JP4530337B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機の遊技性を高める技術に関する。
従来、弾球遊技機として、役物と呼ばれる大入賞口内の特定領域を遊技球が通過したときに遊技者に有利な状態である特別遊技へと移行する第2種ぱちんこ遊技機が広く親しまれている。特別遊技中には、遊技盤の所定位置に設けられた大入賞口が複数回開閉し、大入賞口への遊技球の入賞に応じて賞球の払出が行われる。特別遊技における大入賞口は、その開放が所定回数、例えば18回に達するか、あるいは遊技球が大入賞口へ10球以上入賞したときに開閉が停止され、単位遊技ごとにその複数回の開閉を繰り返す。また、単位遊技は、大入賞口内に設けられたVゾーンと呼ばれる特定領域を遊技球が通過したことを条件に次の単位遊技へ移行する。大入賞口に入賞した遊技球が特定領域を通過する確率は大入賞口内の構造によって比較的低くなるよう設計されていたり、抽選により特別遊技の継続回数が制限されるといった設計がなされている場合も多い。
特開2001−079195号公報
上記の背景技術においては、始動入賞口に遊技球が入賞しても、大入賞口が開閉中であった場合には始動入賞口への入賞が大入賞口の開放契機とならず、単に一般入賞口へ入賞したのと同様の扱いになってしまう。そもそも始動入賞口への入賞は一般に容易ではないよう設計されており、そうした始動入賞口への連続入賞が実質的に1回の入賞と扱われると、遊技者はこれを不利益と感じても不思議ではない。このような状況を回避するために、遊技者によっては大入賞口の開閉中に遊技球の発射を一時停止させることも考えられ、遊技店にとって安定的な利益確保の妨げとなり得る。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者の不利益を利益に転換する機会を付与するとともに、遊技店の利益も適切に確保した遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機(10)は、遊技領域(24)が形成された遊技盤と、遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球(46)が落入可能な複数の開閉部(42、44)をもつ可変入球口(32)と、遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球の落入が開閉部の開放の契機となる始動入賞口(28)と、複数の開閉部が開閉制御されていない間に遊技球が始動入賞口へ落入した場合に複数の開閉部を開放させる開閉制御手段(82)と、可変入球口の内側に設けられ、遊技球が通過すると遊技者に有利な状態へと移行する契機となる特定領域(36)と、可変入球口の内側に設けられ、可変入球口に入球した遊技球の進行を特定領域への方向および特定領域以外への方向のいずれかに案内可能な誘導手段(34)と、複数の開閉部の開放に先立ち、それら複数の開閉部のうち少なくともいずれかを目標経路として選択する目標経路選択手段(98)と、遊技状態が所定の不利益状態に至ったと判定した場合に、次回以降の開閉部の開放にあたって目標経路の選択結果を遊技者に報知する情報報知手段(110)と、を備える。情報報知手段は、開閉制御手段により複数の開閉部が開閉制御される間に遊技球が始動入賞口へ落入した場合に遊技状態が不利益状態に至ったと判定する。誘導手段は、目標経路として選択された開閉部を遊技球が通過した場合に、少なくとも一つの遊技球を特定領域への方向に案内する。
この態様によれば、いずれの開閉部に入球させるかによって遊技の状態が有利となるかが決まる。また、開閉部の開閉制御中に始動入賞口へ遊技球が入賞しても開閉部の開放には至らず特別遊技への移行契機にはつながらないので、単にわずかな賞球が得られるだけとなり、これを不利益と感じる遊技者もいる。この態様によれば、始動入賞口への入賞が開閉部の開放につながらない場合であっても次回の開放時にいずれの開閉部に入球させればよいかが報知されるので、開閉部の開放に至らなかった遊技者の不利益を報知による利益で相殺することができるとともに、技術介入の余地が高い遊技機を好む遊技者に受け入れられやすい遊技機を提供できる。また、開閉部が開閉中であっても始動入賞口へ遊技球を入賞させるメリットが生まれるので、開閉部が開閉中か否かにかかわらず遊技者はつねに打球を止めることなく遊技を進行することが期待でき、遊技店の安定的な利益を担保することができる。
本発明の別の態様もまた、弾球遊技機である。この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球が落入可能な複数の開閉部をもつ可変入球口と、可変入球口の内側に設けられ、遊技球が通過すると遊技者に有利な状態へと移行する契機となる特定領域と、通常遊技において遊技球が特定領域を通過したときに複数の開閉部を開放させる開閉制御手段と、可変入球口の内側に設けられ、可変入球口に入球した遊技球の進行を特定領域への方向および特定領域以外への方向のいずれかに案内可能な誘導手段と、複数の開閉部の開放に先立ち、それら複数の開閉部のうち少なくともいずれかを目標経路として選択する目標経路選択手段と、遊技状態が所定の不利益状態に至ったと判定した場合に、次回以降の開閉部の開放にあたって目標経路の選択結果を遊技者に報知する情報報知手段と、を備える。情報報知手段は、通常遊技において開閉制御手段により複数の開閉部が開閉制御される間に遊技球が可変入球口へ入球しなかった場合に遊技状態が不利益状態に至ったと判定し、誘導手段は、目標経路として選択された開閉部を遊技球が通過した場合に、少なくとも一つの遊技球を特定領域への方向に案内する。
この態様によると、せっかく始動入賞口へ入賞させて開閉部を開放させても、可変入球口へ入球しなければ特別遊技への移行はあり得ず、これを不利益と感じる遊技者もいる。そのような不利益が生じても次回以降の開放時にいずれの開閉部が目標経路であるかが報知されるので、不利益を利益へと転換させることができる。
情報報知手段は、遊技状態が不利益状態に至った回数を無効回数として計数し、その無効回数を報知回数の上限として目標経路の選択結果を遊技者に報知してもよい。この場合、不利益となった回数だけ報知回数が担保されるので、遊技者の不利益を利益へ転換させる機会が確実に担保され、遊技者の期待感を高めることができる。なお、ここでいう無効回数は例えば50回や100回を上限として計数することとし、無効回数を無制限としたときに生じ得るメモリのオーバーフローを防止してもよい。
