JPH1166335A - マルチメディアオーサリング装置及び方法 - Google Patents

マルチメディアオーサリング装置及び方法

Info

Publication number
JPH1166335A
JPH1166335A JP23545997A JP23545997A JPH1166335A JP H1166335 A JPH1166335 A JP H1166335A JP 23545997 A JP23545997 A JP 23545997A JP 23545997 A JP23545997 A JP 23545997A JP H1166335 A JPH1166335 A JP H1166335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
multimedia
attribute
rule
multimedia content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23545997A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Takeo
信行 竹尾
Nobuo Suzuki
信雄 鈴木
Yuji Kobayashi
裕二 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP23545997A priority Critical patent/JPH1166335A/ja
Publication of JPH1166335A publication Critical patent/JPH1166335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のマルチメディアコンテンツから、ユー
ザの所望する視点に応じたマルチメディア作品を適切且
つ容易に作成する。 【解決手段】 基本情報認識手段41が作品に含ませる
コンテンツを特定する属性情報を選択情報として受け付
け、属性フレーム群取得手段42が受け付けられた選択
情報に基づいて対応するコンテンツの属性情報をコンテ
ンツ管理部2から取得する。また、基本情報認識手段4
1がユーザからレイアウトする基準とさせる属性名を視
点情報として受け付け、テンプレート取得部43が受け
付けられた視点情報に対応する属性名を基準としたテン
プレートをテンプレート管理部3から取得する。そし
て、属性フレーム群取得手段42によって取得された属
性情報及びテンプレート取得部4によって取得されたテ
ンプレートに基づいて、空間時間構造算出部44及びフ
ォーマット手段45がコンテンツ管理部2により管理さ
れている当該属性情報に対応するコンテンツをレイアウ
トして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のマルチメデ
ィアコンテンツをレイアウトすることによってマルチメ
ディア作品を作成するマルチメディアオーサリング装置
及びマルチメディアオーサリング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在では、従来より用いられていた文
字、図形、静止画等といったコンテンツに加えて、動
画、音声等といったコンテンツを混在させたマルチメデ
ィア作品を利用することが一般的になっている。そし
て、このようなマルチメディア作品の作成(マルチメデ
ィア作品オーサリング)を行う装置としては、以下に示
すものがある。
【0003】例えば、マクロメディア社のマルチメディ
ア編集装置であるAuthorware Starで
は、ハイパーメディア構造を含むアプリケーションシナ
リオ(本明細書におけるマルチメディア作品とほぼ同様
な概念を表す用語)の論理構造をテンプレートとして記
憶しておき、アプリケーションシナリオを作成する際
に、論理構造テンプレートのファイル名をリストの中か
ら指定させて、テンプレートを再利用させる方式が実施
されている。また、特開平8−166958号公報に記
載されたマルチメディア編集装置では、アプリケーショ
ンシナリオの論理構造を視覚的に判別しながらテンプレ
ートとして再利用することができ、所望のテンプレート
を容易に検索できる。
【0004】また、特開平2−287863号公報に記
載されたプレゼンテーション支援システムでは、プレゼ
ンテーション資料(本明細書におけるマルチメディア作
品とほぼ同様な概念を表す用語)の作成に関して、プレ
ゼンテーション内容をその項目毎に属性情報を付加して
入力しておき、これらの項目内容に対して視点位置や注
視点の情報、及び、その提示表現形式を指定する情報を
与えることで、プレゼンテーションにおいて主張すべき
論点(視点)にそった、提示情報に過不足のないプレゼ
ンテーション資料を、容易に作成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平8−166958号公報に記載された装置で
は、テンプレートは単にアプリケーションシナリオにお
ける画面の状態遷移や分岐を表すだけのためにテンプレ
ートを使用しており、当該テンプレートによりアプリケ
ーションシナリオを作成しても、各コンテンツの意味的
な論理構造を表すことはできない。
【0006】また、アプリケーションシナリオを作成す
る際には、テンプレートに対してユーザがコンテンツを
張り付けるといったことを行わなければならず、非常に
手間が掛かってしまう。また、テンプレートによって作
成できるアプリケーションシナリオのシーン数が決まっ
ているため、アプリケーションシナリオに含ませるシー
ン数が異なっている場合には、テンプレートを利用する
ことができず、この場合には、ユーザにより多くの負担
をかけてしまうこととなる。
【0007】また、上記した特開平2−287863号
公報に記載されたシステムは、プレゼンテーション資料
のデータの見ばえ、表示するデータの流れを設定するこ
とができるシステムであって、プレゼンテーション資料
内のデータ間の関係を見せることはできない。また、上
記システムによって作成されたプレゼンテーション資料
では、シナリオの進む経路が一つしかないために、ユー
ザとの間でのインタラクティブ性がない。また、コンテ
ンツをユーザ自身が貼り付けなければならず、非常に手
間が掛かってしまう。
【0008】具体的には、例えば、会議の議事録をマル
チメディア作品として作成するといった場合には、一般
的には、或る議事録作成者が自己の観点或いは予め決め
られた観点で、会議内容を統括的にまとめて作成するこ
ととなるために、議事録作成者以外のものにとっては情
報不足であったり、情報過多であるといった状況が発生
することがあるが、このような状況が発生した場合に
は、別の観点でのマルチメディア作品を作成すればよい
ことになるが、従来の技術では、このようなマルチメデ
ィア作品を容易に作成することはできない。また、スポ
ーツビデオのハイライトをマルチメディア作品として作
成したい場合においても、注目したい選手、動きに応じ
た複数の観点による作品を作成したいといった要望があ
るが、従来の技術では、このようなマルチメディア作品
を容易に作成することができない。
