JP2009286700A - 噴霧製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】腐りやすい成分(たとえばムコ多糖の一種であるヒアルロン酸)が含有されているにもかかわらず、防腐剤が配合されていなくても充分な防腐効果が得られ、かつ、噴射の際は安定なミストとして噴射でき、さらに、調製の際に水性原液をフィルターろ過しなくても、充分な防腐効果が得られ、当該フィルターろ過処理に起因するムコ多糖の配合量のばらつきを防ぎ、各成分の配合割合が一定な噴霧製品を提供する。
【解決手段】水性原液が、加圧剤で加圧されてなる噴霧製品であって、前記水性原液が、多糖類を含有し、かつ、防腐剤を含有せず、前記加圧剤が、炭酸ガスを加圧剤中20〜80重量%含有し、前記加圧剤により、35℃における圧力が0.3〜0.8MPaとなるよう加圧されてなる。
【選択図】なし

Description

本発明は、噴霧製品に関する。さらに詳しくは、水性原液が、加圧剤で加圧されてなる噴霧製品であって、防腐剤を含有しなくても充分な防腐効果が得られ、かつ安定なミスト状に噴霧することのできる噴霧製品に関する。
従来、化粧水などを調製するに際し、保湿効果を得るために、ヒアルロン酸などの多糖類が水に添加される。しかし、それらに配合されるヒアルロン酸などの多糖類は、水溶液中で腐りやすいため、一般的には防腐剤が添加される。その一方で、最近では防腐剤を配合しないことを特徴とする化粧水などが種々販売されている。これらは、原液を加熱処理、電子線照射、フィルター濾過などの手段により滅菌し、防腐効果が得られているものの、前記加熱処理等は、特に原液そのものを滅菌する場合において、調製に手間がかかるうえ、原液が変質しやすいという問題がある。
そこで、特許文献1には、容器内に充填される抗菌性組成物であって、水を原液とし、この原液に対して2000〜50000ppmの割合で炭酸ガスを配合することにより、前記炭酸ガスのみを有効抗菌成分とする抗菌性組成物が開示されている。
また、特許文献2には、鉱泉水または温泉水などの鉱水と、炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスとをエアゾール容器に充填した鉱水用スプレー装置であって、炭酸ガスにより細菌数が減少するデータが開示されている。
特開2002−138041号公報 特開平9−175996号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、加圧剤として炭酸ガス単体を用いることにより、抗菌効果は認められるものの、多糖類を含む水性原液に使用すると噴霧したミストが泡立ち、霧が粗くなるなど、噴霧状態が悪くなるという問題がある。また、特許文献2の技術は、原液として鉱泉水または温泉水などの鉱水を用いており、噴霧状態が低下する旨の記載はないものの、腐りやすい成分を配合できることや、配合した場合にも防腐効果が維持できることについてはなんら開示も示唆もなく、そのため、充分な不活性ガスの選定や配合割合についての検討もなされておらず、鉱泉水や温泉水には使用できるものの、腐りやすい成分を配合する場合に応用できないという問題がある。
本発明の噴霧製品は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、腐りやすい成分(たとえばムコ多糖の一種であるヒアルロン酸)が含有されているにもかかわらず、防腐剤が配合されていなくても充分な防腐効果が得られ、かつ、噴射の際は安定なミストとして噴射でき、さらに、調製の際に水性原液をフィルターろ過しなくても、充分な防腐効果が得られ、当該フィルターろ過処理に起因するムコ多糖の配合量のばらつきを防ぎ、各成分の配合割合が一定な噴霧製品を提供することを目的とする。
本発明にかかわる噴霧製品は、水性原液が、加圧剤で加圧されてなる噴霧製品であって、
前記水性原液が、多糖類を含有し、かつ、防腐剤を含有せず、
前記加圧剤が、炭酸ガスを加圧剤中20〜80重量%含有し、
前記加圧剤により、35℃における圧力が0.3〜0.8MPaとなるよう加圧されてなることを特徴とする。
前記多糖類が、ムコ多糖であることが好ましい。
前記ムコ多糖が、ヒアルロン酸であることが好ましい。
前記加圧剤が、水に対するオストワルド係数が0.3以下の不活性ガスと、炭酸ガスとからなることが好ましい。
前記不活性ガスが、窒素、酸素、空気からなる群から選択された1種以上の不活性ガスであることが好ましい。
