JP2005193303A - 基板搬送装置 - Google Patents

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公宏 下山
Akihiko Matsukura
明彦 松倉
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Abstract

【課題】基板の位置を精度よく検出すること。
【解決手段】この基板搬送装置100は、機軸6を備える装置本体5と、ガラス基板2を載置するハンド4と、ハンド4が取り付けられるアーム7と、ハンド4を往復動させる往復動機構74とを備える。ハンド4は、往復動機構74を介してアーム7を構成する第2アーム72の旋回軸73に取り付けられる。アーム7は第1アーム71と第2アーム72とで構成される。第2アーム72は、第1アーム71に対して旋回可能に取り付けられる。また第1アームは機軸6に取り付けられ、機軸6に対して旋回可能に構成される。ハンド4はハンドベース41とハンドフォーク42とで構成され、ハンドフォーク42の両外側には第1及び第2側部端縁検出センサ9a、9bが取り付けられる。また、フォーク42の付け根部分には、第1及び第2傾き検知センサ8a、8bが取り付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示パネルに代表される電気表示パネルを構成する基板を搬送する技術に関する。
液晶表示パネルの液晶パネル製造装置に液晶用ガラス基板を搬送する際には、液晶用ガラス基板を液晶パネル製造装置の適正な位置へ搬送する必要がある。そのため液晶用ガラス基板が収納されているカセットからこれを搬出する際に液晶用ガラス基板の位置を検出して、液晶用ガラス基板を搬出するロボットハンドと液晶用ガラス基板との位置ずれを算出し、両者のずれ量を補正してプロセス装置の適正な位置に搬送する技術が特許文献1及び2に開示されている。
特開平10−277986号公報 特開平10−338346号公報
しかし、特許文献1及び2に開示されている技術では、液晶用ガラス基板の幅方向の位置を検出する手段は、液晶用ガラス基板の片側端のみに設けられている。このため、液晶用ガラス基板の形状寸法に誤差がある場合、液晶用ガラス基板の位置を正確に算出することができないという問題がある。また、液晶用ガラス基板の幅方向の位置を検出する動作及び補正する動作は、架台に設置されたレ−ル上で基板搬送装置本体を移動させて行う。このため、液晶用ガラス基板を載置するハンドとは離れた位置でハンドを動作させることになる。その結果、液晶用ガラス基板の位置を正確に算出することや、精度よく液晶パネル製造装置内へ液晶用ガラス基板を配置することが難しいという問題もある。
また、上記特許文献1、2に開示された技術では、架台に設置されたレ−ル上で基板搬送装置本体を移動させるので、基板搬送装置本体を液晶用基板の幅方向に移動させる走行設備が必要となる。その結果、基板搬送装置全体が大型となり重量も増加し、基板搬送装置の製造コストも増加してしまう。これは、基板搬送装置本体を固定した状態で使用し、床面上を移動する必要のない場合においては特に顕著である。さらに、基板搬送装置の走行設備は、重量の大きな基板搬送装置本体を液晶用ガラス基板の位置検出精度よりも高い位置精度で動作させる必要がある。このため、走行設備には高い精度が要求され、基板搬送装置の製造コストが増加してしまう。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、基板の位置を精度よく検出し、基板搬送装置の製造コストを抑えることのできる基板搬送装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る基板搬送装置は、基板を搬送するものであって、前記基板の基板面に垂直な軸の周囲を回転可能な機軸を備える装置本体と、前記基板を載置するハンドと、前記ハンドを第1端部に配置し、第2端部は前記装置本体の前記機軸に取り付けられ、前記基板に対して接近、離間することにより前記ハンドを前記基板に向けて進行、後退させるとともに、前記基板を搬送するアームと、前記アームの第1端部に取り付けられて、前記ハンドをその進行方向に対して直交する方向へ往復運動させる往復動機構と、を含んで構成されることを特徴とする。
この発明に係る基板搬送装置は、アームの第1端部に取り付けられる往復動機構により、ハンドの進行方向と直交する方向にハンドを動作させることができる。これにより、基板を載置するハンドを基板面と平行に往復移動させることができるので、ガラスの位置検出や補正動作をするときには、基板搬送装置全体を移動させる必要はない。また、基板を載置するハンドを直接、又はハンドに近い位置で往復運動させることができる。その結果、基板の位置を精度よく検出することができる。また、基板搬送装置を移動させるための設備が不要となるので、基板搬送装置の製造コストを低減できるとともに、基板搬送装置全体を小型化できる。
また、次の本発明に係る基板搬送装置は、前記基板搬送装置において、前記ハンドが前記基板に対して進行する方向に直交する方向における前記ハンドの両外側には、前記基板の側部端縁を検出するための側部端縁検出センサが少なくとも1個づつ配置されることを特徴とする。
この発明に係る基板搬送装置は、基板の側部端縁検出センサをハンドの両外側に少なくとも1個づつ配置しているので、基板の幅の大きさに違いがあっても正確に基板の位置を検出できる。その結果、液晶パネル製造装置に精度よく基板の位置を検出して、液晶パネル製造装置内へ位置決めして搬入することができる。
また、次の本発明に係る基板搬送装置は、前記基板搬送装置において、前記側部端縁検出センサの間隔は、前記基板の側部端縁間距離と略同じ大きさであることを特徴とする。
この発明に係る基板搬送装置は、ハンドの両外側に配置する側部端縁検出センサの間の距離を、基板の幅と略同じ距離とする。これにより、基板の幅の大きさに違いがあっても正確に基板の位置を検出できる。その結果、液晶パネル製造装置に精度よく基板の位置を検出して、液晶パネル製造装置内へ位置決めして設置することができる。
また、次の本発明に係る基板搬送装置は、前記基板搬送装置において、さらに、前記ハンドの前記アーム側には、前記ハンドと対向する前記基板の端縁を検出し、前記基板と前記ハンドとの傾きを求めるために用いる傾き検出センサが、前記基板に対して前記ハンドが進行する方向に直交し、かつ当該方向と平行な直線上へ2個配置されることを特徴とする。
この傾き検出センサにより、基板の傾きを検出できるので、より正確に基板の位置を検出できる。その結果、さらに精度よく基板の位置を検出して、液晶パネル製造装置内へ位置決めして前記基板を搬入することができる。なお、直線上とは、完全に同一直線上に2個の傾き検出センサが配置される場合のみならず、製造誤差や通常考えられる程度に2個の傾き検出センサがすれて配置される場合も含まれる(以下同様)。
