JP2005178358A - 射出成形用金型装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パーティングラインが開いてもスライド金型が開かないようにした射出成形用金型装置を提供する。
【解決手段】固定側金型2と、可動側金型3と、可動側金型3に可動方向と交差する方向に移動可能に設けられたスライド金型4とを備える射出成形用金型装置1に、固定側金型2に射出成形時に固定側金型2と可動側金型3の合わせ面が開いた場合にスライド金型4の移動を止めるスライド金型係止手段7を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定側金型と、可動側金型と、可動側金型に設けられたスライド金型とを備える射出成形用金型装置に関する。
従来、下記特許文献1に示されるような、固定側金型と可動側金型と、可動側金型に設けられたスライド金型とで形成される成形空間内に樹脂を射出して成形品を得る射出成形用金型装置が知られている。
特開2003−062870号公報(図1)
この射出成形用金型装置では、成形品の形状が複雑であるため、型締め圧力が不足する。或いは、射出した樹脂量が過多である等の理由により、射出成形時に固定側金型と可動側金型との合わせ面であるパーティングライン(PL)が僅かに開いてしまうことがある。すると、複雑な形状の成形品にバリが発生し、バリの発生状態によってそのバリの除去作業が大変面倒なものとなる。
このようにPLが開くのを防止するために、より大きな射出成形機を使用して成形すれば良いが、より大きな射出成形機は単位時間当たりの使用費用(マシンチャージ)が高くなるため、成形品のコストが高くなってしまう。
本発明は、前記課題に鑑みなされたものであり、固定側金型と可動側金型と、可動側金型に設けられたスライド金型とで形成される射出成形用金型装置で、パーティングラインが開いても少なくともスライド金型が開かないようにした射出成形用金型装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、固定側金型と、前記固定側金型に対して可動である可動側金型と、前記可動側金型に前記可動方向と交差する方向に移動可能に設けられたスライド金型とを備える射出成形用金型装置であって、前記固定側金型から前記スライド金型に対して係止自在であって、射出成形時に前記固定側金型と前記可動側金型の合わせ面が開いた場合に前記スライド金型の移動を止めるスライド金型係止手段を設け、前記スライド金型の移動を誘導するよう前記固定側金型から前記スライド金型の孔に向かって傾斜して突設されたフィンガーピンを備え、前記孔は前記可動側金型の射出成形時の開き代に対応する隙間を前記フィンガーピンに対して有し、前記スライド金型係止手段が固定側金型内に設置されたスライド金型方向に付勢された係止ピンと、スライド金型内に設けられた係止孔とからなる射出成形用金型装置にある。
請求項2に記載の発明は、前記係止ピンに対して可動側金型が開く方向に付勢する付勢手段を前記固定側金型内に設けた請求項1に記載の射出成形用金型装置にある。
請求項1に記載の発明によると、固定側金型と、前記固定側金型に対して可動である可動側金型と、前記可動側金型に前記可動方向と交差する方向に移動可能に設けられたスライド金型とを備える射出成形用金型装置であって、前記固定側金型から前記スライド金型に対して係止自在であって、射出成形時に前記固定側金型と前記可動側金型の合わせ面が開いた場合に前記スライド金型の移動を止めるスライド係止手段を設け、前記スライド金型の移動を誘導するよう前記固定側金型から前記スライド金型の孔に向かって傾斜して突設されたフィンガーピンを備え、前記孔は前記可動側金型の射出成形時の開き代に対応する隙間を前記フィンガーピンに対して有し、前記スライド係止手段が固定側金型内に設置されたスライド金型方向に付勢された係止ピンと、スライド金型内に設けられた係止孔とからなる射出成形用金型装置であることから、射出成形時に前記固定側金型と前記可動側金型の合わせ面が開いた場合に、前記可動側金型に対して移動しようとする前記スライド金型を係止する金型係止手段により、前記スライド金型の前記可動側金型に対する移動が阻止され、少なくともスライド金型の成形面は開かない。又、スライド係止手段を固定側金型内に設けたことにより、射出成形装置全体をコンパクトにすることができる。