情報報知手段は、遊技者によって所定の指示入力部(18)が操作されたときに目標経路の選択結果を報知してもよい。この場合、遊技者にとって所望のタイミングで目標経路を報知させることができるので、遊技者は報知を見逃さず、不利益を利益に転換させる機会をより確実に得ることができる。また、報知を見逃すことによる報知回数の無駄な消費を回避することができる。
情報報知手段は、遊技領域の所定の位置に設けられた所定の領域(31)を遊技球が通過したときに目標経路の選択結果を報知してもよい。ここで「所定の領域」は、作動ゲートであってもよい。この場合、目標経路が報知されるか否かは遊技球の打球方向によるので、技術介入性の余地が高まるだけでなく運の要素も加わり、遊技機の遊技性をいっそう高めることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、遊技者の不利益を利益に転換する機会を付与するとともに、遊技店の利益も適切に確保した遊技機を提供することができる。
本発明の実施例における弾球遊技機は、第2種ぱちんこ遊技機である。このぱちんこ遊技機に設けられた大入賞口は、左右二つの開閉部を有し、それら二つの開閉部のうちいずれかが目標経路として開放前にあらかじめ定められ、遊技者から指示があれば目標経路がどちらであるかが報知される。遊技者は目標経路に定められた開閉部に遊技球を通過させると、大入賞口内の回転体が回転して遊技球をVゾーンへ案内し、特別遊技が発生または継続される。目標経路の報知回数は、大入賞口の開放契機とならない始動入賞口への入賞回数、開放中の大入賞口に遊技球が入球しない空振りの回数、特別遊技がパンクした回数の合計を上限とする。このように本実施例においては、遊技者にとって不利益とされていた状態が生じるほど特別遊技への移行または特別遊技の継続を獲得する上で有利な情報を得ることができる。これにより、遊技者にとって不利益とされていた状態を利益獲得の機会へと転換することができる。また、複数の開閉部のうちいずれに遊技球を通過させたかに応じて特別遊技の発生または継続が決定されるので、遊技者の技術介入性を高めることができ、そういった技術介入性のある遊技機を好む遊技者にとって遊技性が高まる。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤面で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17、指示入力部18を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラス等により形成された透過性のある板である。扉14は、透明板13を支持する。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。遊技者が発射ハンドル17を回動させると遊技球が発射される。指示入力部18は、目標経路を報知させる指示を遊技者が入力するためのボタンである。
図2は、遊技領域の構造を示す正面図であり、図3は、大入賞口の構造を略示する概略斜視図である。遊技盤70は、外レール20と内レール22により区画された遊技領域24上に第2種始動入賞口(以下、「始動口」という)28、通過ゲート31、大入賞口32、一般入賞口33、アウト口26、および各種遊技効果ランプ78を含む。遊技領域24には複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。各種遊技効果ランプ78は、その点滅により演出または装飾としての役割を果たす。
始動口28は、遊技球の入球を検出する始動入賞検出器30と、始動口28を拡開させる羽根開放ソレノイド74と、を有する。通過ゲート31は、遊技球の通過を検出するゲート通過検出器76を有する。ゲート通過検出器76が遊技球の通過を検出すると、羽根開放ソレノイド74が始動口28を短時間拡開させるとともに、目標経路を報知させる指示を入力する。始動口28が拡開すると、始動口28への遊技球の入賞が容易となる。なお、変形例においては、始動口28は拡開しない形態の入賞口であってもよい。
大入賞口32は、遊技球が落入可能な複数の開閉部、すなわち第1開閉部42および第2開閉部44をもつ可変入球口であり、遊技領域24における所定の位置に設けられる。大入賞口32は、第1開閉部42および第2開閉部44を拡開させる大入賞口ソレノイド66をさらに有する。大入賞口32の内側には、大入賞口32に入賞して保留領域40に落下した遊技球の進行を特定領域36への方向およびアウト領域38への方向のいずれかに案内可能な誘導手段34が設けられる。特定領域36は、大入賞口32の内部に設けられた領域であり、特定領域36を遊技球が通過すると特別遊技を構成する単位遊技が実行される契機となる。すなわち、特定領域36への遊技球の入球が特別遊技の開始または継続の契機となる。大入賞口の上部には、目標経路を報知するために、目標経路の方向や報知回数の上限数を表示するための表示器52が設けられている。本実施例における表示器52は液晶表示器で構成されるが、変形例においてはマトリクス表示器やランプ等の形で設けられてもよい。
第1開閉部42は、反時計回りに約90度回転して遊技球46を大入賞口32の内側へ案内する羽根部材49と、羽根部材49の回転により形成される開口部分51と、を含む。第2開閉部44は、時計回りに約90度回転して遊技球46を大入賞口32の内側へ案内する羽根部材53と、羽根部材53の回転により形成される開口部分55と、を含む。羽根部材49および羽根部材53により案内される先には、入賞検出装置64を構成する第1入賞検出器48および第2入賞検出器50が設けられる。第1入賞検出器48および第2入賞検出器50はそれぞれ通過口を有し、その通過口への遊技球46の通過を検出する。
