JP3345595B2 - 廃棄物の最終処分設備の改修方法 - Google Patents

廃棄物の最終処分設備の改修方法

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JP3345595B2
JP3345595B2 JP29827499A JP29827499A JP3345595B2 JP 3345595 B2 JP3345595 B2 JP 3345595B2 JP 29827499 A JP29827499 A JP 29827499A JP 29827499 A JP29827499 A JP 29827499A JP 3345595 B2 JP3345595 B2 JP 3345595B2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions

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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設の廃棄物の最
終処分設備の改修方法に関するものであり、特に基準を
満たさない不適正な廃棄物の最終処分設備を適正な最終
処分設備へ改修する方法に関するものである。ここで、
不適正な廃棄物の最終処分設備とは、通常のように遮水
工または浸出水処理施設を有しない最終処分設備をい
う。
【0002】
【従来の技術】一般廃棄物や産業廃棄物の最終処分場で
ある埋立地は、辺鄙な山間部や海岸縁に設けられる場合
が多い。このような埋立地では、雨水による廃棄物の自
然代謝による浄化促進を図っているが、その結果として
雨水が廃棄物に浸透して浸出水が出るので、浸出水を調
整池に一端貯水し、水処理施設で浄化した後、放流する
ようにしている。
【0003】上述した水処理は廃棄物が浄化されて安定
するまで続けられるが、一般的に安定に要する期間は2
0〜30年であるといわれている。そのような長期の期
間中に浸出水が地下に浸透して付近の土壌を汚染したり
地下水を汚染し、環境上好ましくない結果をもたらす恐
れがある。このため、比較的新しい最終処分設備におい
ては、廃棄物収容部を構成する埋立地内面にゴム製の遮
水シートを設けることが行なわれているが、このような
対策が講じられていない不適正な最終処分設備が現存し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように既存の
最終処分設備は汚染に対して充分な対策が講じられてい
ないか、または遮水シートが施されている場合でも、そ
の施工不良や強度不足などの原因があると、埋立地内に
貯留する浸出水の水圧により遮水シートが破れ、そこか
ら浸出水が漏洩するという問題があった。このように遮
水シートは破損し易いにも拘らず、従来は浸出水の漏洩
の有無を検知するシステムが充実しておらず、浸出水の
漏洩に気が付かない恐れもあった。このように従来の廃
棄物の最終処分設備は汚染を充分に回避できるものとな
っておらず、浸出水の漏洩という最も重要な問題が充分
に解決されていない。
【0005】廃棄物の最終処分設備を新たに建設する場
合には、最新の技術によって汚染の発生が少ない最終処
分設備を建設することは比較的容易であるが、遮水シー
トが設けられていない既存の最終処分設備において、汚
染対策を施すことは非常に困難であり、さらに遮水シー
トが施されていてもこれが破損している場合に、ソノ部
位を発見したり、補修したりすることは非常に困難であ
り、汚染防止について有効な手段が講じられていないの
が実情である。このことは、処分設備の全容量に廃棄物
が既に廃棄されている場合は勿論、廃棄途中の場合にも
当てはまるものである。
【0006】また、従来の廃棄物の最終処分設備におい
ては、屋根が設けられていないので、これを改善するた
めの工事を行う場合にも、すべての作業が天候に大きく
左右されるので、工事が予定通りに進行せず、竣工が遅
れてしまう恐れがある。
【0007】さらに、廃棄物の再利用化が進められるの
に伴って、最近では分別廃棄が要求されるようになって
いる。すなわち、廃棄物を種別に応じて分別し、これら
を別々に廃棄することによって、廃棄物を再利用すると
きのコストを下げることが要求されるようになってきて
いる。しかしながら、既存の大多数の最終処分設備で
は、このような分別廃棄に対応できず、その結果として
廃棄物の再利用の観点からは不適切なものとなってい
る。
【0008】さらに、上述したように従来の廃棄物の最
