JP2003245418A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003245418A JP2002046242A JP2002046242A JP2003245418A JP 2003245418 A JP2003245418 A JP 2003245418A JP 2002046242 A JP2002046242 A JP 2002046242A JP 2002046242 A JP2002046242 A JP 2002046242A JP 2003245418 A JP2003245418 A JP 2003245418A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第3種パチンコ遊技機の移送手段によって遊
技球が一般入賞領域に入賞するか、特別入賞領域に入賞
するかの趣向を高めて、遊技の高い興趣を確保する。 【解決手段】 特別権利状態発生手段は、変動表示ゲー
ムを表示可能な変動表示手段24と、受け入れた球を視
認可能に保持する球保持部28を有するとともに該球保
持部28の球を一般入賞領域32あるいは特別入賞領域
33の何れかへと移送可能な移送手段22と、特別入賞
領域33へ入賞した球を検出する特別入賞検出手段34
と、球保持部28の球を変動表示ゲームにより導出され
る結果態様に関連して一般入賞領域32あるいは特別入
賞領域33の何れか一方に移送するように移送手段22
を制御可能な移送制御手段100と、を備え、移送制御
手段100は、変動表示ゲームの結果態様が導出される
以前に球保持部28に球を保持した状態の移送手段22
が所定の移送演出動作を行うように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技球の特別入
賞領域への入賞によって特別権利状態を発生可能な遊技
機に関する。
【0002】
【従来の技術】始動入賞領域の下方に、始動入賞領域を
通過した遊技球を球保持部に保持してV領域(特別入賞
領域)あるいはハズレ領域(一般入賞領域)へ移送可能
な移送手段としての回転体(移送体)を設け、始動入賞
領域の遊技球の通過検出時に大当り乱数を抽出して、大
当り乱数の判定結果に基づき変動表示手段が識別情報
(識別図柄)を変動表示する変動表示ゲームを行い、こ
の変動表示ゲームの結果態様の導出後に、乱数判定結果
に基づいて移送体を作動させて遊技球をV領域あるいは
ハズレ領域へ移送する第3種パチンコ遊技機が知られて
おり、この種の遊技機は、V領域に遊技球が入賞した場
合に、大入賞口(変動入賞装置)を開動作(3種始動口
の入賞毎)させる特別権利状態を発生可能になってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな第3種パチンコ遊技機にあって、遊技者が最も注視
するのは変動表示ゲームの結果が大当りを示す識別図柄
となるか否かであり、第1種のパチンコ遊技機(変動表
示ゲームの結果に関連して大当り遊技を発生する)の遊
技を行っているのと大差なく、また、識別図柄が決定し
た後に移送体が作動すると共に、移送体の機能は遊技球
の移送のみ(ただし、特別権利状態の発生中にV領域へ
の連続的な入賞を防止するという役割はある)であるの
で、モータ駆動等の移送体を備えている割には、単純な
動作しか行わず、遊技者の関心を引くほどではない。し
たがって、従来から第1種のパチンコ遊技機の遊技を行
ってきた遊技者からすると目新しさが無く、興趣に乏し
い。
【0004】この発明は、このような遊技球の移送の趣
向を高めて、遊技の高い興趣を確保することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、特別権利
状態を発生させるための特別権利状態発生手段と、前記
特別権利状態発生手段により特別権利状態が発生したこ
とに関連して、遊技者に所定の特別遊技利益を付与可能
な特別遊技利益付与手段と、を備えた遊技機において、
前記特別権利状態発生手段は、複数の識別情報による変
動表示ゲームを表示可能な変動表示手段と、受け入れた
遊技球を視認可能に保持する球保持部を有するとともに
該球保持部で保持した遊技球を一般入賞領域あるいは特
別入賞領域の何れかへと電気的駆動源の動作により移送
可能な移送手段と、前記特別権利状態を発生させるため
に前記特別入賞領域へ入賞した球を検出する特別入賞検
出手段と、前記球保持部の遊技球を前記変動表示ゲーム
により導出される結果態様に関連して電気的駆動源を作
動させて前記一般入賞領域あるいは前記特別入賞領域の
何れか一方に移送するように前記移送手段を制御可能な
移送制御手段と、を備え、前記移送制御手段は、前記変
動表示ゲームの結果態様が導出される以前に前記球保持
部に遊技球を保持した状態の前記移送手段が所定の移送
演出動作を行うように当該移送手段を制御する。
【0006】第2の発明は、第1の発明において、前記
移送制御手段は、前記移送手段の移送演出動作により最
終的な移送結果を予告するように前記移送手段を制御す
る移送結果予告制御手段を備える。
【0007】第3の発明は、第2の発明において、前記
移送結果予告制御手段は、最終的な移送結果に関連する
方向に前記移送手段を制御することで移送結果を予告す
る。
【0008】第4の発明は、第3の発明において、前記
一般入賞領域と前記特別入賞領域とを所定間隔離して配
設し、前記移送手段は、前記球保持部が遊技球を受け入
れ可能な位置を前記一般入賞領域と前記特別入賞領域と
の略中間部となる部位を初期位置として設定し、前記移
送結果予告制御手段は、最終的な移送結果に関連して予
告条件を抽選する予告条件抽選手段を備えて、前記予告
