JP2005193176A - 遮水壁、遮水壁の遮水状況管理システムおよび遮水壁の遮水状況管理方法 - Google Patents

遮水壁、遮水壁の遮水状況管理システムおよび遮水壁の遮水状況管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不透水性材料からなる板状またはシート状の複数の遮水材からなる遮水壁の継手部の確実な遮水性を確認および確保でき、かつ遮水壁設置後の運用の簡便な遮水壁管理を可能とする。
【解決手段】遮水パネル102の雌継手102cのスリットS周辺と隣接する遮水パネル300の雄継手300bとの間のみに遮水剤301を塗布、または充填することによってのみ形成される雄雌係合空洞部105の漏水経路をすべて遮断し、雄雌係合空洞部105内に雄継手300bの背面側に形成される空洞部を貯水可能な貯留部302とする。貯留部302をモニタリング用井戸500として使用し、モニタリング用井戸500の液位は遮水壁より囲われた保有水の液位よりもやや高くして、廃棄物貯層部501内の汚染水が周囲地盤101側に流出せずに、かつ廃棄物貯層部501内に流入する液体の量が少なくなるように管理する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、不透水性材料からなる板状またはシート状等の複数の遮水材からなる遮水壁の継手部における確実な遮水性を確認および確保でき、かつ遮水壁設置後の運用の簡便な遮水壁、遮水壁の遮水状況管理システムおよび遮水壁の遮水状況管理方法に関するものである。
廃棄物処分場における汚染水の漏洩防止や港湾施設建設時における遮水等において鋼管矢板や遮水パネルが多く用いられている。特に、廃棄物処分場で遮水性護岸構造等に用いられる場合には、鋼管矢板、遮水パネル等の継手部を介して処分場から外部への汚染水の浸出を防止することが厳しく要求される。
そこで、継手部の遮水方法として、雄雌係合部内に、モルタルジャケットと呼ばれ、硬化前のモルタルが流出しない程度のメッシュからなり、表面に遮水剤料を固着した袋体を挿入したうえ、その袋体にモルタルまたはコンクリートを充填することで前記遮水材料が継手内面の鋼材と圧接して漏水経路を遮断する方法が提案されている(特許文献1を参照)。
また、遮水壁の遮水管理方法として、鋼管矢板、遮水パネル等の継手部内にスリット付きモニタリング用井戸を挿入して設置し、継手部内とモニタリング用井戸との間をモルタル、アスファルト混合物等の遮水剤で充填して、モニタリング用井戸内の水位、水質、濃度のいずれか一つまたは複数を管理することで不透水性地層から護岸外部への汚染水の漏出の有無を検知する遮水壁構造が提案されている(特許文献2を参照)。
さらに、遮水壁の遮水管理方法として、内壁と外壁とで挟まれた中空部分を有する二重構造を備えた仕切り壁を設置し、内壁の破損等により処分場内部の汚染水が漏出しても周囲の地盤に流出拡散することなく、内壁と外壁との間の中空部分に滞留させ、滞留水の水質を管理することで処分場内部から中空部分への汚染水の漏出の有無を検知する遮水壁構造が提案されている(特許文献3を参照)。
特開2002−167752 特開2001−288739 特開平8−246485号公報
従来提案されてきた継手部の遮水方法は、鋼管矢板、遮水パネル等の建て込み中に雄雌係合部内に土砂が詰まるために、モルタル等の充填前に土砂を洗浄除去していた。この雄雌係合部内の洗浄作業は面倒で、かつ深い深度でのエアーリフトの効率低下により、洗浄が十分に出来ずにモルタル等を充填した袋体が着底せず、遮水性が十分に得られないという問題点があった。
そして、遮水剤の充填直後の継手部が多少の水を通したとしても、時間の経過に伴い、水の流れとともに雄雌係合部内に土粒子等が詰まり遮水性が向上していくものであるが、これを確認する方法が無いという問題点があった。
したがって、これらの場合においては、鋼管矢板、遮水パネル等の背面の地盤中に薬液を注入することで遮水性を確保することが必須であり、この補助工法の付加によりコストが増加するという問題点があった。
また、雄雌係合部内の遮水効果箇所は雌継手のスリットと雄継手を係合させた部分のみであり、雄雌係合部内のほとんどの遮水剤は遮水の効果を果たさず、材料の無駄が生じるという問題点があった。
そして、スリット付モニタリング用井戸を継手部内に設置する場合においては、スリットの作成やモニタリング用井戸の挿入といった煩雑な手間が生じること、挿入時にモニタリング用井戸が破損する可能性があること、挿入後、モニタリング中に土粒子等がスリットを詰まらせる可能性があることといった問題点があった。
