JP2005194196A - 噴霧用組成物および噴霧製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴霧の勢いが強くなく、噴霧音も静かであり、特に顔や粘膜付近に噴霧する場合に使用者に恐怖感を与えることのない、また、長時間静置しても、噴霧組成物の分離や濃度勾配が生じず均一な組成で噴霧でき、かつ雑菌を除去できるフィルターで濾過してもソフトに噴射できるため、防腐剤の配合が不要となる噴霧用組成物および噴霧製品を提供する。
【解決手段】水および界面活性剤からなる噴霧用組成物であって、噴霧用組成物を噴霧したときに、噴霧孔から15cmでの位置における噴霧物の加速度が0.1〜0.5Gである噴霧用組成物。前記噴霧用組成物を耐圧容器に充填し、該噴霧用組成物が加圧剤の圧力によって噴霧される噴霧製品。
【選択図】なし

Description

本発明は噴霧用組成物および噴霧製品に関する。詳しくは噴射音が小さく、ソフトな霧で噴霧できる噴霧用組成物および噴霧製品に関する。
従来より、化粧水などの水性原液を窒素ガスなどの圧縮ガスやポンプなどを用いて噴霧する噴霧製品は多く開発されているが、これらは噴霧時の音(噴射音)が大きく、また勢いよく噴霧されるため使用感に優れているとは言えなかった。特に顔や粘膜付近に噴霧する場合、噴霧音が大きく噴霧の勢いが強いと使用者に恐怖感を与えてしまう。
該問題点を解決するための手段として、たとえば、水性溶媒に親油性の界面活性剤を配合してミセルを形成させ、特定の透過度に調整した噴霧用組成物(たとえば、特許文献1参照)が開示されている。該組成物を圧縮ガスや加圧式ポンプなどを用いて噴霧することにより、従来の化粧水などの水スプレーと比較して噴霧音が小さく、かつ噴霧の勢いが弱くソフトな噴霧状態が得られる。しかし、界面活性剤が水性溶媒中でミセルを形成して分散しているため、長時間静置すると組成物中で界面活性剤の濃度勾配ができて均一な組成で噴霧できない場合があり、噴霧する前に容器を振るなどして組成物を攪拌すると、圧縮ガスが組成物中に混入(気泡がみ)してソフトな霧で噴霧できなくなる。また、内部容器を備えた二重容器の内部容器に組成物を充填すると液密状態になるため攪拌することができない。さらに、防腐剤をできるだけ少なく、あるいは含まなくても組成物が腐らなくするために、充填前に混入した雑菌を除去できるフィルターで濾過するとミセル状態の界面活性剤が濾過されてしまい、ソフトに噴霧できなくなる問題があった。
また、水溶性高分子を配合し、特定の粘度に調整した水性原液を窒素ガスなどの圧縮ガスやポンプなどを用いて噴霧し、噴霧音が30db以下となる噴霧製品(たとえば、特許文献2参照)が開示されている。該噴霧製品は、低級アルコールや多価アルコールなどのアルコール成分を多く配合しても噴霧状態の変化が少ない特徴を有するため、水に溶解しない有効成分を配合することが可能となり、清涼感や乾燥性、保水性などの使用感を向上させることができる。しかし、充填前に混入した雑菌を除去できるフィルターで濾過すると水溶性高分子が濾過されてしまい、ソフトに噴霧できなくなる問題があった。
その他の手段としては、特定の炭素数を有し水に配合すると懸濁する油分を水性溶媒に配合し、特定の透過率に調整した水性原液を圧縮ガスやポンプなどを用いて噴霧する噴霧製品(たとえば、特許文献3参照)が開示されている。しかし、油成分が分離しやすく均一な組成で噴霧しにくく、また油成分によっては、充填前に混入した雑菌を除去できるフィルターで濾過すると濾過されてしまい、ソフトに噴霧できなくなる問題があった。
また、その他、水と、HLB3〜14の界面活性剤と、噴射剤を含有するマイナスイオン発生エアゾール化粧料(たとえば、特許文献4参照)が開示されている。しかし、長時間静置すると組成物中で界面活性剤の濃度勾配ができて均一な組成で噴霧できない場合があり、充填前に混入した雑菌を除去できるフィルターで濾過するとミセル状態の界面活性剤が濾過されてしまい、ソフトに噴霧できなくなる問題があった。
特開平11−236306号 特開2002−346442号 特開2003−226616号 特開2003−55147号
本発明は、噴霧の勢いが強くなく、噴霧音も静かであり、特に顔や粘膜付近に噴霧する場合に使用者に恐怖感を与えることのない、また、長時間静置しても、噴霧組成物の分離や濃度勾配が生じず均一な組成で噴霧でき、かつ雑菌を除去できるフィルター(最小の細孔直径が0.20μm)で濾過してもソフトに噴射できるため、防腐剤の配合が不要となる噴霧用組成物および噴霧製品を提供することを目的とする。
本発明は、水および界面活性剤からなる噴霧用組成物であって、噴霧用組成物を噴霧したときに、噴霧孔から15cmでの位置における噴霧物の加速度が0.1〜0.5Gである噴霧用組成物に関する。
透過度が80〜99%であることが好ましい。
界面活性剤が、HLBが7.5〜15.5である脂肪酸エステルであり、界面活性剤の噴霧用組成物中の濃度が0.001〜1.0重量%であることが好ましい。
脂肪酸エステルが、モノグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも1種の化合物であることが好ましい。
界面活性剤が、HLBが8.0〜12.0であるポリオキシエチレンアルキルエーテルであり、界面活性剤の噴霧用組成物中の濃度が0.001〜0.1重量%であることが好ましい。
また、本発明は、前記噴霧用組成物を耐圧容器に充填し、該噴霧用組成物が加圧剤の圧力によって噴霧される噴霧製品に関する。
耐圧容器が、内部に加圧剤の圧力を伝達できる隔壁を備えており、隔壁により噴霧用組成物と加圧剤とが隔離された状態で充填されていることが好ましい。
本発明によれば、噴霧の勢いが強くなく、噴霧音も静かであり、特に顔や粘膜付近に噴霧する場合に使用者に恐怖感を与えることのない、また、長時間静置しても、噴霧組成物の分離や濃度勾配が生じず均一な組成で噴霧でき、かつ雑菌を除去できるフィルターで濾過してもソフトに噴射できるため、防腐剤の配合が不要となる噴霧用組成物および噴霧製品を提供できる。
本発明の噴霧用組成物は、水および界面活性剤からなり、噴霧用組成物を噴霧したときに噴霧孔から15cmでの位置における噴霧物の加速度が0.1〜0.5Gになることを特徴としている。噴霧用組成物は界面活性剤が水に分散して透過度が80〜99%になるものが好ましい。なお、本発明でいう透過度は25℃での水の透過度を100%としたときの弛緩透過度である。
