JP2005184094A - アンテナおよびアンテナの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属製物体に密着させても確実に動作するとともに、アンテナの厚さを薄く形成すること。
【解決手段】本発明にかかるアンテナ12は、上部絶縁部21の上部表面に形成された上部導電部23と、下部絶縁部22の下部表面に形成された下部導電部24と、上部絶縁部21と下部絶縁部22とを貫通し、上部導電部23と下部導電部24とを電気的に接続するスルーホール26とによって形成されるコイルを有する。該コイルは、下部絶縁部22の上部表面に塗布された磁性部25を巻回している。このため、金属製物体にアンテナ12を密着させた場合であっても、アンテナ12は金属製物体からの影響を受けることなく正常に動作することが可能である。
【選択図】 図2


Description

この発明は、磁芯部材と、前記磁芯部材に巻回されたコイルとを備えたアンテナおよびアンテナの製造方法に関する。
無線通信システムの1つに、RFID(Radio Frequency Identification)システムがある。RFIDシステムは、読出し機能を有する読み取り装置と、読み取り装置の指示にしたがい蓄積した識別情報等の各種情報を送信する情報媒体とを備える。情報媒体は、カードまたはタグの形状であるものがあり、このうちタグ状の情報媒体はRFIDタグと呼ばれる。
RFIDタグとして、情報を記憶したICチップまたは共振用のコンデンサをアンテナに電気的に接続した識別可能なタグが知られている。このようなRFIDタグは、アンテナに読み取り装置から送信された所定周波数の電波を受けることによって動作電源を得て起動する。そして、読み取り装置は、ICチップに記憶された識別情報等を読み取ることによって、または、特定周波数の電波に対してRFIDタグのアンテナが共振するか否かによって、RFIDタグが取り付けられた対象を識別または管理している。
このようなRFIDタグに用いられる従来のアンテナとして、図12に示すように、アルミニウムや銅などの導電材料を基板101に積層し、積層した導電層をエッチング法や打ち抜き法等によって不要部分を除去して渦巻き部102を形成したアンテナ100が知られている。また、図13に示すように、たとえば円柱状に形成された磁芯部材111にらせん状に導体112を巻回させたアンテナ110が知られている(特許文献1参照)。
特開2000−101471号公報
しかしながら、図12に示すアンテナ100では、磁束が図12の矢印で示すように基板101を上下に貫通する方向に生じる。そして、このアンテナ100を金属製物体に密着させると、アンテナ100に向かって送信された電波が基板100を貫通し、さらに金属製物体を貫通する。このように金属製物体を貫通する磁束によって金属製物体に渦電流が発生し、この渦電流の影響を受けてアンテナ100が正常に動作しなくなるという問題があった。また、仮にアンテナ100が動作したとしても、動作の損失が増加し、アンテナ100の通信可能距離が著しく短くなるという問題があった。
一方、図13に示すアンテナ110では、磁束が図13の矢印に示すように磁芯部材111の軸芯方向に生じる。このため、このアンテナ110を金属製物体に取り付けても、アンテナ110に向かって送信された電波が金属製物体を貫通することはなく、アンテナ110は正常に動作する。しかし、アンテナ110は、磁芯部材111の外周面に導体112を巻回することによって製造され、この巻線工程が複雑であり量産性に欠けるという問題点があった。また、アンテナ110の厚さが比較的厚いため、アンテナ110を管理対象である物品に取り付けると、アンテナ110が物品から大きく突出し、管理対象である物品の状態が不揃いになり、管理が煩雑になるという問題があった。
この発明は、上記した従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、金属性物体に密着した場合でも確実に動作し、厚さが薄く、簡易な製造工程で製造できるアンテナおよびアンテナの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1にかかるアンテナは、磁芯部材と、前記磁芯部材に巻回されたコイルと、前記磁芯部材の周囲に設けられ絶縁材料で形成された絶縁部材とを備えたアンテナにおいて、前記コイルは、前記磁芯部材の上方に設けられた第1の導電部と、前記磁芯部材の下方に設けられた第2の導電部と、前記絶縁部材の内部に設けられ、前記第1の導電部と前記第2の導電部とを電気的に接続する接続部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかるアンテナによれば、第1の導体部と第2の導体部と接続部とによって形成され、磁芯部材を巻回するコイルを備えるため、磁芯部材の軸芯方向に磁束が生じ、金属製物体に密着する場合であっても磁束は金属製物体を貫通せず、正常に動作することが可能となる。
請求項2にかかるアンテナは、前記接続部は、前記絶縁部材の内部であって、前記第1の導電部と前記第2の導電部との重なり合い部分に設けられたスルーホールであることを特徴とする。
請求項3にかかるアンテナは、前記第1の導電部および前記第2の導電部は、前記絶縁部材の表面に形成されることを特徴とする。
請求項4にかかるアンテナは、前記絶縁部材は、第1の前記絶縁部材と第2の前記絶縁部材とを有し、前記磁芯部材は、前記第1の絶縁部材と前記第2の絶縁部材との間に設けられたことを特徴とする。
請求項5にかかるアンテナは、前記磁芯部材は、前記第1の絶縁部材の下部表面または前記第2の絶縁部材の上部表面に磁性材料を含む塗料を塗布して形成された磁性塗膜であることを特徴とする。
本発明にかかるアンテナによれば、磁芯部材は第1の絶縁部材の下部表面または第2の絶縁部材の上部表面に磁性材料を含む塗料を塗布して形成されるため、磁芯部材の厚さを薄くすることができ、アンテナ全体の厚さを薄くすることが可能となる。
請求項6にかかるアンテナは、前記磁芯部材は、前記第1の絶縁部材と前記第2の絶縁部材との間に挟み込まれた板状またはシート状の磁性材料であることを特徴とする。
請求項7にかかるアンテナは、前記磁芯部材および前記コイルは、複数設けられたことを特徴とする。