【0009】本発明は上記した従来の事情に鑑みてなさ
れたもので、複数のマルチメディアコンテンツから、ユ
ーザの所望する視点に応じたマルチメディア作品を適切
且つ容易に作成することのできるマルチメディアオーサ
リング装置及びマルチメディアオーサリング方法を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明に係るマルチメディアオーサリング装置
は、複数のマルチメディアコンテンツをレイアウトする
ことによってマルチメディア作品を作成するマルチメデ
ィアオーサリング装置であって、マルチメディアコンテ
ンツ及び当該マルチメディアコンテンツの属性情報を管
理するコンテンツ管理手段と、属性名を基準としてマル
チメディアコンテンツをレイアウトする位置及びマルチ
メディアコンテンツを再生する時間に関する複数のルー
ル情報を管理するルール情報管理手段と、マルチメディ
ア作品に含ませるマルチメディアコンテンツを特定する
属性情報を選択情報として受け付ける選択情報受付手段
と、受け付けられた選択情報に基づいて対応するマルチ
メディアコンテンツの属性情報をコンテンツ管理手段か
ら取得する属性情報取得手段と、マルチメディアコンテ
ンツをレイアウトする位置及び再生する時間を決定する
基準とさせる属性名を視点情報として受け付ける視点情
報受付手段と、受け付けられた視点情報に対応する属性
名を基準としたルール情報をルール情報管理手段から取
得するルール情報取得手段と、属性情報取得手段によっ
て取得された属性情報及びルール情報取得手段によって
取得されたルール情報に基づいて、コンテンツ管理手段
により管理されている当該属性情報に対応するマルチメ
ディアコンテンツをレイアウトする位置及び再生する時
間を決定して出力する配置出力手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0011】ここで、マルチメディアコンテンツをレイ
アウトする位置に関するルール情報とは、マルチメディ
アコンテンツ自身をレイアウトする位置に関するルール
情報だけを意味するものではなく、マルチメディアコン
テンツを表すための表示要素をレイアウトする位置に関
するルール情報も含んでいる。すなわち、マルチメディ
ア作品のある一場面の画面構成等を規定するルールであ
る。また、マルチメディアコンテンツをレイアウトする
とは、マルチメディアコンテンツ自身をレイアウトする
といったことだけを意味するものではなく、マルチメデ
ィアコンテンツを表示させることのできる機能を持った
表示要素をレイアウトするといったことも含んでいる。
また、マルチメディアコンテンツを再生する時間に関す
るルール情報とは、マルチメディアコンテンツ間やシー
ン間の再生順序、再生開始時刻を”0”とした時のコン
テンツ再生の絶対時間を決める規則、マルチメディアコ
ンテンツの再生開始、中止、スキップ、終了等を促すイ
ベント等を含んでいる。また、マルチメディアコンテン
ツを再生する時間を決定するとは、マルチメディアコン
テンツを再生するタイミング、複数のマルチメディアコ
ンテンツの再生順序、マルチメディアコンテンツの再生
開始、中止、スキップ、終了等を促すイベントを決定す
る等といったマルチメディア作品の時間的なシナリオを
算出することをいう。
【0012】上記したマルチメディアオーサリング装置
では、選択情報受付手段がマルチメディア作品に含ませ
るマルチメディアコンテンツを特定する属性情報を選択
情報として受け付け、属性情報取得手段が受け付けられ
た選択情報に基づいて対応するマルチメディアコンテン
ツの属性情報をコンテンツ管理手段から取得する。ま
た、視点情報受付手段がマルチメディアコンテンツをレ
イアウトする位置及びマルチメディアコンテンツを再生
する時間を決定する基準とさせる属性名を視点情報とし
て受け付け、ルール情報取得手段が受け付けられた視点
情報に対応する属性名を基準としたルール情報をルール
情報管理手段から取得する。そして、属性情報取得手段
によって取得された属性情報及びルール情報取得手段に
よって取得されたルール情報に基づいて、配置出力手段
がコンテンツ管理手段により管理されている当該属性情
報に対応するマルチメディアコンテンツをレイアウトす
る位置及び再生する時間を決定して出力する。したがっ
て、受け付けた視点情報に対応する属性名を基準として
複数のマルチメディアコンテンツをレイアウトする位置
及び再生する時間を決めることができ、ユーザは所望す
る視点によるマルチメディア作品を得ることができる。
【0013】また、本発明に係るマルチメディアオーサ
リング方法は、複数のマルチメディアコンテンツをレイ
アウトすることによってマルチメディア作品を作成する
マルチメディアオーサリング方法であって、マルチメデ
ィアコンテンツ及び当該マルチメディアコンテンツの属
性情報を予め用意しておくとともに、属性名を基準とし
てマルチメディアコンテンツをレイアウトする位置及び
マルチメディアコンテンツを再生する時間に関する複数
のルール情報を予め用意しておき、マルチメディア作品
に含ませるマルチメディアコンテンツを特定する属性情
報を選択情報として受け付けて当該選択情報に基づいて
対応するマルチメディアコンテンツの属性情報を取得す
るステップと、マルチメディアコンテンツをレイアウト
する位置及びマルチメディアコンテンツを再生する時間
を決定する基準とさせる属性名を視点情報として受け付
けて当該視点情報に対応する属性名を基準としてマルチ
メディアコンテンツをレイアウトする位置及びマルチメ
ディアコンテンツを再生する時間に関するルール情報を
取得するステップと、前記取得された属性情報及び前記
取得されたルール情報に基づいて、当該属性情報に対応
するマルチメディアコンテンツをレイアウトする位置及
び再生する時間を決定して出力するステップと、を備え
たことを特徴とする。
【0014】なお、上記したマルチメディア作品に含ま
せるマルチメディアコンテンツを特定する属性情報を選
択情報として受け付けて当該選択情報に基づいて対応す
るマルチメディアコンテンツの属性情報を取得するステ
ップと、マルチメディアコンテンツをレイアウトする位
置及びマルチメディアコンテンツを再生する時間を決定
する基準とさせる属性名を視点情報として受け付けて当
該視点情報に対応する属性名を基準としてマルチメディ
アコンテンツをレイアウトする位置及び再生する時間に
関するルール情報を取得するステップとは、いずれが先
に実行されてもよく、また同時に行われてもよい。
【0015】上記したマルチメディアオーサリング方法
では、マルチメディア作品に含ませるマルチメディアコ
ンテンツを特定する属性情報を選択情報として受け付け
て当該選択情報に基づいて対応するマルチメディアコン
テンツの属性情報を取得する。また、マルチメディアコ
ンテンツをレイアウトする位置及び再生する時間を決定
する基準とさせる属性名を視点情報として受け付けて当
該視点情報に対応する属性名を基準としてマルチメディ
アコンテンツをレイアウトする位置及び再生する時間に
関するルール情報を取得する。そして、前記取得された
属性情報及び前記取得されたルール情報に基づいて、当
該属性情報に対応するマルチメディアコンテンツをレイ
