JPH10279208A - エレベータホールの画像表示制御装置 - Google Patents

エレベータホールの画像表示制御装置

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JPH10279208A
JPH10279208A JP8409297A JP8409297A JPH10279208A JP H10279208 A JPH10279208 A JP H10279208A JP 8409297 A JP8409297 A JP 8409297A JP 8409297 A JP8409297 A JP 8409297A JP H10279208 A JPH10279208 A JP H10279208A
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秀治 赤井
Shinichi Tsuji
真一 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホール呼び待ち客の待ち時間の間に完結する
ストーリーの動画像を表示装置によって再生し、待ち客
を退屈させず、また効果的に情報提供できるようにす
る。 【解決手段】 このエレベータホールの画像表示制御装
置11は、ある階でホール呼びが発生すると、ホール呼
び待ち時間演算部11Aによってエレベータのかご呼び
情報とホール呼び情報とに基づいて該当階のホール呼び
待ち時間を演算し、画像選択部11Cが、画像保持部1
1Bに保持されている複数種の動画像の内、このホール
呼び待ち時間以内で最長の再生時間の動画像を選択して
当該ホール呼び発生階の画像表示装置12に再生させて
待ち客に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータホールの
待ち客に対して動画像を提供するエレベータホールの画
像表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からエレベータホールの待ち客に対
してエレベータドアの近くに設置された表示装置によっ
て館内案内、テナント広告、環境映像など、動画(以
下、この動画にはスライド画像も含めて説明する)や静
止画像を表示し、また音声を出力して待ち客への情報提
供やサービス向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のエレ
ベータホールの画像表示制御装置では、再生する動画
像、静止画像の再生所要時間は一定で、いわば種々の動
画像を1本のフィルムに盛り込み、その始めから終わり
までを繰り返し再生する方式であり、エレベータホール
の待ち時間に関係なく再生して表示装置から出力してい
たために、エレベータホールの待ち客を退屈させないこ
とはできても、待ち客がまだ見たいと思っているのにエ
レベータが到着してしまったり、逆に待ち時間が長い場
合には同じ画像が繰り返し再生されて待ち客の興味をそ
いでしまう問題点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、ある階のホール呼び発生によってエレ
ベータホールに待ち客がいることを検知した場合、その
ホール呼びに対する待ち時間を算定し、エレベータ待ち
時間に応じて長短複数種の動画像の中から待ち時間に応
じたふさわしい動画像を選択して表示装置から提供し、
待ち客を退屈させず、また完結した内容の動画像を提供
することによって満足感も与えることができ、サービス
の向上が図れるエレベータホールの画像表示制御装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のエレベ
ータホールの画像表示制御装置は、エレベータのかご呼
び情報とホール呼び情報とに基づいて所定階のホール呼
び待ち時間を演算するホール呼び待ち時間演算部と、再
生時間が異なる複数種の動画像を保持する画像保持部
と、所定階のエレベータホールに設置された画像表示装
置と、画像保持部に保持されている複数種の動画像の
内、ホール呼び待ち時間演算部が算出したホール呼び待
ち時間以内で最長の再生時間の動画像を選択して画像表
示装置に再生させる画像選択部とを備えたものである。
【0006】この請求項1の発明のエレベータホールの
画像表示制御装置では、ある階でホール呼びが発生する