本発明にかかわる噴霧製品により、腐りやすい成分(たとえばムコ多糖の一種であるヒアルロン酸)が含有されているにもかかわらず、防腐剤が配合されていなくても充分な防腐効果が得られ、かつ、噴射の際は安定なミストとして噴射でき、さらに、調製の際に水性原液をフィルターろ過しなくても、充分な防腐効果が得られ、当該フィルターろ過処理に起因するムコ多糖の配合量のばらつきを防ぎ、各成分の配合割合が一定な噴霧製品を得ることができる。
本発明の噴霧製品は、水性原液が、加圧剤で加圧されてなる噴霧製品であって、
前記水性原液が、多糖類を含有し、かつ、防腐剤を含有せず、
前記加圧剤が、炭酸ガスを加圧剤中20〜80重量%含有し、
前記加圧剤により、35℃における圧力が0.3〜0.8MPaとなるよう加圧されてなることを特徴とする。
前記多糖類は、皮膚や頭髪を保湿する保湿剤として用いられる成分であり、たとえば、ヒアルロン酸、コンドロイチン4−硫酸、コンドロイチン6−硫酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリンなどのムコ多糖;ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ニトロセルロース、結晶セルロースなどのセルロース系高分子;キサンタンガム、カラギーナン、アラビアゴム、トラガントゴム、カチオン化グアガム、グアガム、ジェランガム、ローカストビーンガムなどのガム質;デキストラン、カルボキシメチルデキストランナトリウム、デキストリン、ペクチン、デンプン、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、アルギン酸ナトリウム、変性ポテトスターチなどがあげられる。中でも防腐効果を得られやすい点で、ムコ多糖が好ましい。
前記多糖類の配合量は水性原液中0.01〜5重量%、さらには0.05〜3重量%であることが好ましい。前記多糖類の配合量が0.01重量%よりも少ない場合は保湿効果が得られにくくなる傾向があり、5重量%を超えると長期間保存すると腐りやすくなる傾向がある。
ここで、本発明で用いる水性原液は、防腐剤を含まない点にも特徴がある。前記防腐剤としては、たとえば、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピルなどのパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノールなどがあげられるが、これらは化粧品用途で使用される際は特に、皮膚に刺激を与える可能性があることから、敏感な部分への使用が懸念される傾向がある。
前記水性原液は、多糖類を水に配合することにより調製することができる。前記水は溶媒として用いられ、たとえば、精製水、イオン交換水などがあげられる。前記水の配合量は噴霧組成物中80〜99.99重量%、さらには90〜99.9重量%であることが好ましい。前記水の配合量が、噴霧組成物中80重量%よりも少ない場合は多糖類の溶解が不充分になる傾向があり、99.9重量%を超えると、保湿効果を得るための多糖類を充分に配合できない傾向がある。
なお、水性原液には、必要に応じて有効成分、界面活性剤、pH調整剤、アルコール類などを配合することができる。
前記有効成分として、たとえば、清涼剤、保湿剤、紫外線吸収剤、アミノ酸、ビタミン類、各種抽出液などがあげられる。
前記清涼剤としては、たとえばl−メントール、カンフルなどがあげられる。
前記保湿剤としては、たとえばプロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、コラーゲン、キシリトール、ソルビトール、ヒアルロン酸、カロニン酸、乳酸ナトリウム、d,l−ピロリドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチンなどがあげられる。
前記紫外線吸収剤としては、たとえばパラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチルなどがあげられる。
前記アミノ酸としては、たとえばグリシン、アラニン、ロイシン、セリン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニンなどがあげられる。
前記ビタミン類としては、たとえばビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸d,l−α−トコフェロール、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、d,l−α−トコフェロール、酢酸d,l−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチンなどがあげられる。