請求項2に係る発明によると、前記係止ピンに対して可動側金型が開く方向に付勢する付勢手段を前記固定側金型内に設けた請求項1に記載の射出成形用金型装置であることから、金型を閉じる作動中に係止ピンが可動金型に当接した場合に付勢手段によって係止ピンが縮むことで係止ピンが損傷せず、さらに、係止ピンが係止孔に確実に係合するという効果がある。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る射出成形用金型装置の断面図である。
射出成形用金型装置1は、固定側金型2と、開閉方向であるX方向に可動である可動側金型3と、可動側金型3に対してX方向と直交するY方向にスライド移動自在に設けられたスライド金型4と、スライド金型4のY方向移動を誘導するフィンガーピン5と、固定側金型2内に設けられたスライド金型係止手段7とを備えてなる。
固定側金型2は、キャビティ11を有するキャビティ型に形成されている。この固定金型2は図示されない射出ユニットに接続される樹脂導入路12を有している。この樹脂導入路12を経て、樹脂がキャビティ11内の後述する成形空間14に充填される。
可動側金型3とキャビティ11との間に成形空間14が形成される。この可動側金型3は図示されない型締め装置に取り付けられている。この型締め装置により、可動側金型3は、固定側金型2に対してX方向に可動である。
スライド金型4は、可動側金型3に対して図示されないスライド機構により、可動側金型3の可動方向Xに直交するY方向にスライド移動自在に設けられている。このスライド金型4は、成形品の形状の一部を形成する上面15を有している。このスライド金型4の上面15と可動側金型の側面13、固定側金型の側面17との間に成形空間14が形成される。
フィンガーピン5は、固定側金型2から外方へ向かう斜めに突設されている。スライド金型4にはこのフィンガーピン5が通る同じ向きの斜めの孔17が設けられている。可動側金型3即ちスライド金型4がX方向に移動すると、スライド金型4はフィンガーピン5に案内される孔17により、Y方向にスライド移動する。
孔17の大きさは、射出成形時に可動側金型3が開き代δ開いた場合において、フィンガーピン5と孔17とが干渉しない程度の隙間又は遊びbを有する大きさとなっている。即ち、隙間bは前記開き代δに対応するものであるため、射出成形時の開き代δの範囲ではフィンガーピン5と孔17とが干渉しない。
図1に示すように、スライド金型係止手段7は、スライド金型4方向に付勢された係止ピン19と、スライド金型4内に設けられた係止孔21とからなる。また、前記係止ピン19に対して可動側金型3が開く方向に付勢する付勢手段23を前記固定側金型2内に設けることもできる。
図4に示すように、前記付勢手段23は、金型の開閉方向に移動する頭付ピン25と、係止ピン19に押圧力を与える押圧バネ27とを備えてなる。押圧バネ27により、スライド金型4は開く方向に付勢されている。
フィンガーピン5とスライド金型4の孔17が係合状態となって案内されるとき以外は、前記付勢手段23により、スライド金型4は開く方向に付勢されている。
つぎに、上述した実施形態に係る射出成形用金型装置の作動を図1乃至図9により説明する。
まず、射出成形前の状態を図1により説明する。可動側金型3を固定側金型2に対して閉じる。このとき、スライド金型係止手段7の押圧バネ27は押圧していない開放状態にあり、付勢手段23により、スライド金型4は開き方向の全開位置に移動している。スライド金型4の孔17の先端にフィンガーピン5の先端が係合すると、スライド金型4は閉じ方向に移動するように誘導される。そして、可動側金型3と固定側金型2とが当接状態(δがゼロの状態)になると、スライド金型4の下面が可動側金型3と固定側金型2と面一になる。そして、係止ピン19を押圧バネ27の力にスライド金型4内の係止孔21内に突出させて係止位置とする。この状態が図1に示される。スライド金型4内の係止孔21内で係止ピン19が係止することにより、スライド金型4のY方向の移動が阻止されている。尚、この状態では、スライド金型4の孔17とフィンガーピン5との間には隙間bが形成されている。
つぎに、射出成形時の状態を図3により説明する。固定側金型2の樹脂導入路12に接続された図示されない射出ユニットから高圧樹脂が成形空間14に向けて射出される。このとき、射出された樹脂量が過多である場合、或いは両金型2,3の型締め圧力が不足している場合に、固定側金型2と可動側金型3との合わせ面がδ(通常2mm以内)だけ開く。そのため、樹脂が前記合わせ面に流れ込みバリとなる。しかし、スライド金型4は可動側金型3に対してスライド金型係止手段7により相対的な移動が無い状態に保たれる。スライド金型4と固定側金型2との間にもδの隙間が発生するため、フィンガーピン5は相対的に孔17内でスライド金型4を開く方向に移動する。しかし、孔17とフィンガーピン5の間には射出成形前から隙間b(図2参照)が形成されている為、フィンガーピン5と孔17とが干渉しない。フィンガーピン5が移動方向Xに対し、角度θ(通常は10°〜20°)をとる時、δとbとの関係は、b>δ×sinθとなるようにしておく。