と、ホール呼び待ち時間演算部によってエレベータのか
ご呼び情報とホール呼び情報とに基づいて該当階のホー
ル呼び待ち時間を演算し、画像選択部が、画像保持部に
保持されている複数種の動画像の内、このホール呼び待
ち時間以内で最長の再生時間の動画像を選択して当該ホ
ール呼び発生階の画像表示装置に再生させて待ち客に提
供する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1のエレベータ
ホールの画像表示制御装置において、ホール呼び待ち時
間演算部が、第1回目の動画像の再生終了時に再度ホー
ル呼び待ち時間を演算し、画像選択部が選択、再生した
動画像の再生終了後、再計算されたホール呼び待ち時間
の間に再生できる長さの動画像を画像保持部が保持して
いる複数種の動画像の中から選択して画像表示装置に再
度、再生させるようにしたものであり、これによって、
最初に算定したエレベータ待ち時間が延びた場合には、
その延びた時間の長さにふさわしい動画像をその終了ま
で再生して待ち客に提供する。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または2のエ
レベータホールの画像表示制御装置において、画像保持
部が複数種の動画像と共に静止画像を保持し、画像選択
部が選択、再生した動画像の終了後に静止画像を選択し
て画像表示装置に再生させるようにしたものであり、こ
れによって、エレベータ待ち時間に見合う十分な長さの
動画像がなくて選択した1つあるいは複数の動画像を再
生し終わってもまだ待ち時間が続く場合には、その待ち
時間の間、選択した動画像に引き続いて静止画像を再生
させて待ち客に提供する。
【0009】請求項4の発明は、請求項1〜3のエレベ
ータホールの画像表示制御装置において、画像保持部が
動画像と共に音声を保持し、画像表示装置が画像の再生
と共に音声を再生するようにしたものであり、これによ
って映像と共にそれに関連する音声を待ち客に提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の
システム構成を示しており、エレベータシステムは、エ
レベータかご1、このエレベータかご1とロープ2で結
ばれ、釣瓶方式で互いに逆方向に昇降するカウンタウェ
イト3、ロープ3を巻き付けてその回転によってかご1
及びカウンタウェイト3を昇降させるシーブ4、このシ
ーブ4を駆動する電動機5、この電動機5の回転により
パルス信号を発生するパルスジェネレータ6、そして電
動機5を回転駆動制御する機械室に設置されたエレベー
タ制御装置7から構成されている。
【0011】このエレベータ制御装置7にはかご位置検
出部7a、ホール呼び登録部7b、かご呼び登録部7c
が備えられていて、パルスジェネレータ6からのパルス
信号に基づいてかご位置を把握し、また各階のエレベー
タホール8に設置されているホール呼びボタン9の操作
によって発生したホール呼び、エレベータかご1内に設
置されているかご呼びボタン10の操作によって発生し
たかご呼びを登録し、それらの呼びに対してエレベータ
かご1を応答させるように電動機5を制御する。
【0012】各階エレベータホール、もしくはエントラ
ンスホールのような特定の階に画像表示制御装置11と
表示装置12とが設置されていて、エレベータ制御装置
7からの制御信号に基づき、後述する画像表示制御動作
を行うようにしている。この画像表示制御装置11はハ
ードウェア的には図2に示す構成のコンピュータである
が、機能的には図1に示すように、エレベータ制御装置
7側からのかご呼び登録情報、ホール呼び登録情報及び
かご位置情報を可変データとし、あらかじめ組み込まれ
ている演算処理プログラムを実行することによって当該
装置が設置されている階にホール呼びが発生してからエ
レベータかご1が到着するまでのエレベータ待ち時間を
算定する予測待ち時間演算部11Aと、再生所要時間の
長さが異なる複数種の動画像(スライド画像も含む)を
蓄積している映像蓄積部11Bと、予測待ち時間演算部
11Aの算定したエレベータ待ち時間以内に再生できる
最長再生時間の動画像を映像蓄積部11Bの複数種の動
画像の中から選択し、表示装置12に出力する映像選択
部11Cとを備えている。表示装置12は動画像を表示
する表示部12Aと音声を出力するスピーカ12Bを備
えている。
【0013】図2に示すように表示制御装置11のハー