終処分設備では浸出水の漏洩を完全に防止することは非
常に難しいとともにさらに浸出水漏洩対策を万全に施し
た廃棄物の最終処分設備に改善する場合にも、万一の事
態に備えて浸出水漏洩検知システムを設けておくのが好
ましい。しかし、従来の浸出水漏洩検知システムでは、
浸出水漏洩箇所を正確に検知することができず、浸出水
の漏洩があった場合に適切な対応を採ることが困難であ
る。
【0009】本発明の目的は、上述した問題を解決し、
既存の不適性な最終処分設備を、汚染を充分に回避でき
る適正な処分設備へ効率よく低コストで改修することが
できる最終処分設備の改修方法を提供しようとするもの
である。
【0010】本発明の他の目的は、既存の不適切な最終
処分設備を汚染の少ない適正な処分設備へ改修する作業
を天候に左右されることなく効率良く行うことができる
廃棄物の最終処分設備の改修方法を提供しようとするも
のである。
【0011】本発明の他の目的は、分別廃棄に適さない
既存の最終処分設備を、分別廃棄に適した適正な最終処
分設備へ改修することができる廃棄物の最終処分設備の
改修方法を提供しようとするものである。
【0012】本発明のさらに他の目的は、既存の不適性
な最終処分設備を改修した汚染の少ない処分設備におい
て、浸出水の漏洩箇所を正確に検知することができる最
終処分設備へ改修することができる最終処分設備の改修
方法を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による廃棄物の最
終処分設備の改修方法は、 (A)以下の(a−1)〜(a−3)の工程を含む第1
の工程と、 (a−1)既設の廃棄物最終処分設備の廃棄物収容部の
一部に空間部分を作る工程、 (a−2)この廃棄物収容部の空間部分をほぼ覆う屋根
を架設する工程、 (a−3)この屋根で覆われた収容部の空間部分に、側
面および底面が鋼板によって囲まれ、底部に排水部を有
する廃棄物収容室を建設すると共にこの排水部に連通さ
れた浸出水処理設備を建設する工程、 (B)以下の(b−1)〜(b−3)の工程を含む第2
の工程と、を具え、 (b−1)前記廃棄物収容部の残りの部分に収容されて
いる廃棄物を前記廃棄物収容室へ移動して、廃棄物収容
部の残りの部分の一部に空間部分を作る工程、 (b−2)前記屋根を移設して前記廃棄物収容部の空間
部分をほぼ覆うように屋根を架設する工程、 (b−3)この廃棄物収容部の前記屋根で覆われた空間
部分に、側面および底面が鋼板によって囲まれ、前記浸
出水処理設備に連通された排水部を底部に有する廃棄物
収容室を建設する工程、 前記第2の工程(B)を少なくとも1回行なって、前記
廃棄物収容部の全体に亘って、前記鋼板によって囲まれ
た複数の廃棄物収容室を構築することを特徴とするもの
である。
【0014】このような本発明による廃棄物の最終処分
設備の改修方法によれば、廃棄物収容部に収容されてい
る廃棄物を一時的に移動させて空間部分を作り、これを
覆う屋根を架設した後に、この空間部分に、側面および
底面が鋼板によって覆われている廃棄物収容室を建設
し、この廃棄物収容室内に廃棄物を埋め戻して新たな空
間部分を作り、この空間部分をほぼ覆うように屋根を移
築し、この空間部分に、側面および底面が鋼板によって
覆われている廃棄物収容室を建設する工程を必要な回数
行うことによって廃棄物収容部の全体に亘って複数の廃
棄物収容室を構築するようにしたので、既存の最終処分
設備を、、それぞれが汚染の少ない複数の廃棄物収容室
に分割された最終処分設備へ改修することができる。
【0015】この場合、各廃棄物収容室の底部に配設さ
れた排水部は、浸出水処理施設に連通されているので、
汚染された水はここで浄化されるので、汚染の拡散を有
効に防止することができる。
【0016】さらに、本発明の方法によれば、最終処分
設備に既に廃棄されている廃棄物は、当該最終処分設備
内に保留したままで改修を行うことができるが、上述し
た廃棄物収納室の容量および個数は、この廃棄物の量に
よって決めることができる。すなわち、既に廃棄物収納
部が満杯になっている場合には、大きな空間部分を造る
ことが困難であるから、容量の小さい廃棄物収納室を多
数造り、既廃棄物の量が少ない場合には、比較的容量の
大きな廃棄物収納室を少数造るようにすればよい。
【0017】また、本発明の方法によれば、最終的に複
数の廃棄物収納室ができるので分別廃棄にきわめて適し
たものとなり、廃棄物を再利用する際のコストを低減す
ることができる。この場合、廃棄物の種類によっては、
屋根を懸けた方が良い場合もあり、この場合には、この