第1入賞検出器48と第2入賞検出器50の間には、それぞれの通過口を結ぶような略アーチ型に形成された連絡部材65が設けられている。したがって、連絡部材65上に落下した遊技球46の多くは、第1開閉部42から入球したのであれば第1入賞検出器48の通過口へ戻され、第2開閉部44から入球したのであれば第2入賞検出器50の通過口へ戻される。しかし、遊技球46が大入賞口32へ勢いよく入球した場合等、入球した側と反対側の通過口へ流れる可能性もある。このように偶発的な要素を加えることにより、遊技者の狙い通りの結果が得られなかったり、逆に遊技者のミスが偶発的にリカバーされる等、遊技に運の要素が加味され、遊技性を高めることができる。なお、変形例においては、連絡部材65の代わりに大入賞口32の内部を左右に区画して分離、遮断する部材を設けてもよい。その場合、上記のように遊技球46が偶発的に反対側へ流れるようなことがないので、単純に左右いずれの側から入球したかに応じていずれの通過口を通過するかが決まる。
第1入賞検出器48および第2入賞検出器50の下方には案内板56が設けられ、その案内板56の奥には特定領域36の方向へ遊技球46を案内する案内口58が設けられている。回転体35の一部には、切り欠き状の保留領域40が設けられている。回転体35の左右両側には、大入賞口32の内部底面の一部を形成する下面転動部39が設けられている。下面転動部39は、奥側が下がった勾配をもち、遊技球46を奥側へ案内して大入賞口32の外部へ排出する。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール22と外レール20に案内されて遊技領域24へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域24の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口33や始動口28、大入賞口32の各入賞口へ落入するとその入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口33等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口26に流入した遊技球はアウト球として処理される。
始動口28に遊技球が入賞すると、大入賞口ソレノイド66が作動して第1開閉部42および第2開閉部44が所定時間、例えば5秒間開放される。その間、開放された第1開閉部42および第2開閉部44の開口部分を通じて遊技球が大入賞口32に入球し、その遊技球が保留領域40に落下すると、回転体35が回転し、遊技球が特定領域36またはアウト領域38のいずれかに入球する。遊技球が特定領域36に入球すると、いわゆる大当たりとして特別遊技が開始される。なお、保留領域40に落入しなかった遊技球46は、下面転動部39を転動した後、アウト領域38に入球した遊技球と同様に大入賞口32の外部に排出される。
特別遊技は、例えば最大15回の単位遊技で構成され、単位遊技が実行されるたびに第1開閉部42および第2開閉部44が複数回開閉される。1回の単位遊技において第1開閉部42および第2開閉部44が複数回開放される間に、大入賞口32に遊技球が10個入球するか、または開閉回数が18回に到達したときに、第1開閉部42および第2開閉部44の開閉はいったん停止される。このとき、保留領域40に遊技球が保留されており、回転体35の回転によってその遊技球が特定領域36に入球すれば次の単位遊技に移行し、特別遊技が継続される。遊技球がアウト領域38に入球した場合や、保留領域40に遊技球が保留されなかった場合等、特定領域36に遊技球が入球しなかった場合は、その単位遊技の終了をもって特別遊技は終了となる。回転体35は回転体駆動モータ68によって回転駆動される。
回転体35が特定領域36の方向またはアウト領域38の方向のいずれに回転するかは、抽選の結果および遊技球の通過経路に応じて決定される。すなわち、始動口28に遊技球が入賞すると、第1開閉部42および第2開閉部44の開放に先立って抽選が行われ、その抽選結果に基づいて第1開閉部42および第2開閉部44のいずれかが目標経路として選択される。そして、単位遊技における1球目の入賞球が目標経路の開閉部を通過した場合には、回転体35が特定領域36側へ回転し、遊技球は特定領域36へ入球する。一方、単位遊技における1球目の入賞球が目標経路の開閉部を通過せず、他の開閉部を通過した場合には、回転体35がアウト領域38側へ回転し、遊技球はアウト領域38へ入球する。
第1開閉部42および第2開閉部44の開放に先立ち、第1開閉部42および第2開閉部44のいずれかが目標経路として選択される。いずれが目標経路として選択されたかの報知は、表示器52に矢印のマークや「右」「左」等の文字で表示される。遊技者は、表示器52の表示を見ていずれの開閉部に遊技球46を入球させるべきかを把握し、その開閉部を狙って打球すればよい。表示器52への目標経路の報知回数は、遊技状態が所定の不利益状態に至った回数である無効回数を上限とする。ここで、大入賞口開閉制御手段82は、所定の開放条件を満たした場合に大入賞口32の第1開閉部42および第2開閉部44を開放させる。所定の開放条件は、通常遊技において大入賞口32が開閉されていない間に遊技球が始動口28へ入賞すること、通常遊技において開放された大入賞口32内の特定領域36に遊技球が通過すること、特別遊技において遊技球が特定領域36を通過すること、のいずれかである。一方、以下列挙する状況に至ったときに遊技状態が不利益状態に至ったと判断される。すなわち、通常遊技においては大入賞口32が開閉中に遊技球が始動口28へ入賞した場合と、開放された大入賞口32に遊技球の入球がなかった場合が該当し、特別遊技において遊技球が始動口28へ入賞した場合と、遊技球が特定領域36を通過せず特別遊技の継続に失敗した場合が該当する。これらの不利益状態に至った回数が無効回数として計数され、報知回数の上限となる。目標経路の報知は、遊技球が始動口28へ入賞した後、大入賞口32が開閉制御される間に、遊技者が指示入力部18を介して報知指示をするか、または遊技球が通過ゲート31を通過したときになされる。
第1入賞検出器48または第2入賞検出器50を通過した遊技球46は、大入賞口32の内部に設けられた案内板56上に落下し、案内板56の奥に設けられた案内口58へ案内される。案内口58を通過した遊技球は、構造上高い確率で保留領域40へ落下し、保留領域40が空いていれば保留領域40内に収まる。すでに保留領域40が他の遊技球で埋まっているとき、または保留領域40が遊技球46を受け入れられない位置にあるときは、誘導手段34の外側へはじかれる。
