JP3947403B2 - 噴霧製品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は噴霧製品に関する。詳しくは噴射音が小さく、ソフトな霧で噴霧できる噴霧製品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧水や殺菌消毒剤などの水性原液をチッ素ガスなどの圧縮ガス、または圧縮ポンプを用いて噴霧する噴霧製品は数多く開発されているが、これらは噴霧時の音(以下、噴霧音という)が大きく、また勢いよく噴霧されるため、使用感に優れているとはいえなかった。とくに顔や粘膜付近に噴霧する場合、噴霧音が大きく、噴霧の勢いが強いと使用者に恐怖感を与えてしまう。
【0003】
前記問題点を解決する手段として、水性原液に界面活性剤を配合してミセルを形成させ、水性原液を特定の透過率に調整することによって、噴霧音が小さく、かつ噴霧の勢いが弱くソフトな噴霧状態が得られる(特開平11−236306号公報)。
【0004】
しかし、前記噴霧製品の場合、水性原液中にて界面活性剤がミセルの状態で存在しているため、製品の用途に応じて添加する有効成分によっては塩を形成する場合があり、水性原液が不安定となって、ソフトな噴霧状態が得られなくなる。さらに、水に溶解しない有効成分を配合するために、また、清涼感、乾燥性または保水性などの使用感を向上させるために、低級アルコールや多価アルコールなどのアルコール成分を多量に配合すると、界面活性剤が水性原液中でミセルを形成せずに可溶化され、ソフトな噴霧状態が得られなくなる場合があるといった課題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記課題を解決するものであり、噴射音が小さく、ソフトな霧で噴霧することのできる噴霧製品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決すべく検討を行なった結果、炭素数が9〜24であり、水に配合すると懸濁する油分を含有した水性原液を噴霧する噴霧製品であって、前記油分が水性原液中で懸濁し、20℃における水性原液の透過率を特定の範囲とした場合、噴霧音が小さく、また噴霧の勢いが弱く、ソフトな噴霧製品が得られることを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は、炭素数が9〜24であり、水に配合すると懸濁する油分を水性原液中0.001〜1重量%含有し、かつ界面活性剤を含まない水性原液を圧縮ガスまたは圧縮ポンプによる加圧力により噴霧する噴霧製品であって、前記油分がホホバアルコールまたはオクチルドデカノールであり、水性原液中で懸濁しており20℃における水性原液の透過率が3〜99.5%であることを特徴とする噴霧製品に関する。
【0008】
前記油分が、1個の水酸基を有するアルコール、1個の水酸基を有するエステル、1個のカルボキシル基を有する脂肪酸、水酸基およびカルボキシル基を各1個有するヒドロキシ脂肪酸、2個の水酸基を有するアルキルグリセリルエーテルから選択される少なくとも1種であることが好ましい。
【0009】
前記油分が、室温で液状であることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の噴霧製品は、炭素数が9〜24であり、水に配合すると懸濁する油分を含有し、かつ界面活性剤を含まず、前記油分により懸濁し、20℃における透過率が3〜99.5%となる水性原液を噴霧することを特徴としている。これにより前記水性原液を噴霧したときの噴霧音は小さくなり、さらに噴霧の広がりが大きくなり、噴霧方向への速度や到達距離が小さくなって、ふんわりとした噴霧形態が得られる。
【0014】
前記油分は、炭素数が9〜24である。好ましくは10〜22であり、とくに12〜22が好ましい。前記油分は、水性原液中で可溶化せず、分離せず、さらには、ミセル形成せずに微細な粒子で分散し、水性原液を懸濁する成分である。前記油分が水性原液中で分散し、所定の透過率を有するように懸濁することにより、前記水性原液を噴霧すると、噴霧の広がりが大きく、また噴霧の勢いが弱くなるため、ソフトな噴霧状態が得られる。前記油分の炭素数が9よりも小さい場合、水への溶解性が高くなるため、水に含有させたとき分散せずに可溶化しやすくなり、水性原液の透過率が高くなりすぎ、ソフトな噴霧形態が得られない。一方、炭素数が24をこえる場合、水性原液中で分散できず分離しやすくなる。
【0015】
