JP2005187024A - 充填包装機および充填包装方法 - Google Patents

充填包装機および充填包装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 安定したフィルムFの移送を行い、良好な包装を行うことのできる充填包装機および充填包装方法を提供する。
【解決手段】 筒状のフィルムFを移送する縦シール機構4と、筒状のフィルムF内に内容物Wを充填する充填機構6と、筒状のフィルムFを所定間隔毎にシールすることによって内容物Wを区画する横シール機構5と、を備えた縦型充填包装機Aであって、充填機構6と横シール機構5との間に設けられ内容物Wが充填された筒状のフィルムFの膨らみ部分を挟む一対のローラ7Aを有する第1の成形機構7と、第1の成形機構7と横シール機構5との間に設けられ、前記第1の成形部材よりも小さな間隔にて前記筒状フィルムを挟む一対の第2の成形部材を有する第2の成形機構と、を備えてなる
【選択図】図1

Description

本発明は、筒状フィルムを横シールして包装袋を形成し、この包装袋内に内容物を充填する充填包装機および充填包装方法に関するものであり、例えば、フィルム原反から移送されるフィルムを筒状にして、このフィルムを縦、横シールすることによって前記フィルムを区画形成し、前記区画内に内容物を充填することによって前記内容物を収納した包装袋を形成する縦型充填包装機において好適である。
従来、送りローラ等のフィルム送出手段(フィルム送り機構)によってフィルム原反から連続移送される長尺状のフィルム一枚を二つ折りにして重ね合せるか、または二枚を重ね合せ、その重なり合った縁部を縦ヒートシールロールによって縦シールして縦シール部を形成することによって筒状のフィルムとし、この筒状フィルムに対して横ヒートシールロールを用いて横シールして底部となる横シール部を形成し、前記フィルムの移送方向に対して前記横シール部から後方となる開放筒上部に内容物を所定量充填した後、一定間隔にて再び横シールして横シール部を形成することにより、連続的な密閉包装袋(包装袋連続体)を形成し、刃体を有する切断手段によってフィルムに形成された横シール部の略中央箇所を切断することによって包装袋を製造する充填包装機がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−48301号公報
上述の充填包装機は、高速に包装袋を製造し得るものが望まれており、フィルム送出手段や、縦,横ヒートシールロールの回転速度を高めることによって包装作業を高速にして対応していた。
また、これらの包装作業の高速化にともなって内容物を高速に充填する必要があった。しかしながら、勢いよく内容物を吐出させた場合、内容物とともに気泡が激しく巻き込まれ、この状態のまま、フィルムを封止してしまうと、混入された空気の量によって製品となる包装袋内の内容物の量にばらつきが生じてしまうという問題があった。また、包装袋内に多くの空気を入れた場合には、その分包装袋自体の体積が増してしまうため、包装効率の良い包装の妨げとなっていた。したがって、できるだけ脱気した状態にて内容物を封止するものが望まれていた。
そこで本発明の目的は、上述した問題について着目してなされたものであり、包装作業の高速化が可能であるとともに、内容物を筒状フィルム内に安定して充填することができる充填包装機および充填包装方法を提供することにある。
本発明の充填包装機は、請求項1に記載したように、筒状フィルムを移送するフィルム送り機構と、前記筒状フィルム内に内容物を充填する充填機構と、前記筒状フィルムを所定間隔毎にシールすることによって前記内容物を区画するシール機構と、を備えた充填包装機であって、前記充填機構と前記シール機構との間に設けられ前記内容物が充填された前記筒状フィルムの膨らみ部分を挟む一対の第1の成形部材を有する第1の成形機構と、前記第1の成形機構と前記シール機構との間に設けられ前記筒状フィルムを挟む一対の第2の成形部材を有する第2の成形機構と、を備えてなることを特徴とする。
