JP2005190363A - 情報供給端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 事前の利用者情報登録に基づくアクセス認証を必要とせずに情報端末に有料コンテンツ等を提供することができないでいた。
【解決手段】 利用者が情報端末を利用してコンテンツが格納された情報供給端末にアクセスするとき事前の利用者情報登録に基づくネット接続認証を必要とせずに情報端末にコンテンツを提供するための情報供給端末であって、情報供給端末に備えられた入力部を介して選択された情報端末を、利用者の情報端末固有の端末識別情報に基づき特定して、コンテンツを無線通信により送信する情報供給端末を提供することにある。
【選択図】 図3

Description

不特定多数の利用者が集まる箇所に設置され、情報端末へコンテンツを提供する情報供給端末及び情報供給方法に関する。
近年ネットワークを介してさまざまな情報(コンテンツ)がPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話、ゲーム機等の情報端末に配信されている。その形態は、ネットワークに接続されたサーバ(PC、PDA等で実現される)に、配信するコンテンツを予め格納しておき、利用者が情報端末を利用しネットワークを介してサーバにアクセスし、コンテンツをダウンロードするというものである。例えば、コンテンツの一例としてのソフトウェア(プログラム)がインターネットに接続されたサーバを介して提供されている。また無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントを利用して、情報端末がサーバにアクセスする方法が既に実施されている。
情報端末を利用してコンテンツが格納されたサーバにアクセスする場合、まずネットワークに接続するためのネット接続認証が行われる。例えば、ISP(Internet Service Provider)にダイアルアップ接続する際のユーザ認証や無線LANのアクセスポイントに接続する際のユーザ認証等である。こうしたネット接続認証(ユーザ認証)は、事前に登録された利用者情報に基づいて利用者のアクセスを許可するかどうか判定するものであり、利用者がアクセス時に入力したログイン名とパスワードが事前登録されたものと一致するかで判定が行われることが多い。
そして有料コンテンツを提供するサーバにアクセスする場合には、更に、課金認証が行われる。課金認証は、クレジットカードの番号を情報端末を介して入力させる方法や、プリペイドカードの番号を入力させる方法や、パスワードを入力させる方法(この場合、例えば、携帯電話の通話料と合わせて後日清算される)が知られている。課金認証に関する先行技術として、特許文献1には、無線LANのアクセスポイントにおける接続料に対する課金を行うワイヤレスインターネットアクセスシステムが開示されている。
特開2002−315058号公報
しかしながら、従来例において、有料コンテンツを情報端末に取り込む(ダウンロードする)場合、ネット接続認証及び課金認証を共に必要としていた。このため、ネット接続認証において、事前登録を行っていない利用者はコンテンツをダウンロードすることができない。登録の申請手続きは利用者にとって煩雑であり、また、登録の申請から実際のサービスの利用開始までにはタイムラグがあり、申請してもすぐにネットワークへ接続できるようにはならない。
また、有料コンテンツの中には、少額(数百円程度)のものもある。その様なコンテンツの対象者にはクレジットカードの利用ができない未成年者を含む場合も多く、課金認証にクレジットカードが使用されると、有料コンテンツのダウンロードができない利用者も出てくる。プリペイドカードであっても、すべての利用者が自由に使用できる状況にあるとは言い難い。
こうして、ネット接続認証と課金認証による従来のコンテンツ提供サービスには、対象者を事前登録者に限定している点、また、少額の決済が必要とされる場合であっても、未成年者のようなクレジットカード、プリペイドカード等が自由に使用できない利用者が、有料コンテンツを情報端末にダウンロードすることができない点が、改善の余地として残されていた。そこで本発明の目的は、事前の利用者情報登録に基づくネット接続認証を必要とせずに情報端末に有料コンテンツ等をダウンロードして提供する方法等を提供することにある。
上記目的は、本発明の第一の側面によれば、無線通信機能を有する送受信部を介して複数のコンテンツを供給する供給手段と、前記複数のコンテンツと前記複数のコンテンツの対価情報を格納する記憶部と、課金認証を行う決済部と、利用者に対し情報を表示する表示部と、利用者が指示を入力する入力部とを備えた情報供給端末と、固有の端末識別情報を格納する記憶部と、無線通信機能を有する送受信部とを備えた情報端末とが、互いに無線通信可能な圏内にあるときに情報通信を行う情報供給システムにおいて実行される情報供給方法であって、前記情報端末は、前記情報供給端末と無線通信可能な圏内にいることを契機に、前記情報供給端末へ前記情報端末の送受信部を介して前記端末識別情報を送信し、前記情報供給端末は、前記情報端末より受信する前記端末識別情報を情報供給端末の記憶部に格納し、利用開始指示が前記入力部を介して入力されたことを契機に、前記情報供給端末の記憶部に格納された前記端末識別情報であって、該情報供給端末と通信可能な前記情報端末の前記端末識別情報を、前記表示部を介して表示し、表示された前記端末識別情報のうちいずれかの端末識別情報が選択されると、該選択された端末識別情報に対応する前記情報端末を特定し、前記複数のコンテンツと各コンテンツの対価情報を前記表示部を介して表示し、前記複数のコンテンツのうちいずれかのコンテンツが選択されると、該選択されたコンテンツに対応する対価の支払いに対する課金認証を前記決済部を介して行い、前記課金認証により入金が確認されると、前記選択された端末識別情報に基づき特定された情報端末へ、前記選択されたコンテンツを前記情報供給端末の送受信部を介して送信して供給することを特徴とする情報供給方法を提供することにより達成される。
また上記目的は、本発明の第二の側面によれば、第一の側面において、前記複数のコンテンツは、アプリケーションプログラム毎に提供され、前記情報端末の記憶部は、更に、アプリケーションプログラムを特定するアプリケーション情報を格納し、前記情報端末は、前記情報供給端末と無線通信可能な圏内にいることを契機に、更に、前記アプリケーション情報を前記情報端末の送受信部を介して前記情報供給端末へ送信し、前記情報供給端末は、前記情報端末より受信する前記アプリケーション情報を前記端末識別情報と対応付けて情報供給端末の記憶部に格納し、表示された前記端末識別情報のうちいずれかの端末識別情報が選択され、該選択された端末識別情報に対応する前記情報端末を特定し、前記選択された端末識別情報に対応するアプリケーション情報によりアプリケーションプログラムを特定し、前記特定されたアプリケーションプログラムに対応する複数のコンテンツと各コンテンツの対価情報を、前記表示部を介して表示することを特徴とする情報供給方法を提供することにより達成される。
また上記目的は、本発明の第三の側面によれば、本発明の第一又は第二の側面において、前記情報供給端末は、該情報供給端末と無線通信可能な圏内にいる前記情報端末の台数に応じて、表示する前記コンテンツを変更することを特徴とする情報供給方法を提供することにより達成される。
また上記目的は、本発明の第四の側面によれば、本発明の第一又は第二の側面において、前記情報端末の記憶部は、更に、グループを識別するグループ情報を格納し、前記情報端末は、前記情報供給端末と無線通信可能な圏内にいることを契機に、更に、前記グループ情報を前記情報端末の送受信部を介して前記情報供給端末へ送信し、前記情報供給端末は、前記情報端末より受信する前記グループ情報を前記端末識別情報と対応付けて情報供給端末の記憶部に格納し、グループ利用開始指示が前記入力部を介して入力されたことを契機に、前記情報供給端末の送受信部を介して受信した、前記情報供給端末の記憶部に格納された前記グループ情報であって、該情報供給端末と通信可能な前記情報端末が属するグループに対応する前記グループ情報を、前記表示部を介して表示し、表示された前記グループ情報のうちいずれかのグループ情報が選択されると、該選択されたグループ情報に対応するグループに属する前記情報端末を特定し、前記複数のコンテンツと各コンテンツの対価情報を前記表示部を介して表示し、前記複数のコンテンツのうちいずれかのコンテンツが選択されると、該選択されたコンテンツに対応する対価の支払いに対する課金認証を前記決済部を介して行い、前記課金認証により入金が確認されると、前記選択されたグループ情報に基づき特定された情報端末へ、前記選択されたコンテンツを前記情報供給端末の送受信部を介して送信して供給することを特徴とする情報供給方法を提供することにより達成される。
また上記目的は、本発明の第五の側面によれば、本発明の第一又は第二の側面において、前記情報端末は、更に、前記情報供給端末と無線通信可能な圏内に入ったことを利用者に通知する報知部を有し、前記情報供給端末は、前記情報端末が無線通信可能な圏内に入ったときに、該情報端末へ前記報知部を起動するための情報を送信することを特徴とする情報供給方法を提供することにより達成される。
また上記目的は、本発明の第六の側面によれば、複数のコンテンツと前記複数のコンテンツの対価情報が格納されたサーバと通信可能に接続され、無線通信機能を有する送受信部と、情報を格納する記憶部と、課金認証を行う決済部と、利用者に対し情報を表示する表示部と、利用者が指示を入力する入力部とを備えた情報供給端末と、固有の端末識別情報を格納する記憶部と、無線通信機能を有する送受信部とを備えた情報端末とが、互いに無線通信可能な圏内にあるときに情報通信を行う情報供給システムにおいて実行される情報供給方法であって、前記情報端末は、前記情報供給端末と無線通信可能な圏内にいることを契機に、前記情報供給端末へ前記情報端末の送受信部を介して前記端末識別情報を送信し、前記情報供給端末は、前記情報端末より受信する前記端末識別情報を情報供給端末の記憶部に格納し、利用開始指示が前記入力部を介して入力されたことを契機に、前記情報供給端末の記憶部に格納された前記端末識別情報であって、該情報供給端末と通信可能な前記情報端末の前記端末識別情報を、前記表示部を介して表示し、表示された前記端末識別情報のうちいずれかの端末識別情報が選択されると、該選択された端末識別情報に対応する前記情報端末を特定し、前記サーバと通信して前記サーバに格納された前記複数のコンテンツと前記各コンテンツの対価情報を取得し、取得した前記複数のコンテンツと前記各コンテンツの対価情報を前記表示部を介して表示し、前記複数のコンテンツのうちいずれかのコンテンツが選択されると、該選択されたコンテンツに対応する対価の支払いに対する課金認証を前記決済部を介して行い、前記課金認証により入金が確認されると、前記選択された端末識別情報に基づき特定された情報端末へ、前記選択されたコンテンツを前記情報供給端末の送受信部を介して送信して供給することを特徴とする情報供給方法を提供することにより達成される。
