JP2005181904A - 画像形成装置及び当該装置における画像形成制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び当該装置における画像形成制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 なるべくキャリブレーションに要する時間を短縮することが求められている。
【解決手段】 YMCKのステーションをMYKCの順序で使用してDmaxパッチ画像をベルト上に形成し、その形成されたテスト画像の濃度を濃度センサで計測し、そのDmaxパッチの濃度を計測した結果に基づいて、対応するYMCKのステーションにおける現像バイアスを設定し、その現像バイアスでMKYCの順序でDhalfパッチをベルト上に形成し、そのDhalfパッチの濃度を計測した結果に基づいて、YMCKのそれぞれにおける第2画像形成条件を設定し、各ステーションを、その現像バイアス及び第2画像形成条件で制御して画像を形成する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、例えばプリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、特に複数の画像形成部が配列される画像形成装置及び当該装置における画像形成制御方法に関する。
近年、画像出力端末としてのプリンタが急速に普及しており、特にカラー化の進展に伴い、カラープリンタにおける印刷画質の安定性向上や、カラープリンタ相互間のカラー画質の均一化等への要求が高まっている。特に印刷画像における色の再現性に関しては、その設置環境の変化や経時変化、或はカラープリンタの機差によらない高度な画像再現の安定性が求められている。しかし、レーザビームプリンタのような電子写真方式の画像形成装置は、装置の置かれた環境条件の変化や、感光体や現像剤の経時劣化により画像の再現性が変動するため、初期設定のままでは、そのような高い要求値を長期間に亘って満足させることができない。そこで,このようなカラープリンタでは、画像濃度を最適に保つフィードバック制御を行うのが一般的である。
このフィードバック制御は以下のように行われる。まず濃度パッチを、例えば感光体、中間転写体、転写搬送ベルト等の循環移動体上に形成し、その形成された濃度パッチの濃度を計測する。そして周辺環境、経時劣化、固体バラツキを加味し、濃度パッチの濃度が目標濃度に近づくようにパッチ濃度の制御因子を制御するものである。また濃度パッチを記録紙などの記録媒体上に形成し、その記録媒体上のパッチ濃度を計測して同様な制御を行う手法も提案されている。
例えば、特許文献1には、濃度パッチの濃度を測定して、レーザ光の露光条件や現像バイアス条件を制御し、所望の画像濃度を得る方法が開示されている。この場合の濃度パッチとしては、現像工程後における未定着な現像剤像の濃度パッチ、或は定着工程後における画像濃度パッチが用いられる。ここで画像濃度パッチを用いるのは、最終的にユーザが手にする画像と同じ状態の画像をモニタするため、転写工程や定着工程における濃度変動を含んだ画像品質を評価できるためである。このような濃度パッチを用いたフィードバック制御には、例えば特許文献2、特許文献3、特許文献4に開示されるように、最大濃度、ライン幅、かぶり等の画像特性に影響を与える制御因子を決定する濃度制御(以下、Dmax制御)と、中間調再現の線型性(γ特性)を補正するための中間調制御(以下、Dhalf制御)とが知られている。中間調の再現性を制御するDhalf制御は、Dmax制御の結果を利用するため、Dmax制御の後に行われるのが一般的である。このように、最大濃度を所定の値に制御した上でγ補正を行うことにより、濃度の線形性と一定性が保たれる仕組みである。
特開平1−169467号公報 特開平7−209934号公報 特開平10−39555号公報 特開平11−119481号公報 特開2002−139877号公報
上述したキャリブレーションを行っている間は通常の印刷動作ができず、ユーザに待ち時間を強いることとなる。このため、なるべくキャリブレーションに要する時間を短縮することが求められている。また、紙などの記録媒体上にテストパターンを印刷するキャリブレーション時においては、ユーザの資源である記録媒体(記録紙)の使用量は必要最低限に留めることが求められる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、画像形成部での画像形成条件を求めるためのキャリブレーション処理に要する時間を短縮して、ユーザへの負荷を削減することを目的とする。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、本発明の画像形成装置は以下のような構成を備えることを特徴とする。即ち、
複数の画像形成部と、
前記複数の画像形成部の配列順に従って前記複数の画像形成部を順次移動する移動媒体と、
前記複数の画像形成部を第1の順序で使用して第1テスト画像を前記移動媒体上に形成する第1テスト画像形成手段と、
前記第1テスト画像形成手段により前記移動媒体上に形成されたテスト画像の濃度を計測する濃度計測手段と、
前記濃度計測手段により前記第1テスト画像の濃度を計測した結果に基づいて、対応する画像形成部における第1画像形成条件を設定し、当該第1画像形成条件に基づいて前記対応する画像形成部を第2の順序で使用して第2テスト画像を前記移動媒体上に形成する第2テスト画像形成手段と、
前記濃度計測手段により前記第2テスト画像の濃度を計測した結果に基づいて、前記複数の画像形成部のそれぞれにおける第2画像形成条件を設定し、前記第1及び第2画像形成条件に従って前記複数の画像形成部における画像形成処理を制御する制御手段とを有し、
前記第1の順序と第2の順序をそれぞれ特定の順序とすることにより、前記第1テスト画像と第2テスト画像を特定の長さ以内に形成することを特徴とする。
また本発明の画像形成装置における画像形成制御方法は以下のような工程を備えることを特徴とする。即ち、
複数の画像形成部を有し、前記複数の画像形成部の配列順に従って前記複数の画像形成部を順次移動する移動媒体に画像を形成する画像形成装置における画像形成制御方法であって、
前記複数の画像形成部を第1の順序で使用して第1テスト画像を前記移動媒体上に形成する第1テスト画像形成工程と、
前記第1テスト画像形成工程で前記移動媒体上に形成されたテスト画像の濃度を計測する濃度計測工程と、
前記濃度計測工程で前記第1テスト画像の濃度を計測した結果に基づいて、対応する画像形成部における第1画像形成条件を設定する工程と、
前記第1画像形成条件に基づいて前記対応する画像形成部を第2の順序で使用して第2テスト画像を前記移動媒体上に形成する第2テスト画像形成工程と、
前記第2テスト画像の濃度を計測した結果に基づいて、前記複数の画像形成部のそれぞれにおける第2画像形成条件を設定する工程と、
前記第1及び第2画像形成条件に従って前記複数の画像形成部における画像形成処理を制御する制御工程とを有し、
前記第1の順序と第2の順序を互いに異なる順序とすることにより、前記第1テスト画像と第2テスト画像を特定の長さ以内に形成することを特徴とする。
本発明によれば、キャリブレーションに必要な時間を短縮して、最適な画像形成条件で画像を形成できるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置(カラーレーザビームプリンタ)の概略断面図である。
このカラー画像形成装置は、画像形成部に電子写真方式を採用しており、各色ごとに設けられた感光ドラム上にレーザ光を照射する光書込みによって潜像を形成し、この潜像をトナー像化(現像)して、その現像したトナー像を用紙に転写して定着させる。通常、カラー画像を用紙上で再現するためには、減法混色の三原色であるY(イエロー:黄色)トナー、M(マゼンタ:赤色染料)トナー及びC(シアン:緑味のある青色)トナーの各色トナーと、文字や画像黒色部分の印刷、画像形成に用いられるK(ブラック:黒)トナーの合計4色のトナーを順次重ねて、フルカラーを表現することが行われている。