界面活性剤は、水に配合すると特定の大きさで分散して噴霧用組成物の透過度が80〜99%となり、噴霧の拡がりを大きくし噴霧物の加速度を小さく噴霧の勢いを弱くしてソフトに噴霧すると共に、長期間静置しても濃度勾配が生じず、さらに雑菌を除去できるフィルターで濾過しても濾過されずに均一な組成で噴霧するための成分である。
界面活性剤としては、たとえば、(A)脂肪酸エステル、(B)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、(C)ポリオキシエチレンステロールなどの非イオン型界面活性剤があげられる。
脂肪酸エステル(A)としては、HLBが7.5〜15.5であるものが好ましく、8.0〜15.0であるものがより好ましい。
脂肪酸エステル(A)の具体例としては、たとえば、モノステアリン酸モノグリセリル(HLB8.0〜10.0)などのHLBが8.0〜10.0であるモノグリセリン脂肪酸エステル、
モノステアリン酸デカグリセリル(HLB12.0〜15.0)、モノイソステアリン酸デカグリセリル(HLB12.0)、モノミリスチン酸デカグリセリル(HLB14.0)、モノオレイン酸デカグリセリル(HLB12.0)、ジイソステアリン酸デカグリセリル(HLB10.0)などのデカグリセリン脂肪酸エステル、およびモノステアリン酸ヘキサグリセリル(HLB9.0)などのヘキサグリセリン脂肪酸エステルなどのHLBが9.0〜15.0であるポリグリセリン脂肪酸エステル、
モノステアリン酸POE(5)グリセリル(HLB9.5)、モノステアリン酸POE(15)グリセリル(HLB13.5)などのHLBが9.5〜13.5であるポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、
モノステアリン酸POE(6)ソルビタン(HLB9.5)、トリステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB10.5)、トリオレイン酸POE(20)ソルビタン(HLB11.0)などのHLBが9.5〜11.0であるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
テトラオレイン酸POE(30)ソルビット(HLB11.5)などのポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、モノステアリン酸PEG(10EO)(HLB11.0)などのポリエチレングリコール脂肪酸エステルなどがあげられる。なおPOEはポリオキシエチレンを、PEGはポリエチレングリコールを示す。
脂肪酸エステルの中でも、噴霧用組成物の透過度が80〜99%の範囲で特にソフトに噴霧されて優れた使用感が得られる点から、ポリグリセリン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステルが好ましい。
脂肪酸エステル(A)のHLBが7.5未満の場合は、噴霧用組成物の透過度が小さくなって白濁や不透明な状態となり、濃度勾配ができやすく均一な組成で噴霧し難くなる傾向がある。一方、HLBが15.5を超えると噴霧用組成物の透過度は大きく透明な外観になるが、噴霧物の加速度が大きくなってソフトに噴霧できなくなる傾向がある。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(B)としては、HLBが8.0〜12.0であるものが好ましく、8.5〜11.5であるものがより好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(B)の具体例としては、たとえば、POE(5.5)セチルエーテル(HLB10.5)、POE(7)セチルエーテル(HLB11.5)、POE(4)ステアリルエーテル(HLB9.0)、POE(10)ベヘニルエーテル(HLB10.0)などのHLBが9.0〜11.5であるPOEアルキルエーテル、
POE(12)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB8.5)、POE(1)POP(8)セチルエーテル(HLB9.5)などのPOE・POPアルキルエーテルなどがあげられる。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルの中でも、噴霧用組成物の透過度が80〜99%の範囲で特にソフトに噴霧されて優れた使用感が得られる点からPOEアルキルエーテルが好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(B)のHLBが8.0未満の場合は、噴霧用組成物の透過度が小さくなって白濁や不透明な状態となり、濃度勾配ができやすく均一な組成で噴霧し難くなる傾向がある。一方、HLBが12.0を超えると噴霧用組成物の透過度は大きく透明な外観になるが、噴霧物の加速度が大きくなってソフトに噴霧できなくなる傾向がある。
ポリオキシエチレンステロール(C)としては、たとえば、POE(5)フィトステロール(HLB9.5)などのPOEステロールがあげられる。
界面活性剤の濃度は、噴霧組成物中0.001〜1.0重量%、さらには0.002〜0.5重量%であることが好ましい。
特に脂肪酸エステル(A)を用いる場合の濃度は、噴霧組成物中0.001〜1.0重量%、さらには0.002〜0.5重量%であることが好ましい。濃度が0.001重量%未満の場合は、噴霧孔からの噴霧物の拡がる角度(以下、噴霧角という)が小さくなって噴霧物の加速度が大きくなりやすく噴霧の勢いが強くなりやすい、噴霧音が大きくなりやすい傾向がある。一方、濃度が1.0重量%を越えて配合してもソフトに噴霧する効果に変化はなく、皮膚や粘膜への刺激が強くなりやすい傾向がある。
界面活性剤として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(B)を用いる場合の濃度は、噴霧組成物中0.001〜0.1重量%、さらには0.002〜0.05重量%であることが好ましい。濃度が0.001重量%未満の場合は、噴霧角が小さくなって噴霧物の加速度が大きくなりやすく噴霧の勢いが強くなりやすく、噴霧音が大きくなりやすい傾向がある。一方、濃度が0.1重量%を超えると、噴霧用組成物の透過度が小さくなって白濁や不透明な状態となり、濃度勾配ができやすく均一な組成で噴霧し難くなる傾向がある。