また上記目的は、本発明の第七の側面によれば、複数のコンテンツと前記複数のコンテンツの対価情報が格納された記憶部と、利用者に対しコンテンツとコンテンツの対価情報を表示する表示部と、利用者が指示を入力する入力部と、課金認証を行う決済部と、前記コンテンツを情報端末に無線により送信する無線通信機能を有する送受信部と、前記情報端末と情報通信を行うための制御をする制御部とを備え、前記表示部に表示された前記コンテンツのうちから特定されたコンテンツに対応する対価の支払いに対する課金認証を前記決済部を介して行い、前記課金認証により入金が確認されると、前記特定されたコンテンツを利用者の情報端末に前記送受信部を介して送信する情報供給端末であって、前記制御部は、無線通信可能な圏内にいる前記情報端末が送信する端末識別情報を前記記憶部に格納させ、前記表示部に表示された前記コンテンツのうちからコンテンツが特定されると、前記記憶部に格納された前記端末識別情報であって、該情報供給端末と通信可能な前記情報端末の前記端末識別情報を、前記表示部を介して表示させ、表示された前記端末識別情報から選択された端末識別情報に対応する情報端末を前記利用者の情報端末として決定することを特徴とする情報供給端末を提供することにより達成される。
また上記目的は、本発明の第八の側面によれば、第七の側面において、前記制御部は、更に、無線通信可能な圏内にいる前記情報端末の台数に応じて、表示する前記コンテンツを変更することを特徴とする情報供給端末を提供することにより達成される。
また上記目的は、本発明の第九の側面によれば、第七の側面において、前記制御部は、更に、無線通信可能な圏内にいる前記情報端末が送信する、アプリケーションプログラムを特定するアプリケーション情報を前記端末識別情報に対応付けて前記記憶部に格納させ、前記アプリケーション情報に応じて、前記表示部に表示される前記コンテンツ情報を変更させることを特徴とする情報供給端末を提供することにより達成される。
また上記目的は、本発明の第十の側面によれば、第七の側面において、前記制御部は、更に、無線通信可能な圏内にいる前記情報端末が送信する、グループを特定するグループ情報を前記端末識別情報に対応付けて前記記憶部に格納させ、前記グループ情報に応じて、前記表示部に表示される前記コンテンツ情報を変更させることを特徴とする情報供給端末を提供することにより達成される。
本発明の方法を使用すれば、清涼飲料水の自動販売機において、利用者が好みの清涼飲料水を選択し、選択された清涼飲料水に必要な金額を投入し、清涼飲料水を購入する要領で、利用者が好みのコンテンツを選択し、選択されたコンテンツの対価に対する決済を行い、そのコンテンツを情報端末に取り込む(ダウンロードする)ことができる。決済は、現金やトレーディングカード等を用いて行うことができる。こうして、利用者の事前登録によるネット接続認証をすることなく、又クレジットカードを必要とせずに、コンテンツ毎に課金される有料コンテンツを情報端末へ直接ダウンロードすることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲はかかる実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
図1は、本発明の情報供給方法が適用される情報供給システムの構成例を示す図である。情報供給端末1は、例えば、不特定多数の人が集まる場所(コンビニエンスストアやデパート、ショッピングモール等)に設置され、利用者により情報供給端末1の表示部に表示されるメニュー(コンテンツ情報)に従って操作され、コンテンツが選択されると、内部に格納されたコンテンツを無線通信により配信する。情報供給端末として、一般的なPC等の端末を配置することも可能だが、コンテンツ配信用の専用端末を使用してもよい。情報供給端末の具体例は、後述する。図1においては情報供給端末は1台のみだが、複数台存在していても構わない。
情報端末2は、情報供給端末1との無線通信の相手先端末であり、情報供給端末1から配信されるコンテンツをダウンロードして取り込む。情報端末2としては、利用者が携帯する携帯端末(PDA、携帯電話、携帯型ゲーム機等)が望ましい。
情報供給端末1に格納されるコンテンツの管理は、各情報供給端末毎に個別に行われる場合(個別管理)と、情報供給端末1とネットワーク4を介して接続されたコンテンツサーバ3を利用して行われる場合(一括管理)とがある。ネットワーク4は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)等の通信網である。
個別管理の場合、管理者が複数の情報供給端末を周回し、各情報供給端末に備えられた入力部(キーボード、マウス、光ディスクの読み出し装置等)を使用して、コンテンツの追加、削除を行うことによりコンテンツが管理される。一括管理の場合、管理者がコンテンツサーバ3にてコンテンツの追加、削除を行うことで、コンテンツの管理が行われる。各情報供給端末1は、利用者からコンテンツ取得要求があったとき、最新のコンテンツをコンテンツサーバ3からネットワーク4を介して取得し、利用者に提示する。この場合、情報供給端末1には個別にコンテンツを保持しておく必要がなくなり、利用者からの要求のあったコンテンツをその都度コンテンツサーバ3から取得するので、情報供給端末1の設備は簡易ですみ、費用が削減される。また、コンテンツの管理もコンテンツサーバ3の管理に集約され、人的な費用も削減される。さらに、各情報供給端末1を識別する識別情報を用意し、コンテンツサーバ3に識別情報毎に異なるコンテンツを格納することで、情報供給端末毎に提供するコンテンツを変えることも可能になる。
上記の他に、情報供給端末1として使用する装置の資源に余裕があれば(例えば、CPUの処理能力が十分高い、十分なメモリを搭載している、十分な記憶容量を備えている等の場合)、情報供給端末1が定期的にコンテンツサーバ3にアクセスしてコンテンツの更新状況を確認し、更新されたコンテンツがあれば、それをネットワーク4を介して取得することで、情報供給端末1に常に最新のコンテンツが格納されるように構成することもできる。
続いて、情報供給システムに含まれる、情報供給端末1、情報端末2を説明する。コンテンツサーバ3については、コンテンツサーバが使用される場合(一括管理の場合)の説明にて後述する。
まず、情報供給端末1を説明する。なお、以下本実施形態においては、コンテンツの一例としてビデオゲームに関するコンテンツを取り扱うものとして説明する。
図2は、本発明の実施形態における情報供給端末1の外観図(正面図)である。情報供給端末1は、ビデオモニタ(表示部)22と、キーボード等を有するコントロールパネル(入力部)23を備える。ビデオモニタ22に表示されるメニューを利用者がコントロールパネル23を操作して選択すると、そのメニューに対応するさまざまなコンテンツが情報端末2に配信される。
情報供給端末1は、無線通信機能を備え、アンテナ21を介して、例えば、最新のビデオゲーム攻略情報(テキスト情報)、新たな機能が追加された拡張プログラム(バイナリ情報)等のコンテンツを情報端末2に送信する。また、情報供給端末1で提供されるコンテンツの中には有料のものが含まれる。有料コンテンツを取得する場合、利用者は情報供給端末1に備えられた決済部を介して対価を支払う。図2においては、一例として、現金投入口24に現金を投入し、コンテンツに対する対価を支払う。つり銭排出口25からはつり銭が排出される。決済部としては、他にプリペイドカードの読み書き装置、金融機関とネットワークで接続されたデビットカードの読み書き装置、ICカードに記憶された電子マネーの読み書き装置(ICカードリーダライタ)等が使用できる。
また、トレーディングカードを、そのトレーディングカードの購入時に支払った金額分コンテンツが購入可能なプリペイドカードとして使用することもできる。トレーディングカードとは、トランプのようなカードゲームとして単体で遊ぶこともできるが、トレーディングカードに印字されたバーコード等を利用してビデオゲームやトレーディングカード用装置と連動する遊び方が可能な少額で購入可能なカードである。トレーディングカードをプリペイドカードのように利用することで、(両親が買い与えたトレーディングカードを子供に持たせ、)子供は現金を持つことなく、本発明の情報供給端末1にて有料コンテンツを取得することが可能となる。
同様にキャラクタフィギュア(例えば、プラスチック製のカプセルに封印され販売される)に記録された金額情報とその読み出し装置を決済部として使用することもできる。
図3は、本発明の実施形態における情報供給端末1の構成ブロック図である。情報供給端末1は、制御部31、送受信部33、決済部34、記憶部32、入力部38、表示部39を有する。各機能ブロックはプログラムで実現され、情報供給端末1に備えられた図示省略されたCPU(Central Processing Unit)にてそのプログラムが実行されるが、ハードウェアで構成することもできる。
制御部31は、情報供給端末1の制御を行い、表示部39にメニュー等を出力し、入力部38から入力される指示に応じて処理を行い、送受信部33より入力される名刺データを記憶部32の参加端末データベース(参加端末DB)322に格納し、決済部34を介して行われる課金認証の結果に基づきコンテンツを配信するか決定し、コンテンツを配信する場合記憶部32に格納されたコンテンツを送受信部33に出力する等の処理を行う。また、詳細は(図11にて)後述するが、本実施形態において、制御部31はDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバとして機能する。