アウトする位置及び再生する時間を決定して出力する。
したがって、受け付けた視点情報に対応する属性名を基
準として複数のマルチメディアコンテンツをレイアウト
する位置及び再生する時間を決めることができ、ユーザ
は、所望する視点によるマルチメディア作品を得ること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係るマルチメディアオー
サリング装置の一実施例であり、本発明に係るマルチメ
ディアオーサリング方法を実施する装置の一実施例でも
あるマルチメディア文書編集装置の要部を図1を参照し
て説明する。
【0017】このマルチメディア文書編集装置は、ユー
ザインタフェース(UI)1と、コンテンツ管理部2
と、テンプレート管理部3と、作品編成部4と、作品出
力部5と、を備えている。UI1は、マウス、キーボー
ド等といった入力装置によりユーザから指示を受け付け
て作品編成部4に渡すとともに、作品編成部4からの種
々の情報をディスプレイ等といった表示装置によりユー
ザへ提示する。
【0018】コンテンツ管理部2は、マルチメディア作
品の構成要素となるマルチメディアコンテンツを蓄積す
るデータ蓄積手段21と、データ蓄積手段21に蓄積さ
れたマルチメディアコンテンツの属性情報を保持する属
性フレーム保持手段22と、を備え、マルチメディアコ
ンテンツと当該マルチメディアコンテンツの属性情報と
を対応付けて管理し、作品編成部4からの要求に従っ
て、要求に該当するマルチメディアコンテンツ、属性情
報を作品編成部4に送出する。
【0019】データ蓄積手段21は、動画、音声、静止
画、テキスト等といったマルチメディアコンテンツを蓄
積しており、マルチメディアコンテンツを所定の意味単
位にセグメント化させて蓄えている。属性フレーム保持
手段22は、マルチメディアコンテンツの属性情報を属
性名と属性値とから成る属性フレームとして保持してお
り、一つのマルチメディアコンテンツに対して任意個数
の属性フレームを保持することができる。図2には、本
実施例におけるデータ蓄積手段21に蓄えられているマ
ルチメディアコンテンツの一種であるビデオコンテンツ
と、属性フレーム保持手段22に保持されている当該ビ
デオコンテンツの属性フレームとの一例を示している。
【0020】属性名としては、例えば、話者、時、会
議、トピック、ステータス等といった種々のものがあ
り、これら属性名に対応するマルチメディアコンテンツ
の値が属性値として保持されている。なお、同図では、
属性値をテキストで表現しているが、これに限らず、例
えば、マルチメディアコンテンツ若しくはマルチメディ
アコンテンツを指すアドレス、ハイパーリンク等を用い
てもよい。
【0021】テンプレート管理部3は、マルチメディア
作品を作成する際に使用するテンプレートを、当該テン
プレートを使用するのに適したマルチメディアコンテン
ツの属性名と対応付けて保持しており、作品編成部4か
らマルチメディア作品の作成に関する要求を受け取る
と、要求に適するテンプレートを作品編成部4へ送出す
る。
【0022】テンプレートは、マルチメディア作品の基
本構成要素を作成するためのデザイン情報と、マルチメ
ディアコンテンツを表すための表示要素のレイアウトに
関する配置規則と、基本構成要素或いは表示要素が受け
付けたイベントに対するイベント反応規則と、を有して
いる。
【0023】デザイン情報は、図3に示すようなマルチ
メディア作品を表示させるための情報、例えば、表示さ
せるウインドウのサイズや、位置等といった情報や、ウ
インドウ内で軸を表示させる位置等の情報等を含んでい
る。
【0024】配置規則は、表示要素を配置させる基準と
なる属性名と対応付けられており、表示要素を表示させ
るウインドウ、表示要素の種類及び大きさ、表示要素間
の配置間隔、表示要素の配色、表示要素が多い場合にお
ける回避策、表示要素の配置関係、表示要素の配置形
態、表示要素が受け付けるイベント、表示要素間を結ぶ
矢印の規則等といった規則を含んでいる。なお、配置規
則には、図3に示すステータス別ボタン74及び連続再
生ボタン75といった複数のマルチメディアコンテンツ
を表すための表示要素を表示させる情報も含まれてい
る。
【0025】表示要素の配置間隔の規則としては、配置
間隔として設定できる最大の配置間隔、最小の配置間隔
等といった規則がある。表示要素が多い時の回避策の規
則としては、スクロールバーによって回避する、ウィン
ドウサイズを変更して回避する、魚眼レンズを通したよ
うな表示によって回避する等といった規則があり、この
規則によって、表示要素が多い場合であっても適切にユ
ーザに表示要素を提示することができる。
【0026】表示要素の配置関係の規則としては、50
音順、アルファベット順、数字の大きさ順、複数の他の
属性情報を基準とした配置位置、生年月日順、等といっ
た規則がある。配置形態としては、中央、左寄り、右寄
り等といった規則がある。矢印の規則としては、起点及
び終点、向きに関する規則等といったものがある。表示
要素の種類としては、ボックス、ドット、円、ボタン等
といったものがある。表示要素が受け付けるイベントと
しては、タイマーイベント、或いは、マウスのボタンへ
のクリックイベント等がある。なお、規則は上記に限ら
ず、例えば、参照回数の多いマルチメディアコンテンツ
を表す表示要素ほど、使用するフォントを大きくする等
といった規則を保持させるようにしてもよい。
【0027】ここで、本実施例における配置規則を以下
に示して説明する。図4(a)に示す配置規則は、属性
名「話者」に対応付けられており、属性名「話者」を基
準とした表示要素に対する配置規則である。以下、この
配置規則の具体的な内容を説明する。PARENTWI
Nで始まる規則は、表示要素を”window1”に表
示させる規則を表している。TYPEで始まる規則は、
表示要素をサイズ8×1のボックス型として表示させる
規則を表している。NAMEで始まる規則は、当該規則
によって配置させる表示要素の名前が”YaxisBo
x”であることを表している。
【0028】MAX_STEPで始まる規則は、表示要
素間の最大配置間隔を100とする規則を表している。
MIN_STEPで始まる規則は、表示要素間の最小配
置間隔を20とする規則を表している。SCRL_EN
ABLEで始まる規則は、配置間隔が最小配置間隔より
小さい場合に、スクロールバーを設定することにより対
処する規則を表している。ORDRで始まる規則は、表
示要素を50音順で配置する規則を表している。CNT
RDで始まる規則は、表示要素を中央に配置する規則を
表している。EVENTで始まる規則は、受け付けるイ
ベントがマウスに対する左クリックであり、左クリック
イベントが発生した場合に呼び出すプロシージャがlb
clkprcプロシージャである等といった規則を表し
ている。
【0029】また、図4(b)の配置規則は、属性名
「トピック」に対応付けらており、属性名「トピック」
を基準とした表示要素に対する配置規則である。以下、
この規則の具体的な内容を説明する。PARENTWI
Nで始まる規則は、表示要素を”window1”に表
示させる規則を表している。TYPEで始まる規則は、
