JP2005179006A - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】乗車中に乗客が見て楽しく面白く感じるコンテンツを表示するエレベータを提供することを課題とする。
【解決手段】エレベータのカゴおよび各乗場フロアの少なくとも一方にコンテンツを表示する表示器と、前記表示器に表示するコンテンツを記憶する記憶手段とを備えたエレベータであって、前記記憶手段に記憶するコンテンツは、映画の予告編もしくはテレビ番組の予告編である。
【選択図】 図1


Description

本発明は、エレベータのカゴおよび各乗場フロアの少なくとも一方に表示器を備えるエレベータに関し、詳しくは、カゴの出発階から行先階までの運行中にまたは各乗場フロアからカゴを呼出中にコンテンツを表示器に表示するエレベータに関する。
この種のエレベータは、例えば特許文献1に開示されている技術が既に知られている。
この技術では、エレベータは、カゴの内部に乗客が見ることができるよう表示器を備えており、その表示器にスーパーの広告、またはスポーツニュースや地域の天気予報等の実用的有用情報などを表示していた。
特開2002−104747号公報
しかしながら、上述したエレベータに表示する広告や実用的有用情報は、見てもつまらないものが多く、興趣に欠けるものが多い。すなわち、多くの乗客にとっては、興味を抱きにくい内容であった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、乗車中に乗客が見て楽しく面白く感じるコンテンツを表示するエレベータを提供することである。
また、本エレベータを設置している建物(いわゆるビル)の運営側にとっては、エレベータを利用する人々の好評を得ることが一因となって、その建物の集客やテナント率の向上に寄与することが期待できる、すなわちそのようなビジネス手法的利点を期待できるエレベータの提供をも課題とする。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、エレベータのカゴおよび各乗場フロアの少なくとも一方にコンテンツを表示する表示器と、前記表示器に表示するコンテンツを記憶する記憶手段とを備えたエレベータであり、前記記憶手段に記憶するコンテンツは、映画の予告編もしくはテレビ番組の予告編である。そのため乗客がカゴに乗車中およびカゴを呼出中の少なくともいずれか一方において、映画の予告編もしくはテレビ番組の予告編を見ることができる。したがって、乗客はカゴの運行中やカゴを待つ時間に退屈を紛らわせることができる。すなわち、乗客は、選りすぐった良いシーンからなることが多い予告編映像を見て楽しく面白く感じる。また、ビルの運営側にとっても上述した利点を期待できる。
請求項2に記載の発明は、エレベータのカゴの出発階から行先階までの運行時間を予測する制御手段と、表示の開始から表示の終了までの表示所要時間にはそれぞれ異なる所定の時間を要するコンテンツを複数記憶する記憶手段と、前記コンテンツを前記エレベータのカゴに表示する表示器とを備えおり、前記予測した運行時間に対し前記コンテンツの表示所要時間が最適であるコンテンツを前記複数のコンテンツの中から選定する選定手段を備える構成である。そのため、予測したカゴの運行時間に最適なコンテンツを選定して表示器に表示できる。したがって、乗客はカゴに乗車中に退屈に感じることがないし、乗車途中で興趣をそがれることもない。また、ビルの運営側にとっても上述した利点を期待できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のエレベータであって、前記エレベータのカゴにはカゴ入力手段を備えており、前記選定手段により選定されたコンテンツを前記表示器へ表示中に、前記カゴ入力手段が前記行先階と異なる新たな行先階への入力を受け付けると、前記制御手段は前記行先階から新たな行先階までの新たな運行時間を予測するとともに、前記選定手段は前記予測した新たな運行時間に対しコンテンツの表示所要時間が最適であるコンテンツを前記複数のコンテンツの中から選定する構成である。そのため、例えば乗員が「1階」からカゴに乗車して「5階」まで運行中に、「3階」から新たな乗員がカゴに乗車しても、先に乗車した乗員の予測運行時間に基づいてコンテンツは表示される。また、ビルの運営側にとっても上述した利点を期待できる。