ドウェア構成は、エレベータ制御装置7からの信号を入
力する入力回路11−1、本発明に関連する諸演算処理
プログラムが登録されているROM11−2、演算処理
実行部となるCPU11−3、入力回路11−1から入
力された諸データを一時的に保持し、また本発明に関連
する諸可変データを保持するRAM11−4、演算処理
結果に基づき、選択した動画像の映像信号と音声信号を
表示装置12に出力する出力回路11−5から成る。
【0014】本発明のために再生する映像データ(音声
データも含む)は図3に示すように、外部の大容量記憶
装置13(機能的には図1に示した映像蓄積部11Bに
対応する)に蓄積しておき、入力回路11−1を通じて
読み込むようにしている。この動画像データには図示す
るように、たとえば、再生時間が10秒の長さの動画デ
ータ、20秒の動画データ、30秒のもの、40秒のも
の、50秒のものというように、複数種の再生時間長さ
が異なるものが用意されている。そして画像表示装置1
1のRAM11−4、また映像選択部11Cにはこれら
の動画データの識別番号とその再生所要時間の対象テー
ブルデータが登録されている。
【0015】次に、上記構成の第1の実施の形態のエレ
ベータホールの画像表示制御装置の動作について説明す
る。図1に示したように、エレベータ制御装置7側では
パルスジェネレータ6からのパルス信号に基づいてかご
位置検出部7aがかご1の位置、運転方向を認識してお
り、またかご呼び登録部7bは発生したかご呼びを登録
し、ホール呼び登録部7cは新たに発生したホール呼び
を登録する。そしていま、本発明のエレベータホールの
画像表示制御装置が設置されているエレベータホール8
からホール呼びが発生すれば、エレベータ制御装置7は
ホール呼び発生を該当階に設置されているエレベータホ
ールの画像表示制御装置11に対して通知し、同時にか
ご呼び状況とホール呼び状況をも通知する。
【0016】この通知を受けた該当階のエレベータホー
ルの画像表示制御装置11では、図4に示すフローチャ
ートに基づく処理を開始する。すなわち、当該階のホー
ル呼び登録が発生したことをエレベータ制御装置7側か
ら通知されると(ステップST1)、予測待ち時間演算
部11Aがエレベータかごの位置、呼び情報をエレベー
タ制御装置7から取得し(ステップST2)、所定の演
算処理プログラムに基づいて予測待ち時間WTを演算し
て映像選択部11Cに渡す(ステップST3)。
【0017】エレベータ予測待ち時間の算定方法は、図
5に示す場合を例にして説明すると、次のようになる。
エレベータかごが5階に到着したばかりで、これからド
ア開閉した後に本エレベータホールの画像表示制御装置
が設置されているエントランスホールである1階に向か
って下降運転を行おうとしている。現在の呼び発生状況
は、かご呼びが2階に登録されており、下降方向のホー
ル呼びは3階に登録されている。そしていま、エントラ
ンスホールである1階においてホール呼び(上昇方向の
呼びである)が発生したとする。
【0018】この場合、5階にあるエレベータは5階で
ドア開閉のために10秒間停止し、その後、ホール呼び
の発生している3階まで8秒間で移動し、10秒間停止
した後発車し、かご呼びが発生している2階へ6秒間で
移動し、再度10秒間停止し、その後、1階へ6秒間で
移動することになる。したがって、1階でホール呼びを
行った利用者が待たなければならない予測待ち時間WT
は、これらの全時間を加算したものとなる。
【0019】 WT=10+8+10+6+10+6=50秒 映像選択部11Cでは、算出された予測待ち時間WTを
あらかじめ登録されている複数種の動画像それぞれの再
生時間と比較し(ステップST4)、 0秒≦WT<10秒 → 再生せず 10秒≦WT<20秒 → 10秒の動画を再生) 20秒≦WT<30秒 → 20秒の動画を再生) 30秒≦WT<40秒 → 30秒の動画を再生) 40秒≦WT<50秒 → 40秒の動画を再生) 50秒≦WT → 50秒の動画を再生) を決定し、該当する再生時間の動画像データを映像蓄積
部11Bから読み込んで表示装置12に出力し、画像デ
ータは表示部12Aによって再生させ、また音声データ
はスピーカ12Bによって再生させる(ステップST5
−1〜5−5)。
【0020】そして動画再生が完了すると、この処理を
終了し、次のホール呼び発生に備える(ステップST
6)。
