JP2006051290A - 弾球遊技機 - Google Patents

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司 西潟
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透 東海林
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Abstract

【課題】 遊技者の止打ちを防止し、遊技台の稼働率を向上させうる弾球遊技機を提供すること。
【解決手段】 始動入賞部への入賞を契機に判定を行う特別遊技入賞判定装置は、入賞した遊技球が誘導される第1振り分け装置と、
前記第1振り分け装置の下流側に設けられる第2振り分け装置と、
前記第1振り分け装置の上流側に設けられる貯留装置と、
所定の確率で前記第2振り分け装置に誘導される第1の経路と、
該第1の経路より低い確率で前記第2振り分け装置に誘導される第2の経路とを備え、前記第1振り分け装置は、前記第1の経路又は前記第2の経路に振り分け、前記第2振り分け装置は、当たり領域又は非当たり領域に振り分け、前記当たり領域に振り分けられた場合に特別遊技を実行させる弾球遊技機において、
前記貯留装置の貯留可能な所定数を超えた遊技球を、前記第1振り分け装置を経由せず前記第1の経路に誘導した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、大当たりの入賞判定装置を遊技盤面に備える弾球遊技機に関する。
従来、弾球遊技機の1つであるパチンコ遊技機には、遊技盤面に設けられている始動入賞部に遊技球が入賞したことを契機に大当たりの抽選等を行うパチンコ遊技機(以下「第1種パチンコ遊技機」という)がある。即ち、始動入賞部に遊技球が入賞すると、乱数を取得して抽選を行い、その乱数抽選結果に基づいて遊技盤面に設けられている図柄表示装置に図柄を変動表示した後停止表示する。そして、乱数抽選において、大当たりに当選した場合には、遊技盤面に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技としての大当たりのラウンドを複数回行うことから成る特別遊技を実行する。即ち、通常は閉鎖している可変入賞口を開放し、例えば、所定時間が経過しまたは所定個数の遊技球が可変入賞口に入賞したら閉鎖するという動作を、15回(ラウンド)という所定回数だけ繰り返す(例えば、特許文献1参照)。
また、遊技盤面に役物領域を配設し、役物領域内に設けられた特定領域へ遊技球が入賞することにより大当たりの権利が発生するパチンコ遊技機(いわゆる権利モノ、以下「第3種パチンコ遊技機」という)もある。このようなパチンコ遊技機では、始動入賞部に遊技球が入賞するとそれを契機に抽選を行い、該抽選で当たりに当選した場合のみ、役物領域への遊技球の入賞が可能となる(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−299998号公報 特開2001−276346号公報
上述した従来の第1種パチンコ遊技機では、図柄変動中に保留可能な遊技球の個数は、例えば、最大4個までと規制されている。そして、図柄変動中に保留可能な個数を超える遊技球が始動入賞部へ入賞しても、当該入賞を契機とする大当たり抽選は行われない。この結果、遊技者は図柄変動中に保留球数が最大個数に達した後は遊技球の打ち出しを中止して保留された遊技球が消化されるのを待つという状況が生じていた。これにより当該パチンコ遊技機の稼働率は低下し、また、遊技者に時間を浪費させている感覚を与えかねないという問題があった。
また、従来の第1種パチンコ遊技機では、一般に大当たりに当選する確率は200分の1〜350分の1程度に設定されているので、大当たりに当選するには、遊技者は平均して200回から350回ほど始動入賞部に遊技球を入賞させる必要が生じる。そして、大当たりに当選すれば、通常は所定のラウンド数だけ所定の単位特別遊技が繰り返し実行される。その結果、遊技が単調となりやすく、遊技者に飽きを感じさせるという問題も生じる。更に、長時間大当たりの図柄が表示されないと、遊技者がそのパチンコ遊技機に対して懐疑的な気持ちを抱く虞も生じる。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その第1の目的は、図柄変動中に遊技者が遊技球の打ち出しを中止することを効果的に防止して弾球遊技機の稼働率低下を防ぐことができる弾球遊技機を提供することにある。更に、第2の目的は、貯留装置から溢れた遊技球を、第1振り分け装置を介することなく、第1の経路と第2の経路のいずれかに誘導することで遊技者により多くの興趣を提供することができる弾球遊技機を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の弾球遊技機では、遊技盤面に設けられた始動入賞部と該始動入賞部に遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置と、前記特別遊技入賞判定装置による判定結果が予め定められた当たり判定であるときに、遊技領域に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技を繰り返し実行可能な特別遊技制御手段とを備える弾球遊技機であって、
前記特別遊技入賞判定装置は、前記始動入賞部に入賞した遊技球が誘導される第1振り分け装置と、前記第1振り分け装置の下流側に設けられる第2振り分け装置と、前記第1振り分け装置の上流側に設けられる貯留装置と、所定の確率で前記遊技球が前記第2振り分け装置に誘導される第1の経路と、該第1の経路より低い確率で前記遊技球が前記第2振り分け装置に誘導される第2の経路とを備え、
前記第1振り分け装置は、前記遊技球を前記第1の経路と前記第2の経路のいずれかに振り分け、前記第2振り分け装置は、当たり領域と非当たり領域とを含み、該第2振り分け装置に誘導された前記遊技球を前記当たり領域と前記非当たり領域のいずれかに振り分け、前記遊技球が前記当たり領域に振り分けられた場合に前記特別遊技を実行させる弾球遊技機において、
前記貯留装置は、貯留された遊技球が、所定数を超えた場合に、該所定数を超えた遊技球を、前記第1振り分け装置を介することなく、前記第1の経路に誘導することを特徴としている。
これにより、貯留された遊技球が所定数を超えた場合に、該所定数を超えた遊技球は、第1振り分け装置を介することなく、第2振り分け装置の当たり領域入賞確率の高い第1の経路に誘導されるので、遊技者は、貯留装置の所定の貯留数を超えても遊技球の打ち出しを停止せず、遊技球を打ち出し続けるので、課題であった遊技台の稼働率低下を防止することができる。
また、本発明の弾球遊技機では、前記特別遊技入賞判定装置は、更に、前記遊技盤面に設けられた図柄表示装置と、前記始動入賞部に前記遊技球が入賞したことを検出する第1遊技球検出装置と、
該第1遊技球検出装置からの検出信号を受信することにより前記遊技球を前記第1振り分け装置により前記第1の経路と前記第2の経路のいずれに振り分けるかを決定する乱数抽選を行う乱数抽選手段と、
それぞれ異なる変動時間から成る複数の図柄変動パターンを有し、前記乱数抽選の結果により前記図柄表示装置に表示する前記図柄変動パターンを選択する図柄変動パターン選択手段とを備え、
前記各図柄変動パターンの前記変動時間に応じて前記貯留装置に貯留される遊技球の所定数を可変させることを特徴としている。
これにより、図柄変動時間の長さによって、貯留装置に貯留される遊技球数を調節でき、貯留された遊技球が所定数を超えた場合に、該所定数を超えた遊技球を第1振り分け装置を介することなく、第2振り分け装置の当たり領域入賞確率の高い第1の経路に誘導することが可能となる。
また、本発明の弾球遊技機では、前記複数の図柄変動パターンは、少なくとも、第1の図柄変動パターンと、該第1の図柄変動パターンより図柄変動時間が長い第2の図柄変動パターンとを含み、該第2の図柄変動パターンが選択された場合には、前記第1の図柄変動パターンが選択された場合よりも前記貯留装置に貯留される遊技球の所定数を増加させることを特徴としている。
これにより、第1の図柄変動パターンより図柄変動時間が長い第2の図柄変動パターンが選択された場合には、第1の図柄変動パターンよりも貯留装置に貯留される遊技球の所定数が増加されるので、遊技球は貯留装置から溢れ易く、第1振り分け装置を介することなく、第1の経路に誘導され易くなる。
また、本発明の弾球遊技機では、前記貯留装置は、更に、前記貯留された遊技球の所定数を超えた場合でも前記第1振り分け装置を介することなく前記第1の経路に誘導されるのを遮蔽する遮蔽部材と、該遮蔽部材を駆動する遮蔽部材駆動手段と、該遮蔽部材駆動手段を制御する遮蔽部材制御手段とを備え、
前記遮蔽部材制御手段からの制御信号により、前記遮蔽部材駆動手段が前記遮蔽部材を開成駆動させることにより、前記遊技球が前記第1振り分け装置を介することなく前記第1の経路に誘導されることを特徴としている。
これにより、所定条件を成立した場合のみ、貯留された遊技球が所定数を超えた場合に、該所定数を超えた遊技球を、第1振り分け装置を介することなく、第2振り分け装置の当たり領域入賞確率の高い第1の経路に誘導することができる。
また、本発明の弾球遊技機では、前記貯留装置は、更に、前記貯留装置の上流側に設けられる迫出部材と、該迫出部材を駆動する迫出部材駆動手段と、該迫出部材駆動手段を制御する迫出部材制御手段とを備え、
前記迫出部材制御手段からの制御信号により、前記迫出部材駆動手段が前記迫出部材を駆動することにより、前記迫出部材が貯留装置への流路に迫出し、前記所定数を超えた遊技球を前記第1振り分け装置を介することなく、前記第1の経路と前記第2の経路のいずれかに誘導することを特徴としている。
これにより、所定の条件を満たした場合、迫出部材が迫出し、遊技球を第1振り分け装置を介することなく、第1の経路だけでなく、第2の経路にも誘導するので、遊技者は遊技球がいずれかの経路に誘導されるか関心が高くなり、より多くの興趣を提供することができる。
また、本発明の弾球遊技機では、前記第1振り分け装置が、更に、前記第1振り分け装置の球受部に球受部検出装置を備える場合において、
前記球受部検出装置が前記遊技球を検出し、前記貯留装置に貯留されている前記遊技球が所定数を超えた場合に、前記迫出部材制御手段からの制御信号により、前記迫出部材駆動手段が前記迫出部材を駆動させ、
前記第1振り分け装置が前記遊技球を前記第1の経路と前記第2の経路のいずれかに振り分け、前記球受部検出装置の検出信号がない場合に、前記迫出部材駆動手段が前記迫出部材を非迫出し状態に戻すことを特徴としている。
これにより、所定の条件を満たした場合、迫出部材が迫出し、第1振り分け装置が遊技球を第1の経路と第2の経路のいずれかに振り分け、球受部検出装置が遊技球を検出しなくなった場合に迫出部材を非迫出し状態に戻すことで、遊技者は迫出部材を再度迫出させようと、多くの遊技球を第1遊技球検出装置を通過させるために遊技球を打ち出すので、課題であった遊技台の稼働率低下を防止することができる。
また、本発明の弾球遊技機では、前記迫出部材の形状は、略三角形を有し、該略三角形の上流側頂点が、前記第2の経路側にオフセットされていることを特徴としている。
これにより、所定の条件を満たし、迫出部材が迫出した場合に、第1振り分け装置を介することなく、遊技球は第1の経路と第2の経路のいずれかに誘導されるが、迫出部材の略三角形の上流側頂点が、前記第2の経路側にオフセットされているので、遊技球は、第2振り分け装置の当たり領域入賞確率の高い第1の経路に誘導され易くなり、遊技者は迫出部材を迫出させようと遊技球を打ち出し続けるので、課題であった遊技台の稼働率低下を防止することができる。