請求項8にかかるアンテナは、複数の前記磁芯部材は、放射状に配置されることを特徴とする。
請求項9にかかるアンテナの製造方法は、第1の絶縁部材と磁芯部材と第2の絶縁部材とを加熱および/または加圧して積層する積層工程と、前記第1の絶縁部材と前記第2の絶縁部材とを貫通する開孔部を形成する開孔部形成工程と、前記開孔部に導電材料を埋め込む埋め込み工程と、前記第1の絶縁部材の上部表面と前記第2の絶縁部材の下部表面とに対して、前記開孔部に埋め込まれた前記導電材料と接触する所定パターンの導電部を形成する導電部形成工程と、を含むことを特徴とする。
請求項10にかかるアンテナの製造方法は、前記積層工程前に、前記第1の絶縁部材の下部表面または前記第2の絶縁部材の上部表面に磁性材料を含む塗料を塗布して前記磁芯部材を形成する塗布工程をさらに含むことを特徴とする。
請求項11にかかるアンテナの製造方法は、前記埋め込み工程は、前記導電材料をめっきすることを特徴とする。
本発明にかかるアンテナによれば、金属製物体に密着した場合であっても金属製物体の影響を受けず正常に動作することが可能である。また、本発明にかかるアンテナによれば、アンテナ自体の厚さを薄くすることができるため、対象となる物体に本発明にかかるアンテナを備えた通信装置を取り付けた場合であっても、物体からのアンテナの突出部を低減することができ、物体の管理を円滑に行なうことが可能となる。
また、本発明にかかるアンテナの製造方法によれば、比較的に簡易に、上述したような、正常に動作することが可能であり、さらに、厚さが薄いアンテナを製造することが可能となる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態であるアンテナについて、RFIDタグに備えられるアンテナを一例として説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各層の厚みと幅との関係、各層の比率などは、現実と異なることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1にかかるアンテナについて説明する。図1は、本実施の形態1にかかるアンテナ12を備えたRFIDタグ11と、RFIDタグ11と無線通信を行なう情報端末装置1との概略構成を示すブロック図である。
図1において、情報端末装置1は、入力部2と、外部通信部3と、ドライブ4と、無線通信用のアンテナ5と、RFID処理部6と、光学情報読取部7と、表示部8と、音声入出力部9と、制御部10と、記憶部10aとを有する。入力部2、外部通信部3、ドライブ4、RFID処理部6、光学情報読取部7、表示部8、音声入出力部9、および記憶部10aは、制御部10に電気的に接続され、アンテナ5は、RFID処理部6に電気的に接続される。また、制御部10は、入力部2、外部通信部3、ドライブ4、RFID処理部6、光学情報読取部7、表示部8、音声入出力部9、および記憶部10aを制御する。
入力部2は、RFIDタグ11に記憶された情報を読み取る処理(情報読取処理)を指示する指示情報(読取指示情報)、RFIDタグ11に書き込む情報(書込情報)と該RFIDタグ11に該書込情報を書き込む処理(情報書込処理)を指示する指示情報とを含む書込指示情報、または外部の光学情報記憶媒体の情報を読み取る処理(光学情報読取処理)を指示する指示情報(光学読取指示情報)を入力する複数の入力キーを有し、情報端末装置1の装置筐体に配置される。たとえば、作業者が、入力部2の入力キーを用い、読取指示情報を入力するキー操作を行った場合、入力部2は、この読取指示情報の入力を受け付けるとともに、受け付けた読取指示情報を制御部10に送出する。また、作業者が、入力部2の入力キーを用い、書込指示情報を入力するキー操作を行った場合、入力部2は、この書込指示情報の入力を受け付けるとともに、受け付けた書込指示情報を制御部10に送出する。また、作業者が、入力部2の入力キーを用い、光学読取指示情報を入力するキー操作を行った場合、入力部2は、この光学読取指示情報の入力を受け付けるとともに、受け付けた光学読取指示情報を制御部10に送出する。
外部通信部3は、RS232C、USB、またはIEEE1394等の外部通信用インターフェース、あるいはIrDA規格に準拠した赤外線通信インターフェース等を用いて実現され、外部のホストコンピュータ(図示せず)等に対する情報通信を行う。外部通信部3は、情報読取処理によって読み取られた情報等が制御部10から入力された場合、制御部10の制御のもと、この制御部10から入力された情報を外部のホストコンピュータ等に送出する。また、外部通信部3は、制御部10の処理動作を制御する各種情報が外部のホストコンピュータから入力された場合、この外部のホストコンピュータから入力された情報を制御部10に送出する。
ドライブ4は、作業者がドライブ4に着脱自在に挿入した記憶媒体に対し、制御部10の制御のもと、制御部10から入力された情報を記録するように機能する。また、ドライブ4は、制御部10の制御のもと、この記録媒体に記憶された情報を読み取るように機能する。なお、このドライブ4に着脱自在に挿入される記憶媒体として、スマートメディア、メモリスティック、マルチメディアカード、またはSDメモリカード等の各種記憶媒体が用いられる。
アンテナ5は、RFID処理部6の制御のもと、所定の交信領域内に存在するRFIDタグ11との間において、所定の電波を送受信するように機能する。この場合、アンテナ5は、RFID処理部6から入力された電気信号に対応する所定の電波を出力し、または、RFIDタグ11から出力された所定の電波を受信するとともに、この受信した所定の電波に対応する電気信号をRFID処理部6に送出する。
RFID処理部6は、制御部10の制御のもと、アンテナ5に電気信号を送出してアンテナ5から所定の電波を出力させるよう機能する。この場合、RFID処理部6は、アンテナ5に送出する電気信号を制御して、アンテナ5から所定の電波を出力させて無線通信を行なう。また、RFID処理部6は、アンテナ5とRFIDタグ11との間で送受信される所定の電波を介して、該RFIDタグ11に対する情報読取処理または情報書込み処理を行なうように機能する。
