JP3531676B1 - データ配信システム - Google Patents

データ配信システム

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JP3531676B1
JP3531676B1 JP2002348590A JP2002348590A JP3531676B1 JP 3531676 B1 JP3531676 B1 JP 3531676B1 JP 2002348590 A JP2002348590 A JP 2002348590A JP 2002348590 A JP2002348590 A JP 2002348590A JP 3531676 B1 JP3531676 B1 JP 3531676B1
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Abstract

【要約】 【課題】 配信対象データの稀少性を向上させることが
できるデータ配信システムを提供すること。 【解決手段】 配信可能残回数情報記憶部30は、対象
データ自体又は対象データの使用許可データの配信可能
残回数を示す配信可能残回数情報を記憶する。配信タイ
ミング決定部42によって決定される配信タイミングに
基づいて、配信部40は対象データ自体又は対象データ
の使用許可データを配信する。配信可能残回数減少部3
6は、対象データ自体又は対象データの使用許可データ
が配信される場合、配信可能残回数が減少するように配
信可能残回数情報を更新する。配信制御部38は、配信
可能残回数情報に基づいて、配信部40による配信を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ配信システ
ム、データ配信装置、端末、データ配信装置又は端末の
制御方法及びプログラムに関する。
【0002】
【背景技術】インターネットの普及により、様々なデー
タ配信サービスがインターネット上で提供されている。
データ配信サービスでは、配信対象となるデータの稀少
性を高めるために、データの配信期間を一定期間に限定
するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなデータ配信サービスでは、配信期間内であれば、デ
ータの配信を受けることができるため、データの稀少性
を向上させるものとなってはいない。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、配信対象データの稀少性を向上さ
せることができるようになるデータ配信システムを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るデータ配信装置は、対象データ自体又
は対象データの使用許可データの配信可能残回数を示す
配信可能残回数情報を記憶する配信可能残回数情報記憶
手段と、前記対象データ自体又は前記対象データの使用
許可データの配信タイミングを決定する配信タイミング
決定手段と、前記配信タイミング決定手段によって決定
される配信タイミングに基づいて、前記対象データ自体
又は前記対象データの使用許可データを配信する配信手
段と、前記配信手段によって前記対象データ自体又は前
記対象データの使用許可データが配信される場合、前記
配信可能残回数記憶手段に記憶される配信可能残回数情
報を、配信可能残回数が減少するように更新する配信可
能残回数減少手段と、前記配信可能残回数減少手段によ
って更新され、前記配信可能残回数情報記憶手段に記憶
されている配信可能残回数情報に基づいて、前記配信手
段による前記対象データ自体又は前記対象データの使用
許可データの配信を制御する配信制御手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0006】また、本発明に係るデータ配信装置の制御
方法は、前記対象データ自体又は前記対象データの使用
許可データの配信タイミングを決定するための配信タイ
ミング決定ステップと、前記配信タイミング決定ステッ
プにおいて決定される配信タイミングに基づいて、前記
対象データ自体又は前記対象データの使用許可データを
配信するための配信ステップと、前記配信ステップにお
いて前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可
データが配信される場合、配信可能残回数情報記憶手段
に記憶される対象データ自体又は対象データの使用許可
データの配信可能残回数を示す配信可能残回数情報を、
配信可能残回数が減少するように更新するための配信可
能残回数減少ステップと、前記配信可能残回数減少ステ
ップにおいて更新され、前記配信可能残回数情報記憶手
段に記憶されている配信可能残回数情報に基づいて、前
記配信ステップにおいて実行される前記対象データ自体
又は前記対象データの使用許可データの配信を制御する
ための配信制御ステップと、を含むことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係るプログラムは、データ
配信装置としてコンピュータを機能させるためのプログ
ラムであって、対象データ自体又は対象データの使用許
可データの配信可能残回数を示す配信可能残回数情報を
記憶する配信可能残回数情報記憶手段、前記対象データ
自体又は前記対象データの使用許可データの配信タイミ
ングを決定する配信タイミング決定手段、前記配信タイ
ミング決定手段によって決定される配信タイミングに基
づいて、前記対象データ自体又は前記対象データの使用
許可データを配信する配信手段、前記配信手段によって
前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
タが配信される場合、前記配信可能残回数記憶手段に記
憶される配信可能残回数情報を、配信可能残回数が減少
するように更新する配信可能残回数減少手段、及び、前
記配信可能残回数減少手段によって更新され、前記配信
可能残回数情報記憶手段に記憶されている配信可能残回
数情報に基づいて、前記配信手段による前記対象データ
自体又は前記対象データの使用許可データの配信を制御
する配信制御手段、として、サーバコンピュータやパー
ソナルコンピュータ等の前記コンピュータを機能させる
ためのプログラムである。
【0008】本発明によれば、対象データ自体又は対象
データの使用許可データの配信可能残回数を記憶する。
所定の配信タイミングに基づいて、対象データ自体又は
対象データの使用許可データを配信する場合、配信可能
残回数が減少するように配信可能残回数情報を更新す
る。そして、配信可能残回数情報に基づいて、対象デー
タ自体又は対象データの使用許可データの配信を制御す
る。このため、配信対象データに稀少性を持たせること
ができるようになる。
【0009】なお、対象データは、例えば画像データ、
音楽(音声)データ、動画データ、文字データ、ゲーム
プログラムやゲームデータ等である。ゲームデータは、
例えばゲームキャラクタデータ、ゲームアイテムデー
タ、ゲーム状況データ(ゲーム状況を示すデータ若しく
はゲーム状況を更新するためのデータ)やパラメータ変
更データ(ゲームにおけるパラメータを変更するための
データ)等である。また、対象データの使用許可データ
とは、端末において対象データの使用を許可するための
データである。例えば、対象データ自体はあらかじめ端
末に記憶されており、当該端末において当該対象データ
に対する使用制限が設定されているような場合において
は、この使用制限を解除するためのデータである。
【0010】また、本発明に係るデータ配信システム
は、データ配信装置と、前記データ配信装置と通信可能
な端末と、を含むデータ配信システムにおいて、前記デ
ータ配信装置は、対象データ自体又は対象データの使用
許可データの配信可能残回数を示す配信可能残回数情報
を記憶する配信可能残回数情報記憶手段と、前記対象デ
ータ自体又は前記対象データの使用許可データの配信タ
イミングを決定する配信タイミング決定手段と、前記配
信タイミング決定手段によって決定される配信タイミン
グに基づいて、前記対象データ自体又は前記対象データ
の使用許可データを配信する配信手段と、前記配信手段
によって前記対象データ自体又は前記対象データの使用
許可データが配信される場合、前記配信可能残回数記憶
手段に記憶される配信可能残回数情報を、配信可能残回
数が減少するように更新する配信可能残回数減少手段
と、前記配信可能残回数減少手段によって更新され、前
記配信可能残回数情報記憶手段に記憶されている配信可
能残回数情報に基づいて、前記配信手段による前記対象
データ自体又は前記対象データの使用許可データの配信
を制御する配信制御手段と、を含み、前記端末は、前記
対象データ自体又は前記対象データの使用許可データを
受信する受信手段と、前記受信手段によって前記対象デ
ータ自体又は前記対象データの使用許可データを受信す