また、次の本発明に係る基板搬送装置は、前記基板搬送装置において、前記ハンドの先端部分には、前記ハンドと対向する前記基板の端縁とは反対側の端縁を検出し、前記基板と前記ハンドとの傾きを求めるために用いる傾き検出センサが、前記基板に対して前記ハンドが進行する方向に直交し、かつ当該方向と平行な直線上へ2個配置されることを特徴とする。
この発明に係る基板搬送装置では、傾き検出センサをハンドの先端に設けているので、ハンドの先端部分を基板へ送り込めば、基板とハンドとの傾きを求めることができる。これにより、ハンドを基板の方向へ進める動作中に、基板とハンドとの傾きを修正することができるので、当該傾きの修正時間を短縮できる。
また、次の本発明に係る基板搬送装置は、前記基板搬送装置において、前記ハンドの先端部分に、前記ハンドと対向する前記基板の端縁とは反対側の端縁を検出するための端縁検出センサを設けることを特徴とする。
また、次の本発明に係る基板搬送装置は、前記基板搬送装置において、前記ハンドの前記アーム側に、前記ハンドと対向する前記基板の端縁を検出するための端縁検出センサを設けることを特徴とする。
また、次の本発明に係る基板搬送装置は、前記基板搬送装置において、前記基板に対する前記ハンドの進行方向と平行な直線上に、一方の前記傾き検出センサと前記端縁検出センサとが配置されるとともに、一方の前記傾き検出センサと前記端縁検出センサとの距離は、前記基板に対する前記ハンドの進行方向における前記基板の長さと略同じ大きさであることを特徴とする。
これらの基板搬送装置では、基板の端縁検出センサを備えるので、基板に対するハンドの進行方向に対しても、基板の位置を検出できる。これにより、基板の当該方向における大きさに違いがあっても、正確に基板の前後位置を検出できるので、液晶パネル製造装置に基板を搬送した場合には、精度よく基板を位置決めできる。
また、次の本発明に係る基板搬送装置のように、前記基板搬送装置において、前記側部端縁検出センサ、前記傾き検出センサ又は前記端縁検出センサのうち少なくとも一つはエリアセンサを使用してもよい。
本発明に係る基板搬送装置は、大型で重量の大きい基板搬送装置全体を移動させる走行設備と比較して、ハンドのみを往復動させる機構で構成できる。その結果、基板の位置を精度よく検出できるとともに、基板搬送装置の製造コストを抑えることができ、また、設置面積を抑えることができ、設備投資を抑えることができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、本発明は、液晶パネルに用いるガラス基板の搬送のみならず、プラズマパネル、エレクトロルミネッセンスパネルその他の電気光学パネルに使用する基板の搬送にも適用できる。なお、以下の説明では、上記基板として、液晶パネルに用いるガラス基板を例とする。
図1は、本発明の実施例1に係る基板搬送装置を示す平面図である。図2は、本発明の実施例1に係る基板搬送装置を示す側面図である。図1に示すように、液晶ガラス基板(以下ガラス基板)2を収納したカセット1から液晶の液晶パネル製造装置30にガラス基板2を搬送する場合、基板搬送装置100を使用する。液晶の液晶パネル製造装置30へガラス基板2を搬送する際におけるガラス基板2の位置決めには高い精度が要求される。
特に一辺の長さが1mを超えるような大判のガラス基板を取り扱う場合には、液晶パネル製造装置30へガラス基板を搬入し、設置した後は位置の修正が極めて困難であり、そのままではガラス基板の損傷を招くおそれがある。また、液晶パネル製造装置にも悪影響を与えるおそれもあるので、特に高い位置決め精度が要求される。一方、カセット1内に収納されているガラス基板2は、カセット1を搬送する際の振動等により、カセット1内で移動する場合がある。そして、多段に収納されたそれぞれのガラス基板2は、カセット1に対して位置、姿勢がばらつく場合があり、カセット1に対するガラス基板2の位置精度が確保されている保証はない。
さらに、製造設備コスト低減の観点から液晶基板搬送ロボットは、低コストのロボットが求められる。本発明者らは、かかる問題点を鋭意研究した結果、本発明の実施例1に係る基板搬送装置では、次に説明するような構成を採用することにより、前記問題点を解決するに至った。
本発明の実施例1に係る基板搬送装置100の基本的な構成は、図1に示すように、基板搬送装置100に搭載されたハンド4でガラス基板2の位置を検出し、基板位置制御装置50でガラス基板2の傾きやずれを算出する。そして、この算出結果に基づいて基板搬送装置100でガラス基板2の位置を補正し、液晶パネル製造装置30に搬入するものである。
図1、図2に示すように、基板搬送装置100には、装置本体5に対して図1中の矢印R方向に旋回動作可能な機軸6が配置される。また、図2に示すように、この機軸6は、装置本体5に対して垂直方向(図2中矢印Za方向)に往復動作ができるように構成される。機軸6には、アーム7が取り付けられている。アーム7は、機軸6に対して回動可能な第1アーム71、及び第1アーム71に対して回動可能に連結される第2アーム72とで構成される。アーム7は、ハンド4が配置される第1端部7αと、機軸6へ回転可能に取り付けられる第2端部7βとを備える。
第2アーム72の第1アーム71に連結される側と反対側の端部(第1端部7α)には、旋回軸73が設けられている。この旋回軸73には、往復動機構74を介してハンドベース41が取り付けられる。ハンドベース41は、ハンドフォーク42とともに、ガラス基板を載置・吸着するハンド4を構成する。このような構成により、ハンド4は、水平方向(図1の矢印Ya方向)に直線動作可能となっている。すなわち、ハンド4は、ガラス基板2の基板面に対して平行に往復運動することができる。また、往復動機構74を動作させることにより、ハンド4は、その進行方向に対して直交する方向(図1の矢印Xa方向)にも直線運動することができる。また、ガラス基板2の前方端縁2leに対して略平行に直線運動することもできる。
第1アーム71を機軸6に対して回転させ、第2アーム72を第1アーム71に対して回動させるとともに、旋回軸73を第2アーム72に対して回転させることにより、アーム7に取り付けられるハンド4が、装置本体5とカセット1との間を直線往復動作するように構成される。これにより、ハンド4をカセット1の方向(図1、図2中のYa方向)に直線動作させ、ハンド4をカセット1内に挿入してガラス基板2をハンドフォーク42上へ載置し、これをカセット1の外部へ取り出すことができる。
図3−1、図3−2は、本発明の実施例1に適用できる他のアームを備える基板搬送装置を示す説明図である。この基板搬送装置100'が備えるアーム7aは、ハンド4が配置される第1端部7αと、機軸6に取り付けられる第2端部7βとを備える。アーム7aは、第1アーム71aに第2アーム72aが図3−1の矢印Ya方向に出し入れ可能に挿入されており、アーム7aの全長を変化させることができる。