図1に示すように、装置本体の下部には用紙カセット23が着脱自在に装着されている。制御部100(図3)がホストコンピュータより印刷命令を受けた後、所定のタイミングで給紙ローラ21を回転駆動することによって用紙カセット23内の用紙29が一枚ずつ取り出される。こうして取り出された用紙(記録材)Pはレジストローラ対22まで搬送され、その用紙先端がレジストローラ対22にぶつかって挟まれたところで停止する。
こうして作像準備が整って作像が開始されると、用紙Pは所定のタイミングでレジストローラ対22の回転によって画像形成部に給送される。レジストローラ対22は、用紙Pの給送タイミングを調整するとともに、用紙Pの先端が搬送方向に対して略垂直になるように用紙先端位置を合わせる機能も持つ。尚、図1では、第1の画像形成ステージであるイエロー(Y)の画像形成部のみ記号を付して説明しているが、用紙Pの搬送方向下流側には、イエローと同じ構成でマゼンタ(第2ステーション)、シアン(第3ステーション)、ブラック(第4ステーション)の4つの画像形成ステーションが、この順序で図示のように並んで配置されている。
ここで各色のトナー像の形成方法は特に限定されないが、例えば、2成分現像又は非磁性1成分現像等、公知の現像方法によりトナー像の現像が行われる。以下、非磁性1成分接触現像方法を用いた画像形成装置の例について説明する。
不図示の高圧電源から給電を受ける帯電ローラ2Yによって感光ドラム1Yの表面が帯電され、露光ユニット3からのレーザ光14Yを受けると、感光ドラム1Yの表面に静電潜像が形成される。この静電潜像に現像ローラ5Yが当接し、その静電潜像に対応する場所にトナー付着させることにより現像しトナー像を得る。この現像ローラ5Yには、現像ローラ5Yの表面にトナーを供給し、又はローラ表面からトナーを剥ぎ取るための供給/剥ぎ取りローラ6Yが周速差を持って当接しており、これは同時に現像ローラ5Y上のトナーを帯電させる役割も担っている。この現像ローラ5Y上のトナーは、トナー層厚規制ブレード13Yによって、そのトナーの層厚が規制されるとともに、摺擦によって摩擦帯電され現像に適したトナーが感光ドラム1Yへ供給される。こうして感光ドラム1Y上に形成されたトナー像は、転写ローラ19Yによって用紙Pに転写される。ここで感光ドラム1Yと転写ローラ19Yとの間に静電吸着搬送ベルト20(以下、ETB)が介在している。このETB20は駆動ローラ30の回転により移動されるとともに、用紙Pを吸着してY、M,C,Kの順に各色ステージへ搬送する。テンションローラ24はETB20が弛まないよう、ETB20を張る方向に圧力がかけられており、ETB20の移動に伴って従動回転する。このETB20による用紙Pの搬送によって、用紙Pへの転写位置精度を高めて各色間の像ずれを小さくしている。この転写において、転写されずに感光体ドラム1Y上に残った転写残トナーを回収、清掃するためにクリーニング部10Yが感光ドラム1Yに当接されており、このクリーニング部10Yにより回収されたトナーは、廃トナー容器11Yに収納される。
こうしてイエロー画像が転写された用紙Pは、感光ドラム1Yより分離され、続いて次の画像ステージに搬送され、イエローと同じ像形成方法で像形成されたマゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像がイエローのトナー像の上に順次転写される。こうしてカラー画像が転写された用紙Pは、加圧ローラ26と、それに対向する加熱装置25とで構成される定着ニップ部に搬送される。用紙P上のトナー像は、この定着ニップ部で加熱加圧を受けてトナーが溶融し、用紙Pと密着して永久像となる。こうしてカラー画像が印刷された用紙Pは、排紙ローラ27によって画像形成装置外へ搬送され、最終的な印刷像28としてユーザが取れるように排紙トレイ上に積載される。
ところで電子写真方式の画像形成装置の課題として、画像形成装置を使用する温湿度条件や各色の画像形成ステーションの使用度合いにより、用紙P上に形成される画像濃度が変動する。この画像濃度の変動を補正するために画像濃度の制御を行う。
まず、形成される画像濃度を検知するために、ETB20上に各色の濃度パッチ画像を形成し、これを濃度センサ31で読み取る。ここでの濃度検知方式は特には限定されないが、例えば光学式の濃度センサを好適に用いることができる。
図2は、本実施の形態に係る濃度検知センサ31の一例を説明する図である。
ハウジング41には、LEDなどの発光素子39と、フォトダイオードなどの受光素子40が取り付けられている。このハウジング41には発光された光線を規制、誘導するトンネル状の光路が設けられ、また受光素子40に入る光線を規制、誘導するトンネル状の光路が設けられることが一般的である。ここでは、それぞれの測定対象物までの距離Ls1,Ls2によって、測定対象物Bの面上での発光側の照射領域、受光側の有感領域が所望の特性となるように調整されている。またハウジング41は発光素子39からの光が、直接、受光素子40に入らないように覆う役割を担い、発光素子39の中心発光波長に対して透過率が極めて低い材料を用いている。この発光素子39による照射光は、測定対象物Bに対して角度θで入射し、測定対象物Bによって反射される。受光素子40は角度ψで測定対象物Bに対向し、測定対象物Bからの正反射光、拡散反射光の双方を検知する。通常θとψは等しく、この実施の形態では30°とした。
次に、この光学センサ31での濃度パッチを検知原理について説明する。
発光素子39から出射された光線は下地となるETB20の材質固有の屈折率と表面状態に応じて決まる反射率で反射され、その反射光は受光素子40で検知される。ここに濃度パッチが形成されると、トナーがある部分では、ETB20の下地が隠されて反射光量が減少する。従って、濃度パッチのトナー量の増加と共に反射光量が減少する。そこで、この減少量を基に濃度パッチの濃度を求める。実際には、測定対象面であるETB20の使用度合いによって、そのETB20の下地の表面状態が変動して反射光量も変動する。このため、濃度パッチの反射光量を、ETB20の下地の反射光量で規格化した後、濃度情報に変換するのが一般的である。
拡散反射が大きい色トナーのパッチを計測する場合、トナー量の増加に伴いETB20での反射光の減少よりも拡散反射による反射光の増加が大きくなり、トナー量の増加とセンサ31の出力とが単調減少とならないことがある。このような場合は、拡散反射光を計測する受光素子が追加された濃度センサや、更に偏光板を内蔵し、P波とS波をそれぞれ計測する濃度センサも提案されており、これらセンサは本実施の形態にも好適に用いることができる。このタイプのセンサは、特に曲面で計測する場合や、ETB20の反射率が低い場合に有効である。また上記述べた濃度センサ31の時間分解能は、100ms〜100μs程度、空間分解能は0.1mm〜10mm程度のものを好適に用いることができる。
この濃度センサ31による光量信号はA/D変換された後、CPU110(図3)で処理され、濃度に対応した値が算出される。この結果を基に、高圧条件やレーザパワーといったプロセス形成条件にフィードバックすることによって、各色の最大濃度、ハーフトーン階調特性を最適化するのが次に説明する画像制御である。この画像制御には、最大濃度を一定に保つ制御(Dmax制御)と、ハーフトーンの階調特性を画像信号に対してリニアに保つ制御(Dhalf制御)の2種類の制御がある。またDmax制御は、各色のカラーバランスを一定に保つことと同時に、トナーの載りすぎによる色重ねした文字の飛び散りや、定着不良を防止する意味も大きい。具体的には、Dmax制御は、帯電DCバイアス、現像DCバイアス等、画像濃度に影響の大きい画像形成条件を変えて形成した複数の濃度パッチを光学センサで検知し、その結果から所望の最大濃度が得られる画像形成条件を計算し(以下、Dmax演算)画像形成条件を変更する。本実施の形態では、パッチの形成時に現像バイアスを変化させ、Dmax演算の結果は現像バイアスの変更に反映させる。
ここで、濃度パッチは印刷率50%近辺の中間調で形成するのが好ましい場合が多い。その理由は、いわゆる、べた画像を検知した場合、トナー量の変化に対するセンサ出力の変化の幅が小さくなってしまい、十分な検知精度が得られないためである。