る場合、当該対象データの使用期限情報を取得する使用
期限情報取得手段と、前記使用期限情報取得手段によっ
て取得される使用期限情報を記憶する使用期限情報記憶
手段と、前記対象データを使用する処理を実行する処理
実行手段と、を含み、前記データ配信システムは、前記
使用期限情報記憶手段に記憶される使用期限情報によっ
て示される使用期限を経過したか否かを判断する判断手
段を含み、前記端末は、前記判断手段による判断結果に
基づいて、前記処理実行手段による前記対象データの使
用を制御する使用制御手段をさらに含む、ことを特徴と
する。
【0011】また、本発明に係る端末は、データ配信装
置と通信可能な端末であって、対象データ自体又は対象
データの使用許可データを受信する受信手段と、前記対
象データを使用する処理を実行する処理実行手段と、前
記対象データの使用期限を経過したか否かについての判
断結果を取得する判断結果取得手段と、前記判断結果取
得手段によって取得される判断結果に基づいて、前記処
理実行手段による前記対象データの使用を制御する使用
制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る端末の制御方法は、デ
ータ配信装置と通信可能な端末の制御方法であって、対
象データ自体又は対象データの使用許可データを受信す
るための受信ステップと、前記対象データを使用する処
理を実行するための処理実行ステップと、前記対象デー
タの使用期限を経過したか否かについての判断結果を取
得するための判断結果取得ステップと、前記判断結果取
得手段によって取得される判断結果に基づいて、前記処
理実行手段による前記対象データの使用を制御するため
の使用制御ステップと、を含むことを特徴とする。
【0013】また、本発明に係るプログラムは、データ
配信装置と通信可能な端末としてコンピュータを機能さ
せるためのプログラムであって、対象データ自体又は対
象データの使用許可データを受信する受信手段、前記対
象データを使用する処理を実行する処理実行手段、前記
対象データの使用期限を経過したか否かについての判断
結果を取得する判断結果取得手段、及び、前記判断結果
取得手段によって取得される判断結果に基づいて、前記
処理実行手段による前記対象データの使用を制御する使
用制御手段、として、例えばパーソナルコンピュータ、
家庭用ゲーム機、業務用ゲーム機、携帯ゲーム機、携帯
情報端末、携帯電話機等の前記コンピュータを機能させ
るためのプログラムである。
【0014】本発明によれば、端末は対象データ自体又
は対象データの使用許可データを受信する場合、当該対
象データの使用期限情報を取得して記憶する。そして、
この使用期限情報によって示される使用期限を経過した
か否かを判断し、その判断結果に基づいて対象データを
使用する処理の実行を制御する。このため、端末におけ
る対象データの使用について使用期限を設定することが
できるようになる。
【0015】また、本発明の一態様では、前記データ配
信装置は、前記使用期限情報記憶手段に記憶される使用
期限情報によって示される使用期限を取得する使用期限
取得手段をさらに含み、前記判断手段は、前記データ配
信装置に含まれ、前記使用期限取得手段によって取得さ
れる使用期限を経過したか否かを判断し、前記端末は、
前記判断手段による判断結果を取得する判断結果取得手
段を含む、ことを特徴とする。こうすれば、使用期限を
経過したか否かの判断をデータ配信装置で行うことがで
きるようになる。
【0016】また、本発明の一態様では、前記判断手段
は、前記端末に含まれることを特徴とする。こうすれ
ば、使用期限を経過したか否かの判断を端末側で行うこ
とができるようになる。
【0017】また、本発明の一態様では、前記データ配
信装置は、前記判断手段による判断結果が使用期限を経
過したことを示す場合、前記配信可能残回数記憶手段に
記憶される配信可能残回数情報を、配信可能残回数が増
加するように更新する配信可能残回数増加手段をさらに
含むことを特徴とする。こうすれば、対象データの使用
期限が経過した場合に、配信可能残数を増やすことがで
きるようになる。
【0018】また、本発明の一態様では、前記配信手段
によって前記対象データ自体又は前記対象データの使用
許可データが配信される場合、現在日時に基づく所定日
時を示す日時情報を記憶する日時情報記憶手段と、前記
日時情報記憶手段によって記憶される日時情報によって
示される所定日時を経過したか否かを判断する判断手段
と、前記判断手段による判断結果に基づいて、前記配信
可能残回数記憶手段に記憶される配信可能残回数情報
を、配信可能残回数が増加するように更新する配信可能
残回数増加手段と、を含むことを特徴とする。こうすれ
ば、所定の日時を経過した場合に、配信可能残回数を増
やすことができるようになる。
【0019】また、本発明に係るデータ配信システム
は、データ配信装置と、前記データ配信装置と通信可能
な端末と、を含むデータ配信システムにおいて、前記デ
ータ配信装置は、対象データ自体又は対象データの使用
許可データの配信可能残回数を示す配信可能残回数情報
を記憶する配信可能残回数情報記憶手段と、前記対象デ
ータ自体又は前記対象データの使用許可データの配信タ
イミングを決定する配信タイミング決定手段と、前記配
信タイミング決定手段によって決定される配信タイミン
グに基づいて、前記対象データ自体又は前記対象データ
の使用許可データを配信する配信手段と、前記配信手段
によって前記対象データ自体又は前記対象データの使用
許可データが配信される場合、前記配信可能残回数記憶
手段に記憶される配信可能残回数情報を、配信可能残回
数が減少するように更新する配信可能残回数減少手段
と、前記配信可能残回数減少手段によって更新され、前
記配信可能残回数情報記憶手段に記憶されている配信可
能残回数情報に基づいて、前記配信手段による前記対象
データ自体又は前記対象データの使用許可データの配信
を制御する配信制御手段と、前記配信手段によって前記
対象データ自体又は前記対象データの使用許可データが
配信される場合、現在日時に基づく所定日時を示す日時
情報を記憶する日時情報記憶手段と、前記日時情報記憶
手段によって記憶される日時情報によって示される所定
日時を経過したか否かを判断する判断手段と、前記判断
手段による判断結果に基づいて、前記配信可能残回数記
憶手段に記憶される配信可能残回数情報を、配信可能残
回数が増加するように更新する配信可能残回数増加手段
と、を含み、前記端末は、前記対象データ自体又は前記
対象データの使用許可データを受信する受信手段と、前
記対象データを使用する処理を実行する処理実行手段
と、前記判断手段による判断結果を取得する判断結果取
得手段と、前記判断結果取得手段によって取得される判
断結果に基づいて、前記処理実行手段による前記対象デ
ータの使用を制御する使用制御手段と、を含む、ことを
特徴とする。
【0020】本発明によれば、対象データ自体又は対象
データの使用許可データを配信する場合、現在日時に基
づく所定日時を示す日時情報を記憶する。そして、この
日時情報によって示される所定日時を経過したか否かを
判断し、その判断結果に基づいて対象データを使用する
処理の実行を制御する。このため、対象データ自体又は
対象データの使用許可データを受信した端末において、
所定日時を経過した後は、その対象データの使用を制限
することができるようになる。
【0021】また、本発明の一態様では、前記使用制御
手段は、前記受信手段によって対象データ自体を受信す
る場合には、当該対象データ自体を削除し、前記受信手
段によって対象データの使用許可データを受信する場合
には、当該対象データの使用制限を当該使用許可データ
を受信する前の状態に戻すことを特徴とする。こうすれ
ば、対象データに対する使用制限として、対象データ自
体を削除したり、使用許可データを受信する前の状態に
使用制限を戻す(使用制限を再設定する)ことができる
ようになる。
【0022】また、本発明の一態様では、前記端末は、
前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
タの譲渡要求を行う譲渡要求手段をさらに含み、前記デ
ータ配信装置は、前記譲渡要求を受け付ける譲渡要求受
付手段と、譲渡先端末を取得する譲渡先端末取得手段
と、前記譲渡先端末取得手段によって取得される譲渡先
端末に対し、前記譲渡要求に係る前記対象データ自体又
は前記対象データの使用許可データを配信する譲渡対象
配信手段と、を含むことを特徴とする。こうすれば、プ
レイヤは対象データの譲渡を行うことができるようにな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】1.第1実施形態 以下、本発明の第1実施形態について図面に基づき詳細
に説明する。
【0024】図1は、本発明の第1実施形態に係るゲー
ムシステム(データ配信システム)10の全体構成を示
