JP2005187090A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きなクリアランスを要することなく扉枠とこの扉枠に隣接する構造体との衝突を防ぐことのできるエレベータ装置の提供。
【解決手段】乗場扉1を開扉可能に保持する扉枠2と、この扉枠2とこの扉枠2に隣接する構造体との間に介設され、扉枠2をその中央上端にて回動自在に懸垂支持する支持手段3と、扉枠2と構造体との間に介設され、扉枠2の中央下端を構造体に上下移動可能に係止する係止手段4とを設け、扉枠2を懸垂支持して変位可能とすることにより、地震による免震変位に同様に追従する構造体の変位へ扉枠2の動きを同調させることにより、大きなクリアランスを要することなく扉枠2とこの扉枠2に隣接する構造体との衝突を防ぐようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ装置に係り、特に、中間に免震装置を設置した建物に好適なエレベータ装置に関する。
この種の従来技術として、免震階と、その上の階層に、2本の支柱を、その上下端を回転自在に取り付けて鉛直方向に平衡に配置し、2本の平衡支柱の間に、横梁を水平方向に平衡に配置し、上下の横梁が、支柱の傾斜に関連してエレベータ側へ出入するように構成し、上横梁に免震階の階床戸の扉枠を取り付けるとともに、下横梁に免震階の階床戸の敷居を取り付け、地震時に免震階と上層階とが前後方向、横方向に変位したときに、かごと階床戸、あるいはかごと敷居が接触したり間隔が広がり過ぎたりすることを防止し、かつ扉の開閉のための係合装置が破損することを防止するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3331520号公報(段落番号0005、図1)
しかしながら、上述した従来のものでは、地震により免震階と上層階との間で横方向の移動が生じた場合、この移動に応じて支柱が傾くとともに、この支柱に回転自在に取付けられた上下横梁は横方向にスライドして移動し、2本の支柱と上下横梁とにより略斜方形が形成される。しかし、このとき階床戸を保持する扉枠は上横梁にピンにより懸垂して取付けられるとともに、扉枠の下端は下横梁にスライド自在に設置されることから、2本の支柱および上下横梁により略斜方形が形成されているときも、扉枠自体は鉛直状態を保持することになる。このため地震による横方向の移動により2本の支柱が大きく傾くと、これらの支柱と鉛直状態を保持する扉枠との衝突の恐れがあることから、支柱と扉枠との間に比較的大きなクリアランスを必要とし、装置の大型化を招くという問題がある。
本発明は、上述した従来技術における実情からなされたもので、その目的は、大きなクリアランスを要することなく扉枠とこの扉枠に隣接する構造体との衝突を防ぐことのできるエレベータ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、免震装置をその中間階層に備えた建物に設置されるエレベータ装置において、エレベータ乗場の出入口に立設される乗場扉と、この乗場扉を開扉可能に保持する扉枠と、この扉枠とこの扉枠に隣接する構造体との間に介設され、上記扉枠をその中央上端および中央下端の一方にて回動自在に支持する支持手段と、上記扉枠と上記構造体との間に介設され、上記扉枠の中央上端および中央下端の一方を上記構造体に上下移動可能に係止する係止手段とを設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、乗場扉を開扉可能に保持する扉枠は、その中央上端および中央下端の一方が支持手段により回動自在に構造体に支持されるとともに、その中央上端および中央下端の一方が係止手段により構造体に上下移動可能に係止されている。これにより地震により免震階とその上の階層との免震変位に追従して扉枠も変位する。このように扉枠を回動自在に支持して変位可能とすることにより、地震による免震変位に追従する構造体の変位へ扉枠の動きを同調させることができ、したがって、大きなクリアランスを要することなく扉枠とこの扉枠に隣接する構造体との衝突を防ぐことができる。
本発明は、地震による免震変位に追従する構造体の変位へ扉枠の動きを同調させることができることから、大きなクリアランスを要することなく扉枠とこの扉枠に隣接する構造体との衝突を防ぐことができ、したがって、装置の小スペース化を図ることができるとともに、衝突に伴う装置の破損を防止できる。