名刺データとは、情報端末2が情報供給端末1の通信圏内に入ると送信されるデータであって、情報端末2を識別するための端末識別情報を含むものであり、詳細は後述(図4)する。また、情報供給端末1が提供するコンテンツが複数種類のコンテンツ(ここでは、一例として、ビデオゲームに関するコンテンツであるとする。)に及ぶ場合には、コンテンツのタイトル(例えばビデオゲームのタイトル)とコンテンツを識別する識別情報(アプリケーション識別情報)が対応付けられたデータベース(アプリケーションデータベース(アプリDB)323)が予め記憶部32に格納される。
また、制御部31はそれまで圏外にいた情報端末が、情報供給端末の無線通信圏内に入ったことを通知するための情報を送受信部33を介して送信する。ここで、「情報端末が情報供給端末の無線通信圏内に入ったことを通知するための情報」とは具体的には、情報端末2に備えられた報知部(図8にて後述)を起動するための報知部起動指示であり、報知部起動指示を受信した情報端末2は報知部を起動する。また、報知部起動指示と共に、情報端末2で実際に利用者に喚起を促すのに使用される情報(例えば、情報端末の表示部に表示されるメッセージや、情報端末のスピーカから音声出力される音声メッセージ等)が送信されてもよい。
送受信部33は、情報端末2と無線通信を行う。より具体的には、送受信部33は、情報端末2から送信される名刺データを制御部31に出力する。また、送受信部33はコンテンツ等をあて先の情報端末2に送信する。決済部34は、使用される入金方法(現金、プリペイドカード、デビットカード等)に応じた読み書き装置を有し、課金認証の結果を制御部31に通知する。また他に、つり銭の排出、プリペイドカードの磁気情報の更新、金融機関への減額通知等の必要な処理を行う。
記憶部32は、制御プログラム321、参加端末データベース(参加端末DB)322、アプリDB323、コンテンツ324等を含む。記憶部32は、例えば、ハードディスク、不揮発性メモリ等の記憶手段である。参加端末DB322は、情報供給端末1に送信された名刺データの他に、格納される。コンテンツ324は、コンテンツの格納場所として使用される。
入力部38は、利用者が指示を入力したり、コンテンツが入力される際使用される入力手段であり、例えば、図2のコントロールパネル23が該当する。他に、キーボード、マウス、CD-ROM等の光ディスク用のドライブを備えていてもよい。表示部39は、利用者に情報を表示するための表示手段であり、CRTや液晶等のディスプレイ装置である。例えば、図2のビデオモニタ22が該当する。
なお、入力部は物理的な接触による入力に限られない。また、表示部は視覚的に情報を表示するものに限られない。例えば、ディスプレイの代わりに表示部としてスピーカが使用され、音声によりメニューが読み上げられ、入力部としてマイクが使用され、利用者の発した音声に応じてメニューが選択入力されてもよい。
こうして、情報供給端末1の制御部31、送受信部33、記憶部32が情報端末2に対しコンテンツの供給手段として機能している。
次に、情報供給端末1の記憶部32にそれぞれ格納される、参加端末DB322、アプリDB323、コンテンツ324のデータ構成について説明する。まず参加端末DB322に関連するデータとして、名刺データについて説明する。
図4は、情報供給端末1に情報端末2が送信する名刺データのデータ構成例を示したものである。名刺データは、端末固有の識別情報である端末識別子(端末ID)を含み、更に、端末IDにアプリケーション識別子(アプリID)が対応付けられている。端末IDは、情報端末2を特定するための識別子であり、例えば、通信機器に固有のMAC(Media Access Control)アドレス、携帯電話番号、固定IPアドレス等が使用される。また、一時的に割り当てられる識別子(例えばDHCPサーバにより割当てられるIPアドレス等)を使用することも可能である。
アプリIDは、本発明では、情報端末2で実行中のビデオゲームを特定するための識別子である。アプリIDにより、情報端末2で実行中のビデオゲームが特定されることにより、情報供給端末1にそのビデオゲームに対応するコンテンツを表示させることが可能になる。また、配信したコンテンツが、配信先の情報端末2で実行可能かを判定することも可能になる。こうして、遊ぶことのできないコンテンツが誤った情報端末に配信されることを防止することができる。
図5は、アプリIDのデータ構成例である。アプリIDは、情報端末2で実行されるビデオゲームを特定する情報であり、図5では、ゲームベンダー毎に振られるベンダーコードと、ゲームベンダー内でゲームタイトルを一意に識別するタイトルコードを組み合わせたものになっている。図5の例の他に、情報端末2で実行中のゲームに関する情報(例えば、ベンダ名や、ゲームタイトル)をテキストで格納したものをアプリIDとして使用することもできる。
図6は、図3の参加端末DB322に格納されるデータのデータ構成例である。図6の参加端末DB322には、「端末ID」、「IPアドレス」、「アプリID」、「グループ名」がデータ項目として格納される。
「端末ID」「アプリID」は、図4の名刺データに含まれるものと同じである。情報供給端末1は、名刺データを情報端末2から受信すると、同一の端末IDが参加端末DB322に格納済みかを確認し、まだ格納されていない場合新たなエントリとして、対応する項目を参加端末DB322に追加する。
「IPアドレス」は、端末IDに対応付けられたIP(Internet Protocol)アドレスであり、本実施形態においては、一例として、制御部31をDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバとして機能させ、DHCPサーバにより割り振られたIPアドレスを図6の「IPアドレス」に格納する。これにより、情報供給端末1において、コンテンツが利用者により選択された後、利用者の情報端末へIPアドレスを利用してコンテンツを送信することができる。
「グループ名」は、追加的なデータ項目であって、複数の利用者が集まってグループが作成された場合、各グループを識別するための名前が格納される。グループの設定は、情報供給端末1にて行われる。グループを設定させる動機付けとして、例えば、グループ間で対戦を行い、勝利グループには、通常のビデオゲームの遊戯では得ることのできない特殊アイテムを入手させたり、所定の人数以上にならないと遊ぶことのできないミニゲームを用意することが考えられる。
図7は、記憶部32に格納されるアプリDB323のデータ構成例を示す図である。ゲームに付けられたゲームタイトル(ゲーム名)と、それを識別するアプリケーション識別情報(アプリID)が対応付けられている。アプリIDは、ゲームタイトルが異なればそれぞれ異なり、重複することはない。つまり、図7において、「Aの冒険」のアプリID(AID1)と「Bのレーシング」のアプリID(AID2)は異なる識別子である。
図8は、記憶部32に格納されるコンテンツ324のデータ構成例を示す図である。データ項目として、「ゲームタイトル」、「メニュー」、「コンテンツ」が格納される。「ゲームタイトル」は、情報供給端末1で提供中のゲームタイトルが格納される。「メニュー」は、各ゲームタイトルに対し提供されるメニューである。それぞれの「メニュー」には、一乃至複数のコンテンツが対応付けられており、利用者はメニューを選択することで、各メニューに対応付けられた一乃至複数のコンテンツを取得することができる。
データ項目「コンテンツ」にはコンテンツタイトル、対価、データ格納場所が組として一乃至複数個格納される。コンテンツタイトルは、利用者のコンテンツに対する理解を助けるための名前であり、対価はそのコンテンツの取得に必要な金額であり、データ格納場所はコンテンツデータが格納されたファイルへのパスである。
具体的には、図8において、ゲームタイトル「Aの冒険」に対し、少なくとも、「無料コンテンツ」、「攻略情報」、「拡張情報」、「グループメニュー」がメニューとして提供され、そのうち、「攻略情報」に関しては、オフィシャル情報(100円)、アンオフィシャル情報(100円)、両方(200円)というコンテンツが用意されていることがわかる。利用者が「攻略情報」から「オフィシャル」を選択し、100円支払うと、データ格納場所に示されるofficial.txtというテキストファイルが利用者の情報端末2に送信される。また、「グループ」メニューから「他グループと対戦」が選択され人数分の支払いが完了すると、情報供給端末1でtag.exeというプログラムが実行され、対戦に必要なデータ及びプログラムが参加者の情報端末2に送信される。
続いて本実施形態の情報供給システムに含まれる情報端末2を説明する。図1の情報供給システムに含まれる情報端末2は、本実施形態においては、ゲームプログラムが実行される携帯型のゲーム端末である。各情報端末2は、無線通信機能を備え、無線通信アンテナ14を介して他の情報端末2や情報供給端末1と通信可能である。情報端末2は、利用者が指示を入力する入力部として、十字キー11やボタン12が備えられ、利用者に情報を表示する表示部として、液晶画面13が備えられている。
図9は、本発明の実施形態における情報端末2の構成ブロック図である。情報端末2は、制御部91、送受信部92、記憶部93、報知部94、入力部95、表示部96を有する。各機能ブロックはプログラムで実現され、情報端末2に備えられた図示省略されたCPU(Central Processing Unit)(図示省略)にてそのプログラムが実行されるが、ハードウェアで構成することもできる。
制御部91は、情報端末2の制御を行い、表示部96にゲームの進行を出力し、入力部95から入力される指示に応じて処理を行い、送受信部92より入力されるコンテンツを記憶部93に格納し、情報供給端末1の通信圏内に入ると名刺データを送受信部92に出力し、新たに情報供給端末の無線通信圏内に入ったことを通知する情報を受信すると、報知部94を起動して利用者に喚起を促す。なお、詳細は後述するが、本実施形態において制御部91はDHCPクライアントとして機能する。