一方、Dhalf制御は、電子写真特有の非線形的な入出力特性(γ特性)によって、入力画像信号に対して出力濃度がずれて自然な画像が形成できないことを防止するため、γ特性を打ち消して入出力特性をリニアに保つような画像処理を行うものである。具体的には、異なる画像信号に基づいて形成された複数の濃度パッチを光学センサで検知して、画像信号と濃度の関係を求める。その関係に基づいて、所望の濃度が出るように、ホストコンピュータからの入力画像信号を制御部100(図3)により変換する。このDhalf制御は、Dmax制御により画像形成条件を決定した後で行うのが一般的である。
図3は、本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図において、100は制御部で、この画像形成装置全体の動作、及び後述する各種制御を実行している。プリンタエンジン200は前述の図1に示すような構成を備え、電子写真方式で画像を形成する。制御部100は、マイクロコンピュータなどのCPU110,CPU110により実行されるプログラムやデータなどを記憶しているROM111、CPU110による制御処理時に使用され、各種データを一時的に保存するRAM112などを備えている。
図4は、前述のDmax制御に用いるパッチ群の一例を示す図である。
この図では、1色当たり、ETB20上に形成されたトナー像を模式的に表しており、図の矢印方向にETB20が移動している。42は印刷率100%のベタパッチであり、センサ31の校正やパッチの先頭を検出する目的で設けられている。32は多数の点からなるトナーパッチであり、例えば4×4ドットの中で正方に4ドットを塗りつぶしたパターンの繰り返し画像である。パッチ34,36もパッチ32と同じ画像データ(濃度値)によって形成されるが、徐々にトナー現像量が増えるように現像バイアスを変更して形成されている。現像バイアスの変更は、空白領域33と35を現像している間に行われる。空白領域37は、転写バイアスの切り替え等、下流の画像形成ステーションでの像形成のための準備時間として必要に応じて設けても良い。Lmxは、1色当たりのDmaxパッチ群の全長を示し、本実施の形態では50mmである。このパッチ群が各画像形成ステーションごとに形成され、ETB20上に一直線状に並べられる。
これらの現像バイアスが異なる複数のDmaxパッチの画像濃度を濃度センサ31で計測し、CPU110によって各計測値を線形補間して目標濃度となる現像バイアスを各画像ステーションごとに算出する。各ステーションの現像バイアスを、求められた最適現像バイアスに設定して、後続のDhalfパッチが形成される。
図5は、本実施の形態のDhalf制御に用いられるDhalfパッチ群の一例を示す図である。
図において、各パッチ38のETB20の移動方向の長さは約8.5mmである。ここでは、それぞれ画像データの濃度が異なる8つのパッチがETB20の移動方向に沿って並べて形成され、その全長Lhfは70mmとなっている。このDhalfパッチ群の形成時は、トナー現像条件が、前述のDmax制御によって求められた条件に固定され、画像データのみが異なっている。本実施の形態では、ETB20の移動方向の前方から徐々に、各パッチ単位でトナー濃度が濃くなるようにパッチが形成されている。このパッチ群が、Dmaxパッチ群の場合と同様に、各画像形成ステーションごとに形成され、ETB20上に一直線状に並べられる。これらの各パッチのトナー濃度を濃度センサ31で計測して、画像データ対濃度データ(計測値)の関係式であるγ特性を求め、所望のγ特性になるように制御部100によって画像データの補正方法を決定する。
ところで図4及び図5に示すDmax,Dhalfパッチ群において、パッチ1つ当たりの長さが1mm以下と短すぎるとエッジ効果の影響が大きくなり、本来の濃度と異なってくる。一方、濃度センサ31による検知時間、空間分解能を遥かに超えて50mm以上と長すぎると、現像剤(トナー)を無駄に浪費するため好ましくない。これらパッチの個数は、演算を行うためには少なくとも2つ以上必要であり、多すぎても計測精度の劇的な向上は見込めないため100個以下であることが好ましく、3〜10個程度であればより好ましい。またパッチ群の全長Lmx,Lhfが長すぎるとトナーの消費量が増えるため好ましくなく、数mmから300mm程度であれば好適に用いることができる。
上述のDmax制御、Dhalf制御はともに、個々の画像形成ステーションに固有の画像形成条件を決定するためになされる。よって、異なるトナー色の重ね合わせではなく、単色で形成されることが好ましく、ETB20上で互いに重ならない位置に形成されることが好ましい。またETB20上に形成された濃度パッチは、ETB20を周回し、クリーニングプロセスによって画像形成ステーション内に設けられたクリーナに回収される。クリーニングプロセス時には、転写ローラにトナーの帯電極性と同極性のバイアスを印加し、転写部で周回パッチを感光ドラムに引き付け、転写残トナーと同様にクリーニングブレードで掻き取られ廃トナー容器に回収される。このような構成によって、ETB20に当接するクリーナを別途設ける必要が無くなり、装置の小型化が達成でき、メンテナンスが容易となる。但し、周回パッチを回収している画像形成ステーションでは、通常の転写時とは反対極性の転写バイアスを印加しており、新たなパッチを形成しても転写することができない。このため、この画像ステーションでは、クリーニングと転写は排他的に行われる。
ところでDmax制御、Dhalf制御ともに精度の良い濃度検知を行うためには下地であるETB20に不要なトナーや紙粉等のゴミが付着しないようにすることが好ましい。このためDmax制御、Dhalf制御を行う前にETB20をクリーニングしておくことが望ましい。またベルト20の傷等のノイズ要因を極力排除するため、パッチを形成する直前のETB20の表面濃度を予め濃度センサ31で計測し、この測定した値により、実際のパッチ測定の結果を補正することがより好ましい。例えば、特開2003−35978号公報に記載されているように、従来はDmax制御とDhalf制御とは独立に起動でき、各制御においてパッチ群の形成、パッチ群の計測、パッチ群の演算、制御へのフィードバックの4段階が順次行われ、特定の場合はDmax制御、Dhalf制御が続けて起動されるようになっていた。
ところが本実施の形態に係る画像形成装置のように、形成したパッチがパッチ担持体を周回でき、新たに形成したパッチの転写と周回するパッチの清掃が同時にできない循環移動ベルト(ETB)20を持つ場合、そのETB20上に形成したパッチを次の制御が始まる前に清掃しておく必要がある。このため、独立に実行可能なDmax制御とDhalf制御を続けて実行すると総キャリブレーション時間が極端に長くなる場合がある。
例えば、Dmaxパッチの形成前にETB20を一周させてクリーニングし、更にETB20を一周させてETB20の下地計測を行ない、次の一周でDmaxパッチ群の形成と濃度計測を行う。そして、これら全てのDmaxパッチを読み終わった後にDmax演算を行い、次の一周でDmaxパッチ群のクリーニングを行うと、ETB20を4周させてDmax制御が終了する。そして次に、このDmax制御で算出された画像形成条件に設定して、Dhalf制御を開始する。この場合もDmax制御と同様に、ETB20のクリーニングを一周行い、次の一周で下地計測を行い、次の一周でDhalfパッチ群の形成と濃度計測を実施し、次の一周でDhalfパッチ群のクリーニングと両方の制御を続けて行う。このようにすると、ETB20を合計8周しなければならない。Dhalf制御の最初のクリーニングを省略してDhalf時の下地計測をDmax時の下地計測で代用しても、合計ETB20を6周分するための回転時間がキャリブレーションに必要となる。
そこで本実施の形態のように、ETB20上にパッチを形成し、そのパッチを周回可能な画像形成装置において、上述したDmaxパッチ群とDhalfパッチ群をETB20の一周以内に形成することによって、キャリブレーションに必要な時間を短縮している。具体的には、最初の一周でETB20のクリーニングを行い、次の一周でETB20の下地計測を行う。そして次の一周で、Dmaxパッチの形成と並行してDmax演算を行ない、逐次Dhalfパッチを形成する。そして最後の一周でクリーニングを行う。これによれば、ETB20を4周させるだけでキャリブレーションを終了することができる。Dmaxパッチ群とDhalfパッチ群を続けて形成するに際しては、全ての色のDmaxパッチ群の濃度計測後にそれぞれのDmax制御の演算を行うのではなく、ある画像ステーションのDmaxパッチ群が濃度センサ位置を通過して計測が終わったら全ての画像ステーションの計測が終わる前であっても、その画像ステーションのDmax演算を行い、他の画像ステーションにより形成されたパッチ群と重ならないように同画像ステーションのDhalfパッチ群の形成を開始することが好ましい。