前記各種抽出液としては、たとえばシャクヤクエキス、ヘチマエキス、バラエキス、レモンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタエキス、シルク抽出液などがあげられる。
これら有効成分は単独または2種以上を混合して用いることができ、当業者が適宜、目的とする効果を得るために配合量、配合種類を調節できるものである。なお、有効成分の配合量は水性原液中0.05〜15重量%、さらには0.1〜10重量%であることが好ましい。有効成分の配合量が0.05重量%よりも少ない場合は、有効成分による効果が充分に得られにくく、15重量%を超える場合は、濃度が高くなりすぎて、有効成分の種類によっては副作用を生じるおそれがある。
前記界面活性剤は、原液の表面張力を低下させて噴射孔から広角に噴霧しやすくし、噴射方向への勢いを弱くして噴霧状態をソフトにする、皮膚となじみやすくする、などの目的で用いられる。
前記界面活性剤としては、特に限定されないが、容器内面に施された樹脂コートへの浸透性、腐食性、および皮膚への刺激などの点から非イオン型界面活性剤を用いることが好ましく、たとえば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体などがあげられる。なお、原液中でミセルを形成し、上記のように噴霧状態をソフトにする場合にはHLBが11以下である非イオン性界面活性剤を用いることが好ましい。
前記pH調整剤は、原液やエアゾール組成物を長期安定化させるために用いられ、耐圧容器への腐食を軽減し、有効成分の経時的分解が起こりにくいpH範囲に維持するなどの目的で用いられ、たとえば、重炭酸ナトリウム、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、水酸化ナトリウムなどがあげられる。本願発明の噴霧製品の場合、たとえばヒアルロン酸を配合する際は、pH調整剤を使用して、原液のpHを5〜9の範囲に調整することが好ましい。
前記アルコール類は、水に溶解しにくい成分を配合する、乾燥性を調整するなどの目的で用いられ、エタノール、イソプロパノールなどの炭素数が2〜3個の1価低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール、セタノールなどの高級アルコールなどがあげられる。保湿効果が高く、皮膚への刺激が少ない点から、多価アルコールが好ましい。
前記水性原液は、多糖類を水に配合することにより調整でき、後述する加圧剤によって霧状に噴霧される。水性原液は耐圧容器(エアゾール用容器)に充填する前に、不純物を除去するために100μm程度のフィルターでろ過するが、より微細なフィルター(たとえばメッシュサイズが0.2μmのフィルターなど)でろ過することで腐りにくくすることも可能である。しかし微細なフィルターを用いることでろ過に要する時間が長くなり、さらに多糖類がろ過されずにフィルターに残存し、ろ過前後で配合量が変動する恐れもある。
前記加圧剤は、前記水性原液を安定した霧状に噴霧する、多糖類を含む水性原液を防腐するなどの目的で用いられる。加圧剤としては、炭酸ガスと、水に対するオストワルド係数が0.3以下である圧縮ガスとの混合ガスがあげられ、炭酸ガスを加圧剤中20〜80重量%、好ましくは30〜70重量%、特に好ましくは35〜60重量%含有する。炭酸ガスの配合量が20重量%よりも少ない場合は防腐効果が得られにくく、80重量%よりも多くなると噴霧したミストが粗くなる傾向がある。
水に対するオストワルド係数が0.3以下である前記圧縮ガスとしては、窒素ガス、酸素ガス、圧縮空気などがあげられる。炭酸ガス以外にオストワルド係数が0.3を超える圧縮ガスを用いる場合は、圧縮ガスの溶解量が多くなるため、安定した霧状で噴霧しにくくなる。
前記加圧剤は、耐圧容器に水性原液を充填した後に充填され、その際の容器内の圧力が、35℃において0.3〜0.8MPa、好ましくは0.4〜0.75MPaとなるよう充填することが好ましい。容器内圧力が0.3MPaよりも低い場合は、ミスト状態になりにくく、また防腐効果が得られにくい。容器内圧力が0.8MPaを超える場合は、噴射の勢いが強くなりすぎる結果、ミストが粗くなる(ミストの粒子径がばらつく)などの問題がある。
以下、実施例によって本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
評価方法を以下に示す。
(保存安定性)
噴霧製品を25℃の恒温室内にて保存し、外観の経時変化を観察した。