す図である。同図に示すゲームシステム10は、携帯電
話機12(端末)と、携帯電話基地局14と、データ通
信ネットワーク16と、ゲームプログラム配信装置(デ
ータ配信装置)18と、を含んで構成されている。ゲー
ムプログラム配信装置18は、ゲームサーバ20と、ゲ
ームデータベース(DB)22と、を含んで構成されて
いる。
【0025】携帯電話機12は、LCD等を用いて構成
されたディスプレイ24と、方向キー26と、ファンク
ションボタン28と、丸ボタン群29と、を含んでい
る。携帯電話機12は従来公知のものであり、丸ボタン
群29でダイヤル入力が可能であり、ディスプレイ24
には電話帳や各種設定メニューが表示される。各種設定
は方向キー26及びファンクションボタン28により行
う。
【0026】また、この携帯電話機12は、CPUやメ
モリを備えたコンピュータを含んで構成されており、特
に携帯電話基地局14を介してインターネット等のデー
タ通信ネットワーク16に接続する機能が備えられてい
る。本実施の形態では、このネットワーク接続機能を利
用する。すなわち、携帯電話機12のユーザは、方向キ
ー26、ファンクションボタン28、丸ボタン群29を
用いてURL(Uniform Resource Locator)をデータ通
信ネットワーク16に送出し、そのURLに対応するH
TML(Hyper Text Markup Language)データをゲーム
サーバ20から取得する。そして、携帯電話機12は、
このデータを受信すると、それに基づいて各種情報をデ
ィスプレイ24に表示する。
【0027】また、携帯電話機12は、上記のようにし
てゲームサーバ20にアクセスした後、ゲームデータベ
ース22に記憶されているゲームプログラムをゲームサ
ーバ20からダウンロードすることができるようになっ
ている。そして、こうしてダウンロードされるゲームプ
ログラムを実行して、携帯電話機12のユーザにゲーム
をプレイさせることができるようになっている。なお、
ダウンロードされたゲームプログラムは、携帯電話機1
2に記憶されるようになっている。また、ゲームプログ
ラムはあらかじめ携帯電話機12に記憶されている場合
もある。このような場合、携帯電話機12のユーザは、
ゲームサーバ20からゲームプログラムを(再度)ダウ
ンロードすることなく、このゲームプログラムを実行し
てゲームをプレイすることができる。以下、ゲームプロ
グラムの内容について説明する。
【0028】本実施形態では、ゲームサーバ20からダ
ウンロードされるゲームプログラムによって、ロールプ
レイングゲームが実現されるようになっている。このロ
ールプレイングゲームでは、プレイヤ(又はプレイヤゲ
ームキャラクタ)は世界中から仲間を探し、その仲間に
よって自分の本拠地(街)を発展させてゆく。本拠地が
発展する様子はディスプレイ24に表示される本拠地画
像によって任意のタイミングで確認できるようになって
いる。
【0029】具体的には、このロールプレイングゲーム
では、ゲームスタート時に数名の仲間が用意されてい
る。そして、まずは他の仲間に関する情報を収集する。
他の仲間に関する情報を入手すると、その仲間を迎え入
れるため、パーティーを編成して派遣する。そして、首
尾よく新たな仲間を本拠地に迎え入れることに成功する
と、本拠地が発展するようになっている。新たな仲間を
獲得できる条件は、例えばパーティーの編成内容、アイ
テム等の所持品、確率、日時、新たに仲間にしようとす
るゲームキャラクタと面会した回数等によって定められ
る。
【0030】このゲームに登場する仲間やアイテムの中
には、稀少性の高いもの(レアキャラクタやレアアイテ
ム)が存在する。具体的には、ゲームシステム10全体
で付与上限数を設定されている仲間やアイテムが存在す
る。このような仲間やアイテムについては、ゲームシス
テム10全体における付与済数が付与上限数に達する
と、その仲間やアイテムに関する情報は提供されないよ
うになっている。したがって、プレイヤはその仲間やア
イテムの捜索を行うことができなくなる。また、情報が
提供された後に、付与済数が付与上限数に達したような
場合には、その仲間やアイテムの捜索は獲得条件によら
ず失敗に終わるようになっている。こうして、レアキャ
ラクタやレアアイテムの稀少性を確保するようになって
いる。
【0031】また、一度パーティーを組んで、それを冒
険に出発させると、その後は冒険が自動進行するように
なっている。パーティーは最大6人編成であり、冒険に
は、行動種類(情報収集、仲間捜索、アイテム捜索、魔
物討伐)、目的地までの距離や難度に応じて、実時間で
数時間から数日を要するようになっている。パーティー
が冒険に出発した後は、所定操作をプレイヤが行うと、
そのパーティーの現在状況情報(ここではメッセージ)
をディスプレイ24に表示させることができるようにな
っている。また、このゲームでは、同時に複数のパーテ
ィーを同一又は異なる目的地に向けて冒険に出発させる
ことができるようになっている。以上のようにして、あ
るパーティーが冒険に派遣された後、本拠地に無事に帰
還すると、そのパーティーの構成員に係る経験値やレベ
ル等のパラメータが変化するようになっている。
【0032】図2乃至図6は、携帯電話機12で実行さ
れるゲームプログラムによってディスプレイ24に表示
されるゲーム画面を示す図である。
【0033】図2は、本実施形態に係るゲームのメイン
メニュー画面を示す図である。このメインメニュー画面
は、本実施形態に係るゲームプログラムによってディス
プレイ24に表示されるものであり、同画面においてプ
レイヤは、「情報」、「現状」、「冒険」及び「その
他」の各コマンドを、方向キー26等を用いて選択でき
るようになっている。そして、プレイヤが「情報」コマ
ンドを選択すると図3に示すサブメニュー画面が、「現
状」コマンドを選択すると図4に示すサブメニュー画面
が、「冒険」コマンドを選択すると図5に示すサブメニ
ュー画面が、「その他」コマンドを選択すると図6に示
すサブメニュー画面が、それぞれディスプレイ24に表
示されるようになっている。これらの画面も、本実施形
態に係るゲームプログラムによって表示される。
【0034】図3に示されるサブメニュー画面(情報)
では、プレイヤが新たな仲間やアイテムの所在等に関す
る情報を入手するためのコマンド群が表示されている。
このうち「噂」コマンドは、信憑度の低い情報を入手す
るためのコマンドである。「依頼」コマンドは、他のゲ
ームキャラクタからの冒険の依頼を受けるためのコマン
ドである。但し、冒険の依頼は、特定の条件に従って限
定的に発生するようになっている。「情報屋」コマンド
は、こちらから料金を支払って、情報を入手するための
コマンドである。また、「占い」コマンドは、あいまい
で不確実な情報を安価に入手するためのコマンドであ
る。
【0035】図4に示されるサブメニュー画面(現状)
では、各種状況を取得するためのコマンド群が表示され
ている。このうち「本拠地」コマンドは、本拠地に関す
る兵力、商業、農業、漁業、工業の発展度をランク表示
させるためのコマンドである。なお、兵力や商業等の発
展度は、仲間であるゲームキャラクタの職業属性(戦
士、商人、軍師、傭兵、アルバイト、酪農家、漁師等)
によって算出されるようになっている。「キャラクタ
ー」コマンドは、仲間となった各キャラクターのデータ
を表示させるためのコマンドである。「目安箱」コマン
ドは、仲間から寄せられた本拠地に関する意見を表示さ
せるためのコマンドである。「外交」コマンドは、他の
プレイヤと情報交換するためのコマンドである。
【0036】図5に示されるサブメニュー画面(冒険)
では、冒険に関するコマンド群が表示されている。この
うち「新編成」コマンドは、仲間から最大6人を選んで
新たにパーティーを編成するためのコマンドである。
「変更」コマンドは、既に編成しているパーティーの編
成内容を変更するためのコマンドである。「出発」コマ
ンドは、目的地、行動を指定して、既に編成しているパ
ーティーのうち指定した1つを冒険に出発させるための
コマンドである。ここで指定できる行動の種類として
は、仲間捜索やアイテム捜索等がある。「現在状況報
告」コマンドは、冒険中のパーティーから現在状況の報
告を受けるためのコマンドである。
【0037】図6に示されるサブメニュー画面(その
他)では、設定変更などのコマンド群が表示されてい
る。このうち「ガイド」コマンドは、簡単なプレイ説明
を表示させるためのコマンドである。「アラーム」コマ
ンドは、アラーム出力時刻を設定するためのコマンドで
ある。ここで設定した時刻が到来すると、仲間のゲーム
キャラクタが時刻到来を知らせるようになっている。
「交易所」コマンドは、自分が仲間にしたゲームキャラ
クタを他のプレイヤが仲間にしたゲームキャラクタと交
換するためのコマンドである。各プレイヤは、このコマ
ンドを選択してゲームサーバ20と通信を行い、自分が
仲間にしたゲームキャラクタのIDをアップロードさせ