表示要素をサイズ27×2のボックス型として表示させ
る規則を表している。NAMEで始まる規則は、当該規
則によって配置させる表示要素の名前が”NodeBo
x”であることを表している。NODEで始まる規則
は、「時間」及び「話者」によって表されるxy平面上
の前記両属性値に応じた位置に配置させる規則を表して
いる。したがって、属性名「トピック」を基準とした表
示要素に対する当該配置規則は、属性名「時間」及び
「話者」を基準とした表示要素に対する配置規則でもあ
る。
【0030】ARROWで始まる規則は、表示要素に関
して矢印を使用するとの規則を表している。この矢印
は、以下に説明する図4(c)の配置規則によって配置
される。CNTRDで始まる規則は、表示要素を中央に
配置する規則を表している。COLORで始まる規則
は、属性名「ステータス」の属性値が”ポジティブ”で
あれば赤色、属性値が”ネガティブ”であれば青色、属
性値が”ニュートラル”であれば緑色、で表示要素を表
示させる規則を表している。EVENTで始まる規則
は、受け付けるイベントがマウスに対する左クリックで
あり、左クリックイベントが発生した場合に呼び出すプ
ロシージャ(イベント規則)がlbclkprcプロシ
ージャである等といった規則を表している。
【0031】なお、図4(c)の配置規則は、矢印に対
する配置規則であり、この規則の具体的な内容を以下に
説明する。FROMで始まる規則は、矢印の基点を属性
名「FROM」のマルチメディアコンテンツを表す表示
要素とする規則を表している。TOで始まる規則は、矢
印の終点を属性名「TO」のマルチメディアコンテンツ
を表す表示要素とする規則を表している。
【0032】イベント反応規則は、例えば、図5に示す
ように、表示要素によって受け付けられたイベントに対
する処理に関する反応規則を保持している。図5に示し
た部分Aは、イベントが発生した表示要素のTYPE
が”NodeBox”(属性名「トピック」を基準とし
て配置された表示要素)である場合に、イベントの発生
した場所に、該当する表示要素のマルチメディアコンテ
ンツを表示させる規則を表している。また、図5に示し
た部分Bは、イベントが発生した表示要素のTYPE
が”YaxisBox”(属性名「話者」を基準として
配置された表示要素)である場合に、横方向に表示要素
がある限り、これらの表示要素のマルチメディアコンテ
ンツを表示させる規則を表している。
【0033】また、図5に示した部分Cは、イベントが
発生した表示要素のTYPEが”AllplayBut
ton”である場合(図3に示す連続再生ボタン75で
イベントが発生した場合)に、マルチメディア作品に含
まれている表示要素のマルチメディアコンテンツを順次
表示させる規則を表している。また、図5に示した部分
Dは、イベントが発生した表示要素のTYPEが”St
atusPlayButton”である場合(図3に示
すステータス別ボタン74でイベントが発生した場合)
に、表示ウインドウを3つ用意して、属性名「Stat
us」の属性値に応じた表示ウインドウで、マルチメデ
ィア作品に含まれている表示要素のマルチメディアコン
テンツを順次表示させる規則を表している。
【0034】作品編成部4は、基本情報認識手段41
と、属性フレーム群取得手段42と、テンプレート取得
部43と、空間時間構造算出部44と、フォーマット手
段45と、を備えている。基本情報認識手段41は、U
I1を通して、ユーザからマルチメディア作品に含ませ
るマルチメディアコンテンツを特定する属性フレームを
選択情報として受け付けるとともに、ユーザからマルチ
メディア作品においてマルチメディアコンテンツのレイ
アウトの基準とさせる属性名を視点情報として受け付
け、選択情報及び視点情報を属性フレーム群取得手段4
2に渡す。
【0035】属性フレーム群取得手段42は、基本情報
認識手段41から受け取った選択情報をコンテンツ管理
部2に渡し、コンテンツ管理部2から選択情報に該当す
る属性フレームを持つマルチメディアコンテンツの属性
フレーム群(以下、基本属性フレーム群という。)を取
得し、選択情報の属性名及び視点情報をテンプレート取
得部43に渡す。
【0036】テンプレート取得部43は、テンプレート
候補群取得手段431と、属性情報解析手段432と、
ユーザ選択認識手段433と、を備えている。テンプレ
ート候補群取得手段431は、基本情報認識手段41に
よって受け付けられた選択情報の属性名に対応付けられ
ているテンプレートをテンプレート管理部3から取得す
る。
【0037】属性情報解析手段432は、属性フレーム
群取得手段42によって取得された基本属性フレーム群
と、視点情報と、テンプレート候補群取得手段431に
よって取得されたテンプレートとを解析し、ユーザの意
図に合致する視点によってマルチメディア作品を作成す
ることのできるテンプレートをユーザ選択認識手段43
3に渡す。この属性情報解析手段432は、例えば、テ
ンプレート候補群取得手段431によって取得されたテ
ンプレートが視点情報に対応付けられている配置規則を
持っている場合や、テンプレート候補群取得手段431
によって取得されたテンプレートの配置規則の中に、視
点情報を基準として表示要素を配置する配置関係の規則
をもった配置規則がある場合には、当該テンプレートを
ユーザの意図に合致する視点によって作品を作成するこ
とのできるテンプレートであると解析する。
【0038】ユーザ選択認識手段433は、属性情報解
析手段432から渡されたテンプレートをUI1を通し
てユーザに提示するとともに、ユーザからテンプレート
の選択を受け付け、選択されたテンプレートと基本属性
フレーム群を空間時間構造算出部44に送る。
【0039】空間時間構造算出部44は、テンプレート
取得手段43により選択されたテンプレートを基本属性
フレーム群に対して用いることにより、マルチメディア
コンテンツを表す表示要素のレイアウト処理を行うとと
もに、表示要素にイベントを受け付けた際のイベント反
応を対応付ける処理を行って、マルチメディア作品を作
成する。なお、詳細な機能説明については、後述する動
作説明において行うこととする。
【0040】フォーマット手段45は、空間時間構造算
出部44の処理によって作成されたマルチメディア作品
を所定のフォーマット(例えば、プラットフォーム非依
存の国際標準フォーマットであるMHEG)のデータに
変換して作品出力部5に出力する。作品出力部5は、所
定のフォーマットのデータに基づいてマルチメディア作
品をディスプレイ装置等に表示出力させる機能を有して
おり、作品編成部4から受け取った所定のフォーマット
のデータに基づいてマルチメディア作品をディスプレイ
装置に表示出力させる。
【0041】次に、上記したマルチメディア文書編集装
置のハードウェア構成を図6を参照して説明する。この
マルチメディア文書編集装置は、プログラムに従った各
種演算処理を行うCPU61と、CPU61の動作基準
となる現時刻情報を与えるリアルタイムクロック62
と、UI1、コンテンツ管理部2、テンプレート管理部
3、作品編成部4、作品出力部5を実現するためのプロ
グラムを記憶するRAM63と、ハードウェアの基本情
報であるBIOSを記憶するROM64と、マルチメデ