以下、本発明に係るエレベータ装置の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施形態の要部構成を示す正面図、図2は地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図、図3は地震に応じて扉枠が前後方向に変位した状態を示す側面図、図4は支持手段の正面図、図5は支持手段の側面図、図6は係止手段の正面図、図7は係止手段の側面図、図8はねじれ防止手段の正面図、図9はねじれ防止手段の側面図である。
免震装置をその中間階層に備えた建物に設置される第1実施形態のエレベータ装置は図1乃至図3に示すように、エレベータ乗場の出入口に立設される乗場扉1と、この乗場扉1を開扉可能に保持する扉枠2とを有している。
そして、扉枠2は、その中央上端が支持手段3により扉枠2に隣接する構造体、例えば免震階Aの上層階Bの建造物に回動自在に懸垂支持されるとともに、その中央下端が係止手段4により免震階Aの建造物に上下移動可能に係止され、かつ、扉枠2に、この扉枠2が支持手段3と係止手段4とを結ぶ線を軸として回転することを防止するねじれ防止手段5が設けられている。
上記の支持手段3は図4、図5に示すように、建造物に固定されるブラケット3aと、このブラケット3aに支持され、第1の軸3bを回動可能に保持する第1の保持部材3cと、扉枠2に固設され、第1の軸3bと直交する方向に配設される第2の軸3dを回動可能に保持する第2の保持部材3eと、上部が第1の軸3bに回動可能に軸支されるとともに、下部が第2の軸3dに回動可能に軸支されるリンク部材3fとから成っている。
また、上記の係止手段4は図6、図7に示すように、扉枠2の下端中央に固設されるピン4aと、建造物に固定され、その水平面にピン4aが挿通される貫通孔4bを備えたブラケット4cとから成るとともに、貫通孔4bは、その上端および下端が最大径を有するとともに、その中間位置でピン4aより若干大きな最小径を有してなっており、ピン4aの上下移動および傾きに対応するようになっている。
さらに、上記のねじれ防止手段5は図8、図9に示すように、例えば扉枠2の左右上端および左右下端にそれぞれに設けられ、建造物に移動可能に勘合されるガイドピン5aから成っており、建造物に固定されたブラケット5bの水平面に備えられる貫通孔5cに挿通されている。なお、このブラケット5bに備えられた貫通孔5cは、その上端および下端が最大径を有するとともに、その中間位置でガイドピン5aより若干大きな最小径を有してなっており、ガイドピン5aの上下移動および傾きに対応するようになっている。
この第1実施形態では、地震により図2に示すように免震階Aと上層階Bとの間に横方向に免震変位δが生じると、その中央上端が回動自在に懸垂支持された扉枠2は免震変位δに追従して変位するとともに、このとき扉枠2の四方に設けられたガイドピン5aは扉枠2の変位に応じてブラケット5bの貫通孔5cに沿ってそれぞれが上下移動する。
このように構成した第1実施形態によれば、扉枠2を回動自在に懸垂支持して変位可能とすることにより、地震による免震変位に追従する構造体、すなわち建造物の変位へ扉枠2の動きを同調させることができ、したがって、大きなクリアランスを要することなく扉枠2とこの扉枠2に隣接する建造物との衝突を防ぐことができる。また、扉枠2の四方がガイドピン5aにより案内されることにより、地震に伴う免震階Aと上層階Bとの間の変位により支持手段3と係止手段4とを結ぶ線を軸として扉枠2が回転することを防止できる。さらに、扉枠2を懸垂支持する支持手段3は上述したように前後左右の二重の回転要素が組み合わされた構成となっていることから、図3に示すように免震階Aと上層階Bとの間に前後方向に免震変位が生じた場合もこの変位に対応することができる。さらにまた、地震に伴い免震階Aと上層階Bとの間の変位が生じると図示しないガイドレールにも曲りが生じ、このガイドレールに案内される図示しない乗かごにも傾きが生じるが、このとき上述したように免震階Aと上層階Bとの間の変位に同調して扉枠2およびこの扉枠2に保持される乗場扉1も傾くことから、乗かごと扉枠2および乗場扉1との間隙を規定のものに保持することができる。
図10は本発明の第2実施形態の要部構成を示す正面図、図11は地震に応じて図10の扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図である。