次にDmaxパッチ群とDhalfパッチ群との間に必要な距離について説明する。
図6は、本実施の形態に係る画像形成装置においてパッチの形成及び濃度測定に関連するタイミングを説明するための模式図である。尚、ここで前述の図面と共通する部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
前述したように、パッチは各画像形成ステーションにおいてETB20上に形成され、ETB20の矢印方向への循環回動によって濃度センサ31に対向する位置まで移動され、濃度センサ31でパッチの濃度が計測される。Ltrは現像部(感光ドラム1Yと現像ローラ5Yの対向部)から転写部(感光ドラム1Yと転写ローラ19Yの対向部)までの感光ドラム周上の距離であり、この実施の形態では35mmである。LstはYステーション転写部からMステーション転写部までのETB20の周面上での距離で、Y−M間、M−C間、C−K間は全て等しく60mmである。Lsensは最終ステーション(K)の転写部から濃度センサ31による検知部までのETB20の周面上の距離で、本実施の形態では65mmである。またETB20の周長は600mmである。
図示のように配列された画像形成ステーションの内、最も上流側に位置している第1ステーション(Yステーション)で形成されたパッチは、濃度センサ31に対向する位置までの距離が最も遠く、パッチ形成とパッチ計測までのタイムラグが大きい。このように、Dmaxパッチ群を形成してから同パッチ群を計測し終わり、Dhalfパッチ群の形成を開始できる時間はそれぞれの画像形成ステーションによって異なる。
具体的には、Dmaxパッチ群の後端からDhalfパッチ群の先端までに最低必要な空走距離(上記のタイムラグに相当)は以下のようになる。
第1ステーション(Y): Ltr+Lsens+3Lst=280mm
第2ステーション(M): Ltr+Lsens+2Lst=220mm
第3ステーション(C): Ltr+Lsens+Lst=160mm
第4ステーション(K): Ltr+Lsens=100mm
本実施の形態では、前述のように1色当たりのDmaxパッチ群の全長Lmxは50mm,Dhalfパッチ群の全長Lhfは70mmで、いずれも空走距離よりも短いためDmaxパッチ群とDhalfパッチ群の色順を変更し、各々のタイムラグの間に他のステーションのDmaxパッチの形成、Dhalfパッチの形成を後述のように行う。これにより、ETB20上に密にパッチ群を並べることが可能となり、より短いETB20の周長でもDmax制御、Dhalf制御をベルト20の一周以内で終わらせることが可能となる。
以下、具体的な例を挙げて本発明の実施の形態を説明する。また断りがない限り上記に述べた画像形成装置を用いている。
[実施の形態1]
図7は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置におけるパッチの形成及び濃度計測処理を説明するシーケンス図である。尚、ここではベルトクリーニング、下地検知等の処理を省略し、主に本実施の形態の特徴部分であるDmaxパッチ群の形成、Dhalfパッチ群の形成のタイミング及びその順序について記載している。また説明を簡略化するために、現像バイアスの変更に必要な時間を「0」、Dmax演算に必要なCPU110による処理時間を「0」、画像形成の開始から現像部に静電潜像が到達するまでの時間を「0」と仮想的に設定する。実際にはこれらの値は「0」にはならず、タイミング図においてタイミングのずれが生じるが、後述する比較例との相対比較においては本発明の効果をなんら損なうものではないため、説明を簡略化するためにこのように設定している。また本実施の形態では、感光ドラムの周囲とETBとは同じ周速度で移動しており、その移動速度が一定であれば特に限定されず任意である。また図7のタイミング図の横軸は本来時間であるが、移動速度が一定であるため、時間軸はそのまま距離に換算することができる。ここでは簡単のためタイミング図中の時間差の具体的な数値の説明は距離にて行う。
図において、上から順にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像信号のタイミングと濃度センサ(SENS)の検知タイミングを表している。通常の印刷時と同様に、各画像ステーションの書き出しタイミングを合わせるために先頭信号がy1,m1,c1,k1のタイミングで発せられる。この先頭信号に合わせて各ステーションの画像形成(潜像形成)を開始することにより、ETB20上で同じ位置に画像を形成することができる。またこの先頭位置が濃度センサ31による検知位置に到達する時刻をs1で示してある。y1とm1の差分、m1とc1の差分、c1とk1の差分は、それぞれほぼステーション間隔Lst(=60mm)間だけETB20が移動するのに相当する時間であり、公知のレジストレーション補正技術によってレジストレーションが合うように微調整されている。y1とs1の差分t1が、Yステーションでパッチ画像形成を開始してから濃度センサ31による検知位置にパッチが到達するまでのタイムラグを示しており前述の280mmの空走距離に相当している。同様に、t2(220mm),t3(160mm),t4(100mm)のそれぞれが、M,C,Kステーションにおけるタイムラグを示している。
本実施の形態では、Dmaxパッチ群はETB20上でMKYCの順序で続けて形成される。濃度センサ31の出力SENSは、このETB20上に形成されたパッチを順次読み込むため、MKYCの順でパッチ群を計測した結果に相当している。図において、s2〜s3はマゼンタのDmaxパッチの計測期間に、s3〜s4は黒のDmaxパッチの計測期間に、s4〜s5はイエローのDmaxパッチの計測期間に、そしてs5〜s6はシアンのDmaxパッチの計測期間にそれぞれ相当している。更に、s7〜s8は黒のDhalfパッチの計測期間に、s8〜s9はマゼンタのDmaxパッチの計測期間に、s9〜s10はシアンのDmaxパッチの計測期間に、そしてs10〜s11はイエローのDmaxパッチの計測期間にそれぞれ相当している。
このように配列させるためにYステーションの画像形成は、イエローのパッチの計測が開始されるs4からt1前の時刻y2に開始されており、同様に、Mステーションは、マゼンタのパッチの計測が開始されるs2からt2前のm2,Cステーションはシアンのパッチの計測が開始されるs5からt3前のc2,Kステーションは黒のパッチの計測が開始されるs3からt4前のk2に、それぞれ画像形成を開始する。マゼンタのパッチ群は時刻s3で読み終わるため、マゼンタの画像形成に関するDmax演算は、s3で開始することが可能である。Dmaxパッチ群を読み終わらないとDmax制御ができず現像バイアスが決まらないため、マゼンタのDhalfパッチ形成の開始時刻m3は、この時刻s3以降である必要がある。同様に、シアンの画像形成に関するDmax演算はs6で開始でき、イエローの画像形成に関するDmax演算はs5で開始することができる。
本願発明者が鋭意検討した結果、Dhalfパッチ群をDmaxパッチ群の色順とは異なったKMCYの順でETB20上に形成すると、最も密にパッチ群を配置でき、お互いに重ならないことがわかった。具体的には、時刻s2からの距離によって関連する数値(単位はmm)を全て挙げると
s3=50,s4=100,s5=150,s6=200,s7=220,s8=290,s9=360,s10=430,s11=500
y3=150,m3=70,c3=200,k3=120
となる。
Dmaxパッチ群の長さについては、s4−s3=s5−s4=s6−s5=Lmx=50
Dhalfパッチ群の長さについては、s8−s7=s9−s8=s10−s9=s11−s10=Lhf=70