大入賞口32への入球数が10個に到達した場合、または単位遊技における第1開閉部42および第2開閉部44の開閉回数が18回に到達したとき、回転体35が右回転または左回転をする。回転体35の回転方向は、単位遊技ごとに最初の1球が第1開閉部42および第2開閉部44のいずれを通過したかに応じて決定される。すなわち、単位遊技ごとにあらかじめなされた抽選により、第1開閉部42が目標経路として選択され第1入賞検出器48が遊技球46の通過を検出するか、第2開閉部44が目標経路として選択され第2入賞検出器50が遊技球46の通過を検出すれば、回転体35は特定領域36の方向へ回転してその方向へ遊技球を案内する。特定領域36への入球は、特定領域通過検出器54により検出される。一方、あらかじめなされた抽選により、第2開閉部44が目標経路として選択されたときに第1入賞検出器48が遊技球46の通過を検出するか、第1開閉部42が目標経路として選択されたときに第2入賞検出器50が遊技球46の通過を検出すると、回転体35はアウト領域38の方向へ回転してその方向へ遊技球を案内する。
図4は、ぱちんこ遊技機10における遊技を制御する構成を中心とした基本的な機能ブロック図である。大入賞口32、始動口28、ゲート通過検出器76、各種遊技効果ランプ78、指示入力部18は、遊技制御装置60との間で電気的に接続されている。遊技制御装置60は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROM、演算処理や制御処理に用いるCPUやRAM等の素子で実現でき、ソフトウエア的には画像処理機能、制御機能、乱数発生機能等のプログラムによって実現されるが、本図ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できる。
遊技制御装置60は、入賞判定手段80、大入賞口開閉制御手段82、表示制御手段84、特別遊技判定実行手段88、および情報報知手段110を有する。入賞判定手段80は、大入賞口32または始動口28から遊技球46が落入した旨の情報を取得し、その情報に基づいて入賞の有無を判定する。大入賞口開閉制御手段82は、遊技状態が所定の条件を満たしたときに、第1開閉部42および第2開閉部44を開放させる。すなわち、通常遊技においては大入賞口32が開閉していないタイミングで遊技球46が始動口28に入賞したときに、大入賞口開閉制御手段82は、第1開閉部42および第2開閉部44を所定時間開放させる。特別遊技においては遊技球46が特定領域36に入球したときに、次の単位遊技として第1開閉部42および第2開閉部44を所定回数開放させる。表示制御手段84は、表示器52における表示を制御する情報表示制御手段86を含む。
特別遊技判定実行手段88は、通常遊技から特別遊技へ移行すべきか否かを判定するとともに、特別遊技の実行を制御する。特別遊技判定実行手段88は、特別遊技移行判定手段90、単位遊技実行手段92、および特別遊技終了判定手段108を含む。特別遊技移行判定手段90は、通常遊技において大入賞口32へ入賞した遊技球46が特定領域36を通過したときに、特別遊技への移行を判定する。
単位遊技実行手段92は、単位遊技中において大入賞口開閉制御手段82による第1開閉部42および第2開閉部44の開閉と回転体35の回転を制御する。単位遊技実行手段92は、回転体駆動モータ68による回転体35の駆動を制御する回転体駆動制御手段94と、単位遊技の終了タイミングを判定する終了判定手段102と、を含む。
回転体駆動制御手段94は、回転体35の回転方向を決定する回転体回転方向決定手段96と、回転体35を駆動するか否かおよびその駆動タイミングを判定する回転体駆動判定手段100と、を含む。回転体回転方向決定手段96は、第1開閉部42および第2開閉部44のいずれかを目標経路として選択する目標経路選択手段98を含む。
目標経路選択手段98は、遊技球46が始動口28に入賞するごとに、または単位遊技ごとに、第1開閉部42および第2開閉部44の開放に先立って抽選を実行する。目標経路選択手段98は、その抽選結果に基づいて第1開閉部42および第2開閉部44のいずれを目標経路に選択するかを決定する。回転体回転方向決定手段96は、目標経路選択手段98により目標経路として選択された開閉部の開口部分を1球目の遊技球46が通過した場合に、回転体35の回転方向を特定領域36側の方向に決定する。特別遊技終了判定手段108は、単位遊技において遊技球46が特定領域36を通過した場合には次の単位遊技を開始させて特別遊技を継続し、遊技球46が特定領域36を通過しなかった場合には、その単位遊技の終了をもって特別遊技を終了させる。
情報報知手段110は、第1開閉部42および第2開閉部44の開放にあたり、表示制御手段84による制御を介し、目標経路の報知内容を表示器52に表示させる。情報報知手段110は、特別遊技中における目標経路の報知を決定する特別遊技中情報報知決定手段112と、通常遊技中における目標経路の報知を決定する通常遊技中情報報知決定手段124と、指示入力部18を介した遊技者の報知指示またはゲート通過検出器76による遊技球通過の検出を介した報知指示があったか否かを判定する報知指示入力判定手段136と、を含む。
特別遊技中情報報知決定手段112は、報知回数演算手段114と報知タイミング判定手段122を含む。報知回数演算手段114は、特別遊技状況判定手段116、報知回数加算手段118、報知回数減算手段120を含む。特別遊技状況判定手段116は、遊技状態が所定の不利益状態に至ったか否か、特別遊技中に遊技球が始動口28へ入賞したか否か、および、単位遊技中に遊技球が特定領域36へ入球したか否かを、始動入賞検出器30または特定領域通過検出器54からの情報に基づいて判定する。報知回数加算手段118は、遊技状態が所定の不利益状態に至った場合、すなわち、特別遊技中に遊技球が始動口28へ入賞した場合や単位遊技中に遊技球が1球も特定領域36へ入球しなかった場合に、無効回数に1を加算する。報知回数減算手段120は、特別遊技中に目標経路が報知されるたびに無効回数から1を減算する。報知タイミング判定手段122は、特別遊技中において遊技者が指示入力部18を操作したか否か、または遊技球が通過ゲート31を通過したか否かに応じて目標経路の選択結果を報知するタイミングを決定する。