条件抽選手段の抽選結果に基づいて、前記変動表示ゲー
ムの結果態様が導出される以前に、前記移送手段を前記
初期位置から一般入賞領域方向あるいは特別入賞領域方
向に移送動作を行うようにして移送結果を予告するよう
にする。
【0009】第5の発明は、第2の発明において、前記
移送結果予告制御手段は、前記球保持部の遊技球を移送
演出動作により移送する量に対応して移送結果が前記特
別入賞領域への移送となる可能性を予告するようにす
る。
【0010】第6の発明は、第5の発明において、前記
球保持部にて遊技球を保持した状態で前記移送手段の移
送制御が可能な範囲内に、最終的な移送結果が特別入賞
領域への入賞となる最終移送結果信頼度を示す表示部を
備え、前記移送結果予告制御手段は、最終的な移送結果
に関連して予告条件を抽選する予告条件抽選手段を備え
て、前記予告条件抽選手段の抽選結果に基づいて、前記
変動表示ゲームの結果態様が導出される以前に、前記移
送手段を前記球保持部が前記最終移送結果信頼度を示す
表示に対応する位置となるように移送動作を行うように
して移送結果を予告するようにする。
【0011】第7の発明は、第1の発明において、前記
移送制御手段は、前記移送手段の移送演出動作により前
記変動表示ゲームの表示態様を予告する表示予告制御手
段を備える。
【0012】第8の発明は、第1の発明において、前記
移送制御手段は、前記移送手段を、前記変動表示ゲーム
の識別情報が仮停止状態となった場合に該仮停止した識
別情報に基づいて前記球保持部の遊技球を前記一般入賞
領域あるいは前記特別入賞領域の方向に移送するよう
に、制御すると共に、前記変動表示ゲームの識別情報が
仮停止状態から再変動表示して結果態様を導出した後に
該結果態様に関連して前記球保持部の遊技球を前記一般
入賞領域あるいは前記特別入賞領域の何れか一方に移送
するように、制御する。
【0013】
【発明の効果】第1の発明では、変動表示ゲームの結果
態様が導出される前に行う移送手段の移送演出動作によ
って、球保持部に保持されている球が一般入賞領域に移
送されるかあるいは特別入賞領域に移送されるかの高い
演出効果を得ることができ、遊技者に変動表示ゲームの
結果ならびに移送手段の最終的な移送結果への大きな期
待感を持たせることができ、従来の単に変動表示ゲーム
の結果が出た後に移送手段を駆動して球を移送するだけ
の場合に比べ、興趣を十分に高めることができる。ま
た、既存の装置を演出に用いることで、コストアップす
ることなく遊技の興趣を高めることができる。
【0014】第2の発明では、移送手段によって興趣が
高まると共に、遊技者は変動表示ゲームの結果が導出さ
れる以前に最終的な移送結果が特別入賞領域になるかの
期待感を抱くことができ、興趣を得やすくなる。
【0015】第3、第4の発明では、移送手段を最終的
な移送結果に関連する方向に駆動して最終的な移送結果
の予告を行うことによって、遊技者が最終的な移送結果
をイメージしやすく、特に特別入賞領域の場合、遊技者
の期待感は大きくなる。
【0016】第5の発明では、移送手段の移送演出動作
による移送量によって移送結果が特別入賞領域への移送
となる可能性の予告を行うことによって、興趣を高める
ことができる。
【0017】第6の発明では、最終移送結果信頼度を示
す表示部を備えることによって、予告の演出性を高める
ことができる。
【0018】第7の発明では、変動表示ゲームの識別情
報だけの演出に比べ、変動表示ゲームに対する期待感が
高まり、興趣が一層高まる。
【0019】第8の発明では、変動表示ゲームが例えば
ハズレで停止し、移送手段によってハズレ方向(一般入
賞領域の方向)に球が移送されて遊技者ががっかりして
も、その後識別情報が再変動し、最終停止すると、最終
的な移送が行われるので、高い興趣を得ることができ、
特にいったんハズレ方向に移送された球が、識別情報の
最終停止によって、当たり方向(特別入賞領域の方向)
へ逆移送される場合には、一層高い興趣を確保でき、遊
技者に高い達成感を与えることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0021】図1は遊技機(パチンコ遊技機)の遊技盤
1の正面図である。
【0022】遊技盤1の表面には、ガイドレール2で囲
われた遊技領域3の中央の略上部に第1の変動表示装置
(普通図柄変動表示装置)4が、遊技領域3の下方に振
分入賞装置(特別入賞装置)5が配設される。
【0023】第1の変動表示装置4と振分入賞装置5と
の間には、普通図柄作動ゲート6が配設される。普通図
柄作動ゲート6への遊技球の通過は普図始動センサ7
(図2参照)により検出される。この普通図柄作動ゲー
ト6への遊技球の通過は、普図始動記憶として、最大4
回分を限度として記憶され、第1の変動表示装置4の上
部等に配置された普図始動記憶表示器(図示しない)に
その記憶数が表示される。なお、普通図柄作動ゲート6
を賞球を行う入賞口に形成しても良い。
【0024】左側の遊技領域3には、ほぼ中央およびそ
の下方に一般入賞口10,11が設けられる。一般入賞
口10,11への入賞はその他の図示しない一般入賞口
への入賞と同様に入賞口毎に設けられた入賞口センサ1
2A〜12N(図2参照)により検出される。
【0025】右側の遊技領域3には、ほぼ中央に始動口
(3種始動口)13が、その下方に大入賞口(変動入賞
装置)14が配設される。
【0026】第1の変動表示装置4は、例えばLCD
(液晶表示装置)等で構成され、所定列の識別情報(識
別図柄)を変動表示する変動表示ゲーム(第1の変動表
示ゲーム:補助遊技)等、遊技の進行に基づく画像が表
示される。