請求項4に記載の発明は、エレベータのカゴの出発階から行先階までの運行時間を予測する制御手段と、表示の開始から表示の終了までの表示所要時間にはそれぞれ異なる所定の時間を要するコンテンツを複数記憶する記憶手段と、前記コンテンツを前記エレベータの各乗場フロアに表示する表示器とを備えており、前記予測した運行時間に対し前記コンテンツの表示所要時間が最適であるコンテンツを前記複数のコンテンツの中から選定する選定手段を備える構成である。そのため、予測したカゴの待ち時間に最適なコンテンツを選定して表示器に表示できる。したがって、乗客はカゴの待ち時間に退屈に感じることがない。また、ビルの運営側にとっても上述した利点を期待できる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載のエレベータであって、前記エレベータはカゴ重量検出手段を備えており、検出した重量に対応する所定の時間を前記予測した運行時間に加算する構成である。そのためカゴに乗車した乗客の総重量を検出できる。したがって検出した重量が重ければ、カゴに乗車している乗客の人数が多いと判断し、降車に時間を多く要するため予測する運行時間を長くでき、より正確な運行時間を予測できる。また、ビルの運営側にとっても上述した利点を期待できる。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載のエレベータであって、前記エレベータは通信回線と接続する外部通信手段を備えており、前記通信回線を介して外部情報源から各種コンテンツを取得するとともに、前記記憶手段に記憶する構成である。そのため外部通信手段と接続する制御手段は、通信回線を介して外部情報源から各種コンテンツをダウンロードして記憶手段に記憶できる。したがって、記憶しているコンテンツが古くなれば、新たに最新のコンテンツを取得できる。また、ビルの運営側にとっても上述した利点を期待できる。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜6のいずれか1項に記載のエレベータであって、前記コンテンツは、映画の予告編もしくはテレビ番組の予告編である。そのため乗客はコンテンツを退屈と感じることはない。また、そのコンテンツが近日上映予定の映画の予告編であれば、宣伝広告にもなる。また、ビルの運営側にとっても上述した利点を期待できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず本発明の実施例1について図1〜4を用いて説明する。
図1は、本発明に係るエレベータの内部構成を表す一実施の形態のブロック図である。また図2は、本発明に係るエレベータの出発階から行先階までに要する運行時間を表すデータベースである。また図3は、本発明に係るエレベータの記憶手段12に記憶する各コンテンツを表すデータベースである。なお本発明に係るエレベータは、従来から良く知られている出発階から行先階までの運行時間を予測できる一般的なエレベータ(例、いわゆる群管理エレベータ)を利用している。また、1階から10階までの各フロアに停止できるエレベータを例に説明する。なお、各実施例に記載の「カゴ表示器13」または「フロア表示器17」が、本発明の「表示器」に相当する。
図1に示すように、エレベータは制御手段11と記憶手段12とカゴ表示器(例えば、スピーカを備えた液晶モニタ等)13と選定手段14とカゴ入力手段15とフロア入力手段16とを備えている。そして制御手段11は、記憶手段12およびカゴ表示器13および選定手段14およびカゴ入力手段15とフロア入力手段16と各々電気的に接続してある。このカゴ入力手段15とは、例えばエレベータのカゴの内部に付設してあり乗客が所望する行先階を入力できるスイッチ盤である。また、このフロア入力手段16とは、1階から10階までの各フロアに付設してあるとともにエレベータの呼び出しを入力できるスイッチ盤であり、1階に付設してあるものをフロア入力手段16aとし、2階に付設してあるものをフロア入力手段16bとし、…10階に付設してあるものをフロア入力手段16jとする。
また記憶手段12は、運行時間データベース30(図2参照)、コンテンツデータベース40(図3参照)を記憶している。
この運行時間データベース30とは、出発階と行先階との全ての組み合わせに対してカゴの運行に必要な時間を記憶しているデータベースであり、例えばカゴの出発階が「1階」で行先階が「5階」であれば、運行時間は「4秒」要する。またコンテンツデータベース40とは、複数のコンテンツ(例えば、映画の予告編もしくはテレビ番組の予告編等)をそれら各コンテンツの表示に要する時間に対応付けて記憶しているデータベースであり、例えばコンテンツ「A」は、表示に「1秒」要し、コンテンツ「B」は、表示に「2秒」要し、…コンテンツ「P」は、表示に「16秒」要するコンテンツである。