前記油分としてはホホバアルコール、鯨ロウのアルコール、カプリリルアルコール、カプリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、ヘキサデシルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、オクチルドデカノールなどの1個の水酸基を有するアルコール、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、乳酸セチル、乳酸ミリスチルなどの1個の水酸基を有するエステル、さらにはカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、イソステアリン酸などの1個のカルボキシル基を有する脂肪酸、12−ヒドロキシステアリン酸などの水酸基およびカルボキシル基を各1個有するヒドロキシ脂肪酸、セラキルアルコール、イソステアリルグリセリルエーテルなどの2個の水酸基を有するアルキルグリセリルエーテルなどがあげられる。
【0016】
これらのうちホホバアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、セラキルアルコール、イソステアリルグリセリルエーテルなどの常温で液状のものが好ましい。ここで常温とは20〜30℃の温度をいう。また、ホホバアルコールとは炭素数20および炭素数22のアルコールを主成分(90%以上)とする混合物をいい、前記ホホバアルコールや鯨ロウのアルコールなど、炭素数に分布がある成分の場合は、炭素数が9〜24を中心とするものが好ましく、炭素数の分布の中に炭素数が6以下もしくは24以上のものを含有してもよい。なお、水酸基やカルボキシル基を有する油分を用いることで、水性原液中で相分離せずに分散し、懸濁しやすくなる。
【0017】
前記油分は水性原液中0.001〜1重量%、さらには0.01〜0.8重量%含有することが好ましい。前記油分の含有量が0.001重量%より少ない場合は、水性原液中で分散している油分が少なくなり、水性原液の透過率が高くなり、噴霧音が小さく、ふんわりとした噴霧形態が得られにくくなる傾向がある。一方、前記油分が1重量%をこえた場合、効果に変化がなく、逆に水性原液中で均一に分散させるのが困難となり、油分が分離しやすく、均一な組成物を噴霧するのが困難となる傾向がある。
【0018】
前記水性原液は、炭素数が9〜24であり、水に配合すると懸濁する油分を含有し、前記油分を分散させる溶媒として水が用いられる。前記水としては、とくに限定がないが、精製水、イオン交換水、蒸留水、生理食塩水などの通常噴霧製品用の組成物に用いられるものが例示される。
【0019】
本発明に用いられる水性原液には、使用感を向上させたり、前記油分を水性原液中で分散しやすくするために、炭素数が5以下の1価の低級アルコールや、多価アルコールなどのアルコール成分を含有することが好ましい。
【0020】
前記1価の低級アルコールは、冷却感の付与や乾燥性の向上など、使用感を向上させるために、また水性原液の防腐など、噴霧製品の安定性を向上させるために用いられる。さらに、水に溶解しない有効成分を配合するための溶媒として用いられ、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、アミルアルコールなど、炭素数が2〜5の脂肪族アルコールがあげられる。
【0021】
前記多価アルコールは、保湿性の向上や温熱感の付与、肌触りをよくするなど使用感を向上させるために用いられる。さらに、水に溶解しない有効成分を配合するための溶媒として用いられ、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジグリセリン、トリグリセリンなどがあげられる。
【0022】
前記アルコール成分は、水性原液中0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%含有することができる。前記アルコール成分が0.5重量%より少ない場合は、前記アルコール成分を含有する効果が得られにくくなる傾向があり、30重量%をこえる場合は、皮膚や粘膜付近で使用する場合にはアルコール成分による刺激性が強く、好ましくない傾向がある。
【0023】
本発明に用いられる水性原液には、前記油分やアルコール成分以外にも、製品の用途や目的に応じて有効成分や界面活性剤、水溶性高分子、油成分、粉体などを含有させることができる。
【0024】
前記有効成分としては、たとえば、消臭剤、殺菌・防腐剤、清涼剤、害虫忌避剤、頭髪用セット剤、保湿剤、紫外線吸収剤、アミノ酸、ビタミン類、ホルモン類、酸化防止剤、各種抽出液、消炎鎮痛剤、鎮痒剤、収斂剤、抗炎症剤、局所麻酔剤、抗ヒスタミン剤、美白剤、香料などが用いられる。
【0025】