【0027】始動口13へ遊技球が入賞すると、その入
賞球は3種始動口用モータ15(図2参照)により回動
される図示しない回転体に設けられた球保持部に保持さ
れると共に、略半周して3種始動口センサ16に導か
れ、検出される。
【0028】大入賞口14は、大入賞口ソレノイド17
(図2参照)への通電により、球を受け入れない閉状態
(遊技者に不利な状態)から球を受け入れやすい開状態
(遊技者に有利な状態)に変換される。大入賞口14へ
の入賞はカウントセンサ18により検出される。
【0029】振分入賞装置5は、図3、図4にも示すよ
うに、上部に始動入賞領域20を開閉する開閉部材(普
通電動役物)21A、21Bが、略中央に移送手段とし
ての回転体22が、始動入賞領域20の下部に始動入賞
領域20に入った球を検出する特別始動センサ23が、
特別始動センサ23の直下の奥部に第2の変動表示装置
(特別変動表示装置)24が配設されると共に、特別始
動センサ23と回転体22との間の流路25に左右に逃
がし路26A、26Bが形成される。
【0030】第2の変動表示装置24は、例えばLCD
(液晶表示装置)等で構成され、所定列の複数種類の識
別情報(識別図柄)を変動表示する変動表示ゲーム(第
2の変動表示ゲーム)等の画像が表示される。
【0031】開閉部材21A、21Bは、普電ソレノイ
ド27(図2参照)への通電により、球を受け入れない
閉状態(図示状態)から球を受け入れやすい開状態に変
換される。開閉部材21A、21Bの開変換によって始
動入賞領域20に球が受け入れられると、特別始動セン
サ23、流路25を通って、回転体22の円周の一部に
設けられた球保持部28に球が1つだけ保持され、球が
1つ保持されている状態であると、それ以外の球は保持
されている球と衝突して、左右の逃がし路26A、26
Bに流下される。
【0032】回転体22は、電気的駆動源としての回転
体モータ30(図2参照)により回動され、また回転体
22の位置(回転角度)を検出する回転体位置センサ3
1(図2参照)が設けられる。回転体22が図示位置
(初期位置)から左方向(左回り方向)へ略半周の所定
の角度回動されると、回転体22の球保持部28が奥部
に設けられた一般入賞領域32の開口に連通して、球保
持部28に保持されている球が一般入賞領域32に移送
されて入賞し、回転体22が図示位置(初期位置)から
右方向(右回り方向)へ略半周の所定の角度回動される
と、回転体22の球保持部28が奥部に設けられた特別
入賞領域33の開口に連通して、球保持部28に保持さ
れている球が特別入賞領域33に移送されて入賞する。
【0033】つまり、回転体22は、球保持部28が遊
技球を受け入れ可能な位置を一般入賞領域32と特別入
賞領域33との間(具体的には略中間部)の部位を初期
位置と設定してある。なお、一方へ移送できれば、電気
的駆動源としてモータ以外にソレノイド等を使用するよ
うにして良い。
【0034】特別入賞領域33への入賞球は、特別入賞
領域検出センサ34(特別入賞検出手段)に導かれ、検
出される。一般入賞領域32への入賞球は、逃がし路2
6A、26Bの下流部の一般入賞領域35A、35Bに
入った入賞球と共通の入賞口センサ(図示しない)に導
かれ、検出される。
【0035】図示しない打球発射装置から遊技領域3に
向けて遊技球(パチンコ球)が打ち出されることにより
遊技が行われ、打ち出された遊技球は、遊技領域3内の
各所に配置された風車等の転動誘導部材により転動方向
を変えられながら遊技領域3表面を流下し、普通図柄作
動ゲート6を通過、また一般入賞口、始動口13あるい
は振分入賞装置5、大入賞口14に入賞するか、遊技領
域3の最下端のアウト口36から排出される。
【0036】一般入賞口、始動口13、振分入賞装置
5、大入賞口14に遊技球が入賞すると、入賞した入賞
装置の種類に応じた数の賞球が図示しない払出ユニット
(排出装置)から排出され、図示しない供給皿(遊技者
に対して賞球または貸球が払い出される皿)に供給され
る。
【0037】図2は、遊技制御装置100を中心とする
制御系を示すブロック構成図である。
【0038】遊技制御装置100は、遊技を統括的に制
御する主制御装置であり、CPU、ROM、RAMを内
蔵した遊技用マイクロコンピュータ101、入力インタ
ーフェース102、出力インターフェース103、発振
器104等からなる。
【0039】遊技用マイクロコンピュータ101は、R
OMに格納したプログラムおよび各種検出装置(普図始
動センサ7、入賞口センサ12A〜12N、3種始動口
センサ16、カウントセンサ18、特別始動センサ2
3、特別入賞領域検出センサ34、回転体位置センサ3
1等)からの検出信号に基づいて、各種制御装置(第1
の表示制御装置200、第2の表示制御装置300、排
出制御装置400、装飾制御装置500、音制御装置6
00)に指令信号を送信すると共に、振分入賞装置5の
普電ソレノイド27、回転体モータ30、3種始動口用
モータ15、大入賞口ソレノイド17等を制御する。
【0040】第1の表示制御装置200、第2の表示制
御装置300は、遊技制御装置100からの表示指令信
号に基づいて、画面情報を作成して、第1の変動表示装
置4、第2の変動表示装置24に画像を表示する。な
お、第1の変動表示装置4と第2の変動表示装置24と
を別々に制御しないで、1つの表示制御装置で制御する
ようにしても良い。
【0041】排出制御装置400は、遊技制御装置10
0からの賞球指令信号または図示しないカード球貸ユニ
ットからの貸球要求に基づいて、払出ユニットの動作を
制御し、賞球または貸球の排出を行わせる。
【0042】装飾制御装置500は、遊技制御装置10
0からの装飾指令信号に基づいて、装飾用ランプ、LE