そして制御手段11は、乗客の入力操作によってカゴ入力手段15から入力を受け付けると、現在、カゴが停止している階を出発階としその出発階から受け付けた行先階までの要する運行時間を予測する。また制御手段11は、記憶手段12に記憶の制御プログラムにより図示しない駆動手段へ出発階から行先階までカゴを昇降させるための運転指令を送信する。
また選定手段14は、制御手段11が出発階から行先階までの予測した運行時間に基づいて、記憶手段12に記憶のコンテンツデータベース40からコンテンツの表示所要時間が最適なコンテンツを選定する。
この最適なコンテンツを選定するとは、例えばカゴが「1階」で停止している状態で、乗客がカゴに乗車しカゴ入力手段15から行先階を「5階」と入力すると、まず制御手段11はカゴの運行時間を「4秒」と予測する。カゴが途中階、この場合、2階、3階または4階で停止しないものとすると、次に選定手段14は、表示所要時間が「4秒」であるコンテンツ「D」を選定する。そしてエレベータは「1階」から「5階」へ運行し、その運行中にカゴ表示器13へコンテンツ「D」を表示する。このようにして選定手段14は、最適なコンテンツ、すなわちカゴの運行時間とコンテンツの表示所要時間が同じとなるコンテンツを選定する。
カゴが途中階、この場合、2階、3階または4階のうち、少なくとも一つの階で停止する場合、制御手段11は、その停止のために要する時間を前記「4秒に」加味して、到着予測時間とする。例えば、一つの階への停止で、非停止の場合の+6秒余分に時間が掛かるものとし、その到着時間に応じたコンテンツを選定して表示する。従来のように、一つの階から別の一つの階への到着時間の実測値だけに頼って、表示コンテンツを選定するのではない。本発明では、カゴを呼んだ時点もしくは行先階を登録した時点での、そのエレベータシステムの制御手段11が取得し得る諸情報から算出する到着予想時間に応じて表示コンテンツを選定する。
そして、カゴ表示器13は、乗客が目視できるようにカゴの内部に備えられており、上述した選定手段14により選定されたコンテンツを表示する。
上述したように、カゴの運行時間(所定トリガ入力時点での到着予想時間)に合うコンテンツを乗客に提供できる。そのため、コンテンツの表示途中に乗客が所望する行先階にカゴが到着して、コンテンツの表示途中であるにもかかわらず乗客がカゴから降りなければならない状態が発生することなく、また逆にコンテンツの表示終了後も乗客の所望する行先階へカゴが到着していない状態、すなわち乗客を乗せてカゴが運行中であるのにもかかわらずコンテンツを表示していない状態が発生することもない。またコンテンツの内容が特に映画の予告編もしくはテレビ番組の予告編である場合、従来の広告や実用的有用情報とは異なり、その制作にお金莫大な費用が掛かっており、映像が面白いことが多い。特に、映画の場合、本編よりも予告編のほうが面白いことがあることは、多々経験することである。よって、本発明を実施すると、エレベータに乗車中の乗客を退屈に感じさせることはない。一方、ビルの運営側にとっても上述した集客やテナント率の向上といったビジネス手法的利点を期待できる。なぜかというと、他の本発明を導入していないビルに比べて、エレベータの乗客が増えるからであり、乗客が増えるということは集客が増えるということであり、集客が増えるということはテナントしたい店舗やオフィスが増えるということであるからである。もし、そのビルがいわゆるマンションであるなら、入居率の向上が期待できるであろう。
(実施例2)
つづいて、本発明の実施例2を説明する。
この実施例2は、既に説明した実施例1と比較して、乗客が乗車した出発階から所望する行先階までの途中のフロアから新たな乗客が乗車した場合の構成である。
実施例1と同様に、例えば乗客Aが「1階」からカゴに乗車して行先階が「5階」である場合について説明する。カゴが「1階」から「5階」へ運行中は、制御手段11は運行時間を「4秒」と予測するため選定手段14が選定したコンテンツ「D」をカゴ表示器13は表示している。その運行中に、「3階」フロアから新たな乗客Bが乗車し、その新たな乗客Bの所望する行先階が「8階」である場合、制御手段11は「3階」から「8階」までの運行時間を「5秒」と予測する。もし、運行時間がそのまま「5秒」でよいなら、選定手段14は、コンテンツ「E」を選定する。しかし、制御手段11によって、乗客Aのために「5階」に到着するまでコンテンツ「D」の表示が実行されているため、コンテンツ「E」を表示することができない。そのため制御手段11は、乗客Aが降車する「5階」から乗客Bが降車する「8階」までの運行時間を「3秒」と予測し、選定手段14は、コンテンツ「C」を選定する。このようにして、乗客Aが「1階」から「5階」までカゴに乗車中に「3階」から乗客Bが乗車してきても、先に乗車している乗客Aのためのコンテンツの表示が優先され、その後、後に乗車した乗客Bのためのコンテンツが表示される。