イエローのパッチの空走距離については、s10−y3=280、同様にM、C、Kのパッチの空走距離も前述と同じになっており、タイミングに矛盾はない。また、s3<m3,s4<k3,s5=y3,s6=c3となっており、全てのステーションについてDmaxパッチ群を読み終わった後、又は読み終わった時と同時にDhalfパッチ群の形成を開始している。
Dmaxパッチ群の形成をMYKCのステーション順としてETB20上に形成し、Dhalfパッチ群の形成をKMCYのステーション順として、同様にETB20上に形成し、かつその色順に最適な形成タイミングにすることで、全てのパッチ群の総長t6を、s11−s2=500mmとできる。この長さはETB20の一周に相当する600mmより100mmも短い長さである。
更には、より短いETB20の周長の場合でもパッチ形成を完結させることができ、装置の小型化が可能となる。またDmax,Dhalf制御を連続して実行した場合でも、その間にクリーニングを行う必要がないためETB20を4回転させるだけで、この処理を終了させることができた。
このように本実施の形態では、Dmax,Dhalfパッチ群を所定の色順とすることでパッチ群の総長を短くすることができる。
また所定の色順を用い周回可能なETB20上にDmaxパッチ群、Dhalfパッチ群を形成することによって、Dmax制御、Dhalf制御を連続実行したときにキャリブレーションに必要な時間を短縮することができる。
尚、上述したように、MとKステーションは、Dmaxパッチ群を計測してからDhalfパッチ群の形成まで若干余裕時間があるため、他のパッチ群と重ならない範囲で形成タイミングを更に早めても良い。但し、Dhalf制御での最終色のYステーションによるパッチの形成は早めることができないため、上記のパッチ群の総長を縮めることにはならない。
図10及び図11は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるDmax,Dhalf制御処理を説明するフローチャートで、この処理を実行するプログラムはROM111に記憶されており、CPU110の制御の下で実行される。尚、このフローチャートは前述の図7のタイミング図に基づくものである。
Dmax,Dhalf制御処理の開始が指示されると、ETB20のクリーニング及びその下地を計測した後、この処理フローチャートに進む。最初に、各画像ステーションの書き出しタイミングを合わせるために先頭信号が発せられる。この先頭信号に合わせて各ステーションの画像形成(潜像形成)を開始する。ここではまずステップS1で、マゼンタのDmaxパッチを形成する。次にステップS2で、イエローのDmaxパッチを形成し、ステップS3で、黒のDmaxパッチを、そしてステップS4では、シアンのDmaxパッチを形成する。尚、これら各色のDmaxパッチを形成するパターンデータ(図4参照)は、ROM111に記憶されている。これら各色のパッチ群は、必ずしも図7に示すタイミングで形成される必要はないが、そのパッチの色順は原則として図7に従う。
こうして4色分のDmaxパッチがETB20上に形成されると、次にステップS5に進み、最先に形成されたマゼンタのDmaxパッチが濃度センサ31による計測位置まで到達するタイミングかをみる。そうであればステップS6に進み、そのマゼンタのDmaxパッチの濃度を計測し、そのマゼンタの画像形成に関するDmax演算を実行する。これにより、Mのステーションでの現像バイアスが決定される。
次にステップS7に進み、濃度センサ31に最も近いKのステーションで形成された黒のDmaxパッチを濃度センサ31により計測可能になったかをみる。この時点では、マゼンタの現像バイアスが決定されているため、黒のDmaxパッチの濃度を計測する前に、ステップS9で、マゼンタのステーションによりマゼンタのDhalfパッチを形成させることが可能である。こうして黒のDmaxパッチが濃度センサ31による計測位置に到達するとステップS8で、その黒のDmaxパッチの濃度を計測し、Dmax演算を実行して、黒のステーションでの現像バイアスを決定する。
次にステップS10に進み、二番目にパッチが形成されたイエローのDmaxパッチを濃度センサ31により計測可能になったかをみる。この時点では、黒の現像バイアスが決定されているため、このイエローのDmaxパッチの濃度を計測する前に、ステップS12で、黒のステーションにより黒のDhalfパッチを形成させることが可能である。こうしてイエローのDmaxパッチが濃度センサ31による計測位置に到達するとステップS11で、そのイエローのDmaxパッチの濃度を計測し、Dmax演算を実行して、イエローのステーションでの現像バイアスを決定する。
次も同様にして、ステップS13で、最後にパッチが形成されたシアンのDmaxパッチを濃度センサ31により計測可能になったかをみる。この時点では、イエローの現像バイアスが決定されているため、このシアンのDmaxパッチの濃度を計測する前に、ステップS15で、イエローのステーションによりイエローのDhalfパッチを形成させることが可能である。こうしてシアンのDmaxパッチが濃度センサ31による計測位置に到達するとステップS14で、そのシアンのDmaxパッチの濃度を計測し、Dmax演算を実行して、シアンのステーションでの現像バイアスを決定する。
次にステップS16に進み、濃度センサ31に最も近い黒のステーションで形成された黒のDhalfパッチを濃度センサ31により計測可能になったかをみる。またこの時点では、シアンの現像バイアスが決定されているため、黒のDhalfパッチの濃度を計測する前に、ステップS17で、シアンのステーションによりシアンのDhalfパッチを形成させることが可能である。こうして黒のDhalfパッチが濃度センサ31による計測位置に到達するとステップS18で、その黒のDhalfパッチの濃度を計測し、Dhalf制御を実行する。ここでは複数の濃度からなる濃度パッチをセンサ31で検知して、そのDhalfパッチを生成した画像信号と、実際に形成されたパッチの濃度との関係を求め、その関係に基づいて、所望の濃度が再現できるように、実際にホストコンピュータ等から入力した黒の画像信号を補正するための補正データを求める。このようなDhalf制御は、後続の処理において各色に対して実行される場合も同様である。
次にステップS19では、最初にDhalfが形成されたマゼンタのDhalfパッチの濃度を濃度センサ31で検出できる位置にきたかどうかを調べ、濃度センサ31で検出できる位置にくるとステップS20で、そのマゼンタのDhalfパッチの濃度を計測し、マゼンタのDhalf制御を実行する。その次にステップS21で、黒の次に濃度センサ31の位置に近いシアンのステーションで形成されたDhalfパッチが、濃度センサ31による計測可能位置に到達したかを調べ、濃度センサ31で検出できる位置にくるとステップS22で、そのシアンのDhalfパッチの濃度を計測し、シアンのDhalf制御を実行する。そして最後にステップS23で、濃度センサ31から最も遠いイエローのステーションで形成されたイエローのDhalfパッチの濃度を濃度センサ31で検出できる位置にきたかどうかを調べ、濃度センサ31で検出できる位置にくるとステップS24で、そのイエローのDhalfパッチの濃度を計測し、イエローのDhalf制御を実行する。これによりYMCKの全ての色のステーションに対する現像バイアス及び画像処理方法が決定されることになる。
本実施の形態1に係る効果は、次の比較例1との対比によって更に明確になる。
[比較例1]
図8は、前述の実施の形態1との比較例1を説明するシーケンス図である。
この図8では、Dmaxパッチ群、Dhalfパッチ群を形成するステーションの順序が前述の実施の形態1と異なっているだけで、この画像形成に用いた画像形成装置は前述の実施の形態1と同一で必要な空走距離等も同じである。
この比較例1では、Dmaxパッチ群はETB20上でYMCKの順序で形成される。この順序は、画像形成ステーションの物理的な配置順と同じであり、従来のDmax制御において多用されていた順序である。Dhalfパッチ群も同様に、ETB20上で画像形成ステーションの配置順と同様に、YMCKの順序で形成されている。ここでも実施の形態1と同様に、それぞれのパッチ群が前後のパッチ群と重ならないように配列し、かつ、なるべく間隔が空かないようにした。具体的に関連する数値を、時刻s2からの距離(単位はmm)で示すと、以下のようになる。