免震装置をその中間階層に備えた建物に設置される第2実施形態のエレベータ装置は図10に示すように、構造体、すなわち、免震階Cから例えばその2つ上の階層Dに渡って立設される一対の縦梁6と、この縦梁6の上端にそれぞれの端部が連結される上横梁7と、縦梁6の下端にそれぞれの端部が連結される下横梁8と、縦枠6の中間にそれぞれの端部が連結される中間梁9とを備えている。そして、免震階Cの1つ上の階床に配置される扉枠12の上端中央が支持手段13を介して上横梁7に回動自在に懸垂支持されるとともに、この扉枠12の下端中央が係止手段14を介して中間梁9に上下移動可能に係止され、かつ扉枠12は乗場扉11を保持している。また、免震階Cに配置される扉枠22の上端中央が支持手段23を介して中間梁9に回動自在に懸垂支持されるとともに、この扉枠22の下端中央が係止手段24を介して下梁8に上下移動可能に係止され、かつ扉枠22は乗場扉21を保持している。さらに、扉枠12、22の左右上端および左右下端にそれぞれに、上梁7、中間梁9および下梁8に移動可能に勘合されるねじれ防止手段15、25が設けられている。なお、支持手段13、23、係止手段14、24およびねじれ防止手段15、25のそれぞれの構成は上述した図4乃至図9に示すものと同等のものであることから説明を省略するとともに、縦梁6と上横梁7との連結、縦梁6と中間梁9との連結、および縦梁6と下梁8との連結は免震階Cと上層階Dとの間の前後左右の変位に対応可能な構成となっている。
この第2実施形態では、地震により図11に示すように免震階Cと2つ上の上層階Dとの間に横方向に免震変位δが生じると、その中央上端が上梁7に回動自在に懸垂支持された扉枠12、およびその中央上端が中間梁9に回動自在に懸垂支持された扉枠22は免震変位δに追従して変位する。また、このとき一対の縦梁6は免震変位δに応じて傾くが、この縦梁6に対して相対的に支持された上梁7、中間梁9および下梁8は水平を維持するとともに、それぞれの扉枠12、22の四方に設けられたねじれ防止手段15、25は扉枠12、22の変位に応じて上梁7、中間梁9および下梁8との勘合状態を保持しつつ上下移動する。
このように構成した第2実施形態によれば、免震階Cからその上方へ複数階層に渡って立設される一対の縦梁6、およびこれに連結される上梁7、中間梁9および下梁8を有して成る構造体を設け、この構造体に複数の扉枠12、22の上端を回動自在に懸垂支持させるとともに、その下端を上下移動可能に係止することにより、複数の階層に渡って免震対策を施す必要のある建物に対応することができるとともに、地震による免震変位に追従する構造体、すなわち縦梁6の変位へ扉枠12、22の動きを同調させることができ、したがって、大きなクリアランスを要することなく扉枠12、22とこれらの扉枠12、22に隣接する縦梁6との衝突を防ぐことができる。
図12は本発明の第3実施形態の要部構成を示す正面図、図13は地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図、図14はねじれ防止手段の正面図、図15は地震に応じて扉枠が横方向に変位したときのねじれ防止手段の状態を示す正面図である。なお、上述した図10、図11と同等のものには同一符号が付してある。すなわち、Cは免震階、Dは免震階から2つ上の階層、6は一対の縦梁、7は上横梁、8は下横梁、9は中間梁、11、21は乗場扉、12、22は扉枠、13、23は支持手段、14、24は係止手段である。
免震装置をその中間階層に備えた建物に設置される第3実施形態のエレベータ装置は図12に示すように、扉枠12、22に、これらの扉枠12、22が支持手段13、23と係止手段14、24とを結ぶ線を軸として回転することを防止するねじれ防止手段35、45が設けられている。なお、支持手段13、23および係止手段14、24のそれぞれの構成は上述した図4乃至図7に示すものと同等のものであることから説明を省略するとともに、縦梁と上横梁との連結、縦梁と中間梁との連結、および縦梁と下梁との連結は免震階と上層階との間の前後左右の変位に対応可能な構成となっている。
また、上記のねじれ防止手段35、45は図14に示すように、扉枠12、22の左右上端および左右下端にそれぞれ設けられ、縦梁6に移動可能に勘合するガイド35a、45aから成っている。
この第3実施形態では、地震により図13に示すように免震階Cと2つ上の上層階Dとの間に横方向に免震変位δが生じると、その中央上端が上梁7に回動自在に懸垂支持された扉枠12、およびその中央上端が中間梁9に回動自在に懸垂支持された扉枠22は免震変位δに追従して変位する。また、このとき一対の縦梁6は免震変位δに応じて傾くが、この縦梁6に対して相対的に支持された上梁7、中間梁9および下梁8は水平を維持するとともに、それぞれの扉枠12、22の四方に設けられたガイド35a、45aは図15に示すように扉枠12、22の変位に応じて縦梁6に沿って移動し、扉枠12、22の変位に対応するとともに、扉枠12、22が支持手段13、23と係止手段14、24とを結ぶ線を軸として回転することを防止する。