【0021】このようにして、第1の実施の形態のエレ
ベータホールの画像表示制御装置では、当該装置が設置
されている階でホール呼びが発生した場合、エレベータ
が到着するまでに掛る待ち時間を予測し、複数種の動画
像の中から予測待ち時間に見合った長さのものを表示装
置12によって再生させてホール待ち客に見せることが
でき、待ち客が選択された動画像のストーリが完結する
前にエレベータが到着して最後まで見られないという不
満を抱くことがなく、またエレベータが到着するよりも
ずっと前に早く動画像の再生が終わってしまって退屈す
るということもなく、サービスの向上と情報提供の効果
性の改善を図ることができる。
【0022】なお、この第1の実施の形態にあって動画
像の種類数、再生時間は特に限定されるものはなく、任
意に選定することができる。またほぼ同じ再生時間の動
画像でも複数種用意し、同じ程度の予測待ち時間が算出
された時には該当する長さの動画像の中から順繰りに、
若しくはランダムに選択して再生する構成とすることも
できる。
【0023】また表示装置12のスピーカ12Bによる
音声再生機能は特に限定されず、この音声データとその
再生機能は必要に応じて設けることができるものであ
る。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態を図1、
図2、図6及び図7のフローチャートに基づいて説明す
る。この第2の実施の形態の特徴は、映像蓄積部11B
(ハードウェアとしては外部記憶装置13)が図6に示
す内容の画像データを蓄積し、映像選択部11Cが図7
のフローチャートに示す処理を実行する点にある。
【0025】図6に示すように、映像蓄積部11Bに蓄
積されている画像データは、再生時間が異なる複数種の
動画像データと共に、例えば環境写真画像、広告コピー
画像などの1種類もしくは複数種の静止画像データを含
む。
【0026】そして映像選択部11Cは図7にフローチ
ャートに示す処理を実行して、ホール呼びの予測待ち時
間の長さに対応した再生長さの動画像データを映像蓄積
部11Cから呼出して表示装置12によって再生し(ス
テップST11〜ST16)、さらに適当な長さの動画
像データが見あたらない場合、また選択した動画像の再
生が終了してもなおエレベータが到着しない場合には、
エレベータ到着までの余分の待ち時間の間、静止画像デ
ータを呼出して表示装置12に再生させる(ステップS
T17)。
【0027】これによって、第2の実施の形態のエレベ
ータホールの画像表示制御装置では、ホール呼びが発生
してエレベータ到着までの予測待ち時間に見合う再生長
さの動画像を該当エレベータホールの表示装置12に再
生させ、それが終了してもなおエレベータが到着しない
場合には、その余った時間の間、静止画像を再生するこ
とによって待ち客が退屈しないように、また広告を提供
できるようにしてサービスの向上と情報提供の効果性の
改善が図れる。
【0028】なお、この第2の実施の形態にあっても、
第1の実施の形態と同様に画像データの再生長さ、種類
数などは例示したものに限定されることはなく、また音
声データの保存、再生機能は必要に応じて設けることが
できるものであり、特に限定されるものではない。
【0029】また静止画像についても、ただ1種類のも
のだけではなく、複数種用意し、静止画像の再生時に順
繰りに、若しくはランダムに選択して再生するようにし
てもよい。
【0030】次に、本発明の第3の実施の形態を図1、
図2、図6及び図8のフローチャートに基づいて説明す
る。この第3の実施の形態は、映像選択部11Cが予測
待ち時間WTの長さに応じてふさわしい動画像を選択し
て再生した後、再度エレベータ到着までの待ち時間を計
算し、算出した到着待ち時間内に再生できる動画像を再
選択して再生するようにしたことを特徴とする。
【0031】すなわち、第1、第2の実施の形態と同様
に当該階のホール呼び登録が発生したことをエレベータ
制御装置7側から通知されると(ステップST21)、
予測待ち時間演算部11Aがエレベータかごの位置、呼
び情報をエレベータ制御装置7から取得し(ステップS
T22)、第1の実施の形態と同じように所定の演算処
理プログラムに基づいて予測待ち時間WTを演算して映
像選択部11Cに渡す(ステップST23)。
【0032】映像選択部11Cでは、算出された予測待
ち時間WTをあらかじめ登録されている複数種の動画像