D等の装飾発光装置を制御すると共に、普図始動記憶表
示器(図示しない)の表示を制御する。音制御装置60
0は、スピーカからの効果音出力を制御する。
【0043】次に、遊技制御装置100、第1の表示制
御装置200、第2の表示制御装置300の制御内容な
らびに遊技を説明する。
【0044】遊技領域3に遊技球が打ち出され、遊技球
が普通図柄作動ゲート7を通過すると、その通過に基づ
き、遊技制御装置100によって所定の乱数(第1の変
動表示ゲームの当たり決定用乱数等)が抽出され、遊技
制御装置100から第1の表示制御装置200に変動表
示を指令する表示指令信号(コマンド)が送信され、第
1の変動表示装置4に第1の変動表示ゲームが行われ
る。
【0045】第1の変動表示ゲームは、画面の例えば左
領域と右領域とに、それぞれ複数の識別図柄(例えば、
数字、記号、絵図等)の変動が行われ、所定時間経過す
ると、これらの変動が順に停止される。
【0046】抽出された当たり決定用乱数がハズレであ
れば、左領域の識別図柄と右領域の識別図柄とがハズレ
の組み合わせ(例えば、異なる図柄)で停止され、第1
の変動表示ゲームが終了される。なお、第1の変動表示
装置4は、2つの領域での変動表示だけでなく、1つ、
あるいは、もっと多くの変動表示領域で変動表示するよ
うにしても良い。
【0047】一方、抽出された当たり決定用乱数が当た
り(当たりの確率は、例えば1/30)であれば、左領
域の識別図柄と右領域の識別図柄とが当たりの組み合わ
せ(例えば、同じ図柄)で停止され、所定のタイミング
にて振分入賞装置5の開閉部材21A、21Bが球を受
け入れない閉状態から球を受け入れやすい開状態に所定
時間変換される(第1の変動表示ゲームは終了され
る)。
【0048】この開閉部材21A、21Bの開変換によ
って遊技球が振分入賞装置5の始動入賞領域20に入賞
して、特別始動センサ23を通ると、その検出に基づ
き、遊技制御装置100によって所定の乱数(第2の変
動表示ゲームの当たり決定用乱数、図柄演出用乱数、回
転体演出用乱数等)が抽出され、遊技制御装置100か
ら第2の表示制御装置300に変動表示を指令する表示
指令信号(コマンド)が送信され、第2の変動表示装置
24に第2の変動表示ゲームが行われると共に、回転体
22の移送演出動作が行われる。特別始動センサ23を
通った入賞球は、1つだけ回転体22の球保持部28に
保持され、それ以外は左右の逃がし路26A、26Bに
流下される。乱数は、特別始動センサ23が1球目を検
出した際に抽出される。
【0049】図5に、当たり決定用乱数の判定結果が当
たりの場合ならびにハズレの場合の図柄演出用乱数によ
る図柄変動パターン(第2の変動表示ゲームの識別図柄
の変動パターン)、予告条件抽選手段としての回転体演
出用乱数による回転体作動パターン(回転体22の移送
演出動作パターン)の設定例を示す。
【0050】当たり決定用乱数の当たりの確率は、例え
ば1/10に設定している。
【0051】図柄変動パターンは、複数の識別図柄の変
動を略1周行うノーマルリーチ変動の変動パターン、略
3周行うロングリーチ変動の変動パターン、変動中に仮
停止したり、変動を極低速で行ったり、逆転したりする
スペシャルリーチ1変動の変動パターン、識別図柄の数
を減少(当たりの図柄は除く)して、種々の変動を行う
スペシャルリーチ2変動の変動パターン等を設定してい
る。
【0052】当たり決定用乱数の判定結果が当たりの場
合、図柄演出用乱数が例えば1〜10のときはノーマル
リーチ変動の変動パターンを、例えば11〜60のとき
はロングリーチ変動の変動パターンを、例えば61〜2
00のときはスペシャルリーチ1変動の変動パターン
を、例えば201〜255のときはスペシャルリーチ2
変動の変動パターンを選択する。当たりの場合は、スペ
シャルリーチ1変動の変動パターンの図柄変動が出現し
やすくなっている。
【0053】当たり決定用乱数の判定結果がハズレの場
合、当たりのときと異なる確率でノーマルリーチ変動の
変動パターン、ロングリーチ変動の変動パターン、スペ
シャルリーチ1変動の変動パターン、スペシャルリーチ
2変動の変動パターンを選択する。ハズレの場合は、ノ
ーマルリーチ変動の変動パターンの図柄変動が出現しや
すくなっている。
【0054】回転体作動パターンは、回転体22を例え
ば10度、一般入賞領域32の方向(図3,図4の左回
り方向)に回動する第1の作動パターン、回転体22を
例えば10度、特別入賞領域33の方向(図3,図4の
右回り方向)に回動する第2の作動パターン、回転体2
2を例えば左右に90度(各々45度)、往復動する第
3の作動パターン、回転体22の作動を行わない第4の
作動パターン等を設定している。
【0055】当たり決定用乱数の判定結果が当たりの場
合、回転体演出用乱数が例えば1〜10のときは第1の
作動パターンを、例えば11〜110のときは第2の作
動パターンを、例えば111〜200のときは第3の作
動パターンを、例えば201〜255のときは第4の作
動パターンを選択する。当たりの場合は、回転体22の
第2、第3の作動パターンの移送演出が出現しやすくな
っている。
【0056】当たり決定用乱数の判定結果がハズレの場
合、当たりのときと異なる確率で第1の作動パターン、
第2の作動パターン、第3の作動パターン、第4の作動
パターンを選択する。ハズレの場合は、第4の作動パタ
ーンつまり回転体22を静止するパターンが出現しやす
くなっている。
【0057】なお、図柄変動パターンを決定する図柄演
出用乱数、回転体作動パターンを決定する回転体演出用
乱数の2種類の乱数を使用しているが、1種類の乱数か
らそれぞれのパターンを決定するようにしても良い。ま