ような種類の廃棄物を廃棄するための廃棄物収納室にだ
け屋根を懸けることができ、廃棄物の種類に応じた処理
を行うことができる。
【0018】本発明による廃棄物の最終処分設備の建設
方法の好適な実施例においては、前記廃棄物収容室の各
々の底面の下部に、廃棄物収容室からの浸出水の漏洩を
検知するための水質検査部を設ける。このように水質検
査部を、複数の収納室の各々に設けることによって浸出
水の漏洩を廃棄物収納室単位で行うことができ、したが
って漏洩箇所を迅速かつ正確に特定することができる。
【0019】また、上述した廃棄物収容室を構成する鋼
板の表裏面には腐食防止加工を施すのが好適である。こ
の腐食防止加工としては、例えば電気腐食処理やハイド
ロエポキシ樹脂のような防食ライニングを施すことがで
きる。このような腐食防止加工を施すことにより20〜
30年にも及ぶ安定化期間に亘って鋼板の腐食を防止す
ることができ、周囲環境への影響を抑えるとともに管理
コストの低減を達成することができる。
【0020】また、上述した浸出水処理設備は、前記廃
棄物収容室の底面まで浸透した浸出水を収集する浸出水
収集設備と、この浸出水収集設備で収集した浸出水を貯
める調整池と、この調整池に貯めた浸出水を浄化する浸
出水浄化設備とを有するものとすることができる。ここ
で、最終的に建設された複数の廃棄物収納室の内の少な
くとも1つの廃棄物収容室を屋根で覆うこともできる
が、この場合には、浸出水浄化設備で浄化した水を当該
廃棄物収納室へ散布する散水設備を設けることによって
完全無放流型の処理設備とすることができる。この場合
には、年間降雨量が多い地域でも、調整池や浸出水処理
設備の規模を過度に大きくする必要がないという追加の
利点も得られることになる。すなわち、屋根で受けた雨
水はそのまま自然放流しても何ら問題はないので、この
雨水を全て調整池に導入する必要はなく、調整池および
浸出水浄化設備の規模に見合った量の雨水を調整池に導
入すれば良い。
【0021】さらに、この調整池からの浸出水の漏洩も
問題となるので、調整池の内面全体を上述した廃棄物収
容部と同様に鋼板で覆うのが好適である。さらに、この
調整池からの浸出水の漏洩を検知するために、上述した
廃棄物収容部からの浸出水の漏洩検知システムと同様の
浸出水漏洩検知システムを設けるのが好適である。
【0022】本発明による廃棄物の最終処分設備の改修
方法においては、完成された廃棄物収納室を覆う屋根
は、次の廃棄物収納室を造るために移設するが、この場
合、架設された屋根をそのままスライドさせて移設して
も良いし、一度解体してから再び架設しても良い。特
に、これらの廃棄物収納室の平面サイズが同じ場合に
は、スライドして移設するのが作業上好適である。しか
しながら、平面サイズが大きい廃棄物収納室へ移設した
り平面サイズの小さい廃棄物収納室へ移設する場合で
も、既存の屋根をスライドして移動し、不足する部分を
新たに架設したり、不要な部分を除去するようにしても
良い。
【0023】本発明による廃棄物の最終処分設備の建設
方法によれば、屋根を懸けた後の工事を屋根の下で行な
うことができ、降雨に影響されず、したがって安全性が
高くなると共に全体の工事期間の短縮も図れるという利
点がある。また、屋根の構造は、それを覆う廃棄物収納
室の平面サイズによって決めることができる。例えば、
規模が小さい場合には、両側面の鋼板を支えるように両
側に設けた親杭に間に切梁を適当な間隔で設け、その上
に屋根材を被せた簡易な構造の屋根とすることができ、
大規模な場合には、両側に設けた親杭の間にア−チフレ
ームを懸け、その上にアーチ屋根を固定した剛固な構造
の屋根とすることができる。また、大規模な屋根を懸け
る場合には、風による吹き上げに対処するために、屋根
を1本または複数本のワイヤで底部に固定するのが好ま
しい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明を詳細
に説明する。図1〜10は、本発明による廃棄物の最終
処分設備の改修方法の順次の工程を示すものである。ま
ず、図1に示すように、グランドレベルGLから単に地
面を掘り下げて廃棄物収容部11に廃棄物12が投棄さ
れていて、汚染防止が十分には施されていない不適正な
廃棄物の最終処分設備があり、廃棄物は廃棄物収容部の
容積の一部分を埋めている場合について説明する。本例
では、廃棄物収容部11のほぼ1/4のスペースに第1
の廃棄物収納室を構築するために、破線で示す領域W1
内にある廃棄物12を、図2に示すように他の領域に移
して仮置きする。
【0025】このようにして廃棄物12が除去されて空