たとえば、入力部2から入力された読取指示情報が、制御部10を介してRFID処理部6に送出された場合、RFID処理部6は、制御部10の制御のもと、この読取指示情報を必要に応じて変調する。その後、この読取指示情報に対応する電気信号をアンテナ5に送出するとともに、アンテナ5に対して、この電気信号に対する所定の電波を出力する制御を行なう。この場合、アンテナ5は、RFID処理部6の制御のもと、この電気信号に対応する所定の電波をRFIDタグ11に送信する。つぎに、アンテナ5は、この読取指示情報の指示に基づきRFIDタグ11から出力された所定の電波を受信するとともに、受信した所定の電波に対応する電気信号をRFID処理部6に送出する。ここで、このRFIDタグ11から受信した所定の電波は、このRFIDタグ11に記憶された情報に対応する。したがって、RFID処理部6は、このRFIDタグ11に記憶された情報に対応する電気信号をアンテナ5から受信する。その後、RFID処理部6は、このアンテナ5から入力された電気信号を必要に応じて復調し、このRFIDタグ11に記憶された情報として、この電気信号をもとに得られた情報を制御部10に送出する。これによって、RFID処理部6は、このRFIDタグ11に対する情報読取処理を達成する。
一方、入力部2から入力された書込指示情報が、制御部10を介してRFID処理部6に送出された場合、RFID処理部6は、制御部10の制御のもと、この書込指示情報に対応する電気信号を必要に応じて変調する。その後、RFID処理部6は、この電気信号をアンテナ5に送出するとともに、アンテナ5に対して、この電気信号に対応する所定の電波を出力する制御を行なう。アンテナ5は、RFID処理部6の制御のもと、この電気信号に対応する所定の電波をRFIDタグ11に送信する。この場合、このRFIDタグ11は、アンテナ5との間で送受信される所定の電波を介して、この書込指示情報を受信し、受信した書込指示情報の指示のもと、該書込指示情報に対応する書込情報を記憶または上書きする。これによって、RFID処理部6は、RFIDタグ11に対する情報書込処理を達成する。
光学情報読取部7は、光学情報記憶媒体に対して赤外光または可視光を投光する半導体レーザ素子または発光ダイオード等の光源と、この光学情報記憶媒体からの反射光を受光するイメージセンサまたはフォトセンサ等の受光素子とを用いて実現される。光学情報読取部7は、制御部10が入力部2から光学読取指示情報を受信した場合、制御部10の制御のもと、光学情報記憶媒体に対して光学情報読取処理を行う。この場合、光学情報読取部7は、光学情報記憶媒体に赤外光または可視光を投光するとともに、この光学情報記憶媒体からの反射光を受光し、該反射光をもとに、光学情報記憶媒体の情報を読み取る。その後、光学情報読取部7は、読み取った情報を制御部10に送出し、この光学情報読取処理を達成する。なお、光学情報読取部7は、CCD(Charge Coupled Diode)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の光電変換を行う半導体素子を用いても実現することができ、この場合、光学情報読取部7は、光学情報記憶媒体を撮像処理し、該撮像処理によって得られた画像情報を解読して、この光学情報記憶媒体の情報を読み取り、この読み取った情報を制御部10に送出する。
表示部8は、たとえば、液晶表示装置(Liquid Crystal Display : LCD)を用いて実現され、制御部10の制御のもと、情報読取処理によって読み取られた情報、書込指示情報に含まれる書込情報、または光学情報読取処理によって読み取られた情報等を表示出力する。また、表示部8は、光学情報読取部7が光学情報記憶媒体を撮像するように機能する場合、光学情報読取部7によって撮像された画像情報を表示出力する。なお、表示部8は、情報端末装置1に処理動作に関するエラーが発生した場合に、制御部10の制御のもと、このエラーを報知する所定のエラー表示を表示出力してもよい。
音声入出力部9は、マイクロフォンおよびスピーカを用いて実現される。音声入出力部9は、制御部10の制御のもと、外部からの音声情報を入力するとともに、入力した音声情報を制御部10に送出する。また、音声入出力部9は、制御部10の制御のもと、制御部10から入力された音声情報を外部に出力する。なお、音声入出力部9は、制御部10の制御のもと、各構成部位による処理の開始または完了を報知する所定の報知音を出力し、または、情報端末装置1に処理動作に関するエラーが発生した場合に、制御部10の制御のもと、このエラーを報知する所定のエラー音を出力してもよい。この場合、音声入出力部9は、上述した表示部8によるエラー表示の出力と同期して、このエラー表示に対応するエラー音を出力する。
制御部10は、記憶部10aを有する。記憶部10aは、処理プログラム等の各種データが予め記憶されたROM(Read Only Memory)と、各処理の演算パラメータ、RFIDタグ11または光学情報記憶媒体から読み取られた各種情報、書込情報、あるいは音声情報等を記憶するRAM(Random Access Memory)とを用いて実現される。制御部10は、記憶部10aに記憶された処理プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を用いて実現され、上述したように、入力部2、外部通信部3、ドライブ4、RFID処理部6、光学情報読取部7、表示部8、音声入出力部9、および記憶部10aの各処理または動作を制御する。この場合、制御部10は、これらの各構成部位に入出力される情報について所定の入出力制御を行い、かつ、この情報に対して所定の情報処理を行う。なお、制御部10は、外部通信部3を介して、RFID処理部6または光学情報読取部7から入力された情報を外部のホストコンピュータに送出し、その後、このホストコンピュータによって情報処理がなされた情報を受信してもよい。
そして、情報端末装置1との間で無線通信を行なうRFIDタグ11は、管理対象ごとに取り付けられ、本実施の形態1にかかるアンテナ12と、制御部13と、送受信部14と、記憶部15とを備える。制御部13は、アンテナ12と送受信部14と記憶部15とを制御する。また、RFIDタグ11は情報端末装置1のアンテナ5から受けた所定周波数の電波を媒介として動作電源を得て起動する。