(実施例3)
つづいて、本発明の実施例3を説明する。
この実施例3は、既に説明した実施例1と比較して、カゴの行先階が複数となる場合である。そして、複数の各行先階までのカゴの各運行時間をそれぞれ予測し、その予測した各運行時間ごとに選定手段14がコンテンツを選定する構成である。また、以下の説明にあたっては、実施例1と同一もしくは均等な構成の機器には図面において同一符号を付すことで、重複する説明は省略する。また、これらについては、後述する実施例3以降も同様である。
乗客が複数人カゴに乗車し、行先階が複数となる場合、例えばカゴの出発階が「1階」で行先階が「5階」と「8階」であれば、制御装置11は、「1階」から「5階」までの運行時間と「5階」から「8階」までの運行時間をそれぞれ予測する。すると運行時間データベース30から、「4秒」と「3秒」と予測される。そして選定手段14は、「1階」から「5階」までの運行中には、運行時間が「4秒」であるためコンテンツ「D」を選定し、同様に「5階」から「8階」までの運行中には、運行時間が「8秒」であるためコンテンツ「C」を選定する。そしてカゴ表示器13は、カゴが1階から5階へ運行中にはコンテンツ「D」を表示し、カゴが5階から8階へ運行中にはコンテンツ「C」を表示する。
(実施例4)
つづいて、本発明の実施例4を説明する。
この実施例4は、既に説明した実施例3と同じくカゴの行先階が複数の場合である。しかし、選定手段14が実施する選定が、乗客が入力するカゴ入力手段15の入力順に基づいてコンテンツを選定する構成である。
実施例2と同様にカゴの出発階が「1階」で行先階が「5階」と「8階」の例で説明する。
カゴの出発階が「1階」で行先階が「5階」と「8階」であれば、制御装置11は、カゴ入力手段15の入力において「5階」と「8階」のどちらが先に入力されたかを判断し、先に入力を受け付けた行先階に対して運行時間を予測する。例えば、制御装置11は「8階」が先に入力され「5階」が後に入力されたと判断すると、「1階」から「8階」までの運行時間を予測する。すると運行時間データベースからは、「7秒」と予測される。そして選定手段14は、運行時間が「7秒」であるためコンテンツ「G」を選定する。そしてカゴ表示器13は、カゴが「1階」から「5階」および「5階」から「8階」へ運行中にはコンテンツ「G」を表示する。このようにすると、表示所要時間が長時間のコンテンツを表示することもできる。なお、この場合は5階で降りる乗客はコンテンツの表示途中で降りることになる。
逆に、制御装置11は「5階」が先に入力され「8階」が後に入力されたと判断すると、「1階」から「5階」までの運行時間と「5階」から「8階」までの運行時間をそれぞれ予測し、それぞれ予測した運行時間に応じたコンテンツをそれぞれカゴ表示器13へ表示する。
(実施例5)
つづいて、本発明の実施例5について図4〜5を用いて説明する。
図4は、本発明に係るエレベータの内部構成を表す一実施の形態のブロック図である。また図5は、本発明に係るエレベータのカゴ重量検出手段18が検出した重量に対応付けて所定の時間を加算する加算時間を表すデータベースである。この実施例4は、既に説明した実施例3のカゴの重量を検出する構成であり、その検出した重量に対応する所定の時間を予測したカゴの運行時間に加算する構成である。
図4に示すように、図1と比較してエレベータは、さらにカゴ重量検出手段18を備えている。そして制御手段11はカゴ重量検出手段18と電気的に接続してある。このカゴ重量検出手段18とは、カゴに乗車した乗客の総重量を検出できる機器である。
また記憶手段12は、さらに重量加算時間データベース50(図5参照)を記憶している。この重量加算時間データベース50とは、カゴ重量検出手段18が検出した重量に対応付けて予測するカゴの出発階から行先階までの運行時間に加算する所定の時間を記憶しているデータベースであり、例えば検出重量が「〜75(kg)」までならば、加算時間を「1秒」とし、検出重量が「75〜150(kg)」までならば、加算時間を「2秒」とし、…検出重量が「550〜(kg)」を超えれば、加算時間を「7秒」とする。そして制御手段11は、カゴ重量検出手段18が検出した重量に基づいて、予測したカゴの運行時間にこの所定の時間を加算する。