界面活性剤として、ポリオキシエチレンステロール(C)を用いる場合の濃度は、噴霧組成物中0.001〜1.0重量%、さらには0.002〜0.5重量%であることが好ましい。濃度が0.001重量%未満の場合は、噴霧角が小さくなって噴霧物の加速度が大きくなりやすく噴霧の勢いが強くなりやすい、噴霧音が大きくなりやすい傾向がある。一方、濃度が1.0重量%を越えて配合してもソフトに噴霧する効果に変化はなく、皮膚や粘膜への刺激が強くなりやすい傾向がある。
水としては、通常化粧品や医薬品、医薬部外品などに使用されているものを用いることができ、たとえば、精製水、イオン交換水、生理食塩水、海洋深層水などを用いることができる。さらに、噴霧状態に影響を与えない範囲で前記水に低級アルコールや多価アルコールなどのアルコール類を配合することができる。
低級アルコールは、冷却感の付与や乾燥性の向上など使用感を向上させるために、また噴霧用組成物の防腐など製品の安定性を向上させるために、さらには水に溶解しない有効成分を配合するなどの目的で用いられ、たとえば、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、アミルアルコールなど、炭素数が2〜5の脂肪族アルコールがあげられる。
多価アルコールは、保湿性の向上や温熱感の付与、肌触りをよくするなど使用感を向上させるために、さらに水に溶解しない有効成分を配合するなどの目的で用いられ、たとえば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリンなどがあげられる。
アルコール類の濃度としては噴霧用組成物中30重量%未満、さらには20重量%未満であることが好ましい。アルコール類の濃度が30重量%を超えると界面活性剤が溶解しやすく、ソフトに噴霧できなくなる傾向がある。
本発明の噴霧用組成物は、前記界面活性剤、アルコール類以外にも、必要に応じて有効成分、さらには他の添加物などを配合することができる。
有効成分は、噴霧用組成物の用途や目的などに応じて適宜選択することができる。有効成分としては、たとえば、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、コラーゲン、キシリトール、ソルビトール、ヒアルロン酸、カロニン酸、乳酸ナトリウム、d,l−ピロリドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチン、尿素などの保湿剤、l−メントール、カンフルなどの清涼化剤、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジンなどの殺菌・防腐剤、シャクヤクエキス、ヘチマエキス、バラエキス、レモンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタエキス、シルク抽出液などの抽出液、グリシン、アラニン、ロイシン、セリン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニンなどのアミノ酸、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸d,l−α−トコフェロール、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、d,l−α−トコフェロール、酢酸d,l−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチンなどのビタミン類、エラストラジオール、エチニルエストラジオールなどのホルモン類、アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどの酸化防止剤、酸化亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、タンニン酸、クエン酸、乳酸などの収斂剤、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチルなどの紫外線吸収剤、ラウリル酸メタクリレート、安息香酸メチル、フェニル酢酸メチル、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、柿抽出液、緑茶抽出液などの消臭剤、香料などがあげられる。
有効成分は、適度な使用量で所望の有効成分の効果を得るために、噴霧用組成物中0.01〜20重量%、さらには0.1〜10重量%配合することが好ましい。
他の添加物は、有効成分の効果を得やすくする、さらには効果を補助する、使用感を向上させるなどの目的で用いられ、たとえば、前述の本発明で用いられる界面活性剤以外の界面活性剤(以下、他の界面活性剤という)、高級アルコール、水溶性高分子、pH調整剤、油成分、粉体などがあげられる。
他の界面活性剤は、噴霧の勢いを弱くしてよりソフトに噴霧する、噴霧音を小さくして使用感を向上させるなどの目的で用いられ、また、噴霧用組成物中で大きなミセルを形成して透過度が80%以下とならない範囲で配合することができる。
他の界面活性剤としては、たとえば、非イオン型界面活性剤、陰イオン型界面活性剤、陽イオン型界面活性剤、両性型界面活性剤、高分子型界面活性剤、シリコン系界面活性剤などがあげられる。
非イオン型界面活性剤としては、たとえば、モノステアリン酸グリセリル(HLB1.5〜7.5)などのモノグリセリン脂肪酸エステル、モノオレイン酸ジグリセリル(HLB5.5〜6.5)、ジイソステアリン酸ジグリセリル(HLB2.0)などのジグリセリン脂肪酸エステル、モノステアリン酸テトラグリセリル(HLB6.0)、モノオレイン酸テトラグリセリル(HLB6.0)などのテトラグリセリン脂肪酸エステル、トリステアリン酸ヘキサグリセリル(HLB2.5)などのヘキサグリセリン脂肪酸エステル、ペンタステアリン酸デカグリセリル(HLB3.5)、トリステアリン酸デカグリセリル(HLB7.5)、モノラウリン酸デカグリセリル(HLB15.5)などのデカグリセリン脂肪酸エステル、モノパルミチン酸ソルビタン(HLB6.7)、モノステアリン酸ソルビタン(HLB4.7)、トリオレイン酸ソルビタン(HLB1.7)などのソルビタン脂肪酸エステル、モノヤシ油脂肪酸POE(20)ソルビタン(HLB16.9)、モノパルミチン酸POE(20)ソルビタン(HLB15.6)などのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ヘキサステアリン酸POE(6)ソルビット(HLB3.0)、モノラウリン酸POE(6)ソルビット(HLB15.5)などのポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルなどのHLBが7.5未満であるか、または15.5より大きい脂肪酸エステル、