アンテナ12は、後述する構造を備え、制御部13の制御のもと、所定の領域内に存在する情報端末装置1との間において、電波等の所定の電波を送受信するように機能する。アンテナ12は、所定の電波を受信するとともに、受信した所定の電波を対応する電気信号に変換して制御部13に送出する。また、アンテナ12は、送受信部15から入力された電気信号に対応する所定の電波を出力する。アンテナ12の構造および製造方法については、後に詳細に説明する。
送受信部14は、制御部13の制御のもと、アンテナ12が受信した所定の電波に対応する電気信号を復調し、電気信号に対する指示を制御部13に出力する。また、情報端末装置1からの指示に対してアンテナ12が送信する応答情報を対応する電気信号に変調し、この電気信号をアンテナ12に送出する。
記憶部15は、RFIDタグ11ごとに異なる識別情報やRFIDタグ11が取り付けられている管理対象に対する情報等が記憶されている。また、記憶部15に記憶される情報は情報端末装置1からの読取指示情報に対して読み出され、また、情報端末装置1からの書込指示情報によって指示された情報が記憶または上書きされる。
RFIDタグ11は、制御部13の制御のもと、アンテナ12が所定の電波を受信した場合、受信した所定の電波を対応する電気信号に変換して制御部13に送出する。そして、制御部13の制御のもと、送受信部14は電気信号を指示情報に復調し、復調した指示情報を制御部13に出力する。制御部13は、入力された指示情報が読取指示情報である場合には、該読取指示情報にしたがって記憶部15から指示された情報を抽出し、送受信部14は、制御部13によって抽出された情報を所定の電気信号に変調して、アンテナ12に出力し、アンテナ12は入力された電気信号に対応する所定の電波を情報端末装置1に送信する。また、制御部13は、入力された指示情報が書込指示情報である場合には、該書込指示情報に対応する書込情報を記憶部15に記憶または上書きする。
つぎに、本実施の形態1にかかるアンテナ12の構造について詳細に説明する。図2は、実施の形態1にかかるアンテナ12の平面図である。また、図3は、実施の形態1にかかるアンテナ12の正面図である。図4は、図2に示すアンテナ12のほぼ中央を切断した縦断面を模式的に例示した図であって、図2に示すアンテナ12のA−A線断面図である。
図2に示すように、アンテナ12は、電気絶縁性を有するポリイミドなどの樹脂材料で形成される上部絶縁部21と、上部絶縁部21の上部表面に銅などの導電性金属によって形成される上部導電部23と、上部絶縁部21の端部と電気的に接続する端子部27とを備える。上部導電部23は、たとえば図2に示すような所定の帯状のパターンで形成される。また、端子部27は、上部絶縁部21の端部と接触する導電材料で形成され、他の外部部材とアンテナ12とを電気的に接続する場合、または、他の外部基板上にアンテナ12を実装する場合に、たとえば、はんだ付け用の端子として用いられる。
そして、図3に示すように、上部絶縁部21の下方には下部絶縁部22が設けられている。下部絶縁部22は、上部絶縁部21と同様に、電気絶縁性を有するポリイミドなどの樹脂材料で形成される。また、下部絶縁部22の下部表面には下部導電部24が形成されている。下部導電部24は、銅などの導電材料によって形成され、たとえば図2に示すような所定の帯状のパターンで形成される。
そして、図4に示すように、磁芯部材として機能する磁性部25は上部絶縁部21と下部絶縁部22との間に設けられている。この磁性部25は、磁性材料を含む塗料を下部絶縁部22の上部表面に塗布して形成された磁性塗膜である。磁性材料として、フェライト、軟磁性金属がある。磁性部25は、このような磁性材料をたとえば粉末状として添加した塗料を用いて形成される。
つぎに、図2〜図4および図5を参照して、アンテナ12を構成するスルーホール26について説明する。図5は、アンテナ12における斜視図である。また、図5では、説明の容易化のため、上部絶縁部21および下部絶縁部22は図示していない。
スルーホール26は、図2〜図4に示すように、上部絶縁部21および下部絶縁部22の内部に設けられ、積層方向から見て上部導電部23の端部と下部導電部24の端部とが重なり合う領域に形成される。スルーホール26は、上部絶縁部21と下部絶縁部22とを貫通する開孔部に、たとえば銅などの導電材料を埋め込んで形成される。このため、スルーホール26は、たとえば、図5に示すような円筒状の導体となる。そして、図4に示すように、スルーホール26は、上部導電部23および下部導電部24と接触または一体化しているため、上部導電部23と下部導電部24とを電気的に接続する。
また、図5に示すように、上部導電部23と下部導電部24とスルーホール26とは磁性部25の外周を巻回するように構成されている。上部導電部23と下部導電部24とスルーホール26とは導電材料によって形成されているため、上部導電部23と下部導電部24とスルーホール26とは、磁性部25を巻回する導体、すなわち、磁性部25を巻回するコイルを構成することとなる。
このように、本実施の形態1にかかるアンテナ12は、図5に示すように、磁芯部材となる磁性部25の外周を、上部導電部23と下部導電部24とスルーホール26とによって構成されたコイルが巻回する構造を有する。したがって、アンテナ12では、図5の矢印に示すように、磁束が磁性部25の軸芯方向に生じる。このため、上部絶縁部21または下部絶縁部22が金属製物体の表面と平行になるようにアンテナ12を金属製物体に密着させた場合、アンテナ12に生じる磁束は金属製物体の表面と平行となり、金属製物体を貫通することはない。この結果、金属製物体に渦電流が発生することがなく、アンテナ12が金属製物体に密着する場合であっても、アンテナ12は、その影響を受けることが少なく、正常に動作することが可能となる。したがって、アンテナ12を備えたRFIDタグ11は、RFIDタグ11が取り付けられる物体が金属製物体である場合や物体の表面が金属によって形成されている場合であっても、この金属表面に生じる渦電流等による損失は発生せず、確実に動作することが可能である。
