JP2007028114A - 磁性体アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の磁性体アンテナは、一つの極で送受信出き、金属物に近づいても特性が変化して共振周波数が変化するのを防ぎ、かつ量産性の優れた製法による磁性体アンテナを提供すること。
【解決手段】磁性層の形状が角型あるいは長方形のコイルが、コイルの軸方向にほぼ均等な間隔でほぼ平面に放射状に複数個配置され、かつ向かい合った全てのコイルの一端が磁性層で接続され、各々の向かい合ったコイルの一端の極性が同一となるよう直列または並列に接続されていることを特徴とし、かつ、平面に配置したコイルの上下面の一方あるいは両方に絶縁層を設け、さらに一方の絶縁層の外側面に導電層を設けたことを特徴とする磁性体アンテナ。磁性層を芯とする複数のコイルを軸方向に平面に放射状に並べ、コイルの一端を磁性層で接続した多極コイルに絶縁層を介して導電層を設け、好ましくはさらに磁性層を設ける。
【選択図】
なし

Description

本発明は、通信を目的に磁界成分を利用した磁性体アンテナに関するもので、特にRFIDタグ用リーダ/ライタに適した磁性体アンテナに関するものであり、アンテナを添付する対象物が金属であっても、感度良く信号を送受信することができる磁性体アンテナである。
磁性体を使用し電磁波を送受信するアンテナ(以下磁性体アンテナと称する)は、磁性体に導線を巻き線してコイルを作り、外部から飛来する磁界成分を磁性体に貫通させコイルに誘導させて電圧(または電流)に変換するアンテナで、小型ラジオやTVには広く利用されてきた。また、近年普及してきたRFIDタグと呼ばれる非接触型の物体識別装置に利用されている。
周波数がより高くなると、磁性体を使用せず、RFIDタグにおいては、識別対象物と平面が平行になるループコイルがアンテナとして使用され、さらに周波数(UHF帯やマイクロ波帯)が高くなると、RFIDタグを含めて磁界成分を検出するよりも、電界成分を検出する電界アンテナ(ダイポールアンテナや誘電体アンテナ)が広く使用されている。
この様なループアンテナや電界アンテナは、金属物が接近すると、金属物にイメージ(ミラー効果)ができて、アンテナと逆位相になるために、アンテナの感度が失われると言う問題が生じる。
この欠点を回避するため、角型あるいは長方形状のコイルを、コイル断面が垂直になるように直接金属対象物に貼付するアンテナが開発されている(特許文献1)。
また、磁性体アンテナを貼付する金属面を積極的に生かして、コイルを対にして磁界を打ち消す方向に対向させ、金属面に垂直な方向に磁界を発生させる非接触式センサコイルが知られている(特許文献2)。
特開2003−317052号公報 特開2003−318634号公報
一般にRFIDタグ用リーダ/ライタにおいては一つの極で送受信できる磁性体アンテナが望まれているが、この種のアンテナは両端が開放のためコイル両端に磁界が発生し分離された2つの極で送受信するという欠点がある。また、この欠点を改善した磁性体アンテナも開発されているが、エナメル線等で巻線したコイルが金属物に接触するため、巻線と金属板の接触面が不安定になり、その結果バラツキが発生する欠点がある。また、巻線するアンテナは量産性に欠けるという問題があった。さらに、磁性体アンテナは金属物に近づくと、磁性体アンテナの特性が変化し、共振周波数が変化するという問題があり、目的の周波数に共振を得るために一々金属プレートに貼り付けて周波数調整する必要があるという問題があった。
そこで、本発明の磁性体アンテナは、一つの極で送受信出来ることを課題とする。また、磁性体アンテナの巻線したコイルが金属物に接触した場合に、巻線と金属板の接触が不安定になることによって、アンテナとしての特性がばらつくのを防止することを課題とする。同時に、磁性体アンテナが金属物に近づくと、特性が変化して共振周波数が変化するのを防ぐことを課題とする。また、量産性の優れた製法による磁性体アンテナを提供することを課題とする。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって達成できる。
本発明の磁性体アンテナは、磁性層の形状が角型あるいは長方形のコイルが、コイルの軸方向にほぼ均等な間隔でほぼ平面に放射状に複数個配置され、かつ向かい合った全てのコイルの内側の一端が放射状に配置された中心において磁性層で接続され、外側に向かう他端は開放となり、各々の向かい合ったコイルの一端の極性が同一となるよう直列または並列に接続されたことを特徴とする磁界成分を送受信するための磁性体アンテナであって、平面に配置したコイルの上下面の一方あるいは両方に絶縁層を設け、かつ一方の絶縁層の外側面に導電層を設けたことを特徴とするものである。