る。そして、プレイヤ同士でゲームキャラクタのトレー
ドを行う。トレードが成立すると、自分がIDをアップ
ロードしたゲームキャラクタが仲間から外れ、代わりに
トレード相手がIDをアップロードしたゲームキャラク
タが仲間に加わるようになっている。また、「設定」コ
マンドは、音や待ち受け表示等の設定を変更するための
コマンドである。
【0038】以上のメインメニュー画面及びサブメニュ
ー画面においてコマンドを投入して、各プレイヤは仲間
のゲームキャラクタを増やし、それにより本拠地を発展
させてゆく。そして、ディスプレイ24に表示される図
示しない本拠地画像が変化する様子を楽しむことができ
るようになっている。
【0039】図7は、ゲームシステム10を実現するた
めの機能ブロックについて説明するものである。同図で
は、ゲームシステム10で実現される機能のうち、本発
明に関するものを中心として示している。
【0040】同図に示すように、ゲームシステム10で
実現される機能には、配信可能残回数情報記憶部30、
配信可能残回数情報更新部32、配信制御部38、配信
部40、配信タイミング決定部42、受信部44、使用
期限情報取得部46、判断部48、使用制御部50、処
理実行部52及び使用期限情報記憶部54が含まれてい
る。
【0041】このうち、配信可能残回数情報記憶部30
は、主としてゲームデータベース22により構成され
る。また、使用期限情報記憶部54は、携帯電話機12
に内蔵される不揮発性メモリを主として構成される。さ
らに、配信部40及び受信部44は、公知の通信インタ
フェースを含んで構成される。他の機能は、コンピュー
タであるゲームサーバ20がCD−ROM、DVD(商
標)−ROM、メモリカード等のコンピュータ読み取り
可能な各種情報記憶媒体を介して提供されるプログラム
を実行したり、コンピュータである携帯電話機12がゲ
ームサーバ20からダウンロードされるゲームプログラ
ムを実行することによって実現される。
【0042】配信可能残回数情報記憶部30は、対象デ
ータ自体又は対象データの使用許可データの配信可能残
回数を示す配信可能残回数情報を記憶する。配信可能残
数は、対象データ自体又は対象データの使用許可データ
の配信可能な残り回数を示すものである。配信可能残回
数情報は、配信可能残回数を直接的に示すものであって
も、間接的に示すものであってもよい。例えば、配信可
能上限回数と配信済回数とを記憶させるようにしてもよ
い。配信可能残回数情報記憶部30は、例えば図8に示
すような仲間付与状況テーブルを記憶する。同図に示す
ように、仲間となるゲームキャラクタを識別する仲間I
Dに対応づけて、付与上限数(配信上限回数)と付与済
数(配信済回数)とが記憶されている。同図の例によれ
ば、仲間「1001」の付与可能残回数(配信可能残回
数)は「20」である。
【0043】配信可能残回数情報更新部32は、配信可
能残回数増加部34と配信可能残回数減少部36とを含
んでいる。配信可能残回数減少部36は、配信部40に
よって対象データ自体又は対象データの使用許可データ
が配信される度に、当該対象データに対応づけて配信可
能残回数記憶部30に記憶される配信可能残回数情報
を、配信可能残回数が1ずつ減少するように更新する。
また、配信可能残回数増加部34は、判断部48による
判断結果が使用期限を経過したことを示す場合に、配信
可能残回数記憶部30に記憶される配信可能残回数情報
を、配信可能残回数が増加するように更新する(図11
参照)。
【0044】配信タイミング決定部42は、対象データ
自体又は対象データの使用許可データの配信タイミング
を決定する。配信タイミングは、例えば配信要求を携帯
電話機12から受け付けた場合や、ゲーム等で所定の配
信イベントが発生した場合等である。そして、配信部4
0は、配信タイミング決定部42によって決定される配
信タイミングに基づいて、対象データ自体又は対象デー
タの使用許可データを配信する。配信部40は、例えば
特定データを指定した配信要求を受け付けた場合や特定
データの配信イベントが発生した場合には、その配信要
求や配信イベントに係るデータを配信する。また、例え
ば、特定データが指定されていない配信要求を受け付け
た場合や特定データが指定されていない配信イベントが
発生した場合には、配信対象とするデータを決定し、そ
のデータを配信する。
【0045】配信制御部38は、配信可能残回数情報記
憶部30に記憶される配信可能残回数情報に基づいて、
配信部40による対象データ自体又は対象データの使用
許可データの配信を制御する。例えば、対象データの配
信可能残回数が0である場合(配信可能残回数情報が配
信不可を示す場合)には、その対象データ自体又はその
対象データの使用許可データの配信を禁止する等の制限
を行う。
【0046】受信部44は、ゲームサーバ20から配信
される対象データ自体又は対象データの使用許可データ
を受信する。例えば、対象データ自体を受信した場合に
は、その対象データを携帯電話機12の不揮発性メモリ
に記憶させる。また、例えば、対象データ自体は携帯電
話機12にあらかじめ記憶されており、この対象データ
の使用許可データを受信した場合には、この対象データ
に対する使用制限を解除し、その旨を不揮発性メモリに
記憶させる。処理実行部52は、受信部44によって受
信した(使用可能となった)対象データを使用する処理
(対象データに基づく処理)を実行する。
【0047】使用期限情報取得部46は、受信部44に
よって対象データ自体又は対象データの使用許可データ
を受信する場合、当該対象データの使用期限情報を取得
する。使用期限情報は、日付及び時刻の両方を表すもの
(使用期限日時)であってもよいし、日付だけを表すも
の(使用期限日)であってもよい。また、使用期限情報
は、受信日時と使用可能期間との組み合わせとしてもよ
い。この場合、使用可能期間は仲間やアイテムの種類に
関係なく、ゲームシステム10で一定としてもよい。さ
らに、使用期限情報は、ゲームサーバ20から対象デー
タ等に関連づけて送信されるようにしてもよいし、携帯
電話機12で受信日時に基づいて算出するようにしても
よい。
【0048】使用期限情報記憶部54は、使用期限情報
取得部46によって取得される使用期限情報を記憶す
る。使用期限情報記憶部54は、例えば図9のような仲
間獲得状況テーブルを記憶している。同図に示すよう
に、仲間獲得状況テーブルでは、仲間IDに対応づけ
て、有効期限(使用期限情報)が記憶されている。な
お、本実施の形態に係る仲間獲得状況テーブルには、プ
レイヤが獲得した仲間が記憶されるようになっている。
【0049】判断部48は、使用期限情報記憶部54に
記憶される使用期限情報によって示される使用期限を経
過したか否かを判断する。例えば、仲間獲得状況テーブ
ルに記憶される有効期限と、携帯電話機12に内蔵され
る時計機能に基づいて取得される現在日時と、を比較す
ることによって判断する。本実施の形態では、判断部4
8は携帯電話機12に含まれることとして説明したが、
ゲームサーバ20に含まれるようにしてもよい。こうす
れば、ゲームサーバ20における時計機能に基づいて、
使用期限が経過したか否かを判断することができるよう
になる。このため、プレイヤが携帯電話機12に内蔵さ
れる時計機能を不正に設定する(例えば、遅らせる)こ
とによって、実質的に使用期限が延長されることを防止
できるようになる。この場合、ゲームサーバ20には、
携帯電話機12の使用期限情報記憶部54に記憶される
使用期限情報によって示される使用期限を取得する使用
期限取得部を設けるようにすればよい。具体的には、携
帯電話機12からゲームサーバ20へ所定のタイミング
(例えば、ゲームプログラム起動時等)に使用期限情報
を送信する。そして、ゲームサーバ20はその使用期限
情報を受信し、その使用期限が経過したか否かを判断
し、その判断結果を携帯電話機12に返信する。
【0050】使用制御部50は、判断部48による判断
結果に基づいて、処理実行部52による前記対象データ
の使用を制御する。例えば、対象データ自体を受信し、
不揮発性メモリに記憶していたような場合には、その対
象データ自体を削除する。また、例えば、対象データ自
体はあらかじめ携帯電話機12に記憶されており、その
使用制限を解除するための使用許可データを受信してい
たような場合には、その使用制限を再度設定する(使用
許可データを受信する前の状態に戻す)。
【0051】なお、以上において、配信可能残回数増加
部34、使用期限情報取得部46、判断部48、使用制
御部50及び使用期限情報記憶部54は、必ずしも必要
ではない。これらの構成がなくとも、配信対象データの
稀少性を向上させることができる。
【0052】次にゲームシステム10において実行され
る処理について説明する。図10は、図5に示されるサ
ブメニュー画面(冒険)において、「仲間捜索」を行動
種類として指定して、「出発」コマンドが実行された場
合に、ゲームサーバ20で実行される処理を示してい
