JP4136536B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技者にとって不利な状態(賞球を獲得し難い状態)と有利な状態(賞球を獲得し易い状態)とに変換可能な変動入賞装置を備えた弾球遊技機に関し、特に、変動入賞装置の内部状態が変換可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を代表的な弾球遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて説明する。
パチンコ遊技機の中には、所謂羽根物と呼ばれるパチンコ遊技機がある。このパチンコ遊技機は、始動口への遊技球の入賞に基づいて、変動入賞装置の「羽根」と呼ばれる複数の可動部材(可動翼片)を同時に開く補助遊技を行い、可動部材が開いた際に遊技球を変動入賞装置の内部に導入して、該遊技球が特別入賞口(継続入賞口)へ入賞すると特別遊技を行わせるというものである。この特別遊技では、例えば、可動部材が所定回数開閉するまで、或いは所定個の遊技球が変動入賞装置に導入されて入賞するまでの何れか早い方の条件成立に基づいて1ラウンドを規制し、このラウンド中に遊技球が再度特別入賞口に入賞することを条件として次のラウンドに移行(ラウンド更新)する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のパチンコ遊技機は、遊技球がいずれの可動部材によって変動入賞装置へ導入されても、その後で特別入賞口へ入賞する入賞率に差異がなく、したがって、このようなパチンコ遊技機は、遊技者を長期間惹きつける程の魅力を持たせ難かった。また、このようなパチンコ遊技機は、他のパチンコ遊技機との差別化を図る点で改善の余地がある。
【0004】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、始動口への遊技球の入賞に基づいて変動入賞装置内の状態を変換し、どの可動部材が遊技球を変動入賞装置内に導入したかによって特別入賞口への入賞率を変化できるようにして、遊技の興趣を高めることができる弾球遊技機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤に取り付けるための取付基板と、前記取付基板の略中央部分に設けられ、前記取付基板の後方に向かって突出し、前面が開口した凹室と、前記取付基板に設けられる複数の可動部材と、前記凹室の所要部位に設けられて、前記可動部材により受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口および特別入賞口と、前記可動部材を開閉可能に駆動する可動部材用電気的駆動源と、を具備する変動入賞装置と、
遊技球が入賞可能な複数の始動口と、
を前記遊技盤に備え
前記可動部材により受け入れられた遊技球が前記特別入賞口へ入賞することに基づき、前記可動部材の開閉動作を所定回数行うか、該開閉動作の繰り返し中に前記変動入賞装置に所定数の遊技球が受け入れられるかの何れか早い方の条件成立までを1のラウンドとし、該ラウンドの更新を繰り返し行って最終ラウンドを終了すると通常遊技に移行する特別遊技状態を発生制御可能な制御手段を備える弾球遊技機において、
前記変動入賞装置は、
前記複数の可動部材のうち、第1可動部材により受け入れられた遊技球が流下し得る第1流下経路と、
前記複数の可動部材のうち、第2可動部材により受け入れられた遊技球が流下し得る第2流下経路と、
前記特別入賞口を有する特別入賞口空間と、を備え、
前記第1流下経路の下流側と第2流下経路の下流側とを合流し、該合流箇所に一般入賞口を開設し、第1流下経路と第2流下経路との間に特別入賞口空間を一般入賞口よりも上方に位置する状態で区画形成し、
状態変換により遊技球を第1流下経路から特別入賞口空間へ誘導可能な第1誘導状態変換部材を、前記第1流下経路に臨ませた状態で設け、
状態変換により遊技球を第2流下経路から特別入賞口空間へ誘導可能な第2誘導状態変換部材を、前記第2流下経路に臨ませた状態で設け、
前記第1誘導状態変換部材を状態変換可能に駆動する第1誘導状態変換部材用電気的駆動源と、前記第2誘導状態変換部材を状態変換可能に駆動する第2誘導状態変換部材用電気的駆動源と、を備え、
前記第1誘導状態変換部材用電気的駆動源により第1誘導状態変換部材を駆動すると、該第1誘導状態変換部材が第1流下経路を当該第1流下経路の延在方向の途中で遮断するとともに、第1流下経路の上流側と特別入賞口空間とを連通状態とし、
前記第2誘導状態変換部材用電気的駆動源により第2誘導状態変換部材を駆動すると、該第2誘導状態変換部材が第2流下経路を当該第2流下経路の延在方向の途中で遮断するとともに、第2流下経路の上流側と特別入賞口空間とを連通状態とすることを特徴とする弾球遊技機である。
【0007】
請求項2に記載のものは、前記制御手段は、始動口への入賞に関連して状態変換する誘導状態変換部材を選択するための誘導状態変換部材選択手段を備え、
前記誘導状態変換部材選択手段は、
遊技球の始動口への入賞に基づき、乱数を抽出する乱数抽出手段と、
該乱数抽出手段の抽出結果に基づき、変換する誘導状態変換部材を決定する誘導状態変換部材決定手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機である
【0008】
請求項3に記載のものは、前記誘導状態変換部材選択手段は、
前記複数の始動口のうち所定の始動口に入賞した際、前記第1誘導状態変換部材と第2誘導状態変換部材との両方を状態変換するように制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機である。
【0009】
請求項4に記載のものは、前記制御手段は、
前記変動入賞装置の可動部材が開状態へ変換開始後に、前記誘導状態変換部材選択手段により選択された誘導状態変換部材を状態変換する制御を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の弾球遊技機である。
【0010】
請求項5に記載のものは、遊技者に誘導状態変換部材の状態変換を報知するための誘導状態報知装置を備え、
前記制御手段は、遊技球が前記始動口のいずれかに入賞してから、該入賞に関連して誘導状態変換部材を誘導状態に変換するまでの間に、前記誘導状態変換部材選択手段の選択結果として該誘導状態変換部材を誘導状態に変換することを誘導状態報知装置によって報知する制御を行う誘導状態報知制御手段を備えたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機である。
【0011】
請求項6に記載のものは、前記誘導状態報知制御手段は、
所定条件の成立に基づき、所定期間内において誘導状態変換部材を誘導状態に変換することを報知可能にする期間内誘導状態報知制御手段を含むことを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、代表的な弾球遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤の正面図、図2は変動入賞装置の正面図、図3は変動入賞装置の断面図である。