第1アーム71aの一端は機軸6に固定されており、アーム7aは機軸6に回転可能に取り付けられている。また、第2アーム72aの一端には旋回軸73が設けられている。この旋回軸73には、往復動機構74を介してハンド4が取り付けられている。
ハンド4は、ハンドベース41及びハンドフォーク42を含んで構成される。そして、ハンドフォーク42のガラス基板載置側には、ハンド4の進行方向に対して直交する方向に平行な直線上に位置するように、第1傾き検出センサ8a、第2傾き検出センサ8bが配置される。この例において、第1傾き検出センサ8a、第2傾き検出センサ8bは、ハンド4のアーム7側に配置される。さらに、ハンドフォーク42の外側42o1、42o2(図5−1)には、ハンド4の進行方向に対して直交する方向に平行な直線上に位置するように、第1側部端縁検出センサ9a、及び第2側部端縁検出センサ9bが配置されている。なお、第1及び第2側部端縁検出センサ9a、9bは、ハンド4の進行方向に対して直交する方向に平行な直線上に位置することが好ましいが、これに限定されるものではない。この第1側部端縁検出センサ9aと第2側部端縁検出センサ9bとのセンサ間距離Whは、ガラス基板2の幅Wと略同じ大きさである。また、第1及び第2側部端縁検出センサ9a、9bは、ハンド4の動作方向中心線HcLから等間隔に振り分けられた位置に配置される。ここで、ハンド4の動作方向は、ハンド4の進行方向に対して直交する方向(図1の矢印Xa方向)である。
前記センサ間距離Whを、ガラス基板2の幅Wと略同じ大きさとすることにより、後述する位置合わせにおけるハンド4の動作距離を小さくできる。これにより、当該位置合わせに要する時間を短縮できる。
実施例1で使用する前記第1傾き検出センサ8aや前記第1側部端縁検出センサ9a等は、ガラス基板2の端縁がセンサの光を遮光することによりガラス基板2の位置を検出する機能を備えるセンサである。また、ハンドフォーク42のガラス基板載置側には、ガラス基板2を搬送する際にこれを吸着する吸着手段43が複数個備えられている。この吸着手段43には、例えばバキュームチャックを使用することができる。次に、ハンド4が取り付けられている往復動機構74について説明する。
図4−1は、ハンドを搭載する往復動機構の平面図である。図4−2は、ハンドを搭載する往復動機構の正面図である。図4−1、図4−2に示すように、往復動機構74は、ハンド4のハンドベース41を取り付けるブロック75が、ブロックガイド76に沿って往復直線運動するように構成される。このブロック75は、ボールねじ77を介してモータ78によって駆動されて往復直線運動する。また、往復動機構74は、旋回軸73の回転軸Zbを中心として旋回する。
ここで、ハンド4及びガラス基板2の各部の名称について説明する。図5−1は、ハンド及びガラス基板の各部の名称を説明する平面図である。図5−2は、ハンド及びガラス基板の各部の名称を説明する側面図である。図5−1に示すように、ガラス基板2のハンド4と対向する端縁を前方端縁2leという。ガラス基板2の前方端縁2leは、ハンド4と対向する側の端縁であり、ガラス基板2に対するハンド4の進行方向反対側におけるガラス基板2の端縁である。また、ガラス基板2に対するハンド4の進行方向側におけるガラス基板2の端縁を後方端縁2teという。後方端縁2teは、前方端縁2leの反対側における端縁である。ガラス基板2の前方端縁2le、後方端縁2teに隣接する端縁を、側部端縁という。便宜上、第1側部端縁検出センサ9aによって検出される端縁を第1側部端縁2s1といい、第2側部端縁検出センサ9bによって検出される端縁を第2側部端縁2s2という。
ハンド4のガラス基板2と対向する端部をハンド4の先端部分という。便宜上、第1側部端縁検出センサ9aが取り付けられているハンドフォーク42の先端部分を第1先端部分42a1といい、第2側部端縁検出センサ9bが取り付けられているハンドフォーク42の先端部分を第2先端部分42a2という。ハンドフォーク42がハンドベース41に取り付けられている部分を、ハンドフォークの付け根部分あるいは取り付け部分という。便宜上、第1側部端縁検出センサ9aが取り付けられているハンドフォーク42の付け根部分(取り付け部分)を第1付け根部分(取り付け部分)42b1といい、第2側部端縁検出センサ9bが取り付けられているハンドフォーク42の先端部分を第2付け根部分(取り付け部分)42b2という。
図5−1、図5−2に示すY軸は、ハンド4の進行方向となる。X軸はY軸と直交し、Y軸と同一平面内に存在する軸である。Z軸はX軸とY軸とに直交する軸であり、鉛直軸となる。また、Z軸は、ガラス基板2の基板面と直交する軸でもある。図1、図2に示す機軸6の回転軸Za及び旋回軸73の回転軸Zbはそれぞれ前記Z軸と平行である。すなわち、ハンド4及びアーム7は、ガラス基板2の基板面に垂直な軸の周囲を回転することになる。
ガラス基板2は、本発明において、ハンド4の進行方向(Y軸方向)と直交する方向、すなわちX軸方向を幅とし、ハンド4の進行方向(Y軸方向)、すなわちY軸方向を長さとし、Z軸方向を厚さとして取り扱う。また、ガラス基板2のハンド4と対向する側をガラス基板2の前あるいは前方とし、その反対側をガラス基板2の後ろあるいは後方として取り扱う。
図6は、本発明の実施例1に係る基板搬送装置が備える基板位置制御装置を示す説明図である。基板位置制御装置50は、処理部50pと、記憶部50mとを含んで構成される。処理部50pは、さらに傾き算出部51と、中心軸ズレ算出部52と、補正値算出部53と、駆動信号生成部54とを含んで構成される。ここで、傾き算出部51と、中心軸ズレ算出部52と、補正値算出部53と、駆動信号生成部54とが、本発明の実施例1に係る基板位置制御手順を実行する部分となる。
記憶部50mと、傾き算出部51と、中心軸ズレ算出部52と、補正値算出部53と、駆動信号生成部54とは、基板位置制御装置50の入出力ポート(I/O)55を介して接続される。これにより、記憶部50mと、基板位置制御装置50とは、それぞれ双方向でデータをやり取りできるように構成される。なお、装置構成上の必要に応じて片方向でデータを送受信するようにしてもよい。
基板位置制御装置50の入出力ポート(I/O)55には、基板搬送装置100の第1傾き検出センサ8aや第1側部端縁検出センサ9a等が接続されており、これらの検出信号に基づいて、処理部50pが基板搬送装置100のハンド4の傾きを補正する。また、基板位置制御装置50の入出力ポート(I/O)55には、基板搬送装置100のアーム7やハンド4を動作させるためのコントローラ56が接続されており、このコントローラ56が駆動信号生成部54から駆動信号を取得して、アーム7やハンド4を補正値算出部53で求められた補正値にしたがって駆動する。