そのため、例えばカゴの出発階が「1階」で行先階が「5階」と「8階」であれば、制御装置11は、カゴ入力手段15の入力において「5階」と「8階」のどちらが先に入力されたかを判断し、先に入力を受け付けた行先階に対して運行時間を予測するとともに、その予測した運行時間にこの所定の時間を加算する。そして例えば、制御装置11は「8階」が先に入力され「5階」が後に入力され、またカゴの重量が「100kg」であると判断すると、まず「1階」から「8階」までの運行時間を予測する。すると制御手段11は、運行時間データベース30から「7秒」と予測する。また制御手段11は、重量加算時間データベース50から、加算する所定の時間を「2秒」と算出する。
そのため制御手段11は、予測した運行時間「7秒」に所定の時間「2秒」を加算して運行時間を「9秒」と予測する。したがって選定手段14は、運行時間が「9秒」となるためコンテンツ「I」を選定する。そしてエレベータは「1階」から「5階」および「5階」から「8階」へ運行し、その運行中にカゴ表示器13へコンテンツ「I」を表示する。このようにしてカゴの重量を検出すると、制御手段11は検出重量が重ければ乗客数が多いと判断しカゴからの降車に多くの時間を要すると判断し、行先階までの予測する運行時間を長くすることで、より正確な運行時間を予測できる。
(実施例6)
つぎに、図6を用いて本発明の実施例6を説明する。
図6は、本発明に係るエレベータの内部構成を表す一実施の形態のブロック図である。この実施例5は、既に説明した実施例1と比較して、表示器をカゴの内部ではなく各フロアに備えている。そのため、他フロアに停止しているカゴを呼び出した呼出者が、その呼び出し中にフロアに備えた表示器でコンテンツを見ることができる構成である。
図6に示すように、図1と比較してエレベータはカゴ表示器13の代わりにフロア表示器(例えば、スピーカを備えた液晶モニタ等)17を備えている。そして制御手段11は、フロア表示器17と電気的に接続してある。このフロア表示器17とは、1階から10階までの各乗場フロアごとに、カゴを呼び出した呼出者が目視できるように備えてあるとともに、選定手段14により選定されたコンテンツを表示しており、1階に付設してあるものを1階フロア表示器17aとし、2階に付設してあるものを2階フロア表示器17bとし、…10階に付設してあるものを10階フロア表示器17jとする。
そして、例えばカゴが「10階」に停止しており、「1階」からフロア入力手段16aによってカゴを呼び出すと、制御装置11は、「10階」から「1階」までの運行時間を予測する。すると運行時間データベースからは、「9秒」と予測される。そして選定手段14は、運行時間が「9秒」であるためコンテンツ「I」を選定する。そして、そのカゴを呼び出し中、1階のフロア表示器17aはコンテンツ「I」を表示する。
このようにして、カゴを呼び出し中の待ち時間に合うコンテンツを呼出者に提供できる。そのため、コンテンツが表示中であるのにカゴが到着する状態が発生することなく、また逆にコンテンツの表示終了後でも未だカゴが到着していない状態が発生することもない。またコンテンツの内容が映画の予告編もしくはテレビ番組の予告編であるため、エレベータに乗車中の乗客を退屈に感じさせることはない。
(実施例7)
つぎに、図7を用いて本発明の実施例7を説明する。
図7は、本発明に係るエレベータの内部構成を表す一実施の形態のブロック図である。この実施例6は、既に説明した実施例1と比較して、記憶手段12に記憶するコンテンツを通信回線20を介して外部情報源21からダウンロードしている構成である。
図7に示すように、図1と比較してエレベータは、さらに外部通信手段19を備えている。そして制御手段11は外部通信手段19と電気的に接続してある。この外部通信手段19とは、通信回線(例えば、インターネット等)20を介して外部情報源(外部サーバー等)21と接続する機器である。