このように、可動側金型3と固定側金型2との合わせ面が開いても、可動側金型3とスライド金型4との相対移動が生じない為、成形空間14はそのまま維持される。
次に、射出成形後の型開き状態を図3及び図4により説明する。まず、図3において、可動側金型3が後退し、可動側金型3と固定側金型2とが僅かに開いた場合、この状態においては、係止ピン19が係止孔21内で係止していることから、スライド金型4は下側に移動しない。従って成形品29は、スライド金型4の突部15によって固定側金型2側へは移動できないので、成形品29は可動側金型3側に留まった状態となる。
さらに、金型が開き続けると、係止ピン19が係止孔から外れスライド金型4は下降し始める。このとき、成形品29はスライド金型4から脱型する。
そして、さらに金型が開き続けると、成形品29は完全に固定側金型2及びスライド金型4から脱型する。そして、可動側金型3側から突き出しピン31が突き出され、成形品29を可動側金型3から脱型し、成形品29を取り出すことで、成形品29の脱型が終了する。
次の成形を行う場合は、図8に示すように、可動側金型3が金型が閉じる方向に徐々に
移動していく。まず、フィンガーピン5が孔17に入る。すると、フィンガーピン5が孔17に入り込むにつれて、スライド金型4は上昇していく。次に、図9に示すように係止ピン19がスライド金型4に当接する。このとき、スライド金型4には係止ピン19を固定側金型2方向へ押える力が働き、押圧バネ27に力が加わり、係止ピン19を可動側金型3方向へ付勢するようになる。さらに、金型が閉じるに従ってスライド金型4が上昇すると、係止ピン19と係止孔21の上下での位置が一致し、押圧バネ27の付勢力によって図11のように係止ピン19が係止孔21に入り込むこととなる。この状態にて金型が完全に閉じられ、成形品の成形を繰り返すこととなる。
本発明の実施形態に係る射出成形用金型装置の構造を示す断面図である。 図1の状態で、スライド金型係止手段の係止ピンと係止孔が完全に係合した状態を示した拡大図である。 射出成形時又は射出成形後に合わせ面が開いた時の射出成形用金型装置の状態を示す断面図である。 金型が開き始めたときのスライド金型係止手段を示した拡大図である。 金型が開いている途中の状態を示した図である。 金型が完全に開ききった図である。 金型が開ききった後、成形品を取り出した後の金型装置の状態を示す拡大図である。 金型を閉め始めた状態を示した図である。 金型を閉めている途中の金型装置の状態で、係止ピンがスライド金型に当接した状態を示した図である。 図9のスライド金型係止手段を拡大した図である。 金型が完全に閉じた図である。
符号の説明
1 射出成形用金型装置
2 固定側金型
3 可動側金型
4 スライド金型
5 フィンガーピン
7 スライド金型係止手段
17孔
19係止ピン
21係止孔
23付勢手段
25頭付ピン
27押圧バネ

Claims (2)

  1. 固定側金型と、前記固定側金型に対して可動である可動側金型と、前記可動側金型に前記可動方向と交差する方向に移動可能に設けられたスライド金型とを備える射出成形用金型装置であって、前記固定側金型から前記スライド金型に対して係止自在であって、射出成形時に前記固定側金型と前記可動側金型の合わせ面が開いた場合に前記スライド金型の移動を止めるスライド金型係止手段を設け、前記スライド金型の移動を誘導するよう前記固定側金型から前記スライド金型の孔に向かって傾斜して突設されたフィンガーピンを備え、前記孔は前記可動側金型の射出成形時の開き代に対応する隙間を前記フィンガーピンに対して有し、前記スライド金型係止手段が固定側金型内に設置されたスライド金型方向に付勢された係止ピンと、スライド金型内に設けられた係止孔とからなることを特徴とする射出成形用金型装置。
  2. 前記係止ピンに対して可動側金型が開く方向に付勢する付勢手段を前記固定側金型内に設けた請求項1に記載の射出成形用金型装置。
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