前記消臭剤としては、たとえば、ラウリル酸メタクリレート、安息香酸メチル、フェニル酢酸メチル、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジルなどがあげられる。
【0026】
前記殺菌・防腐剤としては、たとえば、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジン、感光素、パラクロルメタクレゾールなどがあげられる。
【0027】
前記清涼剤としては、たとえば、l−メントール、カンフルなどがあげられる。
【0028】
前記害虫忌避剤としては、たとえば、N,N−ジエチル−m−トルアミド(ディート)、カプリル酸ジエチルアミドなどがあげられる。
【0029】
前記頭髪用セット剤としては、たとえば、ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル酸オクチルアミド−アクリル酸ヒドロキシプロピル−メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル−アクリル酸ブチル−アクリル酸メトキシエチル共重合体、アクリル酸アルカノールアミン、アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン、アクリル酸アルキル−スチレン共重合体エマルジョンなどがあげられる。
【0030】
前記保湿剤としては、たとえば、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、コラーゲン、キシリトール、ソルビトール、ヒアルロン酸、カロニン酸、乳酸ナトリウム、dl−ピロリドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチン、尿素などがあげられる。
【0031】
前記紫外線吸収剤としては、たとえば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、フェルラ酸などがあげられる。
【0032】
前記アミノ酸としては、たとえば、グリシン、アラニン、ロイシン、セリン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、L−ヒドロキシプロリン、パルミトイルペンタペプチド−3などがあげられる。
【0033】
前記ビタミン類としては、たとえば、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェノール、パントテン酸、ビオチン、アスコルビン酸ナトリウムなどがあげられる。
【0034】
前記ホルモン類としては、たとえば、エラストラジオール、エチニルエストラジオールなどがあげられる。
【0035】
前記酸化防止剤としては、たとえば、アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどがあげられる。
【0036】
前記各種抽出液としては、たとえば、シャクヤクエキス、ヘチマエキス、バラエキス、レモンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタエキス、シルク抽出液などがあげられる。
【0037】
前記消炎鎮痛剤としては、たとえば、サリチル酸メチル、カンフル、インドメタシン、ピロキシカム、フェルビナク、ケトプロフェンなどがあげられる。
【0038】
前記鎮痒剤としてはクロタミトン、d−カンフル、l−メントールなどがあげられる。
【0039】
前記収斂剤としては、たとえば、酸化亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、タンニン酸、クエン酸、乳酸などがあげられる。
【0040】
前記抗炎症剤としては、たとえば、アラントイン、グリシルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、アズレンなどがあげられる。
【0041】
前記局所麻酔剤としては、たとえば、塩酸ジブカイン、塩酸テトラカイン、リドカイン、塩酸リドカインなどがあげられる。
【0042】
前記抗ヒスタミン剤としては、たとえば、塩酸ジフェンヒドラミン、ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミンなどがあげられる。
【0043】
前記美白剤としては、たとえば、アルブチン、コウジ酸などがあげられる。
【0044】
前記有効成分は、水性原液中に0.05〜20重量%、好ましくは0.1〜15重量%含有することができる。有効成分が0.05重量%より少ない場合は、有効成分の効果が充分に発揮できない傾向があり、一方20重量%をこえる場合は、有効成分濃度が高すぎ、有効成分によっては人体へ悪影響をおよぼす傾向がある。