また、請求項2に記載したように、請求項1に記載の充填包装機において、前記第2の成形機構は、少なくとも一方の第2の成形部材が、対向する他方の第2の成形部材に対して、モータの回転によって、接近,または離間するように設けられてなることを特徴とする。
また、請求項3に記載したように、請求項1または請求項2に記載の充填包装機において、前記筒状フィルムの移送方向に沿って前記シール機構を上下方向に移動させるための移動機構を備え、前記第2の成形機構は、前記シール機構の上方側近傍に設けられるとともに、前記移動機構によって前記シール機構とともに上下方向に移動するように設けられてなることを特徴とする。
また、請求項4に記載したように、請求項1から請求項3のいずれかに記載の充填包装機において、前記第2の成形機構の駆動源となるサーボモータを設け、操作者の入力によって設定手段を介して入力される所定の生産条件に基づいて、前記各サーボモータを制御する制御手段と、を備えてなることを特徴とする。
また、本発明の充填包装方法は、請求項5に記載したように、移送される筒状フィルム内に内容物を充填機構によって充填する第1の処理と、シール機構によって前記筒状フィルムを所定間隔毎にシールすることによって前記内容物を区画する第2の処理と、前記充填機構と前記シール機構との間に設けられる一対の第1の成形部材によって前記内容物が充填された前記筒状フィルムの膨らみ部分を挟む第3の処理と、前記第1の成形機構と前記シール機構との間に設けられる一対の第2の成形部材によって前記筒状フィルムを挟む第4の処理と、を備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載したように、請求項5に記載の充填包装方法において、前記第4の処理において、前記シール機構によるシール動作に応じて、前記第2の成形部材間の距離を変化させてなることを特徴とする。
また、請求項7に記載したように、請求項6に記載の充填包装方法において、前記第1の処理において、前記第2の成形部材による前記筒状フィルムの挟み込み動作に応じて、前記充填機構から吐出される前記内容物の吐出量を変化させるとともに、前記第3の処理において、前記充填機構による前記内容物の吐出量を増加させた場合に前記第1の成形部材間の距離を離間させ、前記充填機構による前記内容物の吐出量を減少させた場合に前記第1の成形部材間の距離を接近させるように制御しながら充填包装する。
本発明は、筒状フィルムを横シールして包装袋を形成し、この包装袋内に内容物を充填する充填包装機に関し、安定したフィルムの移送を行うことによって、良好な包装を行うことのできる充填包装機および充填包装方法を提供できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
本発明の充填包装機を一袋当たりの内容物が大容量となるようにフィルム包装する縦型充填包装機に適用したものを例に挙げて図1を用いて説明する。
縦型充填包装機Aは、保持枠1が設けられ、この保持枠1に包装用のフィルムFをロール状に巻回したフィルム原反FAが着脱交換可能に設けられている。また、縦型充填包装機Aは、被包装物となる内容物WをフィルムFを用いて密閉包装するために、フィルム案内機構2と、フィルム折り返し機構3と、縦シール機構(フィルム送り機構)4と、横シール機構(シール機構)5と、充填機構6と、第1の成形機構7と、上下機構(移動機構)8と、第2の成形機構9、切断機構10と、を図示しない機台に備えている。
フィルムFは、ナイロンと低密度ポリエチレンとの積層体からなり、ロール状のフィルム原反FAからフィルムFを繰り出すフィルム送り機構となる縦シール機構4により引き出され、フィルム案内機構2を介してフィルム折返し機構3に導出され、フィルム折返し機構3に設けられた折返しガイド3AによりフィルムFを長手方向に沿って二つ折りにする。
縦シール機構4は、サーボモータM1によって回転可能に設けられ、対向する一対の縦ヒートシールロール4Aの外周に沿って設けられた縦シール体4Bによって、フィルムFを送出するとともに、二つ折りにされたフィルムFの左右両縁部を繰り出しながら縦方向に縦シール(熱シール)して縦シール部F1を形成してフィルムFを筒状にするものである。なお、両縦ヒートシールロール4A内部には、電気ヒータ(図示しない)を内蔵している。