記憶部50mには、本発明の実施例1に係る基板位置制御手順を含むコンピュータプログラムや、基板搬送装置100のティーチングデータ等が格納されている。ここで、記憶部50mは、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。また、処理部50pは、メモリ及びCPUにより構成することができる。
上記コンピュータプログラムは、処理部50pにすでに記録されているコンピュータプログラムとの組み合わせによって、本発明の実施例1に係る基板位置制御手順を実現できるものであってもよい。この処理部50pは、前記コンピュータプログラムの代わりに専用のハードウェアを用いて、傾き算出部51、中心軸ズレ算出部52、補正値算出部53、駆動信号生成部54の機能を実現するものであってもよい。
図7は、本発明の実施例1に係る基板搬送装置がガラス基板を取り出すときの状態を示す平面図である。図8は、本発明の実施例1に係る基板搬送装置で用いる位置補正手順を示すフローチャートである。図7、8を用いて、本発明の実施例1に係る基板搬送装置100がカセット1からガラス基板2を取り出して液晶パネル製造装置30へ搬送する手順を説明する。なお、この説明では、適宜図1〜6も参照されたい。
図7に示すように、基板搬送装置100のアーム7を動作させて、カセット1内に多段に収納されたガラス基板2の間にハンド4を挿入していく(ステップS101)。すると、ハンド4に設置された第1傾き検出センサ8a及び第2傾き検出センサ8bが、ガラス基板2の前方端縁2leを検出する(ステップS102)。ここで、第1傾き検出センサ8a及び第2傾き検出センサ8bが検出した前方端縁2le上の点を、それぞれ第1前縁検出点8ap、第2前縁検出点8bpと定義する。傾き算出部51は、前縁検出点間距離yと、傾き検出センサ間距離Xsとから、式(1)により所定の(正しい)位置にある場合のガラス基板21とガラス基板2の傾きθ、すなわちガラス基板2とハンド4との傾きθを算出する(ステップS103)。
θ=tan-1(y/Xs)・・・(1)
ここで、前縁検出点間距離yは、ハンド4cの進行方向(図7中矢印Ya方向)における第1前縁検出点8apと第2前縁検出点8bpとの距離であり、傾き検出センサ間距離Xsは、第1傾き検出センサ8aと第2傾き検出センサ8bとの距離である。なお、第1傾き検出センサ8a及び第2傾き検出センサ8bは、ガラス基板2がカセット内の側端側にずれている場合でもガラス基板2の前方端縁2leを検出できるように、ガラス基板2の幅内に位置するように配置される。このため、傾き検出センサ間距離Xsは、ガラス基板の幅よりも小さくする。
この傾きθを、基板搬送装置100が備える機軸6の旋回動作とアーム7の直進動作とによって補正する(ステップS104)。このとき、補正値算出部53は、傾き算出部51によって求められた前記傾きθに基づき、ハンド4の傾きの補正量を算出し、基板搬送装置100の駆動信号を生成する。これにより、ガラス基板2とハンド4との前後方向の位置関係を、所定の位置関係に合わせることができる。
図9は、傾き補正後におけるハンドとガラス基板との位置関係を示す例の平面図である。ハンド4の傾きを補正することにより、ハンド4とガラス基板2との前後方向は正しい位置関係に補正されるが、図7に示すように、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとの位置関係はずれている場合がある。この場合には、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとを合わせる処理が必要になる。この処理手順について説明する。
図10−1、図10−2は、ガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。まず、第1側部端縁検出センサ9aと第2側部端縁検出センサ9bとを用いて、ガラス基板2の側部端縁を検出する(ステップS105)。図10−1に示すように、往復動機構74によりハンド4を図10−1の矢印Mの方向に動作させると、第1側部端縁検出センサ9aがガラス基板2の第1側部端縁2s1を検出する。図10−2に示すように、さらにハンド4を動作させると、第2側部端縁検出センサ9bのガラス基板端縁検出信号がOFFになり、第2側部端縁検出センサ9bがガラス基板2の第1側部端縁2s1に到達したと判定できる。ここで、第1側部端縁検出センサ9a、第2側部端縁検出センサ9bが検出した、第1、第2側部端縁2s1、2s2上の点を、それぞれ第1側縁検出点P1、第2側縁検出点P2と定義する。
ここで、往復動機構74によるハンド4の水平移動量Δxは、検出した第1側縁検出点P1、第2側縁検出点P2の位置に基づき式(2)で求められる。
Δx=|(P1の位置データ)−(P2の位置データ)|・・・(2)
中心軸ズレ算出部52は、ハンド4の水平移動量Δxからガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとのズレ量を求め、補正値算出部53がハンド4の補正量を算出する(ステップS106)。ここで、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとのずれは、Δx/2となり、これがハンド4の補正量となる。そして、第2側部端縁検出センサ9bが検出した第2側縁検出点P2位置からΔx/2だけハンド4を矢印Mとは反対方向に動作させれば、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとは一致する。これにより、ガラス基板2とハンド4の位置が修正され所定の位置関係に合わせることができる。
次に、ガラス基板2の第1、第2側部端縁2s1、2s2と、第1、第2側部端縁検出センサ9a、9bとの位置関係の違いによる、中心軸ズレ量補正手順について説明する。図11−1、図11−2は、ガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。図11−1に示すように、第2側部端縁検出センサ9bが先に第2側部端縁2s2を検出した場合でも、第1側部端縁検出センサ9aが第1側部端縁2s1を検出するまでハンド4を図11−1の矢印Mの方向に動作させれば、往復動機構74によるハンド4の水平移動量Δxは、上記式(2)で求められる。
ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとのずれは、Δx/2となり、これがハンド4の補正量となる。そして、第1側部端縁検出センサ9aが検出した第1側縁検出点P1位置からΔx/2だけハンド4を矢印Mとは反対方向に動作させれば、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとは一致する。これにより、ガラス基板2とハンド4の位置が修正され所定の位置関係に合わせることができる。