また、磁性部25は、磁性材料の粉末を含む塗料を塗布することによって形成された磁性塗膜である。このため、本実施の形態1にかかるアンテナ12は、磁芯部材である磁性部25の積層方向の厚さが極めて薄いものとなる。この結果、アンテナ12の厚さ方向の大部分を占める磁性部25の厚さを薄くすることができるため、アンテナ12全体の厚さを薄くすることができ、物品にRFIDタグ11を取り付けた場合の物品からのアンテナ12の突出量を抑制することができる。
また、コイルを形成するスルーホール26は上部絶縁部21と下部絶縁部22との内部に設けられる。このため、スルーホール26の側面は、絶縁材料で覆われており、外部とは接触しない。この結果、アンテナ12が他の部材や装置と接触した際に発生するコイルの破損を低減することができ、アンテナ12の信頼性を向上させることが可能となる。
つぎに、実施の形態1にかかるアンテナ12の製造方法を図6および図7−1〜図7−5を用いて説明する。図6は、アンテナ12の製造方法の各工程を示すフローである。また、図7−1〜図7−5は、図6に示す各工程を具体的に説明するための図であり、図2に示すA−A線で切断した縦断図を示している。
まず、図6に示すように、塗布工程を行なう(ステップS101)。ここで、下部絶縁部22と下部導電部24の一部とに対応する材料として、銅張積層板28bを用いる。銅張積層板28bは、図7−1に示すように、銅箔24aに樹脂等の絶縁材料をコートした積層板であり、片面が樹脂層である下部絶縁部22であり、一方の片面が銅箔24aである。塗布工程は、図7−1に示すように、下部絶縁部22の上部表面に磁性材料を含む塗料を塗布する工程である。塗布工程では、銅張積層板28bの下部絶縁部22の上部表面に磁性材料を含む塗料を塗布することによって、磁性部25を形成する。なお、塗料を一度塗布しただけで所望の厚さの磁性塗膜が得られない場合には、塗料を複数回塗布することによって所望の厚さとすることができる。
そして、塗布工程(ステップS101)において塗布した塗料が乾燥した後、積層工程を行なう(ステップS102)。積層工程は、図7−2に示すように、磁性塗膜である磁性部25が下部絶縁部22の表面に形成された銅張積層板28bと、銅張積層板28aとを積層する工程である。図7−2に示すように、銅張積層板28aは、銅張積層板28bと同様に、銅箔23aに樹脂等の絶縁材料をコートした積層板であり、片面が樹脂層である上部絶縁部21であり、一方の片面が後の工程で下部導電部24の一部を構成する銅箔24aである。積層工程では、銅張積層板28aと銅張積層板28bとは、間に絶縁性の接着シートなどの接着材料を介した状態で、積層方向の上下からの加圧、加熱を行なうことによって接着積層される。
そして、積層工程が終了した後、開孔部形成工程を行なう(ステップS103)。開孔部形成工程は、図7−3に示すように、銅箔23a、上部絶縁部21、下部絶縁部22、銅箔24aを貫通する開孔部26aを形成する工程である。開孔部26aは、スルーホール26を形成するために後の工程で導電材料を埋め込まれる部分である。また、開孔部26aは、上部導電部23の端部と下部導電部24の端部とを電気的に接続するため、図2に示すように、上部導電部23の端部と下部導電部24の端部とが積層方向から見て重なり合う領域に形成される。この開孔部形成工程では、たとえば、ドリルなどの孔あけ装置を用いて機械的に開孔部26aを形成する。なお、レーザを所定領域に照射して開孔部26aを形成してもよい。また、開孔部26aに対応する領域の銅箔23aまたは銅箔24aをエッチングして、残存する銅箔23aまたは銅箔24aをマスクとして開孔部26aを形成してもよい。
そして、開孔部形成工程が終了した後、埋め込み工程を行なう(ステップS104)。埋め込み工程は、図7−4に示すように、開孔部形成工程で形成した開孔部26aに導電材料を埋め込む工程である。図7−4は、埋め込み工程として、たとえば、めっきスルーホール法の一手法であるパネルめっき法を用いた場合について例示している。パネルめっき法を用いた埋め込み工程では、開孔部26a内の上部絶縁部21および下部絶縁部22の表面を活性化処理し、次いで、無電解銅めっきと電解銅めっきとを行い、銅薄膜26bを析出させ、開孔部26aに銅を埋め込む。また、銅箔23a,24aの表面に対しても、銅薄膜26bが析出される。
そして、埋め込み工程が終了した後、導電部形成工程を行なう(ステップS105)。図7−5に示すように、導電部形成工程は、図2に示す所定パターンの上部導電部23と下部導電部24とを形成する工程である。導電部形成工程では、フィルム状の感光材、いわゆるドライ・フィルムを上部絶縁部21上の銅薄膜26bの上部表面に接着する。そして、所定パターンが描画されたフォトマスクを介して露光処理を行なった後に、現像処理を行なう。そして、エッチング処理を行ない、所定パターン以外の領域の銅箔23aと銅薄膜26bとを除去する。このエッチング処理では、たとえば、領域aおよび領域bに積層する銅箔23aと銅薄膜26bとが除去される。そして、残存するドライ・フィルムを剥離して、上部導電部23の形成は終了する。そして、上部導電部23の形成と同様に、下部絶縁部22の下方にある銅薄膜26bの下部表面にドライ・フィルムを接着させ、露光処理、現像処理、エッチング処理を行って下部導電部24を形成する。図7−5に示すように、パネルめっき法を用いた場合には、上部導電部23は銅箔23aと銅薄膜26bとによって構成され、スルーホール26は銅薄膜26bによって構成され、下部導電部24は銅箔24aと銅薄膜26bとによって構成される。なお、本工程では、ドライ・フィルムを用いた場合について説明したが、ドライ・フィルムに限らず、感光性の樹脂をコートした後に露光処理を行なってもよい。そして、導電部形成工程後、上部導電部23と下部導電部24とスルーホール26とによって形成されるコイルの端部、たとえば、図2に示す上部導電部23の端部に端子部27を形成する。
以上、説明した方法によってアンテナ12の製造が可能となる。また、塗布工程では下部絶縁部22の上部表面に磁性材料を含む塗料を塗布する簡易な作業によって膜厚の薄い磁性部25を形成するため、上述した製造方法を用いることによって、簡易な処理工程で厚さの薄いアンテナ12を製造することができる。また、コイルを構成するスルーホール26は、上部絶縁部21と下部絶縁部22との内部に設けられるため、スルーホール26の側面は絶縁材料に覆われ外部に露出しない。このため、スルーホール26を形成した後の工程において、他の装置等との接触によって発生するコイルの破損を低減することができ、アンテナ12を安定して製造することが可能となる。