本発明によれば、入賞した遊技球は第1振り分け装置によって、第1の経路と第2の経路のいずれかに振り分けられるが、図柄変動パターンの図柄変動時間によって、貯留された遊技球が所定数を超えた場合に、該所定数を超えた遊技球は、第1振り分け装置を介さず、第2振り分け装置の当たり領域入賞確率の高い第1の経路に誘導され易くなるので、通常の遊技よりも有利な遊技が提供される。このため、遊技者は貯留装置に遊技球を貯留させようとし、貯留装置が所定数の遊技球を貯留した後も、遊技球の打ち出しを停止することなく、遊技球を打ち出し続け、上記の権利を獲得しようとするので、遊技者が遊技球の打ち出しを停止することを効果的に防止することができ、弾球遊技機の稼働率低下を防ぐことが可能となる。
また、本発明によれば、図柄変動パターンの図柄変動時間を変更することで、遊技球が貯留装置に貯留される時間を長くし、貯留装置に所定数まで遊技球を貯留させ、その後入賞した遊技球を第1振り分け装置を介さず、第2振り分け装置の当たり領域入賞確率の高い第1の経路に誘導され易くすることが可能となる。また、図柄変動時間の異なる図柄変動パターンテーブルを用意し、所定の条件で、これらのテーブルを変更することによって、貯留装置に遊技球を所定数まで貯留させることも可能である。
また、本発明によれば、貯留された遊技球が所定数を超えた場合に、該所定数を超えた遊技球を第1の経路に誘導する経路を遮蔽する遮蔽部材と遮蔽部材駆動手段を備え、所定の条件成立によって遮蔽部材駆動手段を動作させることで、所定の条件を満たしていない場合は、遮蔽部材により上記の経路を通過することはできず、所定条件を成立した場合のみ、上記の経路を通過して、第1振り分け装置を介することなく、第2振り分け装置の当たり領域入賞確率の高い第1の経路に到達することができ、より多くの興趣を提供することができる。
また、本発明によれば、第1振り分け装置の球受部に球受部検出装置を、貯留装置の上流側に迫出部材と迫出部材駆動手段を備え、所定の条件成立によって迫出部材駆動手段を動作させることで、迫出部材を迫出し、第1振り分け装置を介することなく、貯留された遊技球が所定数を超えた場合に、該所定数を超えた遊技球を第1の経路と第2の経路のいずれかに誘導することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。はじめに、本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機1の構成と遊技球の進行過程について図1乃至図に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機の遊技領域の外観を示す正面図である。遊技領域2は、弾球ハンドル等が設けられた図示しない枠体にはめ込まれている。この弾球遊技機1の遊技領域2の略中央には、特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置10が配設されている。この特別遊技入賞判定装置10の略中央には図柄を変動表示及び停止表示等する図柄表示装置20が配設されている。この図柄表示装置20は、主に液晶ディスプレイが使用されるが、画面上に画像を表示可能であれば、例えば、CRT、ドットマトリックス表示装置等他の表示装置でも良い。
特別遊技入賞判定装置10の下方には、遊技球が入賞可能な特定入賞口3が配設されている。特定入賞口3は、遊技球の通過を契機として特別遊技入賞判定装置10の第2入賞部12を所定の時間開放する機能を有する。この特定入賞口3の上部の開口部には、開口幅を拡大する拡大装置4が配設されている。この拡大装置4は、通常は遊技球が特定入賞口3に入賞するのを困難なものとしているが、拡大時は広い範囲で遊技球を拾うことにより、特定入賞口3への遊技球の入賞を容易なものとする機能を有している。
特定入賞口3の左右両端には、入賞口6が配設され、特定入賞口3と入賞口6の間には、遊技球が通過可能な作動ゲート5が配設されている。入賞口6に遊技球が入賞した場合、遊技者に対し所定数の遊技球の払い出しが行われる。作動ゲート5は、遊技球の通過を契機として普通図柄表示部21における普通図柄の変動表示の開始に係る機能を有している。普通図柄は、普通図柄表示部21に設けられたランプの表示によって行われる。ランプの点灯が所定の状態に点灯されると、特定入賞口3の拡大装置4が所定時間作動して、特定入賞口3の上部の開口幅を拡大する。
特定入賞口3の下方には、アタッカーユニット7が配設されている。このアタッカーユニット7の正面略中央には、特別遊技である大当たりの際に開放する可変入賞口8が設けられている。ここで、特別遊技としての大当たりとは、特別遊技入賞判定装置10内に設けられた当たり領域に遊技球が入賞した場合に、その都度遊技者に特別の利益が提供されるような単位特別遊技を複数回行うことから成る遊技をいう。例えば、通常は閉鎖している可変入賞口8が30秒という所定時間の経過または10球という所定個数の遊技球の入賞の何れかが起こるまで開放され、この開放の間に可変入賞口8の内部に設けられているVゾーンへの入賞があると可変入賞口8は一旦閉鎖した後に再度開放されるという単位特別遊技としての大当たりの1ラウンドが、15回(ラウンド)という所定回数だけ繰り返されるような遊技をいう。
遊技領域2の下端には、特別遊技入賞判定装置10、特定入賞口3、入賞口6、可変入賞口8の何れにも入賞しなかった遊技球が排出されるアウト口9が配設されている。さらに、遊技領域2には、遊技球の落下方向に変化を付けるための図示しない風車及び釘が配設されている。そして、遊技領域2の前面は、図示しないガラス板で覆われている。さらに、遊技領域2の下方には、遊技球を遊技領域2の下端から上端へ打ち出すための図示しない弾球ハンドルや、特別遊技入賞判定装置10、可変入賞口8、入賞口6に遊技球が入賞したときに複数個の遊技球が払い出される図示しない賞球払出口及びそれらの遊技球を受ける球受け皿が配設されている。
図2は、特別遊技入賞判定装置の概要を示す正面図である。前述したように、特別遊技入賞判定装置10の略中央には図柄を変動表示及び停止表示等する図柄表示装置20が配設されている。特別遊技入賞判定装置10の上端付近には、遊技球の特別遊技入賞判定装置10への入球を可能とする第1入賞部11と第2入賞部12が配設されている。第1入賞部11は、常時遊技球の入賞が可能であるのに対して、第2入賞部12は左右の可動片12aにより通常は遊技球の入賞ができない構成となっている。前述したように、遊技球の特定入賞口3への入賞を契機として左右の可動片12aが所定時間だけ開放駆動され、遊技球が第2入賞部12へ容易に入賞される状態が形成される。
図柄表示装置20の上方には、本発明の特徴部分を構成する第1振り分け装置30が配設されている。第1振り分け装置30は、第1振り分け装置駆動源31(図参照)により時計方向又は半時計方向に回動可能である。
第1振り分け装置30の上方には、本発明の特徴部分を構成する迫出部材420が配設されている。後述するが、迫出部材420は、所定の条件を満たした場合に迫出し、入賞した遊技球を第1の振り分け装置30を介することなく、第1の通路14又は第2の通路15のいずれかに誘導している。また、迫出部材420の上方には、第1入賞部11、第2入賞部12より入賞した遊技球を検出する第1遊技球検出装置13が配設されている。
図柄表示装置20の下方には、第2振り分け装置40が配設されている。第2振り分け装置40は、クルーンと呼ばれる3個の穴が設けられた皿状の役物で、一つの穴が当たり領域41、他の二つの穴が非当たり領域42となっている。図柄表示装置20の右方向には、第3振り分け装置50が配設されている。第3振り分け装置50は、遊技球を収容可能に構成された複数の球受部を備えた略円板回転体で、第3振り分け装置駆動源53により時計方向又は半時計方向に回動可能である。尚、第3振り分け装置50の構成については後述する。図柄表示装置20の左方向には、図柄表示装置20を迂回するように、第1振り分け装置30から第2振り分け装置40まで延びる、第1の経路14が配設されている。第1の経路14は、第1振り分け装置30と第2振り分け装置40を直接結ぶ、遊技球を誘導する経路である。第1の経路14には、遊技球の通過を検出する第2遊技球検出装置16が配設されている。
また、図柄表示装置20の右方向には、第3の振り分け装置50を介して第1振り分け装置30と第2振り分け装置40を結ぶ第2の経路15が配設されている。第2の経路15は、第1振り分け装置30から第3振り分け装置50まで延びる第1部分15aと、第3振り分け装置50から第2振り分け装置40まで延びる第2部分15bから構成される。第1部分15aには、遊技球の通過を検出する第3遊技球検出装置17aが配設され、第2部分15bには第4遊技球検出装置17bがそれぞれ配設されている。
図3は、第1の実施形態における特別遊技入賞判定装置の第1振り分け装置付近を示す正面図である。図3(a)は遊技球が球受部30aに収容された状態を示し、図3(b)は遊技球を収容後第1振り分け装置30が時計方向、反時計方向に所定の角度回転駆動された状態を示し、図3(c)は遊技球が連続して入賞した状態を示す。
第1振り分け装置30は、遊技球を収容可能に構成された1個の球受部30aを備えた略円板回転体で、球受部30aには、遊技球を1個収容することができ、この球受部30aは、貯留装置の役割も兼用している。第1振り分け装置30は第1振り分け装置駆動源31(図7参照)により時計方向又は半時計方向に回転駆動される。第1振り分け装置30の上方から左方向にかけて第1の予備経路18が配設され、第1振り分け装置30の上方から右方向にかけて第2の予備経路19が配設されている。第1の予備経路18は、第1遊技球検出装置13と第1振り分け装置30に挟まれた部分から略水平左方向に延びた後屈曲し、鉛直下方向に延びて、第1の経路14に連通されている。第2の予備経路19は、同じく第1遊技球検出装置13と第1振り分け装置30に挟まれた部分から略水平右方向に延びた後屈曲し、鉛直下方向に延びて、第2の経路15の第1部分15aに連通されている。第1の予備経路18、第2の予備経路19の略水平方向に延びる部分は、遊技球を確実に誘導できるように所定の傾きが設けられている。さらに、後述するが、第1振り分け装置30の上流側に迫出部材420が設けられている。
次に、第1振り分け装置30の回転動作について図3(a)、(b)、(c)を参照して説明する。
図3(a)に示すように、第1振り分け装置30は、通常は球受部30aを上に向けた状態で停止している。そこで、第1入賞部11、第2入賞部12より入賞した遊技球は、第1遊技球検出装置13を通過後、第1振り分け装置30の球受部30aに収容される。そして、後述するように、第1遊技球検出装置13の通過を契機として、第1振り分け装置30の球受部30aに収容された場合に、当選乱数が取得され、取得された当選乱数に基づいて、第1振り分け装置30は時計方向又は反時計方向に所定の角度回転駆動される(図3(b)参照)。図3(b)に実線で示される遊技球Aは、第1振り分け装置30が時計方向に所定の角度回転駆動され、第2の経路15に誘導される。図3(b)に破線で示される遊技球Aは、第1振り分け装置30が反時計方向に所定の角度回転駆動され、第1の経路14に誘導される。
遊技球が連続して入賞した場合について、図3(c)を参照して説明する。遊技球Aと遊技球Bが連続して入賞すると、遊技球Aは球受部30aに収容された後、前述したように第1の経路14又は第2の経路15のいずれかに振り分けられる。一方、遊技球Bは、迫出部材420が非迫出し状態の場合、遊技球Aに衝突後、第1振り分け装置30に収容されることなく、第1の予備経路18又は第2の予備経路19のいずれかに誘導される。第1の予備経路18に誘導された遊技球Bは、第1の経路14に案内され、その後は第1振り分け装置30により第1の経路14に誘導された遊技球と同じ運命をたどる。同様に、第2の予備経路19に誘導された遊技球Bは、第2の経路15に案内され、その後は第1振り分け装置30により第2の経路15に誘導された遊技球と同じ運命をたどる。そのため、遊技者は、遊技球Bが第1の予備経路18に誘導されることを期待するが、迫出部材420が非迫出し状態の場合、遊技球Bは半分の確率で第1の予備経路18に誘導される。