また、継手部に使用した遮水剤の欠陥等による漏水がスリット付モニタリング用井戸を通過しない場合においては本手法では漏水を検知できないという問題点があった。
さらに、内壁と外壁とで挟まれた中空部分を有する二重構造を備えた仕切り壁を設置する場合においては、二重壁の製造コストが高いこと、建て込みに時間がかかり施工性が悪いことといった問題点があった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、不透水性材料からなる板状またはシート状の複数の遮水材からなる遮水壁の継手部の確実な遮水性を確認および確保でき、かつ遮水壁設置後の運用の簡便な遮水壁、遮水状況管理システムおよび遮水状況管理方法を提案することである。
上記問題を解決する本発明の遮水壁は、不透水性材料からなる板状またはシート状等の複数の遮水材を継手部を介して水平方向に連結することにより地盤またはソイルセメント壁内に形成される遮水壁において、前記継手部は、互いに連結される遮水材に形成される雌雄係合部を備え、該雌雄係合部を係合することによって、水などの液体を貯留可能な係合空洞部を形成しつつ、遮水性を確保することを特徴とする(第1の発明)。
第2の発明の遮水壁の遮水状況管理システムは、不透水性材料からなる板状またはシート状等の複数の遮水材を継手部を介して水平方向に連結することにより地盤またはソイルセメント壁内に形成される遮水壁において、前記継手部における遮水性を管理する遮水壁の遮水管理システムであって、前記継手部は、互いに連結される遮水材に形成される雌雄係合部を備え、該雌雄係合部を係合することによって、水などの液体を貯留可能な係合空洞部を形成しつつ、遮水性を確保してなり、該係合空洞部の液位を検出する液位検出手段と、前記遮水壁により遮水された保有水の液位を検出する液位検出手段と、該両液位検出手段がそれぞれ前記係合空洞部内の液位および前記保有水の液位を検出したときにこれを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
第3の発明の遮水壁の遮水状況管理システムは、第2の発明において、前記両液位検出手段によってそれぞれ検出された前記係合空洞部内の液位および前記保有水の液位に応じて前記係合空洞部に液体を供給する供給手段と、前記両液位検出手段によってそれぞれ検出された前記係合空洞部内の液位および前記保有水の液位に応じて前記係合空洞部の液体もしくは前記保有水を排出する排出手段と
を備えたことを特徴とする。
第4の発明の遮水壁の遮水状況管理方法は、不透水性材料からなる板状またはシート状等の複数の遮水材を継手部を介して水平方向に連結することにより地盤またはソイルセメント壁内に形成される遮水壁において、前記継手部における遮水状況を管理する遮水壁の遮水状況管理方法であって、前記継手部は、互いに連結される遮水材に形成される雌雄係合部を備え、該雌雄係合部を係合することによって、水などの液体を貯留可能な係合空洞部を形成しつつ、遮水性を確保してなり、該係合空洞部内の液位および遮水壁より囲われた保有水の液位をモニタリングすることにより、前記遮水壁の遮水状況を管理することを特徴とする。
不透水性材料からなる板状またはシート状等の複数の遮水材からなる遮水壁の継手部の確実な遮水性を確認および確保でき、かつ遮水壁設置後の運用の簡便な遮水壁管理が可能となる。
以下、この発明の好ましい実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第一実施例に係る廃棄物処分場の保有水を遮水する遮水壁の設置状況を示す図である。
廃棄物処分場100とその周囲地盤101との間の遮水壁として、例えば、遮水パネル102の列が不透水性地層103に至る深さまで打設されている。不透水性地層103の上には、透水性地層104が存在する。この遮水壁として用いられる遮水パネル102の配置方法を次に示す。
図2は、本発明の第一実施例に係る廃棄物処分場の遮水壁における遮水パネルの設置状況を示す平面図である。
遮水パネル102は、パネル本体102aと、その一方の側端部に設けられた雄継手102bと、他の側端部に設けられた断面円形状にしてその端部にスリットを有する雌継手102cとを備えてなり、隣接する遮水パネル102の雄継手102bと雌継手102cとが係合されることのみによって雄雌係合空洞部105を構築する。この雄雌係合空洞部105の遮水方法を次に示す。