る。
【0053】同図に示すように、まず捜索対象となる仲
間の仲間IDを取得する(S101)。図5に示される
サブメニュー画面(冒険)において、「仲間捜索」を行
動種類として指定して、「出発」コマンドが実行される
と、携帯電話機12からゲームサーバ20に捜索対象た
る仲間の仲間IDが送信されるので、この仲間IDを取
得する。
【0054】次に、S101で取得された仲間IDに関
して、付与上限数が設定されているか否か、すなわち捜
索対象である仲間がレアキャラクタであるか否かを確認
する(S102)。レアキャラクタであるか否かは、仲
間IDによって判断できるようにしておくと好適であ
る。例えば、1000番台の仲間IDを、レアキャラク
タである仲間を識別するために割り当てるようにすれば
よい。
【0055】レアキャラクタである場合には、付与可能
残数が0より大きいか否かを判断する(S103)。付
与可能残数は、仲間付与状況テーブル(図8参照)に対
し、S101で取得した仲間IDを指定することによっ
て取得する。付与可能残数が0である場合には、捜索対
象たる仲間の捜索を失敗とする(S104)。この場合
には、所定のゲームイベントの発生に合わせて、仲間捜
索に失敗した旨のメッセージを携帯電話機12に送信
し、プレイヤにその旨を通知する。
【0056】一方、S101で取得された仲間IDに関
し、付与上限数が設定されていない場合、又は付与可能
残数が0より大きい場合には、仲間捜索の成否を決定す
る(S105)。すなわち、この仲間をプレイヤに獲得
させるか否か(この仲間を付与するか否か)を決定す
る。仲間捜索の成否は、例えばパーティーの編成内容、
アイテム等の所持品、確率、日時等によって判断され
る。そして、仲間捜索が失敗とされる場合には、所定の
ゲームイベントの発生に合わせて、仲間捜索に失敗した
旨のメッセージを携帯電話機12に送信し、プレイヤに
その旨を通知する。一方、仲間捜索が成功とされる場合
には(仲間を付与するべく決定される場合には)、所定
のゲームイベントの発生に合わせて、新たに仲間になる
ゲームキャラクタのデータが携帯電話機12に送信(配
信)される。新たに仲間になるゲームキャラクタのデー
タは、ゲームキャラクタのパラメータデータや画像デー
タ等のデータ自体であってもよいし、ゲームキャラクタ
のデータがあらかじめ携帯電話機12にゲームプログラ
ムとともにダウンロードされているような場合には、こ
のゲームキャラクタを仲間として獲得したことを示すデ
ータ(このゲームキャラクタの使用許可データ)であっ
てもよい。
【0057】以上で本処理は終了する。ここでは、図5
に示されるサブメニュー画面(冒険)において、「仲間
捜索」を行動種類として指定して、「出発」コマンドが
実行された場合について説明したが、「アイテム捜索」
を行動種類として指定して、「出発」コマンドが実行さ
れた場合についても同様である。なお、本処理は、ゲー
ムサーバ20においてプログラムが実行されることによ
って実現される。
【0058】図11は、有効期限が設定された仲間の使
用制限処理を示している。本処理は、例えばゲームプロ
グラム起動時等の所定タイミングで実行される。
【0059】同図に示すように、仲間として獲得済みの
ゲームキャラクタの中に有効期限が設定されたものがあ
るか否かを確認する(S201)。具体的には、仲間獲
得状況テーブル(図9参照)を読み出し、有効期限が設
定された仲間が存在するか否かを確認する。有効期限が
設定された仲間が存在しない場合には、本処理を終了す
る。
【0060】一方、有効期限が設定された仲間が存在す
る場合には、その有効期限がすでに経過しているか否か
を確認する(S202)。具体的には、仲間獲得状況テ
ーブル(図9参照)から有効期限が設定されている仲間
について、その有効期限を読み出し、現在日時と比較す
ることによって、有効期限が切れているか否かを判断す
る。ここで、読み出した有効期限をゲームサーバ20に
送信するようにし、ゲームサーバ20で現在日時との比
較を行うようにしてもよい。こうすれば、携帯電話機1
2の時計機能を不正に設定することによって、実質的に
有効期限が延長されることを防ぐことができる。有効期
限が設定された仲間のうち、いずれについても有効期限
を経過していない場合には、本処理を終了する。
【0061】一方、有効期限の経過した仲間が存在する
場合には、その仲間について使用制限処理を行う(S2
03)。具体的には、仲間獲得状況テーブル(図9参
照)からその仲間に係るレコードを削除する。また、例
えば、その仲間に関するパラメータデータや画像データ
等のデータ自体の配信を受けていたような場合には、そ
れらのデータを削除する。
【0062】そして、有効期限の経過した仲間につい
て、その仲間IDをゲームサーバ20に通知する(S2
04)。ゲームサーバ20では、この通知を受けると、
その通知に係る仲間IDによって識別される仲間の付与
可能残数を1増加するように、仲間付与状況テーブル
(図8参照)を更新する。図8の例であれば、仲間付与
状況テーブルの付与済数を1減少させる。
【0063】以上で本処理は終了する。なお、本処理
は、携帯電話機12又はゲームサーバ20においてプロ
グラムが実行されることによって実現される。
【0064】2.第2実施形態 以下、本発明の第2実施形態について図面に基づき詳細
に説明する。
【0065】なお、本発明の第2実施形態に係るゲーム
システム(データ配信システム)10の全体構成、携帯
電話機12にダウンロードされるゲームプログラムの内
容、携帯電話機12で実行されるゲームプログラムによ
ってディスプレイ24に表示されるゲーム画面は、第1
実施形態の場合と同様である。
【0066】図12は、本発明の第2実施形態に係るゲ
ームシステム10を実現するための機能ブロックについ
て説明するものである。同図では、ゲームシステム10
で実現される機能のうち、本発明に関するものを中心と
して示している。
【0067】同図に示すように、ゲームシステム10で
実現される機能には、配信可能残回数情報記憶部30、
配信可能残回数情報更新部32、配信制御部38、配信
部40、配信タイミング決定部42、日時情報記憶部5
6、判断部58、受信部44、使用制御部50、処理実
行部52及び判断結果取得部60が含まれている。この
うち、配信制御部38、配信部40、配信タイミング決
定部42、受信部44及び処理実行部52については、
第1実施形態の場合と同様である。
【0068】配信可能残回数情報記憶部30は、主とし
てゲームデータベース22により構成される。また、日
時情報記憶部56は、携帯電話機12に内蔵される不揮
発性メモリを主として構成される。また、判断結果取得
部60は、公知の通信インタフェースを主として構成さ
れる。さらに、配信可能残回数情報更新部32、使用制
御部50及び判断部58は、コンピュータであるゲーム
サーバ20がプログラムを実行したり、コンピュータで
ある携帯電話機12がゲームサーバ20からダウンロー
ドされるゲームプログラムを実行することによって実現
される。
【0069】配信可能残回数情報記憶部30は、対象デ
ータ自体又は対象データの使用許可データの配信可能残
回数を示す配信可能残回数情報を記憶する。日時情報記
憶部56は、配信部40によって対象データ自体又は対
象データの使用許可データが配信される場合、ゲームサ
ーバ20に含まれる時計機能によって現在日時を取得
し、その現在日時に基づく所定日時を示す日時情報を記
憶する。例えば、現在日時に所定期間を加えた(経過し
た)日時を所定日時とする。なお、日時情報によって示
される所定日時は、日付及び時刻の両方を示すものであ
ってもよいし、日付だけを示すものであってもよい。
【0070】配信可能残回数情報記憶部30及び日時情
報記憶部56は、例えば図13に示すような仲間付与状
況詳細テーブルを記憶する。同図に示すように、仲間と
なるゲームキャラクタを識別する仲間ID、その仲間を
獲得(付与)したプレイヤを識別するプレイヤID及び
その有効期限が対応づけて記憶されている。同図の例に
よれば、仲間「1001」はプレイヤ「P001」によ
って獲得されており、その有効期限は「2002.1
1.30」である。なお、この場合、仲間たるゲームキ
ャラクタの付与済数は、仲間付与状況詳細テーブルのレ
コード数として記憶されている。また、付与上限数は、
第1実施形態における仲間付与状況テーブル(図8参
照)と同様のテーブルによって記憶されるようにしても
よいし、仲間付与状況詳細テーブルにレアキャラクタた
る仲間それぞれについて付与上限数分のレコードをあら
かじめ用意しておくようにしてもよい。後者の場合、ユ
ーザIDが空白のレコードをカウントすることによっ
て、付与可能残数を取得するようにすればよい。
【0071】判断部58は、日時情報記憶部によって記
憶される日時情報によって示される所定日時が経過した
か否かを判断する。例えば、ゲームサーバ20の時計機