<評価基準>
○:液状が透明であった(細菌が繁殖しなかった)
△:液状がわずかに混濁した(細菌がわずかに繁殖した)
×:液状の混濁が顕著であった(細菌の繁殖が顕著であった)
(噴霧状態)
噴霧製品を噴霧したときの噴霧状態を観察した。
<評価基準>
○:細かく均一な粒子径のミストが噴霧された
×:粗く不均一な粒子径のミストが噴霧された
−:噴霧できなかった
実施例1
下記の処方で水性原液を調製し、水性原液50gを透明なポリエチレンテレフタレート製耐圧容器に充填し、エアゾールバルブを取り付けた。次いで、加圧剤(*1)を、35℃における製品圧力が0.70MPaとなるように充填した。なお、バルブはステム孔φ0.4、ハウジング下孔φ0.5であるものを用い、噴射ボタンは噴射孔がφ0.3であり、メカニカルブレークアップ機構付きのものを用いた。評価結果を表1、表2に示す。
<水性原液>
ヒアルロン酸 0.11
重炭酸ナトリウム 0.03
精製水 99.86
合 計 100.00(重量%)
*1:窒素ガスを58重量%、炭酸ガスを42重量%含有
実施例2
加圧剤(*1)の代わりに、加圧剤(*2)を用いたこと以外は実施例1と同様に、噴霧製品を調製した。評価結果を表1、表2に示す。
*2:窒素ガスを70重量%、炭酸ガスを30重量%含有
比較例1
加圧剤(*1)を充填しなかったこと以外は実施例1と同様に、噴霧製品を調製した。評価結果を表1、表2に示す。
比較例2
加圧剤(*1)の代わりに、窒素ガスを用いたこと以外は実施例1と同様に、噴霧製品を調製した。評価結果を表1、表2に示す。
比較例3
加圧剤(*1)の代わりに、炭酸ガスを用いたこと以外は実施例1と同様に、噴霧製品を調製した。評価結果を表1、表2に示す。
表1に示されるように、実施例1〜2、比較例3の噴霧製品は、調製8週間後まで、細菌の繁殖を生じることがなく、液状は透明のままであったが、比較例1〜2は、調製2日後に細菌が繁殖をはじめ、調製3日後には顕著に繁殖した。また、表2に示されるように、実施例1〜2、比較例2の噴霧製品は、細かく均一な粒子径のミストを噴霧することができたが、比較例3の噴霧製品では、粗く不均一な粒子径のミストが噴霧された。また、比較例1の噴霧製品は、加圧剤が充填されていないため、噴霧できなかった。なお、12週間後では、実施例1は透明を維持していたが、実施例2はわずかに濁りが生じた。
図1、図2に示されるように、調製1日後の実施例1〜2、比較例2〜3の水性原液1は、いずれも細菌の繁殖を生じることはなかった。調製8週後の実施例1〜2、比較例3は、細菌の繁殖を生じなかったが、比較例2は細菌が繁殖し、容器底部に細菌の沈殿物2を生じた。
よって、長期間保存した場合であっても細菌が繁殖することなく、かつ、細かく均一な粒子径のミストを噴霧できたものは、実施例1〜2のみであった。
以上、本発明の噴霧製品によれば、腐りやすい成分(たとえばムコ多糖の一種であるヒアルロン酸)が含有されているにもかかわらず、防腐剤が配合されていなくても充分な防腐効果が得られ、かつ、噴射の際は安定なミストとして噴射でき、さらに、調製の際に水性原液をフィルターろ過しなくても、充分な防腐効果が得られ、当該フィルターろ過処理に起因するムコ多糖の配合量のばらつきを防ぎ、各成分の配合割合が一定な噴霧製品を得ることができる。
本発明の実施例1〜2および比較例2〜3の、調製1日後の保存安定性評価結果を示す外観写真である。 本発明の実施例1〜2および比較例2〜3の、調製8週後の保存安定性結果を示す外観写真である。
符号の説明
1 水性原液
2 細菌の沈殿物

Claims (5)

  1. 水性原液が、加圧剤で加圧されてなる噴霧製品であって、
    前記水性原液が、多糖類を含有し、かつ、防腐剤を含有せず、
    前記加圧剤が、炭酸ガスを加圧剤中20〜80重量%含有し、
    前記加圧剤により、35℃における圧力が0.3〜0.8MPaとなるよう加圧されてなる噴霧製品。
  2. 前記多糖類が、ムコ多糖である請求項1記載の噴霧製品。
  3. 前記ムコ多糖が、ヒアルロン酸である請求項1または2記載の噴霧製品。
  4. 前記加圧剤が、水に対するオストワルド係数が0.3以下の不活性ガスと、炭酸ガスとからなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の噴霧製品。
  5. 前記不活性ガスが、窒素、酸素、空気からなる群から選択された1種以上の不活性ガスである請求項4記載の噴霧製品。
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