【0013】
図1に示すように、パチンコ遊技機の遊技盤1は、表面にガイドレール等の区画部材2により区画された遊技領域3を形成し、該遊技領域3内において、ほぼ中央には変動入賞装置4を配設して、該変動入賞装置4の下方には、第1始動口5及び第2始動口6を配設している。また、この遊技領域3内には、この他に、一般入賞具8…、遊技球の流下方向を変える風車9…や障害釘(図示せず)、発光により各種の装飾表示を行うランプ・LED10…、及び入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口11が設けられている。なお、第1始動口5、第2始動口6および一般入賞具8は、入賞した遊技球を検出する第1始動口センサ12、第2始動口センサ13および一般入賞具センサ14(図5参照)をそれぞれ備えている。
【0014】
なお、上記した各始動口5,6は、入賞した遊技球を遊技盤1上に流下させずに回収するタイプとしたが、これに限らず、入賞後も入賞球が遊技盤1上を流下できるように、通過ゲートタイプの始動口としてもよい。
【0015】
変動入賞装置4は、図2に示すように、遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板16に正面から見て円筒状の開口部17を開設している。また、この変動入賞装置4は、開口部17の左右及び下部を囲むようにして開口縁に横C形状の球侵入防止壁18を前方に突設するとともに、開口部17の上方に庇部19を突設し、さらに後述の可動部材34,35および可動部材34,35の取付基部により庇部19の両下端と球侵入防止壁18の上端との間を塞ぐことで、上記開口部17の周囲を覆う構成を備えている。このようにして、変動入賞装置4は、可動部材34,35が閉状態の時に、遊技盤1の上方から流下してくる遊技球が内部に侵入するのを妨げる構造を有している。そして、この変動入賞装置4の取付基板16の裏側には、後方からケース20を取り付けて前面が前記開口部17となる凹室21を形成してある(図3参照)。
【0016】
上記開口部17の上方の取付基板16には、上入口25を設けるとともに、該上入口25の下縁に上棚板26を後方へ向けて僅かに下り傾斜させた状態で備えている。そして、この変動入賞装置4は、上入口25の奥に向かって遊技球が転動可能な入口通路27を設け、該入口通路27上の中央に略三角ブロック状の振り分け部材28を配設して入口通路27を左右に区画し、さらに該入口通路27の奥に、左カウントセンサ29aと右カウントセンサ29bからなる一対のカウントセンサ29を上棚板26の後端縁に臨ませて設けており、変動入賞装置4内に導入した遊技球をカウントセンサ29が検出して、この検出信号を出力できるように構成されている。
【0017】
また、変動入賞装置4は、取付基板16の前面であって上入口25の左右に一対の羽根状可動部材(可動翼片)34,35を、取付基板16の上部に突設された庇部19と球侵入防止壁18の上端との間に配置している。そして各可動部材34,35は、遊技盤1に対して垂直な支軸36,36を中心に回動可能な状態で支持されている。本実施形態においては、変動入賞装置4は、上入口25の左側に第1可動部材34を、右側に第2可動部材35を備えている。これらの可動部材34,35は、各支軸36,36の後端に図示しないクランク部材を介して、第1可動部材開放ソレノイド37および第2可動部材開放ソレノイド38(本発明の可動部材用電気的駆動源に相当。図5参照)のプランジャを接続している。なお、各可動部材開放ソレノイド37,38のプランジャは、スプリングにより伸長方向に付勢されている。
【0018】
可動部材開放ソレノイド37,38が消磁した状態では、スプリングの付勢力によりプランジャは伸びた状態になるので、上記の可動部材34,35は、図2に実線で示すように、閉じた状態、すなわち先端を庇部19の側部に近接あるいは当接して、該先端と庇部19との間に遊技球の通過可能な空間が設けられるのを防ぎ、凹室21内に遊技球を受け入れないようにして遊技者にとって不利な状態を形成する。この不利な状態から可動部材開放ソレノイド37,38を励磁すると、プランジャがスプリングの付勢力に抗して縮む方向へ直線的に移動し、クランク部材がプランジャの直線運動を回転運動に変換して支軸36を回転させるので、可動部材34,35は、上端を外側に向けて回動する。例えば、両方の可動部材開放ソレノイド37,38を励磁すれば、両方の可動部材34,35は、図2に点線で示すように、上端を左右外側に向けて回動して逆「ハ」字状に開く。したがって、可動部材34,35は、遊技球を変動入賞装置4内に容易に受け入れて、上入口25や上棚板26等を通じて凹室21内の一般入賞口61や特別入賞口62(後述)に入賞させ易い状態、すなわち、遊技者にとって有利な状態に変換する。この有利な状態から、可動部材開放ソレノイド37,38を再び消磁すると、スプリングの付勢力により支軸36が戻り回転し、可動部材34,35は上端を内側に向けて戻り回動して上記した不利な状態に戻る。
【0019】
また、変動入賞装置4は、上記した凹室21の内部に上下2つの円弧状区画部材41,42と左右2つの誘導状態変換部材(小可動翼片)43a,43bとを略円環状に連設して、特別入賞口空間44を内側に区画形成し、該特別入賞口空間44の左右外側に第1流下経路45と第2流下経路46とを形成している。そして、変動入賞装置4は、上記した区画部材41,42および誘導状態変換部材43を球侵入防止壁18、庇部19および可動部材34,35と同じ程度に前方に突設しており、誘導状態変換部材43が閉状態の際には、凹室21に流下してくる遊技球が特別入賞口空間44に侵入するのを妨げる構造を有している。
【0020】
第1流下経路45は、第1可動部材34側(図中、左側)の凹室21の側面に沿って円弧状に形成された遊技球通路であり、上流側に左カウントセンサ29aを臨ませた状態で入口通路27と連通している。したがって、入口通路27を転動する遊技球が左カウントセンサ29aを通過して下方に落下すると、第1流下経路45に流出する。
【0021】
一方、第2流下経路46は、第2可動部材35側(図中、右側)の凹室21側面に沿って形成された円弧状の遊技球通路であり、上流側に右カウントセンサ29bを臨ませた状態で入口通路27と連通している。したがって、入口通路27を転動する遊技球が右カウントセンサ29bを通過して下方に落下すると、第2流下経路46に流出する。
【0022】
そして、上記した第1流下経路45および第2流下経路46は、上流側および下流側にて連通しており、凹室21内に環状の遊技球流路を形成している。また、両流下経路45,46の下流側の合流箇所においては、一般入賞口(ハズレ穴)50が凹室21の底面(凹室21の奥の面)に開設されている。そして、この一般入賞口50は、入賞した遊技球を検出するための一般入賞口センサ51を備えている。本実施形態の変動入賞装置4は、この一般入賞口50の前方に位置する凹室21の側面、すなわち凹室21の側面の最下部を後方へ向けて僅かに下り傾斜させた状態で備えている。したがって、遊技球が第1流下経路45あるいは第2流下経路46を流下し、凹室21内の最下部に達すると、凹室21側面の最下部を後方に転動して一般入賞口50に入賞するようになっている。