【0045】
前記界面活性剤は、有効成分の可溶化剤、分散剤、または加脂剤などの目的で用いたり、水性原液中でミセルを形成させて、より噴霧音を小さく、ふんわりとした噴霧形態を得るための補助剤として用いられる。前記界面活性剤としては、非イオン型界面活性剤、陰イオン型界面活性剤、陽イオン型界面活性剤、両性型界面活性剤、高分子型界面活性剤、シリコン系界面活性剤などがあげられる。
【0046】
前記非イオン型界面活性剤としては、たとえば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体などがあげられる。
【0047】
前記陰イオン型界面活性剤としては、たとえば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸石鹸などがあげられる。
【0048】
前記陽イオン型界面活性剤としては、たとえば、アルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム塩などがあげられる。
【0049】
前記両性型界面活性剤としては、たとえば、酢酸ベタイン、レシチンなどがあげられる。
【0050】
前記高分子型界面活性剤としては、たとえば、ポリアルキルビニルピリジニウム、アルキルフェノールポリマー誘導体、スチレン−マレイン酸重合物誘導体などがあげられる。
【0051】
前記シリコン系界面活性剤としては、たとえば、ポリオキシエチレン−メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン−メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)−メチルポリシロキサン共重合体などがあげられる。
【0052】
前記界面活性剤は、水性原液中0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜8重量%含有することができる。0.001重量%より少ない場合は、界面活性剤を含有させる効果が得られにくくなる傾向があり、一方10重量%をこえる場合は、べたつき感や皮膚への刺激性が強くなるなど、使用感がわるくなる傾向がある。
【0053】
前記水溶性高分子は、水性原液の粘度を上昇させ、噴霧の広がりを調整したり、噴霧音をとくに小さくするなどの目的で用いられる。
【0054】
前記水溶性高分子としては、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、ペクチン、デンプン、ゼラチン、コラーゲン、カルボキシメチルデンプン、エチルセルロース、結晶セルロース、キサンタンガムなどがあげられる。
【0055】
前記水溶性高分子は、水性原液中0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜3重量%含有することができる。水溶性高分子の含有量が水性原液中0.01重量%より少ない場合は、増粘効果などが得られにくく、5重量%をこえる場合は、水性原液の粘度が高くなりすぎて噴霧しにくくなったり、水性原液中に溶解しにくくなり、水性原液中で「ままこ」ができやすく、噴霧部材にて詰まりやすくなる傾向がある。ここで「ままこ」とは水性原液中に溶解しなかった水溶性高分子がかたまりとなる状態をいう。
【0056】
また水溶性高分子として、中和することにより増粘効果を発揮する成分を用いる場合、中和する成分として、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、アミノメチルプロパンジオール、アミノエチルプロパンジオール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ剤を水溶液の状態にして用いることが好ましい。前記水溶液の濃度としては0.1〜10%水溶液とするのが好ましい。
【0057】
前記油成分は、使用感の向上や、撥水性などの効果を付与するために用いられ、本発明で用いられる炭素数が9〜24であり、水に配合すると懸濁する油分以外の成分、たとえばシリコン油、炭化水素、エステル油、ロウ、油脂などがあげられる。
【0058】
前記シリコン油としては、たとえば、メチルポリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどがあげられる。
【0059】
前記炭化水素としては、ノルマルペンタン、イソペンタン、ノルマルヘキサン、イソヘキサン、流動パラフィン、イソパラフィン、ケロシン、スクワラン、スクワレンなどがあげられる。
【0060】