なお、上部絶縁部21および下部絶縁部22は、銅箔23aまたは銅箔24aにコートされた樹脂等であるとして説明したが、これに限らず、銅箔23aまたは銅箔24aに対して張り合わされる板状,シート状,フィルム状の樹脂等の絶縁材料でもよい。
また、実施の形態1として端子部27を上部導電部23の端部に設けたアンテナ12について説明したが、これに限らず、端子部27は、下部導電部24の端部に設けてもよい。また、上部導電部23および下部導電部24の端部にそれぞれ設けてもよい。上部導電部23と下部導電部24は、ともに導電材料で形成されているため、いずれの導電部に接続する端子部としても外部装置等との電気的接続が可能であるためである。
また、上部絶縁部21と下部絶縁部22との2層の絶縁部を有するアンテナ12について説明したが、これに限らず、上部絶縁部21と下部絶縁部22との間にさらに絶縁部を設けてもよい。絶縁部を複数層設けた場合であっても、これらの絶縁部を貫通する開孔部26aに導電材料を埋め込んだスルーホール26を設けることによって、コイルを形成することができるためである。
また、図6および図7−1に示す塗布工程では、下部絶縁部22の上部表面に磁性材料を含む塗料を塗布し磁性部25を形成するとして説明したが、これに限らず、上部絶縁部21の下部表面に磁性材料を含む塗料を塗布して磁性部25を形成してもよい。
また、図2〜図4に示すアンテナ12に限らず、図8に示すようにアンテナ121としてもよい。図8は、実施の形態1にかかるアンテナのA−A線断面図の他の例を示した図である。図8は、図2に示すアンテナ12と同様に、上部導電部23の中央を通るA−A線に沿ってアンテナ121を切断した縦断面を例示する。アンテナ121は、アンテナ12と同様に上部絶縁部21の上部表面に上部導電部23が形成され、下部絶縁部22の下部表面に下部導電部24が形成される。ただし、図8に示すように、アンテナ121は、上部絶縁部21と下部絶縁部22との間に磁芯部材として磁性材料を板状に加工した磁性板25aを挟み込んでいる。この磁性板25aは、たとえばアンテナ12における磁性材料を含む塗料の塗布領域に対応した大きさである。そして、アンテナ121は、図8に示すように、磁性板25aの左右には絶縁部29を備えている。そして、スルーホール26は、上部絶縁部21および下部絶縁部22とともに絶縁部29も貫通する開孔部に導電材料を埋め込んで形成されている。このため、アンテナ121では、アンテナ12と同様に、上部導電部23と下部導電部24とスルーホール26とは磁芯部材となる磁性板25aを巻回するコイルを形成する。
このように、図8に示すように、磁性板25aを上部絶縁部21と下部絶縁部22との間に挟み込んでスルーホール26を形成した場合も、上部導電部23と下部導電部24とスルーホール26とは磁芯部材となる磁性板25aを巻回するコイルを形成するため、アンテナ121はアンテナ12と同様の効果を奏する。
また、板状の磁性板25aは、板状に加工されたフェライトによって形成される。また、磁性板25aは、板状に加工された軟磁性金属により形成されるか、軟磁性金属、フェライトの粉末またはフレークと樹脂との複合材によって形成されたものでもよい。複合材によって形成することによって、強度の高い磁性板25aを構成することが可能となる。また、磁性板25aは、Fe系アモルファス合金やCo系アモルファス合金等のアモルファス箔、または、これらの積層材によって形成されたものでもよい。また、磁性板25aは、板状の材料ではなく、板状の材料よりも厚さが薄いシート状またはフィルム状の材料で形成してもよい。この場合、シート状またはフィルム状である磁性板25aを用いることによって、アンテナ121全体の積層方向に対する厚さをさらに薄くすることができる。
つぎに、図8に示すアンテナ121の製造方法について説明する。図9−1〜図9−4は、アンテナ121の製造方法を具体的に説明するための図であり、図8と同様の切断面で切断した縦断面を例としている。
まず、図9−1に示すように、磁性板25aを上部絶縁部21と下部絶縁部22との間に絶縁性の接着材料を介した状態で配置し、上部絶縁部21の上部および下部絶縁部22の下部から加圧、加熱を行なって、各部材を積層する積層工程を行なう。この場合、図9−1に示すように、絶縁性の樹脂板を磁性板25aと一緒に挟み込んで絶縁部29を形成する。なお、絶縁性の樹脂板を磁性板25aと一緒に挟み込むほか、絶縁性の接着シートを磁性板25aの上下に挟み込むことによって絶縁部29を形成してもよい。
そして、図9−2に示すように、上部絶縁部21と下部絶縁部22とともに絶縁部29も貫通する開孔部26aを形成する開孔部形成工程を図7−3と同様に行なう。そして、図9−3に示すように、図7−4に示す埋め込み工程と同様の処理で埋め込み工程を行い、図9−4に示すように、図7−5に示す導電部形成工程と同様の処理で導電部形成工程を行う。
このように、アンテナ121の製造方法は、板状の磁性板25aを用いることによって、上部絶縁部21と磁性板25aと下部絶縁部22とを積層する積層工程から開始している。このため、図6および図7−1に示す塗布工程(ステップS101)を省略することができるため、簡易な工程でアンテナ121を製造することが可能となる。
なお、アンテナ12,121の製造方法として、パネルめっき法を用いて、埋め込み工程および導電部形成工程を行なう場合について説明したが、これに限らず、たとえば、めっきスルーホール法の一手法であるパターンめっき法を用いて埋め込み工程および導電部形成工程を行なってもよい。この場合、開孔部26a内の上部絶縁部21および下部絶縁部22の表面を活性化処理し、無電解銅めっきを行って銅薄膜を析出させた後、図7−5と同様に露光処理、現像処理、エッチング処理を行い上部導電部23および下部導電部24のパターンを形成する。そして、電解銅めっきを行い、上部導電部23および下部導電部24を所望の膜厚とする。パターンめっき法を用いた場合、エッチング処理においてエッチングされる銅薄膜の厚みが少ないため、エッチング処理によって形成される上部導電部23および下部導電部24のパターンのばらつきを低減することができる。この結果、高精細なパターンの上部導電部23および下部導電部24を形成することができるため、アンテナ12の小型化を図る事が可能となる。また、めっきスルーホール法の一手法であるパネル・パターンめっき法を用いてアンテナ12を製造してもよい。パターン・パネルめっき法は、図7−5に示す導電部形成工程の後に、銅めっき、はんだめっきを施す手法である。