図3は、図2の雄雌係合空洞部の拡大図である。遮水パネル102の雌継手102cのスリットS周辺と遮水パネル102と隣接する他の遮水パネル300の雄継手300bとの間のみに水膨潤性および所定の硬化遅延性を有する接着剤等の遮水剤301を塗布、または充填することによって、雄雌係合空洞部105の漏水経路をすべて遮断し、雄雌係合空洞部105内に雄継手300bの背面側に形成される空洞部を形成し、液体が貯留可能な貯留部302とする。なお、遮水剤301は遮水性能を有するものであれば粘土、粘土モルタル、モルタル、アスファルト、コンクリート等のいずれかを選択して使用することができる。
このように、雌雄係合空洞部105は、隣接する遮水パネル102の雄継手102bと雌継手102cとが係合されることによってはじめて形成され、雌雄継手300a,b間に存する遮水剤301により継手部の遮水性を確保しつつ、仮に廃棄物処分場側内の汚染水が周辺地盤側へ流出する場合は当該継手部からの漏水に限られ、しかもその漏水は必ず貯留部302を通るといった機能を有する遮水壁を構築する。
なお、貯留部302を構成する雌雄係合空洞部105は、前記遮水剤301を雌継手102cの全断面に膨潤・充填されるよう塗布等により設け、雌雄継手102b,cを係合した後、遮水剤301が硬化してからその一部を洗堀することにより、遮水性を確保した状態で空洞部を形成することもできる。
少量の遮水剤で確実に遮水するためには遮水パネルの建て込み時に継手部分に土や砂利等の異物を入れないことが必要である。そこで、遮水パネルの継手部内に異物が入るのを防ぐため、例えば雌継手102cの底部に蓋を取り付けておくことが望ましい。また、次のような保護部材を使用することもできる。
図4は、本発明の第一実施例に係る雌継手の底部保護部材の一例を示す、(a)斜視図、(b)A−A’矢視図である。底部保護部材400は、円筒形の操作パイプ401と、操作パイプ401内に挿通される中心棒402と、中心棒402の下端403aに一端が連結され、他端403bが鉄骨404を介して操作パイプ401に連結されてなる複数の鉄板403が重畳して、中心棒402に対して操作パイプ401を上下移動することにより拡縮可能な先端部405を形成する。底部保護部材400は、雌継手102cの底部に拡径状態で取付けられて地盤に建て込まれ、隣接する遮水パネル300を建て込んだ後、先端部405を縮径することにより底部保護部材400を回収することができる。
本発明において、貯留部302は、空洞のまま利用する方法と液体を入れて管理する方法のいずれかを選択することが可能である。
まず、空洞のまま利用する方法は、貯留部302に液体を入れないので、液体を供給する装置および手間、供給後に液位を管理する装置および手間がかからないという利点がある。
そして、液体を入れて管理する方法では、貯留部302に貯留可能な液体は水、泥水、ベントナイト泥水等のいずれかを選択して使用することができる。ここで、水を用いた場合における遮水状況管理システムを次に示す。
図5は、本発明の第一実施例に係る廃棄物処分場の保有水の遮水状況管理システムを示す、(a)地盤側システム図、(b)廃棄物処分場側システム図である。
図5(a)に示すように、貯留部302を、貯留部302内の経時的な水位の変化にて漏水の有無を確認するためのモニタリング用井戸500とする。すべてのモニタリング用井戸500、および廃棄物貯層部501はそれぞれ水位計502a、502bを備える。
また、本実施例に係る遮水状況管理システムは、モニタリング用井戸500内へ水を供給する手段として、貯水タンク503の水を送水する送水ポンプ504と、送水ポンプ504からモニタリング用井戸500に水を供給するために流向を切り替える流向切替バルブ505と、流向切替バルブ505からすべてのモニタリング用井戸500まで接続された配水管506と、送水量を測定する流量計507aと、各モニタリング用井戸に分配された配水管506のすべての端部にバルブ508とを備える。
さらに、本実施例に係る遮水状況管理システムはモニタリング用井戸500内の水を排水する手段として、モニタリング用井戸内の水を揚水し、揚水した水を排水ポンプへと導く配水管506、流向切替バルブ505(送水手段と共有する)と、流向切替バルブ505に接続された排水ポンプ509と、排水量を測定する流量計507bと、排水の水質を分析する分析装置510と、分析後の水を処理する排水処理施設511とを備える。
そして、図5(b)に示すように、廃棄物貯層部501は保有水を排水する排水ポンプ512を備える。