図12−1〜図12−3は、ガラス基板の幅Wがセンサ間距離Whよりも小さい場合においてガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。ガラス基板2とハンド4との傾きを修正して、両者が図12−1に示すような位置関係になったとき、すなわちガラス基板2の幅Wがセンサ間距離Whよりも小さいため、第1、第2側部端縁2s1、2s2が未検出である場合は、まず第1側部端縁検出センサ9aが第1側部端縁2s1を検出するまで、図12−2の矢印Mの方向にハンド4を動作させる。次に、第2側部端縁検出センサ9bが第2側部端縁2s2を検出するまで、図12−2の矢印Mとは反対方向(図10−3中矢印M'方向)にハンド4を動作させる。すると、往復動機構74によるハンド4の水平移動量Δxは、上記式(2)で求められる。
このとき、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとのずれは、Δx/2となり、これがハンド4の補正量となる。そして、第2側部端縁検出センサ9bが検出した第2側縁検出点P2位置からΔx/2だけハンド4を矢印M'とは反対方向に動作させれば、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとは一致する。これにより、ガラス基板2とハンド4の位置が修正され所定の位置関係に合わせることができる。なお、この説明では、第1側部端縁検出センサ9aからガラス基板2の第1側部端縁2s1を検出させているが、第2側部端縁検出センサ9bからガラス基板2の第2側部端縁2s2を検出させてもよい。そのときには、第1側部端縁検出センサ9aが検出した第1側縁検出点P1の位置からΔx/2だけ、第1側部端縁検出センサ9aが第1側縁検出点P1を検出した際のハンド4の動作方向とは反対方向にハンド4を動作させれば、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとを一致させることができる。
図13−1〜図13−3は、ガラス基板の幅Wがセンサ間距離Whよりも大きい場合においてガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。ガラス基板2とハンド4との傾きを修正して、両者が図13−1に示すような位置関係になったときについて説明する。これは、ガラス基板2の幅Wがセンサ間距離Whよりも大きいため、第1、第2側部端縁検出センサ9a、9bがガラス基板2の第1、第2側部端縁2s1、2s2の両方を検出している状態である。この場合は、まず第1側部端縁検出センサ9aが第1側部端縁2s1を検出するまで(出力がOFFになるまで)、図13−2の矢印M'の方向にハンド4を動作させる。次に、第2側部端縁検出センサ9bが第2側部端縁2s2を検出するまで(出力がOFFになるまで)、図13−2の矢印M'とは反対方向(図13−3中矢印M方向)にハンド4を動作させる。すると、往復動機構74によるハンド4の水平移動量Δxは、上記式(2)で求められる。
このとき、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとのずれは、Δx/2となり、これがハンド4の補正量となる。そして、第2側部端縁検出センサ9bが検出した第2側縁検出点P2位置からΔx/2だけハンド4を矢印Mとは反対方向に動作させれば、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとは一致する。これにより、ガラス基板2とハンド4の位置が修正され所定の位置関係に合わせることができる。なお、この説明では、第1側部端縁検出センサ9aからガラス基板2の第1側部端縁2s1を検出させているが、第2側部端縁検出センサ9bからガラス基板2の第2側部端縁2s2を検出させてもよい。そのときには、第1側部端縁検出センサ9aが検出した第1側縁検出点P1の位置からΔx/2だけ、第1側部端縁検出センサ9aが第1側縁検出点P1を検出した際のハンド4の動作方向とは反対方向にハンド4を動作させれば、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとを一致させることができる。
補正値算出部53がハンド4の補正量を算出したら(ステップS106)、駆動信号生成部54は基板搬送装置100の駆動信号を生成し、往復動機構74を駆動する。これによって、ガラス基板2とハンド4の位置を所定の位置関係に合わせることができる(ステップS107)。ハンド4とガラス基板2との傾き及び中心軸ズレを補正したら(ステップS107)、ハンドフォーク42に設けられた吸着手段43によりガラス基板2を吸着する(ステップS108)。その後、基板搬送装置100は、液晶パネル製造装置3内へガラス基板2を搬入して、すべての処理手順が終了する。
図14は、実施例1の変形例に係る基板搬送装置が備えるハンドを示す説明図である。既に説明したハンド4(図1参照)は、ハンドフォーク42を2本備えるが、図14に示すハンド4'のように、ハンドフォーク42'をさらに備えてもよい。すなわち、ハンドフォークをハンドベース41に取り付ける構成では、ハンドフォークの本数は問わない。
以上、本発明の実施例1及びその変形例に係る基板搬送装置は、ハンドとアーム7との間又は装置本体とアームとの間に、ハンドの進行方向と直交する方向にハンドを動作させる往復動機構を備えているので、ガラスの位置検出や補正動作をするときに基板搬送装置全体を移動させる必要はない。これにより、基板搬送装置を移動させるための設備が不要となるので基板搬送装置全体を小型化でき、基板搬送装置の製造コストを低減できる。また、基板を載置するハンドを直接、又はハンドに近い位置で往復運動させて位置決めしたり、液晶パネル製造装置内へ搬入したりすることができる。これにより、ガラス基板の位置を精度よく検出することができ、またガラス基板を液晶パネル製造装置内へ精度よく搬入し、配置することができる。
また、ガラス基板の側部端縁検出センサをガラス基板の幅と略同じ距離に2個配置しているので、ガラス基板の幅の大きさに違いがあっても正確にガラス基板の位置を検出できる。その結果、液晶パネル製造装置に精度よくガラス基板の位置を検出して搬送し、液晶パネル製造装置内へ精度よく位置決めして設置することができる。特に、一辺が2mにおよぶ大判のガラス基板は、一旦液晶パネル製造装置内へ搬入し、設置すると位置の修正が極めて困難である。そして、ガラス基板の設置位置がずれた場合には、液晶パネル製造装置での配向膜形成やパターン形成等に支障をきたすおそれがある。本発明の実施例1に係る基板搬送装置は、液晶パネル製造装置に精度よくガラス基板を搬入し、設置できるので、このような問題が発生するおそれを極めて低減できる。さらに、本発明の実施例1に係る基板搬送装置は、側部端縁検出センサをガラス基板の幅形状とほぼ同じ距離に2個配置しているので、端縁のセンシング時間が短くて済み、ガラス基板を搬送する時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明の実施例1に係る基板搬送装置は、ハンドを交換するだけで、寸法の異なる多種類のガラス基板の搬送に対応することもできる。なお、本発明の実施例1で説明した各構成は、以下の実施例に対しても適宜適用できる。また、本発明の実施例1と同様の構成を備える以上、少なくとも本発明の実施例1と同様の作用、効果を奏する。