前記エステル油としては、たとえば、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、酢酸エチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジエトキシエチル、コハク酸ジエトキシエチル、リン酸アスコルビルアミノプロピルなどがあげられる。
【0061】
前記ロウとしては、たとえば、ミツロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、カンデリラロウなどがあげられる。
【0062】
前記油脂としては、たとえば、ツバキ油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、ヤシ油などがあげられる。
【0063】
前記油成分は、水性原液中0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜8重量%含有することができるが、前記油成分は水に配合しても分散せずに分離するため、界面活性剤とともに配合することが好ましい。前記油成分の含有量が0.01重量%より少ない場合は、油成分を含有させる効果が得られにくい傾向があり、10重量%をこえる場合は、界面活性剤と共に配合しても水性原液が分離しやすくなり、均一な組成物を噴霧することが困難となる傾向がある。
【0064】
前記粉体は、粉体自体が有効成分として作用したり、他の有効成分を担持する担体、保護剤、付着剤などとして用いられ、たとえば、タルク、酸化亜鉛、カオリン、雲母、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、シリカ、ゼオライト、セラミックパウダー、窒化ホウ素などがあげられる。
【0065】
前記粉体は、水性原液中0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜8重量%含有することができる。前記粉体の含有量が0.01重量%より少ない場合は、粉体を含有する効果が得られにくい傾向があり、10重量%をこえる場合は、バルブや噴霧部材で詰まりやすく、また長期間放置した場合、容器底部で粉体が凝集して固まり、均一な組成物を噴霧することが困難となる傾向がある。
【0066】
本発明の噴霧製品に用いられる水性原液は、製品の用途や目的などに応じて適宜選択して含有させることができる有効成分などを、水、アルコール成分またはアルコール水溶液に溶解または分散させ、さらに前記油分を分散させることにより得られる。
【0067】
前記水性原液において、前記油分は微細に分散して白濁(懸濁)しており、20℃における透過率は3〜99.5%である。噴霧音が小さく、ソフトな霧で噴霧できる効果をより充分に発現させる観点から5〜99%以下が好ましい。前記水性原液の透過率が3%より低い場合は、分散する油分が多くなりすぎるなどにより、ふんわりとした噴霧状態が得られにくくなる。一方、前記水性原液の透過率が99.5%をこえる場合は、噴霧音を小さくする効果およびふんわりとした噴霧形態が得られない。
【0068】
本発明の水性原液は、このように特定の透過率を有することが大きな特徴の1つであり、前記炭素数が9〜24であり、水に配合すると懸濁する油分を含有し、前記透過率にすることによって、従来の噴霧製品では発現し得なかったすぐれた効果が発現されるのである。
【0069】
なお、本発明において、透過率(τv)とは、物体(噴霧用組成物)を透過する光束Φtと、噴霧用組成物に入射する光束Φiとの比(Φt/Φi、JIS Z 8105にて規定)を百分率で表わした値、すなわちXYZ表色系における透過による物体色(噴霧用組成物色)の三刺激値のYであり(JIS Z8701にて規定)、色彩色差計(CT−210、ミノルタ株式会社製)を用い、標準光(パルスキセノンランプ)にて測定した値に基づいて求めた。
【0070】
つぎに、前記水性原液を用いて加圧剤にて噴霧する噴霧製品とする場合は、水性原液を加圧剤とともに耐圧性の容器に充填し、バルブと噴霧部材を取り付けることで本発明の噴霧製品が得られる。
【0071】
前記加圧剤としては、チッ素、炭酸ガス、圧縮空気、または亜酸化窒素などの圧縮ガスが用いられ、これらは単独で、または混合して用いることができる。また前記加圧剤で、25℃における製品圧力が0.1〜0.9MPa(ゲージ圧以下同じ)、さらには0.2〜0.8MPaとなるように調整されることが好ましい。製品圧力が0.1MPaより低い場合は容器内の水性原液が少なくなったとき圧力が低くなって噴霧し難くなる傾向があり、0.9MPaをこえる場合は、噴霧の勢いが強くなり、ソフトな噴霧形態が得られなくなる傾向がある。
【0072】