通常遊技中情報報知決定手段124は、報知回数演算手段126と報知タイミング判定手段134を含む。報知回数演算手段126は、役物作動状況判定手段128、報知回数加算手段130、報知回数減算手段132を含む。役物作動状況判定手段128は、通常遊技中において大入賞口32が開閉制御されているか否かを大入賞口開閉制御手段82からの情報に基づいて判定する。報知回数加算手段130は、遊技状態が所定の不利益状態に至った場合、すなわち、通常遊技中において大入賞口32が開閉制御される間に遊技球が始動口28へ入賞した場合、および大入賞口32が開閉制御される間に遊技球が大入賞口32へ入球しなかった回数が10回に達した場合に、無効回数に1を加算する。報知回数減算手段132は、通常遊技中に目標経路が報知されるたびに無効回数から1を減算する。報知タイミング判定手段134は、通常遊技中において遊技者が指示入力部18を操作したか否か、または遊技球が通過ゲート31を通過したか否かに応じて目標経路の選択結果を報知するタイミングを決定する。
図5は、ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。まず始動口28等の各入賞口への入賞を入賞判定手段80が判定し(S10)、始動口28への入賞を契機として大入賞口開閉制御手段82が大入賞口32の第1開閉部42および第2開閉部44を開放し(S12)、特別遊技判定実行手段88は、大入賞口32への入賞に基づいて特別遊技へ移行すべきかの判定および実行を処理し(S14)、情報報知手段110は目標経路の報知に関する処理を実行し(S15)、図示しない払出ユニットは入賞に応じて賞球を払い出し(S16)、フローを終了する。遊技中にこれら一連のフローを繰り返し実行する。以下の図では、特にS12、S14、S15のフローを詳細に説明する。
図6は、図5におけるS12の処理を詳細に示すフローチャートである。まず、遊技球46の入賞が始動口28への入賞であって(S20のY)、その入賞を契機とした大入賞口32の開閉制御が許可される場合、具体的には特別遊技の実行中でない場合で、かつ、以前に発射された遊技球46が始動口28に入賞したことに基づく大入賞口32の開放作動中でない場合(S21のY)、誘導手段34の駆動方法を設定する(S22)。その場合、大入賞口32の開放時間を計測するためのタイマをセットし(S23)、通常遊技中における報知を実行するか否かを示す通常時報知判定フラグをオンして(S24)、大入賞口32を開放し(S25)、大入賞口32が開放されていることを示す大入賞口有効フラグをオンして(S26)、S36へ移行する。
S20において遊技球46の入賞が始動口28への入賞ではなかった場合は(S20のN)、S32へ移行する。S21において大入賞口32の開放制御が許可されない不利益状態が生じた場合、すなわち通常遊技中において以前に発射された遊技球46が始動口28に入賞したことに基づく大入賞口32の開放作動中である場合や、特別遊技中において遊技球46が始動口28に入賞した場合(S21のN)、通常遊技中の不利益状態であれば(S27のY)、通常遊技中における無効回数の増加を示す通常遊技中増加フラグをオンしてS32へ移行し(S28)、特別遊技中の不利益状態であれば(S27のN)、特別遊技中における無効回数の増加を示す特別遊技中増加フラグをオンしてS32へ移行する(S29)。S32において、現在の状態が通常遊技中でない場合(S32のN)、または通常遊技中であるが(S32のY)大入賞口有効フラグがオンになっていない場合は(S34のN)、このままフローを終了する。通常遊技中の場合であって(S32のY)、大入賞口有効フラグがオンになっている場合は(S34のY)、S36へ移行する。
S36において、大入賞口32への入賞が検出された場合(S36のY)、特定領域36通過の検出期間を計測するための特定領域有効タイマをセットし(S38)、特定領域36通過の検出中であることを示す特定領域有効フラグをオンし(S40)、S44へ移行する。S36において大入賞口32への入賞が検出されないとき(S36のN)、特定領域有効フラグがオンでない場合は(S42のN)、S52へ移行し、特定領域有効フラグがオンの場合は(S42のY)、S44へ移行する。
S44において、特定領域有効タイマがゼロの場合はS50へ移行し(S44のY)、特定領域有効タイマがゼロでない場合(S44のN)、遊技球46が特定領域36を通過しなければS52へ移行し(S46のN)、遊技球46が特定領域36を通過すれば(S46のY)、大当たりであることを示す当たりフラグをオンし(S48)、特定領域有効フラグをオフし(S50)、S52へ移行する。
S52において、大入賞口開放タイマがゼロになっていなければこのフローを終了し(S52のN)、大入賞口開放タイマがゼロになっていれば(S52のY)、大入賞口32を閉鎖し(S54)、大入賞口有効フラグをオフし(S56)、大入賞口32の開放中にその大入賞口32へ遊技球が入賞しない空振りであった場合に(S57のY)、空振りフラグをオンする(S58)。大入賞口32の開放中に遊技球が大入賞口32へ入賞すればS58をスキップする(S57のN)。その後、誘導手段34の駆動を実行して(S59)、S12のフローを終了する。
図7は、図6におけるS22の過程を詳細に示すフローチャートである。まず、回転体駆動制御手段94が0から15までの範囲で乱数Zを取得し(S60)、乱数Zが7以下であれば(S62のY)、回転体回転方向決定手段96は通常方式、すなわち特定領域36方向へ一定速度で回転体35を回転駆動し、S22のフローを終了する(S64)。S62において、乱数Zが7以下でない場合(S62のN)、回転体回転方向決定手段96は特別方式、すなわち保留領域40に遊技球46が落下しやすいよう保留領域40が真上を向く位置まで回転体35を回転駆動し(S66)、特別方式で駆動制御すべきことを示す特別駆動フラグをオンする(S68)。目標経路選択手段98は、回転体35の回転方向Rを決定するための乱数Aを取得し(S70)、乱数Aに応じて目標経路として第1開閉部42および第2開閉部44のいずれかを選択する(S72)。乱数Zが10未満であった場合(S74のY)、S22のフローを終了する。乱数Zが10未満でない場合、すなわち乱数Zが10以上であった場合(S74のN)、S76へ移行する。S76において、乱数Zが10から12の範囲であった場合(S76のY)、情報報知手段110が目標経路を直ちに報知し(S78)、S22のフローを終了する。S76において、乱数Zが10から12の範囲外であった場合(S76のN)、所定時間経過後、例えば3秒後に情報報知手段110が目標経路を報知し(S79)、S22のフローを終了する。なお、S79において目標経路を報知するタイミングを報知タイミング判定手段122または報知タイミング判定手段134が乱数に基づいて決定してもよい。例えば、報知タイミング判定手段122または報知タイミング判定手段134は乱数に基づいて、1秒後、2秒後、3秒後のうちいずれかを選択してもよい。