POE(2)セチルエーテル(HLB8.0)、POE(10)セチルエーテル(HLB13.5)、POE(2)オレイルエーテル(HLB7.5)、POE(10)オレイルエーテル(HLB14.5)、POE(5)ベヘニルエーテル(HLB7.0)、POE(20)ベヘニルエーテル(HLB16.5)などのポリオキシエチレンアルキルエーテル、POE(20)POP(8)セチルエーテル(HLB12.5)、POE(30)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB12.0)などのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルなどのHLBが8.0未満であるか、または12.0より大きいポリオキシエチレンアルキルエーテル、
POE(20)フィトステロール(HLB15.5)などのポリオキシエチレンステロール、POE(5)硬化ヒマシ油(HLB6.0)、POE(10)硬化ヒマシ油(HLB6.5)、POE(20)硬化ヒマシ油(HLB10.5)、POE(40)硬化ヒマシ油(HLB12.5)、POE(60)硬化ヒマシ油(HLB14.0)などのポリオキシエチレンヒマシ油などがあげられる。
陰イオン型界面活性剤としては、たとえば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸石鹸などがあげられる。
陽イオン型界面活性剤としては、たとえば、アルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム塩などがあげられる。
両性型界面活性剤としては、たとえば、酢酸ベタイン、レシチンなどがあげられる。
高分子型界面活性剤としては、たとえば、ポリアルキルビニルピリジニウム、アルキルフェノールポリマー誘導体、スチレン・マレイン酸重合物誘導体などがあげられる。
シリコン系界面活性剤としては、たとえば、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体などがあげられる。
高級アルコールは、よりソフトに噴霧して使用感を向上させるなどの目的で用いられ、また、噴霧用組成物中で懸濁して透過度が80%以下とならない範囲で、または分離しない範囲で配合することができる。高級アルコールとしては、たとえば、ホホバアルコール、カプリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、ヘキサデシルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノールなどの炭素数が10〜22である脂肪族アルコールがあげられ、特にホホバアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノールなどの常温で液状のものが好ましい。
水溶性高分子は、噴霧音を小さくする、付着面での液タレを防止して使用感を向上させるなどの目的で用いられ、また、噴霧組成物が噴霧可能な範囲で配合することができる。水溶性高分子としては、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、ペクチン、デンプン、ゼラチン、コラーゲン、カルボキシメチルデンプン、エチルセルロース、結晶セルロース、キサンタンガムなどがあげられ、特に粘度が比較的高くても霧状に噴霧し易い点からカルボキシビニルポリマーが好ましい。
水溶性高分子として、中和することにより増粘効果を発揮する成分を用いる場合、中和する成分としてトリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、アミノメチルプロパンジオール、アミノエチルプロパンジオール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ剤を用いることが好ましい。
油成分は、使用感を向上させるなどの目的で用いられ、また、噴霧用組成物中で懸濁して透過度が80%以下とならない範囲で、または分離しない範囲で配合することができる。油成分としては、たとえば、シリコン油、炭化水素、エステル油、高級脂肪酸、ロウ、油脂などがあげられる。
シリコン油としては、たとえば、メチルポリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどがあげられる。
炭化水素としては、ノルマルペンタン、イソペンタン、ノルマルヘキサン、イソヘキサン、流動パラフィン、イソパラフィン、ケロシン、スクワラン、スクワレンなどがあげられる。
エステル油としては、たとえば、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、乳酸セチル、酢酸エチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジエトキシエチル、コハク酸ジエトキシエチルなどがあげられる。
高級脂肪酸としては、たとえば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などがあげられる。
ロウとしては、たとえば、ミツロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、カンデリラロウなどがあげられる。
油脂としては、たとえば、ツバキ油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、ヤシ油などがあげられる。
粉体は、粉体自体が有効成分として作用したり、他の有効成分を担持する担体、保護剤、付着剤などとして用いられ、また、バルブや噴霧部材の噴孔などで詰まりが生じない範囲で配合することができる。粉体としては、たとえば、タルク、酸化亜鉛、カオリン、雲母、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、シリカ、ゼオライト、セラミックパウダー、窒化ホウ素などがあげられる。