このように構成した第3実施形態によれば、免震階Cからその上方へ複数階層に渡って立設される一対の縦梁6、およびこれに連結される上梁7、中間梁9および下梁8を有して成る構造体を設け、この構造体に複数の扉枠12、22の上端を回動自在に懸垂支持するとともに、その下端を上下移動可能に係止することにより、複数の階層に渡って免震対策を施す必要のある建物に対応することができるとともに、地震による免震変位に追従する構造体、すなわち縦梁6の変位へ扉枠12、22の動きを同調させることができ、したがって、大きなクリアランスを要することなく扉枠12、22とこれらの扉枠12、22に隣接する縦梁6との衝突を防ぐことができる。また、扉枠12、22の四方がガイド35a、45aにより縦梁6に沿って案内されることにより、地震に伴う免震階Cと上層階Dとの間の変位により支持手段13、23と係止手段14、24とを結ぶ線を軸として扉枠12、22が回転することを防止できる。
図16は本発明の第4実施形態の要部構成を示す正面図、図17は地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図、図18は地震に応じて扉枠が前後方向に変位した状態を示す側面図である。なお、上述した図1乃至図3に示すものと同等のものには同一符号が付してある。すなわち、1は乗場扉、2は扉枠、5はねじれ防止手段、Aは免震階、Bは上層階である。
第4実施形態のエレベータ装置にあって扉枠2は図16乃至図18に示すように、その中央下端が支持手段33により扉枠2に隣接する構造体、例えば免震階Aの上層階Bの建造物に回動自在に支持されるとともに、その中央上端が係止手段34により免震階Aの建造物に上下移動可能に係止されている。
このように構成した第4実施形態によれば、扉枠2の下端を支持手段33により回動自在に支持するとともに、その上端を係止手段34により上下移動可能に係止することにより、地震による免震変位に追従する構造体、すなわち建造物の変位へ扉枠2の動きを同調させることができ、したがって、大きなクリアランスを要することなく扉枠2とこの扉枠2に隣接する建造物との衝突を防ぐことができる。
図19は本発明の第5実施形態の要部構成を示す正面図、図20は地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図である。なお、上述した図1および図2に示すものと同等のものには同一符号が付してある。すなわち、1は乗場扉、2は扉枠、3は支持手段、4は係止手段、Aは免震階、Bは上層階である。
第5実施形態のエレベータ装置は図19、図20に示すように、扉枠2に、この扉枠2が支持手段3と係止手段4とを結ぶ線を軸として回転することを防止するねじれ防止手段55が設けられており、このねじれ防止手段55は、扉枠2の左右に設けられるとともに、その中間部が扉枠2の上下方向に沿って延設され、かつその一端が扉枠2の上端から突出するとともに、その他端が扉枠2の下端から突出し、構造体に上下移動可能に勘合されるガイドロッド55a、55bから成っている。なお、ガイドロッド55a、55bの上端および下端の詳細構造は上述した図8、図9に示すものと同等であることから説明を省略する。
このように構成した第5実施形態によれば、扉枠2の四方がガイドロッド55a、55bにより案内されることにより、地震に伴う免震階Aと上層階Bとの間の変位により支持手段3と係止手段4とを結ぶ線を軸として扉枠2が回転することを防止できる。また、ねじれ防止手段55が扉枠2の上下方向に連続したガイドロッド55a、55bであることから、支持手段3と係止手段4とを結ぶ線を軸とした扉枠2の回転に対してより十分な強度を確保することができる。
図21は本発明の第6実施形態の要部構成を示す正面図、図22は地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図である。なお、上述した図10および図11に示すものと同等のものには同一符号が付してある。すなわち、6は縦梁、7は上横梁、8は下横梁、9は中間梁、11、21は乗場扉、12、22は扉枠、15はねじれ防止手段、Cは免震階、Dは上層階である。
第6実施形態のエレベータ装置は図21に示すように、免震階Cの1つ上の階床に配置される扉枠12の下端中央が支持手段43を介して中間梁9に回動自在に支持されるとともに、この扉枠12の上端中央が係止手段44を介して上横梁7に上下移動可能に係止されている。また、免震階Cに配置される扉枠22の下端中央が支持手段53を介して下横梁8に回動自在に支持されるとともに、この扉枠22の上端中央が係止手段54を介して中間梁9に上下移動可能に係止されている。
このように構成した第6実施形態によれば、縦梁6、上梁7、中間梁9および下梁8を有して成る構造体に複数の扉枠12、22の下端を回動自在に支持させるとともに、その上端を上下移動可能に係止することにより、複数の階層に渡って免震対策を施す必要のある建物に対応することができるとともに、地震による免震変位に同様に追従する構造体、すなわち縦梁6の変位へ扉枠12、22の動きを同調させることができ、したがって、大きなクリアランスを要することなく扉枠12、22とこれらの扉枠12、22に隣接する縦梁6との衝突を防ぐことができる。