一方、迫出部材420が迫出し状態の場合は、遊技球Bは、迫出部材420に衝突する。後述するが、第1の実施形態では、迫出部材420は略三角形の形状を持ち、その上流側頂点が第2の経路側にオフセットされている。そのため、遊技球Bは、迫出部材420に衝突した後、第1の経路と第2の経路のいずれかに誘導されるが、第1の経路に誘導される確率が、迫出部材420の非迫出し状態の場合と比べても、高くなっている。そのため、遊技者は、迫出部材が迫出し状態になっている場合、遊技球が第1の経路に誘導されることを強く期待することができる。
次に、第3振り分け装置50の構成と回転動作について図4及び図5を参照して説明する。図4は、第3振り分け装置を上方向より見た第1の平面図である。第3振り分け装置50は、図4(a)に示すように、それぞれ遊技球を収容可能に構成された4つの球受部(50a、50b)を備えた略円板回転体である。4つの球受部は、一つの特定球受部50aと三つの非特定球受部50bから構成される。特定球受部50aは遊技球がスムースに通過できる貫通孔であるのに対し、3つの非特定球受部50bは非貫通穴である。第3振り分け装置50は、第3振り分け装置駆動源53(図2、図7参照)に結合され、時計方向又は反時計方向に回転駆動される。
図4(a)に示す第3振り分け装置50の下方には、導入口51が配設されている。導入口51は、第2の経路15の第1部分15aに連通され、第2の経路15により誘導された遊技球は、第3振り分け装置50の球受部に収容される際に導入口51を通過する。
図4(a)に示す第3振り分け装置50の左方向には、非特定球受部50bに収容された遊技球を、非特定領域に誘導する非特定領域口52(図2参照)が配設されている。
次に、第3振り分け装置50の回転動作と遊技球の振り分け方法について説明する。図4(a)に示す遊技球Dは、導入口51を通過し、非特定球受部50bに収容される。導入口51付近には、遊技球が第3振り分け装置50の球受部に確実に収納されるように所定の傾斜が設けられている。また、既に他の非特定球受部50bに収容された遊技球Cは、第3振り分け装置50が所定の角度回転駆動された後、非特定領域口52へ誘導される。非特定領域口52に誘導された遊技球は、遊技領域2の裏面方向に排出され、特定遊技入賞判定装置10による判定は終了する。
これに対し、図4(b)に示す遊技球Eは、導入口51を通過し、特定球受部50aに収容される。特定球受部50aは前述したように貫通孔であるので、遊技球Eは、第3振り分け装置50の鉛直下方向に設けられた図2に示す特定領域口54を経由し、第1の経路15の第2部分15bに誘導される。すなわち、第3振り分け装置50の特定球受部50aに収容された遊技球は、第1の経路15の第2部分15bを経由して、第2振り分け装置40に誘導される。
また、第3振り分け装置50は時計方向又は反時計方向に回転駆動が可能で、通常は、特定球受部50aが導入口51と重なる状態(図4b参照)にはならないような往復回転動作を行っている。
図5は、第3振り分け装置を上方向より見た第2の平面図である。図5は通常時における第3振り分け装置50の回転動作を示している。通常、第3振り分け装置50は図5(a)、図5(b)、図5(c)に示す所定の往復回転動作を行っている。例えば、第3振り分け装置50が、図5(a)に示す所定の角度まで反時計方向に回転駆動されると、第3振り分け装置50は、図5(c)に示す所定の角度まで時計方向に回転駆動される。図5(c)に示す所定の角度まで回転駆動されると、今度は図5(a)に示す所定の角度まで反時計方向に回転駆動される。
通常、第3振り分け装置50はこのような往復回転動作を繰り返し、遊技球が特定球受部50aに収容されることを困難としている。これにより、ほとんどの遊技球は非特定球受部50bに収容された後、非特定領域口52に誘導される。そこで、通常の回転動作とは別に、第3遊技球検出装置17aの遊技球の検出を契機に抽選を行い、当該抽選に当選した場合、第3振り分け装置50の回転動作を変化させることとしている。例えば、第3振り分け装置50を所定の回数だけ全回転させ、遊技球が特定球受部50aに収容される確率を高くさせている。このように、第3振り分け装置50の回転動作を変化させることにより、遊技球が第2振り分け装置40に誘導される確率を変化させることが可能となる。
図6は、第1の実施形態に係る特別遊技入賞判定装置の第1振り分け装置付近を垂直方向に切断した図2における矢視X−Xの概略断面図である。第1の実施形態では、貯留装置である第1振り分け装置30の球受部30aの上流側で、第1遊技球検出装置13の下流側に迫出部材420と迫出部材駆動手段410が設けられている。図6に示すように迫出部材420と迫出部材駆動手段410は接続され、迫出部材420は、通常、図6(b)に示すように迫出していない。所定の条件を満たすと、迫出部材駆動手段410の駆動に応じて、迫出部材420は水平方向に迫出し(図6(a)参照)、第1振り分け装置30を介さずに、遊技球を第1の経路14と第2の経路15のいずれかに振り分ける。その後、所定の条件を満たさなくなると、迫出部材420は、図6(b)のように非迫出し状態に戻る。
上記の動作を説明すると、まず、遊技球Gが第1遊技球検出装置13を通過し、第1振り分け装置30の球受部30aに収納された場合、第1振り分け装置30を第1の経路14と第2の経路15のいずれかに回転するか決定される乱数抽選が行われる(図10参照)。当該乱数抽選の結果、第1の経路14と第2の経路15のいずれかに回転するか決定され、経路毎の停止図柄と図柄変動パターンが決定される。決定された停止図柄と図柄変動パターンは図柄表示装置20に表示される。遊技球Gは、第1遊技球検出装置13を通過し、第1振り分け装置30の球受部30aに収納された後、停止図柄と図柄変動パターンの表示が終了するまで、球受部30aに貯留されている。
また、第1振り分け装置30の球受部30aには、遊技球が収納され、貯留されていることを検知する球受部検出装置440が設けられている。上記の乱数抽選の結果、第2の経路15側に決定し、第2の経路15用の停止図柄が決定された場合に、所定の条件(例えば、停止図柄が「7」「7」「6」等)が成立した場合には、図柄変動時間の長い第2の図柄変動パターン郡から図柄変動パターンが選択される。更に、後述する迫出部材制御手段400から迫出部材駆動手段410に命令信号が送信され、迫出部材駆動手段410は迫出部材420を図6(a)のように迫出させる。図柄変動時間の長い第2の図柄変動パターンが図柄表示装置20に表示されている間で、迫出部材420が迫出し中に、第1遊技球検出装置13を通過してきた他の遊技球Fは迫出部材420によって、第1の経路14と第2の経路15のいずれかに振り分けられる。第1の実施形態の迫出部材420は略三角形状であり、上流側頂点が第2の経路15にオフセットされているので、第1の経路14に誘導され易く、遊技者にとって有利な状態になる。
第2の図柄変動パターンの表示が終了し、第1振り分け装置30が遊技球Gを第2の経路15に振り分けると、球受部検出装置440からの検出信号が送信されなくなるので、迫出部材制御手段400は、迫出部材駆動手段410に迫出部材420を非迫出し状態に戻すように命令信号を送信し、迫出部材駆動手段410は迫出部材420を非迫出し状態にする。迫出部材420が非迫出し状態にされた後、第1遊技球検出装置13を通過した遊技球Hは第1振り分け装置30の球受部30aに収納される。
なお、迫出部材駆動手段410は、ソレノイド等のように命令信号の受信により駆動する手段であれば適用可能であり、また、迫出部材420は、遊技球を第2の経路15よりも第1の経路14に振り分けられる確率が高い形状を有するものであれば、適用可能である。
以上のような構成の弾球遊技機1の遊技の概要を図1乃至図6を参照して説明する。遊技者が弾球ハンドルを操作すると、遊技球が発射されガイドレール22に案内されて遊技領域2の上方に放出される。遊技球は、風車や釘等に接触して落下方向が変化しながら、一部は第1入賞部11あるいは入賞口6に入り、第1入賞部11あるいは入賞口6に入らなかった遊技球は、アウト口9に入る。遊技球が入賞口6に入賞すると、賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出される。
また、遊技球が作動ゲート5を通過すると、作動ゲート通過検出装置5a(図7参照)からの通過信号を契機として普通図柄表示部21における普通図柄の変動表示が開始される。そして、普通図柄表示部21のランプの点灯が所定の状態に点灯すると、特定入賞口3の拡大装置4が所定時間作動する。これにより、特定入賞口3が開放され、特定入賞口3への入賞が容易となる。
特定入賞口3に遊技球が入賞すると、入賞検出装置3a(図7参照)からの通過信号を契機に第2入賞部12の可動片12aが例えば0.5秒間作動する。これにより、第2入賞部12が開放され、第2入賞部12への入賞が容易となる。第1入賞部11、第2入賞部12に入賞した遊技球は、第1遊技球検出装置13を通過後、第1振り分け装置30の球受部30aに収容される。遊技球が第1遊技球検出装置13を通過すると、第1遊技球検出装置13からの検出信号を契機に賞球払出口から、例えば4球の賞球が遊技者に払い出される。また、第1遊技球検出装置13からの検出信号を契機として、遊技球が第1振り分け装置30の球受部30aに収納された場合、すなわち、球受部検出装置440の検出信号の波形の立ち上がりが検知された場合、当選乱数が取得され、取得された当選乱数に基づいて、第1の経路14、又は第2の経路15の判定がされる。
このような当選乱数による判定結果に基づいて、図柄表示装置20に図柄を変動表示させた後に所定の図柄を停止表示させる図柄変動演出、例えば第1の経路14変動、第2の経路15変動を示す図柄変動演出が行われる。このとき停止表示される図柄が第1の経路14に対応する図柄である場合(例えば、「0」「0」「0」、「3」「3」「3」、「7」「7」「7」等、いわゆるゾロ目の図柄とし、これら以外は第2の経路15に対応する図柄とする等)、第1振り分け装置30は反時計方向に回転駆動され、第1振り分け装置30が所定の角度回転駆動されると、球受部30aに収容された遊技球は第1の経路14に誘導される。一方、停止表示される図柄が第2の経路15に対応する図柄である場合、第1振り分け装置30は反時計方向に回転駆動され、第1振り分け装置30が所定の角度回転駆動されると、球受部30aに収容された遊技球は第2の経路15の第1部分15aに誘導される。
なお、遊技球が、第1入賞部11、第2入賞部12に連続して入賞した場合、後に入賞した遊技球は第1振り分け装置30に収容されることなく、第1の予備経路18又は第2の予備経路19のいずれかに誘導される。第1の予備経路18に誘導された遊技球は第1の経路14に案内され、第2の予備経路19に誘導された遊技球は第2の経路15の第1部分15aに案内される。また、所定の条件(例えば、停止図柄が「7」「7」「6」等)を満たし、迫出部材駆動手段410が駆動し、迫出部材420が迫出し状態となった場合は、迫出部材420の形状から、第1の予備経路18に誘導される可能性が高くなる。
第1の経路14に案内された遊技球は、第2遊技球検出装置16を通過し、第1の経路14により第2振り分け装置40に誘導される。第2遊技球検出装置16の遊技球通過を契機として、例えば、図柄表示装置20に所定の図柄演出が表示され、遊技球が第1の経路14に振り分けられたことが遊技者に報知される。これにより遊技者は、遊技球が第2振り分け装置40に誘導されたことを確認でき、特定遊技が実行されることを強く期待できることとなる。
第2の経路15の第1部分15aに案内された遊技球は、第3遊技球検出装置17aを通過し、第1部分15aにより第3振り分け装置50に誘導される。遊技球の第3遊技球検出装置17aの通過を契機として、同様に図柄表示装置20に所定の図柄演出が表示され、遊技球が第2の経路15に振り分けられたことが遊技者に報知される。これにより遊技者は、遊技球が第3振り分け装置50に誘導されたことを確認できる。