送受信部92は、情報供給端末1と無線通信を行う。送受信部92は、情報供給端末1から送信されるコンテンツを制御部91に出力し、制御部91より入力される名刺データ(図4参照)を情報供給端末1に送信する。記憶部93は、ゲームプログラム931、名刺データ932、コンテンツ933等を含む。記憶部93は、例えば、ハードディスク、不揮発性メモリ等の記憶手段である。
報知部94は、情報供給端末1から送信される報知部起動指示に基づき、新たに情報供給端末の無線通信圏内に入ったことを利用者に通知する。例えば、表示部96に表示させて利用者を気付かせるためのメッセージを作成し、あるいは、図示しないスピーカから出力する音声により利用者を気付かせるための音声メッセージを作成し、あるいは、図示しない偏心錘をモータで回転させて情報端末を振動させる。また、これらの組合せであってもよい。また、上記メッセージや音声メッセージを前述の報知部起動指示と共に受信する場合、報知部94が新たに作成することなくそれらを利用しても構わない。
入力部95は、利用者が指示を入力したり、コンテンツが入力される際使用される入力手段であり、例えば、図1の十字キー11やボタン12が該当する。他に、キーボード、マウス、CD-ROM等の光ディスク用のドライブを備えていてもよい。表示部96は、利用者に情報を表示するための表示手段であり、例えば、図1の液晶画面13が該当する。なお、入力部は物理的な接触による入力に限られない。また、表示部は視覚的に情報を表示するものに限られない。例えば、ディスプレイの代わりに表示部としてスピーカが使用され、音声により表示内容が読み上げられ、入力部としてマイクが使用され、利用者の発した音声に応じて指示が入力されてもよい。
次に、以上に説明した情報供給システムにおいて、情報供給端末1に格納されたコンテンツが、情報端末2に取り込まれる(ダウンロードされる)動作を説明する。ここでは、コンテンツの管理形態として、コンテンツサーバを介さず情報供給端末毎にコンテンツが管理される「個別管理」と、コンテンツサーバを介した「一括管理」とが考えられる。まず、「個別管理」の場合について説明する。
[個別管理、一種類のコンテンツ]
さらに、説明を簡単化するため、情報供給端末1が一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合について、その動作およびその動作に関連するデータのデータ構成を説明する。コンテンツは、図3の入力部38を介して情報供給端末1に入力済みであるとする。
図10は、情報供給端末1が一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合の処理を示すフローチャートである。情報端末2は、情報供給端末1の通信圏内に入ると、情報端末2を識別する端末識別情報を含む名刺データを送信し、利用者に無線通信圏内に情報供給端末が存在することを通知する(S1)。名刺データは情報端末1の記憶部93に予め、例えば図4のデータ構成として格納されている。続いて、情報供給端末1は、受信した名刺データを参加端末DB322へ追加更新する(S2)。ステップS1、ステップS2の処理は、本実施形態においてはDHCPの機能を利用して次のように行われる。
図11は、DHCPを利用してステップS1、ステップS2を行う場合の処理を示すフローチャートである。図12は、図11の処理において送受信されるパケットのデータ構成である。例としてIPパケットを示すものである。図11の説明において適宜、図12を参照する。ここでは、例として、DHCPサーバとして機能する情報供給端末1のMACアドレスを11:11:11:11:11:11、DCHPクライアントとして機能する情報端末2のMACアドレスを00:00:00:00:00:00として説明する。
まず、DHCPクライアント(情報端末2)は、DHCP DISCOVERパケットをネットワークにブロードキャストする(S21)。ステップS21は、DHCPクライアントとして機能する情報端末2の制御部91がDHCP DISCOVERパケットを生成し、送受信部92を介してDHCP DISCOVERパケットを送信する。図11において、あて先MACアドレス(図12のEthernetヘッダ参照)がFF:FF:FF:FF:FF:FFとなっており、このパケットはブロードキャストされる。
ブロードキャストされたネットワークにおいてDHCPサーバが存在すれば、そのDHCPサーバはDHCP OFFERパケットを応答する(S22)。ステップS22は、まず、情報供給端末1の送受信部33が受信したDHCP DISCOVERパケットを制御部31に出力し、DHCPサーバとして機能する制御部31がDHCP OFFERパケットを生成し、送受信部33を介してDHCP OFFERパケットを送信する。DHCP OFFERパケットのIPデータ(図12参照)には、DHCPサーバ(情報供給端末1)に蓄積された空きIPアドレスのリストから選択されたいずれかのIPアドレスが含まれ、DHCPクライアント(情報端末2)に対して、そのIPアドレスの使用が提案される。
DHCPクライアント(情報端末2)は、提案されたIPアドレスの使用に同意することを宣言するためDHCP REQUESTパケットを再びブロードキャストする(S23)。ステップS23は、情報端末2の送受信部92が受信したDHCP OFFERパケットを制御部91に出力し、制御部91がDHCP REQUEST パケットを生成し、送受信部92を介してDHCP REQUEST パケットを送信する。
DHCP REQUESTパケットを受信したDHCPサーバ(情報供給端末1)は、使用の宣言されたIPアドレスを空きIPアドレスのリストから削除し、使用の宣言されたIPアドレスとDHCPクライアント(情報端末2)のMACアドレスを対応付けて記憶部32の参加端末DB322に格納すると共に、DHCPクライアント(情報端末2)にDHCP ACKパケットを送信する(S24)。ステップS24は、まず、情報供給端末1の送受信部33が受信したDHCP REQUEST パケットを制御部31に出力し、制御部31がDHCP ACKパケットを生成し、送受信部33を介してDHCP ACKパケットを送信する。この後、DHCPクライアント(情報端末2)は、ステップS23で使用を宣言したIPアドレスを使用して通信を行う。
ステップS24のDHCP ACKは、報知部起動指示としても使用できる。例えば、ステップS21のDHCP DISCOVERパケットのブロードキャストが、情報端末の電源投入時や電源投入後所定の間隔で実行され、ステップS24のDHCP ACKを受信した送受信部92が制御部91に情報供給端末1と通信可能状態にあることを通知することにより、制御部91は報知部を起動する。そして、情報供給端末の無線通信圏内にあることを知らせる画像やテキスト情報を情報端末2の表示部96に出力したり、図示省略されたスピーカから音声メッセージを出力し、あるいは図示省略されたバイブレータを振動し、又はこれらの組み合わせにより、報知部94は利用者に情報供給端末1と通信可能状態にあることを通知する報知機能を実現する。
なお、DHCPサーバによって割り振られたIPアドレスには使用期間が設定され、使用期間が過ぎる前にDHCPクライアント(情報端末2)により延長要求(DHCP REQUEST)されなかった場合、そのIPアドレスは解放される。解放されると、DHCPサーバの空きIPアドレスリストに解放されたIPアドレスが復活すると共に解放されたIPアドレスのエントリが参加端末DB322から削除される。このようにすると、情報端末2が情報供給端末1の通信圏内に入ることにより、IPアドレスが割り振られると共に参加端末DB322に情報端末2の名刺データが追加され、情報端末2が情報供給端末1の通信圏内から外れることでIPアドレスが解放されると共に参加端末DB322から名刺データが削除され、参加端末DB322は情報端末2の移動に合わせて更新される。
以上の処理において、情報端末2が情報供給端末1の通信圏内に入らないと、ブロードキャストされたDHCP DISCOVERパケットにDHCPサーバ(情報供給端末1)が応答することはない。
従って、図10において、情報端末2が情報供給端末1の通信圏内に入ると名刺データ(図4参照)が送信され(S1)、名刺データを受信した情報供給端末1にて、MACアドレスと対応付けられたIPアドレスが参加端末DB322に格納され、参加端末DB(図6参照)が更新される(S2)。こうして、IPアドレスと名刺データに含まれる端末ID、アプリIDが参加端末DB322に格納される。その際グループ名は、空データ("Null")等で初期化される。なお、端末識別情報(端末ID)としては、本実施形態で使用したMACアドレスの他にも、IPデータ(図12参照)に格納しデータを受け渡すことによって、携帯電話番号、DHCPサーバから割り振られたIPアドレス等を使用することも可能である。
図10に戻り、説明を続ける。以下の説明においては、情報供給端末1の表示部(ビデオモニタ)39における画面例である図13を適宜参照して説明する。
情報供給端末1では、提供中のコンテンツに関するメニュー画面が表示部を介して表示される(S3、図13画面132)。画面132において、「無料コンテンツ」メニューを選択すれば、無料で入手可能なコンテンツを情報端末2に取り込むことができ、「拡張情報」メニューを選択すれば、アイテムや機能が追加されたゲームプログラムをダウンロードすることができる。「攻略情報」メニューを選択すれば、ビデオゲームの攻略のヒントや、他のプレイヤが提供する情報等が入手でき、「グループメニュー」を選択すれば、複数の情報端末2を一つのグループとした場合のグループ向けコンテンツを入手することができる。
画面132上でのメニュー(コンテンツ情報)の選択は、入力部(コントロールパネル)38を介して行うことができる。例えば、コントロールパネル23のキーを操作し、カーソルを自分の選択するメニューに移動させ、決定ボタンを押すことで選択が行われる。あるいは、ビデオモニタ22自体がタッチパネルとなって入力部38として機能するようになっていてもよい。ここでは、「攻略情報」が選択されたとする。この選択に伴い、入力部38を介して利用開始指示が制御部に入力される(S4)。