ィアコンテンツ、属性情報、テンプレート、マルチメデ
ィア作品、RAM63に記憶させるプログラムを記憶す
るハードディスク65と、ハードディスク65をコント
ロールするハードディスクコントローラ66と、キーボ
ードインタフェース67と、キーボード68と、ディス
プレイインタフェース69と、ディスプレイ70と、を
備えている。
【0042】ここで、特許請求の範囲にいうコンテンツ
管理手段は、主に、コンテンツ管理部2によって構成さ
れ、特許請求の範囲にいうルール情報管理手段は、主
に、テンプレート管理部3によって構成され、特許請求
の範囲にいう選択情報受付手段は、主に、UI1及び基
本情報認識手段41が供働することによって構成され、
特許請求の範囲にいう属性情報取得手段は、主に、属性
フレーム群取得手段42によって構成され、特許請求の
範囲にいう視点情報受付手段は、主に、UI1及び基本
情報認識手段41が供働することによって構成され、特
許請求の範囲にいうルール情報取得手段は、主に、テン
プレート取得部43によって構成され、特許請求の範囲
にいう配置出力手段は、主に、空間時間構造算出部44
及びフォーマット手段45が供働することによって構成
されている。
【0043】次に、本発明に係るマルチメディア文書編
集装置の動作を図面を参照して説明する。ここでは、ユ
ーザが「話者」及び「時間」の視点から会議「Abc」
の議事録のマルチメディア作品を作成する場合を例にと
って具体的に説明する。
【0044】図7には、マルチメディア文書編集装置の
全体の動作を示してある。このマルチメディア文書編集
装置では、システムが起動された後に(ステップS
1)、基本情報認識手段41がUI100を通して、ユ
ーザから「話者」と「時間」の視点から会議「Abc」
の議事録のマルチメディア作品を作成せよとの指示を受
け付けると、属性名が「会議」であり、属性値が「Ab
c」である属性情報を選択情報として認識するととも
に、属性名「話者」及び「時間」を視点情報として認識
する(ステップS2、S3)。
【0045】そして、基本情報認識手段41が認識した
選択情報を属性フレーム群取得手段42に渡し、選択情
報を受け取った属性フレーム群取得手段42は、コンテ
ンツ管理部2から当該選択情報を属性情報として持って
いるマルチメディアコンテンツの属性フレーム群(基本
属性フレーム群)を取得し、属性名「会議」と視点情報
とをテンプレート管理部43に渡す(ステップS4)。
【0046】次いで、テンプレート取得部43が、後述
して説明するように、受け取った属性名「会議」、視点
情報、基本属性フレーム群に基づいて、ユーザの要求に
合致するテンプレートを取得する処理を行う(ステップ
S5)。そして、空間時間構造算出部44が、上記した
処理によって選択されたテンプレートを用いて、後述す
る空間時間構造算出処理を行い(ステップS6)、フォ
ーマット手段45がこの処理によって作成されたマルチ
メディア作品を所定のフォーマットのデータに変換し
(ステップS7)、作品出力部5によりマルチメディア
作品を表示出力させる。なお、システムを終了させるま
で、上記した処理を繰り返し行うことができる(ステッ
プS8)。
【0047】上記したテンプレート取得部43によるテ
ンプレート取得処理(ステップS5)を図8を参照して
説明する。テンプレート候補群取得手段431が、属性
名「会議」を受け取ると、当該属性名に対応付けられて
いるテンプレートを利用可能テンプレート候補群として
テンプレート管理部3から取得する(ステップS1
1)。次いで、属性情報解析手段432が、属性フレー
ム群取得手段42によって取得された基本属性フレーム
群と、視点情報「話者」及び「時間」と、前記取得した
利用可能テンプレート候補群とを解析して、ユーザの意
図に合致する視点によってマルチメディア作品を作成す
ることのできるテンプレートをユーザ利用テンプレート
候補群として、ユーザ選択認識手段433に送る(ステ
ップS12)。そして、ユーザ選択認識手段433は、
UI1を通してユーザにユーザ利用テンプレート候補群
を提示し、ユーザからユーザの意図に最も合致するテン
プレートの選択を受け付け、該当するテンプレートと基
本属性フレーム群を空間時間構造算出部44に送る(ス
テップS13)。
【0048】次に、上記した空間時間構造算出部44に
よる空間時間構造算出処理(ステップS6)を図9を参
照して説明する。なお、図3乃至図5に記載したテンプ
レートが空間時間構造算出部44に送られた場合を例に
とって説明する。まず、空間時間構造算出部44が基本
属性フレーム群のフレーム数Fと、テンプレート取得手
段43から受け取ったテンプレートの配置規則の数S
と、反応規則の数Eとを取得するとともに、変数i、j
を初期値”0”に設定する(ステップS21)。
【0049】そして、テンプレートの配置規則の一つを
取り出し、基本属性フレーム群の属性フレームが配置規
則の適用対象か否かを検出し、配置規則の適用対象であ
る場合には、表示用属性フレーム群に加えていくといっ
た処理を、すべての基本属性フレーム群の属性フレーム
に対して行う(ステップS22〜S26)。そして、す
べての属性フレームに対して処理を終えた場合には、表
示用属性フレーム群の属性フレームに配置規則を適用
し、表示要素のレイアウト処理を行う(ステップS2
7)。
【0050】ここで、図4(a)の配置規則が取り出さ
れた場合には、属性名「話者」を持つ属性フレームが基
本属性フレーム群から抽出されて表示用属性フレーム群
に加えられることとなる。そして、レイアウト処理で
は、図3に示すように”window1”がサイズ(4
00x200)であり、軸原点が(22、180)の位
置である場合において、表示用属性フレーム群中の属性
フレームの個数が”3”であったとすると、これら属性
フレームに対応するマルチメディアコンテンツを表す各
表示要素のy軸配置間隔は180/3=60と算出され
る。次いで、この配置間隔は規則の最大配置間隔及び最
小配置間隔を満たしているので、この配置間隔をそのま
ま使って、y軸における属性名「話者」を基準とした表
示要素を、y軸を間隔60毎に分けた部分の中点に、5
0音に従ってサイズ8x1のボックス型で配置させるデ
ータが作成される。
【0051】ここで、図2に示す属性値「鈴木信雄」、
「小林祐二」、「内橋真吾」の属性フレームが表示用属
性フレーム群中にあった場合には、「鈴木信雄」の表示
要素はサイズ8x1で(10、30)の位置に、「小林
祐二」の表示要素はサイズ8x1で(10、90)の位
置に、「内橋真吾」の表示要素はサイズ8x1で(1
0、150)の位置に配置させるデータが作成される。
属性名「時間」を基準としたx軸の配置も上記同様に、
配置規則が適用されることとなり、例えば、間隔27毎
に目盛りを配置させるデータが作成される。
【0052】また、図4(b)の配置規則が取り出され
た場合には、属性名「トピック」を持つ属性フレームが
基本属性フレーム群から抽出されて表示用属性フレーム
群に加えられることとなる。そして、レイアウト処理で
は、属性名「トピック」を基準とした表示要素は、属性
名「話者」及び「時間」の属性値に応じたxy平面上の