このように、乱数Zの値に応じて誘導手段34の駆動方法や目標経路の報知タイミングが決定される。具体的には、誘導手段34は1/2の確率で通常駆動され、1/2の確率で特別駆動される。また、特別駆動のうち3/4の確率で目標経路が報知される。
図8は、図6におけるS59の過程を詳細に示すフローチャートである。まず、特別駆動フラグがオンになっていない場合はこのフローを終了し(S80のN)、特別駆動フラグがオンになっている場合(S80のY)、特別駆動フラグをオフし(S82)、目標経路を示す情報を読み込み(S84)、大入賞口32への最初の入賞球が目標経路である開閉部を通過した場合は(S86のY)、回転体35を回転方向R、すなわち特定領域36の方向へ回転させて(S88)、S59のフローを終了する。大入賞口32への最初の入賞球が目標経路である開閉部を通過しなかった場合は(S86のN)、回転体35を回転方向Rと反対の方向、すなわちアウト領域38の方向へ回転させて(S90)、S59のフローを終了する。
図9は、図5におけるS14の過程を詳細に示すフローチャートである。まず、当たりフラグがオンであった場合(S100のY)、単位遊技の継続回数をリセットし(S102)、特別遊技中であることを示す特別遊技中フラグをオンし(S104)、当たりフラグをオフする(S106)。単位遊技の実行を処理し(S108)、特別遊技を終了するか否かを判定する(S110)。S100において、当たりフラグがオンでない場合であって(S100のN)、特別遊技中でない場合はS14のフローを終了し(S112のN)、特別遊技中である場合はS108へ移行する(S112のY)。
図10は、図9におけるS108の過程を詳細に示す第1のフローチャートである。まず、単位遊技中ではない場合(S120のN)、単位遊技中であることを示す単位遊技中フラグをオンし(S122)、目標経路選択手段98は目標経路を決定するための乱数Aを取得し(S124)、乱数Aに応じて目標経路を選択する(S126)。特別遊技中における報知を実行するか否かを示す特別遊技報知判定フラグをオンし(S128)、大入賞口32の開閉回数がセットされ(S130)、大入賞口32の入賞個数がリセットされる(S132)。S120においてすでに単位遊技中であった場合は(S120のY)、S122からS132をスキップする。
大入賞口32の開放タイミングであった場合(S134のY)、大入賞口32を開放させるよう駆動し(S136)、大入賞口32の開放タイミングでない場合(S134のN)、S136をスキップする。大入賞口32の閉鎖タイミングであった場合(S138のY)、大入賞口32を閉鎖させるよう駆動し(S140)、大入賞口32の開閉回数から1を減算する(S142)。S138において、大入賞口32の閉鎖タイミングでない場合(S138のN)、S140およびS142をスキップする。
図11は、図9におけるS108の過程を詳細に示す第2のフローチャートである。図10のフローに続き、大入賞口32に遊技球46が入賞していない場合(S150のN)、本図のフローを終了して次図のS170へ移行し、大入賞口32に遊技球46が入賞した場合(S150のY)、その入賞個数に1を加算し(S152)、入賞球が1球目であった場合で(S154のY)、第1入賞検出器48が入賞を検出した場合は(S156のY)、第1領域通過フラグをオンし(S158)、第2入賞検出器50が入賞を検出した場合は(S156のN)、第2領域通過フラグをオンする(S160)。S154において、入賞球が1球目でなかった場合は(S154のN)、S156からS160までをスキップする。入賞個数が9球を超えた場合は、本図のフローを終了して次図のS172へ移行し(S162のY)、入賞個数が9球を超えていない場合は、次図のS170へ移行する(S162のN)。
図12は、図9におけるS108の過程を詳細に示す第3のフローチャートである。図11のフローに続き、開閉回数が17回を超えた場合はS172へ移行し(S170のY)、開閉回数が17回を超えていない場合はS182へ移行する(S170のN)。S172において、目標経路の情報を読み込み(S172)、単位遊技中フラグをオフにする(S174)。最初の遊技球46の通過経路が目標経路と一致した場合(S176のY)、回転体35を回転方向Rへ駆動し(S178)、最初の遊技球46の通過経路が目標経路と一致しなかった場合(S176のN)、回転体35を回転方向Rと反対の方向へ駆動する(S180)。
S182において、遊技球46が特定領域36を通過した場合(S182のY)、単位遊技中フラグをオフにし(S184)、V入賞フラグをオンして(S186)、S108のフローを終了する。S182において、遊技球46が特定領域36を通過しなかった場合(S182のN)、S184とS186をスキップしてS108のフローを終了する。
図13は、図9におけるS110の過程を詳細に示すフローチャートである。単位遊技フラグがオンになっていない場合はS192へ移行し(S190のN)、単位遊技フラグがオンになっている場合はこのフローを終了する(S190のY)。S192において、V入賞フラグがオンになっている場合であって(S192のY)、単位遊技の継続回数が15回未満である場合(S194のY)、継続回数に1を加算し(S196)、V入賞フラグをオフにする(S200)。S192においてV入賞フラグがオンになっていない場合(S192のN)、単位遊技において遊技球が特定領域36を通過しなかったことによる無効回数の増加を示す特別遊技中増加フラグをオンし(S193)、特別遊技中フラグをオフにしてS202へ移行する(S198)。S194において単位遊技の継続回数が15回未満でない場合もまた(S194のN)、特別遊技中フラグをオフにしてS202へ移行する(S198)。