横シール機構5は、サーボモータM2によって回転可能に設けられる一対の横シールロール5Aを有し、対向する一対の横ヒートシールロール5Aに設けられた横シール体5Bによって、フィルム(筒状フィルム)Fを挟み込んで横方向に横シール(熱シール)することにより、包装袋Pとなる底部、即ち横シール部F2を形成する処理を行う。なお、両横ヒートシールロール5A内部には、縦シール機構4と同様に電気ヒータを内蔵している。
充填機構6は、縦シール部F1および横シール部F2によって、連続する有底筒状に形成されたフィルムF内に、例えば醤油等の液体調味料やスープからなる内容物Wを横シール機構5の上方側に設けられるノズルNを介して充填する処理を行うものである。なお、充填機構6は、サーボモータの回転によって駆動される後述する供給ポンプを備えており、前記供給ポンプの作動によって内容物WがノズルNから吐出するように構成される。なお、この内容物Wを含むフィルムFの袋口部は、更に送られて再び横シール機構5によって横方向に横シールされて封止状態となり、上下方向に連包状態の包装袋連続体が形成される。
第1の成形機構7は、横シール機構5と充填機構6との間に設けられ、充填機構6によって内容物Wが充填されたフィルムFを両側方(前後方向)からフィルムFを挟み込むようにして成形する処理を行うものである。第1の成形機構7は、内容物Wによって膨らんだ筒状のフィルムFを所定形状(所定の厚み)に成形するための回転可能な一対のローラ(第1の成形部材)7Aと、このローラ7A同士を接近または離間させるための開閉手段7Bと、この開閉手段7Bの駆動源となるサーボモータ(モータ)M3と、によって構成される。
なお、開閉手段7Bは、図2に示すように、正逆回動するサーボモータM3によって回動し略中央部を境にして右ねじ,左ねじからなる螺旋状の溝を刻設してなる搬送ねじ7Cと、この搬送ねじ7Cと同様の螺旋状の溝を有するガイドねじ7Dと、搬送ねじ7C,またはガイドねじ7Dの螺旋状の溝に螺合し搬送ねじ7Cの回動によって搬送ねじ7Cの軸方向に移動するとともに一対のローラ7Aをそれぞれ回転可能に軸支する支持部(ナット)7Eと、によって主に構成される。
また、第1の成形機構7は、駆動手段7Bの動作によって、ローラ7A同士が平行のまま接近,または離間(直進往復移動)する。したがって、成形機構7は、ローラ7A間の距離を可変することによって移送する筒状のフィルムF(内容物Wを含んだ状態)に対して所定の幅をおいて、挟み込んだり、開放したりすることが可能となる。
上下機構8は、正逆回動するサーボモータM4と、このサーボモータM4によって回動し螺旋状の溝を刻設してなる搬送ねじ8Aと、この螺旋状の溝に螺合し搬送ねじ8Aの回動によって搬送ねじ8Aの軸方向(上下方向)に移動するとともに横シール機構5と成形機構7とを支持する保持枠8Bと、によって構成される。この上下機構8によって、横シール機構5と成形機構7とが図示しない機台に対してフィルムFの移送方向に沿って上下方向に往復移動可能に備えられる。なお、上下機構8は、フィルムFの移送を間欠的に止めることなく、かつより確実な横シールを行うために、フィルムFと横シール体5Bとの接触時間を長くとるためのものである。上下機構8は、本出願人によって出願された特願2003−296233号に記載の上下機構と同様のものを適用できる。
第2の成形機構9は、第1の成形機構7と横シール機構5との間に設けられ、第1の成形機構7と同様な構成にて、充填機構6によって内容物Wが充填されたフィルムFを両側方からフィルムFを挟み込むようにして成形する処理を行うものである。第2の成形機構9は、内容物Wによって膨らんだ筒状のフィルムFを所定形状に成形するための回転可能な一対のローラ(第2の成形部材)9Aと、このローラ9A同士を接近または離間させるための開閉手段(図示しない)と、この開閉手段の駆動源となるサーボモータ(モータ)M5と、によって主に構成される。なお、フィルムFの膨らみ部分を成形する成形部材として回転可能なローラ9Aを用いてフィルムFに接するように構成することによって、連続的に移送されるフィルムFに対して常に成形状態を保つことができる。また、第2の成形機構9は、第1の成形機構と同等な構成であるため、詳細な説明は省略する。