た、各図柄変動パターンに対応して各回転体作動パター
ンの出現確率を設定するようにしても良い。また、停止
表示される識別図柄毎に、各図柄変動パターンに対応し
て各回転体作動パターンの出現確率を設定するようにし
ても良い。
【0058】次に、図6に第2の変動表示装置24の第
2の変動表示ゲーム、回転体22の移送演出動作の例を
示して、説明する。
【0059】図6の(A)のように、遊技球が振分入賞
装置5の始動入賞領域20に入賞すると、特別始動セン
サ23を通り、第2の変動表示ゲームの当たり決定用乱
数、図柄演出用乱数、回転体演出用乱数等が抽出され
る。入賞球は1つだけ回転体22の球保持部28に保持
される。
【0060】乱数が抽出されると、図6の(B)のよう
に、第2の変動表示装置24に第2の変動表示ゲームが
開始されると共に、回転体22の球保持部28に球を保
持した状態で回転体22の移送演出動作が開始される。
【0061】第2の変動表示ゲームは、画面に例えば単
列の複数の識別図柄(例えば、数字、記号、絵図等)の
変動が行われる。この変動は、抽出された当たり決定用
乱数、図柄演出用乱数を基に決定された図柄変動パター
ンにしたがって行われる。図の例はロングリーチ変動を
示しており、この場合図6の(B)、(C)のように複
数の識別図柄が緩やかな速度で略3周変動が続けられ
る。
【0062】回転体22の移送演出動作は、第2の変動
表示ゲームの開始直後に開始される。この移送演出動作
は、抽出された当たり決定用乱数、回転体演出用乱数を
基に決定された回転体作動パターンにしたがって行われ
る。図の例は第3の作動パターンを示しており、この場
合図6の(B)、(C)のように回転体22が左右に9
0度、往復動される。この移送演出動作は、第2の変動
表示ゲームの識別図柄の変動が停止されるまで行われ
る。
【0063】そして、抽出された当たり決定用乱数がハ
ズレであれば、図6の(D)のように、第2の変動表示
ゲームの識別図柄がハズレの図柄(例えば「8」)で停
止されると共に、回転体22が左方向へ一般入賞位置
(回転体22の球保持部28が一般入賞領域32に連通
する位置)まで回動される。これによって、回転体22
の球保持部28に保持されている球が一般入賞領域32
に入賞され、第2の変動表示ゲームが終了される。
【0064】一方、抽出された当たり決定用乱数が当た
りであれば、図6の(E)のように、第2の変動表示ゲ
ームの識別図柄が当たりの図柄(例えば「7」)で停止
されると共に、回転体22が右方向へ特別入賞位置(回
転体22の球保持部28が特別入賞領域33に連通する
位置)まで回動される。これによって、回転体22の球
保持部28に保持されている球が特別入賞領域33に入
賞される(第2の変動表示ゲームは終了される)。
【0065】特別入賞領域33に入賞すると、特別権利
状態が発生され、特別遊技が行われる。この特別遊技で
は、遊技球が始動口13に入賞する毎に、大入賞口14
が開かれ、大入賞口14に遊技球が所定数(例えば10
個)入賞するとまたは所定時間(例えば10秒)経過す
ると、大入賞口14が閉じ、これが規定ラウンド(例え
ば16ラウンド)繰り返される。また、特別権利状態が
発生すると、変動表示装置4、24等にファンファーレ
表示等が行われる。
【0066】なお、第1の変動表示装置4の第1の変動
表示ゲームが終了した際に(ハズレのとき)あるいは第
2の変動表示装置24の第2の変動表示ゲームが終了し
た際に、普図始動記憶があれば、その普図始動記憶に基
づき、第1の変動表示装置4の新たな第1の変動表示ゲ
ームが繰り返される。
【0067】遊技制御装置100は、移送制御手段を構
成している。また、遊技制御装置100、普図始動セン
サ7、第1の表示制御装置200、第1の変動表示装置
4、振分入賞装置5の開閉部材21A、21B、特別始
動センサ23、第2の表示制御装置300、第2の変動
表示装置24、回転体22、特別入賞領域検出センサ3
4により特別権利状態発生手段を構成している。また、
遊技制御装置100、3種始動口センサ16、大入賞口
14により特別遊技利益付与手段を構成している。
【0068】このように、遊技球が振分入賞装置5に入
賞すると、特別始動センサ23により検出されると共
に、回転体22の球保持部28に保持されて、第2の変
動表示装置24に第2の変動表示ゲームが行われ、この
第2の変動表示ゲームの結果態様が導出されると、回転
体22が左方向の一般入賞位置まであるいは右方向の特
別入賞位置まで回動されて、球保持部28の球が一般入
賞領域32にあるいは特別入賞領域33に入賞されるの
であるが、この場合第2の変動表示ゲームが開始される
と、球保持部28に球を保持した状態の回転体22の移
送演出動作が行われる。
【0069】この回転体22の移送演出動作では、回転
体22が、例えば10度、一般入賞領域32の方向に回
動(傾動)されたり、10度、特別入賞領域33の方向
に回動(傾動)されたり、左右に90度(各々45
度)、往復動等される。
【0070】そのため、この回転体22の移送演出動作
によって、球保持部28に保持されている球が一般入賞
領域32に移送されるかあるいは特別入賞領域33に移
送されるか、遊技者はハラハラしながら遊技の進行を見
守るようになる。また、この回転体22の移送演出動作
は乱数によって選択され、回転体22の作動を行わない
パターンを含む。したがって、高い演出効果を得ること
ができ、遊技者に第2の変動表示ゲームの結果ならびに
回転体22の最終的な移送結果への大きな期待感を持た
せることができ、従来の単に変動表示ゲームの結果が出
た後に回転体を駆動して球を移送するだけの場合に比
べ、興趣を十分に高めることができる。また、既存の装