前記耐圧性の容器としては、アルミニウムやブリキなどの金属製容器やポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどの樹脂製容器、またはガラス製容器などの耐圧性を有する容器を用いることができる。また、容器内部に収縮可能な内袋を備え、内袋内部に充填した水性原液を加圧剤の圧力により内袋を収縮させて水性原液を噴霧する二重容器や、容器内部に上下動可能なピストンを備え、加圧剤の圧力によりピストンを移動させて水性原液を噴霧するピストン付き容器を用いることもできる。これら容器を用いる場合は、水性原液は前記内袋やピストンにより液密の状態で充填されているため、噴霧前に誤って容器を振っても水性原液に気泡が混入し、噴霧時に大きな音を発したり、水性原液が飛び散るなどの不具合がなく、安定した噴霧状態が得られる。
【0073】
前記バルブは、前記容器の開口部に取り付けられ、容器を気密にし、バルブを作動させることにより、容器内部にある水性原液を外部に噴霧する。前記バルブは、ガスケットを介して容器の開口部に取り付けられるマウンティングカップと、前記マウンティングカップの中央内部に支持される噴射バルブとからなり、前記噴射バルブは、ハウジングと、前記ハウジング内部に配設され、連通孔が形成されたステムと、前記ステムを上方へ付勢するスプリングと、前記ステムの外周に環装されるステムラバーとから構成され、ステムの下方に設けられたスプリングによりステムが常時マウンティングカップに押圧され、容器はマウンティングカップとステムラバーとのあいだでシールされている。前記バルブのステム連通孔や、ハウジング内部に水性原液を導入する導入孔の孔径についてはとくに限定されないが、水性原液のみを噴霧し、噴霧音が小さく、ソフトな噴霧形態が得られるためには、ハウジング内部で水性原液に加圧剤を混入させるベーパータップ孔を有さないものが好ましい。
【0074】
前記噴霧部材は、バルブのステム上端に取り付けられ、噴霧部材を降下あるいは傾動させることにより前記バルブが解放され、容器内部の水性原液が噴霧される。噴霧部材としては、水性原液を広く噴霧するためにメカニカルブレークアップ機構を備えたものを用いることが好ましい。噴霧部材の噴霧孔の孔径としては0.05〜0.6mm、さらには0.1〜0.5mmが好ましい。孔径が0.05mmより小さい場合は水性原液が広がりにくく、噴霧パターンが狭くなる傾向がある。一方0.6mmをこえる場合は、メカニカルブレークアップ機構が有効に作用せず、粗い霧となる傾向がある。
【0075】
また水性原液を圧縮ポンプにて噴霧する噴霧製品とする場合は、水性原液を容器に充填し、ポンプ部材を取り付けることにより得られる。ポンプ部材としては、とくに限定はなく、従来、化粧品や家庭用品などで用いられているものを使用することができる。
【0076】
前記圧縮ガスにて噴霧する噴霧製品、または圧縮ポンプにて噴霧する噴霧製品から噴霧された噴霧粒子は、噴霧孔から広い範囲に噴霧され、たとえば噴霧孔付近での噴霧状態の断面は、噴霧孔を頂点とした三角形となっており、その角度(以下、噴霧角度という)は60〜130°の範囲となる。また噴霧方向への到達距離は噴霧孔から60cm未満と短くなり、ソフトな噴霧形態が得られる。噴霧角度が60°より小さい場合は、噴霧の広がりが小さく噴霧方向への速度が大きくなるためソフトな噴霧形態が得られない傾向があり、噴霧角度が130°をこえる場合は、噴霧の広がりが大きくなりすぎ、中心部分が噴霧されずドーナツ状(中抜け状態)となる傾向がある。また、噴霧方向への到達距離が噴霧孔から60cm以上となると、噴霧の勢いが強く感じられ、使用感がわるくなる傾向がある。
【0077】
【実施例】
実施例1〜7および比較例1〜7
つぎの水性原液組成で、実施例1〜7および比較例1〜7の水性原液を作製した。実施例1〜7および比較例1〜7の油分は、表1に示す油分をそれぞれ用いた。表1には各油分の炭素数を示す。また、実施例1〜7ならびに比較例1〜7および基準品の水性原液を調製したのちの透過率をあわせて示した。なお、基準品は、油分を含有しない代わりに精製水を0.05重量%追加して水性原液を調製したものである。また、ホホバアルコールとは、炭素数20および炭素数22のアルコールを主成分(90%以上)とする混合物である。
【0078】
水性原液の透過率は20℃において、色彩色差計(CT−210、ミノルタ株式会社製)を用い、標準光(パルスキセノンランプ)にて測定し、精製水の透過度を100%とした値に基づいて求めた。
Figure 0003947403
【0079】
【表1】
Figure 0003947403
【0080】
圧縮ガスによる噴霧