切断機構10は、図示しない対向する一対の切断刃体によって、前記包装袋連続体の横シール部F2の略中央部を切り離し切断し、包装袋Pをそれぞれ1つずつに切り離すものである。
また、各機構を保持する図示しない機台には、内容物Wの品種を選択し、品種毎の包装形態に応じた各種設定値を設定する切り換え画面式の後述するタッチパネル(設定手段)が備えられている。
次に本発明の電気的な構成について図3,4を用いて説明する。
タッチパネルK1は、品種毎の包装形態に応じた、フィルムFの移送速度,シールピッチ,充填量,第1,第1の成形機構7,9の動作タイミングや動作速度などの生産条件を項目毎に数値にて入力することができる。タッチパネルK1は、入力された設定値について、制御手段K2に出力する。
制御手段K2は、例えばマイクロコンピュータを適用でき、処理動作のプログラムが記憶されたROMと、演算値を一時的に記憶するRAMと、前記プログラムを実行するためのCPUと、タッチパネルK1や縦,横シール機構4,5のサーボモータM1,M2など各機構の駆動系に対して電気的な接続関係をなすための入出力インターフェイス回路と、によって主に構成される。なお、この場合、制御手段K2は、充填包装機全体を電気制御する制御手段と兼用するものである。
サーボモータM1は、縦シール機構4の駆動源として設けられるものである。サーボモータM1は、制御手段K2からの制御信号に基づいて、縦ヒートシールロール4Aを回転させる。制御手段K2は、フィルムFの移送速度がタッチパネルによって入力された設定値となるような回転速度にてフィルムFを送出するように促す制御信号をサーボモータM1へ出力する。
サーボモータM2は、横シール機構5の駆動源として設けられるものである。サーボモータM2は、制御手段K2からの制御信号に基づいて、横ヒートシールロール5Aを回転させる。制御手段K2は、フィルムFの移送速度(縦シール機構4によるフィルムFの送出速度)と、タッチパネルによって設定されたフィルムFのシールピッチ(横シール部F2の間隔の幅)と、に応じて決定される所定時間毎に一対の横シール体5BがフィルムFを挟み込んで横シールするように促す制御信号をサーボモータM2へ出力する。
サーボモータM5は、第2の成形機構9の駆動源として設けられるものである。サーボモータM5は、制御手段K2からの制御信号に基づいて、開閉手段7Bを動作させてローラ9A同士を接近,または離間させる。制御手段K2は、図4に示すように、横シール機構5による横シール開始t1や横シール終了t2のタイミングに応じて同期するようにして、ローラ9Aが接近または離間するように促す制御信号をサーボモータM5へ出力する。
なお、制御手段K2は、少なくとも横シール開始t1から横シール終了t2までの間には、ローラ9A同士が接近してフィルムFを挟み込むようにサーボモータM5を制御する。この場合、制御手段K2は、横シール機構5によって横シールされる前(t1より前)に一対のローラ9Aが動作点(接近位置)に移動されるようにサーボモータM5を制御する。したがって、内容物Wによって筒状のフィルムFが膨らんだり、内容物Wの重さによってフィルムFにしわや撓みなどが発生しても、横シール機構5近傍のフィルムFをローラ9Aによって矯正した安定状態にて横シールすることが可能となる。また、充填する際にフィルムFが揺れるなどしても横シールする際には、安定した状態を保つことができる。
また、制御手段K2は、横シール開始t1の前,または横シール終了t2の後において、タッチパネルK2に設定された動作速度にてローラ9Aが徐々に接近,または離間するように制御している。したがって、フィルムFを急激に挟み込んだり、急激に開放したりすることがなく、ローラ9AとフィルムFとの当接時の衝撃やフィルムF内の内容物Wの流動を緩やかにするため、安定した状態にてフィルムFを移送することができる。
サーボモータM4は、上下機構8の駆動源として設けられるものである。サーボモータM4は、制御手段K2からの制御信号に基づいて動作し、横シール機構5および第2の成形機構9を同時に上下に移動させるものである。なお、上下機構8の下方側への移動は、横シール部F2の形成時(図4に示すt1からt2までの間)になされる。
