信号を契機に賞球払出口から、例えば、4球の賞球が遊技者に払い出される。
遊技球は、第1遊技球検出装置213を通過後、第1振り分け装置230を構成するクルーン内を流下し、当該クルーンに設けられた何れかの穴に入球する。前述したように、このクルーンに設けられた一つの穴が第1の経路214に連通され、当該一つの穴に入球した遊技球は第1の経路214に誘導される。上記一つの穴以外の他の穴は第2の経路215に連通され、これら他の穴に入球した遊技球は第2の経路215に誘導される。前述したように、このクルーンは、遊技球が上記一つの穴に入賞するのは困難な構成であり、遊技球の多くは他の穴に入球し、第2の経路215に誘導される。
第1の経路214に誘導された遊技球は、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、第2遊技球検出装置216を通過し、第2振り分け装置240に誘導される。遊技球の第2遊技球検出装置216の通過を契機として、遊技球が第1の経路214に振り分けられたことが遊技者に報知される。具体的な報知手段の例は第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様であるので、その説明は省略する。なお、本実施形態における弾球遊技機201においても、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、第1の経路214は「鶴ゾーン」、第2の経路215は「亀ゾーン」と称される。
これにより、遊技者は、遊技球が鶴ゾーン(第1の経路214)に入球し、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを容易に理解でき、特別遊技が実行されることを強く期待できることとなる。また、音声出力により遊技者に報知すれば、遊技者の周囲にも遊技球が鶴ゾーン(第1の経路214)に入球し、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを報知することができる。遊技者の周囲に報知することで、遊技者の、例えば、弾球遊技機201をたたいたり等の不正行為を防止する効果も期待することが可能となる。
これに対し、第2の経路215の第1部分215aには、前述したように遊技球排出孔215cが配設されているので、第2の経路215の第1部分15aに誘導された遊技球の多くは遊技球排出孔215cに落下し、その後遊技領域202の裏面方向に排出され、特別遊技入賞判定装置210での判定は終了する。
遊技球排出孔215cに落下することなく第3振り分け装置250側に誘導された遊技球は、第3遊技球検出装置217aを通過後、第3振り分け装置250に誘導される。
遊技球の第3遊技球検出装置17aの通過を契機として、遊技球が第2の経路215に振り分けられたことが遊技者に報知される。具体的な報知手段の例は第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様であるので、その説明は省略する。
これにより、遊技者は、遊技球が亀ゾーン(第2の経路215)に入球し、遊技球が第3振り分け装置250に誘導されたことを容易に理解することができる。そして、鶴ゾーン(第1の経路214)に比較すれば低い確率ながら、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを理解でき、第3振り分け装置250に誘導された遊技球に注目することとなる。また、音声出力により遊技者に報知することで、前述した、遊技者の不正行為を防止する効果も同様に期待することができる。
次に、第3振り分け装置250に誘導された遊技球は、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、第3振り分け装置250に設けられた図示しない一の特定球受部又は3個の非特定球受部のいずれかに収容される。
第1の実施形態に係る弾球遊技機1では、第3振り分け装置50は、遊技球が特定球受部50aに収容されるのが困難なように所定の往復回転動作を繰り返し行っていたが、第2の実施形態に係る弾球遊技機201では、第3振り分け装置250は時計方向又は反時計方向のいずれかの一方向に回転駆動されている。
第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、図示しない特定球受部に収容された遊技球は、図示しない特定領域口を経由し、第1の経路215の第2部分215bに案内され、第4遊技球検出装置217bを通過し、第2振り分け装置240に誘導される。遊技球の第4遊技球検出装置217bの通過を契機として、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことが遊技者に報知される。具体的な報知手段の例は第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様であるので、その説明は省略する。
これにより、遊技者は、遊技球が第2振り分け装置240に誘導され、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことを容易に理解でき、特別遊技が実行されることを強く期待できることとなる。また、音声出力により遊技者に報知することで、前述した、遊技者の不正行為を防止する効果も同様に期待することができる。
一方、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、図示しない非特定球受部に収容された遊技球は、図示しない非特定領域口へ誘導された後、遊技領域202の裏面方向に排出され、特別遊技入賞判定装置210での判定は終了する。
遊技球の図示しない非特定領域入賞検出装置の通過を契機として、特別遊技入賞判定装置210での判定は終了したことが遊技者に報知される。具体的な報知手段の例は第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様であるので、その説明は省略する。