本発明の噴霧用組成物は、前記界面活性剤や有効成分などを水に溶解または分散させることにより得られる。得られた噴霧用組成物は、界面活性剤が特定の大きさで分散しており、25℃における透過度は80〜99%、好ましくは85〜98%である。噴霧用組成物の透過度が80%より小さい場合、長期間静置した状態で保存すると噴霧製品内で濃度勾配が生じやすくなり均一な組成での噴霧が困難になる。また、製造時に混入した雑菌を濾過して除去するために微小な孔径のフィルターを通すと、界面活性剤などの配合成分がフィルターで濾過されて透過度が大きく変化し、組成が変化しやすくなり、噴霧状態が変化するなど設計通りの効果が得られ難くなる。なお、雑菌を濾過して除去できるフィルターの孔径としては0.40μm、好ましくは0.20μmである。透過度が99%を超えると、完全に透明であり濃度勾配や分離は起こりにくいが、噴霧角が小さく噴霧物の加速度が大きくなって勢いが強くなりソフトに噴霧できない。
また、本発明の噴霧用組成物を前記フィルターで濾過しても界面活性剤は濾過されないため透過度の変化は小さく、噴霧状態を維持できる。そのため噴霧用組成物はフィルターによる雑菌除去が可能となり、皮膚や粘膜に対して刺激性がある殺菌剤(抗菌剤)や防腐剤などの配合量を少なくする、あるいは配合が不要になり、皮膚や粘膜に噴霧する組成物、たとえば化粧水、薬用化粧水などとして好適に用いることができる。
最小直径が0.20μmであるフィルターで噴霧用組成物を濾過したときの透過度の変化は、濾過前の透過度に対して5%以下であることが好ましく、3%以下であることがより好ましい。透過度の変化が5%より大きくなると、噴霧状態が変化しやすく、またフィルターが詰まりやすく濾過に時間がかかる傾向にある。
かくして得られる噴霧用組成物は、加圧剤とともに容器に充填し、バルブと噴霧部材を取り付けることで噴霧製品とすることができる。
加圧剤としては、窒素や炭酸ガス、圧縮空気、亜酸化窒素などの圧縮ガスが用いられ、これらは単独で、または混合して用いることができる。加圧剤により、25℃における容器内圧力が0.2〜0.9(MPa、ゲージ圧以下同じ)、さらには0.3〜0.8(MPa)となるように調整することが好ましい。製品圧力が0.2(MPa)未満の場合は容器内の噴霧用組成物が少なくなったとき圧力が低くなって噴霧し難くなり、0.9(MPa)を超えると噴霧の勢いが強くなり、ソフトな噴霧形態が得られない。
噴霧製品の容器としては特に限定されないが、アルミやブリキなどの金属製容器、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどの樹脂製容器、ガラス製容器などの耐圧性を有する容器を用いることができ、透明または半透明な材質を用いることが好ましい。
また、容器内部に、内部空間を二室以上に区画し、一方の空間に充填された加圧剤の圧力を他方の空間に充填された噴霧用組成物に伝達できる隔壁を備えた多室型容器を用いることができる。多室型容器により、隔壁により噴霧用組成物と加圧剤とを隔離された状態で充填することは、噴霧用組成物に加圧剤が混入しないため安定した噴霧状態が得られ、誤使用がない点で好ましい。
隔壁としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、6ナイロンやMXDナイロンなどのポリアミド、エチレン−ビニルアルコール共重合体、フッ素樹脂などの合成樹脂またはその積層体、アルミ箔などの軽金属箔などの変形可能な材料を用いて袋状に成形あるいは加工した内袋や、容器内部を上下動可能なピストンなどがあげられる。
バルブは、たとえば図3に示すようにガスケット30を介して容器の開口部に取り付けられるマウンティングカップ18と、該マウンティングカップ18の中央内部に保持される噴射バルブ32とからなる。該噴射バルブ32は、ハウジング20と、該ハウジング内部に配設され連通孔(ステム孔34)が形成されたステム22と、該ステム22を上方へ付勢するスプリング36と、前記ステム22の外周に環装されるステムラバー38とから構成され、ステム22の下方に設けられたスプリング36によりステム22が常時マウンティングカップ18に押圧され、この状態ではステム孔34はステムラバー38の内径面によりシールされている。噴霧部材を押し下げるなどしてステム22が下方へ移動するとステム孔34が開放されて容器内部と大気とが連通し、容器内の噴霧用組成物はディップチューブ29からハウジングの導入孔40を経由してハウジング内に導入され、さらにステム孔34から噴霧部材8へ供給されて外部へ噴霧される。前記ステム孔34や導入孔40の孔径については特に限定されないが、ステム孔34の孔径としては0.1〜0.6mm、さらには0.2〜0.5mmであることが好ましい。導入孔40の孔径としては0.2〜2.0mm、さらには0.3〜1.5mmであることが好ましい。また、噴霧用組成物のみを噴霧し、噴霧音が小さくソフトな噴霧形態を得るために、ハウジング内部で噴霧用組成物に加圧剤を混入させるベーパータップ孔を有さないものが好ましい。
噴霧部材は、バルブのステム上端に取り付けられる装着部と、容器内からバルブを通じて供給される噴霧用組成物を大気へ噴霧する噴霧孔と、装着部と噴霧孔とを連通する通路とを有している。前記通路と噴霧孔との間に噴霧用組成物を広く噴霧するためにメカニカルブレークアップ機構を備えたものを用いることが好ましく、メカニカルブレークアップ機構は1カ所でもよく、複数個設けても良い。噴霧孔の孔径としては0.05〜0.5mm、さらには0.1〜0.4mmが好ましい。孔径が0.05mm未満の場合は噴霧用組成物が広がりにくく、噴霧パターンが狭くなる。一方0.5mmを超えるとメカニカルブレークアップ機構が有効に作用せず、粗い霧となる。
また噴霧用組成物をポンプにて噴霧する噴霧製品としてもよく、噴霧用組成物を容器に充填し、容器口部にポンプ部材を取り付けることにより得られる。ポンプ部材としては、たとえば特許文献1(特開平11−236306号、段落番号[0045]、段落番号[0046]、図5)に開示されているものを用いることができる。
以下、図1(a)、(b)および図2において、噴霧製品の例を示し、説明する。
図1(a)の噴霧製品2は、容器4と、容器4の開口部に固着されるバルブ6と、バルブ6に装着され噴射操作する噴霧部材8と、容器4に充填される噴霧用組成物12および加圧剤14とからなる。容器4は、ポリエチレンテレフタレートの透明な材質のものを用いて有底筒状に成型したものである。
図1(b)は、一方の空間に充填された加圧剤の圧力を他方の空間に充填された噴霧用組成物に伝達できる収縮可能な隔壁を備えた二重容器を用いた噴霧製品の一例である。この場合は、隔壁10内に噴霧用組成物12を充填し、容器4と隔壁10の間の空間に加圧剤14を充填する。噴霧部材8を作動させてバルブ6を開放すると、加圧剤14の圧力により隔壁10が収縮し、噴霧用組成物12を噴射することができる。