供給ポンプK3は、充填機構6の駆動源として設けられるものである。供給ポンプK3は、制御信号K2からの制御信号に基づいた吐出量にて内容物Wを筒状のフィルムF内に収めるものである。この場合、供給ポンプK3は、回転速度を可変することによって、内容物Wの吐出量を変化させながら、連続充填するように設定されている。制御手段K2は、図4に示すように、横シール機構5による横シール開始タイミングt1の周期T3と同じ周期にて吐出速度を変化させるとともに、包装袋P毎に所定量の内容物Wを充填するように促す制御信号を供給ポンプK3へ出力する。
この場合、制御手段K2は、少なくとも横シール開始のタイミングt1において、吐出量が低い一定の状態にて吐出させるように供給ポンプK3を制御する。したがって、ノズルNから吐出される内容物Wの流動によって生じるフィルムFの揺れを抑えることができ、安定した状態にて横シール部F2を形成することになる。
サーボモータM3は、第1の成形機構7の駆動源として設けられるものである。サーボモータM3は、制御手段K2からの制御信号に基づいて、ローラ7A同士を接近,または離間させる。制御手段K2は、図4に示すように、充填機構6による内容物Wの吐出量(供給ポンプK3の回転状態に基づく吐出速度)の変化の周期T3に応じて、同期するようにローラ7Aが接近または離間するように促す制御信号をサーボモータM3へ出力する。
また、第1の成形機構7におけるフィルムFの挟み込みによって、筒状のフィルムF内における内容物Wの液位が高まるが、この際に、ローラ7Aの間隔を大きくすることによって、ローラ7Aによる挟み込み箇所よりも下流側へ内容物Wが流れる量を高めることができるため、液位がノズルNに達し、さらに縦シール部F2の形成位置よりも上方に達して漏れることを防止できる。
一方、内容物Wの吐出量の減少した場合には、制御手段K2は、ローラ7A同士を接近させるようにサーボモータM3を制御する。したがって、内容物Wの吐出量の減少した場合であっても、フィルムFの膨らんむ部分を挟み込むようにして、内容物Wの液面を上昇させることができる。このことにより、ノズルNの吐出口に内容物Wの液面が接近もしくは接触することができ、気泡が激しく巻き込まれることを防止することができる。
なお、前述の電気的な構成において、制御手段K2は、他の機構の電気的制御を行うものと兼用するものであるが、説明を簡略化するために他の機構における電気的な構成についての説明を省く。
かかる縦型充填包装機Aは、筒状のフィルムFを移送する縦シール機構4と、筒状のフィルムF内に内容物Wを充填する充填機構6と、筒状のフィルムFを所定間隔毎にシールすることによって内容物Wを区画する横シール機構5と、を備えた縦型充填包装機Aであって、充填機構6と横シール機構5との間に設けられ内容物Wが充填された筒状のフィルムFの膨らみ部分を挟む一対のローラ7Aを有する第1の成形機構7と、第1の成形機構7と横シール機構5との間に設けられ、前記第1の成形部材よりも小さな間隔にて前記筒状フィルムを挟む一対の第2の成形部材を有する第2の成形機構と、を備えてなることによって、フィルムFの膨らみ部分を挟んで、内容物Wの流路を調整し、ノズルNから吐出される内容物Wの勢いを分散して内容物Wの流動や、気泡の巻き込みを抑えることができる。また、このようにフィルムFを挟んで、内容物Wの流動を抑える第1,第2の成形機構7,9を設けることによって、段階的に内容物Wの流動を抑えることができるため、大容量の充填を行う場合であっても、安定したフィルムFの移送を行い、良好な包装を行うことのできる縦型充填包装機Aとなる。また、包装袋P内に混入する空気を抑えることができるため、フィルムFの膨らみにばらつきが生じなくなり、安定したフィルムFの移送および良好な包装を行うことができる。また、包装袋P内に余計な空気が混入することを抑えることができ包装効率の良好な包装となる。