第3振り分け装置50に誘導された遊技球は、第3振り分け装置50に設けられた1個の特定球受部50a又は3個の非特定球受部50bのいずれかに収容される。通常、第3振り分け装置50は、遊技球が特定球受部50aに収容されるのが困難なように所定の往復回転動作を繰り返し行っている。しかし、第3遊技球検出装置17aの遊技球通過を契機として抽選が行なわれ、当該抽選に当選した場合、第3振り分け装置50の回転動作を変化させ、例えば第3振り分け装置50を所定の回数だけ全回転させる。非特定球受部50bに収容された遊技球は、第3振り分け装置50が所定の角度回転駆動された後、非特定領域口52へ誘導される。非特定領域口52に誘導された遊技球は、遊技領域2の裏面方向に排出され、特別遊技入賞判定装置10での判定は終了する。一方、特定球受部50aに収容された遊技球は、特定領域口54を経由し、第2の経路15の第2部分15bに案内される。第2部分15bに案内された遊技球は、第4遊技球検出装置17bを通過し、第2の部分15bにより第2振り分け装置40に誘導される。
遊技球の第4遊技球検出装置17bの通過を契機として、例えば、図柄表示装置20に所定の図柄演出が表示され、特別遊技が実行されるチャンスが到来したことが遊技者に報知される。これにより遊技者は、遊技球が第2振り分け装置40に誘導されたことを確認でき、第1の経路14と同じように特定遊技が実行されることを強く期待できることとなる。
第2振り分け装置40はクルーンで構成されており、第2振り分け装置40に誘導された遊技球がクルーンに設けられた非当たり領域42に入賞すると、非当たり領域入賞検出装置42a(図7参照)を通過後、遊技領域2の裏面方向に排出される。遊技球が排出され、特別遊技入賞判定装置10での判定処理は終了する。
これに対して、第2振り分け装置40に誘導された遊技球がクルーンに設けられた当たり領域41に入賞し、遊技球が当たり領域入賞検出装置41a(図7参照)を通過すると、後述する特別遊技が実行される。
当たり領域41に入賞した遊技球が当たり領域入賞検出装置41aを通過すると、特別遊技が実行され、まず、普段は閉鎖している可変入賞口8が開放される。そして、遊技球が可変入賞口8に入賞すると、賞球払出口から例えば15球の賞球が遊技者に払い出される。この可変入賞口8は、例えば開放してから30秒経過するか、10球の入賞があるかのいずれかにより一旦閉鎖される。そして、この可変入賞口8が開放されている間に、この可変入賞口8の内部に設けられているVゾーンへの入賞があると、可変入賞口8は一旦閉鎖した後、再度開放されるようになっている。このような可変入賞口8の開放及び閉鎖を単位特別遊技とすれば、特別遊技としての大当たりは、この単位特別遊技を複数回繰り返すことから成る。例えば、最大で15回(ラウンド)という固定された回数だけ単位特別遊技を繰り返せば特別遊技は終了するが、可変入賞口8の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合にも特別遊技は終了する。
特別遊技が終了すると、続いて確率変動遊技を実行するか否かの抽選が行われる。当該抽選に当選すると、確率変動状態での遊技が実行され、確立変動状態は、遊技球が第2振り分け装置40の当たり領域40aに再び入賞するまで継続される。確率変動遊技の詳細については後述する。
このように、特別遊技が実行される開始条件を、遊技球が第1の経路14または第2の経路15を進む場合に異ならしめ、経路毎に特別遊技が実行される確率を変化させることで遊技が単調となるのを防止し、遊技者により多くの興趣を提供することが可能となる。また、遊技球が特別遊技の入賞判定装置に入球すれば、他の遊技球を必要とすることなく、その入球した遊技球を用いて、特別遊技の利益が得られるか最終的に判定することも可能である。更に、所定の条件を満たすことで迫出部材を迫出させ、貯留装置である第1振り分け装置30の球受部30aから溢れた遊技球を、迫出部材により第1の経路に誘導させ易くすることで、遊技者の止め打ちを防止し、遊技台の稼働率を向上することができる。
続いて、本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機の制御とその処理について、図7乃至図16を参照して説明する。
図7は、第1の実施形態の弾球遊技機に係る機能を制御する装置のブロック図である。左側に遊技制御装置100の構成が示され、右側には可変入賞口8、特別遊技入賞判定装置10、作動ゲート通過検出装置5a、特定入賞口3、迫出部材駆動手段410及び球受部検出装置440が示されている。左側の遊技制御装置100の各構成手段は、主に、ソフトウエア(プログラム)から構成され、右側の可変入賞口8、特別遊技入賞判定装置(役物)10、作動ゲート通過検出装置5a、特定入賞口3、迫出部材駆動手段410及び球受部検出装置440は、主に、ハードウエアから構成されている。遊技制御装置100の各構成手段は、可変入賞口8、特別遊技入賞判定装置10に設けられた各種検出装置、作動ゲート通過検出装置5a及び入賞検出装置3aからの検出信号に基づいて、後述する各種処理を行う。また、遊技制御装置100の各構成手段は、可変入賞口8、特別遊技入賞判定装置10及び特定入賞口3に設けられた各種駆動源の制御処理を行う。以下、遊技制御装置100について、説明を行う。
遊技制御装置100は、入賞判定手段110、当たり決定手段120、遊技状態報知手段130、特別遊技制御手段140、及び、確率変動遊技制御手段150及び迫出部材制御手段400を備えている。入賞判定手段110は、特定入賞口3の入賞検出装置3aからの検出信号により、遊技球が特定入賞口3に入賞したか否かを判定する。特定入賞口3に遊技球が入賞すると、第2入賞部開放駆動源12bが制御され、第2入賞部12の可動片12aが作動される。
次に、当たり決定手段120は、図柄変動判定処理手段121、第1振り分け装置作動判定手段122及び第3振り分け装置作動判定手段123を備えている。更に、図柄変動判定処理手段121は、第1遊技球検出判定手段121a、変動図柄決定手段121b、遊技状況判定手段121c、乱数抽選手段121d及び図柄変動パターン選択手段121eを備えている。
第1遊技球検出判定手段121aは、第1遊技球検出装置13からの検出信号により、遊技球が入賞したか否かを判定する。変動図柄決定手段121bは、第1遊技球検出装置13からの検出信号を契機として、入賞した遊技球が第1振り分け装置30の球受部30aに収納された場合に当選乱数を取得し、図柄表示装置20に表示される図柄変動を当該当選乱数に基づいて決定する。遊技状況判定手段121cは、第2遊技球検出装置16、第3遊技球検出装置17a、第4遊技球検出装置17bからの検出信号に基づき、遊技球の進行状況を判定する。乱数抽選手段121dは、変動図柄決定手段121bの一部であり、第1遊技球検出装置13からの検出信号を契機として、入賞した遊技球が第1振り分け装置30の球受部30aに収納された場合に、当選乱数を取得し、その当選乱数に基づいて、第1振り分け装置30が遊技球を第1の経路14と第2の経路15のいずれかに振り分けるかを決定する。図柄変動パターン選択手段121eは、変動図柄決定手段121bの一部であり、乱数抽選手段121dにより、第2の経路に決定された場合に、図柄表示装置20に表示される停止図柄が、所定の条件(例えば、停止図柄「7」「7」「6」等)を満たしているかどうか判定する。所定の条件を満たしている場合は、後述する第1の図柄変動パターンと第3の図柄変動パターンより、図柄変動時間の長い変動パターンである第2の図柄変動パターンを選択する。
第1振り分け装置作動判定手段122は、第1振り分け装置30の回転動作のタイミングを制御する作動タイミング判定手段122aと、第1振り分け装置30の回転駆動方向を制御する作動方向決定手段122bを備えている。
第3振り分け装置作動判定手段123は、第3振り分け装置50の回転動作のタイミングを制御する作動タイミング判定手段123aと、第3振り分け装置50の回転駆動方向を制御する作動方向決定手段123bを備えている。
遊技状態報知手段130は、図柄表示制御手段131と音声出力制御手段132を備え、特別遊技入賞判定装置10に設けられた各検出装置からの検出信号を契機にして、図柄表示装置20や音声出力部20aを制御し、遊技者に遊技状態を報知する。また、図柄表示制御手段131により普通図柄表示部21に表示される普通図柄の制御もされる。
次に、特別遊技制御手段140は、特別遊技実行判定手段141、サイクル遊技実行手段142、継続判定手段143、特別遊技終了判定手段144を備えている。特別遊技実行判定手段141は、当たり領域入賞検出装置41aからの検出信号に基づき特別遊技を実行するか否かの判定を行う。サイクル遊技実行手段142は、特別遊技を構成する単位特別遊技を実行する。継続判定手段143は、単位特別遊技を継続させるか否かの判定を行う。特別遊技終了判定手段144は、特別遊技を終了させるか否かの判定を行う。次に、確率変動遊技制御手段150は、確率変動遊技実行判定手段151を備え、特別遊技終了後に確率変動遊技を実行させるか否かの判定を行う。
また、迫出部材制御手段400は、所定の条件(例えば、停止図柄「7」「7」「6」等)を満たしている場合に、迫出部材駆動手段410に、迫出部材420を貯留装置への流路に迫出させるように命令信号を送信する。迫出部材駆動手段410は、迫出部材制御手段400から送信される命令信号を受信し、命令信号に従って、迫出部材420を迫出し状態にする。その後、迫出部材制御手段400は、球受部検出装置440から検出信号が送信されなくなった場合に、迫出部材駆動手段410に、迫出部材420を非迫出し状態にするよう命令信号を送信する。迫出部材駆動手段410は、迫出部材制御手段400から送信される命令信号を受信し、命令信号に従って、迫出部材420を非迫出し状態にする。球受部検出装置440は、図6に示したように第1振り分け装置30の球受部30aに設けられ、当該球受部30aに遊技球が貯留されたことを検出し、迫出部材制御手段400に検出信号を送信している。
このような構成において、上記弾球遊技機において遊技球が第1入賞部11、第2入賞部に入賞した時より確率変動遊技が実行され終了するまでの制御方法(動作)を、図8乃至図16のフローチャートを参照して説明する。先ず、図8は、弾球遊技機に係る動作を説明するためのフローチャートである。図8に示すように、当該制御処理は当たり決定処理(ステップS1)、特別遊技制御処理(ステップS2)、確率変動遊技制御処理(ステップS3)より略構成される。当たり決定処理(ステップS1)は、特別遊技入賞判定装置10内に入賞した遊技球に基づいて、特別遊技を実行するか否かの決定がされる処理である。特別遊技制御処理(ステップS2)は、ステップS1において特別遊技の実行が決定された場合に特別遊技を実行させる制御処理である。確率変動遊技制御処理(ステップS3)は、特別遊技終了後に抽選がされ、その抽選に当選した場合に開始される確率変動遊技を実行させる制御処理である。
図9は、当たり決定処理のフローチャートである。すなわち、当たり決定処理S1は、図10に示す図柄変動判定処理(ステップS11)がされ、次に図13に示す振り分け装置作動判定処理(ステップS12)に続き、図14に示す当たり領域入賞判定処理(ステップS13)が行われる。
次に、図10、図11に示す図柄変動判定処理(ステップS11)について説明する。
図10は図柄変動判定処理のフローチャート、図11は第1の実施形態に係る図柄変動処理のフローチャートである。先ず、遊技球が第1入賞部11又は第2入賞部12に入賞したか否かの判定がされる(ステップS111)。すなわち、遊技球が第1遊技球検出装置13を通過すれば、遊技球が第1入賞部11又は第2入賞部12に入賞したと判定される。ステップS111において入賞と判定されると、所定の数(例えば4個)の賞球を遊技者に行うために賞球カウンタに4が加算される(ステップS112)。続いて、第1振り分け装置30の球受部30aに、入賞した遊技球が収納されたか否かの判定がされる(ステップS113)。すなわち、第1振り分け装置30の球受部30aに、入賞した遊技球が収納されることで、遊技球が収納するまで送信されていなかった球受部検出装置440からの検出信号が送信されるので、該検出信号の波形の立ち上がりを検知して、次のステップで当選乱数を取得する。