制御部31は、ステップS4を受けて、記憶部32に格納された参加端末DB322にアクセスし、その時点で参加端末DB322に格納された端末IDを表示部39に出力する(S5)。本実施形態では、端末IDであるMACアドレスが表示される(図13画面133)。なお、表示されるのはMACアドレスに限られない。他にも、端末IDとして使用可能な携帯電話番号、DHCPサーバから割り振られたIPアドレス等に加え、名刺データに含まれる情報や、情報端末にて設定されるホスト名、フリーテキスト情報等が使用できる。こうした情報は、IPデータ(図12参照)として、情報端末2から情報供給端末1に受け渡すことが可能である。
画面133において、表示されたMACアドレス横の「選択」ボタンを押すことによって、利用者が使用する情報端末を特定することができる。画面133上での情報端末の選択は、画面132において行われる選択と同様に行われる。従って、「選択」ボタンが押されることにより、入力部38を介して端末IDを含む端末特定指示(第一の指示)が制御部31に入力される(S6)。なお、ステップS5及びS6は、参加端末DBに格納された端末IDが一つしかない場合、コンテンツ送信先の情報端末は、その端末IDにより直ちに特定されるので省略され、ステップS4の後ステップS7が実行される。
制御部31は、ステップS6を受けて、「攻略情報」メニューに対応するコンテンツとその対価を表示部39に出力する(S7)。ステップS7におけるコンテンツとその対価は、記憶部32のコンテンツ324に含まれている。(こうして、制御部31、記憶部32が、送受信部33を介して情報端末2に対しコンテンツを供給する供給手段として機能する。)本実施形態では、ゲームメーカが公式情報として公表するオフィシャル情報(100円)か、他のプレイヤの感想、経験談がテキスト情報として提供されるアンオフィシャル情報(100円)か、その両方を取得するかの3つの選択が許される(図13画面134)。なお、ステップS7で表示されるコンテンツは、情報端末2の台数に応じて変化させてもよい。参加端末DB322に格納された端末IDを数えれば、情報供給端末1と通信可能な情報端末2の台数は把握できる。情報供給端末1に集まる人数が増えれば増えるほど、入手しにくいコンテンツを提供することで、情報供給端末1の集客力が高まることになる。台数に応じてコンテンツを変える場合、記憶部32に予め、台数区分に応じた複数のコンテンツを格納しておけば済む。
画面134において、表示された番号を選択することによって、利用者は希望するコンテンツを情報端末2に取り込む。画面134に表示された番号の選択は、画面132および画面133において行われる選択と同様に行われる。従って、画面134に表示された番号の選択が行われることにより、入力部38を介してコンテンツ特定指示(第二の指示)が制御部31に入力される(S8)。
制御部31は、ステップS8を受けて、選択されたコンテンツに対応する対価の支払いが決済部34を介して行われるのを待つ(S9)。例えば、画面134で番号「1」(オフィシャル)が選択されると、図13画面135のような画面が表示される。
そして、現金、プリペイドカード等を介して支払い金額が対価に達したことが決済部34により通知されると、制御部31は、送受信部33を介してステップS8で特定されたコンテンツをステップS6で特定された情報端末2に送信する(S10、図13画面136)。ステップS10では、制御部31は、ステップS6で入力された端末特定指示に含まれる端末IDで参加端末DB322を検索し、ヒットした端末IDに対応するIPアドレスをあて先IPアドレスとするパケットを生成し、送受信部を介してそのパケットを送信する。ステップS10で送信されたパケットは、情報端末2の送受信部92(図9参照)で受信され、制御部91に入力され、記憶部93に格納される(S11)。こうして、コンテンツのダウンロードが完了する。
なお、図10に示したフローチャート、図13に示した画面例は一例に過ぎず、特にメニュー画面表示後の処理の型はさまざまである。例えば、参加端末とコンテンツ及び対価が同じ画面に表示され、ステップS5〜S8までの処理が一度に行われてもよい。また、決済(S9)が、コンテンツ送信(S10)の後に行われてもよい。
ただし、決済をコンテンツ送信の後に行う場合、対価を支払うことなくコンテンツのみを取得する利用者がいるやも知れないため、決済をして初めてコンテンツが有効化されるような予防措置を取る必要がある。そのような予防措置としては例えば、ビット1が有効を意味し、ビット0が無効を意味するデータ有効フラグをコンテンツに設定し、決済前に送信されるコンテンツのデータ有効フラグを0にしておき、決済後データ有効フラグを1にするデータを情報供給端末から情報端末に送信する方法が挙げられる。
また、情報端末を特定する方法は、表示された参加端末から自端末を選択するステップS6の方法に限られない。例えば、ステップS4で利用開始指示が入力された後、情報供給端末の表示部に特定のコマンドを入力するメッセージを表示する。利用者は情報端末にてそのコマンドを入力し情報供給端末に送信し、情報供給端末にて表示したコマンドと、情報端末より送信されたコマンドが一致するかを判定し、一致した場合コンテンツ送信先の情報端末が特定される方法を取ることもできる。両者の通信には図12に示されるパケットが使用され、コンテンツ送信先のIPアドレス等を情報供給端末で取得することができる。
特定のコマンドは、情報端末に備えられた十字キー、ボタンを押す順番を配列したもの(例えば、十字キーの上、下、上、下、ボタンA、ボタンBのように指定される)や暗証番号のような数字の配列やパスワードのような文字、数字、記号の配列等情報端末に備えられた入力手段にて入力可能なコマンドが使用される。情報供給端末と通信可能な情報端末が複数存在しても、表示されたコマンドを見た後、コマンドを入力可能な情報端末は限定される。また、コマンドを盗み見した者が正当な利用者より先にコマンドを入力し、コンテンツ送信先の情報端末が正当な利用者以外の情報端末になる事態(コンテンツ横取り)を防ぐために、正当な利用者の情報端末に進行状態を表示させ、利用者がコンテンツ横取りの可能性を感じた場合、情報供給端末にて中止措置を取れるようにしてもよい。
また、情報端末を特定する方法として、情報端末と情報供給端末間でコンテンツを送信するのに使用される無線通信とは別の経路(有線通信、赤外線通信等)での接続を確立し、その別の経路で情報端末を特定する情報を送受信することで情報端末を特定してもよい。
[個別管理、複数種類のコンテンツ]
次に、情報供給端末1が複数のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合の動作を説明する。複数のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合、情報供給端末1は、どのビデオゲームに関するコンテンツを提供すべきか判定するため、ゲームタイトルとそのゲームタイトルを識別するアプリケーション識別情報が対応付けられたアプリDB(図7参照)を予め記憶部32に格納しておく。
図14は、情報供給端末1が複数のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合の動作を示すフローチャートである。なお図14において、一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合のフローチャート(図10)と同じステップに関しては同じステップ番号を振って説明は略す。
情報端末2は、情報供給端末1の通信圏内に入ると、情報端末2を識別する端末識別情報を含む名刺データを送信する(S1)。続いて、情報供給端末1は、受信した名刺データを参加端末DBへ追加更新する(S2)。ステップS1、S2の処理は、一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合(図10)と同様DHCPを用いて行えばよい。
これ以降のステップに関して、再び画面例である図13を適宜参照する。まず、情報供給端末1では、表示部39を介してコンテンツを提供中の複数のビデオゲームが表示される(S141、図13画面131)。この点が一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合と異なる。画面131では、4種類のビデオゲームのタイトルが表示され、その4種類のビデオゲームに関するコンテンツが提供中である。
画面131において、表示された番号を選択することによって、利用者はゲームタイトルを選択する。画面131上での表示された番号の選択は、図10のステップS4(図13画面132)や図10のステップS6(図13画面133)、図10のステップS8(図13画面134)において行われる選択と同様に行われる。従って、画面131上での表示された番号の選択が行われることにより、入力部38を介してタイトル特定指示が制御部31に入力される(S142)。ここでは、ゲームタイトルとして「Aの冒険」を特定する情報が入力される。
そして、ステップS142で選択されたゲームタイトルに関し提供中のコンテンツのメニュー画面が表示部39を介して表示される(S3、図13画面132)。利用者がメニュー(コンテンツ情報)を選択することにより、入力部38を介して利用開始指示が制御部31に入力される(S4)。制御部31は、記憶部32に格納された参加端末DB322にアクセスし、その時点で参加端末DB322に格納された端末IDを表示部39に出力する(S5)。利用者により情報端末が選択されると、入力部38を介して端末IDを含む端末特定指示(第一の指示)が制御部31に入力される(S6)。なお、ステップS5及びS6は、参加端末DBに格納された端末IDが一つしかない場合、コンテンツ送信先の情報端末は、その端末IDにより直ちに特定されるので省略され、ステップS4の後ステップS143が実行される。ステップS3〜S6までの処理は、図10の場合と同様である。
ステップS6により第一の指示が入力された制御部31は、情報端末2が実行するゲームプログラム(アプリケーション)に関するコンテンツを情報供給端末1が提供中かを判定する(S143)。制御部31は、ステップS6で取得した第一の指示に含まれる端末IDを基に参加端末DB322を検索し、その端末IDに一致する情報端末2のアプリIDを取得する。