となった領域W1をほぼ覆うように屋根13を架設した
後、領域W1の側面および底面を鋼板14および15で
完全に囲んで第1の廃棄物収容室16―1を構築する。
この鋼板14、15の板厚は10mm程度とし、その表
裏面を腐食防止加工を施したものとするのが好適であ
る。この腐食防止加工は、例えば電気腐食処理やハイド
ロエポキシ樹脂のような防食ライニングを施すことで行
うことができる。このような腐食防止加工を施すことに
より20〜30年にも及ぶ安定化期間に亘って鋼板の腐
食を防止することができ、周囲環境への影響を抑えると
ともに管理コストの低減を達成することができる。廃棄
物の最終処分設備においては、廃棄物に水を浸透させて
自然浄化を行うが、廃棄物が完全に浄化され安定するま
での期間は、20〜30年ときわめて長い年月が必要で
ある。上述したような鋼板14、15を使用することに
より、このように長い安定化期間中に浸出水の漏洩を有
効に防止することができる。
【0026】図3は、屋根13の構造を示すと共に屋根
13および鋼板14、15の支持構造の一例を示すもの
である。本例ではアーチフレーム13aの表面全面に屋
根材13bを固定したアーチ型の屋根13を用いる。こ
のアーチフレーム13aは、地面に対して所定の間隔で
垂直に埋め込んだ親杭17の上端に固定する。これらの
親杭17によって第1の廃棄物収容室16−1の側壁を
構成する鋼板14を支えると共に、底部の鋼板15も親
杭と連結されている。したがって、アーチ型屋根13の
水平力は親杭17に作用するので廃棄物収容室16−1
の擁壁の倒れが有効に防止され、その結果として親杭1
7の根入れ深さを浅くすることができ、それだけ改修コ
ストを低減することができる。
【0027】また、このようなアーチ型の屋根13は第
1の廃棄物収容室16−1の平面サイズが比較的大きな
場合に使用されるが、大きな面積の屋根の場合には風に
よる吹き上げの問題が生ずることがある。このような屋
根の吹き上げの問題を解決するために、底部の鋼板15
の下側にアンカブロック18を埋設し、このアンカブロ
ックとアーチフレーム13aとの間を複数のワイヤ19
で連結することができる。
【0028】図4は、第1の廃棄物収容室16−1の平
面サイズが比較的小さい場合に使用される屋根の一例を
示すものである。本例では、切梁13cを、腹起し13
dを介して親杭17の上部に連結したものであり、上面
はカバーシートで覆うことができるが、図面ではカバー
シートは図示していない。このような屋根は水平分力を
持たないので、親杭17の根入れ深さは深くなる。
【0029】上述したようにして第1の廃棄物収容室1
6−1の上に屋根13を架設した後、側面および底面を
鋼板14および15で囲んだ後に、図5に示すように、
この第1の廃棄物収容室16−1に廃棄物12を埋め戻
す。さらに、廃棄物12の表面に覆土20を載せて廃棄
物の飛散を防止する。
【0030】次に、第1の廃棄物収容室16−1に隣接
した領域W2(図5)内にある廃棄物12を、図6に示
すように他の領域に移して仮置きし、第2の廃棄物収容
室16−2を構築する。その作業手順は上述した第1の
廃棄物収容室16−1を構築する場合と同様であるが、
屋根13は第1の廃棄物収容室16−1から移設する。
すなわち、第2の廃棄物収容室16−2を画成するよう
に親杭を打ち込んだ後、その上部にレールを設け、この
レールに沿って屋根13をスライドさせて移設する。こ
のように屋根13を移設した後に、第2の廃棄物収容室
16−2の側面および底面を囲むように鋼板14および
15を敷設する。この場合、隣接する第1の廃棄物収容
室16−1との境界の鋼板は省略してもよい。
【0031】次に、図7に示すように、第2の廃棄物収
容室16−2に廃棄物12を埋め戻し、その表面に覆土
20を載せて廃棄物の飛散を防止する。続いて、図7に
示す領域W3の廃棄物を他の領域に仮置きした後、図8
に示すように、廃棄物12が除去されて空となった領域
W3をほぼ覆うように屋根13を移設した後、側面およ
び底面を鋼板14および15で完全に囲んで第3の廃棄
物収容室16−3を構築する。この場合には、隣接する
第2の廃棄物収容室16−2の境界の鋼板は省略しても
よい。
【0032】さらに、図9に示すように、残りの領域W
4の廃棄物を第3の廃棄物収容室16−3へ埋め戻し、
覆土20を被せた後、図10に示すように、屋根13を
この領域W4の上方へ移設した後に、第4の廃棄物収容
室16−4の側面および底面を囲むように鋼板14およ
び15を敷設する。この場合にも、隣接する第1および