s3=50,s4=100,s5=150,s6=200,s7=330,s8=400,s9=470,s10=540,s11=610
y3=50,m3=180,c3=310,k3=440
ここで、
Dmaxパッチ群の長さは、s4−s3=s5−s4=s6−s5=Lmx=50
Dhalfパッチ群の長さは、s8−s7=s9−s8=s10−s9=s11−s10=Lhf=70
Yのパッチの空走距離はs10−y3=280、同様に、M,C,Kのパッチの空走距離も前述の実施の形態1と同じになっている。
またs3=y3,s4<m3,s5<c3,s6<k3となっている。Yステーションは、Dmaxパッチ群を計測した直後にDhalfパッチの形成を開始しているが、他のステーションはDmaxパッチ群を計測した後に前のステーションのDhalfパッチが形成されるのを待つ時間が生じており、後のステーションほど待ち時間が長くなっている。このようにDmaxパッチ群の形成をYMCKのステーション順としてETB20上に形成し、Dhalfパッチ群の形成をYMCKのステーション順として同様にETB20上に形成すると、全てのパッチ群の総長t5は、s11−s2=610mmとなり、ETB20の一周分の長さ600mmよりも10mm長くなってしまう。このため、KのDhalfパッチ群の後端がETB20を周回してきたYのDmaxパッチ群先端と重なってしまい、真の計測結果が得られなくなってしまう。このためパッチ形成を2周に分けて行うか、ETB20の周長を長くする必要が生じる。このようにETB20の2周分に分けてDmax制御及びDhalf制御を行うと、前述のようにキャリブレーションに必要な時間が長くなってしまうため好ましくない。
またETB20の周長を長くするとキャリブレーションに必要な時間の増加は抑えられるが、装置の大型化を招き好ましくない。
このように、Dmax、Dhalfパッチ群の色順を変えることで、パッチ群総長の長さを減らすことができる。これにより、所定距離内にパッチ群の総長を収めることができるという効果がある。
[比較例2]
例えば、特開2002−139877号公報には、パッチの形成から,そのパッチの濃度を検知までの時間を短縮する目的で、パッチ群の形成順をKCMYのステーションの順に行う方法が開示されている。
図9は、この公報に開示された方法を説明する図で、パッチ群を形成したときのタイミング図を示している。ここでも、使用した画像形成装置のステーション配置は前述の実施の形態1と同一で、必要な空走距離等も同じにしている。但し、Dmaxパッチを形成する際には、全てのステーションへのDmaxパッチの形成開始信号が同時に発せられるようになっている。
この比較例2では、Dmaxパッチ群はETB20上でKCMYの順序で形成される。またDhalfパッチ群も同様に、ETB20上でKCMYの順序で形成される。そして従来のように、Dmax演算を全画像ステーションのDmaxパッチ群を全て読み終わった後に行い、その後、Dhalfパッチ群の形成を開始した。この比較例2のタイミングに関連する数値を時刻s2からの距離(単位はmm)で示すと、以下のようになる。
s3=60,s4=120,s5=180,s6=240,s7=340,s8=410,s9=480,s10=550,s11=620
y3=270,m3=260,c3=250,k3=240
ここで、Yパッチの空走距離については、s10−y3=280、同様にM、C、Kの空走距離も実施の形態1と同じになっている。このようにDmaxパッチ群の形成をKCMYのステーション順としてETB20上に形成し、全て画像ステーションのDmaxパッチ群を読み終えてからDmax演算を行い、その後で、Dhalfパッチ群の形成をKCMYのステーション順として同様にETB20上に形成する。これにより、全てのパッチ群の総長t8は、s11−s2=620mmとなり、ETB20の一周分の長さ600mmより20mmも長くなってしまう。これにより、前述の比較例1と同様に、KのDhalfパッチ群の後端がETB20を周回してきたYのDmaxパッチ群先端と重なってしまい、真の計測結果が得られなくなってしまう。
このように、この比較例2では、画像形成の開始信号を同時に出力し、濃度センサ31に最も距離的に近いステーション(K)からパッチ形成を行うことで、パッチの形成開始信号からDhalfパッチ群の計測終了までの所要時間は実施の形態1の場合よりも短くなっている。しかし、必ずしもETB20上に効率的にパッチ群が配置できているわけではない。
[実施の形態2]
上記実施の形態1以外の色順でも、上述の比較例1よりもパッチ群の総長を短くできる例について説明する。
図12は、本実施の形態2に係る色順を説明する図である。
図中、「Dmax st順」は、Dmaxパッチ群を形成する時のステーション順を表し、例えば「1234」と表記されている場合は、第1ステーション(Y)、第2ステーション(M)、第3ステーション(C)、第4ステーション(K)の順でDmaxパッチ群をETB20上に形成することを意味している。「Dhalf st順」も同様に、Dhalfパッチ群を形成する時のステーション順を表している。「Dmax色順」、「Dhalf色順」は、本実施の形態に係る画像形成装置におけるDmax制御、Dhalf制御におけるそれぞれの順番を色で記述したもので、ステーション順が「1234」のときYMCKの順になる。「色順位変化」は、それぞれのステーションのパッチの形成順位が、DmaxとDhalf時で変化する変化量を表しており、正の値のときは順位が下がり、負の値の時は順位が上がったことを表している。即ち、実施例1を例にとると、YはDmax制御では3番目であったものがDhalf制御では4番目に下がっているため、その値は「1」となっている。またMはDmax制御では1番目であったものがDhalf制御では2番目に下がっているため、その値も「1」となっている。またCはDmax制御では4番目であったものがDhalf制御では3番目に上がっているため、その値は「−1」となっている。そしてKはDmax制御では2番目であったものがDhalf制御では1番目に上がっているため、その値は「−1」となっている。「パッチ群総長」は、それぞれの色順においてパッチ群をできるだけ密に並べたときのDmax、Dhalfパッチ群の総長を示す。この値が小さいほどETB20を短くでき、又はパッチ数を増やすことができるため好ましい。
比較例1で、Dmaxパッチ群とDhalfパッチ群の色順を同じにした時、「パッチ群総長」を短くする障害となっているのが第1ステーション(Y)のタイムラグである。つまりタイムラグの大きい上流側にあるステーションほど、タイムラグ中に他のステーションの処理が行えるように配置し、下流側にあるステーションほどタイムラグが小さいのでタイムラグ中に他のステーションの処理を行わないようすることを色順配列の基本方針とするのが良い。即ち、複数の画像形成ステーションの内、前半のステーションはDmax時の形成順位に対してDhalf時の形成順位を同じか、もしくは下げ、後半のステーションでは、Dmax時の形成順位に対してDhalf時の形成順位を同じか、もしくは上げるように構成する(条件1)。
また、第1ステーション(Y)によるパッチ形成が、Dmax時とDhalf時の両方において最初に実行されると比較例1と同じパッチ総長になるため、この場合を除く(条件2)ことが好ましい。
更には第3ステーション(C)によるパッチを、Dmax時には4番目に形成し、Dhalf時には1番目に形成すると、お互いが近すぎて比較例1よりもタイムラグが必要になる場合があることがわかった。この場合は、お互いを少し離すために第3ステーション(C)におけるパッチ形成の順位を上げる量を「2」以下にする(条件3)のが好ましい。
図12は、前半の画像形成ステーション、つまり第1ステーション(Y)、第2ステーション(M)の「色順位変化」が「0」〜「3」までで、第3(C)及び第4ステーション(K)の「色順位変化」が「0」〜「−3」までとなっており、上述の条件1を満たすものを挙げた。また、この実施の形態2では、全て第3ステーション(C)の順位変化が「−2」以上になっており、条件2を満たすと同時に条件3も満たしている。つまり、上述した条件1〜条件3を同時に満たす色順であれば、全て比較例よりパッチ群総長を短くすることができる。