これにより、遊技者は、特別遊技が実行されることなく特別遊技入賞判定装置10での判定は終了したことを容易に理解でき、再び、特別遊技が実行されることを期待して遊技を継続することができる。また、音声出力により遊技者に報知することで、前述した、遊技者の不正行為を防止する効果も同様に期待することができる。
第2振り分け装置240は、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様のクルーンで構成されており、第2振り分け装置240に誘導された遊技球がクルーンに設けられた当たり領域241に入賞し、遊技球が図示しない当たり領域入賞検出装置を通過すると、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様の特別遊技が実行される。
遊技球の当たり領域入賞検出装置の通過を契機として、いわゆる「大当たり」となったことが遊技者に報知される。具体的な報知手段の例は第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様であるので、その説明は省略する。
これにより、遊技者は、大当たりとなり特別遊技が実行されることを容易に理解でき、大当たりとなった興趣をより多く享受することが可能となる。また、音声出力により遊技者に報知することで、前述した、遊技者の不正行為を防止する効果もあり、特に、不正行為により大当たりを頻繁に誘発させている場合にはその発見に有効である。
これに対し、第2振り分け装置240に誘導された遊技球がクルーンに設けられた非当たり領域242に入賞すると、図示しない非当たり領域入賞検出装置を通過後、遊技領域202の裏面方向に排出される。遊技球が排出され、特別遊技入賞判定装置210での判定処理は終了する。
遊技球の非当たり領域入賞検出装置の通過を契機として、特別遊技入賞判定装置210での判定は終了したことが遊技者に報知される。具体的な報知手段の例は第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様であるので、その説明は省略する。
次に、特別遊技が終了した後に確率変動状態に移行するか否かの抽選が行われ、当該抽選に当選した場合は、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様の確率変動状態に突入する。
第2の実施形態に係る弾球遊技機201の制御とその処理は、基本的に第1の実施形態に係る弾球遊技機1のそれと同様であるので、その説明は省略する。
以上、本発明を第1及び第2の実施形態に関して述べたが、本発明では、特別遊技の実行が開始される条件を異ならしめ、条件毎に特別遊技が実行される確率を変化させ、更に、各条件毎の遊技状態を逐次遊技者に報知することで、遊技者が遊技状態を容易に理解でき、遊技者により多くの興趣を提供することができる。
また、遊技球が特別遊技の入賞判定装置に入球すれば、他の遊技球を必要とすることなく、その入球した遊技球を用いて、特別遊技の利益が得られるか最終的に判定することができる。
更に、遊技状態を音声出力により遊技者に報知すれば、遊技者の周囲にも報知するので、遊技者の不正防止効果も期待することができる。
なお、本発明の範囲は上述した第1及び第2の実施形態に限られず、特許請求の範囲の記載に反しない限り、他の様々な実施形態に適用可能である。例えば、本発明の実施形態では、第1の経路14、214、第2の経路15、215の二つの経路が設けられていたが、三つ以上の経路を設け、各経路毎に特別遊技が実行される確率を異ならしめ、各経路毎に遊技状態を遊技者に報知してもよいのは勿論である。
また、本発明の実施形態では、第2の経路15、215に第3振り分け装置50、250が配設されていたが、第1の経路に、例えば、第4の振り分け装置を配設するようにしてもよい。
また、本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機1の第1振り分け装置30は(第1の)回転体で構成され、第2の実施形態に係る弾球遊技機201の第1振り分け装置230はクルーンで構成されていたが、遊技球を振り分ける機能を有していればどのような構成でもよい。
本発明は、遊技球を用いる弾球遊技機であれば、いわゆるパチンコ機のみならず、アレンジボール等他の弾球遊技機にも適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機1の遊技領域2の外観を示す正面図である。 特別遊技入賞判定装置10の概要を示す正面図である。 特別遊技入賞判定装置10の第1振り分け装置30付近を示す正面図である。 第3振り分け装置50を上方向より見た第1の平面図である。 第3振り分け装置50を上方向より見た第2の平面図である。 図柄表示装置20に表示される図柄の例を示す第1の説明図である。 図柄表示装置20に表示される図柄の例を示す第2の説明図である。 弾球遊技機に係る機能を制御する装置のブロック図である。 弾球遊技機に係る動作を説明するためのフローチャートである。 当たり決定処理(ステップS1)のフローチャートである。 図柄変動判定処理(ステップS11)のフローチャートである。 図柄変動処理(ステップS116)のフローチャートである。 振り分け装置作動判定処理(ステップS12)のフローチャートである。 振り分け表示制御処理(ステップS13)のフローチャートである。 当たり領域入賞判定処理(ステップS14)のフローチャートである。 特別遊技制御処理(ステップS2)のフローチャートである。 確率変動遊技制御処理(ステップS3)のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る弾球遊技機201の遊技領域202の外観を示す正面図である。 特別遊技入賞判定装置210の概要を示す正面図である。
符号の説明