本発明の実施例2に係る基板搬送装置は、上記実施例1に係る基板搬送装置と略同一の構成であるが、基板とハンドとの傾きを検出する傾き検出センサをハンドフォークの先端に設けたハンドを備える点が異なる。その他の構成は実施の形態1と同様なのでその説明を省略するとともに、同一の構成要素には同一の符号を付する。
図15は、本発明の実施例2に係る基板搬送装置が備えるハンドを示す平面図である。図16は、本発明の実施例2に係る基板搬送装置が備えるハンドによる傾きの検出を示す説明図である。図15に示すように、このハンド4aは、ハンドフォーク42の先端に、第1傾き検出センサ8a、第2傾き検出センサ8bが配置される。ガラス基板2を取り出す際には、図15−2に示すように、ガラス基板2の下部へハンド4を挿入する。このとき、ハンドフォーク42の先端に設けられた第1傾き検出センサ8a及び第2傾き検出センサ8bが、ガラス基板2の前方端縁2leを検出する。そして、傾き算出部51は、前縁検出点間距離yと、傾き検出センサ間距離Xsとから、上記式(1)により所定の(正しい)位置にある場合のガラス基板21とガラス基板2の傾きθ、すなわちガラス基板2とハンド4との傾きθを算出する。
次に、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとを合わせるため、第1及び第2側部端縁検出センサ9a、9bによりガラス基板2の側部端縁を検出する。このため、ハンド4をガラス基板2が格納されている方向(図15中の矢印Ya方向)へ進める。実施例2によれば、この動作中にガラス基板2とハンド4との傾きθを修正することができる。
本発明の実施例1に係る上記基板搬送装置では、傾き検出センサをハンドフォークの付け根、すなわち、ハンドフォークがハンドベースに設けられている部分の近傍に設けられている。このため、ハンドフォークの付け根近傍までガラス基板2へ送り込まないと、ガラス基板2とハンド4との傾きθを求めることができなかった。しかし、本発明の実施例2では、傾き検出センサをハンドフォークの先端に設けているので、この部分をガラス基板2へ送り込めば、ガラス基板2とハンド4との傾きθを求めることができる。これにより、ハンド4の根元までガラス基板2の下部へ送り込む必要はないので、実施例1と比較して、この送り込む時間の分だけガラス基板2とハンド4との傾きθを求める時間を短縮できる。また、ハンドをガラス基板が格納されている方向へ進める動作中に、ガラス基板とハンドとの傾きθを計算し、当該傾きを修正することができるので、当該傾きの修正時間を短縮できる。
本発明の実施例3に係る基板搬送装置は、上記実施例1に係る基板搬送装置と略同一の構成であるが、ハンドの進行方向側に存在する基板の端縁を検出する端縁検出センサを、さらにハンドフォークの先端に設けたハンドを備える点が異なる。その他の構成は実施の形態1と同様なのでその説明を省略するとともに、同一の構成要素には同一の符号を付する。
図17−1、図17−2は、本発明の実施例3に係る基板搬送装置が備えるハンドを示す平面図である。このハンド4bは、片方のハンドフォーク42の先端部に、ガラス基板2の長さを検出する端縁検出センサ12を設置している。ここで、第2傾き検出センサ8bと端縁検出センサ12との距離L1は、ガラス基板2の長さLと略同じ距離とすることが好ましい。このようにすれば、端縁検出センサ12と第2傾き検出センサ8bとでガラス基板2の前方端縁2leと後方端縁2teとを検出する際の移動量を小さくできるので、端縁検出に要する時間を短縮でき、好ましい。また、端縁検出センサ12と第2傾き検出センサ8bとは、ハンド4の進行方向と平行な直線上に配置されることが好ましいが、これに限定されるものではない。
端縁検出センサ12は、ガラス基板2の端縁がセンサの光を遮光することによりガラス基板2の位置を検出するようなセンサである。なお、実施例2に係る基板搬送装置が備えるハンド4b(図15参照)のように、ハンドフォーク42の先端に第1傾き検出センサ8a、第2傾き検出センサ8bが配置される場合には、図17−2に示すハンド4b'のように、端縁検出センサ12をアーム側(ハンドフォーク42の付け根部分近傍)に配置する。
実施例1で説明したように、ハンド4はガラス基板2を収納しているカセット1内に移動する。そして、第1、第2傾き検出センサ8a、8b、及び第1、第2側部端縁検出センサ9a、9bによりハンド4とガラス基板2との相対的な位置を検出し、その結果に基づいてハンド4とガラス基板2とが所定の位置関係になるように動作する。
図18−1、図18−2は、ガラス基板の長さ方向におけるハンドとガラス基板との相対的な位置関係を補正する例を示す説明図である。ハンドとガラス基板との傾き及び中心軸とを所定の位置関係となるように補正した状態としてから、ガラス基板の長さ方向におけるハンドとガラス基板との相対的な位置関係を補正する。端縁検出センサ12がガラス基板2の前方端縁2leを検出していない場合、すなわちガラス基板2の長さLが第2傾き検出センサ8bと端縁検出センサ12との距離L1よりも小さい場合は、端縁検出センサ12がガラス基板2の後方端縁2teを検出するまでハンド4を矢印Nの方向に動作させる(図18−2)。このときのハンド4の動作量Δyは、図18−1に示す状態から端縁検出センサ12がガラス基板2の後方端縁2teを検出するまで動作した距離である。その後ハンド4を矢印Nと反対の方向にΔy/2動作させれば、ハンド4とガラス基板2との相対的な位置を所定の位置に合わせることができる。
図19−1、図19−2は、ガラス基板の長さ方向におけるハンドとガラス基板との相対的な位置関係を補正する例を示す説明図である。図19−1に示す状態は、端縁検出センサ12がガラス基板2の前方端縁2leを検出している場合、すなわちガラス基板2の長さLが第2傾き検出センサ8bと端縁検出センサ12との距離L1よりも大きい場合である。この場合は、端縁検出センサ12の出力がOFFになるまで、すなわち端縁検出センサ12がガラス基板2の後方端縁2teを越えるまでハンド4を矢印N'の方向に動作させる(図19−2)。このときのハンド4の動作量yは、図19−
1に示す状態から端縁検出センサ12がガラス基板2の後方端縁2teを検出するまで動作した距離である。その後ハンド4を矢印N'と反対の方向にΔy/2動作させれば、ハンド4とガラス基板2との相対的な位置を所定の
位置に合わせることができる。