ここで、第1振り分け装置30の球受部30aに遊技球が貯留されていた場合、入賞した遊技球は、第1振り分け装置30を介さないで、第1の予備経路18と第2の予備経路19のいずれかに振り分けられる。第1の予備経路18に振り分けられた場合には、第1の予備経路18は第1の経路14に連通しているので、第1の経路14を通過し、第2振り分け装置40に誘導される。第2の予備経路19に振り分けられた場合には、第2の予備経路19は第2の経路15に連通しているので、第2の経路15を通過し、第3振り分け装置50に誘導される。以上により、入賞した遊技球が、第1振り分け装置30の球受部30aに収納されないため、当選乱数を取得せず、図柄変動判定処理(ステップS11)は終了される。また、所定の条件(例えば、停止図柄「7」「7」「6」等)を満たし、迫出部材駆動手段410が迫出部材420を迫出していた場合も、迫出部材420の形状により第1の予備経路18と第2の予備経路19のいずれかに振り分けられる。同様に、入賞した遊技球は、第1の振り分け装置30の球受部30aに収納されないため、図柄変動判定処理(ステップS11)は終了される。
ステップS113において、球受部検出装置440の検出信号の立ち上がりが検知されると、図柄変動判定手段121が当選乱数を取得する(ステップS114)。当選乱数が取得されると、続いて図柄表示装置20に図柄変動を行うための図柄変動許可の判定が行われる(ステップS115)。すなわち、現在図柄が変動中である場合には、後述するように図柄変動禁止フラグがオンされ(ステップS1168)、図柄変動禁止状態となっている。そこで、ステップS116に示す図柄変動処理がされる前に、図柄変動禁止状態であるか否かの判定が行われる。図柄変動禁止フラグがオンされていなければ図柄変動許可がされ、図11に示す図柄変動処理(ステップS116)が開始される。図柄変動禁止フラグがオンされていた場合は、図柄変動禁止状態となっており、図柄変動禁止フラグがオフになるまで、この制御処理を繰り返す。
図11に示す図柄変動処理(ステップS116)では、図柄変動判定手段121がステップS114で取得した当選乱数が第1の経路であるか否か判定する(ステップS1161)。第1の経路と判定された場合には、第1の経路フラグがオンされ(ステップS1162)、第1の経路に対応する停止図柄が決定され(ステップS1163)、第1の経路に対応する第1の図柄変動パターン群から図柄変動パターンが決定される(ステップS1164)。
ステップS1161において、第1の経路ではないと判定された場合には、第2の経路に対応する停止図柄が決定される(ステップS1165)。次のステップで当該停止図柄が所定の条件(例えば、「7」「7」「6」等)を満たしているかどうか判定される(ステップS11651)。所定の条件を満たしていると判定された場合には、図柄変動時間の長い変動パターンである第2の図柄変動パターン郡から図柄変動パターンが決定される(ステップS11652)。決定後、迫出部材駆動手段410に迫出部材420を迫出させるため、迫出部材制御手段400から迫出部材駆動手段410に命令信号が送信される(ステップS11653)。
一方、ステップS11651で所定の条件が成立されていないと判定された場合、第3の図柄変動パターン群から図柄変動パターンが決定される(ステップS1166)。なお、第2の図柄変動パターンと第3の図柄変動パターンが表示されると、遊技球は第2の経路に誘導される。
次に、ステップS1164、ステップS11652、ステップS1166により決定された各変動パターンのコマンドが送信され(ステップS1167)、続いて、図柄変動禁止フラグがオンされ、図柄変動禁止状態となる(ステップS1168)。そして、図柄変動タイマがゼロ(0)にセットされ(ステップS1169)、図10、図11に示す図柄変動判定処理(ステップS11)は終了する。
図12は、第1の実施形態に係る図柄変動パターンの一例を示す図柄変動パターンテーブルである。図12は、停止図柄と図柄変動パターン郡、図柄変動時間、遊技球が誘導される経路と迫出部材の状態の関係の一例を示している。図12では、停止図柄は、第1遊技球検出装置13の検出信号を契機として、第1振り分け装置30の球受部30aに収納された場合に行われる乱数抽選の結果、決定される図柄であり、図柄表示装置20に図柄変動パターンが終了した後、表示される図柄を示す。図柄変動パターン郡は、上述した第1の図柄変動パターン郡、第2の図柄変動パターン郡及び第3の図柄変動パターン郡のどのパターンから図柄変動パターンを選択・決定するか示している。図柄変動時間は、決定された図柄変動パターンが図柄表示装置20で表示される時間を示している。第1振り分け装置の振り分け経路は、図柄変動パターンの表示が終了し、停止図柄が表示された後、第1振り分け装置30が第1の経路14と第2の経路15のいずれかに振り分けるか示している。更に、迫出部材の迫出し状態は、第1振り分け装置30の球受部30aに遊技球が貯留され、迫出部材420が第1振り分け装置30の流路に迫出すかどうか示している。
図12より、第1の実施形態における図柄変動パターンテーブルでは、停止図柄が「7」「7」「7」等のいわゆるゾロ目の場合のみ、第1の図柄変動パターン郡から図柄変動パターンを選択・決定し、当該決定された図柄変動パターンを15秒表示する。図柄変動パターンの表示終了後、第1振り分け装置30は遊技球を第1の経路14に振り分ける。この場合、迫出部材420は非迫出し状態のままである。
次に、停止図柄が「7」「7」「4」等の場合には、図柄変動時間の長い第2の図柄変動パターン郡から図柄変動パターンを選択・決定し、当該決定された図柄変動パターンを30秒表示する。表示中、迫出部材420は第1振り分け装置30の流路に迫出しされる。図柄変動パターンの表示終了後、第1振り分け装置30は遊技球を第2の経路15に振り分ける。遊技球の振り分け後、球受部検出装置440からの検出信号が送信されなくなるので、迫出部材420は非迫出し状態に戻される。上記の動作により、停止図柄が所定のマークのときは、図柄変動時間の長い第2の図柄変動パターンが表示され、該表示中は迫出部材420が迫出し状態になる。上記の第2の図柄変動パターンの表示中に、他の遊技球が第1遊技球検出装置13を通過すると、迫出部材420の形状により、第1の経路14に誘導される確率の高い振り分けが行われる。上記の第2の図柄変動パターンの表示終了に伴い、第1振り分け装置30が貯留していた遊技球を振り分け、迫出部材420が非迫出し状態に戻される。これによって、遊技者は、上記の第2の図柄変動パターンの表示中に得られる有利な遊技条件を得ようと、多くの遊技球を第1遊技球検出装置13を通過させるために遊技球を打ち出すので、遊技台の稼働率の向上につながる。
また、次に、停止図柄が「7」「2」「4」等のいわゆるバラバラの場合には、第3の図柄変動パターン郡から図柄変動パターンを選択・決定し、当該決定された図柄変動パターンを10秒表示する。図柄変動パターンの表示終了後、第1振り分け装置30は遊技球を第2の経路15に振り分ける。この場合、迫出部材420は非迫出し状態のままである。
図13は、振り分け装置作動判定処理のフローチャートである。振り分け装置作動判定処理(ステップS12)について、図13のフローチャートに基づき説明する。先ず、図柄変動タイマがゼロ(0)であるか否かの判定がされる(ステップS121)。ステップS1169により図柄変動タイマがゼロ(0)にセットされていれば、次に第1の経路フラグがオンされているか否の判定がされる(ステップS122)。
第1の経路フラグがオンされている場合、第1振り分け装置30を半時計方向に所定の角度回転駆動させる(正回転)処理が行なわれ(ステップS123)、遊技球は第1の経路14側に振り分けられる。これに対し、ステップS122において第1の経路フラグがオンされていないと判定された場合、第1振り分け装置30を時計方向に所定の角度回転駆動させる(逆回転)処理が行われ(ステップS124)、遊技球は第2の経路15側に振り分けられる。続いて、第3遊技球検出装置17aによる遊技球の入賞検出を契機に、第3振り分け装置作動判定手段123により、第3振り分け装置50の回転動作を変更するか否かの抽選が行なわれる(ステップS125)。当該抽選に当選すると、第3振り分け装置50は通常の往復回転動作(図5参照)を中止され、例えば所定の時間又は所定の回数だけ時計方向への回転動作に変更される(ステップS126)。
図14は、当たり領域入賞判定処理のフローチャートである。当たり領域入賞判定処理(ステップS13)について、図14のフローチャートに基づき説明する。先ず、当たり領域入賞の有無が判定される(ステップS131)。すなわち、遊技球の通過が当たり領域検出装置41aにより検出され、当たり領域入賞の有無の判定処理がされる。当たり領域入賞があった場合、特別遊技の実行が開始されるので、特別遊技開始フラグがオンされる(ステップS132)。これに対し、ステップS131において当たり領域入賞が判定されなかった場合、非当たり領域入賞の有無が判定される(ステップS133)。すなわち、遊技球の通過が非当たり領域検出装置42aにより検出され、非当たり領域入賞の有無の判定処理がされる。非当たり領域入賞があった場合、図柄変動禁止フラグがオフされ、ステップS1168にてされた、図柄変動禁止状態が解除される(ステップS134)。
ステップS132において特別遊技開始フラグがオンされるか、又はステップS134において図柄変動禁止フラグがオフされることにより、ステップS13の当たり領域入賞判定処理は終了する。ステップS13の当たり領域入賞判定処理が終了すると、図9に示すように当たり決定処理(ステップS1)も終了し、ステップS132において特別遊技開始フラグがオンされていれば、特別遊技が実行されるので、図8に示す特別遊技制御処理(ステップS2)が開始される。
図15は特別遊技制御処理のフローチャートである。特別遊技制御処理(ステップS2)について、図15のフローチャートに基づき説明する。先ず、単位特別遊技が開始される(ステップS21)。すなわち、アタッカーユニット7の可変入賞口駆動源8d(図7参照)が駆動制御され可変入賞口8の入口の開放が開始される。そして、特別遊技制御手段140は、可変入賞口8の入口を開放させてから規定球数(例えば10球)が入賞したか、または規定時間(例えば30秒)が経過したか等により(ステップS22)、一旦可変入賞口8の入口の開放等を終了させる(ステップS23)。 以上の単位特別遊技(ラウンド)は、例えば最大15回連続するようになっているが、可変入賞口8の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合には、そのラウンドで特別遊技は終了する。
次に、特別遊技終了判定手段144は、上記ラウンドが最終ラウンドか否かを判定し(ステップS24)、このラウンドが最終ラウンドであるときは特別遊技は終了する。一方、ステップS24において、上記ラウンドが最終ラウンドではないときは、ステップS21に戻って続きのラウンドが開始される。
図16は、確率変動遊技制御処理のフローチャートである。確率変動遊技制御処理(ステップS3)について、図16のフローチャートに基づき説明する。先ず、特別遊技が終了したか否かの判定がされる(ステップS31)。次に確率変動遊技を実行するか否かの抽選がされる(ステップS32)。当該抽選に当選すると、確率変動状態の設定が実行される(ステップS33)。確率変更状態とは、例えば、普通図柄抽選確率を高確率に変更、特定入賞口3の拡大時間の延長、可動片12aの作動時間の延長、第1振り分け装置30の回転動作時間の延長、図柄の変動時間の短縮、第1の経路14に対応する図柄が表示される確率を高確率に変更する等である。
確率変動状態での遊技が実行され、遊技球が第2振り分け装置40の当たり領域40aに再び入賞するか否かの判定が行われる(ステップS34)。そして、当たり領域入賞検出装置41aからの検出信号を契機に、確率変動状態を通常の状態に戻す処理がされ(ステップS35)、確率変動遊技制御処理(ステップS35)は終了される。