また、アンテナ12の製造方法として、銅張積層板28aおよび銅張積層板28bを用いた場合について説明したが、これに限らず、銅箔が張られていない、たとえば板状の感光性樹脂材を用いてアンテナ12を製造してもよい。この場合、一対の板状の感光性樹脂は、上部絶縁部21および下部絶縁部22を構成する。下部絶縁部22を構成する感光性樹脂の一方の面に磁性材料を含む塗料を塗布して磁性部25を形成する塗布工程の後に、上部絶縁部21と下部絶縁部22とを積層する積層工程を行なう。そして、所定のパターンが描画されたフォトマスクを介して露光処理を行い、開孔部26aを形成する開孔部形成工程を行なう。そして、上述した処理方法と同様の方法で、埋め込み工程および導電部形成工程を行なう。また、一対の板状の熱硬化性樹脂を上部絶縁部21および下部絶縁部22として用いて、積層工程後、所定部分にレーザを照射して開孔部26aを形成してもよい。銅箔が張られていない感光性樹脂あるいは熱硬化性樹脂を用いた場合には、上部導電部23,下部導電部24,スルーホール26は、めっきスルーホール法で析出される銅薄膜で形成される。なお、同様の処理で各工程を行ってアンテナ121を製造することが可能である。また、感光性樹脂および熱硬化性樹脂は、板状に限らず、シート状またはフィルム状のものを用いてもよい。
また、めっきスルーホール法を用いてアンテナ12,121を製造する方法について説明したが、これに限らず、開孔部26aに導電性ペーストを充填するALIVH法を用いてアンテナ12を製造してもよい。この場合、銅張積層板28a,28bではなく、一対の板状の熱硬化性樹脂を上部絶縁部21および下部絶縁部22として用い、積層工程後、開孔部形成工程においてレーザ照射により開孔部26aを形成する。そして、開孔部26aに導電性材料を含む導電性ペーストを充填して埋め込み工程を行なう。そして、銅箔を上部絶縁部21の上部表面および下部絶縁部22の下部表面に貼り付けた後、この銅箔を所定のパターンでエッチングまたは打ち抜くことによって上部導電部23,下部導電部24を形成する。また、パターン転写法によって、導電部形成工程を行なってもよい。この場合、導電性ペーストを充填して埋め込み工程を行なった後に、別に用意したシート状の接着フィルムに銅箔を接着し、この銅箔をエッチングまたは打ち抜くことによって上部導電部23に対応するパターンを形成する。そして、この接着フィルムを上部絶縁部21の上部表面に貼り付けて、上部導電部23に対応する銅箔を転写し、上部導電部23を形成してもよい。この場合、下部導電部24も、同様に導電部を転写して形成する。なお、熱硬化性樹脂は、板状に限らず、シート状またはフィルム状のものを用いてもよい。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について説明する。実施の形態1では単数の磁性部と単数のコイルとを備えたアンテナについて説明したが、実施の形態2では複数の磁性部と複数のコイルとを備えたアンテナについて説明する。
図10は、実施の形態2にかかるアンテナ31の平面図である。実施の形態2にかかるアンテナ31は、図10に示すように、実施の形態1で説明したアンテナ12と同様の積層構造を備えたアンテナ素子12a〜12fを放射状に配置した構造を有する。アンテナ素子12a〜12fは、実施の形態1で説明したアンテナ12と同様に、上部絶縁部21の上部表面に形成された上部導電部23と、下部絶縁部22(図10では図示しない。)の下部表面に形成された下部導電部24と、上部導電部23と下部導電部24とを電気的に接続するスルーホール26とによって形成され、磁性部25を巻回するコイルを有する。そして、アンテナ素子12aとアンテナ素子12bとは、上部導電部23を延伸して電気的に接続されており、他のアンテナ素子間も同様に電気的に接続されている。そして、アンテナ素子12aの上部導電部23の端部上およびアンテナ素子12fの上部導電部23の端部上には、アンテナ素子12a,アンテナ素子12fの上部導電部23のそれぞれと電気的に接続する端子部27が形成される。なお、図10では、アンテナ素子12b〜12fの上部導電部23、下部導電部24、スルーホール26の各構成要素に対する符号は省略している。アンテナ31は、図6および図7−1〜図7−5と同様の製造方法で製造することができる。
つぎに、図11に、図10に示すアンテナ31のB−B線断面図を示す。図11中には、矢印32でアンテナ31に発生する磁束の方向を示している。図11に示すように、アンテナ31に電流を流すことによって生じた磁束は、矢印32で示すように磁性部25の軸芯方向に生じる。このため、物品からの突出部が少なくなるように上部絶縁部21と物体表面とが平行となるようアンテナ31を取り付けた場合、アンテナ31に生じる磁束は物体表面と平行となり物体を貫通することがない。したがって、RFIDタグ11を取り付けた物体が金属製物体であっても、金属製物体に渦電流が発生することがないため、実施の形態1と同様の効果を奏する。
さらに、アンテナ31は、複数のアンテナ素子12a〜12fを放射状に配置する構造を備えるため、アンテナ31に発生する磁束の磁束密度を高めることができる。したがって、アンテナ31は強力な磁場を発生することができ、このアンテナ31を用いることによって高い通信能力を備えたRFIDタグ11を実現することができる。
また、図11に示すように、磁性部25は磁性塗膜であるため厚さが薄く、アンテナ31全体の厚さを薄くすることができ、実施の形態1と同様に、物品からのアンテナ31の突出量を抑制することが可能である。