前記水性原液60gをアルミニウム製耐圧容器(満注量100ml)に充填し、バルブを取りつけたのち、容器内部の圧力が0.7MPaとなるようにチッ素ガスを充填した。さらに、バルブのステムに噴霧孔がφ0.3である噴霧ボタンを取り付け、噴霧製品を得た。
【0081】
圧縮ポンプによる噴霧
前記水性原液60gを樹脂製容器(満注量100ml)に充填し、ポンプ部材を取り付けた。さらに、ポンプ部材の弁棒に噴霧孔がφ0.3である噴霧ボタンを取り付け、噴霧製品を得た。
【0082】
得られた噴霧製品を恒温水槽にて25℃に調製し、噴霧した。このときの噴霧状態を測定し、基準となる製品を噴霧したときの噴霧状態と比較して、以下の評価基準に基づいて判定した。
○:基準製品よりも明らかに噴霧の広がりが大きく、かつ噴霧の勢いが弱く、ふんわりとした噴霧形態が得られた。(噴霧角度が60〜130°の範囲にあり、到達距離が60cm未満)
△:基準製品よりも噴霧の広がり、および噴霧の勢いがやや弱い噴霧形態が得られた。(噴霧角度が40〜60°の範囲にあり、到達距離が60〜80cm)×:基準製品と噴霧の広がりおよび勢いに大差はない。(噴霧角度が40°未満の範囲にあり、到達距離が80cm以上)
【0083】
また、噴霧したときの音(噴霧音)についても基準製品と比較し、以下の評価基準に基づいて判定した。
○:基準製品よりも明らかに噴霧音は小さい。
×:基準製品と大差はない。
【0084】
<評価結果>
【0085】
【表2】
Figure 0003947403
【0086】
実施例と比較例の考察
水に配合すると懸濁する油分を用いた実施例1〜7は、水性原液中で油分が分散して懸濁し、水性原液の透過度は7.1〜99.2%となった。
【0087】
この水性原液をチッ素ガスおよび圧縮ポンプを用いて噴霧すると、いずれの水性原液も噴霧の広がりが大きく、また噴霧の勢いが弱く、ふんわりとした噴霧状態が得られた。
【0088】
一方、炭素数が小さく、水に配合すると可溶化しやすい油分を用いた比較例1〜5は水性原液の透過度が99.6%以上となり、この水性原液を噴霧しても基準製品との差はほとんどなく、ふんわりとした噴霧状態は得られなかった。
【0089】
さらに、水に配合しても分散せずに分離する油分を用いた比較例6〜7は水性原液が分離しているため、均一な組成物を噴霧することができなかった。
【0090】
つぎに、本発明の処方例1〜3を示す。
【0091】
Figure 0003947403
【0092】
前記水性原液60gをアルミニウム製耐圧容器(満注量100ml)に充填し、バルブを取りつけたのち、容器内部の圧力が0.7MPa(25℃)となるようにチッ素ガスを充填した。さらに、バルブのステムに噴霧孔がφ0.3である噴霧ボタンを取り付け、噴霧製品を得た。20℃における前記水性原液の透過率は87.6%であった。
【0093】
Figure 0003947403
【0094】
アルミニウム製外部容器(満注量100ml)の内部に収縮可能な樹脂製内部容器を備えた二重容器を用い、前記内部容器に前記水性原液60gを充填し、ついで、外部容器と内部容器との間の空間にチッ素ガスを充填し、バルブを取り付けた。さらに、バルブのステムに噴霧孔がφ0.3である噴霧ボタンを取り付け、噴霧製品を得た。なお、容器内部の圧力は0.7MPa(25℃)であった。20℃における前記水性原液の透過率は17.2%であった。
【0095】
Figure 0003947403
【0096】
アルミニウム製外部容器(満注量250ml)の内部に収縮可能な樹脂製内部容器を備えた二重容器を用い、前記内部容器に前記水性原液150gを充填し、ついで、外部容器と内部容器との間の空間にチッ素ガスを充填し、バルブを取り付けた。さらに、バルブのステムに噴霧孔がφ0.3である噴霧ボタンを取り付け、噴霧製品を得た。なお、容器内部の圧力は0.7MPa(25℃)であった。20℃における前記水性原液の透過率は16.6%であった。
【0097】
【発明の効果】
炭素数が9〜24であり、水に配合すると懸濁する油分を含有した水性原液を噴霧する噴霧製品であって、前記油分が水性原液中で懸濁しており20℃における水性原液の透過率が3〜99.5%であるので、噴射音が小さく、ソフトな霧で噴霧できる効果が得られる。

Claims (1)

  1. 炭素数が9〜24であり、水に配合すると懸濁する油分を水性原液中0.001〜1重量%含有し、かつ界面活性剤を含まない水性原液を圧縮ガスまたは圧縮ポンプによる加圧力により噴霧する噴霧製品であって、前記油分がホホバアルコールまたはオクチルドデカノールであり、水性原液中で懸濁しており20℃における水性原液の透過率が3〜99.5%であることを特徴とする噴霧製品。
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