図17は、迫出部材制御処理のフローチャートである。迫出部材制御処理(ステップS4)について、図17のフローチャートに基づき説明する。なお、この迫出部材制御処理は、上述してきたステップS1乃至S3の制御処理から独立した制御処理である。先ず、迫出部材420が迫出し状態になっているか判定される(ステップS41)。図11に示したステップS11653の迫出部材駆動処理が行われ、迫出部材420が迫出し状態になっている場合、第1振り分け装置30の球受部30aに遊技球が貯留されているかどうか判定される。すなわち、球受部検出装置440の検出信号が送信されているか判定する(ステップS42)。第1振り分け装置30の球受部30aに遊技球が貯留されていない場合、すなわち球受部検出装置440の検出信号が送信されない場合、迫出部材420を非迫出し状態にするため、迫出部材制御手段400から迫出部材駆動手段410に迫出部材420を非迫出し状態にするように、命令信号を送信する。迫出部材駆動手段410は、迫出部材制御手段400からの命令信号により、迫出部材420を非迫出し状態にする(ステップS43)。
ステップS42で、球受部検出装置440の検出信号が送信されている場合は、まだ第1振り分け装置30の球受部30aに遊技球が貯留されているので、球受部検出装置440の検出信号が送信されなくなるまで、この制御処理を繰り返す。また、ステップS41で迫出部材420が迫出し状態になっていない場合、又は、ステップS43で迫出部材非迫出し処理を実行した場合は、この制御処理を終了する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る弾球遊技機201の構成と遊技球の進行過程について、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と異なる点を中心に図18乃至図20に基づき説明する。
図18は、第2の実施形態に係る弾球遊技機の遊技領域の外観を示す正面図である。
この弾球遊技機201の遊技領域202の略中央には、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置210が配設されている。その他、この弾球遊技機の遊技領域202には、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、拡大装置204を備えた特定入賞口203、遊技球の通過が可能な作動ゲート205、遊技球の入賞可能な入賞口206、普通図柄を表示する普通図柄表示部221、ガイドレール222、図柄を変動表示及び停止表示等する図柄表示装置20、特別遊技入賞判定装置10への入球を可能とする第1入賞部211と第2入賞部212,特定入賞口3に遊技球が入賞することにより開閉する可動片212a,更にアタッカーユニット207、可変入賞口208、アウト口209等が配設され、これらは第1の実施形態に係る弾球遊技機1の対応する部分と同じ機能を有するので、その詳しい説明は省略する。
図19は、第2の実施形態における特別遊技入賞判定装置の第1振り分け装置付近を示す正面図である。第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、特別遊技入賞判定装置210の略中央には図柄表示装置220が配設されている。特別遊技入賞判定装置210の上端付近には、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様に、第1入賞部211と第2入賞部212が配設されている。また、第2入賞部212には、特定入賞口203に遊技球が入賞することにより開閉する可動片212aが配設されている。図柄表示装置220の上流側に第1振り分け装置230が配設されている。第1入賞部211、第2入賞部212、可動片212aと第1振り分け装置230の構成も第1の実施形態に係る弾球遊技機1の対応する部分と同様である。
第1振り分け装置230は、第1の実施形態と同じく、遊技球を第1の経路214と第2の経路215に振り分けている。また、第1の実施形態と同じく、第1振り分け装置230の上方から左方向にかけて第1の予備経路218が配設され、第1の経路214に連通されている。第1振り分け装置230の上流側には、第1入賞部211、第2入賞部212より入賞した遊技球を検出する第1遊技球検出装置213が配設されている。また、第1振り分け装置230は、1個の遊技球を貯留できる球受部230aを備えている。これらは第1の実施形態に係る弾球遊技機1の対応する部分と同じ機能を有するので、その詳しい説明は省略する。
図19に示すように、第2の実施形態の特徴的な部分として、第1の実施形態に示された第2の予備経路19、迫出部材420と迫出部材駆動手段410を無くし、替わりに、遮蔽部材520を配設している。このような構成の第2の実施形態に係る弾球遊技機201の遊技の概要について、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と異なる部分を中心に説明する。
遊技球を第1入賞部211、第2入賞部212に入賞させることは、第1の実施形態に係る弾球遊技機1と同様である。第1入賞部211、第2入賞部212に入賞した遊技球は、第1遊技球検出装置213を通過し、第1遊技球検出装置213からの検出信号を契機に賞球払出口から、例えば、4球の賞球が遊技者に払い出される。
図19(a)に示すように、第1の実施形態と同じで、第1振り分け装置230は、通常は球受部230aを上に向けた状態で停止している。そこで、第1入賞部211、第2入賞部212より入賞した遊技球は、第1遊技球検出装置213を通過後、第1振り分け装置230の球受部230aに収容される。そして、第1遊技球検出装置213の通過を契機として、第1振り分け装置230の球受部230aに収容された場合には、当選乱数が取得され、取得された当選乱数に基づいて、第1振り分け装置230は時計方向又は反時計方向に所定の角度回転駆動される(図19(b)参照)。
図19(b)に実線で示される遊技球Jは、第1振り分け装置230が時計方向に所定の角度回転駆動され、第2の経路215に誘導される。図19(b)に破線で示される遊技球Jは、第1振り分け装置230が反時計方向に所定の角度回転駆動され、第1の経路214に誘導される。
遊技球が連続して入賞した場合について、図19(c)を参照して説明する。遊技球Jと遊技球Kが連続して入賞すると、遊技球Jは球受部230aに収容された後、前述したように第1の経路214又は第2の経路215のいずれかに振り分けられる。一方、遊技球Kは、図19(c)のように、所定の条件(例えば、第1の実施形態と同じく、停止図柄が「7」「7」「6」等)の成立により、後述する遮蔽部材520が開成駆動状態の場合、第1の予備通路218を通過することができるので、遊技球Jに衝突後、第1振り分け装置230に収容されることなく、第1の予備経路218に誘導される。第1の予備経路218に誘導された遊技球Kは、第1の経路214に案内され、その後は第1振り分け装置230により第1の経路214に誘導された遊技球と同じ運命をたどる。
一方、所定の条件(例えば、第1の実施形態と同じく、停止図柄が「7」「7」「6」等)の未成立の場合は、図19(a)及び(b)のように、遮蔽部材520が開成駆動しないため、遊技球Kは、第1の経路218を通過できず、遊技球Jに衝突し、遊技球Jと共に第1振り分け装置230と遮蔽部材520で貯留される。遊技球Jが第1の経路214と第2の経路215のいずれかに振り分けられた後、遊技球Kは第1振り分け装置230の球受部230aに収納される。遊技球Kが球受部230aに収納されたことで、当選乱数が取得され、取得された当選乱数に基づいて、遊技球Kは第1の経路214と第2の経路215のいずれかに振り分けられる。
そのため、遮蔽部材520が開成駆動状態になっている場合に第1遊技球検出装置213を通過した遊技球は、全て、第2振り分け装置の当たり領域入賞確率の高い第1の経路214に誘導されるので、遊技者は、遊技者にとって有利な上記の権利を得ようと、遊技球を打ち出し、遊技盤の稼働率の低下を防止することができる。
図20は、第2の実施形態に係る特別遊技入賞判定装置の第1振り分け装置付近を垂直方向に切断した図18における矢視Y−Yの概略断面図である。第2の実施形態では、第1の予備経路218と、第1振り分け装置230と第1遊技球検出装置213に挟まれた部分の接合面に遮蔽部材520と遮蔽部材駆動手段510が設けられている。また、第1の実施形態と同じく、第1振り分け装置230の球受部230aに遊技球が貯留されていることを検出する球受部検出装置540を設けている。図20に示すように遮蔽部材520と遮蔽部材駆動手段510は接続され、遮蔽部材520は、通常、図20(a)に示すように開成駆動していない。所定の条件(例えば、第1の実施形態と同じく、停止図柄が「7」「7」「6」等)を満たすと、遮蔽部材駆動手段510の駆動に応じて、遮蔽部材520は水平方向に開成駆動する(図20(b)参照)。上記の開成駆動中に入賞した他の遊技球は、第1振り分け装置230を介さずに、第1の経路214に誘導される(図19(c)参照)。その後、球受部検出装置540の検出信号が、送信されなくなると、第1の実施形態と同様の制御処理により、遮蔽部材520は、図20(a)のように遮蔽状態に戻る。
上記の動作を説明すると、まず、遊技球Nが第1遊技球検出装置213を通過し、第1振り分け装置230の球受部230aに収納されると、第1の実施形態と同じく、第1振り分け装置230が第1の経路214と第2の経路215のいずれかに回転するか決定される乱数抽選が行われる。当該乱数抽選の結果、第1の経路214と第2の経路215のいずれかに回転するか決定され、経路毎の停止図柄と図柄変動パターンが決定される。決定された停止図柄と図柄変動パターンは図柄表示装置220に表示される。遊技球Nは、第1遊技球検出装置213を通過した後、第1振り分け装置230の球受部230aに収納され、停止図柄と図柄変動パターンの表示が終了するまで、球受部230aに貯留されている。
また、第1の実施形態と同じく、上記の乱数抽選の結果、第2の経路215に決定し、第2の経路215の停止図柄が決定された場合に、所定の条件(例えば、第1の実施形態と同じく、停止図柄が「7」「7」「6」等)が成立した場合には、図柄変動時間の長い第2の図柄変動パターン郡から図柄変動パターンが選択される。更に、遮蔽部材制御手段500から遮蔽部材駆動手段510に命令信号が送信され、遮蔽部材駆動手段510は遮蔽部材520を図20(b)のように開成駆動させる。この駆動方式は、第1の実施形態の迫出部材制御手段400、迫出部材駆動手段410と迫出部材420と同じである。
更に、図柄変動時間の長い第2の図柄変動パターンが図柄表示装置220に表示されている間で、遮蔽部材520が開成駆動中に、第1遊技球検出装置213を通過してきた他の遊技球Mは、遮蔽部材520によって、第1の予備経路218を通過し、第1の経路214に誘導される。
第1の実施形態と同じく、第2の図柄変動パターンの表示が終了し、第1振り分け装置230が遊技球Lを第2の経路に振り分けると、球受部検出装置540の検出信号が送信されなくなり、遮蔽部材制御手段500は、遮蔽部材駆動手段510に遮蔽部材520を遮蔽状態に戻すように命令信号を送信し、遮蔽部材駆動手段510は遮蔽部材520を遮蔽状態にする。遮蔽部材520が遮蔽状態にされた後、第1遊技球検出装置213を通過した遊技球Nは第1振り分け装置230の球受部230aに収納される。
なお、遮蔽部材駆動手段510は、ソレノイド等のように命令信号の受信により駆動する手段であれば適用可能であり、また、遮蔽部材520は、遊技球を第1の予備経路218に通過させないような形状を有するものであれば、適用可能である。
また、第2の実施形態に係る弾球遊技機201の制御とその処理は、基本的に第1の実施形態に係る弾球遊技機1のそれと同様であるので、その説明は省略する。