能によって現在日時を取得し、その現在日時と比較する
ことによって行う。判断部58による判断は、毎日所定
時刻に行うようにしてもよいし、数時間毎に行うように
してもよい。
【0072】配信可能残回数情報更新部32は、配信可
能残回数増加部34と配信可能残回数減少部36とを含
んでいる。このうち、配信可能残回数減少部36は、第
1実施例の場合と同様である。配信可能残回数増加部3
4は、判断部58による判断結果に基づいて、配信可能
残回数記憶部30に記憶される配信可能残回数情報を、
配信可能残回数が増加するように更新する。
【0073】判断結果取得部60は、判断部58による
判断結果を取得する。例えば、判断結果取得部60は、
ゲームサーバ20に対して判断結果取得要求を送信す
る。この要求を受け付けたゲームサーバ20では、判断
部58による判断を実行し、その判断結果を要求に対す
る応答として携帯電話機12に返信する。こうして、判
断結果取得部60が、判断部58による判断結果を取得
するようにすればよい。
【0074】使用制御部50は、判断結果取得部60に
よって取得される判断結果に基づいて、処理実行部52
による対象データの使用を制御する。具体的には、日時
情報記憶部によって記憶される日時情報によって示され
る所定日時をが経過した場合に、所定日時を経過した対
象データの使用を制限する。
【0075】次にゲームシステム10において実行され
る処理について説明する。図5に示されるサブメニュー
画面(冒険)において、「仲間捜索」を行動種類として
指定して、「出発」コマンドが実行された場合に、ゲー
ムサーバ20で実行される処理は、第1実施形態の場合
と同様である(図10参照)。
【0076】ただし、S103において、付与可能残数
が0より大きいか否かを判断する際には、仲間付与状況
詳細テーブル(図13参照)に対し、S101で取得し
た仲間IDを指定することによって、そのレコード数を
取得し、付与上限数と取得したレコード数と差を取得す
る。この場合、必要に応じてプレイヤIDが空白でない
ことをレコード抽出条件として追加する。
【0077】図15は、有効期限が設定された仲間の使
用制限処理を示している。本処理は、例えばゲームプロ
グラム起動時等の所定タイミングで実行される。
【0078】同図に示すように、仲間として獲得済みの
ゲームキャラクタの中に付与上限数が設定されたもの、
すなわちレアキャラクタが存在するか否かを確認する
(S301)。なお、レアキャラクタであるか否かは、
仲間IDによって判断できるようにしておくと好適であ
る。なお、携帯電話機12には、図14に示すような仲
間獲得状況テーブルが記憶されている。同図に示すよう
に、仲間獲得状況テーブルには、プレイヤが獲得した仲
間を識別する仲間IDが記憶されている。したがって、
仲間獲得状況テーブルを読み出し、レアキャラクタに割
り当てられた仲間ID(例えば、1000番台の仲間I
D)が存在するか否かを確認する。レアキャラクタたる
仲間が存在しない場合には、本処理を終了する。
【0079】一方、レアキャラクタたる仲間が存在する
場合には、その仲間について有効期限確認要求を行う
(S302)。具体的には、その仲間IDをプレイヤI
Dとともにゲームサーバ20に送信する。この要求を受
け付けたゲームサーバ20では、仲間付与状況詳細テー
ブル(図14参照)に対し、その要求に係る仲間ID及
びプレイヤIDを指定することによって、その組み合わ
せのレコードが存在するか否かを確認する。
【0080】なお、ゲームサーバ20では、例えば所定
時刻等の所定タイミングで有効期限処理が実行される。
具体的には、仲間付与状況詳細テーブル(図14参照)
の有効期限を経過したレコードについて、削除したり、
プレイヤIDを空白にしたりする。前者の場合、削除し
たレコード数に応じて、削除に係る仲間IDの付与可能
残数が増加するように仲間付与状況テーブル(図8参
照)等を更新する。
【0081】有効期限確認要求を受け付けたゲームサー
バ20は、仲間付与状況詳細テーブル(図14参照)
に、要求に係る仲間IDとプレイヤIDとの組み合わせ
のレコードが存在しない場合には、有効期限を経過した
と判断する。レコードが存在する場合には、その有効期
限を読み出し、現在日時と比較することによって、有効
期限を経過しているか否かを判断する。ゲームサーバ2
0は、その判断結果を有効期限確認要求に対する応答と
して、携帯電話機12に返信する。
【0082】携帯電話機12は、ゲームサーバ20から
判断結果を受信する(S303)。そして、レアキャラ
クタたる仲間のいずれについても、その判断結果が有効
期限を経過していないことを示す場合には、本処理を終
了する。一方、レアキャラクタたる仲間のいずれかにつ
いて、その判断結果が有効期限を経過したことを示す場
合には、その仲間について使用制限処理を実行する(S
304)。具体的には、仲間獲得状況テーブル(図14
参照)からその仲間に係るレコードを削除する。また、
例えば、その仲間に関するパラメータデータや画像デー
タの配信を受けていた場合には、それらのデータを削除
する。
【0083】以上で本処理は終了する。なお、本処理
は、携帯電話機12又はゲームサーバ20においてプロ
グラムが実行されることによって実現される。
【0084】以上説明したように、本発明の第1実施形
態又は第2実施形態に係るゲームシステム(データ配信
システム)10によれば、対象データの付与可能残数
(配信可能残数)が管理され、この付与可能残数に基づ
いて、対象データ自体又は対象データの使用許可データ
の付与(配信)が制御される。このため、配信対象デー
タに稀少性を与えることができるようになる。
【0085】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。
【0086】例えば、自分が仲間にしたゲームキャラク
タを他のプレイヤが仲間にしたゲームキャラクタと交換
できるようにしてもよい。この場合、プレイヤが仲間に
したゲームキャラクタのID(交換元ID)を、交換要
求(譲渡要求)として携帯電話機12からゲームサーバ
20に送信させる。そして、ゲームサーバ20では、各
プレイヤから送信される交換要求を記憶しておき、それ
らに基づいて、交換を成立させる。交換が成立した場合
には、プレイヤがIDを送信したゲームキャラクタが仲
間から外れ、代わりに交換相手がIDを送信したゲーム
キャラクタについて、そのパラメータデータや画像デー
タ等のデータ自体、又はそのゲームキャラクタデータを
獲得したことを示すデータ等がプレイヤの携帯電話機1
2に配信される。
【0087】また、以上の説明では、携帯電話機12に
ゲームプログラムを供給するのにデータ通信ネットワー
クを利用したが、CD−ROM、DVD(商標)−RO
M、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な各種
情報記憶媒体を利用するようにしてもよい。また、上記
実施形態に係るゲームプログラムは、携帯電話機12だ
けでなく、例えばパーソナルコンピュータ、家庭用ゲー
ム機、業務用ゲーム機、携帯ゲーム機、携帯情報端末
等、他の種類のコンピュータによって実行されるように
してもよい。
【0088】また、以上の説明では、ロールプレイング
ゲームにおけるゲームキャラクタのデータを配信対象と
したが、配信対象データはゲームキャラクタデータに限
られない。本発明は、例えば着信音データ、待受画面デ
ータやゲームプログラム等の各種データを配信するデー
タ配信システムに利用することができるものである。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
配信対象データの稀少性を向上させることができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るゲームシステムの全
体構成を示す図である。
【図2】 メインメニュー画面の一例を示す図である。
【図3】 サブメニュー画面の一例を示す図である。
【図4】 サブメニュー画面の一例を示す図である。
【図5】 サブメニュー画面の一例を示す図である。
【図6】 サブメニュー画面の一例を示す図である。
【図7】 本発明の第1実施形態に係るゲームシステム
の機能ブロック図である。
【図8】 仲間付与状況テーブルの一例を示す図であ
る。
【図9】 仲間獲得状況テーブルの一例を示す図であ
る。
【図10】 ゲームサーバにおける処理を示すフロー図
である。
【図11】 携帯電話機における処理を示すフロー図で
ある。
【図12】 本発明の第2実施形態に係るゲームシステ
ムの機能ブロック図である。
【図13】 仲間付与状況詳細テーブルの一例を示す図
である。
【図14】 仲間獲得状況テーブルの一例を示す図であ
る。
【図15】 携帯電話機における処理を示すフロー図で
ある。
【符号の説明】
10 ゲームシステム、12 携帯電話機、14 携帯