【0023】
なお、凹室21の底面は、入口通路27との連通箇所(上部)から一般入賞口50の開設箇所(下部)に向かうに連れて次第に浅くなっており(図3参照)、カウントセンサ29よりも一般入賞口50の方が遊技者側に近く、遊技者から見え易い位置に設置されている。したがって、遊技者は、遊技球が一般入賞口50に入賞する状態をより確実に視認することができる。
【0024】
また、誘導状態変換部材43は、前記したように特別入賞口空間44を囲む部材の一部であり、羽根形状を有して上側区画部材41の下端と下側区画部材42との上端との間に配置され、凹室21の底面に対して垂直な支軸53,53を中心に回動可能な状態で支持されている。本実施形態における変動入賞装置4は、前記第1流下経路45に臨ませた状態で第1可動部材34側(図中、左側)に第1誘導状態変換部材43aを、前記第2流下経路46に臨ませた状態で第2可動部材35側(図中、右側)に第2誘導状態変換部材43bを備えている。これらの誘導状態変換部材43は、前記した可動部材34,35と同様に、各支軸53,53の後端に図示しないクランク部材を介して、第1誘導状態変換部材開放ソレノイド55および第2誘導状態変換部材開放ソレノイド56(本発明の第1誘導状態変換部材用電気的駆動源および第2誘導状態変換部材用電気的駆動源に相当。図5参照)のプランジャを接続している。そして、各誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56のプランジャは、スプリングにより伸長方向に付勢されている。
【0025】
誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56が消磁した状態では、スプリングの付勢力によりプランジャは伸びた状態になるので、誘導状態変換部材43は、図2に実線で示すように、閉じた状態、すなわち先端を上側区画部材41の下端に近接して、該先端と上側区画部材41との間に遊技球の通過可能な空間が設けられるのを防ぎ、特別入賞口空間44に遊技球を受け入れないようにして遊技者にとって不利な状態を形成する。この不利な状態から誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56を励磁すると、プランジャがスプリングの付勢力に抗して縮む方向へ直線的に移動し、クランク部材がプランジャの直線運動を回転運動に変換して支軸53,53を回転させるので、誘導状態変換部材43は、上端を外側に向けて回動する。
【0026】
具体的に説明すると、第1誘導状態変換部材開放ソレノイド55のみを励磁すれば、第1誘導状態変換部材43aは、上端を左方向の外側に向けて回動して開き、先端を凹室21のうち第1流下経路45に面する側面に当接する。すると、第1誘導状態変換部材43aは、第1流下経路45を途中(詳しくは当該第1流下経路45の延在方向の途中)で遮断するとともに、第1流下経路45の上流側と特別入賞口空間44とを連通状態にする。また、第2誘導状態変換部材開放ソレノイド56のみを励磁すれば、第2誘導状態変換部材43bは、上端を右方向の外側に向けて回動して開き、先端を凹室21のうち第2流下経路46に面する側面に当接する。すると、この第2誘導状態変換部材43bは、第2流下経路46を途中(詳しくは当該第2流下経路46の延在方向の途中)で遮断するとともに、第2流下経路46の上流側と特別入賞口空間44とを連通状態にする。そして、両方の誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56を励磁すれば、両方の誘導状態変換部材43は、図2に点線で示すように、上端を左右外側に向けて回動して逆「ハ」字状に開き、先端を凹室21の側面に当接する。すると、第1誘導状態変換部材43aは、第1流下経路45を途中で遮断するとともに、第1流下経路45の上流側と特別入賞口空間44とを連通状態にし、第2誘導状態変換部材43bは、第2流下経路46を途中で遮断するとともに、第2流下経路46の上流側と特別入賞口空間44とを連通状態にする。
【0027】
このように誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56を励磁すると、誘導状態変換部材43は、遊技球を特別入賞口空間44内に容易に受け入れて、下側区画部材42の内面や誘導部材65(後述する)を通じて特別入賞口62に入賞させ易い状態、すなわち、遊技者にとって有利な状態に変換する。この有利な状態から、誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56を再び消磁すると、スプリングの付勢力により支軸53,53が戻り回転し、誘導状態変換部材43は上端を内側に向けて戻り回動して上記した不利な状態に戻る。
【0028】
特別入賞口空間44は、下側区画部材42の内面を遊技球が転動する案内棚58として備えている。この案内棚58は、最下部となる左右中心の部分を後方に僅かに傾斜させており、最下部に達した遊技球が後方に転動するように構成されている。また、特別入賞口空間44には、横向き円筒状の窪部59が最下部において案内棚58の最下部と面一になるように設けられている。そして、この窪部59の底面(突き当りの面)には、図2に示すように、一般入賞口(ハズレ穴)61と特別入賞口(継続入賞口、あるいはV入賞口)62とが開設されている。一般入賞口61は、後述する誘導部材65の回転中心に対して右側に位置し、該回転中心に寄って設けられている。一方、特別入賞口62は、誘導部材65の回転中心を挟んで一般入賞口61の反対側(すなわち、上記回転中心の左側)に位置し、窪部59の内周面寄りに設けられている。なお、一般入賞口61および特別入賞口62は、入賞した遊技球を検出する一般入賞口センサ63および特別入賞口センサ64(図5参照)をそれぞれ備えている。また、一般入賞口61および特別入賞口62への遊技球入賞については、後で詳細に説明する。
【0029】
そして、上記窪部59内には、円板状の誘導部材65が、表面を前方に向けた状態で収納されている。この誘導部材65は、裏面中心に回転軸66を案内棚58上面と略平行に位置するように軸着して回転可能に支持されており、この回転軸66にステッピングモータ等の誘導部材回動モータ67の出力軸を接続している。さらに、誘導部材65の近辺には、誘導部材65の停止位置を検出可能な誘導部材位置検出センサ68を備えている(いずれも図5参照)。なお、この誘導部材位置検出センサ68は、例えば、上記出力軸から突設した位置検出部(図示せず)を検出できるセンサ、具体的には発光部と受光部を備えたフォトセンサ等が好適である。
【0030】