このように、第2の実施形態は、特別遊技の実行が開始される条件を、遊技球が第1の経路14または第2の経路15を進む場合に異ならしめ、経路毎に特別遊技が実行される確率を変化させることで遊技が単調となるのを防止し、遊技者により多くの興趣を提供することが可能となる。また、所定の条件を満たした場合、球受部230aに貯留されている遊技球が所定数以上になるように、図柄変動時間の長い図柄変動パターンを選択し、第1の予備経路218を遮蔽している遮蔽部材520を開成駆動させて、遊技球が予備経路218を通過することができるようにすることで、貯留装置である球受部230aに収納されなかった遊技球が、第1の予備経路218を通過し、第2振り分け装置40の当たり領域入賞確率の高い第1の経路214に誘導される。これにより、遊技者は遊技球を球受部230aから溢れさせようと、遊技球を打ち出し続けるので、遊技が単調となるのを防止し、遊技者により多くの興趣を提供することが可能となるとともに、遊技台の稼働率低下を防止することができる。
以上より、第1の実施形態の弾球遊技機では、遊技盤面に設けられた始動入賞部11及び12と始動入賞部部11及び12に遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置10と、特別遊技入賞判定装置10による判定結果が予め定められた当たり判定であるときに、遊技領域に設けられた可変入賞口8を入賞容易とする単位特別遊技を繰り返し実行可能な特別遊技制御手段140とを備える場合であって、特別遊技入賞判定装置10は、前記始動入賞部11及び12に入賞した遊技球が誘導される第1振り分け装置30と、第1振り分け装置30の下流側に設けられる第2振り分け装置40と、第1振り分け装置30の上流側に設けられる貯留装置30aと、所定の確率で遊技球が第2振り分け装置40に誘導される第1の経路14と、第1の経路14より低い確率で遊技球が第2振り分け装置40に誘導される第2の経路15とを備え、
第1振り分け装置30は、遊技球を第1の経路14と第2の経路15のいずれかに振り分け、第2振り分け装置40は、当たり領域41と非当たり領域42とを含み、第2振り分け装置40に誘導された遊技球を当たり領域41と非当たり領域42のいずれかに振り分け、遊技球が当たり領域41に振り分けられた場合に特別遊技を実行させる場合において、貯留装置30aは、貯留された遊技球が、所定数を超えた場合に、該所定数を超えた遊技球を、第1振り分け装置30を介することなく、第1の経路14に誘導した。
これにより、貯留された遊技球が所定数を超えた場合に、所定数を超えた遊技球は、第1振り分け装置30を介することなく、第2振り分け装置40の当たり領域入賞確率の高い第1の経路14に誘導されるので、遊技者は、貯留装置30aの所定数を超えても遊技球の打ち出しを停止せず、遊技球を打ち出し続けるので、課題であった遊技台の稼働率低下を防止することができる。
また、第1の実施形態の弾球遊技機では、特別遊技入賞判定装置10は、更に、遊技盤面に設けられた図柄表示装置20と、始動入賞部11及び12に遊技球が入賞したことを検出する第1遊技球検出装置13と、第1遊技球検出装置13からの検出信号を受信することにより遊技球を第1振り分け装置30により第1の経路14と第2の経路15のいずれに振り分けるかを決定する乱数抽選を行う乱数抽選手段121dと、それぞれ異なる変動時間から成る複数の図柄変動パターンを有し、前記乱数抽選の結果により前記図柄表示装置20に表示する前記図柄変動パターンを選択する図柄変動パターン選択手段121eとを備え、
各図柄変動パターンの変動時間に応じて貯留装置30aに貯留される遊技球の所定数を可変させた。
これにより、図柄変動時間の長さによって、貯留装置30aに貯留される遊技球数を調節でき、貯留装置30aの所定の貯留数を超えた遊技球を第1振り分け装置30を介することなく、第2振り分け装置40の当たり領域入賞確率の高い第1の経路14に誘導することが可能となる。
また、第1の実施形態の弾球遊技機では、複数の図柄変動パターンは、少なくとも、第1の図柄変動パターンと、第1の図柄変動パターンより図柄変動時間が長い第2の図柄変動パターンとを含み、第2の図柄変動パターンが選択された場合には、第1の図柄変動パターンが選択された場合よりも貯留装置30aに貯留される遊技球の所定数を増加させた。
これにより、第1の図柄変動パターンより図柄変動時間が長い第2の図柄変動パターンが選択された場合には、第1の図柄変動パターンよりも貯留装置30aに貯留される遊技球の所定数が増加されるので、遊技球は貯留装置30aから溢れ易く、第1振り分け装置30を介することなく、第1の経路14に誘導され易くなる。
また、第2の実施形態の弾球遊技機では、貯留装置230aは、更に、貯留された遊技球の所定数を超えた場合でも第1振り分け装置230を介することなく第1の経路214に誘導されるのを遮蔽する遮蔽部材520と、遮蔽部材520を駆動する遮蔽部材駆動手段510と、遮蔽部材駆動手段510を制御する遮蔽部材制御手段500とを備え、
遮蔽部材制御手段500からの制御信号により、遮蔽部材駆動手段510が遮蔽部材520を開成駆動させることにより、遊技球を第1振り分け装置230を介することなく第1の経路214に誘導した。
これにより、所定条件が成立し、貯留装置230aに貯留された遊技球が所定数を超えた場合に、所定数を超えた遊技球を、第1振り分け装置230を介することなく、第2振り分け装置240の当たり領域入賞確率の高い第1の経路214に誘導することができ、遊技者により多くの興趣を提供することができる。
また、第1の実施形態の弾球遊技機では、貯留装置30aは、更に、貯留装置30aの上流側に設けられる迫出部材420と、迫出部材420を駆動する迫出部材駆動手段410と、迫出部材駆動手段410を制御する迫出部材制御手段400とを備え、
迫出部材制御手段400からの制御信号により、迫出部材駆動手段410が迫出部材420を駆動することにより、迫出部材420が貯留装置30aへの流路に迫出し、所定数を超えた遊技球を第1振り分け装置30を介することなく、第1の経路14と第2の経路15のいずれかに誘導した。
これにより、所定の条件を満たした場合、迫出部材420が迫出し、遊技球を第1振り分け装置30を介することなく、第1の経路14だけでなく、第2の経路15にも誘導するので、遊技者は遊技球がいずれかの経路に誘導されるか関心が高くなり、より多くの興趣を提供することができる。
また、第1の実施形態の弾球遊技機では、第1振り分け装置30が、更に、第1振り分け装置30の球受部30aに球受部検出装置440を備える場合において、
球受部検出装置440が遊技球を検出し、貯留装置30aに貯留されている遊技球が所定数を超えた場合に、迫出部材制御手段400からの制御信号により、迫出部材駆動手段410が迫出部材420を駆動させ、
第1振り分け装置30が遊技球を第1の経路14と第2の経路15のいずれかに振り分け、球受部検出装置440の検出信号がない場合に、迫出部材駆動手段410が迫出部材420を非迫出し状態に戻した。
これにより、所定の条件を満たした場合、迫出部材420が迫出し、第1振り分け装置30が遊技球を第1の経路14と第2の経路15のいずれかに振り分け、球受部検出装置440が遊技球を検出しなくなった場合に迫出部材420を非迫出し状態に戻すことで、遊技者は迫出部材420を再度迫出させようと、多くの遊技球を第1遊技球検出装置30を通過させるために遊技球を打ち出すので、課題であった遊技台の稼働率低下を防止することができる。
また、第1の実施形態の弾球遊技機では、迫出部材420の形状は、略三角形を有し、略三角形の上流側頂点が、第2の経路15側にオフセットした。
これにより、所定の条件を満たし、迫出部材420が迫出した場合に、第1振り分け装置30を介することなく、遊技球は第1の経路14と第2の経路15のいずれかに誘導されるが、迫出部材420の略三角形の上流側頂点が、第2の経路15側にオフセットされているので、遊技球は、第2振り分け装置40の当たり領域入賞確率の高い第1の経路14に誘導され易くなり、遊技者は迫出部材420を迫出させようと遊技球を打ち出し続けるので、課題であった遊技台の稼働率低下を防止することができる。
尚、本発明は、以上に述べた実施形態に係る弾球遊技機に限られず、貯留装置と予備経路を備える他の様々な弾球遊技機にも適用可能である。特に、本発明の効果がより有効に発揮されるのは、上述した実施形態に係る弾球遊技機のように、貯留装置、第1の経路、第2の経路を有し、第1振り分け装置で第1の経路または第2の経路に振り分けられる弾球遊技機である。
また、第1及び第2の実施形態の貯留装置は、第1振り分け装置の球受部で兼用しているが、別個、貯留装置を設けても良いし、球受部の保留数を増やすこともできる。また、貯留装置である球受部の保留数を越えて、遊技球が第1遊技球検出装置を通過された場合に、第1の予備経路又は第2の予備経路に誘導しているが、特にこれに限定されるものでなく、貯留装置の最大保留数を超えなくても、所定の遊技球数を貯留した場合に、以後の遊技球を第1の予備経路又は第2の予備経路に誘導しても良い。
また、第1及び第2の実施形態では、図柄変動時間が長い第2の図柄変動パターンに変更される所定の条件を、第1遊技球検出装置による遊技球の検出信号を契機に行われる当選乱数の結果により決定される停止図柄が「7」「7」「6」等の特定の停止図柄になった場合を示しているが、特にこれに限定されるものでなく、例えば、遊技球の総入賞個数によって、変更しても良い。更に、第1及び第2の実施形態では、図柄変動時間が長い第2の図柄変動パターンを選択することで、貯留装置である球受部に貯留できなくさせ、遊技球を予備経路に誘導させているが、他の方法も用いても良い。
また、第2の実施形態では、第1の予備経路に遮蔽部材と遮蔽部材駆動手段を備えているが、これらは備えていなくても良い。また、これらの配設場所は、図19(a)に示した第1の予備経路の略水平方向と、第1遊技球検出装置と第1振り分け装置に挟まれた部分の接合面に限定されるものでなく、第1の予備経路中であれば、どこにあっても適用可能である。更に、遮蔽部材は、図20に示したように、水平移動させているが、特にこれに限定されるものでなく、遊技球を遮蔽しつつ、所定の条件により遊技球を第1の予備経路を通過させることができれば、どのような開成駆動でも良い。また、遮蔽部材駆動手段は、ソレノイド等のように駆動命令信号の受信により駆動する手段であれば、どのような形態の機構でも適用可能である。
また、第1の実施形態で、迫出部材駆動手段を備えているが、迫出部材駆動手段はソレノイド等のように駆動命令信号の受信により駆動する手段であれば、どのような形態の機構でも適用可能である。また、迫出部材は略三角形の形状のものを使用しているが、特に三角形に限定されるものでなく、楕円形の形状にし、角度を付けて配設し、遊技球が第1の予備経路に誘導され易くしても良い。
また、第1及び第2の実施形態では、当選乱数の取得に関して、第1振り分け装置の球受部に遊技球が収納された条件を追加しているが、特にこれに限定するものでなく、この条件は無くても良い。
また、第1の実施形態では、所定の条件(「7」「7」「6」等の特定の停止図柄になった場合)成立後に迫出部材を迫出しているが、所定の条件は、これに限定されることなく、他の条件でも良い。同様に、第2の実施形態における遮蔽部材を駆動させる条件も、前記所定の条件(「7」「7」「6」等の特定の停止図柄になった場合)に限定されることなく、他の条件でも良い。