第3の廃棄物収容室16−1および16−3との境界の
鋼板は省略することもできる。この第4の廃棄物収容室
16−4は空となっているから、ここに新たな廃棄物を
投入することができる。この場合、屋根13は解体して
もそのまま残しておいてもよい。或いは、他の廃棄物収
容室の上方へ移設してもよい。
【0033】上述した説明では、各廃棄物収容室の側面
および底面を囲む鋼板14および15を設置する際の排
水設備についての説明を省略したので、これについて以
下説明する。図11AおよびBは、この排水設備を示す
断面図である。屋根13によって覆われ、側面および底
面が鋼板14および15によって完全に囲まれた廃棄物
収容室16の、底面の鋼板15の中央に沿ってU字管2
1を設ける。このU字管21は多少傾斜させ、その下端
に、浸出水を集めるための浸出水集水管22を配設し、
集めた浸出水を調整池23に貯めるようにする。この調
整池23は、例えばコンクリートなどで造るが、その内
面を鋼板で覆うのが好適である。この調整池23に貯め
た浸出水はさらに浄水施設24へ送られ、ここで浄化さ
れる。この浄水施設24は既知のものを使用することが
できる。
【0034】図11は、1つの廃棄物収容室16におけ
る排水設備を示すものであるが、本発明の改修方法によ
れば、1つの廃棄物収容部11は複数の廃棄物収容室1
6−1〜16−4に分割されることになるので、図12
の線図的平面図に示すように、これら複数の廃棄物収容
室のそれぞれに対して集水管22−1〜22−4を設
け、これらの集水管で集めた浸出水を調整池23に貯め
るようにする。
【0035】このように、各廃棄物収容室16−1〜1
6−4から集められた浸出水を調整池23に貯めた後、
浄水施設24で浄水した水は、例えば近くの河川に放流
することができるが、図13に示すように、屋根13が
設置された廃棄物収容室16−4に、ポンプ25および
散水パイプ26を経て散水することもできる。この場合
には、少なくともこの廃棄物収容室16−4に関して
は、浸出水を外部へ全く放流しない完全無放流形の最終
処分設備となる。
【0036】上述したように、本発明の方法によって廃
棄物の最終処分設備を改修するに当たっては、廃棄物収
容室13の側壁および底面を完全に鋼板14、15によ
って囲んでいるが、万一に備えて浸出水の漏洩を検知で
きるようにするのが好適である。以下、このような浸出
水漏洩検知について説明する。本例による浸出水漏洩箇
所の検知方法は基本的に2段階に分かれている。第1段
階では、廃棄物収容部11を分割して設置された複数の
廃棄物収容室16−1〜16−4の各々において浸出水
漏洩の有無を検知するものである。図14に示すように
廃棄物収容室16−1〜16−4の各々の底面を囲む鋼
板15の下側に地下水集水管31−1〜31−4を配設
する。これらの地下水集水管31−1〜31−4は、図
14において左下がりに傾斜させ、最も低い左端に保護
管32−1〜32−4によって囲まれた水質検知プロー
ブ33−1〜33−4を設ける。廃棄物収容室16−1
〜16−4の境界に沿って遮水壁34が設けられてお
り、或る廃棄物収容室から漏洩した浸出水が隣接する廃
棄物収容室の下側へ流入しないようにしている。
【0037】図面には示していないが、各地下水集水管
31−1〜31−4は適当な間隔で適当な大きさの開口
を有しており、これらの開口から地下水が集水管内に流
入するようにしている。また、これらの地下水集水管3
1−1〜31−4の周囲には目詰まり防止用の不織布が
配置されている。
【0038】各地下水集水管31−1〜31−4で集め
られた水の水質を検査するための水質検査プローブ33
−1〜33−4はそれぞれの地下水集水管内に挿入され
ているとともにそれぞれのプローブで検出した信号を伝
達するケーブルは、保護管32−1〜32−4内部に配
設されている導管35−1〜35−4の内部を通って上
方に延在している。これらの導管35−1〜35−4の
内部を通って延在するケーブルを水質解析機36に接続
し、水質検査プローブ33−1〜33−4の何れかで浸
出水が検知される場合には、この浸出水検知信号を警報
装置37へ供給し、どの廃棄物収容室で浸出水の漏洩が
起きたのかを表示する。
【0039】保護管32−1〜32−4は鋼管で形成さ
れているが、その長さは導管34−1〜34−4と同様
に廃棄物12の埋め立て高さに応じて高くできるように
多段式に構成されている。また、保護管32−1〜32
−4の上面は蓋38−1〜38−4で覆うようにしてい
る。さらに、保護管32−1〜32−4の直径は1メー
トル以上として作業員が内部に入ることができるように