また、誘導部材65は外周面から中心に向かって複数(本実施形態では、5箇所)の切欠部70…を備えている(図4参照)。この切欠部70…は、誘導部材65の表面から裏面へ貫通し、遊技球が1個収納可能な空間を有している。そして、切欠部70…は、誘導部材65が回転して誘導部材65の最下部に位置した際には、最下端部(誘導部材65の外周側端)を前記窪部59および案内棚58の最下部後方に位置するように構成されている。したがって、いずれかの切欠部70…が案内棚58に最も近づいたときに遊技球が案内棚58の最下部(球誘導位置58´)に位置していれば、この遊技球は、後方に転動して窪部59の側面の最下部に載るとともに切欠部70…に収納され、窪部59の底面(奥の面)に当接する。
【0031】
本実施形態では、複数の切欠部70…のひとつを特別入賞誘導部70aとし、その他の切欠部70…を一般入賞誘導部70bとしている。特別入賞誘導部70aは、一般入賞誘導部70bと比較して、遊技球を収納する空間が小さく、遊技球収納空間の幅が狭い。したがって、特別入賞誘導部70aは、一般入賞誘導部70bよりも遊技球を収納し難くなっている。また、特別入賞誘導部70aは、誘導部材65の外周面からの空間の深さが浅いので、後述する誘導部材65の回転時にも遊技球を誘導部材65の外周寄りに保持して、誘導部材65の中心側に移動させない。そして、本実施形態においては、遊技者が遊技中に特別入賞誘導部70aの位置を認識し易いように、特別入賞誘導部70aを示す台形のマーク71を誘導部材65の表面であって特別入賞誘導部70aの近くに設けている。例えば、図2においては、台形マーク71は、短辺を下方に位置して、特別入賞誘導部70aがその先に存在することを示している。なお、このマーク71は、特別入賞誘導部70aの位置を示すものであればどのようなものでもよい。
【0032】
上記のような切欠部70…を設けて、誘導部材65を反時計回りに回転すると、一般入賞誘導部70bは、回転中心寄りの位置にて一般入賞口61と重なる。そして、誘導部材65の最下部から反時計方向に約90度位相をずらした位置を通過して、外周側端が上に向き始めると、一般入賞誘導部70bは、上記重合箇所に遊技球が通過可能な程度の開口を形成する。このような一般入賞誘導部70bに遊技球を収納して誘導部材65を反時計回りに回転すると、遊技球は、窪部59の底面と側面とに当接したまま一般入賞誘導部70bの内側面に押されて、一般入賞誘導部70bとともに誘導部材65の回転軸66周りを転する。そして、一般入賞誘導部70bの外周側端が上に向き始めると、遊技球は該一般入賞誘導部70bの内部で誘導部材65の中心に向かって移動する。このとき、遊技球の転動する切欠部70…の内面は、窪部59の底面、すなわち一般入賞口61に向かって下り傾斜しているので、遊技球は、一般入賞誘導部70bの空間と一般入賞口61との重合箇所に移動して、上記開口を通過し、一般入賞口61へ向かって転動して入賞する(図4(a)参照)。
【0033】
一方、特別入賞誘導部70aは、誘導部材65の回転中に一般入賞口61と重なるが、遊技球が通過可能な大きさの開口を形成しない。しかしながら、特別入賞口62と重なると、特別入賞誘導部70aは、この重合箇所に遊技球が通過可能な程度の開口を形成する。このような特別入賞誘導部70aに遊技球を収納して誘導部材65を反時計回りに回転すると、遊技球は、特別入賞誘導部70aに収納されたまま転し、この特別入賞誘導部70aと一般入賞口61とが重合しても一般入賞口61へ入賞しない(図4(b))。さらに回転を進めて、誘導部材65の最下部から反時計方向に約270度位相をずらした位置に差し掛かる手前で、特別入賞誘導部70aが特別入賞口62に重合すると、遊技球は、特別入賞誘導部70aの内面を転動して、重合により形成された開口を通過して特別入賞口62へ入賞する(図4(c))。
【0034】
そして、前記した庇部19には、誘導状態変換部材43の変換を報知するための表示装置74(本発明における誘導状態報知装置に相当)が設けられている。この表示装置74は、例えば、LCD(液晶表示器)やドットマトリクス状に複数配列したLED等により構成されている。なお、この表示装置74の表示内容については、誘導状態変換部材43の動作と合わせて、後で詳細に説明する。
【0035】
次に、パチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置80とその制御内容について説明する。図5は、パチンコ遊技機に備えられる制御装置の構成図で、主として、遊技制御装置80を中心とする制御系統部分をブロック構成図として示したものである。なお、本実施形態における遊技制御装置80および演出制御装置81が本発明における制御手段に相当する。
【0036】
遊技制御装置80は、遊技を統括的に制御する主制御装置として機能し、図示するように、遊技制御を司るCPU、遊技制御のためのプログラム等を記憶しているROM、および遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAM、インターフェース等から構成される。
【0037】
このような構成からなる遊技制御装置80は、各種検出装置(第1始動口センサ12、第2始動口センサ13、誘導部材位置検出センサ68、カウントセンサ29、一般入賞口センサ51,63、特別入賞口センサ64)からの検出信号を受けて、大当たり遊技等、種々の処理を行う。そして、各種制御装置(演出制御装置81、排出制御装置(図示せず)等)の他、誘導部材回動モータ67、可動部材開放ソレノイド37,38、誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
【0038】
排出制御装置は、遊技制御装置80からの賞球指令信号または図示しないカード球貸ユニットからの貸球要求に基づいて、払出ユニットの動作を制御し、賞球または貸球の排出を行わせる。
【0039】
演出制御装置81は、CPU、ROM、RAM、インターフェース等から構成され、遊技制御装置80からの装飾制御指令信号(制御データ)に基づいて、ランプ・LED10…等の装飾発光装置を制御したり、スピーカー82からの効果音出力を制御したり、あるいは、表示装置74の表示制御を行う。
【0040】
なお、遊技制御装置80から、各種従属制御装置としての排出制御装置、演出制御装置81等への通信は、遊技制御装置80からそれら従属制御装置に向かう単方向通信のみが許容されるようになっている。これにより、遊技制御装置80に従属制御装置側から不正な信号が入力されることを防止することができる。また、本実施形態では、パチンコ遊技機に備えられる制御装置を、主制御装置である遊技制御装置80と各種従属制御装置とに分割したが、1つの制御装置により全ての制御を行うようにしてもよい。
【0041】
次に、上記した構成を有する本実施形態の動作について、特に、上記した各始動口5,6に遊技球が入賞した際の動作について説明する。なお、遊技制御装置80は、誘導部材回動モータ67を駆動(ON)して誘導部材65を反時計回りに回転させている。
【0042】