図13は、各ステーション間の間隔Lst=60mm、感光ドラム上で現像ローラから転写位置までの距離Ltrと第4のステーションの転写位置から濃度センサ31までの距離Lsensとの和、即ち、Ltr+Lsens=100mmとし、1色当たりのDmaxパッチ群の全長Lmx=50mm、1色当たりのDhalfパッチ群の全長Lhf=70mmの場合について例示した。しかし、タイムラグの大きさは、Lst,Ltr,Lsens,Lmx,Lhfの大きさによって変わり、最も密にパッチ群を配列できる色順も変化する。4つの未知数に対して最適な色順の普遍的な法則を示すのは困難であり、それぞれのパラメータの実用的な範囲内で有用である法則を提案するものである。
ETB20が全てのステーションを巡回するためには、テンションローラ24の径、駆動ローラ30の径が無視できるほど小さいとしても、最低片側3×Lst、周長で6×Lst分の長さが必要となる。通常の4つの画像形成ステーションを持つ画像形成装置におけるETB20の周長は、Lstの10倍前後であり、20倍以上では、必要以上に画像形成装置の本体が大きくなりすぎて好ましくない。このETB20の一周以内に4色×2回(Dmax、Dhalf)延べ8回パッチ群を形成するためには、(Lmx+Lhf)は大きくてもLstの5倍以下にすることが好ましい。画像形成装置本体サイズへの影響、演算時間やETB20の周長の製造バラツキ、環境変動、耐久変動等のマージンを考えて余白を開けることも考慮すると、2.5倍以下であることがより好ましい。これらのことから、Lmx,Lhfとも、Lstの2.5倍までの範囲で用いるのが現実的である。
図13は、上記範囲で値を変化させたときに、比較例1よりもパッチ群が密に並ぶ色順に関して説明する図である。
ここで、Lsens+Ltr=(5/3)×Lstとした。LmxとLhfをそれぞれLstの0.1倍刻みで2.5倍まで変化させ、そのときにどのような法則でDmax及びDhalfの色順を設定すると、上述の比較例1よりパッチ群の総長を短くできるかを、全ての色順(4!)=576通りについて検討を行った。図中、○印の領域では、上述の条件1及び条件2を満足する色順であれば、いずれも比較例1の色順よりパッチ群総長を短くすることができた。○印の領域、即ち、Lmx<(2/3)×Lstで、かつLhf>Lmxのときに、前半のステーションは、Dmaxパッチの形成順位に対してDhalfパッチの形成順位を同じか、もしくは下げ、後半のステーションでは、Dmaxパッチの形成順位を同じか、もしくは上げるようにする。
即ち、i番目に配列されたステーションによって形成されたパッチの第1のテストパッチ群内で色順番がj番目、第2のテストパッチ群内での色順番をk番目とした時に、i=1において、j×k≠1とする。これにより、パッチ群総長を短縮するものである。上記j×k≠1は条件2を数式で表したものである。また、上述の条件1〜3を満足する色順であれば、いずれも図中の○印の領域に加えて△印の領域でも比較例1の色順よりパッチ群総長を短くすることができた。これは、Lmx<Lstでかつ、Lhf>Lmxのときに、i=1において、j×k≠1で、かつi=3において0≦j−k≦2で、かつ前半のステーションは、Dmaxパッチの形成順位に対してDhalfパッチの形成順位を同じか、もしくは下げ、後半のステーションでは、Dmaxパッチの形成順位に対してDhalfパッチの形成順位を同じか、もしくは上げる構成にすることでパッチ群総長を短縮するものである。
上述の条件1に適合した色順をパッチ総長が短い順に並べると、以下の法則が成り立つ色順が上位を占めた。その法則とは、第1ステーションのDmax,Dhalf制御間に、4つ以上の他ステーションのパッチ群を並べ、第2ステーションは3つ以上、第3ステーションは2つ以上、第4ステーションは1つ以上とすることである。これはステーション間のタイムラグは公差Lstの等差数列となっているために、Dmax,Dhalfパッチ間の距離がステーションに対し等差数列的に変わる色順とすると密に配置できることがわかった。即ち、i番目の画像ステーションにおいてDmaxパッチを形成した後、Dhalfパッチの形成前に(5−i)個以上のパッチ群を挟む(以後条件4とよぶ)色順でかつ、上記条件1を満たす色順であればいずれも、上記○印、△印の領域に加えて、□印で示す領域においても比較例1よりもパッチ群総長を短くすることができた。
これは、Lmx<(3/2)×Lstで、かつLhf>Lmxのときに、k≧j−i+2とし、かつ前半のステーションでは、Dmaxパッチの形成順位に対してDhalfパッチの形成順位を同じか、もしくは下げ、後半のステーションでは、Dmaxパッチの形成順位に対してDhalfパッチの形成順位を同じか、もしくは上げる構成にすることでパッチ群総長を短縮するものである。尚、k≧j−i+2は、条件4を数式で表したものである。
図中、×印の領域は、色順によってパッチ総長が変わり、比較例より良い場合もあるものの、優位となる色順の法則性が明確にならなかった。また、*印の領域は、比較例1の色順を示し、Dmaxパッチ群とDhalfパッチ群を余白無しで配置できる場合であり、それ以上パッチ群を密に並べても、隣り合うパッチ群が重なるため色順に工夫を要しない領域である。*印の領域は、(Lsens+Ltr)が短くなる(センサ31の位置が第4ステーションに近づく)と拡大するが、○印、△印、□印の領域は、(Lsens+Ltr)の大きさには依存せず、*印の領域が大きくなると塗りつぶされる。その場合でも、前述の比較例1と同じパッチ総長になり、劣ることはないため、上記条件を満たす色順にすることで(Lsens+Ltr)の値に拠らずに、色順の組み合わせの中ではパッチ総長が短い組み合わせを選ぶことができる。
[他の実施形態]
以上、Dmax制御時には、現像バイアスを変更したテストパッチを形成する場合で説明したが、変更する濃度制御因子はこれに限定されるものではなく、変更する要素によって適宜、上述のLtrを対応する位置に変化させればよい。
また、本実施の形態では、画像ステーションの配列がYMCKの場合で説明したが、本実施の形態での色順はステーション順を意味し、この配列は本願発明を限定するものではない。
また、上述の実施の形態では、中間転写部材であるベルト上にテストパッチを形成する場合で説明したが、紙などの記録媒体上に第1の色順でテストパッチを形成し、画像形成条件を変更して再度第2の色順でテストパッチを形成することによって、同じ記録媒体中に第1と第2のテストパッチ群を形成し、その濃度に基づいて、前述の実施の形態と同様の制御を行うようにしても良い。
また、濃度センサが記録媒体上のパッチ群を計測できる位置に配置するように構成すれば、色順の実施の形態は上述の実施の形態と同様でよい。
以上説明したように本実施の形態によれば、ユーザの資源である記録媒体の使用を必要最小限に留めながらキャリブレーションを実行でき、ユーザに生じる負荷を軽減することができる。
また画像形成ステーションの画像形成方法は、非磁性1成分接触現像に限定されず、非接触現像、2成分現像、湿式現像等でもよく、電子写真以外の方式、ソリッドインク方式、トナージェット方式等でもよい。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置を説明する断面図である。 本実施の形態に係る画像形成装置に用いられる濃度センサを説明する図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成装置におけるDmaxパッチ群を説明する模式図である。 本実施の形態に係る画像形成装置におけるDhalfパッチ群を説明する模式図である。 本実施の形態に係る画像形成装置においてパッチの形成及び濃度測定に関連するタイミングを説明するための模式図である。 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置におけるDmaxパッチ群及びDhalfパッチ群の形成及び計測タイミングを説明するタイミング図である。 本実施の形態1との比較例1を説明するタイミング図である。 本実施の形態1との比較例2を説明するタイミング図である。本発明の他の実施例を説明する図である。 本実施の形態1に係る画像形成装置におけるDmaxパッチ群及びDhalfパッチ群の形成及び計測処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる色順を説明する図である。 本願発明の実施の形態2に係る色順によるパッチ群の総長の変化を説明する図である。