位置に配置させ、表示要素には属性名「トピック」の属
性値が表示させ、属性名「タイプ」の属性値に応じ
て、”ポジティブ”なら赤、”ネガティブ”なら青、”
ニュートラル”なら緑に配色させるデータが作成され
る。また、属性名「from」の属性値に対応するマル
チメディアコンテンツの表示要素から属性名「to」の
属性値に対応する表示要素に矢印を張らせるデータが作
成される。
【0053】そして、表示要素に対して、イベントに対
応する反応規則の処理を実行させる機能を付加する処理
を行う(ステップS28)。すなわち、表示要素に対し
て、配置規則中に規定されたイベントが発生したことを
検出する機能と、検出したことに基づいてイベントに対
応付けられているイベント反応規則を呼び出す機能と、
イベント反応規則に従った処理を実行させる機能と、を
付加する。なお、上記した機能を実行する機能部を付加
してもよく、上記した機能を発揮する機能部への参照情
報等を付加してもよい。
【0054】そして、機能を付加する処理が行われた後
に、変数jを”0”に設定するとともに、変数iに”
1”を加算し、表示要素属性フレーム群をクリアし(ス
テップS29)、上記した処理(ステップS22〜S2
9)を他のすべての配置規則に対して行うことによっ
て、マルチメディア作品を作成する。
【0055】次に、本発明に係るマルチメディア文書編
集装置によって作成されたマルチメディア作品の表示出
力例を図10を参照して説明する。このマルチメディア
作品では、属性名「トピック」を基準として配置された
表示要素71に対して左クリックを行うと、当該表示要
素71の位置で、再生ウィンドウ72(viewwin
dow)が開かれて、当該表示要素71が表しているマ
ルチメディアコンテンツが再生される。また、属性名
「話者」を基準として表示された表示要素73に対して
左クリックを行うと、当該表示要素の位置で再生ウィン
ドウが開かれて、当該表示要素が表している複数のマル
チメディアコンテンツが時間順序に従って再生ウィンド
ウに再生される。
【0056】また、表示要素の一つであるステータス別
再生ボタン74に対してマウスによる左クリックを行う
と、ステータス別再生ボタン左クリックイベントが発生
し、この左クリックイベントが発生することにより、対
応するイベント反応規則(具体的には、ステータス属性
毎に対応する再生ウインドウをイベント発生場所を起点
に開き、マルチメディアコンテンツがステータス属性を
持っていれば、その属性値に対応する再生ウインドウ上
で時間順序毎に再生する規則)が適用され、ポジティ
ブ、ネガティブ、ニュートラルといった3つの属性値毎
の再生ウィンドウが所定の場所に開かれて、当該マルチ
メディア作品に含まれているすべてのマルチメディアコ
ンテンツが図11に示すような時間順序毎に、ステータ
スの属性値に応じた再生ウインドウ上で再生される。同
図では、各矩形がマルチメディアコンテンツを表し、時
間軸81がポジティブの再生ウインドウの再生タイミン
グを表し、時間軸82がネガティブの再生ウインドウの
再生タイミングを表し、時間軸83がニュートラルの再
生ウインドウの再生タイミングを表している。
【0057】なお、当該マルチメディア作品では、参照
資料を再生している際に、属性名「トピック」を基準と
して配置された表示要素のマルチメディアコンテンツを
再生させるといったように、複数の処理を並行して起こ
させることも可能である。
【0058】上記したように、ユーザによって指定され
た視点情報をマルチメディア作品の作成において反映す
ることができので、ユーザは所望する視点のマルチメデ
ィア作品を容易に得ることができる。また、指定する視
点情報を変えることにより、ユーザは、同一のマルチメ
ディアコンテンツ群をさまざまな視点から把握すること
ができる。
【0059】なお、上記した実施例では、選択情報、視
点情報、テンプレートの選択等といった入力情報をユー
ザから直接受け付けるようにしていたが、例えば、これ
らの入力情報の少なくともいずれか一つをバッチファイ
ル等に予め設定させておき、この設定された情報を前記
ユーザ入力に変えて受け付けるようにしてもよい。ま
た、上記した実施例では、会議議事録のマルチメディア
作品を作成する例を説明していたが、本発明はこれに限
らず、種々のマルチメディア作品を作成する場合に適用
することができ、例えば、スポーツのハイライトシー
ン、フォーム矯正のための教育用、試合の分析のため等
といった多面的なマルチメディア作品を必要とする場合
においては、特に高い効果を発揮する。
【0060】また、上記した実施例では、作品を構成す
るマルチメディアコンテンツを選択するために用いた属
性名及びレイアウトにおける基準となる視点情報によっ
てテンプレートを選択するようにして、作品を構成する
マルチメディアコンテンツにより適したテンプレートを
選択するようにしていたが、これに限らず、視点情報の
みを用いてテンプレートを選択するようにしても、ユー
ザの所望する視点のマルチメディア作品を作成すること
ができる。また、上記した実施例では、マルチメディア
作品においてマルチメディアコンテンツを表す表示要素
をレイアウトしていたが、マルチメディアコンテンツ自
身をレイアウトしてもよく、両者を混合してレイアウト
してもよい。
【0061】なお、上記した各機能手段はプロセッサが
(ROM、RAM等に予め格納された)制御プログラム
を実行することにより構成されるが、本発明ではこれら
機能手段を独立したハードウエア回路として構成しても
よい。また、本発明は上記の制御プログラムをフロッピ
ーディスクやCD−ROM等といったコンピュータが読
み取り可能な記憶媒体として把握させておき、当該制御
プログラムを記憶媒体から読み取ってプロセッサに実行
させることにより、本発明に係る処理を実行させること
もできる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るマル
チメディアオーサリング装置及び方法では、属性名を基
準としてマルチメディアコンテンツをレイアウトする位
置及び再生する時間に関する複数のルール情報を管理
し、マルチメディアコンテンツをレイアウトする位置及
び再生する時間を決定する基準とさせる属性名を視点情
報として受け付け、受け付けられた視点情報に対応する
属性名を基準としたルール情報を取得し、当該ルール情
報に基づいて、マルチメディアコンテンツをレイアウト
する位置及び再生する時間を決定して出力するようにし
たために、複数のマルチメディアコンテンツを受け付け
た視点情報に対応する属性名を基準としてレイアウトす
ることができ、ユーザは所望する視点のマルチメディア
作品を容易に得ることができる。また、指定する視点情
報を変えることにより、種々の視点のマルチメディア作
品を容易に作成することができ、ユーザは、同一のマル
チメディアコンテンツ群をさまざまな視点から把握する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るマルチメディア文書
編集装置の構成図である。
【図2】 本発明の一実施例に係るマルチメディアコン
テンツ及び属性情報を説明する図である。
【図3】 本発明の一実施例に係るテンプレートを説明
する図である。