発射装置(図示せず)により発射された遊技球は、区画部材2に沿って案内されて遊技領域3の上部に達した後、障害釘や風車9により方向を変えながら遊技領域3内を流下する。この遊技球が一般入賞具8…、第1始動口5および第2始動口6に入賞した場合には所定の賞球が得られ、何れにも入賞しなかった場合には、該遊技球はアウト口11から回収される。
【0043】
遊技球が第1始動口5に入賞すると、第1始動口センサ12が遊技球の入賞を検出し、第2始動口6に入賞すると、第2始動口センサ13が遊技球の入賞を検出して、各検出信号を遊技制御装置80に送信する。両始動口センサ12,13からの検出信号に基づき、遊技制御装置80は、可動部材開放ソレノイド37,38を励磁(ON)して(図8参照)、可動部材34,35を逆「ハ」字状に開かせる補助遊技を行う。具体的には、遊技制御装置80は、この補助遊技において、例えば、第1始動口5に遊技球が入賞した場合には、閉状態の可動部材34,35を所定時間(例えば0.3秒間)だけ1回開状態に変換し、第2始動口6に遊技球が入賞した場合には、上記した変換動作を2回行う。
【0044】
そして、遊技制御装置80は、本発明における誘導状態変換部材選択手段として機能し、図6に示すように、始動口5,6への入賞に基づいて、どの誘導状態変換部材43を変換するかを決定する処理を行う。まず、遊技制御装置80は、遊技球が始動口5,6に入賞したかどうかを判断する(S1)。遊技球が始動口5,6に入賞したと判断した場合には、遊技制御装置80は、本発明における乱数抽出手段として、乱数を抽出し(S2)、抽出した乱数がどの誘導状態変換部材43を開状態へ変換させるための値に設定されているかを、予め設定された設定値に基づいて判定する(S3)。そして、遊技制御装置80は、本発明の誘導状態変換部材決定手段として機能して、判定結果により変換させる誘導状態変換部材43を選択および決定し(S4)、その後、メインの遊技制御処理に復帰(RET)する。
【0045】
そして、変換させる誘導状態変換部材43の選択肢としては、「第1誘導状態変換部材43aを選択」、「第2誘導状態変換部材43bを選択」、「両方の誘導状態変換部材43a,43bを選択」、または、「どちらも選択しない」の4パターンが挙げられる。
【0046】
このように、誘導状態変換部材選択手段としての遊技制御装置80は、遊技球の始動口5,6への入賞に基づき、乱数を抽出する乱数抽出手段と、該乱数抽出手段の抽出結果に基づき、変換する誘導状態変換部材43を決定する誘導状態変換部材決定手段とを備えるので、遊技者は、どの誘導状態変換部材43が状態変換をするかを予想し難い。したがって、遊技者にある特定の誘導状態変換部材43を狙わせて単調な遊技をさせることなく、興趣の高い遊技を行わせることができる。
【0047】
始動口5,6への入賞に基づいて変換させる誘導状態変換部材43が決定したならば、遊技制御装置80は、演出制御装置81へ演出制御信号を送信する。演出制御信号を受信した演出制御装置81は、本発明における誘導状態報知制御手段として機能し、開動作予定の誘導状態変換部材43の方向を指し示す誘導状態変換報知情報を、表示装置74の発光態様により表示する制御を行う。例えば、遊技制御装置80によって第1誘導状態変換部材43aの状態変換が決定した場合には、演出制御装置81は、図7()に示すように、第1誘導状態変換部材43aの方向(図中、左方向)を指示する矢印が第1誘導状態変換部材43a寄り(図中、左寄り)に表示されるように、表示装置74を発光する。また、第2誘導状態変換部材43bの状態変換が決定した場合には、演出制御装置81は、図7()に示すように、第2誘導状態変換部材43bの方向(図中、右方向)を指示する矢印が第2誘導状態変換部材43b寄り(図中、右寄り)に表示されるように、表示装置74を発光する。そして、両方の誘導状態変換部材43が状態変換される場合には、演出制御装置81は、図7(c)に示すように、それぞれの誘導状態変換部材43a,43bの方向を向いた矢印を表示装置74に表示する。
【0048】
この誘導状態変換報知情報の表示開始のタイミングは、図8に示すように、始動口センサ12,13が遊技制御装置80へ入賞検出信号を送信した後、すなわち遊技球が始動口5,6に入賞した後である。これは、始動口5,6に遊技球が入賞した旨と、指示した誘導状態変換部材43がこの後開動作する旨とを直ちに遊技者に知らせるためである。また、この誘導状態変換報知情報を表示することで、始動口5,6に入賞してから即座に誘導状態変換部材43が開動作しなくても、遊技制御装置80の故障ではないことを遊技者に知らせることができる。
【0049】
一方、誘導状態変換報知情報の表示終了のタイミングは、誘導状態変換部材43の開動作開始時、すなわち、誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56の駆動信号受信時でもよいし、誘導状態変換部材43が十分に開いたときでもよい。要は、演出制御装置81は、第1可動部材34が開閉動作を終了するまでに誘導状態変換報知情報の表示を終了すればよい。なお、本実施形態では、図8に示すように、演出制御装置81が表示装置74の表示を終了させたと同時に誘導状態変換部材43を開動作させている。したがって、遊技制御装置80は、変動入賞装置4のいずれかの部分に常に動きを持たせて、見ている遊技者を飽きさせないようにすることができる。
【0050】
上記のように、遊技者に誘導状態変換部材43の状態変換を報知するための表示装置74を備え、演出制御装置81は、遊技球が始動口5,6のいずれかに入賞してから、該入賞に関連して誘導状態変換部材43を誘導状態に変換するまでの間に、遊技制御装置80の選択結果として該誘導状態変換部材43を誘導状態に変換することを表示装置74によって報知する制御を行う誘導状態報知制御手段を備えたので、遊技者は事前にどの誘導状態変換部材43が変換するのかを確認することができる。したがって、遊技者は該誘導状態変換部材43を狙うように遊技球を発射するように打球を調整するようになり、遊技に対して遊技者の技術介入の度合いを増加させることができる。
【0051】
そして、表示装置74による誘導状態変換部材43の報知が終了すると、演出制御装置81は、図8に示すように、遊技制御装置80により選択された誘導状態変換部材43を状態変換するために、対応する誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56を励磁する制御を行い、所定時間(例えば0.3秒間)に亘って誘導状態変換部材43を開状態に変換する。なお、本実施形態では、誘導状態変換部材43の開状態変換時間を可動部材34,35の開状態変換時間と同じ長さにして、誘導状態変換部材43の開動作が可動部材34,35の開動作に付随する動作であることを遊技者に印象付けるようにしたが、これに限らない。
【0052】