置を演出に用いることで、コストアップすることなく遊
技の興趣を高めることができる。
【0071】この回転体22の移送演出動作は、第2の
変動表示ゲームの識別図柄の変動開始直後に開始して、
第2の変動表示ゲームの識別図柄の変動が停止するまで
行うが、この間に一時的にあるいは断続的に行っても良
く、また第2の変動表示ゲームの結果態様が導出される
前であれば、第2の変動表示ゲームの識別図柄の変動開
始直前、変動開始時、最終図柄停止直前等に行っても良
い。
【0072】また、移送演出動作における回転体22の
一般入賞領域32の方向への回動(傾動)角度、特別入
賞領域33の方向への回動(傾動)角度、左右への往復
動角度は、動作毎あるいは回転体作動パターンを選択す
る毎に変化させるようにしても良く、また各動作は非連
続に行っても良く、また左右への往復動は左右非対称に
行っても良い。また、回動速度を変化させるようにして
も良い。
【0073】なお、移送手段として回転体を用いたが、
例えば球をつかんでクレーンのように移送するようなも
のや、球保持部に電磁石等を用いてこの電磁石を移動す
ることで球をくっつけた状態で移送するようなものであ
っても良く、その他のものでも良い。
【0074】図7は本発明の第2の実施の形態を示す。
これは、回転体22(移送手段)の移送演出動作によっ
て、回転体22の最終的な移送結果を予告するようにし
たものである(遊技制御装置100が移送結果予告制御
手段を構成する)。
【0075】この場合、回転体22をクリアな透明樹脂
で形成すると共に、回転体22の奥部に位置する振分入
賞装置5の基板面に、回転体22の最終的な移送結果が
特別入賞領域33になる最終移送結果信頼度を表す信頼
度レベルメータ盤50(最終移送結果信頼度表示部)を
設ける。
【0076】信頼度レベルメータ盤50には、回転体2
2の初期位置(図示位置)に対応する位置を基準に特別
入賞領域33側に、例えば15度〜45度の範囲に最終
移送結果信頼度30%の領域Aを、例えば45度〜75
度の範囲に最終移送結果信頼度50%の領域Bを、例え
ば75度〜90度の範囲に最終移送結果信頼度80%の
領域Cを設定する。
【0077】この信頼度レベルメータ盤50は、回転体
22を通して透視可能にするが、信頼度レベルメータ盤
50の後方にランプ等を設けて、ランプ等の点灯時に透
視可能に形成して良い。
【0078】即ち、第2の変動表示ゲームの識別図柄の
変動開始直前、変動開始時、変動中等に回転体22の移
送演出動作によって回転体22の回動を行い、この場合
回転体22が特別入賞領域33側に回動すると、図8の
ようにその移送量に対応して、球保持部28の球が信頼
度レベルメータ盤50の領域A上に来た場合、回転体2
2の最終的な移送結果が特別入賞領域33になる最終移
送結果信頼度30%を、領域B上に来た場合最終移送結
果信頼度50%を、領域C上に来た場合最終移送結果信
頼度80%を報知する。
【0079】具体的には、回転体22の最終的な移送結
果が特別入賞領域33になるか否かは、特別始動センサ
23の遊技球の検出時に遊技制御装置100が決定する
ため、回転体22の最終的な移送結果が特別入賞領域3
3になる場合は、高い確率にて回転体22の球保持部2
8の球が信頼度レベルメータ盤50の領域AまたはBま
たはC上に来るように設定する。また、回転体22の最
終的な移送結果が特別入賞領域33にならない場合は、
回転体22の球保持部28の球が信頼度レベルメータ盤
50の領域AまたはBまたはC上に来る確率を低く設定
する。
【0080】このようにすれば、移送手段によって興趣
が高まると共に、その移送演出動作による移送量によっ
て遊技者は第2の変動表示ゲームの結果が導出される以
前に最終的な移送結果が特別入賞領域33になるかの期
待感を抱くことができ、興趣を得やすくなる。
【0081】一方、この形態の移送演出動作を前記第1
の実施の形態の移送演出動作に組み合わせて行って良
い。この場合、信頼度レベルメータ盤50の後方にラン
プ等を設けて、移送手段の最終的な移送結果の予告を行
うときのみ、ランプ等を点灯するようにすれば、一層高
い演出効果を確保できる。
【0082】また、第2の変動表示ゲームの識別図柄の
変動開始直前、変動開始時、変動開始直後、あるいは移
送手段の移送演出動作の開始時点等に、移送手段を最終
的な移送結果の方向へ駆動することによって、最終的な
移送結果を予告するようにして良い。即ち、最終的な移
送結果が一般入賞領域32の場合は、移送手段を一般入
賞領域32の方向へ、特別入賞領域33の場合は、移送
手段を特別入賞領域33の方向へ駆動する。このように
すれば、遊技者が最終的な移送結果をイメージしやす
く、特に特別入賞領域33の場合、遊技者の期待感は大
きくなる。また、本例の場合、変動表示ゲームの結果と
移送結果が対応しているので、最終的な移送結果の予告
を行うというのは、変動表示ゲームの結果の予告を行っ
ていることにもなっている。
【0083】また、移送手段の移送演出動作によって、
第2の変動表示ゲームの表示態様つまりリーチ変動(ノ
ーマルリーチ変動、ロングリーチ変動、スペシャルリー
チ1変動、スペシャルリーチ2変動等)、リーチ無し変
動の変動パターンを予告するようにして良い。例えば、
第2の変動表示ゲームがリーチ変動の変動パターンにな
る場合は、第2の変動表示ゲームの識別図柄の変動開始
直前あるいは変動開始時等に移送手段のアクション(例
えば、往復動等)を行い、リーチ無し変動の変動パター
ンになる場合は、そのアクションを行わないか低い確率
で行うようにする(遊技制御装置100が表示予告制御
手段を構成する)。このようにすれば、第2の変動表示