1 弾球遊技機、2 遊技領域、 3 特定入賞口、4 拡大装置、5 作動ゲート、6 入賞口、7 アタッカーユニット、8 大入賞口、9 アウト口、10 特別遊技入賞判定装置、11 第1入賞部、12 第2入賞部、13 第1遊技球検出装置、14 第1の経路、15 第2の経路、16 第2遊技球検出装置、17a 第3遊技球検出装置、17b 第4遊技球検出装置、18 第1の予備経路、19 第2の予備経路、20 図柄表示装置、21 普通図柄表示部、22 ガイドレール、30 第1振り分け装置、30a 球受部、31 第1振り分け装置駆動源、40 第2振り分け装置、41 当たり領域、42 非当たり領域、50 第3振り分け装置、50a 特定球受部、50b 非特定球受部、51 導入口、52 非特定領域口、53 第2振り分け装置駆動源 54 特定領域口、100 遊技制御装置、110 入賞判定手段、120 当たり決定手段、121 図柄変動判定手段、122 第1振り分け装置作動判定手段、123 第3振り分け装置作動判定手段、130 遊技状態報知手段、140 特別遊技制御手段、141 特別遊技実行判定手段、142 サイクル遊技実行手段、143 継続判定手段、144 特別遊技終了判定手段、150 確立変動遊技制御手段、151 確率変動遊技実行判定手段、201 弾球遊技機、202 遊技領域、 203 特定入賞口、204 拡大装置、205 作動ゲート、206 入賞口、207 アタッカーユニット、208 大入賞口、209 アウト口、210 特別遊技入賞判定装置、211 第1入賞部、212 第2入賞部、213 第1遊技球検出装置、214 第1の経路、215 第2の経路、215c 遊技球排出孔、216 第2遊技球検出装置、217a 第3遊技球検出装置、217b 第4遊技球検出装置、220 図柄表示装置、221 普通図柄表示部、222 ガイドレール、230 第1振り分け装置、240 第2振り分け装置、241 当たり領域、242 非当たり領域、250 第3振り分け装置、252 非特定領域口、253 第2振り分け装置駆動源 254 特定領域口


Claims (7)

  1. それぞれ遊技盤面に設けられた入賞部と、少なくとも第1及び第2の振り分け装置と、所定の確率で前記遊技球が前記第2の振り分け装置に誘導される第1の経路と、該第1の経路より低い確率で前記遊技球が前記第2の振り分け装置に誘導される第2の経路を含み、前記第1の振り分け装置は前記遊技球を前記第1の経路と第2の経路のいずれかに振り分け、前記第2の振り分け装置は、当たり領域と非当たり領域とを含み、該第2の振り分け装置に誘導された前記遊技球を前記当たり領域と非当たり領域のいずれかに振り分け、該第1及び第2の振り分け装置の振り分け結果に基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置と、
    該特別遊技入賞判定装置により特別遊技を行うと判定された場合に、前記遊技盤面に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技を繰り返し実行可能な特別遊技実行手段とを備える弾球遊技機において、
    前記少なくとも第1及び/又は第2の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態を遊技者に報知する遊技状態報知手段を有することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 更に、前記第2の経路中に設けられた第3の振り分け装置を含み、該第3の振り分け装置は、特定領域と非特定領域とを含み、前記遊技球を前記特定領域と非特定領域のいずれかに振り分けることで、前記遊技球が前記第1の経路より低い確率で前記第2の振り分け装置に誘導される請求項1に記載の弾球遊技機において、
    前記遊技状態報知手段は、更に、前記第3の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態を遊技者に報知することを特徴とする弾球遊技機。
  3. 前記遊技状態報知手段は、遊技盤面に設けられた画像表示部を含み、該画像表示部に前記遊技状態を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記遊技状態報知手段は、音声出力部を含み、該音声出力部から前記遊技状態を知らせる音声を出力することを特徴とする請求項1乃至3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記遊技状態報知手段は、更に、前記第1の経路と第2の経路のいずれか一方又は双方に設けられ前記遊技球の通過を検出する入球検出装置を含み、該入球検出装置が前記遊技球の通過を検出した場合に、前記第1の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態として、当該経路を遊技球が通過したことを遊技者に報知することを特徴とする請求項1乃至4に記載の弾球遊技機。
  6. 前記遊技状態報知手段は、前記第1の振り分け装置により前記遊技球が前記第1の経路に振り分けられ、又は、前記第3の振り分け装置により前記遊技球が前記特定領域に振り分けられた場合に、前記第1及び第3の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態として、特別遊技入賞のチャンスがあることを遊技者に報知することを特徴とする請求項1乃至5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記遊技状態報知手段は、前記第2の振り分け装置により前記遊技球が前記当たり領域に振り分けられた場合に、前記第2の振り分け装置の振り分け結果に応じた遊技状態として、特別遊技に入賞したことを遊技者に報知することを特徴とする請求項1乃至6に記載の弾球遊技機。

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