【図4】 本発明の一実施例に係る配置規則を説明する
図である。
【図5】 本発明の一実施例に係るイベント規則を説明
する図である。
【図6】 本発明の一実施例に係るマルチメディア文書
編集装置のハードウエア構成図である。
【図7】 本発明の一実施例に係るマルチメディア文書
編集装置の動作を説明するフローチャートである。
【図8】 本発明の一実施例に係るテンプレート取得処
理を説明するフローチャートである。
【図9】 本発明の一実施例に係る空間時間構造算出処
理を説明するフローチャートである。
【図10】 本発明の一実施例に係るマルチメディア作
品を説明する図である。
【図11】 本発明の一実施例に係るマルチメディアコ
ンテンツの再生タイミングの一例である。
【符号の説明】
1・・ユーザインターフェース(UI)、2・・コンテ
ンツ管理部、3・・テンプレート管理部、
4・・作品編成部、41・・基本情報認識手段、
42・・属性フレーム群取得手段、43・・テン
プレート取得部、 44・・空間時間構造算出
部、45・・フォーマット手段、 5・・作
品出力部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のマルチメディアコンテンツをレイア
    ウトすることによってマルチメディア作品を作成するマ
    ルチメディアオーサリング装置であって、 マルチメディアコンテンツ及び当該マルチメディアコン
    テンツの属性情報を管理するコンテンツ管理手段と、 属性名を基準としてマルチメディアコンテンツをレイア
    ウトする位置及びマルチメディアコンテンツを再生する
    時間に関する複数のルール情報を管理するルール情報管
    理手段と、 マルチメディア作品に含ませるマルチメディアコンテン
    ツを特定する属性情報を選択情報として受け付ける選択
    情報受付手段と、 受け付けられた選択情報に基づいて対応するマルチメデ
    ィアコンテンツの属性情報をコンテンツ管理手段から取
    得する属性情報取得手段と、 マルチメディアコンテンツをレイアウトする位置及び再
    生する時間を決定する基準とさせる属性名を視点情報と
    して受け付ける視点情報受付手段と、 受け付けられた視点情報に対応する属性名を基準とした
    ルール情報をルール情報管理手段から取得するルール情
    報取得手段と、 属性情報取得手段によって取得された属性情報及びルー
    ル情報取得手段によって取得されたルール情報に基づい
    て、コンテンツ管理手段により管理されている当該属性
    情報に対応するマルチメディアコンテンツをレイアウト
    する位置及び再生する時間を決定して出力する配置出力
    手段と、を備えたことを特徴とするマルチメディアオー
    サリング装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したマルチメディアオーサ
    リング装置において、 前記ルール情報管理手段は、マルチメディアコンテンツ
    をレイアウトする位置に関するルール情報として、マル
    チメディアコンテンツを表すための表示要素をレイアウ
    トする位置に関するルール情報を管理し、 前記配置出力手段は、前記属性情報取得手段によって取
    得された属性情報及び前記ルール情報取得手段によって
    取得されたルール情報に基づいて、表示要素をレイアウ
    トするとともに、当該表示要素に前記属性情報に対応す
    るマルチメディアコンテンツを前記ルール情報取得手段
    によって取得されたルール情報に基づいて決定した位置
    及び時間に従って再生させる機能を付加して出力するこ
    とを特徴とするマルチメディアオーサリング装置。
  3. 【請求項3】複数のマルチメディアコンテンツをレイア
    ウトすることによってマルチメディア作品を作成するマ
    ルチメディアオーサリング方法であって、 マルチメディアコンテンツ及び当該マルチメディアコン
    テンツの属性情報を予め用意しておくとともに、属性名
    を基準としてマルチメディアコンテンツをレイアウトす
    る位置及びマルチメディアコンテンツを再生する時間に
    関する複数のルール情報を予め用意しておき、 マルチメディア作品に含ませるマルチメディアコンテン
    ツを特定する属性情報を選択情報として受け付けて当該
    選択情報に基づいて対応するマルチメディアコンテンツ
    の属性情報を取得するステップと、 マルチメディアコンテンツをレイアウトする位置及びマ
    ルチメディアコンテンツを再生する時間を決定する基準
    とさせる属性名を視点情報として受け付けて当該視点情
    報に対応する属性名を基準としてマルチメディアコンテ
    ンツをレイアウトする位置及びマルチメディアコンテン
    ツを再生する時間に関するルール情報を取得するステッ
    プと、 前記取得された属性情報及び前記取得されたルール情報
    に基づいて、当該属性情報に対応するマルチメディアコ
    ンテンツをレイアウトする位置及び再生する時間を決定
    して出力するステップと、を備えたことを特徴とするマ
    ルチメディアオーサリング方法。
JP23545997A 1997-08-15 1997-08-15 マルチメディアオーサリング装置及び方法 Pending JPH1166335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23545997A JPH1166335A (ja) 1997-08-15 1997-08-15 マルチメディアオーサリング装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23545997A JPH1166335A (ja) 1997-08-15 1997-08-15 マルチメディアオーサリング装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1166335A true JPH1166335A (ja) 1999-03-09

Family

ID=16986422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23545997A Pending JPH1166335A (ja) 1997-08-15 1997-08-15 マルチメディアオーサリング装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1166335A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002080105A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-10 Sharp Kabushiki Kaisha Appareil, procede, et programme de synthese de donnees conformement a un scenario et support d'enregistrement lisible par machine contenant ce programme