なお、上述した第1乃至第6の実施形態にあっては免震建物に本発明のエレベータ装置を適用した例を示したが、本発明は層間変位の大きな建物にも適用することができる。
本発明の第1実施形態の要部構成を示す正面図である。 地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図である。 地震に応じて扉枠が前後方向に変位した状態を示す側面図である。 支持手段の正面図である。 支持手段の側面図である。 係止手段の正面図である。 係止手段の側面図である。 ガイドピンの正面図である。 ガイドピンの側面図である。 本発明の第2実施形態の要部構成を示す正面図である。 地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図である。 本発明の第3実施形態の要部構成を示す正面図である。 地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図である。 ねじれ防止手段の正面図である。 地震に応じて扉枠が横方向に変位したときのねじれ防止手段の状態を示す正面図である。 本発明の第4実施形態の要部構成を示す正面図である。 地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図である。 地震に応じて扉枠が前後方向に変位した状態を示す側面図である。 本発明の第5実施形態の要部構成を示す正面図である。 地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図である。 本発明の第6実施形態の要部構成を示す正面図である。 地震に応じて扉枠が横方向に変位した状態を示す正面図である。
符号の説明
1、11、21 乗場扉
2、12、22 扉枠
3、13、23、33、43、53 支持手段
4、14、24、34、44、54 係止手段
4a ガイドピン
5、15、25、35、45、55 ねじれ防止手段
6 縦梁
7 上梁
8 下梁
9 中間梁
35a、45a ガイド
55a、55b ガイドロッド

Claims (6)

  1. 免震装置をその中間階層に備えた建物に設置されるエレベータ装置において、
    エレベータ乗場の出入口に立設される乗場扉と、この乗場扉を開扉可能に保持する扉枠と、この扉枠とこの扉枠に隣接する構造体との間に介設され、上記扉枠をその中央上端および中央下端の一方にて回動自在に支持する支持手段と、上記扉枠と上記構造体との間に介設され、上記扉枠の中央上端および中央下端の一方を上記構造体に上下移動可能に係止する係止手段とを設けたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記扉枠に、この扉枠が上記支持手段と上記係止手段とを結ぶ線を軸として回転することを防止するねじれ防止手段を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  3. 上記請求項1記載の発明において、
    上記構造体は、免震階からその上方へ複数階層に渡って立設される一対の縦梁と、この縦梁の上端にそれぞれの端部が連結され、上記扉枠の上端と対向する上横梁と、上記縦梁の下端にそれぞれの端部が連結され、上記扉枠の下端と対向する下横梁と、上記縦枠の中間にそれぞれの端部が連結され、一方の上記扉枠の下端および他方の上記扉枠の上端とそれぞれ対向する少なくとも一本の中間梁とを有して成ることを特徴とするエレベータ装置。
  4. 上記請求項2記載の発明において、
    上記ねじれ防止手段は、上記扉枠の左右上端および左右下端にそれぞれ設けられ、上記構造体に上下移動可能に勘合されるガイドピンから成ることを特徴とするエレベータ装置。
  5. 上記請求項2又は3記載の発明において、
    上記ねじれ防止手段は、上記扉枠の左右上端および左右下端にそれぞれ設けられ、上記縦梁に移動可能に勘合するガイドから成ることを特徴とするエレベータ装置。
  6. 上記請求項2記載の発明において、
    上記ねじれ防止手段は、上記扉枠の左右にそれぞれ設けられるとともに、その中間部が上記扉枠の上下方向に沿って延設され、かつその一端が上記扉枠の上端から突出するとともに、その他端が上記扉枠の下端から突出し、上記構造体に上下移動可能に勘合されるガイドロッドから成ることを特徴とするエレベータ装置。

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