ゲームの識別図柄だけの演出に比べ、第2の変動表示ゲ
ームに対する期待感が高まり、興趣が一層高まる。
【0084】図9、図10は本発明の第3の実施の形態
を示す。これは、第2の変動表示ゲームの識別図柄の変
動が仮停止した場合に、該仮停止した識別図柄に基づい
て回転体22(移送手段)を一般入賞領域32の方向あ
るいは特別入賞領域33の方向に回動すると共に、この
後再変動して識別図柄の変動が停止(最終停止:結果態
様を導出)した場合に、回転体22をその結果態様に関
連して一般入賞領域32まであるいは特別入賞領域33
まで回動するようにしたものである。
【0085】図9の(A)のように、遊技球が振分入賞
装置5の始動入賞領域20に入賞すると、特別始動セン
サ23を通り、第2の変動表示ゲームの当たり決定用乱
数、図柄および回転体演出用乱数等が抽出される。入賞
球は1つだけ回転体22の球保持部28に保持される。
【0086】乱数が抽出されると、図9の(B)のよう
に、第2の変動表示装置24に第2の変動表示ゲームが
開始される。第2の変動表示ゲームは、画面に例えば単
列の複数の識別図柄(例えば、数字、記号、絵図等)の
変動が開始される。この変動は、抽出された当たり決定
用乱数、図柄および回転体演出用乱数を基に決定された
図柄変動パターンにしたがって行われる。
【0087】変動の開始後、所定時間経過すると、図9
の(C)のように、所定の識別図柄にて変動が仮停止さ
れる。この場合、識別図柄を静止して良く、また識別図
柄を揺れ動作して仮停止状態にあることを表示するよう
にしても良い。
【0088】そして、識別図柄が仮停止した場合、仮停
止した識別図柄がハズレの図柄(例えば「6」)であれ
ば、図9の(D)のように、回転体22が一般入賞領域
32の近傍まで回動される。
【0089】また、仮停止した識別図柄が当たりの図柄
(例えば「7」)であれば、図示しないが、回転体22
が特別入賞領域33の近傍まで回動される。
【0090】この後、図10の(A)のように、識別図
柄の変動が再開される。この再変動中、回転体22は図
示のように前述の位置を保ったままでも良いが、また初
期位置に戻しても良い。
【0091】そして、抽出された当たり決定用乱数がハ
ズレであれば、図10の(B)のように、第2の変動表
示ゲームの識別図柄がハズレの図柄(例えば「8」)で
停止された後、図10の(C)のように、回転体22が
前述の位置から左方向へ一般入賞位置(回転体22の球
保持部28が一般入賞領域32に連通する位置)まで回
動される。これによって、回転体22の球保持部28に
保持されている球が一般入賞領域32に入賞され、第2
の変動表示ゲームが終了される。
【0092】一方、抽出された当たり決定用乱数が当た
りであれば、図10の(D)のように、第2の変動表示
ゲームの識別図柄が当たりの図柄(例えば「7」)で停
止された後、図10の(E)のように、回転体22が前
述の位置から右方向へ特別入賞位置(回転体22の球保
持部28が特別入賞領域33に連通する位置)まで回動
される。これによって、回転体22の球保持部28に保
持されている球が特別入賞領域33に入賞される(第2
の変動表示ゲームは終了される)。
【0093】なお、第2の変動表示ゲームにおける識別
図柄の仮停止ならびに仮停止図柄に基づく回転体22の
回動を行うか否かは、乱数によって選択するようにして
良く、またゲーム中、複数回行うようにしても良い。再
変動が行われない場合は、仮停止した図柄がそのまま最
終的な停止図柄となる。
【0094】このようにすれば、第2の変動表示ゲーム
が例えばハズレ図柄で停止し、回転体22によってハズ
レ方向に球が移送されて遊技者ががっかりしても、その
後識別図柄が再変動し、最終停止すると、最終的な移送
が行われるので、高い興趣を得ることができ、特にいっ
たんハズレ方向に移送された球が、識別図柄の最終停止
によって、当たり方向へ逆移送される場合には、一層高
い興趣を確保でき、遊技者に高い達成感を与えることが
できる。
【0095】各実施の形態において、当たり決定用乱数
を取得し、この乱数に対応して第2の変動表示ゲームの
結果を導出し、移送手段の最終的な移送を決定する例を
示したが、第2の変動表示ゲームの表示結果を判定し、
その判定結果に基づいて移送手段の最終的な移送を決定
するようにしても良い。
【0096】なお、実施の形態では、遊技機として第3
種パチンコ遊技機に適用した例を示したが、変動表示手
段と移送手段が設けられていれば、第1種パチンコ遊技
機や、その他の遊技機、例えばパチスロ、アレンジボー
ル等の遊技機にも適用できる。
【0097】また、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって制限的なものではないと考えられるべ
きである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遊技機の遊技盤を
示す正面図である。
【図2】制御系のブロック構成図である。
【図3】振分入賞装置の正面図である。
【図4】振分入賞装置の動作説明図である。
【図5】図柄変動パターン、回転体作動パターンの設定
例を示す表図である。
【図6】移送演出動作の例を示す図である。
【図7】第2の実施の形態の振分入賞装置の正面図であ
る。
【図8】振分入賞装置の動作説明図である。
【図9】第3の実施の形態の移送演出動作の例を示す図
である。