また、第2の成形機構9は、少なくとも一方のローラ7Aが、対向する他方のローラ9Aに対して、モータの回転によって、接近,または離間するように設けられてなることによって、サーボモータM5の回転動作に応じてローラ9A間の距離を可変できるため、簡単に内容物Wの流動を制御することができる。したがって、充填状態やシール状態に応じた内容物Wの流動を得ることができ、安定したフィルムFの移送を行うことができる。
また、筒状のフィルムFの移送方向に沿って横シール機構5を上下方向に移動させるための上下機構8を備え、第2の成形機構9は、横シール機構5の上方側近傍に設けられるとともに、上下機構8によって横シール機構5とともに上下方向に移動するように設けられてなることによって、横シール機構5による十分なシール時間(フィルムFと横シール体5Bとの接触時間)を確保することができるとともに、第2の成形機構7によってフィルムFを挟むことができる。したがって、フィルムFが揺れたり、充填された内容物Wが流動するのを抑制し、安定した状態にてフィルムFをシールして包装することができる縦型充填包装機Aとなる。
また、移送される筒状のフィルムF内に内容物Wを充填機構6によって充填する処理(第1の処理)と、横シール機構5によって筒状のフィルムFを所定間隔毎にシールすることによって内容物Wを区画する処理(第2の処理)と、充填機構6と横シール機構5との間に設けられる一対のローラ7Aによって内容物Wが充填された筒状のフィルムFの膨らみ部分を挟む処理(第3の処理)と、第1の成形機構7と横シール機構5との間に設けられる一対のローラ9Aによって筒状のフィルムFを挟む処理(第4の処理)と、を備えることによって、フィルムFの膨らみ部分を挟んで、流路を制御し、ノズルNから吐出される内容物Wの勢いを分散して内容物Wの流動や、気泡の巻き込みを抑えることができる。また、一対のローラ9A間の距離(挟持幅)が一対のローラ7A間の距離よりも小さくなるように設けることによって、段階的に内容物Wの流動を抑えることができるため、大容量の充填を行う場合であっても、安定したフィルムFの移送を行い、良好な包装を行うことのできる充填包装方法を提供できる。
また、横シール機構5によるシール動作に応じて、ローラ9A間の距離を変化させてなることによって、横シール時には、ローラ9A間の狭めて安定状態とし、横シール時以外には、ローラ9A間を広げて内容物Wを効率よく充填することができる。
また、横シール機構5によるシール動作に応じて、充填機構6から吐出される内容物Wの吐出量を変化させるとともに、充填機構6による内容物Wの吐出量を増加させた場合にローラ7A間の距離を離間させ、充填機構6による内容物Wの吐出量を減少させた場合にローラ7A間の距離を接近させるように制御しながら充填包装することによって、ノズルNから吐出する内容物Wの勢いに応じた最適なローラ9A間の距離にてフィルムFを挟むことができる。したがって、充填状態に応じたフィルムFや内容物Wの安定した状態を得ることができる。
なお、上述した第1,第1の成形機構7,9において、サーボモータM3,M5の回動を駆動源としてローラ7A,9Aを直進往復移動させる構造について、搬送ねじや支持部(ナット)を用いたものを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ラックとピニオン,ラックとウォーム,クランク機構を利用したもの,リニアモータなどを代替して適用することができる。また、本発明に適用する場合、摩擦抵抗が小さく,バックラッシ除去のやりやすいボールねじが好適である。
また、上述した第2の成形機構9は、図4に示すように、横シール終了t2のタイミングにてローラ9Aを離間する方向へ移動させるものを示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、横シール終了t2以前に、ローラ9Aを離間する方向へ移動させてもよく、機械的な構成や品種毎の包装形態に応じて最適な動作タイミングを選択することができる。
また、上述した実施の形態では、第1の成形機構7のローラ7Aが供給ポンプK3の動作に応じて、接近,または離間するものを示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、供給ポンプK3によって一定量ずつ内容物Wを吐出するものであってもよいし、また、ローラ7Aが所定の距離を保つものであってもよい。しかしながら、品種毎の包装形態や、生産条件に応じてローラ7A間の距離を調整できることが望ましい。