図2に示される二重容器を用いた噴霧製品は、隔壁10として可撓性を有する樹脂製の内筒16を用いたものであり、内筒16内部の噴霧用組成物12が内筒16と容器4のあいだの空間部内部の加圧剤14により押し出される。内筒を収納する容器4にはバルブ6を支持するマウンティングカップ18が液密に嵌着されている。またステム22にはボタンが嵌合されている。容器4はアルミニウムなどの金属製容器である。
また、図2に示される二重容器には、内筒16内の噴霧用組成物12が所定量以上減少したときに内筒を突き刺して空間部内部の加圧剤14をバルブ6のステム22を通して容器4外へ確実に排出させることができるように、ガス抜き治具26が前記ハウジング20の下部に取り付けられている。ガス抜き治具26は、外周部位に前記内筒16の内壁に向けて傾斜し、先端24aが劣っている三角錐状の先鋭突起24から構成されている。先鋭突起24の底部には、噴霧用組成物12をバルブ6内に導入するための排出導管28およびディップチューブ29が装着されている。前記二重容器を用いた場合には、誤使用によるガス抜けの心配がなく、使用状態(成立または倒立)に制限がないという利点がある。
以下、本発明で用いることができる噴霧部材について、図3および図4で説明する。
図3は、メカニカルブレークアップ機構を備えた噴霧部材(押しボタン)の該略断面図であり、図3において、ステム22の上端に装着されている。噴霧部材8は、噴霧部材本体8aとその全面に設けられた噴霧孔を有するノズル8bとからなり、ノズル8bの裏面(具体的には、ノズル8bと本体のセンターポストチップ8cのあいだ)に、噴霧用組成物が通る溝8dが設けられ、この溝8dとセンターポストチップ8cとのあいだの機構(メカニカルブレークアップ機構)により噴霧用組成物が旋回し、細かい粒子となり広範囲にわたって噴霧される機構を備えたものである。
図4は、噴霧部材の他の形態の該略断面図であり、加圧剤がN2ガスなどの圧縮ガスであり、広範囲に噴霧したいときに好適に用いることができる。かかる図4において、噴霧部材8は噴霧部材本体8a、ノズル8bおよびセンターポストチップ8cの3パーツからなり、噴霧部材本体8aのセンターポストチップ8cの接触面に、第1メカニカルブレークアップ機構42が設けられており、噴霧用組成物は、ここで一旦細かい粒子とされる。ついで、噴霧用組成物はノズル8bとセンターポストチップ8cとの隙間を通り、ノズル8bのセンターポストチップ8cとの接触面に設けられた第2メカニカルブレークアップ機構44により、さらに細かい粒子とされ、噴霧口より噴霧される。噴霧部材本体8aは、バルブのステム上端に取り付けられる装着部46と、容器内からバルブを通じて供給される噴霧用組成物を大気へ噴霧する噴霧孔48と、装着部46と噴霧孔とを連通する通路50とを有している。
本発明の噴霧用組成物を用いて得られる噴霧製品は、噴霧部材を押し下げるなどしてバルブを開放することにより噴霧孔から噴霧用組成物が噴霧される。噴霧物の加速度は、噴霧孔から15cmの位置において、0.3〜0.8MPaに加圧された状態で噴霧したときに、0.1〜0.5G、とりわけ0.15〜0.4Gであることが好ましい。加速度が0.1Gより小さい場合は噴霧物が適正使用距離(顔に噴霧する場合は通常10〜30cm)では到達しにくくなるため、至近距離(たとえば10cm以下)で使用しなくてはならず、恐怖感を与えてしまう。一方、加速度が0.5Gを超えると適正使用距離で噴霧すると噴霧の勢いが強く、使用感がわるくなる。ここで、噴霧孔から15cmの位置とは、噴射方向(噴霧孔の軸方向)の軸線にそって、噴霧孔から15cmにある位置をいう。
噴霧角は60〜120°、さらには70〜110°が好ましい。噴霧角が60〜120°であることにより、噴霧方向への加速度が抑制されてソフトに噴霧される。噴霧角が60°より小さい場合は噴霧物の加速度が大きくなりやすく、ソフトに噴霧できなくなる。一方、噴霧角が120°を超えると噴射方向の中心部で噴霧物の濃度が小さくなって噴射対象面でドーナツ状に付着しやすくなる。
以下、本発明における噴霧物の加速度および噴霧角の測定方法について、図5を用いて説明する。噴霧製品2を恒温水槽にて25℃に調整する。噴霧孔48から噴霧孔の軸線52にそって、15cmの位置に加速度検出器54を設置し、噴霧製品2を噴霧することにより、噴霧物の加速度を測定する。また、噴霧孔48から噴霧孔の軸線52にそって10cmの位置に、噴霧孔の軸線52に垂直になるように濾紙を設置する。設置した濾紙に噴霧し、濾紙に付着し濡れている部分(略円形)の直径Rを測定し、次式により噴霧角56を算出する。
噴霧角(θ)=2×tan−1(r/10)
r:半径(R/2)
1.噴霧用組成物の調製
実施例1
モノステアリン酸デカグリセリル(HLB12.0、商品名:Decaglyn1−SV、日光ケミカルズ(株)製)を精製水に配合し、噴霧用組成物を調製した。なお、モノステアリン酸デカグリセリルの濃度は0.1重量%とした。
実施例2
界面活性剤としてモノステアリン酸デカグリセリル(HLB15.0、商品名:Decaglyn50−SV、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノステアリン酸デカグリセリルの濃度は0.1重量%とした。
実施例3
界面活性剤としてモノイソステアリン酸デカグリセリル(HLB12.0、商品名:Decaglyn1−IS、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノイソステアリン酸デカグリセリルの濃度は0.1重量%とした。
実施例4
界面活性剤としてモノステアリン酸ヘキサグリセリル(HLB12.0、商品名:Hecaglyn1−SV、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノステアリン酸ヘキサグリセリルの濃度は0.05重量%とした。
実施例5
界面活性剤としてモノステアリン酸モノグリセリル(HLB8.0、商品名:MGS−BSEV、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノステアリン酸モノグリセリルの濃度は0.004重量%とした。
実施例6
界面活性剤としてモノステアリン酸POE(15)グリセリル(HLB9.5、商品名:TMGS−15、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノステアリン酸POE(15)グリセリルの濃度は0.1重量%とした。