このように、制御手段としての遊技制御装置80は、前記変動入賞装置4の可動部材34,35が開状態へ変換開始後に、前記誘導状態変換部材選択手段により選択された誘導状態変換部材43を状態変換する制御を行うので、可動部材34,35によって受け入れられた遊技球が誘導状態変換部材43の周辺に流下してくるタイミングでこの誘導状態変換部材43を状態変換することができる。したがって、正規な遊技の下に流下経路45,46を流下してきた遊技球のみを誘導状態変換部材43により特別入賞口空間44へ導入することができ、不正行為によって変動入賞装置4に入り込んだ遊技球の特別入賞口62への入賞を防止することができる。
【0053】
なお、本実施形態においては、遊技制御装置80は、第2始動口6に遊技球が入賞した場合には、両方の誘導状態変換部材43a,43bが上記した選択処理にて選択されるようになっており、図7(c)に示す報知表示を表示装置74にて行った後、両誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56を励磁して、両方の誘導状態変換部材43a,43bを開状態に変換する。このとき、第1および第2誘導状態変換部材43a,43bは、同じタイミングで開状態に変換してもよい。
【0054】
このように、誘導状態変換部材選択手段としての遊技制御装置80は、前記複数の始動口5,6のうち所定の始動口(第2始動口6)に入賞した際、前記第1誘導状態変換部材43aと第2誘導状態変換部材43bとの両方を状態変換するように制御を行うので、変動入賞装置4内に受け入れられた遊技球が特別入賞口空間44に導入され易くなり、特別入賞口62への入賞チャンスを一層拡げることができる。したがって、遊技の興趣を一層高めることができる。
【0055】
あるいは、例えば第1誘導状態変換部材43aを先に開状態にして、その後に第2誘導状態変換部材43bを開状態にしてもよい。このようにタイミングをずらして、両方の誘導状態変換部材43a,43bを開状態に変換するように制御を行えば、同時に2つの誘導状態変換部材43a,43bを開状態に変換させる場合よりも長い時間に亘って誘導状態変換部材43の動作を見せることができる。したがって、遊技者に対して特別入賞口62への入賞チャンスの時間が長くなったように印象付けることができ、遊技の興趣の向上を図ることができる。
【0056】
上記した補助遊技状態によって可動部材34,35が開いている間に、遊技球が変動入賞装置4内に導入されると、この遊技球は、特別入賞口62に入賞するか、あるいは一般入賞口61に入賞することになる。そして、この遊技球が導入された可動部材と同じ側に位置する誘導状態変換部材43が開状態であるか閉状態であるかによって、遊技球が特別入賞口62へ入賞する入賞率、詳しくは、特別入賞口空間44へ誘導される確率が変化してくる。以下、特別入賞口空間44への誘導状態による遊技球の挙動を説明する。なお、以下の説明においては、第1可動部材34および第1誘導状態変換部材43aに関する説明、すなわち図2において、変動入賞装置4の左側の両部材に関して説明し、変動入賞装置4の右側に関しては、左側と左右対称の事象となり、殆ど同じであるので説明を省略する。
【0057】
まず、第1誘導状態変換部材43aが閉状態の際に、第1可動部材34によって遊技球が変動入賞装置4に導入された場合(図9(a)参照)について説明する。
【0058】
開状態の第1可動部材34上に遊技球が流下してくると、この遊技球は、第1可動部材34の上面の下り傾斜に沿って上棚板26まで流下する。上棚板26に達した遊技球は、後方の入口通路27を転動しようとする。このとき、遊技球は、振り分け部材28を乗り越えて右側の入口通路27を転動する可能性もあるが、高い確率で左側の入口通路27を転動し、左カウントセンサ29aを通過して凹室21内に落下する。この落下した遊技球は、上側区画部材41の第1誘導状態変換部材43a寄り(左寄り)の上面に衝突し、高い確率で第1流下経路45に流入する。この第1流下経路45は、途中の第1誘導状態変換部材43aでは遮断されず、また、特別入賞口空間44と連通する箇所もない。したがって、第1流下経路45を流下する遊技球は、特別入賞口空間44に導入されず、第1流下経路45の最下端まで流下し、一般入賞口50に入賞する。このため、遊技球が導入された可動部材34,35と同じ側に位置する誘導状態変換部材43が閉状態であると、遊技球は特別入賞口62に入賞せず、一般入賞口50に入賞する。
【0059】
一方、第1誘導状態変換部材43aが開状態の場合(図9(b)参照)には、第1流下経路45は、途中で開状態の第1誘導状態変換部材43aにより遮断されており、且つ遮断箇所よりも上流側を特別入賞口空間44に連通させている。この状態で遊技球が上入口25、入口通路27、カウントセンサ29を経て、第1流下経路45に流下すると、遊技球は、第1誘導状態変換部材43aの上面に衝突し、上側区画部材41と下側区画部材42との間を通過して特別入賞口空間44に導入される。したがって、遊技球が導入された可動部材34,35と同じ側に位置する誘導状態変換部材43が開状態であると、遊技球は特別入賞口62に入賞する確率が高くなる。
【0060】
このようにして、本実施形態の変動入賞装置4は、誘導状態変換部材43の状態により特別入賞口62への入賞率を変化させる。そして、遊技制御装置80の行う処理によりいずれか一方の誘導状態変換部材43が開状態に変換する場合には、この変動入賞装置4は、遊技球が取り込まれる可動部材34,35によって特別入賞口62への入賞率(V入賞率)を異ならせるように設定することができる。
【0061】
そして、特別入賞口空間44に導入された遊技球は、下側区画部材42の案内棚58を転動し、揺動を繰り返しながら案内棚58の最下部の球誘導位置58´に到達する。球誘導位置58´に到達した遊技球は後方に転動し、反時計回りに回転中の誘導部材65の表面に当接した後で、あるいは直接切欠部70…に収納される。このとき、一般入賞誘導部70bに遊技球が収納されれば、この遊技球は、誘導部材65によって転し、球誘導位置58´から約90度回転した後に一般入賞口61へ入賞する。一方、特別入賞誘導部70aに遊技球が収納されれば、遊技球は、一般入賞口61を通り過ぎて、球誘導位置58´から約270度回転する手前で特別入賞口62へ入賞する。
【0062】
そして、遊技球が特別入賞口62に入賞すると、所謂大当たりとなり、特別入賞口センサ64が遊技球の入賞を検出して、該検出信号を遊技制御装置80に送信する。遊技制御装置80は、この検出信号に基づいて大当たり動作(特別遊技の動作)を行わせるとともに、演出制御装置81に制御データを送信する。すると、演出制御装置81は、表示装置74に、例えば大当たりを意味する「V」の文字を表示して大当たり動作の開始を遊技者に知らせる。
【0063】