本発明の磁性体アンテナは、磁性層の形状が角型あるいは長方形のコイルが、コイルの軸方向に放射状にほぼ均等な間隔でほぼ平面に放射状に複数個配置され、かつ向かい合った全てのコイルの一端が放射状に配置された周囲において磁性層で接続され、内側に向かい合った他端は開放となり、各々の向かい合ったコイルの一端の極性が同一となるよう直列または並列に接続されたことを特徴とする磁界成分を送受信するための磁性体アンテナであって、平面に配置したコイルの上下面の一方あるいは両方に絶縁層を設け、かつ一方の絶縁層の外側面に導電層を設けたことを特徴とするものである。
本発明の磁性体アンテナは、仮焼成した磁性粉末をバインダーと混合してシート状にした単層あるいは複数層の磁性層にスルーホールを開け、そのスルーホールに電極材料を流し込み、且つスルーホールと直角になる両面に電極材料で電極層を形成し、スルーホールの中心を通る延長線上を含みコイル部分を残すようシートを打ち抜いて形成されたコイルで、該コイルの電極層を印刷した上面を電極層を覆う形状に打ち抜いた絶縁層、下面を絶縁層で挟み込み、下面の絶縁層の下面に電極材料と同じ導電層を設け、個片に切断し一体焼成するLTCC技術を用いた事を特徴とするものであって、磁性層の形状が角型あるいは長方形のコイルが中心から放射状に複数個配置され、かつ全てのコイルの一端が磁性層で接続され他端は開放となり、各々のコイルの極性が同一となるよう直列または並列に接続されたことを特徴とするものである。
また、本発明の磁性体アンテナは、電極層を印刷したコイルの上下面の絶縁層にスルーホールを設け、このスルーホールに電極材料を流し込みコイル両端と接続し、その表面に電極材料でコイルリード端子を印刷したことを特徴とするものである。
また、本発明の磁性体アンテナは、導電層の外側面に磁性層を設けたことを特徴とするものである。本発明者らは、導電層の外側面に磁性層を設けると、磁性体アンテナの金属面貼付前後の共振周波数の変化が、導電層のみの場合よりもさらに小さくなることを見出し、本発明に至った。
また、本発明の磁性体アンテナは、導電層の外側面の磁性層のさらにその外側面に絶縁層を設けたことを特徴とするものである。これによって、磁性体アンテナの積層構造の層間に生ずる応力をバランスさせ、反りを低減することができる。
また、本発明の磁性体アンテナは、コイルの上下面を挟み込んだ絶縁層の上面に、挟み込むように角型、円形電極を印刷してコンデンサーを形成した絶縁層を設け、該コンデンサーの電極をコイルリード端子電極と並列もしくは直列に接続したことを特徴とするものである。
また、本発明の磁性体アンテナは、コイルを挟み込んだ絶縁層の上面に平行電極、もしくはくし型電極を印刷してコンデンサーを形成し、コイルリード端子と並列もしくは直列に接続したことを特徴とするものである。コンデンサーは絶縁層を挟みこむ平行平板構造でも、櫛形もしくは平行電極の平面構造でも良い。また、平行平板構造では一方のコンデンサー電極がICチップ接続端子を兼ねても良い。
また、本発明の磁性体アンテナは、磁性層にNi−Zn系フェライト磁性体を用い一体焼成したことを特徴とするものである。使用するフェライト粉末は、Fe2O3 45〜49.5モル%、NiO 9.0〜45.0モル%、ZnO 0.5〜35.0モル%、CuO 4.5〜15.0モル%であるような組成が好ましく、使用する周波数帯で透磁率が高く、磁性損失が低くなるようなフェライト組成を選択すると良い。透磁率が低すぎると、LTCC技術で形成するのに必要なコイルの巻き数が大きくなりすぎ、製造が困難になる。透磁率が高すぎると損失が増えるのでアンテナに適さなくなる。例えばRFIDタグ用途では13.56MHzでの透磁率が70〜120となるようなフェライト組成を選択すると良い。フェライトの焼結温度は800〜1000℃であり、好ましくは850〜920℃である。
また、本発明の磁性体アンテナは、絶縁層にZn系フェライトを用い一体焼成したことを特徴とするものである。使用するフェライト粉末には、粉体の体積固有抵抗が10 Ωcm以上になるようなZn系フェライト組成を選択するとよい。Fe 45〜49.5モル%、ZnO 17.0〜22.0モル%、CuO 4.5〜15.0モル%である組成が好ましい。
また、本発明の磁性体アンテナは、絶縁層にガラス系セラミックを用い一体焼成したことを特徴とするものである。ガラス系セラミックには、ホウケイ酸系ガラス、亜鉛系ガラス、鉛系ガラス等を用いることができる。