また、水位計502a、水位計502b、送水ポンプ504、流向切替バルブ505、流量計507a、流量計507b、バルブ508、排水ポンプ509、管理用モニタ513はすべて管理室内のコンピュータ514に電気的ライン515にて接続されている。
そして、モニタリング用井戸500の水位を水位計502aにて検知して、あるモニタリング用井戸500の水位が所定水位より絶対的に変化しない場合においては、遮水剤301が効果的に働き、このモニタリング用井戸500内の水が漏水せず遮水効果が有ることを示す。
ここで、あるモニタリング用井戸500から遮水壁継手部の水途を通って水が外に漏れた場合等、モニタリング用井戸500の水位が所定水位より絶対的に低下するおそれがあるが、この場合においては、コンピュータ514からの指示により水位低下量を管理用モニタ513に表示させ、送水ポンプ504を作動して送水を開始すると同時に、流向切替バルブ505、およびバルブ508の送水のための流路を開き、このモニタリング用井戸500に注水することにより、廃棄物貯層部501の汚染水を遮水壁の系外に拡散されるのを防止することができる。注水中は流量計507aにより注入量と、水位計502aにより水位が同時に管理されており、適宜必要量のみを注水できる。
さらに、モニタリング用井戸500の水位と廃棄物貯層部501の水位をそれぞれ水位計502a、502bにて検知して、モニタリング用井戸500の水位が廃棄物貯層部501の水位より相対的に低下した場合においては、コンピュータ514が両水位を管理用モニタ513に表示させ、水位検出結果を比較すると同時に、モニタリング用井戸500に注水するか、もしくは廃棄物貯層部内501の保有水を排水するか、またはモニタリング用井戸500内の水を排水することによって廃棄物貯層部501の保有水を排水するかを自動的に選択して実施することができる。廃棄物貯層部501の汚染水が、遮水壁継手部の水途を通ってモニタリング用井戸500内に浸入している場合、モニタリング用井戸500内の水を排水することにより、当該水途を介して廃棄物貯層部501の保有水を排水することができる。
また、例えば、モニタリング用井戸500の水位よりも廃棄物貯層部501の水位が高くなると、廃棄物貯層部501内の汚染水が周囲地盤101側に流出し、またモニタリング用井戸500の水位が廃棄物貯層部501の水位よりも高すぎると、モニタリング用井戸500内の水が廃棄物貯層部501に流入する。
そこで、モニタリング用井戸500の水位を廃棄物貯層部501の水位よりもやや高くして、廃棄物貯層部501内に流入する水の量が少なくなるように管理する。
さらに、モニタリング用井戸500の水位を廃棄物貯層部501の水位より低くすることによって、廃棄物貯層部501の保有水を流入させて排水ポンプ等の排水手段を用いて排水する方法もある。
したがって、これらの機能を有することにより、保有水の管理を確実に実施することができ、また、漏水しているモニタリング用井戸を簡単に特定でき、補修等の対応策も早期に可能となる。
本発明における貯留部302を遮水材の継手部に構成するためには継手の接続に使用される遮水剤が少量であっても、確実に遮水性を保持する必要がある。そこで、より確実に遮水性を保持するために遮水パネルの側端部付近の形状を改良した実施例を次に示す。
図6は、本発明の第二実施例に係る遮水性を管理する遮水壁の遮水管理方法を示す、(a)ストッパー付雄継手使用時における雄雌係合空洞部の拡大図、(b)角形雌継手使用時における雄雌係合空洞部の拡大図、(c)ストッパー付雄継手および角形雌継手使用時における雄雌係合空洞部の拡大図、(d)パイプ・イン・パイプ形式の雌雄継手使用時における雌雄係合空洞部の拡大図である。
下記に示す説明において、第一実施例と同様の技術を用いたものと対応する部分には同一の符号を付して、説明を省略する。
図6(a)に示すように、遮水パネル600が、パネル本体102aと、雄継手102bと、円形状の雌継手102cと、雌継手102c内への入り込み防止用のストッパー600dと、雌継手102cからの抜け出し防止用のストッパー600eとを備え、雄継手102bと雌継手102cとの組合せからなる雄雌係合空洞部601の貯水部602を構築する。
雌継手102c内への入り込み防止用のストッパー600d、および雌継手102cからの抜け出し防止用のストッパー600eの使用により貯水部602の形成が簡単かつ、確実になり、更に、遮水材の量を少量にすることが可能となる。