この大当たり動作において、遊技制御装置80は、例えば、両可動部材開放ソレノイド37,38および両誘導状態変換部材開放ソレノイド55,56の励磁、消磁を同時に繰り返し行い、規定に基づいて両可動部材34,35および両誘導状態変換部材43a,43bを開閉させて遊技者にとって不利な閉状態と有利な開状態とを交互に変換する。本実施形態では、遊技制御装置80は、閉状態にある可動部材34,35および誘導状態変換部材43a,43bを所定時間(例えば、0.85秒間)だけ開状態に所定回数(例えば、最大18回)まで変換する変換動作を行う。このとき、遊技制御装置80は、可動部材34,35の開動作開始から所定時間遅らせて誘導状態変換部材43の開動作を開始させ、可動部材34,35および誘導状態変換部材43の開状態への変換回数をカウントするとともに、カウントセンサ29からの検出信号に基づいて導入した遊技球の数をカウントする。また、遊技球のカウント数を表示装置74に表示する。また、遊技制御装置80は、誘導部材65の回転を、特別入賞誘導部70aが所定時間に亘って球誘導位置58´にて一時停止するように、誘導部材回動モータ67の制御を行い、特別入賞口62への入賞率を上げる。
【0064】
そして、上記した可動部材34,35および誘導状態変換部材43の変換動作がそれぞれ所定回数を満了するか、この変換動作の繰り返し中に、所定個(例えば、9個)の遊技球を変動入賞装置4に導入するかの何れか早い方の条件成立までの間、すなわちV有効時間内に、遊技球が特別入賞口62に入賞しなかった場合は、遊技制御装置80は、第1ラウンドが終了するとともに、大当たり遊技も終了して通常遊技に復帰する。しかしながら、このラウンド中、特別入賞口センサ64からの検出信号が出力されたならば、遊技制御装置80は、ラウンド更新をし、次回のラウンド(第2ラウンド)に移行する。
【0065】
そして、上記した大当たり動作が、ラウンド更新しながら繰り返し行われて最終ラウンドまで達し、最終ラウンドが終了すると、大当たり遊技が終了して通常遊技に戻る。
【0066】
上記した実施形態では、演出制御装置81は、誘導状態変換部材43を変換する際には、遊技状態に関係なく表示装置74に報知表示をするようにしたが、本発明はこれに限定しない。例えば、図10に示すように、所定条件(報知状態成立条件)の成立に基づき、所定期間内において表示装置74に誘導状態変換報知情報を表示可能とするようにし、報知状態終了の条件が成立したことに基づいて、表示装置74における誘導状態変換報知情報の表示を終了するようにしてもよい。
【0067】
具体的には、報知状態成立条件は、大当たり遊技終了後や、所定の入賞口(例えば、第2始動口6)や一般入賞具8に入賞したときである。また、報知状態終了の成立条件は、可動部材34,35の開放回数が所定の回数に達することや、あるいは、報知状態条件成立時から所定時間の間などである。
【0068】
上記の報知状態成立条件が満たされたと遊技制御装置80が判断した場合(例えば、第2始動口センサ13や一般入賞具センサ14からの検出信号を受信)には、演出制御装置81は、本発明における期間内誘導状態報知制御手段として機能して報知状態に移行し、誘導状態変換部材43が始動口入賞等に基づいて状態変換する際に遊技者へ状態変換の報知を行う。そして、報知状態終了条件が満たされると、演出制御装置81は通常状態に移行し、再び報知状態成立条件が成立するまで誘導状態変換部材43の状態変換を報知しない。
【0069】
このように、前記誘導状態報知制御手段としての演出制御装置81は、所定条件の成立に基づき、所定期間内において誘導状態変換部材43を誘導状態に変換することを報知可能にするので、より多くの賞球を獲得するために有用な報知情報を得るため、所定条件の成立を狙いながら遊技を行うことができる。したがって、興趣の高い遊技を行わせることができる。
【0070】
さらに、上記した実施形態においては、図2に示すように、可動部材34,35の長さを同じ長さにして、各可動部材34,35の開状態における遊技球の導入し易さ、すなわち各可動部材34,35の遊技球の拾い易さを同じにしたが、これに限らず、左右の可動部材の長さを異ならせて、遊技球の導入し易さが開状態となる可動部材によって異なるようにしてもよい。
【0071】
また、上記実施形態では、表示装置74を本発明における誘導状態報知装置として、視覚的に誘導状態の変換を報知できるようにしたが、これに限定されない。例えば、遊技盤1に設けられた左右のランプ10(サイドランプ)を本発明の誘導状態報知装置とし、開状態に変換する誘導状態変換部材43と同じ側のランプを点灯あるいは点滅させることで誘導状態の変換を報知できるようにしてもよい。また、パチンコ遊技機の左右両側に誘導状態報知装置としてのスピーカー(図示せず)を設け、開状態に変換する誘導状態変換部材43と同じ側のスピーカーから効果音や音声等の音を発生させて、聴覚的に誘導状態の変換を報知できるようにしてもよい。
【0072】
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。
すなわち、前記変動入賞装置は、前記複数の可動部材のうち、第1可動部材により受け入れられた遊技球が流下し得る第1流下経路と、前記複数の可動部材のうち、第2可動部材により受け入れられた遊技球が流下し得る第2流下経路と、特別入賞口を有する特別入賞口空間と、を備え、前記第1流下経路の下流側と第2流下経路の下流側とを合流し、該合流箇所に一般入賞口を開設し、第1流下経路と第2流下経路との間に特別入賞口空間を一般入賞口よりも上方に位置する状態で区画形成し、状態変換により遊技球を第1流下経路から特別入賞口空間へ誘導可能な第1誘導状態変換部材を、前記第1流下経路に臨ませた状態で設け、状態変換により遊技球を第2流下経路から特別入賞口空間へ誘導可能な第2誘導状態変換部材を、前記第2流下経路に臨ませた状態で設け、前記第1誘導状態変換部材を状態変換可能に駆動する第1誘導状態変換部材用電気的駆動源と、前記第2誘導状態変換部材を状態変換可能に駆動する第2誘導状態変換部材用電気的駆動源と、を備え、前記第1誘導状態変換部材用電気的駆動源により第1誘導状態変換部材を駆動すると、該第1誘導状態変換部材が第1流下経路を当該第1流下経路の延在方向の途中で遮断するとともに、第1流下経路の上流側と特別入賞口空間とを連通状態とし、前記第2誘導状態変換部材用電気的駆動源により第2誘導状態変換部材を駆動すると、該第2誘導状態変換部材が第2流下経路を当該第2流下経路の延在方向の途中で遮断するとともに、第2流下経路の上流側と特別入賞口空間とを連通状態としたので、誘導状態変換部材の状態により特別入賞口への入賞率を変化させることができ、遊技球が取り込まれる可動部材によって特別入賞口への入賞率を異ならせるように設定することができる。したがって、遊技の興趣を従来にない態様で向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
【図2】変動入賞装置の正面図である。
【図3】変動入賞装置の断面図である。
【図4】誘導部材の挙動を説明する図であり、(a)は、一般入賞誘導部内の遊技球が一般入賞口へ入賞する状態図、(b)は、特別入賞誘導部内の遊技球が一般入賞口を通過する状態図、(c)は、特別入賞誘導部内の遊技球が特別入賞口へ入賞する状態図である。
【図5】制御系の構成図で、主に、遊技制御装置と演出制御装置の説明に供するブロック構成図である。
【図6】誘導状態変換部材に関する誘導状態決定処理のフローチャートである。
【図7】表示装置に誘導状態変換報知情報を表示した状態図であり、(a)は第1誘導状態変換部材の開動作を報知した図、(b)は第2誘導状態変換部材の開動作を報知した図、(c)は第1誘導状態変換部材および第2誘導状態変換部材の開動作を報知した図である。