また、本発明の磁性体アンテナは、絶縁層上面にICチップが接続できる端子構造を有し、コイルリード端子と並列もしくは直列に接続したことを特徴とするものである。
また、本発明の磁性体アンテナの電極材料にはAgペーストが適しており、その他のAg系合金ペースト等、金属系導電性ペーストを使用することができる。
本発明の磁性体アンテナは、導電層を内蔵するために素子単独で周波数調整ができるので使用環境下で調整する必要がない。また磁性体アンテナに金属物が接近しても導電層が付加されているため、特性が変動すると言う欠点が解消できる。導電層の外側面に磁性層を設けた場合には、金属物に貼り付けるような場合に特性の変動がさらに抑制された磁性体アンテナを得ることができる。また、本発明はRFIDタグ用リーダ/ライタだけでなく、RFIDタグにも使用でき、コイルの芯となる磁性層の選択により、125kHzから2.45GHzまでの広い周波数範囲で適用可能である。
本発明の磁性体アンテナはLTCC(Low Temperature Co−fired Ceramics、低温共焼成セラミックス)技術によって形成されるため、積層された各層の密着性が良く、巻線と付加された導電層が安定して結合できる。また一つのシートから複数個の素子が安定して製作できるために各素子のバラツキが押さえられ、量産性が高く、コスト低減にも役立つ。
以下に添付図面を参照し、現在一般に広く使用されている13.56MHzのICカード型タグシステムの例で、発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
[実施例1]
磁性層用として、900℃焼結後に13.56MHzでの透磁率が100になるNi−Zn−Cuフェライト仮焼粉(Fe2O3 48.5モル%、NiO 25モル%、ZnO 16モル%、CuO 10.5モル%)100重量部、ブチラール樹脂8重量部、可塑剤5重量部、溶剤80重量部をボールミルで混合しスラリーを製造した。出来たスラリーをドクターブレードでPETフィルム上に150mm角で、焼結時の厚みが0.1mmになるようにシート成型した。また絶縁層3用として同様に、Zn−Cuフェライト仮焼粉(Fe2O3 48.5モル%、ZnO 41モル%、CuO 10.5モル%)100重量部、ブチラール樹脂8重量部、可塑剤5重量部、溶剤80重量部をボールミルで混合しスラリーを製造した。出来たスラリーをドクターブレードでPETフィルム上にシート成型した。次に、磁性層1用グリーンシートを5枚にスルーホールを開けその中にAgペーストを充填した。次に該グリーンシート2枚のスルーホールと直角になる片面にコイル電極となるようにAgペーストを印刷した。次に該グリーンシート5枚のスルーホールの中心を通る線の延長線上を含み、コイル軸3方向に放射状となり中心方向が磁性層で接続される形状にコイル部分を残すよう打ち抜いた。次に該グリーンシートの、コイル電極を表面に印刷した2枚で残り3枚を挟み込んで積層し、3極のコイルを形成した。次にAgペーストで導電層4を印刷し磁性層と同じ形状に打ち抜いた絶縁層3用グリーンシートを、導電層を外側面にしてコイルの下面に積層した。以上のグリーンシートをまとめて加圧接着させて、さらに個片に切断し、900℃で2時間、一体焼成して、コイル軸の長さ20mmの各々のコイル巻き数10ターンの磁性体アンテナサンプル1を作成した。以上がLTCC技術を用いた磁性アンテナのプロセスである。図1に得られた磁性体アンテナの概略図を示す。コイルの巻き数等、簡略化して表示している。
磁性体アンテナサンプル1のコイル両端にRFIDタグ用リーダ/ライタを接続してさらにリーダ/ライタと並列にコンデンサーを接続して共振周波数を13.56MHzに調整し、金属板に貼り付けてRFIDタグと通信する距離を測定した。各測定方法を以下にまとめる。
[共振周波数の測定と調整方法]
共振周波数は、ヒューレットパッカード社製インピーダンスアナライザー4291Aに1ターンコイルを接続し、これとRFID用リーダ/ライタを結合させ、測定されるインピーダンスのピーク周波数をもって共振周波数とした。またその調整は、並列または直列に接続するコンデンサの容量を変更することで行った。
[通信距離の測定方法]
通信距離は、出力100mWのリーダ/ライタ(タカヤ株式会社製、製品名D002A)の標準のアンテナを取り外し、本発明の磁性体アンテナを接続して水平に固定し、その上方にRFIDタグを水平に位置させて、13.56MHzで通信が可能な限り高い位置の時のアンテナとRFIDタグ(ICカード型タグで、テキストインスツルメント社製、製品名Tag−it(TM)HF)の垂直方向の距離を通信距離とした。