Claims (15)

  1. 複数の画像形成部と、
    前記複数の画像形成部の配列順に従って前記複数の画像形成部を順次移動する移動媒体と、
    前記複数の画像形成部を第1の順序で使用して第1テスト画像を前記移動媒体上に形成する第1テスト画像形成手段と、
    前記テスト画像形成手段により前記移動媒体上に形成されたテスト画像の濃度を計測する濃度計測手段と、
    前記濃度計測手段により前記第1テスト画像の濃度を計測した結果に基づいて、対応する画像形成部における第1画像形成条件を設定し、当該第1画像形成条件に基づいて前記対応する画像形成部を第2の順序で使用して第2テスト画像を前記移動媒体上に形成する第2テスト画像形成手段と、
    前記濃度計測手段により前記第2テスト画像の濃度を計測した結果に基づいて、前記複数の画像形成部のそれぞれにおける第2画像形成条件を設定し、前記第1及び第2画像形成条件に従って前記複数の画像形成部における画像形成処理を制御する制御手段とを有し、
    前記第1の順序と第2の順序をそれぞれ特定の順序とすることにより、前記第1テスト画像と第2テスト画像を特定の長さ以内に形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記移動媒体は循環移動可能なベルトであり、前記第1及び第2テスト画像は前記ベルトの一周以内に形成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記移動媒体は記録媒体であり、前記第1及び第2テスト画像は前記記録媒体の移動方向の長さ以内に形成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の画像形成部はそれぞれ互いに異なる色の画像を形成し、前記第1テスト画像と前記第2テスト画像では、形成される色の順番が互いに異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1テスト画像は、所定の濃度で形成された画像で最大濃度の画像が得られる画像形成条件を求めるためのテスト画像で、前記第2テスト画像は複数の濃度で形成された画像で、画像信号の濃度と形成された画像濃度との関係を校正するためのテスト画像であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1及び第2テスト画像では、前記移動媒体の移動方向上流側からみて、前記複数の画像形成部のうちの前半の画像形成部については前記第1テスト画像の色の順番に対し前記第2テスト画像での色の順番を同じにするか、もしくは順番を下げ、前記複数の画像形成部のうちの後半の画像形成部については前記第1テスト画像での色の順番に対し前記第2テスト画像での色の順番を同じか、もしくは順番を上げるようにしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の画像形成部の数を4とし、前記移動媒体の移動方向下流側に向かってi番目に配列された画像形成部によって形成された前記第1テスト画像での色の順番がj番目、前記第2テスト画像での色の順番をk番目とし、前記第1テスト画像の1色あたりの全長をLmx、画像形成部間の間隔をLst、前記第2テスト画像の1色あたりの全長をLhfとしたとき、
    i=1において
    j×k≠1で、かつ
    Lmx<(2/3)×Lstで、かつ
    Lhf>Lmx
    であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記i,k,j,Lmx,Lhf,Lstについて、
    i=1において、j×k≠1で、かつ
    i=3において、0≦j−k≦2で、かつ
    Lmx<Lstで、かつ
    Lhf>Lmx
    の条件を満たすこと特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記i,k,j,Lmx,Lhf,Lstについて、
    k≧j−i+2で、かつ
    Lmx<(3/2)×Lstで、かつ
    Lhf>Lmx
    の条件を満たすこと特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 複数の画像形成部と、
    前記複数の画像形成部の配列順に従って前記複数の画像形成部を順次移動する移動媒体と、
    前記複数の画像形成部を第1の順序で使用して、各画像形成部毎に第1テスト画像を前記移動媒体上に形成する第1テスト画像形成手段と、
    前記第1テスト画像形成手段により前記移動媒体上に形成された各テスト画像の濃度を前記複数の画像形成部の後段で計測する濃度計測手段と、
    前記濃度計測手段により前記第1テスト画像の濃度を計測した結果に基づいてDmax演算を実行し前記第1テスト画像を形成した画像形成部における第1画像形成条件を設定し、当該第1画像形成条件に基づいて前記画像形成部を第2の順序で使用して第2テスト画像を前記移動媒体上に形成する第2テスト画像形成手段と、
    前記濃度計測手段により前記第2テスト画像の濃度を計測した結果に基づいてDhalf演算を実行して前記複数の画像形成部における第2画像形成条件を設定し、前記第1及び第2画像形成条件に従って前記複数の画像形成部における画像形成処理を制御する制御手段とを有し、
    前記第1の順序と第2の順序を変更することにより、前記第1テスト画像と第2テスト画像を所定長さ以内に形成することを特徴とする画像形成装置。
  11. 複数の画像形成部を有し、前記複数の画像形成部の配列順に従って前記複数の画像形成部を順次移動する移動媒体に画像を形成する画像形成装置における画像形成制御方法であって、
    前記複数の画像形成部を第1の順序で使用して第1テスト画像を前記移動媒体上に形成する第1テスト画像形成工程と、
    前記第1テスト画像形成工程で前記移動媒体上に形成されたテスト画像の濃度を計測する濃度計測工程と、
    前記濃度計測工程で前記第1テスト画像の濃度を計測した結果に基づいて、対応する画像形成部における第1画像形成条件を設定する工程と、
    前記第1画像形成条件に基づいて前記対応する画像形成部を第2の順序で使用して第2テスト画像を前記移動媒体上に形成する第2テスト画像形成工程と、
    前記第2テスト画像の濃度を計測した結果に基づいて、前記複数の画像形成部のそれぞれにおける第2画像形成条件を設定する工程と、
    前記第1及び第2画像形成条件に従って前記複数の画像形成部における画像形成処理を制御する制御工程とを有し、
    前記第1の順序と第2の順序を互いに異なる順序とすることにより、前記第1テスト画像と第2テスト画像を特定の長さ以内に形成することを特徴とする画像形成制御方法。
  12. 前記移動媒体は循環移動可能なベルトであり、前記第1及び第2テスト画像は前記ベルトの一周以内に形成されることを特徴とする請求項11に記載の画像形成制御方法
  13. 前記移動媒体は記録媒体であり、前記第1及び第2テスト画像は前記記録媒体の移動方向の長さ以内に形成されることを特徴とする請求項11に記載の画像形成制御方法。
  14. 前記複数の画像形成部はそれぞれ互いに異なる色の画像を形成し、前記第1テスト画像と前記第2テスト画像では、形成される色の順番が互いに異なることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の画像形成制御方法。
  15. 前記第1テスト画像は、所定の濃度で形成された画像で最大濃度の画像が得られる画像形成条件を求めるためのテスト画像で、前記第2テスト画像は複数の濃度で形成された画像で、画像信号の濃度と形成された画像濃度との関係を校正するためのテスト画像であることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の画像形成制御方法。
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