また、図6(b)に示すように、遮水パネル610が、パネル本体102aと、雄継手102bと、角形状の雌継手610cとを備え、雄継手102bと雌継手610cとの組合せからなる雄雌係合空洞部611の貯水部612を構築する。
さらに、図6(c)に示すように、遮水パネル620が、パネル本体102aと、雄継手102bと、角形状の雌継手610cと、雌継手610c内への入り込み防止用のストッパー600dと、雌継手610cからの抜け出し防止用のストッパー600eとを備え、雄継手102bと雌継手610cとの組合せからなる雄雌係合空洞部611の貯水部612を構築する。
そして、図6(d)に示すパイプ・イン・パイプ形式のものは、一方の遮水パネル630が、パネル本体102と、円形状の雌継手102cとを備えることは図6(a)と同様であるが、他方の遮水パネル630の雄継手102bが円形状となっている。雄継手102bは、その左右両側部にそれぞれ一対の丸綱640が溶接等により固定され、一対の丸綱640巻に前記遮水剤301が固定されている(膨潤後は、一点鎖線で図示する形態となり、雌雄継手間の遮水性を確保する)。また、雄継手102bの先端にはスリットSが形成されている。
上述した遮水パネルを地盤に埋設する方法以外に、遮水性に優れた地中連続壁であるソイルセメント壁内に埋設する方法がある。そこで、遮水パネルをソイルセメント壁内に埋設する場合の実施例を次に示す。
図7は、本発明の第三実施例に係るソイルセメント壁内に埋設する遮水パネルを連結して形成される遮水壁の設置状況を示す、(a)遮水剤不使用状態における遮水壁の貯水部の拡大図、(b)遮水剤使用状態における遮水壁の貯水部の拡大図である。
図7(a)に示すとおり、まず、遮水パネル102を未固結状態のソイルセメント壁700内に建て込み、遮水パネル102の雌継手102cと遮水パネル102と隣接する他の遮水パネル300の雄継手300bの接続には遮水剤を使用せずに、雌継手102cと雄継手300bが係合するように遮水パネル300を建て込む。
そして、遮水パネルを連結して作成された遮水壁をソイルセメント壁700で挟み込むサンドイッチ構造とし、雄雌係合空洞部105を作成するために雄雌係合部内のソイルセメントを除去する。ソイルセメントの除去は、例えばウォータージェット、ブラシ等によって実施される。
遮水パネル102の雌継手102cと遮水パネル300の雄継手300bが係合されて初めて形成される雄雌係合空洞部105は、不透水性のソイルセメント壁700により挟み込まれ遮水性能が保持されているために遮水剤を使用せずとも液体を貯留可能な貯留部701を備えた遮水壁が構築される。
さらに、地震等によりソイルセメント壁の損傷が懸念される場合においては、図7(b)に示すとおり、第一実施例と同様に、雌継手102cのスリットS周辺と雄継手300bとの間のみに水膨潤性および所定の硬化遅延性を有する接着剤等の遮水剤301を塗布、または充填することによってのみ形成される雄雌係合空洞部105の漏水経路をすべて遮断しつつ、雄雌係合空洞部105内に雄継手300bの背面側に形成される空洞部が貯留部となる。
遮水壁をソイルセメント壁700内に埋設し、かつ遮水剤301を使用する場合の遮水壁の建て込み方法を下記に2種類示す。
第一の方法は、まず、遮水パネル102をソイルセメント壁700中に建て込み、遮水パネル102の雌継手102c内のソイルセメントを除去する。
そして、雌継手102cのスリットS周辺と雄継手300bとの間のみに遮水剤301を塗布して、隣接する他の遮水パネル300を建て込んで初めて雄雌係合空洞部105を形成させる。
したがって、雄雌係合空洞部105内の雄継手300bの背面側に形成される空洞部が貯留部701を構築する。
第二の方法は、地上にて、遮水パネル102の雌継手102cのスリットS周辺と隣接する他の遮水パネル300の雄継手300bとの間のみに遮水剤301を塗布して、遮水パネル102と遮水パネル300を連結して初めて雄雌係合空洞部105を形成させる。
そして、連結した遮水パネルをソイルセメント壁700中に建て込み、雄雌係合空洞部105内のソイルセメントを除去することにより、雄雌係合空洞部105が貯留部701を構築する。
また、第二実施例で説明した継手形状を有する遮水パネルを使用しても貯留部701を構築することが可能である。
さらに、貯留部701は第一実施例と同様にモニタリング用井戸500として使用が可能である。
このように、不透水性材料からなる板状またはシート状の複数の遮水材からなる遮水壁の継手部の確実な遮水性を確認および確保でき、かつ遮水壁設置後の運用の簡便な遮水壁管理が可能となる。