実施例7
界面活性剤としてモノステアリン酸POE(6)ソルビタン(HLB9.5、商品名:TS−106、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノステアリン酸POE(6)ソルビタンの濃度は0.02重量%とした。
実施例8
界面活性剤としてトリステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB10.5、商品名:TS−30、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、トリステアリン酸POE(20)ソルビタンの濃度は0.01重量%とした。
実施例9
界面活性剤としてテトラオレイン酸POE(30)ソルビット(HLB11.5、商品名:GO−430、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、テトラオレイン酸POE(30)ソルビットの濃度は0.1重量%とした。
実施例10
界面活性剤としてモノステアリン酸PEG(10EO)(HLB11.0、商品名:MYS−10、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノステアリン酸PEG(10EO)の濃度は0.01重量%とした。
実施例11
界面活性剤としてPOE(5)フィトステロール(HLB9.5、商品名:BPS−5、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、POE(5)フィトステロールの濃度は0.01重量%とした。
実施例12
界面活性剤としてPOE(5.5)セチルエーテル(HLB10.5、商品名:BC−5.5、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、POE(5.5)セチルエーテルの濃度は0.01重量%とした。
実施例13
界面活性剤としてPOE(10)ベヘニルエーテル(HLB10.0、商品名:BB−10、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、POE(10)ベヘニルエーテルの濃度は0.05重量%とした。
実施例14
界面活性剤としてPOE(1)POP(8)セチルエーテル(HLB9.5、商品名:PBC−41、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、POE(1)POP(8)セチルエーテルの濃度は0.005重量%とした。
実施例15
界面活性剤としてPOE(12)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB8.5、商品名:PEN−4612、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、POE(12)POP(6)デシルテトラデシルエーテルの濃度は0.01重量%とした。
比較例1
界面活性剤としてモノラウリン酸デカグリセリル(HLB15.5、商品名:Decaglynl−L、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノラウリン酸デカグリセリルの濃度は0.1重量%とした。
比較例2
界面活性剤としてモノオレイン酸ジグリセリル(HLB5.5、商品名:DGMO−C、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノオレイン酸ジグリセリルの濃度は0.01重量%とした。
比較例3
界面活性剤としてモノラウリン酸ソルビタン(HLB8.6、商品名:SL−10、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノラウリン酸ソルビタンの濃度は0.005重量%とした。
比較例4
界面活性剤としてモノヤシ油脂肪酸POE(20)ソルビタン(HLB16.9、商品名:TL−10、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、モノヤシ油脂肪酸POE(20)ソルビタンの濃度は0.1重量%とした。
比較例5
界面活性剤としてPOE(10)硬化ヒマシ油(HLB6.5、商品名:HCO−10、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、POE(10)硬化ヒマシ油の濃度は0.01重量%とした。
比較例6
界面活性剤としてPOE(40)硬化ヒマシ油(HLB12.5、商品名:HCO−40、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、POE(40)硬化ヒマシ油の濃度は0.1重量%とした。
比較例7
界面活性剤としてPOE(20)フィトステロール(HLB15.5、商品名:BPS−20、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、POE(20)フィトステロールの濃度は0.1重量%とした。
比較例8
界面活性剤としてPOE(2)セチルエーテル(HLB8.0、商品名:BC−2、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、POE(2)セチルエーテルの濃度は0.01重量%とした。
比較例9
POE(2)セチルエーテル(HLB8.0、商品名:BC−2、日光ケミカルズ(株)製)の濃度を0.005%とした以外は比較例7と同様にして噴霧用組成物を調製した。
比較例10
界面活性剤としてPOE(2)オレイルエーテル(HLB7.5、商品名:BO−2、日光ケミカルズ(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして噴霧用組成物を調製した。なお、POE(2)オレイルエーテルの濃度は0.005重量%とした。
2.噴霧製品の製造
上記噴霧用組成物120gをアルミニウム製耐圧容器(満注量160ml)に充填し、バルブを取り付けた後、容器内部の圧力が0.7MPaとなるように窒素ガスを充填した。
さらに、バルブのステムに噴霧孔がφ0.3mmである噴霧ボタンを取り付け、噴霧製品を得た。なお、バルブはステム孔がφ0.4mm、導入孔がφ0.5mm、ベーパータップ孔なしを用いた。
3.試験評価
3−1.噴霧用組成物の透過度