次に、ステップS142で入力されたタイトル特定指示により特定されるゲームタイトルを基にアプリDB323(図7)を検索し、そのゲームタイトルに一致するゲームタイトルのアプリIDを取得し、先に取得したアプリIDと比較する。両者が一致しない場合(S143でNo)、情報供給端末1で選択されたゲームタイトルと、情報端末2で実行中のゲームタイトルが相違する旨を利用者に通知するエラーメッセージを表示部39に出力する(S144)。
両者が一致する場合(S143でYes)、ステップS4で選択されたメニュー(コンテンツ情報)に対応するコンテンツと対価が表示される(S7)。ステップS7におけるコンテンツとその対価は、記憶部32のコンテンツ324に含まれている(こうして、コンテンツサーバを用いる場合、制御部31、記憶部32が、送受信部33を介して情報端末2に対しコンテンツを供給する供給手段として機能する。)。
なお、ステップS7で表示されるコンテンツは、情報端末の台数に応じて変化させてもよい。参加端末DBに格納された端末IDを数えれば、情報供給端末と通信可能な情報端末の台数は把握できる。情報供給端末に集まる人数が増えれば増えるほど、入手しにくいコンテンツを提供することで、情報供給端末の集客力が高まることになる。台数に応じてコンテンツを変える場合、記憶部に予め、台数区分に応じた複数のコンテンツを格納しておけば済む。
そして、入力部38を介してコンテンツ特定指示(第二の指示)が入力され(S8)、対価の支払い完了通知が決済部34を介して入力されると(S9)、制御部31は、送受信部33を介してステップS8で特定されたコンテンツをステップS6で特定された情報端末2に送信する(S10)。ステップS10で送信されたコンテンツは、情報端末2の送受信部92で受信され、制御部91に入力され、記憶部93に格納される(S11)。ステップS7〜S11までの処理は、図10の場合と同様である。
なお、図14に示したフローチャート、図13に示した画面例は一例に過ぎず、特にメニュー画面表示後の処理の型はさまざまである。例えば、参加端末とコンテンツ及び対価が同じ画面に表示され、ステップS5〜S8までの処理が一度に行われてもよい。また、決済(S9)が、コンテンツ送信(S10)の後に行われてもよい。図10の場合同様、決済をして初めてコンテンツが有効化されるような予防措置を導入してもよい。又は、情報端末の記憶部93に十分な空き容量が確保されるかを判定した上で、コンテンツが送信されるような処理が行われてもよい。
図14は、コンテンツが1台の情報端末2に送信される場合であったが、複数の情報端末2を1グループとし、情報供給端末1を核としてグループ同士あるいはグループ内で使用されるコンテンツを、グループに属する複数の情報端末2に送信する場合について以下に説明する。
[個別管理、グループ用コンテンツ]
図15は、グループに属する複数の情報端末2にコンテンツを送信する場合の情報供給端末1の動作を説明するフローチャートである。この場合、情報供給端末1は、一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合でも、複数のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合でもどちらでも構わないが、説明のためここでは一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合とする。なお、一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合と同じフローチャート(図10)と同じステップに関しては同じステップ番号を振って説明は略す。
情報端末2は、情報供給端末1の通信圏内に入ると、情報端末2を識別する端末識別情報を含む名刺データを送信する(S1)。続いて、情報供給端末1は、受信した名刺データを参加端末DB322へ追加更新する(S2)。なお、ステップS1、S2の処理は、一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合(図10)と同様DHCPを用いて行えばよい。
以下の説明は、適宜図16、図17の画面例を参照して説明を行う。情報供給端末1では、提供中のコンテンツに関するメニュー画面が表示部39を介して表示される(S3、図16画面132)。図16画面132は、図13画面132と同じである。また図15のステップS3は図10のステップS3と同じである。
画面132において、「グループメニュー」が選択されると、サブメニューとして、グループを構成するメンバ(情報端末2)やグループ名を登録する「グループ登録」とグループに対して提供されるコンテンツを表示する「グループコンテンツ表示」が表示される(図16画面161)。画面161で、「グループ登録」を選択すれば、グループ登録指示が入力部38を介して制御部31に入力され、「グループコンテンツ表示」を選択すれば、グループ利用開始指示が入力部38を介して制御部31に入力される。
グループが存在しない状態では、グループ向けコンテンツが送信されないので、まずは、「グループ登録」が選択されるとする。従って、画面161において、番号「1」が選択され、この選択に伴い、入力部38を介してグループ登録指示が制御部31に入力される(S151)。
制御部31は、ステップS151を受けて、記憶部32に格納された参加端末DB322にアクセスし、その時点で参加端末DB322に格納された端末IDを表示部39に出力する(図16画面162)。利用者は、表示された端末IDから同一グループに所属させる情報端末の端末IDを複数選択する。選択された端末IDは入力部38を介して制御部31に入力される。
すると、続いてグループ名を入力する画面が表示され(図16画面163)、情報供給端末1に備えられた入力部38を介してグループ名が制御部31に入力される。そして、制御部31は、参加端末DB322(図6参照)を検索し、選択された端末IDに対応するグループ名欄に、画面163で入力されたグループ名を格納し、参加端末DB322を更新する(S152、図16画面164)。
次に、画面161において、「グループコンテンツ表示」が選択されるとする。従って、画面161において、番号「2」が選択され、この選択に伴い、入力部38を介してグループ利用開始指示が制御部31に入力される(S154)。制御部31は、ステップS154を受けて、グループ向けのコンテンツとその対価を表示部39に出力する(S7)。ステップS7におけるコンテンツとその対価は、記憶部32のコンテンツ324に含まれている(こうして、コンテンツサーバを用いる場合、制御部31、記憶部32が、送受信部33を介して情報端末2に対しコンテンツを供給する供給手段として機能する。)。
本実施形態においては、他のグループとの対戦を行うためのコンテンツ(「他グループと対戦」)か、グループに属する情報端末2で対戦を行うためのコンテンツ(「グループ内対戦」)か、グループに属する情報端末2に共通の課題が提供され、協力してプレイすることで課題を解決するためのコンテンツ(「協力攻略」)かを選択することができる(図17画面171)。これらのコンテンツには、他のグループと対戦する場合の勝利グループ、グループ内で対戦する場合の勝利者、課題解決時のグループに対して特殊なアイテムが与えられるような情報が含まれ、情報供給端末1を積極的にグループで使用することを促すこともできる。
他に、グループ向けコンテンツとして、グループ毎にデザインされたマーク(紋章、ワッペン)をグループに属する情報端末にダウンロードさせてもよい。マークは情報端末の表示部に表示され、見た目の格好よさをグループ間で競わせてもよい。すると、現実世界でのコミュニケーションを促進させることに本情報供給端末1を使用することができる。
なお、ステップS7で表示されるコンテンツは、情報端末の台数に応じて変化させてもよい。参加端末DBに格納された端末IDを数えれば、情報供給端末と通信可能な情報端末の台数は把握できる。こうして、グループの人数をより増やそうとすることで情報供給端末の集客力が高まることになる。台数に応じてコンテンツを変える場合、記憶部32に予め、台数区分に応じた複数のコンテンツを格納しておけば済む。
そして、画面171において、コンテンツが選択されることにより、入力部38を介してコンテンツ特定指示(第二の指示)が制御部31に入力される(S8)。ステップS7、S8は、図10のステップS7、S8と同じである。ステップS8を受け、制御部31は、記憶部32に格納された参加端末DB322にアクセスし、グループ名を表示する(S155、図17画面172)。画面172において、利用者は選択されたコンテンツに応じてグループを選択する。例えば、画面171にて「他グループと対戦」コンテンツを選択していれば、自グループの他に対戦相手のグループを選択し、その他の場合は自グループのみ選択する。
画面172においてグループが選択されることにより、入力部38を介してグループ特定指示(第四の指示)が制御部31に入力される(S156)。制御部31は、ステップS156を受けて、選択されたコンテンツに対応する対価の支払い完了が決済部34により通知されるのを待つ(S9、図17画面173)。
支払い完了が通知されると、制御部31は、参加端末DB322にアクセスし、ステップS156で特定されたグループに属する情報端末2を特定し、その情報端末2へステップS8で特定されたコンテンツを送信する(S10、図17画面136)。参加端末DB322には、特定されたグループに属する情報端末2のIPアドレスが格納されており、コンテンツの送信が可能である。ステップS10で送信されたコンテンツは、情報端末2の送受信部92で受信され、制御部91に入力され、記憶部93に格納される(S11)。こうしてコンテンツのダウンロードが完了する。
なお、図15に示したフローチャート、図16及びず17に示した画面例は一例に過ぎず、特にメニュー画面表示後の処理の型はさまざまである。例えば、コンテンツ及び対価とグループ表示が同じ画面に表示され、ステップS7〜S156までの処理が一度に行われてもよい。また、決済(S9)が、コンテンツ送信(S10)の後に行われてもよい。図10の場合同様、決済をして初めてコンテンツが有効化されるような予防措置を導入してもよい。