それぞれの再生時間と比較し(ステップST24)、 0秒≦WT<10秒 → 再生せず 10秒≦WT<20秒 → 10秒の動画を再生) 20秒≦WT<30秒 → 20秒の動画を再生) 30秒≦WT<40秒 → 30秒の動画を再生) 40秒≦WT<50秒 → 40秒の動画を再生) 50秒≦WT → 50秒の動画を再生) を決定し、該当する再生時間の動画像データを映像蓄積
部11Bから読み込んで表示装置12に出力し、画像デ
ータは表示部12Aによって再生させ、また音声データ
はスピーカ12Bによって再生させる(ステップST2
5−1〜25−5)。
【0033】そして1つの動画像の再生が終了すれば、
その時点でのエレベータ位置、呼び登録状況に基づい
て、再度ステップST23からの処理を再開し、予測待
ち時間WTを再計算し、その時間内に再生できる動画像
を探し、見つかればその動画像を再生する(ステップS
T23,ST24,SW25- 1〜25−5)。
【0034】しかしながら、第1回目に計算された予測
待ち時間の内に、また第2回目以降の再計算で算出され
た予測待ち時間の内に再生できる長さの動画像が見つか
らない場合には静止画像を選択して再生させる(ステッ
プST27)。
【0035】このようにして、第3の実施の形態のエレ
ベータホールの画像表示制御装置では、当該装置が設置
されている階でホール呼びが発生した場合、エレベータ
が到着するまでに掛る待ち時間を予測し、複数種の動画
像の中から予測待ち時間に見合った長さのものを表示装
置12によって再生させてホール待ち客に見せることが
でき、待ち客が選択された動画像のストーリが完結する
前にエレベータが到着して最後まで見られないという不
満を抱くことがなく、またエレベータが到着するよりも
ずっと前に早く動画像の再生が終わってしまって退屈す
るということもなく、サービスの向上と情報提供の効果
性の改善を図ることができる。
【0036】これに加えて、最初の計算で算出した予測
待ち時間に対してふさわしい長さの動画像を再生して
も、その再生している待ち時間の内に他の階からのホー
ル呼びやかご呼びが発生して到着予測時間が長くなるこ
ともあるので、そのような場合には再度予測待ち時間を
計算し、その予測待ち時間に見合う長さの動画像を再度
選択して再生するようにして、ホール待ち客にその実際
に待っている時間の間、十分に情報を提供できるように
するのである。
【0037】なお、この第3の実施の形態においても、
複数種の動画像データの種類数、その再生時間は例示し
たものに限定されることはなく、またほぼ同じ再生時間
の動画像でも複数種用意し、同じ予測待ち時間が算出さ
れた時には該当する長さの動画像の中から順繰りに、若
しくはランダムに選択して再生する構成とすることもで
きる。静止画像についても同様に、ただ1種類のものだ
けではなく、複数種用意し、静止画像の再生時に順繰り
に、若しくはランダムに選択して再生するようにしても
よい。
【0038】さらに表示装置12のスピーカ12Bによ
る音声再生機能は特に限定されず、この音声データとそ
の再生機能は必要に応じて設けることができるものであ
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
ある階でホール呼びが発生すると該当階のホール呼び待
ち時間を演算し、あらかじめ登録した複数種の動画像の
内、このホール呼び待ち時間以内で最長の再生時間の動
画像を選択して当該ホール呼び発生階の画像表示装置に
再生させて待ち客に提供するようにしたので、ホール待
ち客がホール呼びした後エレベータが到着するまでの待
ち時間の間に完結する動画像を再生して提供することが
でき、待ち客が再生されている動画像を途中までしか見
られずに不満ながらエレベータに乗り込まなければなら
なくなる事態を避け、またエレベータが到着するよりも
ずっと前に早く動画像の再生が終わってしまって退屈す
るということもなく、サービスの向上と情報提供の効果
性の改善を図ることができる。
【0040】請求項2の発明によれば、始めに選択、再
生した動画像が終了してもなお、エレベータ待ちが続く
場合、ホール呼び待ち時間を再度計算し、再計算された
ホール呼び待ち時間の間に再生できる長さの動画像を再
度選択して画像表示装置に再生させるようにしたので、
ホール呼び待ちの間に他のホール呼びやかご呼びが発生
して当該階のホール呼び待ち時間が長くなった場合で