してある。これによって水質検査プローブ33−1〜3
3−4の保守・点検場合によっては交換を容易にできる
ようにする。
【0040】上述した構成により、第1〜第4の廃棄物
収容室16−1〜16−4の何れかで万一浸出水の漏洩
が発生した場合には、その廃棄物収容室の下方に設けら
れている地下水集水管31に浸入し、この地下水集水管
に設けられている水質検査プローブ33によって検知さ
れる。このようにして廃棄物収容室単位での浸出水の漏
洩を検知するのが第1段階での浸出水漏洩検知である。
【0041】上述したように第1段階で浸出水の漏洩が
検知されたら、次は第2段階としてトレーサ法を用いて
そのブロック内でさらに高精度の浸出水漏洩箇所検知を
行なう。図15を参照してこの第2段階での検知方法を
さらに説明する。今、第1段階の検知によって廃棄物収
容室16−4で浸出水の漏洩が検知されたものとする。
上述した廃棄物収容室を構成する鋼板14、15が損傷
するとしたら、溶接継手の部分が殆どであると考えられ
る。したがって、溶接線に沿ってトレーサ注入位置Pを
設定し、この位置に上方からトレーサ注入ノズルを挿入
する。また、トレーサは水質検査プローブ33−4に近
い部分から順に投入し、投入したトレーサを水質検査プ
ローブによって検知することにより、どのトレーサ投入
位置Pから漏洩が発生しているのかを正確に知ることが
できる。すなわち、浸出水の漏洩がない部分では、トレ
ーサは水質検査プローブによって検知されないが、漏洩
がある場合にはトレーサもこの漏洩位置を経て漏洩する
ので、水質検知プローブによってトレーサが検知される
ことになる。
【0042】このようなトレーサ法そのものは既知であ
るが、従来は廃棄物収容部には遮水シートが敷設されて
いるので、トレーサを投入するためのノズルを挿入する
際にその先端によって遮水シートが損傷するという問題
があり、その作業には細心の注意を払う必要があった
が、本発明では上述したように廃棄物収容部を鋼板で構
成しているので、トレーサ投入ノズルによって損傷する
ようなことはなく、したがってトレーサ投入ノズルの挿
入作業が非常に簡単となり、それだけ作業時間が短縮さ
れ、早期に漏洩箇所を見つけることができる利点があ
る。
【0043】上述したようにして廃棄物収容室からの浸
出水漏洩箇所が検知されたら、機械掘削と手掘りを併用
して漏洩箇所の廃棄物を除去した後、さらに漏洩部位の
特定を行なう。ここで、鋼板の損傷が著しい場合は、そ
の箇所に適当な大きさの鋼板を当てて全周すみ肉溶接を
行なう。また、損傷程度が軽微な場合には、その箇所を
溶接で穴埋めする。
【0044】本発明は上述した実施例にのみ限定される
ものではなく、幾多の変更や変形が可能である。例え
ば、上述した実施例では、廃棄物収容部のエリア内に設
置した複数の廃棄物収容室の平面サイズを全て等しいも
のとしたが、本発明によれば各廃棄物収容室の平面サイ
ズは任意に決めることができる。ただし、屋根を移設す
るコストを考慮すると、全ての廃棄物収容室の平面サイ
ズはほぼ等しくするのが有利である。勿論、廃棄物収容
室の深さや個数は任意に決めることができる。
【0045】例えば、既存の廃棄物収容部に廃棄されて
いる廃棄物の量が比較的少ない場合には、比較的小さな
廃棄物収容室を最初に構築して、そこに廃棄物を埋め戻
し、残りのエリアに比較的大きな1つまたは2つ以上の
廃棄物収容室を設置することができる。特に、このよう
な最終処分設備において、分別廃棄をする場合には、廃
棄される物質の量に応じて複数の廃棄物収容室を設置す
ることができる。さらに、このような場合に、後のリサ
イクルのためには風雨に曝されるのが好ましくない物質
がある場合には、このような物質を収容する廃棄物収容
室の上方には屋根を設置しておくことができる。
【0046】さらに、上述した実施例では、廃棄物収容
部の一部分を空とし、これを覆うように屋根を架設して
廃棄物収容室を構築するようにしたが、本発明において
は、この屋根を省くこともできる。また、最初の廃棄物
収容室或いは途中で構築される廃棄物収容室に屋根を架
設することもできる。このような場合にも、既存の不適
切な最終処分設備を、そこに廃棄されている廃棄物を他
の施設に移すことなく、適正な最終処分設備へ改修でき
るという利点は得られる。
【0047】
【発明の効果】上述したように本発明による廃棄物の最
終処分設備の改修方法によれば、廃棄物収容部に適当な
空間を造ってそこに屋根を懸け、その下側に側面および
底面を鋼板で囲った廃棄物収容室を設置し、その中に廃