電話基地局、16データ通信ネットワーク、18 ゲー
ムプログラム配信装置、20 ゲームサーバ、22 ゲ
ームデータベース、24 ディスプレイ、26 方向キ
ー、28ファンクションボタン、29 丸ボタン群、3
0 配信可能残回数情報記憶部、32 配信可能残回数
情報更新部、34 配信可能残回数増加部、36 配信
可能残回数減少部、38 配信制御部、40 配信部、
42 配信タイミング決定部、44 受信部、46 使
用期限情報取得部、48 判断部、50 使用制御部、
52 処理実行部、54 使用期限情報記憶部、56
日時情報記憶部、58 判断部、60 判断結果取得
部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 9/24,13/00 - 13/12 H04B 7/26

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ配信装置と、前記データ配信装置
    と通信可能な端末と、を含むデータ配信システムにおい
    て、 前記データ配信装置は、 対象データ自体又は対象データの使用許可データの配信
    可能残回数を示す配信可能残回数情報を記憶する配信可
    能残回数情報記憶手段と 記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タを配信する配信手段と、 前記配信手段によって前記対象データ自体又は前記対象
    データの使用許可データが配信される場合、前記配信可
    能残回数情報記憶手段に記憶される配信可能残回数情報
    を、配信可能残回数が減少するように更新する配信可能
    残回数減少手段と、 前記配信可能残回数減少手段によって更新され、前記配
    信可能残回数情報記憶手段に記憶されている配信可能残
    回数情報に基づいて、前記配信手段による前記対象デー
    タ自体又は前記対象データの使用許可データの配信を
    する配信制御手段と、を含み、 前記端末は、 前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タを受信する受信手段と、 前記受信手段によって前記対象データ自体又は前記対象
    データの使用許可データを受信する場合、当該対象デー
    タの使用期限情報を取得する使用期限情報取得手段と、 前記使用期限情報取得手段によって取得される使用期限
    情報を記憶する使用期限情報記憶手段と、 前記対象データを使用する処理を実行する処理実行手段
    と、を含み、 前記データ配信システムは、 前記使用期限情報記憶手段に記憶される使用期限情報に
    よって示される使用期限を経過したか否かを判断する判
    断手段を含み、 前記端末は、 前記判断手段による判断結果が使用期限を経過したこと
    を示す場合、前記処理実行手段による前記対象データの
    使用を制限する使用制御手段を含み、 前記データ配信装置は、 前記判断手段による判断結果が使用期限を経過したこと
    を示す場合、前記配信可能残回数情報記憶手段に記憶さ
    れる配信可能残回数情報を、配信可能残回数が増加する
    ように更新する配信可能残回数増加手段をさらに含む、 ことを特徴とするデータ配信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ配信システムに
    おいて、 前記データ配信装置は、前記使用期限情報記憶手段に記
    憶される使用期限情報によって示される使用期限を取得
    する使用期限取得手段をさらに含み、 前記判断手段は、前記データ配信装置に含まれ、前記使
    用期限取得手段によって取得される使用期限を経過した
    か否かを判断し、 前記端末は、前記判断手段による判断結果を取得する判
    断結果取得手段をさらに含む、 ことを特徴とするデータ配信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデータ配信システムに
    おいて、 前記判断手段は、前記端末に含まれることを特徴とする
    データ配信システム。
  4. 【請求項4】 ータ配信装置と、前記データ配信装置
    と通信可能な端末と、を含むデータ配信システムにおい
    て、前記データ配信装置は、 対象データ自体又は対象データの使用許可データの配信
    可能残回数を示す配信可能残回数情報を記憶する配信可
    能残回数情報記憶手段と、 前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タを配信する配信手段と、 前記配信手段によって前記対象データ自体又は前記対象
    データの使用許可データが配信される場合、前記配信可
    能残回数情報記憶手段に記憶される配信可能残回数情報
    を、配信可能残回数が減少するように更新する配信可能
    残回数減少手段と、 前記配信可能残回数減少手段によって更新され、前記配
    信可能残回数情報記憶手段に記 憶されている配信可能残
    回数情報に基づいて、前記配信手段による前記対象デー
    タ自体又は前記対象データの使用許可データの配信を制
    限する配信制御手段と、 前記配信手段によって前記対象データ自体又は前記対象
    データの使用許可データが配信される場合、現在日時に
    基づいて、使用期限情報を記憶手段に記憶させる手段
    と、 前記記憶手段に記憶される使用期限情報によって示され
    る使用期限を経過したか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段による判断結果が使用期限を経過したこと
    を示す場合、前記配信可能残回数情報記憶手段に記憶さ
    れる配信可能残回数情報を、配信可能残回数が増加する
    ように更新する配信可能残回数増加手段と、を含み、 前記端末は、 前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タを受信する受信手段と、 前記対象データを使用する処理を実行する処理実行手段
    と、 前記判断手段による判断結果を取得する判断結果取得手
    段と、 前記判断結果取得手段によって取得される判断結果が使
    用期限を経過したことを示す場合、前記処理実行手段に
    よる前記対象データの使用を制限する使用制御手段と、
    を含む、 ことを特徴とするデータ配信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のデー
    タ配信システムにおいて、 前記使用制御手段は、前記受信手段によって対象データ
    自体を受信する場合には、当該対象データ自体を削除
    し、前記受信手段によって対象データの使用許可データ
    を受信する場合には、当該対象データの使用制限を当該
    使用許可データを受信する前の状態に戻すことを特徴と
    するデータ配信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のデー
    タ配信システムにおいて、 前記端末は、 前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タの譲渡要求を行う譲渡要求手段をさらに含み、 前記データ配信装置は、 前記譲渡要求を受け付ける譲渡要求受付手段と、 譲渡先端末を取得する譲渡先端末取得手段と、 前記譲渡先端末取得手段によって取得される譲渡先端末
    に対し、前記譲渡要求に係る前記対象データ自体又は前
    記対象データの使用許可データを配信する譲渡対象配信
    手段と、をさらに含む、 ことを特徴とするデータ配信システム。
  7. 【請求項7】 対象データ自体又は前記対象データの使
    用許可データを受信するとともに、当該対象データの使
    用期限情報を記憶し、当該使用期限情報によって示され
    る使用期限を経過した場合、前記対象データの使用を制
    限する端末と通信可能なデータ配信装置において、 前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タの配信可能残回数を示す配信可能残回数情報を記憶す
    る配信可能残回数情報記憶手段と、 記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タを配信する配信手段と、 前記配信手段によって前記対象データ自体又は前記対象
    データの使用許可データが配信される場合、前記配信可
    能残回数情報記憶手段に記憶される配信可能残回数情報
    を、配信可能残回数が減少するように更新する配信可能
    残回数減少手段と、 前記配信可能残回数減少手段によって更新され、前記配
    信可能残回数情報記憶手段に記憶されている配信可能残