以上に述べた本発明の実施形態における情報供給端末を使用した情報提供を行うと、利用者は、事前のアクセス登録なしに気軽に有料コンテンツを購入し、情報端末に取り込むことができる。また、決済方法として、現金の他に、プリペイドカード(トレーディングカード等を含む)、デビットカードなどが使用でき、年齢に関係なく有料コンテンツを購入することが可能である。また、情報供給端末を設置することで一定の集客効果が期待できる。それは、情報供給端末を核として多人数での対戦が実施されるからであり、また情報供給端末を介してしか得られない情報(コンテンツ)が存在するためである。
以上に述べた実施形態においては、コンテンツを格納する機能と、利用者とのインタフェースとなる機能を情報供給端末1に持たせているため、コンテンツが情報供給端末1に格納されているが、コンテンツを格納する機能を独立させ、複数のコンテンツを集約して格納するコンテンツサーバを用意することもできる。この場合、情報供給端末1の記憶部32は、情報端末2に送信されるコンテンツを一時的に格納するためにだけ使用される。次に、コンテンツサーバを介した「一括管理」の場合を説明する。
[一括管理、一種類のコンテンツ]
説明を簡単化するため、一括管理の場合で、かつ、情報供給端末1が一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合について、その動作およびその動作に関連するデータのデータ構成を説明する。
図18は、本発明の実施形態におけるコンテンツサーバ3の構成ブロック図である。コンテンツサーバ3は、制御部181、送受信部182、記憶部183、入力部184、表示部185を有する。各機能ブロックはプログラムで実現され、コンテンツサーバ3に備えられたCPU(Central Processing Unit)(図示省略)にてそのプログラムが実行されるが、ハードウェアで構成することもできる。
制御部181は、コンテンツサーバ3の制御を行い、表示部185にコンテンツサーバ3に関する情報を表示し、入力部184から入力される指示に応じて処理を行い、情報供給端末1からの要求に応じて記憶部183に格納されたコンテンツ等を送受信部182へ出力する。送受信部182は、情報供給端末1と無線通信を行う。
記憶部183は、制御プログラム201、コンテンツ202を含む。記憶部183は、例えば、ハードディスク、不揮発性メモリ等の記憶手段である。記憶部183のコンテンツ202には、コンテンツおよび対価情報(図3の記憶部32のコンテンツ324に記録される内容に相当)が格納されている。ここでは、簡単化のために提供されるビデオゲームの種類を1種類としたが、複数種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合、記憶部183には、ビデオゲームの種類毎にコンテンツが格納されていてもよい。
入力部184は、利用者が指示を入力したり、コンテンツが入力される際使用される入力手段であり、例えば、キーボード、マウス、CD-ROM等の光ディスク用のドライブ等が該当する。表示部185は、利用者に情報を表示するための表示手段であり、例えば、液晶画面、CRTディスプレイ等である。
続いて、コンテンツサーバ3に格納されたコンテンツが、情報端末2に取り込まれる(ダウンロードされる)動作について説明する。
図19は、コンテンツサーバ3を用いた場合の処理を示すフローチャートである。コンテンツサーバ3と情報供給端末1はネットワーク4により接続され、情報端末2を介して要求されるコンテンツが、コンテンツサーバ3から必要に応じて情報供給端末1に送信され、情報供給端末1を介して情報端末2にコンテンツがダウンロードされる。コンテンツの更新、管理はコンテンツサーバ3で行われる。なお図19において、一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合のフローチャート(図10)と同じステップに関しては同じステップ番号を振って説明は略す。
まず、コンテンツサーバ3において、予め配信するコンテンツが格納される(S0)。コンテンツサーバ3へのコンテンツの入力は、コンテンツサーバ3に備えられた入力部184を介して行われる。例えば、サーバ管理者が、コンテンツが記録されたCD-ROM等の記憶媒体をドライブにセットしてコンテンツサーバ3にコピーしたり、キーボード等から直接入力して、コンテンツの入力が行われる。
次に、情報端末2は、情報供給端末1の通信圏内に入ると、情報端末2を識別する端末識別情報を含む名刺データを送信する(S1)。続いて、情報供給端末1は、受信した名刺データを参加端末DBへ追加更新する(S2)。ステップS1、S2の処理は、一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合(図10)と同様DHCPを用いて行えばよい。
以下の説明においては、再び図13の画面例を適宜参照して説明する。情報供給端末1では、提供中のコンテンツに関するメニュー画面が表示部を介して表示される(S3、図13画面132)。画面132上でのメニュー(コンテンツ情報)から利用者の希望するメニューが情報供給端末1の入力部(コントロールパネル等)38を介して選択されることにより、利用開始指示が制御部31に入力される(S4)。
制御部31は、記憶部32に格納された参加端末DB322にアクセスし、その時点で参加端末DB322に格納された端末IDを表示部39に出力する(S5)。利用者により情報端末が選択されると、入力部38を介して端末IDを含む端末特定指示(第一の指示)が制御部31に入力される(S6)。ステップS3〜S6までの処理は、図10の場合と同様である。
続いて、情報供給端末1は、ステップS4で選択されたメニューに対して現在提供中のコンテンツに関する情報を取得するため、ステップS4で選択されたメニューを含むコンテンツサーバ3に提供コンテンツ開示要求を送信する(S191)。コンテンツサーバ3は、提供コンテンツ開示要求を受信すると、情報供給端末1に対し、提供中のコンテンツに関する情報を送信する(S192)。具体的には、コンテンツサーバ3の制御部181は、コンテンツサーバ3の記憶部183に格納されたコンテンツから、ステップS4で選択されたメニューに対応するコンテンツのタイトルとその対価情報を取得し、送受信部182を介して情報供給端末1に送信する。
情報供給端末1の制御部31は、ステップS192によりコンテンツサーバ3から提供中のコンテンツに関する情報を受信すると、現在提供中のコンテンツとその対価を表示部39に出力する(S7)。コンテンツサーバから取得したコンテンツに関する情報は、一時的に情報供給端末1の記憶部32に格納される。そして、入力部38を介してコンテンツ特定指示(第二の指示)が入力され(S8)、対価の支払い完了通知が決済部34を介して入力されると(S9)、情報供給端末1の制御部31は、送受信部33を介して、ステップS8で特定されたコンテンツをコンテンツサーバ3に通知し(S193)、コンテンツサーバ3は通知されたコンテンツを情報供給端末1へ応答する(S194)。
そして、情報供給端末1は、コンテンツサーバ3から送信されたコンテンツを情報端末に転送する(S10)。転送の際、コンテンツサーバから取得したコンテンツは、一時的に情報供給端末1の記憶部32に格納される(こうして、コンテンツサーバを用いる場合も、制御部31、記憶部32が、送受信部33を介して情報端末2に対しコンテンツを供給する供給手段として機能する。)。図19のステップS7、S8、S9、S10に関しては、図10の場合と同様である。ステップS10で送信されたコンテンツは、情報端末2の送受信部92で受信され、制御部91に入力され、記憶部93に格納される(S11)。
コンテンツサーバ3を導入すると、複数の情報供給端末1が存在する場合でも、各情報供給端末1のコンテンツの管理が一元化され、管理作業が軽減される。また、情報供給端末1にコンテンツを必要以上に格納しないことで、コンテンツデータの持ち出し、盗難、破壊等をある程度防止できる。
なお本明細書においては、ビデオゲームに関するコンテンツを情報端末2に配信する形態について説明したが、他にも、映画、音楽、社会情勢(ニュース)等、対象はビデオゲームに関するものに限られない。例えば、コンテンツとしてニュースを取得する場合、名刺データに含まれるアプリID(図4参照)には、予め利用者の興味ある対象分野が格納されており、その対象分野に合致するニュースが情報供給端末から送信される。こうして、情報供給端末1から、情報端末2にコンテンツをダウンロードすることで、利用者は事前登録なく少額決済を行ってコンテンツを取得し、情報端末2の使用を楽しむことができる。例えば、情報端末2でビデオゲームを実行するのであれば、新たなマップ、アイテム、機能、技、イベント等のゲームデータが追加され、よりビデオゲームを面白く遊ぶことができる。
本発明の情報供給方法が適用される情報供給システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態における情報供給端末の外観図である。 本発明の実施形態における情報供給端末の構成ブロック図である。 情報供給端末に情報端末が送信する名刺データのデータ構成例を示したものである。 アプリケーション識別子(アプリID)のデータ構成例である。 参加端末DBに格納されるデータのデータ構成例である。 アプリケーションデータベース(アプリDB)のデータ構成例を示す図である。 コンテンツのデータ構成例を示す図である。 本発明の実施形態における情報端末の構成ブロック図である。 情報供給端末が一種類のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合の処理を示すフローチャートである。 図10のステップS1、S2をDHCPを利用して行う場合の処理を示すフローチャートである。 送受信されるパケットのデータ構成例を示す図である。 情報供給端末の表示部における画面例である。 複数のビデオゲームに関するコンテンツを提供する場合の情報供給端末の動作を示すフローチャートである。 グループ向けコンテンツを提供する場合の情報供給端末の動作を説明するフローチャートである。 グループ登録を行う場合の情報供給端末の表示部における画面例である。 グループ向けコンテンツを送信する場合の情報供給端末の表示部における画面例である。 本発明の実施形態におけるコンテンツサーバの構成ブロック図である。 コンテンツサーバを用いた場合の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 情報供給端末、2 情報端末、11 十字キー(入力部)、12 ボタン(入力部)、13 画面(表示部)14 アンテナ、21 アンテナ、22 ビデオモニタ(表示部)23 コントロールパネル(入力部)、24 現金投入口、25 つり銭排出口、31 制御部(情報供給端末)、32 記憶部(情報供給端末)、33 送受信部(情報供給端末)、34 決済部(情報供給端末)、38 入力部(情報供給端末)、39 表示部(情報供給端末)、91 制御部(情報端末)、92 送受信部(情報端末)、93 記憶部(情報端末)、94 報知部、95 入力部(情報端末)、96 表示部(情報端末)、181 制御部(コンテンツサーバ)、182 送受信部(コンテンツサーバ)、183 記憶部(コンテンツサーバ)、184 入力部(コンテンツサーバ)、185 表示部(コンテンツサーバ)