棄物を埋め戻した後、廃棄物収容部の他の領域に空間を
造り、ここに屋根を移設した後、鋼板によって囲まれた
第1の廃棄物収容室を設置し、以下同様の作業を繰り返
して複数の廃棄物収容室を効率よく構築できる。各廃棄
物収容室は鋼板によって完全に囲まれているので、浸出
水漏洩の心配のない廃棄物処分場を実現することができ
る。
【0048】また、廃棄物収容室を構築する際には、鋼
板敷設作業を屋根の下で行なうことができるので、悪天
候でも安全に施工ができ、工事期間が短縮するという利
点もある。また、各廃棄物収容室を構築すべき領域にあ
る廃棄物は、隣接する領域に仮置きし、廃棄物収容室が
設置されたらそこに埋め戻すようにしているので、廃棄
物の飛散も少ないとともに廃棄物を埋め立てしている最
中の騒音の低減や景観配慮にも寄与することになり、環
境に優しい処分場を提供することができる。
【0049】さらに、全ての廃棄物収容室を構築した
後、ある廃棄物収容室を屋根で覆うことができるが、こ
の場合浄化した水を散水する施設を設けることにより、
完全無放流型の最終処分設備を実現できる。また、この
廃棄物収容室に浸入する雨水の内部貯留量をコントロー
ルすることができるので、特に年間降雨量の多い地域で
は有利である。また、廃棄物の量に応じて散水量をコン
トロールすることによって水と空気による自然浄化を促
進することができ、安定化期間を短縮することができる
とともに必要に応じて薬品の散布などもできるので、最
適な処理が可能となる。
【0050】また、屋根で受けた雨水の調整池への注入
量をコントロールすることによって調整池や水処理施設
の規模を小さくすることができる。調整池および水処理
施設の建設コストが処分場全体の建設コストに占める割
合は相当大きいので、その規模を小さくできることは経
済的に大きな利点となる。さらに、調整池および水処理
施設の規模を小さくすれば、ランニングコストも低減で
きる。
【0051】さらに、本発明による廃棄物の最終処分設
備の改修方法においては、廃棄物収容部の側面を覆う鋼
板によって鉛直壁を構成できるので、面積当たりの埋立
量を当所の廃棄物収容部よりも大きくすることができ、
廃棄物の単位量当たりの処分経費を低減することがで
き、この点においても経済的に有利である。
【0052】さらに、本発明の改修方法において、各廃
棄物収容室に、浸出水漏洩箇所の検知設備を設ける場合
には、万一廃棄物収容室から浸出水が漏洩した場合にも
第1段階の検査によってどの廃棄物収容室からの漏洩で
あるかを迅速に検知することができるので、適切な対応
を速やかに講じることができる。また、トレーサを用い
る第2段階の検査によって漏洩箇所を高精度で検知する
ことができるので、漏洩箇所の修復を迅速に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明改修方法によって改修すべき
既存の廃棄物の最終処分設備を示す線図である。
【図2】 図2は、本発明による廃棄物の最終処分設備
の改修方法の一実施例における最初の工程を示す線図で
ある。
【図3】 図3は、屋根の一例の構造を示す線図であ
る。
【図4】 図4は、屋根の他の例の構造を示す線図であ
る。
【図5】 図5は、図2の工程の次の工程を示す線図で
ある。
【図6】 図6は、図5の工程の次の工程を示す線図で
ある。
【図7】 図7は、図6の工程の次の工程を示す線図で
ある。
【図8】 図8は、図7の工程の次の工程を示す線図で
ある。
【図9】 図9は、図8の工程の次の工程を示す線図で
ある。
【図10】 図10は、図9の工程の次の工程を示す線
図である。
【図11】 図11は、或る廃棄物収容室の浸出水処理
設備の構造を示す線図である。
【図12】 図12は、廃棄物収容部全体の浸出水処理
設備を示す線図である。
【図13】 図13は、屋根を残した廃棄物収容室に浄
化した水を散水する設備を示す線図である。
【図14】 図14は、廃棄物収容室からの浸出水の漏
洩を検知する設備を示す線図である。
【図15】 図15は、トレーサ法による漏洩箇所の検
知方法を示す線図である。
【符号の説明】
11廃棄物収容部、 12 廃棄物、 13 屋根、
14、15 鋼板、 16−1〜16−4 廃棄物収容
室、 17 親杭、 21 U字管、 22浸出水集水
管、23 調整池、 24 浄水施設、 25 ポン
プ、 26 散水パイプ、 31−1〜31−4 地下
水集水管、32−1〜32−4 保護管、 33−1〜
33−4 水質検査プローブ、 34 遮水壁、 35
−1〜35−4 導管、 36 水質解析機、 37
警報装置、 38−1〜38−4蓋、 P トレーサ注