大入賞口32の開閉回数をリセットし(S202)、大入賞口32への入賞個数をリセットし(S204)、第1領域通過フラグおよび第2領域通過フラグをオフにし(S206)、このフローを終了する。
図14は、図5におけるS15の過程を詳細に示す第1のフローチャートである。まず、通常遊技中増加フラグがオンになっている場合(S230のY)、通常遊技中における報知回数の上限となる無効回数に1を加算し(S232)、通常遊技中増加フラグをオフする(S234)。空振りフラグがオンである場合(S236のY)、空振りフラグをオフし(S238)、空振り回数に1を加算する(S240)。空振り回数が10回に達している場合(S242のY)、空振り回数をリセットし(S244)、通常遊技中における報知回数の上限となる無効回数に1を加算し(S246)、S254へ移行する。
S230において、通常遊技中増加フラグがオンでなかった場合であって(S230のN)、特別遊技中増加フラグがオンであった場合(S248)、特別遊技中における報知回数の上限となる無効回数に1を加算し(S250)、特別遊技中増加フラグをオフして(S252)、S254へ移行する。S248において特別遊技中増加フラグがオンでなかった場合は(S248のN)、S250やS252をスキップしてS254へ移行する。S236において空振りフラグがオフであった場合や(S236のN)、S242において空振り回数が9回以下であった場合(S242のN)もまたS254へ移行する。
図15は、図5におけるS15の過程を詳細に示す第2のフローチャートである。指示入力部18を介した遊技者による報知の指示入力や、通過ゲート31への遊技球の通過による報知の指示入力があった場合(S254のY)、報知指示があったことを示す報知指示フラグをオンする(S256)。S254において、報知の指示入力がなかった場合(S254のN)、S256をスキップする。通常時報知判定フラグがオンであった場合(S258のY)、通常遊技中における報知回数の上限である無効回数が0回より多く(S260のY)、報知指示フラグがオンであった場合(S262のY)、通常遊技中における報知回数の上限である無効回数から1を減算し(S264)、目標経路を示す方向を表示器52に報知させて(S266)、本図のフローを終了する。S260において通常遊技中における報知回数の上限である無効回数が0回の場合や(S260のN)、報知指示フラグがオンでなかった場合は(S262のN)、S264とS266をスキップして、本図のフローを終了する。
S258において、通常時報知判定フラグがオンでなかった場合(S258のN)、特別遊技報知判定フラグがオンであり(S268のY)、特別遊技中における報知回数の上限である無効回数が0回より多く(S270のY)、報知指示フラグがオンになっていれば(S272のY)、特別遊技中における報知回数の上限である無効回数から1を減算し(S274)、目標経路の方向を表示器52に報知させて(S276)、本図のフローを終了する。S268において特別遊技中フラグがオンでなかった場合や(S268のN)、特別遊技中における報知回数の上限である無効回数が0回の場合(S270のN)、報知指示フラグがオンでない場合(S272のN)、S274とS276をスキップして、本図のフローを終了する。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。本実施例によると、いずれの開閉部に入球させるかによって遊技の状態が有利となるかが決まる。また、開閉部の開閉制御中に始動入賞口へ遊技球が入賞したり特別遊技中に始動入賞口へ遊技球が入賞しても開閉部の開放には至らず特別遊技への移行または継続の契機にはつながらないので、単にわずかな賞球が得られるだけとなり、これを不利益と感じる遊技者もいる。この態様によれば、始動入賞口への入賞が開閉部の開放につながらない場合であっても次回の開放時にいずれの開閉部に入球させればよいかが報知されるので、開閉部の開放に至らなかった遊技者の不利益を報知による利益で相殺することができるとともに、技術介入の余地が高い遊技機を好む遊技者に受け入れられやすい遊技機を提供できる。また、開閉部が開閉中であっても始動入賞口へ遊技球を入賞させるメリットが生まれるので、開閉部が開閉中か否かにかかわらず遊技者はつねに打球を止めることなく遊技を進行することが期待でき、遊技店の安定的な利益を担保することができる。
また、せっかく始動入賞口へ入賞させて開閉部を開放させても、可変入球口へ入球しなければ特別遊技への移行はあり得ないが、そのような不利益が生じても次回の開放時にいずれの開閉部が目標経路であるかが報知されるので、不利益を利益へと転換させることができる。
また、特別遊技中に遊技球が特定領域を通過せず特別遊技がパンクしてしまうと、遊技者は多大な不利益を被ったと感じる場合がある。この場合、目標経路を報知することによって特別遊技がパンクしたときの不利益を利益に転換できる機会を遊技者に与えることができる。
また、遊技状態が不利益状態に至った回数を報知回数の上限として目標経路の選択結果を遊技者に報知すれば、不利益となった回数だけ報知回数が担保されるので、遊技者の不利益を利益へ転換させる機会が確実に担保され、遊技者の期待感を高めることができる。
また、遊技者によって所定の指示入力部が操作されたときに情報報知手段が目標経路の選択結果を報知すれば、遊技者にとって所望のタイミングで目標経路を報知させることができるので、遊技者は報知を見逃さず、不利益を利益に転換させる機会をより確実に得ることができる。また、報知を見逃すことによる報知回数の無駄な消費を回避することができる。
また、遊技領域の所定の位置に設けられた所定の領域を遊技球が通過したときに情報報知手段が目標経路の選択結果を報知する場合、目標経路が報知されるか否かは遊技球の打球方向によるので、技術介入性の余地が高まるだけでなく運の要素も加わり、遊技機の遊技性をいっそう高めることができる。
なお、上記の実施例は例示であり、その各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、変形例を列挙する。
実施例においては、単位遊技における最初の入賞球が第1開閉部42および第2開閉部44のいずれを通過したかに応じて回転体35の回転方向Rを決定していた。変形例においては、1球目に限らず、所定球目の入賞球の通過に応じて回転方向Rを決定してもよい。