Claims (10)

  1. 無線通信機能を有する送受信部を介して複数のコンテンツを供給する供給手段と、前記複数のコンテンツと前記複数のコンテンツの対価情報を格納する記憶部と、課金認証を行う決済部と、利用者に対し情報を表示する表示部と、利用者が指示を入力する入力部とを備えた情報供給端末と、
    固有の端末識別情報を格納する記憶部と、無線通信機能を有する送受信部とを備えた情報端末とが、互いに無線通信可能な圏内にあるときに情報通信を行う情報供給システムにおいて実行される情報供給方法であって、
    前記情報端末は、前記情報供給端末と無線通信可能な圏内にいることを契機に、前記情報供給端末へ前記情報端末の送受信部を介して前記端末識別情報を送信し、
    前記情報供給端末は、
    前記情報端末より受信する前記端末識別情報を情報供給端末の記憶部に格納し、
    利用開始指示が前記入力部を介して入力されたことを契機に、前記情報供給端末の記憶部に格納された前記端末識別情報であって、該情報供給端末と通信可能な前記情報端末の前記端末識別情報を、前記表示部を介して表示し、
    表示された前記端末識別情報のうちいずれかの端末識別情報が選択されると、該選択された端末識別情報に対応する前記情報端末を特定し、
    前記複数のコンテンツと各コンテンツの対価情報を前記表示部を介して表示し、
    前記複数のコンテンツのうちいずれかのコンテンツが選択されると、該選択されたコンテンツに対応する対価の支払いに対する課金認証を前記決済部を介して行い、
    前記課金認証により入金が確認されると、前記選択された端末識別情報に基づき特定された情報端末へ、前記選択されたコンテンツを前記情報供給端末の送受信部を介して送信して供給することを特徴とする情報供給方法。
  2. 請求項1において、
    前記複数のコンテンツは、アプリケーションプログラム毎に提供され、
    前記情報端末の記憶部は、更に、アプリケーションプログラムを特定するアプリケーション情報を格納し、
    前記情報端末は、前記情報供給端末と無線通信可能な圏内にいることを契機に、更に、前記アプリケーション情報を前記情報端末の送受信部を介して前記情報供給端末へ送信し、
    前記情報供給端末は、
    前記情報端末より受信する前記アプリケーション情報を前記端末識別情報と対応付けて情報供給端末の記憶部に格納し、
    表示された前記端末識別情報のうちいずれかの端末識別情報が選択され、該選択された端末識別情報に対応する前記情報端末を特定し、前記選択された端末識別情報に対応するアプリケーション情報によりアプリケーションプログラムを特定し、前記特定されたアプリケーションプログラムに対応する複数のコンテンツと各コンテンツの対価情報を、前記表示部を介して表示することを特徴とする情報供給方法。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記情報供給端末は、該情報供給端末と無線通信可能な圏内にいる前記情報端末の台数に応じて、表示する前記コンテンツを変更することを特徴とする情報供給方法。
  4. 請求項1又は請求項2において、
    前記情報端末の記憶部は、更に、グループを識別するグループ情報を格納し、
    前記情報端末は、前記情報供給端末と無線通信可能な圏内にいることを契機に、更に、前記グループ情報を前記情報端末の送受信部を介して前記情報供給端末へ送信し、
    前記情報供給端末は、
    前記情報端末より受信する前記グループ情報を前記端末識別情報と対応付けて情報供給端末の記憶部に格納し、
    グループ利用開始指示が前記入力部を介して入力されたことを契機に、前記情報供給端末の送受信部を介して受信した、前記情報供給端末の記憶部に格納された前記グループ情報であって、該情報供給端末と通信可能な前記情報端末が属するグループに対応する前記グループ情報を、前記表示部を介して表示し、
    表示された前記グループ情報のうちいずれかのグループ情報が選択されると、該選択されたグループ情報に対応するグループに属する前記情報端末を特定し、
    前記複数のコンテンツと各コンテンツの対価情報を前記表示部を介して表示し、
    前記複数のコンテンツのうちいずれかのコンテンツが選択されると、該選択されたコンテンツに対応する対価の支払いに対する課金認証を前記決済部を介して行い、
    前記課金認証により入金が確認されると、前記選択されたグループ情報に基づき特定された情報端末へ、前記選択されたコンテンツを前記情報供給端末の送受信部を介して送信して供給することを特徴とする情報供給方法。
  5. 請求項1又は請求項2において、
    前記情報端末は、更に、前記情報供給端末と無線通信可能な圏内に入ったことを利用者に通知する報知部を有し、
    前記情報供給端末は、前記情報端末が無線通信可能な圏内に入ったときに、該情報端末へ前記報知部を起動するための情報を送信することを特徴とする情報供給方法。
  6. 複数のコンテンツと前記複数のコンテンツの対価情報が格納されたサーバと通信可能に接続され、無線通信機能を有する送受信部と、情報を格納する記憶部と、課金認証を行う決済部と、利用者に対し情報を表示する表示部と、利用者が指示を入力する入力部とを備えた情報供給端末と、
    固有の端末識別情報を格納する記憶部と、無線通信機能を有する送受信部とを備えた情報端末とが、互いに無線通信可能な圏内にあるときに情報通信を行う情報供給システムにおいて実行される情報供給方法であって、
    前記情報端末は、前記情報供給端末と無線通信可能な圏内にいることを契機に、前記情報供給端末へ前記情報端末の送受信部を介して前記端末識別情報を送信し、
    前記情報供給端末は、
    前記情報端末より受信する前記端末識別情報を情報供給端末の記憶部に格納し、
    利用開始指示が前記入力部を介して入力されたことを契機に、前記情報供給端末の記憶部に格納された前記端末識別情報であって、該情報供給端末と通信可能な前記情報端末の前記端末識別情報を、前記表示部を介して表示し、
    表示された前記端末識別情報のうちいずれかの端末識別情報が選択されると、該選択された端末識別情報に対応する前記情報端末を特定し、
    前記サーバと通信して前記サーバに格納された前記複数のコンテンツと前記各コンテンツの対価情報を取得し、
    取得した前記複数のコンテンツと前記各コンテンツの対価情報を前記表示部を介して表示し、
    前記複数のコンテンツのうちいずれかのコンテンツが選択されると、該選択されたコンテンツに対応する対価の支払いに対する課金認証を前記決済部を介して行い、
    前記課金認証により入金が確認されると、前記選択された端末識別情報に基づき特定された情報端末へ、前記選択されたコンテンツを前記情報供給端末の送受信部を介して送信して供給することを特徴とする情報供給方法。
  7. 複数のコンテンツと前記複数のコンテンツの対価情報が格納された記憶部と、利用者に対しコンテンツとコンテンツの対価情報を表示する表示部と、利用者が指示を入力する入力部と、課金認証を行う決済部と、前記コンテンツを情報端末に無線により送信する無線通信機能を有する送受信部と、前記情報端末と情報通信を行うための制御をする制御部とを備え、前記表示部に表示された前記コンテンツのうちから特定されたコンテンツに対応する対価の支払いに対する課金認証を前記決済部を介して行い、前記課金認証により入金が確認されると、前記特定されたコンテンツを利用者の情報端末に前記送受信部を介して送信する情報供給端末であって、
    前記制御部は、
    無線通信可能な圏内にいる前記情報端末が送信する端末識別情報を前記記憶部に格納させ、
    前記表示部に表示された前記コンテンツのうちからコンテンツが特定されると、前記記憶部に格納された前記端末識別情報であって、該情報供給端末と通信可能な前記情報端末の前記端末識別情報を、前記表示部を介して表示させ、
    表示された前記端末識別情報から選択された端末識別情報に対応する情報端末を前記利用者の情報端末として決定することを特徴とする情報供給端末。
  8. 請求項7において、
    前記制御部は、更に、無線通信可能な圏内にいる前記情報端末の台数に応じて、表示する前記コンテンツを変更することを特徴とする情報供給端末。
  9. 請求項7において、
    前記制御部は、更に、
    無線通信可能な圏内にいる前記情報端末が送信する、アプリケーションプログラムを特定するアプリケーション情報を前記端末識別情報に対応付けて前記記憶部に格納させ、
    前記アプリケーション情報に応じて、前記表示部に表示される前記コンテンツ情報を変更させることを特徴とする情報供給端末。
  10. 請求項7において、
    前記制御部は、更に、
    無線通信可能な圏内にいる前記情報端末が送信する、グループを特定するグループ情報を前記端末識別情報に対応付けて前記記憶部に格納させ、
    前記グループ情報に応じて、前記表示部に表示される前記コンテンツ情報を変更させることを特徴とする情報供給端末。
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