も、その時間に応じて複数種の動画像を続けて再生して
待ち客に提供することができ、待ち客を退屈させず、ま
た再生の途中でエレベータが到着して不満を抱かさせる
こともなく、サービスの向上と情報提供の効果性の改善
がいっそう図れる。
【0041】請求項3の発明によれば、複数種の動画像
の中から予測待ち時間にふさわしい再生時間の動画像を
選択して再生し、その終了後には静止画像を選択して再
生するようにしたので、エレベータ到着までの待ち時間
が予測よりも長くなり、あるいは待ち時間に見合う十分
な長さの動画像がなくて選択した1つあるいは複数の動
画像を再生し終わってもまだ待ち時間が続く場合には、
その待ち時間の間、選択した動画像に引き続いて静止画
像を再生させて待ち客に提供することができ、ホール待
ち時間をフルに活用にして情報の提供ができ、サービス
の向上と情報提供の効果性の改善がよりいっそう図れ
る。
【0042】請求項4の発明によれば、動画像と共に音
声も再生するようにしたので、映像と共にそれに関連す
る音声を待ち客に提供することができ、サービスの向上
と情報提供の効果性の改善がいっそう図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の機能構成を示すブ
ロック図。
【図2】上記の実施の形態の画像表示制御装置のハード
ウェア構成を示すブロック図。
【図3】上記の実施の形態における映像蓄積部のデータ
構造を示す説明図。
【図4】上記の実施の形態の画像表示処理を示すフロー
チャート。
【図5】上記の実施の形態の予測待ち時間計算例を示す
説明図。
【図6】本発明の第2の実施の形態における映像蓄積部
のデータ構造を示す説明図。
【図7】上記の実施の形態の画像表示処理を示すフロー
チャート。
【図8】本発明の第3の実施の形態の画像表示処理を示
すフローチャート。
【符号の説明】
11 画像表示制御装置 11A 予測待ち時間演算部 11B 映像蓄積部 11C 映像選択部 12 表示装置 12A 表示部 12B スピーカ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかご呼び情報とホール呼び
    情報とに基づいて所定階のホール呼び待ち時間を演算す
    るホール呼び待ち時間演算部と、 再生時間が異なる複数種の動画像を保持する画像保持部
    と、 前記所定階のエレベータホールに設置された画像表示装
    置と、 前記画像保持部に保持されている前記複数種の動画像の
    内、前記ホール呼び待ち時間演算部が算出したホール呼
    び待ち時間以内で最長の再生時間の動画像を選択して前
    記画像表示装置に再生させる画像選択部とを備えて成る
    エレベータホールの画像表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ホール呼び待ち時間演算部は、前記
    動画像の再生終了時に再度ホール呼び待ち時間を演算
    し、前記画像選択部は、前記選択、再生した動画像の終
    了後、前記再計算されたホール呼び待ち時間の間に再生
    できる長さの動画像を前記画像保持部が保持している前
    記複数種の動画像の中から選択して前記画像表示装置に
    再度、再生させることを特徴とする請求項1に記載のエ
    レベータホールの画像表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記画像保持部は、前記複数種の動画像
    と共に静止画像を保持し、 前記画像選択部は、前記選択、再生した動画像の終了後
    に前記静止画像を選択して前記画像表示装置に再生させ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベー
    タホールの画像表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記画像保持部は前記動画像と共に音声
    を保持し、前記画像表示装置は前記画像の再生と共に音
    声を再生することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のエレベータホールの画像表示制御装置。
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