この外部通信手段19により、制御手段11は外部情報源21と通信可能となり、最新のコンテンツ、未蓄積のコンテンツを随時、外部情報源21からダウンロードし記憶手段12に記憶できる。特に映画の予告編ファイルなどは、インターネットから無料でダウンロロードできるものも多いので、便利である。つまり、エレベータの運営者は、自分でコンテンツを制作ないし製作する必要がない。また、従来のように広告提供もととの交渉も料金の徴収も必要ない。もちろん、エレベータシステムの制御部は、広告表示時間に応じた広告提供もとへ請求する料金の算出も必要ない。よって、低コストな装置で安価にエレベータでの表示方式を実現できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例1〜5では、カゴの乗客へコンテンツを表示する構成、実施例6ではカゴの呼出者へコンテンツを表示する構成をそれぞれ説明したが、これら個々に限定されるものでなく、実施例1〜5のいずれか1つの実施例と実施例6を組み合わせた構成でも構わない。
また実施例7では、実施例1に対して外部通信手段19を追加している構成を例に説明したが、これに限定されるものでなく、例えば実施例2〜6のいずれか1つの実施例に対して外部通信手段19を追加している構成でも構わない。
本発明に係るエレベータの内部構成を表す一実施の形態のブロック図である(実施例1〜4)。 本発明に係るエレベータの出発階から行先階までに要する運行時間を表すデータベースである。 複数のコンテンツをそれら各コンテンツの表示に要する時間に対応付けて記憶しているデータベースである。 本発明に係るエレベータの内部構成を表す一実施の形態のブロック図である(実施例5)。 本発明に係るエレベータのカゴ重量検出手段18が検出した重量対応付けて所定の時間を加算する加算時間を表すデータベースである。 本発明に係るエレベータの内部構成を表す一実施の形態のブロック図である(実施例6)。 本発明に係るエレベータの内部構成を表す一実施の形態のブロック図である(実施例7)。
符号の説明
11 制御手段
12 記憶手段
13 カゴ表示器
14 選定手段
15 カゴ入力手段
16 フロア入力手段
17 フロア表示器
18 カゴ重量検出手段
19 外部通信手段
20 通信回線
21 外部情報源

Claims (7)

  1. エレベータのカゴおよび各乗場フロアの少なくとも一方にコンテンツを表示する表示器と、前記表示器に表示するコンテンツを記憶する記憶手段とを備えたエレベータであって、
    前記記憶手段に記憶するコンテンツは、映画の予告編もしくはテレビ番組の予告編である、エレベータ。
  2. エレベータのカゴの出発階から行先階までの運行時間を予測する制御手段と、表示の開始から表示の終了までの表示所要時間にはそれぞれ異なる所定の時間を要するコンテンツを複数記憶する記憶手段と、前記コンテンツを前記エレベータのカゴに表示する表示器と、を備えたエレベータであって、
    前記予測した運行時間に対し前記コンテンツの表示所要時間が最適であるコンテンツを前記複数のコンテンツの中から選定する選定手段を備える、エレベータ。
  3. 前記エレベータのカゴにはカゴ入力手段を備えており、
    前記選定手段により選定されたコンテンツを前記表示器へ表示中に、前記カゴ入力手段が前記行先階と異なる新たな行先階への入力を受け付けると、前記制御手段は前記行先階から新たな行先階までの新たな運行時間を予測するとともに、前記選定手段は前記予測した新たな運行時間に対しコンテンツの表示所要時間が最適であるコンテンツを前記複数のコンテンツの中から選定する、請求項2に記載のエレベータ。
  4. エレベータのカゴの出発階から行先階までの運行時間を予測する制御手段と、表示の開始から表示の終了までの表示所要時間にはそれぞれ異なる所定の時間を要するコンテンツを複数記憶する記憶手段と、前記コンテンツを前記エレベータの各乗場フロアに表示する表示器と、を備えたエレベータであって、
    前記予測した運行時間に対し前記コンテンツの表示所要時間が最適であるコンテンツを前記複数のコンテンツの中から選定する選定手段を備える、エレベータ。
  5. 前記エレベータはカゴ重量検出手段を備えており、検出した重量に対応する所定の時間を前記予測した運行時間に加算する、請求項2〜4のいずれか1項に記載のエレベータ。
  6. 前記エレベータは通信回線と接続する外部通信手段を備えており、前記通信回線を介して外部情報源から各種コンテンツを取得するとともに、前記記憶手段に記憶する、請求項2〜5のいずれか1項に記載のエレベータ。
  7. 前記コンテンツは、映画の予告編もしくはテレビ番組の予告編である、請求項2〜6のいずれか1項に記載のエレベータ。





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