以上、本発明の実施例3によれば、ガラス基板の端縁検出センサを、ガラス基板の長さと略同じ距離に配置している。このため、搬送するガラス基板の長さに違いがあっても正確にガラス基板の前後位置を検出できるので、液晶パネル製造装置にガラス基板を搬送した場合には、精度よくガラス基板を位置決めできる。また、端縁検出センサをガラス基板の長さと略同じ距離に配置しているので、後方端縁のセンシング時間を短縮でき、ガラス基板を搬送する時間を短縮できる。
本発明の実施例4に係る基板搬送装置は、上記実施例1に係る基板搬送装置と略同一の構成であるが、ガラス基板の端縁を検出する第1、第2傾き検出センサ、及び第1、第2側部端縁検出センサにエリアセンサを用いる点が異なる。その他の構成は実施の形態1と同様なのでその説明を省略するとともに、同一の構成要素には同一の符号を付する。
図20−1、図20−2は、本発明の実施例4に係る基板搬送装置が備えるハンドによるガラス基板とハンドとの相対的な位置関係を補正する例を示す説明図である。本発明の実施例4で用いるエリアセンサとは、遮光した光の量に応じた出力を得られるセンサであり、スポットでなく長さを持った範囲を検出することができる。なお、本発明の実施例4に使用するエリアセンサは、細径の反射式光ファイバセンサを必要数直列に配置して構成してもよい。
図20−1に示すように、本発明の実施例4に係る基板搬送装置が備えるハンド4cをカセット1内の所定の位置に入れる。ガラス基板2が傾いていた場合、第1検出センサ10aと第2傾き検出センサ10bとを遮る範囲がy1、y2となり、両者には差があるため、センサ出力にも差が生ずる。傾き算出部51(図5参照)は、両センサの出力差からハンド4cとガラス基板との傾きθを求め、補正値算出部53は、両センサの出力が同じになるように基板搬送装置100の機軸6の旋回動作と、アーム7の直進動作によって、ハンド4cとガラス基板2との傾きθを補正する。これによって、ガラス基板2とハンド4との前後方向を所定の位置関係に合わせることができる。
このとき、図20−2に示すように、ガラス基板2とハンド4との幅方向における相対的な位置がずれている場合、第1側部端縁検出センサ11aと第2側部端縁検出センサ11bとを遮る範囲がx1、x2となり、両者には差があるのでセンサ出力にも差が生ずる。このとき、中心軸ズレ算出部52は、両センサの出力差から、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4cの動作方向中心線HcLとのズレ量を求める。そして、補正値算出部53は、両センサの出力が同じになるように、往復動機構74によってハンド4cを移動させて補正することにより、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4cの動作方向中心線HcLとを合わせる。その結果、ハンド4cとガラス基板2との幅方向における相対的な位置を所定の位置関係にあわせることができる。ハンド4cとガラス基板2とを所定の位置関係に合わせたら、ハンド4cでガラス基板2を吸着して液晶パネル製造装置30へ搬送する。
本発明の実施例5に係る基板搬送装置は、上記実施例1に係る基板搬送装置と略同一の構成であるが、ガラス基板の前方端縁を検出する第1、第2傾き検出センサと、ガラス基板の側部端縁を検出する第1、第2側部端縁検出センサとを共用する点が異なる。その他の構成は実施の形態1と同様なのでその説明を省略するとともに、同一の構成要素には同一の符号を付する。
図21−1は、本発明の実施例5に係る基板搬送装置が備えるハンドを示す平面図である。図21−2は、本発明の実施例2に係る基板搬送装置が備えるハンドによる傾きの検出を示す説明図である。このハンド4dは、ハンドフォーク42の外側42o1、42o2(図5−1)に、ハンド4の進行方向に対して直交する方向に略同一直線上に位置するように、第1端縁検出センサ13a、及び第2端縁検出センサ13bが配置されている。この第1端縁検出センサ13aと第2端縁検出センサ13bとのセンサ間距離Whは、ガラス基板2の幅Wよりも小さくしてある。また、第1及び第2端縁検出センサ13a、13bは、ハンド4の動作方向中心線HcLから等間隔に振り分けられた位置に配置される。
ガラス基板2を取り出す際には、図21−2に示すように、ガラス基板2の下部へハンド4を挿入する。このとき、ハンドフォーク42の外側42o1、42o2(図5−1)に設けられた第1端縁検出センサ13a及び第2端縁検出センサ13bが、ガラス基板2の前方端縁2leを検出する。ここで、第1端縁検出センサ13a及び第2端縁検出センサ13bが検出した前方端縁2le上の点を、それぞれ第1前縁検出点13ap、第2前縁検出点13bpと定義する。傾き算出部51は、第1前縁検出点13apと第2前縁検出点13bpとの前縁検出点間距離y'と、センサ間距離Whとから、式(3)により所定の(正しい)位置にある場合のガラス基板21とガラス基板2の傾きθ、すなわちガラス基板2とハンド4との傾きθを算出する(ステップS103)。
θ=tan-1(y'/Wh)・・・(3)
その後、先の実施例に示すように、ハンド4とガラス基板2との傾きを補正して、両者の位置を合わせる。
次に、ガラス基板2の中心線GcLとハンド4の動作方向中心線HcLとを合わせるため、第1及び第2端縁検出センサ13a、13bによりガラス基板2の側部端縁を検出する。このため、ハンド4をその進行方向と直交する(図21−2中の矢印Yaと直交する)方向へ移動させる。そして、先の実施例と同様に前記中心線同士を合わせ、ハンド4とガラス基板2とを所定の位置関係に合わせる。
以上、本発明の実施例5では、ガラス基板の前方端縁を検出する第1、第2傾き検出センサと、ガラス基板の側部端縁を検出する第1、第2側部端縁検出センサとを共用するので、ガラス基板の端縁を検出するセンサの個数を低減することができる。これにより、ハンド4の構成を簡素化することができる。
以上のように、本発明に係る基板搬送装置は、液晶パネルやプラズマパネル等の電気光学表示パネルに用いる基板の搬送に有用である。