WO2003060728A1 (fr) * 2002-01-11 2003-07-24 Sharp Kabushiki Kaisha Appareil d'affichage d'informations, appareil de creation d'informations, appareil de creation de page web, terminal de sortie de page web, structure de donnees utilisee dans ces appareils, et procede de traitement d'informations
JP2006018822A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Microsoft Corp テンプレート化されたリスト形式で整列させる方法
JP2006318086A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Sharp Corp テンプレート選択装置、その装置を有する携帯電話、テンプレート選択方法、コンピュータをテンプレート選択装置として機能させるためのプログラム、および記録媒体
JP2007521588A (ja) * 2004-02-06 2007-08-02 セコイア メディア グループ、エルシー 自動マルチメディアオブジェクトモデル
JP2017126340A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 株式会社4Colors 動画作成システム、動画作成方法、動画作成プログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002080105A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-10 Sharp Kabushiki Kaisha Appareil, procede, et programme de synthese de donnees conformement a un scenario et support d'enregistrement lisible par machine contenant ce programme
WO2003060728A1 (fr) * 2002-01-11 2003-07-24 Sharp Kabushiki Kaisha Appareil d'affichage d'informations, appareil de creation d'informations, appareil de creation de page web, terminal de sortie de page web, structure de donnees utilisee dans ces appareils, et procede de traitement d'informations
JP2007521588A (ja) * 2004-02-06 2007-08-02 セコイア メディア グループ、エルシー 自動マルチメディアオブジェクトモデル
JP2006018822A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Microsoft Corp テンプレート化されたリスト形式で整列させる方法
JP2006318086A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Sharp Corp テンプレート選択装置、その装置を有する携帯電話、テンプレート選択方法、コンピュータをテンプレート選択装置として機能させるためのプログラム、および記録媒体
JP2017126340A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 株式会社4Colors 動画作成システム、動画作成方法、動画作成プログラム
JP2018092642A (ja) * 2016-01-12 2018-06-14 株式会社4Colors 動画作成システム、動画作成方法、動画作成プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111935554B (zh) 直播信息的处理方法、装置、设备及计算机可读存储介质
US20020103817A1 (en) Methods and systems for synchronizing skin properties
US20040201610A1 (en) Video player and authoring tool for presentions with tangential content
KR20180087969A (ko) 동영상 장면과 메타데이터 저작 방법
WO2011159680A2 (en) Method, system and user interface for creating and displaying of presentations
US7665021B2 (en) System and method for script based event timing
JP2007180828A (ja) ネットワーク会議システム、ネットワーク会議方法、及び該方法を実行させるためのプログラム
CN113010075B (zh) 多信号源窗口交互方法、系统、可读存储介质和电子设备
CN112104908A (zh) 音视频文件播放方法、装置、计算机设备及可读存储介质
JP2003069938A (ja) プレゼンテーション生成実行システムおよび方法
JPH1166335A (ja) マルチメディアオーサリング装置及び方法
CN113095056A (zh) 生成方法、处理方法、装置、电子设备以及介质
JPH10228372A (ja) Gui自動作成システム
JP2697646B2 (ja) マルチメディア編集装置
JPH05242166A (ja) マルチメディアデータ編集/提示方式
JP2012169743A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
CN115499672B (zh) 图像显示方法、装置、设备及存储介质
US10110847B2 (en) Program image creation method and apparatus of the same
JPH08115335A (ja) マルチメディア処理装置
WO2022253349A1 (zh) 一种视频编辑方法、装置、设备及存储介质
KR102150846B1 (ko) 동화상 재생 장치, 동화상 재생 방법, 및 프로그램
JPH06149829A (ja) プレゼンテーション資料作成装置
JPH08251479A (ja) プロンプタ装置及びプロンプタシステム
KR20170015447A (ko) 복합 컨텐츠의 제공 방법 및 장치
JPH08115311A (ja) オーサリングシステム