    回数情報に基づいて、前記配信手段による前記対象デー
    タ自体又は前記対象データの使用許可データの配信を
    する配信制御手段と、前記使用期限情報によって示される使用期限を経過した
    場合、前記配信可能残回数情報記憶手段に記憶される配
    信可能残回数情報を、配信可能残回数が増加するように
    更新する配信可能残回数増加手段と、 を含むことを特徴とするデータ配信装置。
  8. 【請求項8】 対象データ自体又は前記対象データの使
    用許可データを受信するとと もに、当該対象データの使
    用期限情報を記憶し、当該使用期限情報によって示され
    る使用期限を経過した場合、前記対象データの使用を制
    限する端末と通信可能なデータ配信装置の制御方法にお
    いて、 記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タを配信するための配信ステップと、 前記配信ステップにおいて前記対象データ自体又は前記
    対象データの使用許可データが配信される場合、前記対
    象データ自体又は前記対象データの使用許可データの配
    信可能残回数を示す配信可能残回数情報を記憶してなる
    配信可能残回数情報記憶手段に記憶される配信可能残回
    数情報を、配信可能残回数が減少するように更新するた
    めの配信可能残回数減少ステップと、 前記配信可能残回数減少ステップにおいて更新され、前
    記配信可能残回数情報記憶手段に記憶されている配信可
    能残回数情報に基づいて、前記配信ステップにおいて実
    行される前記対象データ自体又は前記対象データの使用
    許可データの配信を制限するための配信制御ステップ
    と、前記使用期限情報によって示される使用期限を経過した
    場合、前記配信可能残回数情報記憶手段に記憶される配
    信可能残回数情報を、配信可能残回数が増加するように
    更新するための配信可能残回数増加ステップと、 を含むことを特徴とするデータ配信装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 対象データ自体又は前記対象データの使
    用許可データを受信するとともに、当該対象データの使
    用期限情報を記憶し、当該使用期限情報によって示され
    る使用期限を経過した場合、前記対象データの使用を制
    限する端末と通信可能なデータ配信装置としてコンピュ
    ータを機能させるためのプログラムであって、 前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タの配信可能残回数を示す配信可能残回数情報を記憶す
    る配信可能残回数情報記憶手段、 前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タを配信する配信手段、 前記配信手段によって前記対象データ自体又は前記対象
    データの使用許可データが配信される場合、前記配信可
    能残回数情報記憶手段に記憶される配信可能残回数情報
    を、配信可能残回数が減少するように更新する配信可能
    残回数減少手段、 前記配信可能残回数減少手段によって更新され、前記配
    信可能残回数情報記憶手段に記憶されている配信可能残
    回数情報に基づいて、前記配信手段による前記対象デー
    タ自体又は前記対象データの使用許可データの配信を
    する配信制御手段、及び、 前記使用期限情報によって示される使用期限を経過した
    場合、前記配信可能残回数情報記憶手段に記憶される配
    信可能残回数情報を、配信可能残回数が増加するように
    更新する配信可能残回数増加手段、 として前記コンピュータを機能させるためのプログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 対象データ自体又は対象データの使用
    許可データの配信可能残回数を示す配信可能残回数情報
    を記憶する配信可能残回数情報記憶手段と、 前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タを配信する配信手段と、 前記配信手段によって前記対象データ自体又は前記対象
    データの使用許可データが配信される場合、前記配信可
    能残回数情報記憶手段に記憶される配信可能残回数情報
    を、配信可能残回数が減少するように更新する配信可能
    残回数減少手段と、 前記配信可能残回数減少手段によって更新され、前記配
    信可能残回数情報記憶手段に記憶されている配信可能残
    回数情報に基づいて、前記配信手段による前記対象デー
    タ自体又は前記対象データの使用許可データの配信を制
    限する配信制御手段と、 前記配信手段によって前記対象データ自体又は前記対象
    データの使用許可データが配信される場合、現在日時に
    基づいて、使用期限情報を記憶手段に記憶させる手段
    と、 前記記憶手段に記憶される使用期限情報によって使用期
    限を経過したか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段による判断結果が使用期限を経過したこと
    を示す場合、前記配信可能残回数情報記憶手段に記憶さ
    れる配信可能残回数情報を、配信可能残回数が増加する
    ように更 新する配信可能残回数増加手段と、 を含むことを特徴とするデータ配信装置。
  11. 【請求項11】 対象データ自体又は対象データの使用
    許可データを配信する配信ステップと、 前記配信ステップにおいて前記対象データ自体又は前記
    対象データの使用許可データが配信される場合、対象デ
    ータ自体又は対象データの使用許可データの配信可能残
    回数を示す配信可能残回数情報を記憶してなる配信可能
    残回数情報記憶手段に記憶される配信可能残回数情報
    を、配信可能残回数が減少するように更新する配信可能
    残回数減少ステップと、 前記配信可能残回数減少ステップにおいて更新され、前
    記配信可能残回数情報記憶手段に記憶されている配信可
    能残回数情報に基づいて、前記配信ステップにおける前
    記対象データ自体又は前記対象データの使用許可データ
    の配信を制限する配信制御ステップと、 前記配信ステップにおいて前記対象データ自体又は前記
    対象データの使用許可データが配信される場合、現在日
    時に基づいて、使用期限情報を記憶手段に記憶させるス
    テップと、 前記記憶手段に記憶される使用期限情報によって示され
    る使用期限を経過したか否かを判断する判断ステップ
    と、 前記判断ステップにおける判断結果が使用期限を経過し
    たことを示す場合、前記配信可能残回数情報記憶手段に
    記憶される配信可能残回数情報を、配信可能残回数が増
    加するように更新する配信可能残回数増加ステップと、 を含むことを特徴とするデータ配信装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 データ配信装置としてコンピュータを
    機能させるためのプログラムであって、 対象データ自体又は対象データの使用許可データの配信
    可能残回数を示す配信可能残回数情報を記憶する配信可
    能残回数情報記憶手段、 前記対象データ自体又は前記対象データの使用許可デー
    タを配信する配信手段、 前記配信手段によって前記対象データ自体又は前記対象
    データの使用許可データが配信される場合、前記配信可
    能残回数情報記憶手段に記憶される配信可能残回数情報
    を、配信可能残回数が減少するように更新する配信可能
    残回数減少手段、 前記配信可能残回数減少手段によって更新され、前記配
    信可能残回数情報記憶手段に記憶されている配信可能残
    回数情報に基づいて、前記配信手段による前記対象デー
    タ自体又は前記対象データの使用許可データの配信を制
    限する配信制御手段、 前記配信手段によって前記対象データ自体又は前記対象
    データの使用許可データが配信される場合、現在日時に
    基づいて、使用期限情報を記憶手段に記憶させる手段、 前記記憶手段に記憶される使用期限情報によって使用期
    限を経過したか否かを判断する判断手段、及び、 前記判断手段による判断結果が使用期限を経過したこと
    を示す場合、前記配信可能残回数情報記憶手段に記憶さ
    れる配信可能残回数情報を、配信可能残回数が増加する
    ように更新する配信可能残回数増加手段、 として前記コンピュータを機能させるためのプログラ
    ム。
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