本発明の第一実施例に係る廃棄物処分場の保有水を遮水する遮水壁の設置状況を示す図である。 本発明の第一実施例に係る廃棄物処分場の遮水壁における遮水パネルの設置状況を示す平面図である。 図2の雄雌係合空洞部の拡大図である。 本発明の第一実施例に係る雌継手の底部保護部材の一例を示す、(a)斜視図、(b)A−A’矢視図である。 本発明の第一実施例に係る廃棄物処分場の保有水の遮水状況管理システムを示す、(a)地盤側システム図、(b)廃棄物処分場側システム図である。 本発明の第二実施例に係る遮水性を管理する遮水壁の遮水管理方法を示す、(a)ストッパー付雄継手使用時における雄雌係合空洞部の拡大図、(b)角形雌継手使用時における雄雌係合空洞部の拡大図、(c)ストッパー付雄継手および角形雌継手使用時における雄雌係合空洞部の拡大図である。 本発明の第三実施例に係るソイルセメント壁内に埋設する遮水パネルを連結して形成される遮水壁の設置状況を示す、(a)遮水剤無使用状態における遮水壁の貯留部の拡大図、(b)遮水剤使用状態における遮水壁の貯留部の拡大図である。
符号の説明
100 廃棄物処分場 101 周囲地盤
102 遮水パネル 102a パネル本体
102b 雄継手 102c 雌継手
103 不透水性地層 104 透水性地層
105 雄雌係合空洞部
300 他の遮水パネル 300b (他の遮水パネルの)雄継手
301 遮水剤 302 貯留部
400 底部保護部材 500 モニタリング用井戸
501 廃棄物貯層部
502a (モニタリング用井戸内)水位計 502b (廃棄物貯層部内)水位計
504 送水ポンプ 505 流向切替バルブ
509、512 排水ポンプ 600 遮水パネル
600d、600e ストッパー 601、611 雄雌係合空洞部
602、612 貯水部 610、620 遮水パネル
610c 角形状の雌継手 700 ソイルセメント壁
701 貯留部 S スリット

Claims (4)

  1. 不透水性材料からなる板状またはシート状等の複数の遮水材を継手部を介して水平方向に連結することにより地盤またはソイルセメント壁内に形成される遮水壁において、
    前記継手部は、互いに連結される遮水材に形成される雌雄係合部を備え、該雌雄係合部を係合することによって、水などの液体を貯留可能な係合空洞部を形成しつつ、遮水性を確保することを特徴とする遮水壁。
  2. 不透水性材料からなる板状またはシート状等の複数の遮水材を継手部を介して水平方向に連結することにより地盤またはソイルセメント壁内に形成される遮水壁において、前記継手部における遮水性を管理する遮水壁の遮水管理システムであって、
    前記継手部は、互いに連結される遮水材に形成される雌雄係合部を備え、該雌雄係合部を係合することによって、水などの液体を貯留可能な係合空洞部を形成しつつ、遮水性を確保し、
    該係合空洞部の液位を検出する液位検出手段と、
    前記遮水壁により遮水された保有水の液位を検出する液位検出手段と、
    該両液位検出手段がそれぞれ前記係合空洞部内の液位および前記保有水の液位を検出したときにこれを表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする遮水壁の遮水状況管理システム。
  3. 前記両液位検出手段によってそれぞれ検出された前記係合空洞部内の液位および前記保有水の液位に応じて前記係合空洞部に液体を供給する供給手段と、
    前記両液位検出手段によってそれぞれ検出された前記係合空洞部内の液位および前記保有水の液位に応じて前記係合空洞部の液体もしくは前記保有水を排出する排出手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の遮水壁の遮水状況管理システム。
  4. 不透水性材料からなる板状またはシート状等の複数の遮水材を継手部を介して水平方向に連結することにより地盤またはソイルセメント壁内に形成される遮水壁において、前記継手部における遮水状況を管理する遮水壁の遮水状況管理方法であって、
    前記継手部は、互いに連結される遮水材に形成される雌雄係合部を備え、該雌雄係合部を係合することによって、水などの液体を貯留可能な係合空洞部を形成しつつ、遮水性を確保してなり、
    該係合空洞部内の液位および遮水壁より囲われた保有水の液位をモニタリングすることにより、前記遮水壁の遮水状況を管理することを特徴とする遮水壁の遮水状況管理方法。
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