また、上述した実施の形態において、第1,第2の成形機構7,9のローラ7A,9Aは、平行のまま接近,または離間するものを例に挙げて説明したが、品種毎の包装形態に応じて、平行ではない状態にて接近,または離間するように構成するものであってもよい。
本発明の実施の形態の縦型充填包装機を示す図。 同上実施の形態の成形機構を示す図。 同上実施の形態の主要部の電気的な構成を示す図。 同上実施の形態の制御するタイミングを示す図。
符号の説明
4 縦シール機構(フィルム送り機構)
5 横シール機構(シール機構)
5B 横シール体
6 充填機構
7 第2の成形機構
7A ローラ(第1の成形部材)
8 移動機構(上下機構)
9A ローラ(第2の成形部材)
F フィルム
F1 縦シール機構
F2 横シール機構
K1 タッチパネル(設定手段)
K2 制御手段
M3 サーボモータ
M5 サーボモータ
P 包装袋
W 内容物

Claims (7)

  1. 筒状フィルムを移送するフィルム送り機構と、前記筒状フィルム内に内容物を充填する充填機構と、前記筒状フィルムを所定間隔毎にシールすることによって前記内容物を区画するシール機構と、を備えた充填包装機であって、
    前記充填機構と前記シール機構との間に設けられ前記内容物が充填された前記筒状フィルムの膨らみ部分を挟む一対の第1の成形部材を有する第1の成形機構と、前記第1の成形機構と前記シール機構との間に設けられ前記筒状フィルムを挟む一対の第2の成形部材を有する第2の成形機構と、を備えてなることを特徴とする充填包装機。
  2. 前記第2の成形機構は、少なくとも一方の第2の成形部材が、対向する他方の第2の成形部材に対して、モータの回転によって、接近,または離間するように設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の充填包装機。
  3. 前記筒状フィルムの移送方向に沿って前記シール機構を上下方向に移動させるための移動機構を備え、前記第2の成形機構は、前記シール機構の上方側近傍に設けられるとともに、前記移動機構によって前記シール機構とともに上下方向に移動するように設けられてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の充填包装機。
  4. 前記第2の成形機構の駆動源となるサーボモータを設け、操作者の入力によって設定手段を介して入力される所定の生産条件に基づいて、前記各サーボモータを制御する制御手段と、を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の充填包装機。
  5. 移送される筒状フィルム内に内容物を充填機構によって充填する第1の処理と、シール機構によって前記筒状フィルムを所定間隔毎にシールすることによって前記内容物を区画する第2の処理と、前記充填機構と前記シール機構との間に設けられる一対の第1の成形部材によって前記内容物が充填された前記筒状フィルムの膨らみ部分を挟む第3の処理と、前記第1の成形機構と前記シール機構との間に設けられる一対の第2の成形部材によって前記筒状フィルムを挟む第4の処理と、を備えることを特徴とする充填包装方法。
  6. 前記第4の処理において、前記シール機構によるシール動作に応じて、前記第2の成形部材間の距離を変化させてなることを特徴とする請求項5に記載の充填包装方法。
  7. 前記第1の処理において、前記第2の成形部材による前記筒状フィルムの挟み込み動作に応じて、前記充填機構から吐出される前記内容物の吐出量を変化させるとともに、
    前記第3の処理において、前記充填機構による前記内容物の吐出量を増加させた場合に前記第1の成形部材間の距離を離間させ、前記充填機構による前記内容物の吐出量を減少させた場合に前記第1の成形部材間の距離を接近させるように制御しながら充填包装する請求項6に記載の充填包装方法。
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