得られた噴霧用組成物を25℃に調整し、色彩色差計(CT−210、ミノルタ製)を用いて噴霧用組成物にパルスキセノンランプからの光を照射して透過度を測定し、光の水に対する透過度を100%とした場合における噴霧用組成物の透過度の割合を求める。
3−2.噴霧用組成物の安定性
得られた噴霧用組成物を透明なガラス容器に充填して25℃の恒温室で1ヶ月間静置し、噴霧用組成物の安定性を以下の基準に基づいて評価する。
○:濃度差はなく均一な状態。
△:液面付近でわずかに濃度差がある。
×:全体的に明らかな濃度差がある。
3−3.濾過性
得られた噴霧用組成物を最小孔径が0.20μmであるメンブランフィルター(ADVANTEC PTFE 0.20μm)で濾過し、濾液の透過度を測定する。
○:濾過した噴霧用組成物の透過度の変化率が5%未満。
△:濾過した噴霧用組成物の透過度の変化率が5〜10%。
×:濾過した噴霧用組成物の透過度の変化率が10%より大きい。
3−4.噴霧物の加速度測定
得られた噴霧製品を恒温水槽にて25℃に調整し、加速度検出器(ピエゾ抵抗式加速度型ピックアップVP7002、IMV製)を用いて、噴霧孔と検出器間の距離が15cmとなる位置から検出器に噴霧して加速度を測定する。
3−5.噴霧角
25℃に調整した噴霧製品を噴霧孔からの距離が10cmの位置に設置した濾紙に噴霧し、濾紙に付着し濡れている部分(略円形)の直径Rを測定し、次式により噴霧角(θ)を算出する。
噴霧角(θ)=2×tan−1(r/10)
r:半径(R/2)
3−6.使用感
25℃に調整した噴霧製品を噴霧孔から顔までの距離が15cmとなる位置から噴霧し、使用感を以下の評価基準に基づいて判定する。
◎:噴霧の勢いは非常に弱くふんわりと顔に付着し、非常に優れた使用感が得られた。ま た、噴霧音は非常に静かであり恐怖感はなかった。
○:噴霧の勢いは弱くふんわりと顔に付着し、優れた使用感が得られた。また、噴霧音は 静かであり恐怖感はなかった。
△:噴霧の勢いはやや弱いが、顔に使用するには好ましくない使用感が得られた。また、 噴霧音はさほど大きくないが、気になる程度であった。
×:噴霧の勢いが強く、目を閉じてしまう。また、噴霧音が大きく恐怖感があった。
実施例1〜15、比較例1〜10の評価結果を表1に示す。
Figure 2005194196
製品例1(保湿用化粧水)
以下の組成で噴霧用組成物を調整した。
噴霧用組成物
モノステアリン酸デカグリセリル(*1) 0.1
グリセリン 0.2
精製水 99.7
合計 100.0重量%
得られた噴霧用組成物の透過度は91.0%であった。
*1:Decaglyn1-50SV(商品名)、日光ケミカルズ(株)製
噴霧製品の製造
得られた噴霧用組成物100gをアルミニウム製耐圧容器(満注量150ml)に充填し、さらに容器内部の圧力が0.7MPaとなるようにアンダーカップ充填にて窒素ガスを充填し、バルブを取り付けた。バルブのステムに噴霧部材を装着し、噴霧製品を得た。
なお、バルブは図3に示す構造のもの(ステム孔φ0.3mm、導入孔φ0.5mm、ベーパハタップ孔なし)を用い、噴霧部材は図4に示す構造のもの(噴霧孔φ0.3mm)を用いた。
製品例2(加齢臭防止用化粧水)
以下の組成で噴霧用組成物を調整した。
噴霧用組成物
モノステアリン酸デカグリセリル(*2) 0.1
1,3−ブチレングリコール 0.2
プロピレングリコール 0.2
グリセリン 0.2
柿抽出液(*3) 1.0
精製水 98.3
合計 100.0重量%
得られた噴霧用組成物の透過度は87.0%であった。
*2:Decaglyn1-SV(商品名)、日光ケミカルズ(株)製
*3:Panci COS-6(商品名)、リリース化学工業(株)製
噴霧製品の製造
得られた噴霧用組成物を用いて、製品例1と同様にして噴霧製品を得た。
得られた噴霧製品を顔に噴霧したところ、製品例1、2共に噴霧の勢いは弱くふんわりと顔に付着した。また、噴霧音は非常に静かであった。なお、噴霧孔から15cmでの位置における製品例1の噴霧物の加速度は0.40G、製品例2の噴霧物の加速度は0.25Gであった。
本発明の噴霧製品の一例を示す図である。 本発明の噴霧製品の一例を示す図である。 本発明において用いることができるメカニカルブレークアップ機構を備えたボタンの該略断面図である。 本発明において用いることができるメカニカルブレークアップ機構を備えたボタンの該略断面図である。 噴霧物の加速度と噴霧角の測定方法を示す図である。
符号の説明
2 噴霧製品
4 容器
6 バルブ
8 噴霧部材
8a 噴霧部材本体
8b ノズル
8c センターポストチップ
8d 溝
10 内袋(隔壁)
12 噴霧用組成物
14 加圧剤
16 内筒
18 マウンティングカップ
20 ハウジング
22 ステム
24 先鋭突起
24a 先端
26 ガス抜き治具
28 排出導管
29 ディップチューブ
30 ガスケット
32 噴射バルブ
34 ステム孔
36 スプリング
38 ステムラバー
40 導入孔
42 第1メカニカルブレークアップ機構
44 第2メカニカルブレークアップ機構
46 装着部
48 噴霧孔
50 通路
52 噴霧孔の軸線
54 加速度検出器
56 噴霧角

Claims (7)

  1. 水および界面活性剤からなる噴霧用組成物であって、噴霧用組成物を噴霧したときに、噴霧孔から15cmでの位置における噴霧物の加速度が0.1〜0.5Gである噴霧用組成物。
  2. 透過度が80〜99%である請求項1記載の噴霧用組成物。
  3. 界面活性剤が、HLBが7.5〜15.5である脂肪酸エステルであり、界面活性剤の噴霧用組成物中の濃度が0.001〜1.0重量%である請求項1または2記載の噴霧用組成物。
  4. 脂肪酸エステルが、モノグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項3記載の噴霧用組成物。
  5. 界面活性剤が、HLBが8.0〜12.0であるポリオキシエチレンアルキルエーテルであり、界面活性剤の噴霧用組成物中の濃度が0.001〜0.1重量%である請求項1または2記載の噴霧用組成物。
  6. 請求項1、2、3、4または5記載の噴霧用組成物を耐圧容器に充填し、該噴霧用組成物が加圧剤の圧力によって噴霧される噴霧製品。
  7. 耐圧容器が、内部に加圧剤の圧力を伝達できる隔壁を備えており、隔壁により噴霧用組成物と加圧剤とが隔離された状態で充填されている請求項6記載の噴霧製品。
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