【図10】移送演出動作の例を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 第1の変動表示装置(普通図柄変動表示装置) 5 振分入賞装置(特別入賞装置) 6 普通図柄作動ゲート 7 普図始動センサ 13 始動口(3種始動口) 14 大入賞口(変動入賞装置) 16 3種始動口センサ 21A、21B 開閉部材(普通電動役物) 22 回転体 23 特別始動センサ 24 第2の変動表示装置(特別変動表示装置) 28 球保持部 30 回転体モータ 31 回転体位置センサ 32 一般入賞領域 33 特別入賞領域 34 特別入賞領域検出センサ 50 信頼度レベルメータ盤 100 遊技制御装置 200 第1の表示制御装置 300 第2の表示制御装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特別権利状態を発生させるための特別権
    利状態発生手段と、 前記特別権利状態発生手段により特別権利状態が発生し
    たことに関連して、遊技者に所定の特別遊技利益を付与
    可能な特別遊技利益付与手段と、 を備えた遊技機において、 前記特別権利状態発生手段は、 複数の識別情報による変動表示ゲームを表示可能な変動
    表示手段と、 受け入れた遊技球を視認可能に保持する球保持部を有す
    るとともに該球保持部で保持した遊技球を一般入賞領域
    あるいは特別入賞領域の何れかへと電気的駆動源の動作
    により移送可能な移送手段と、 前記特別権利状態を発生させるために前記特別入賞領域
    へ入賞した球を検出する特別入賞検出手段と、 前記球保持部の遊技球を前記変動表示ゲームにより導出
    される結果態様に関連して電気的駆動源を作動させて前
    記一般入賞領域あるいは前記特別入賞領域の何れか一方
    に移送するように前記移送手段を制御可能な移送制御手
    段と、を備え、 前記移送制御手段は、 前記変動表示ゲームの結果態様が導出される以前に前記
    球保持部に遊技球を保持した状態の前記移送手段が所定
    の移送演出動作を行うように当該移送手段を制御するこ
    とを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記移送制御手段は、前記移送手段の移
    送演出動作により最終的な移送結果を予告するように前
    記移送手段を制御する移送結果予告制御手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記移送結果予告制御手段は、最終的な
    移送結果に関連する方向に前記移送手段を制御すること
    で移送結果を予告することを特徴とする請求項2に記載
    の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記一般入賞領域と前記特別入賞領域と
    を所定間隔離して配設し、 前記移送手段は、前記球保持部が遊技球を受け入れ可能
    な位置を前記一般入賞領域と前記特別入賞領域との略中
    間部となる部位を初期位置として設定し、 前記移送結果予告制御手段は、 最終的な移送結果に関連して予告条件を抽選する予告条
    件抽選手段を備えて、 前記予告条件抽選手段の抽選結果に基づいて、前記変動
    表示ゲームの結果態様が導出される以前に、前記移送手
    段を前記初期位置から一般入賞領域方向あるいは特別入
    賞領域方向に移送動作を行うようにして移送結果を予告
    するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 前記移送結果予告制御手段は、前記球保
    持部の遊技球を移送演出動作により移送する量に対応し
    て移送結果が前記特別入賞領域への移送となる可能性を
    予告するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の
    遊技機。
  6. 【請求項6】 前記球保持部にて遊技球を保持した状態
    で前記移送手段の移送制御が可能な範囲内に、最終的な
    移送結果が特別入賞領域への入賞となる最終移送結果信
    頼度を示す表示部を備え、 前記移送結果予告制御手段は、 最終的な移送結果に関連して予告条件を抽選する予告条
    件抽選手段を備えて、 前記予告条件抽選手段の抽選結果に基づいて、前記変動
    表示ゲームの結果態様が導出される以前に、前記移送手
    段を前記球保持部が前記最終移送結果信頼度を示す表示
    に対応する位置となるように移送動作を行うようにして
    移送結果を予告するようにしたことを特徴とする請求項
    5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記移送制御手段は、前記移送手段の移
    送演出動作により前記変動表示ゲームの表示態様を予告
    する表示予告制御手段を備えることを特徴とする請求項
    1に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記移送制御手段は、前記移送手段を、
    前記変動表示ゲームの識別情報が仮停止状態となった場
    合に該仮停止した識別情報に基づいて前記球保持部の遊
    技球を前記一般入賞領域あるいは前記特別入賞領域の方
    向に移送するように、制御すると共に、前記変動表示ゲ
    ームの識別情報が仮停止状態から再変動表示して結果態
    様を導出した後に該結果態様に関連して前記球保持部の
    遊技球を前記一般入賞領域あるいは前記特別入賞領域の
    何れか一方に移送するように、制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技機。
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