なお、本実施の形態2では、図10に示すアンテナ31のほか、上部絶縁部21と下部絶縁部22との間に、所定の形状の磁性板25aと絶縁部29とを複数挟み込んだアンテナとしてもよい。この場合も、アンテナ31と同様に、上部導電部23と下部導電部24とスルーホール26とは磁性板25aを巻回するコイルを形成するため、アンテナ31と同様の効果を奏する。なお、このアンテナは、図9−1〜図9−4に示すアンテナ121の製造方法と同様の方法を用いて製造することができる。
また、実施の形態1,2では、アンテナ12,121,31をRFIDタグ11に備わるアンテナとして説明したが、これに限らず、情報端末装置1に備わるアンテナ5として用いてもよい。情報端末装置1のアンテナ5として、アンテナ12,121,31を用いることによって、情報端末装置1が金属製物体に接触していた場合であっても、アンテナ5は金属製物体表面に発生する渦電流の影響を受けないため、情報端末装置1は正常に動作することが可能である。また、アンテナ12,121,31は、RFIDタグ11,情報端末装置1のアンテナとして用いるほか、外部装置と無線通信を行なう通信装置のアンテナとして用いることもできる。
実施の形態1における通信システムの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるアンテナの平面図である。 実施の形態1にかかるアンテナの正面図である。 図2に示すアンテナのA−A線断面図である。 実施の形態1にかかるアンテナの一部部材の斜視図である。 実施の形態1にかかるアンテナの製造方法の各工程を示すフローである。 図6に示す各工程を具体的に説明する図である。 図6に示す各工程を具体的に説明する図である。 図6に示す各工程を具体的に説明する図である。 図6に示す各工程を具体的に説明する図である。 図6に示す各工程を具体的に説明する図である。 図2に示すアンテナのA−A線断面図の他の例を示す図である。 図8に示すアンテナの製造方法を説明する図である。 図8に示すアンテナの製造方法を説明する図である。 図8に示すアンテナの製造方法を説明する図である。 図8に示すアンテナの製造方法を説明する図である。 実施の形態2にかかるアンテナの平面図である。 図10に示すアンテナのB−B線断面図である。 従来技術にかかるアンテナの斜視図である。 従来技術にかかるアンテナの斜視図である。
符号の説明
1 情報端末装置
2 入力部
3 外部通信部
4 ドライブ
5 アンテナ
6 RFID処理部
7 光学情報読取部
8 表示部
9 音声入出力部
10 制御部
10a 記憶部
11 RFIDタグ
12、121、31 アンテナ
12a〜12f アンテナ素子
13 制御部
14 送受信部
15 記憶部
21 上部絶縁部
22 下部絶縁部
23 上部導電部
23a 銅箔
24 下部導電部
24a 銅箔
25 磁性部
25a 磁性板
26 スルーホール
26a 開孔部
26b 銅薄膜
27 端子部
28a、28b 銅張積層板
29 絶縁部
100、110 アンテナ
101 基板
102 渦巻き部
111 磁芯部材
112 導体

Claims (11)

  1. 磁芯部材と、前記磁芯部材に巻回されたコイルと、前記磁芯部材の周囲に設けられ絶縁材料で形成された絶縁部材とを備えたアンテナにおいて、
    前記コイルは、
    前記磁芯部材の上方に設けられた第1の導電部と、
    前記磁芯部材の下方に設けられた第2の導電部と、
    前記絶縁部材の内部に設けられ、前記第1の導電部と前記第2の導電部とを電気的に接続する接続部と、
    を備えることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記接続部は、前記絶縁部材の内部であって、前記第1の導電部と前記第2の導電部との重なり合い部分に設けられたスルーホールであることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記第1の導電部および前記第2の導電部は、前記絶縁部材の表面に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ。
  4. 前記絶縁部材は、第1の前記絶縁部材と第2の前記絶縁部材とを有し、
    前記磁芯部材は、前記第1の絶縁部材と前記第2の絶縁部材との間に設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のアンテナ。
  5. 前記磁芯部材は、前記第1の絶縁部材の下部表面または前記第2の絶縁部材の上部表面に磁性材料を含む塗料を塗布して形成された磁性塗膜であることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ。
  6. 前記磁芯部材は、前記第1の絶縁部材と前記第2の絶縁部材との間に挟み込まれた板状またはシート状の磁性材料であることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ。
  7. 前記磁芯部材および前記コイルは、複数設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のアンテナ。
  8. 複数の前記磁芯部材は、放射状に配置されることを特徴とする請求項7に記載のアンテナ。
  9. 第1の絶縁部材と磁芯部材と第2の絶縁部材とを加熱および/または加圧して積層する積層工程と、
    前記第1の絶縁部材と前記第2の絶縁部材とを貫通する開孔部を形成する開孔部形成工程と、
    前記開孔部に導電材料を埋め込む埋め込み工程と、
    前記第1の絶縁部材の上部表面と前記第2の絶縁部材の下部表面とに対して、前記開孔部に埋め込まれた前記導電材料と接触する所定パターンの導電部を形成する導電部形成工程と、
    を含むことを特徴とするアンテナの製造方法。
  10. 前記積層工程前に、前記第1の絶縁部材の下部表面または前記第2の絶縁部材の上部表面に磁性材料を含む塗料を塗布して前記磁芯部材を形成する塗布工程をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のアンテナの製造方法。
  11. 前記埋め込み工程は、前記導電材料をめっきすることを特徴とする請求項9または10に記載のアンテナの製造方法。

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