また、第1の実施形態は、遊技球を1個貯留できる球受部を備えた第1振り分け装置を配設し、所定の条件(「7」「7」「6」等の特定の停止図柄になった場合)成立後に迫出部材を迫出しているが、これに限定されるものでなく、遊技球を2個貯留できる球受部を配設し、前記球受部に2個の遊技球が貯留されたことを球受部検出装置が検出した場合に迫出部材を迫出しても良い。上記の場合の動作を図21のフローチャートで説明する。 図21は、第1の実施形態における球受部の貯留可能数が2個の場合の図柄変動判定処理のフローチャートである。他のフローチャートは、上述した第1の実施形態と同様であるため、その説明は省略する。図柄変動判定処理のフローチャート(ステップS11a)では、第1の実施形態と同様に、遊技球が始動入賞部に入賞したかどうか判定され(ステップS111a)、次に、所定の数(例えば4個)の賞球を遊技者に行うために賞球カウンタに4が加算され(ステップS112a)、続いて、第1振り分け装置の球受部に、入賞した遊技球が収納されたか否かの判定がされる(ステップS113a)。第1の実施形態と同様に、球受部に配設された球受部検出装置から検出信号が送信され、前記球受部に遊技球が貯留されたと判定された場合は、前記球受部に貯留された遊技球数が1個か2個か判定される(ステップS114a)。貯留された遊技球が1個の場合は、第1の実施形態と同様に、当選乱数を取得し(ステップS115a)、続いて図柄表示装置に図柄変動を行うための図柄変動許可の判定が行われる(ステップS116a)。すなわち、第1の実施形態と同様に、現在図柄が変動中である場合には、図柄変動禁止フラグがオンされ、図柄変動禁止状態となっている。そこで、ステップS117aに示す図柄変動処理がされる前に、図柄変動禁止状態であるか否かの判定が行われる。図柄変動禁止フラグがオンされていなければ図柄変動許可がされ、図柄変動処理(ステップS117a)が開始される。図柄変動禁止フラグがオンされていた場合は、図柄変動禁止状態となっており、図柄変動禁止フラグがオフになるまで、この制御処理を繰り返す。ステップS114aで、貯留されている遊技球は2個と判定された場合には、迫出部材駆動処理(ステップS118a)が実行される。ステップS118aが実行された後、図柄変動判定処理は終了する。
図柄変動処理(ステップS117a)のフローチャートは、第1の実施形態と全く同じである。球受部に貯留された1個目の遊技球の貯留を契機に実行された図柄変動処理により、貯留されている1個又は2個の遊技球は、第1の経路又は第2の経路に振り分けられる。
ここで、上述したフローチャートと迫出部材の関係を説明すると、以下ようになる。ステップS115aで取得された当選乱数の抽選結果が、所定の条件であった場合、迫出部材は迫出される。迫出された迫出部材は、球受部に貯留された遊技球が振り分けられるまで、迫出し状態を保持される。前記迫出し状態中に入賞した遊技球は、第1の振り分け装置に貯留されること無く、第1又は第2の予備経路に案内される。当選乱数の抽選結果が所定の条件で無い場合、前記迫出部材は迫出さないので、非迫出し状態中に入賞した遊技球は、前記球受部に貯留される。これにより、球受部検出装置が、前記球受部に2個目の遊技球が貯留されたことを検出するので、迫出部材は迫出される(ステップS118a)。このようにすれば、球受部に貯留される遊技球が1個の場合と2個の場合で、迫出部材が迫出される条件が異なり、遊技者により多くの興趣を提供することができる。同様に、第2の実施形態において、遊技球を2個貯留できる球受部を配設し、前記球受部に2個の遊技球が貯留されたことを球受部検出装置が検出した場合に、遮蔽部材を開成駆動させることもできる。
本発明は、遊技球を用いる弾球遊技機であれば、いわゆるパチンコ機のみならず、アレンジボール等他の弾球遊技機にも適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機の遊技領域の外観を示す正面図である。 特別遊技入賞判定装置の概要を示す正面図である。 第1の実施形態における特別遊技入賞判定装置の第1振り分け装置付近を示す正面図である。 第3振り分け装置を上方向より見た第1の平面図である。 第3振り分け装置を上方向より見た第2の平面図である。 第1の実施形態に係る特別遊技入賞判定装置の第1振り分け装置付近を垂直方向に切断した図2における矢視X−Xの概略断面図である。 第1の実施形態の弾球遊技機に係る機能を制御する装置のブロック図である。 弾球遊技機に係る動作を説明するためのフローチャートである。 当たり決定処理のフローチャートである。 図柄変動判定処理のフローチャートである。 第1の実施形態に係る図柄変動処理のフローチャートである。 第1の実施形態に係る図柄変動パターンの一例を示す図柄変動パターンテーブルである。 振り分け装置作動判定処理のフローチャートである。 当たり領域入賞判定処理のフローチャートである。 特別遊技制御処理のフローチャートである。 確率変動遊技制御処理のフローチャートである。 迫出部材制御処理のフローチャートである。 第2の実施形態に係る弾球遊技機の遊技領域の外観を示す正面図である。 第2の実施形態における特別遊技入賞判定装置の第1振り分け装置付近を示す正面図である。 第2の実施形態に係る特別遊技入賞判定装置の第1振り分け装置付近を垂直方向に切断した図19における矢視Y−Yの概略断面図である。 第1の実施形態における球受部の貯留可能数が2個の場合の図柄変動判定処理のフローチャートである。
符号の説明
1 弾球遊技機、2 遊技領域、3 特定入賞口、4 拡大装置、5 作動ゲート、
6 入賞口、7 アタッカーユニット、8 可変入賞口、9 アウト口、
10 特別遊技入賞判定装置、11 第1入賞部、12 第2入賞部、
13 第1遊技球検出装置、14 第1の経路、15 第2の経路、
16 第2遊技球検出装置、17a 第3遊技球検出装置、
17b 第4遊技球検出装置、18 第1の予備経路、19 第2の予備経路、
20 図柄表示装置、21 普通図柄表示部、22 ガイドレール、
30 第1振り分け装置、30a 球受部(貯留装置)、30b 非特定球受部、
31 第1振り分け装置駆動源、40 第2振り分け装置、41 当たり領域、
42 非当たり領域、50 第3振り分け装置、50a 特定球受部、51 導入口、
52 非特定領域口、53 第2振り分け装置駆動源 54 特定領域口、
100 遊技制御装置、110 入賞判定手段、120 当たり決定手段、
121 図柄変動判定手段、122 第1振り分け装置作動判定手段、
123 第3振り分け装置作動判定手段、130 表示制御手段、
140 特別遊技制御手段、141 特別遊技実行判定手段、
142 サイクル遊技実行手段、143 継続判定手段、
144 特別遊技終了判定手段、150 確立変動遊技制御手段、
151 確率変動遊技実行判定手段、
201 弾球遊技機、202 遊技領域、203 特定入賞口、204 拡大装置、
205 作動ゲート、206 入賞口、207 アタッカーユニット、
208 可変入賞口、209 アウト口、210 特別遊技入賞判定装置、
211 第1入賞部、212 第2入賞部、213 第1遊技球検出装置、
214 第1の経路、215 第2の経路、216 第2遊技球検出装置、
217a 第3遊技球検出装置、218 第1の予備経路、220 図柄表示装置、
221 普通図柄表示部、222 ガイドレール、
230 第1振り分け装置、230a 球受部(貯留装置)
400 迫出部材制御手段、410 迫出部材駆動手段、420 迫出部材、
440 球受部検出装置、500 遮蔽部材制御手段、510 遮蔽部材駆動手段、
520 遮蔽部材、540 球受部検出装置、
121d 乱数抽選手段、121e 図柄変動パターン選択手段

Claims (7)

  1. 遊技盤面に設けられた始動入賞部と該始動入賞部に遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置と、
    前記特別遊技入賞判定装置による判定結果が予め定められた当たり判定であるときに、遊技領域に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技を繰り返し実行可能な特別遊技制御手段とを備える弾球遊技機であって、
    前記特別遊技入賞判定装置は、前記始動入賞部に入賞した遊技球が誘導される第1振り分け装置と、
    前記第1振り分け装置の下流側に設けられる第2振り分け装置と、
    前記第1振り分け装置の上流側に設けられる貯留装置と、
    所定の確率で前記遊技球が前記第2振り分け装置に誘導される第1の経路と、
    該第1の経路より低い確率で前記遊技球が前記第2振り分け装置に誘導される第2の経路とを備え、
    前記第1振り分け装置は、前記遊技球を前記第1の経路と前記第2の経路のいずれかに振り分け、前記第2振り分け装置は、当たり領域と非当たり領域とを含み、該第2振り分け装置に誘導された前記遊技球を前記当たり領域と前記非当たり領域のいずれかに振り分け、前記遊技球が前記当たり領域に振り分けられた場合に前記特別遊技を実行させる弾球遊技機において、
    前記貯留装置は、貯留された遊技球が、所定数を超えた場合に、該所定数を超えた遊技球を、前記第1振り分け装置を介することなく、前記第1の経路に誘導することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記特別遊技入賞判定装置は、更に、前記遊技盤面に設けられた図柄表示装置と、
    前記始動入賞部に前記遊技球が入賞したことを検出する第1遊技球検出装置と、
    該第1遊技球検出装置からの検出信号を受信することにより前記遊技球を前記第1振り分け装置により前記第1の経路と前記第2の経路のいずれに振り分けるかを決定する乱数抽選を行う乱数抽選手段と、
    それぞれ異なる変動時間から成る複数の図柄変動パターンを有し、前記乱数抽選の結果により前記図柄表示装置に表示する前記図柄変動パターンを選択する図柄変動パターン選択手段とを備え、
    前記各図柄変動パターンの前記変動時間に応じて前記貯留装置に貯留される遊技球の所定数を可変させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記複数の図柄変動パターンは、少なくとも、第1の図柄変動パターンと、該第1の図柄変動パターンより図柄変動時間が長い第2の図柄変動パターンとを含み、該第2の図柄変動パターンが選択された場合には、前記第1の図柄変動パターンが選択された場合よりも前記貯留装置に貯留される遊技球の所定数を増加させることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記貯留装置は、更に、前記貯留された遊技球の所定数を超えた場合でも前記第1振り分け装置を介することなく前記第1の経路に誘導されるのを遮蔽する遮蔽部材と、該遮蔽部材を駆動する遮蔽部材駆動手段と、該遮蔽部材駆動手段を制御する遮蔽部材制御手段とを備え、
    前記遮蔽部材制御手段からの制御信号により、前記遮蔽部材駆動手段が前記遮蔽部材を開成駆動させることにより、前記遊技球が前記第1振り分け装置を介することなく前記第1の経路に誘導されることを特徴とする請求項1乃至3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記貯留装置は、更に、前記貯留装置の上流側に設けられる迫出部材と、該迫出部材を駆動する迫出部材駆動手段と、該迫出部材駆動手段を制御する迫出部材制御手段とを備え、
    前記迫出部材制御手段からの制御信号により、前記迫出部材駆動手段が前記迫出部材を駆動することにより、前記迫出部材が貯留装置への流路に迫出し、前記所定数を超えた遊技球を前記第1振り分け装置を介することなく、前記第1の経路と前記第2の経路のいずれかに誘導することを特徴とする請求項1乃至3に記載の弾球遊技機。
  6. 前記第1振り分け装置が、更に、前記第1振り分け装置の球受部に球受部検出装置を備える請求項5に記載の弾球遊技機において、
    前記球受部検出装置が前記遊技球を検出し、前記貯留装置に貯留されている前記遊技球が所定数を超えた場合に、前記迫出部材制御手段からの制御信号により、前記迫出部材駆動手段が前記迫出部材を駆動させ、
    前記第1振り分け装置が前記遊技球を前記第1の経路と前記第2の経路のいずれかに振り分け、前記球受部検出装置の検出信号がない場合に、前記迫出部材駆動手段が前記迫出部材を非迫出し状態に戻すことを特徴とする弾球遊技機。
  7. 前記迫出部材の形状は、略三角形を有し、該略三角形の上流側頂点が、前記第2の経路側にオフセットされていることを特徴とする請求項5乃至6に記載の弾球遊技機。
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