磁性体アンテナサンプル1を用いた該リーダ/ライタは金属板貼り付け前後の共振周波数変動が+1MHzと小さく、かつ金属面に貼り付けた状態で3cmの通信距離が得られた。
[実施例2]
実施例1で説明した磁性層用グリーンシートとZn−Cuフェライトに替えてガラスセラミックを用いた絶縁層3用グリーンシートを用いる。図1に示すように、磁性層用グリーンシート5枚にスルーホールを開けその中にAgペーストを充填した。次に該グリーンシート2枚のスルーホールと直角になる片面にコイル電極となるAgペーストを印刷した。次に該グリーンシート5枚のスルーホールの中心を通る線の延長線上を含み、コイル軸3方向に放射状となり外周が磁性層で接続される形状にコイル部分を残すよう打ち抜いた。次に該グリーンシートの、コイル電極を表面に印刷した2枚で残り3枚を挟み込んで積層し、3極コイルを形成した。次にAgペーストで導電層4を印刷した絶縁層3用グリーンシートを導電層が外側面になるようにコイルの下面全体に円盤状に積層し、更にその下面に磁性層5用グリーンシートを同様に積層した。以上のグリーンシートをまとめて加圧接着させ、個片に切断し、900℃で2時間、一体焼成して直径10mmのサイズの各々のコイル巻き数7ターンの磁性体アンテナサンプル2を作成した。図2に得られた磁性体アンテナの概略図を示す。コイルの巻き数等、簡略化して表示している。
磁性体アンテナサンプル2のコイル両端にRFIDタグ用リーダ/ライタを接続してさらにリーダ/ライタと並列または直列にコンデンサーを接続して共振周波数を13.56MHzに調整し、金属板に貼り付けてRFIDタグと通信する距離を測定した。
その結果該アンテナは3.4cmの通信距離を示した。金属板に貼り付けた時の共振周波数の変化は+0.5MHzと小さかった。
[比較例1]
実施例1で説明した磁性アンテナサンプル1と同じプロセスに対して、図1の導電層4を省いた磁性アンテナサンプル3を作成し、該磁性体アンテナのコイル両端にRFIDタグ用リーダ/ライタを接続してさらにリーダ/ライタと並列または直列にコンデンサーを接続して共振周波数を13.56MHzに調整し、金属板に貼り付けてRFIDタグと通信する距離を測定した。その結果該アンテナとは1.6cmの通信距離を示した。金属板に貼り付けた時の共振周波数の変化は+2.3MHzだった。
[比較例2]
比較対照として板状の樹脂表面に渦巻き状に配線した、30mm×55mm、3ターンの市販のリーダ/ライタ用アンテナを金属板に貼り付けてRFIDタグと通信する距離を測定した。その結果該アンテナとは0.5cmの通信距離を示した。
本発明の磁性体アンテナの実施例1である。 本発明の磁性体アンテナの実施例2である。 図1あるいは図2の磁性体アンテナの三つのコイルを直列に接続し、その両端間に並列にコンデンサを接続した例を模式的に示している。 図1あるいは図2の磁性体アンテナの三つのコイルを直列に接続し、その両端間に直列にコンデンサを接続した例を模式的に示している。 図1あるいは図2の磁性体アンテナの三つのコイルを並列に接続し、それぞれの両端間に並列にコンデンサを接続した例を模式的に示している。
符号の説明
1 コイル部磁性層
2 コイル電極
3 絶縁層
4 導電層
5 磁性層
6 スルーホール断面で形成されたコイル電極
7 磁力線の方向
8 コンデンサー
9 コイルリード端子

Claims (13)

  1. 磁界成分を送受信するための磁性体アンテナであって、磁性層の形状が角型あるいは長方形のコイルが、コイルの軸方向にほぼ均等な間隔でほぼ平面に放射状に複数個配置され、かつ向かい合った全てのコイルの内側の一端が放射状に配置された中心において磁性層で接続され、外側に向かう他端は開放となり、各々の向かい合ったコイルの一端の極性が同一となるよう直列または並列に接続されていることを特徴とし、かつ、平面に配置したコイルの上下面の一方あるいは両方に絶縁層を設け、さらに一方の絶縁層の外側面に導電層を設けたことを特徴とする磁性体アンテナ。
  2. 磁界成分を送受信するための磁性体アンテナであって、磁性層の形状が角型あるいは長方形のコイルが、コイルの軸方向に放射状にほぼ均等な間隔でほぼ平面に放射状に複数個配置され、かつ向かい合った全てのコイルの一端が放射状に配置された周囲において磁性層で接続され、内側に向かい合った他端は開放となり、各々の向かい合ったコイルの一端の極性が同一となるよう直列または並列に接続されていることを特徴とし、かつ、平面に配置したコイルの上下面の一方あるいは両方に絶縁層を設け、さらに一方の絶縁層の外側面に導電層を設けたことを特徴とする磁性体アンテナ。