【図8】始動口センサ、可動部材開放ソレノイド、表示装置(誘導状態報知装置)および誘導状態変換部材開放ソレノイドのタイムチャートである。
【図9】変動入賞装置内の遊技球の流下状態を示す説明図であり、(a)は、誘導状態変換部材を閉状態にした場合の説明図であり、(b)は、誘導状態変換部材を開状態に変換した場合の説明図である。
【図10】誘導状態変換報知情報を報知しない通常状態と、誘導状態変換報知情報を報知可能な報知状態との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
2 区画部材
3 遊技領域
4 変動入賞装置
5 第1始動口
6 第2始動口
8 一般入賞具
9 風車
10 ランプ・LED
11 アウト口
12 第1始動口センサ
13 第2始動口センサ
14 一般入賞具センサ
16 取付基板
17 開口部
18 球侵入防止壁
19 庇部
20 ケース
21 凹室
25 上入口
26 上棚板
27 入口通路
28 振り分け部材
29 カウントセンサ
29a 左カウントセンサ
29b 右カウントセンサ
34 第1可動翼片(左側)
35 第2可動翼片(右側)
36 支軸
37 第1可動翼片開放ソレノイド
38 第2可動翼片開放ソレノイド
41 上側区画部材
42 下側区画部材
43 誘導状態変換部材
43a 第1誘導状態変換部材(左側)
43b 第2誘導状態変換部材(右側)
44 特別入賞口空間
45 第1流下経路
46 第2流下経路
50 一般入賞口
51 一般入賞口センサ
53 支軸
55 第1誘導状態変換部材開放ソレノイド
56 第2誘導状態変換部材開放ソレノイド
58 案内棚
58´ 球誘導位置
59 窪部
61 一般入賞口
62 特別入賞口
63 一般入賞口センサ
64 特別入賞口センサ
65 誘導部材
66 回転軸
67 誘導部材回動モータ
68 誘導部材位置検出センサ
70 切欠部
70a 特別入賞誘導部
70b 一般入賞誘導部
71 マーク
74 表示装置
80 遊技制御装置
81 演出制御装置
82 スピーカー

Claims (6)

  1. 遊技盤に取り付けるための取付基板と、前記取付基板の略中央部分に設けられ、前記取付基板の後方に向かって突出し、前面が開口した凹室と、前記取付基板に設けられる複数の可動部材と、前記凹室の所要部位に設けられて、前記可動部材により受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口および特別入賞口と、前記可動部材を開閉可能に駆動する可動部材用電気的駆動源と、を具備する変動入賞装置と、
    遊技球が入賞可能な複数の始動口と、
    を前記遊技盤に備え
    前記可動部材により受け入れられた遊技球が前記特別入賞口へ入賞することに基づき、前記可動部材の開閉動作を所定回数行うか、該開閉動作の繰り返し中に前記変動入賞装置に所定数の遊技球が受け入れられるかの何れか早い方の条件成立までを1のラウンドとし、該ラウンドの更新を繰り返し行って最終ラウンドを終了すると通常遊技に移行する特別遊技状態を発生制御可能な制御手段を備える弾球遊技機において、
    前記変動入賞装置は、
    前記複数の可動部材のうち、第1可動部材により受け入れられた遊技球が流下し得る第1流下経路と、
    前記複数の可動部材のうち、第2可動部材により受け入れられた遊技球が流下し得る第2流下経路と、
    前記特別入賞口を有する特別入賞口空間と、を備え、
    前記第1流下経路の下流側と第2流下経路の下流側とを合流し、該合流箇所に一般入賞口を開設し、第1流下経路と第2流下経路との間に特別入賞口空間を一般入賞口よりも上方に位置する状態で区画形成し、
    状態変換により遊技球を第1流下経路から特別入賞口空間へ誘導可能な第1誘導状態変換部材を、前記第1流下経路に臨ませた状態で設け、
    状態変換により遊技球を第2流下経路から特別入賞口空間へ誘導可能な第2誘導状態変換部材を、前記第2流下経路に臨ませた状態で設け、
    前記第1誘導状態変換部材を状態変換可能に駆動する第1誘導状態変換部材用電気的駆動源と、前記第2誘導状態変換部材を状態変換可能に駆動する第2誘導状態変換部材用電気的駆動源と、を備え、
    前記第1誘導状態変換部材用電気的駆動源により第1誘導状態変換部材を駆動すると、該第1誘導状態変換部材が第1流下経路を当該第1流下経路の延在方向の途中で遮断するとともに、第1流下経路の上流側と特別入賞口空間とを連通状態とし、
    前記第2誘導状態変換部材用電気的駆動源により第2誘導状態変換部材を駆動すると、該第2誘導状態変換部材が第2流下経路を当該第2流下経路の延在方向の途中で遮断するとともに、第2流下経路の上流側と特別入賞口空間とを連通状態とすることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記制御手段は、始動口への入賞に関連して状態変換する誘導状態変換部材を選択するための誘導状態変換部材選択手段を備え、
    前記誘導状態変換部材選択手段は、
    遊技球の始動口への入賞に基づき、乱数を抽出する乱数抽出手段と、
    該乱数抽出手段の抽出結果に基づき、変換する誘導状態変換部材を決定する誘導状態変換部材決定手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記誘導状態変換部材選択手段は、
    前記複数の始動口のうち所定の始動口に入賞した際、前記第1誘導状態変換部材と第2誘導状態変換部材との両方を状態変換するように制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記制御手段は、
    前記変動入賞装置の可動部材が開状態へ変換開始後に、前記誘導状態変換部材選択手段により選択された誘導状態変換部材を状態変換する制御を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の弾球遊技機。
  5. 遊技者に誘導状態変換部材の状態変換を報知するための誘導状態報知装置を備え、
    前記制御手段は、遊技球が前記始動口のいずれかに入賞してから、該入賞に関連して誘導状態変換部材を誘導状態に変換するまでの間に、前記誘導状態変換部材選択手段の選択結果として該誘導状態変換部材を誘導状態に変換することを誘導状態報知装置によって報知する制御を行う誘導状態報知制御手段を備えたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記誘導状態報知制御手段は、
    所定条件の成立に基づき、所定期間内において誘導状態変換部材を誘導状態に変換することを報知可能にする期間内誘導状態報知制御手段を含むことを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
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