入位置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 1/00 - 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の廃棄物の最終処分設備を改修する
    に当たり、 (A)以下の(a−1)〜(a−3)の工程を含む第1
    の工程と、 (a−1)既設の最終処分設備の廃棄物収容部の一部に
    空間部分を作る工程、(a−2)この廃棄物収容部の空
    間部分をほぼ覆う屋根を架設する工程、 (a−3)この屋根で覆われた収容部の空間部分に、側
    面および底面が鋼板によって囲まれ、底部に排水部を有
    する廃棄物収容室を建設すると共にこの排水部に連通さ
    れた浸出水処理設備を建設する工程、 (B)以下の(b−1)〜(b−3)の工程を含む第2
    の工程と、を具え、 (b−1)前記廃棄物収容部の残りの部分に収容されて
    いる廃棄物を前記廃棄物収容室へ移動して、廃棄物収容
    部の残りの部分の一部に空間部分を作る工程、 (b−2)前記屋根を移設して前記廃棄物収容部の空間
    部分をほぼ覆うように屋根を架設する工程、 (b−3)この廃棄物収容部の前記屋根で覆われた空間
    部分に、側面および底面が鋼板によって囲まれ、前記浸
    出水処理設備に連通された排水部を底部に有する廃棄物
    収容室を建設する工程、 前記第の工程(B)を少なくとも1回行なって、前記
    廃棄物収容部の全体に亘って、前記鋼板によって囲まれ
    た複数の廃棄物収容室を構築することを特徴とする既設
    の廃棄物の最終処分設備の改修方法。
  2. 【請求項2】 前記廃棄物収容室の各々の底面の下部
    に、廃棄物収容室からの浸出水の漏洩を検知するための
    水質検査部を設けることを特徴とする請求項1に記載の
    廃棄物の最終処分設備の改修方法。
  3. 【請求項3】 前記廃棄物収容室を画成する鋼板とし
    て、表裏面に腐食防止加工を施した鋼板を用いることを
    特徴とする請求項1に記載の廃棄物の最終処分設備の改
    修方法。
  4. 【請求項4】 前記廃棄物収容室を覆う屋根を、スライ
    ドさせて移設することを特徴とする請求項1に記載の廃
    棄物の最終処分設備の改修方法。
  5. 【請求項5】 最後の廃棄物収容室を構築した後に、前
    記屋根をそのまま当該廃棄物収納室を覆うように残すこ
    とを特徴とする請求項1に記載の廃棄物の最終処分設備
    の改修方法。
  6. 【請求項6】 最後の廃棄物収容室を構築した後に、前
    記屋根を他の廃棄物収納室の一つを覆うように移設して
    残すことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物の最終処
    分設備の改修方法。
  7. 【請求項7】 前記屋根が残された廃棄物収納室へ、前
    記浸出水処理設備で浄化された水を散水する散水設備を
    構築することを特徴とする請求項5または6に記載の廃
    棄物の最終処分設備の改修方法。
  8. 【請求項8】 既設の廃棄物の最終処分設備を改修する
    に当たり、 (A)以下の(a−1)および(a−2)の工程を含む
    第1の工程と、 (a−1)既設の最終処分設備の廃棄物収容部の一部に
    空間部分を作る工程、 (a−2)この収容部の空間部分に、側面および底面が
    鋼板によって囲まれ、底部に排水部を有する廃棄物収容
    室を建設すると共にこの排水部に連通された浸出水処理
    設備を建設する工程、 (B)以下の(b−1)および(b−2)の工程を含む
    第2の工程と、を具え、 (b−1)前記廃棄物収容部の残りの部分に収容されて
    いる廃棄物を前記廃棄物収容室へ移動して、廃棄物収容
    部の残りの部分の一部に空間部分を作る工程、 (b−2)この廃棄物収容部の新たに創られた空間部分
    に、側面および底面が鋼板によって囲まれ、前記浸出水
    処理設備に連通された排水部を底部に有する廃棄物収容
    室を建設する工程、 前記第の工程(B)を少なくとも1回行なって、前記
    廃棄物収容部の全体に亘って、前記鋼板によって囲まれ
    た複数の廃棄物収容室を構築することを特徴とする既設
    の廃棄物の最終処分設備の改修方法。
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