本発明の実施例1に係る基板搬送装置を示す平面図である。 本発明の実施例1に係る基板搬送装置を示す側面図である。 本発明の実施例1に適用できる他のアームを備える基板搬送装置を示す説明図である。 本発明の実施例1に適用できる他のアームを備える基板搬送装置を示す説明図である。 ハンドを搭載する往復動機構の平面図である。 ハンドを搭載する往復動機構の正面図である。 ハンド及びガラス基板の各部の名称を説明する平面図である。 ハンド及びガラス基板の各部の名称を説明する側面図である。 本発明の実施例1に係る基板搬送装置が備える基板位置制御装置を示す説明図である。 本発明の実施例1に係る基板搬送装置がガラス基板を取り出すときの状態を示す平面図である。 本発明の実施例1に係る基板搬送装置で用いる位置補正手順を示すフローチャートである。 傾き補正後におけるハンドとガラス基板との位置関係を示す例の平面図である。 ガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。 ガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。 ガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。 ガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。 ガラス基板の幅Wがセンサ間距離Whよりも小さい場合においてガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。 ガラス基板の幅Wがセンサ間距離Whよりも小さい場合においてガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。 ガラス基板の幅Wがセンサ間距離Whよりも小さい場合においてガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。 ガラス基板の幅Wがセンサ間距離Whよりも大きい場合においてガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。 ガラス基板の幅Wがセンサ間距離Whよりも大きい場合においてガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。 ガラス基板の幅Wがセンサ間距離Whよりも大きい場合においてガラス基板の中心線とハンドの中心線とを合わせる手順を示す説明図である。 実施例1の変形例に係る基板搬送装置が備えるハンドを示す説明図である。 本発明の実施例2に係る基板搬送装置が備えるハンドを示す平面図である。 本発明の実施例2に係る基板搬送装置が備えるハンドによる傾きの検出を示す説明図である。 本発明の実施例3に係る基板搬送装置が備えるハンドを示す平面図である。 本発明の実施例3に係る基板搬送装置が備えるハンドを示す平面図である。 ガラス基板の長さ方向におけるハンドとガラス基板との相対的な位置関係を補正する例を示す説明図である。 ガラス基板の長さ方向におけるハンドとガラス基板との相対的な位置関係を補正する例を示す説明図である。 ガラス基板の長さ方向におけるハンドとガラス基板との相対的な位置関係を補正する例を示す説明図である。 ガラス基板の長さ方向におけるハンドとガラス基板との相対的な位置関係を補正する例を示す説明図である。 本発明の実施例4に係る基板搬送装置が備えるハンドによるガラス基板とハンドとの相対的な位置関係を補正する例を示す説明図である。 本発明の実施例4に係る基板搬送装置が備えるハンドによるガラス基板とハンドとの相対的な位置関係を補正する例を示す説明図である。 本発明の実施例5に係る基板搬送装置が備えるハンドを示す平面図である。 本発明の実施例2に係る基板搬送装置が備えるハンドによる傾きの検出を示す説明図である。
符号の説明
1 カセット
2、21 液晶ガラス基板(ガラス基板)
3 液晶パネル製造装置
4、4a、4b、4c、4d ハンド
5 装置本体
6 機軸
7、7a アーム
8a、10a 第1傾き検出センサ
8b、10b 第2傾き検出センサ
9a、11a 第1側部端縁検出センサ
9b、11b 第2側部端縁検出センサ
12 端縁検出センサ
13a 第1端縁検出センサ
13b 第2端縁検出センサ
21 ガラス基板
41 ハンドベース
42 ハンドフォーク
71、71a 第1アーム
72、72b 第2アーム
73 旋回軸
74 往復動機構
75 ブロック
77 ブロックガイド
78 モータ
100 基板搬送装置

Claims (9)

  1. 基板を搬送するものであって、
    前記基板の基板面に垂直な軸の周囲を回転可能な機軸を備える装置本体と、
    前記基板を載置するハンドと、
    前記ハンドを第1端部に配置し、第2端部は前記装置本体の前記機軸に取り付けられ、前記基板に対して接近、離間することにより前記ハンドを前記基板に向けて進行、後退させるとともに、前記基板を搬送するアームと、
    前記アームの第1端部に取り付けられて、前記ハンドをその進行方向に対して直交する方向へ往復運動させる往復動機構と、
    を含んで構成されることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 前記ハンドが前記基板に対して進行する方向に直交する方向における前記ハンドの両外側には、前記基板の側部端縁を検出するための側部端縁検出センサが少なくとも1個づつ配置されることを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。
  3. 前記側部端縁検出センサの間隔は、前記基板の側部端縁間距離と略同じ大きさであることを特徴とする請求項2に記載の基板搬送装置。
  4. 前記ハンドの前記アーム側には、前記ハンドと対向する前記基板の端縁を検出し、前記基板と前記ハンドとの傾きを求めるために用いる傾き検出センサが、前記基板に対して前記ハンドが進行する方向に直交し、かつ当該方向と平行な直線上へ2個配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
  5. 前記ハンドの先端部分には、前記ハンドと対向する前記基板の端縁とは反対側の端縁を検出し、前記基板と前記ハンドとの傾きを求めるために用いる傾き検出センサが、前記基板に対して前記ハンドが進行する方向に直交し、かつ当該方向と平行な直線上へ2個配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
  6. 前記ハンドの先端部分に、前記ハンドと対向する前記基板の端縁とは反対側の端縁を検出するための端縁検出センサを設けることを特徴とする請求項4に記載の基板搬送装置。
  7. 前記ハンドの前記アーム側に、前記ハンドと対向する前記基板の端縁を検出するための端縁検出センサを設けることを特徴とする請求項5に記載の基板搬送装置。
  8. 前記基板に対する前記ハンドの進行方向と平行な直線上に、前記端縁検出センサと一方の前記傾き検出センサとが配置されるとともに、前記端縁検出センサと一方の前記傾き検出センサとの距離は、前記基板に対する前記ハンドの進行方向における前記基板の長さと略同じ大きさであることを特徴とする請求項6又は7に記載の基板搬送装置。
  9. 前記側部端縁検出センサ、前記傾き検出センサ又は前記端縁検出センサのうち少なくとも一つはエリアセンサであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
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