  3. 磁界成分を送受信するための磁性体アンテナであって、磁性粉末をバインダーで混合してシート状にした単層あるいは複数層の磁性層にスルーホールを開け、そのスルーホールに電極材料を流し込み、且つスルーホールと直角になる両面に電極材料で電極層を形成し、スルーホールの中心を通る線の延長線上を含みコイル部分を残すようにシートを打ち抜いて形成されたコイルで、該コイルの電極層を印刷した上面を覆う形状に打ち抜いた絶縁層で、下面を絶縁層で挟み込み、下面の絶縁層の下面に電極材料と同じ導電層を設け、個片に切断して焼成するか、または一体焼成後に個片に切断するLTCC技術を用いたことを特徴とし、かつ、磁性層の形状が角型あるいは長方形のコイルがほぼ均等な間隔でほぼ平面に放射状に複数個配置され、かつ向かい合った全てのコイルの内側の一端が放射状に配置された中心において磁性層で接続され、外側に向かう他端は開放となり、各々の向かい合ったコイルの一端の極性が同一となるよう直列または並列に接続されたことを特徴とする磁性体アンテナ。
  4. 磁界成分を送受信するための磁性体アンテナであって、磁性粉末をバインダーで混合してシート状にした単層あるいは複数層の磁性層にスルーホールを開け、そのスルーホールに電極材料を流し込み、且つスルーホールと直角になる両面に電極材料で電極層を形成し、スルーホールの中心を通る線の延長線上を含みコイル部分を残すようシートを打ち抜いて形成されたコイルで、該コイルの電極層を印刷した上面を覆う形状に打ち抜いた絶縁層で、下面を絶縁層で挟み込み、下面の絶縁層の下面に電極材料と同じ導電層を設け、個片に切断し一体焼成するLTCC技術を用いたことを特徴とし、かつ、磁性層の形状が角型あるいは長方形のコイルがほぼ均等な間隔でほぼ平面に放射状に複数個配置され、かつ向かい合った全てのコイルの外側の一端が放射状に配置された周囲において磁性層で接続され、内側で向かい合った他端は開放となり、各々の向かい合ったコイルの一端の極性が同一となるよう直列または並列に接続されたことを特徴とする磁性体アンテナ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、導電層を設けたのと異なる面の絶縁層にスルーホールを設け、このスルーホールに電極材料を流し込みコイルの巻始めと巻終わりの両端と接続し、その表面に電極材料でコイルリード端子を印刷したことを特徴とする磁性体アンテナ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、導電層の外側面に磁性層を設けたことを特徴とする磁性アンテナ。
  7. 請求項6に記載の磁性体アンテナにおいて、磁性層の外側面に絶縁層を設けたことを特徴とする磁性体アンテナ。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の磁性体アンテナにおいて、コイルの上下面に挟み込んだ絶縁層の上面に、挟み込むように角型、円形電極を印刷してコンデンサーを形成した絶縁層を設け、該コンデンサーの電極をコイルリード端子電極と並列もしくは直列に接続したことを特徴とする磁性体アンテナ。
  9. 請求項1から8のいずれか1項記載の磁性体アンテナにおいて、コイルを挟み込んだ絶縁層の上面に平行電極、もしくはくし型電極を印刷してコンデンサーを形成し、コイルリード端子と並列もしくは直列に接続したことを特徴とする磁性体アンテナ。
  10. 請求項1から9のいずれか1項記載の磁性体アンテナにおいて、磁性層にNi−Zn系フェライトを用いたことを特徴とする磁性体アンテナ。
  11. 請求項1から10のいずれか1項記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層にZn系フェライトを用いたことを特徴とする磁性体アンテナ。
  12. 請求項1から10のいずれか1項記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層にガラス系セラミックを用いたことを特徴とする磁性体アンテナ。
  13. 請求項1から12のいずれか1項記載の磁性体アンテナにおいて、絶縁層上面にICチップが接続できる端子構造を有し、コイルリード端子と並列もしくは直列に接続したことを特徴とする磁性体アンテナ。
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