実施例においては、第2種ぱちんこ遊技機を用いて本発明の一例を説明した。変形例においては、第1種や第3種のぱちんこ遊技機により本発明を実現してもよい。
実施例においては、第1開閉部42および第2開閉部44からなる二つの開閉部によって大入賞口32を開放または閉鎖する構成を説明した。変形例においては、3つ以上の開閉部によって大入賞口32を開放または閉鎖させてもよいし、これら複数の開閉部を同時ではなく別々のタイミングにて開閉制御してもよい。
変形例として、無効回数が所定の回数以上まで増加したときにはじめて目標経路を報知可能とする構成としてもよい。また、そのような無効回数が所定の回数以上であるか否かの制限をオンオフするための切替スイッチを設けてもよい。その場合、遊技店側がその切替スイッチを操作して無効回数の制限をオンオフできる。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 遊技領域の構造を示す正面図である。 大入賞口の構造を略示する概略斜視図である。 ぱちんこ遊技機における遊技を制御する構成を中心とした基本的な機能ブロック図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。 図5におけるS12の処理を詳細に示すフローチャートである。 図6におけるS22の過程を詳細に示すフローチャートである。 図6におけるS59の過程を詳細に示すフローチャートである。 図5におけるS14の過程を詳細に示すフローチャートである。 図9におけるS108の過程を詳細に示す第1のフローチャートである。 図9におけるS108の過程を詳細に示す第2のフローチャートである。 図9におけるS108の過程を詳細に示す第3のフローチャートである。 図9におけるS110の過程を詳細に示すフローチャートである。 図5におけるS15の過程を詳細に示す第1のフローチャートである。 図5におけるS15の過程を詳細に示す第2のフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 18 指示入力部、 24 遊技領域、 32 大入賞口、 34 誘導手段、 36 特定領域、 46 遊技球、 70 遊技盤、 82 大入賞口開閉制御手段、 98 目標経路選択手段、 110 情報報知手段。

Claims (5)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球が落入可能な複数の開閉部をもつ可変入球口と、
    前記遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球の落入が前記開閉部の開放の契機となる始動入賞口と、
    前記複数の開閉部が開閉制御されていない間に遊技球が前記始動入賞口へ落入した場合に前記複数の開閉部を開放させる開閉制御手段と、
    前記可変入球口の内側に設けられ、遊技球が通過すると遊技者に有利な状態へと移行する契機となる特定領域と、
    前記可変入球口の内側に設けられ、前記可変入球口に入球した遊技球の進行を前記特定領域への方向および前記特定領域以外への方向のいずれかに案内可能な誘導手段と、
    前記複数の開閉部の開放に先立ち、それら複数の開閉部のうち少なくともいずれかを目標経路として選択する目標経路選択手段と、
    遊技状態が所定の不利益状態に至ったと判定した場合に、次回以降の前記開閉部の開放にあたって前記目標経路の選択結果を遊技者に報知する情報報知手段と、を備え、
    前記情報報知手段は、前記開閉制御手段により前記複数の開閉部が開閉制御される間に遊技球が前記始動入賞口へ落入した場合に遊技状態が前記不利益状態に至ったと判定し、
    前記誘導手段は、前記目標経路として選択された開閉部を遊技球が通過した場合に、少なくとも一つの遊技球を前記特定領域への方向に案内することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球が落入可能な複数の開閉部をもつ可変入球口と、
    前記遊技領域における所定の位置に設けられ、遊技球の落入が前記開閉部の開放の契機となる始動入賞口と、
    前記可変入球口の内側に設けられ、遊技球が通過すると遊技者に有利な状態へと移行する契機となる特定領域と、
    通常遊技において遊技球が前記始動入賞口を通過したときに前記複数の開閉部を開放させる開閉制御手段と、
    前記可変入球口の内側に設けられ、前記可変入球口に入球した遊技球の進行を前記特定領域への方向および前記特定領域以外への方向のいずれかに案内可能な誘導手段と、
    前記複数の開閉部の開放に先立ち、それら複数の開閉部のうち少なくともいずれかを目標経路として選択する目標経路選択手段と、
    遊技状態が所定の不利益状態に至ったと判定した場合に、次回以降の前記開閉部の開放にあたって前記目標経路の選択結果を遊技者に報知する情報報知手段と、を備え、
    前記情報報知手段は、通常遊技において前記開閉制御手段により前記複数の開閉部が開閉制御される間に遊技球が前記可変入球口へ入球しなかった場合に遊技状態が前記不利益状態に至ったと判定し、
    前記誘導手段は、前記目標経路として選択された開閉部を遊技球が通過した場合に、少なくとも一つの遊技球を前記特定領域への方向に案内することを特徴とする弾球遊技機。
  3. 前記情報報知手段は、遊技状態が前記不利益状態に至った回数を無効回数として計数し、その無効回数を報知回数の上限として前記目標経路の選択結果を遊技者に報知することを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記情報報知手段は、遊技者によって所定の指示入力部が操作されたときに前記目標経路の選択結果を報知することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記情報報知手段は、前記遊技領域の所定の位置に設けられた所定の領域を遊技球が通過したときに前記目標経路の選択結果を報知することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
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